説明

ホットストーン用アーム

【課題】ホットストーン(意匠登録第1369809号)をワンタッチで脱着出来て、適度に加熱されたホットストーン(意匠登録第1369809号)で他人の手を借りることなく、手の届かない自分の背中にホットストーンセラピーを施せるようにしたい。
【解決手段】 頭部1の先端に設けた切り込みのある空間3と頭部1の中央に取り付けた市販の自動式留め金具(オートラッチ)4の開錠や閉錠の働きを利用してホットストーン(意匠登録第1369809号)をワンタッチで脱着可能にし、ホットストーン用アームに取り付けてある適度に加熱されたホットストーン(意匠登録第1369809号)で他人の手を借りることなく自分の背中にホットストーンセラピーが施せるように、頭部1の下に手で握るための脚部2を設け、あたかも英語のLという字を逆さまにしたような形状のホットストーン用アームを作った。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットストーン(意匠登録第1369809号)を英語のLという字を逆さまにしたような形状のホットストーン用アームにワンタッチで脱着出来るようにし、他人の手を借りることなくホットストーン(意匠登録第1369809号)で自分の背中にホットストーンセラピーが施せることを目的とした、ホットストーン用アームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
血行が悪くなっている部位に、適度に加熱した石を当てて血流を改善して健康の増進を図るという方法は、古来より日本だけでなく外国でもよく行われていた。また、最近では心身の癒しという観点から、石を温めてそれを身体に当てて健康を増進する、いわゆるホットストーンセラピーがブームになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
伏臥した身体にバスタオルを被せて、お湯或いは電子レンジで適度に加熱したホットストーンを背中や腰に乗せて身体を温めて健康増進するというホットストーンセラピーは従来から存在していた。しかし、次ような欠点があった。
ホットストーンで背中を温めるには、ホットストーンサロンに行ったり、自宅でホットストーンセラピーを行う際でも、背中を温めるには常に他人の手を借りなければならず、一人暮らしの人は非常に不便であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ホットストーン(意匠登録第1369809号)をホットストーン用アームにワンタッチで脱着出来るようにして、尚かつ手の届かない自分の背中を温めることを可能にするために英語のLという字をを逆さまにしたような形状のホットストーン用アームを考案した。
【発明の効果】
【0005】
ホットストーンで背中を温めるためには常に他人の手を借りなくてはならず非常に不便であったが、ホットストーン(意匠登録第1369809号)をワンタッチで脱着出来るL字型の形状をしたホットストーン用アームを考案したので、一人でも背中を温めることが可能となり簡単に背中のホットストーンセラピーが楽しめるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本案の実施について述べる。
英語のLという字を逆さまにしたような形状をしたホットストーン用アームは、頭部1と脚部2から構成されている。頭部1の先端部分には切り込みがある空間3が設けてある。頭部1の中央部にはドア開閉に使用する市販の自動式留め金具(オートラッチ)4が取り付けてある。
市販の自動式留め金具4は、ピン5、ピンノブ6、スイッチボタン7で構成されている。この市販の自動式留め金具4は、閉錠の際にピンノブ6を指で奥まで押せばピン5は前に飛び出し、それと同時に内蔵のバネが収縮されその反発作用で逆戻りしないように自動的にロックされるようになっている。また、開錠の際にスイッチボタン7を押すとロックが解除されバネの反発作用でピン5が瞬時に引っ込むようになっている。
L字型ホットストーン用アームに使用するホットストーン(意匠登録第1369809号)はホットストーン頭部8、ホットストーン頸部9,ホットストーン本体10という構成になっている。
加熱されたホットストーン(意匠登録第1369809号)は希には熱すぎる場合があるので、安全のために厚手の手袋を装着して取り扱う方がよい。そして、加熱されたホットストーン(意匠登録第1369809号)をホットストーン用アームに取り付ける際には、まず自動式留め金具(オートラッチ)4のスイッチボタン7を押しピン5を引っ込めて開錠状態にしておき、切り込みのある空間3にホットストーン頸部9が通過出来るようにする。ホットストーン頸部9が切り込みのある空間3の先端に嵌ったら、ピンノブ6を指で押しピン5を前に出して閉錠の状態にする。そうなれば、ピン5の先端がホットストーン頭部8に当たり、ホットストーンは逆戻り出来ずにホットストーン用アームにしっかりと固定される。
ホットストーン用アームに適度に加熱されたホットストーン(意匠登録第1369809号)を取り付けたら、脚部2を手で掴んでホットストーン本体10を肩越しに背中に当てると、他人の手を借りることなく背中のホットストーンセラピーを一人で楽しむことが出来る。
また、十数分間経過してホットストーンの熱が低下してきたならば、自動式留め金具(オートラッチ)4のスイッチボタン7を指で押せば、中に内蔵されているバネの反発作用でピン5は瞬時に引っ込んで切り込みのある空間3が解放され、ホットストーンを簡単に外すことが出来る。そして、さらに十数分間背中のホットストーンセラピーを楽しみたい場合には、再度電子レンジ等でホットストーン(意匠登録第1369809号)を適度に温めて同じ動作を繰り返せばよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 自動式留め金具(オートラッチ)4を開錠している状態の本案の斜視図である。
【図2】 ホットストーン(意匠登録第1369809号)の斜視図である。
【図3】 自動式留め金具4を閉錠して、ホットストーン(意匠登録第1369809号)を本案のホットストーン用アームに取り付けている状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0008】
1 頭部
2 脚部
3 切り込みのある空間
4 自動式留め金具
5 ピン
6 ピンノブ
7 スイッチボタン
8 ホットストーン頭部
9 ホットストーン頸部
10 ホットストーン本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部1の下に脚部2を設け、頭部1の先端に切り込みのある空間3を設け、頭部1の中央にドア開閉に使用する市販の自動式留め金具(オートラッチ)4を取り付けた、ホットストーン用アーム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2011−125663(P2011−125663A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299529(P2009−299529)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(508146972)
【Fターム(参考)】