ボイラー・バーナー・エンジン・その他燃焼機器の燃焼向上及び排気ガス削減装置

【課題】古い燃焼室に対しては燃焼効率を向上する事により長持ちさせ、新しい燃焼室は良い状態を維持させる、更に買い替え時に移設置ができるボイラー・バーナー・エンジン・その他燃焼機器の燃焼向上及び排気ガス削減装置を提供する。
【解決手段】空気の吸入口Ｆに装着したエネルギー変換装置Ｃの表面より銅イオンを発生させ、燃焼室に送られる空気が通過する時に空気を銅イオンと反応させ、電子の作用を利用し、燃料分子と反応させて燃焼の補助を促す事を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明はボイラー・バーナー・エンジン・その他燃焼機器の燃焼室に取り入れられる空気を空気中の水素原子に電子作用させ燃焼効率を向上させる燃焼補助装置である。
燃焼室の燃焼効率向上、トルク向上、有害排気ガスの削減を促す。
【背景技術】
【０００２】
燃料を永久磁石により変化させる。空気を永久磁石により変化させる。
燃料タンクに金属や鉱石を入れ燃料を変化させる。オイルや燃料に添加剤を入れる。
等々で燃料削減、排気ガスの削減を図っていた。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記技術には次のような欠点があった。
（イ）製造過程が複雑でコストが掛かりすぎる。
（ロ）価格に見合った効果が得られない。
（ハ）排気ガス対策に関しても出口処理で全てを行う技術ばかりである。
（ニ）添加剤等は、入れるのは面倒で入れ忘れも起こりやすい。
本発明はこれらの欠点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
（イ）同じ大きさの長方形の銅板１と銅板２のＡ，Ｂ間を、同心円の銅エナメル（絶縁）線で作ったコイルでつなぐ。銅板１ではＡで溶接する。銅板２では長さ方向の中心に溶接Ｂをする。［図１］
（ロ）装置の基本部［図１］を複数、エネルギー変換装置・抵抗＋ヒューズ・電源を直列で繋ぐ。
（ハ）能力を高める方法
（１）銅板の面積を増やす。
（２）エナメル線の径を大きくする。
（３）コイルの径を大きく巻く。
（４）コイルの巻き数を増やす。
（５）エネルギー変換装置の面積を増やす。
【発明を実施するための形態】
【０００５】
（イ）空気の吸気口の形状に合わせ、エネルギー変換装置Ｃを設置する。［図２］
（ロ）Ｃは空気の吸気口の外側に設置し、内部に吸入しない設置方法を取る。
（ハ）Ｃは空気の吸気口の形状に合わせ作成する。
（ニ）Ｃは［図２］のような接続方法に限る。
【発明の効果】
【０００６】
電源を入れて始動すると。
（イ）燃焼効率が向上する。
（ロ）黒煙が減少する。
（ハ）燃焼室内がクリーンになる。
（ヘ）排気温度が下がる。
（ホ）ボイラーの場合蒸発倍数が向上する事により燃料の削減が出来る。
【実施例】
【０００７】
１．ボイラー（ガス仕様２ｔ蒸気ボイラー食品工場）に設置し、設置前・設置後の蒸発倍数の変化を調査した。設置前０．３４８に対し設置後０．３９９となり、比較すると１４．６５％の蒸発倍数の向上が確認出来た。
２．船舶ディーゼルエンジン（遠洋マグロ延縄漁船・４０９ｔ・主機１０００ｐｓ・補機４８０ｐｓ・Ａ重油使用）の主機・補機に取付けを実施した所、従来よりも約１０％の燃料経費の削減が出来た。
設置前より黒煙の量が減少した。
【産業上の利用可能性】
【０００８】
化石燃料などを燃料として使用する全ての燃焼室に対応でき、消費燃料の削減とＮＯｘ・ＣＯ２・ＣＯ・ＨＣ等の健康を害する有害排気ガスの削減を可能にし、主にボイラー・バーナー・エンジン・その他燃焼機器、陸上・海上の輸送手段・漁業の操業等で環境衛生を含む生活環境の改善に寄与することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の基本部である。
【図２】直流通電図である。
【符号の説明】
１銅板（金属）２銅板（金属）（１と同寸）
３銅エナメル線絶縁コイル
Ａ１との溶接点Ｂ２との溶接点
Ｃエネルギー変換装置Ｄリード線（ハーネス）
Ｅ蓄電池
Ｆ空気吸気口Ｇ抵抗＋ヒューズ
Ｈ絶縁・防水・防振ケース

【特許請求の範囲】
【請求項１】
本体からエネルギー変換装置に送られる電子の作用を利用し、吸気口に装着した金属プレートＣの表面を吸入された空気が通過する時に空気と銅イオンを反応させ、燃えやすい空気に変換し、燃焼効率を向上させる装置。

【図１】