説明

ボツリヌス毒素スクリーニングアッセイ

サンプル中のBoNT/A 活性を検出する方法、BoNT/A 受容体結合と競合可能な分子をスクリーニングする方法、ヒトにおいてBoNT/A 活性を低下させる方法およびFGFR3に選択的に結合可能な神経毒を政府または地方の規制当局に販売する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下によって、BoNT/A 活性を検出する方法:
サンプルを外来性 FGFR3を含む細胞と接触させること、ここで、接触された該細胞はBoNT/A中毒となり得る、および、
対照細胞と比較しての接触された該細胞のBoNT/A活性の存在を検出すること、ここで、該対照細胞と比較しての接触された該細胞の該BoNT/A 活性における相違はBoNT/A 活性を示す。
【請求項2】
該細胞が一過性に外来性 FGFR3を含む、請求項1の方法。
【請求項3】
該細胞が安定に外来性 FGFR3を含む、請求項1の方法。
【請求項4】
該FGFR3が哺乳類 FGFR3である、請求項1の方法。
【請求項5】
該哺乳類 FGFR3がヒト FGFR3である、請求項4の方法。
【請求項6】
該哺乳類 FGFR3がウシ FGFR3である、請求項4の方法。
【請求項7】
該哺乳類 FGFR3がマウス FGFR3である、請求項4の方法。
【請求項8】
該哺乳類 FGFR3がラット FGFR3である、請求項4の方法。
【請求項9】
該FGFR3が鳥類 FGFR3である、請求項1の方法。
【請求項10】
該鳥類 FGFR3がニワトリ FGFR3である、請求項9の方法。
【請求項11】
該FGFR3が両生類 FGFR3である、請求項1の方法。
【請求項12】
該両生類 FGFR3がカエル FGFR3である、請求項11の方法。
【請求項13】
該両生類 FGFR3がイモリ FGFR3である、請求項11の方法。
【請求項14】
該FGFR3が魚類 FGFR3である、請求項1の方法。
【請求項15】
該魚類 FGFR3がゼブラフィッシュ FGFR3である、請求項15の方法。
【請求項16】
該細胞がさらにGlb ポリシアロガングリオシドを含む、請求項1の方法。
【請求項17】
該ポリシアロガングリオシドが、GD1a、GD1b、GD3、GQlb、またはGTlbからなる群から選択される、請求項16の方法。
【請求項18】
該細胞が神経細胞である、請求項1の方法。
【請求項19】
該神経細胞が初代神経細胞である、請求項18の方法。
【請求項20】
該神経細胞が不死化神経細胞である、請求項18の方法。
【請求項21】
該神経細胞が形質転換神経細胞である、請求項18の方法。
【請求項22】
該神経細胞が、神経芽腫細胞、神経細胞ハイブリッド細胞、脊髄細胞、中枢神経系細胞、大脳皮質細胞、後根神経節細胞、海馬細胞およびクロム親和細胞種細胞からなる群から選択される、請求項18の方法。
【請求項23】
該細胞が非神経細胞である、請求項1の方法。
【請求項24】
該非神経細胞が初代神経細胞である、請求項23の方法。
【請求項25】
該非神経細胞が不死化神経細胞である、請求項23の方法。
【請求項26】
該非神経細胞が形質転換神経細胞である、請求項23の方法。
【請求項27】
該非神経細胞が、下垂体前葉細胞、副腎細胞、膵臓細胞、卵巣細胞、腎臓細胞、胃細胞、血液細胞、上皮細胞、線維芽細胞、甲状腺細胞、軟骨細胞、筋肉細胞、肝細胞、および腺細胞からなる群から選択される、請求項23の方法。
【請求項28】
該サンプルが、精製されたBoNT/A、部分的に精製されたBoNT/Aまたは精製されていないBoNT/Aからなる群から選択される、請求項1の方法。
【請求項29】
該サンプルが、バルク BoNT/A、製剤化されたBoNT/A、美容用BoNT/A 製剤または臨床用 BoNT/A 製剤からなる群から選択される、請求項1の方法。
【請求項30】
該サンプルが組換え BoNT/Aである、請求項1の方法。
【請求項31】
該サンプルが、未加工食品、調理済みの食品、部分的に調理済みの食品または加工食品からなる群から選択される、請求項1の方法。
【請求項32】
該サンプルが哺乳類から採取されたサンプルである、請求項1の方法。
【請求項33】
該哺乳類サンプルが、組織、唾液、排泄物または便からなる群から選択される、請求項32の方法。
【請求項34】
FGFR3に選択的に結合する分子を含む医薬組成物をヒトに投与することを含む、該ヒトにおけるBoNT/A 活性を低下させる方法、ここで、該選択的結合はBoNT/Aが該FGFR3に結合する能力を低下させる。
【請求項35】
Glbポリシアロガングリオシドを該ヒトに投与することをさらに含む、請求項24の方法。
【請求項36】
該ポリシアロガングリオシドが、GD1a、GDlb、GD3、GQlb、またはGTlbからなる群から選択される、請求項34の方法。
【請求項37】
以下による、BoNT/A 中毒に感受性の細胞に対する選択的結合についてBoNT/Aと競合することが出来る分子をスクリーニングする方法:
サンプルをFGFR3を含む組成物と接触させる工程、および、
該分子が選択的に該FGFR3に結合するか否かを検出する工程、
ここで、該分子の該FGFR3への選択的結合は、該分子がBoNT/A 中毒に感受性の細胞に対する選択的結合についてBoNT/Aと競合することが出来ることを示す、
ただし、該分子がBoNT/Aの場合、該方法はLD50アッセイを含まない。
【請求項38】
該接触させる工程をインビトロで行う、請求項37の方法。
【請求項39】
該接触させる工程をインビボで行う、請求項37の方法。
【請求項40】
該FGFR3が細胞の表面に発現する、請求項37の方法。
【請求項41】
該細胞が外来性 FGFR3を一過性に含む、請求項39の方法。
【請求項42】
該細胞が外来性 FGFR3を安定に含む、請求項39の方法。
【請求項43】
該FGFR3が哺乳類 FGFR3である、請求項37の方法。
【請求項44】
該哺乳類 FGFR3がヒト FGFR3である、請求項43の方法。
【請求項45】
該哺乳類 FGFR3がウシ FGFR3である、請求項43の方法。
【請求項46】
該哺乳類 FGFR3がマウス FGFR3である、請求項43の方法。
【請求項47】
該哺乳類 FGFR3がラット FGFR3である、請求項43の方法。
【請求項48】
該FGFR3が鳥類 FGFR3である、請求項37の方法。
【請求項49】
該鳥類 FGFR3がニワトリ FGFR3である、請求項48の方法。
【請求項50】
該FGFR3が両生類 FGFR3である、請求項37の方法。
【請求項51】
該両生類 FGFR3がカエル FGFR3である、請求項50の方法。
【請求項52】
該両生類 FGFR3がイモリ FGFR3である、請求項50の方法。
【請求項53】
該FGFR3が魚類 FGFR3である、請求項37の方法。
【請求項54】
該魚類 FGFR3がゼブラフィッシュ FGFR3である、請求項53の方法。
【請求項55】
該組成物がさらにGlb ポリシアロガングリオシドを含む、請求項37の方法。
【請求項56】
該ポリシアロガングリオシドが、GD1a、GDlb、GD3、GQlb、またはGTlbからなる群から選択される、請求項55の方法。
【請求項57】
該細胞が神経細胞である、請求項37の方法。
【請求項58】
該神経細胞が初代神経細胞である、請求項57の方法。
【請求項59】
該神経細胞が不死化神経細胞である、請求項57の方法。
【請求項60】
該神経細胞が形質転換神経細胞である、請求項57の方法。
【請求項61】
該神経細胞が、神経芽腫細胞、神経細胞ハイブリッド細胞、脊髄細胞、中枢神経系細胞、大脳皮質細胞、後根神経節細胞、海馬細胞およびクロム親和細胞種細胞からなる群から選択される、請求項57の方法。
【請求項62】
該細胞が非神経細胞である、請求項37の方法。
【請求項63】
該非神経細胞が初代神経細胞である、請求項62の方法。
【請求項64】
該非神経細胞が不死化神経細胞である、請求項62の方法。
【請求項65】
該非神経細胞が形質転換神経細胞である、請求項62の方法。
【請求項66】
該非神経細胞が、下垂体前葉細胞、副腎細胞、膵臓細胞、卵巣細胞、腎臓細胞、胃細胞、血液細胞、上皮細胞、線維芽細胞、甲状腺細胞、軟骨細胞、筋肉細胞、肝細胞、腺細胞からなる群から選択される、請求項62の方法。
【請求項67】
該分子がBoNT/Aである、請求項37-39のいずれかの方法。
【請求項68】
該分子がBoNT/A 重鎖の受容体結合ドメインを含む、請求項67の方法。
【請求項69】
該分子がFGFR3の受容体結合ドメインに選択的に結合し、かつ、BoNT/Aではない分子である、請求項37-39のいずれかの方法。
【請求項70】
該分子がFGFR3の受容体結合ドメインに結合する抗-FGFR3 抗体を含む、請求項69の方法。
【請求項71】
該分子がFGFR3の受容体結合ドメインに結合するFGFを含む、請求項69の方法。
【請求項72】
該FGF 分子が、FGF1、FGF2、FGF4、FGF8およびFGF9からなる群から選択される、請求項71の方法。
【請求項73】
該分子がFGFR3の受容体結合ドメインに選択的に結合し、かつ、BoNT/A 軽鎖によって切断される部位以外の部位においてSNARE タンパク質を切断するプロテアーゼドメインを含む分子である、請求項37-39のいずれかの方法。
【請求項74】
該プロテアーゼドメインが、BoNT/A以外のクロストリジウム毒素の軽鎖の活性部位を含む、請求項73の方法。
【請求項75】
該プロテアーゼドメインが、BoNT/Eの軽鎖の活性部位を含む、請求項74の方法。
【請求項76】
請求項37の方法を含む、BoNT/Aを含む調製物からBoNT/A 活性を判定する方法。
【請求項77】
以下を含む、BoNT/Aと同じFGFR3に選択的に結合することができる神経毒の販売方法:
治療用神経毒についての販売承認を政府または地方の規制当局から得ること、ここで、該神経毒は細胞に対する選択的結合についてアッセイされ、該アッセイは、該神経毒とFGFR3を含む組成物とを接触させること、および、該神経毒が該FGFR3に選択的に結合するか否かを検出することを含み、ここで、該神経毒の該FGFR3への選択的結合は、該神経毒がBoNT/A 中毒に感受性の細胞に選択的に結合することが出来ることを示す、ここで、該分子がBoNT/Aの場合、該方法はLD50アッセイを含まない;
該規制当局の要求にしたがって販売用に該神経毒を包装すること、および、
該神経毒を売ること。
【請求項78】
以下を含む、BoNT/Aと同じFGFR3に選択的に結合することができる神経毒の販売方法:
治療用神経毒についての販売承認を政府または地方の規制当局から得ること、ここで、該神経毒は細胞に対する選択的結合についてアッセイされ、該アッセイは、該神経毒と外来性 FGFR3を含む細胞とを接触させること、ここで、接触された該細胞はBoNT/A中毒となり得る、および、対照細胞と比較しての接触された該細胞でのBoNT/A活性の存在を検出することを含み、ここで、該対照細胞と比較しての接触された該細胞での該BoNT/A 活性の相違はBoNT/A 活性を示す;
該規制当局の要求にしたがって販売用に該神経毒を包装すること、および
該神経毒を売ること。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2007−526770(P2007−526770A)
【公表日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−554350(P2006−554350)
【出願日】平成17年2月23日(2005.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2005/006421
【国際公開番号】WO2005/082096
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(591018268)アラーガン、インコーポレイテッド (293)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】