説明

ポイント管理装置

【課題】ポイント統合をグループ関係にある店舗に限って可能とすること。
【解決手段】会員の端末装置5から該会員の会員識別情報を受信し、該受信した会員識別情報が対応する店舗IDが、グループ設定手段50にてグループとして設定されている店舗IDである場合に、遊技場選択ページを配信して統合対象会員IDを受付け、該受付けた統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、前記受信した会員識別情報が対応する店舗が属するグループと同一のグループに属する店舗の店舗IDであると判定したことを条件に、該会員IDと統合対象会員IDとを関連付けるための処理と、該会員IDと統合対象会員IDに対応して管理している所有ポイント数を合算し、該合算した合算ポイント数を会員が使用するためのポイント使用処理手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗にて会員登録した会員が所有するポイントを管理するためのポイント管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各遊技場において会員として会員登録した会員を個々に識別可能な会員IDに対応付けて属性情報を記憶するとともに、該会員が所有する各遊技場のポイントを管理する管理装置において、新規会員登録を実施するときに、新たに会員登録する会員の属性情報と同一の属性情報が登録されているか否かを判定し、既に同一の属性情報が登録されている場合には、該同一の属性情報に対応する登録済みの会員IDと新たな会員IDとを対応付けて登録するとともに、新たな会員IDに対応付けられるポイントと、同一の属性情報に対応する会員IDに対応付けられるポイントとを統合(合算)することで、複数の遊技場にて会員登録した会員が所有するポイントを合算して使用することのできるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−296235号公報(第15頁、第7図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のシステムにあっては、属性情報が一致すれば、いずれの遊技場(店舗)のポイントであっても統合ができてしまうため、これらポイント統合(合算)をグループ関係にある店舗においてのみ可能とすることで、これらグループ関係にある店舗における来店促進に利用したいという要望に応えることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ポイントの合算をグループ関係にある店舗に限って可能とすることで、これらポイントの合算をグループ関係にある店舗における来店促進に利用することのできるポイント管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のポイント管理装置は、
各店舗(遊技場)において会員登録した会員が所持する会員記録媒体(会員カード)に記録された該会員を個々に識別可能な会員識別情報(会員ID)に対応付けて、当該会員が所有するポイント数を管理するポイント管理装置200であって、
複数の店舗をグループとして設定するグループ設定手段(リモート操作端末50;グループ店舗設定画面)と、
前記会員が操作可能とされた端末装置(携帯電話機5)から、該会員が所持する会員記録媒体に記録されている会員識別情報(ログインページにて入力された会員ID)を受信する会員識別情報受信手段(CPU202;ログイン要求受信処理)と、
該会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に対応する店舗を個々に識別可能な店舗識別情報(遊技場ID)が、前記グループ設定手段にてグループとして設定されている店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するグループ該当店舗判定手段(CPU202;ポイント合算案内ページ送信処理、Sy2)と、
該グループ該当店舗判定手段にてグループとして設定されている店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件に、前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に統合を希望する他の会員識別情報である統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)の入力を受付けるための統合受付けページ(遊技場選択ページ)を前記端末装置に対して送信する統合受付けページ送信手段(CPU202;遊技場選択ページ送信処理、Sk3)と、
前記統合受付けページにて入力された統合対象会員識別情報を前記端末装置から受信する統合対象会員識別情報受信手段(CPU202;統合要求受信処理)と、
該統合対象会員識別情報受信手段にて受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店舗の店舗識別情報であるか否かを判定する同一グループ店舗判定手段(CPU202;統合処理、St1)と、
該同一グループ店舗判定手段にて同一グループ店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件に、当該会員識別情報と統合対象会員識別情報とを関連付けるための処理を行う統合会員識別情報関連処理手段(CPU202;統合処理、St9)
と、
該統合会員識別情報関連処理手段にて関連付けられる会員識別情報と統合対象会員識別情報とに対応するポイント数を合算するポイント合算手段(CPU202;統合処理、St8)と、
該ポイント合算手段にて合算された合算ポイント数を、前記会員が使用するための処理を行うポイント使用処理手段(CPU202;ポイント使用処理)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、グループ設定手段にてグループ設定されている店舗に限ってポイント数が合算され、会員が該合算したポイント数を使用することができるようになるので、これらポイント数の合算をグループ設定されているグループ関係にある店舗における来店促進に利用することができる。
【0007】
本発明の請求項2に記載のポイント管理装置は、請求項1に記載のポイント管理装置であって、
前記統合会員識別情報関連処理手段(CPU202;統合処理、St9)は、前記会員識別情報受信手段(CPU202;ログイン要求受信処理)にて受信した会員識別情報(ログインページで入力した会員ID)に対応する店舗(遊技場)の店舗識別情報(遊技場ID)と、前記統合対象会員識別情報受信手段(CPU202;統合要求受信処理)にて受信した統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)に対応する店舗の店舗識別情報とが一致しないことを条件(CPU202;統合処理、St1のステップでYes)に、該会員識別情報と該統合対象会員識別情報とを関連付けるための処理(St9)を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、自己が会員登録している店舗において拾得した他人の会員記録媒体を使用して、当該他人が所有するポイント数が不正に合算されてしまうことを防止することができる。
【0008】
本発明の請求項3に記載のポイント管理装置は、請求項2に記載のポイント管理装置であって、
前記統合会員識別情報関連処理手段(CPU202;統合処理、St9)は、前記統合対象会員識別情報受信手段(CPU202;統合要求受信処理)が、前記統合受付けページ(遊技場選択ページ)において入力された複数の統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)を受信したときに、該受信した複数の統合対象会員識別情報に対応する各店舗の店舗識別情報(遊技場ID)が同一でないことを条件に(St1のステップでYes)、これら複数の統合対象会員識別情報と前記会員識別情報受信手段(CPU202;ログイン要求受信処理)にて受信した会員識別情報(ログインページで入力した会員ID)とを関連付けるための処理(St9)を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、統合対象会員識別情報が複数の場合においても、これら複数の統合対象会員識別情報に対応する店舗が同一であるときにはポイントの合算を実施しないので、同一店舗における会員記録媒体のポイント数が不正に合算されてしまうことを防止することができる。
【0009】
本発明の請求項4に記載のポイント管理装置は、請求項1〜3のいずれかに記載のポイント管理装置であって、
前記統合受付けページ送信手段(CPU202;遊技場選択ページ送信処理、Sk3)は、前記会員識別情報受信手段(CPU202;ログイン要求受信処理)による会員識別情報(ログインページで入力した会員ID)の受信に応じて前記同一グループ店舗を特定し、該特定した同一グループ店舗を認識可能な情報(遊技場名)を含む統合受付けページ(遊技場選択ページ)を前記端末装置(携帯電話機5)に対して送信することを特徴としている。
この特徴によれば、会員は、ポイント数の合算に際して合算が可能な店舗を認識できるようになるので、会員の利便性を向上できる。
【0010】
本発明の請求項5に記載のポイント管理装置は、請求項4に記載のポイント管理装置であって、
前記統合受付けページ送信手段(CPU202;遊技場選択ページ送信処理、Sk3)は、前記特定した同一グループ店舗の内、統合を希望する店舗の選択を受付け可能であると共に、選択された同一グループ店舗における前記会員の会員識別情報(会員ID)を前記統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)として受付けるための統合受付けページ(遊技場選択ページ)を送信し、
前記統合対象会員識別情報受信手段(CPU202;統合要求受信処理)は、前記統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)とともに前記選択を受付けた同一グループ店舗を特定可能な選択情報(遊技場名)を受信し、
前記同一グループ店舗判定手段(CPU202;統合処理、St1)は、前記統合対象会員識別情報受信手段にて受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗識別情報(遊技場ID)が、該統合対象会員識別情報とともに受信した選択情報から特定される選択同一グループ店舗の店舗識別情報(遊技場名の遊技場ID)であるか否かを判定することにより、該統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記会員識別情報受信手段(CPU202;ログイン要求受信処理)で受信した会員識別情報(ログインページで入力した会員ID)に対応する店舗(遊技場)のグループに属する同一グループ店舗の店舗識別情報であるか否かを判定することを特徴としている。
この特徴によれば、受信した会員識別情報が、統合受付けページにおいて選択可能とされた統合可能なグループ関係にある店舗における会員識別情報に該当するか否かという判定を行うことにより、受信した会員識別情報が対応する店舗が、同一グループ店舗の店舗であるか否かを判定できる。
【0011】
本発明の請求項6に記載のポイント管理装置は、請求項1〜5のいずれかに記載のポイント管理装置であって、
前記統合会員識別情報関連処理手段(CPU202;統合処理、St9)により関連付けられた前記会員識別情報(ログインページで入力した会員ID)または前記統合対象会員識別情報(統合対象会員ID)のいずれか一方を前記端末装置(携帯電話機5)から受信したことに基づいて、前記ポイント合算手段(CPU202;統合処理、Sy8)にて合算された合算ポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページ(マイページ)を生成して該端末装置に送信する会員専用ページ生成送信手段(CPU202;マイページ送信処理)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、会員識別情報または統合対象会員識別情報のいずれを使用しても、当該会員専用のマイページが配信されるので、会員の利便性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【0013】
図1は、本発明のポイント管理装置200が適用された本実施例のポイントシステムの構成を示すシステムブロック図であり、本実施例のポイントシステムは、ポイント運営機関により運営されるポイント管理装置200と、該ポイント管理装置200における各種設定等を実施するためにポイント運営機関に設置されたリモート操作端末50と、店舗である各遊技場A、B、C…に設置された後述するカード管理端末10に接続されたサーバコンピュータから成る中央管理装置100と、から主に構成されている。
【0014】
本実施例のポイント管理装置200は、前記リモート操作端末50と、中央管理装置100、並びに運営機関A社のカード生産工場に設置されて、各遊技場A、B、C…に提供される、本実施例の会員記録媒体となる後述する会員カードに記憶される会員カードID並びに会員ID等を含む生産情報を管理するエンコードシステム管理装置150にデータ通信可能に接続されており、該エンコードシステム管理装置150から各遊技場A、B、C…に提供される会員カードの生産情報を受信できるようになっている。
【0015】
また、ポイント管理装置200は、インターネット網9を介して、各遊技場の会員が操作可能な本発明の端末装置となる、インターネット接続機能を有する携帯電話機5やパソコン6とデータ通信可能に接続され、これら携帯電話機5やパソコン6から各会員がアクセス可能とされている。尚、各遊技場にも、インターネット接続機能を有する会員用の専用端末が設けられており、該会員用の専用端末からもインターネット網9を介して、ポイント管理装置200にアクセスできるようになっている。
【0016】
尚、本発明において、ポイント管理装置200と、中央管理装置100と、リモート操作端末50とは、それぞれ異なる場所、具体的には、ポイント管理装置200は、ポイント運営機関のポイント管理センターに、中央管理装置100はポイント運営機関のカード管理センターに、リモート操作端末50は、ポイント運営機関の営業管理センター(本社)に設置されている。
【0017】
尚、本実施例において、カード生産工場から各遊技場に提供されて使用される会員カードとしては、各遊技場に設置された遊技機であるパチンコ機2における遊技に使用可能な遊技用残額が読み出し可能に記憶されることでプリペイド機能が統合された統合会員カードが使用されており、これら統合会員カードの記録媒体としては、書き込み記憶された記憶データを非接触により読み出し可能な非接触ICカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来より使用されている磁気カードであっても良く、これら記憶媒体としては記憶(記録)データを読み出し可能なものであって、会員が携行可能なものであれば良い。
【0018】
また、本実施例では、会員カードをプリペイド機能が統合された統合会員カードとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員カードをプリペイド機能が統合されていない(遊技用残額が記憶されていない)非統合会員カードを使用しても良い。
【0019】
このカード生産工場から各遊技場に提供されて使用される会員カード(社統合会員カード)には、これら会員カードを個々に識別可能とするために固有に付与された会員カードIDが書き換え不能に記憶されているとともに、会員を管理するための会員IDが記憶されるようになっている。
【0020】
尚、これらエンコードシステムにおいては、会員カードIDとともに会員IDも書き込み記憶されて各遊技場に提供されるようになっており、これら書き込み記憶される会員カードIDと会員IDとが、当該会員カードが納入される遊技場を個々に識別可能な遊技場IDとに対応付けてエンコードシステム管理装置150にてカード生産情報として記憶され、これら記憶されているカード生産情報がポイント管理装置200に送信されるようになっている。
【0021】
次ぎに、本実施例における店舗となる各遊技場には、統合会員カードに記憶されている残存金額を該遊技場内に設置された複数の遊技機であるパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3と、これらカードユニット3にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3の管理や、カードユニット3において会員カードやプリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場における会員カード並びにプリペイドカードに残存する残存金額等を管理するためのカード管理端末10と、該遊技場の会員を管理するための会員管理端末11とが設置されている。
【0022】
そして、これらカード管理端末10並びに会員管理端末11とは共にポイントは、中央管理装置100との間において、各遊技場において使用された会員カードに記録されている会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの授受が可能とされている。
【0023】
これら各遊技場においては、カードユニット3に会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3にて挿入された会員カードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報が会員管理端末11にて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びに会員カードから読み出した会員IDとから成る図7に示す送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じて中央管理装置100に送信されるとともに、該消費情報が中央管理装置100からポイント管理装置200に中継される。
【0024】
これら会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、会員カードがカードユニット3に挿入、返却される際に、該挿入された会員カードから読み出されたA社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3から会員管理端末11に送信されることに基づいて取得(特定)される。
【0025】
具体的には、これら会員カード受付通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれる会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれる会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定するとともに、受信した会員カード返却通知に含まれる会員IDを含む消費金額出力要求をカード管理端末10に送信して、該カード管理端末10から該会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を取得し、これら取得した消費金額並びに特定した会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)と会員IDとを含む図7に示す送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が前記消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
【0026】
次ぎに、本実施例の中央管理装置100について簡潔に説明すると、これら中央管理装置100は、比較的処理能力の優れたサーバコンピュータにて形成されており、該中央管理装置100は、プリペイドカードや会員カードを使用する各遊技場A、B、C…に設置されたカード管理端末10に接続されており、各遊技場A、B、C…において使用される、これらプリペイドカードや会員カードに記憶されている(会員)カードIDに対応付けて、該プリペイドカードや会員カードに残存する遊技用残額や、使用の可・不可等のカードに関する情報とともに、各遊技場A、B、C…においてプリペイドカードや会員カードから遊技に利用された金額等の営業情報等を管理する。
【0027】
また、中央管理装置100は、ポイント管理装置200が図8に示す消費情報収集処理を実施することにより、所定時刻、具体的には、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、深夜1時等)において、ポイント管理装置200から消費情報送信要求を受信したことに応じて、各遊技場A、B、C…のカード管理端末10に対して、順次、消費情報送信要求を送信して、前述した送信データ列を含む消費情報を取得し、該取得した消費情報をポイント管理装置200に対して中継する。
【0028】
また、本実施例のカード生産工場におけるエンコードシステムについて簡潔に説明すると、エンコードシステムにおいては、カード生産工場において生産される会員カードに対して、会員カードIDや会員IDを書き込み記憶するものであり、これら書き込み記憶された会員カードIDと会員IDと、納入先の遊技場の遊技場IDとが、対応付けてエンコードシステム管理装置150に生産情報として記憶、管理されるとともに、これら生産情報が中央管理装置100とポイント管理装置200とに対して送信される。
【0029】
次に、本発明におけるポイント管理装置200について以下に説明すると、ポイント管理装置200は、図2に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス201に、該ポイント管理装置200が実施する消費情報の収集処理や、ポイントの統合の受付け等において本人認証に必要となる認証情報の収集処理や、収集した消費情報に基づくポイント付与処理や、グループ関係にある遊技場におけるポイントを統合する統合処理等の各種処理を行うCPU202、処理時の一時記憶領域等として使用されるRAM203、その時点の時刻情報や日付情報等を出力するリアルタイムクロック(RTC)204、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置205、インターネット網9を介して各会員の携帯電話機5やパソコン6とのデータ通信を実施するための第1通信インターフェイス207、当該ポイント管理装置200を運営するポイント運営機関が管理する中央管理装置100やエンコードシステム管理装置150並びにリモート操作端末50とのデータ通信を実施するための第2通信インターフェイス208、が接続された処理能力に優れた通常のサーバコンピュータである。
【0030】
また、記憶装置205には、ポイント管理装置200が実施する処理内容が記述された処理プログラムに加えて、図3(a)に示すように、各遊技場A、B、C…の情報が記憶される遊技場情報テーブルと、これら各遊技場A、B、C…が所属するグループのグループ名や所属遊技場等の情報が記憶される図3(b)に示すグループ情報テーブルが記憶されているとともに、これら各遊技場A、B、C…の会員に関する情報が記憶される図4に示す会員情報テーブルが記憶されている。
【0031】
尚、図示しないが、該記憶装置205には、各会員のポイントの利用履歴や、抽選の当選情報等が記憶されているとともに、各遊技場A、B、C…から会員へのメール送信の許諾に関するメール送信許諾情報テーブル等が記憶されている。
【0032】
具体的に、本実施例の遊技場情報テーブルには、図3(a)に示すように、各遊技場A、B、C…の遊技場IDに対応付けて、カード生産工場から各遊技場に発送された会員カードに記憶されている会員カードIDの範囲データと、遊技場名と、所在地とが記憶されており、これら「対応会員カードID」の項目に格納されている会員カードIDの範囲データは、エンコードシステム管理装置150から送信される生産情報に基づいて更新されることで、会員カードIDによって該会員カードIDが記憶されている会員カードが使用されている遊技場を特定できるようになっている。
【0033】
また、本実施例のグループ情報テーブルには、図3(b)に示すように、各グループのグループ名に対応付けて、当該グループに所属する遊技場の遊技場IDが格納される所属店舗と、後述するポイント付与条件設定画面において当該グループに対して設定されたポイント付与条件が記憶された付与条件の定義ファイル名、ポイントの付与により当該グループに請求する請求額等の情報が記憶された請求ファイル名が、対応付けて記憶されている。
【0034】
また、本実施例の会員情報テーブルには、図4に示すように、各会員の電子メールアドレスに対応付けて、該会員が会員となっている遊技場の遊技場IDと、該会員が所有する会員カードに記憶されている会員カードIDと、会員ID、ポイント合算されたグループ内の他の遊技場の会員IDである統合会員ID(1)、統合会員ID(2)…と、当該会員カードの会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と、ポイント管理装置200により提供される会員サイトへのログイン時に使用する暗証番号と、生年月日、性別、氏名、郵便番号、住所、電話番号から成る会員属性情報と、各遊技場において各会員が所有しているポイントと、合算要求により合算された各遊技場において所有しているポイントの合計である合算ポイントと、が記憶されている。
【0035】
この本実施例の会員情報テーブルには、「○○太郎」会員のように、既にポイントが合算された会員の情報とともに、電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」の会員のように、会員となっている遊技場Aと遊技場Bについて、会員サイトへの登録を実施してポイントが既に付与されているが、図4(a)に示すように、これら遊技場Aと遊技場Bのポイントが未統合である会員の情報も記憶されており、これら「yu5.drs@yyy.…」の会員が、会員サイトにアクセスして、遊技場Aと遊技場Bのポイントの合算要求を実施した場合には、後述する図12に示すカード統合処理が実施されることにより、図4(b)に示すように、「yu5.drs@yyy.…」の会員の遊技場Aと遊技場Bの所有ポイントが合算されて合算ポイントに格納される。
【0036】
ここで、本実施例のポイント管理装置200における各種の設定を実施する流れについて、図5、図6を用いて説明すると、本実施例においては、これらポイント管理装置200における各種の設定は、営業管理センター(本社)に設置されているリモート操作端末50において実施できるようになっている。
【0037】
具体的に、これらリモート操作端末50において実施できる設定内容としては、図5(a)に示すポイント付与条件設定画面におけるポイント付与条件や、図5(b)に示すポイント利用条件設定画面におけるポイント利用条件や、図6に示すグループ店舗設定画面におけるグループ店舗設定とされている。
【0038】
まず、ポイント付与条件設定について説明すると、図5(a)に示すポイント付与条件設定画面においては、図6に示すグループ店舗設定画面においてグループ設定された各グループ毎に、個別にポイント付与の付与対象とする対象情報の種別と、該付与対象種別の対象情報に対して付与するポイント数のレートと、当該グループに属する各遊技場のポイントの合算の可否を設定できるようになっている。
【0039】
この本実施例のポイント付与条件設定画面には、図5(a)に示すように、設定対象とするグループ名を選択する「グループ名称」の選択部51と、ポイント付与の対象とする対象情報の種別を選択する「付与対象情報種別」の選択部52と、「付与対象情報種別」の項目にて選択した付与対象種別の対象情報に対して付与するポイント数のレートを選択する「付与レート」の選択部53と、「対象機関」の項目にて選択した他運営機関の異なる遊技場におけるポイントの統合を許諾するか否かを選択する「ポイント統合」の選択部54と、各選択部にて選択した内容を設定する際に選択操作する「設定」の選択入力部55とが設けられている。
【0040】
具体的に「グループ名称」の選択部51においては、グループ店舗設定画面においてグループ設定された各グループのグループ名称が選択可能とされているとともに、「付与対象情報種別」の選択部52においては、前述した送信データ列に含まれる対象情報である、「使用金額」、「消費金額」、「大当り回数」、「スタート回数」、「打込回数」等の各種の対象情報が選択可能とされ、「付与レート」の選択部53においては、例えば、「付与対象情報種別」の選択部52において「使用金額」を選択した場合であれば、「1ポイント/100円」、「大当り回数」を選択した場合であれば、「1ポイント/1回」や「2ポイント/1回」のように、選択した付与対象情報の種別に応じた選択メニューが選択可能とされ、「ポイント統合」の選択部54においては、「許諾」と「不可」が選択可能とされている。
【0041】
次に、ポイント利用条件設定について説明すると、図5(b)に示すポイント利用条件設定画面においては、ポイントの使用対象を、抽選および/または商品交換とするか、並びに、抽選または商品交換において必要となるポイント数を設定できるようになっている。
【0042】
この本実施例のポイント利用条件設定画面には、図5(b)に示すように、抽選に関する設定を行う抽選設定部61と、商品交換に関する設定を行う商品交換設定部62とが設けられており、これら抽選設定部61と商品交換設定部62には、各々にチェックボックスが対応して設けられていて、該チェックボックスを選択することで、ポイントの利用対象を抽選と商品交換のいずれかとするか、又は、抽選と商品交換の双方とするかを設定できるようになっている。
【0043】
そして、抽選設定部61には、抽選への申し込み単位とする「口数」を何ポイントとするかを設定するための1口レート設定部63が設けられているとともに、抽選A〜抽選Hまでの項目が、口数選択部に対応して設けられており、その時点において利用できる抽選(アクティブ表示されている抽選A〜F)について、参加に必要とする口数を個々に選択して設定できるようになっている。
【0044】
また、商品交換部62には、交換商品として登録されている商品A〜商品Eまでの各項目毎に、交換に必要とするポイント数を選択設定するためのポイント数設定部が設けられており、その時点にてポイントと交換できる各商品の交換に必要とするポイント数を設定できるようになっている。
【0045】
また、グループ店舗設定について説明すると、本実施例のポイント管理装置200においては、ポイント付与条件設定画面においてポイント統合を「許諾」に設定しても、グループ店舗(チェーン店)に限りポイント合算が許可されるようになっているので、グループ店舗(チェーン店)を設定しておく。
【0046】
この本実施例のグループ店舗設定画面には、グループ名称を入力するグループ名称入力部70と、該グループ名称のグループに属する各遊技場を選択するグループ店舗1〜5の店舗選択部71〜75と、選択した内容を設定する際に選択操作する「設定」の選択入力部76とが設けられている。
【0047】
具体的にグループ名称入力部70においては、設定するグループの名称を入力するとともに、例えば、遊技場A、B、Cをグループ店舗(チェーン店)の遊技場として設定する場合には、図6に示すように、これら遊技場A、B、Cを店舗選択部71、72、73において選択した後、「設定」の選択入力部76を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部76の選択入力に応じて、図3(b)のグループ情報テーブルのグループ名の項目に、グループ名称入力部70に入力されたグループ名称を格納し、該グループ名に対応する所属店舗の項目に、遊技場A、B、Cの遊技場IDを登録するとともに、対応するポイント付与条件と請求データの項目に、該当する各ファイルのファイル名を登録する。
【0048】
つまり、本実施例のポイント管理装置200は、複数の店舗をグループ店舗(チェーン店)として設定するためのグループ店舗設定画面をリモート操作端末50に有しており、該リモート操作端末50、グループ店舗設定画面により、本発明のグループ設定手段が形成されている。
【0049】
ここで、本実施例のポイント管理装置200において、実施される各処理の内、エンコードシステム管理装置150からの生産情報を受信する生産情報受信処理について、図10に基づき説明すると、まず、エンコードシステム管理装置150は、前述のように、会員カードが納入される遊技場を個々に識別可能な遊技場IDと、各会員カードに記憶された会員カードID並びに会員IDが対応付けられている生産情報をポイント管理装置200に送信する場合には、該送信に先立って、生産情報送信要求をポイント管理装置200に送信する。
【0050】
この生産情報送信要求の受信は、図10の生産情報受信処理におけるSc1のステップにおいて検知されてSc2のステップに進み、生産情報受信処理を実施する。具体的に該生産情報受信処理においては、生産情報送信要求の送信元のエンコードシステム管理装置150に対して、送信許諾通知を送信して生産情報の送信を開始させて、生産情報の受信を開始し、受信した生産情報を一時記憶する。
【0051】
そして、これら生産情報の受信が終了するとSc3のステップに進み、受信して一時記憶した生産情報に含まれる遊技場IDに対応する会員カードIDの範囲データを、図3(a)に示す遊技場情報テーブルにおいて、該遊技場IDに対応する対応会員カードIDに追加記憶して該生産情報受信処理を終了することで、遊技場情報テーブルの対応会員カードIDには、各遊技場A、B、C…に対して配送された会員カードの会員カードIDの範囲データが蓄積記憶されることで、任意の会員カードIDが記憶された会員カードが、どの遊技場において使用されている会員カードであるかを、ポイント管理装置200において特定できるようになっている。
【0052】
次に、本実施例のポイント管理装置200において実施される各処理の内、各遊技場A、B、C…の会員が、ポイント管理装置200により提供される会員サイトにアクセスして入会登録を実施する際に、該会員が各遊技場において既に会員登録している会員であるかを認証するための認証データを収集する認証データ収集処理について図9に基づき説明すると、まず、ポイント管理装置200は、認証データを収集する所定時刻、例えば、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、23時30分)になったか否かを判定し(Sn1)、所定時間となっていれば、認証データの取得対象の装置または端末、具体的には、集中管理装置100を特定し、特定した集中管理装置100に対して認証データ送信要求を送信する。
【0053】
この認証データ送信要求の受信に応じて集中管理装置100は、後述の消費情報送信要求を送信する場合と同様に、各遊技場A、B、C…の各カード管理端末10に対して、順次、認証データ送信要求を送信する。
【0054】
この認証データ送信要求の受信に応じて、例えば、遊技場Aのカード管理端末10は、接続されている会員管理装置11に該認証データ送信要求を中継する。これにより会員管理装置11は、新規に会員カードの発行を受けた新規会員の会員IDと会員登録時に申し込まれた初期暗証番号と当該遊技場の遊技場IDが対応付けられている認証データを生成して、カード管理端末10を介してA社集中管理装置100に送信する。そして、このようにして集中管理装置100に送信された該認証データは、集中管理装置100からポイント管理装置200に中継される。
【0055】
これら中継による認証データの受信は、Sn4のステップにおいて検知されてSn5のステップに進み、これら新たな会員IDに対応する遊技場IDを、前述の生産情報に含まれる会員カードIDと会員IDとが対応付けて記憶されている図示しないエンコードデータベースから該当する会員カードIDを特定するとともに、該特定した会員カードIDが該当する遊技場IDを、遊技場情報テーブルにおける対応会員カードIDの範囲に基づいて特定し、これら特定した遊技場IDと会員IDと初期暗証番号とを会員情報テーブルに追加記憶した後、Sn6のステップに進んで、全ての取得対象からの認証データを取得済みであるかを判定し、取得済みである場合には該認証データ収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、Sn2のステップに戻る。
【0056】
次に、各遊技場において会員登録した会員が、ポイント管理装置200においてポイントの付与を受けるためには、前述したようにポイント管理装置200にて提供される会員サイトにアクセスして、入会登録を実施する必要があるが、ここで、これらポイント付与を受けるための入会登録に関して説明する。
【0057】
尚、本実施例のポイント管理装置200には、ポイント運営機関の会員サイトのURL(Uniform Resource Locator)に対応する各種のページが配信可能に記憶されているとともに、これら各ページにリンクされたリンクページも配信可能に記憶されており、これら会員サイトのURLは、各遊技場において会員に告知されるとともに、これらURLへのリンクを含むメールが返信されてくる空メールを送信するためのメールアドレスが告知される。
【0058】
具体的に、例えば、遊技場Aにおいて会員登録した会員が、ポイント管理装置200に入会登録する流れとしては、遊技場Aにおいて告知されているメールアドレスに空メールを送信することにより返信される返信メールにおいてリンクされている会員サイトのURLを選択して、該会員サイトのトップページに該携帯電話機5からアクセスして、該携帯電話機5に図15(a)のトップページを表示させる。
【0059】
この会員サイトのトップページには、図15(a)に示すように、「■お知らせ」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」や、「■会員の方」の各メニュー項目が設けられており、これらメニュー項目、例えば、「■お知らせ」を選択した場合には、該「お知らせ」の詳細な内容を含む図15(b)に示す新着情報ページが配信されて表示されるようになっている。
【0060】
また、トップページにおける「■このサイトについて」を選択した場合には、「キャンペーンについて」、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを含むサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当するページが配信される。
【0061】
また、トップページにおける「■ホールについて」の唯一のサブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための検索ページが配信され、該検索ページにおいて受付けた検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
【0062】
また、トップページにおける「■会員の方」の唯一のサブメニューである「暗証番号を忘れた方」を選択した場合には、電子メールアドレスと会員IDの受付けページが配信されて電子メールアドレスと会員IDを受付け、該受付けた電子メールアドレス並びに会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている暗証番号が、該受付けた電子メールアドレスに対して送信される。
【0063】
また、本実施例のトップページには、「会員の方はこちら」のメニューと、「新規入会の方はこちら」のメニューが設けられており、該「新規入会の方はこちら」メニューを選択することで、図16(a)に示す新規入会ページが配信されて表示される。尚、「会員の方はこちら」のメニューを選択した場合には、図17(a)に示すログインページが配信される。
【0064】
この新規入会ページには、該会員が遊技場Aにて発行を受けた会員カードに表記されている会員IDを入力するためのカード番号入力部と、会員登録時に申し込んだ初期暗証番号を入力するための初期暗証番号入力部とが設けられており、これらカード番号入力部に会員IDを入力し、初期暗証番号入力部に初期暗証番号を入力した後、「利用規約に同意して入会」の選択入力部を選択入力する。
【0065】
尚、新規入会ページや他のページにおいて下線がある表示項目には、全てリンクが設定されており、「利用規約」の表示項目を選択することで詳細な利用規約を含む利用規約ページが配信されて表示される一方、「個人情報の保護について」の表示項目を選択することで個人情報保護ポリシーページが配信されて表示される。
【0066】
新規入会ページにおいて「利用規約に同意して入会」の選択入力部を選択入力すると、ポイント管理装置200は、新規入会ページにおけるカード番号入力部に入力された会員IDが、会員情報テーブル(図4)に存在するかを確認するとともに、存在する場合には、該会員情報テーブルにおいて当該会員IDに対応付けて記憶されている初期暗証番号と、新規入会ページにおける初期暗証番号入力部に入力された初期暗証番号とが一致するか否かを判定する認証処理を実施し、一致する場合においては図16(b)に示す会員情報の入力ページを配信することで、会員の携帯電話機5に該会員情報の入力ページが表示される。尚、カード番号入力部に入力された会員IDが会員情報テーブルに存在しない場合、若しくは初期暗証番号が一致しない場合には、会員情報の入力ページに代えて、図示しないエラーページが配信されて、新規入会が不可とされる。
【0067】
この、本実施例の会員情報の入力ページには、次回以降において該サイトにログインする際に必要となる4桁の暗証番号を入力する暗証番号入力部と、該暗証番号を再入力させる再入力部と、生年月日を入力する生年月日入力部と、性別を入力する性別入力部と、電子メールアドレスを入力する電子メールアドレス入力部と、当該会員となっている遊技場とそのチェーン店の遊技場からのメール受信の可否を選択するメール受信選択部とが設けられており、これら各部に該当する事項を入力する。尚、電子メールアドレス入力部には、空メールに対する返信メールのURLにてアクセスした場合には、自動的に返信メールの宛先アドレスである自己の電子メールアドレスが自動的に入力されるようになっている。
【0068】
これら各入力部の入力が全て完了した後、「次へ」の選択入力部を選択入力すると、図21(c)に示すように、新規入会ページの各入力部に入力した内容を含む確認ページが配信されて表示される。この、確認ページの内容に間違いがある場合には「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、再度、新規入会ページに戻り、間違いの内容を訂正した後、再度「次へ」の選択入力部を選択入力して確認ページに移行する一方、確認ページの内容に間違いがない場合には、「登録」の選択入力部を選択入力する。
【0069】
この「登録」の選択入力部の選択入力に基づきポイント管理装置200は、前述の新規入会ページにおけるカード番号入力部に入力された会員IDに対応する会員情報テーブルの電子メールアドレス、暗証番号、生年月日、性別の各項目に、会員情報の入力ページの各入力部にて受付けた電子メールアドレス、暗証番号、生年月日、性別を格納して、会員情報テーブルを更新するとともに、対応する所有ポイントの項目に初期値となる「0」を格納することで、当該会員への所有ポイントの付与を可能化するとともに、図21(d)に示すように、入会が完了した旨の完了メッセージを含む入会完了ページを配信する。
【0070】
尚、この入会完了ページには、図16(d)に示すように、当該会員が会員登録した遊技場Aとチェーン店関係にあることで、ポイントの統合が可能な他の遊技場の名称が表示されるとともに、後述するポイント合算案内ページ(図19(a))へのリンクがなされた「ポイントを合算する」の表示が設けられており、当該遊技場とチェーン店関係にある遊技場をそれ以前に登録している場合には、これら新規に登録した遊技場におけるポイントと、それ以前に登録しているチェーン店関係にある遊技場のポイントとを、後述するように、該「ポイントを合算する」の表示を選択して、合算できるようになっている。
【0071】
次に、本実施例のポイント管理装置200において、ポイントが付与される流れについて、以下に説明する。尚、本実施例では、予め○×△グループに対して使用金額の所定額(例えば1000円)に1ポイントが付与されるように、ポイント利用条件設定画面にて設定されているものとする。
【0072】
まず、本実施例のポイント管理装置200は、ポイント付与を実施するために必要となる消費情報を、図8の消費情報収集処理を実施することによって、各遊技場の会員に関する消費情報を取得する。
【0073】
具体的にポイント管理装置200は、消費情報を収集する所定時刻、例えば、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、深夜1時)になったか否かを判定し(S1)、該所定時刻となっていれば、消費情報の取得対象の集中管理装置100に対して消費情報送信要求を送信する。
【0074】
この消費情報送信要求の受信に応じて集中管理装置100は、各遊技場A、B、C…の各カード管理端末10に対して、順次、消費情報送信要求を送信することで、カード管理端末10から会員管理端末11に中継され、会員遊技情報を有する前述の送信データ列を含む消費情報を、該カード管理端末10を介して会員管理端末11から取得し、該取得した消費情報をポイント管理装置200に対して送信する。
【0075】
該送信による消費情報の受信は、S4のステップにおいて検知されてS5のステップに進み、これら受信した消費情報を記憶した後、S6のステップに進んで、全ての遊技場の消費情報を取得済みであるかを確認し、取得済みである場合には該消費情報収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、再度、S2のステップに戻って消費情報送信要求を送信する。
【0076】
このようにして、集中管理装置100を介して各遊技場から収集して記憶した消費情報に基づいてポイント管理装置200は、各会員へのポイントの付与を実施する図11に示すポイント付与処理を実施する。
【0077】
このポイント付与処理においてポイント管理装置200は、図11に示すように、まず、記憶している消費情報(送信データ列)を読み出し(Sp1)、該読み出した消費情報に含まれる会員IDに該当する会員カードIDをエンコードデータベースから特定するとともに、該特定した会員カードIDから、該会員IDの会員が会員となっている遊技場の遊技場IDを特定する。
【0078】
さらに、該特定した遊技場が該当するグループに対して設定されている付与対象条件を特定する。具体的には、特定した遊技場IDに対応してグループ情報テーブルのポイント付与条件の項目に格納されているファイル名の付与条件定義ファイルに記述されている定義内容からポイント付与の付与条件を特定する。
【0079】
具体的に、例えば、特定した遊技場が該当するグループが○×△グループである場合には、該○×△グループの付与条件定義ファイルであるG−No1付与条件定義ファイルに記述されている定義内容から、使用金額100円毎に1ポイントを付与する条件を特定する。
【0080】
そして、該特定した付与条件定義ファイルに基づく付与条件と送信データ列中の付与対象となるデータとから付与するポイント数を特定する。
【0081】
つまり、例えば、遊技場Aの会員IDを含む送信データ列の場合には、付与条件として所定金額、例えば100円の消費金額に対して1ポイントを付与することが特定されることにより、送信データ列に含まれる消費金額が、例えば5000円であれば、付与するポイント数として50ポイントが特定される。また、例えば、遊技場Kの会員IDを含む送信データ列の場合には、付与条件として大当り回数1回に対して1ポイントを付与することが対応する付与条件定義ファイルから特定されることにより、例えば、送信データ列に含まれる大当り回数が3回であれば、付与するポイント数として3ポイントが特定される。また、所属する店舗が1店舗しかないグループである遊技場Eの会員IDを含む送信データ列の場合には、例えば、付与条件としてスタート回数50回に対して1ポイントを付与することが、対応する付与条件定義ファイルから特定されることにより、例えば、送信データ列に含まれるスタート回数が220回であれば、付与するポイント数が4ポイントであると特定される。
【0082】
そして、ポイント管理装置200は、これら付与するポイント数を特定した後、Sp4のステップに進んで、特定したポイント数を、該送信データ列に含まれる会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている所有ポイント並びに対応する合算ポイントが存在する場合には該合算ポイントに加算更新する。尚、該加算更新に際し、会員情報テーブルに該送信データ列に含まれる会員IDに対応して電子メールアドレスが登録されていない場合、若しくは、該電子メールアドレスに替えて、既に退会したことを示すデータが記憶されている場合には、該会員は、サイトにおける入会登録を未だ実施していない会員、若しくは、既に退会済みの会員であるのでポイントの加算を実施せず、電子メールアドレスが登録されている場合においてのみ、ポイントの加算を実施する。
【0083】
そして、Sp5のステップに進んで、該ポイント付与を実施した送信データ列を、記憶している消費情報から消去した後、該消費情報に未消去の読み出し可能な送信データ列が存在するか否かを判定し、読み出し可能な送信データ列が存在する場合には、Sp1に戻ってSp1〜Sp6の処理を再度実施する一方、読み出し可能な送信データ列が存在しない場合には、該ポイント付与処理を終了することで、各遊技場A、B、C…から取得した消費情報に基づき、各会員に対してポイントの付与が実施される。
【0084】
次に、本実施例のポイント管理装置200においては、各遊技場の会員が、すでに会員サイトにおいて入会登録した複数の遊技場の各ポイント、若しくは、既に入会登録している遊技場と新たに入会登録する遊技場の各ポイントを合算できるようになっており、これらポイントを合算する流れについて、以下に説明する。
【0085】
尚、以下の説明においては、遊技場Aと遊技場Bとに会員登録している会員が、遊技場Aの会員カードの使用によるポイントと、遊技場Bの会員カードの使用によるポイントとを合算する場合について説明するものとし、既に、遊技場Aの会員カードと、遊技場Bの会員カードの双方の発行を受けている会員が、会員サイトにアクセスして、既にポイントの付与を受けるための入会登録を双方のカードについて実施しているものとする。
【0086】
まず、これらポイントの合算を実施する場合に会員は、自身の携帯電話機5にて会員サイトにアクセスして、図17(a)に示すログインページを表示させる。尚、これら会員サイトには、遊技場A内や遊技場B内に設置された会員専用端末からもアクセスすることができる。
【0087】
このログインページは、図15(a)のトップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図17(a)に示すように、会員IDを入力するためのカード番号入力部と、会員サイトへの入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述の図15(a)のトップページに移行するようになっている。
【0088】
このログインページにおいて、当該会員が会員となっている、例えば遊技場Aの会員IDをカード番号入力部に入力するとともに、暗証番号入力部に、該会員サイトへの入会登録時に登録した暗証番号を入力した後、「ログイン」の選択入力部を選択入力する。
【0089】
この「ログイン」の選択入力部の選択入力に応じて携帯電話機5からは、該ログインページにて入力された会員IDと暗証番号とを含むログイン要求が送信され、ポイント管理装置200は、該送信されたログイン要求を受信するログイン要求受信処理を実施する。
【0090】
そしてポイント管理装置200は、ログインページにおいて受付けた会員IDが、会員情報テーブルに存在するか否かを確認するとともに、存在する場合には、該会員IDに対応付けて暗証番号の項目に格納されている暗証番号と、ログインページにおいて受付けた暗証番号とが一致するか否かを確認する。
【0091】
そして、これら暗証番号が一致したことに基づいてポイント管理装置200は、図17(b)に示すように、当該会員の会員IDと、会員IDに対応付けて会員情報テーブルの所有ポイントの項目に格納されているポイント数である現在のポイントや、該ポイントの有効期限の情報とともに、既にポイントを使用して応募した抽選の当選情報や、発送に関する情報や、「■お知らせ」や、「■キャンペーン」や、「■会員情報」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」の各項目と、「ログアウト」の選択入力部とを有する各会員に専用とされた会員専用ページを配信する。
【0092】
尚、本実施例の会員専用ページにおける「おめでとうございます!!」や「至急ご確認下さい」の項目には、図17(b)に示すように、「お届け先情報の登録」の選択入力部が設けられており、例えば、抽選の当選情報となる「おめでとうございます!!」の項目における「お届け先情報の登録」の選択入力部を選択することにより、図22(a)に示すお届け先情報の登録ページが配信されることで、該会員から、氏名、郵便番号、住所、電話番号等の個人情報を受付けが実施される。
【0093】
本実施例のように、入会登録後において「お届け先情報の登録」として、別途、個人情報を受付けるようにする理由としては、これら個人情報を入力することに嫌悪感や煩雑感を抱く会員が多く存在することを考慮し、前述したように、入会時においては最低限の情報として、電子メールアドレスと、生年月日と、性別のみを受付け、抽選への当選や商品交換への申し込み等があって、賞品や賞品を会員に発送する必要が生じた場合において、該会員から個人情報を受付けるようにしており、該届け先情報の登録ページには、名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号の各入力部と、「入力」の選択入力部と、当該届け先情報の登録ページに対応するキャンペーンページへ移行するための「キャンペーントップへ」の選択入力部と、当該サイトにトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
【0094】
該届け先情報の登録ページの配信を受けて会員は、該届け先情報の登録ページの各入力部に、名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を入力した後、「入力」の選択入力部を選択入力する。
【0095】
該「入力」の選択入力部を選択入力に応じてポイント管理装置200は、図22(a)の届け先情報の登録ページの各入力部において受付けた名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を含むとともに、「OK」の選択入力部と、「修正」の選択入力部と、当該届け先情報の登録ページに対応するキャンペーンページへ移行するための「キャンペーントップへ」の選択入力部と、当該サイトにトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とを有する図22(b)に示す確認ページを配信して、受付け内容の確認を実施する。
【0096】
そして該配信された確認ページに含まれる自身の個人情報(入力内容)に間違いがある場合において会員は、「修正」の選択入力部を選択入力して、再度届け先情報の登録ページに戻り、間違いの部分を訂正した後、該届け先情報の登録ページにおける「入力」の選択入力を実施して、再度、確認ページに戻って、訂正後の内容を確認する一方、確認ページに含まれる内容に間違いがない場合において会員は、「OK」の選択入力部を選択入力する。
【0097】
この「OK」の選択入力部を選択入力に応じてポイント管理装置200は、前記届け先情報の登録ページにて入力された名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を、会員情報テーブルにおける当該会員の会員IDに対応する氏名、住所、郵便番号、電話番号の各項目に格納するとともに、該当する発送賞品の発送先情報として、該氏名、住所、郵便番号、電話番号を設定する。
【0098】
また、本実施例の会員の専用ページにおける「■お知らせ」を選択した場合には、前述した図15(b)に示す新着情報ページが配信されて表示されるようになっており、「■キャンペーン」を選択した場合には、その時点において実施中の交換・抽選キャンペーンに関する情報を含む図示しない交換・抽選キャンペーンページが配信されて表示され、「■このサイトについて」を選択した場合には、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを有する図示しないサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当する各ページが配信され、「■ホールについて」のサブメニューである「入会ホール」を選択した場合には、当該会員が会員となっている遊技場の図示しない一覧ページが配信され、自身が会員となっている遊技場を該会員が確認できるとともに、サブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための図示しない検索ページが配信され、該検索ページにおいて入力した検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
【0099】
また、本実施例の会員の専用ページにおける「■会員情報」には、「会員情報の参照・変更」、「ポイント利用履歴」、「ポイントの合算」、「カードの引継ぎ」、「退会」のサブメニューが設けられている。
【0100】
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「会員情報の参照・変更」を選択した場合には、図18(a)に示す会員情報確認ページがポイント管理装置200から配信されて会員の携帯電話機5に表示される。
【0101】
この本実施例の会員情報確認ページには、ログイン時において受付けた会員IDに対応付けて、会員情報テーブルに記憶されている当該会員の情報、具体的には、暗証番号、生年月日、性別、電子メールアドレスの情報とともに、図示しないメール送信許諾情報テーブルにおいて当該会員がメールの受信を許諾している遊技場の遊技場名の情報が含まれており、該ページの末尾部には、当該ページに含まれる内容を変更する際に入力する「変更」の選択入力部と、図17(b)のマイページに移行するための「トップへ」の選択入力部とが設けられている。
【0102】
この会員情報確認ページにおいて会員が、例えば、暗証番号を変更したい場合には、「変更」の選択入力部を選択入力して、図18(b)に示す会員情報の変更ページを表示させて、該会員情報の変更ページに設けられている、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部の双方に、変更する新たな暗証番号を入力した後、「OK」の選択入力部を選択入力することで、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部に入力された新たな暗証番号が同一であることを条件に、該新たな暗証番号が、会員情報テーブルにおいて当該会員の会員IDに対応する暗証番号に更新記憶された後、図示しない変更完了ページが配信されて、暗証番号の変更が問題なく実施されたことが会員に通知される。
【0103】
尚、本実施例の会員情報の変更ページには、図18(b)に示すように、暗証番号の変更のみではなく、性別、生年月日、メールアドレスの各入力部が設けられており、これらの各情報を変更できる。また、図18(b)においては、会員の氏名や郵便番号、住所、電話番号等の個人情報が、前述した届け先情報の受付けがなされていないことにより未登録の場合における会員情報の変更ページを例示したが、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号が会員情報テーブルに記憶されている会員である場合には、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号を変更入力する各入力部を有する会員情報の変更ページが配信されることで、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号も変更できる。
【0104】
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント利用履歴」を選択した場合には、記憶装置205に記憶されているポイント利用履歴において、該会員の会員IDに対応する利用履歴(抽選への応募に使用する口数へのポイントの交換を含む)が抽出され、該抽出された利用履歴を含む図21(a)に示すポイント利用履歴ページが配信されることで、該ポイント利用履歴に記憶されている所定期間(本実施例では6ヶ月)内においてポイントを利用した内容(交換に使用したポイントや、交換商品や、交換した日付)等を確認できるようになっている。
【0105】
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「カードの引継ぎ」のサブメニュー項目は、例えば、会員が会員カードを破損して新たな会員カードの発行を受けた場合に、該破損した会員カードの所有ポイントや会員情報を新たに発行を受けた会員カードに引き継ぎさせる際に選択する項目であり、該「カードの引継ぎ」を選択した場合には、カード引き継ぎの説明文や注意事項等を含むとともに、新たに発行を受けた会員カードの会員IDと初期暗証番号の各入力部を有する図示しないカード引き継ぎページが配信される。
【0106】
このカード引き継ぎページにおいて、会員IDと初期暗証番号を各入力部に入力した後、該カード引き継ぎページの末尾部に設けられている「引き継ぎ」の選択入力部を選択入力することにより、これら入力された会員IDが会員情報テーブルに記憶されているか否かとともに、該会員IDに対応する初期暗証番号の項目に格納されている初期暗証番号と、カード引き継ぎページにおいて入力された初期暗証番号が一致した場合において、ログイン時に受付けた会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている電子メールアドレス、生年月日、性別、ポイント数等の各種の情報を、カード引き継ぎページにおいて入力された新たな会員カードの会員IDに対応する各項目に格納するカード引き継ぎ処理を実施する。
【0107】
尚、このカード引き継ぎ処理の際、引き継ぎ前の会員IDに対応して会員情報テーブルに合算ポイントが記憶されている、つまり、引き継ぎ前の会員カードが、後述する図12に示すカード統合処理により、統合処理済みである場合には、これら新たな会員カードのデータと、引き継ぎ前の会員カードが統合されていた他のグループ店舗の会員カードとを統合(ポイント合算)することで、統合済みの会員カードを引き継ぐ場合においても、新たに統合(ポイント合算)を実施することなく、これらカード統合(ポイント合算)も自動的に引き継がれる。
【0108】
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「退会」を選択した場合には、図示しない暗証番号の入力部を有する図示しない本人確認ページが配信されて暗証番号が再度受付けられ、当該会員の暗証番号と一致することを条件に、会員情報テーブルにおける当該会員の会員IDと初期暗証番号以外の電子メールアドレスや、生年月日、性別等の情報を削除するとともに、該電子メールアドレスに代えて退会を示す所定データを記憶する退会処理が実施された後、図18(c)に示す退会完了ページが配信されて、退会処理が完了したことが該会員に通知される。尚、これら一度退会した会員の電子メールアドレスの項目には、退会を示す所定データが格納されていることにより、再度、入会しようとした場合には、これら退会を示す所定データが格納されていることに基づいて入会が不可とされるので、前述したように、一度退会した場合には、再度、入会登録することができない。
【0109】
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイントの合算」を選択した場合には、図12に示すカード統合処理が実行され、まず、ポイント合算案内ページ送信処理(Sk1)が実施される。
【0110】
このポイント合算案内ページ送信処理における具体的な処理内容は、図13に示すように、まず、該ログイン中の会員からログイン時に、図17(a)に示すログインページにて入力されることで、携帯電話機5から受信した会員ID、すなわち、当該会員からログインページにて受付けた会員IDに該当する遊技場の遊技場IDを特定し(Sy1)、該特定した遊技場ID以外の遊技場IDの登録が、グループ情報テーブルの所属店舗の項目に存在するか否か、すなわち、複数店舗から成るグループに所属している遊技場(グループ店)であるか否かを判定する(Sy2)。
【0111】
つまり、本実施例のポイント合算案内ページ送信処理におけるSy2のステップでは、会員識別情報受信手段となるログイン要求受信処理にて受信した会員IDに対応する遊技場(店舗)を個々に識別可能な遊技場ID(店舗識別情報)が、グループ設定手段となるグループ店舗設定画面にてグループとして設定されている遊技場の遊技場IDであるか否かを判定しており、該ポイント合算案内ページ送信処理におけるSy2のステップを実施するCPU202によって、本発明におけるグループ該当店舗判定手段が形成されている。
【0112】
そして、該判定において当該遊技場以外の遊技場が存在しない遊技場、つまり単一店舗から成るグループに所属している遊技場(グループ店でない遊技場)である場合には、図19(b)に示すように、合算可能な遊技場が存在しない旨のエラーメッセージを含む合算エラーページを配信する(Sy8)。
【0113】
一方、Sy2のステップの判定において当該遊技場以外の遊技場が存在する遊技場、つまり、複数店舗から成るグループに所属している遊技場(グループ店)である場合には、当該遊技場が所属するグループに対して統合許諾設定がなされているか否かを、該グループ名に対応付けてグループ情報テーブルのポイント付与条件の項目に格納されているポイント付与条件ファイル名のポイント付与条件ファイルの記述内容から判定する。
【0114】
該Sy3のステップの判定において、当該グループに統合許諾設定がなされていない場合には、Sy8のステップに進み、合算が許諾されていない旨のエラーメッセージを含む合算エラーページを配信して処理を終了する一方、当該グループに統合許諾設定がなされている場合には、Sy4のステップに進み、Sy1のステップにて特定した遊技場IDとともに、グループ情報テーブルの所属店舗の項目に格納されている他の遊技場IDと、遊技場情報テーブルの登録データから、統合可能な他の遊技場(グループ店舗)の遊技場名を全て特定する。
【0115】
次ぎに、Sy5のステップに進んで、会員情報テーブルにおいて、ログイン時に受付けた会員IDに対応付けて統合会員IDの項目に格納されている会員IDに基づいて、統合済みの遊技場の全遊技場名を特定する。具体的には、これら統合会員IDの項目に格納されている会員IDに対応する遊技場の遊技場名を、前述のエンコードデータベースにおいて該会員IDに対応する会員カードIDを特定した後に、該特定した会員カードIDが該当する対応会員カードIDの範囲に対応する遊技場名を特定する。
【0116】
そして、Sy4で特定した統合可能な他の遊技場(グループ店舗)の遊技場名と、Sy5で特定した統合済みの遊技場名とを含む、図19(a)に示すポイント合算案内ページを生成し(Sy6)、該生成したポイント合算案内ページを配信する。
【0117】
この本実施例のポイント合算案内ページには、図19(a)に示すように、存在する場合において統合済みの遊技場名と、統合可能な他の遊技場(グループ店舗)の遊技場名とともに、同一のグループに所属する遊技場に限りポイントの合算(カード統合)が可能である旨のメッセージ文と、ポイント合算(統合)済みの遊技場並びにポイント合算(統合)可能な遊技場が当該ページ下部に表示されている旨のメッセージ文と、ポイント合算(統合)する場合の操作案内のメッセージ文と、一度ポイントの合算(統合)を実施した場合には合算前の状態には戻せない等の注意事項と、合算(統合)後においては、合算(統合)対象の会員カードに対応して登録されている会員情報が、現在ログインしている会員IDに対応して登録されている会員情報に統一される旨のメッセージ文とが含まれている。
【0118】
尚、図19(a)においては、既に統合されている遊技場が存在しない場合を例示しているが、仮に、統合されている遊技場が存在する場合には、図中の波線内に例示するように、既に統合されている遊技場の遊技場名と該遊技場における会員IDが表示される。
【0119】
このポイント合算案内ページにおいてポイント合算(統合)の内容を確認した会員が、ポイント合算(統合)可能として表示されている遊技場におけるポイントを合算したい場合には、ポイント合算案内ページの末尾部に設けられている「ホールを追加」の選択入力部を選択入力する。
【0120】
この「ホールを追加」の操作に基づき、該操作があった旨の送信をポイント管理装置200が受信した場合には、該受信がSk2のステップにて検知されてSk3のステップに進む一方、「ホールを追加」以外の操作、具体的には、「トップへ」の選択操作部の操作があった場合には、カード統合処理を終了した後、当該会員のマイページへ移行する。
【0121】
そして、Sk3のステップにおいては、図19(c)に示す遊技場選択ページを配信する遊技場選択ページ配信処理を実施する。具体的に、本実施例の遊技場選択ページ配信処理においては、図19(c)に示すように、前述のポイント合算案内ページ送信処理におけるSy4のステップにて特定した統合可能な各遊技場名毎に、当該遊技場における会員IDの入力を受付けるためのカード番号受付け部並びに会員サイトへのログイン時に使用する暗証番号とを受付ける暗証番号受付け部とを有するとともに、「確認」の選択操作部と、「トップへ」の選択操作部とを有する遊技場選択ページを生成する遊技場選択ページステップと、該生成した遊技場選択ページを配信する遊技場選択ページ配信ステップとを実施する。
【0122】
つまり、本実施例の遊技場選択ページ送信処理においては、グループ該当店舗判定手段となる、Sk1のポイント合算案内ページ送信処理におけるSy2にてグループとして設定されている遊技場の遊技場IDであると判定されたことを条件に、本発明における会員識別情報受信手段となるログイン要求受信処理にて受信したログインページにて入力された会員IDに統合を希望する他の会員IDである統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)の入力を受付けるための遊技場選択ページ(統合受付けページ)を携帯電話機5に対して送信しており、該遊技場選択ページ送信処理を実施するCPU202によって、本発明における統合受付けページ送信手段が形成されている。
【0123】
また、本実施例の遊技場選択ページ送信処理においては、本発明における会員識別情報受信手段となるログイン要求受信処理において、ログインページで入力された会員IDの受信に応じて、該会員IDから特定される遊技場と同一グループに属する同一グループ店舗を特定し、該特定した同一グループ店舗を認識可能な情報となる、該同一グループ店舗の遊技場名を含むとともに、該特定した同一グループ店舗の内、統合を希望する店舗の選択を受付け可能であると共に、選択された同一グループ店舗における会員の会員IDを統合対象会員IDとして受付ける遊技場選択ページを携帯電話機5に対して送信する。
【0124】
このようにして配信された遊技場選択ページにおいて会員は、例えば、ログインしている会員IDが対応する遊技場Aのポイントに、合算したい遊技場、具体的には合算したい遊技場が遊技場Bである場合には、遊技場Bの名称である「○×△渋谷店」の名称に対応するカード番号入力部に該遊技場Bの会員カードの会員IDを、暗証番号入力部に該遊技場Bの会員カードの暗証番号を入力することにより、合算(統合)対象の遊技場の選択を行った後に、該遊技場選択ページの末尾部に設けられている「確認」の選択入力部を選択入力する。尚、該カード統合処理を中止したい場合には、「トップへ」の選択入力部を選択入力すれば良い。
【0125】
この「確認」の操作に基づき、携帯電話機5は、これら会員ID並びに暗証番号とに、該会員ID並びに暗証番号が入力されたカード番号入力部並びに暗証番号入力部に対応する遊技場名が、当該遊技場が選択されたことを示す情報として対応付けられた状態とされた統合要求を送信する。
【0126】
そして、該送信された統合要求の受信は、Sk4のステップにて検知され、該送信された統合要求を受信する統合要求受信処理がポイント管理装置200において実施される。
【0127】
つまり、本実施例の統合要求受信処理においては、本発明における統合受付けページとなる遊技場選択ページにて入力された統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)を携帯電話機5(端末装置)から受信しており、該統合要求受信処理を実施するCPU202によって、本発明における統合対象会員識別情報受信手段が形成されている。
【0128】
また、本実施例の統合要求受信処理においては、前記統合対象会員IDとともに選択を受付けた同一グループ店舗を特定可能な選択情報となる遊技場名を受信している。
【0129】
そして、Sk4からSk5のステップに進むことで、図14に示す統合処理が実行される一方、「確認」以外の操作、具体的には、「トップへ」の選択操作部の操作があった場合には、該カード統合処理を終了した後、当該会員のマイページへ移行する。
【0130】
本実施例の統合処理における具体的な処理内容は、図14に示すように、まず、Sk3にて配信した遊技場選択ページのカード番号入力部にて受付けた統合対象となる会員ID(統合対象会員ID)が、受信した統合要求に該統合対象会員IDに対応付けられている遊技場名の遊技場の会員IDに該当するか否かを、各統合対象会員ID毎に判定する(St1)。
【0131】
具体的には、前述のエンコードデータベースにおいて該統合対象会員IDに対応する会員カードIDを特定し、該特定した会員カードIDが該当する遊技場情報テーブルの対応会員カードIDの範囲に対応する遊技場IDと、受信した統合要求に該統合対象会員IDに対応付けられている遊技場名に対応して遊技場情報テーブルに記憶されている遊技場IDとが同一であるとともに、統合対象会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、受信した統合要求に該統合対象会員IDに対応付けて含まれる暗証番号とが一致するか否かに基づいて、統合要求に含まれる各統合対象会員IDが、配信された遊技場選択ページにて選択された、当該統合対象会員IDが入力されたカード番号受付け部が対応する遊技場名の遊技場の会員IDに該当するか否かが判定され、該判定結果が該当するとの判定結果でない場合には、St11のステップに進み、図示しないエラーページを配信して該統合処理を終了する。
【0132】
つまり、本実施例の統合処理におけるSt1のステップにおいては、本発明の統合対象会員識別情報受信手段となる統合要求受信処理にて受信した統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)に対応する遊技場の遊技場IDが、本発明の会員識別情報受信手段となるログイン要求受信処理にて受信したログインページにて入力された会員IDに対応する遊技場のグループに属する同一グループ店舗の遊技場IDであるか否かを判定しており、該統合処理におけるSt1のステップを実施するCPU202によって、本発明における同一グループ店舗判定手段が形成されている。
【0133】
また、本発明の同一グループ店舗判定手段、となるSt1のステップにおいては、統合要求受信処理(統合対象会員識別情報受信手段)にて受信した統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、該統合対象会員IDとともに受信した選択情報である遊技場名にて会員によって選択されたことが特定される選択同一グループ店舗の遊技場IDであるか否かを判定することにより、該統合対象会員IDに対応する遊技場の遊技場IDが、ログイン要求受信処理(会員識別情報受信手段)で受信した会員ID、つまり、ログインページで入力された会員IDに対応する遊技場のグループに属する同一グループ店舗の遊技場IDであるか否かを判定するとともに、これらSt1のステップの判定を行うことで、統合対象会員IDの遊技場とログインにて携帯電話機5から受信した会員IDの遊技場とが同一の遊技場であるか否かの判定、更には、複数の統合対象会員IDが統合要求に含まれる場合には、これら各統合対象会員IDが該当する遊技場が同一の遊技場であるか否かの判定も実施することになる。
【0134】
尚、本実施例では、例えば、遊技場Bに対応するカード番号入力部並びに暗証番号入力部に、誤って、グループ店舗である遊技場Cの会員IDと暗証番号とを入力した場合や、逆に、遊技場Cに対応するカード番号入力部並びに暗証番号入力部に、誤って、グループ店舗である遊技場Bの会員IDと暗証番号とを入力した場合には、これら遊技場Cや遊技場Bがログイン中の会員IDが対応する遊技場Aと同一グループに所属する遊技場であっても、統合対象会員IDが該カード番号入力部が対応する遊技場B若しくは遊技場Cの会員IDに該当しないと判定されて、エラーページが配信されることになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら入力間違いがあった場合には、例えば、「入力された会員IDは遊技場C若しくは遊技場Bのものですが、該会員カードのポイントを合算しますか?」等のメッセージを含む確認ページを配信して、確認を受付けた場合には、ポイントの合算を許諾するようにしても良い。
【0135】
また、本実施例では、統合要求に複数の統合対象会員IDが含まれている場合に、その統合対象会員IDの全てが、当該統合対象会員IDが入力されたカード番号受付け部が対応する遊技場名の遊技場の会員IDに該当しない、つまり、1つでも統合対象会員IDが入力されることで選択された遊技場の会員IDに該当しない場合には、エラーページを配信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら複数の統合対象会員IDの内、選択された遊技場の会員IDに該当すると判定された統合対象会員IDの遊技場のポイントについては、合算を認めるようにしても良い。
【0136】
一方、St1の判定結果が、全ての統合対象会員IDが選択された遊技場の会員IDに該当するとの判定結果である場合には、St2のステップに進んで、統合対象の遊技場がログインにて受付けた会員IDの遊技場と同一のグループに属するチェーン店であるとともに、統合対象会員IDの遊技場とログインにて携帯電話機5から受信した会員IDの遊技場とが同一の遊技場ではなく、且つ、統合要求に含まれる各統合対象会員IDが該当する遊技場が同一の遊技場でないと判定した後、St6のステップに進む。
【0137】
このSt6のステップにおいては、図20(a)に示す確認ページを配信する。この、本実施例の確認ページにおいては、図20(a)に示すように、遊技場選択ページにて受付けた受付け内容である、例えば、ログイン中の会員IDである遊技場Aの会員カードに合算(統合)する合算(統合)対象となる遊技場、具体的には遊技場Bの遊技場名と、該遊技場における当該会員の会員IDとともに、当該会員の会員情報、具体的には、ログイン中の会員IDに対応付けて会員情報テーブルに記憶されている生年月日や性別、電子メールアドレスに加えて、これらログイン中の会員IDと統合対象会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されているポイント数の合計に基づく合算後のポイント数、合算(統合)後の暗証番号が現在ログインしている暗証番号となる旨のメッセージ文とが含まれており、会員は、ポイント合算(統合)を実施する遊技場と、自身の会員情報と、統合後におけるログインに使用する暗証番号とを確認することができるようになっており、カード統合を実施する遊技場が間違っていて変更したい場合には、該ページ末尾部に設けられている「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、前述の遊技場選択ページに戻って、カード統合を実施する遊技場の選択を変更すれば良く、カード統合を実施する遊技場が間違っていない場合には、該ページ末尾部に設けられている「合算」の選択入力部を選択入力する。
【0138】
この「合算」の選択入力部の選択入力に応じて携帯電話機5から送信される、該「合算」の選択入力部が所定時間内に選択入力された旨の受信は、St7のステップにて検知されてSt8のステップに進み、遊技場選択ページにて受付けた統合対象の遊技場、つまり、図19(c)の場合であれば、統合対象の遊技場である遊技場Bにおける当該会員の会員ID(統合対象会員ID)に対応付けて会員情報テーブルに記憶されているポイント数と、ログイン中の遊技場Aの会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されているポイント数とを合算して合算ポイント数を算出した後、図4(b)に示すように、該算出した合算ポイント数に対応付けて、ログイン中の会員ID(遊技場A)と統合対象会員ID(遊技場B)とが記憶されるように会員情報テーブルを更新するとともに、双方の会員IDに対応する統合会員IDの項目に、合算(統合)される他の遊技場の会員IDが格納され、且つ、統合対象とされた統合会員IDに対応する暗証番号の項目に格納されているデータが消去されることで、暗証番号がログイン中の遊技場Aの会員カードの暗証番号に統一される(St9)。
【0139】
つまり、本実施例の統合処理のSt9のステップにおいて、本発明の同一グループ店舗判定手段を成すSt1のステップにて同一グループ店舗の遊技場IDであると判定されたことを条件に、ログインページにて入力された会員IDと統合対象会員IDとを関連付けるための処理、つまり、会員情報テーブルを更新する処理を実施しており、該統合処理のSt9のステップを実施するCPU202によって、本発明における統合会員識別情報関連処理手段が形成されている。
【0140】
また、本実施例の統合処理のSt8のステップにおいて、統合会員識別情報関連処理手段となる統合処理のSt9のステップにて関連付けられる、ログインページにて入力された会員IDと統合対象会員IDとに対応するポイント数を合算しており、該統合処理のSt8のステップを実施するCPU202によって、本発明におけるポイント合算手段が形成されている。
【0141】
また、本実施例の統合処理においては、St3のステップでNo、つまり、本発明における会員識別情報受信手段となるログイン要求受信処理にて受信した会員ID、すなわち、ログインページで入力した会員IDに対応する遊技場の遊技場IDと、本発明における統合対象会員識別情報受信手段となる統合要求受信処理にて受信した統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)に対応する遊技場の遊技場IDとが一致しないことを条件に、該ログインページで入力した会員IDと統合対象会員IDとを関連付けるためのSt9のステップを実施している。
【0142】
また、本実施例の統合処理においては、St5のステップでNo、つまり、本発明における統合対象会員識別情報受信手段となる統合要求受信処理にて、遊技場選択ページにおいて入力された複数の統合対象会員IDを受信したときに、該受信した複数の統合対象会員IDに対応する各遊技場の遊技場IDが同一でないことを条件に、ログインページで入力した会員IDと統合対象会員IDとを関連付けるためのSt9のステップを実施している。
【0143】
尚、「合算」の選択入力部が所定時間内に選択入力されない場合、つまり「戻って修正」の選択入力部が選択入力された場合には、St7からSk3に戻り、再度、遊技場選択ページ送信処理が実施されることで、遊技場選択ページが再度配信されて、統合対象の遊技場の選択が実施される。
【0144】
このSt9のステップにおける会員情報テーブルの更新は、具体的には、図4(a)と図4(b)とに示すように実施される。つまり、電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」の会員がログイン中の遊技場Aの所有ポイントである15ポイントと、統合対象の遊技場Bの所有ポイントである16ポイントとが合算されて、統合ポイントである31ポイントが算出され、該算出された統合ポイントである31ポイントに対応して、該会員の電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」や、ログイン中の遊技場Aの会員IDや暗証番号や生年月日、性別並びに遊技場Bの会員IDとが対応付けて記憶されるように更新されるとともに、遊技場Aの会員IDに対応する統合会員ID(1)の項目に遊技場Bの会員IDが格納され、遊技場Bの会員IDに対応する統合会員ID(1)の項目に遊技場Aの会員IDが格納され、且つ、遊技場Bの会員IDに対応する初期暗証番号と暗証番号のデータが消去される。
【0145】
そして、St9のステップにて算出された合算ポイント数と、統合が完了した旨のメッセージとを含む図20(b)に示す完了ページを配信することで、カード統合が問題なく完了したことが該会員に対して通知した後、該統合処理並びにカード統合処理を終了する。
【0146】
尚、上記の説明においては、既に、遊技場Aの会員カードと、遊技場Bの会員カードの双方の発行を受けている会員が、会員サイトにアクセスして、双方の会員カードについて既にポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合を例示したが、本実施例においては、前述の入会登録における入会完了ページにおいて、図16(d)に示すように、該入会完了ページの末尾部に設けられた「ポイントを合算する」のリンク項目が設けられていることにより、例えば、遊技場Aの会員カードについて入会登録を実施した後において、新たに遊技場Bの会員カードについて入会登録を実施した際に表示される前記入会完了ページにおいて、「ポイントを合算する」のリンク項目を選択することにより、図19(a)のポイント合算案内ページに移行して上述したカード統合処理によるポイントの合算を実施できるようになっている。つまり、新たな入会登録に伴って該入会登録した遊技場のポイントの合算を実施できるようになっている。
【0147】
次に、これらカード統合処理により合算された合算ポイントや所有ポイントを使用する流れについて説明する。まず、これら合算ポイントや所有ポイントを使用する際には、会員は、会員サイトに、例えば携帯電話機5からアクセスして、「会員の方はこちら」のメニューを選択することで、図17(a)に示すように、カード番号入力部と、暗証番号入力部とを含むログインページが配信されて表示される。
【0148】
そして、このログインページにおいては、前述したカード統合処理後である電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」の会員であれば、カード番号入力部には、遊技場A若しくは遊技場Bの会員IDのいずれを入力しても良く、暗証番号入力部には、統合前の遊技場Aの会員カードの暗証番号を入力する。
【0149】
このようにログインページの暗証番号入力部並びに暗証番号入力部に入力された会員IDと暗証番号を含むログイン要求は、前述したように、ログイン要求受信処理にて受信されて、該受信したログイン要求に含まれる会員IDに対応付けて、会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該受信したログイン要求に含まれる暗証番号とが一致するか否かを判定する認証処理を実施し、双方のに暗証番号とが一致することを条件に、該受信したログイン要求に含まれる会員IDに対応付けて、会員情報テーブルに記憶されている合算ポイントを含む、当該会員に専用とされた会員専用ページである、図17(b)のマイページを生成し、該生成したマイページをログイン要求の送信元の携帯電話機5に対して送信するマイページ送信処理を実施する。
【0150】
つまり、本実施例のマイページ送信処理においては、統合会員識別情報関連処理手段となる統合処理のSt9のステップにより関連付けられた会員ID、つまり、統合処理にて統合された遊技場Aと、統合処理における統合対象会員IDとなる遊技場Bの会員IDのいずれか一方を携帯電話機5(端末装置)から受信したことに基づいて、ポイント合算手段となる統合処理のSy8のステップにて合算された合算ポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページであるマイページを生成して、該携帯電話機5(端末装置)に送信しており、該マイページ送信処理を実施するCPU202によって、本発明における会員専用ページ生成送信手段が形成されている。
【0151】
そして、該配信された当該会員のマイページにおける、例えば、「■お知らせ」を選択して図15(b)に示すお知らせページを表示させ、該お知らせページにおける「…詳細な情報やご応募はこちらで。」のリンク表示を選択入力する。
【0152】
この「…詳細な情報やご応募はこちらで。」のリンク表示の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図21(b)に示す、リンクされた抽選キャンペーンの詳細ページを配信する。
【0153】
この図21(b)に示す抽選キャンペーンの詳細ページには、ログインした該会員が所有する合算ポイント(合算ポイントがなければ所有ポイント)のポイント数が、現在のポイントとして表示されているとともに、応募する抽選における賞品の画像等を含む詳細ない賞品情報と、必要応募ポイント数とが表示されるようになっている。
【0154】
また、該抽選キャンペーンの詳細ページには、図21(b)に示すように、該抽選に応募する口数を受付けるための口数入力部と、「リストに登録」の選択入力部と、「戻る」の選択入力部と、「申し込みリストを確認する」の選択入力部と、「キャンペーントップへ」の選択入力部と、「トップへ」の選択入力部とが設けられている。
【0155】
会員が、抽選キャンペーンの詳細ページに表示されている賞品の抽選に応募したい場合には、必要応募ポイントのポイント数と、現在のポイントとして表示されているポイント数とから応募可能な口数を判断し、該応募可能な口数の範囲内の口数を入力した後、「リストに登録」の選択入力部を選択入力する。尚、抽選に応募しない場合には「戻る」の選択入力部、「キャンペーントップへ」の選択入力部、或いは「トップへ」の選択入力部を選択入力することで、お知らせページ、当該キャンペーンのトップページ、或いはマイページに移行する。
【0156】
尚、「申し込みリストを確認する」の選択入力部を選択入力した場合には、既に応募を実施した抽選がある場合において、該応募した抽選の一覧を含む図示しない申し込みリストページが配信されて表示される。
【0157】
そして、「リストに登録」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図21(c)に示すように、抽選キャンペーンの詳細ページにおける賞品の賞品名と口数入力部にて受付けた口数と、当該応募口数に対して使用するポイント数と、「戻って修正」の選択入力部と、複数の抽選がリストに存在する場合におけるこれらの各抽選への応募口数の合計である合計口数と、該合計口数に対して使用する合計ポイントと、現在ポイントと、消費ポイント(合計ポイントに同じ)、現在ポイントから消費ポイントを差し引いた残ポイントと、「上記内容で申し込む」の選択入力部と、「戻って修正」の選択入力部と、「全てクリア」の選択入力部と、「キャンペーントップへ」の選択入力部と、「トップへ」の選択入力部とを有する申し込みリスト確認ページを配信することにより、会員は、申し込みを実施しようとしている応募内容を確認できるようになっている。
【0158】
この申し込みリスト確認ページにおける応募内容の確認において、該応募内容である応募口数を変更したい場合には、「戻って修正」の選択入力部して抽選キャンペーンの詳細ページに戻って応募口数を変更した後、「リストに登録」の選択入力部を選択入力して申し込みリスト確認ページに、再度、移行する一方、応募内容で問題ない場合には、「上記内容で申し込む」の選択入力部を選択入力する。尚、申し込みリスト確認ページにおける応募自体をキャンセルしたい場合には、「全てクリア」の選択入力部を選択すれば良い。
【0159】
この「上記内容で申し込む」の選択入力部が選択入力されたことによりポイント管理装置200は、当該会員が所有している合算ポイント若しくは所有ポイント、具体的には、会員情報テーブルにおいて、ログイン時に受付けた会員IDに対応付けて記憶されている所有ポイントと合算ポイントとから、消費ポイントを減算更新するとともに、該減算更新を実施した消費ポイントの使用実績を、該ログイン中の会員IDに対応する遊技場が属するグループの請求ファイルに反映させて、これら消費したポイントの決済を該請求ファイルにより当該グループに実施できるようにするポイント使用処理を実施する。尚、合算ポイントに対応する所有ポイントが複数存在する場合には、少ない所有ポイントから消費ポイントを減算し、不足するポイント数をその次に少ない所有ポイントから減算するというように、減算する。
【0160】
つまり、本実施例のポイント使用処理においては、本発明のポイント合算手段となる統合処理のSt8のステップにて合算された合算ポイント数を、会員が使用するための処理を実施しており、該ポイント使用処理を実施するCPU202によって、本発明におけるポイント使用処理手段が形成されている。
【0161】
そして、ログイン時に受付けた会員IDに対応付けて記憶されている電子メールアドレスに対して、該応募内容を含む確認メールを送信するとともに、図21(d)に示すように、抽選申込完了ページを配信して、抽選への応募が問題なく実施されたことを通知する。
【0162】
尚、上記説明では、抽選への応募について、図21(b)〜図21(d)の各ページを
例示して、具体的に説明したが、本実施例では、図示しないが、ポイントを使用した商品交換が可能とされており、これら商品交換に会員がポイントを使用したい場合には、図示しない商品交換ページに移行して、該商品交換ページにおいて交換を実施したい商品を選択して、商品交換を申し込むことにより、該会員が所有する合算ポイントまたは所有ポイントの範囲内の商品との交換を申し込めるようになっており、該商品交換の申し込みにより、該商品交換に必要とされるポイント数が、抽選への応募と同様に、該会員が所有する合算ポイントまたは所有ポイントから減算されるポイント使用処理が実施される。
【0163】
以上、本実施例によれば、グループ設定手段となる、リモート操作端末50のグループ店舗設定画面にてグループ設定されている遊技場(店舗)に限ってポイント数が合算され、会員が該合算したポイント数を使用することができるようになるので、これらポイント数の合算をグループ設定されているグループ関係にある遊技場(店舗)における来店促進に利用することができる。また、ポイント使用処理にて使用された消費ポイントに応じた対価を各遊技場毎に請求する場合に、合算ポイントが使用された場合には、これら消費ポイントに応じた対価を請求する遊技場を特定できないため問題が生じてしまうのに対し、これら対価をまとめて請求できるグループ関係にある遊技場(店舗)のみにポイントの合算を可能とし、前述のように、使用された合算ポイントに対応するグループの請求ファイルを更新することで、これら合算ポイントから使用された消費ポイントに応じた対価の請求において問題が生じてしまうこともない。
【0164】
また、本実施例によれば、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と、統合対象会員IDに対応する遊技場とが同一でない場合にポイント数の合算が許諾されるので、自己が会員登録している遊技場(店舗)において拾得した他人の会員カード(会員記録媒体)を使用して、当該他人が所有するポイント数が不正に合算されてしまうことを防止することができる。
【0165】
また、本実施例によれば、ログイン中の会員IDに対応する遊技場である統合元の遊技場に対して、統合しようとする統合対象の遊技場(店舗)が複数の場合においても、これら複数の統合対象の遊技場(店舗)が同一であるときにはポイント数の合算を実施しないので、同一遊技場(店舗)における会員カード(会員記録媒体)のポイント数が不正に統合されてしまうことを防止することができる。
【0166】
また、本実施例によれば、ポイント数の合算が可能な同一のグループに属する遊技場の遊技場名を含む本発明の統合受付けページとなる遊技場選択ページを配信することで、会員は、ポイント数の合算に際して合算が可能な遊技場(店舗)を認識できるようになるので、会員の利便性を向上できる。
【0167】
また、本実施例によれば、受信した統合要求に含まれる統合対象会員ID(会員識別情報)が、本発明の統合受付けページとなる遊技場選択ページにおいて選択可能とされた統合可能なグループ関係にある遊技場(店舗)、つまり、受信した統合要求に統合対象会員IDに対応して含まれている遊技場名の遊技場における会員ID(会員識別情報)に該当するか否かを判定するようにすることで、受信した統合要求に含まれる統合対象会員ID(会員識別情報)が対応する遊技場(店舗)が、統合可能なグループ関係にある遊技場(店舗)であるか否かを判定できとともに、これらの判定を、例えば、統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)を単純に受信して、該統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)に該当する遊技場が、ログイン中の会員IDに対応する遊技場(店舗)が同一グループ店舗であるか否かを判定する場合に比較して、これら判定に必要とされる処理負荷を低減でき、よって、迅速な判定を実施することができる。
【0168】
また、本実施例によれば、カード統合処理時においてログインしている会員ID(会員識別情報)または統合対象の遊技場の会員IDである統合対象会員ID(統合対象会員識別情報)のいずれを使用しても、当該会員専用のマイページが配信されるので、会員の利便性を向上できる。
【0169】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0170】
例えば、前記実施例では、ポイントの合算において、統合元の会員カードを、ログイン中の会員IDの会員カードとすることで、ポイントの合算に際して、ログイン中の会員IDと暗証番号との受付けを省略することで、会員の入力負荷を低減して、会員の利便性を向上できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらポイントの合算に際して、改めて、統合元の会員カードの会員IDと暗証番号とを、遊技場選択ページにおいて受付けるようにしても良い。
【0171】
また、前記実施例では、ポイント合算に際して、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一のグループに属する同一グループ店舗の遊技場の遊技場名、つまり合算可能な遊技場の遊技場名を含むとともに、各遊技場名毎に対応してカード番号入力部と暗証番号入力部とを有する図19(c)に示す遊技場選択ページを生成、配信して、会員ID並びに暗証番号の入力による遊技場の選択を受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技場選択ページとしては、図23(a)に示すように、合算可能な遊技場名を含み、共通のカード番号入力部を有する遊技場選択ページを生成、配信し、これらカード番号入力部に入力された統合対象会員IDが、該遊技場選択ページに含まれる合算可能な遊技場の会員IDに該当するか否かを判定し、且つ、共通のカード番号入力部に複数の統合対象会員IDが入力された場合には、これら複数の統合対象会員IDが同一の遊技場のものであるか否かを判定し、合算可能な遊技場の会員IDに該当し、且つ統合対象会員IDが同一の遊技場のものでない場合には、該当する遊技場の遊技場名と、該統合対象会員IDとを含むとともに、暗証番号入力部を有する図23(b)に示す確認ページを配信して暗証番号を受付け、該確認ページにて受付けた暗証番号が、統合対象会員IDに対応付けて会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と一致したときに、前述のSt8〜St9のステップを実施するようにしても良い。尚、これら図23(a)に示す遊技場選択ページを用いる場合には、統合対象会員IDが該遊技場選択ページに含まれる合算可能な遊技場の会員IDに該当するか否かを判定することで、統合対象会員IDに対応する遊技場IDと、ログイン中の会員IDに対応する遊技場IDとが同一でない、つまり、統合対象会員IDに対応する遊技場とログイン中の会員IDに対応する遊技場とが必ず異なることから、これらの判定を個別に実施する必要がないが、本発明はこれに限定されるものではなく、確認的に、統合対象会員IDに対応する遊技場IDと、ログイン中の会員IDに対応する遊技場IDとが同一であるか否かを判定するようにしても良い。
【0172】
また、前記実施例では、ポイント合算に際して、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一のグループに属するグループ店舗の遊技場の遊技場名を含む、図19(c)に示す遊技場選択ページを生成、配信して、会員ID並びに暗証番号の入力による遊技場の選択を受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図24(a)に示すように、合算可能な遊技場名を含まず、合算したい遊技場の会員IDを、一度に複数入力可能なカード番号入力部のみを有する遊技場選択ページを配信するとともに、前述したように、統合対象会員IDの遊技場と統合元の会員カードの遊技場とが同一であるか否かを判定や、受信した統合要求に複数の統合対象会員IDが含まれるときには、受信した各統合対象会員IDが該当する遊技場が同一の遊技場であるか否かの判定を、St1のステップを実施することにより判定する図14の統合処理に代えて、これらの判定を、個別に実施する図25のフロー図に示す統合処理を実施するようにしても良い。
【0173】
具体的には、図25に示すように、図24(a)に示す遊技場選択ページのカード番号入力部に入力された統合対象会員IDを含む統合要求を受信したときにポイント管理装置200は、まず、ログイン中の会員ID、つまり、ログイン要求受信処理にて受信したログインページにて入力された会員IDに対応する遊技場IDと、受信した統合対象会員IDに対応する遊技場IDとを、前述のエンコードデータベースを用いて特定する(St0)。
【0174】
そして、該特定した統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一のグループに属するグループ店舗の遊技場IDと同一であるか否かを、該ログイン中の会員IDに対応する遊技場の遊技場IDとともに遊技場情報テーブルの所属店舗の項目に格納されている他の遊技場IDに一致するか否かに基づいて判定した後(St1’)、St3のステップに進んで、該統合対象会員IDの遊技場とログインにて携帯電話機5から受信した会員IDの遊技場とが同一の遊技場であるか否か、具体的には、St0のステップにて特定した統合対象会員IDの遊技場と、ログインにて受信した会員IDに対応する遊技場、つまり統合元の会員カードの遊技場とが同一であるか否かを判定する。
【0175】
該判定において同一の遊技場、つまり遊技場IDが同一であると判定された場合にはSt11のステップに進み、図示しないエラーページを配信して該統合処理を終了する一方、St3の判定において同一の遊技場でないと判定された場合には、St4のステップに進み、遊技場選択ページにおいて複数の統合対象会員IDが受付けられることにより、複数の統合対象会員IDを含む統合要求を受信したか否かを判定し、複数の統合対象会員IDを受信していない場合にはSt6のステップに進む一方、複数の統合対象会員IDを受信した場合には、St5のステップに進んで、これら受信した各統合対象会員IDが該当する遊技場が、同一の遊技場であるか否かを判定する。
【0176】
具体的には、前述したSt0のステップにて特定した各統合対象会員IDの遊技場の遊技場IDが、同一のものを含むか否かに基づいて、該受信した各統合対象会員IDが該当する遊技場が同一の遊技場であるか否かが判定される。
【0177】
そして、該判定において統合対象会員IDの遊技場が同一の遊技場であると判定された場合にはSt11のステップに進み、図示しないエラーページを配信して該統合処理を終了する一方、同一の遊技場でないと判定された場合には、St6のステップに進む。
【0178】
尚、この図25に示す統合処理においては、統合対象会員IDの遊技場が3つや4つであって、その内の2つの遊技場のみが同一である場合でも、つまり、複数の統合対象の遊技場の内、同一の遊技場が含まれる場合には、エラーページを配信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら同一の遊技場におけるポイントの合算を不可として、その他の同一ではない遊技場のポイントの合算は、許諾するようにしても良い。
【0179】
そして、St6のステップに進むことで、図24(b)に示す確認ページを配信して、「合算」の選択入力部が選択入力されたことに基づいて、St8〜St10のステップを実施することにより、該カード番号入力部に入力された会員IDに対応して会員情報テーブルに管理されている所有ポイントを合算するとともに、これら会員IDを関連付けるための処理を実施するようにしても良い。尚、これら図24(a)に示す遊技場選択ページのカード番号入力部において、改めて、ログイン中の会員IDの入力も受付けるようにしても良い。
【0180】
尚、これら図24(a)に示す遊技場選択ページを用いる場合には、図25に示す統合処理に代えて、カード番号入力部に入力された統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一のグループに属するグループ店舗の遊技場IDと同一であるか否かの判定とともに(St1’)、St0のステップにて特定した、これら統合対象会員ID並びにログイン中の会員IDに対応する遊技場IDとが、全て異なるか否かを判定することで、統合対象会員IDに対応する遊技場と、ログイン中の会員IDに対応する遊技場とが同一でないとの判定とともに、各統合対象会員IDに対応する遊技場が同一でないとの判定を実施し、全ての遊技場IDが異なることを条件として、本発明の統合会員識別情報関連処理手段並びにポイント合算手段となるSt6〜St10のステップを実施するようにすれば良い。
【0181】
更に、図24(a)に示す遊技場選択ページを用いる場合には、図25に示す統合処理に代えて、カード番号入力部に入力された統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一のグループに属するグループ店舗の遊技場IDと同一であるか否かを判定を、ログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一グループに属する、該ログイン中の会員IDに対応する遊技場以外のグループ店舗の遊技場IDを特定し、カード番号入力部に入力された統合対象会員IDに対応する遊技場IDが、これら特定したグループ店舗の遊技場IDに一致するか否かを判定するとともに、統合対象会員IDが複数であれば、これら統合対象会員IDに対応する遊技場IDが同一でないことを条件として、本発明の統合会員識別情報関連処理手段並びにポイント合算手段となるSt6〜St10のステップを実施するようにすれば良い。つまり、この場合には、予めグループ店舗の遊技場IDとして、ログイン中の会員IDに対応する遊技場の遊技場IDが除外されているので、これらグループ店舗の遊技場IDに統合対象会員IDが対応する遊技場IDが一致する場合には、統合対象会員IDが対応する遊技場がログイン中の会員IDに対応する遊技場と異なることになるので、これら統合対象会員IDが対応する遊技場がログイン中の会員IDに対応する遊技場と同一であるか否かの判定を実施しなくても良い。
【0182】
また、前記実施例では、遊技場選択ページにおいて、カード番号入力部と暗証番号入力部への入力によって、該カード番号入力部と暗証番号入力部に対応する遊技場名の遊技場の選択を受付けたこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図24(c)に示すように、遊技場選択ページに含まれる各遊技場名毎に、会員が選択可能なチェックボックスを設けておき、該チェックボックスの入力の有無により、遊技場の選択を、個別に受付けるようにしても良い。
【0183】
また、前記実施例では、全ての会員のマイページの会員情報のサブメニューとして、「ポイントの合算」を含むようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ログインページにて受付けた会員IDに対応するグループが、当該会員IDに対応する遊技場のみのグループ、つまり、該グループに属する他の遊技場が存在しない遊技場である場合には、図24(d)に示すように、「ポイントの合算」を含まないサブメニューを有するマイぺージを配信するようにすることで、誤って「ポイントの合算」のサブメニューが選択されて、不必要にカード統合処理が実施されてしまうことを回避できるようにしても良い。
【0184】
また、前記実施例では、会員が携帯電話機5にてアクセスした場合におけるサイトの各ページを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの各ページとしては、表示させる内容や受付ける情報等が同じであれば良く、パソコン6用とされた、より詳細な説明や映像を含む各ページとしても良い。
【0185】
また、前記実施例では、会員情報テーブルに統合会員IDの項目を設定し、該統合会員IDの項目に、統合した会員カードの会員IDを格納するように、会員情報テーブルをSt9のステップにて更新する処理を、これら会員情報テーブルの会員IDの項目に格納されている会員IDと、統合会員IDの項目に格納されている会員ID(統合対象会員ID)とを関連付けるための処理として実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら関連付けるための処理としては、これらの対応する会員IDを会員情報テーブルとは個別の統合情報テーブルに記憶することで関連付けを実施したり、これら統合会員IDの項目を設けることなく、会員情報テーブルにおいて、同一のフラグに対してこれら会員IDと統合対象会員IDとが対応付けられて記憶されるように、会員情報テーブルを更新するようにしても良い。
【0186】
また、前記実施例では、会員情報テーブルに合算ポイントの項目を設けておき、予め各会員の合算ポイントを算出して記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら合算ポイントを予め算出するのではなく、例えば、カード統合処理後においても、各遊技場のポイント数を記憶しておき、これら統合されている各遊技場における所有ポイントを、ログイン時やポイントの利用時において合算して、合算ポイントを算出するようにしても良い。
【0187】
また、前記実施例では、ポイントの合算を実施した場合において、該ポイントの合算時においてログインしていた会員IDに加えて、合算(統合)対象の他のグループ店舗の遊技場の会員IDによっても、ログインできるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらポイントの合算後においては、ポイントの合算時においてログインしていた会員IDのみによって、ログインできるようにしても良い。
【0188】
また、前記実施例では、既に、会員サイトにおいて、入会登録を既に実施している会員カードについて、ポイントの合算を可能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、会員情報テーブルにて、認証情報のみが記憶されており、未だ、電子メールアドレス等の記憶がなされていない未入会の会員カードも、暗証番号に代えて初期暗証番号を受付けることにより合算できるようにしても良い。
【0189】
更には、複数の会員カードのいずれの会員カードについても入会登録を実施していないことにより、ログインができない場合において、新たに入会登録を実施する場合において、これら入会登録と同時に、未入会の他の会員カードのポイントの合算も実施できるようにしても良い。
【0190】
また、前記実施例においては、統合処理のSt1のステップにおいて、受信した統合要求に含まれる統合対象会員IDが、該統合対象会員IDが入力されたカード番号入力部に対応する遊技場名の遊技場の会員IDであるか否かを判定する際に、受信した統合要求に含まれる該統合対象会員IDに対応して含まれる暗証番号が、会員情報テーブルにおいて該統合対象会員IDに対応して記憶されている暗証番号に一致するか否かについても、判定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、該St1のステップにおいては、少なくとも、受信した統合要求に含まれる統合対象会員IDが、該統合対象会員IDが入力されたカード番号入力部に対応する遊技場名の遊技場の会員IDであるか否かを判定するので良く、暗証番号の一致判定を実施しない構成としても良い。
【0191】
また、前記実施例では、1日に所定時間に消費情報がポイント管理装置200に対して送信されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記したように、カードユニット3から消費情報を収集するようにしても良く、これらカードユニット3から消費情報を収集する場合にあっては、会員カードの返却に応じて、該返却された会員カードに記憶されている会員IDを含む送信データ列の消費情報を、遅滞なく送信することで、ポイント管理装置200におけるポイントの付与等の処理が、ほぼリアルタイムにて実施されるようにしても良い。
【0192】
また、前記実施例においては、カード管理端末10と会員管理端末11の双方が、ポイント管理装置200を運営する運営機関により提供されることにより、図7に示すように、消費金額に加えて、会員管理端末11により取得された大当り回数やスタート回数や打込玉数等の遊技情報、並びに会員IDとを含む送信データ列から成る消費情報が送信されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、会員カードIDに対応付けて各会員カードに残存する遊技用残額を管理するカード管理端末10のみが設置され、ポイント管理装置200を運営する運営機関以外の他社が提供する会員管理端末が設けられた遊技場の場合には、これら他社の会員管理端末から各種の遊技情報や会員IDを含む送信データ列を取得できないので、これら消費情報としては、カード管理端末10から、会員IDに代えて会員カードIDを含むとともに、消費金額のみを含む送信データ列から成る消費情報を収集すれば良く、このような遊技場にあっては、消費金額に応じたポイントの付与のみを実施すれば良い。また、このような場合においては、会員カードIDも会員ID同じく、各会員カードに記憶されているので、本発明における会員識別情報に該当する。つまり、前記実施例においては、会員識別情報として会員IDを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員IDに代えて会員カードIDを使用するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0193】
【図1】本発明のポイント管理装置を適用した実施例におけるポイントシステムの全体像を示すシステム構成図である。
【図2】本実施例のポイント管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、本実施例の遊技場情報テーブルを示す図であり、(b)は、本実施例のグループ情報テーブルを示す図である。
【図4】(a)、(b)は、本実施例の会員情報テーブルを示す図である。
【図5】(a)は、本実施例のポイント付与条件設定画面を示す図であり、(b)は、本実施例のポイント利用条件設定画面を示す図である。
【図6】本実施例のグループ店舗設定画面を示す図である。
【図7】本実施例に用いた送信データ列の構成を示す図である。
【図8】本実施例のポイント管理装置における消費情報収集処理の処理内容を示すフロー図である。
【図9】本実施例のポイント管理装置における認証データ収集処理の処理内容を示すフロー図である。
【図10】本実施例のポイント管理装置における生産情報受信処理の処理内容を示すフロー図である。
【図11】本実施例のポイント管理装置におけるポイント付与処理の処理内容を示すフロー図である。
【図12】本実施例のポイント管理装置におけるカード統合処理の処理内容を示すフロー図である。
【図13】本実施例のポイント管理装置における統合予備ページ送信処理の処理内容を示すフロー図である。
【図14】本実施例のポイント管理装置における統合処理の処理内容を示すフロー図である。
【図15】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図16】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図17】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図18】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図19】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図20】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図21】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図22】本実施例のポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図23】その他の実施形態においてポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図24】その他の実施形態においてポイント管理装置から配信されて会員の携帯電話機に表示される各ページを示す図である。
【図25】その他の形態における統合処理の処理内容を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0194】
2 パチンコ機
3 カードユニット
10 カード管理端末
11 会員管理端末
50 リモート操作端末
100 中央管理装置
200 ポイント管理装置
202 CPU
205 記憶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各店舗において会員登録した会員が所持する会員記録媒体に記録された該会員を個々に識別可能な会員識別情報に対応付けて、当該会員が所有するポイント数を管理するポイント管理装置であって、
複数の店舗をグループとして設定するグループ設定手段と、
前記会員が操作可能とされた端末装置から、該会員が所持する会員記録媒体に記録されている会員識別情報を受信する会員識別情報受信手段と、
該会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に対応する店舗を個々に識別可能な店舗識別情報が、前記グループ設定手段にてグループとして設定されている店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するグループ該当店舗判定手段と、
該グループ該当店舗判定手段にてグループとして設定されている店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件に、前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に統合を希望する他の会員識別情報である統合対象会員識別情報の入力を受付けるための統合受付けページを前記端末装置に対して送信する統合受付けページ送信手段と、
前記統合受付けページにて入力された統合対象会員識別情報を前記端末装置から受信する統合対象会員識別情報受信手段と、
該統合対象会員識別情報受信手段にて受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店舗の店舗識別情報であるか否かを判定する同一グループ店舗判定手段と、
該同一グループ店舗判定手段にて同一グループ店舗の店舗識別情報であると判定されたことを条件に、当該会員識別情報と統合対象会員識別情報とを関連付けるための処理を行う統合会員識別情報関連処理手段と、
該統合会員識別情報関連処理手段にて関連付けられる会員識別情報と統合対象会員識別情報とに対応するポイント数を合算するポイント合算手段と、
該ポイント合算手段にて合算された合算ポイント数を、前記会員が使用するための処理を行うポイント使用処理手段と、
を備えることを特徴とするポイント管理装置。
【請求項2】
前記統合会員識別情報関連処理手段は、前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報と、前記統合対象会員識別情報受信手段にて受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報とが一致しないことを条件に、該会員識別情報と該統合対象会員識別情報とを関連付けるための処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のポイント管理装置。
【請求項3】
前記統合会員識別情報関連処理手段は、前記統合対象会員識別情報受信手段が、前記統合受付けページにおいて入力された複数の統合対象会員識別情報を受信したときに、該受信した複数の統合対象会員識別情報に対応する各店舗の店舗識別情報が同一でないことを条件に、これら複数の統合対象会員識別情報と前記会員識別情報受信手段にて受信した会員識別情報とを関連付けるための処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のポイント管理装置。
【請求項4】
前記統合受付けページ送信手段は、前記会員識別情報受信手段による会員識別情報の受信に応じて前記同一グループ店舗を特定し、該特定した同一グループ店舗を認識可能な情報を含む統合受付けページを前記端末装置に対して送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポイント管理装置。
【請求項5】
前記統合受付けページ送信手段は、前記特定した同一グループ店舗の内、統合を希望する店舗の選択を受付け可能であると共に、選択された同一グループ店舗における前記会員の会員識別情報を前記統合対象会員識別情報として受付けるための統合受付けページを送信し、
前記統合対象会員識別情報受信手段は、前記統合対象会員識別情報とともに前記選択を受付けた同一グループ店舗を特定可能な選択情報を受信し、
前記同一グループ店舗判定手段は、前記統合対象会員識別情報受信手段にて受信した統合対象会員識別情報に対応する店舗識別情報が、該統合対象会員識別情報とともに受信した選択情報から特定される選択同一グループ店舗の店舗識別情報であるか否かを判定することにより、該統合対象会員識別情報に対応する店舗の店舗識別情報が、前記会員識別情報受信手段で受信した会員識別情報に対応する店舗のグループに属する同一グループ店舗の店舗識別情報であるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載のポイント管理装置。
【請求項6】
前記統合会員識別情報関連処理手段により関連付けられた前記会員識別情報または前記統合対象会員識別情報のいずれか一方を前記端末装置から受信したことに基づいて、前記ポイント合算手段にて合算された合算ポイント数を少なくとも含む当該会員専用の会員専用ページを生成して該端末装置に送信する会員専用ページ生成送信手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポイント管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2008−61719(P2008−61719A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−240783(P2006−240783)
【出願日】平成18年9月5日(2006.9.5)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】