説明

マイクロバブル発生シャワー器

本発明は、マイクロバブルシャワー器に関するものである。本発明は、水道水が移動する流路が形成されたシャワー器胴体の上部に一体で形成されて、この流路と連結される挿入部が貫通形成されて、挿入部の一面には水道水の水圧を上昇させる傾斜誘導部が形成されて、この挿入部の先端部には螺糸山が形成される結合部が形成されたシャワー器ヘッドと、該シャワー器ヘッドの挿入部に挿入固定されて、水道水の水圧を利用してこの水道水に含まれた溶存酸素を圧力抵抗及び摩擦抵抗を通じてマイクロメーター大きさの超微細気泡がなされたマイクロバブルを生成して、前記水道水の浄化及び殺菌効能を極大化するバブルノズルと、及び前記シャワー器ヘッドの結合部に結合されて、前記バブルノズルと締結されて、このバブルノズルによって発生された前記マイクロバブルが含まれた水道水を噴射する複数の噴射口が形成された噴射ノズルを含むことを特徴とするマイクロバブルシャワー器を提供する。本発明によると、水道水の自体圧力変化で発生する摩擦抵抗、圧力抵抗、水及び溶存酸素の膨張などによってマイクロバブルを発生させるバブルノズルを通じて水道水の浄化効能及び殺菌効能を極大化して水道水に含まれた有害細菌によってかゆみ症状やアレルギー、アトピーなど各種皮膚病を防止することができる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、マイクロバブルシャワー器に関するものである。より詳細には、水道水の水圧を利用して水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーターの大きさで超微細気泡化がなされるようにして、マイクロバブルを生成するバブルノズルを設置することで、マイクロバブルによって水道水の浄化及び殺菌効能を向上させるバブルノズルが設置されて肌細菌を殺菌させて、陰イオンを発生するマイクロバブルシャワー器に関するものである。
【0002】
〔背景技術〕
一般に、シャワー器は内部に水路が形成されて、水路と連通される多数個の吐出口が貫通形成されて、その基端部が水を供給する給水ラインに連結されるものであり、使用者がシャワー器を把持して身体の所望の部位を、シャワーを浴びることができるようにする器具である。
【0003】
ところが、従来のシャワー器は、長期間使用時にその内部の水路に有害細菌が繁殖するようになって、シャワー時に有害細菌が水と共に身体と直接接触による肌健康などに害を被れる問題点がある。
【0004】
特に、肌が敏感な人の場合には有害細菌によってひどい場合かゆみ症状やアレルギー、アトピーなど各種皮膚病を誘発することがきる問題点がある。
【0005】
図1及び図2は、従来技術による殺菌機能が具備されたシャワー器を示した図面である。
【0006】
図示したところのように、従来技術によるシャワー器100は、韓国登録実用新案第0139864号に載せられたものであり、シャワー水が噴出される噴出網112が具備されたシャワー器ヘッド部110、内部にシャワー器ヘッド部110と連通される導管102が形成されたシャワー器取っ手部120、シャワー器取っ手部120の導管102内にシャワー水の通路を横切って設置されて、上下面に通水口132が形成されたフィルターケーシング130、フィルターケーシング130の中に極細銅繊維束140が挿入されて、銅繊維束140の上下側にはそれぞれ炭素繊維網150が設置された流入側フィルター手段160及びシャワー器ヘッド部110内の噴出網112後段にシャワー水の通路を横切って設置されて、上下面に通水口132が形成されたフィルターケーシング130のうちには極細銅繊維束140が挿入されて、銅繊維束140の上下側にはそれぞれ炭素繊維網150が設置されてなされた噴出側フィルター手段170を含んで構成される。
【0007】
このように構成された従来技術によるシャワー器100は、シャワー器100の前端に殺菌フィルターのような流入側フィルター手段150及び噴出側フィルター手段160を設置して有害細菌の繁殖を防止して、水の殺菌効果を優秀に維持するものであるが、このような殺菌フィルターを別に設置するとしても、殺菌フィルターの寿命が長続きすることができないために、周期的に入れ替え設置しなければならないなどの煩わしさがあるだけではなく、殺菌フィルターの入れ替え設置費用のようなコストもたくさん必要となる問題点がある。
【0008】
また、図2に示されたところのように、従来技術によるシャワー器は、登録実用新案第0336396号に載せられたものとして、内部に水路210が形成されて、この水路210の内部に具備されて多数個の気孔222が形成されるように銀をブロック形状のフォーム形態で製作した銀フォーム220、水路210を通過する水が銀フォーム220によって殺菌されるシャワー器ヘッド230及び水路210と連通される吐出口220が貫通形成されて、その基端部が水を供給する給水ライン230に連結されるようになされたシャワー器200を含んで構成される。
【0009】
このように構成された従来技術によるシャワー器200は、銀を主成分にして殺菌フィルターの機能をする銀フォーム220の寿命をさらに延長されて使用するのに簡便で、設置費用などを節減するために発明されたものであるが、これもまた、図1に載せられた従来技術のシャワー器と同じく単純に寿命だけ延ばしただけで、銀フォーム220の内部に水が通過する時に発生する各種異物などが積もりながら殺菌の効果がなされることができないことは勿論、この異物によってむしろ細菌が増殖するようになって結局、銀フォーム220も一定時間が経てば入れ替らなければならない問題点があった。
【0010】
そして、殺菌フィルターの機能をする銀フォーム220の主成分が銀を主成分にしているために、銀フォーム220の価格が一般的な殺菌フィルターより高価であるしかなくて、入れ替え費用が上昇して非経済的な問題点があった。
【0011】
〔発明の開示〕
〔技術的課題〕
このような問題点を解決するために本発明は、水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーター大きさの超微細気泡化して、マイクロバブルを生成するバブルノズル及びこのマイクロバブルが含まれた水道水を噴射する噴射ノズルが設置されたマイクロバブルシャワー器を提供することにその目的がある。
【0012】
また、本発明は、水道水の自体圧力変化で発生する摩擦抵抗及び圧力抵抗を通じて水道水に含まれた溶存酸素が渦流現象で膨脹してマイクロメーター大きさで超微細気泡化がなされて、マイクロバブルを発生させるバブルノズルを通じて水道水の浄化効能及び殺菌効能を極大化することで、水道水に含まれた有害細菌によってかゆみ症状やアレルギー、アトピーなど各種皮膚病を防止するのにその目的がある。
【0013】
〔技術的解決手段〕
このような目的を達成するために本発明は、水道水が移動する流路が形成されたシャワー器胴体の上部に一体で形成されて、この流路と連結される挿入部が貫通形成されて、挿入部の一面には水道水の水圧を上昇させる傾斜誘導部が形成されて、この挿入部の先端部には螺糸山が形成される結合部が形成されたシャワー器ヘッドと、該シャワー器ヘッドの挿入部に挿入固定されて、その中央に締結孔が貫通形成されて、水道水が流入されるように前記流路と連結される流入口と、該流入口から流入される水道水の溶存酸素に圧力抵抗が発生される圧力抵抗部と、水道水の溶存酸素に摩擦抵抗が起きるように前記圧力抵抗部と連結される摩擦誘導部及びこの摩擦誘導部の下側端部に水道水が流出される流出口でなされて前記圧力抵抗部の圧力抵抗と前記摩擦誘導部の摩擦抵抗によって水道水の溶存酸素をマイクロメーターの大きさの超微細気泡でなされたマイクロバブルを生成して水道水の浄化及び殺菌効能を極大化するバブルノズルと、及び前記シャワー器ヘッドの結合部に水密パッキングが圧着されたまま結合されて、前記バブルノズルの締結孔と締結されるネジ穴が形成されて、スクリューによってバブルノズルに固定されて、スクリューの外面を囲む締結カバーが具備されて、このバブルノズルによって発生されたマイクロバブルが含まれた水道水を噴射する複数の噴射口が形成された噴射ノズルを含んで、前記噴射ノズルの噴射口はこの噴射ノズルの中心部側に複数形成される第1噴射口と、第1噴射口と所定間隔離隔されるように複数形成される第2噴射口を含んで構成されて、前記第1噴射口の内側部に形成される内側隔壁によって前記バブルノズルを通じて流出される前記マイクロバブルが含まれた水道水を逆流させて2次マイクロバブルが生成されることを特徴とするマイクロバブル発生シャワー器を提供する。
【0014】
また、本発明は、前記流入口の直径が0.7mm〜1.2mmの直径で形成されて、前記バブルノズルに10個形成されることを特徴とするマイクロバブルシャワー器を提供する。
【0015】
〔有利な効果〕
以上で説明したところのように本発明によると、水道水の自体圧力変化で発生する摩擦抵抗及び圧力抵抗を通じて水道水に含まれた溶存酸素が渦流現象で膨脹してマイクロメーター大きさで超微細気泡化がなされて、マイクロバブルを発生させるバブルノズルを通じて水道水の浄化効能及び殺菌効能を極大化することで、水道水に含まれた有害細菌によってかゆみ症状やアレルギー、アトピーなど各種皮膚病を防止することができる効果がある。
【0016】
また、本発明によると、水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーター大きさの超微細気泡化してマイクロバブルを生成するバブルノズルを提供することで、半永久的に使用可能で入れ替え及び設置費用を著しく節減することができる効果がある。
【0017】
〔図面の簡単な説明〕
図1は従来技術による殺菌フィルターが具備されたシャワー器を示した図面である。
【0018】
図2は従来技術による殺菌機能が具備されたシャワー器を示した図面である。
【0019】
図3は本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した分解斜視図である。
【0020】
図4は本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した結合断面図である。
【0021】
図5は本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器のバブルノズルを示した図面である。
【0022】
図6は本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器の噴射ノズルを示した図面である。
【0023】
図7ないし図9は本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した作動状態図である。
【0024】
〔符号の説明〕
300 マイクロバブルシャワー器
310 シャワー器胴体
312 流路
314 給水ライン
320 シャワー器ヘッド
322 挿入部
324 結合部
326 傾斜誘導部
328 螺糸山
330 バブルノズル
331 内壁
332 流入口
334 締結孔
335 圧力抵抗部
336 マイクロバブル発生部
337 摩擦誘導部
338 流出口
340 噴射ノズル
342 ネジ穴
344 締結カバー
345 内側隔壁
346 第1噴射口
348 第2噴射口
350 水密パッキング
〔発明を実施するための最良の様態〕
以下、本発明の望ましい実施例を添付された図面らを参照して詳しく説明する。まず、各図面の構成要素らに参照符号を付け加えることにおいて、等しい構成要素らに対してはたとえ他の図面上に表示されても可能な等しい符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにおいて、係わる公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を濁すことができると判断される場合にはその詳細な説明は略する。
【0025】
図3は、本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した分解斜視図であり、図4は、本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した結合断面図である。また、図5及び図6は、本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器のバブルノズル及び噴射ノズルを示した図面である。
【0026】
図示したところのように、本発明によるマイクロバブルシャワー器300は水道水などが移動する流路312が形成されたシャワー器胴体310、シャワー器胴体310の上部に一体で形成されて流路312と連結される挿入部322が形成されたシャワー器ヘッド320、シャワー器ヘッド320と結合されて水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーター大きさの超微細気泡化してマイクロバブルを生成するバブルノズル330及びバブルノズル330を通じて生成されたマイクロバブルが含まれた水道水を所定の圧力で噴射する噴射ノズル340を含んで構成される。
【0027】
シャワー器胴体310は、シャワーをするために外周面が把持可能になるように多様な形状で形成されて、内周面に下側から上側に貫通形成される中空の形状で水道水が移動する流路312が形成されて、下側端部にこの流路312を通じて水道水を供給する給水ライン314と連結されて、上側にはシャワー器ヘッド320が一体で具備される。
【0028】
シャワー器ヘッド320は、シャワー器胴体310の上側に形成されて、流路312を通じて移動する水道水が排出されるように貫通形成される。このようなシャワー器ヘッド320は流路312と連結されて、バブルノズル330が安定的に固定されるように挿入される挿入部322が形成されて、この挿入部322の先端部、すなわち、シャワー器ヘッド320の一側先端部の内周面には噴射ノズル340が結合されるように結合部324が挿入部322と同一中心線上に形成される。
【0029】
このようなシャワー器ヘッド320の下側、言い換えれば、挿入部322の下側にはシャワー器胴体310の流路312を通じて移動する水道水の圧力を上昇させる傾斜誘導部326が形成されるが、この傾斜誘導部326は流路312の直径が徐徐に小くなるように所定の角度で傾くように形成されてシャワー器胴体310の流路312を通じて移動する水道水の水圧がこの傾斜誘導部326を経ちながら上昇するように形成されるものである。
【0030】
すなわち、シャワー器胴体310の上側端部に形成される流路312の直径よりシャワー器ヘッド320の挿入部322下側端部に形成される流路312の直径がより小さな直径でなされるが、傾斜誘導部326を通じて漸進的に小くなるようにすることで、シャワー器胴体320の流路312を通じて移動する水道水の水圧を上昇させて、後述するバブルノズル330及び噴射ノズル340でマイクロバブル発生がより円滑になされるようにして水道水内に含まれる溶存酸素の気泡化が活性化されて、水道水の浄化及び殺菌効能を極大化することができるようになるものである。
【0031】
併せて、シャワー器ヘッド320の結合部324は、後述する噴射ノズル340が結合されてマイクロバブルシャワー器300の水密力を強化するために内周面に螺糸山328を形成して、この螺糸山328と対応する螺糸山328を噴射ノズル340の外周面に形成してねじ締結されるようにすることが望ましいが、これに限定するものではない。
【0032】
すなわち、図面に示さなかったが、結合部324の内周面に多数個形成される突起挿入溝(図示せず)を形成して、この突起挿入溝に挿入固定される固定突起(図示せず)を噴射ノズル340の外周面に形成して噴射ノズル340がシャワー器ヘッド320の結合部324に締り嵌めされるようにしても構わないであろう。
【0033】
また、マイクロバブルシャワー器300の水密力が上昇されるように所定の弾性力を有するゴム材質で製作される水密パッキング350がシャワー器ヘッド320と噴射ノズル340との間に具備されて、噴射ノズル340がシャワー器ヘッド320の結合部324に結合される時、この水密パッキング350が圧着されるように結合されることで、噴射ノズル340とシャワー器ヘッド320との間に発生する微細な隙間を塞いでマイクロバブルシャワー器300の水密力を上昇するようにすることが望ましい。
【0034】
バブルノズル330は、流路312を通じて移動する水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーター大きさで超微細気泡化させてマイクロバブルを生成して、このマイクロバブルによって水道水の浄化及び殺菌効能がなされるようにすることで、シャワー器ヘッド320挿入部322に挿入固定されて、その中央に後述する噴射ノズル340と締結される締結孔334が貫通形成される。
【0035】
このようなバブルノズル330は、図5に示されたところのように、水道水がシャワー器ヘッド320の流路312を通じて流入される流入口332、該流入口332の端部に形成される圧力抵抗部335と摩擦誘導部337が形成されるマイクロバブル発生部336及びマイクロバブル発生部336の端部に形成される流出口338を含んで構成される。
流入口332は溶存酸素が含まれた水道水がシャワー器ヘッド320の傾斜誘導部326を経ちながら所定の水圧を有したまま流入されるように貫通形成されるものであり、マイクロバブルシャワー器300に必要流量に応じて一個または複数形成されることが望ましいが、本発明では少なくとも10個以上の流入口332が形成されることが望ましい。
【0036】
また、流入口332は、その直径が0.7mm〜1.2mmの直径で形成されて流入口332を通じて流入される水が速い流速を有するようにすることが望ましいが、本発明では1.0mmの直径で形成することが望ましい。
【0037】
マイクロバブル発生部336は、圧力抵抗部335の圧力抵抗と摩擦誘導部337の摩擦抵抗によって水道水に含まれている溶存酸素をマイクロメーター大きさで超微細気泡化がなされたマイクロバブルを生成するものであり、流入口332の一側端部に形成された内壁331から垂直するように延長形成されて流入口332から流入される水道水に圧力抵抗が発生されるようにする圧力抵抗部335と、流入口332と圧力抵抗部335を通じて流れる水道水に摩擦抵抗が発生されるようにこの圧力抵抗部335と連結されて、流入口332と同一中心を有する摩擦誘導部337を含んで構成される。
【0038】
また、マイクロバブル発生部336の先端部、言い換えれば、摩擦誘導部337の先端部に流入口332を通じて流入される水道水が流出される流出口338が形成されて、流出口338は流入口332の直径:流出口338の直径に対するの割合が1:2.4以上の割合で流入口332の直径より大きく流出口338の直径で形成されて、マイクロバブル発生部336の長さも流出口338の直径:マイクロバブル発生部336の長さに対する割合が1:4以上の割合で長く形成されて、水道水に含まれた溶存酸素が流入口332と摩擦誘導部337との間で所定の摩擦抵抗で渦流現象が起きるようにする。
【0039】
ここで、圧力抵抗部335は、水道水が流入口332の内壁331側に流れながら圧力抵抗が発生するようにして流入口332の中央側に流れる水と内壁331側に流れる水との間に圧力抵抗が起きるように形成されるものである。
【0040】
このようなマイクロバブル発生部336は、流入口332を通じて流入された水が流入口332の内壁331側を通じて流れながる、摩擦誘導部337によって発生する摩擦抵抗によって屈折されて、その流速が遅くなった水道水が、流入口332の中央側を通じて流れる速い流速の単一方向性を有した水道水の圧力と反対方向に作用する圧力抵抗によって急激な乱流が発生して膨張されて、流出口338を通じて流出される前まで複数の乱流層を形成した状態を維持するようにして流入口332を通じて流入される水道水が圧力抵抗部335と摩擦誘導部337を通じて数回膨張が起きるようにすることで、水道水に含まれた溶存酸素の気泡化現象が数回発生されるように誘導して、この溶存酸素がマイクロメーター大きさで超微細気泡化がなされて、マイクロバブルが生成されるようにしたものである。
【0041】
これによって、マイクロバブルを含む水道水は、一般な水道水よりその殺菌及び浄化効能が極大化されるものである。
【0042】
噴射ノズル340は、バブルノズル330を通じて発生されたマイクロバブルを衝撃などで剥離させて、バブルノズル330を通じて生成されたマイクロバブルの2次超微細気泡化が進行されるように構成されて、所定の圧力で噴射して身体の所望の部位に水道水を供給するものである。
【0043】
すなわち、本発明は、バブルノズル330によって水道水を、マイクロバブルを発生させて、噴射ノズル340によって2次マイクロバブルを生成することで、水道水に含まれた溶存酸素をより超微細気泡化して、水道水の浄化効能及び殺菌効能をより極大化するものである。
【0044】
このような噴射ノズル340は、図6に示されたところのように、外周面にシャワー器ヘッド320の結合部324と対応する螺糸山328が形成されて、シャワー器ヘッド320とねじ締結時に結合部324に具備される水密パッキング350を圧着しながら締結されて、その中央部にバブルノズル330に形成された締結孔334と同一中心線上に位置するネジ穴342が形成されて、スクリューなどによって噴射ノズル340とバブルノズル330が固定されるようにする。併せて、スクリューなどの腐食を防止するために噴射ノズル340にはスクリューの外面を囲む締結カバー344が具備されることが望ましい。
【0045】
また、噴射ノズル340には、水道水を所定の圧力で噴射する噴射口が形成されるが、この噴射口は等しい直径で形成されるが、お互いに異なる長さで形成されて、その長さが短くて、噴射ノズル340の中心側と近い位置に複数形成される第1噴射口346と、この第1噴射口346と噴射ノズル340の中心側から所定間隔離隔されるように形成されるが、その長さが第1噴射口346より長く形成される第2噴射口348を含んで構成される。
【0046】
このように構成された噴射ノズル340は第1噴射口346の内側部に延長形成される内側隔壁345を通じてバブルノズル330で生成されたマイクロバブルを含む水道水が流出されれば、噴射ノズル340の内側隔壁345によって逆流が発生されるようにして、2次マイクロバブルの発生を誘導して、噴射口を通じて摩擦抵抗を発生するようにして、マイクロバブルでなされた水道水が噴射されるようにするものである。
【0047】
図7ないし図9は、本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した作動状態図である。
【0048】
図示したところのように、本発明によるマイクロバブルシャワー器300は、シャワー器胴体310と連結される給水ライン314を通じて水道水が供給されて、供給された水道水はシャワー器胴体310の流路312を通じてシャワー器ヘッド320側に移動する。そして、図7に示されたところのように、シャワー器ヘッド側の端部、すなわち、挿入部322の下部に形成された傾斜誘導部326によって水道水の水圧が上昇されたままシャワー器ヘッド320に流入されて、流入された水道水はバブルノズル330の流入口332を通じて流入されて1次マイクロバブルの発生が進行される。
【0049】
バブルノズル330による1次マイクロバブルの発生は、図8に示されたところのように、シャワー器ヘッドと結合するバブルノズル330の流入口332を通じて流入される水道水が流入口332の下側端部と圧力抵抗部335との間で急激な圧力変化による圧力抵抗、摩擦抵抗が発生して水道水に含まれた溶存酸素の膨張及び乱流によって水道水内に含まれている溶存酸素からマイクロバブルを生成するようになって、この乱流を通過した溶存酸素は、流入口332とマイクロバブル発生部336の中央側を通過する水道水の直進性と流入口332の内壁331、圧力抵抗部335及び摩擦誘導部337側を通過する水道水の間に作用する圧力抵抗及び摩擦抵抗によって流出口338を通じて流出される前まで連続的にマイクロバブルを生成するようになる。
【0050】
また、図9に示されたところのように、バブルノズル330を通じて発生されたマイクロバブルを含む水道水は、噴射ノズル340を通じて再びマイクロバブル発生が進行されると共に第1噴射口346及び第2噴射口348でなされた複数の噴射口を通じて身体の所望の部位に供給してシャワーができるように構成されたものである。
【0051】
ここで、バブルノズル330の流出口338を通じて1次発生されたマイクロメーター大きさのバブルを含む水道水が噴射ノズル340の内側隔壁345にぶつかりながら所定の圧力を維持したまま逆流が発生するようになって、これと同時に水道水に含まれた溶存酸素が膨脹して、マイクロメートル大きさで、超微細気泡化でなされた2次マイクロバブル発生が進行されながら第1噴射口346及び第2噴射口348を通じて排出されるものである。
【0052】
このように構成された本発明は、水道水の自体圧力変化で発生する摩擦抵抗及び圧力抵抗を通じて水道水に含まれた溶存酸素が渦流現象で膨脹してマイクロメーター大きさで超微細気泡化がなされて、マイクロバブルを発生させるバブルノズル330を通じて水道水の浄化効能及び殺菌効能を極大化することで、水道水に含まれた有害細菌によってかゆみ症状やアレルギー、アトピーなど各種皮膚病を防止することができるし、バブルノズル330を半永久的に使用可能で入れ替え及び設置費用を著しく節減することができるものである。
【0053】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の本質的な特性から脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。よって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためではなく説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、下の特許請求の範囲によって解釈されなければならないし、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものとして解釈されなければならないであろう。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】従来技術による殺菌フィルターが具備されたシャワー器を示した図面である。
【図2】従来技術による殺菌機能が具備されたシャワー器を示した図面である。
【図3】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した分解斜視図である。
【図4】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した結合断面図である。
【図5】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器のバブルノズルを示した図面である。
【図6】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器の噴射ノズルを示した図面である。
【図7】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した作動状態図である。
【図8】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した作動状態図である。
【図9】本発明の望ましい実施例によるマイクロバブルシャワー器を示した作動状態図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道水が移動する流路が形成されたシャワー器胴体の上部に一体で形成されて、この流路と連結される挿入部が貫通形成されて、挿入部の一面には水道水の水圧を上昇させる傾斜誘導部が形成されて、この挿入部の先端部には螺糸山が形成される結合部が形成されたシャワー器ヘッドと、
前記シャワー器ヘッドの挿入部に挿入固定されて、その中央に締結孔が貫通形成されて、水道水が流入されるように前記流路と連結される流入口と、該流入口から流入される水道水の溶存酸素に圧力抵抗が発生される圧力抵抗部と、水道水の溶存酸素に摩擦抵抗が起きるように前記圧力抵抗部と連結される摩擦誘導部及びこの摩擦誘導部の下側端部に水道水が流出される流出口でなされて、前記圧力抵抗部の圧力抵抗と前記摩擦誘導部の摩擦抵抗によって水道水の溶存酸素をマイクロメーターの大きさの超微細気泡でなされたマイクロバブルを生成して、水道水の浄化及び殺菌効能を極大化するバブルノズルと、及び、
前記シャワー器ヘッドの結合部に水密パッキングが圧着されたまま結合されて、この結合部の間に水密パッキングが圧着されるように具備されて、前記バブルノズルの締結孔と締結されるネジ穴が形成されてスクリューによってバブルノズルに固定されて、スクリューの外面を囲む締結カバーが具備されて、このバブルノズルによって発生されたマイクロバブルが含まれた水道水を噴射する複数の噴射口が形成された噴射ノズルを含んで、
前記噴射ノズルの噴射口は、この噴射ノズルの中心部側に複数形成される第1噴射口と、第1噴射口と所定間隔離隔されるように複数形成される第2噴射口を含んで構成されて、前記第1噴射口の内側部に形成される内側隔壁によって前記バブルノズルを通じて流出される前記マイクロバブルが含まれた水道水を逆流させて2次マイクロバブルが生成されることを特徴とするマイクロバブル発生シャワー器。
【請求項2】
前記流入口の直径が0.7mm〜1.2mmの直径で形成されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロバブル発生シャワー器。
【請求項3】
前記流入口は前記バブルノズルに10個形成されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロバブル発生シャワー器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2012−528663(P2012−528663A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513859(P2012−513859)
【出願日】平成22年5月3日(2010.5.3)
【国際出願番号】PCT/KR2010/002811
【国際公開番号】WO2010/140775
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(511292437)
【氏名又は名称原語表記】MEC
【住所又は居所原語表記】718−12,143 Block 14 Lot,Gojan−dong,Namdong−gu,Incheon 405−819,Republic of Korea
【Fターム(参考)】