説明

マスク

【課題】マスク本体に取り付けたフィルターパッドが着用者の口元に接触しないようにして、蒸れることなく、呼吸も非常に良好に行え、会話も非常にし易く、メガネ使用者の着用時にメガネレンズが曇ることのないマスクを提供する。
【解決手段】鼻と口を覆うフィルターパッド1と、このフィルターパッド1が内側に着脱自在に取り付けられるマスク本体2とからなり、前記フィルターパッド1は、着用者の鼻孔部及び口元に接触しないようにした立体形状とし、前記マスク本体2には、前記フィルターパッド1の取付部2aを設けたものとしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ジョギング、サイクリング、スキーなどのアウトドアスポーツ時、オートバイ乗車時において、自動車の排気ガス、花粉、塵埃などによる呼吸器障害等を防止したり、寒冷地での寒冷気の侵入等を防止するのに適したマスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のマスクとしては、例えば図16に示したように、顔面から後頭部までを覆うようにした適宜幅の板状のマスク本体11の中央部に鼻被覆部12を形成し、この鼻被覆部12に続く下方に口被覆部13を形成し、前記マスク本体11の両側部にはそれぞれ装着体14を連設し、これら装着体14にはそれぞれ両面接着テープなどの止着体15を設けたものが存在する(特許文献1)。
【0003】
前記マスクは、鼻被覆部12と口被覆部13との境界部に、鼻孔部を露出させるための横方向の切欠き部16を形成している。そして、口被覆部13には多数の通気用の小孔17を穿設し、着用者の呼吸を良好にしたり、会話をし易くしたものとしている。
【0004】
また、この種のマスクとしては、例えば図17に示したように、鼻と口を覆うフィルターパッド21と、このフィルターパッド21が内側に面接着テープ22で着脱自在に取り付けられ、両側部に装着体23を連設したマスク本体24からなるものが存在する(特許文献2)。
【0005】
前記マスクは、マスク本体24の鼻の下部分と口の部分に多数の小さい孔25を設けたものとし、装着部23に面接着テープ26を設けたものとしている。そして、鼻の下部分と口の部分に設けた多数の小さい孔25より、着用者の息が外に出るので、メガネのレンズ等が曇らないとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開昭60ー165411号公報
【特許文献2】特開平8−80356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載されたマスクでは、マスク本体11の鼻被覆部12と口被覆部13との境界部に、鼻孔部を露出させるための切欠き部16を形成し、口被覆部13に多数の通気用の小孔17を穿設しているため、着用者の呼吸を良好にしたり、会話をし易くしたとしているものの、口被覆部13に穿設した前記小孔17は、マスク着用時には着用者の口元に接触するので、蒸れたり、また依然として呼吸は良好ではなく、会話もし辛いという問題点を有していた。
【0008】
さらに、特許文献1に記載されたマスクでは、口被覆部13に穿設した前記小孔17がマスク着用時に着用者の口元に接触するので、口被覆部13が汚れるが、この口被覆部13は取り替えることができないので不衛生であるという問題点を有していた。
【0009】
また、特許文献2に記載されたマスクにおいても、鼻の下部分と口の部分に多数の小さい孔25を設けたため、メガネレンズ等が曇らないとしているものの、マスク本体24の内側に取り付けられたフィルターパッド21が着用者の口元に接触し、蒸れたり、呼吸が良好に行えなかったり、会話もし辛いという問題点を有していた。
【0010】
さらに、特許文献2に記載されたマスクにおいては、フィルターパッド21をマスク本体24に面接着テープ22で着脱自在に取り付けたものとしているため、このフィルターパッド21が汚れたときには取り替えることができるが、面接着テープ22は取り外し難く、着脱操作が困難であり、着用者の手に汚れが付着してしまうことがあり、衛生面にも劣るという問題点を有していた。
【0011】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、マスク本体に取り付けたフィルターパッドが着用者の口元に接触しないようにして、蒸れることなく、呼吸も非常に良好に行え、会話も非常にし易く、メガネ使用者の着用時にメガネレンズが曇ることのないマスクを提供することを目的としてなされたものである。
【0012】
さらに、この発明は、フィルターパッドの取り替え時に、このフィルターパッドの取り替えが容易に行え、着用者の手に汚れが付着することがなく、衛生面においても優れたマスクを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そのため、この発明のマスクは、鼻と口を覆うフィルターパッド1と、このフィルターパッド1が内側に着脱自在に取り付けられるマスク本体2とからなり、前記フィルターパッド1は、着用者の鼻孔部及び口元に接触しないようにした立体形状とし、前記マスク本体2には、前記フィルターパッド1の取付部2aを設けたものとしている。
【0014】
そして、この発明のマスクは、前記フィルターパッド1には、両側端に出張り部1aを設けたものとし、前記マスク本体2には、取付部2aの両側端に装着体2bを連設したものとし、これら装着体2bの取付部2a側のそれぞれの基端部に挿入部7を設けたものとし、これら挿入部7に前記出張り部1aをそれぞれ挿脱自在としたものとしている。
【0015】
さらに、この発明のマスクは、前記フィルターパッド1には、両側端に出張り部1aを設けたものとし、前記マスク本体2には、取付部2aの両側端に装着体2bを連設したものとし、これら装着体2bの取付部2a側のそれぞれの基端部に掛け部10を設けたものとし、これら掛け部10に前記出張り部1aをそれぞれ掛脱自在としたものとしている。
【0016】
また、この発明のマスクは、前記フィルターパッド1の上端に、着用者の鼻背及び両頬上部への接触部材4を設けたものとしている。
【0017】
さらに、この発明のマスクは、前記マスク本体2の取付部2aの上端に、着用者の鼻背の形状に応じて、所定形状に折り曲げ自在とした保形部材5を設けたものとしている。
【0018】
また、この発明のマスクは、前記フィルターパッド1に排気弁3を設けたものとし、前記マスク本体2の取付部2aを通気性に富んだメッシュ生地で作成したものとしている。
【0019】
さらに、この発明のマスクは、前記マスク本体2の装着体2bにヘルメットHへの取付け用のストラップ8を設けたものとしている。
【0020】
また、この発明のマスクは、前記出張り部1aの基端部の上下に凹みDを設けたものとしている。
【発明の効果】
【0021】
この発明のマスクは、以上に述べたように構成されているので、マスク本体に取り付けたフィルターパッドが着用者の口元に接触しないようになり、着用者の口元が蒸れることなく、呼吸も非常に良好に行え、会話も非常にし易く、メガネ使用者の着用時にもメガネレンズが曇ることのないものとなった。
【0022】
さらに、この発明のマスクは、フィルターパッドの取り替え時に、このフィルターパッドの取り替えが容易に行えるものとなり、着用者の手に汚れが付着することがなく、衛生面においても優れたものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この発明に係るマスクの一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示すマスクに用いるフィルターパッドの側面図である。
【図3】図2に示すフィルターパッドの正面図である。
【図4】図2に示すフィルターパッドの背面図である。
【図5】図1に示すマスクのマスク本体の広げた状態の正面図である。
【図6】図1に示すマスクのマスク本体の広げた状態の背面図である。
【図7】図6に示すマスク本体にフィルターパッドを取り付ける状態の説明図である。
【図8】図1に示すマスクの使用状態を示す説明図である。
【図9】この発明に係るマスクの他の実施形態を示す正面寄りから見た状態の斜視図である。
【図10】図9に示すマスクの背面寄りから見た状態の斜視図である。
【図11】図9に示すマスクに用いるフィルターパッドの側面図である。
【図12】図11に示すフィルターパッドの正面図である。
【図13】図11に示すフィルターパッドの背面図である。
【図14】図9に示すマスクのマスク本体を背面寄りから見た状態の斜視図である。
【図15】図14に示すマスク本体の装着体の耳掛け紐を拡大した斜視図である。
【図16】従来のマスクの一例を示す斜視図である。
【図17】従来のマスクの他の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、この発明のマスクを実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0025】
図1〜8は、この発明のマスクをサイクリングに使用するのに適したものとした実施形態であって、サイクリング用のヘルメット装着時に着用し易くしたものとしており、鼻と口を覆うフィルターパッド1と、このフィルターパッド1が内側に着脱自在に取り付けられるマスク本体2とからなるものとしている。
【0026】
前記フィルターパッド1は、着用者の鼻孔部及び口元に接触しないようにした立体形状とし、その両側端に出張り部1aを設けたものとしている。図示したフィルターパッド1は、略円錐台形にしたカップ状の立体形状としているが、平坦な略円柱形にしたカップ状の立体形状など、任意の立体形状として実施することができる。なお、この立体形状としたフィルターパッド1の正面1bの略中央部には、排気弁3を設けたものとしている。
【0027】
そして、前記フィルターパッド1は、例えば、外側体、中間体及び内側体の三層構造をしており、外側体と内側体は不織布からなり、中間体は活性炭入りフィルターからなるものとしている。前記フィルターパッド1の出張り部1aは、例えば図示したような、縦長の略四角片状に形成しているが、着用者が指で摘みやすい形状、大きさであれば、どのような形状でもよい。なお、このフィルターパッド1の出張り部1aは、活性炭入りフィルターの中間体は無くしてもよく、外側体及び内側体の二層構造にしてもよい。
【0028】
さらに、前記フィルターパッド1の上端には、着用者の鼻背及び両頬上部への接触部材4を設けたものとしている。この接触部材4は、図示したような弾性変形可能なフラップ片としており、着用者の鼻背及び両頬上部に押し付けられて変形すると共に可動して、鼻背及び両頬上部とフィルターパッド1との間に生じる隙間を無くすようにしているが、この隙間を無くすようにするものであれば、前記した弾性変形可能なフラップ片に限られることはない。
【0029】
前記マスク本体2は、合成樹脂などの布地からなるものとしており、前記フィルターパッド1の取付部2aを設けたものとし、この取付部2aの両側端に装着体2bを連設したものとしている。取付部2aは、通気性に富んだメッシュ生地でカップ状に作成したものとしており、立体形状としたフィルターパッド1に沿うように形成している。また、取付部2aの上端には、着用者の鼻背の形状に応じて、所定形状に折り曲げ自在とした保形部材5を設けたものとしている。この保形部材5は、針金や金属板、形状記憶樹脂などからなり、着用者の鼻背と取付部2aとの間に生じる隙間を無くすようにしているが、折り曲げた状態でその形状を維持可能なものであれば、針金や形状記憶樹脂に限られることはない。
【0030】
そして、前記マスク本体2の装着体2bは、ベルト状に形成しており、中間部を通気性に富むようにメッシュにし、取付部2aと反対側のそれぞれの外端部には面接着テープなどの止着体6を設けている。また、前記装着体2bの取付部2a側のそれぞれの基端部には挿入部7を設け、これら挿入部7に前記フィルターパッド1の出張り部1aをそれぞれ挿脱自在としたものとしている。これらの挿入部7は、ポケット状としており、開口7aが取付部2aの両側部に位置するようにしている。なお、前記挿入部7は、出張り部1aを余裕をもって挿入できる大きさにし、この出張り部1aを挿入し易くしているが、出張り部1aを丁度、挿入できる大きさにしても、出張り部1aを無理に押し込んで挿入できる大きさにしてもよい。
【0031】
さらに、前記マスク本体2は、装着体2bにヘルメットHへの取付け用のストラップ8を設けたものとしている。このストラップ8は、両端に面接着テープなどの止着体9を設けたベルト状に形成しており、装着体2bに巻き付けられている。
【0032】
図9〜15は、この発明のマスクを防塵用に使用するのに適したものとした他の実施形態であって、サイクリング用に使用するのに適したものと同様に、鼻と口を覆うフィルターパッド1と、このフィルターパッド1が内側に着脱自在に取り付けられるマスク本体2とからなるものとしている。
【0033】
前記フィルターパッド1は、着用者の鼻孔部及び口元に接触しないようにした立体形状とし、その両側端に出張り部1aを設けたものとしている。さらに、前記出張り部1aの基端部の上下には、凹みDを設けたものとしている。図示したフィルターパッド1は、略円錐形にしたカップ状の立体形状としているが、平坦な略円柱形にしたカップ状の立体形状など、任意の立体形状として実施することができる。なお、この立体形状としたフィルターパッド1の正面1bの略中央部には、排気弁3を設けたものとしている。
【0034】
そして、前記フィルターパッド1は、例えば、外側体、中間体及び内側体の三層構造をしており、外側体と内側体は不織布からなり、中間体は活性炭入りフィルターからなるものとしている。前記フィルターパッド1の出張り部1aは、例えば図示したような、略縦長円状に形成しているが、着用者が指で摘みやすい形状、大きさであれば、どのような形状でもよい。なお、このフィルターパッド1の出張り部1aは、活性炭入りフィルターの中間体は無くしてもよく、外側体及び内側体の二層構造にしてもよい。
【0035】
さらに、前記フィルターパッド1の上端には、着用者の鼻背及び両頬上部への接触部材4を設けたものとしている。この接触部材4は、図示したような弾性変形可能なフラップ片としており、着用者の鼻背及び両頬上部に押し付けられて変形すると共に可動して、鼻背及び両頬上部とフィルターパッド1との間に生じる隙間を無くすようにしているが、この隙間を無くすようにするものであれば、前記した弾性変形可能なフラップ片に限られることはない。
【0036】
また、前記フィルターパッド1の上端部には、着用者の鼻背の形状に応じて、所定形状に折り曲げ自在とした保形部材5を設けたものとしている。この保形部材5は、針金や金属板、形状記憶樹脂などからなり、前記接触部材4と共に着用者の鼻背とフィルターパッド1との間に生じる隙間を無くすようにしているが、折り曲げた状態でその形状を維持可能なものであれば、針金や形状記憶樹脂に限られることはない。
【0037】
前記マスク本体2は、合成樹脂などの布地からなるものとしており、前記フィルターパッド1の取付部2aを設けたものとし、この取付部2aの両側端に装着体2bを連設したものとしている。取付部2aは、通気性に富んだ伸縮自在のメッシュ生地で作成したものとしており、略中央には排気弁3の保持孔hを設け、立体形状としたフィルターパッド1に沿うようにしている。また、取付部2aおよび装着体2bの前方は、外カバー2cで覆うようにしており、さらにこの外カバー2cは、使用者の顎や首元を覆うように、取付部2aおよび装着体2bの下方に垂れ下げられている。
【0038】
そして、前記マスク本体2の装着体2bは、輪状とした耳掛け紐Saを取り付けたものとしており、この耳掛け紐Saをゴム紐などの伸縮性を有する材料からなるものとしている。この装着体2の耳掛け紐Saは、必要に応じて、両方の耳掛け紐Saどうしを引き寄せると共に使用者の首の後部を押さえ付けておくようにした補助紐Sbを取り付けたものとしている。なお、補助紐Sbは、それぞれの端部にバックルBなどを設けて互いに連結できるようにすると共に、長さ調節自在にしている。
【0039】
また、前記装着体2bの取付部2a側のそれぞれの基端部に掛け部10を設け、これら掛け部10に前記フィルターパッド1の出張り部1aをそれぞれ掛脱自在としたものとしている。これらの掛け部10は、上下方向に配した伸縮性または非伸縮性の紐状体などとして掛け孔Oが形成されるものとしており、この掛け孔Oの縦長Lを前記出張り部1aの基端部の上下に設けた凹みD間の距離dと同じにするか、少し大きくしたものとして、これらの凹みDから抜け難くなるようにしている。なお、前記掛け部10を伸縮性の紐状体とした場合は、前記掛け孔Oの縦長Lを前記凹みD間の距離dよりも小さくしたものとすることもできる。
【0040】
この発明のマスクは、以上のように構成しているので、マスク着用時に、着用者の鼻孔部及び口元はフィルターパッド1の立体形状内に位置し、このフィルターパッド1に接触せず、さらにフィルターパッド1には排気弁3を設けたものとしているので、着用者の口元が蒸れることなく、呼吸も非常に良好に行え、会話も非常にし易くなる。
【0041】
そして、この発明のマスクは、フィルターパッド1の上端に設けられた接触部材4や保形部材5によって、着用者の鼻背及び両頬上部とフィルターパッド1との間に生じる隙間を無くすようにし、さらにマスク本体2の取付部2aの上端に設けられた保形部材5によっても、着用者の鼻背と取付部2aとの間に生じる隙間を無くすようにしているので、メガネ使用者の着用時にもメガネレンズが曇ることのないものとなる。
【0042】
さらに、この発明のマスクは、フィルターパッド1をマスク本体2に取り付ける場合には、マスク本体2の取付部2aに、フィルターパッド1を入り込ませ、このフィルターパッド1の出張り部1aを、マスク本体2の挿入部7にそれぞれの開口7aから挿入したり、マスク本体2の掛け部10に掛けておけば、フィルターパッド1が取付部2aからずれないようになる。
【0043】
また、この発明のマスクを使用して、フィルターパッド1が汚れた場合には、マスク本体2の挿入部7の開口7aから指を差し込んで、フィルターパッド1の出張り部1aを摘んで引き出したり、マスク本体2の掛け部10を指で摘み上げて、この掛け部10からフィルターパッド1の出張り部1aを外せば、このフィルターパッド1をマスク本体2の取付部2aから簡単に取り出せるので、このフィルターパッド1の取り替えが容易に行えるものなり、着用者の手にも汚れが付着することがないものとなる。
【0044】
さらに、この発明のマスクは、マスク本体2の装着体2bにヘルメットHへの取付け用のストラップ8を設けたものとした場合には、図8に示したように、マスク本体2の装着体2bと一緒にしてヘルメットHの装着ベルトBに巻き付けておけば、マスクのずれも防止することができる。
【0045】
また、この発明のマスクは、マスク本体2の装着体2bを輪状とした耳掛け紐Saを取り付けたものとし、この耳掛け紐Saに補助紐Sbを取り付けたものとした場合には、耳掛け紐Saが使用者の耳から非常にずれ難いものとなり、マスクのずれも防止することができる。
【符号の説明】
【0046】
1フィルターパッド
1a 出張り部
2マスク本体
2a 取付部
2b 装着体
3 排気弁
4 接触部材
5 保形部材
7 挿入部
8 ストラップ
10 掛け部
D 凹み
H ヘルメット


【特許請求の範囲】
【請求項1】
鼻と口を覆うフィルターパッド(1)と、このフィルターパッド(1)が内側に着脱自在に取り付けられるマスク本体(2)とからなり、前記フィルターパッド(1)は、着用者の鼻孔部及び口元に接触しないようにした立体形状とし、前記マスク本体(2)には、前記フィルターパッド(1)の取付部(2a)を設けたことを特徴とするマスク。
【請求項2】
前記フィルターパッド(1)には、両側端に出張り部(1a)を設けたものとし、前記マスク本体(2)には、取付部(2a)の両側端に装着体(2b)を連設したものとし、これら装着体(2b)の取付部(2a)側のそれぞれの基端部に挿入部(7)を設けたものとし、これら挿入部(7)に前記出張り部(1a)をそれぞれ挿脱自在としたことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項3】
前記フィルターパッド(1)には、両側端に出張り部(1a)を設けたものとし、前記マスク本体(2)には、取付部(2a)の両側端に装着体(2b)を連設したものとし、これら装着体(2b)の取付部(2a)側のそれぞれの基端部に掛け部(10)を設けたものとし、これら掛け部(10)に前記出張り部(1a)をそれぞれ掛脱自在としたことを特徴とする請求項1記載のマスク。
【請求項4】
前記フィルターパッド(1)の上端に、着用者の鼻背及び両頬上部への接触部材(4)を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のマスク。
【請求項5】
前記マスク本体(2)の取付部(2a)の上端に、着用者の鼻背の形状に応じて、所定形状に折り曲げ自在とした保形部材(5)を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のマスク。
【請求項6】
前記フィルターパッド(1)に排気弁(3)を設けたものとし、前記マスク本体(2)の取付部(2a)を通気性に富んだメッシュ生地で作成したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のマスク。
【請求項7】
前記マスク本体(2)の装着体(2b)にヘルメット(H)への取付け用のストラップ(8)を設けたことを特徴とする請求項2〜6の何れかに記載のマスク。
【請求項8】
前記出張り部(1a)の基端部の上下に凹み(D)を設けたことを特徴とする請求項3記載のマスク。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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