説明

マッサージ機

【課題】より容易な構成にて揉み玉の揉み味を可変とすることができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機構の揉み玉32は、その硬さが中心部から放射方向(径方向)において異なるように構成される。マッサージ機構が制御部により制御されて揉み玉32の変形量が調整されて使用者に与える揉み玉32の揉み味(マッサージ感)を可変とされるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、揉み玉による叩き動作等によって使用者の肩等をマッサージするマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者の身体を揉みほぐす機械としてマッサージ機(例えば、特許文献1等参照)が広く普及してきている。この種のマッサージ機には、例えば施療子の揉み玉(接触部材)による叩き動作等によって使用者をマッサージ(機械式マッサージ)するものがある。
【0003】
特許文献1のマッサージ機に備えられる揉み玉は、可撓性を有する中空状の表皮部内部に磁性粘性流体が充填されて構成されている。そして、揉み玉の中央に設けられた電磁石に対して電流を印加して磁化させることで、磁性粘性流体の硬度を変化させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−24523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のマッサージ機では、揉み玉の硬さを変更したいときには、揉み玉の中央に設けられた電磁石に対して電流を印加して磁化させることで、磁性粘性流体の硬度を変更する。すなわち、揉み玉には、磁性粘性流体および電磁石を設ける必要があるため、その構造が複雑なものとなる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、より容易な構成にて揉み玉の揉み味を可変とすることができるマッサージ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記目的を達成するための手段について記載する。
・本発明のマッサージ機は、使用者に対する接触部材を含む施療子を施療動作させることにより前記接触部材を介して使用者の身体に押圧力を付与するマッサージ機構と、このマッサージ機構の駆動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段により前記マッサージ機構を制御して前記使用者の身体に対して所望のマッサージを行うマッサージ機であって、前記接触部材は、その硬さが中心部から放射方向において異なるものであり、前記制御手段は、前記マッサージ機構を制御して前記接触部材の変形量を調整することを特徴としている。
【0008】
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、弾性のある発泡材からなる部分を含むことが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、1つの部材の構造変化によって放射方向において硬さが異なることが好ましい。
【0009】
・このマッサージ機においては、前記発泡材の発泡倍率が異なることにより放射方向において硬さが異なることが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、硬さの異なる複数の部材を重ね合わせることで放射方向において硬さが異なることが好ましい。
【0010】
・このマッサージ機においては、前記硬さの異なる複数の部材の少なくとも1つは、発泡材からなるものであることが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、硬さの異なる複数の部材を重ね合わせるとともに、前記各部材のうちの少なくとも1つが構造変化されることで放射方向において硬さが異なることが好ましい。
【0011】
・このマッサージ機においては、前記接触部材を構成する前記複数の部材は、重ね合わせられる部材同士の境界部位の軸方向と直交する断面が非円形形状とされることが好ましい。
【0012】
・このマッサージ機においては、前記接触部材はその中心側ほど硬いことが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、その外側ほど硬いことが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、その外側部位および中心部位よりも外側部位および中心部位の間である中間部位の硬さが柔らかいことが好ましい。
【0013】
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、その外側部位よりも内側部位の硬さが柔らかく、かつ、前記接触部材を内側から支持する支持部材よりも前記接触部材の内側部位の硬さが柔らかいことが好ましい。
【0014】
・このマッサージ機においては、前記接触部材は、無発泡材からなる外周層を備えることが好ましい。
・このマッサージ機においては、前記マッサージ機構は、前記使用者が着座可能な座部の後部に設けられる背もたれ部内に組付けられるとともに、前記接触部材の背もたれ部に対する前後方向位置および上下方向位置の少なくとも一方の位置調整が可能に構成され、前記制御手段は、前記マッサージ機構を制御して着座した使用者に対して前記接触部材を押圧させて前記接触部材の変形量を調整することが好ましい。
【0015】
・このマッサージ機においては、前記使用者の身体に前記接触部材が当接された際の押圧力を検出する押圧力検出手段を備え、前記制御手段は、前記押圧力検出手段の検出結果に基づいて前記マッサージ機構を制御することが好ましい。
【0016】
・このマッサージ機においては、前記接触部材の変位量を検出する変位量検出手段を備え、前記制御手段は、前記変位量検出手段による検出結果に基づいて前記マッサージ機構を制御することが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、より容易な構成にて揉み玉の揉み味を可変とすることができるマッサージ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態マッサージ機について、(a)はその側面構造を示す側面図、(b)はその正面構造を示す正面図。
【図2】同実施形態のマッサージ機について、電気的構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態のマッサージ機について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図4】同実施形態のマッサージ機について、揉み玉の変位量とマッサージ感との関係を説明するための施療子の部分断面構造を示す断面図。
【図5】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図6】同別例について、揉み玉の変位量とマッサージ感との関係を説明するための施療子の部分断面構造を示す断面図。
【図7】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図8】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図9】同別例について、揉み玉の変位量とマッサージ感との関係を説明するための施療子の部分断面構造を示す断面図。
【図10】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図11】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図12】同実施形態の別例について、レーザ変位計を内部に備えた揉み玉について説明するための揉み玉の断面構造を模式的に示した模式図。
【図13】同別例について、揉み玉の押圧力とマッサージ感覚について説明するためのテーブル。
【図14】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図15】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図16】本発明の第2実施形態のマッサージ機について、揉み玉の変位量とマッサージ感との関係を説明するための揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図17】同実施形態のマッサージ機について、揉み玉に与えられる押圧力と揉み玉の変位量との関係を示すグラフ。
【図18】同実施形態の別例について、揉み玉の変位量とマッサージ感との関係について説明するための揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図19】同別例について、揉み玉に与えられる押圧力と揉み玉の変位量との関係を示すグラフ。
【図20】同実施形態の別例について、揉み玉の変位量の違いによるマッサージ感の違いについて説明するための揉み玉の断面構造を示す断面図。
【図21】同実施形態の別例について、揉み玉の断面構造を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1(a)および図1(b)は、本実施形態のマッサージ機10を示す。マッサージ機10は、左右一対の支持脚部11にて支持された座部12の後端に背もたれ部13が幅方向の回動軸にて傾動可能に組み付けられ、該座部12の前端にオットマン14が同方向の回動軸にて傾動可能に組み付けられてなる。また、座部12の両側には、前後方向に延びる肘掛け部15が組み付けられている。
【0020】
座部12の下側には、背もたれ部13のリクライニング機構16が備えられており、該機構16のモータ16Aの駆動により背もたれ部13のリクライニングがなされるようになっている。また、オットマン14についても、座部12の下側に該オットマン14の上下動機構17が備えられており、該機構17のモータ17Aの駆動によりオットマン14が上下動されるようになっている。
【0021】
背もたれ部13の幅方向中央部には、上下方向に延び前方に開口されている空間が設けられ、その空間内には使用者の背中のマッサージを行うマッサージ機構21が組み付けられている。このマッサージ機構21は、上下方向に延びるガイドレール22に沿って、該機構21に組み付けられる図2参照の上下駆動部25(上下駆動モータ25A)により上下動される。また、このマッサージ機構21には、強弱(前後)駆動部26(強弱駆動モータ26A)および幅駆動部27(幅駆動モータ27A)が備えられるとともに、各駆動部26、27の駆動によって一対の施療子30が動作する。図2に示されるように、上下駆動部25、強弱(前後)駆動部26および幅駆動部27は、それぞれ駆動源として駆動モータ25A〜27Aを有し、各駆動モータ25A〜27Aは制御手段としての制御部28にて駆動制御されるようになっている。
【0022】
施療子30は、図4に示されるように、マッサージ機構21の本体部から前方に延出するアーム部材31と、アーム部材31の先端部位において支持部材31Aによって接続されるとともに使用者の身体と当接可能な接触部材としての揉み玉32とを有している。
【0023】
図3および図4に示されるように、揉み玉32は、断面円形状を成す円筒形状の部材である。そして、硬さの異なる複数の弾性部材を径方向(放射方向)において層状に重ねたあわせて接着して一体となるように形成されている。また、内側弾性部32Aと外側弾性部32Bとの間の境界部分の断面形状が円形形状となるように構成されている。また本実施形態では、揉み玉32は、その径方向内側に比較的硬い弾性部材からなる内側弾性部32Aと、その径方向外側に前記内側弾性部32Aよりも柔らかい弾性部材からなる外側弾性部32Bとで構成されている。なお、図3および図4では、揉み玉32の各弾性部32A,32Bの硬さをドットの濃度で表現しており、柔らかい部材はドットが薄く、硬い部材はドットが濃くなるように図示している。
【0024】
また、揉み玉32の径方向内側には押圧力検出手段としてのロードセル33が設けられるとともに、このロードセル33により揉み玉32の押圧力が検出されて、その検出信号が前記制御部28に出力されるようになっている。
【0025】
上記のように構成されたマッサージ機10では、マッサージ機構21の各駆動モータ25A〜27Aの駆動が制御部28によって制御されることで、施療子30が施療動作されて使用者の肩・背中・腰等の施療部位に、揉みや叩き等のマッサージが施される。またこのマッサージ時において、前記制御部28は、予めプログラムされたマッサージコースに従って使用者に付与する押圧力が所望の押圧力となるように、前記ロードセル33からの検出信号に応じて適宜マッサージ機構21のフィードバック制御が実施されている。
【0026】
上述のマッサージ機構21の制御について詳述すると、先ず制御部28は、ロードセル33にて得られた揉み玉32による使用者の身体を押圧する押圧力と、前記コースに従った所望の押圧力との差分を算出する。制御部28は、差分によって算出された結果に予めプログラムされた係数を乗じた数値を算出し、その算出した数値に基づいて揉み玉32(施療子30)の突出量を変更するようになっている。このようにして、制御部28によりマッサージ機構21が制御されることで揉み玉32の押圧力が前記コースに従った所望の押圧力とされる。
【0027】
ここで、径方向において硬さの異なる揉み玉32の押圧力の違いによるマッサージ感(揉み味)の変化について図4(a)および図4(b)を用いて説明する。
揉み玉32の表面が使用者に接触し、かつ変形していないときの揉み玉32の中心、すなわち支持部材31Aの中心軸から使用者100までの距離を「基準距離」とする。この基準距離よりも支持部材31Aの中心軸から使用者100までの距離が近づいたときの距離の差を揉み玉32の「変位量」とする。
【0028】
揉み玉32が基準位置にあるときの変位量は「0」となる。また、背もたれ13から揉み玉32の中心までの距離を揉み玉32の「突出量」とする。また、揉み玉32を使用者100に押し付ける力の大きさを揉み玉32の「押付力」とする。
【0029】
揉み玉32が使用者100に押し付けられることにより、揉み玉32は弾性変形する。これにともない、揉み玉32が基準位置よりも使用者100までの距離が小さくなるため、揉み玉32の変位量が大きくなる。すなわち、揉み玉32の押付力が大きくなるにつれて、揉み玉32の変形量および揉み玉32の変位量は大きくなる。
【0030】
図4(a)は、揉み玉32を使用者に対して比較的軽く(押圧力が小さく)押し付けている状態である。この場合、揉み玉32の変形量が小さいため、揉み玉32の内で比較的柔らかい外側弾性部32Bが主に弾性変形される。このように、外側弾性部32Bが主に弾性変形することによって、使用者の身体に対して柔らかいマッサージ感を付与することができるようになっている。
【0031】
図4(b)は、揉み玉32を身体に対して強く(押圧力が大きく)押し付けている状態である。この場合、揉み玉32の変形量が大きいため、揉み玉32の外側弾性部32Bが弾性変形(圧縮)されて揉み玉32の内で比較的硬い内側弾性部32Aによるマッサージ感も使用者に付与することができる。このため、揉み玉32の内で比較的硬い内側弾性部32Aによるマッサージ感を付与することで使用者の身体に対して硬いマッサージ感を付与することができるようになっている。
【0032】
上述したように、本実施形態のマッサージ機10では、揉み玉32による押圧力を変えることで揉み玉32の変位量がマッサージ機構21の強弱駆動部26および上下駆動部25にて変更される。このため、径方向において硬さの異なる弾性部材で構成される簡易な構成の揉み玉32を用いることで、マッサージを径方向外側の柔らかい外側弾性部32Bを中心としたマッサージや径方向内側の硬い内側弾性部32Aを中心としたマッサージとの間で変更可能とされている。また、揉み玉32は単にその径方向において硬さの異なる弾性部材であるため、従来のように揉み玉の内部に充填される磁性流体やその磁性流体の硬度を変更する電磁石などの比較的複雑な構造(構成)と比較して、容易な構成で揉み味(マッサージ感)を変更できるようになっている。
【0033】
本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)マッサージ機構21の揉み玉32は、その硬さが中心部から放射方向(径方向)において異なるように構成される。マッサージ機構21が制御部28により制御されて揉み玉32の変形量が調整される。このように、揉み玉32の変形量が調整されることで、硬さの異なる揉み玉32による揉み味(マッサージ感)を変更することができる。
【0034】
(2)揉み玉32は、硬さの異なる複数の弾性部材である内側弾性部32Aおよび外側弾性部32Bを重ね合わせることで放射方向において硬さが異なるように構成される。このように複数の弾性部材を重ねて硬さの異なる揉み玉32を形成することで、各弾性部材(内側弾性部32Aおよび外側弾性部32B)間の硬さの差異を明確にすることができ、変化に富んだマッサージを実現することができる。
【0035】
(3)揉み玉32は、その中心側ほど硬くなるように構成されるため、例えば揉み玉32の変形量が小さい場合には外側弾性部32Bによる柔らかいマッサージ感を付与でき、揉み玉32の変形量が大きい場合には内側弾性部32Aによる硬いマッサージ感を付与することができる。
【0036】
(4)マッサージ機構21は、使用者が着座可能な座部の後部に設けられる背もたれ部13内に組付けられる。揉み玉32の背もたれ部13に対する前後方向位置および上下方向位置が各駆動部25,26によって調整が可能に構成される。そして制御部28は、マッサージ機構21を制御して揉み玉32の変形量を調整するよう構成される。このように、従来のマッサージ機にも一般的設けられる各駆動部25,26にて揉み玉32の変形量を調整することで、別途揉み玉32を移動させて変形量を調整する機構を設ける必要がないため、コスト増加を抑えることができる。
【0037】
(5)使用者の身体に揉み玉32が当接された際の押圧力を検出する押圧力検出手段としてのロードセル33が備えられる。ロードセル33の検出結果に基づいて制御部28によりマッサージ機構21が制御される。このように、揉み玉32の押圧力を制御することで揉み玉32の変形量を調整することができ、所望のマッサージ感を使用者に付与することができる。
【0038】
(第2実施形態)
図16および図17を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10の一部を次のように変更したものとして構成されている。すなわち、本実施形態のマッサージ機10においては、第1実施形態の揉み玉32に代えて、発泡材からなる外側弾性部50を含む揉み玉32が設けられている。
【0039】
以下、この変更された部分についての詳細を示す。なお、その他の点については第1実施形態と同様の構成が採用されているため、共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を適宜省略する。
【0040】
図16(a)に示されるように、揉み玉32は、支持部材31Aの外周に設けられる芯部32Sと、芯部32Sの外周に設けられて発泡材からなる外側弾性部50とを含む。芯部32Sおよび外側弾性部50は、それぞれ断面円形状を成す円筒形状の部材である。そして、芯部32Sおよび外側弾性部50を径方向(放射方向)において層状に重ね合わせて接着している。図16(a)の断面において、芯部32Sと外側弾性部50との間の境界部分は、円形形状となっている。なお、発泡材としては、ニトリルゴム(NBR)、天然ゴム(NR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタン等を発泡剤により発泡させたものを用いることができる。
【0041】
図16(b)〜(d)を参照して、径方向において硬さの異なる揉み玉32の押圧力の違いによるマッサージ感の変化について説明する。
図16(b)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値Y1未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50内の気泡が主に変形する。このため、使用者100には柔らかいマッサージ感が付与される。
【0042】
図16(c)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値Y1以上かつ所定値Y2未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50の材料の部分が主に変形する。このため、使用者100には押圧力が所定値Y1未満のときよりも硬いマッサージ感が付与される。
【0043】
図16(d)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値Y2以上の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50を介して芯部32Sが使用者100に押し当てられる。このため、使用者100には押圧力が所定値Y2未満のときよりも硬いマッサージ感が付与される。
【0044】
図17のグラフは、揉み玉32の使用者100に対する押圧力と揉み玉32の変位量との関係を示している。なお、図中の(a)〜(d)は、図16(a)〜(d)と対応している。揉み玉32は、押圧力に応じて変位量が3段階で変位する。
【0045】
本実施形態によれば、第1実施形態の、容易な構成で揉み味(マッサージ感)を変更できるようになる旨の効果、および(1)〜(5)の効果に加えて以下に示す効果が得られる。
【0046】
(6)揉み玉32には、芯部32Sと、弾性を有する発泡材からなる外側弾性部50とが設けられている。このため、揉み玉32が使用者100の身体に押し付けられたとき、変位量の変化に対する押圧力の変化の傾向が3段階で変化する。また、第1段階および第2段階および第3段階の順に押圧力の増加に対する変位量の増加の度合いが小さくなる。これにより、使用者100に付与される揉み味を段階的に硬くすることができる。
【0047】
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記各実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
【0048】
・上記第1実施形態では、揉み玉32の内側弾性部32Aが外側弾性部32Bよりも硬い弾性部材で構成したが、これに限らず、例えば図5に示されるように外側弾性部32Bが内側弾性部32Aよりも硬い弾性部材で構成してもよい。このような構成とすることで、使用者の身体に揉み玉32の押圧力が小さい場合には、図6(a)に示されるように比較的柔らかい内側部位が変形されて、柔らかいマッサージ感を実現することができる。一方、使用者の身体に揉み玉32の押圧力が大きい場合には、図6(b)に示されるように内側弾性部32Aがそれ以上変形できない位置まで変形もしくはそれに近い位置まで変形されるため、硬いマッサージ感を実現することができる。
【0049】
・上記第1実施形態では、揉み玉32を複数の弾性部材で構成したが、1つの部材で構成してもよい。この場合、揉み玉32を構成する1つの部材の構造変化によって径方向(放射方向)における硬さを変更する構成とする。なお、構造変化の一例としては、例えば揉み玉32の径方向において密度(気泡数または気泡径の少なくとも一方)を変化させる方法が考えられる。また、上記実施形態の様に硬さの異なる複数の部材(内側弾性部32Aおよび外側弾性部32B)の内の少なくとも1つを前述のように構造変化させて硬さを変更する構成を採用してもよい。
【0050】
また、図14に示されるように、1つの部材で連続的(滑らか)に揉み玉32の硬さを変更する構成とすることで、使用者に付与するマッサージ感を滑らかに変更することができる。
【0051】
また、図15に示されるように、中心部から軸方向においても連続的(滑らか)に揉み玉32の硬さを変更する構成とすることもできる。これにより、揉み玉32をいずれの方向から使用者100の身体に押し当てても揉み玉32の変形量が押し付け力に基づいて変化する。すなわち、軸方向から揉み玉32を使用者に当てるときについても、揉み玉32による硬さの異なるマッサージ感を変更することができる。
【0052】
・上記第1実施形態では、揉み玉32を2つの弾性部材を重ね合わせて(接着して)構成したが、3つ以上の弾性部材で構成してもよい。このような構成の場合、径方向における硬さの変化構造は次の(構造1)〜(構造4)のような構造が考えられる。
【0053】
(構造1)径方向内側から径方向外側にかけて順に柔らかくなるような構造。
(構造2)径方向内側から径方向外側にかけて順に硬くなるような構造。
(構造3)径方向外側の外側弾性部40Cと径方向内側の内側弾性部40A(揉み玉32の中心部位)とを硬くし、これら各弾性部40A,40Cの間の中間弾性部40Bを柔らかくした構造(図7参照)。
【0054】
(構造4)径方向外側の外側弾性部40Cと径方向内側の内側弾性部40A(揉み玉32の中心部位)とを柔らかくし、これら各弾性部40A,40Cの間の中間弾性部40Bを硬くした構造(図10参照)。
【0055】
また、上記(構造3)の構造とすることで、柔らかいマッサージ感や硬いマッサージ感が得られる。これに加えて、外側弾性部40Cが硬いために揉み玉32および施療子30の長寿命化(耐久性向上)に寄与することができ、内側弾性部40Aが硬いため揉み玉32を支持部材31Aに固定しやすくなる。
【0056】
なお、上記実施形態では特に言及していないが、上記(構造3)の構造の代替案として、内側弾性部40Aの変わりに、中間弾性部40Bよりも硬く揉み玉32を支持する前記支持部材31Aを設けることで同様の効果を奏することができる。この場合、揉み玉32を支持する必須の部材である支持部材31Aを上記(構造3)における内側弾性部40Aと置き換えることで、コスト削減に寄与することができる。また、揉み玉32の製造を容易とすることができる。
【0057】
・上記第2実施形態では、揉み玉32の弾性部として外側弾性部50のみを設けたが、外側弾性部50と芯部32Sとの間に外側弾性部50および芯部32Sとは硬さが互いに異なる内側弾性部60を設けることもできる。
【0058】
例えば、図18(a)に示されるように、芯部32Sよりも硬さが小さくかつ外側弾性部50よりも硬さが大きい内側弾性部60を芯部32Sの外側かつ外側弾性部50の内側に設ける。内側弾性部60としては、発泡材により形成されたものを用いる。この場合には、図19に示されるように、揉み玉32の押圧力の変化に対する変位量の変化の傾向が5段階で変化する。また、使用者100に付与されるマッサージ感は次のように異なる。
【0059】
図18(b)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値X1未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50内の気泡が主に変形する。このため、使用者100には柔らかいマッサージ感が付与される。
【0060】
図18(c)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値X1以上かつ所定値X2未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、内側弾性部60内の気泡が主に変形する。このため、使用者100には柔らかいマッサージ感が付与される。
【0061】
図18(d)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値X2以上かつ所定値X3未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50の材料の部分が主に変形する。このため、使用者100には押圧力が所定値X2未満のときよりも硬いマッサージ感が付与される。
【0062】
図18(e)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値X3以上かつ所定値X未満の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、内側弾性部60の材料の部分が主に変形する。このため、使用者100には押圧力が所定値X3未満のときよりも硬いマッサージ感が付与される。
【0063】
図18(f)に示されるように、揉み玉32の押圧力が所定値X4以上の範囲で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、内側弾性部60および外側弾性部50を介して芯部32Sが使用者100に押し当てられる。このため、使用者100には押圧力が所定値X4未満のときよりも硬いマッサージ感が付与される。
【0064】
図19のグラフは、揉み玉32の使用者100に対する押圧力と揉み玉32の変位量との関係を示している。なお、図中の(a)〜(f)は、図18(a)〜(f)と対応している。
【0065】
内側弾性部60および外側弾性部50のいずれか一方を無発泡材とすることもできる。さらに、内側弾性部60を外側弾性部50よりも柔らかい材料とすることもできる。
・上記第2実施形態では、揉み玉32の外側弾性部50の全体を同じ発泡倍率の発泡材により形成したが、外側弾性部50の中心部を基準に放射方向において発泡倍率を異なるものにすることもできる。
【0066】
例えば、図20(a)に示されるように、外側弾性部50の放射方向の外側に向かうにつれて1つの気泡の径を次第に小さくすることにより、放射方向の外側に向かうにつれて発泡倍率を小さくすることもできる。この場合には、使用者100に対する押圧力に応じて使用者100に付与されるマッサージ感が次のように異なる。
【0067】
図20(b)に示されるように、使用者100に対する揉み玉32の押圧力が小さい状態で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50において発泡倍率の小さい放射方向外側の部分が主に変形する。このため、使用者100には硬いマッサージ感が付与される。
【0068】
図20(c)に示されるように、使用者100に対する揉み玉32の押圧力が大きい状態で揉み玉32が使用者100に押し当てられたとき、外側弾性部50において発泡倍率の大きい放射方向内側の部分が主に変形する。このため、使用者100には軟らかいマッサージ感が付与される。
【0069】
・上記第2実施形態では、発泡材からなる外側弾性部50と、芯部32Sとから構成される揉み玉32としたが、無発泡材からなる外周層を備える揉み玉32とすることもできる。
【0070】
例えば、図21に示されるように、外側弾性部50の外側に無発泡材からなる薄い外周層32Fを備える。これにより、揉み玉32の表面が硬くなる。このため、揉み玉32を使用者100の身体に素早く当てたとき、使用者100に対して叩かれている感覚を与えることができる。一方、外周層32Fが薄いことにより、揉み玉32を使用者100の身体にゆっくり押し付けると、使用者100に対して揉まれている感覚を与えることができる。
【0071】
なお、外周層32Fは、発泡工程において形成される外側弾性部50の材料密度の高いスキン層の上に、ディッピングによって無発泡かつ弾性を有する材料をコーティングして製造することができる。コーティングの材料としては、ポリウレタンやニトリルゴム(NBR)等を用いることができる。
【0072】
また、無発泡材に代えて、発泡倍率の低い材料を外周層32Fとすることもできる。この場合、発泡倍率の低い別部材を外側弾性部50に貼り付けることで外周層32Fと同様の機能を持たせることもできる。また、外側弾性部50の発泡材の発泡工程において、外側弾性部50の外周面付近の発泡倍率が低くなるように製造することで外周層32Fと同様の機能を持たせることもできる。
【0073】
・上記第2実施形態では、外側弾性部50と支持部材31Aとの間に芯部32Sを設けたが、芯部32Sを省略することもできる。このとき、支持部材31Aが芯部32Sとして機能する。
【0074】
・上記各実施形態では、円筒形状の揉み玉32を採用したが、球状の揉み玉を採用することもできる。
・上記各実施形態では、施療子30を一対(2つ)設ける構成としたが、これに限らず施療子30を1つ設ける構成や3つ以上設ける構成を採用してもよい。また、施療子30が複数設けられて各施療子30が独立して駆動可能な場合には、施療子30の揉み玉32の形状や材質を施療子30間で異なるように構成してもよい。
【0075】
・上記各実施形態では、揉み玉32の内側弾性部32Aと外側弾性部32Bとの境界部分の断面形状を円形形状としたが非円形形状としてもよい。また、揉み玉32の径方向内側(中心側)である内側弾性部32Aを例えば非円形形状とすることで、その内側弾性部32Aの形状に応じて様々なマッサージ感を使用者に付与することができる。
【0076】
例えば、図8、図9(a)、図9(b)、および図11に示されるように、外側弾性部32Bより硬質の内側弾性部32Aの径方向外側面の形状を凹凸形状とするような構成としてもよい。この場合、揉み玉32による押圧力が小さい場合は、径方向外側の外側弾性部32Bによる比較的柔らかなマッサージ感でマッサージすることができる。一方揉み玉32による押圧力が大きい場合は、揉み玉32を構成する内側弾性部32Aの径方向凸部32Cにて使用者の身体を押圧することが可能となる。これによって比較的硬い強めのマッサージ感でマッサージすることができる。なお、内側弾性部32Aの形状は単純な楕円形状や、図10に示されるような球体を周方向に複数配置した構成であってもよい。
【0077】
・上記各実施形態では、特に言及していないが、揉み玉32の変形量に対するマッサージ感の関係は予め実験等で求め、例えば図13に示されるようなテーブルを前記制御部28(図2)のメモリ(図示略)に設定しておくことが好ましい。例えば、「硬い」マッサージ感を使用者に付与したい場合、押圧力を60[N]して施療子変形量を17[mm]に設定すれば良いことがわかる。なお、制御部28によるロードセル33に基づく各駆動部25,26の制御としては、押圧力を60[N]に設定して各駆動部25,26の制御を行えば、「硬い」マッサージ感でマッサージすることが可能となる。
【0078】
・上記各実施形態では、揉み玉32の押圧力をロードセル33にて計測する構成としたが、他の圧力センサを用いて揉み玉32の押圧力を計測する構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、揉み玉32の押圧力を計測して、その押圧力に基づいてマッサージ機構21を制御部28にて制御する構成としたが、これに限らない。例えば図12に示されるように、揉み玉32の径方向略中心に変位量検出手段としてのレーザ変位計34を設けて、揉み玉32の変位に基づいてマッサージ機構21を制御部28にて制御する構成を採用してもよい。具体的には、まずレーザ変位計34にて使用者の身体までの距離L1を計測し、その計測値が揉み玉32が身体に接触していない状態でのレーザ変位計34から揉み玉32の外表面までの距離L0未満であるか否かを制御部28にて判定する。そして、距離L1が距離L0以上(L1≧L0)と判定した場合、制御部28は揉み玉32が使用者の身体に接していないと決定する(図12(a)参照)。一方制御部28は、距離L1が距離L0未満(L1<L0)と判定した場合、制御部28は揉み玉32が身体に接触していると決定するとともに、距離L0から距離L1を減算して揉み玉32の変形量を算出する。このような構成とすることで揉み玉32の変形量を比較的容易かつ高精度に計測でき、より高精度のマッサージを実施することが可能となる。
【0079】
・上記各実施形態では、マッサージ機構21の上下駆動部25および強弱駆動部26によって、揉み玉32(施療子30)の上下方向位置や前後方向位置を変更可能な構成としたが、これに限らずいずれか一方のみに変更可能な構成を採用してもよい。
【0080】
・上記各実施形態では、特に言及していないが、座部12、背もたれ部13、オットマン14および肘掛け部15の少なくとも1つに膨縮動作可能なエアバッグを配置して、このエアバッグによるエアマッサージを実施する構成を付加してもよい。
【0081】
・上記各実施形態並びに上記構成では、座部12の後部に背もたれ部13を備えた構成のマッサージ機に対して本発明を適用したが、使用者が寝た状態で使用可能なベッド(マット)タイプのマッサージ機に適用することもできる。また、施療子30および施療子30に接続される把持部を備える手持ちタイプのマッサージ機に適用することもできる。要は、使用者の身体を押圧する施療子30(揉み玉32)が設けられたマッサージ機であればよい。
【符号の説明】
【0082】
10…マッサージ機、13…背もたれ部、12…座部、21…マッサージ機構、28…制御部、30…施療子、31A…支持部材、32…揉み玉、33…ロードセル、34…レーザ変位計。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者に対する接触部材を含む施療子を施療動作させることにより前記接触部材を介して使用者の身体に押圧力を付与するマッサージ機構と、このマッサージ機構の駆動を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段により前記マッサージ機構を制御して前記使用者の身体に対して所望のマッサージを行うマッサージ機であって、
前記接触部材は、その硬さが中心部から放射方向において異なるものであり、
前記制御手段は、前記マッサージ機構を制御して前記接触部材の変形量を調整する
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
請求項1に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、弾性のある発泡材からなる部分を含む
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項3】
請求項1または2に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、1つの部材の構造変化によって放射方向において硬さが異なる
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項4】
請求項2を引用する請求項3に記載のマッサージ機において、
前記発泡材の発泡倍率が異なることにより放射方向において硬さが異なる
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、硬さの異なる複数の部材を重ね合わせることで放射方向において硬さが異なる
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項6】
請求項5に記載のマッサージ機において、
前記硬さの異なる複数の部材の少なくとも1つは、発泡材からなるものである
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、硬さの異なる複数の部材を重ね合わせるとともに、前記各部材のうちの少なくとも1つが構造変化されることで放射方向において硬さが異なる
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項8】
請求項5〜7のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材を構成する前記複数の部材は、重ね合わせられる部材同士の境界部位の軸方向と直交する断面が非円形形状とされる
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、その中心側ほど硬い
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項10】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、その外側ほど硬い
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項11】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、その外側部位および中心部位よりも外側部位および中心部位の間である中間部位の硬さが柔らかい
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項12】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、その外側部位よりも内側部位の硬さが柔らかく、かつ、前記接触部材を内側から支持する支持部材よりも前記接触部材の内側部位の硬さが柔らかい
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材は、無発泡材からなる外周層を備える
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記マッサージ機構は、前記使用者が着座可能な座部の後部に設けられる背もたれ部内に組付けられるとともに、前記接触部材の背もたれ部に対する前後方向位置および上下方向位置の少なくとも一方の位置調整が可能に構成され、
前記制御手段は、前記マッサージ機構を制御して着座した使用者に対して前記接触部材を押圧させて前記接触部材の変形量を調整する
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記使用者の身体に前記接触部材が当接された際の押圧力を検出する押圧力検出手段を備え、
前記制御手段は、前記押圧力検出手段の検出結果に基づいて前記マッサージ機構を制御する
ことを特徴とするマッサージ機。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか一項に記載のマッサージ機において、
前記接触部材の変位量を検出する変位量検出手段を備え、
前記制御手段は、前記変位量検出手段による検出結果に基づいて前記マッサージ機構を制御する
ことを特徴とするマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2012−30030(P2012−30030A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−215799(P2010−215799)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】