説明

マップシステム

【課題】基点の設定が容易かつ任意にできるとともに、この基点に対する測点の二次元直角座標を表示することにより、この基点から測点までの距離が一見して把握できるマップシステムを提供することにある。
【解決手段】地図送信サーバ2から、インターネット3を介して地図表示装置1に、所望の地図データを送信するとともに、この地図上のある地点を測点MPとして、この測点MPの二次元直角座標(X、Y)をディスプレイ11に表示する。この二次元直角座標(X、Y)は、基点BP及び測点MPの緯度・経度情報から、距離rと方位角θを算出するあるいは、基点BP及び測点MPの緯度・経度から平面直角座標(X、Y)、(X、Y)をそれぞれ求め、その差を求めることにより算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基点を任意に選択可能であるとともに、この基点に対する測点の二次元直角座標(X、Y)表示が可能なマップシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、種々の座標系を用いて平面地図が作成されている。代表的な座標系としてUTM座標系や平面直角座標系がある。UTM座標系は、地球楕円面を経度6度毎の経線により楕円面を南北に輪切りにして、経度差の等しい60のゾーンに分割したもので、各ゾーンの原点は、赤道と中央経線の交点とし、赤道を横軸、中央経線を縦軸にしたものである。一方、平面直角座標系は、北方領土を除く我が国の国土を19の座標系に分け、それぞれに原点を設定し、この原点を通る子午線をX軸(縦軸)、原点を通りX軸に直交する線をY軸(横軸)としたものである。
【0003】
このように、従来の地図は、予め設定された原点に基づいて作成されており、また、この原点に基づいて各地の座標も設定されていた。その為、特に、市町村単位や自治会単位等の地域地図を作成する場合、例えば、任意に基点を設定し、この基点に基づいて地図上の学校、病院、お店等のランドマーク等を含む各地点の座標表示を行いたい場合には、実際に人が現地に出向いて測量を行わなければならず、コストが掛かり、多大な労力も要するものであった(例えば、特許文献1)。
【0004】
他方、近年、地図上の各地点の位置を表示するものとして、座標表示ではなく緯度・経度表示を行うものもある。例えば、GPS衛星を利用して現在地点の緯度・経度情報を受信し、GPSレシーバに表示するというものがある。しかしながら、この緯度・経度は、○○度○○分○○秒や○○°○○’○○”等、角度で表わされるものなので、基点から測点までの距離を一見して把握することが出来なかった。
【0005】
【特許文献1】実用新案登録公報第2579771号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基点の設定が容易かつ任意にできるとともに、この基点に対する測点の二次元直角座標を表示することにより、この基点から測点までの距離を一見して把握できるようにしたマップシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために、地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、上記地図送信サーバは、上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、上記地図表示装置は、上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点のうち、1点を基点として選択可能な基点選択手段と、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記基点以外の上記地図上のある地点を、上記基点に対する測点として選択可能な測点選択手段とを有し、更に、上記地図送信サーバは、上記基点選択手段により選択された基点を原点とし、上記測点選択手段により選択された測点の上記基点に対する二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、上記算出手段は、上記基点の緯度・経度情報と上記測点の緯度・経度情報とから、上記基点と上記測点との距離rと、上記基点における上記測点の方位角θとを算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、上記送受信手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、上記表示手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示することを特徴とする。
【0008】
この二次元直角座標(X、Y)は、平面直角座標系と同様に、基点を原点として、この基点を通る径線(子午線)をX軸とし、基点を通りかつこのX軸に直交する線(緯線)をY軸にとった場合のXY座標を表すものである。また、二次元直角座標(X、Y)は、表示手段に表示される地図の範囲(例えば、県単位、市単位、村単位等)に応じて、適宜縮尺率を乗算して表示されるようにする。例えば、距離rをm単位で算出し、二次元直角座標(X、Y)を10m単位で表示するのであれば、距離rから算出された値に1/10を乗じた値を表示するようにする。ここで言う、方位角θは、X軸を基準として時計回りに測点の方向を測定した水平角である。また、二次元直角座標(X、Y)は、真北及び真東を正として、例えば、X=rCOSθ、Y=rSINθで算出され、算出の結果、負の値となる場合は、補正手段を講じ正の値になるようにして表示される。距離rと方位角θは、例えば、「TOTAL INVERSE SOLUTIONS FOR THE GEODESIC AND GREAT ELLIPTIC B.R.Bowring Survey Review, 33, 261 (July 1996) 461-476」の文献記載の方法を用いて算出する。
【0009】
また、本発明は、地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、上記地図送信サーバは、上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、上記地図表示装置は、上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点のうち、1点を基点として選択可能な基点選択手段と、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記基点以外の上記地図上のある地点を、上記基点に対する測点として選択可能な測点選択手段とを有し、更に、上記地図送信サーバは、上記基点選択手段により選択された基点を原点とし、上記測点選択手段により選択された測点の上記基点に対する二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、上記算出手段は、上記基点の緯度・経度情報から上記基点の平面直角座標(X、Y)を算出し、上記測点の緯度・経度情報から上記測点の平面直角座標(X、Y)を算出するとともに、X座標、Y座標のそれぞれの差を算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、上記送受信手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、上記表示手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示することを特徴とする。
【0010】
ここでは、上記算出方法と異なる算出方法を用いて二次元直角座標(X、Y)を算出する。すなわち、基点及び測点の緯度・経度から、基点及び測点の平面直角座標を算出し、その後、基点を原点(0、0)として測点の二次元直角座標(X、Y)を算出する。この方法としては、次の演算式X=X−X、Y=Y−Yを求めることにより算出される。
なお、緯度・経度から平面直角座標を求める計算式としては、例えば、国土地理院のホームページhttp://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/algorithm/bl2xy/bl2xy.htmを用いればよい。また、地図表示装置は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、あるいはインターネットに接続可能でWebページ表示機能を有する携帯電話機やPDAで構成される。
【0011】
また、本発明においては、上記表示手段は、基点を通る経線をX軸とし、他方この基点を通りかつこのX軸に直交する緯線をY軸とした目盛り付きXY座標軸を表示するようにしてもよい。
【0012】
また、本発明においては、上記測点選択手段は、上記地点情報データベースに蓄積され、かつ上記表示手段に表示された地図上のある地点を、上記測点として複数選択可能に構成してもよい。
【0013】
また、本発明においては、上記二次元直角座標(X、Y)は、上記測点の近傍に表示されるようにしてもよい。
【0014】
また、本発明においては、上記地点情報データベースは、上記地図上のある地点の関連情報を蓄積するとともに、上記表示手段は、上記関連情報を表示するように構成してもよい。
【0015】
本発明は、地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、上記地図送信サーバは、上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、更に、上記マップシステムは、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積されていない上記地図上のある地点であって、かつ、上記地図表示装置に表示されたある地点の緯度・経度情報を受信可能なGPS受信端末等からなる緯度経度受信端末を有し、上記緯度経度受信端末は、上記受信したある地点の緯度・経度情報を上記公衆回線網を介して上記地図送信サーバに送信する緯度経度送信手段を有し、上記地図表示装置は、上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点を測点として選択可能な測点選択手段とを有し、上記送受信手段は、上記緯度経度送信手段により送信されたある地点の緯度・経度情報を受信し、更に、上記地図送信サーバは、上記受信手段により緯度・経度情報を受信したある地点を基点とし、この基点を原点とする上記測点の二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、上記算出手段は、上記基点の緯度・経度情報と上記測点の緯度・経度情報とから、上記基点と上記測点との距離rと、上記基点における上記測点の方位角θとを算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、上記送受信手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、上記表示手段は、上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示することを特徴とする。
【0016】
また、本発明において、測点の二次元直角座標が表示された地図を印刷する印刷手段を有してもよい。
【発明の効果】
【0017】
上述した構成から明らかなように、本発明に係るマップシステムによれば、地図表示装置、インターネット、地図送信サーバ等を用いて基点を任意に選択し、この基点に対する測点の二次元直角座標(X、Y)を表示した地図を提供することが可能であることから、基点を決めるためにわざわざ人が測量する必要はなく、コストも労力も削減でき、かつ、基点から測点までの距離を一見して把握できるので使い勝手もよい。
【0018】
また、本発明は、基点の緯度・経度情報をGPS受信端末により受信するようにしたので、リアルタイムに基点の緯度・経度情報を受信することが可能となる。従って、例えば、まだ地点情報データベースに蓄積されていない地点(マンション)であって、このマンションを販売するための地図を不動産屋が作成する場合には、マンションがある現地に行って、簡単にマンションの周辺状況が分かる販売地図が作成することができ、地図作成のコストも削減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るマップシステムの構成図、図2は、地点情報データベースに蓄積された情報の一例を示す図、図3は、算出手段の算出方法の一例を示す概念図である。
【0020】
図1においては、地図表示装置1と地図送信サーバ2とがインターネット3を介して接続されている。
【0021】
地図表示装置1は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ等からなり、液晶パネルやCRTディスプレイ等からなる表示手段(以下「ディスプレイ」と言う。)11を有するとともに、マウス、タブレット等からなるポインティングデバイス12(以下「マウス」として説明する。)を備えている。また、ディスプレイ11は、カーソル13(図6参照)を表示可能であり、マウス12を移動させることにより、このカーソル13が連動してディスプレイ11上を移動する。
【0022】
また、地図表示装置1は、地図送信サーバ2からインターネット3を介して配信される後述の地図情報Webページを閲覧するためのソフト、例えば、「Internet Explorer」や「Net scape Navigator」等からなるWebブラウザを備えており、ディスプレイ11にこの地図情報Webページを表示可能に構成されている。なお、本実施形態においては、この地図表示装置1にはプリンタPRがLAN等により接続されており、地図表示装置1に表示された地図がプリント可能に構成されている。
【0023】
地図送信サーバ2は、地図表示装置1に対し送信する地図が蓄積された地図データベース21と、この送信された地図上のある地点の地点情報が蓄積された地点情報データベース22とを有し、その他にも、検索手段23、算出手段24、制御手段25及び送受信手段26を備えている。
【0024】
地図データベース21には、例えば、日本全国地図、県単位の地図、市単位の地図等種々の地図が蓄積されており、後述するように地図表示装置1からの要求信号を受信することにより、所望の地図が取り出し可能に構成されている。
【0025】
地点情報データベース22には、地図表示装置1からの要求により取り出され、ディスプレイ11に表示された地図上のある地点に関する情報が蓄積されている。例えば、図2に示すように、各地点ごとに、地点の緯度及び経度が蓄積されており、これに関連づけられて、地点の名称、緯度及び経度、電話番号、住所及び営業時間や空き部屋情報等の付随情報が、各地点の関連情報として蓄積されている。更に、それぞれの地点には識別IDとなる登録NO.1〜nが関連付けられて蓄積されている。この地点情報データベース22へ地点情報を蓄積させる方法としては、例えば、地図送信サーバ2から地点情報登録用のWebページを提供し、予め決められた登録用フォームに必要項目を書き込んだ後、マウス等を用いて送信操作をすると、インターネット3を介して地図送信サーバ2がこれを受信し、これを地点情報データベース22に送り、地点情報データベース22が各地点毎、項目毎に分類して蓄積するようにしておけばよい。このような構成にしておけば、地点情報の更新が容易に行える。
【0026】
なお、この地点情報データベース22に蓄積されたデータは、地図データベース21に蓄積された地図上の各地点に、例えば、GIS(Geographical Information System)ソフトを用いて関連付けされるように構成されていてもよい。
【0027】
検索手段23は、後述するように地図表示装置1から所望の地図の要求信号を送受信手段26を介して受けると、地図データベース21の中から要求された地図を検索し、検索された地図データを制御手段25に渡すように構成されている。また、検索手段23は、後述するように地図表示装置1により基点及び測点が選択され、この選択された基点及び測点の緯度・経度情報の検索要求信号を受けると、該当する基点の緯度・経度データと、該当する測点の緯度・経度データとを算出手段24に渡す一方、この測点の関連情報を制御手段に渡すように構成されている。
【0028】
算出手段24は、検索手段23により渡された基点の緯度・経度データと測点の緯度・経度データとから、基点を原点(0、0)としこれに対する測点の二次元直角座標(X、Y)を算出して、その結果を制御手段25に渡すように構成されている。この二次元直角座標(X、Y)を算出する方法としては、例えば、図3(a)に示すように、基点及び測点の緯度・経度から基点―測点間の距離rを算出するとともに、方位角θを算出した後、次の演算式X=rCOSθ、Y=rSINθを計算することにより算出する方法がある。
【0029】
その他にも、図3(b)に示すように、基点の緯度・経度情報からこの基点の平面直角座標(X、Y)を算出し、測点の緯度・経度情報から測点の平面直角座標(X、Y)を算出するとともに、X座標、Y座標のそれぞれの差を算出することにより、二次元直角座標(X、Y)を算出する方法がある。
【0030】
また、この算出手段24は、算出された二次元直角座標(X、Y)から基点を原点としこの基点を通る経線をX軸、この基点を通りかつX軸に直交する緯線をY軸として、北及び東を正方向とするXY座標軸を求める。更に、二次元直角座標(X、Y)に対応するようにこのXY座標には目盛りが付されて、目盛り付きXY座標軸を生成し、これを目盛り付きXY座標軸表示要求信号として、算出された二次元直角座標(X、Y)とともに、制御手段25に渡すように構成されている。
【0031】
制御手段25は、算出手段24により渡された演算結果、すなわち、基点を原点(0、0)とした測点の二次元直角座標(X、Y)を、検索手段23により渡された関連情報に関連付けて送受信手段26に渡すように構成されている。
【0032】
次に、本発明のマップシステムの動作について説明する。
【0033】
まず、地図送信サーバ2から地図情報Webページが提供され、この地図情報Webページを使用して、地図表示装置1から地図送信サーバ2に対し所望の地図データの要求信号を送信すると、地図送信サーバ2は、送受信手段26でこの要求信号を受信し、その後、制御手段25による制御のもと、検索手段23が地図データベース21から該当する地図を検索し、この検索された地図を送受信手段26を介して地図表示装置1に送信する。このような方法としては、例えば、ちず丸(登録商標)、マピオン(登録商標)等の周知の電子地図検索システムを使用すればよい。
【0034】
次に、地図表示装置1において、ディスプレイ11に表示された地図から基点及び測点を選択する。
【0035】
この選択方法として、例えば、図4、図6、図8に示す方法がある。図4、図6、図8は、いずれも基点及び測点の選択方法の例を示し、ディスプレイ11における基点・測点の入力画面110Aである。図4は、基点及び測点を文字入力により選択した場合、図6は、基点及び測点をカーソルで選択した場合、図8は、測点を複数選択した場合を示す。
【0036】
以下、それぞれの選択方法について説明する。
【0037】
第1の選択方法を図4に示す。まず入力画面110Aの構成について説明する。入力画面110Aは、地図表示部111と、基点入力部112、測点入力部113、換算ボタン114、リセットボタン115からなる。更に、基点入力部112は、上記した地点情報データベース22の分類項目に対応する項目からなる基点検索分類キー112Aと、文字を入力することにより基点BPを選択する基点文字入力部112Bとからなる。同様に、測点入力部113も、上記した地点情報データベース22の分類項目に対応する項目からなる測点検索分類キー113Aと、文字を入力することにより測点MPを選択する測点文字入力部113Bとからなる。また、換算ボタン114は、基点入力部112及び測点入力部113の双方に必要事項を入力した後、マウス12を操作しカーソル13を合わせクリック動作することにより、基点情報要求信号、測点情報要求信号が地図送信サーバ2に送信されるように構成されている。なお、リセットボタン115は、基点情報等の入力ミスがあった場合に選択すると、入力事項が全てリセットされるように構成されている。
【0038】
次に、第1の選択方法における基点BP及び測点MPの選択の具体的な方法について説明する。この第1の選択方法においては、基点BPは、○○不動産(1)であり、基点BPは○○マンション(2)である。まず、マウス12を操作して、基点検索分類キー112Aの“名称”にチェックを入れ、次に、キーボード等を用いて基点文字入力部112Bに「○○不動産」なる文字を入力する。次に、測点入力部113にも同様の操作をして、測点検索分類キー113Aの住所にチェックを入れ、測点文字入力部113Bに「○○区○○町○丁目○番地○号」なる文字を入力する。その後、マウス12を操作して換算ボタン114にカーソル13を合わせた後マウス12を左クリックする。すると、基点情報要求信号及び測点情報要求信号がインターネット3を介して地図送信サーバ2に送信される。
【0039】
第2の選択方法を図6に示す。まず構成について説明すると、この入力画面110Aにおいては、上記図4とは異なり、基点入力部112、測点入力部113のような文字により基点BP・測点MPを選択する手段を有しておらず、代わりにカーソル13により基点BP、測点MPを選択するように構成されている。
【0040】
次に、第2の選択方法における基点BP及び測点MPの選択の具体的な方法について説明する。この第2の選択方法においても、第1の選択方法と同様に基点BPを○○不動産(1)、測点MPを○○マンション(2)としている。まず、マウス12を操作することによりカーソル13を○○不動産(1)の位置に合わせマウス12を左クリックする。次にマウス12を操作しカーソル13を○○マンション(2)の位置まで移動させ、この位置でマウス12を左クリックする。その後、上記第1の選択方法と同様にカーソル13を換算ボタン114に移動させ、左クリックする。すると、基点情報要求信号及び測点情報要求信号がインターネット3を介して地図送信サーバ2に送信される。
【0041】
第3の選択方法を図8に示す。この入力画面110Aでは、基点BPを図6と同様の方法でカーソル13により選択するが、基点BPの選択の仕方が図6に示すものとは異なる。すなわち、この図8に示す方法においては、まず、基点BPを上記図6に示す方法により選択する。その後、基点BPを含むような位置を始点SPとし、この始点SPでマウス12をドラッグし、終点EPでマウス12をドロップさせる。このドラッグの際、測点指定ウィンド15が形成され、マウス12をドロップするとこの測点指定ウィンド15内に含まれ、かつ、地点情報データベース22に蓄積された地図上の地点が、全て基点BPとして選択されるように構成されている。この図8においては、基点BPとして、○○マンション(2)、○○小学校(3)、○○ストア(4)、○○駅(5)が選択されている。この後の動作は上記第1、2の選択方法と同様である。
【0042】
次に、上記いずれかの選択方法により基点情報要求信号及び測点情報要求信号が地図送信サーバ2にインターネット3を介して送信されると、地図送信サーバ2では、これら要求信号を送受信手段26により受信し、これら要求信号を検索手段23に渡す。その後、検索手段23は、地点情報データベース22からこれら要求信号に合致する地点情報を検索し、検索の結果得られた基点情報及び測点情報を送受信手段26に渡し、送受信手段26は、これら情報を地図表示装置1に送信する。すると、地図表示装置1は、これら情報を受信し、測点MPの二次元直角座標(X、Y)をディスプレイ11に表示する。
【0043】
このディスプレイ11の表示の仕方としては、例えば、図5、図7、図9に示す出力画面110Bのような表示例がある。
【0044】
図5に示す第1の表示例は、基点BPを○○不動産(1)とし、測点MPを○○マンション(2)とした場合の表示例であり、二次元直角座標(X、Y)として(1)座標(82、90)が地図表示部111外に表示されており、その他にも(2)名称、(3)住所(4)付随情報等の○○マンション(2)に関する関連情報が表示されている。この座標(82、90)は、「○○マンション(2)は、○○不動産(1)から北に82m、東に90m行った場所にある」ということを示す。従って、この地図を見た者は、一見して基点BPから側点MPまでの距離を把握することができる。また、二次元直角座標表示のみでなく、測点MPに関連した情報も表示されるので、この地図を見る者にとっては非常に便利である。
【0045】
図7に示す第2の表示例においては、第1の表示例と異なり、二次元直角座標(X、Y)が地図表示部111上の測点MPの近傍に表示されるとともに、基点BPを原点とした目盛り付きXY座標軸14が表示されるように構成されている。この目盛り付きXY座標軸14は、X軸の正方向を真北、Y軸の正方向を真東にして表示される。このように目盛り付きXY座標軸14が表示されるようにすることにより、二次元直角座標表示(X、Y)が表示されていない地図上の地点においても、基点BPからの距離を把握することが可能となるので使い勝手がよくなる。
【0046】
図9に示す第3の表示例は、上記第3の選択例のように測点MPが複数選択された場合の表示例であり、基点BPを○○マンション(2)に設定している。この第3の表示例においても、第2の表示例と同様に目盛り付きXY座標軸が地図表示部111上に表示されているが、第2の表示例と異なり、測点MPの二次元直角座標(X、Y)が複数個所の測点MPの近傍に表示されている。また、第1の表示例と同様に、地図表示部111外に測点MPの関連情報が表示されているが、測点MPが複数あることからそれぞれの基点BPに対応する測点情報が表示されている。
【0047】
このように複数の測点MPの二次元直角座標(X、Y)を表示するようにすれば、この地図を見た者は、一目で複数の測点MPの基点BPからの距離が分かることになるので使い勝手がよくなる。また、この複数の測点MPの関連情報もそれぞれ表示されているので、更に便利である。
【0048】
以上のような方法で、地図表示装置1には、測点MPの二次元直角座標(X、Y)が表示された地図が表示され、地図表示装置1においてプリント操作をすることにより、この地図はプリンタPRによってプリントされる。
【0049】
このように本実施形態に係るマップシステムにおいては、測点MPの二次元直角座標(X、Y)が表示された地図をプリント出来るので、例えば、不動産屋がマンション等の販売のための周辺地図付きのチラシを作成する場合に利用でき、チラシの作成の手間も大幅に削減することができる。
【0050】
第1の実施形態に係るマップシステムにおいては、地図表示装置、インターネット、地図送信サーバ等を用いて基点BPを任意に選択し、この基点BPに対する測点MPの二次元直角座標(X、Y)を表示した地図を提供することが可能であることから、基点BPを決めるためにわざわざ人が測量する必要はなく、コストも労力も削減でき、かつ、基点BPから測点MPまでの距離を一見して把握できるので使い勝手もよい。
【0051】
次に、本発明の第2の実施形態に係るマップシステムについて図10を用いて説明するが、上記第1の実施形態に係るマップシステムと同様の構成及び動作に関しては、説明を省略する。
【0052】
この第2の実施形態に係るマップシステムの構成は、上記第1の実施形態に係るマップシステムの構成に、GPS衛星4、GPS受信端末5、基地局6、携帯電話網7、ゲートウェイ8が追加されたものである。特に、上記第1の実施形態に係るマップシステムとの相違点は、基点BPの緯度・経度情報をGPS衛星4、GPS受信端末5によりリアルタイムに受信し、この受信した基点BPの緯度・経度情報を利用して測点MPの二次元直角座標(X、Y)を表示可能という点にある。以下、相違点のみ説明する。
【0053】
図10に示すように、この第2の実施形態に係るマップシステムは、GPS衛星4から緯度・経度情報をGPS受信端末5により受信し、この受信した緯度・経度情報を基地局6、ゲートウェイ8、インターネット3を介して地図送信サーバ2に送信するよう構成されている。すなわち、第1の実施形態に係るマップシステムと異なり、基点BPの緯度・経度情報は、予め地点情報データベース22に蓄積されているのではなく、GPS受信端末5により受信し地図送信サーバ2に送信されるとする構成である。このGPS受信端末5は、例えば、GPS機能付き携帯電話機等GPSを使用して、現在位置の緯度・経度を受信できる端末から構成されている。その他にも、その他の衛星測位システム(例えば、GLONASS、GALILEO等)を用いて現在位置の緯度・経度を受信するような構成であってもよい。また、その他のシステムで、現在位置の緯度・経度情報を受信できるシステムを適用してもよい。
【0054】
次に、第2の実施形態に係るマップシステムの動作説明をする。以下において、GPS受信端末5を所持している地点を基点BPとして説明する。
【0055】
まず、GPS受信端末5を操作することにより、GPS衛星4から基点BPの緯度・経度情報を受信するとともに、この受信した基点BPの緯度・経度情報を基地局6、携帯電話網7、ゲートウェイ8、インターネット3を介して地図送信サーバ2に送信する。すると、送受信手段26が、この基点BPの緯度・経度情報を受信するとともに、図示しないRAM等からなる一時記憶手段に渡し、この渡された基点BPの緯度・経度情報を一時記憶手段は一時的に記憶する。次に、地図表示装置1より、上記第1の実施形態において説明したいずれかの選択方法で、測点MPが選択され測点情報要求信号が地図送信サーバ2に送信されると、送受信手段26がこれを受信するとともに、検索手段23にこの要求信号を渡す。その後、第1の実施形態で説明したのと同様に、検索手段23が該当する測点情報を地点情報データベース22から検索し、検索された測点MPの緯度・経度情報を算出手段24に渡す。すると、算出手段24は、一時記憶手段から一時的に記憶された基点BPの緯度・経度情報を取り出し、この取り出された基点BPの緯度・経度と測点MPの緯度・経度とから、この基点BPを原点とした測点MPの二次元直角座標(X、Y)を算出する。この算出方法は、上記第1の実施形態で説明したのと同様の方法を用いればよい。その後の動作は、上記第1の実施形態と同様なので説明は省略する。なお、本実施形態においては、基点BPの緯度・経度情報をGPS受信端末5において受信するとしたが、測点MPの緯度・経度情報を受信するような構成とすることも可能である。
【0056】
また、このGPS受信端末5で受信した基点BPの緯度・経度情報は、一度使用したら一時記憶手段から消去されるような構成とせず、地点情報データベース22に蓄積されるように構成してもよい。
【0057】
上記したように、第2の実施形態に係るマップシステムにおいては、上記第1実施形態の奏する効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、基点BPの緯度・経度情報をGPS受信端末により受信するようにしたので、リアルタイムに基点BPの緯度・経度情報を受信することが可能となる。従って、例えば、まだ地点情報データベースに蓄積されていない地点(マンション)であって、このマンションを販売するための地図を不動産屋が作成する場合には、マンションがある現地に行って、上記第2の実施形態における操作を行えば、簡単にマンションの周辺状況が分かる販売地図が作成することができ、地図作成のコストも削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】第1の実施形態におけるマップシステムの概略構成図である。
【図2】地点情報データベースに蓄積された地点情報の一例を示す図である。
【図3】算出手段の算出方法の一例を示す図である。
【図4】ディスプレイにおける基点・測点の入力画面の一例を示す図である。
【図5】ディスプレイの測点の二次元直角座標表示の一例を示す図である。
【図6】ディスプレイにおける基点・測点の入力画面の一例を示す図である
【図7】ディスプレイの測点の二次元直角座標表示の一例を示す図である。
【図8】ディスプレイにおける基点・測点の入力画面の一例を示す図である
【図9】ディスプレイの測点の二次元直角座標表示の一例を示す図である。
【図10】第2の実施形態におけるマップシステムの概略構成図である。
【符号の説明】
【0059】
1 地図表示装置
11 ディスプレイ
12 マウス
13 カーソル
14 目盛り付きXY座標軸
15 測点指定ウィンド
110A 入力画面
110B 出力画面
111 地図表示部
112 基点入力部
112A 基点検索分類キー
112B 基点文字入力部
113 測点入力部
113A 測点検索分類キー
113B 測点文字分類キー
114 換算ボタン
115 リセットボタン
2 地図送信サーバ
21 地図データベース
22 地点情報データベース
23 検索手段
24 算出手段
25 制御手段
26 送受信手段
3 インターネット
4 GPS衛星
5 GPS受信端末
6 基地局
7 携帯電話網
8 ゲートウェイ
PR プリンタ
SP 始点
EP 終点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、
上記地図送信サーバは、
上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、
少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、
上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、
上記地図表示装置は、
上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点のうち、1点を基点として選択可能な基点選択手段と、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記基点以外の上記地図上のある地点を、上記基点に対する測点として選択可能な測点選択手段とを有し、
更に、上記地図送信サーバは、
上記基点選択手段により選択された基点を原点とし、上記測点選択手段により選択された測点の上記基点に対する二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、
上記算出手段は、
上記基点の緯度・経度情報と上記測点の緯度・経度情報とから、上記基点と上記測点との距離rと、上記基点における上記測点の方位角θとを算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、
上記送受信手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、
上記表示手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示すること
を特徴とするマップシステム。
【請求項2】
地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、
上記地図送信サーバは、
上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、
少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、
上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、
上記地図表示装置は、
上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点のうち、1点を基点として選択可能な基点選択手段と、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記基点以外の上記地図上のある地点を、上記基点に対する測点として選択可能な測点選択手段とを有し、
更に、上記地図送信サーバは、
上記基点選択手段により選択された基点を原点とし、上記測点選択手段により選択された測点の上記基点に対する二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、
上記算出手段は、
上記基点の緯度・経度情報から上記基点の平面直角座標(X、Y)を算出し、上記測点の緯度・経度情報から上記測点の平面直角座標(X、Y)を算出するとともに、X座標、Y座標のそれぞれの差を算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、
上記送受信手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、
上記表示手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示すること
を特徴とするマップシステム。
【請求項3】
上記表示手段は、
上記基点を通る経線をX軸とし、他方この基点を通りかつこのX軸に直交する緯線をY軸とした目盛り付きXY座標軸を表示すること
を特徴とする請求項1あるいは2いずれか1項に記載のマップシステム。
【請求項4】
上記測点選択手段は、
上記地点情報データベースに蓄積され、かつ上記表示手段に表示された地図上のある地点を、上記測点として複数選択可能であること
を特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のマップシステム。
【請求項5】
上記二次元直角座標(X、Y)は、
上記測点の近傍に表示されること
を特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のマップシステム。
【請求項6】
上記地点情報データベースは、
上記地図上のある地点の関連情報を蓄積するとともに、
上記表示手段は、
上記関連情報を表示すること
を特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載のマップシステム。
【請求項7】
地図送信サーバからインターネット等の公衆回線網を介して地図表示装置に地図データを送信するとともに、この送信された地図データに対応する地図を上記地図表示装置に表示させ、かつこの地図上のある地点の二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に表示させるマップシステムであって、
上記地図送信サーバは、
上記地図表示装置に送信する地図データを蓄積した地図データベースと、
少なくとも、上記ある地点の緯度・経度情報を蓄積した地点情報データベースと、
上記地図表示装置からの要求信号を受信し、所望の地図データを上記地図表示装置に対し送信する送受信手段とを有し、
更に、上記マップシステムは、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積されていない上記地上のある地点であって、かつ、上記地図表示装置に表示されたある地点の緯度・経度情報を受信可能なGPS受信端末等からなる緯度経度受信端末を有し、
上記緯度経度受信端末は、
上記受信したある地点の緯度・経度情報を上記公衆回線網を介して上記地図送信サーバに送信する緯度経度送信手段を有し、
上記地図表示装置は、
上記送受信手段により送信された地図データに対応する地図を表示させる表示手段と、
上記地点情報データベースに緯度・経度情報が蓄積され、かつ上記表示手段により表示された地図上のある地点を測点として選択可能な測点選択手段とを有し、
上記送受信手段は、
上記緯度経度送信手段により送信されたある地点の緯度・経度情報を受信し、
更に、上記地図送信サーバは、
上記受信手段により緯度・経度情報を受信したある地点を基点とし、この基点を原点とする上記測点の二次元直角座標(X、Y)を算出する算出手段を有するともに、
上記算出手段は、
上記基点の緯度・経度情報と上記測点の緯度・経度情報とから、上記基点と上記測点との距離rと、上記基点における上記測点の方位角θとを算出することにより、上記二次元直角座標(X、Y)を算出し、
上記送受信手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標(X、Y)を上記地図表示装置に送信し、
上記表示手段は、
上記算出手段により算出された二次元直角座標を表示すること
を特徴とするマップシステム。
【請求項8】
上記請求項1乃至7いずれか1項に記載のマップシステムにおいて、
更に、上記測点の二次元直角座標が表示された地図を印刷する印刷手段を有すること
を特徴とするマップシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2007−34214(P2007−34214A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−221337(P2005−221337)
【出願日】平成17年7月29日(2005.7.29)
【出願人】(593001233)株式会社電子印刷センター (3)
【Fターム(参考)】