説明

マルチメディア、マルチユーザシステム及び関連する方法

テーブルシステムは、テーブルトップ内に統合されたタッチスクリーンと、タッチスクリーンと通信するコンピュータシステムであって、タッチスクリーンが、コンピュータに対する第1のインプットとして動作し、且つテーブルトップの異なる座席位置に対応する異なる方向に複数のアクティブセクションを同時に表示するように構成されている、コンピュータシステムと、及び、タッチスクリーンから離れて配置され、コンピュータシステムと通信する第2のスクリーンであって、コンピュータシステム上に記録されたメディアファイルを単一の方向で連続して表示し、タッチスクリーンを用いることで異なる座席位置から同時に見られるものであり、タッチスクリーンが、第2のスクリーン上に表示されるメディアファイルの表現を表示し且つメディアファイルのためのセレクションインプットとして動作するように構成されている、第2のスクリーンとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、2007年9月20日出願の米国仮出願第60/994,458号(発明の名称)「Multimedia Restautant and Booth」、及び、2009年10月9日出願の米国仮出願第61/272,591号(発明の名称)「Multimedia,Multiuser System,and Associated Method」の35U.S.C.119条(e)の利益を主張するものであり、2008年8月13日出願の米国特許出願第12/222,670号(発明の名称)「Multimedia Restautant System,Booth and Associated Methods」の一部継続出願である、2009年10月27日出願の米国特許出願第12/588,774号(発明の名称)「Multimedia,Multiuser System and Associated Methods」の一部継続出願である、2009年12月31日出願の米国特許出願第12/650,684号の一部継続出願である。これらは参照の上あらゆる目的のために全体として本明細書に組み込まれる。
【0002】
1.発明の分野
実施の形態は、マルチメディア、マルチユーザシステム及びテーブルに関するものであり、セッティング内のステーションの少なくとも幾つかはテーブルを含み、それは少なくとも2つのディスプレイのための映像及び音声を制御する。
【背景技術】
【0003】
2.関連技術の説明
現下のシステムは、統合されたタッチスクリーン/ディスプレイデバイスを用いる。即ち、同じディスプレイ表面が、ファイルされたメディアを制御するために、及び、ファイルされたメディアをディスプレイするために、用いられる。しかしながら、これらシステムは、タッチスクリーンインターフェースとディスプレイそれ自身の両方のための、パフォーマンスにおいて、膨大な情報漏洩を含んでいる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、実施形態は、タッチスクリーンを含むマルチメディア、マルチユーザシステム、及び、関連する方法に関し、これらは、関連技術の課題の一つ若しくはそれ以上を実質的に克服する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
テーブルトップ内に統合されたタッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンと通信するコンピュータシステムであって、前記タッチスクリーンが、コンピュータに対する第1のインプットとして動作し、且つテーブルトップの異なる座席位置に対応する異なる方向に複数のアクティブセクションを同時に表示するように構成されている、コンピュータシステムと、及び、
前記タッチスクリーンから離れて配置され、前記コンピュータシステムと通信する第2のスクリーンであって、前記コンピュータシステム上に記録されたメディアファイルを単一の方向で連続して表示し、前記タッチスクリーンを用いることで異なる座席位置から同時に見られるものであり、前記タッチスクリーンが、前記第2のスクリーン上に表示されるメディアファイルの表現を表示し且つメディアファイルのためのセレクションインプットとして動作するように構成されている、第2のスクリーンと
を有する、テーブルシステムを、実施形態は含む。
【0006】
前記コンピュータシステムが、
第2のスクリーン上にメディアファイルを表示する専用である少なくとも第1のプロセッサと、
第1のプロセッサとは異なる、タッチスクリーン専用である少なくとも第2のプロセッサと
を含んでもよい。
【0007】
前記コンピュータシステムは、第2のスクリーン上でメディアファイルをプレイするための独立のプログラミングスレッドを有する単体のコンピュータであり、前記独立のプログラミングスレッドは、第2のスクリーン上でのメディアファイルの連続のプレイを保証するために、タッチ検出以外のタッチスクリーンの操作よりも高い優先度を有してもよい。
【0008】
前記コンピュータシステムは、前記タッチスクリーンに直接接続する第1のコンピュータと、前記第2のスクリーンに直接接続する第2のコンピュータとを含み、メディアファイルは第2のコンピュータ上に記録されており、第1と第2のコンピュータは通信する、というものであってもよい。前記タッチスクリーンが第1のコンピュータのインプットとして動作するように構成され、第1のコンピュータが第2のコンピュータのインプットとして動作するように構成されていてもよい。
【0009】
コンピュータシステムと、及び、
前記コンピュータシステムへの第2のインプットとして動作するように適合されたタッチスクリーンであって、異なる方向を有する少なくとも2つの同時動作のアクティブセクションに分割されており、前記少なくとも2つの同時動作のアクティブセクション内のタッチは、前記少なくとも2つの同時動作のアクティブセクション内部のディスプレイ上に独立した効果を生じ、各々の同時動作のアクティブセクションは、各々の同時動作のアクティブセクション内で独立したアプリケーションを選択するように適合されている独立のインターフェースを有する
マルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェスを、実施形態が含んでもよい。
【0010】
前記タッチスクリーンがテーブルトップ内に統合されていてもよい。
【0011】
前記コンピュータシステムが、
前記タッチスクリーンの第1のセクション内の第1のタッチに応答して第1のアクションを実行し、且つ、
第1と第2のタッチが略同時であっても、第1のアクションに影響を与えること無く、前記タッチスクリーンの第2のセクション内の第2のタッチに応答して第2のアクションを実行する、というものであってもよい。前記コンピュータシステムが、前記タッチスクリーンの第1のセクション内の第3のタッチに応答して第1のセクション内で第3のアクションを実行し、このとき、第3のアクションが第1のアクションと置き換わるが、第2のアクションに影響を与えない、というものであってもよい。
【0012】
第1のタッチがジェスチャであり第2のタッチがタップであり、タップはジェスチャが開始した後ではあるがジェスチャが完了する前に発生し、前記コンピュータシステムは第1のアクションを完了する前に第2のアクションを完了するように構成されていてもよい。
【0013】
第1のアクションが、メニューをナビゲートすることを含み、第2のアクションが、連続するアクションを含んでもよい。連続するアクションが、描画すること、及びゲームをプレイすることの一つを含んでもよい。
【0014】
セクション内部のタッチに応答するアクションがそのセクションに限定されていてもよい。
【0015】
前記タッチスクリーンが、前記タッチスクリーン上に表示されるセクションの数を変更するように構成されているコントロールセクションを含んでもよい。
【0016】
前記タッチスクリーンが単体のタッチスクリーンとして構成されていてもよい。
【0017】
前記コンピュータシステムが、タッチスクリーンの全てのユーザの、同じ方向で見られる第2のスクリーンと通信するように適合されていてもよい。前記コンピュータシステムが、タッチスクルーンを介するセレクションインプットに応答して第2のスクリーンに対してメディアファイルを連続して送信するように適合されていてもよい。前記タッチスクリーンがナビゲーションのために用いられるように構成されており、前記第2のスクリーンが前記コンピュータシステムにより送信されるメディアファイルを表示するように構成されていてもよい。
【0018】
セクション内のタッチがそのセクションの方向を回転する。セクション内のタッチがそのセクション内のメディアファイルをプレイする。
【0019】
上記及び他の特徴の少なくとも一つは、テーブルシステムを提供することにより、実現可能であり、該テーブルシステムは、
タッチ検出サーフェスとディスプレイとを含み、タッチ検出サーフェスとディスプレイのための電子機器は、環境汚染物から保護されている、タッチスクリーンであって、タッチ検出サーフェスとディスプレイは対角線で12インチより大きい、タッチスクリーンと、ダイニングの高さでタッチスクリーンを保護するように適合されている、タッチスクリーンのためのマウントと、ユーザの足が下にうまくはまるように厚さが十分に小さいタッチスクリーンと、前記タッチスクリーンがインプットデバイスとして動作するものであり、且つ前記ディスプレイに連続するビデオ信号を供給する、コンピュータとを含む。
前記タッチ検出サーフェスは、
検出に干渉すること無くタッチ検出サーフェスによりその上のオブジェクトを受け、
第1のタッチに応答してコンピュータに第1のインプットを送信し、コンピュータはそれに応答してタッチスクリーン上で第1のアクションを実行するように構成されており、
第1のアクションがタッチスクリーン上で実行されている間に、タッチスクリーン上の異なる位置で第2のタッチが発生すると、第2のタッチに応答して第2のインプットをコンピュータに送信し、コンピュータはそれに応答して第2のアクションを実行するように構成されており、よって、第1と第2のアクションが同時に実行される
という構成を備えていてもよい。
【0020】
ディスプレイの対角線に対するタッチスクリーン暑さの比は、0.4より小さくてよい。タッチスクリーンとマウントの全体の厚さは、12インチより小さくても、例えば、7インチより小さくてもよい。テーブルシステムは、レストラン、ナイトクラブ、集会所、個人的現場、クリニック、及び教育的現場のうちの一つの中にあればよい。
【0021】
コンピュータは、マウントの下で保護されてもよい。
【0022】
テーブルシステムは、コンピュータと通信をし、且つタッチスクリーンによりコントロールされるディスプレイを有する、第2のスクリーンを含んでもよい。タッチスクリーンは、メニューから品目を選択し得るように構成されていてもよい。コンピュータは、第2のスクリーン上にて選択された品目を表示するように構成されていてもよい。第2のスクリーン上の画像は、ディスプレイ上の画像と異なっていてもよい。
【0023】
第1のタッチがジェスチャであり、第2のタッチが、該ジェスチャが実行されている間に実行されるタップであってもよく、ここではタップは第1のタッチの実行に影響を与えない。タッチ検出ファーフェスは、サブサーフェス検出メカニズムを用いてもよい。タッチ検出サーフェスは、拡張されたシングルユーザオペレーションを提供し得る。
【0024】
タッチ検出サーフェスは、少なくとも2つのサブスクリーンに分割されるように構成されていてもよい。第1と第2のタッチは、異なるサブスクリーンで発生し得る。第1のタッチの実行の間の、第1のサブスクリーン内の第3のタッチは、第1のタッチの実行を干渉し得る。
【0025】
実施形態はテーブルシステムに関するものであり、該テーブルシステムは、
タッチ検出サーフェスとディスプレイとを含み、タッチ検出サーフェスとディスプレイのための電子機器は、環境汚染物から保護されている、タッチスクリーンであって、タッチ検出サーフェスとディスプレイは対角線で12インチより大きく、ディスプレイの対角線に対するタッチスクリーンの厚さの比が0.4より小さい、タッチスクリーンと、前記タッチスクリーンがインプットデバイスとして動作するものであり、且つ前記ディスプレイに連続するビデオ信号を供給する、コンピュータとを含む。
前記タッチ検出サーフェスは、
検出に干渉すること無くタッチ検出サーフェスによりその上のオブジェクトを受け、
第1のタッチに応答してコンピュータに第1のインプットを送信し、コンピュータはそれに応答してタッチスクリーン上で第1のアクションを実行するように構成されており、
第1のアクションがタッチスクリーン上で実行されている間に、タッチスクリーン上の異なる位置で第2のタッチが発生すると、第2のタッチに応答して第2のインプットをコンピュータに送信し、コンピュータはそれに応答して第2のアクションを実行するように構成されており、よって、第1と第2のアクションが同時に実行される
という構成を備えていてもよい。
【0026】
実施形態はテーブルシステムに関するものであり、該テーブルシステムは、
タッチ検出サーフェスとディスプレイとを含み、タッチ検出サーフェスとディスプレイのための電子機器は、環境汚染物から保護されている、タッチスクリーンと、前記タッチスクリーンがインプットデバイスとして動作するものであり、且つメディアファイルを記録して供給するように構成され前記ディスプレイに連続するビデオ信号を供給するように構成された、コンピュータと、前記タッチスクリーン近傍でユーザにより見られるように配置され、前記コンピュータと通信するものであり、前記ディスプレイ上の画像とは異なる画像を表示するように構成された、第2のスクリーンであって、前記タッチスクリーンが特定の状態にあるときに前記タッチ検出サーフェスが特定の位置内でタッチされると、前記コンピュータは特定のメディアファイルを第2のスクリーンに送信するように構成され更に第2のスクリーンは特定のメディアファイルを表示するように構成されている、第2のスクリーンとを含む。
前記タッチ検出サーフェスは、
検出に干渉すること無くタッチ検出サーフェスによりその上のオブジェクトを受け、
第1のタッチに応答してコンピュータに第1のインプットを送信し、コンピュータはそれに応答してタッチスクリーン上で第1のアクションを実行するように構成されており、
第1のアクションがタッチスクリーン上で実行されている間に、タッチスクリーン上の異なる位置で第2のタッチが発生すると、第2のタッチに応答して第2のインプットをコンピュータに送信し、コンピュータはそれに応答して第2のアクションを実行するように構成されており、よって、第1と第2のアクションが同時に実行される
という構成を備えていてもよい。
【0027】
タッチスクリーン、コンピュータ及び第2のスクリーン間の通信は、タッチスクリーンが特定の状態にあるときにタッチスクリーン上を特定の位置でタップすることで、画像を第2のスクリーンに供給するソースを、ユーザが選択又は変更できるように、構成されていてもよい。
【0028】
第2のスクリーン上に表示されたメディアは、信号を第2のスクリーンに送信して第2のスクリーン上に表示されるインプットを第2のスクリーン上で変更するコンピュータにより、変更され得る。第2のスクリーンのためのソースは、テレビジョン信号、コンピュータからのビデオ信号、及び、独立のポータブル電子デバイスからのビデオ信号のうちの少なくとも2つを、含み得る。第2のスクリーン上に表示されたメディアは、信号をオーディオビデオマトリクススイッチャに送信して第2のスクリーンに送られたビデオ信号をスイッチするコンピュータにより、変更されてもよい。第2のスクリーンに送られたビデオ信号内の変更により、第2のスクリーン上に表示されたテレビジョンチャネル内に変更を生じ得る。タッチスクリーン上で選択された位置は、第2のスクリーンに送られた特定のテレビジョンチャネル上で表示されたコンテンツに対応するボタンであってもよい。
【0029】
前記コンピュータが、前記コンピュータ上に記録されたメディアファイルを表示するために、連続するビデオ情報を前記第2のスクリーンに送信してもよい。前記コンピュータにより前記タッチスクリーンに供給される連続するビデオ信号は、前記コンピュータ上に記録されたメディアファイルの視覚表示を含み、この視覚表示をタッチすることで、前記第2のスクリーン上のこのメディアファイルのプレイを行う、というものであってもよい。メディアファイルは、フォト、ビデオ若しくはテキストメッセージであってもよい。
【0030】
システムは、前記コンピュータと通信するカメラであって、前記カメラで写真が撮られると、前記コンピュータに送信されるカメラと、カメラからの写真が前記コンピュータに送信されたとき検出を行う、前記コンピュータ上のプログラムとを含んでもよい。前記コンピュータが、写真が前記カメラから前記コンピュータに送信されたことを検出し、前記タッチスクリーン上に画像の小さい視覚表示を表示し、この視覚表示が選択されると、前記タッチスクリーン上よりもより高い解像度で前記第2のスクリーン上に前記画像が表示される、というように構成されてもよい。
【0031】
システムは、コンピュータと通信する少なくとも一つの他の第2のスクリーンを含んでもよい。システムは、同じビデオ信号を全ての第2のスクリーンに送信するように構成されたスプリッタを、含んでもよい。コンピュータは、異なる連続するビデオ信号を第2のスクリーンに送信するように構成されてもよい。ユーザは、第1の第2のスクリーン上に表示されるメディアファイルと、第2の第2のスクリーン上に表示される第2のメディアファイルとを、選択してもよい。第2のスクリーンが、複数のテーブルを含むルーム内に配置され、更に第2のスクリーンがルーム全体に亘って見られうるように、されてもよい。
【0032】
コンピュータは、タッチスクリーン上に種々のイベントを示すボタンを表示し、ボタンの選択に応答して、選択されたビデオ信号を第2のスクリーンに送信するように構成されてもよい。コンピュータは、第2のスクリーン上に表示されたイベントに関連するデータを表示するように構成されてもよい。キーボードがタッチスクリーン上に表示されコンピュータへのキーボードインプットとして動作するようにしてもよい。
【0033】
メディアファイルは、食べ物品目に関連するテキスト及び/又は画像であってもよく、食べ物若しくは飲み物品目を注文するために用いられてもよい。コンピュータは、リアルタイムでインターネットからメディアファイルを受信するように構成されてもよい。メディアファイルは、表示されるライブスポーツイベントに関連するファンタジースポーツ情報であってもよい。メディアファイルが、タッチスクリーン上で表示され、ライブスポーツイベントが、第2のスクリーン上で表示されてもよい。
【0034】
システムは、複数のインプットを備え、第2のスクリーンの外部のスピーカに接続する、増幅器を含んでもよい。コンピュータは、スクリーン上での選択に応答して、スピーカに接続する増幅器のインプットをスイッチするように構成されていてもよい。コンピュータは、一つのメディアソースからのオーディオの選択、及び、別のメディアソースからのビデオの選択を、可能にするように構成されていてもよい。第2のスクリーンのためのビデオソースは、テレビジョンチャネルであってもよく、オーディオソースが、ミュージックメディアファイルであってもよい。
【0035】
システムは、更に、タッチスクリーンを有するテーブルを含んでもよく、第2のスクリーンもテーブルから見えるのが望ましい。システムは、テーブルとタッチスクリーンを含むルーム内のスピーカと、ルーム内のスピーカに接続しスピーカから発散する音がテーブルとタッチスクリーンの両方で聞くことができるような増幅器を、含んでもよい。複数のテーブルに着席するユーザは、メディアのリストを見ることができ、リスト内の特定のメディアを選択することでメディアに関する情報を見ることができる。タッチスクリーン、コンピュータ、第2のスクリーン、及び増幅器間の通信については、タッチスクリーンが特定の状況にあるときに特定の位置内でタッチスクリーン上をタップすれば、ユーザが、第2のスクリーン上の表示と、スピーカの音とのうちの少なくとも一つに影響を与えられるように、構成されていてもよい。ユーザは、投票として作用する特定のメディアをプレイするように要求してもよい。複数のテーブルがタッチスクリーンと共に構成されており、第2のスクリーン及びスピーカ上でプレイされるメディアが、少なくとも2つのテーブルにより提示される電子投票によって、影響を及ぼされてもよい。テーブルにより提示される投票によって、待ち行列に提示されたメディアは、特定の順序でプレイされることになる。特定のメディアに対するより多くの投票により、そのメディアは待ち行列を上昇し、より早くプレイされることになる。中央コンピュータは、各々のテーブルのコンピュータと通信状態にあり、各々のテーブルにより提示される投票に基づいて、メディアの待ち行列を決定してもよい。中央コンピュータは、テーブルからの提示された情報の少なくとも一部に基づいて、第2のスクリーン及びスピーカでプレイされるメディアをコントロールするように構成されてもよい。タッチスクリーンの無いテーブルは、電子ポータブルデバイスで、メディアに投票してもよい。ルーム内若しくは側のルーム内の幾つかのテーブルが、テーブルにてメディアを非公開で見るように構成され、投票が、特定メディアが非公開でプレイされる回数に関する集計情報を含んでもよい。
【0036】
少なくとも2つのテーブルが、夫々関連するカメラを有し、カメラが、個々のテーブルのコンピュータ内部の配置に写真を無線で送信し、写真を夫々のテーブルの関連する名前若しくは数とリンクするように、構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】実施形態に係る、複数のブースを含む、レストランシステムのフロアプランを示す。
【図2A】実施形態に係るブースの平面図を示す。
【図2B】実施形態に係るブースの部分斜視図を示す。
【図2C】実施形態に係るI/Oポートの概略斜視図を示す。
【図2D】実施形態に係るI/Oポートの概略断面図を示す。
【図3】実施形態に係る図2のブースのテーブルタッチスクリーンを用いた、注文することのフロー図を示す。
【図4A】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図4B】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図4C】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図4D】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図4E】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図4F】実施形態に従って表示されるメニューの例を示す。
【図5A】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。
【図5B】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。
【図6A】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図6B】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図6C】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図6D】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図6E】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューのサーチカテゴリ一般的アイテムメニューの例を示す。
【図6F】実施形態に係る食べ物下位レベルメニューのサーチカテゴリ一般的アイテムメニューの例を示す。
【図7】実施形態に係る、注文することの後のウオールディスプレイを示す。
【図8】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。
【図9A】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図9B】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図9C】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図9D】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図9E】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図9F】実施形態に係る飲み物下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図10】実施形態に係る、注文することの後のウオールディスプレイを示す。
【図11】実施形態に係る接続下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。
【図12A】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12B】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12C】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12D】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12E】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12F】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12G】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12H】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12I】実施形態に係る接続下位レベルメニューの一般的アイテムメニューの例を示す。
【図12J】ユーザのデバイスをブースに接続するための構成の概略平面図を示す。
【図12K】図12Jの構成の概略関連図を示す。
【図12L】接続下方レベルメニューのサブメニューのためのフローチャートを示す。
【図13】実施形態に係るネットワークシステムを示す。
【図14A】実施形態に係る図2のブースに関するバリエーションを示す。
【図14B】実施形態に係る図2のブースに関するバリエーションを示す。
【図14C】実施形態に係る図2のブースに関するバリエーションを示す。
【図15】(A)実施形態に係る部屋の平面図を示す。(B)(A)の部屋の側面図を示す。
【図16A】図15(A)及び図15(B)の部屋のための別の概略関係図を示す。
【図16B】図15(A)及び図15(B)の部屋のための別の概略関係図を示す。
【図17A】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17B】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17C】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17D】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17E】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17F】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17G】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17H】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図17I】実施形態に係る接続テーブルの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図18A】実施形態に係るサービスディスプレイのポイントの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図18B】実施形態に係るサービスディスプレイのポイントの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図18C】実施形態に係るサービスディスプレイのポイントの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図18D】実施形態に係るサービスディスプレイのポイントの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【図18E】実施形態に係るサービスディスプレイのポイントの利用の異なるステージのためのスクリーンショットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0038】
添付の図面を参照して、以降、例示の実施形態をより完全に記載する。しかしながら、それらは様々な様式で具現され得るものであり、本明細書に記載の実施形態に限定して解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が詳細で完全となるように提供されるのであり、当業者に発明の範囲を完全に伝えようとするものである。
【0039】
本明細書で用いられるにあたり、「ユーザ」の用語は、現場のカスタマ、若しくは現場の被雇用者に言及し得る。
【0040】
マルチメディアレストランシステムオーバビュー
図1に示すように、マルチメディアレストランシステム100は、フロアプラン内に配置された、マルチメディアブース200、従来のテーブル120、及び個別のコンピュータステーション140を含む。マルチメディアレストランシステム100は、他の従来のアメニティ、例えば、レセプションエリア150、バー160、キッチン/オフィス170、レストルーム180、及び、レストランの残部からキッチン/オフィス170及びレストルーム180を覆い隠すセパレータ190を含む。
【0041】
マルチメディアブース
図2A及び図2Bに示すように、個々のマルチメディアブース200は、テーブル210、座席220、及び少なくとも一つのウオール230を含み得る。一つのサイド202若しくはその一部は、開いておりブース200への入り口として機能し得る。ブース200のうちの少なくとも一つのサイド204、206は、座席220、例えば、椅子若しくはベンチを有し得る。ブース200の別のサイド208は、ウオールディスプレイ232が掛けられたウオール230を含み得る。ウオールディスプレイ232は、座席220内の全ての位置から見ることができる。
【0042】
全ての閉じられたサイド、例えば、204、206、208は、通常のレストランブースより高いものであり、及び/又はオープンスペースが少なく、ブース200の外側のレストラン内のどの位置からも来る音を減少するように構築されており、更なる周知の防音及び/又は音声増強技術により処理されてもよい。例えば、座席ステーションの背もたれの通常の高さは、36〜42インチであるが、実施形態では、過度な取り囲みが無くてもより人目につかないようにすることが想定されており、約50インチ以上、例えば、54インチの座席220の背もたれの高さを有することが含まれ得る。これらの背もたれ222は、座席220のためのクッション剤を含み得る。更に、パーティション224、例えば、透明パーティションが、背もたれ222から、例えば、天井まで上方に延びていてもよい。
【0043】
更に、座席220近傍の閉じられたサイド、例えば、サイド204、206は、内部の個々の座席と関連するスピーカ275を含んでもよい。これらのスピーカは、スピーカから発する音がブース200内部でより大音量となり、近接のブースを含むブース200外部ではより静かになるように、設計され得る。一方、スピーカ275は、座席220のシートバックの中に組み込まれてもよい。一方若しくは更に、スピーカ275は、座席220の上部、天井内、サイドウオール204、206内、及び/又はウオールディスプレイ232内に、あってもよい。スピーカ275は、音が、ブース200内の座席220に座る者の耳の近くの位置に向けられている、指向性スピーカであってもよい。
【0044】
一方、閉じられたサイド、例えば、204、206、209は、従来のレストランのものの高さを有していてよい。これらブースのディスプレイは、視覚目的のみのものであってよく、例えば、出力されなくてもよい。
【0045】
テーブル210は、食べることと、電子メディアと相互作用することとの両方に適しているのが好ましく、テーブルディスプレイ212、例えば、タッチスクリーンを含んでいてもよい。電子メディアと相互作用することは、以下のどれを含んでもよい。電子ディスプレイ上でフォトを見ること、フォトを編集すること、ビデオを見ること、ビデオを編集すること、私的な音楽を聴くこと、フードを注文すること、フードに関する情報を得ること、ウェブを検索すること、電話会議を開くこと、フードや他のサービスの支払いをすること、ビデオ会議を開くこと、ビデオゲームをすること、などである。テーブルディスプレイ212は、テーブル210上のアウトラインで示されているように、テーブル210の殆どを覆ってもよく、及び/又は、複数の領域、即ち、例えば、座席位置に対応する、個別の位置214a〜214f、中央位置216、及びホスト位置218に、分割されてもよい。
【0046】
図2Aに示すように、個々のブース200は、2つのディスプレイ、即ち、テーブルディスプレイ212とウオールディスプレイ232を含み得る。両方のディスプレイは、ブースコンピュータ250に接続され得る。テーブルディスプレイ212は、ウオールディスプレイ232のためのインプットデバイスとして機能し得る、後で詳細に説明するように、ウオールディスプレイ232はカスタマイズ可能な環境を表示し得る。ブースコンピュータ250は、通常のコンピュータ、例えば、Apple,Inc.(登録商標)により製造されるMac mini(登録商標)若しくはMac pro(登録商標)内などに、プロセッサ、及び、他のコンポーネント、例えば、記録装置、グラフィックカード及びI/Oポートを含むボックスを含み得る。ブースコンピュータ250は、テーブルディスプレイ212及びウオールディスプレイ232を夫々駆動するための、2枚のグラフィックカード及び2枚のビデオカードを含み得る。ブースコンピュータ250は、ウオールディスプレイ232への音声/映像アウトプットの更なる制御を可能にする増幅器を含んでもよい。一方で、増幅器は、以下図2Jで説明するように、ブースコンピュータ250に外付けされてもよい。ブースコンピュータ250は、ウオールディスプレイ232内にビルトインされてもよい。
【0047】
ブース200は更に、ブースコンピュータ250若しくはウオールディスプレイ232への、ユーザのデバイスの直接のハードワイヤード接続が可能になる、ユーザデバイス及び接続ジャックのための保管領域を260含んでもよい。保管領域260は、テーブル210の端部とウオールディスプレイ232との間の棚であればよい。例えば、保管領域260は、ユーザのデバイスが水平に若しくは鉛直に保管され得る棚であればよい。水平保管の場合には、棚は、ユーザがキーボードやユーザのデバイスの他のインプット機構を利用できるように、構成されればよい。例えば、保管領域260は、6〜14インチの幅でよく、テーブルと同じ高さ若しくはテーブルより高いものであればよい。このことにより、ウオールディスプレイ232のサイドに対する保管領域260上に通常のラップトップのサイズまでのユーザのデバイスを配置するように、保管領域260が十分に幅広くなる。更に若しくは一方で、図2Bに示すように、保管領域260は、アクセスドア262、例えば、ヒンジ状の若しくはスライド状のドアを含んでもよく、これにより、ブースコンピュータ250への接続が可能になるI/Oポートボックス240を介したケーブルへのアクセスが設けられる。
【0048】
図12Jを参照して後で説明するように、赤外線(IR)送信器がブースコンピュータに接続されてもよい。IR送信器は、ユーザから見えなくされてもよい。IRトランスミッタは、座席ステーション220の下部に保管されてもよく、更に、IR送信器がブースコンピュータに直接接続するようにブースコンピュータ250近くに配置されてもよい。IRトランスミッタはブースコンピュータ250により制御され、ウオールディスプレイ232のためのリモートコントロールをエミュレートするようにIR信号をウオールディスプレイ232に送信し得る。IR送信器はIR信号を増幅器に送信するように構成されてもよく、増幅器がブースコンピュータに直接接続されてもよい。このようにして、ユーザは、テーブルディスプレイをタップすることによる従来のリモートコントロールにより通常与えられる機能を制御できる。ディスプレイへのインプットは、IR送信器がリモートコントロールとして実効的に動作するように操作し得るブースコンピュータ250に送られ得る。
【0049】
ユーザのI/Oポートボックス240は、テーブル210上、テーブル210下、ウオール200上、ウオール200内、保管領域260上、若しくは保管領域260下の、少なくとも一つに存在し得る。図2Bに示すように、ブース200は、一つ以上のI/Oポートボックス、例えば、テーブル210下のI/Oポートボックス240、及び保管領域260下のI/Oポートボックス240を含んでもよい。
【0050】
図2C及び図2Dに示すように、個々のユーザI/Oポートは、USBポート244、パワーアウトレット246、例えば、VGAケーブル247及びIpod(登録商標)/Iphone(登録商標)ケーブル248などのマルチプルケーブル、マルチプルケーブルを覆うドア242、並びに、ケーブルが介して延在し得る取外し自在セクション243を、含み得る、更に若しくは一方で、個々のI/Oポートボックス240は、種々のタイプのメモリカード若しくは他の記録デバイス、デジタルビデオインターフェース(DVI)ケーブル、オーディオケーブル、ラップトップのためのドッキングステーション、無線接続、イーサネット(登録商標)接続、ブルートウース若しくはワイファイなどのための、外部ポートを含んでもよい。ユーザのデバイスが接続されると、この接続により、ラップトップはウオールディスプレイ232をディスプレイとして用いることができるが、ブースコンピュータ250自信には接続しなくてもよい。
【0051】
一方で若しくは更に、USBカードリーダは、ブースコンピュータ250に接続する外部デバイスであってもよい。この外部USBカードリーダは、ブースコンピュータ250上のUSBポートに接続され、どのフラッシュメモリ、カメラメモリ、サムドライブなどもブースコンピュータ250に接続できる。
【0052】
図2Aに示すように、テーブルディスプレイ212は、第1から第6までの個別の位置214a〜214fを含み得る。当初、テーブルディスプレイ212及び/又はウオールディスプレイ242はロゴモードであり、該モードでは、静止ロゴ、移動ロゴ、無表示(ブランクスクリーン)、ロゴのビデオアニメーション、若しくは他の静止画像若しくは映像が、表示され得る。当初、テーブルディスプレイ212は、その全体表面に亘ってシングルスクリーンを表示し得る。
【0053】
テーブルディスプレイ212が個別の位置214〜214fのどれかにタッチされると、その個別の位置は、初期メニューモード(IMM)を表示し得る。タッチされなかった他の個別の位置は、ロゴモードで示される個別の画像を表示し続けても、IMMを表示してもよい。更に若しくは一方で、ホスト位置216にタッチすると、全ての個別の位置にてIMMを表示してもよい。
【0054】
一方で、テーブルディスプレイ212の全体は、スクリーンを動かすタッチの位置を中心とするものであってもよい。更に一方で、テーブルディスプレイ212の表示が、テーブルディスプレイ212内部のウインドウをドラッグすることにより、再配置されても再サイズ化されてもよい。
【0055】
テーブルディスプレイ212は、複数の「機能モード」のどれかに設定され得る。機能モードの例は、単人モード、二人モード、四人モード、六人モード、フルモードなどを含む。前述の例は、六人モード座席を想定した。四人モードでは、テーブルディスプレイ212は、四文円に分割され得る。二人モードでは、テーブルディスプレイ212は半分に分割され得る。例えば、一つの領域はテーブル210の左サイドの人に向けられたものであり、他の領域は右サイドの人に向けられたものである等、である。フルモードでは及び二人モードでは、ディスプレイを回転させるボタンが設けられてもよい。ディスプレイを眺める人が別のサイドにいるならばディスプレイが正しい方向に回転し、2人の人がテーブルの反対サイドに座っているならば、一方の人が他方の人に示すべくディスプレイを回転する、というように、この回転ボタンをタップすることで、ディスプレイは回転し得る。
【0056】
領域がIMMにあるとき、テーブルディスプレイ212が短い期間(IMMタイムアウト時間)の後、特定の個別の領域内部にタッチされないならば、対応する領域はロゴモードに戻る。全ての領域がロゴモードであれば、テーブルディスプレイ212の大部分若しくは実質的に全てを覆う画像若しくは映像が表示され得る。そうではなく、少なくとも一つの領域が動作するならば、動作しない領域はロゴモードを表示し得る。
【0057】
IMMを自動中止すると、以下の動作が実現され得る。第一に、ユーザがテーブルディスプレイ212にうっかり触れると、IMMタイムアウト時間の後IMMメニューは消え得る。第二に、グラスやプレートがロゴモード内の領域上に置かれると、対応する領域はIMMモードに配置され得るが、短い期間の後、ロゴモードに戻り得る。第三に、ユーザが電子的に何もエンターしないことを決定すれば、それらメニューは消滅する。
【0058】
利用されない領域は、ロゴモードにとどまり得る。続いて、ロゴモードの領域が偶々動作するといつも、領域はIMMタイムアウト時間のみ動作し、続いてロゴモードに戻る。下位レベルメニューについてはこうではない。例えば、IMMの領域が下位レベルメニューに対応する位置で触れられると、テーブルディスプレイ212のその領域はその下位レベルメニューをディスプレイし、それに対応するタイムアウト時間は十分に長いものとなるか存在しないものとなり得る。スクリーンが「タップ」されると常に、コンピュータはマウスクリックを受けるものとしてタップを、即ち、個々のタップはクリックであるとして、解釈し得る。クリック無く、セクションがタイムアウト時間を過ぎると、ロゴモードに入る。テーブルディスプレイ212がロゴモードにあると、テーブルディスプレイ212は、スリープに進む前に、前に表示されたセクションに戻り得る。続いて、短いタイムアウト時間に登録されるクリックが無いならば、テーブルディスプレイ212はスリープに戻り得る。テーブルディスプレイ212がウエークアップしアクションをトリガする、登録されたクリックがあれば、長いタイムアウト時間のみが利用され得る。即ち、クリックがアクションに対応するポジションの外で発生すれば、クリックは無視され得る。メニューにある方法でテーブルディスプレイ212を移動し若しくは変更せしめる、位置上のクリックは、アクションと考えられ得る。
【0059】
上記の全ては、利用しやすく且つ直感的に理解されるユーザインターフェースを提供するに当たり助けとなり得る。一時に多重スクリーンを表示することはユーザに混乱を生じ得る。したがって、ユーザにインプットを促すのに必要とされる最小限の上方の表示が、提供され得る。
【0060】
テーブル210内のテーブルディスプレイ212においては、その上にグラスや皿を置いても容易に清掃され得る。一つのそのようなタッチスクリーンは、グラスがタップされると、グラス内の振動を感知し得る。その振動テーブルは、他のタイプのタッチスクリーンよりも薄くてもよい。しかしながら、そのようなタッチスクリーンでは、指のタップと、スクリーン上に物が置かれるときに生じるタップとの間で区別をすることが困難であることがある。しかしながら、グラス上に置かれタッチスクリーン上に残る物は、タッチスクリーンセンサを連続してトリガするものではない。
【0061】
テーブル210は、テーブルディスプレイ212を受けるためのホールをその中に有し得るのであるが、テーブルディスプレイ212はテーブル210の上方表面と面一となり得る。一方で、テーブル210は、透明部材、例えば、ガラスで形成されてもよい。プロジェクタがテーブル210の下部に配置され、テーブル210の下面にてテーブルディスプレイ212を形成し得る。テーブル210は、タッチスクリーンディスプレイでよく、例えば、シングルタッチのものでもマルチタッチのものでもよい。一方で、テーブルディスプレイ212はテーブル210の一つのセクション内に搭載されてもよく、若しくは、テーブル210の頂部はテーブル210の一つのセクションで透明であってもよい。テーブル210、若しくはテーブル210のセクションが透明であるならば、テーブルディスプレイ212がテーブル210の下面に突出してもよく、又は、ディスプレイ、例えば、LCDディスプレイがテーブル210下面に搭載され透明テーブル210若しくはその一部を介して見られるようにしてもよい。
【0062】
テーブルディスプレイ212の上記構成のどれでも、例えば、約30〜36インチの上方表面高さ、及び座席高さを有する、従来のダイニングテーブルが実現され得る。言い換えると、着席したユーザは通常、テーブルの下にひざを合わせることができる。特に、実施形態によると、タッチスクリーンは、テーブルトップ若しくは他のマウント機構に統合可能であり、タッチスクリーンはメディアを制御可能であり、テーブル上で他人とのそう誤差洋画可能であり、物をその上に配置することができるが、その目的物に近接する領域でのタッチスクリーンの動作に影響を与えない。この目的のために、以下の特性を備えるタッチスクリーンが所望される。薄いスクリーン、大きい領域、堅固な表面、スクリーン上に物を配置してもスクリーン静止機能を有すること、高ディスプレイ解像度、高検出解像度、高温及び低温の物に耐える得ること、表面上への液体のこぼれに耐えうること、多数ユーザに同時に利用され得ることである。
【0063】
大きい表面領域に対する所望は、タタッチスクリーンのために用いられる技術に対する多くのオプションを限定する。(約10インチより小さい)小さいタッチスクリーンに対しては、容量技術、例えば、Iphone(登録商標)で用いられる技術が、採用され得る。
【0064】
より大きいタッチスクリーンに対しては、採用される最もポピュラな技術は、タッチスクリーンの縁周辺に配置される送信器及び受信器(例えば、LED及び検出器)の間のフィールドの混乱に基づく。このアプローチによる問題は、オブジェクト(物)がそのようなタッチスクリーン上に配置されると、物はその物が置かれる行及び列の全体に対する送信及び検出機構をブロックしてしまう、即ち、物がフィールドを混乱させてタッチスクリーンのその部分がもはや使えない、ということである。物、例えば、グラス、カップ、プレートなどがタッチテーブル上に配置され得る環境内で、このことは利用を制限することとなる。
【0065】
大きいタッチスクリーンに対する別のアプローチは、テーブルの下から若しくは上から、テーブル上の物を見るためにカメラを利用することである。テーブルの上方に配置されるのであれば、タッチテーブルは内蔵タイプのものではない。このことは、テーブルは、カメラも動かして調整しないならば、動かし得ないということを意味する。更に、カメラからテーブルへのビューは、妨げられ得ない。このことにより、この解決策は、本明細書に記載の環境では実用的でないことになる。通常は単一のカメラが用いられる。単一のカメラが用いられると、カメラは通常、スクリーンから距離を置いて、タッチスクリーンの最も大きい寸法よりも更に離れて、配置される。このことにより、テーブルの厚さは、タッチスクリーンアクティブ領域の最も大きい寸法の厚さより大きくなる。マイクロソフト(登録商標)サーフェス(登録商標)はこの問題を緩和するために多重カメラ及びIR送信器を用い、結果として21インチ、即ち、タッチスクリーンの30インチ対角線の約0.7倍の、テーブル厚さとなる。
【0066】
前のタッチスクリーン/ディスプレイの制約に対する前述の欠点の一つ若しくはそれ以上を克服するタッチスクリーンの、一つの別の方策は、カメラの利用ではなく表面検出スキームを用いるタッチスクリーンである。そのようなタッチスクリーンは、人々が、例えば、働き、学び、楽しむなど、相互作用するために集まるセッティングに、利用可能である。そのようなセッティングのためのタッチスクリーンは以下の特徴の一つ若しくはそれ以上を有し得る。薄いスクリーン、大きい領域、堅固な表面、スクリーン上に物を配置してもスクリーン静止機能を有すること、高ディスプレイ解像度、高検出解像度、高温及び低温の物に耐える得ること、表面上への液体のこぼれに耐えうること、多数ユーザに同時に利用され得ることである。
【0067】
人々が座り足を下部に置けるテーブルトップに、タッチスクリーンが統合され得る多数のアプリケーションに対して、薄いスクリーンが所望され得る。このことにより、12インチより薄い、好ましくは8インチより薄い、テーブルの厚さが求められる。
【0068】
例えば、通常の平坦なパネルディスプレイが、表面へのガラスの平坦な薄いピース(カバーガラス)に付属し得る。タッチスクリーンのための電子機器は、ディスプレイの周辺にあってもよい。ディスプレイ/カバーは、対応するセクションが除去されたテーブルの中に落とし込まれてもよく、タッチスクリーンを所望の高さに配置する起用と共に用いられてもよい。本明細書で用いられる「表面検出」スキームは、カバーガラス上若しくは近傍に配置されたコンポーネントにより、タッチ位置を検出するスキームを意味するものである。本明細書で用いられる「サブ表面検出」は、ガラスの頂部表面に下部で検出メカニズムが発生する、スキームを意味するものである。その例は、固体物の内部を伝播する音波、振動波、屈曲波などを含み、例えば、分散信号技術(DST)を利用する3M(登録商標)Micro Touch(登録商標)である。これらのサブ表面検出スキームは、堅固さの利点を有する。下部の縁周りに組み込まれた電子検出メカニズムとともに、従来の高品質グラスが利用され得るからである。このことにより頂部表面は非常に堅固となり清掃しやすくなる。
【0069】
一つの実施形態では、表面検出スキームは、従来のLCD平坦パネルディスプレイ、例えば、5.5インチの厚さと共に32インチ対角線ディスプレイを有するNEC(登録商標)MultiSyncLCD3210とともに用いられ得る。カバーグラスの厚さは1.5インチであり、LCD及びカバーガラスのサンドイッチの全体厚さは炊く7インチの厚さとなる。このユニットはテーブルの頂面と面一になるように搭載され、よってテーブル厚さはやはり約7インチである。別の実施形態では、LEDによりバックライトされ1.2インチの厚さでしかないSamsung(登録商標)40インチLCDディスプレイが用いられる。この技術により、40インチ対角線ディスプレイに対する、タッチスクリーンテーブルトップの全体厚さは2.7インチでしかない、即ち、タッチスクリーン対角線に対するテーブル厚さの比は0.07である。
【0070】
更に別の実施形態では、タッチスクリーンはコーヒーテーブル内に統合され得る。例えば、NEC(登録商標)42インチLCD平坦パネルディスプレイが利用され得る。(LCD及びタッチ電子機器を含む)タッチスクリーンの全体の厚さは、6.7インチであった。テーブルの全体の厚さは19インチであった。対角線に対するタッチスクリーンの厚さの比は、0.16であり、対角線に対するテーブルの厚さの比は、0.45であった。
【0071】
平坦パネルディスプレイに取って代わるものとして、他のディスプレイ、例えば、フロントプロジェクション、リアプロジェクション、dlp、OLED、コンピュータからタッチスクリーン上に画像を形成する他の類似の技術が、利用され得る。
【0072】
上記例の各々では、表示されるスクリーンの領域は、タッチを検出できる領域と略
同じである。即ち、表面検出スクリーン領域は、LCDディスプレイ若しくは関連するプロジェクションディスプレイにより、タッチスクリーン上に表示される画像の全体の領域若しくは略全体の領域を覆う。
【0073】
テーブル内で用いられるコンピュータが十分に小さいとき、例えば、高さが2インチに過ぎないMacintosh(登録商標)miniであるとき、コンピュータは、座席を妨げないように、テーブル厚さを増加すること無く、テーブルの底部に搭載され得る。
【0074】
これらのサブ表面検出スキームは、多数の利点を提供する。しかしながら、これらのサブ表面検出スキームは、先天的にマルチタッチではない。このように、マルチユーザのためにこれら技術を用いることが困難である。言い換えれば、タッチスクリーン上のタップは信号を逐次的に生成する。通常、生成される信号は、タッチの始動(即ち、マウスダウンクリック)であり、タッチの位置、及びタッチの除去(即ちマウスアップ)であり得る。
【0075】
シングルタッチ技術では、真のマルチタッチスクリーンとは対照的に、一度に一つのみの信号が生成され、一方真のマルチタッチスクリーンでは、タッチスクリーンにより多数の信号が同時にコンピュータに送信され得る。他のシングルタッチ技術、例えば、抵抗技術により、2つの同時のタップが、2つのポイントの間の中ほどの位置にてタップを生成する。サブ表面検出スキームでは、タップは正しい位置で生成されるが、第1の位置若しくは第2の位置の何れかのみであり、即ち、両方ではない。
【0076】
このために、スクリーン上の2つのタッチがサブ表面検出スキームで立て続けに発生するならば、一人が指でスクリーンをタップし指を別の位置に移動させたのか、二人がスクリーンをタップしたのか、判定するのは困難である。第一の場合には、1つのアクションがコンピュータにより為されるべきであり、第二の場合には、2つのアクションが為されるべきである。
【0077】
しかしながら、実施形態によると、サブ表面検出スキームにより、拡張されたシングルタッチオペレーションが実現化され得、二人のユーザが異なるサブスクリーン内で同時にタッチするとき、シングルシグナルのみがコンピュータに与えられる。一つの解決策は、スクリーンを多数の領域若しくはサブスクリーンに、例えば、図12Jに示すように四分円に若しくは図2Aに示すように6個の六分円に、分割することができる。二つのタップが一つのサブスクリーンで実施されれば、コンピュータは一つのユーザから来た二つのタップと解釈できる。このことは、タップされる、底部でのクリック及びドラッグでも、変化でもよい。いずれも場合も、一つのアクションが実施される。タップが二つの異なるサブスクリーンで発生すれば、コンピュータは、これらの二つのタップを二人の異なるユーザから来たものであり、二つのアクションが、それぞれ対応するサブスクリーン内部で同時に実施されると解釈し得る。
【0078】
二人若しくはそれ以上のユーザが異なるサブスクリーンでスクリーンをタップをしており、一人若しくはそれ以上のユーザがジェスチャ若しくは連続アクション、例えば、絵の線を引くようなクリック及びドラッグオペレーションを実施しているとき、このことは特に困難になる。明細書で用いられるように、ジェスチャは、例えば、スワイプなどのタップ、ラインの描画、ピクチャやボックスを拡張するための指の利用などに加えて、移動を含むアクションである。この場合、サブスクリーン検出を用いるタッチスクリーンは、サブスクリーン間であちこちに揺れ、多数の「誤った」マウスアップ及びマウスダウンの信号を与える。誤った信号は、種々のサブスクリーン間の仮想マウスの振動のみによる。例えば、ドローイングなどのジェスチャの実施を可能にする、拡張されたシングルユーザモードでは、ソフトウエアは、これらの誤ったマウスアップ及びマウスダウンの信号を識別してそれらを拒絶する必要がある。更に、信号がコンピュータへ他のサブスクリーンから伝達されるときに発生する、スクリーン上のラインの連続的な描画内のギャップが存在することがある。しかしながら、ソフトウエアは、異なるサブスクリーン内のタップが異なるユーザからのものであることに留意して、これを連続アクションとして識別するように設計されても良い。例えば、クリック及びドラッグが第1のサブスクリーン内部で発生し、第2のサブスクリーン内のクリック(マウスダウン)が続き、更に第1のサブスクリーン内のクリック及びドラッグが続けば、ソフトウエアは、第1のサブスクリーン内の2つのクリック及びドラッグの間で補完をしても良い。よって、第1のユーザによって割り込みされることなく連続タッチが実施され、このときなお他のユーザは更なるアクションを実施するようにコンピュータを制御することができる。
【0079】
例えば、第1のユーザが第1のサブスクリーン内で第1のタッチを実施し、第1のタッチがなお実施されている際に第2のユーザが第2のサブスクリーン内で第2のタッチを実施するならば、第2のタッチは、第1のタッチのパフォーマンス内に「ギャップ」を生じ得る。言い換えると、第2のサブスクリーン内の第2のタッチは、第1のタッチに割り込み得る。第1のタッチの連続が重要であれば、例えば、第1のタッチが描画であれば、そのような割り込みは、ギャップ、奇数ライン、若しくは他のエラーを生じ得る。しかしながら、第2のサブスクリーンが第1のサブスクリーンとは異なることを識別することにより、第2のタッチが第1のタッチの間に実施されたとしても、第1のタッチは割り込まれない。よって、コンピュータは、第1のタッチに割り込まないように、第2のタッチに応答してアクションを実施するように構成され得る。
【0080】
更に、複数のサブスクリーンがユーザにより選択され変更され得る。テーブルのユーザの数を変更するため、図2Aに示すようにボタンが配置される。2ユーザモードが選択されるとスクリーンは二つのサブスクリーンに分割される。異なるシナリオのために、異なる数のサブスクリーンを有することが好ましい。例えば、6人がテーブルについて座り各々が自分自身の食べ物を注文することを欲すれば、スクリーンは6人モードに配置され得る。また、かれらが、例えば、上映する音楽ビデオの長いリストを見ることを欲すれば、2人モードにスイッチできる。2人、4人若しくは6人モードにより適合するゲームもあるし、シングルスクリーンモードにより適合するゲームもある。
【0081】
テーブルディスプレイ212は、ウオールディスプレイ232のためのコントロールスクリーンとして機能し得る。ユーザは、テーブルディスプレイ212を利用して、ウオールディスプレイ232に示される画像を決定し得る。即ち、テーブルディスプレイ212は、ファイルをタイプし、編集し、検索し、ファイルを移動し、種々のコントロール機能等を行うために、用いられ得る。ウオールディスプレイ232は、画像、映像、テキスト等を見て表示するために、用いられ得る。一方で、マルチユーザはテーブルディスプレイ212を利用できる。タッチスクリーンコントロールは、テーブルディスプレイ212とウオールディスプレイ232との両方にビルトインされ得る。
【0082】
また一方で、テーブルディスプレイ212はテーブル210の頂部上に搭載されてもよく、このときテーブル210は透明である必要は無い。よって、テーブルディスプレイ212は、鉛直に搭載されてもよく、ポップアップディスプレイであってもよく、又は、テーブル210の頂部にビルトインされてもよい。
【0083】
テーブルディスプレイ212及びウオールディスプレイ232は、例えば、LCD、プラズマスクリーン、プロジェクションディスプレイ若しくはDLP等の、電子ディスプレイであればよい。即ち、平坦パネルテレビジョン若しくはコンピュータモニタのために用いられ得る、どのディスプレイ技術であってもよい。
【0084】
ブースステート
ブース200は、レストランフローを助ける、関連する複数のステートを有し得る。ステートは、例えば、サービスのポイント(POS)のステーションにて、レストランスタッフによってのみ、見ることができる。ステートは、数字及び/又は色により、示され得る。ステートの例は以下を含むものである。
0:ブース準備済み、着席無し
1:カスタマ着席、注文まだ配置無し
2:注文配置済み、カスタマは食べ物を待機中
3:食べ物配布済み、カスタマまだ支払い無し(このポイントで、テーブルのステートをステート2に戻して送って、カスタマはより多くの食べ物を注文できる。)
4:ビル配布済み、カスタマまだ支払い無し
5:ビル払い済み、カスタマまだ去らず
6:カスタマ立ち去る、テーブル未清掃
【0085】
ブース200があまりに長期間一つのステートに留まれば、責任ある給仕人及び/又はマネジャに、例えば、彼らの携帯電話、ページャ若しくはパーソナルデジタルアシスタントに、通知が送信されてもよい。例えば、レストランの忙しさやブースの特別の状態等に応じて変化し得る特定の実際の時間より短い期間、ブース200の全てのステートが所与の状態にある限り、ブースは「OK」であり、例えば、「グリーン」となり得る。この特定の時間より長い時間、ブースが一つの状態に在るならば、ブースはウオーニング状態にスイッチし、例えば、「イエロ」となり得る。イエロステートは、給仕人への通知となり得る。ウオーニング状態で更に特定の時間が経てば、ブースは危機状態にスイッチし、「レッド」となり得る。レッドステートは、マネジャへの通知となり得る。図18A〜図18Eを参照して、これらのステートを後で詳細に説明する。
【0086】
カスタマが注文をする準備が整えば、彼らは、ボタンを押し得る、例えば、注文を提示する若しくは給仕人を呼ぶ。このボタンは、テーブルディスプレイ212から離れてテーブル210上にあってもよく、ウオールディスプレイ232から離れてウオール208上にあってもよい。更に若しくは一方で、提示注文オプションは、例えば、図4Aのメニューにて後で説明する、一つ若しくはそれ以上のメニュー上にあってもよい。給仕人がやってきてカスタマによる注文を確認しPOSにエントリすれば、給仕人は、後で図4Eを参照して説明するように、注文をロックし得る。このポイントにて、これまでに選択された全てのアイテムは、ブース200のためのオーダ1の一部となり、編集不可能となる。このポイントの後でアイテムを選択すると、ブース200のためのオーダ2の一部となる。選択されたアイテムを選ぶと、2つのリスト、オーダ1及びオーダ2が表示され、オーダ2のみカスタマにより変更可能となっていてもよい。一方、オーダ2のみ表示され、前のオーダリストを見ることがオプションとなっていてもよい。
【0087】
モードオーバビュー
ブース200の利用について、図3〜図4Fを参照して概略説明する。図3は、一般的なオーダオペレーションのフローチャートを示し、図4A〜図4Fは、表示されるメニューの例を示す。
【0088】
図3に示すように、テーブルディスプレイ212は、オペレーション302にてロゴモードにデフォルトし得る。テーブルディスプレイ212がオペレーション304でタッチされると、タッチの対応する位置が判別される。タッチが座席に対応するポジション内にあれば、IMMが適切に表示され得る。タッチがポジション以外の位置、例えば、ホスト若しくは中央であれば、後で説明するように他のメニューが表示され得る。続いて、オペレーション310にて、別のタッチの発生がモニタされる。別のタッチが下位レベルメニューの選択に対応するならば、オペレーションは、オペレーション312における適切な下位レベルに進む。タッチが感知されなければ、オペレーションはオペレーション314に進み、タイムアウト時間が満了するかどうか判別する。満了しなければ、オペレーションはオペレーション310に戻り、別のタッチが感知されたか判別する。タイムアウト時間が満了すれば、オペレーションはオペレーション302のロゴモードに戻り得る。
【0089】
図4Aは、IMMの例を示す。図4AのIMMでは、オプション「食べ物」、「飲み物」及び「接続」が提示され得る。更に、3つのメインオプションとは異なるメニュー部で「準備済み」及び「?」が提示され得る。ユーザに質問があれば、「?」をヒットしてよく、このことは、割り当てられた給仕人に対して、ブース200に質問があることを遠隔で示し得、又は、ブース200に質問があることをウオールディスプレイ232上に視覚的に示し得る。例えば、ウオールディスプレイ232は、その底部にて、図7に示すように、ブース200内の個々のポジションに対するシートインジケータを示し得る。例えば、これらシート#は最初全て赤であり、ブース200内のカスタマを煩わせる必要が無いことを示し得る。「?」がカスタマにより選択されていると、そのシート#若しくは全てのシート#は黄色に変化し、アシスタントが要求されていることを示し得る。「準備済み」がカスタマにより選択されていると、そのシート#若しくは全てのシート#は緑に変化し、注文の準備済みを示し得る。ウオールディスプレイ上で視覚的キューを利用することで、レストランで働く者はそのブース200に応対し得る。
【0090】
図4Bは、食べ物下位レベルメニューの利を示す。図4Cは、飲み物下位レベルメニューの例を示す。図4Dは、接続下位レベルメニューの例を示す。図4Aから図4Dまでの全てにおいて、戻る矢印は、ディスプレイを前ページ、例えば、下位レベルメニューのためのIMM及びIMMからのロゴモードに、戻す。これらの下位レベルメニューは、後で詳細に説明する。
【0091】
図4Eは、ホストポジションがタッチされたときに現れるホストメニューの例を示す。ホストメニューは、レストランで働く者のみがアクセスできるようにプロテクトされていても良い。ホストがこの位置をタッチすると、図4Eに示すように、テーブル210の縁の近傍に、リセット、#人機能モード、回転、発注、クリアキャッシュなどの、及び種々のボタンが表示され得る。回転ボタンによって、何れかのサイドに向けて、又は、テーブル210の端部に向けて、メニューの方向を回転できる。リセットボタンは、セッションの間にブースコンピュータ250のハードドライブ上に複写されたファイルを消去し、スクリーンモードをロゴモードに設定し、選択された食べ物アイテムを消去し、次のカスタマのためにテーブル210を準備することができる。発注ボタンにより、給仕人は、処理のためキッチンに注文を送信できる。クリアキャッシュボタンは、ブースコンピュータ250のハードドライブ上へ複写される全てのファイルを消去することのみできる。
【0092】
図4Fは、中央ポジションメニューの例を示し、中央ポジションを用いてアイテムがどうのように表示され得るかを示す。図4Fに示す特別の例では、種々の座席ポジションで表示される画像は中央ポジション216にドラッグされてそこに表示され得、更に再びクリックされてウオールディスプレイ232上にこの画像が表示され得る。
【0093】
食べ物モード
図4Bの食べ物下位レベルメニューの対応するカテゴリがタッチされると、図5Aから図7までに示すように、そのカテゴリに対応するサブメニューが表れ得る。図5A及び図5Bは食べ物下位レベルメニューのフローチャートを示す。図6Aから図6Fまでは、表示される食べ物サブメニューの例を示す。図7は。図5Aのオペレーション完了の後のウオールディスプレイ232を示す。
【0094】
図5Aに示すように、オペレーション510では、食べ物下位レベルメニュー内のカテゴリがオペレーション520で選択されている。これにより、図5Aのサブメニューが表示される。そこに見られるように、「選択」及び「情報」ボタンが、個々のアイテム料理1〜料理mの、隣にあり、個々のアイテムが選択可能で、個々の料理についてのより多くの情報が検索可能である。また、注文されたアイテムは、テーブルディスプレイ212の底部にリストされ得る。更に、注文されたアイテムは、図7に示すように、ウオールディスプレイ232上に表示され得る。一度に表示すべきアイテムが多すぎるならば、これらアイテムの一部のみが表示され、アップ/ダウンスクロールボタンがリストの側に設けられ得る。
【0095】
アイテムがオペレーション522で選択されると、図6Bに示すように、そのアイテムは高輝度化され、注文されたアイテムに付加され得る。アイテムに関する情報がオペレーション524で選択されると、そのアイテム、ここでは料理3のための個別の情報が、図6Cに示すように表示され得る。そのアイテムの画像も表示され得る。個別の情報は栄養素及び材料を含み、それらはタッチすると、対応する詳細な情報を表示する。更に、注文された量は、注文された量を増やしたり減らしたりするためのボタンと共に、このスクリーン上に表示され得る。
【0096】
一方で、単一のアイテムを選択すると、その特定のアイテムは高輝度化され、選択及び情報ボタンは当初表示されていないが、そのアイテムに近接して、例えば、アイテムの隣に若しくはその下に現れるが、これにより初期のサブメニューディスプレイを簡素化できる。更に、個々のアイテムのための短い記述が表示され得る。これにより、この付加的情報の全てを、選択されたアイテムのために表示するべく、スクリーン上の他のアイテムは、ポジションをシフトしてもよい。続いて、選択ボタンがタップされると、選択されたアイテムリストにアイテムが追加され、スクリーンはアイテムのリストに、即ち、選択及び情報ボタンを除去した状態に、戻り得る。情報ボタンがタップされると、図6Cのスクリーンに類似するスクリーンは、後で説明するように表示され得る
【0097】
戻るボタンがオペレーション526でタッチされると、前のサブメニュー/メニューが表示され得る。例えば、戻るボタンがディスプレイでタッチされると、図6Cのディスプレイからスイッチして図6Bのタパスのサブメニューに戻る。図6A若しくは図6Bのタパスのサブメニューの際に、戻るボタンがタッチされると、ディスプレイは図4Bの食べ物下位レベルメニューに戻り得る、一方で若しくは更に、ディスプレイを図4AのIMMに戻すため、ホームボタンが設けられ得る。
【0098】
他のメニューカテゴリは、同様に機能する。選択されたアイテムがタッチされると、そのポジションから注文された全てのアイテム、及び/又は、テーブルにより注文された全てのアイテム、並びに、対応する注文された量が、図6Dに示すように表示され得る。量は、その中のアップ/ダウンボタンをタッチすることにより、このディスプレイ上で変化し得る。
【0099】
図5Bに示すように、カテゴリによるサーチがタッチされると、図6Eに示すように、利用可能なサーチの別のサブメニューが現れる。その利用可能なサーチオプションは、「新規」、「特別」、「トップ5」、「キュイジーヌ」、「規定食」などを含み得る。トップ5が選択された図6Fに示すように、これらの一つをタッチするとリストが表示され、これにより、対応する料理が選択され得、又は、対応する料理のより多くの情報が取得され得る。トップ5は、トップ5の最も評判が良いもの、トップ5の最も頻繁に注文されるものなどを含み、リアルタイムで更新され得る。一方で、より詳細なサーチカテゴリ、例えば、キュイジーヌ若しくは規定食が選択されると、対応するアイテムの表示の前に、種々のサブカテゴリの中間表示が表示され得る。例えば、キュイジーヌをタッチすると、菜食、シーフード、スパイシ、イタリアン、カリビアン、スパニッシュ、南米、アジア、フュージョンなどを表示し得る。規定食をタッチすると、菜食、完全菜食、ローファット、低炭水化物、低カロリなどを表示し得る。
【0100】
飲み物モード
図4Cの飲み物下位レベルメニューの対応するカテゴリがタッチされたら、図8から図10までに示すように、そのカテゴリに対応するサブメニューが現れる。図8は、飲み物下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。図9Aから図9Fまでは、表示される飲み物サブメニューの例を示す。図10は、図8のオペレーションの完了後のウオールディスプレイ232を示す。
【0101】
オペレーション810では、飲み物下位レベルメニューのカテゴリがオペレーション810で選択され得る。これにより、図9Aの一般的飲み物サブメニューが表示される。そこで見られるように、「選択」及び「情報」ボタンが、個々のアイテム飲み物1〜飲み物mの、隣にあり、個々のアイテムが選択可能で、個々の飲み物についてのより多くの情報が検索可能である。また、注文されたアイテムは、テーブルディスプレイ212(図示せず)の底部にリストされ得る。更に、注文されたアイテムは、図10に示すように、ウオールディスプレイ232上に表示され得る。一度に表示すべきアイテムが多すぎるならば、これらアイテムの一部のみが表示され、アップ/ダウンスクロールボタンがリストの側に設けられ得る。
【0102】
アイテムがオペレーション822で選択されると、図9Bに示すように、そのアイテムは高輝度化され、注文されたアイテムに付加され得る。アイテムに関する情報がオペレーション824で選択されると、そのアイテム、ここでは飲み物1のための個別の情報が、図9Cに示すように表示され得る。そのアイテムの画像も表示され得る。個別の情報は、アルコールパーセンテージ、カロリ、飲料の記述を含み、飲料の歴史を示し得る。映像、例えば、飲料製造者により供給される映像のため、このメニュー上に「映像」ボタンが設けられ得る。
【0103】
飲み物サブメニューは「推薦」を含み得る。ユーザがオペレーション826で推薦をタッチすると、推薦ページが表示され得る。このページは、注文する料理にしたがって飲み物を推薦し得る。例えば、推薦ページは、そのカテゴリの範囲内で、一つ以上の飲み物、図9Dに示すようにここでは3つの飲み物を、表示し得る。「選択」、「情報」及び「なぜ」ボタンが、個々の飲み物の隣に提示され得る。「なぜ」ボタンは、その飲み物が推薦される理由を説明し得る。例えば、特定の料理が注文されるといつも、複数の飲料が推薦され得る。注文に対するデータは、レストランにて追跡され得る。ガスパーチョが注文されるといつも、同じ人若しくは同じ席のテーブルによっても、注文されるそのカテゴリでの最も多い飲み物が記録されて表示され、エキスパートの意見に基づく飲み物が表示され、カスタマが特定のフードアイテムと共に特定の飲料をどの程度よく好むかをカスタマに尋ねるサーベイなどが行われ得る。
【0104】
前記ケースのいずれでも、注文される個々のフードアイテムに対して、複数の飲料が識別され、若しくは、注文される全てのフードアイテムに適切な飲料が表示され得る。個々の飲料には「スコア」が与えられ得る。スコアは+1若しくは0であればよい。全てのフードアイテムが注文されると、食べ物メニューはワイン推薦のためのボタンを表示し得る。このボタンが押されると、メニューは、最も高いスコアから最も低いスコアまで順に上述のようにワイン推薦をリスト化し得る。
【0105】
一方で、前述の方法のうちの幾つかが、推薦される飲料を判別するのに用いられても良い。例えば、推薦ページは、図9Eに示すように、推薦ページは、シェフにより推薦されるものとして、最も多く注文されるものとして、最も高くランクされるものとして、他のエキスパートによるものとしてなどで、飲み物をリストし得る。更に、推薦ページは、チョイス若しくはオプションを狭め若しくは変更するための「推薦の洗練」ボタンも含み得る。例えば、複数の飲み物が推薦ページに表示されているならば、「推薦の洗練」ボタンをタッチして飲み物を特定の好みに限定することができる。例えば、ワインは、赤、白、スイート、フレンチ、オーストリアン等に限定可能であり、ビールは、ホッピー、レスホッピー、黒、小麦、ジャーマン、ブリティッシュ等の限定可能である。
【0106】
戻るボタンはオペレーション826でタッチされると、前のサブメニュー/メニューが表示され得る。例えば、ディスプレイで戻りボタンがタッチされると、図9Cのディスプレイから図9Bのビールサブメニューに戻るようにスイッチされ得る。図9A若しくは図9B内でビールサブメニュー時に戻るボタンがタッチされると、ディスプレイは図4Cの飲み物下位レベルメニューに戻り得る。一方で若しくは更に、図4AのIMMにディスプレイに戻すためのホームボタンが設けられ得る。
【0107】
他のメニューカテゴリディスプレイは、同様に機能し得る。選択されたアイテムがタッチされると、そのポジションから注文された全てのアイテム及び/又はテーブルで注文された全てのアイテム、及び注文された対応する量は、図9Fに示すようにテーブルディスプレイ上に、及び/又は、図10に示すようにウオールディスプレイ232上に、表示され得る。このディスプレイのアップ/ダウンボタンをタッチすることで、このディスプレイ上で量が変更され得る。
【0108】
オーダプロセス
カスタマがフード若しくは飲み物を注文すると、注文は直接キッチンに伝わり得る。即ち、テーブルはサービスのポイント(POS)として機能する。一方で、オーダはコンピュータ上にディスプレイされ給仕人によりPOS内に手動でエンターされ続いてキッチンに送信され得る。一方で、テーブルコンピュータは注文を直接POSに送信できる。続いてすいて、給仕人は注文を見て注文をキッチンにPOSを介して送信し得る。給仕人が、一度に注文されたアイテムの一部のみを送信してアイテムが正しいことを確認すべくチェックできる、という点において、この最後のオプションは利点を呈する。一方で、図18A〜図18Eを参照して後で詳細に説明するように、誰かがテーブルにて注文を発するとき常にインプットを受信する独立のコンピュータが用いられても良い。
【0109】
接続モード
図4Dの接続下位レベルメニューの対応するカテゴリがタッチされると、図11〜図12Lに示すように、そのカテゴリに対応するサブメニューが表れ得る。図11は、接続下位レベルメニューのためのフローチャートを示す。図12A〜図12Iは、表示される接続サブメニューの例を示す。図12J〜図12Kは、ブース200によりユーザデバイスの接続を実現するためのレイアウトの例を示す。図12Lは、サブメニューの一つのためのフローチャートを示す。
【0110】
オペレーション1110で「コミュニティ」を選択すると、図12Aに示すように、複数の地域の、例えば、徒歩の距離の範囲内の、更なるアクティビティのためのオプションが提示され得る。これらアクティビティは、映画、小売店、他のレストラン、劇場、ミュージアム、及び他のイベントを含み得る。これらアクティビティのどれかを選択すると、図12Bに示すように、利用可能な関連イベントが表示され得る。「選択」により、そのイベントの対応する購入、この場合適切な、例えば、映画、劇場若しくはミュージアムのチケットが取引可能となり、例えば、別のレストラン内にエンターすべき予約即ち待ちリストへの追加が可能となり、及び/又は、そのアクティビティの位置を示す地図を表示し得る。「情報」は、図12Cに示すように情報を表示し得る。それら情報は、時間、記述を含み、それらは位置、メニュー、レビュー及び最新情報を含み得る。それら最新の情報は、特別のオファー、日替わり料理、最新待ち時間、最新入手可能物などを含んでもよい。
【0111】
特別の例として、映画を選択すると、近隣の劇場で上映している映画の選択が示され得る。情報及び記述を選択すると、予告編を上映し、時間を選択すると、個々の劇場のショータイムを示し得る。選択を選択すると、特定のショータイムのためのチケットを注文する若しくは購入するオプションを提供し得る。
【0112】
他の例として、レストランを選択すると、近隣のレストランのリストを提示し得る。「情報」及び記述を選択すると、メニューが表示され得る。「情報」及び「最新」を選択すると、利用可能性/最新待ち時間が示され得る。「選択」を選択すると、ピックアップ、デリバリのためにフードを注文すること、近隣のレストランでイートインすること、近隣のレストランで予約することが、できる。
【0113】
小売店を選択すると、近隣の小売店のリストが表示され得る。個別の店に関連する「情報」をタッチすると、店に関する情報が表示され得る。
【0114】
図4Dに示す「周囲」をタッチすると、図12Dに示すメニューが示され、該メニューは「ライトニング」、「仮想ウインドウ」及び「仮想ウインドウのための音楽」を含み得る。「ライトニング」をタッチすると、ブース内のアンビエント照明の明るさ及び/又は色を制御できる。「仮想ウインドウ」をタッチすると、図12Eの表示となり、そこではウオールディスプレイに表示される、ブースのための周囲環境、例えば、月、海、パリ、ハーフドーム(Half Dome)、ヴェニスなどが、選択され得る。「仮想音楽」をタッチすると、選択された「仮想ウインドウ」に適切な音楽が演奏され、「仮想ウインドウ」が選択されていないと、一般的なレストランの音楽にデフォルト設定され得る。
【0115】
「エンターテイメント」をタッチすると、図12Fに示す表示がされ得る。ブースのためのエンターテイメントのオプションは、例えば、「テレビジョン」、「音楽」、「ソーシャルネットワーク」、「ゲーム」及び「ビデオ」を含み得る。これらのオプションの一つをタッチすると、より詳細なオプションを表示し得る。例えば、「音楽」をタッチすると、図12Gに示すような表示が提供され得、ここでは、ブローズジャンル、プレイリスト、サーチコレクション、衛星ラジオ、新規購入品などが含まれ得る。
【0116】
「マイデバイス」を選択すると、図12Hに示すようなメニューが提示され、例えば、コンピュータ、音楽、フォト、ビデオなどが表示される。ユーザが、USBポート若しくはSIMカード又はファイヤウオールポート内に、デバイス(例えば、カメラ、フラッシュサムデバイス、SIMカード若しくは他のメモリデバイス)をプラグインするならば、認識可能なファイルがブースコンピュータ250上に即座に複写され得る。認識可能なファイルは、標準フォーマット(例えば、jpeg若しくはtiff)を伴うフォト、標準フォーマット(例えば、mpeg、mov)を伴うビデオ、及び、標準フォーマット(例えば、wav若しくはmp3)を伴う音楽を含み得る。これらのファイルを複写した後、ブースコンピュータ250は、USB記憶デバイスを即座にイジェクトし、ユーザが、それらを挿入した後直ぐにそれらデバイスをアンプラグすることを可能にするが、このとき、それらデバイスにダメージを生じることも、ブースコンピュータ250の操作を中断することも無い。
【0117】
音楽、ビデオ若しくはプレゼンテーションのどれでも選択すると、対応するメディアのリストが提示され得る。例えば、フォトを選択すると、ブースハードドライブに複写されたフォトのリストが提示され得る。リストは「フロー」モードで表示され、これにより、個々のフォトのより大判のバージョンがフロントに表示され、より小判のバージョンが何れかのサイドに表示され得る。中央の大判のフォトに2回迅速にタッチすると、フォトがウオールディスプレイ232に表示され得る。単回のタッチ及びドラッグにより、他のフォトが中央の大判のフォトポジションに配置され得る。中央の大判のフォトポジションに入ると、単回のタッチ対象がウオールディスプレイ232上に表示され得る。一方で、テーブルディスプレイ212の、ウオールディスプレイ232の方向にドラッグオフされた、テーブルディスプレイ212のフォトが、ウオールディスプレイ232上に表示され得る。更に、フォトのために、印刷オプションが設けられることがある。レストランが印刷を制御し代金請求できるように、この印刷は遠隔で行うことができる。
【0118】
ユーザは、自身のデバイスをウオールディスプレイ232及び/又はブースコンピュータ250に接続し得る。このことは、ドッキングステーション、ケーブルなどを介して為され得る。又は、ユーザは、「マイデバイス」を選択し、図12Hに示すような、「マイデバイス」から接続される特定のデバイスを選択しても良い。デバイスがこのポイントで接続されていないならば、テーブルディスプレイ212は、図12Iに示すように、テーブルディスプレイ212は、ケーブルをユーザのデバイスに接続するための命令をリストし得る。このケーブルは、ウオールディスプレイ232の隣の格納部260上に、又は、スライディングドアの背後の壁のキャビネット262内に、配置され得る。例えば、ユーザのデバイスがラップトップであるとき、このケーブルの端部の一つはウオールディスプレイ232に接続され得、一方、他の端部は、図2C、図2Dに関して上述したように、ユーザのラップトップに付属されるように利用され得る。
【0119】
例えば、ウオールディスプレイ232がLCD平坦スクリーンTVであるならば、ケーブルは、RGBビデオケーブルであってもよい。RGBビデオケーブルの一つの端部は、ウオールディスプレイ232のビデオインプットの一つ、例えば、ビデオ2インプットに予め付随され得る。もう一つのビデオインプット、例えば、ビデオ1インプットは、コンピュータに付随され得る。
【0120】
マイデバイスのブース200との相互接続のためのレイアウトの例が、図12J及び図12Kに示される、それらに示されるように、ブース200は、座席ステーション220の一つ、ここではベンチの下に、ブースコンピュータ250を含み得る。増幅器270及びIRトランスミッタ280は、もこの座席ステーションの下にあってもよい。I/Oポートボックス240は、例えば、格納部260の下で、壁内に配置されてもよく、ここから延在するケーブルはドア262を介してアクセス可能であってもよい。
【0121】
図12Kに示すように、ウオールディスプレイ232は、増幅器270、ブースコンピュータ250、及びI/Oポートボックス240からアウトプットを受けても良い。I/Oポートボックス240は、ユーザのデバイスをブース200に接続するための、例えば、VGAケーブル、Iphone(登録商標)/Ipod(登録商標)ケーブル、オーディオケーブルなどを含んでもよい。I/Oポートボックスは、ブースコンピュータ250に接続し得るUSBマルチデバイスボクスを含んでもよい。テーブルディスプレイ212は、ブースコンピュータ250と通信し得る。増幅器270は、ブースコンピュータ250及びI/Oポートボックス240からアウトプットを受け得る。更に、外部ソース、例えば、衛星若しくはケーブルからのA/Vスイッチ290は更に、アウトプット、例えば、ビデオアウトプットをウオールディスプレイ232に提供し、オーディオアウトプットを増幅器270に提供し得る。A/Vスイッチ290は、中央の位置にあればよく、多数のブースに対して、利用され得る。IRトランスミッタ280は、ブースコンピュータ250に利用されることにより、ユーザは、ウオールディスプレイ232若しくは増幅器270に対するインプットを制御するための信号を送信することができる。
【0122】
ケーブルがユーザデバイスに接続すると、ユーザは、テーブルディスプレイ212上のボタン、例えば、図12Iのトグルボタンをタップし、自分たちのデバイスが接続することを示すことができる。例えば、ユーザのデバイスがラップトップであるとき、ブースコンピュータ250は、信号を送られて、ウオールディスプレイ232上のビューをビデオ1インプットに変更することができる。IRトランスミッタ280は、ブースコンピュータ250に制御されることにより、リモートコントロールとして作用し、ウオールディスプレイ232上のインプットを、ブース200内に設けられたケーブル、例えば、図12Kに示すVGAケーブルを介してビデオ1インプットに接続し、このことにより、ユーザのラップトップ上のコンテンツをウオールディスプレイ23に表示する。トグルボタンが再びタップされて、ウオールディスプレイ232へのビデオインプットをブースコンピュータ250から来るビデオアウトプットに戻す、というようにしてもよい。
【0123】
この方法により、ユーザはラップトップをマルチメディアブースに接続できるが、このとき自分たちのラップトップをブースコンピュータ250に実際に接続しない。このことにより、直接のコンピュータ対コンピュータの通信に関する安全の問題が減じ得る。また、ブースコンピュータ250で利用可能でない、特化したコンピュータのパーソナルラップトップ上に、情報の表示をすることができる。
【0124】
更に、ラップトップ以外のユーザのデバイス、例えば、USBフォブズ、mp3プレーヤ等は、ブースコンピュータ250に直接接続されてもよい。幾つかのデバイス、例えば、デバイス自身から遅延すること無く直ちにプレイするものに対しては、ファイルは、ブースコンピュータ250にコピーされ得る。
【0125】
更に、オーディオ信号が増幅器270を介して動くとき、音声及び映像は全体として分離し得る。言い換えれば、種々のビデオ信号は、種々のオーディオ信号と共に層化し得る。
【0126】
「他のテーブル」を選択すると、レストラン内の他のテーブルにメッセージを送信できる。更に、カメラを個々のテーブル210に配置して、他のテーブルの画像を送信したり見たりすることができる。
【0127】
「マイ$0.02」を選択すると、図12Lに示されるフローチャートに続く。これは、例えば、「好み」、「推薦」、「履歴」、「登録」、「調査」などを表示する。好みをタッチすると、ユーザは、例えば、「食べ物」、「飲み物」、「エンターテイメント」、「周囲」などに関する、個人的好みを入力できる。ユーザが登録されていなければ、これらは、このダイニングセッションに対してのみ記録され得る。「推薦」は、「一般」か「個人」かのいずれかの推薦を許容するものであり、そのいずれもが、例えば、「食べ物」、「飲み物」、「エンターテイメント」、「周囲」などを表示できる。「一般」が選択されると、ユーザが登録されているならば、夫々のカテゴリのアイテムが、現下入力された好み若しくは記録された好みに関連して、リスト化され得る。一方で若しくは更に、「個人」が選択されると、ユーザは比較モードを入力でき、このレストラン若しくは別のレストラン内のお気に入りアイテムを入力しその情報に基づいてこのレストラン若しくは別のレストランに対する推薦を収集できる。一方で若しくは更に、「個人」が選択されるとき、個別モードか「友人」モードかの何れかが選択可能であり、友人からのインプットに基づく推薦を入力できる。これらの「友人」は、別の登録されたユーザが彼らと食事をすると常に、一人の登録されたユーザと自動的に関連付けられ得る。若しくは、個別のユーザにより積極的に許容され得る。
【0128】
よって、これら推薦は、個別の推薦、即ち、個別の過去の振る舞いに基づく推薦、社会的な推薦、即ち、同様のユーザの過去の振る舞いに基づく推薦、及び/又は、アイテムの推薦、例えば、選択されたものに基づく推薦を、含み得る。
【0129】
「履歴」が選択されると、類似のカテゴリ、例えば、「食べ物」、「飲み物」、「エンターテイメント」、「周囲」等が表示され得る。これらのカテゴリは、現下のセッションの履歴を表示でき、又、ユーザが登録されていれば、全体の履歴を表示し得る。
【0130】
「登録済み」が選択されると、ユーザは「はい」又は「いいえ」にタッチし得る。「はい」であるならば、ユーザはユーザ名及びパスワードを入力するように促される。「いいえ」であるならば、ユーザは登録するか否か選択し得る。「いいえ」であるならば、ユーザは、現下のセッションで経験を擬人化するために、利用のためのユーザ名も入力し得る。「はい」であるならば、ユーザは、ユーザ名及びパスワードを作成するように促される。一方で又は更に、例えば、磁気若しくは無線周波数の、カードリーダ、1D若しくは2Dのバーコードリーダを含んでもよく、又は、IDカメラがテーブル下に配置され、例えば、クレジットカード、運転免許証、パスポート、よく利用するダイナのカードなどの、ソースから、ユーザのアイデンティティが判別され得る、というものであってもよい。これらの識別メカニズムは、支払いのためにも利用され得る。カードの利用により、マイ$0.02サブメニューから、「登録済み」オプションが消滅し得る。
【0131】
「サーベイ」が選択されると、多数の利用可能なサーベイが提示され得る。ユーザは、サーベイを匿名とすることを選択してもよく、登録済みであれば自分たちのユーザ情報をリンクしてもよい。これらサーベイは、このレストランの食べ物、飲み物、雰囲気等、地元のレストランの食べ物、飲み物、雰囲気等、又は、コミュニティ若しくは利用可能なエンターテイメントのオプションのいずれかを、含み得る。
【0132】
レストランワイド接続
図13に示すように、ここのブース250は、A/Vスイッチ290及びレストランサーバ1300に接続し、レストラン内部の中央に位置し得る。全てのオーディオ信号は、(例えば、A/Vスイッチ290、I/Oポートボックス240を介するユーザデバイス、ブースコンピュータ259等の)種々のソースから、個人ベースの個々のブース200内の増幅器270に、供給され得る。全てのビデオ信号は、種々のソースからウオールディスプレイ232に供給され得る。サーバ1300は、待ちステーション/キッチンに接続し、個々のブースから入力された情報を待ちスタッフに転送するようにしてもよい。更に、レストランサーバ1300は、最小限の金銭が特定の利用期間、個々のブースで費やされることを、保証し得る。例えば、最初の半時間は無料でもよい。この半時間の終わりの前に、カスタマが注文する準備ができたか否かに関する、初期の問い合わせがなされてもよい。できていないならば、残余の時間が現れ、ディスプレイの何れか又は両方でカウントダウンしてもよい。この初期の時間を経て、注文も、注文する準備の兆候も発生しないならば、そのブースのための電子機器がシャットダウンしてもよい。ブースの利用に対する支払いの問題が提起される必要があるまで、タイマはカスタマに不可視であってもよい。
【0133】
カメラ
図13にも示すように、一つ若しくはそれ以上のカメラ600が、タッチスクリーン212に関連して用いられてもよい。カメラ600は、タッチスクリーン212に関連するテーブルコンピュータ250に物理的に接続するウエブカメラであってもよい。タッチスクリーン212は、フォトブースアプリケーションにて、このカメラでフォトを撮るために用いられてもよい。
【0134】
一方で、カメラ600は、無線機能を有していてもよい。そのようなカメラは、ライブピクチャをコンピュータにリアルタイムで送信するのに用いられてもよい。このことは、無線メモリカード、例えば、Eye−Fi(登録商標)無線メモリカードを用いて、達成されてもよい。無線カメラからのフォトは、ブース内のコンピュータ250に直接ダウンロードするように、設計されていてもよい。特定のカメラが、一つのコンピュータ若しくは別のコンピュータ上の、特定の位置に結び付けられてもよい。
【0135】
例えば、無線機能は、一致するものであることが多い、無線送信カード及び無線受信カードを含んでもよい。無線送信カードは、例えば、SDカードなどのカードフォーマットを受け入れるカメラ内に、配置されてもよい。無線受信カードは、テーブルコンピュータ250のUSBドライバ内に配置され得るUSBであってもよい。カメラ250から受信される画像が、テーブルコンピュータ上の特定のフォルダ内に配置され得るように、この無線受信カードが構成されてもよい。
【0136】
このフォルダのコンテンツをモニタしタッチスクリーン上のアイコンとしてこのフォルダ内の全てのピクチャを表示するのに、ソフトウエアプログラムが用いられてもよい。所与のピクチャのためのアイコンを選択することにより、コンピュータは第2のスクリーン上にこのフォトを表示する、というものであってもよい。
【0137】
一方で、複数のカメラ600が用いられて、個々のカメラがピクチャを様々な位置に送信してもよい。例えば、3つの接続テーブル210が利用されるならば、個々のテーブルは、異なる無線SDカードを伴うそれ自身のポータブルカメラを有していてもよい。個々のSDカードは異なる受信カードを有していてもよい。3つの受信カードの各々が、個々の接続テーブル220に配置されるテーブルコンピュータ250のUSBドライバ内に挿入されてもよい。個々のテーブル220は、3つのフォルダへのアクセスを与えられてもよい。ここで、個々のフォルダは、個々のテーブル220のためのカメラに対応する。メニューファイルからテーブル1を選択すると、ユーザは、前述のようにして、テーブル1によって用いられるカメラからフォトへアクセスできる。同様に、テーブル2を選択すると、ユーザは、テーブル2にてユーザによって用いられるフォトにアクセスできる。
【0138】
別途のブース構成
図に示すレイアウトに加えて、ブースは多数のレイアウトで構成され得る。別途の例は、図14A〜14Cに示され得る。
【0139】
図14Aの実施形態では、ブース200Aへの入口はブース200Aのサイド上にあり、ブース200A内でカスタマのためのより多くのプライバシを提供する。更に、図14Aに示すように、タッチディスプレイ212Aは、テーブル210Aにて利用される独立のポータブルユニットであってもよく、更に、レストランブースでユーザの誰かに利用されればよい。座席220Aは、テーブル210Aの3つのサイド上にあってもよい。
【0140】
一つの実施形態では、図14Bに示すように、ブース200Bは、より少数の顧客、例えば、一人又は二人のために設計されていてもよく、テーブル210Bのより長いサイドが、ウオールディスプレイ232Bを有する壁に対向していてもよい。座席220Bが、テーブル210Bの一つのサイドのみに設けられてもよい。この構成は、全ての若しくは殆どのカスタマに対して、(図2及び図14Aのように、頭の向きを変える必要なく)彼らから直接に亘ってウオールディスプレイ232Bを眺望することを提供し得る。
【0141】
一方で、前述の実施形態のいずれでも、ブース及び/又はテーブルが曲げられるとよりよい視野角を提供できる。例えば、図14Cに示すように、ブース200Cが曲げられ、より多くのカスタマがウオールディスプレイ232に関するよりよい視野角を得ることができる。言い換えると、ブース200C、座席220C、テーブル210C及びテーブルディスプレイ212Cの何れか、又は、全ては、従来の矩形形状レストランブースと同様に、カスタマが自分の頭や体をひねる必要なくウオールディスプレイ232に向かって座り眺めることができるように、曲げていればよい。
【0142】
シングルディスプレイブース
前述の説明は、テーブルディスプレイ212とウオールディスプレイ232の両方がブース200ないに存在することを想定しているが、テーブルディスプレイ212のみを有する、若しくは、ウオールディスプレイ232のみを有する、ブースも構成され得る。
【0143】
例えば、テーブルディスプレイ212のみが採用されるならば、ウオールディスプレイ上に表示されるべき画像が、テーブルディスプレイの少なくとも一つのサブスクリーン上に、表示されてもよい。例えば、図2Aにて、ポジション3〜5のラベルを付されたテーブルディスプレイのセクションは、テーブルディスプレイ212に関して前に説明したように利用されてもよい。しかしながら、ポジション1及び2は、ウオールディスプレイ上に前に表示されたものと同様な、(静止若しくは動画の)画像を表示するのに、用いられてもよい。
【0144】
例えば、ユーザは、メモリデバイス、例えば、USBフラッシュドライブ若しくはSDカードを、ブース200に付属するポートに、付属してもよい。このデバイス内のフォトは、ブースコンピュータ250内のハードドライブに複写されてもよい。所与のセクション内部で多数のフォトを見ることができる、前述の「フロー」モード若しくは別のモードで、これらのフォトがポジション3〜6内で見られてもよい。個々のフォトは、サブスクリーンより小さいテキストとして若しくは画像として、提示され得る。例えば、第1のユーザがポジション3で多数の小さいフォトを見ていてもよいし、第2のユーザがポジション4でフォトを見ていてもよい。ポジション1、2に対応するテーブルディスプレイのサブスクリーン内でドラッグされるテーブルディスプレイ212上の画像は、セクション全体に亘って大フォーマットで表示されてもよい。一方で、ポジション1、2に移された画像が、これらの位置に対する視覚ポジションに対応して、2つの異なる方向にて、これらポジションの両方で、表示されてもよい。ポジション3〜6で画像の小アイコンをタップすると、ポジション1、2にて2つの異なる方向にて、画像を表示することになる。画像はフォルダ内にドラッグされてもよい。このフォルダをポジション1若しくはポジション2にドラッグすると、又は、このフォルダをダブルタップすると、ポジション1及びポジション2にてスライドショウが表示され得る。シングルユーザに対する機能モードを変更すると、スライドショーが、テーブルディスプレイ212全体に亘って表示され得る。
【0145】
一方で、ウオールディスプレイ232のみが採用されるならば、テーブルディスプレイ上に提供される電子メニューが、ウオールディスプレイ232上に提供されてもよい。ウオールディスプレイ232は、テーブルディスプレイ212ではなく、デバイス、例えば、図12Jに示すようなリモートコントロール285により、制御され得る。このデバイスにより、オーディオ/ビデオ情報のソースが制御され得る。
【0146】
ルーム構成
ブース200のためのディスプレイとは別途に、又は、それに加えて、接続テーブル210は、全体会場であっても、サブ会場、例えば、プライベートルームであっても、部屋全体のためのディスプレイ及び/又はオーディオを駆動するのに、用いられ得る。図15(A)は、一つの実施形態に係る構成を有するルーム300の平面図を示し、図15(B)は、側面図を示す。
【0147】
図15(A)及び図15(B)内に示すように、ルーム300は、タッチスクリーン312を有する接続テーブル310、少なくとも2つの座席エリア、ここでは曲がったコーチ320、2つのウオールディスプレイ330、並びに、接続テーブル310、ウオールディスプレイ330及びスピーカ335に接続する接続コンピュータ350を、含み得る。従来のテーブル315には、接続テーブル310に近接しない座席エリアに対して設けられている。2つの曲がったコーチが示されているが、所望の座席構成が採用されてもよい。更に、2つのウオールディスプレイ300、及び、2対のスピーカ335が、ルーム300の対向サイドに在るものとして示されているが、2以上のウオールディスプレイ300及び/又は対のスピーカ335が、異なる位置に採用されてもよい。
【0148】
図16Aに示すように、ルーム300は、接続テーブル310がウオールディスプレイ330及びスピーカ335を制御できるように、構成されてもよい。特に、ウオールディスプレイ330は、接続コンピュータ350及びI/Oポートボックス340からアウトプットを受信し得る。スピーカ335は、増幅器370からアウトプットを受信し得る。I/Oポート340は、ユーザのデバイスを接続テーブル310に接続するための、例えば、VGAケーブル、Iphone(登録商標)/Ipod(登録商標)ケーブル、オーディオケーブルなどを含み得る。I/Oポートボックス340は、接続コンピュータ350に接続し得るUSBマルチデバイスボックスも含み得る。テーブルタッチスクリーン312は、接続コンピュータ350と通信し得る。増幅器370は、接続コンピュータ350、並びに、オーディオケーブル及びIphone(登録商標)/Ipod(登録商標)ケーブルのオーディオ部を含む、I/Oポートボックス340から、アウトプットを受信し得る。更に、外部ソース、例えば、衛星若しくはケーブルからのA/Vスイッチ390は、更にアウトプット、例えば、ウオールディスプレイ330へのビデオアウトプット、及び、増幅器370へのオーディオアウトプットを提供し得る。IRトランスミッタ380が接続コンピュータ350に利用されることにより、ユーザは、ウオールディスプレイ350若しくは増幅器370のためのインプットを制御できる。
【0149】
第2のスクリーン上にテレビジョンチャネルをディスプレイするとき、複数のオプションが利用可能である。一つのオプションは、個々の電子テーブルのための専用受信器を利用することである。一方で、複数の受信器が利用可能であり、このとき受信器の数は、現場のディスプレイの全体数より少ない。これらの受信器は、衛星でも若しくはケーブルでもよく、又は、外側ソースから信号を取得する他の受信器でもよい。受信器は、(図13に示す)AVボックス(マトリクスボックス)290に接続してもよい。AVボックス290からのアウトプットは現場の個々の接続ボックス310に進むことができ、このときアウトプットは第2のスクリーン上に表示され得る。AVボックス290からのアウトプットは、現場の他のディスプレイに接続されてもよい。例えば、現場には、4〜6の電子テーブルと、複数のテーブルから見ることができる、現場全体に亘って種々の位置に配置された5〜10の追加のスクリーンとが、設けられてもよい。
【0150】
ユーザが適切なボタン(例えば、一つの顕著なテレビジョン)を選択すると、コンピュータ350はタッチスクリーン312上に利用可能なテレビジョンチャネルのリストを表示し得る。タッチスクリーン上にテレビジョンチャネルの名前を表示することが望ましい場合もあり、それが視聴されている特定の時間にコンテンツがブロードキャストされてもよい。
【0151】
ウオールディスプレイ330上に連続のフルモーションビデオを表示することが望ましい。しかしながら、ウオールディスプレイ330とタッチスクリーン312の両方のために同じコンピュータを利用するとき、このことは困難である。タッチスクリーン312を駆動するのに大量の処理パワーが必要とされるからである。タッチスクリーン312及び/又はウオールスクリーン330が高解像度を有すならば、及び/又は、タッチスクリーン312が多数のユーザからインプットを受信しているならば、この困難さは増大し得る。
【0152】
シングルコンピュータ350を用いる一つの解決策は、第2のスクリーンを駆動するのに専用である独立プログラミングスレッドを用いることを含む。このスレッドは、非常に高い優先度が与えられている。かなりの量の処理時間を取り得るタッチスクリーン312上のオペレーションは、ウオールディスプレイ330ためのオペレーションよりも、より低い優先度しか与えられない。しかしながら、タッチスクリーン312上のタップの検出は、大量の処理時間が掛かるものではなく、より低い優先度が与えられなくてもよい。タップが発生するほんの一瞬にタップが検出されないならば、タッチスクリーン312は適切に機能し得ないからである。一方で、コンピュータ350は、ウオールディスプレイ330の駆動の専用の一つのプロセッサを有する、マルチプロセッサであればよい。
【0153】
シングル接続コンピュータ350を有することの代替策は、2つのコンピュータ352、354、即ち、図16Bに示すように、タッチスクリーン312のための第1のコンピュータ352、及び、ウオールディスプレイ330のための第2のコンピュータを含む。第1のコンピュータは、第2のスクリーン近くに配置されてもよく、タッチスクリーンと統合してもよく、例えば、第1のコンピュータ352は、テーブルの内部に、若しくは、ベンチの下に、又は、テーブルの下面等に配置されてもよく、更に、タッチスクリーンに直接接続されてもよい。第2のコンピュータ354は、第2のスクリーン330近くに、例えば、背後に、配置されてもよく、第2のスクリーンに直接接続されてもよい。第1と第2のコンピュータ352、354は、第1と第2のコンピュータ間で破線で示すように、例えば、イーサネット(登録商標)を介して、無線ルータを介して、又は、専用接続を介して、接続し得る。第2のスクリーン330に表示されるメディアファイルは、第2のコンピュータ354上に記録され得る。
【0154】
例えば、ミュージックビデオの表示を考察する。ミュージックビデオが第2のコンピュータ354上に記録されていると、第2のコンピュータ354は、最初、画像及び関連するテキストに関する、例えば、歌、アルバム、バンド、作曲家などの名前に関する、第1のコンピュータ352のサムネールを、第1のコンピュータ352に送信し、第1のコンピュータ352はこの情報を記録し得る。ユーザがタッチスクリーン312上でミュージックビデオをタップすると、ミュージックビデオのリストが、第1のコンピュータ352内に記録された情報の一部若しくは全てと共に、タッチスクリーン312上に表示され得る。ユーザが特定の歌のサムネールをタップすると、第1のコンピュータ352から第2のコンピュータ354に信号が送信され、特定のフォルダから、及び選択された特定の音楽ビデオから、ミュージックビデオの上映が開始され得る。
【0155】
図13の中央コンピュータ1300は、個々の受信器のためのチャネルセッティングを決定するのに用いられ得る。このことは自動的に行われ得、若しくは、このことは現場のマネジャにより実施され得る。例えば、スポーツバーに対しては、マネジャは、異なるスポーツイベントを表示するように、個々の受信器をプログラムし得る。中央コンピュータ1300は、例えば、イーサネット(登録商標)により又は赤外線接続により、衛星受信器に接続し、個々の受信器のチャネルを所望のチャネルに変更する。この情報は、個々の接続テーブル210、310に配置されるコンピュータ250、350に送信され得る。このように、コンピュータは、タッチスクリーン212、312上のチャネルを表示する。更に、中央コンピュータ1300(又は、個々の接続テーブル210、310のコンピュータ250、350)は、所与の時間に個々のチャネルで上映されるコンテンツを戻すウエブサイトにコンタクトし、この情報を記録し、及び/又は、それを個々の接続テーブル310に送信し得る。このように、個々の接続テーブル210、310におけるコンピュータ250、350は、タッチスクリーン212、312上の個々のチャネルにブロードキャストされるコンテンツを表示し得る。例えば、タッチスクリーン212、312は、現下、個々の受信器で示されるスポーツイベントのリストを表示し得る。スポーツイベントを選択することで、コンピュータ250、350は、信号をAVボックス290に送信し、適切なインプットを対応するテーブルにおける第2のスクリーン232、330に送信する。
【0156】
このように、接続テーブル210、310における第2のスクリーン232、300は、テーブルにおけるタッチスクリーン212、312により制御され得、前述の例における5〜10の追加のスクリーンは、他のデバイス、例えば、中央コンピュータ1300により制御され得る。
【0157】
コンピュータ250、350は、インターネットにも接続可能であり、タッチスクリーン212、312上のウエブブラウザ若しくはその一部を表示し得る。種々のウエブサイトからの情報も、タッチスクリーン212、312上に、若しくは、第2のスクリーン232、330上に、表示され得る。例えば、ファンタジースポーツ情報は、タッチスクリーン212、312上に、及び/又は、第2のスクリーン232、330上に表示され得る。一つのスポーツイベントがユーザにより選択され、第2のスクリーン232、330上に表示されると、表示されるスポーツイベント関連するスポーツファンタジーウエブサイトからの情報は、タッチスクリーン212、312上に、若しくは第2のスクリーン上に表示され得る。
【0158】
更に、ラップトップ以外のユーザのデバイス、例えば、USBフォブス、mp3プレーヤなどが、接続コンピュータ350に直接接続してもよい。あるデバイスに対して、例えば、自身から遅延すること無く即座にプレイできるものに対しては、ファイルは接続コンピュータ350上に複写されなくてもよい。
【0159】
よって、シングル接続テーブル310が、全体ルーム300のためのオーディオ及びビデオを制御するように用いられてもよい。接続テーブル310は、実施形態に係る他のテーブル、例えば、注文フード、飲み物などを参照して、前述の他の機能の全てを実行し得る。全体ルーム300のためのオーディオ及びビデオのユニバーサルコントロールが所望され一つ以上の接続テーブル310が内部に設けられると、これらのインプットは待ち行列化され得る。
【0160】
待ち行列
待ち行列が採用されると、特定の順序でプレイされるポピュラーソングのリストが、通常のプレイリストとして最初、生成され得る。テーブル上でプレイリストセレクションwp選択することにより、テーブルのユーザは、タッチスクリーン312か第2のスクリーン330の何れか上でこのプレイリストを見ることができる。このプレイリストは、誰かが歌をこのプレイリスト(若しくは待ち行列)に提示する前の、最初に開始するデフォルトのプレイリストとなり得る。テーブルの誰かが、セレクションのためのメディアを選ぶと、メディアセレクション(例えば、歌、ミュージックビデオ、ムービートレーラなど)をプレイリストに提示するオプションを有することができる。現場の他の誰もセレクションをプレイリストに提示しなかったならば、このセレクションは、リストのトップに移り、次の演奏項目となる。現場で他の人により為される後続のセレクションは、同様にプレイリストに提示され得、システムは、現場のメディアセレクションを示すディスプレイを伴うジュークボックスとして、作用し得る。特定のセレクションを行ったユーザは、プレイに先立ち、若しくはセレクションのプレイの間に、セレクションをキャンセルする(待ち行列から除去する)ことができる。
【0161】
上述の待ち行列に加えて、投票メカニズムが適用され得る。この投票メカニズムは上記と同様に動作し得るが、上記手順に加えて、テーブルのユーザは、待ち行列のメディアセレクションに投票することもできる。プレイリスト内の特定のメディアセレクションに対して多数の投票が受け付けられたら、このメディアセレクションは、待ち行列を上へ移動し得る。
【0162】
中央コンピュータ、例えば、サーバ1300は、特定のメディアに対する投票を追跡するのに用いることができる。過去の多重セッションのためのメディアに対する投票は、初期のプレイリストを生成するのに用いられ得る。現場内部のプライベートスクリーン及びプライベートサウンドシステムによる、ブース200内で為されるセレクションの履歴を追跡することにより用いられるデータも、初期のプレイリストを決定するのに用いられ得る。プレイリスト上の特定のメディアに対する投票は、中央コンピュータにより直接追跡され得る。個々のテーブルに配置されるコンピュータは、中央コンピュータと通信可能であり、そこでのセレクションを中央コンピュータに提示し得る。中央コンピュータ1300は、個々のテーブルにおける個々のコンピュータ250に、結果としてプレイリストを送り返し得る。中央コンピュータ1300は、演奏すべき類似の音楽を見出すために為されたセレクションのデータを用いることもでき、そのような類似のセレクションをプレイリストに自動的に加えることもできる。例えば、選択されたメディアアイテムの大部分がヒップホップビデオであるならば、中央コンピュータは、より多くのヒップホップビデオをプレイリストに加えることができる。
【0163】
時として、人々は少数の非常に人気のある歌を非常に頻繁に選択するという、従来のジュークボックスに関する問題がある。これらの歌はしばしば演奏され、これによりその場の他の者をいらつかせる傾向にある。明細書に記載のシステムの利点の一つは、中央コンピュータは歌のプレイリストを生成し、歌が余りに頻繁に演奏されることを回避し得ることにある。更に、類似の歌が上述のように追加され得る。個別のテーブルのユーザは、プレイリストを眺めることで、コンピュータ上に記録される全ての歌ではなく、プレイリスト中のみのセレクションに投票できる。例えば、ユーザは、メディアセレクションをプレイリストに加えることを要求することができるが、中央コンピュータ1300により生成された際に接続テーブル200に送られたプレイリスト上に、既に在るならば、プレイリスト上で項目を上に動かすことにしか投票できない。
【0164】
前述に加えて、プライベートの第2のスクリーンはあるがプライベートのスピーカは無い、ブースを、ルームに設けてもよい。即ち、スピーカは、ルーム全体のための一つのセットのスピーカ(共同スピーカ)で構成され得る。同様に、共同の視覚ディスプレイ(テレビジョン若しくはLCDスクリーン)が設けられてもよい。そのようなブースのユーザは、前述のように、プライベートのディスプレイ上への表示専用のビデオを含む、セレク損を作成することができる。ユーザは、リクエストをプレイリストに提示することも、又は、前述のようにプレイリスト内のアイテムに投票することも、できる。ユーザは、共同のオーディオ及びビデオ(例えば、ハウスミュージックビデオ)を参照するセレクションを作成し、プライベートディスプレイに対して、共同のスピーカに対応するビデを表示させることができる。
【0165】
詳細なテーブルスクリーンショット
図17A〜図17Iは、実施形態に係る接続テーブルの使用中の、種々のステージのためのスクリーンショットを示す。
【0166】
最初に、図17Aに示すように、タッチスクリーン212はスリープ状態にありロックされ、これにより、テーブル上に何かが置かれても、ユーザは、うっかりスクリーンをトリガすること、例えば、食べ物を注文してしまうことや、メディアをうっかりスタート/ストップさせてしまうことがない。
【0167】
続いて、ユーザがスクリーンをタッチすると、図17Bに示すように「ここをタップしてスタート」ボックスがスクリーン上に現れ得る。タッチが意図的なものであるならば、ユーザは、「ここをタップしてスタート」ボックスが存在する領域をタッチし得る。そのタッチに対応して、図17Cに示すように、「再びタップ」ボックスが現れ得る。「再びタップ」ボックスがタッチされると、図17Dに示すように、ホームスクリーンが現れる。よって、フルディスプレイに到達するにあたり、ホームスクリーンを眺めるためには、短時間内に所定の位置を2回タップすることが要求される。
【0168】
更に又は一方で、スクリーンがスリープ状態にあるとき、スクリーンがタップされると常に、タップが発生した、サイズの成長する小円が表示され、ユーザにスクリーンはアクティブであるというキューを出し、タップが登録された位置上へのフィードバックを提供し得る。
【0169】
図17Eに示すように、「マイメディア」と「マイプレート」のポップダウンメニューが含まれ得る。「マイメディア」メニューにより、ユーザは、現下上映されているオーディオ及び/又はビデオセレクションのタイトルを見ることができる。「マイメディア」メニューにより、テーブル上のメディアの全体の制御、及び、情報の表示が可能である。「マイメディア」メニューは、「ロック」特性も有する。メディアセレクションがロックされると、メディアセレクションが終了する、若しくはアンロックされるまで、メディアセレクションは別のメディアセレクションにより無効にされることは生じ得ない。メディアセレクションがアンロックされているときは、前述のように別のメディアセレクションを選択すると、スピーカ及び/又は第2のスクリーンでプレイされる新しいメディアセレクションとなる。「マイメディア」メニューにより、ユーザは、ボリュームを調整し、セレクションのオーディオ及び/又はビデオを停止でき、このときスクリーンの一象限全体を塞ぐことはなく、アンロック状態のときは、他のユーザが他のコンテンツを選択できないようにロックすることもない。「マイメディア」メニューにより、ユーザは、図17F及び図17Gに示すように、マイメディアのオーディオ及びビデオセクションに表示されるコンテンツを選択できる。別のユーザが、異なるメディアソースをヒットすれば、現下プレイされているオーディオ及び/又はビデオは置換される。メディアがアンロック状態にある限り、マイメディア内の現在プレイ中のセクション内の識別も、同様である。ユーザは、異なるソースを選択することで、又は、オーディオセクションかビデオセクションのいずれかによりマイメディア内のxボタンをヒットすることで、ユーザは、現在プレイ中のコンテンツの再生を停止できる。
【0170】
例えば、図11のメニューからのエンターテイメントセクションでは、選択は、テレビジョンチャネル、フォト、及びミュージックビデオを含み得る。一人のユーザがテレビジョンチャネルを選択すれば、そのテレビジョンチャネルのためのオーディオ(音声)がマトリクススイッチャにより増幅器に送信され、ビデオ(映像)が第2のスクリーンの一つに送信される。「マイメディア」メニューでは、テレビジョンチャネルはオーディオセクション内に及びビデオセクション内に表示され得る。このポイントにて、「マイメディア」メニューは、コンピュータがデフォルトセレクションとしてアンロック状態を有するように設定されるならば、セレクションはアンロック状態である、ということを示す。この場合、ユーザが、コンピュー上の別のメディアファイルに対して、別のセレクション、例えば、ミュージックビデオを作成すれば、コンピュータは、メディアファイルをプレイし、インプットを、コンピュータ350に接続する、インプットへの第2のスクリーンにスイッチする。コンピュータは、インプットを、コンピュータが接続する、インプットへの増幅器にスイッチし、メディアファイル(この場合、ミュージックビデオがセレクトされているが)は、スピーカで及び第2のスクリーンでルーム全体に亘って、プレイされる。コンテンツがアンロックである限り、後続のセレクションは、ルーム内のビデオ及びオーディオの両方をも変更できる。ユーザがオーディオセクション上でxをヒットすると、増幅器インプットは未使用のインプットにスイッチし、これにより、スピーカには何の音も転送されないが、ビデオ(映像)は尚第2のスクリーン上でプレイする。この場合、オーディオのみのセレクションが選択されると(例えば、コンピュータからのミュージックセレクション、若しくはmp3プレーヤミュージックセレクション)、スピーカ上のオーディオのみがそのセレクションに変わるが、ビデオは変わらない。コンピュータが信号を増幅器に送信してインプットを対応するセレクションに変更し、一方でテレビジョンに関するインプットを前のセレクションに維持する、ということによって、このことは達成され得る。
【0171】
ユーザが自分たちのセレクションに満足すると、図17Dに示す「マイメディア」ドロップダウンメニューは、セレクションをロックするのに用いられ得る。ロックされると、別のセレクションを選択しても、その選択の完了まで、オーディオ若しくはビデオに変更を生じない。このことは有利である。ユーザは、メディアセレクションを選択し続いてタッチスクリーンを用いることを停止し、一方でテーブル上に、物、例えば、ディッシュ、ガラス製品、フラットウエア等を置き続けるからである。これらのものがメディアセレクションをトリガがすることも時にはある。メディアをロックすることができなければ、これらの物は、不注意にもプレイされるメディアを変えてしまうことがある。メディアセレクションがロックされると、ポップダウンメニューが閉じられ、セレクションを変更するのには、スクリーン上の3つの異なる位置の少なくとも3つのタップが要求される。例えば、「マイメディア」メニューが閉じられると、1)一つのタップが「マイメディア」メニューを開き、2)一つのタップがメディアセレクションをアンロックし、3)一つのタップが新しいメディアセレクションを選択する、という手順の後に、メディアは変更され得る。
【0172】
「マイメディア」メニューは、オーディオとビデオの両方について、何が上演中であるかを示す。オーディオ及び/又はビデオは、ブロックされ得る。ボリュームも制御され得る。メディアは、ロック状態又は非ロック状態に設定され得る。よって、オーディオとビデオの両方がロックされると、新しいセレクションは上演されているものを変更しない。いずれか一つがロックされると、ロックされないソースのみ変更される。何れもロックされないと、新しいセレクションは両方のメディアを変更する。
【0173】
図17Hに示すように、サーバが1、2、4若しくは6人モードで、例えば、図17Iの2人モードでスクリーンを配置できる、隠しコントロールパネルが含まれてもよい。デフォルトモードは4人モードであればよい。更に又は一方で、ユーザがシングルセッション内部の種々のモード間でトグルできる、他のボタンが設けられてもよい。
【0174】
コンピュータは、種々のファイル、例えば、フォト(ビデオのみ)、歌(オーディオのみ)、映画(オーディオ及びビデオ)並びにビデオも、記録してもよい。好適な実施形態では、カテゴリの特定のセレクションがタッチスクリーン上で為されると、そのカテゴリ内のメディアを表すサムネール若しくは小さいアイコンは、タッチスクリーン上で表示される。
【0175】
例えば、ミュージックビデオが選択されると、コンピュータに記録されるミュージックビデオの各々を表すサムネールは、タッチスクリーン上で表示される。特定のサムネールをタッピングする即ち選択すると、コンピュータは、増幅器を介して第2のスクリーンで及びスピーカでその特定のミュージックビデオを上演する。
【0176】
一方で又は更に、セクション内の特定のサムネールを選択すると、そのセクション内のそのミュージックビデオのみ上演し得る。ビデオの方向は、スクリーンの対応するセクションと同じ方向を有してよく、そのセクション内部で上演するように限定されてもよい。よって、ビデオは、特定のユーザの位置で見るのに適したものとなっており、夫々のユーザのセクション内部で夫々のビデオが上演されるので、複数のユーザは夫々異なるビデオを見ることができる。
【0177】
通常、全体のタッチスクリーンの解像度は、標準のテレビジョンスクリーン解像度、例えば、1900×1280ピクセルであればよい。よって、タッチスクリーンが4人モードであれば、個々のセクションはこの解像度の4分の1を有することになる。複数のピクチャ及びビデオが同時にタッチスクリーン上に表示されると、メディアディスプレイ間に境界領域が設けられ、これにより、メディアディスプレイは相互に干渉することが無い。この理由のため、個々のセクション内部に表示されるビデオ又は画像は、個々のせく所の全体エリアより小さいサイズを有するものでよく、セクション内部に表示される夫々の解像度は、通常、スクリーンの解像度の1/4より小さい。
【0178】
この理由のため、ビデオがタッチスクリーン上に表示されるとき、上演時より低い解像度にダウンサンプルされ得る。2台のコンピュータが用いられると(タッチスクリーン用に1台、第2のスクリーン用に1台)、タッチスクリーンを駆動するコンピュータ上のビデオ及び画像は、ダウンサンプルされ、よってコンピュータ上のより小さいストレージ空間のみを占有し、更に、ビデオのより速くより効率的なプレイを促進し得る。いずれにせよ、この理由のため、コンピュータは通常、タッチスクリーン上で及び第2のスクリーン上でビデオの上映を処理することが、より容易になる。しかしながら、(夫々のセクションのための、異なるプログラミングスレッド若しくは異なるプロセッサを用いる)前述の他の技術が用いられ、タッチスクリーン上でのビデオの効率的且つ円滑な上映を保証するものであってもよい。
【0179】
個々のタッチスクリーン内部では、ビデオを第2のスクリーンに公開するボタンがあってもよい。このボタンをタップすることにより、タッチスクリーンのセクション内部で上演されているビデオが、第2のスクリリーン上でも上演され得る。
【0180】
このように、タッチスクリーンは、ユーザが探索する情報を表示し且つリストするのに用いられ得るが、選択され若しくは公開されると、メディアは異なるスクリーン上で実際に上演される。これにより、ユーザは、タッチスクリーン上のアイテムを介してブローズできるが、セレクションが為されると、スクリーンは、他の用途のために、例えば、スクリーン上にプレート、カップ及び銀製食器を置くことのために、解放される。
【0181】
この機能は、メディアがプレイされるようにロックしスクリーンをスリープ状態に置くことにより、更に拡張される。このことは、「マイメディア」ドロップダウンメニューを用いて実現され得、メディアをロックする。続いて「マイメディア」ドロップダウンメニューが閉じられ得る。この時点では、選択されたミュージックビデオが完了するまで、又は、「マイメディア」ドロップダウンメニューが開けられてメディアファイルがアンロックされるのでないならば、スクリーン上へのタップが無ければ、プレイ中のメディアは変更し得ない。更に、タッチスクリーン212は、メニューからホームスクリーンに戻る戻り矢印を用いて、スリープ状態となり得る。そこから、別の戻りボタンのタップにより、スクリーンは更なる安全のためのスリープモードとなる。
【0182】
通常、「アクティブ」である一つのウインドウが前面にあり、残りのものが背面にある、コンピュータディスプレイ上の従来の「ウインドウズ」とは対照的に、実施形態に係るセクションは、同時にアクティブとなり得る。言い換えれば、タッチスクリーン上のセクションをタッチすることは、そのセクションを前面に持ってきて他のセクションを背面に押しやる、ということに繋がらない。なぜならば、本システムは、マルチユーザのために設計されており、複数のセクションを同時にアクションにするように設計されているからである。例えば、第1のユーザは、第1のセクション内の高位レベルメニューから「食べ物」を選び、メニューを眺めてこのセクション内部のスクリーンをタップし、フードに関する情報を見て品目を注文している。第1のユーザがこの作業を行っているのと同時に、第2のユーザは第2のセクション内のインターフェースを用いていてもよい。第2のユーザは、例えば、ゲームをプレイしていてもよいし、絵を描いていてもよい。この場合、第1のユーザがボタンをタップしメニューを介してナビゲートしているとき、第1のセクション内部で、タッチスクリーンに対する変化が発生する。例えば、異なるメニューがこの第1のセクション内部に表示される。同様に、第2のユーザは、メニューをタップしてメニューを介してナビゲートすることもできるし、ゲームをプレイすることもできる。タッチスクリーンに作用するメニュー品目及びビデオは、この第2のセクション内部の殆どの部分に対して限定される。第2のユーザは、第1のユーザが第1のセクション内でアクションを実行しているのと同時に、これらのアクションを実行することができる。前面へ持ってくるのにタッチは要求されない。
【0183】
ウインドウを同時にアクティブにすることは、マルチユーザシステムを実装することの大きな助けとなる。例えば、一つのセクション内部で、2つのタップが立て続けに発生すれば、2つのタップは同じユーザから来たと想定される。それらが立て続けに発生するならば、コンピュータは第1のタップを拒むように設計されてもよい。なぜなら、これは偶発事象であったと想定されるからである。一方で、第2のタップが、第1のタップのアクションをキャンセルし、第2のタップのアクションを開始してもよい。例えば、ナビゲーション品目(例えば、食べ物、飲み物、接続)のリストが第1のセクション内に表示されユーザが第1の品目(例えば、「食べ物」)をタップすれば、そのアクションにより、対応するメニュー(「食べ物」メニュー)がそのセクション内に表示されてもよい。(セクションがその表示内の変更を完了する前に)そのセクション内部の一つのディスプレイから別のディスプレイに転移する間に、第2の品目(例えば、「接続」)が素早くタップされれば、第2のタップは第1の品目の情報の表示をキャンセルし代わりに第2のタップの情報を表示し得る。一方で、これらの2つのアクションが異なるセクションで発生すれば、夫々の品目のための情報が、夫々のセクション内に表示され得る。例えば、第1のユーザが第1のセクション内部で「食べ物」をタップし、第2のユーザが第2のセクション内部で「接続」をタップすれば、コンピュータはこれを2人の異なるユーザからのアクションとして解釈する。従って、第1のセクションのディスプレイが変わる前に第2のセクション内のタップが発生するとしても、第1のセクション内で食べ物メニューが表示され得、第2のセクション内で接続メニューが表示され得る。タップの発生に先立って、コンピュータと連絡しメモリ内に記録されている、セクション間の所定の境界によって、このことは達成される。
【0184】
詳細なPOSスクリーンショット
図18A〜図18Eは、実施形態に係るPOSコンピュータの利用の際の、異なるステージのためのスクリーンショットを示す。この独立のPOSコンピュータ、例えば、図13のサーバ1300は、全てのテーブルのステータスをモニタし得る。
【0185】
例えば、図18Aに示すように、2つの矩形が個々のテーブルと関連し、例えば、上部の矩形は、テーブルにより注文されたが未だPOS内に入力されていない(提示されたがロックされていない)品目を含み、底部の矩形は、提示されロックされた品目を含む。新しい品目が独立のコンピュータに入力されると、上部の矩形は、図18Bに示すように、例えば、黄色で、高輝度化され得る。よって、スクリーンをチラッと見れば、給仕人がする必要のあることがある、ということが給仕人に警告されることになる。所定時間後、例えば、2分後、品目がロックされていなければ、図18Cに示すように、品目は赤で、高輝度化される。給仕人がロックボタンをヒットすると、品目は、テーブルコンピュータによりPOSコンピュータへ電子的に送信される。給仕人は注文ののみ一部をPOSに送信してもよい。大抵の現場は全て電子化テーブルを有していない、例えば、テーブルの10〜20%のみが電子化されているので、残余のテーブルは従来のPOSを必要とし得る。
【0186】
更なる代替案として、電子化テーブルに関して待機する個々の給仕人は、ポータブルデバイス、例えば、ページャ、Iphone(登録商標)若しくはIpod(登録商標)等を、坦持してもよい。情報は給仕人のポータブルデバイスに直接送信され、給仕人は、このポータブルデバイスを用いてPOSに若しくは直接キッチンに品目を送信できる。このポータブルデバイスはPOSコンピュータと同じ画像を表示できるが、その給仕人が請け負うべきテーブルしか示せず、又は、作用すべき品目を伴うテーブルしか表示しない、というものであってもよい。このことにより、必要な従来のPOSコンピュータの数を減らすことができ、給仕人はカスタマとより多く相互作用でき、POSコンピュータにおけるボトルネックを減らすことなどができる。
【0187】
他の現場
上述の議論は、ブース/接続テーブルが配置される現場として、レストラン、例えば、バー、ナイトクラブ、スクールカフェテリア、食べ物及び/又は飲み物セッティングに、焦点を当てていたが、これらのブース/接続テーブルは、別の現場でも配置され得る。例えば、病院、診療所等の、ヘルスケアの現場、教室などの学校、コミュニティセンタ、庁舎などの他の公的な現場、又は、会員制クラブ、ホームなどの私的な現場でも、ブース/接続テーブルが利用され得る。勿論、コントロールされるオプションは然るべく変動し得る。
【0188】
本発明の例示の実施形態を明細書に開示した。特定の用語を用いているが、一般的且つ記述的意味でのみ、それらを用いており、そのように解釈されるべきであり、限定のためのものではない。従って、添付の請求項に記載された発明の精神及び範囲から乖離すること無く、形式及び詳細における種々の変更が為され得るということは、当業者には理解されるところである。
【符号の説明】
【0189】
100・・・マルチメディアレストランシステム、120・・・テーブル、150・・・レセプションエリア、160・・・バー、170・・・キッチン/オフィス、180・・・レストルーム、200・・・マルチメディアブース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブルトップ内に統合されたタッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンと通信するコンピュータシステムであって、前記タッチスクリーンが、コンピュータに対する第1のインプットとして動作し、且つテーブルトップの異なる座席位置に対応する異なる方向に複数のアクティブセクションを同時に表示するように構成されている、コンピュータシステムと、及び、
前記タッチスクリーンから離れて配置され、前記コンピュータシステムと通信する第2のスクリーンであって、前記コンピュータシステム上に記録されたメディアファイルを単一の方向で連続して表示し、前記タッチスクリーンを用いることで異なる座席位置から同時に見られるものであり、前記タッチスクリーンが、前記第2のスクリーン上に表示されるメディアファイルの表現を表示し且つメディアファイルのためのセレクションインプットとして動作するように構成されている、第2のスクリーンと
を含む、テーブルシステム。
【請求項2】
前記コンピュータシステムが、
第2のスクリーン上にメディアファイルを表示する専用である少なくとも第1のプロセッサと、
第1のプロセッサとは異なる、タッチスクリーン専用である少なくとも第2のプロセッサと
を含む、請求項1に記載のテーブルシステム。
【請求項3】
前記コンピュータシステムは、第2のスクリーン上でメディアファイルをプレイするための独立のプログラミングスレッドを有する単体のコンピュータであり、前記独立のプログラミングスレッドは、第2のスクリーン上でのメディアファイルの連続のプレイを保証するために、タッチ検出以外のタッチスクリーンの操作よりも高い優先度を有する
請求項1に記載のテーブルシステム。
【請求項4】
前記コンピュータシステムは、前記タッチスクリーンに直接接続する第1のコンピュータと、前記第2のスクリーンに直接接続する第2のコンピュータとを含み、メディアファイルは第2のコンピュータ上に記録されており、第1と第2のコンピュータは通信する
請求項1に記載のテーブルシステム。
【請求項5】
前記タッチスクリーンが第1のコンピュータのインプットとして動作するように構成され、第1のコンピュータが第2のコンピュータのインプットとして動作するように構成されている、請求項4に記載のテーブルシステム。
【請求項6】
マルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェスであって、
コンピュータシステムと、及び、
前記コンピュータシステムへの第2のインプットとして動作するように適合されたタッチスクリーンであって、異なる方向を有する少なくとも2つの同時動作のアクティブセクションに分割されており、前記少なくとも2つの同時動作のアクティブセクション内のタッチは、前記少なくとも2つの同時動作のアクティブセクション内部のディスプレイ上に独立した効果を生じ、各々の同時動作のアクティブセクションは、各々の同時動作のアクティブセクション内で独立したアプリケーションを選択するように適合されている独立のインターフェースを有する
マルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項7】
前記タッチスクリーンがテーブルトップ内に統合されている、請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項8】
前記コンピュータシステムが、
前記タッチスクリーンの第1のセクション内の第1のタッチに応答して第1のアクションを実行し、且つ、
第1と第2のタッチが略同時であっても、第1のアクションに影響を与えること無く、前記タッチスクリーンの第2のセクション内の第2のタッチに応答して第2のアクションを実行する
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項9】
前記コンピュータシステムが、前記タッチスクリーンの第1のセクション内の第3のタッチに応答して第1のセクション内で第3のアクションを実行し、このとき、第3のアクションが第1のアクションと置き換わるが、第2のアクションに影響を与えない
請求項8に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項10】
第1のタッチがジェスチャであり第2のタッチがタップであり、タップはジェスチャが開始した後ではあるがジェスチャが完了する前に発生し、前記コンピュータシステムは第1のアクションを完了する前に第2のアクションを完了するように構成されている
請求項8に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項11】
第1のアクションが、メニューをナビゲートすることを含み、第2のアクションが、連続するアクションを含む、
請求項8に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項12】
連続するアクションが、描画すること、及びゲームをプレイすることの一つを含む
請求項11に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項13】
セクション内部のタッチに応答するアクションがそのセクションに限定されている、請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
請求項8に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項14】
前記タッチスクリーンが、前記タッチスクリーン上に表示されるセクションの数を変更するように構成されているコントロールセクションを含む
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項15】
前記タッチスクリーンが単体のタッチスクリーンとして構成されている
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項16】
前記コンピュータシステムが、タッチスクリーンの全てのユーザの、同じ方向で見られる第2のスクリーンと通信するように適合されている
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項17】
前記コンピュータシステムが、タッチスクルーンを介するセレクションインプットに応答して第2のスクリーンに対してメディアファイルを連続して送信するように適合されている
請求項16に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項18】
前記タッチスクリーンがナビゲーションのために用いられるように構成されており、前記第2のスクリーンが前記コンピュータシステムにより送信されるメディアファイルを表示するように構成されている
請求項17に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項19】
セクション内のタッチがそのセクションの方向を回転する
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項20】
セクション内のタッチがそのセクション内のメディアファイルをプレイする
請求項6に記載のマルチユーザ、マルチインターフェースコンピューティングサーフェス。
【請求項21】
タッチ検出サーフェスとディスプレイとを含み、タッチ検出サーフェスとディスプレイのための電子機器は、環境汚染物から保護されている、タッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンがインプットデバイスとして動作するものであり、メディアファイルを記録し且つ前記ディスプレイに連続するビデオ信号を供給する、コンピュータであって、
前記タッチ検出サーフェスは、
検出に干渉すること無くタッチ検出サーフェスによりその上のオブジェクトを受け、
第1のタッチに応答してコンピュータに第1のインプットを送信し、コンピュータはそれに応答してタッチスクリーン上で第1のアクションを実行するように構成されており、
第1のアクションがタッチスクリーン上で実行されている間に、タッチスクリーン上の異なる位置で第2のタッチが発生すると、第2のタッチに応答して第2のインプットをコンピュータに送信し、コンピュータはそれに応答して第2のアクションを実行するように構成されており、よって、第1と第2のアクションが同時に実行される
という構成を備えている、コンピュータと、
前記タッチスクリーン近傍でユーザにより見られるように配置され、前記コンピュータと通信するものであり、前記ディスプレイ上の画像とは異なる画像を表示するように構成された、第2のスクリーンであって、前記タッチスクリーンが特定の状態にあるときに前記タッチ検出サーフェスが特定の位置内でタッチされると、前記コンピュータは特定のメディアファイルを第2のスクリーンに送信するように構成され更に第2のスクリーンは特定のメディアファイルを表示するように構成されている、第2のスクリーンと
を含む、テーブルシステム。
【請求項22】
タッチスクリーン、コンピュータ及び第2のスクリーン間の通信は、タッチスクリーンが特定の状態にあるときにタッチスクリーン上を特定の位置でタップすることで、画像を第2のスクリーンに供給するソースを、ユーザが選択又は変更できるように、構成されている、請求項21に記載のシステム。
【請求項23】
前記コンピュータが、前記コンピュータ上に記録されたメディアファイルを表示するために、連続するビデオ情報を前記第2のスクリーンに送信する、請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記コンピュータにより前記タッチスクリーンに供給される連続するビデオ信号は、前記コンピュータ上に記録されたメディアファイルの視覚表示を含み、この視覚表示をタッチすることで、前記第2のスクリーン上のこのメディアファイルのプレイを行う、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
更に、前記コンピュータと通信するカメラであって、前記カメラで写真が撮られると、前記コンピュータに送信されるカメラと、
カメラからの写真が前記コンピュータに送信されたとき検出を行う、前記コンピュータ上のプログラムと
を含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項26】
前記コンピュータが、
写真が前記カメラから前記コンピュータに送信されたことを検出し、
前記タッチスクリーン上に画像の小さい視覚表示を表示し、この視覚表示が選択されると、前記タッチスクリーン上よりもより高い解像度で前記第2のスクリーン上に前記画像が表示されるように構成されている
請求項25に記載のシステム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図12D】
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【図12E】
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【図12F】
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【図12G】
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【図12H】
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【図12I】
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【図12J】
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【図12K】
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【図12L】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図17F】
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【図17G】
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【図17H】
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【図17I】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図18E】
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【公表番号】特表2013−507696(P2013−507696A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533388(P2012−533388)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/052308
【国際公開番号】WO2011/044577
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ウィンドウズ
【出願人】(512092601)ティーワン・ビジョンズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (1)
【氏名又は名称原語表記】T−1 VISIONS,LLC
【Fターム(参考)】