説明

マルチメディアディスプレイが可能な収納ケース

【課題】カレンダー、デジタル写真アルバムなどの飾り用として使用することができるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースを提供する。
【解決手段】内部に物品を固定させる固定部16と、動画を出力するディスプレイ部30と、音声を出力する音声出力部と、動画を出力するマルチメディア制御手段と、動画を保存するメモリ部と、カバーの開放を感知する感知部47と、電源部とを含むケース10であって、メモリ部には、ユーザーがディスプレイ部に出力させたい動画が保存され、収納部11に設けられた固定部16には相手に伝達しようとする物品が固定され、感知部47は、カバーの開放を感知し、ディスプレイ部は、メモリ部に保存された動画をデコーディング部で動画を表示し、音声出力部は、メモリ部に保存された音声をデコーディング部で生成された音声を出力するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースに係り、より詳しくはケースの一側にディスプレイ部を備えたマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
ケースとは内部に収納空間が形成されている収納部と収納部を密閉することができるカバー部(ふた)とからなり、一般的に物品を収納させるときに多く使われる。
【0003】
製作素材としては、プラスチック系の合成樹脂、紙類、ガラス、金属などの多様な素材で製作され、多様なコメント、イメージ、模型などがケースの表面や内部に表現されている。
【0004】
このようなケースの使用実施例の1つとしては、誕生日、記念日などの特別な日の指輪、宝石、化粧品などを輸納して相手にプレゼントするときに包装物として多く使われる。この際、ケースの内部に輸納された物品も重要であるが、その物品を輸納するケースも高級な雰囲気(美麗さ)を演出するために、きれいな包装紙で包装をするかあるいはリボンのような演出用アクセサリーを付着することでより美しく贈物を提供することができる。
【0005】
包装やアクセサリーの付着だけで不足な美麗さを演出するための一例として、図1に示すように、従来に提案された発光ケースがある。
【0006】
図示の発光ケース1は、プロポーズ、贈物、ケーキ、宝石、化粧品、文具などの多様な物品を輸納して保管ないし移動可能な発光ケースであって、物品を輸納することができるケース収納部100、前記ケース収納部の上側に被せられて収納物品を密封し、その中央一側にケース収納部内に収納された物品を確認することができる透明窓130が設けられているケースカバー部101、前記透明窓には透明ディスプレイ板110が挿着されており、その透明ディスプレイ板の端部切断面を通じて光を照射する少なくとも1つの発光ダイオード120、PCS基板に実装されて前記発光ダイオードの点滅を制御する発光制御部150、前記発光ダイオードに電力を供給する電池、及びケースの振動または光照射量感知部の感知信号によって自動で作動するかまたは前記発光制御部を選択的に作動させるスイッチ部140から構成されている。
【0007】
前述したように、従来の発光ケース1は、一実施例として、ユーザーが他人に指輪のような宝石類をプレゼントするとき、ケースのカバー101をオープンすると、スイッチ部140でカバーの開放を感知して、メロディーまたは背景音楽を出すとともにディスプレイ板の側面に設置された発光ダイオード120が動作してディスプレイ板110に形成された文句や模様に光を照射して美しさを演出する。
【0008】
また、収納部に収納されている物品をカバー101の開閉なしにも透明窓130を通じて確認することができる。
【0009】
しかし、このような従来の発光ケースは、工場での生産の際に各種の文句や模様が任意に形成されて販売されているため、ケースを必要とするユーザーには演出しようとする文句や模様の選択に制限が伴うことになる問題点がある。
【0010】
また、文句や模様に発光ダイオードを通じて光を照射するかユーザーが録音したコメントを録音する単純な機能で演出効果を大きく期待することができない欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記のような目的を達成するために、本発明は、ユーザーが直接製作するか、多様な動画、オーディオ、コメントなどを自由に選択してケースから出力することにその目的がある。
【0012】
また、外部端末機またはメモリカードによってマルチメディアを容易に入力することができるようにすることにその他の目的がある。
【0013】
また、プレゼント用ケースだけでなく、テーブルや机に載せておき、カレンダー、デジタル写真アルバムなどの飾り用として使用できるようにすることにそのさらに他の目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するために、本発明は、内部に物品を固定させる固定部と、動画を出力するディスプレイ部と、音声を出力する音声出力部、前記動画を前記ディスプレイ部に出力するマルチメディア制御手と、前記動画を保存するメモリ部、カバーの開放を感知する感知部、そして電源を供給する電源部を含むケースであって、前記ケースのメモリ部には、ユーザーがケースの前記ディスプレイ部に出力させたい動画が生成されてから保存され、前記ケースの収納部に設けられた固定部には前記ユーザーが相手に伝達しようとする物品が固定され、前記ケースの感知部は、前記伝達すべき物品及び動画が含まれたケースが相手に伝達された後、相手が前記物品と動画が含まれたケースのカバーを開放するとき、前記カバーの開放を感知し、前記ディスプレイ部は、前記感知部がカバーの開放を感知すると、メモリ部に保存された動画をデコーディング部でデコードして生成された動画を表示し、前記音声出力部は、前記感知部がカバーの開放を感知すると、メモリ部に保存された音声をデコーディング部でデコードして生成された音声を出力するように構成された、マルチメディアディスプレイが可能な収納ケースを提供する。
【0015】
前記ケースはカバーと本体を含み、前記本体には、上部にディスプレイ部が配置され、その下側に貴重品を輸納する収納固定部及び感知部が配置され、前記カバーにはカバーが覆われた状態でもディスプレイ部が見られるようにするウィンドウが配置されることができる。
【0016】
前記ケースは、メモリ部に動画を保存させる装置に、外部端末機を通じて生成された動画を外装型メモリカードに保存してから前記メモリ部に保存させる機能を付与するために、前記メモリカードが挿入される入力ポート部をさらに含むことができる。
【0017】
前記ケースの収納部は、前記固定部に固定された物品に光を照射するためのムードランプをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0018】
前記のように構成されて作用する本発明は、動画、オーディオ、音声コメントなどのマルチメディアを贈物の保管されたケースを通じて他人に提供することによって、贈り物をもらう相手に一層高い感動を与えることができる効果がある。
【0019】
また、ユーザーが直接製作するかあるいは所望のマルチメディアを保存して提供することができるので、マルチメディアをユーザーが直接選択して容易に適用することができる効果がある。
【0020】
また、外部端末機またはメモリカードを用いてマルチメディアを容易に入力することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】従来技術による発光ケースを示す斜視図である。
【図2】本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースを示す斜視図である。
【図3】本発明によるケースの分解図である。
【図4】本発明によるマルチメディア制御手段の構成図である。
【図5】本発明によるケースの入力ポート部とメモリカード挿入部を示す斜視図である。
【図6】本発明によるムードランプの動作状態を示す斜視図である。
【図7】本発明によるケースの動作実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明によるケースの動作実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明による他の実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面に基づいて本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースを詳細に説明すると次のようである。
【0023】
図2は本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースを示す斜視図、図3は本発明によるケースの分解図、図4は本発明によるマルチメディア制御手段の構成図である。
【0024】
また、図5は本発明によるケースの入力ポート部とメモリカード挿入部を示す斜視図、図6は本発明によるムードランプの動作状態を示す斜視図、図7及び図8は本発明によるケースの動作実施例を示す斜視図である。
【0025】
本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースは、大別して、収納部11及びカバー12でなるケース10と、前記ケース10のカバー12に固定的に設けられるディスプレイ部30と、前記収納部11に設けられ、物品を固定させる固定部16と、前記ディスプレイ部30にマルチメディアを出力するマルチメディア制御手段40とからなる。
【0026】
図2に示すように、ケース10は、大別して収納部11とカバー12でなり、ヒンジで結合されて開閉可能に構成されている。前記収納部11は内部に物品を保管するように収容空間が形成されており、一面は開放した構造を持つ。
【0027】
前記カバー12は内部に所定容積の空間部が形成されており、一面が開放した構造を持ち、前記収納部11の開放した一面と互いに見合うように結合されるもので、前記収納部11の収容空間を前記カバー12が密閉させる。
【0028】
前記収納部11とカバー12はヒンジ13によって連結されており、前記カバー12が開閉するときに前記カバー12に開閉力を加えるために、前記ヒンジ13の両端にリーフスプリング14が結合されている。
【0029】
また、前記ヒンジ13がケース10に固定されているときに外部に露出することを防止するためのヒンジカバー15が前記ヒンジ13を遮るように設置されている。
【0030】
また、前記収納部11の収容空間には、収容される物品を固定させる固定部16が収容空間に挿設されている。前記固定部16は、天然皮革、人造皮革、スポンジのような素材でなり、指輪やネックレス、宝石、時計、めがねなどのような物品が前記収納部11内に遊動しないように固定させることができるスリットが形成されているので、このスリットに物品を差し込んで固定する。
【0031】
一方、前記収納部11の開放縁部に沿ってはムードランプ17が設けられる。前記ムードランプ17は透明材質のアクリルで製作され、発光ダイオード(LED)のような発光手段が結合されるか、あるいは前記ムードランプ17そのものが発光手段でなって発光するもので、前記カバー12が開閉すると、前記ムードランプ17が発光して柔らかな照明を前記固定部16に固定された物品に照射する。
【0032】
これは、前記収納部11に収納される物品の中でも、特に宝石類の場合に柔らかい光を照射することで一層高い美しさを演出させることができるものである。前記ムードランプ17は後述したマルチメディア制御手段40によって電源を受けて動作する。
【0033】
ディスプレイ部30はマルチメディアを出力するためのもので、前記カバー12の空間部内に設置される。ここで、マルチメディアは動画ファイル、オーディオファイル、イメージファイルまたはユーザーが直接製作した動画、オーディオファイル、コメントなどを意味する。
【0034】
より具体的に、動画の場合は、AVI、MPEG、WMV、ASF、RM、VCDなどがあり、オーディオファイルの場合は、MP3、WAV、CDAなどのようにエンコードされた多様なファイル形式のマルチメディアである。また、ユーザー直接製作した動画ファイル、オーディオファイルまたはコメント(文句)をファイルにエンコードしたものもよい。
【0035】
このようなマルチメディアを出力する前記ディスプレイ部30としてはLCD(liquid crystal display)パネルが最適であるが、PDPまたはOLED(Orranic Light Emitting Diodes)を使うこともできる。
【0036】
前記ディスプレイ部30が前記カバー12の空間部に固定されるとき、周縁部を仕上げるための全面パネル31が固定される。また、前記全面パネル31の一側には、本発明によるマルチメディアディスプレイが可能なケース10の製作社名や製品名がシルク印刷またはレーザーカッティングによって印刷されることができ、必要によってはユーザーが所望の文句を印刷することもできる。
【0037】
図3は本発明によるマルチメディア制御手段の構成図である。
【0038】
マルチメディア制御手段40は前記ディスプレイ部30にマルチメディアを出力するための手段で、PCB基板に実装されて前記収納部11またはカバー12の内側に設置される。
【0039】
前記マルチメディア制御手段40は、マルチメディアを保存するメモリ部42と、外部端末機と連結される入力ポート部44と、前記カバー12の開放を感知する感知部47と、保存されたマルチメディアを前記ディスプレイ部30に出力するためにデコードするデコーディング部48と、前記感知部47によってカバーの開放が感知されると、保存されたマルチメディアを前記ディスプレイ部30に出力するように制御する制御部41と、電源部46とからなる。
【0040】
前記メモリ部42は、PCのような外部端末機からマルチメディアを受けて保存する。この際、IEEE 1394通信ケーブルを介して外部端末機と入力ポート部44を連結して、外部端末機から動画やオーディオファイルのようなマルチメディアを保存することができる。
【0041】
また、前述したメモリ部42の外にも外装型のメモリの使用も可能である。これは、前記マルチメディア制御手段30に別途のインターフェース部43を備え、外装型のメモリカード(SDカード、XDカード、CFカードなど)を介してマルチメディアを受けることができる。外装型のメモリカードが使われる場合には、PCにマルチメディアを保存し、これを前記収納部11の下部側に形成されたメモリカード挿入部50に挿入すると、前記インターフェース部43が認識して、外装型メモリカードに保存されたマルチメディアを受けることができるものである。
【0042】
したがって、ユーザーは外装型のメモリカードに外部端末機を用いてマルチメディアを保存し、前記メモリカード挿入部50にメモリカードを結合すると良い。
【0043】
一方、前記メモリカード挿入部50は外部からほこりや汚物の浸入を防止するラバーカバー51を備えることで、選択的に前記メモリカード挿入部50を密閉させることができる。
【0044】
前記メモリ部42または外装型メモリカードを介して受けた、多様な方式でエンコードされたマルチメディアはデコーディング部48によってデコードされて前記ディスプレイ部30に出力する。前記デコーディング部48はMPEG−1、MPEG−2、MPEG−4、MPEG−7、Divx、Xvid、WMV、MP3、DTSなどのデコーディング技術によってデコードする。
【0045】
感知部47は、ユーザーが前記カバー12を開放すると、これを感知して前記ディスプレイ部30にマルチメディアを出力するために前記カバー12の開放を感知するものである。
【0046】
前記感知部47としては、磁石を用いたスイッチやセンサー、プッシュプル(push−pull)スイッチなどの多様な形態のスイッチを用いて具現できるもので、本発明の一実施例においては、図6に示すように、前記収納部11が密閉されるとき、前記カバー12と接する部分にスイッチを設置することで、前記カバー12を開けばスイッチがオン(ON)してマルチメディアを前記ディスプレイ部30に出力する。
【0047】
また、前記マルチメディア制御手段30は音声出力部45を備える。前記音声出力部45はマルチメディアが出力されるときに音声を出力するためのもので、一般的なスピーカーが使われることができる。マルチメディアが動画形態でないオーディオあるいはユーザーが録音したコメントの場合には、前記音声出力部45を通じてオーディオまたはコメントが出力される。前記音声出力部45は前記カバー12または収納部11の底面に設置できる。
【0048】
電源部46はマルチメディアを出力するために必要な電源を前記マルチメディア制御手段40に供給するもので、前記ケース10の一側にバッテリー収納部(図示せず)が形成され、バッテリー(電池)から電源を受ける。
【0049】
そして、制御部(CPU)41は、前記カバー12の開放を前記感知部47で認識すると、保存されたマルチメディアをデコードして前記ディスプレイ部30に出力するように前記マルチメディア制御手段40を全般的に制御する。
【0050】
また、必要に応じてユーザーが操作して前記ディスプレイ部30に出力されるマルチメディアを制御することができるボタン部49を備えることで、マルチメディアの再生速度、停止、早送り、巻き戻しの機能をすることができる。
【0051】
次に、本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースの一実施例として、指輪ケースに適用した場合の使用実施例を説明すると次のようである。
【0052】
ユーザーがケース10のディスプレイ部30に出力させたい動画、オーディオ、コメントなどのマルチメディアファイルを外部端末機を用いてメモリ部42に直接保存するか、あるいはメモリカードに保存してメモリカード挿入部50に結合してマルチメディアを入力させる。
【0053】
また、ユーザーが準備した指輪は固定部16に差し込んでカバー12を閉めておく。指輪ケース10をもらった相手がカバー12を開放すると、マルチメディア制御手段40の感知部47は前記カバー12の開放を感知し、メモリ部42及びインターフェース部43を介してメモリカードに保存されたマルチメディアをデコーディング部48でデコードしてディスプレイ部30または音声出力部45に出力する。
【0054】
図7及び図8を参照すると、例えばユーザーが恋人にプロポーズしようとするときは、プロポーズに関連した動画、ラブソング、“あなたを愛します”、“わたしと結婚してください!”のようなユーザーが製作したコメントを出力するようになるものである。
【0055】
マルチメディア出力と同時にムードランプ17が動作して前記固定部16に固定されている指輪に柔らかい光を照射させることで、一層引き立たせられて演出される指輪を相手がもらうようになるものである。
【0056】
このように構成される本発明は、ユーザーが望む多様なマルチメディアを選択的に保存し、ディスプレイ部を通じて提供するので、高級な雰囲気を演出することができ、よってケースをもらった相手に大きな感動を与えることができる。
【0057】
次に、本発明によるマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースの他の一実施例としてネックレスケースに適用する場合の使用実施例を説明すると次のようである。
【0058】
図9を参照すると、ユーザーがケース10のディスプレイ部30に出力させたい動画、オーディオ、コメントなどのマルチメディアファイルを、外部端末機を用いてメモリ部42に直接保存するか、あるいはメモリカードに保存してメモリカード挿入部50に結合してマルチメディアを入力させる。
【0059】
また、ユーザーが準備したネックレスは固定部16に固定してからカバー12を閉めておく。ネックレスケースをもらった相手がカバー12を開放すると、マルチメディア制御手段40の感知部47は前記カバー12の開放を感知し、メモリ部42及びインターフェース部43を介してメモリカードに保存されたマルチメディアをデコーディング部48でデコードしてディスプレイ部30や音声出力部45に出力する。
【0060】
この際、この実施例はカバー12と本体22とに分けられ、カバー12にはウィンドウ18が設けられ、前記カバー12は本体22を覆うことができるように配置される。
【0061】
また、前記本体22は上部にディスプレイ部30が配置され、その下側にはネックレスを輸納する収納固定部16が配置され、前記カバー12が本体22から開放されると、これを感知部47で感知し、この感知信号を受けた制御部41はディスプレイ部30と音声出力部45を通じて映像と音声を出力する。
【0062】
以上、本発明の原理を例示するための好適な実施例に基づいて説明するとともに示したが、本発明はこのように示すか説明したような構成及び作用に限定されるものではない。
【0063】
添付の請求範囲の思想及び範疇を逸脱しない範囲内で本発明の多くの変更及び修正が可能であることが当業者は易しく理解可能であろう。したがって、そのようなすべての適切な変更及び修正と均等物も本発明の範囲に属するものとして見なさなければならないであろう。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、ケースの一側にディスプレイ部を備えたマルチメディアディスプレイが可能な収納ケースに適用可能である。
【符号の説明】
【0065】
10:ケース
16:固定部
30:ディスプレイ部
40:マルチメディア制御手段
50:メモリ挿入部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に物品を固定させる固定部16と、動画を出力するディスプレイ部30と、音声を出力する音声出力部45と、前記動画を前記ディスプレイ部に出力するマルチメディア制御手段40と、前記動画を保存するメモリ部42と、カバーの開放を感知する感知部47と、電源を供給する電源部46とを含むケース10であって、
前記ケース10のメモリ部42には、ユーザーがケース10の前記ディスプレイ部20に出力させたい動画が生成されてから保存され、
前記ケース10の収納部11に設けられた固定部16には前記ユーザーが相手に伝達しようとする物品が固定され、
前記ケース10の感知部47は、前記伝達すべき物品及び動画が含まれたケース10が相手に伝達された後、相手が前記物品と動画が含まれたケース10のカバー12を開放するとき、前記カバーの開放を感知し、
前記ディスプレイ部20は、前記感知部47がカバー12の開放を感知すると、メモリ部42に保存された動画をデコーディング部48でデコードして生成された動画を表示し、
前記音声出力部45は、前記感知部47がカバー12の開放を感知すると、メモリ部42に保存された音声をデコーディング部48でデコードして生成された音声を出力するように構成されたことを特徴とする、マルチメディアディスプレイが可能な収納ケース。
【請求項2】
前記ケース10はカバー12と本体22を含み、
前記本体22には、上部にディスプレイ部30が配置され、その下側に貴重品を輸納する収納固定部16及び感知部47が配置され、前記カバー12にはカバーが覆われた状態でもディスプレイ部30が見られるようにするウィンドウ18が配置されることを特徴とする、請求項1に記載のマルチメディアディスプレイが可能な収納ケース。
【請求項3】
前記ケースは、メモリ部に動画を保存させる装置に、外部端末機を通じて生成された動画を外装型メモリカードに保存してから前記メモリ部に保存させる機能を付与するために、前記メモリカードが挿入される入力ポート部をさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のマルチメディアディスプレイが可能な収納ケース。
【請求項4】
前記ケースの収納部は、前記固定部16に固定された物品に光を照射するためのムードランプ17をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載のマルチメディアディスプレイが可能な収納ケース。

【図8】
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【図9】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−56046(P2013−56046A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196412(P2011−196412)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(511219652)イデーガジェット カンパニー、リミテッド (1)
【出願人】(511219685)株式会社 佐々木商事 (1)
【Fターム(参考)】