説明

マンコンベアの情報伝達装置

【課題】マンコンベアで移動する利用者に対して、効果的に各種広告宣伝を提供することができるマンコンベアの情報伝達装置を得る。
【解決手段】マンコンベアの両乗降口9,10間を移動する踏段8と、音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、踏段上の利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供するスピーカ12a、12bとを備える。これにより、マンコンベアにより両乗降口間を移動する利用者に対して、音声によって効果的に各種広告宣伝を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エスカレータや動く歩道等のマンコンベアに使用される情報伝達装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道等のマンコンベアに使用される従来の情報伝達装置には、マンコンベアで移動する利用者から見易くするため、利用者の乗るステップと同速度で移動するハンドレールの表面側に意思伝達事項が表示された表示媒体が装着されたもの(例えば、特許文献1参照)や、ステップのライザ部に上記表示媒体が装着されたもの(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
【0003】
また、エレベータの利用者又は運転手に対して音声により各種情報を提供するエレベータの案内装置として、エレベータの乗場上部やかご内の操作盤近傍の天井に超指向性スピーカを設置し、伝達範囲を限定して上記各種情報を提供するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2000−103585号公報
【特許文献2】特開2001−261276号公報
【特許文献3】特開昭63−272762号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2記載のマンコンベアの情報伝達装置は、使用される表示媒体が視覚だけによって認知されるものであるため、搭乗時間の短いマンコンベアの利用者に対しては印象が弱く、あまり記憶に残らないという問題があった。
【0006】
なお、特許文献3記載のエレベータの案内装置は、マンコンベアのように利用者が移動することがないエレベータに関するものであり、本発明とはその構成が全く異なるものである。
【0007】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、マンコンベアで移動する利用者に対して、効果的に各種広告宣伝を提供することができるマンコンベアの情報伝達装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るマンコンベアの情報伝達装置は、マンコンベアの両乗降口間を移動する踏段と、音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、踏段上の利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供するスピーカとを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明は、マンコンベアの両乗降口間を移動する踏段と、音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、踏段上の利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供するスピーカとを備える構成としたことで、マンコンベアで移動する利用者に対して、効果的に各種広告宣伝を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0011】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図であり、マンコンベアの中でも傾斜路を形成するエスカレータを示している。図1において、エスカレータ装置の自重及び積載荷重を支持するトラス構造等からなる主枠1には、中央部に傾斜路1aが、また、上部に上部機械室1b、下部に下部機械室1cがそれぞれ備えられている。この上部機械室1bには駆動装置2が設置されており、駆動装置2と、上部機械室1bに回動可能に設けられた駆動スプロケット3とに無端状の駆動チェーン4が巻き掛けられて、駆動装置2により駆動スプロケット3が駆動される。また、駆動スプロケット3の回動軸に固定された上部スプロケット5と下部機械室1cに回動可能に設けられた下部スプロケット6とには無端状の踏段チェーン7が巻き掛けられており、エスカレータの利用者が移動する際にその上面に乗る踏段8は、この踏段チェーン7の全周に渡って等間隔に取り付けられている。そして、踏段チェーン7に連結された上記踏段8は、上部機械室1b上方の上部乗降口床9と下部機械室1c上方の下部乗降口床10との間を、駆動装置2により駆動される駆動スプロケット3の回動に連動して上下に移動する。また、主枠1の上部に設置された無端状の移動手摺11は、踏段8に乗って移動する利用者並びに上下部乗降口で踏段8に乗降する利用者が保持するように、その上端部が、踏段8に対して同方向且つ同一速度で連動するように制御されている。
【0012】
また、12aはエスカレータの上方に設けられ、下部乗降口から傾斜路1aの下部にいる利用者に対して向けられた複数のスピーカ(第1スピーカ)であり、この複数のスピーカ12aは、下部乗降口及び傾斜路1a下部の間を移動する利用者がスピーカ12aからの案内放送を確実に聞き取ることができるように、その設置位置及び設置角度等が調整されている。また、12bはエスカレータの上方に設けられ、傾斜路1aの上部から上部乗降口にいる利用者に対して向けられた複数のスピーカ(第2スピーカ)であり、この複数のスピーカ12bは、傾斜路1aの上部及び上部乗降口間を移動する利用者がスピーカ12bからの案内方向を確実に聞き取ることができるように、その設置位置及び設置角度等が調整されている。
【0013】
即ち、スピーカ12aは、その音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、下部乗降口にいる利用者や踏段8上にいる利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供するように構成されている。一方、スピーカ12bは、その音声伝達範囲がスピーカ12aの音声伝達範囲とは異なる所定の範囲に限定され、踏段8上の利用者や上部乗降口にいる利用者に対して、スピーカ12aから提供される広告宣伝とは異なる各種広告宣伝を音声により提供することができるように構成されている。なお、図1に示す情報伝達装置では、スピーカ12aの音声伝達範囲とスピーカ12bの音声伝達範囲との間に所定の無音空間が形成されており、音声が混同してしまうことを防止している。
【0014】
かかる構成を有する音声伝達装置を備えたマンコンベアでは、例えば、下部乗降口から上部乗降口へと移動する利用者に対して、先ず、スピーカ12aによる音声案内が行われ、この利用者に対して製品A等の各種広告宣伝が提供される。そして、利用者がスピーカ12aの音声伝達範囲を通過してスピーカ12bの音声伝達範囲に達すると、スピーカ12bによる音声案内が行われ、例えば、製品Aとは異なる製品B等の各種広告宣伝が提供される。
【0015】
この発明の実施の形態1によれば、マンコンベアにより両乗降口間を移動する利用者に対して、音声によって効果的に各種広告宣伝を提供することができる。また、マンコンベアの上方に設置したスピーカ12a及び12bの音声伝達範囲が異なる所定の範囲に限定されているため、マンコンベアの下部と上部とで、別個独立の広告宣伝を提供することが可能となる。なお、実施の形態1では、マンコンベアの利用者に対して2種類の情報を提供するように構成しているが、移動距離の長いマンコンベアにおいては、スピーカ12a及び12bの音声伝達範囲とは異なる位置に音声伝達範囲を限定したスピーカをさらに追加することにより、利用者に対して3種類以上の情報を提供するように構成しても良い。
【0016】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図であり、実施の形態1と同様に、傾斜路1aを有するエスカレータを示している。図2において、13aはエスカレータの側方の壁に設けられ、下部乗降口から傾斜路1a下部の間にいる利用者に対して、即ち、スピーカ12aにより各種宣伝広告が提供されるスピーカ12aの音声伝達範囲にいる利用者に対して、スピーカ12aから提供される広告宣伝と同じ内容の広告宣伝を画像により提供する画像表示装置(第1画像表示装置)であり、動画及び静止画等を表示することができるように構成されている。また、13bはエスカレータの側方の壁に設けられ、傾斜路1a上部から上部乗降口の間にいる利用者に対して、即ち、スピーカ12bにより各種宣伝広告が提供されるスピーカ12bの音声伝達範囲にいる利用者に対して、スピーカ12bから提供される広告宣伝と同じ内容の広告宣伝を画像により提供する画像表示装置(第2画像表示装置)であり、画像表示装置13aと同様に、動画及び静止画等を表示することができるように構成されている。なお、その他は実施の形態1のマンコンベアと同様の構成を有する。
【0017】
かかる構成を有する音声伝達装置を備えたマンコンベアでは、例えば、下部乗降口から上部乗降口へと移動する利用者に対して、先ず、スピーカ12aによる音声案内が行われて、利用者に対して製品A等の各種広告宣伝が提供されるとともに、画像表示装置13aに、スピーカ12aからの音声案内に関連した製品Aについての動画が表示される。そして、利用者がスピーカ12aの音声伝達範囲を通過してスピーカ12bの音声伝達範囲に達すると、スピーカ12bによる音声案内が行われて、利用者に対して、例えば、製品B等の各種広告宣伝が提供されるとともに、画像表示装置13bに、スピーカ12bからの音声案内に関連した製品Bについての動画が表示される。なお、図3は図2に示す情報伝達装置の動作を説明するための図であり、マンコンベアに下部乗降口から乗車するタイミングと、スピーカ12a及び画像表示装置13a並びにスピーカ12b及び画像表示装置13bから提供される広告宣伝内容との関係を示したものである。
【0018】
この発明の実施の形態2によれば、マンコンベアにより両乗降口間を移動する利用者に対して、音声及び画像によって、視覚及び聴覚に訴える効果的な各種広告宣伝を提供することが可能となる。また、実施の形態2では、マンコンベアの上部と下部とで広告宣伝の内容を変えて利用者に対して2種類の情報を提供するように構成しているが、スピーカ及び画像表示装置をさらに追加して3種類以上の広告を提供することができるようにし、情報量を増やすことも可能である。なお、画像表示装置13a及び13bは、マンコンベアで移動する利用者が見易い位置であれば特にその設置場所が限定されるものではなく、例えば、マンコンベアのすぐ横の吹き抜け部分や、マンコンベア上部をドーム状にしてプロジェクタ等で映し出すようにしても同様の効果を奏することができる。その他は、実施の形態1と同様の効果を有する。
【0019】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図であり、実施の形態1及び2と同様に、傾斜路1aを有するエスカレータを示している。図4において、14aはエスカレータの上方に設けられ、下部乗降口から傾斜路1aの下部にいる利用者に対して向けられた複数の超指向性スピーカであり、この複数の超指向性スピーカ14aは、下部乗降口及び傾斜路1a下部の間を移動する乗客が超指向性スピーカ14aからの案内放送を確実に聞き取ることができるように、その設置位置及び設置角度等が調整されている。また、14bはエスカレータの上方に設けられ、傾斜路1aの上部から上部乗降口にいる利用者に対して向けられた複数の超指向性スピーカであり、この複数の超指向性スピーカ14bは、傾斜路1aの上部及び上部乗降口間を移動する利用者が超指向性スピーカ14bからの案内方向を確実に聞き取ることができるように、その設置位置及び設置角度等が調整されている。
【0020】
即ち、超指向性スピーカ14a及び14bは、それぞれの音声伝達範囲が両乗降口にいる利用者及び踏段8上の利用者のみに限定されており、マンコンベアの周囲への騒音を低減させることが可能となる。なお、その他は、実施の形態1及び2と同様の構成及び効果を奏する。
【0021】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図であり、実施の形態1乃至3と同様に、傾斜路1aを有するエスカレータを示している。図5において、15はエスカレータの上方に設けられ、両乗降口間を移動する利用者に対して向けられた複数の超指向性スピーカであり、この複数の超指向性スピーカ15は、エスカレータの所定区間を移動する利用者が超指向性スピーカ15からの案内放送を確実に聞き取ることができるように、その設置位置及び設置角度等が調整されている。なお、図5における超指向性スピーカ15は、上記所定区間が両乗降口間となるように、下部乗降口の上方から上部乗降口の上方に渡って所定間隔毎に設置されている。
【0022】
また、16はエスカレータの側方の壁に設けられ、両乗降口間にいる利用者が、即ち、超指向性スピーカ15により各種広告宣伝が提供される超指向性スピーカ15の音声伝達範囲にいる利用者が見易いように配置された複数の画像表示装置であり、動画及び静止画等を表示することができるように構成されている。なお、図5における超指向性スピーカ15の音声伝達範囲が両乗降口間に渡っているため、画像表示装置16も両乗降口間にいる利用者が見ることができるように所定間隔毎に配置されている。
【0023】
なお、図示されていないが、音声伝達装置には、超指向性スピーカ15及び画像表示装置16から提供される各種広告宣伝の内容を、踏段8の移動方向及び速度に合わせて順次隣接する超指向性スピーカ15及び画像表示装置16に切り換える制御手段が備えられている。
【0024】
かかる構成を有する音声伝達装置を備えたマンコンベアでは、例えば、下部乗降口から利用者がマンコンベアに搭乗した場合、この利用者は、一番下方に設置された画像表示装置16aを見ることとなる。したがって、画像表示装置16aから製品Aに関する広告宣伝が提供されている場合、利用者の上方に設置された超指向性スピーカ15aからは画像表示装置16aに対応した製品Aに関する音声が提供される。そして、利用者が踏段8の上昇と共に移動すると、制御手段は、踏段8の移動方向及び移動速度に合わせて、即ち、利用者の移動に合わせて、画像表示装置16に映し出される画像と超指向性スピーカ15から流れる音声とを、隣接する画像表示装置16b、16cへと、また、超指向性スピーカ15b、15cへと順番に切り替えていく。
【0025】
また、傾斜路1aの途中にいる利用者に対しても、上記と同様の動作がなされる。即ち、この利用者は、利用者の真横に配置された画像表示装置16dを見ることとなるため、利用者の上方に配置された超指向性スピーカ15dからは、画像表示装置16dに映し出されている製品Bの広告宣伝に対応した音声が提供される。そして、利用者が踏段8の上昇と共に移動すると、制御手段は、踏段8の移動方向及び移動速度に合わせて、即ち、利用者の移動に合わせて、画像表示装置16に映し出される画像と超指向性スピーカ15から流れる音声とを、隣接する画像表示装置16e、16fへと、また、超指向性スピーカ15e、15fへと順番に切り替えていく。なお、図6は図5に示す情報伝達装置の動作を説明するための図であり、マンコンベアに下部乗降口から乗車するタイミングと、超指向性スピーカ15及び画像表示装置16から提供される広告宣伝内容との関係を示したものである。
【0026】
かかる構成を有することにより、階高の低いエスカレータにおいても、移動時間が短いことにより広告宣伝が途中で途切れるようなことを防止することができ、効果的に各種宣伝広告を提供することが可能となる。なお、実施の形態1乃至3のようにスピーカと画像表示装置が分割構成されていないが、マンコンベア全体として数種の広告宣伝が可能となる。なお、制御手段については、超指向性スピーカ15と画像表示装置16との連動さえ取れるような構成を有していれば問題とならないため図示は省略したが、例えば、各15秒程度で構成された数種類の広告画像及び音声をエンドレスに提供する方法と、マンコンベアに利用者が乗車したことを検出して、広告画像及び音声を提供する方法とが考えられる。
【0027】
また、移動距離が非常に長いマンコンベアにおいては、実施の形態4に示した情報伝達装置を、実施の形態2に示すように並設しても良い。かかる場合には、上記制御手段は、一方のスピーカ及び画像表示装置から提供される各種宣伝広告の内容を、踏段8の移動方向及び移動速度に合わせて順次隣接する一方のスピーカ及び画像表示装置に切り換え、他方のスピーカ及び画像表示装置から提供される各種広告宣伝の内容を、踏段8の移動方向及び移動速度に合わせて順次隣接する他方のスピーカ及び画像表示装置に切り換えるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明の実施の形態1における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図である。
【図2】この発明の実施の形態2における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図である。
【図3】図2に示す情報伝達装置の動作を説明するための図である。
【図4】この発明の実施の形態3における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図である。
【図5】この発明の実施の形態4における情報伝達装置を備えたマンコンベアの側面図である。
【図6】図5に示す情報伝達装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0029】
1 主枠
1a 傾斜路
1b 上部機械室
1c 下部機械室
2 駆動装置
3 駆動スプロケット
4 駆動チェーン
5 上部スプロケット
6 下部スプロケット
7 踏段チェーン
8 踏段
9 上部乗降口床
10 下部乗降口床
11 移動手摺
12a、12b スピーカ
13a、13b、16、16a〜16f 画像表示装置
14a、14b、15、15a〜15f 超指向性スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マンコンベアの両乗降口間を移動する踏段と、音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、前記踏段上の利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供するスピーカとを備えたことを特徴とするマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項2】
スピーカにより各種広告宣伝が提供される踏段上の利用者に対して、前記スピーカから提供される広告宣伝と同じ内容の広告宣伝を画像により提供する画像表示装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項3】
スピーカ及び画像表示装置はそれぞれ複数設けられるとともに、前記スピーカ及び前記画像表示装置から提供される各種広告宣伝の内容を、踏段の移動方向及び速度に合わせて順次隣接する前記スピーカ及び前記画像表示装置に切り換える制御手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項4】
マンコンベアの両乗降口間を移動する踏段と、音声伝達範囲が所定の範囲に限定され、前記踏段上の利用者に対して各種広告宣伝を音声により提供する第1スピーカと、音声伝達範囲が前記第1スピーカの前記音声伝達範囲とは異なる所定の範囲に限定され、前記踏段上の利用者に対して、前記第1スピーカから提供される広告宣伝とは異なる各種広告宣伝を音声により提供することができる第2スピーカとを備えたことを特徴とするマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項5】
第1スピーカにより各種広告宣伝が提供される踏段上の利用者に対して、前記第1スピーカから提供される広告宣伝と同じ内容の広告宣伝を画像により提供する第1画像表示装置と、第2スピーカにより各種広告宣伝が提供される踏段上の利用者に対して、前記第2スピーカから提供される広告宣伝と同じ内容の広告宣伝を画像により提供する第2画像表示装置とを備えたことを特徴とする請求項4に記載のマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項6】
第1スピーカ及び第1画像表示装置、並びに、第2スピーカ及び第2画像表示装置はそれぞれ複数設けられるとともに、前記第1スピーカ及び前記第1画像表示装置から提供される各種広告宣伝の内容を、踏段の移動方向及び速度に合わせて順次隣接する前記第1スピーカ及び前記第1画像表示装置に切り換え、前記第2スピーカ及び前記第2画像表示装置から提供される各種広告宣伝の内容を、前記踏段の移動方向及び速度に合わせて順次隣接する前記第2スピーカ及び前記第2画像表示装置に切り換える制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載のマンコンベアの情報伝達装置。
【請求項7】
スピーカ、又は、第1スピーカ及び第2スピーカは、踏段上の利用者のみに限定して各種広告宣伝を提供する指向性スピーカであることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のマンコンベアの情報伝達装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−45565(P2007−45565A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−230893(P2005−230893)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】