説明

ミオクローヌスマッピング装置

【課題】ミオクローヌス等の発生の位置(領域)及び時間、並びに時間的変動を、(身体に対して網羅的に)空間的及び時間的高解像度で検出してマッピングできる装置がない。
【解決手段】観測対象領域配置手段と、探査点配置手段と、探査点状態検出手段と、検出情報入力手段と、探査点状態マッピング手段と、を備えることを特徴とするので、ミオクローヌス等の発生の位置(領域)及び時間、並びに時間的変動を、(身体に対して網羅的に)空間的及び時間的高解像度で(自動的に)検出でき、その検出結果を空間的(ミオクローヌス等発生の位置)及び時系列的(ミオクローヌス等発生の時間)に見やすく(必要に応じてその空間的情報と時系列的情報の相互の関連性(写像関係)を明示して)マッピングできる探査点状態マッピング装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ミオクローヌスマッピング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術に本発明のようなものはない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】最新医学大辞典(1987、1990年)、医歯薬出版株式会社。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミオクローヌス等の発生の位置(領域)及び時間、並びに時間的変動を、(身体に対して網羅的に)空間的及び時間的高解像度で(自動的に)検出できる装置がない。
その検出結果を空間的(ミオクローヌス等発生の位置)及び時系列的(ミオクローヌス等発生の時間)に見やすく(必要に応じてその空間的情報と時系列的情報の相互の関連性(写像関係)を明示して)(自動的に)マッピングできる装置がない。
【0005】
そのミオクローヌス等とは、微弱で、発生が空間的に局所的、ランダム的、時間的に散発的、瞬時的である(ため検出しにくく、見やすくマッピング表示しにくい)場合を含む。
【0006】
(視覚認識されない)未知エネルギーの知的能力及び活動を受けて(地球上において)生じているものと考えられる人間が関心を持たない程度の(微弱で、発生が局所的、散発的、瞬時的である)振動の分布や移動、及び、その物体や空間に対する干渉を時空的高解像度で検出及びマッピングできる装置がない。
【0007】
その未知エネルギーとは、異次元や異時間に起因するもの、及び、Dark energy、重力関連波、新規素粒子、不可視である未知の知的存在等に起因するものを含んでよい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、
観測対象に観測対象領域を配置する観測対象領域配置手段と、
該観測対象領域配置手段により配置される前記観測対象領域に対して少なくとも一点以上の探査点を配する探査点配置手段と、
該探査点配置手段により配される前記探査点における状態である探査点状態を検出する探査点状態検出手段と、
該探査点状態検出手段により検出された前記探査点状態に関する情報を、該探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置に対応付けてCPUへ入力する検出情報入力手段と、
該検出情報入力手段によりCPUへ入力された情報を基に、CPUが、前記探査点状態に関するマッピングを行い出力装置に出力する探査点状態マッピング手段と、
を備えることを特徴とする探査点状態マッピング装置。
【0009】
請求項2に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する空間的マッピングを行い前記出力装置に出力する空間的マッピング手段であることを特徴とする請求項1に記載の探査点状態マッピング装置。
【0010】
請求項3に記載の発明は、
前記空間的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記空間的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の探査点状態マッピング装置。
【0011】
請求項4に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【0012】
請求項5に記載の発明は、
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の探査点状態マッピング装置。
【0013】
請求項6に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記空間的マッピング手段による前記探査点状態に関する空間的マッピングにおいて、空間的領域の選択の指示を受付ける空間的領域選択指示受付手段と、
該空間的領域選択指示受付手段により受付けられた前記空間的領域における前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記空間的領域における探査点状態に関する時系列的マッピングを前記出力装置に出力する、空間時間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の探査点状態マッピング装置。
【0014】
請求項7に記載の発明は、
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段、を、備えることを特徴とする請求項6に記載の探査点状態マッピング装置。
【0015】
請求項8に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段と、
該時系列的マッピング手段による前記探査点状態に関する時系列的マッピングにおいて、
時間の選択の指示を受付ける時間選択指示受付手段と、
該時間選択指示受付手段により受付けられた前記時間における前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、
前記CPUが、前記時間における探査点状態に関する空間的マッピングを前記出力装置に出力する、時間空間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の探査点状態マッピング装置。
【0016】
請求項9に記載の発明は、
前記空間的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記探査点状態に関する空間的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段を備えること、
を特徴とする請求項8に記載の探査点状態マッピング装置。
【0017】
請求項10に記載の発明は、
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記探査点状態に関する時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の探査点状態マッピング装置。
【0018】
請求項11に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記探査点状態検出手段により検出される前記探査点状態の特性の重要性を判定する探査点状態特性判定手段をさらに備え、該探査点状態特性判定手段によって重要であると判定された前記探査点状態については、
前記出力装置からの出力において常に省略されることなく観察可能な表示形態で、CPUが、前記探査点状態に関してマッピングを行い出力装置に出力することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【0019】
請求項12に記載の発明は、
前記時系列的マッピング手段は、
前記出力装置において、
時間の経過を表現する第一座標軸方向と、前記探査点状態検出手段により検出される探査点状態の状態の程度を表現する第二座標軸方向、の二方向により、二次元的に、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行う時系列的振幅マッピング手段を、さらに備えることを特徴とする請求項4〜請求項11のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【0020】
請求項13に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、fMRIと併用することにより、前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記fMRI信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記観測対象領域配置手段は、ミオクローヌスの発生を観測する観測対象としての人体に網羅的に、観測対象領域としての柔軟材を、密着的に配置する手段であり、
前記探査点配置手段は、前記柔軟材に対し高密度に探査点を配する手段であり、
前記探査点状態検出手段は、マイクロマシンとして作製される、磁歪効果及び磁気インピーダンス効果を利用した手段であること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【0022】
請求項15に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記観測対象領域配置手段は、前記観測対象としての人体に対して、ミオクローヌスを観測する領域である前記観測対象領域を設定する手段であり、
前記探査点状態検出手段は、遠隔的光マイクロフォンにより、前記探査点配置手段により配される前記探査点における振動状態である探査点状態を検出する手段であること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【0023】
請求項16に記載の発明は、
請求項14又は請求項15に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記人体におけるいかなる部位にミオクローヌス等が発生したのかを、時間的に累積して、マッピングする手段を備えること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【0024】
請求項17に記載の発明は、
請求項14〜請求項16のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する空間的マッピングを行い前記出力装置に出力する空間的マッピング手段と、
該空間的マッピング手段による前記探査点状態に関する空間的マッピングにおいて、空間的領域の選択の指示を受付ける空間的領域選択指示受付手段と、
該空間的領域選択指示受付手段により受付けられた前記空間的領域における前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記空間的領域における探査点状態に関する時系列的マッピングを前記出力装置に出力する、空間時間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、
請求項14〜請求項17のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段と、
該時系列的マッピング手段による前記探査点状態に関する時系列的マッピングにおいて、
時間の選択の指示を受付ける時間選択指示受付手段と、
該時間選択指示受付手段により受付けられた前記時間における前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、
前記CPUが、前記時間における探査点状態に関する空間的マッピングを前記出力装置に出力する、時間空間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする
【0026】
請求項19に記載の発明は、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記探査点状態検出手段により検出される前記探査点状態の特性の重要性を判定する探査点状態特性判定手段をさらに備え、該探査点状態特性判定手段によって重要であると判定された前記探査点状態については、
前記出力装置からの出力において常に省略されることなく観察可能な表示形態で、前記CPUが、前記探査点状態に関してマッピングを行い出力装置に出力することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【0027】
請求項20に記載の発明は、
請求項14〜請求項19のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
fMRIと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記fMRI信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【0028】
請求項21に記載の発明は、
請求項14〜請求項19のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
光CTと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記光CT信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【0029】
請求項22に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、光CTと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記光CT信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、(本明細書において説明してあるように)発明が解決しようとする課題の解決が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下の記述におけるミオクローヌス等には、身体に生じるミオクローヌス(myoclonus)、不随意運動、振戦等(に由来する振動)を含む。
【0033】
請求項1に記載の発明に関して説明する。
請求項1に記載の発明に関して、(本発明、探査点状態マッピング装置により)ミオクローヌス等を観測しようとする場合について説明する。
図1(模式的説明図)を参照して説明する。
図10をも参照して説明する。
【0034】
観測対象1は、ミオクローヌス等を生じている(あるいは、生じる可能性のある)人体(の主に表面)である。
観測対象領域配置手段とは、人体に対して、(観測対象領域4を構成する物としての)(例えば)柔軟材を、(人体に生じるミオクローヌス等を検出できるように)(人体に密着的、近接的に)配置する手段である。
【0035】
その配置は、(人体に生じる(発生位置が定かではない場合を含む)ミオクローヌス等を人体においてなるべく網羅的に検出できるように)、人体に対して(できるだけ)広範囲に((密着的に)覆う(包む)(あるいは(密着的に)粘着される)ように)行われてもよい。
((簡略に観測を行うために、あるいは柔軟材を広範囲に人体に密着させることが難しいような人体部位に対して観測を行うために、あるいは(ミオクローヌス等の発生位置が定かであるため)焦点を定めた観測を行うため等、のために)局所的(に覆う(包む)(あるいは(密着的に)粘着される)ような)な配置であってもよい。)
(多数の局所的配置を((密着的に)粘着されることにより)行うようにしてもよい。(それによって、人体の広範囲を網羅してもよいし、狭い範囲を網羅してもよい。))
【0036】
柔軟材とは、(人体に密着的(近接的)(あるいは粘着的)に配置することが可能(容易)なような)(非常に)柔軟性のある物であって、繊維、柔軟性のある高分子化合物(柔軟性のあるポリマー)、(柔軟性のある金属)等からなるものであってよい。
【0037】
柔軟材は、(より長時間(長期間)のミオクローヌス等の観測を(人体に不快を生じることなく)可能にするために)通気性の非常に良い物質(繊維)、あるいは通気性の非常に良い構造(例えば多孔質構造)から構成される物であってもよい。
【0038】
柔軟材は、(人体における(振動)状態の観測対象領域4への伝達を増大させるため、通気性を増大させるため等のために)厚さが非常に薄い物質(あるいは繊維)から構成される物であってもよい。
人体への密着性や、人体における(振動)状態の観測対象領域4への伝達を増大させるために、柔軟材は、人体に対して高吸着性の物質(繊維)、あるいは構造であってよい。
(観測対象1に対して、観測対象領域4を例えば積層的に(複数層)配置して、3次元的な観測を可能にする構成であってもよい。(相互作用を低減させるためにそれら層間には緩衝材等が配置されてもよい。))
【0039】
探査点配置手段とは、(観測対象領域4を構成する)柔軟材に、少なくとも一点以上の探査点2を配する(設定する)手段である。
探査点2とは、((各)探査点2における((微小)振動等の)状態である探査点状態を検出するための)(各)探査点状態検出手段7(例えば(超)高感度(振動)センサー等)を、柔軟材に配置する(組み込む)ための場所(位置)である。
【0040】
(ミオクローヌス等(の(人体(あるいは/並びに観測対象領域4)における)発生領域の位置、形状(及び、その時系列的変動))を、(従来にない)空間的高解像度で検出(及びマッピング)できるように)、非常に多数の((超)微小な)探査点2を(柔軟材に)(高密度に)配置してもよい。
【0041】
あるいは、観測対象領域4(あるいは人体)における(各)位置の(ミオクローヌス等)観測上の重要性に応じた空間的解像度により(各位置に対する)検出(及びマッピング)ができるように)、
観測対象領域4の(各)位置において(ミオクローヌス等の)観測上の重要性に応じた(各)密度で、((超)微小な)探査点2を配置してもよい。
【0042】
(探査点2における振動をより直接的に検出できるようにするために、柔軟材には、隣接探査点間の振動の波及を低減させる構造(緩衝材、緩衝層等)を有する構成があってもよい。)
【0043】
探査点状態検出手段7とは、
探査点配置手段により配される探査点2における((ミオクローヌス等に由来する)振動等の)状態である探査点状態を検出する手段(例えば(超)高感度(振動)センサー)である。
【0044】
(探査点状態検出手段7は、(超)高感度(加速度)センサー、(超)高感度(圧力)センサー、等であってもよい。)
(例えば、検出された加速度を二回積分するなどして得られる変位(距離)情報により、(各)探査点状態検出手段7が配されている(各)探査点2に関する3次元的マッピングを可能にするために、)(各)探査点状態検出手段7が、(各)探査点状態検出手段7(探査点2)の加速度を3次元的に検出できるような(3軸直交的)構成であってもよい。
【0045】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(加速度、変位)(応力)を検出できるように)一般に知られたMI(磁気インピーダンス)素子を利用した物(磁歪材(アモルファス磁歪材)への応力がその透磁率に影響を及ぼす磁歪効果と、高透磁率磁性体における表皮効果において、磁界がそのインピーダンスに敏感に影響を及ぼすことを利用する物)等(をチップ化した物(マイクロマシン))から構成されてもよい。3次元的検出を可能にするような(3軸直交的)構成であってもよい。
【0046】
(各)探査点状態検出手段7は、((ミオクローヌス等に由来する)(微小)振動等を3次元的に検出できるように)(高感度に3次元的な位置を検出できる)(微小な)(高感度)3次元位置検出センサーから構成されてもよい。
その3次元位置検出センサーとしては、一般に知られた磁気インピーダンス素子(高透磁率磁性体における表皮効果において、外部磁界がそのインピーダンスに敏感に影響を及ぼすことを利用する物)を(例えば半導体プロセスにより3次元的に(半導体上に)直交配置して)(マイクロマシン)3次元磁界ベクトルセンサーとして利用してもよい。
【0047】
((各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(加速度、変位)を検出できる)(微小な)(高感度)振動ジャイロ等(例えば、一般に知られるような、圧電体を音叉的に用いて、音叉に作用する力を(例えば圧電効果により)検出することで(音叉の)変位を検出する物や、圧電効果によりコンデンサ電極に静電気力的に振動を生じさせておき、変位としてのコンデンサ間隔の変化を、コンデンサ電極間電圧の変化として(例えば圧電効果により)検出するような物等)から構成されてもよい。
振動ジャイロは、3次元的に変位(加速度)を検出できるように(3軸直交的に)構成された物であってもよい。)
【0048】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(加速度、変位)を検出できる)(微小な)(高感度)光ファイバージャイロ等(光ファイバーの変位(加速度)を、光ファイバー内を伝播する光の位相の変化により検出するような一般に知られた物)から構成されてもよい。
光ファイバージャイロは、3次元的に光ファイバーの変位(加速度)を検出できるように(3軸直交的に)構成された物であってもよい。
【0049】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(変位、圧力等)を検出できる)(微小な)光ファイバーセンサー等(光ファイバーの変位等を、(光ファイバーの屈折率変化等による)光ファイバー内を伝播する光の位相の変化により検出するような一般に知られた物)から構成されてもよい。
【0050】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(変位)を(電気的に)検出できる)(微小な)(一般に知られた)(ピエゾ効果)圧電素子から構成されてもよい。(柔軟性のある)ピエゾフィルム素子から構成されてもよい。圧電素子はノイズを低下させるために電磁的にシールドされた構成であってもよい。
【0051】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(変位)を(電気的に)検出できるための)(微小な)(一般に知られた)(ピエゾ効果)圧電効果を有する(柔軟な)(繊維的)素子から構成されてもよい。
【0052】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動を音響的に検出できる)(微小な)(一般に知られた)(電磁的)マイクロフォンから構成されてもよい。
【0053】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動を(静電容量の変化により)検出できる)(微小な)(一般に知られた)コンデンサーマイクロフォンから構成されてもよい。
【0054】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(変位)を音響的に検出できる)(プローブ光を例えば観測対象1(人体)に対して照射する)(微小な)光マイクロフォンから構成されてもよい。光マイクロフォンは、一般に知られているような物であってよい。
光マイクロフォンにおけるプローブ光は、可視光線あるいは(観測対象1のより内部の状態をも検出できるように)赤外線等であってよい。
光マイクロフォンにおけるプローブ光は、(低出力)レーザー光であってもよい。
【0055】
(各)探査点状態検出手段7は、(光源と光学センサーにより(周囲の)変動を検出する)光学式マウス、あるいは(宇宙航法における)スタートラッカー(Star tracker)のように、(例えば観測対象1(人体)に対する)撮像画像の推移(の解析)から(観測対象1の)(微小)振動(変位)を検出できる(より小型化した)撮像装置(光学センサー)等から構成されてもよい。
その光学センサーにおけるプローブ光は、可視光線あるいは(観測対象1のより内部の状態をも検出できるように)赤外線等であってよい。
【0056】
(各)探査点状態検出手段7は、((微小)振動(変位)を((観測対象1(人体)と探査点状態検出手段7間の)距離の変化として)検出できる)(微小な)(レーザー)距離計から構成されてもよい。(レーザー)距離計は、一般に知られているような物であってよい。
(レーザー)距離計プローブ光は、可視光線、(観測対象1のより内部の状態をも検出できるように)(低出力の)電磁波、赤外線等であってよい。
【0057】
((各)探査点状態検出手段7は、(低出力)電子(荷電素粒子)ビームを発射し、観測対象1(人体)から反発される電子(荷電素粒子)を計数する(ことにより観測対象1の(例えば観測対象1における振動の由来としての)電気的状態を(各)探査点2において検出する)(一般に知られるような)手段であってもよい。)
【0058】
(各)探査点状態検出手段7は、プローブ磁束密度を発し、(高感度)磁気センサー(例えば、磁気インピーダンス素子、(高感度)コイル、(ジョセフソン接合を用いた磁気センサー素子)超伝導量子干渉計(SQUID(Superconducting Qutantum Interference Device)))等、により((各)探査点2における)磁束密度を検出する(ことにより観測対象1(人体)の(例えば観測対象1における振動の由来としての)磁気的状態を(各)探査点2において検出する)手段であってもよい。)
【0059】
探査点状態検出手段7は、(探査点状態検出手段7の人体への密着可能性を高めるために)(また、探査点状態検出手段7を人体へ高密度に配置することを可能にするために)(一般に行われている)マイクロマシン技術(MEMS(Microelectromechanical systems)技術)、表面マイクロマシン技術(Surface micromachining)、(半導体プロセス、プラズマエッチング)(バルクマイクロマシン技術)等により(超微小の)(マイクロマシンとして)作成されてもよい。
【0060】
探査点状態検出手段7は、(例えば同一基板上で)(一般に知られているような)無線チップ(検出情報入力手段3)と組み合わせることにより、検出情報に関してワイヤレスにCPU5と通信されるように構成してもよい。
【0061】
(各)探査点状態検出手段7は、有線あるいは(電磁的に)無線により給電が行われてもよい。
(各)探査点状態検出手段7は、(フィルム)電池、充電池等により給電が行われてもよい。
柔軟材が、(圧電効果、((フィルム)太陽電池)等)発電能力を有する物である場合、探査点状態検出手段7は、柔軟材から給電されてもよい。
探査点状態検出手段7が、(圧電効果、((フィルム)太陽電池)等)発電能力を有する物である場合、
自ら自らに対して給電を行ってもよい。
【0062】
検出情報入力手段3とは、
各探査点状態検出手段7により検出された各探査点((近傍)の(微小)振動(加速度)等に関しての)状態に関する情報を、その各探査点状態が検出された各探査点2の、柔軟材上の相対的位置に対応付けて、(無線(あるいは有線)による通信により、(あるいは、半導体記憶装置等の記憶媒体に記憶した上で))CPU5へ入力する手段である。
その(無線(あるいは有線)によるCPU5への通信は、(信号伝送距離に伴うノイズ等を低減させるために)各探査点状態検出手段7(に付随して設置される検出情報入力手段3)から(分散的に)行われるように構成してもよいし(SN比を保つために、信号増幅及びアナログデジタル変換が分散化されて行われてもよい)、あるいは各探査点状態検出手段7からの出力が柔軟材などにおいて束ねられた上で一括してCPU5へ通信されてもよい。
【0063】
各探査点状態検出手段7により入力が行われるCPU5とは、例えばコンピュータのCPU5であってもよい。
(CPU5は、具体的には、CPU5等のマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)23、ROM(Read Only Memory)28、HDD(Hard Disc Drive)27、キーボード26、ポインティングデバイス24、ディスプレイ8、プリンタ25、及び通信インターフェース、検出情報入力手段3、等を含んで構成される。以上の各部分は、バス29により接続されている。)
【0064】
探査点状態マッピング手段とは、
該検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基に、CPU5が、(演算装置による演算により)探査点状態に関するマッピング6を行い出力装置に出力する手段である。
その出力装置は、例えばコンピュータの(CPU5に接続されている)ディスプレイ8(あるいは、コンピュータ制御された様々なディスプレイ)であってもよい。
(プリンタ25を出力装置として利用してもよい。)
(ディスプレイ8は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等からなる表示デバイスである。)
【0065】
次に、請求項1に記載の発明に関して、(本発明、探査点状態マッピング装置により)ミオクローヌス等を(ミオクローヌス等を生じている(あるいは生じる可能性のある)身体に)遠隔的に観測しようとする場合について説明する。
図9(模式的説明図)をも参照して説明する。
既述の請求項1に記載の発明に同一的部分は省略して説明する。
【0066】
この場合の観測対象領域配置手段とは、(人体((模式的に)観測対象1)に対して)遠隔に設置された遠隔的光マイクロフォン30により(人体に生じるミオクローヌス等を)観測するための範囲、領域(観測対象領域4)を、人体に対して設定する手段である。
その配置は、(人体に生じる(発生位置が定かではない場合を含む)ミオクローヌス等を人体においてなるべく網羅的に検出できるように)、人体に対して(できるだけ)広範囲に設定されてもよい。
(あるいは(簡略に、あるいは焦点を定めた観測を行うために)局所的な設定であってもよい。)
【0067】
(観測対象領域4の配置は、人体の範囲内に限らず、人体周辺の空間をも含むものとして設定される場合があってよい。これによって、人体におけるミオクローヌス等の発生と、周辺の空間(の例えば振動)状態との関係等が観測可能となる。)
【0068】
探査点配置手段とは、観測対象領域4に、少なくとも一点以上の探査点2を配する(設定する)手段である。
探査点2とは、((各)探査点2の(振動等の)状態である探査点状態を検出するために)探査点状態検出手段7(例えば遠隔的光マイクロフォン30)からのプローブ光等が、観測対象領域4に照射される場所(位置)である。
(ミオクローヌス等(の(人体における)発生領域の位置、形状(及び、その時系列的変動等))を(従来にない)空間的高解像度で検出(及びマッピング)できるように)、非常に多数の探査点2を(観測対象領域4に)(高密度に(あるいは観測対象領域4における(各)位置の(ミオクローヌス等の)観測上の重要性に応じた密度で(各位置に対して)))配置してもよい。
【0069】
(あるいは、観測対象領域4に、一点あるいは少数の探査点2を配することにより、簡略に、又は(ミオクローヌス等の発生位置が定かである場合等)焦点を定めた観測が行われてもよい。)
【0070】
探査点状態検出手段7は、一般に知られる光マイクロフォンを利用した物であって、
(各)探査点2におけるミオクローヌス等に由来する(微小)振動(変位)を、遠隔的に検出できる遠隔的光マイクロフォン30から構成されてもよい。
【0071】
遠隔的光マイクロフォン30は、遠隔的光マイクロフォン30(あるいは遠隔的光マイクロフォン30に対して近接的あるいは遠隔的に配置された光源)により照射されたプローブ光の人体からの反射を、(必要であれば光学フィルター、受光レンズ、信号の増幅等を経て)光学センサーやポジションセンサー等で検出し、解析(例えば、検出した信号の直流成分をハイパスフィルタ等で除去し、交流成分を増幅、デジタル化して、検出情報入力手段3によりCPU5に通信され、記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶される、また、検出信号を記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)から読み出し、一般に知られるフーリエ変換やリアルタイム処理用のFFT高速フーリエ変換を行うことにより、ミオクローヌス等に由来する(微小)振動(変位)により変調されている検出信号のスペクトルを明らかにすることができる)等することにより、(各)探査点2におけるミオクローヌス等の(微小)振動を検出する物であってよい。
(プローブ光として人体からの散乱光を受動的に利用する場合があってよい。)
遠隔的光マイクロフォン30におけるプローブ光は、可視光線あるいは(観測対象1のより内部の状態をも検出できるように)赤外線等であってよい。
遠隔的光マイクロフォン30におけるプローブ光は、(低出力)レーザー光であってもよい。
【0072】
(探査点状態検出手段7として、遠隔的光マイクロフォン30の代わりに、
((探査点2における)(微小)振動(変位)を((探査点2と探査点状態検出手段7間の)距離の変化として)検出できる)(探査点2に対して遠隔的に配置された)(レーザー)距離計により構成されてもよい。
(レーザー)距離計プローブ光は、可視光線、(観測対象1のより内部の状態をも検出できるように)(低出力の)電磁波、赤外線等であってよい。)
【0073】
検出情報入力手段3とは、
遠隔的光マイクロフォン30等の探査点状態検出手段7により検出された各探査点2(の(微小)振動(加速度)等に関しての)状態に関する情報を、その各探査点状態が検出された各探査点2の、観測対象領域4上の相対的位置(の情報)に対応付けて、(無線(あるいは有線)による通信により、(あるいは、半導体記憶装置等の記憶媒体に記憶した上で))CPU5へ入力する手段である。
【0074】
遠隔的光マイクロフォン30(探査点状態検出手段7)は、(観測対象1をより網羅的に観測できるように、あるいは、観測対象1を出力装置(例えばディスプレイ8等)において、より立体的に観測できるようにする(一般に知られる3次元的)画像処理をCPU5が行えるように)複数個の(観測対象1に対して遠隔的に異なる位置に配置された)遠隔的光マイクロフォン30(探査点状態検出手段7)から構成される手段であってもよい。
【0075】
次に、請求項2に記載の発明に関して説明する。
図2(模式的説明図)をも参照して説明する。
【0076】
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
探査点状態マッピング手段は、
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基にして、CPU5が取得する、(各)探査点状態が検出された(各)探査点2の、観測対象領域4における(各)(相対的)位置に基づく情報((探査点状態に関する)空間的情報)に基づき、CPU5が、観測対象領域4のいかなる部位((相対的)位置、領域)にミオクローヌス等が発生したか(検出されたか)を表現する探査点状態に関する空間的マッピング9を行い出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する手段である。
【0077】
その際、観測対象領域4のいかなる部位((相対的)位置、領域)にミオクローヌス等が発生したか(検出されたか)に関して、観測対象領域4(あるいは/並びに人体)とミオクローヌス等発生位置との位置的関係をより明確に、CPU5が、表現できるために、
(探査点状態に関する空間的マッピング9において、)
CPU5が、出力装置(例えばディスプレイ8)に、
観測対象領域4(並びに/あるいは観測対象1(人体))を補助情報15として描画する手段と、
その補助情報に重ねて、ミオクローヌス等の発生が検出された位置(領域)(探査点状態検出手段7により検出された探査点状態の情報(空間的情報))を画像合成する画像処理を行う手段と、があってもよい。
(その画像合成された空間的情報に、彩色あるいは濃淡等を付すことにより、各空間的情報が検出された各位置において検出された時間的情報(ミオクローヌス等の発生の時間的情報や、ミオクローヌス等の周波数的情報(あるいは一区切りの(時間的にひとまとまりをなす)ミオクローヌス等の発生に関しての周波数的情報)等)を重ねて表現する手段があってもよい。)
(補助情報15には、合わせて人体の(標準的(あるいは医療統計学的))神経線維走向等が、マッピング解釈の参考情報として表示される手段があってもよい。)
(補助情報15には、合わせて人体の(標準的(あるいは医療統計学的))筋肉配置図等が、マッピング解釈の参考情報として表示される手段があってもよい。)
【0078】
その補助情報15において、観測対象領域4(並びに/あるいは観測対象1(人体))は、CPU5による一般に知られた画像処理の演算処理により、例えば透過像的に描画されてもよいし、あるいは(Wire Frameにおけるように)輪郭的に描画されてもよい。
【0079】
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報の中に、
(探査点状態検出手段7に由来して、)探査点2(探査点状態検出手段7)の3次元的位置情報が含まれる場合等においては、
CPU5が、一般に知られた画像処理の演算処理により、補助情報15を、3次元的に描画する手段と、
その補助情報に重ねて、ミオクローヌス等の発生が検出された位置(領域)(探査点状態検出手段7により検出された探査点状態の情報(3次元的空間的情報))を3次元的に画像合成する画像処理を行う手段と、があってもよい。
その場合、補助情報15としての観測対象領域4(並びに/あるいは観測対象1(人体))は、隠線を透過的に描画する画像処理がCPU5により行われてもよいし、あるいは隠線消去する画像処理がCPU5により行われてもよい。
(補助情報15には、合わせて人体の(標準的(あるいは医療統計学的))神経線維走向等が、マッピング解釈の参考情報として3次元的に表示される手段があってもよい。)
(補助情報15には、合わせて人体の(標準的(あるいは医療統計学的))筋肉配置図等が、マッピング解釈の参考情報として3次元的に表示される手段があってもよい。)
(画像合成された3次元的空間的情報に、彩色あるいは濃淡等を付すことにより、各空間的情報が検出された各位置において検出された時間的情報(ミオクローヌス等の発生の時間的情報や、ミオクローヌス等の周波数的情報(あるいは(時間的にひとまとまりとなって一区切りを構成する)ミオクローヌス等の発生に関しての周波数的情報)等)を重ねて表現する手段があってもよい。)
(一般に知られている音源探査により、(複数の)探査点状態検出手段7により検出された探査点状態の情報から、音源の位置が探査され、探査された音源の位置に関する情報を、(3次元的)補助情報に重ねて、3次元的に画像合成する画像処理を行う手段を備えてもよい。)
【0080】
(観察者の視点の移動を可能にするために、)そのような3次元的表現に対して、表示回転や表示移動等の操作を可能とするな手段があってもよい。
【0081】
補助情報15は、観測対象領域4の((各)探査点状態検出手段7により検出される)空間的位置の実際を反映した表示であってもよいし、出力装置(例えばディスプレイ8)において、観測対象領域4を模式的に固定的に表す表示によるものであってもよい。
【0082】
探査点状態マッピング手段は、
より具体的には、
説明簡単化のために、観測対象領域4において探査点2が、例えば、2点設定されている場合について考えると、
観測対象領域4における探査点A10において、探査点状態検出手段A13により、ミオクローヌス等(に由来する振動)が検出され、探査点B11においては、探査点状態検出手段B14により、ミオクローヌス等(の振動)が検出されなかったような場合、それらの情報を含めて、検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基にして、CPU5は、出力装置(例えばディスプレイ8)において、観測対象領域4(あるいは/並びに観測対象1)を(空間的に)表す補助情報15を描画し、それに重ねて画像合成的に、(観測対象領域4における)探査点A10の位置においてミオクローヌス等が検出されたことを表す(記録する)印として、探査点A状態に関する空間的マッピング12の表示を、(例えば)観測対象領域4における探査点A10の位置に対応する、補助情報15における位置に対して行い、また、探査点B11においてミオクローヌス等は検出されなかったことを表す(記録する)ために、観測対象領域4における探査点B11の位置に対応する、補助情報15における位置に対して、(簡略的には)例えば、何の印も表示しない表現を行うという探査点状態に関する空間的マッピング9の手段である。
【0083】
(探査点状態に関する空間的マッピング9において、)
探査点状態マッピング手段は、
(観測期間を通じて、人体のいかなる部位(位置、領域)にミオクローヌス等が発生したのかを、(観測期間に対して)時間的に累積的に表すことができるように、)
(観測期間を通じて、人体のいかなる部位(位置、領域)にミオクローヌス等が発生したのかを、概観して観察することができるように、)
人体におけるいかなる部位(位置、領域)にミオクローヌス等が発生したのかを、観測期間を通じて、(時間的に)累積して、マッピングする手段を備えてもよい。
【0084】
(探査点状態に関する空間的マッピング9において、)
探査点状態マッピング手段は、
(観測期間の時間的範囲内において)期間の指定を受付け、その受付けた期間を通じて、人体におけるいかなる部位(位置、領域)にミオクローヌス等が発生したのかを、累積して、マッピングする手段を備えてもよい。
(これによって、観察者は、指定の期間を通じて、人体のいかなる部位(位置、領域)にミオクローヌス等が発生したのかを、概観して観察することができるようになる。)
【0085】
(探査点状態に関する空間的マッピング9において、)
探査点状態マッピング手段は、
探査点状態検出手段7が検出する探査点状態の特性(例えば(ミオクローヌス等の振動の)周波数特性(あるいは、一区切り(時間的にひとまとまり)のミオクローヌス等(の発生)に関しての周波数的情報)(Hz特性)((時間的に)持続的ミオクローヌスであるか散発的ミオクローヌスであるか))(あるいは、(例えば皮膚における)(各)振動受容器の(各)適刺激周波数及び閾値周波数)等の指定を受付け、その受付けた特性に関して、人体のいかなる部位(位置、領域)にその特性を有するミオクローヌス等が発生したのかを、累積して、マッピングする手段を備えてもよい。
(これによって、観察者は、例えば、持続的ミオクローヌス(あるいは散発的ミオクローヌス)が、人体のいかなる部位(位置、領域)に発生したのかを概観して観察することが可能となる。あるいは、例えば、Meissner小体の適刺激周波数30〜40Hz程度の周波数的特性を有するミオクローヌスが、人体のいかなる部位(位置、領域)に発生したのか、や、Pacini小体の適刺激周波数250Hz程度の周波数的特性を有するミオクローヌスが、人体のいかなる部位(位置、領域)に発生したのか等を、を概観して観察することが可能となる。)
(必要であれば、周波数特性検出(ミオクローヌス等を構成する振動に対する周波数特性検出、あるいは、一区切り(時間的ひとまとまり)のミオクローヌス等の発生に関しての周波数特性)のために、CPU5により、一般に知られているフーリエ変換等の演算処理が行われる手段があってもよい。)
【0086】
次に、請求項3に記載の発明に関して説明する。
図3(模式的説明図)をも参照して説明する。
【0087】
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の探査点状態マッピング装置であって、
空間的マッピング手段は、
さらに、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力される探査点状態に関する空間的マッピング9の表示の縮尺の変更を、CPU5が受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段16を備える。
【0088】
この空間的マッピング表示縮尺変更手段16によって、例えば、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示を縮小すれば、ミオクローヌス等が発生した位置、領域の(観測対象領域4(あるいは人体)に対しての)マッピングの表示を、鳥瞰的に、行うことができ、観測対象領域4(あるいは人体)(広範囲)におけるミオクローヌス等の発生の位置(領域)を(一瞥で)概観することができる。
【0089】
あるいは、この空間的マッピング表示縮尺変更手段16によって、例えば、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示を拡大すれば、ミオクローヌス等が発生した位置、領域の(観測対象領域4(あるいは人体)に対しての)マッピングの表示を、高解像度に、行うことができ、しばしば人体の非常に狭い領域(非常に小さい面積)内において(限局的に)発生するミオクローヌス等の発生の位置、領域(形状)等を、(従来にない)高解像度で空間的にマッピング表示して詳しく観察することが可能となる。
【0090】
探査点状態に関する空間的マッピング9の表示が出力装置(例えばディスプレイ8)に表示しきれない場合には、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示を移動させ得る手段(現在表示されていない部分を表示できるようにするための手段)をさらに備えてもよい。
【0091】
探査点状態に関する空間的マッピング9の表示は、
例えば、(観測対象領域4(あるいは観測対象1)を)正投影により投影図にするというような、一般に知られた演算処理をCPU5が行うことにより画像処理が行われるとしてもよい。
探査点状態に関する空間的マッピング9の表示は、
(観測対象領域4(あるいは観測対象1)に関して、)
正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図の六面の
いくらかに関して、CPU5が、それらの画像処理のための演算処理を行い、出力装置(例えばディスプレイ8)に(並べて)表示するようにしてもよい。
あるいは、正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図の六面の全ての画像処理の演算処理をCPU5が行い、出力装置(例えばディスプレイ8)に(それらを並べて)表示するようにしてもよい。
【0092】
次に請求項4に記載の発明に関して説明する。
図4(模式的説明図)をも参照して説明する。
【0093】
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
探査点状態マッピング手段は、
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基に、
探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、CPU5が、探査点状態に関する時系列的マッピング17を行い出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する時系列的マッピング手段をさらに備える。
【0094】
その時系列的マッピング手段を、より具体的に説明する。
説明簡単化のために、観測対象領域4において探査点2が、例えば、2点設定されている場合について考える。
今、検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された(検出)情報に基づき、
時刻tA31に探査点A10においてミオクローヌス等(の振動が)(探査点状態検出手段A13により)検出され、時刻tB32から時刻tC33の時間を通して探査点B11においてミオクローヌス等(の振動が)(探査点状態検出手段B14により)検出され、その他の時刻においてはミオクローヌス等(の振動)が、(探査点状態検出手段A13と探査点状態検出手段B14のいずれによっても)検出されなかったとの情報を、CPU5が取得した場合について考える。
その場合、CPU5は、出力装置(例えばディスプレイ8)において、例えば(観測)時間の経過を横軸にとり(時間軸)、ミオクローヌス等(の振動の)検出を(例えば)縦線等の印で(ミオクローヌス等発生の時間を)表すことで、探査点状態に関する時系列的マッピング17を行う手段である。
【0095】
探査点状態に関する時系列的マッピング17において、時刻tA31に縦線を配置することで、時刻tA31にミオクローヌス等(の振動が)検出されたことを表現し、
時刻tB32からtC33に連続的に縦線を配置する(あるいは例えば塗りつぶす)ことで、時刻tB32からtC33の時間を通してミオクローヌス等(の振動)が連続的に検出されたことを表現し、
(探査点状態に関する時系列的マッピング17における)(時間軸の)他の位置に縦線を配置しないことで、それら他の時刻においてはミオクローヌス等(の振動が)検出されなかったことを表現している。
【0096】
観測時間(期間)が長大である場合等、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示が出力装置(例えばディスプレイ8)に表示しきれない場合には、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を移動させ得る手段(現在表示されていない部分を表示できるようにするための手段)を備えてもよい。
観測時間(期間)が長大である場合等には、探査点状態に関する時系列的マッピング17は、出力装置(例えばディスプレイ8)において、複数行に及んで(さらには複数ページに及んで)表示されてもよい。
【0097】
時系列的マッピング手段は、
観測対象領域4を、予め定められた(あるいは観察者により定められた)複数の領域に分割し、
各分割領域毎に、((観測)時間の経過を表す)時間軸に対して、各領域内で生じたミオクローヌス等の発生時間(時刻)を(印により)記すことで、各分割領域毎に、探査点状態に関する時系列的マッピング17を生成し、出力装置(例えばディスプレイ8)に、それらを(例えばそれらの領域を特定可能な名称を各々併記した上で)並列表記する手段を備えてもよい。
【0098】
時系列的マッピング手段は、
(予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶してあるデータに照らして、(あるいは、観察者による指定に照らして、))
探査点状態検出手段7が検出した探査点状態を、
(ミオクローヌス等の振動の)周波数的特性(一区切り(時間的にひとまとまり)のミオクローヌス等の発生に関する周波数的特性)(あるいは、(例えば皮膚における)(各)振動受容器の(各)適刺激周波数及び閾値周波数)等に関して、複数のグループに区分し(例えば、(一区切りのミオクローヌスが、持続的であるか散発的であるか等により)持続的ミオクローヌスグループ、散発的ミオクローヌスグループ等)(あるいは、Meissner小体(適刺激周波数30〜40Hzとされる)グループ、Pacini小体(適刺激周波数250Hz程度とされる)グループ等、区分し)、
各グループ毎に、((観測)時間の経過を表す)時間軸に、各グループ内で生じたミオクローヌス等の発生時間(時刻)を(印により)記すことで、各グループ毎に、探査点状態に関する時系列的マッピング17を生成し、出力装置(例えばディスプレイ8)に、それらを(それらのグループを特定可能な周波数特性に関する名称(例えば、持続的ミオクローヌスグループ、散発的ミオクローヌスグループ等)(あるいは、Meissner小体グループ、Pacini小体グループ等)を各々併記した上で)並列表記する手段を備えてもよい。
【0099】
探査点状態が検出された時間の測定は、CPU5により行われてもよいし、検出情報入力手段3により行われてもよいし、(各)探査点状態検出手段7により行われてもよい。
【0100】
次に、請求項5に記載の発明に関して説明する。
図5(模式的説明図)をも参照して説明する。
【0101】
請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の探査点状態マッピング装置であって、
時系列的マッピング手段は、さらに、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力される探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段18を備える。
【0102】
この時系列的マッピング表示縮尺変更手段18によって、例えば、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を縮小すれば、((観測時間の経過を表す)時間軸に対する)探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を、鳥瞰的に行うことができ、人体におけるミオクローヌス等の発生の時刻や時間(の時間軸に対する位置)を(一瞥で)概観することができる。
【0103】
この時系列的マッピング表示縮尺変更手段18によって、例えば、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を拡大すれば、((観測時間の経過を表す)時間軸に対する)探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を、高時間解像度で、行うことができ、しばしば人体において、非常に短時間の間に(瞬時的に)生じるミオクローヌス等の発生の時刻や時間(の詳細な時系列的特性)を、(従来にない)高解像度で時間的に(拡大して)マッピング表示することが可能となる。
【0104】
探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示が出力装置(例えばディスプレイ8)に表示しきれない場合には、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示を移動させ得る手段(現在表示されていない部分を表示できるようにするための手段)等をさらに備えてもよい。
【0105】
次に、請求項6〜請求項10に記載の発明に関して説明する。
図6(模式的説明図)をも参照して説明する。
図7(模式的説明図)をも参照して説明する。
【0106】
請求項6に記載の発明は、
請求項2又は請求項3に記載の探査点状態マッピング装置であって、
空間的マッピング手段による探査点状態に関する空間的マッピング9において、(観察者から)空間的領域(あるいは空間的位置)の選択の指示を受付ける空間的領域選択指示受付手段と、
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基に、
探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、CPU5が、探査点状態に関する時系列的マッピング17を行う時系列的マッピング手段と(この時点(段階)におけるこの手段は、(時系列的マッピングでの時系列的位置(時間)の相対的把握を容易にするために)省略されないことが望ましいが、省略されることがあってもよい。)、
空間的領域選択指示受付手段により受付けられた空間的領域において探査点状態が検出された時間(時刻や時間に基づく時間的情報)に基づき、((生成が省略されていない場合には、)時系列的マッピング手段により生成される探査点状態に関する時系列的マッピング17に(画像合成的に)、)空間的領域において探査点状態が検出された時間(時系列的位置)を(時間軸において)表す(時間的)印を、空間的領域における探査点状態に関する時系列的マッピングとして、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する、空間時間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする。
【0107】
請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の探査点状態マッピング装置であって、
時系列的マッピング手段は、さらに、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力される探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段18、を、備えることを特徴とする。
この時系列的マッピング表示縮尺変更手段18については、図5において説明したものと同等的である。
【0108】
請求項8に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
探査点状態マッピング手段は、
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基に、
探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、CPU5が、探査点状態に関する時系列的マッピング17を行い出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する時系列的マッピング手段と、
時系列的マッピング手段による探査点状態に関する時系列的マッピング17において、
(観察者から)時間(時刻あるいは時間(期間))の選択の指示を受付ける時間選択指示受付手段と、
検出情報入力手段3によりCPU5へ入力された情報を基に、
探査点状態が検出された探査点2の、観測対象領域4に対する相対的位置に基づく情報に基づき、CPU5が、探査点状態に関する空間的マッピング9を行う空間的マッピング手段と(この時点(段階)におけるこの手段は、(空間的マッピングでの空間的位置の相対的把握を容易にするために)省略されないことが望ましいが、省略されることがあってもよい。)、
前記時間選択指示受付手段により受付けられた前記時間(時刻あるいは時間(期間))において探査点状態が検出された探査点2の、観測対象領域4に対する相対的位置に基づく情報に基づき、
CPU5が、
((生成が省略されていない場合には、)探査点状態に関する空間的マッピング9に(画像合成的に)、)前記時間において探査点状態が検出された探査点2の、観測対象領域4に対する相対的位置を(位置的に)反映する(空間(位置)的)印を、
前記時間における探査点状態に関する空間的マッピングとして出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する、時間空間写像手段を、さらに備えることを特徴とする。
【0109】
請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載の探査点状態マッピング装置であって、
空間的マッピング手段は、さらに、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力される探査点状態に関する空間的マッピング9の表示の縮尺の変更を受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段16を備えること、を特徴とする。
この空間的マッピング表示縮尺変更手段16については、図3において説明したものと同等的である。
【0110】
請求項10に記載の発明は、
請求項8又は請求項9に記載の探査点状態マッピング装置であって、
時系列的マッピング手段は、さらに、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力される探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段18、を、備えることを特徴とする。
この時系列的マッピング表示縮尺変更手段18については、図5において説明したものと同等的である。
【0111】
より具体的には、
例えば、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置36において、時間51に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置37において、時間52に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置38において、時間53に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置39において、時間54に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置40において、時間55に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置41において、時間56に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置42において、時間57に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置43において、時間58に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置44において、時間59に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置45において、時間60に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置46において、時間61に、ミオクローヌス等が検出され、
探査点状態に関する空間的マッピングの位置47において、時間62に、ミオクローヌス等が検出された、
との情報を、検出情報入力手段3により入力された情報により、CPU5が取得している場合を考えるとする。
このような場合、空間的マッピング手段は、例えば図6におけるような(ミオクローヌス等の検出位置についての)探査点状態に関する空間的マッピング9を((観測期間に対して)例えば時間的に累積的に)行う手段である。
(探査点状態に関する空間的マッピング9において、探査点位置に関する補助情報34におけるような、観測対象領域4に対する(各)探査点の相対的な位置に関する補助的情報、あるいは、((各)探査点の3次元的な位置が(各)探査点状態検出手段7により検出され得るような場合には)より正確に(各)探査点の3次元的な位置を(バーチャル・リアリティとして)再現するような補助的情報、が出力装置(例えばディスプレイ8)に示される手段があってもよい。)
【0112】
このような場合、時系列的マッピング手段は、例えば図7におけるような(ミオクローヌス等の検出時間についての)探査点状態に関する時系列的マッピング17を行う手段である。
【0113】
(空間時間写像手段に関して、)
空間的領域選択指示受付手段とは、
(観察者が、)探査点状態に関する時系列的マッピング17ではどのような時系列的位置(時間的位置)にあるかについて関心を有するような、探査点状態に関する空間的マッピング9における空間的(位置的)領域、の選択の指示(ここでは、一例として位置A20の選択指示)を、CPU5が、観察者から(例えば、ポインティングデバイス24や、ディスプレイ8におけるタッチパネル、キーボード26等の入力装置を経て)受付ける手段である。
【0114】
空間時間写像手段とは、
空間的領域選択指示受付手段により受付けられた空間的領域(ここでは、一例として位置A20)において探査点状態が検出された時間(ここでは時間A21)に基づき、CPU5は、探査点状態に関する時系列的マッピング17における時間A21(時間軸において時間A21の(時系列的)位置)に印を表示する等して、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示と、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示との関連性(対応)を、出力装置(例えばディスプレイ8)に明示する手段である。
【0115】
この時、
探査点状態に関する時系列的マッピング17ではどのような時系列的位置(時間的位置)にあるかについて観察者が関心を有する、探査点状態に関する空間的マッピング9における空間的(位置的)領域の選択の指示は、面積を有する範囲、領域として選択指定されてもよい。(複数箇所、複数領域、選択指定されてもよい。)
【0116】
例えば、探査点状態に関する空間的マッピングの位置40と探査点状態に関する空間的マッピングの位置42を含む領域が、観察者により、(探査点状態に関する時系列的マッピング17においては、どのような時系列的位置(時間的位置)にあるのか関心のある領域として)(空間的領域として)選択指定されたとすると(空間的領域選択指示受付手段により受付けられたとすると)、
空間時間写像手段は、
CPU5が、探査点状態に関する時系列的マッピング17における時間55と、時間57に対して印を表示する等して、
探査点状態に関する空間的マッピング9の表示と、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示との関連性(対応)を、出力装置(例えばディスプレイ8)に明示する手段であってよい。
【0117】
時間空間写像手段に関して、
時間選択指示受付手段とは、
(観察者が、)探査点状態に関する空間的マッピング9では、どのような空間的位置にあるかについて関心を有するような、探査点状態に関する時系列的マッピング17における時刻(時間(期間))の選択の指示(ここでは、一例として時間A21の選択指示)を、CPU5が、観察者から(例えば、ポインティングデバイス24や、ディスプレイ8におけるタッチパネル、キーボード26等の入力装置を経て)受付ける手段である。
【0118】
時間空間写像手段とは、
時間選択指示受付手段により受付けられた時間(時刻あるいは時間(期間))(ここでは、一例として時間A21)において探査点状態が検出された探査点2の、観測対象領域4に対する(相対的)位置に基づく情報(ここでは、位置A20)に基づき、
CPU5が、探査点状態に関する空間的マッピング9における位置A20に空間的印(前記時間において探査点状態が検出された探査点2の、観測対象領域4に対する相対的位置を、探査点状態に関する空間的マッピング9において(位置的に)反映する印)を付し、出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する等して、探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示と、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示との関連性(対応)を、明示する手段である。
【0119】
この時、
探査点状態に関する空間的マッピング9ではどのような空間的位置にあるかについて観察者が関心を有する、探査点状態に関する時系列的マッピング17における時間の選択の指示は、期間として選択指定されてもよい。(複数箇所、複数期間、選択指定されてもよい。)
【0120】
例えば時間55と時間53を含む期間が、観察者により、(探査点状態に関する空間的マッピング9においては、どのような空間的位置にあるのか関心のある領域として)選択指定されたとすると、時間空間写像手段は、
CPU5が、探査点状態に関する空間的マッピング9における探査点状態に関する空間的マッピングの位置40と、探査点状態に関する空間的マッピングの位置38に対して印を表示する等して、
探査点状態に関する時系列的マッピング17の表示と、探査点状態に関する空間的マッピング9の表示との関連性(対応)を、出力装置(例えばディスプレイ8)に明示する手段であってよい。
【0121】
その際、(この説明におけるより時間解像度の高い場合において、)選択指定された期間内を時間範囲として、時間的にあまり累積されていない(各(観測)期間に対する各)探査点状態に関する空間的マッピング9を時系列的に、(逐次)連続的に描画を行う等することにより、アニメーション的表現を行ってもよい。それによって、選択指定された期間内における、ミオクローヌス等の位置(領域の大きさ、その形等)の(空間的)変動を動的に視覚化して観察することができる。
【0122】
次に、請求項11に記載の発明に関して説明する。
図8を参照して説明する。
【0123】
請求項11に記載の発明は、
請求項1〜10のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
探査点状態マッピング手段は、
探査点状態検出手段7により検出される探査点状態の(ミオクローヌス等(振動))特性(の重要性(の程度))を、(例えば、予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶された(ミオクローヌス等(振動)特性等に関する)データに照らして)判定する探査点状態特性判定手段22(ステップS1)をさらに備え、該探査点状態特性判定手段22により、重要である(例えば、((ミオクローヌス等ではない振動と比較して)非常に)ミオクローヌス的特性を有する((非常に)ミオクローヌス特有の)(振動)である)(あるいは、(ミオクローヌス等観測上)重要特性を有する(振動)である)(あるいは、観察者が指定する(あるいは予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶されている)重要特性を有するような(振動)である)等と判定された探査点状態については、
CPU5が、出力装置(例えばディスプレイ8)からの出力において、常に省略されることなく(観察者により、常に)観察可能な形で、マッピングを行い出力装置(例えばディスプレイ8)に出力する(ステップS2)ことを特徴とする。
ミオクローヌス等は、微弱で、発生が空間的に(非常に小面積で)局所的、ランダム的、時間的に散発的、(非常に)瞬時的である場合があるが(そのような場合が多いが)、そのようなマッピング表示することの難しいミオクローヌス等であっても、特にミオクローヌス等観測上重要特性を有するものについては、マッピングの表示が小さすぎ、視覚認識が困難であったり、(出力装置(例えばディスプレイ8)の解像度が低いこと等により表示できず)省略されたりすることのないように全て必ず(出力装置(例えばディスプレイ8)に(何らかの印で)マッピング表示することを可能にする手段である。
【0124】
探査点状態マッピング手段は、
ミオクローヌス等の発生は、観測対象領域4に対して、空間的に非常に局所的な現象である場合があり、
(特に鳥瞰的表示を行う場合の)探査点状態に関する空間的マッピング9においては、ミオクローヌス等の発生した位置(領域、その形状等)を(観察者が)視覚認識可能な程度に詳細に表示することが難しい場合がある。このような時、探査点状態特性判定手段22は、探査点状態検出手段7により検出された探査点状態(振動状態)が、(予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶されたミオクローヌス特性データ等に照らして)(ミオクローヌス等ではない振動と比較して)非常にミオクローヌス的である、あるいは観察者が指定する(あるいは予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶されている)重要特性を有するような(振動)である等、(ミオクローヌス等)観測上重要な特性を有するとCPU5が判断した場合等には、CPU5は、その(重要特性を有する)探査点状態(振動状態)が検出された(探査点)位置を、(出力装置(例えばディスプレイ8)における)探査点状態に関する空間的マッピング9において、最低限でも視覚認識可能な程度に、(いかなる表示縮尺で(探査点状態に関する空間的マッピング9が)表示される場合であっても)(また、探査点状態がいかなる振幅であっても)省略されることなく常に観察可能な形で表示するような手段をさらに備えてもよい。
【0125】
ミオクローヌス等の発生は、時間的に(観測時間(期間)に対して)非常に稀な(瞬時的)現象である場合があり、出力装置(例えばディスプレイ8)における探査点状態に関する時系列的マッピング17において、(特に鳥瞰的表示において、)ミオクローヌス等の発生した時刻を視覚認識可能な程度に表示することが難しい場合がある。このような時、探査点状態特性判定手段22は、探査点状態検出手段7により検出された探査点状態(振動状態)が、(予め記憶されたミオクローヌス特性データ等に照らして)(ミオクローヌス等ではない振動と比較して)非常にミオクローヌス的である、あるいは観察者が指定する(あるいは予め記憶装置(例えばRAM23、HDD27、ROM28等)に記憶されている)重要特性を有するような(振動)である等、(ミオクローヌス等)観測上重要な特性を有するとCPU5が判断した場合には、CPU5は、その(重要特性を有する)探査点状態(振動状態)が検出された時刻(時間)を、(出力装置(例えばディスプレイ8)における)探査点状態に関する時系列的マッピング17において、最低限でも視覚認識可能な程度で、(いかなる表示縮尺で(探査点状態に関する時系列的マッピング17が)表示される場合であっても)(また、探査点状態がいかなる振幅であっても)省略されることなく常に観察可能な形で表示するような手段であってもよい。
【0126】
次に、請求項12に記載の発明に関して説明する。
請求項12に記載の発明は、
請求項4〜請求項11のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
時系列的マッピング手段は、
出力装置(例えばディスプレイ8)において、
時間の経過を表現する第一座標軸方向と、探査点状態検出手段7により検出される探査点状態の状態の程度(例えば振幅等)を表現する第二座標軸方向、の二方向により、二次元的に、探査点状態に関する時系列的マッピング17を行う時系列的振幅マッピング手段を、さらに備える。
(第一座標軸方向(時間軸)、第二座標軸方向(例えば振幅軸)の情報(データ)に関しては、ミオクローヌス等をより観察しやすくする(例えば時間的にひとまとまりのミオクローヌス振動を一つのミオクローヌスとして観察する等)((時間に対する振幅の)表示を低周波数化(粗く)する)ために、量子化的(例えば、(第一座標軸方向(時間軸)の目盛りに関して、所定の(例えば)等間隔を階級とし、それに対して計量される第二座標軸方向(振幅軸)度数を、階級を一辺とした柱状グラフ(ヒストグラム)の面積となるように表現する(ヒストグラム的)量子化等))に表示されてもよい。)
【0127】
次に、請求項13に記載の発明に関して説明する。
請求項13に記載の発明は、
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、例えばfMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)と併用することにより、
(各)探査点状態が検出された(各)探査点2の観測対象領域4における(各)相対的位置と、その(各)探査点状態が検出された時間において、脳の各位置から検出されるfMRI信号との対応(例えば(強度等の)相関等)を、CPU5が、検出(解析)することにより、(各)探査点の観測対象領域4における(各)相対的位置と、その(各)相対的位置に呼応する、脳の各位置との神経学的関連性を(詳細な空間的(時間的)解像度で)マッピングすることを特徴とする。
(ミオクローヌス等の由来の探索を可能にしようとする。)
fMRI等の代わりに、例えば光CTが利用されてもよい。
【0128】
請求項13に記載の発明においては、
fMRI等の代わりに、(サイクロトロンで作成され人体に投与される陽電子放出性の放射性トレーサーが、人体で崩壊して生じる陽電子が、近傍電子と対消滅する時に生じるガンマ線を検出して、CT画像処理を行う、一般に知られる)ポジトロン断層法(PET(Positron Emission Tomography))等が用いられてもよい。
【0129】
請求項14〜請求項22に記載の発明の説明については、
本明細書内にて既述されている。
【0130】
さらに、上記の説明において、
観測対象1を人体から、空間や物質に代え、
ミオクローヌス等を、未知(未検出)エネルギー(の能力)に由来する振動(変位)等に変換すると、
上記の探査点状態マッピング装置は、
(視覚認識されない)未知エネルギーの知的能力及び活動を受けて(地球上において)生じているものと考えられる人間が関心を持たない程度の(微弱で、発生が局所的、散発的、瞬時的である)振動の分布や移動、及び、その物体や空間に対する干渉を時空的高解像度で検出及びマッピングできる装置となる。
【0131】
その未知エネルギーとは、異次元や異時間に起因するもの、及び、Dark energy、重力関連波、新規素粒子、不可視である未知の知的存在等に起因するもの等を含んでよい。
【符号の説明】
【0132】
1 観測対象
2 探査点
3 検出情報入力手段
4 観測対象領域
5 CPU
6 探査点状態に関するマッピング
7 探査点状態検出手段
8 ディスプレイ
9 探査点状態に関する空間的マッピング
10 探査点A
11 探査点B
12 探査点A状態に関する空間的マッピング
13 探査点状態検出手段A
14 探査点状態検出手段B
15 補助情報
16 空間的マッピング表示縮尺変更手段
17 探査点状態に関する時系列的マッピング
18 時系列的マッピング表示縮尺変更手段
20 位置A
21 時間A
22 探査点状態特性判定手段
23 RAM
24 ポインティングデバイス
25 プリンタ
26 キーボード
27 HDD
28 ROM
29 バス
30 遠隔的光マイクロフォン
31 時刻tA
32 時刻tB
33 時刻tC
34 探査点位置に関する補助情報
36 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
37 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
38 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
39 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
40 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
41 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
42 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
43 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
44 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
45 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
46 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
47 探査点状態に関する空間的マッピングの位置
51 時間
52 時間
53 時間
54 時間
55 時間
56 時間
57 時間
58 時間
59 時間
60 時間
61 時間
62 時間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
観測対象に観測対象領域を配置する観測対象領域配置手段と、
該観測対象領域配置手段により配置される前記観測対象領域に対して少なくとも一点以上の探査点を配する探査点配置手段と、
該探査点配置手段により配される前記探査点における状態である探査点状態を検出する探査点状態検出手段と、
該探査点状態検出手段により検出された前記探査点状態に関する情報を、該探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置に対応付けてCPUへ入力する検出情報入力手段と、
該検出情報入力手段によりCPUへ入力された情報を基に、CPUが、前記探査点状態に関するマッピングを行い出力装置に出力する探査点状態マッピング手段と、
を備えることを特徴とする探査点状態マッピング装置。
【請求項2】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する空間的マッピングを行い前記出力装置に出力する空間的マッピング手段であることを特徴とする請求項1に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項3】
前記空間的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記空間的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項4】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項5】
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項6】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記空間的マッピング手段による前記探査点状態に関する空間的マッピングにおいて、空間的領域の選択の指示を受付ける空間的領域選択指示受付手段と、
該空間的領域選択指示受付手段により受付けられた前記空間的領域における前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記空間的領域における探査点状態に関する時系列的マッピングを前記出力装置に出力する、空間時間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項7】
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段、を、備えることを特徴とする請求項6に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項8】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段と、
該時系列的マッピング手段による前記探査点状態に関する時系列的マッピングにおいて、
時間の選択の指示を受付ける時間選択指示受付手段と、
該時間選択指示受付手段により受付けられた前記時間における前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、
前記CPUが、前記時間における探査点状態に関する空間的マッピングを前記出力装置に出力する、時間空間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項9】
前記空間的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記探査点状態に関する空間的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する空間的マッピング表示縮尺変更手段を備えること、
を特徴とする請求項8に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項10】
前記時系列的マッピング手段は、さらに、前記出力装置に出力される前記探査点状態に関する時系列的マッピングの表示の縮尺の変更を受け付け実行する時系列的マッピング表示縮尺変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項11】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記探査点状態検出手段により検出される前記探査点状態の特性の重要性を判定する探査点状態特性判定手段をさらに備え、該探査点状態特性判定手段によって重要であると判定された前記探査点状態については、
前記出力装置からの出力において常に省略されることなく観察可能な表示形態で、CPUが、前記探査点状態に関してマッピングを行い出力装置に出力することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項12】
前記時系列的マッピング手段は、
前記出力装置において、
時間の経過を表現する第一座標軸方向と、前記探査点状態検出手段により検出される探査点状態の状態の程度を表現する第二座標軸方向、の二方向により、二次元的に、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行う時系列的振幅マッピング手段を、さらに備えることを特徴とする請求項4〜請求項11のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項13】
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、fMRIと併用することにより、前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記fMRI信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【請求項14】
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記観測対象領域配置手段は、ミオクローヌスの発生を観測する観測対象としての人体に網羅的に、観測対象領域としての柔軟材を、密着的に配置する手段であり、
前記探査点配置手段は、前記柔軟材に対し高密度に探査点を配する手段であり、
前記探査点状態検出手段は、マイクロマシンとして作製される、磁歪効果及び磁気インピーダンス効果を利用した手段であること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【請求項15】
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記観測対象領域配置手段は、前記観測対象としての人体に対して、ミオクローヌスを観測する領域である前記観測対象領域を設定する手段であり、
前記探査点状態検出手段は、遠隔的光マイクロフォンにより、前記探査点配置手段により配される前記探査点における振動状態である探査点状態を検出する手段であること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【請求項16】
請求項14又は請求項15に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記人体におけるいかなる部位にミオクローヌス等が発生したのかを、時間的に累積して、マッピングする手段を備えること、
を特徴とする探査点状態マッピング装置。
【請求項17】
請求項14〜請求項16のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する空間的マッピングを行い前記出力装置に出力する空間的マッピング手段と、
該空間的マッピング手段による前記探査点状態に関する空間的マッピングにおいて、空間的領域の選択の指示を受付ける空間的領域選択指示受付手段と、
該空間的領域選択指示受付手段により受付けられた前記空間的領域における前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記空間的領域における探査点状態に関する時系列的マッピングを前記出力装置に出力する、空間時間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする。
【請求項18】
請求項14〜請求項17のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
前記探査点状態マッピング手段は、
前記検出情報入力手段により前記CPUへ入力された情報を基に、
前記探査点状態が検出された時間に基づく時間的情報に基づき、前記CPUが、前記探査点状態に関する時系列的マッピングを行い前記出力装置に出力する時系列的マッピング手段と、
該時系列的マッピング手段による前記探査点状態に関する時系列的マッピングにおいて、
時間の選択の指示を受付ける時間選択指示受付手段と、
該時間選択指示受付手段により受付けられた前記時間における前記探査点状態が検出された前記探査点の、前記観測対象領域に対する相対的位置に基づく情報に基づき、
前記CPUが、前記時間における探査点状態に関する空間的マッピングを前記出力装置に出力する、時間空間写像手段とを、さらに備えることを特徴とする
【請求項19】
前記探査点状態マッピング手段は、
前記探査点状態検出手段により検出される前記探査点状態の特性の重要性を判定する探査点状態特性判定手段をさらに備え、該探査点状態特性判定手段によって重要であると判定された前記探査点状態については、
前記出力装置からの出力において常に省略されることなく観察可能な表示形態で、前記CPUが、前記探査点状態に関してマッピングを行い出力装置に出力することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置。
【請求項20】
請求項14〜請求項19のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
fMRIと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記fMRI信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【請求項21】
請求項14〜請求項19のいずれか一項に記載の探査点状態マッピング装置であって、
光CTと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記光CT信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。
【請求項22】
請求項1に記載の探査点状態マッピング装置であって、光CTと併用することにより、
前記探査点状態が検出された前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、その前記探査点状態が検出された時間において脳の各位置から検出される前記光CT信号との対応を検出することにより、前記探査点の前記観測対象領域における相対的位置と、前記脳の各位置との神経学的関連性をマッピングすることを特徴とする。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2011−139892(P2011−139892A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2010−253273(P2010−253273)
【出願日】平成22年10月25日(2010.10.25)
【出願人】(507239938)
【Fターム(参考)】