メガネに取り付け可能なオーディオ装置
1組のスピーカ(20)に信号を出力するように構成される信号生成モジュール(26)を含み、スピーカ(20)は、各ハウジング(18)の上に取り付けられ、メガネフレームユニット(30)によって支えられるように構成されているオーディオ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーディオ装置に関し、特に、パーソナルオーディオ装置、例えばユーザが移動通信機器を使用し、ラジオ、MP3又はその他のオーディオデータファイルなどを聞くことができるようにするオーディオ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人々は、よく、移動通信機器、例えば携帯電話を使用し、又はパーソナルオーディオ装置を使って音楽又はラジオを聞くことを望む。しかしながら、メガネ又はサングラスを装着する人々にとっては、オーディオ装置のヘッドフォン若しくはイヤホン又はハンズフリー携帯電話装置のイヤホンは、よく、メガネのイヤホン又はつるテンプルの邪魔になり、その結果、例えばヘッドフォンがユーザの頭の両側に対して内部にメガネのイヤホン又はテンプルを押す傾向にあるので、オーディオ装置又はハンズフリー装置がメガネを装着しながら使用されることは快適ではない。
【発明の開示】
【0003】
本発明の目的は、そのような環境での使用に適するオーディオ装置を提供することである。
【0004】
本発明によれば、1組のスピーカに信号を出力する信号生成モジュールを含むオーディオ装置であって、スピーカは、それぞれのハウジングの上に取り付けられ、ハウジングの一方は電力供給ユニットを含み、ハウジングの他方は信号生成モジュールの少なくとも一部を含み、ハウジングは、メガネフレームによって支えられるように取り付けられるオーディオ装置が提供される。
【0005】
ハウジングは、オーディオ装置に対する紛失又は損傷の危険を低減するための安全ストラップとしても機能するストラップによって他方のハウジングと電気的に接続されても良い。
【0006】
代替的には、ハウジングは、メガネフレームのフェイスを横切るように通過するワイヤによって他方のハウジングと電気的に接続されても良い。
【0007】
ハウジングは、好適には、耳の上及び/又は後ろに装着されるように構成される支持領域を画定する。
【0008】
そのような構造は、ユーザがほぼ通常の方法でメガネを装着することに利点があり、メガネのアーム/イヤホンは、耳の上に直接あるよりもむしろハウジングの支持領域の上にある。スピーカは、ユーザの頭の両側に対して押されないので、オーディオ装置は快適に改良されている。
【0009】
代替的には、支持領域は、関連するハウジングが例えばメガネのアーム又はイヤホンによって支えられるように構成されても良い。そのような構成では、メガネは、標準的に装着されるであろう。
【0010】
モジュールは、例えばラジオ受信機又はMP3プレーヤを含んでも良い。ラジオ受信機は、他のオーディオ装置、例えば携帯電話、コンパクトディスクプレーヤ、MP3又はその他のデータファイルプレーヤなどと接続可能な送信機から送信される信号を受信するように構成されても良い。オーディオ装置が携帯電話又は他の移動通信機器と用いられる場合には、オーディオ装置は、好ましくは、マイクを更に含む。マイクは、例えばモジュールの中に設けられても良い。更に、モジュールは、例えば携帯電話に信号を送信する送信機を含んでも良い。
【0011】
本発明の1つの重要な利点は、それら自身が内部的な電力供給を持たないので、オーディオ装置とともに使用されるとき以外はメガネが電気的に不活性となることである。
【0012】
ハウジングは、好適には、ハウジングに対するメガネの位置を決める位置決め手段を備えても良い。例えば、ハウジングは、溝又はチャネルを内蔵するように設計されても良い。代替的には、各ハウジングは、ハウジングに対するメガネの位置を決めるようにするメガネのアーム/イヤホンに接触して直立フランジを備えても良い。更に、代替的には、ハウジングに対するメガネの位置を決めるアーム/イヤホンの中に設けられる対応する構造と係合可能な直立構造をハウジングに設けても良い。
【0013】
ハウジングの間の電気的接続は、メガネのフェイスを横切るように通過するワイヤを用いて作られていて、各ハウジングは、好適には、メガネのテンプルの近接部上に設けられる対応する接続手段と接続するように構成される接続手段を備えている。1つの実施例では、接続手段の少なくとも幾つかは、拡張される位置に向かって弾性的に付勢される電気コンタクトを含む。弾性バイアスは、例えばエラストマー材料を用いて得られても良い。
【0014】
本発明のその他の態様によれば、各スピーカを支持し、メガネフレームに対して固定可能な第1及び第2ハウジングと、ハウジング内に設けられる回路及びメガネフレーム内に設けられる部品である電気的接続を設ける電気的接続手段を含むオーディオ装置が提供される。
【0015】
部品は、信号生成モジュールの少なくとも一部を含んでも良い。代替的には又は追加的は、ハウジングの間に電気的接続を設けるワイヤ又は導体を含んでも良い。当然のことながら、そのような構造では、メガネフレームからハウジングを取り外すことでメガネフレームを電気的に不活性な状態にしても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、添付の図面を参照し、例示の目的で更に説明される。
【0017】
図1に図示されるオーディオ装置は、メガネ又はサングラスとの使用を目的としている。メガネ/サングラスは、一般的には、従来の形状であっても良いが、オーディオ装置とともに動作するように専用に修正又は設計されても良い。
【0018】
一般的なメガネ又はサングラスは、レンズ14を支持するフェイス12を有するフレーム10を含む。目的とするメガネ/サングラスの使用に依存するので、レンズ14は、近視又は遠視のような視力障害を是正するように設計されても良く、及び/又は着色されるように(審美的な理由で又はメガネがサングラスとして機能できるようにレンズを通過する光量を低減する理由で)設計されても良く、及び/又は入射光線から有害な紫外線をフィルタに装着するように設計されても良い。フェイス12は、テンプル16に接続されるヒンジを画定する形状を備えている。テンプルは、フェイス12から後方に伸び、使用中に、ユーザの耳を横切り、後ろを通るように構成される。
【0019】
テンプルによって直接支えられるレンズのある縁なしのフレームもまた知られており、本発明は、そのようなメガネの構造にも適用され、他のメガネの構造にも適用される。
【0020】
本発明のこの実施例のオーディオ装置は、それぞれがスピーカ20を支えるように構成される1組のハウジング18を含む。ボールソケット型の土台22は、スピーカ20がハウジング18と連動して動けるように各スピーカ20を対応するハウジング18に接続する。ボールソケットの結合部は、構成部品に手が用いられることのない簡易的な物である。スピーカ20は、極めて小さな寸法であり、ユーザの外耳道の入口に近接するとすぐに浮遊しながら用いられることを目的とするが、必要であれば、インナーイヤスピーカとして用いられても良い。
【0021】
ハウジング18は、ストラップ24と相互接続される。ストラップ24は、空洞のあるチューブ状の形状であり、ワイヤ又はリード線32は、信号がハウジング18の一方から他方へ通過できるように設けられる。ストラップ24は、様々な材料であっても良く、例えば、革、布、金属の連結金具、例えばブレードケーブルのようなブレード又はエラストマー材料であっても良い。
【0022】
添付の図面に図示されるように、ハウジング18の上部の部品は、メガネのテンプル16の部品を受け入れることを目的として画定される溝又はチャネル34の間に直立フランジを含むような形状である支持領域を形成する。
【0023】
例えば、メガネを装着している間にラジオ又は他の送信される信号をユーザが聞けるようにするラジオ受信機のあるメガネ又はサングラスを提供するという要望がある。送信される信号は、例えば、携帯電話若しくは他の移動通信機器の出力端子、CDプレーヤ、MP3若しくは他のデータファイルプレーヤ又はメッセージング装置を含む様々な他の機器に取り付けられる装置によって送信される信号を含んでも良い。ステレオ信号を聴くためには、信号は、メガネの両方のイヤホンに供給されなければならず、標準的な配置は、両方のスピーカに信号を供給するようにメガネの前を横切る配置が必要であろう。本発明のこの実施例は、ユーザの顔の前を横切るフレーム10の前よりもむしろユーザの首又は頭の後ろのストラップ24を縦断する信号伝送ワイヤ又はリード線32がメガネの構造の上に設けられるという設計制約なしに、ユーザが例えばラジオ又は他の送信される信号を聞けるようにする。
【0024】
図2に示されるように、メガネは、ラジオ受信機36を内蔵するように設計される。受信機36は、好適には、適合する回路を支える小さな回路基板を含み、例えば、使用中にユーザのテンプルに近接するテンプル16の1つの中又は上に設けられても良い。導電体38は、好適には、受信機36が設けられるテンプル16の中に設けられ、導体38は、使用中にハウジング18の一方のチャネル34の中で受信される位置にあるテンプル16(図3を参照)の反対側に設けられるターミナルプレート40に終結する。ハウジング18は、使用中にターミナルプレート40を受信機36とハウジング18の中に設けられる回路を接続することに従事させるように構成されるコンタクト42、他方のハウジング18とラジオ受信機36を接続するストラップ24の中に設けられるワイヤ32を備えている。他方のハウジング18は、受信機36に対するハウジング18の一方を通して電力を供給するために用いられる電力供給ユニットを内蔵する。当然のことながら、この実施例では、受信機36とともにハウジング18に設けられる回路は、本発明の信号生成モジュールを形成する。
【0025】
信号生成モジュール28は、様々な形状をとっても良い。一例としては、小さなラジオ受信機又はMP3若しくは他のオーディオデータファイルプレーヤを含んでも良い。信号生成モジュール28の更なる可能性は、例えば携帯電話がオーディオ装置を使いながら手で持てるようにするBluetooth型送信機/受信機を内蔵する。モジュールの更なる可能性は、例えば携帯電話、MP3プレーヤ、CDプレーヤなどに適合する予備送信機から送信される信号を受信する。このことは、信号がマイクロ波をかなり下回る周波数で送信されても良いという利点があると考えられるので、受信機に近接する位置にある人体の一部に無害であると考えられる。
【0026】
例えば携帯電話のような移動通信機器とともに利用される場合には、好適には、受信機36はマイクも内蔵し、移動通信機器によって受信されるマイクからの信号を送信するように構成される送信機としても機能する。
【0027】
使用中には、ユーザは、再生される音が聞こえるように、ハウジング18がユーザの耳に適合するように設けられるスピーカ20とともにユーザの耳の上及び後ろに位置するようなオーディオ装置を装着する。ストラップ24は、ユーザの頭又は首の後ろを通過する。ユーザは、ユーザの耳の上に直接置かれているテンプルを有するよりもむしろ、ハウジング18のチャネル34の中にメガネのテンプル16を設けるので、ほぼ通常の方法でグラス/サングラスを装着することができる。メガネのハウジング18とテンプル16の間の連携は、適切な位置にメガネを設け、しっかりと手に持たれ、ハウジング18とメガネの間の電気コンタクトを維持するように機能する。
【0028】
ハウジング18は、好適には、エラストマー材料であり、それのチャネル34は、好適には、メガネのテンプル16より幅が僅かに小さいので、テンプル16は、ハウジング18によって握られる。それ故に、当然のことながら、ストラップ24は、メガネの安全ストラップとしても機能できる。
【0029】
図2,3に示される接続配置を用いるよりもむしろ、受信機36又は他の信号生成モジュールとスピーカ20の間の電気的接続を提供するために、図4に示されるような単純なプラグソケット配置44が用いられても良い。
【0030】
上記の実施例では、電力供給ユニットは、好適には、ハウジング18の一方の中に設けられる充電式バッテリを形成する。バッテリの充電を可能にするのに適合する装置の中にドックを提供することが望ましい。MP3プレーヤ又は他のオーディオファイルプレーヤが装置の中に内蔵される場合には、ドックは、データファイルをプレーヤにダウンロードさせられるように機能しても良い。
【0031】
ハウジングに関連するメガネのイヤホン又はアームを設けるために機能する溝を画定する1組のフランジを各ハウジングに設けるよりもむしろ、各ハウジングは、使用中にハウジングに対して横方向にメガネを設けるための関連するテンプルの一方に近接する位置にあるように構成される単一の直立フランジを内蔵しても良い。明らかなことは、1組のフランジの間に画定される溝又はチャネルの中に設けられるよりもむしろ、テンプルが単一のフランジにかみ合う場合には、代替的な電気的接続配置は、ハウジングの中に含まれる回路及び電力供給ユニットをモジュールに電気的に接続することを要件としても良いし、他の手段は、メガネにハウジングを固定することを要件としても良い。
【0032】
図5〜9は、ハウジング18がメガネのアーム又はイヤホンを設けるためのフランジを備えているのではなく、ハウジング18がメガネのアーム又はイヤホン16の中に設けられる対応するリセス52の中に受け取れる直立位置決め突起50を備えても良いような代替的な配置を図示する。テンプル16の一方及び関連するハウジング18の一方は、電力供給ユニットからの電力が受信モジュール36に送信されるようにし、受信モジュール36からの出力信号がハウジング18の一方を通過できるようにするために、メガネのテンプル16の一方によって支えられる受信モジュール36と関連するハウジング18の一方の中に設けられる回路の間に電気的接続を提供する。リード線32は、ハウジング18の他方及び関連するスピーカ20に対して適切な出力信号を送信するために用いられる。
【0033】
図8,9に示されるように、メガネとともに使用されない場合には、予備ハウジング56は、オーディオ信号を供給するためのハウジング18の一方に接続されても良い。狂態56は、リード線58を介して、ストラップ24によって支えられるような例えば受信モジュール36に類似する信号生成モジュール又は他の場所に接続されても良い。類似のダミーのハウジングは、審美的な目的でハウジング18の他方に対して接続可能であっても良い。
【0034】
図10〜13は、本発明のその他の実施例を図示する。ここでは、2つのハウジングの間で電力及び信号を送信するネックストラップの中に設けられるケーブルを用いるよりもむしろ、メガネの中に設けられるワイヤ又は導体がこの機能を果たすために用いられる。図11は、ヒンジによってフェイスアセンブリ72(図12を参照)と接続される1組のテンプル70を含むサングランスのフレームを図示する。フェイスアセンブリ72は、それぞれがテンプル70のそれぞれにヒンジで連結される1組のフェイスサポート74を含み、フェイスサポート74は、接続バー76によって相互接続される。接続バー76と各フェイスサポート74の中間部分は、フェイスコンポーネント80が固定される形状78を備え、フェイスコンポーネント80は、使用中に1組のレンズを支える縁を画定し、着用者の鼻にもたれるパッドを含む。必要に応じて、フェイスコンポーネント80がテンプル、フェイスサポート及び接続バーの共通の構造を全て用いて、多くのフレーム様式が提供されるように入れ替えられるような構造である。
【0035】
テンプル70、フェイスサポート74及び接続バー76は全て、テンプル70の一方に設けられる接続パッド82とテンプル70の他方に設けられる対応するパッド82の間を電力及び信号が通過できるようにワイヤ又は他の導電体を内部的に支える。パッド82は、上記の対応するワイヤ又は導体の一方と電気的に接続されるエラストマー材料のブロックの上に取り付けられる導電性材料の成分を含む。エラストマー材料は、パッド82に弾力性のあるバイアス力をかける。
【0036】
ハウジング84は、各テンプル70に対して固定可能である。各ハウジング84は、関連するテンプル70の一部がある棚86を画定する上部の部品84aを含み、ハウジング84は、1又は複数の回路基板を含む。回路基板上に設けられる回路は、使用中にワイヤ又は導体とピン88を用いて接続される。ピン88は、パッド82とかみ合い、弾力性のあるバイアス力が電気的接続を維持するエラストマー材料によって提供される。
【0037】
ハウジング84は、好適には、テンプル70上に設けられる対応する形状とかみ合うことができるハウジング84上に設けられる形状によって各テンプル70と固定可能である。形状の少なくとも1つは、好適には、関連するテンプル70からハウジング84が解放できるように可動である。図示されるように、テンプルは、好適には、対応するハウジング84に対するリセスを備えている。リセスの提供は、装置の外観を改善し、使用中にハウジング84を最終的に位置決めするためにも機能する。
【0038】
スピーカ94が取り付けられるスピーカ幹92から伸びるより低いハウジング部分84bは、ハウジング部分84aのより低い部分と摺動自在に接続され、スピーカ94は、ハウジング84の中に設けられる回路基板と幹92の中を通って延びるケーブルによって接続される。より低いハウジング部分84bの摺動自在な接続は、着用者に適合するfore−aft方向に位置を調節できるようにする。スピーカ94に対する幹92の接続は、好適には、ボールソケットの結合部が、追加の調節可能にするために更にはめ込まれるように構成されても良く、その軸の周りの幹の制限される角運動を可能にするように構成されても良い。
【0039】
ハウジング84の一端に設けられる回路基板は、例えば充電式バッテリの形で電力供給ユニットを含む。ハウジングの他方に設けられる回路基板は、信号生成モジュールとして機能し、上記のどの機能を果たしても良い。このハウジング84の一方は、好適には、着用者がその動作を制御できるようにするためのボタン96とともに形成される。
【0040】
当然のことながら、サングラスに設けられるワイヤ又は導体は、両方のスピーカが機能を果たせるようにハウジング84の一方から他方へ信号を伝送するように機能し、電力供給ユニットから信号生成モジュールに電力を送るようにも機能する。
【0041】
上記の構成によれば、ハウジング84がサングラスから分離されているときには、サングラスは不活性であり、回路が可動するためには、両方のハウジングが必要とされる。更に、フェイスコンポーネントが入れ替えられるように、様々な様式が比較的容易に設けられる。
【0042】
ボタンの機能、数及び位置は、信号生成モジュールの種類に依存する。例えば、いくつかの製品では、ボタンは、音量、低音/高音及び出力がモノ出力であるか又はステレオ出力であるかなどを制御しても良い。
【0043】
当然のことながら、本発明の範囲内で上記の構成に対して多くの修正及び代替がなされても良く、本願は、そのような全ての修正及び代替を含む。例示のみを目的として、メガネのテンプルがだんだん細くなる形状であり、ハウジング18が、アームを挿入できる通路で形成されても良く、その通路の形状は、ハウジング18に対して所望の位置にメガネを固定するアームとともに動作し、ハウジングとメガネの間で電力及び信号を送るのに適切な電気的接続が設けられる。一度使用されると、ハウジングは、ユーザの耳がそのような動きを妨げようとするので、メガネのテンプルから滑り落ちることはない。必要に応じて、支持部材は、メガネが用いられないときに装置が利用できるようにされても良い。支持部材は、ユーザの耳の上及び/又は後ろにかみ合うように構成されても良く、関連するハウジングの通路の中に差し込まれるように構成されても良い。好適には、エラストマー材料がハウジング及び/又は支持部材の製品に用いられる。もちろん、様々な修正及び代替が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施例に係るオーディオ装置の斜視図である。
【図2】本発明とともに用いられるメガネの一部を図示する図である。
【図3】本装置と1つのメガネの間に電気的接続を設ける方法を図示する。
【図4】本装置と1つのメガネの間に電気的接続を設ける方法を図示する。
【図5】本発明の代替的な実施例を図示する図である。
【図6】図5の実施例において用いられる1つのメガネの一部の図である。
【図7】図5の実施例のオーディオ装置の一部の図である。
【図8】図5の実施例のオーディオ装置を図示する図である。
【図9】図8に示される動作のモードにおけるオーディオ装置の一部を図示する図である。
【図10】本発明の追加の実施例を図示する。
【図11】本発明の追加の実施例を図示する。
【図12】本発明の追加の実施例を図示する。
【図13】本発明の追加の実施例を図示する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーディオ装置に関し、特に、パーソナルオーディオ装置、例えばユーザが移動通信機器を使用し、ラジオ、MP3又はその他のオーディオデータファイルなどを聞くことができるようにするオーディオ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人々は、よく、移動通信機器、例えば携帯電話を使用し、又はパーソナルオーディオ装置を使って音楽又はラジオを聞くことを望む。しかしながら、メガネ又はサングラスを装着する人々にとっては、オーディオ装置のヘッドフォン若しくはイヤホン又はハンズフリー携帯電話装置のイヤホンは、よく、メガネのイヤホン又はつるテンプルの邪魔になり、その結果、例えばヘッドフォンがユーザの頭の両側に対して内部にメガネのイヤホン又はテンプルを押す傾向にあるので、オーディオ装置又はハンズフリー装置がメガネを装着しながら使用されることは快適ではない。
【発明の開示】
【0003】
本発明の目的は、そのような環境での使用に適するオーディオ装置を提供することである。
【0004】
本発明によれば、1組のスピーカに信号を出力する信号生成モジュールを含むオーディオ装置であって、スピーカは、それぞれのハウジングの上に取り付けられ、ハウジングの一方は電力供給ユニットを含み、ハウジングの他方は信号生成モジュールの少なくとも一部を含み、ハウジングは、メガネフレームによって支えられるように取り付けられるオーディオ装置が提供される。
【0005】
ハウジングは、オーディオ装置に対する紛失又は損傷の危険を低減するための安全ストラップとしても機能するストラップによって他方のハウジングと電気的に接続されても良い。
【0006】
代替的には、ハウジングは、メガネフレームのフェイスを横切るように通過するワイヤによって他方のハウジングと電気的に接続されても良い。
【0007】
ハウジングは、好適には、耳の上及び/又は後ろに装着されるように構成される支持領域を画定する。
【0008】
そのような構造は、ユーザがほぼ通常の方法でメガネを装着することに利点があり、メガネのアーム/イヤホンは、耳の上に直接あるよりもむしろハウジングの支持領域の上にある。スピーカは、ユーザの頭の両側に対して押されないので、オーディオ装置は快適に改良されている。
【0009】
代替的には、支持領域は、関連するハウジングが例えばメガネのアーム又はイヤホンによって支えられるように構成されても良い。そのような構成では、メガネは、標準的に装着されるであろう。
【0010】
モジュールは、例えばラジオ受信機又はMP3プレーヤを含んでも良い。ラジオ受信機は、他のオーディオ装置、例えば携帯電話、コンパクトディスクプレーヤ、MP3又はその他のデータファイルプレーヤなどと接続可能な送信機から送信される信号を受信するように構成されても良い。オーディオ装置が携帯電話又は他の移動通信機器と用いられる場合には、オーディオ装置は、好ましくは、マイクを更に含む。マイクは、例えばモジュールの中に設けられても良い。更に、モジュールは、例えば携帯電話に信号を送信する送信機を含んでも良い。
【0011】
本発明の1つの重要な利点は、それら自身が内部的な電力供給を持たないので、オーディオ装置とともに使用されるとき以外はメガネが電気的に不活性となることである。
【0012】
ハウジングは、好適には、ハウジングに対するメガネの位置を決める位置決め手段を備えても良い。例えば、ハウジングは、溝又はチャネルを内蔵するように設計されても良い。代替的には、各ハウジングは、ハウジングに対するメガネの位置を決めるようにするメガネのアーム/イヤホンに接触して直立フランジを備えても良い。更に、代替的には、ハウジングに対するメガネの位置を決めるアーム/イヤホンの中に設けられる対応する構造と係合可能な直立構造をハウジングに設けても良い。
【0013】
ハウジングの間の電気的接続は、メガネのフェイスを横切るように通過するワイヤを用いて作られていて、各ハウジングは、好適には、メガネのテンプルの近接部上に設けられる対応する接続手段と接続するように構成される接続手段を備えている。1つの実施例では、接続手段の少なくとも幾つかは、拡張される位置に向かって弾性的に付勢される電気コンタクトを含む。弾性バイアスは、例えばエラストマー材料を用いて得られても良い。
【0014】
本発明のその他の態様によれば、各スピーカを支持し、メガネフレームに対して固定可能な第1及び第2ハウジングと、ハウジング内に設けられる回路及びメガネフレーム内に設けられる部品である電気的接続を設ける電気的接続手段を含むオーディオ装置が提供される。
【0015】
部品は、信号生成モジュールの少なくとも一部を含んでも良い。代替的には又は追加的は、ハウジングの間に電気的接続を設けるワイヤ又は導体を含んでも良い。当然のことながら、そのような構造では、メガネフレームからハウジングを取り外すことでメガネフレームを電気的に不活性な状態にしても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、添付の図面を参照し、例示の目的で更に説明される。
【0017】
図1に図示されるオーディオ装置は、メガネ又はサングラスとの使用を目的としている。メガネ/サングラスは、一般的には、従来の形状であっても良いが、オーディオ装置とともに動作するように専用に修正又は設計されても良い。
【0018】
一般的なメガネ又はサングラスは、レンズ14を支持するフェイス12を有するフレーム10を含む。目的とするメガネ/サングラスの使用に依存するので、レンズ14は、近視又は遠視のような視力障害を是正するように設計されても良く、及び/又は着色されるように(審美的な理由で又はメガネがサングラスとして機能できるようにレンズを通過する光量を低減する理由で)設計されても良く、及び/又は入射光線から有害な紫外線をフィルタに装着するように設計されても良い。フェイス12は、テンプル16に接続されるヒンジを画定する形状を備えている。テンプルは、フェイス12から後方に伸び、使用中に、ユーザの耳を横切り、後ろを通るように構成される。
【0019】
テンプルによって直接支えられるレンズのある縁なしのフレームもまた知られており、本発明は、そのようなメガネの構造にも適用され、他のメガネの構造にも適用される。
【0020】
本発明のこの実施例のオーディオ装置は、それぞれがスピーカ20を支えるように構成される1組のハウジング18を含む。ボールソケット型の土台22は、スピーカ20がハウジング18と連動して動けるように各スピーカ20を対応するハウジング18に接続する。ボールソケットの結合部は、構成部品に手が用いられることのない簡易的な物である。スピーカ20は、極めて小さな寸法であり、ユーザの外耳道の入口に近接するとすぐに浮遊しながら用いられることを目的とするが、必要であれば、インナーイヤスピーカとして用いられても良い。
【0021】
ハウジング18は、ストラップ24と相互接続される。ストラップ24は、空洞のあるチューブ状の形状であり、ワイヤ又はリード線32は、信号がハウジング18の一方から他方へ通過できるように設けられる。ストラップ24は、様々な材料であっても良く、例えば、革、布、金属の連結金具、例えばブレードケーブルのようなブレード又はエラストマー材料であっても良い。
【0022】
添付の図面に図示されるように、ハウジング18の上部の部品は、メガネのテンプル16の部品を受け入れることを目的として画定される溝又はチャネル34の間に直立フランジを含むような形状である支持領域を形成する。
【0023】
例えば、メガネを装着している間にラジオ又は他の送信される信号をユーザが聞けるようにするラジオ受信機のあるメガネ又はサングラスを提供するという要望がある。送信される信号は、例えば、携帯電話若しくは他の移動通信機器の出力端子、CDプレーヤ、MP3若しくは他のデータファイルプレーヤ又はメッセージング装置を含む様々な他の機器に取り付けられる装置によって送信される信号を含んでも良い。ステレオ信号を聴くためには、信号は、メガネの両方のイヤホンに供給されなければならず、標準的な配置は、両方のスピーカに信号を供給するようにメガネの前を横切る配置が必要であろう。本発明のこの実施例は、ユーザの顔の前を横切るフレーム10の前よりもむしろユーザの首又は頭の後ろのストラップ24を縦断する信号伝送ワイヤ又はリード線32がメガネの構造の上に設けられるという設計制約なしに、ユーザが例えばラジオ又は他の送信される信号を聞けるようにする。
【0024】
図2に示されるように、メガネは、ラジオ受信機36を内蔵するように設計される。受信機36は、好適には、適合する回路を支える小さな回路基板を含み、例えば、使用中にユーザのテンプルに近接するテンプル16の1つの中又は上に設けられても良い。導電体38は、好適には、受信機36が設けられるテンプル16の中に設けられ、導体38は、使用中にハウジング18の一方のチャネル34の中で受信される位置にあるテンプル16(図3を参照)の反対側に設けられるターミナルプレート40に終結する。ハウジング18は、使用中にターミナルプレート40を受信機36とハウジング18の中に設けられる回路を接続することに従事させるように構成されるコンタクト42、他方のハウジング18とラジオ受信機36を接続するストラップ24の中に設けられるワイヤ32を備えている。他方のハウジング18は、受信機36に対するハウジング18の一方を通して電力を供給するために用いられる電力供給ユニットを内蔵する。当然のことながら、この実施例では、受信機36とともにハウジング18に設けられる回路は、本発明の信号生成モジュールを形成する。
【0025】
信号生成モジュール28は、様々な形状をとっても良い。一例としては、小さなラジオ受信機又はMP3若しくは他のオーディオデータファイルプレーヤを含んでも良い。信号生成モジュール28の更なる可能性は、例えば携帯電話がオーディオ装置を使いながら手で持てるようにするBluetooth型送信機/受信機を内蔵する。モジュールの更なる可能性は、例えば携帯電話、MP3プレーヤ、CDプレーヤなどに適合する予備送信機から送信される信号を受信する。このことは、信号がマイクロ波をかなり下回る周波数で送信されても良いという利点があると考えられるので、受信機に近接する位置にある人体の一部に無害であると考えられる。
【0026】
例えば携帯電話のような移動通信機器とともに利用される場合には、好適には、受信機36はマイクも内蔵し、移動通信機器によって受信されるマイクからの信号を送信するように構成される送信機としても機能する。
【0027】
使用中には、ユーザは、再生される音が聞こえるように、ハウジング18がユーザの耳に適合するように設けられるスピーカ20とともにユーザの耳の上及び後ろに位置するようなオーディオ装置を装着する。ストラップ24は、ユーザの頭又は首の後ろを通過する。ユーザは、ユーザの耳の上に直接置かれているテンプルを有するよりもむしろ、ハウジング18のチャネル34の中にメガネのテンプル16を設けるので、ほぼ通常の方法でグラス/サングラスを装着することができる。メガネのハウジング18とテンプル16の間の連携は、適切な位置にメガネを設け、しっかりと手に持たれ、ハウジング18とメガネの間の電気コンタクトを維持するように機能する。
【0028】
ハウジング18は、好適には、エラストマー材料であり、それのチャネル34は、好適には、メガネのテンプル16より幅が僅かに小さいので、テンプル16は、ハウジング18によって握られる。それ故に、当然のことながら、ストラップ24は、メガネの安全ストラップとしても機能できる。
【0029】
図2,3に示される接続配置を用いるよりもむしろ、受信機36又は他の信号生成モジュールとスピーカ20の間の電気的接続を提供するために、図4に示されるような単純なプラグソケット配置44が用いられても良い。
【0030】
上記の実施例では、電力供給ユニットは、好適には、ハウジング18の一方の中に設けられる充電式バッテリを形成する。バッテリの充電を可能にするのに適合する装置の中にドックを提供することが望ましい。MP3プレーヤ又は他のオーディオファイルプレーヤが装置の中に内蔵される場合には、ドックは、データファイルをプレーヤにダウンロードさせられるように機能しても良い。
【0031】
ハウジングに関連するメガネのイヤホン又はアームを設けるために機能する溝を画定する1組のフランジを各ハウジングに設けるよりもむしろ、各ハウジングは、使用中にハウジングに対して横方向にメガネを設けるための関連するテンプルの一方に近接する位置にあるように構成される単一の直立フランジを内蔵しても良い。明らかなことは、1組のフランジの間に画定される溝又はチャネルの中に設けられるよりもむしろ、テンプルが単一のフランジにかみ合う場合には、代替的な電気的接続配置は、ハウジングの中に含まれる回路及び電力供給ユニットをモジュールに電気的に接続することを要件としても良いし、他の手段は、メガネにハウジングを固定することを要件としても良い。
【0032】
図5〜9は、ハウジング18がメガネのアーム又はイヤホンを設けるためのフランジを備えているのではなく、ハウジング18がメガネのアーム又はイヤホン16の中に設けられる対応するリセス52の中に受け取れる直立位置決め突起50を備えても良いような代替的な配置を図示する。テンプル16の一方及び関連するハウジング18の一方は、電力供給ユニットからの電力が受信モジュール36に送信されるようにし、受信モジュール36からの出力信号がハウジング18の一方を通過できるようにするために、メガネのテンプル16の一方によって支えられる受信モジュール36と関連するハウジング18の一方の中に設けられる回路の間に電気的接続を提供する。リード線32は、ハウジング18の他方及び関連するスピーカ20に対して適切な出力信号を送信するために用いられる。
【0033】
図8,9に示されるように、メガネとともに使用されない場合には、予備ハウジング56は、オーディオ信号を供給するためのハウジング18の一方に接続されても良い。狂態56は、リード線58を介して、ストラップ24によって支えられるような例えば受信モジュール36に類似する信号生成モジュール又は他の場所に接続されても良い。類似のダミーのハウジングは、審美的な目的でハウジング18の他方に対して接続可能であっても良い。
【0034】
図10〜13は、本発明のその他の実施例を図示する。ここでは、2つのハウジングの間で電力及び信号を送信するネックストラップの中に設けられるケーブルを用いるよりもむしろ、メガネの中に設けられるワイヤ又は導体がこの機能を果たすために用いられる。図11は、ヒンジによってフェイスアセンブリ72(図12を参照)と接続される1組のテンプル70を含むサングランスのフレームを図示する。フェイスアセンブリ72は、それぞれがテンプル70のそれぞれにヒンジで連結される1組のフェイスサポート74を含み、フェイスサポート74は、接続バー76によって相互接続される。接続バー76と各フェイスサポート74の中間部分は、フェイスコンポーネント80が固定される形状78を備え、フェイスコンポーネント80は、使用中に1組のレンズを支える縁を画定し、着用者の鼻にもたれるパッドを含む。必要に応じて、フェイスコンポーネント80がテンプル、フェイスサポート及び接続バーの共通の構造を全て用いて、多くのフレーム様式が提供されるように入れ替えられるような構造である。
【0035】
テンプル70、フェイスサポート74及び接続バー76は全て、テンプル70の一方に設けられる接続パッド82とテンプル70の他方に設けられる対応するパッド82の間を電力及び信号が通過できるようにワイヤ又は他の導電体を内部的に支える。パッド82は、上記の対応するワイヤ又は導体の一方と電気的に接続されるエラストマー材料のブロックの上に取り付けられる導電性材料の成分を含む。エラストマー材料は、パッド82に弾力性のあるバイアス力をかける。
【0036】
ハウジング84は、各テンプル70に対して固定可能である。各ハウジング84は、関連するテンプル70の一部がある棚86を画定する上部の部品84aを含み、ハウジング84は、1又は複数の回路基板を含む。回路基板上に設けられる回路は、使用中にワイヤ又は導体とピン88を用いて接続される。ピン88は、パッド82とかみ合い、弾力性のあるバイアス力が電気的接続を維持するエラストマー材料によって提供される。
【0037】
ハウジング84は、好適には、テンプル70上に設けられる対応する形状とかみ合うことができるハウジング84上に設けられる形状によって各テンプル70と固定可能である。形状の少なくとも1つは、好適には、関連するテンプル70からハウジング84が解放できるように可動である。図示されるように、テンプルは、好適には、対応するハウジング84に対するリセスを備えている。リセスの提供は、装置の外観を改善し、使用中にハウジング84を最終的に位置決めするためにも機能する。
【0038】
スピーカ94が取り付けられるスピーカ幹92から伸びるより低いハウジング部分84bは、ハウジング部分84aのより低い部分と摺動自在に接続され、スピーカ94は、ハウジング84の中に設けられる回路基板と幹92の中を通って延びるケーブルによって接続される。より低いハウジング部分84bの摺動自在な接続は、着用者に適合するfore−aft方向に位置を調節できるようにする。スピーカ94に対する幹92の接続は、好適には、ボールソケットの結合部が、追加の調節可能にするために更にはめ込まれるように構成されても良く、その軸の周りの幹の制限される角運動を可能にするように構成されても良い。
【0039】
ハウジング84の一端に設けられる回路基板は、例えば充電式バッテリの形で電力供給ユニットを含む。ハウジングの他方に設けられる回路基板は、信号生成モジュールとして機能し、上記のどの機能を果たしても良い。このハウジング84の一方は、好適には、着用者がその動作を制御できるようにするためのボタン96とともに形成される。
【0040】
当然のことながら、サングラスに設けられるワイヤ又は導体は、両方のスピーカが機能を果たせるようにハウジング84の一方から他方へ信号を伝送するように機能し、電力供給ユニットから信号生成モジュールに電力を送るようにも機能する。
【0041】
上記の構成によれば、ハウジング84がサングラスから分離されているときには、サングラスは不活性であり、回路が可動するためには、両方のハウジングが必要とされる。更に、フェイスコンポーネントが入れ替えられるように、様々な様式が比較的容易に設けられる。
【0042】
ボタンの機能、数及び位置は、信号生成モジュールの種類に依存する。例えば、いくつかの製品では、ボタンは、音量、低音/高音及び出力がモノ出力であるか又はステレオ出力であるかなどを制御しても良い。
【0043】
当然のことながら、本発明の範囲内で上記の構成に対して多くの修正及び代替がなされても良く、本願は、そのような全ての修正及び代替を含む。例示のみを目的として、メガネのテンプルがだんだん細くなる形状であり、ハウジング18が、アームを挿入できる通路で形成されても良く、その通路の形状は、ハウジング18に対して所望の位置にメガネを固定するアームとともに動作し、ハウジングとメガネの間で電力及び信号を送るのに適切な電気的接続が設けられる。一度使用されると、ハウジングは、ユーザの耳がそのような動きを妨げようとするので、メガネのテンプルから滑り落ちることはない。必要に応じて、支持部材は、メガネが用いられないときに装置が利用できるようにされても良い。支持部材は、ユーザの耳の上及び/又は後ろにかみ合うように構成されても良く、関連するハウジングの通路の中に差し込まれるように構成されても良い。好適には、エラストマー材料がハウジング及び/又は支持部材の製品に用いられる。もちろん、様々な修正及び代替が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施例に係るオーディオ装置の斜視図である。
【図2】本発明とともに用いられるメガネの一部を図示する図である。
【図3】本装置と1つのメガネの間に電気的接続を設ける方法を図示する。
【図4】本装置と1つのメガネの間に電気的接続を設ける方法を図示する。
【図5】本発明の代替的な実施例を図示する図である。
【図6】図5の実施例において用いられる1つのメガネの一部の図である。
【図7】図5の実施例のオーディオ装置の一部の図である。
【図8】図5の実施例のオーディオ装置を図示する図である。
【図9】図8に示される動作のモードにおけるオーディオ装置の一部を図示する図である。
【図10】本発明の追加の実施例を図示する。
【図11】本発明の追加の実施例を図示する。
【図12】本発明の追加の実施例を図示する。
【図13】本発明の追加の実施例を図示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1組のスピーカに信号を出力する信号生成モジュールを含むオーディオ装置であって、
前記スピーカは、それぞれのハウジングの上に取り付けられ、前記ハウジングの一方は電力供給ユニットを含み、前記ハウジングの他方は信号生成モジュール少なくとも一部を含み、前記ハウジングは、メガネフレームによって支えられるように取り付けられるオーディオ装置。
【請求項2】
前記ハウジングは、耳の上及び/又は後ろに装着されるように構成される支持領域を画定する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項3】
前記ハウジングは、連結されるハウジングがメガネのアーム又はイヤホンによって支えられるように構成される支持領域を画定する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項4】
前記モジュールは、メガネのアームの中に設けられる請求項1乃至3の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項5】
前記メガネフレームは、取り外し可能なフェイスコンポーネントを有する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項6】
メガネのための安全ストラップとして機能するストラップを含む請求項1乃至5の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項7】
前記モジュールは、他のオーディオ装置に接続される送信機から送信される信号を受信するように構成されるラジオ受信機を含む請求項1乃至6の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項8】
前記モジュールは、前記メガネのイヤホンの一方の中に設けられ、前記モジュールからの出力信号を前記ハウジング及びスピーカに送信する電気コネクタ配置を備える請求項1乃至7の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項9】
前記コネクタは、前記ハウジングの一方に前記信号を供給し、前記ストラップは、前記信号が前記ハウジングの他方を通過できるように前記ハウジングを相互接続するケーブルを支える請求項8に記載のオーディオ装置。
【請求項10】
前記ハウジングは、前記ハウジングに対する前記メガネの位置を決める位置決め手段を備える請求項1乃至9の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項11】
前記メガネは、電力及び信号が前記ハウジングの間に送信されるような導体を内蔵する請求項1乃至10の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項12】
前記ハウジングが取り付けられていないときには、前記メガネフレームは、電気的に不活性である請求項1乃至11の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項13】
他方のハウジングと電気的に接続可能且つ固定可能であり、メガネフレームと電気的に接続可能な回路を含む第1及び第2ハウジングを含み、
前記メガネフレームは、前記ハウジングが固定されていないときには、電気的に不活性であるオーディオ装置。
【請求項1】
1組のスピーカに信号を出力する信号生成モジュールを含むオーディオ装置であって、
前記スピーカは、それぞれのハウジングの上に取り付けられ、前記ハウジングの一方は電力供給ユニットを含み、前記ハウジングの他方は信号生成モジュール少なくとも一部を含み、前記ハウジングは、メガネフレームによって支えられるように取り付けられるオーディオ装置。
【請求項2】
前記ハウジングは、耳の上及び/又は後ろに装着されるように構成される支持領域を画定する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項3】
前記ハウジングは、連結されるハウジングがメガネのアーム又はイヤホンによって支えられるように構成される支持領域を画定する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項4】
前記モジュールは、メガネのアームの中に設けられる請求項1乃至3の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項5】
前記メガネフレームは、取り外し可能なフェイスコンポーネントを有する請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項6】
メガネのための安全ストラップとして機能するストラップを含む請求項1乃至5の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項7】
前記モジュールは、他のオーディオ装置に接続される送信機から送信される信号を受信するように構成されるラジオ受信機を含む請求項1乃至6の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項8】
前記モジュールは、前記メガネのイヤホンの一方の中に設けられ、前記モジュールからの出力信号を前記ハウジング及びスピーカに送信する電気コネクタ配置を備える請求項1乃至7の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項9】
前記コネクタは、前記ハウジングの一方に前記信号を供給し、前記ストラップは、前記信号が前記ハウジングの他方を通過できるように前記ハウジングを相互接続するケーブルを支える請求項8に記載のオーディオ装置。
【請求項10】
前記ハウジングは、前記ハウジングに対する前記メガネの位置を決める位置決め手段を備える請求項1乃至9の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項11】
前記メガネは、電力及び信号が前記ハウジングの間に送信されるような導体を内蔵する請求項1乃至10の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項12】
前記ハウジングが取り付けられていないときには、前記メガネフレームは、電気的に不活性である請求項1乃至11の何れか1項に記載のオーディオ装置。
【請求項13】
他方のハウジングと電気的に接続可能且つ固定可能であり、メガネフレームと電気的に接続可能な回路を含む第1及び第2ハウジングを含み、
前記メガネフレームは、前記ハウジングが固定されていないときには、電気的に不活性であるオーディオ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2008−545287(P2008−545287A)
【公表日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−510631(P2008−510631)
【出願日】平成18年5月9日(2006.5.9)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001669
【国際公開番号】WO2006/120416
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(507374158)
【氏名又は名称原語表記】MARCUS LEWIS
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月9日(2006.5.9)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001669
【国際公開番号】WO2006/120416
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(507374158)
【氏名又は名称原語表記】MARCUS LEWIS
【Fターム(参考)】
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