メニューアクティブ化とストローク入力のための共通オンスクリーンゾーン
コマンドをアクティブ化する2つ以上の方法を共通オンスクリーンゾーンにより提供する。ユーザーは、一方法により、ゾーン内でストローク、またはジェスチャ等の第1アクションを実行して、コマンドをアクティブ化でき、または同じゾーン内でクリックするか、またはボタンを押す等の第2アクションを実行して、同一コマンドを含むメニューをアクティブ化できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、本出願と同一日付で出願された米国特許出願第 号の「オブジェクトを囲むゾーンを用いるオンスクリーンオブジェクトの操作」と関連する。その関連出願の開示を参照して本明細書に組み込む。
【0002】
本発明は一般に、オブジェクトを管理するためのユーザーインターフェースに関し、より詳細には、メニューアクティブ化、およびストローク入力双方のための、共通オンスクリーンエリア、またはゾーンを含むユーザーインターフェースに関する。
【背景技術】
【0003】
既存のユーザーインターフェースは、ウィンドウ、イメージ、テキストブロック、ビデオ等のオンスクリーンオブジェクトの移動、変更、制御、その他の操作をするための多様な技法を提供する。例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト社から入手可能なウインドウズXPオペレーティングシステムは、各種オンスクリーンオブジェクトを操作するためのユーザーインターフェース要素を提供している。このようなユーザーインターフェース要素の例には以下が含まれる。
【0004】
−アプリケーションメニュー(例えば、オブジェクトをクリックして選択し、アプリケーションメニューから操作を選択する)。
【0005】
−オンスクリーンボタン(例えば、オブジェクトをクリックして選択し、ボタンをクリックしてオブジェクトの操作を実行する)。
【0006】
−コンテクスト依存型メニュー(例えば、オブジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから操作を選択する)。
【0007】
−リサイズ境界、またはハンドル(例えば、ウィンドウの縁、またはオブジェクトハンドルをクリック、ドラッグしてウィンドウまたはオブジェクトをリサイズする)。
【0008】
−キーボードコマンド(例えば、オブジェクトをクリックして選択し(またはキーボードを用いてオンスクリーンオブジェクトに辿りつき)、キーを打ってオブジェクト操作を実行する)。
【0009】
更に、(Palm社から入手可能なPalmオペレーティングシステム等の)ユーザーインターフェースの幾つかは、ストロークまたはジェスチャ等のペン入力を受け付けて、データおよび/またはコマンドとして解釈することができる。
【0010】
メニュー、ボタン、アイコン、およびペン入力ゾーンを含む従来のユーザーインターフェースの多くの要素は、スクリーンの特定エリア、またはゾーンでユーザー入力を受け付けることにより動作する。これら種類のユーザーインターフェース要素は、特定種類の入力に専用であることが多いスクリーン上の別々の場所に提示される。従って、メニューをアクティブにするために、ユーザーは、スクリーン上の特定場所のメニューバーをクリックしなければならず、ボタンコマンドをアクティブにするために、ユーザーは別の場所でボタンをクリックしなければならず、そしてストロークまたはジェスチャを入力するために、ユーザーはペン入力ゾーン内で入力しなければならない。
【0011】
通常、これら要素またはゾーンのそれぞれは、それ自体のスペースをスクリーン上に占有する。このような手法は、価値あるスクリーン資産を消費する。更に、このような手法は、各種の入力ゾーンそれぞれに慣れ、使い方に慣れなければならないユーザーを混乱させることになる。更に、このような手法では、特定コマンドをアクティブにする多様な方法の相互間の視覚的リンクを確立することが困難になる。例えば、プリントコマンドは、メニューまたはボタンから、またはストロークコマンドを入力することにより、アクティブにできるが、そのようなコマンド入力手段それぞれが配置されている別々のスクリーンエリア相互間の視覚的リンクがない。更に、既存の技法は、ある特定ゾーンまたは複数の特定ゾーンと、特定オンスクリーンオブジェクトとの間の関係を確立することが困難である。従って、テキスト入力、ボタンコマンド、またはメニューコマンドを入力するために現在焦点をあてられているオブジェクトが、これら各種入力のためのゾーンに視覚的にリンクされるか、またはその近傍に配置されることはない。メニュー、ボタン、およびストロークコマンドをアクティブにするためのスクリーン領域の多様性により、特定コマンド入力ゾーンを、そのコマンドを適用するオブジェクトと視覚的に結びつけることが困難である。
【0012】
従って、必要とされるのは、2つ以上の入力方法、またはパラダイムを用いてコマンドをアクティブ化するための共通ゾーン、または領域を含むユーザーインターフェースである。従って、必要とされるのは、2つ以上の入力方法を介して、特定コマンドをアクティブ化するための共通ゾーンを含むユーザーインターフェースである。更に必要とされるのは、2つ以上のゾーンを含むユーザーインターフェースであって、各ゾーンは特定種類のコマンドをアクティブ化するためのものであり、各ゾーンはその種類のコマンドをアクティブ化するための二つ以上の方法を介して入力を受け取ることができる。更に必要とされることは、コマンドをアクティブ化するための多数のメカニズム提供に必要なスクリーン資産の量を減少させるとともに、コマンド入力領域を、コマンドを動作させるオブジェクトに関連付ける能力を維持するユーザーインターフェースである。更に必要とされることは、使い易い直感的な方法で、上記説明の目標を達成するユーザーインターフェースである。
【発明の開示】
【0013】
本発明の一態様では、ユーザーインターフェースは、2つ以上の入力方法に従ってコマンド入力を受け付けることができる少なくとも一つのゾーンを含む。例えば、ユーザーは、ゾーン上でクリックして、複数のコマンドを含むメニューをアクティブにできるし、また、ゾーン上でストローク入力を行って、そのストローク入力と関係付けられるコマンドを直接アクティブにできる。ユーザーは、スクリーンの同一ゾーン、または領域で、いずれのアクションも実行できる。一態様では、直接アクティブ化可能なコマンドは、メニューにも現れるので、ユーザーは同一コマンドを、いずれの方法でもアクティブにできる。従って、ユーザーはゾーン内をクリックしてメニューに従ってコマンドをアクティブにできるし、また、同一ゾーン内でストロークまたはジェスチャを実行して同一コマンドを直接アクティブにできる。代替の実施の形態では、クリック、ストローク、またはジェスチャ以外のアクションを用いてコマンドをアクティブにできる。また、メニュー、または直接アクティブ化以外のコマンド入力方法も提供できる。
【0014】
一態様では、多数のコマンド入力領域を提供する。それぞれは、異なるオンスクリーンオブジェクト、または特定のコマンド種類と関係付けることができる。従って、例えば、「フォーマット」領域、および「作成」領域を提供してもよい。ユーザーは、第1の種類のコマンド(例えば、フォーマットコマンド)を、第1ゾーン内をクリックしてフォーマットメニューをアクティブにすることにより、または第1ゾーン内でストローク入力を実行してコマンドを直接アクティブにすることにより、アクティブにできる。同様に、ユーザーは、第2種類のコマンド(例えば、作成コマンド)を、第2ゾーン内をクリックして領域メニューをアクティブにすることにより、または第2ゾーン内でストローク入力を実行してコマンドを直接アクティブにすることにより、アクティブにできる。
【0015】
ゾーンは、関連するオブジェクトについて一貫性のある場所に提供できる。関連の米国特許出願第 号の「オブジェクトを囲むゾーンを用いるオンスクリーンオブジェクトの操作」で説明するように、多数のゾーンを含む制御領域で、各オンスクリーンオブジェクトを一貫性のある方法で囲むことにより、多様な種類のオブジェクトを操作するための使い易いメカニズムが提供される。
【0016】
ユーザーはゾーンと対話することにより、オンスクリーンオブジェクトを操作するためのコマンドを指定できる。コマンドは、対応するゾーンにより定義されたエリアで実行するメニュー選択、ストローク、クリック、ボタン押下等を含む多様な方法でアクティブにできる。
【0017】
このように、本発明は、共通ゾーンまたは領域内で、メニューアクティブ化、およびストローク入力等の、多数の入力方法を容易にするための、使い易いメカニズムを提供する。本発明の技法は、スクリーン資産を浪費せず、直感的な方法により作用し、そして多様な状況およびユーザーインターフェースに適用できるフレキシビリティを有する。また、それらにより、特定ゾーンを特定のコマンド種類および/またはオブジェクトと関係付けるのが容易になるので、ユーザーは、オブジェクトに対するコマンドをアクティブにする多様な方法のための多数の配置を学習する必要がない。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
システムコンポーネント、および操作の以下の説明は、本発明の実施の形態の例示にすぎない。当該技術に精通する者には言うまでもないが、本明細書で説明する各種の設計、実施、および技法は、単独または任意の組合せで用いることができ、多くの改変、および等価編成を用いることができる。従って、以下の説明は、説明のために提示するものであって、開示した形式そのものに本発明を限定する意図はない。
【0030】
本発明は、例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト社から入手可能なマイクロソフトウインドウズXP等の、周知の任意オペレーティングシステムを実行する従来のパーソナルコンピュータ上に実装できる。以下に説明するように、本発明のシステムへの入力は、例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、タブレット、マイクロホン、リモートコントロール装置等を含む任意の種類の装置により提供できる。以下の説明から明らかなように、本発明は、各種入力装置からのユーザー入力を受け取るための、一貫性のある、直感的な手法での各種方法による技法を提供する。
【0031】
当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明のユーザーインターフェース技法は、ディスプレイをユーザーに提供するパーソナルコンピュータ以外の装置上で実装できる。例えば、このような技法は、携帯電話、家庭電化装置、携帯情報端末、事務用機器、壁掛けコントローラ、自動車制御システム等に実装できる。パーソナルコンピュータに実装すると仮定した本明細書での本発明の説明には、本発明の範囲、または操作可能装置の範囲を限定する意図はない。
【0032】
更に、説明のために、共通ゾーンのメニューアクティブ化、およびストローク入力の点から本発明を記載する。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明の技法は、共通ゾーンからアクティブ化可能な他の種類の入力要素にも適用できる。例えば、本発明は、ジェスチャ、ストローク、クリック、ダブルクリック、ボタン押下、音声アクティブ化等によりアクティブ化可能な入力要素に適用できる。
【0033】
ユーザーインターフェースレイアウト
図1を参照すると、本発明の実施の形態によるユーザーインターフェース100の例が示されている。ユーザーインターフェース100は、例えば、従来のパーソナルコンピュータのディスプレイスクリーンに表示される。オブジェクト102は、ユーザーインターフェース100内に表示されるオンスクリーンオブジェクトの実施例である。図1の実施例では、オブジェクト102は、グラフィックオブジェクトである。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、オブジェクト102は、テキストオブジェクト、ビデオまたはオーディオのオブジェクト表現、またはユーザーインターフェース100の文脈内で表示または表現できる任意の他の種類のオブジェクトでもよい。
【0034】
図1に示すように、一実施の形態によれば、制御領域と総称する各種のゾーン103(A〜K)がオブジェクト102を囲む。各ゾーン103は、オブジェクト102の一つ以上の様相を制御するか、またはオブジェクト102を操作するための、指定した種類の機能性を提供する。オブジェクト102は、各ゾーン103を含む周囲の制御領域とともに、ユーザーインターフェース100内のウィンドウを形成する。
【0035】
ウィンドウを囲むユーザーインターフェース100のエリアは、「パネル」104と称する。任意の数のウィンドウが、パネル104内に同時に提示でき、これらのウィンドウは、互いに重ね合わせることができ、または並べたり、最小化したり、さもなくば、本発明の改良により改変され、強化されるような既知のユーザーインターフェース技法により操作することができる。一実施の形態では、任意の所与の時間でアクティブなウィンドウは、唯一つであり、これは、焦点をあてられた、つまり現在アクティブなオブジェクトに対するウィンドウである。ユーザーは、カーソルをウィンドウに移動するか、ボタンをクリックするか、または一連のキーストローク、もしくは音声コマンドを用いて、特定ウィンドウを選択し、アクティブにする等の、周知の技法によりウィンドウ(およびそのオブジェクト102)をアクティブにすることができる。一実施の形態では、ゾーン103は、現在アクティブなウィンドウに対してだけ表示され、他のすべてのウィンドウに対しては省略される。別の実施の形態では、ゾーン103は、すべてのオンスクリーンウィンドウに対して表示される。更に、一実施の形態では、パネル104自体は、それをアクティブ化し、パネル104の制御および操作に関するゾーン103が表示できるように、他の任意のウィンドウと同様に扱われる。カーソル110も示すが、これはマウス、または他のポインティング装置を介してユーザーが制御し、以下に説明するように、これを用いてコマンド、およびメニューを選択し、アクティブにできる。
【0036】
図1の実施例では、オブジェクト102に重なるゾーン103J、および制御領域101の外側に配置するゾーン103Kを含む10個のゾーン103A〜103Kを示す。ゾーン103Kは、領域101の底部に沿って延在しているように図面では示すが、一実施の形態では、領域101を除くすべてのエリアを含む。当該技術に精通する者には言うまでもないが、任意の数のゾーンを含むことができ、図1に示すゾーン103の特定の配置は、単なる例示にすぎない。一実施の形態では、唯一つのゾーン103が、本明細書で説明するように動作する。図1Aを少し参照すると、ゾーン103Aだけを含む実施例が示されている。図1Bを少し参照すると、オブジェクト102自体に重なるエリアを表すゾーン103Jだけを含む実施例が示されている。これらの実施例のいずれか、または一つ以上のゾーン103を含む他の編成を用いることができる。従って、図1に示すゾーン103の任意のサブセットは、本発明の基本的特性から逸脱することなく省略できる。更に、本発明は、不可視の境界を有するゾーン、またはオブジェクト等の別のオンスクリーン要素と同一の広がりをもつ境界を有するゾーンで実施してもよい。
【0037】
入力メカニズム
動作に際しては、ユーザーインターフェース100がその上で動作する装置は、オンスクリーンオブジェクト102の各種ゾーン103に関するユーザーコマンドを検出する。例えば、ユーザーは、マウスまたは他の入力装置を用いてオンスクリーンカーソル110をゾーン103に移動する。次いで、ユーザーは、マウスのボタンをクリックする等のアクションを実行して、ゾーン103と関係付けられるコマンドまたは動作をアクティブにする。以下に更に詳細に説明するように、幾つかのゾーン103は、異なるユーザーアクションと関係付けられる異なるコマンド、または操作を有することができ、例えば、ユーザーは、左ボタンをクリックして第1コマンドをアクティブにでき、または右ボタンにより第2コマンドをアクティブにできる。異なる種類のコマンドと関係付けられる他の可能性のあるアクションには:ボタンを押して保持し、カーソル110を特定方向に僅かな距離だけ移動させる、ゾーン103内での「ストローク」;ゾーン103内でクリックしながらシフトキー(または他の修正キー)を押して保持する、ゾーン103内での「シフト−クリック」;または、ゾーン103内でのダブルまたはトリプルクリックが含まれる。
【0038】
従って、特定ゾーン103内で、クリックしてメニューをアクティブにしてもよく、シフト−クリックして代替メニューをアクティブにしてもよく、そしてストロークにより特定コマンドをアクティブにしてもよい。一実施の形態では、ストロークコマンドは、メニューまたは代替メニュー内のコマンドの内の一つと対応するので、同一コマンドを開始する2つ(以上)の方法(メニューを介して、またはストロークを介して)をユーザーに提供する。
【0039】
ユーザーアクション
多くの異なるコマンドのセットが可能である。一実施の形態では、ユーザーは、以下のユーザー入力アクションを実行してコマンドをアクティブにできる:
【0040】
−カーソル110をゾーン103において(または、ペン入力では、ペンボタンを押さないでゾーン103にタッチして)、標準ボタンをクリック(例えば、左クリック):これは、ゾーン103に対するコマンドを含む一次メニューとも呼ばれるポップアップメニューをアクティブにする。表示されるポップアップメニューは、ゾーン103に対する関連コマンドを示し、ユーザーは周知のメニューナビゲーション技法を用いて、表示コマンドの一つを辿り、選択できる。一実施の形態では、各ゾーン103に対するポップアップメニューそれぞれは、特定テーマ、または汎用アクション、または関係アクショングループと関係付けられる。例えば、あるゾーン103は、フォント特性と関連する多様なコマンドまたはアクションを有することができ、別のゾーン103は、パラグラフ特性と関連する多様なコマンドを有することができる、等である。一実施の形態では、ポップアップメニューに含まれるのは、入力装置の所定の方向(例えば、上、下、左、または右)のストロークによる移動で呼び出されるコマンドである。図2は、4個のストロークアイコン802を示すポップアップメニュー801を示し、各ストローク方向は特定コマンドと対応する。同様に含まれるのは、ゾーン103に対するダブルクリックと対応するコマンドである。当該技術に精通する者には言うまでもないが、メニューには、ゾーン103内で実行できる他の種類の任意のアクション、またはジェスチャに対するコマンドを含むことができ、アクションまたはジェスチャを用いて直接アクティブ化できないコマンドを含めることもできる。図2は、そのようなメニュー801の実施例を示し、コマンド803、および対応するストローク方向を指示するアイコン802、ならびにダブルクリック、およびEnterキー等の、他のアクションを指示するアイコン802をもつコマンド803を含む。
【0041】
−代替のボタン(例えば、右クリック)、または修正ボタン(例えば、シフトクリック)をクリックするか、またはカーソル110がゾーン103にある間にボタンをクリックして保持する(または、ペン入力では、ペンボタンを押した状態でゾーン103をタッチするか、またはゾーン103にペンをタッチして保持する):これは、二次メニューとも呼ばれる代替のポップアップメニューをアクティブにする。代替のポップアップメニューは、第1のポップアップメニュー801と同様の方法で操作し、適用可能なストローク方向、ダブルクリック等に対応する直接アクションを示すアイコンまたはインジケータを同様に含む。一実施の形態では、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替メニューをアクティブにするのに十分な間ボタンが保持されたことを指示する。
【0042】
−ゾーン103でストローク(すなわち、ボタンを押して保持し、カーソル110を特定方向に短い距離移動させる)を開始する(または、ペン入力では、ペンボタンを押さずにストロークする):これは、特定ストローク方向と関係付けられるアクションを実行する。ストロークは、直線、曲線、またはもっと複雑な形状またはジェスチャを含む任意の種類でよい。一実施の形態では、本明細書で説明するように、ストロークは、特定方向(上、下、左、または右)と関係付けられるが、当該技術に精通する者には言うまでもなく、他の種類のストロークを用いてもよい。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801には、各ストローク方向が含まれ、どのコマンドが各ストローク方向と関係付けられるかを指示する。従って、ストローク入力を実行することにより、またはクリックして、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、ユーザーは、これらアクションの任意のものをアクティブにできる。より長いストロークは、クリックアンドドラッグのアクションと関係付けることができる。
【0043】
−ゾーン103でダブルクリック(または他のアクション)する:これは関係コマンドを実行する。上記説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801は、どのコマンドがダブルクリック(または他のアクション)と関係付けられるかを指示する。従って、ユーザーは、ダブルクリックにより、またはクリックして、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、コマンドをアクティブにできる。
【0044】
−ゾーン103で代替ストローク(すなわち、代替ボタン(右ボタン)、または修正ボタン(シフトストローク)を押して保持し、カーソル110を特定方向に短い距離移動させる)を開始する(または、ペン入力では、ペンボタンを押したままストロークする、もしくはペンを一旦所定位置に保持し、次いでストロークする):これは、特定ストローク方向(上、下、左、または右)と関係付けられる代替コマンドを実行する。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対する代替ポップアップメニューには、各ストローク方向が含まれ、どの代替アクションが各ストローク方向と関係付けられるかを指示する。一実施の形態では、修正キーが押されると、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替コマンドが実行されることをユーザーに知らせる。
【0045】
−ゾーン103で代替ダブルクリック(すなわち、代替ボタン(右ボタン)、または修正ボタン(シフトストローク)を押して保持し、ダブルクリック)する:これは関係するコマンドを実行する。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801は、どのコマンドが代替ダブルクリック(または他のアクション)と関係付けられるかを指示する。従って、ユーザーは、代替ダブルクリックにより、またはクリックし、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、コマンドをアクティブにできる。
【0046】
代替メニュー、ストロークコマンド、ダブルクリック等は、入力装置に依存する幾つかの異なる方法でアクティブにできる。2ボタン装置では、代替ボタンを用いて、代替コマンドをアクティブにできる。1ボタン装置では、代替のメニューおよびストロークは、ボタンを押し、移動させずに僅かな間保持することにより、アクティブにできる。一実施の形態では、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替アクションが実行されることを示す。キーボードによるコマンドアクティブ化メカニズムを、以下に詳細に説明する。
【0047】
コマンド構成の実施例
図3A、および3Bを参照すると、図1に示されるゾーンレイアウトに基づく、一実施の形態によるコマンド構成の実施例が示されている。図3Aは、一次メニューと対応するコマンドの種類を示し、図3Bは、二次または代替のメニューと対応するコマンドの種類を示す。
【0048】
各ゾーン103は概して、以下に説明するように、特定の機能、または種類と関連する幾つかのアクションと関係付けられる。これらのアクションは、オブジェクトの種類間で一貫性があるのが一般的であるが、アクションによっては、オブジェクト特定、および/または特定種類のオブジェクトに適用不可のこともある。
【0049】
一次メニュー801を介して一般にアクセス可能な、最もよく用いられるアクションに加えて、各ゾーン103は、代替アクション、またはアクションのセットとも関係付けられる。例えば、代替メニューは、マウスを右クリック、またはオプションクリックすることにより、またはシフトキーを押してからゾーン103のアクティブ化キーを押すことにより、アクセスできる。代替キーストロークは、右マウスボタン、またはシフトやオプション等の修正キーを押して保持しながらストロークすることにより、アクセスできる。代替アクションにアクセスするために、他の技法を用いることもできる。
【0050】
可能であれば常に、各ゾーンは、特定テーマと関連するコマンドグループへの統一された一貫性のあるアクセスを提供する。クリック、クリックして保持、またはストロークの入力アクションは、グループ内のコマンドにアクセスする様々な方法を提供する。本発明の一実施の形態によれば、ユーザーは、特定ゾーン103と関係付けられるメニューからコマンドを選択することにより、コマンドをアクティブにでき、そしてゾーン103内でストロークまたは他のジェスチャを実行することにより、同一ゾーン103から同一コマンドを直接アクティブにできる。
【0051】
ここで図4A〜図4Eを参照すると、これら2方法を介するコマンドアクティブ化の実施例が示されている。図4Aは、例えば、アポイントメントおよびリマインダについての情報を管理するためのカレンダープログラムに含まれるような、特定種類のオブジェクト(時間を制御するための入力フィールド700)を示す。説明上、入力フィールド700には、2つの入力ゾーン(開始ゾーン103A、および終了ゾーン103H)が含まれているが、ゾーン103はもっと少なく、または多くてもよい。入力フィールド700は、2つの主な目的を有するオブジェクトであり、すなわち、1)時間枠を表示すること、および、2)時間枠、および/またはその表示方法を変更するためのユーザー入力を受け付けること、である。
【0052】
図4Aは、午前9:00−9:45の値をもつ入力フィールド700を示す。入力フィールド700には、アポイントメントの開始時間を変更するための開始ゾーン103A、および終了時間を変更するための終了ゾーン103Hが含まれる。ゾーン103A、および103Hは、アウトライン、テキストラベル、明瞭な色、アイコン、または他のインジケータ、またはそれらの任意の組合せにより表示できる。代替として、ゾーン103A、および103Hは、不可視の境界を含んでもよい。
【0053】
一実施の形態では、ユーザーは、ゾーン103Aにより時間枠の開始を変更でき、ゾーン103Hにより終了時間を変更できる。変更は、ゾーン103A、または103H内でストロークすることにより、またはゾーン103A、または103Hに対するメニューを選択し、メニューから所望のコマンドを選択することにより、実行できる。本発明の技法によれば、同一のゾーン103A、または103Hが、2種類の入力方法に対して用いられる。
【0054】
直接ストローク入力を用いる場合、異なる方向のストロークにより異なるコマンドが開始される。例えば、ゾーン103Aでは、縦ストロークにより、開始点が粗調整されることになり(例えば、15分だけ変更される)、一方、水平ストロークにより、微調整されることになる(例えば、1分だけ変更される)。代替として、縦ストロークは、1時間の増分だけ値を変更してもよく(または何か他の比較的粗い増分)、一方、水平ストロークは1分の増分だけ値を変更してもよい(または何か他の比較的細かい増分)。一般に、上と左方向のストロークは、開始点を早くし、一方、下と右方向のストロークは開始点を遅くする。動きの特定の増分および方向はプリセットされていてもよく、またはプレファレンスもしくはオプション画面を介して、ユーザーによる構成も可能である。同様に、ゾーン103Hでは、縦ストロークは終了時間に粗い変更を指示し、一方、水平ストロークは細かい変更を指示する。
【0055】
一実施の形態では、ユーザーがスタイラス、または他のポインティング装置をストローク端の所定位置に保持している場合、時間枠調整が繰り返される。別の実施の形態では、ユーザーが同一方向にストロークを継続している場合、時間枠調整が繰り返される(要望があれば、キーボードに対する自動繰り返しモードで従来行われているように、繰り返しが開始される前に待機時間を設けることができる)。時間枠調整の繰り返しは、ユーザーが所定の時間のあいだ保持し続ける場合に加速するよう設定できる。一実施の形態では、ユーザーは、時間枠調整が離れていく場合、「バックアップ」できる。ユーザーがリアルタイムで時間枠調整を見て、正しい時刻ちょうどで手を離し、または逆回しできるように、入力フィールド700の表示は絶えず調整される。
【0056】
ここで図4B、および図4Cを参照すると、直接ストローク入力を介して時間枠の終了時間を変更する実施例が示されている。図4Bでは、ユーザーは、ゾーン103H内で水平ストローク401を実行し、時間枠に微調整を行いたいということを指示する。ユーザーアクションを表す説明用としてストローク401を図4Bに示す。ストローク401を表す矢印を一時的に表示してユーザー入力の視覚的フィードバックを提供してもよいが、省略できる。コマンドを受け取ったという視覚的、または聴覚的な指示等の、他の形式のフィードバックを提供してもよい。
【0057】
図4Cに、時間枠をユーザーのコマンドに応答して調整した後の入力フィールド700を示す。ユーザーが終了時間の微調整を指示したので、それに応じて、アポイントメントの終了時間が9:45から9:46に調整されている。
【0058】
ここで、図4D、および図4Eを参照すると、メニューコマンドを用いて時間枠の終了時間を変更する実施例が示されている。図4Dでは、ユーザーはゾーン103H内をクリックしてメニュー801をアクティブ化する。メニュー801には、粗い増分、および細かい増分により終了時間を変更するためのコマンド802が含まれる。コマンド802は、ゾーン103H内で利用可能な上、下、左、および右等のストロークコマンドと対応する。メニュー801には、ストロークコマンドと対応しない追加コマンドも含まれる。
【0059】
ユーザーはコマンド802を選択する。メニュー801は閉じてコマンドが実行される。図4Eに、細かい増分(1分)により終了時間を変更するためのコマンド802を選択した後の入力フィールド700を示す。その選択に応じて、アポイントメントの終了時間が9:45から9:46に調整されている。
【0060】
このように、図4D、および図4Eは、図4B、および図4Cの直接ストロークコマンドと同一の効果を有する時間調整コマンドを実行する実施例を示す。本発明の技法によれば、直接ストロークコマンド方法、およびメニュー方法はともに、特定入力ゾーン103Hと関係付けられる。この場合、特定入力ゾーン103Hは、入力フィールド700の終了時間の調整専用である。
【0061】
ここで図5を参照すると、入力フィールド700に対するメニュー801の実施例を示すスクリーンショットが示されている。メニュー801は、制御領域101の右下のゾーン103Hをクリックするとアクティブになる。入力フィールド700には、値「05:30p−05:45p」が含まれる。メニュー801には、様々な増分により終了時間を変更するためのコマンド803が含まれる。アイコン802は、コマンド803と対応するストローク方向を指示する。本実施例では、水平ストロークは、粗調整(増分15分)に用いられ、縦ストロークは微調整(増分1分)に用いられる。
【0062】
ここで図6Aを参照すると、テキストオブジェクト102に対する制御領域101の実施例が示されている。テキストオブジェクト102は、文章中の1ワードである。制御領域101には、上記で説明したように、ゾーン103A〜103Jが含まれる。
【0063】
ここで図6Bを参照すると、テキストオブジェクト102に対する制御領域101の実施例が示され、メニュー801がアクティブ化されている。メニュー801には、コマンド803、および対応するストローク方向を指示するアイコン802が含まれる。
【0064】
上記説明では、説明する目的で、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細を述べた。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明は、これらの特定の詳細なしに実践できる。他の例では、本発明が判りにくくなるのを避けるために、構成および装置をブロック図形式で示す。
【0065】
明細書内における「一実施の形態」、または「実施の形態」への言及の意味は、実施の形態と関連して説明した特定の特徴、構成、または特性が、本発明の少なくとも一つの実施の形態に含まれる、ということである。本明細書の随所における語句「一実施の形態では」の出現は、全てが同一の実施の形態への言及であるとは限らない。
【0066】
詳細な説明の幾つかの部分は、コンピューターメモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズム、およびシンボル的な表現として表されている。これらのアルゴリズム的説明、および表現は、データ処理技術に精通する者が用いる、当該技術に精通する他者に彼らの業務の内容を最も効率的に伝える手段である。アルゴリズムとは、本明細書では、また一般的にも、所望の結果を導きだす自己一貫性のある一連のステップであると考えられる。ステップとは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずとは言えないが通常、これらの量は、格納、転送、組合せ、比較、および他の操作ができる電気的または磁気的な信号の形をとる。これらの信号を、ビット、値、要素、シンボル、文字、項、数等と呼ぶのは、共通の使用を主として考えると便利なこともある、と証明されている。
【0067】
しかしながら、留意すべきは、これらの、および類似の用語全ては、適切な物理量と関係付けられるべきであり、これらの量に適用する便利な文言に過ぎない、ということである。説明から明らかな他の特別な表現がない限り、説明全体を通じて、「処理する」または「演算する」または「計算する」または「決定する」または「表示する」等の用語を用いる説明は、コンピューターシステム、または類似の電子計算装置のアクション、および処理に言及していることは言うまでもない。これらのシステムまたは装置は、コンピューターシステムのレジスタ、およびメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作し、コンピューターシステムのメモリ、またはレジスタ、またはそのような他の情報格納、伝送、またはディスプレイ装置内の物理量として、同様に表される他のデータに変換する。
【0068】
本発明は、本明細書の操作を実行するための機材にも関連している。これらの機材は、要求される目的のために特別に構築されてもよく、またはコンピュータに格納されるコンピュータープログラムにより選択的にアクティブ化され、または再構成される汎用コンピュータを備えてもよい。かかるコンピュータープログラムは、限定はしないが、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、および光磁気ディスクを含む任意の形式のディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光カード、または電子命令を格納するのに適切な任意の種類の媒体等の、コンピュータ可読の格納媒体に格納することができ。それぞれコンピューターシステムバスに接続することができる。
【0069】
本明細書で提示するアルゴリズム、およびディスプレイは、任意の特定コンピュータ、コンピューターネットワーク、または他の機材と本質的に関連しない。各種の汎用システムを、本明細書の教示によるプログラムとともに用いることができ、または更に専門化した機材を構築して、要求される方法のステップを実行すると便利であると判明するかもしれない。これらの多様なシステムに要求される構造は、説明から分かる。更に、本発明は、いずれの特定プログラム言語も参照して説明していない。言うまでもなく、多様なプログラム言語を用いて、本発明で説明したような本発明の教示を実装できる。
【0070】
当該技術に精通する者には容易に理解できるのは言うまでもないが、本発明は、その精神または基本的な特性から逸脱することなく、他の特定の形式で実施できる。例えば、上記の特定アーキテクチャは、本発明の一実施の形態の単なる例示にすぎない。上記説明の機能要素および方法ステップは、本発明を実施するための一技法を説明する例示として提供する。当該技術に精通する者には言うまでもないが、他の多くの実装例が、請求項に記載の本発明から逸脱することなく可能である。同様に、モジュール、プロトコル、特徴、属性、または任意の他の態様の特定の大文字化または名称付けは、必須でもなく、有意でもなく、本発明、またはその特徴を実装するメカニズムは、異なる名称または形式を有してもよい。更に、本発明は、方法、プロセス、ユーザーインターフェース、コンピュータープログラム製品、システム、機材、またはそれらの任意の組合せとして実装してもよい。従って、本発明の開示は、以下の請求の範囲で述べる本発明の範囲の説明を意図するものであって、限定を意図しているものではない。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】一実施の形態によるオンスクリーンオブジェクト、および複数の入力ゾーンの例を示す。
【図1A】ゾーンのみを含む本発明の実施例を示す。
【図1B】オンスクリーンオブジェクトに重なるゾーンのみを含む本発明の実施例を示す。
【図2】本発明の一実施の形態によるゾーンと関係付けられるメニューの実施例を示す。
【図3A】一実施の形態によるオブジェクトのゾーンに対するコマンド構成の実施例を示す。
【図3B】一実施の形態によるオブジェクトのゾーンに対するコマンド構成の実施例を示す。
【図4A】一実施の形態による開始ゾーン、および終了ゾーンを含む時間枠オブジェクトの実施例を示す。
【図4B】ストロークコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4C】ストロークコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4D】メニューコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4E】メニューコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図5】入力フィールドに対するメニューの実施例を示すスクリーンショットである。
【図6A】テキストオブジェクトに対する制御領域の実施例を示す。
【図6B】メニューがアクティブ化されたテキストオブジェクトに対する制御領域の実施例を示す。
【技術分野】
【0001】
本出願は、本出願と同一日付で出願された米国特許出願第 号の「オブジェクトを囲むゾーンを用いるオンスクリーンオブジェクトの操作」と関連する。その関連出願の開示を参照して本明細書に組み込む。
【0002】
本発明は一般に、オブジェクトを管理するためのユーザーインターフェースに関し、より詳細には、メニューアクティブ化、およびストローク入力双方のための、共通オンスクリーンエリア、またはゾーンを含むユーザーインターフェースに関する。
【背景技術】
【0003】
既存のユーザーインターフェースは、ウィンドウ、イメージ、テキストブロック、ビデオ等のオンスクリーンオブジェクトの移動、変更、制御、その他の操作をするための多様な技法を提供する。例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト社から入手可能なウインドウズXPオペレーティングシステムは、各種オンスクリーンオブジェクトを操作するためのユーザーインターフェース要素を提供している。このようなユーザーインターフェース要素の例には以下が含まれる。
【0004】
−アプリケーションメニュー(例えば、オブジェクトをクリックして選択し、アプリケーションメニューから操作を選択する)。
【0005】
−オンスクリーンボタン(例えば、オブジェクトをクリックして選択し、ボタンをクリックしてオブジェクトの操作を実行する)。
【0006】
−コンテクスト依存型メニュー(例えば、オブジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから操作を選択する)。
【0007】
−リサイズ境界、またはハンドル(例えば、ウィンドウの縁、またはオブジェクトハンドルをクリック、ドラッグしてウィンドウまたはオブジェクトをリサイズする)。
【0008】
−キーボードコマンド(例えば、オブジェクトをクリックして選択し(またはキーボードを用いてオンスクリーンオブジェクトに辿りつき)、キーを打ってオブジェクト操作を実行する)。
【0009】
更に、(Palm社から入手可能なPalmオペレーティングシステム等の)ユーザーインターフェースの幾つかは、ストロークまたはジェスチャ等のペン入力を受け付けて、データおよび/またはコマンドとして解釈することができる。
【0010】
メニュー、ボタン、アイコン、およびペン入力ゾーンを含む従来のユーザーインターフェースの多くの要素は、スクリーンの特定エリア、またはゾーンでユーザー入力を受け付けることにより動作する。これら種類のユーザーインターフェース要素は、特定種類の入力に専用であることが多いスクリーン上の別々の場所に提示される。従って、メニューをアクティブにするために、ユーザーは、スクリーン上の特定場所のメニューバーをクリックしなければならず、ボタンコマンドをアクティブにするために、ユーザーは別の場所でボタンをクリックしなければならず、そしてストロークまたはジェスチャを入力するために、ユーザーはペン入力ゾーン内で入力しなければならない。
【0011】
通常、これら要素またはゾーンのそれぞれは、それ自体のスペースをスクリーン上に占有する。このような手法は、価値あるスクリーン資産を消費する。更に、このような手法は、各種の入力ゾーンそれぞれに慣れ、使い方に慣れなければならないユーザーを混乱させることになる。更に、このような手法では、特定コマンドをアクティブにする多様な方法の相互間の視覚的リンクを確立することが困難になる。例えば、プリントコマンドは、メニューまたはボタンから、またはストロークコマンドを入力することにより、アクティブにできるが、そのようなコマンド入力手段それぞれが配置されている別々のスクリーンエリア相互間の視覚的リンクがない。更に、既存の技法は、ある特定ゾーンまたは複数の特定ゾーンと、特定オンスクリーンオブジェクトとの間の関係を確立することが困難である。従って、テキスト入力、ボタンコマンド、またはメニューコマンドを入力するために現在焦点をあてられているオブジェクトが、これら各種入力のためのゾーンに視覚的にリンクされるか、またはその近傍に配置されることはない。メニュー、ボタン、およびストロークコマンドをアクティブにするためのスクリーン領域の多様性により、特定コマンド入力ゾーンを、そのコマンドを適用するオブジェクトと視覚的に結びつけることが困難である。
【0012】
従って、必要とされるのは、2つ以上の入力方法、またはパラダイムを用いてコマンドをアクティブ化するための共通ゾーン、または領域を含むユーザーインターフェースである。従って、必要とされるのは、2つ以上の入力方法を介して、特定コマンドをアクティブ化するための共通ゾーンを含むユーザーインターフェースである。更に必要とされるのは、2つ以上のゾーンを含むユーザーインターフェースであって、各ゾーンは特定種類のコマンドをアクティブ化するためのものであり、各ゾーンはその種類のコマンドをアクティブ化するための二つ以上の方法を介して入力を受け取ることができる。更に必要とされることは、コマンドをアクティブ化するための多数のメカニズム提供に必要なスクリーン資産の量を減少させるとともに、コマンド入力領域を、コマンドを動作させるオブジェクトに関連付ける能力を維持するユーザーインターフェースである。更に必要とされることは、使い易い直感的な方法で、上記説明の目標を達成するユーザーインターフェースである。
【発明の開示】
【0013】
本発明の一態様では、ユーザーインターフェースは、2つ以上の入力方法に従ってコマンド入力を受け付けることができる少なくとも一つのゾーンを含む。例えば、ユーザーは、ゾーン上でクリックして、複数のコマンドを含むメニューをアクティブにできるし、また、ゾーン上でストローク入力を行って、そのストローク入力と関係付けられるコマンドを直接アクティブにできる。ユーザーは、スクリーンの同一ゾーン、または領域で、いずれのアクションも実行できる。一態様では、直接アクティブ化可能なコマンドは、メニューにも現れるので、ユーザーは同一コマンドを、いずれの方法でもアクティブにできる。従って、ユーザーはゾーン内をクリックしてメニューに従ってコマンドをアクティブにできるし、また、同一ゾーン内でストロークまたはジェスチャを実行して同一コマンドを直接アクティブにできる。代替の実施の形態では、クリック、ストローク、またはジェスチャ以外のアクションを用いてコマンドをアクティブにできる。また、メニュー、または直接アクティブ化以外のコマンド入力方法も提供できる。
【0014】
一態様では、多数のコマンド入力領域を提供する。それぞれは、異なるオンスクリーンオブジェクト、または特定のコマンド種類と関係付けることができる。従って、例えば、「フォーマット」領域、および「作成」領域を提供してもよい。ユーザーは、第1の種類のコマンド(例えば、フォーマットコマンド)を、第1ゾーン内をクリックしてフォーマットメニューをアクティブにすることにより、または第1ゾーン内でストローク入力を実行してコマンドを直接アクティブにすることにより、アクティブにできる。同様に、ユーザーは、第2種類のコマンド(例えば、作成コマンド)を、第2ゾーン内をクリックして領域メニューをアクティブにすることにより、または第2ゾーン内でストローク入力を実行してコマンドを直接アクティブにすることにより、アクティブにできる。
【0015】
ゾーンは、関連するオブジェクトについて一貫性のある場所に提供できる。関連の米国特許出願第 号の「オブジェクトを囲むゾーンを用いるオンスクリーンオブジェクトの操作」で説明するように、多数のゾーンを含む制御領域で、各オンスクリーンオブジェクトを一貫性のある方法で囲むことにより、多様な種類のオブジェクトを操作するための使い易いメカニズムが提供される。
【0016】
ユーザーはゾーンと対話することにより、オンスクリーンオブジェクトを操作するためのコマンドを指定できる。コマンドは、対応するゾーンにより定義されたエリアで実行するメニュー選択、ストローク、クリック、ボタン押下等を含む多様な方法でアクティブにできる。
【0017】
このように、本発明は、共通ゾーンまたは領域内で、メニューアクティブ化、およびストローク入力等の、多数の入力方法を容易にするための、使い易いメカニズムを提供する。本発明の技法は、スクリーン資産を浪費せず、直感的な方法により作用し、そして多様な状況およびユーザーインターフェースに適用できるフレキシビリティを有する。また、それらにより、特定ゾーンを特定のコマンド種類および/またはオブジェクトと関係付けるのが容易になるので、ユーザーは、オブジェクトに対するコマンドをアクティブにする多様な方法のための多数の配置を学習する必要がない。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
システムコンポーネント、および操作の以下の説明は、本発明の実施の形態の例示にすぎない。当該技術に精通する者には言うまでもないが、本明細書で説明する各種の設計、実施、および技法は、単独または任意の組合せで用いることができ、多くの改変、および等価編成を用いることができる。従って、以下の説明は、説明のために提示するものであって、開示した形式そのものに本発明を限定する意図はない。
【0030】
本発明は、例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト社から入手可能なマイクロソフトウインドウズXP等の、周知の任意オペレーティングシステムを実行する従来のパーソナルコンピュータ上に実装できる。以下に説明するように、本発明のシステムへの入力は、例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、トラックボール、タブレット、マイクロホン、リモートコントロール装置等を含む任意の種類の装置により提供できる。以下の説明から明らかなように、本発明は、各種入力装置からのユーザー入力を受け取るための、一貫性のある、直感的な手法での各種方法による技法を提供する。
【0031】
当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明のユーザーインターフェース技法は、ディスプレイをユーザーに提供するパーソナルコンピュータ以外の装置上で実装できる。例えば、このような技法は、携帯電話、家庭電化装置、携帯情報端末、事務用機器、壁掛けコントローラ、自動車制御システム等に実装できる。パーソナルコンピュータに実装すると仮定した本明細書での本発明の説明には、本発明の範囲、または操作可能装置の範囲を限定する意図はない。
【0032】
更に、説明のために、共通ゾーンのメニューアクティブ化、およびストローク入力の点から本発明を記載する。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明の技法は、共通ゾーンからアクティブ化可能な他の種類の入力要素にも適用できる。例えば、本発明は、ジェスチャ、ストローク、クリック、ダブルクリック、ボタン押下、音声アクティブ化等によりアクティブ化可能な入力要素に適用できる。
【0033】
ユーザーインターフェースレイアウト
図1を参照すると、本発明の実施の形態によるユーザーインターフェース100の例が示されている。ユーザーインターフェース100は、例えば、従来のパーソナルコンピュータのディスプレイスクリーンに表示される。オブジェクト102は、ユーザーインターフェース100内に表示されるオンスクリーンオブジェクトの実施例である。図1の実施例では、オブジェクト102は、グラフィックオブジェクトである。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、オブジェクト102は、テキストオブジェクト、ビデオまたはオーディオのオブジェクト表現、またはユーザーインターフェース100の文脈内で表示または表現できる任意の他の種類のオブジェクトでもよい。
【0034】
図1に示すように、一実施の形態によれば、制御領域と総称する各種のゾーン103(A〜K)がオブジェクト102を囲む。各ゾーン103は、オブジェクト102の一つ以上の様相を制御するか、またはオブジェクト102を操作するための、指定した種類の機能性を提供する。オブジェクト102は、各ゾーン103を含む周囲の制御領域とともに、ユーザーインターフェース100内のウィンドウを形成する。
【0035】
ウィンドウを囲むユーザーインターフェース100のエリアは、「パネル」104と称する。任意の数のウィンドウが、パネル104内に同時に提示でき、これらのウィンドウは、互いに重ね合わせることができ、または並べたり、最小化したり、さもなくば、本発明の改良により改変され、強化されるような既知のユーザーインターフェース技法により操作することができる。一実施の形態では、任意の所与の時間でアクティブなウィンドウは、唯一つであり、これは、焦点をあてられた、つまり現在アクティブなオブジェクトに対するウィンドウである。ユーザーは、カーソルをウィンドウに移動するか、ボタンをクリックするか、または一連のキーストローク、もしくは音声コマンドを用いて、特定ウィンドウを選択し、アクティブにする等の、周知の技法によりウィンドウ(およびそのオブジェクト102)をアクティブにすることができる。一実施の形態では、ゾーン103は、現在アクティブなウィンドウに対してだけ表示され、他のすべてのウィンドウに対しては省略される。別の実施の形態では、ゾーン103は、すべてのオンスクリーンウィンドウに対して表示される。更に、一実施の形態では、パネル104自体は、それをアクティブ化し、パネル104の制御および操作に関するゾーン103が表示できるように、他の任意のウィンドウと同様に扱われる。カーソル110も示すが、これはマウス、または他のポインティング装置を介してユーザーが制御し、以下に説明するように、これを用いてコマンド、およびメニューを選択し、アクティブにできる。
【0036】
図1の実施例では、オブジェクト102に重なるゾーン103J、および制御領域101の外側に配置するゾーン103Kを含む10個のゾーン103A〜103Kを示す。ゾーン103Kは、領域101の底部に沿って延在しているように図面では示すが、一実施の形態では、領域101を除くすべてのエリアを含む。当該技術に精通する者には言うまでもないが、任意の数のゾーンを含むことができ、図1に示すゾーン103の特定の配置は、単なる例示にすぎない。一実施の形態では、唯一つのゾーン103が、本明細書で説明するように動作する。図1Aを少し参照すると、ゾーン103Aだけを含む実施例が示されている。図1Bを少し参照すると、オブジェクト102自体に重なるエリアを表すゾーン103Jだけを含む実施例が示されている。これらの実施例のいずれか、または一つ以上のゾーン103を含む他の編成を用いることができる。従って、図1に示すゾーン103の任意のサブセットは、本発明の基本的特性から逸脱することなく省略できる。更に、本発明は、不可視の境界を有するゾーン、またはオブジェクト等の別のオンスクリーン要素と同一の広がりをもつ境界を有するゾーンで実施してもよい。
【0037】
入力メカニズム
動作に際しては、ユーザーインターフェース100がその上で動作する装置は、オンスクリーンオブジェクト102の各種ゾーン103に関するユーザーコマンドを検出する。例えば、ユーザーは、マウスまたは他の入力装置を用いてオンスクリーンカーソル110をゾーン103に移動する。次いで、ユーザーは、マウスのボタンをクリックする等のアクションを実行して、ゾーン103と関係付けられるコマンドまたは動作をアクティブにする。以下に更に詳細に説明するように、幾つかのゾーン103は、異なるユーザーアクションと関係付けられる異なるコマンド、または操作を有することができ、例えば、ユーザーは、左ボタンをクリックして第1コマンドをアクティブにでき、または右ボタンにより第2コマンドをアクティブにできる。異なる種類のコマンドと関係付けられる他の可能性のあるアクションには:ボタンを押して保持し、カーソル110を特定方向に僅かな距離だけ移動させる、ゾーン103内での「ストローク」;ゾーン103内でクリックしながらシフトキー(または他の修正キー)を押して保持する、ゾーン103内での「シフト−クリック」;または、ゾーン103内でのダブルまたはトリプルクリックが含まれる。
【0038】
従って、特定ゾーン103内で、クリックしてメニューをアクティブにしてもよく、シフト−クリックして代替メニューをアクティブにしてもよく、そしてストロークにより特定コマンドをアクティブにしてもよい。一実施の形態では、ストロークコマンドは、メニューまたは代替メニュー内のコマンドの内の一つと対応するので、同一コマンドを開始する2つ(以上)の方法(メニューを介して、またはストロークを介して)をユーザーに提供する。
【0039】
ユーザーアクション
多くの異なるコマンドのセットが可能である。一実施の形態では、ユーザーは、以下のユーザー入力アクションを実行してコマンドをアクティブにできる:
【0040】
−カーソル110をゾーン103において(または、ペン入力では、ペンボタンを押さないでゾーン103にタッチして)、標準ボタンをクリック(例えば、左クリック):これは、ゾーン103に対するコマンドを含む一次メニューとも呼ばれるポップアップメニューをアクティブにする。表示されるポップアップメニューは、ゾーン103に対する関連コマンドを示し、ユーザーは周知のメニューナビゲーション技法を用いて、表示コマンドの一つを辿り、選択できる。一実施の形態では、各ゾーン103に対するポップアップメニューそれぞれは、特定テーマ、または汎用アクション、または関係アクショングループと関係付けられる。例えば、あるゾーン103は、フォント特性と関連する多様なコマンドまたはアクションを有することができ、別のゾーン103は、パラグラフ特性と関連する多様なコマンドを有することができる、等である。一実施の形態では、ポップアップメニューに含まれるのは、入力装置の所定の方向(例えば、上、下、左、または右)のストロークによる移動で呼び出されるコマンドである。図2は、4個のストロークアイコン802を示すポップアップメニュー801を示し、各ストローク方向は特定コマンドと対応する。同様に含まれるのは、ゾーン103に対するダブルクリックと対応するコマンドである。当該技術に精通する者には言うまでもないが、メニューには、ゾーン103内で実行できる他の種類の任意のアクション、またはジェスチャに対するコマンドを含むことができ、アクションまたはジェスチャを用いて直接アクティブ化できないコマンドを含めることもできる。図2は、そのようなメニュー801の実施例を示し、コマンド803、および対応するストローク方向を指示するアイコン802、ならびにダブルクリック、およびEnterキー等の、他のアクションを指示するアイコン802をもつコマンド803を含む。
【0041】
−代替のボタン(例えば、右クリック)、または修正ボタン(例えば、シフトクリック)をクリックするか、またはカーソル110がゾーン103にある間にボタンをクリックして保持する(または、ペン入力では、ペンボタンを押した状態でゾーン103をタッチするか、またはゾーン103にペンをタッチして保持する):これは、二次メニューとも呼ばれる代替のポップアップメニューをアクティブにする。代替のポップアップメニューは、第1のポップアップメニュー801と同様の方法で操作し、適用可能なストローク方向、ダブルクリック等に対応する直接アクションを示すアイコンまたはインジケータを同様に含む。一実施の形態では、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替メニューをアクティブにするのに十分な間ボタンが保持されたことを指示する。
【0042】
−ゾーン103でストローク(すなわち、ボタンを押して保持し、カーソル110を特定方向に短い距離移動させる)を開始する(または、ペン入力では、ペンボタンを押さずにストロークする):これは、特定ストローク方向と関係付けられるアクションを実行する。ストロークは、直線、曲線、またはもっと複雑な形状またはジェスチャを含む任意の種類でよい。一実施の形態では、本明細書で説明するように、ストロークは、特定方向(上、下、左、または右)と関係付けられるが、当該技術に精通する者には言うまでもなく、他の種類のストロークを用いてもよい。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801には、各ストローク方向が含まれ、どのコマンドが各ストローク方向と関係付けられるかを指示する。従って、ストローク入力を実行することにより、またはクリックして、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、ユーザーは、これらアクションの任意のものをアクティブにできる。より長いストロークは、クリックアンドドラッグのアクションと関係付けることができる。
【0043】
−ゾーン103でダブルクリック(または他のアクション)する:これは関係コマンドを実行する。上記説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801は、どのコマンドがダブルクリック(または他のアクション)と関係付けられるかを指示する。従って、ユーザーは、ダブルクリックにより、またはクリックして、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、コマンドをアクティブにできる。
【0044】
−ゾーン103で代替ストローク(すなわち、代替ボタン(右ボタン)、または修正ボタン(シフトストローク)を押して保持し、カーソル110を特定方向に短い距離移動させる)を開始する(または、ペン入力では、ペンボタンを押したままストロークする、もしくはペンを一旦所定位置に保持し、次いでストロークする):これは、特定ストローク方向(上、下、左、または右)と関係付けられる代替コマンドを実行する。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対する代替ポップアップメニューには、各ストローク方向が含まれ、どの代替アクションが各ストローク方向と関係付けられるかを指示する。一実施の形態では、修正キーが押されると、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替コマンドが実行されることをユーザーに知らせる。
【0045】
−ゾーン103で代替ダブルクリック(すなわち、代替ボタン(右ボタン)、または修正ボタン(シフトストローク)を押して保持し、ダブルクリック)する:これは関係するコマンドを実行する。上記の説明のように、一実施の形態では、ゾーン103に対するポップアップメニュー801は、どのコマンドが代替ダブルクリック(または他のアクション)と関係付けられるかを指示する。従って、ユーザーは、代替ダブルクリックにより、またはクリックし、次いで、ポップアップメニュー801から所望の項目を選択することにより、コマンドをアクティブにできる。
【0046】
代替メニュー、ストロークコマンド、ダブルクリック等は、入力装置に依存する幾つかの異なる方法でアクティブにできる。2ボタン装置では、代替ボタンを用いて、代替コマンドをアクティブにできる。1ボタン装置では、代替のメニューおよびストロークは、ボタンを押し、移動させずに僅かな間保持することにより、アクティブにできる。一実施の形態では、オンスクリーンカーソル110が変化して、代替アクションが実行されることを示す。キーボードによるコマンドアクティブ化メカニズムを、以下に詳細に説明する。
【0047】
コマンド構成の実施例
図3A、および3Bを参照すると、図1に示されるゾーンレイアウトに基づく、一実施の形態によるコマンド構成の実施例が示されている。図3Aは、一次メニューと対応するコマンドの種類を示し、図3Bは、二次または代替のメニューと対応するコマンドの種類を示す。
【0048】
各ゾーン103は概して、以下に説明するように、特定の機能、または種類と関連する幾つかのアクションと関係付けられる。これらのアクションは、オブジェクトの種類間で一貫性があるのが一般的であるが、アクションによっては、オブジェクト特定、および/または特定種類のオブジェクトに適用不可のこともある。
【0049】
一次メニュー801を介して一般にアクセス可能な、最もよく用いられるアクションに加えて、各ゾーン103は、代替アクション、またはアクションのセットとも関係付けられる。例えば、代替メニューは、マウスを右クリック、またはオプションクリックすることにより、またはシフトキーを押してからゾーン103のアクティブ化キーを押すことにより、アクセスできる。代替キーストロークは、右マウスボタン、またはシフトやオプション等の修正キーを押して保持しながらストロークすることにより、アクセスできる。代替アクションにアクセスするために、他の技法を用いることもできる。
【0050】
可能であれば常に、各ゾーンは、特定テーマと関連するコマンドグループへの統一された一貫性のあるアクセスを提供する。クリック、クリックして保持、またはストロークの入力アクションは、グループ内のコマンドにアクセスする様々な方法を提供する。本発明の一実施の形態によれば、ユーザーは、特定ゾーン103と関係付けられるメニューからコマンドを選択することにより、コマンドをアクティブにでき、そしてゾーン103内でストロークまたは他のジェスチャを実行することにより、同一ゾーン103から同一コマンドを直接アクティブにできる。
【0051】
ここで図4A〜図4Eを参照すると、これら2方法を介するコマンドアクティブ化の実施例が示されている。図4Aは、例えば、アポイントメントおよびリマインダについての情報を管理するためのカレンダープログラムに含まれるような、特定種類のオブジェクト(時間を制御するための入力フィールド700)を示す。説明上、入力フィールド700には、2つの入力ゾーン(開始ゾーン103A、および終了ゾーン103H)が含まれているが、ゾーン103はもっと少なく、または多くてもよい。入力フィールド700は、2つの主な目的を有するオブジェクトであり、すなわち、1)時間枠を表示すること、および、2)時間枠、および/またはその表示方法を変更するためのユーザー入力を受け付けること、である。
【0052】
図4Aは、午前9:00−9:45の値をもつ入力フィールド700を示す。入力フィールド700には、アポイントメントの開始時間を変更するための開始ゾーン103A、および終了時間を変更するための終了ゾーン103Hが含まれる。ゾーン103A、および103Hは、アウトライン、テキストラベル、明瞭な色、アイコン、または他のインジケータ、またはそれらの任意の組合せにより表示できる。代替として、ゾーン103A、および103Hは、不可視の境界を含んでもよい。
【0053】
一実施の形態では、ユーザーは、ゾーン103Aにより時間枠の開始を変更でき、ゾーン103Hにより終了時間を変更できる。変更は、ゾーン103A、または103H内でストロークすることにより、またはゾーン103A、または103Hに対するメニューを選択し、メニューから所望のコマンドを選択することにより、実行できる。本発明の技法によれば、同一のゾーン103A、または103Hが、2種類の入力方法に対して用いられる。
【0054】
直接ストローク入力を用いる場合、異なる方向のストロークにより異なるコマンドが開始される。例えば、ゾーン103Aでは、縦ストロークにより、開始点が粗調整されることになり(例えば、15分だけ変更される)、一方、水平ストロークにより、微調整されることになる(例えば、1分だけ変更される)。代替として、縦ストロークは、1時間の増分だけ値を変更してもよく(または何か他の比較的粗い増分)、一方、水平ストロークは1分の増分だけ値を変更してもよい(または何か他の比較的細かい増分)。一般に、上と左方向のストロークは、開始点を早くし、一方、下と右方向のストロークは開始点を遅くする。動きの特定の増分および方向はプリセットされていてもよく、またはプレファレンスもしくはオプション画面を介して、ユーザーによる構成も可能である。同様に、ゾーン103Hでは、縦ストロークは終了時間に粗い変更を指示し、一方、水平ストロークは細かい変更を指示する。
【0055】
一実施の形態では、ユーザーがスタイラス、または他のポインティング装置をストローク端の所定位置に保持している場合、時間枠調整が繰り返される。別の実施の形態では、ユーザーが同一方向にストロークを継続している場合、時間枠調整が繰り返される(要望があれば、キーボードに対する自動繰り返しモードで従来行われているように、繰り返しが開始される前に待機時間を設けることができる)。時間枠調整の繰り返しは、ユーザーが所定の時間のあいだ保持し続ける場合に加速するよう設定できる。一実施の形態では、ユーザーは、時間枠調整が離れていく場合、「バックアップ」できる。ユーザーがリアルタイムで時間枠調整を見て、正しい時刻ちょうどで手を離し、または逆回しできるように、入力フィールド700の表示は絶えず調整される。
【0056】
ここで図4B、および図4Cを参照すると、直接ストローク入力を介して時間枠の終了時間を変更する実施例が示されている。図4Bでは、ユーザーは、ゾーン103H内で水平ストローク401を実行し、時間枠に微調整を行いたいということを指示する。ユーザーアクションを表す説明用としてストローク401を図4Bに示す。ストローク401を表す矢印を一時的に表示してユーザー入力の視覚的フィードバックを提供してもよいが、省略できる。コマンドを受け取ったという視覚的、または聴覚的な指示等の、他の形式のフィードバックを提供してもよい。
【0057】
図4Cに、時間枠をユーザーのコマンドに応答して調整した後の入力フィールド700を示す。ユーザーが終了時間の微調整を指示したので、それに応じて、アポイントメントの終了時間が9:45から9:46に調整されている。
【0058】
ここで、図4D、および図4Eを参照すると、メニューコマンドを用いて時間枠の終了時間を変更する実施例が示されている。図4Dでは、ユーザーはゾーン103H内をクリックしてメニュー801をアクティブ化する。メニュー801には、粗い増分、および細かい増分により終了時間を変更するためのコマンド802が含まれる。コマンド802は、ゾーン103H内で利用可能な上、下、左、および右等のストロークコマンドと対応する。メニュー801には、ストロークコマンドと対応しない追加コマンドも含まれる。
【0059】
ユーザーはコマンド802を選択する。メニュー801は閉じてコマンドが実行される。図4Eに、細かい増分(1分)により終了時間を変更するためのコマンド802を選択した後の入力フィールド700を示す。その選択に応じて、アポイントメントの終了時間が9:45から9:46に調整されている。
【0060】
このように、図4D、および図4Eは、図4B、および図4Cの直接ストロークコマンドと同一の効果を有する時間調整コマンドを実行する実施例を示す。本発明の技法によれば、直接ストロークコマンド方法、およびメニュー方法はともに、特定入力ゾーン103Hと関係付けられる。この場合、特定入力ゾーン103Hは、入力フィールド700の終了時間の調整専用である。
【0061】
ここで図5を参照すると、入力フィールド700に対するメニュー801の実施例を示すスクリーンショットが示されている。メニュー801は、制御領域101の右下のゾーン103Hをクリックするとアクティブになる。入力フィールド700には、値「05:30p−05:45p」が含まれる。メニュー801には、様々な増分により終了時間を変更するためのコマンド803が含まれる。アイコン802は、コマンド803と対応するストローク方向を指示する。本実施例では、水平ストロークは、粗調整(増分15分)に用いられ、縦ストロークは微調整(増分1分)に用いられる。
【0062】
ここで図6Aを参照すると、テキストオブジェクト102に対する制御領域101の実施例が示されている。テキストオブジェクト102は、文章中の1ワードである。制御領域101には、上記で説明したように、ゾーン103A〜103Jが含まれる。
【0063】
ここで図6Bを参照すると、テキストオブジェクト102に対する制御領域101の実施例が示され、メニュー801がアクティブ化されている。メニュー801には、コマンド803、および対応するストローク方向を指示するアイコン802が含まれる。
【0064】
上記説明では、説明する目的で、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細を述べた。しかしながら、当該技術に精通する者には言うまでもないが、本発明は、これらの特定の詳細なしに実践できる。他の例では、本発明が判りにくくなるのを避けるために、構成および装置をブロック図形式で示す。
【0065】
明細書内における「一実施の形態」、または「実施の形態」への言及の意味は、実施の形態と関連して説明した特定の特徴、構成、または特性が、本発明の少なくとも一つの実施の形態に含まれる、ということである。本明細書の随所における語句「一実施の形態では」の出現は、全てが同一の実施の形態への言及であるとは限らない。
【0066】
詳細な説明の幾つかの部分は、コンピューターメモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズム、およびシンボル的な表現として表されている。これらのアルゴリズム的説明、および表現は、データ処理技術に精通する者が用いる、当該技術に精通する他者に彼らの業務の内容を最も効率的に伝える手段である。アルゴリズムとは、本明細書では、また一般的にも、所望の結果を導きだす自己一貫性のある一連のステップであると考えられる。ステップとは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずとは言えないが通常、これらの量は、格納、転送、組合せ、比較、および他の操作ができる電気的または磁気的な信号の形をとる。これらの信号を、ビット、値、要素、シンボル、文字、項、数等と呼ぶのは、共通の使用を主として考えると便利なこともある、と証明されている。
【0067】
しかしながら、留意すべきは、これらの、および類似の用語全ては、適切な物理量と関係付けられるべきであり、これらの量に適用する便利な文言に過ぎない、ということである。説明から明らかな他の特別な表現がない限り、説明全体を通じて、「処理する」または「演算する」または「計算する」または「決定する」または「表示する」等の用語を用いる説明は、コンピューターシステム、または類似の電子計算装置のアクション、および処理に言及していることは言うまでもない。これらのシステムまたは装置は、コンピューターシステムのレジスタ、およびメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作し、コンピューターシステムのメモリ、またはレジスタ、またはそのような他の情報格納、伝送、またはディスプレイ装置内の物理量として、同様に表される他のデータに変換する。
【0068】
本発明は、本明細書の操作を実行するための機材にも関連している。これらの機材は、要求される目的のために特別に構築されてもよく、またはコンピュータに格納されるコンピュータープログラムにより選択的にアクティブ化され、または再構成される汎用コンピュータを備えてもよい。かかるコンピュータープログラムは、限定はしないが、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、および光磁気ディスクを含む任意の形式のディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光カード、または電子命令を格納するのに適切な任意の種類の媒体等の、コンピュータ可読の格納媒体に格納することができ。それぞれコンピューターシステムバスに接続することができる。
【0069】
本明細書で提示するアルゴリズム、およびディスプレイは、任意の特定コンピュータ、コンピューターネットワーク、または他の機材と本質的に関連しない。各種の汎用システムを、本明細書の教示によるプログラムとともに用いることができ、または更に専門化した機材を構築して、要求される方法のステップを実行すると便利であると判明するかもしれない。これらの多様なシステムに要求される構造は、説明から分かる。更に、本発明は、いずれの特定プログラム言語も参照して説明していない。言うまでもなく、多様なプログラム言語を用いて、本発明で説明したような本発明の教示を実装できる。
【0070】
当該技術に精通する者には容易に理解できるのは言うまでもないが、本発明は、その精神または基本的な特性から逸脱することなく、他の特定の形式で実施できる。例えば、上記の特定アーキテクチャは、本発明の一実施の形態の単なる例示にすぎない。上記説明の機能要素および方法ステップは、本発明を実施するための一技法を説明する例示として提供する。当該技術に精通する者には言うまでもないが、他の多くの実装例が、請求項に記載の本発明から逸脱することなく可能である。同様に、モジュール、プロトコル、特徴、属性、または任意の他の態様の特定の大文字化または名称付けは、必須でもなく、有意でもなく、本発明、またはその特徴を実装するメカニズムは、異なる名称または形式を有してもよい。更に、本発明は、方法、プロセス、ユーザーインターフェース、コンピュータープログラム製品、システム、機材、またはそれらの任意の組合せとして実装してもよい。従って、本発明の開示は、以下の請求の範囲で述べる本発明の範囲の説明を意図するものであって、限定を意図しているものではない。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】一実施の形態によるオンスクリーンオブジェクト、および複数の入力ゾーンの例を示す。
【図1A】ゾーンのみを含む本発明の実施例を示す。
【図1B】オンスクリーンオブジェクトに重なるゾーンのみを含む本発明の実施例を示す。
【図2】本発明の一実施の形態によるゾーンと関係付けられるメニューの実施例を示す。
【図3A】一実施の形態によるオブジェクトのゾーンに対するコマンド構成の実施例を示す。
【図3B】一実施の形態によるオブジェクトのゾーンに対するコマンド構成の実施例を示す。
【図4A】一実施の形態による開始ゾーン、および終了ゾーンを含む時間枠オブジェクトの実施例を示す。
【図4B】ストロークコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4C】ストロークコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4D】メニューコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図4E】メニューコマンドを用いてオブジェクトの終了時間を変更する操作を示す。
【図5】入力フィールドに対するメニューの実施例を示すスクリーンショットである。
【図6A】テキストオブジェクトに対する制御領域の実施例を示す。
【図6B】メニューがアクティブ化されたテキストオブジェクトに対する制御領域の実施例を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーインターフェースのためのコンピュータ実装された入力方法であって、前記ユーザーインターフェースは、前記ユーザーインターフェース全体より狭いゾーンを含み、前記方法は、
ストローク入力である前記ゾーン内のユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行するステップ、および、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、複数のコマンドを含むメニューを表示するステップ、
を備える方法。
【請求項2】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンド実行ステップは、前記オブジェクトを操作するステップを備える、請求項1の方法。
【請求項3】
前記ゾーンがオブジェクトに隣接する、請求項1の方法。
【請求項4】
前記メニューアクティブ化コマンドはボタンを押下するステップを備える、請求項1の方法。
【請求項5】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを備える、請求項1の方法。
【請求項6】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを備える、請求項5の方法。
【請求項7】
前記ゾーンは、オブジェクトと関係付けられるウィンドウの一部を備える、請求項1の方法。
【請求項8】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記メニューからコマンド選択を受け取るステップ、および、
前記選択したコマンドを実行するステップ、
を更に備える、請求項1の方法。
【請求項9】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項1の方法。
【請求項10】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記コマンド実行ステップは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するステップを含む、請求項1の方法。
【請求項11】
前記オブジェクトへの前記コマンド実行ステップは、前記オブジェクトの特性を変更するステップを備える、請求項10の方法。
【請求項12】
前記オブジェクト特性変更ステップは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するステップ、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するステップ、
を備える、請求項11の方法。
【請求項13】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項12の方法。
【請求項14】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを備える、請求項12の方法。
【請求項15】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項12の方法。
【請求項16】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項15の方法。
【請求項17】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項12の方法。
【請求項18】
コマンドを実行するためのユーザー入力を受け付けるためのシステムであって、
ユーザーインターフェース全体よりも狭いゾーンを含むユーザーインターフェースを表示するためのディスプレイ装置と、
前記ゾーンと関係付けられる入力を用いて受け付けるための入力装置と、
前記ディスプレイおよび前記入力装置に接続されたプロセッサであって、
ストローク入力である前記ゾーンと関係付けられるユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行し、かつ、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーンと関係付けられる前記ユーザー入力に応答して、前記ディスプレイ装置に複数のコマンドを含むメニューを表示させる該プロセッサと、
を備えるシステム。
【請求項19】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンドの実行は前記オブジェクトを操作することが含まれる、請求項18のシステム。
【請求項20】
前記ディスプレイ装置はオブジェクトを表示し、前記ゾーンは前記オブジェクトに隣接してディスプレイされる、請求項18のシステム。
【請求項21】
前記メニューアクティブ化コマンドを含むユーザー入力は、前記入力装置のボタン押下を含む、請求項18のシステム。
【請求項22】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを含む、請求項18のシステム。
【請求項23】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを含む、請求項22のシステム。
【請求項24】
前記ディスプレイ装置は、オブジェクトと関係付けられるウィンドウを表示し、前記ゾーンは前記ウィンドウの一部を含む、請求項18のシステム。
【請求項25】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記入力装置が、前記メニューからコマンド選択を表す入力を受け取り、かつ、
前記プロセッサが、前記選択したコマンドを実行する、
ことを更に含む、請求項18のシステム。
【請求項26】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項18のシステム。
【請求項27】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記プロセッサは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行することにより、前記コマンドを実行する、請求項18のシステム。
【請求項28】
前記プロセッサは、前記オブジェクトの特性を変更することにより、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行する、請求項27のシステム。
【請求項29】
前記プロセッサは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、
ことにより、前記オブジェクトの特性を変更する、請求項28のシステム。
【請求項30】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項29のシステム。
【請求項31】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを含む、請求項29のシステム。
【請求項32】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項29のシステム。
【請求項33】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項32のシステム。
【請求項34】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項29のシステム。
【請求項35】
ユーザーインターフェースで入力を受け付けるためのコンピュータープログラム製品であって、前記ユーザーインターフェースは、前記ユーザーインターフェース全体よりも狭いゾーンを含み、前記コンピュータープログラム製品は、
コンピュータ可読媒体、ならびに、
前記媒体上にエンコードされたコンピュータープログラムコードであって、
ストローク入力である前記ゾーン内のユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行する、および、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、複数のコマンドを含むメニューを表示する、
ためのコンピュータープログラムコード、
を含むコンピュータープログラム製品。
【請求項36】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトを操作するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項37】
前記ゾーンはオブジェクトに隣接する、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項38】
前記メニューアクティブ化コマンドは、ボタン押下を含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項39】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項40】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを含む、請求項39のコンピュータープログラム製品。
【請求項41】
前記ゾーンは、オブジェクトと関係付けられるウィンドウの一部を含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項42】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記メニューからコマンド選択を受け取る、および、
前記選択したコマンドを実行する、
ためのコンピュータープログラムコードを更に含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項43】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項44】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項45】
前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトの特性を変更するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項44のコンピュータープログラム製品。
【請求項46】
前記オブジェクトの前記特性を変更するための前記コンピュータープログラムコードは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、
ためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項45のコンピュータープログラム製品。
【請求項47】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項48】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを含む、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項49】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項50】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項49のコンピュータープログラム製品。
【請求項51】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項1】
ユーザーインターフェースのためのコンピュータ実装された入力方法であって、前記ユーザーインターフェースは、前記ユーザーインターフェース全体より狭いゾーンを含み、前記方法は、
ストローク入力である前記ゾーン内のユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行するステップ、および、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、複数のコマンドを含むメニューを表示するステップ、
を備える方法。
【請求項2】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンド実行ステップは、前記オブジェクトを操作するステップを備える、請求項1の方法。
【請求項3】
前記ゾーンがオブジェクトに隣接する、請求項1の方法。
【請求項4】
前記メニューアクティブ化コマンドはボタンを押下するステップを備える、請求項1の方法。
【請求項5】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを備える、請求項1の方法。
【請求項6】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを備える、請求項5の方法。
【請求項7】
前記ゾーンは、オブジェクトと関係付けられるウィンドウの一部を備える、請求項1の方法。
【請求項8】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記メニューからコマンド選択を受け取るステップ、および、
前記選択したコマンドを実行するステップ、
を更に備える、請求項1の方法。
【請求項9】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項1の方法。
【請求項10】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記コマンド実行ステップは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するステップを含む、請求項1の方法。
【請求項11】
前記オブジェクトへの前記コマンド実行ステップは、前記オブジェクトの特性を変更するステップを備える、請求項10の方法。
【請求項12】
前記オブジェクト特性変更ステップは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するステップ、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するステップ、
を備える、請求項11の方法。
【請求項13】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項12の方法。
【請求項14】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを備える、請求項12の方法。
【請求項15】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項12の方法。
【請求項16】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項15の方法。
【請求項17】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項12の方法。
【請求項18】
コマンドを実行するためのユーザー入力を受け付けるためのシステムであって、
ユーザーインターフェース全体よりも狭いゾーンを含むユーザーインターフェースを表示するためのディスプレイ装置と、
前記ゾーンと関係付けられる入力を用いて受け付けるための入力装置と、
前記ディスプレイおよび前記入力装置に接続されたプロセッサであって、
ストローク入力である前記ゾーンと関係付けられるユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行し、かつ、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーンと関係付けられる前記ユーザー入力に応答して、前記ディスプレイ装置に複数のコマンドを含むメニューを表示させる該プロセッサと、
を備えるシステム。
【請求項19】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンドの実行は前記オブジェクトを操作することが含まれる、請求項18のシステム。
【請求項20】
前記ディスプレイ装置はオブジェクトを表示し、前記ゾーンは前記オブジェクトに隣接してディスプレイされる、請求項18のシステム。
【請求項21】
前記メニューアクティブ化コマンドを含むユーザー入力は、前記入力装置のボタン押下を含む、請求項18のシステム。
【請求項22】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを含む、請求項18のシステム。
【請求項23】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを含む、請求項22のシステム。
【請求項24】
前記ディスプレイ装置は、オブジェクトと関係付けられるウィンドウを表示し、前記ゾーンは前記ウィンドウの一部を含む、請求項18のシステム。
【請求項25】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記入力装置が、前記メニューからコマンド選択を表す入力を受け取り、かつ、
前記プロセッサが、前記選択したコマンドを実行する、
ことを更に含む、請求項18のシステム。
【請求項26】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項18のシステム。
【請求項27】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記プロセッサは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行することにより、前記コマンドを実行する、請求項18のシステム。
【請求項28】
前記プロセッサは、前記オブジェクトの特性を変更することにより、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行する、請求項27のシステム。
【請求項29】
前記プロセッサは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、
ことにより、前記オブジェクトの特性を変更する、請求項28のシステム。
【請求項30】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項29のシステム。
【請求項31】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを含む、請求項29のシステム。
【請求項32】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項29のシステム。
【請求項33】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項32のシステム。
【請求項34】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項29のシステム。
【請求項35】
ユーザーインターフェースで入力を受け付けるためのコンピュータープログラム製品であって、前記ユーザーインターフェースは、前記ユーザーインターフェース全体よりも狭いゾーンを含み、前記コンピュータープログラム製品は、
コンピュータ可読媒体、ならびに、
前記媒体上にエンコードされたコンピュータープログラムコードであって、
ストローク入力である前記ゾーン内のユーザー入力に応答して、前記ユーザー入力と関係付けられるコマンドを実行する、および、
メニューアクティブ化コマンドである前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、複数のコマンドを含むメニューを表示する、
ためのコンピュータープログラムコード、
を含むコンピュータープログラム製品。
【請求項36】
前記ゾーンはオブジェクトと関係付けられ、コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトを操作するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項37】
前記ゾーンはオブジェクトに隣接する、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項38】
前記メニューアクティブ化コマンドは、ボタン押下を含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項39】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる少なくとも一つのコマンドを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項40】
前記メニューは、ストローク入力と関係付けられる前記各コマンドについて、前記関係付けられたストローク入力を指示するアイコンを含む、請求項39のコンピュータープログラム製品。
【請求項41】
前記ゾーンは、オブジェクトと関係付けられるウィンドウの一部を含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項42】
前記第2の種類である前記ゾーン内の前記ユーザー入力に応答して、
前記メニューからコマンド選択を受け取る、および、
前記選択したコマンドを実行する、
ためのコンピュータープログラムコードを更に含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項43】
前記ユーザーインターフェースは複数のゾーンを含み、前記各ゾーンは1種類のコマンドと対応し、前記ユーザー入力と関係付けられる前記コマンド、および前記メニュー内の前記コマンドは、前記種類に属する、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項44】
前記ユーザーインターフェースはオブジェクトを囲む複数のゾーンを含み、前記コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項35のコンピュータープログラム製品。
【請求項45】
前記オブジェクトへ前記コマンドを実行するための前記コンピュータープログラムコードは、前記オブジェクトの特性を変更するためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項44のコンピュータープログラム製品。
【請求項46】
前記オブジェクトの前記特性を変更するための前記コンピュータープログラムコードは、
第1軸に沿う前記ストローク入力に応答して、第1増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、および、
第2軸に沿う前記ストローク入力に応答して、前記第1増分と異なる第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更する、
ためのコンピュータープログラムコードを含む、請求項45のコンピュータープログラム製品。
【請求項47】
前記第2増分は、前記第1増分より振幅が小さい、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項48】
前記メニューは、前記第1および第2増分だけ前記オブジェクトの前記特性を変更するためのコマンドを含む、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項49】
前記第2軸は前記第1軸と垂直である、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【請求項50】
一方の軸は縦で、他方の軸は水平である、請求項49のコンピュータープログラム製品。
【請求項51】
前記オブジェクトの前記特性は、
開始位置、
終了位置、
期間、
サイズ、
長さ、
日付、
時間、
数値、
幅、
高さ、
イメージトリミング仕様、
厚さ、
小数点位置、
再生速度、
再生位置、
先頭文字、
終端文字、
配置、
整列、
回転、
フォント、
スタイル、
大文字化、
色、
透明度、
明度、および、
相対音量、
から成るグループから選択された一つである、請求項46のコンピュータープログラム製品。
【図1】
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【公表番号】特表2007−500400(P2007−500400A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521908(P2006−521908)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【国際出願番号】PCT/US2004/023448
【国際公開番号】WO2005/013051
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(506020241)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【国際出願番号】PCT/US2004/023448
【国際公開番号】WO2005/013051
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(506020241)
【Fターム(参考)】
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