説明

モバイルディスプレイインタフェース

ビデオディスプレイデータを符号化する装置は、発生源からのRGBデータ信号を受信するよう構成したトランスミッタ、およびこのトランスミッタからのRGBデータ信号を受信するように構成したレシーバを備える。RGBデータ信号は冗長的同期情報を有する。さらに、この装置を使用する方法も提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、概してモバイルコンピューティング機器の分野、およびとくに、この種の機器のディスプレイ上における画像形成の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルコンピューティング機器は、広範囲で多様なフォーマットの情報に対して、アクセスし、処理し、また提示するのにますます用いられるようになっている。ラップトップ型コンピュータ、携帯電話、デジタルカメラおよびビデオカメラ、携帯型音楽またはマルチメディア用プレーヤ、ならびに携帯型ゲーム機器といった最新のモバイルコンピューティング機器は、多くの場合、様々なタイプのグラフィカル情報を表示するのに用いることのできるディスプレイを有する。これらのモバイル機器を、ビデオ情報を表示するのに用いるとき、三次元図形高解像性テレビジョン信号のような性能をサポートする付加的なビデオ能力およびディスプレイが望まれる。一般的にこのような性能のサポートは、プロセッサとディスプレイとの間で拡大した帯域幅に対する必要性と関連する。
【0003】
ディスプレイ上に画像を形成するため、ビデオ情報を含む画像情報は、通常、ディスプレイが解釈することのできるなんらかの所定の規格または仕様に従ってフォーマット化する。ビデオ機器標準化協会(Video Electronics Standards Association:VESA)がこのような規格を発行している。これらのVESA規格において現在用いられているのが、モニタ制御コマンドセット(Monitor Control Command Set:MCCS)規格、およびモバイル・ディスプレイ・デジタル・インタフェース(Mobile Display Digital Interface:MDDI)規格である。この領域において規格が存在するにもかかわらず、通常、それらの規格に適合する実施が機器の特定型式における目標として定められる。
【0004】
現行のシステムおよび技術は、一般に多数のピン数を必要とするか、または最新のビデオおよびマルチメディアアプリケーションに対しては不十分な帯域幅しか付与されていない。さらに、それらのシステムは概して、適切なエラー識別を可能にする堅実なプロトコルを欠いており、また、仮にあったとしても容易な拡張性はない。さらに、現行のシステムはたいていの場合、多数のピン接続を使用しているディスプレイを駆動するのに、利用可能な電力の大部分を必要とし、この結果、性能を低下させる電磁干渉を生ずる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
基本的理解および高水準の検討ができるよう、以下に簡単に概要を示す。この概要は広範囲の概観ではない。主要または決定的な要素の確認、あるいは範囲の詳細な描出を行おうとするわけではない。本概要における唯一の目的は、後に示すより詳細な説明の前置きとして、若干の概念を単純化した形式に示すことである。加えて、本明細書において用いられている頭書きは、単に便宜のために設けたものであり、どちらも意図されるわけではなく、いかなる場合であれ制限することとして取られるべきではない。
【0006】
ビデオディスプレイデータを符号化する装置は、発生源からのRGBデータ信号を受け取るよう構成したトランスミッタと、トランスミッタからのRGBデータ信号を受け取るよう構成したレシーバとを備えており、RGBデータ信号は冗長的な同期情報を有する。この冗長的な同期情報は、冗長的な水平同期情報を有するものとすることができる。また、冗長的な水平同期情は、冗長的な垂直同期情報も有するものとすることができる。装置は、さらに水平同期エラーを検出するよう構成したエラー検出ユニットを備えることができる。付加的にまたは代案として、エラー検出ユニットは、ラインのピクセルをカウントすることで、水平同期エラーを検出するよう構成することができる。
【0007】
装置のエラー検出ユニットは、垂直同期エラーを検出するよう構成することができる。付加的にまたは代案として、エラー検出ユニットは、フレームのラインをカウントすることで、垂直同期エラーを検出するよう構成することができる。さらに装置は、RGBデータ信号を供給するよう構成したアプリケーション・プロセッサを備えることができる。また、装置は、RGBデータ信号を使用することで画像を形成するよう構成したディスプレイを備えることができる。ディスプレイは、ブラウン管ディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、電気泳動ディスプレイまたはその他の適切なディスプレイとすることができる。
【0008】
ディスプレイ画像情報の使用方法は、RGB画像情報を、それぞれ複数のセルを有するラインを複数個備えるフレームにフォーマット化するステップと、フレームの初期ラインの初期セルに垂直同期値セットし、またフレームの終端ラインの終端セルに水平同期値をセットすることによりフレームを画定するステップと、フレーム中の複数のラインにおける複数のセルのうち少なくとも1個のセルに、冗長的な同期情報をセットするステップとを有するものとする。冗長的な同期情報をセットするステップは、フレームの複数のラインにおける複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な水平同期情報をセットするステップを有するものとする。また、冗長的な同期情報をセットするステップは、フレームの複数のラインにおける複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な垂直同期情報をセットするステップを有するものとする。この方法はさらに、フレームにおける複数のラインのうち少なくとも1個におけるセルをカウントすることにより同期エラーを検出するステップを有するものとする。また、この方法は、さらに、フレームのラインをカウントすることにより同期エラーを検出するステップを有するものとする。
【0009】
ディスプレイ画像情報を使用するシステムは、RGB画像情報を、それぞれ複数のセルを有するラインを複数個備えるフレームにフォーマット化する手段と、フレームの初期ラインの初期セルに垂直同期値をセットし、またフレームの終端ラインの終端セルに水平同期値をセットすることによりフレームを画定する手段と、フレーム中の複数のラインの複数のセルのうち、少なくとも1個のセルに冗長的な同期情報をセットする手段とを備える。冗長的な同期情報を設定する手段は、フレームの複数のラインにおける複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な水平同期情報をセットする手段を有するものとする。また冗長的な同期情報をセットする手段は、フレームの複数のラインにおける複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な垂直同期情報をセットする手段を有するものとする。このシステムはさらに、フレームにおける複数のラインのうち少なくとも1個にけるセルをカウントすることにより、同期エラーを検出する手段を備えるものとする。また、このシステムはさらに、フレームにおけるラインをカウントすることにより、同期エラーを検出する手段を備えたものとする。
【0010】
本明細書に開示および記載さするコンポーネント(構成要素)および方法は、特許請求の範囲において記載および特に指摘されている特徴の一つ以上を備える。図面を含む以下の記載には、特定の具体的例証となるコンポーネントおよび方法を詳細に記載する。しかし、これらのコンポーネントおよび方法は、開示したコンポーネントおよび方法が使用され得る様々な方法のごく少数を例示しているに過ぎない。本明細書に開示および記載するコンポーネントおよび方法による具体的な実施は、そのようなコンポーネントおよび方法のいくつか、大部分または全てを、それらの等価物と同様に含むことができる。具体的な実施および提示した実例における差異は、以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【実施例】
【0011】
本明細書に使用する、用語「コンポーネント(構成要素)」、「システム」および「モジュール」等は、ハードウェア、ソフトウェア(例えば、実行)および/またはファームウェアのような、コンピュータ関連の実体に言及することを意図している。例えば、コンポーネントとは、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能形式、プログラムおよび/またはコンピュータであり得る。また、サーバ上で動作するアプリケーションおよびサーバがコンポーネントでもあり得る。1個またはそれ以上のコンポーネントがプロセス中に存在することができ、またコンポーネントは1個のコンピュータに局在させるおよび/または2個以上のコンピュータ分散させることができる。
【0012】
本明細書に記載のコンポーネントおよび方法を、図面につき説明し、明細書全体にわたり同一の参照符号を、同一素子に使用する。以下の記載において、説明のため、本明細書が説明する主題の完全な理解を促すために特定の具体的な詳細を示す。一部の例において、これら具体的な詳細の一部は省略または他の詳細と組合せることができる。他の例において、記載を容易にするため、具体的な構造および装置をブロック図形式で示す。さらに、本明細書に提示する具体例は具体的なコンポーネントを含むまたは参照するが、本明細書において開示および記載するコンポーネントおよび方法の実施が必ずしもそれら具体的なコンポーネントに限定するものではなく、他の状況においても同様に使用され得るということに注意すべきである。
【0013】
また、提示される具体例がパソコンまたはモバイルコンピューティング機器におけるコンポーネントに基づいたシステムまたは方法を記載または表す場合があるが、本明細書において開示および記載するコンポーネントおよび方法の用途がそれらの領域に限定されることはないと認識すべきである。例えば、開示および記載するコンポーネントおよび方法を、専用または特定コンピューティング環境において用いることができる。付加的にまたは代案として、本明細書に開示および記載するコンポーネントおよび方法を、多数のクライアントがアクセスする単一サーバまたは多数のピアを有する単一ソースにおいて用いることができる。当業者は、本明細書に開示および記載するコンポーネントおよび方法を、多種多様なコンピューティング機器において、他の構成要素の確立および他の方法の実行に使用できるということは容易に認識できるであろう。
【0014】
図1は、ディスプレイインタフェースシステム100のシステムブロック図である。ディスプレイインタフェースシステム100は、通常、コンピューティング装置のディスプレイ上に画像を供給することに用いられる。具体的に、ディスプレイインタフェースシステム100は、とくに、携帯電話、携帯情報端末(PDA)または携帯型ゲーム機器といったモバイルコンピューティング機器のディスプレイ上にビデオ画像を供給する。
【0015】
ディスプレイインタフェースシステム100は、送信モジュール110を有する。送信モジュール110は、アプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120を含む。アプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120は、中央処理装置(CPU)のような汎用プロセッサとして実装する、または、グラフィックス処理装置(GPU)または特定用途向け集積回路(ASIC)のようにより特化したもしくは専用のプロセッサとすることができる。アプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120を使用して、最終的にディスプレイ上に画像を形成すべき画像信号の発生に使用されるグラフィックまたはビデオ画像情報を処理または発生する。説明を分かり易くするため、画像、グラフィカルイメージ、ビデオ画像およびマルチメディアといった用語を時に応じて互換的に用いる。文脈上必要または適切であるときを除いて、これらの用語を排他的なものとして扱う必要はない。
【0016】
送信モジュール110は、さらに、送信ディスプレイインタフェース130を有する。送信ディスプレイインタフェース130は、アプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120から並列画像信号125を受信することができ、画像情報を他のコンポーネントに送信するためのコンバータの一部として実装することができる。この特定実施例において、送信ディスプレイインタフェース130は、並列画像情報を2対の測定可能なスケーラブル低電圧信号(SLVS)直列信号に変換することができる適当な電子装置を有するものとすることができる。送信ディスプレイインタフェース130には他の適当なコンバータを用いることができる。
【0017】
受信モジュール140は、送信モジュール110の送信ディスプレイインタフェース130からSLVS信号150を受信するために、送信モジュール110に接続することができる。この具体的な実施例に示すように、SLVS信号150は2個のSLVS差動対に搬送されるピクセル情報を含むことができる。送信モジュール110と受信モジュール140との接続(図示せず)は、具体的な実施に際しては、可撓ケーブルまたは他の適当なデータバスまたはデータ導管として実装することができる。
【0018】
受信モジュール140の受信ディスプレイインタフェース160は、送信モジュール110の送信ディスプレイインタフェース130からSLVS信号を受信することができる。受信ディスプレイインタフェース160は、画像信号のための上述したコンバータとして実装することができる。この例において、受信ディスプレイインタフェース160は、画像情報信号150をSLVS信号からパラレル信号165に変換させることができる。
【0019】
液晶ディスプレイ(LCD)ドライバ170は、パラレル信号165を受信することができ、これらの信号を、画像情報信号175をLCDディスプレイパネル180に提示する。LCDディスプレイパネル180は画像情報信号175を使用して、画面上に可視像を形成する。この例では、本明細書において説明する他の実施例と同様に、他形式のディスプレイをLCDディスプレイパネル180と同時に、またはLCDディスプレイパネル180に代わって用いることができる点に留意すべきである。特に数ある中から予測されるディスプレイとしては、ブラウン管ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイおよび電気泳動ディスプレイがある。この種のディスプレイの使用法は、LCDディスプレイドライバ170を含む、他のコンポーネントにおいて適当な修正を加えることで達成され得る。この種の修正における性質および範囲は、当業者には明らかであるはずであり、十分に当業者の能力の範囲内であるはずである。
【0020】
動作にあたり、ディスプレイインタフェースシステム100は、以下のように機能する。送信モジュール110のアプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120は画像情報を作成または生成することができ、この画像情報を他のコンポーネントが使用して、ディスプレイ上に可視像を作成する。アプリケーションまたはマルチメディアプロセッサ120は、その情報をパラレルフォーマットで出力することができ、画像情報を送信ディスプレイインタフェース130に供給することができる。送信ディスプレイインタフェース130は、可撓ケーブルまたは他の適切なデータリンク結合により、SLVS信号150のような伝送を行うために、パラレル画像情報をシリアル画像情報に変換することができる。
【0021】
受信モジュール140の受信ディスプレイインタフェース160は、SLVS信号を受け取ることができ、この種の信号におけるシリアルフォーマットをパラレルフォーマットに変換することができる。また、LCDディスプレイドライバ170は、画面上に可視像を形成することができるLCDディスプレイパネル180を作動するために使用することができる。
【0022】
図2は、送信ディスプレイインタフェース200におけるシステムブロック図である。送信ディスプレイインタフェース200を、図1における送信ディスプレイインタフェース130として用いることができる。あるいは、送信ディスプレイインタフェース200を、ディスプレイドライバおよびディスプレイ装置に用いるために画像情報を適切なフォーマットとして符号化する他の適切なシステムの一部として用いることができる。
【0023】
送信ディスプレイインタフェース200はエンコーダ210を有する。エンコーダ210は画像コンポーネント情報を得ることができ、このデータを、有用かつ予め定義したデータフォーマットまたは構造にフォーマット化することができる。エンコーダ210は、データバッファ215,220,225からデータを受け取ることができる。各データバッファ215,220,225は、赤―緑―青(RGB)データ信号の各コンポーネントを受け取ることができる。赤、緑、青の信号コンポーネント230,235,240に関する情報を、それぞれ、各データバッファ215,220,225に格納することができる。データ有効信号245を使用して、赤、緑、青の信号コンポーネント230,235,240の情報が有効であることを発信し、各データバッファ215,220,225が赤、緑、青の信号コンポーネント情報を受け入れることを可能にする。
【0024】
RGB信号情報に加えて、エンコーダ210は、V―同期データ信号250から垂直同期情報を、H―同期データ信号255から水平同期データ信号を受け入れることができる。また、エンコーダ210は、受信した入力信号を使用して、予め定義した構造またはフォーマットでデータグループを生成する。具体的にビデオ画像情報の場合、画像情報を画像線およびフレームを画定するようフォーマット化することができる。符号化された画像情報は、送信データ導管260を経て送信することができる。提示した実施例において、送信データ導管260は、24ビット[23:0]データ経路とする。具体的な実施の詳細によっては、より広いまたは狭いデータ経路を使用することができる。
【0025】
エンコーダ210は、高速シリアルリンク物理層270が送信データ導管260における情報を受け取ることを可能にする、送信許可信号265を生成することができる。高速シリアルリンク物理層270は、画像情報を信号差動対275およびストローブ差動対280といった差動対にして送ることができる。信号差動対275は、画像情報を搬送することができる。ストローブ差動対280は、クロック信号を回復するために信号差動対とともに使用できる。送信信号のより詳細を表1に示す。
【表1】

【0026】
動作にあたり、送信ディスプレイインタフェース200は、以下のように機能することができる。赤、緑、青の画像情報信号230,235,240は、バッファ215,220,225がデータ有効信号245によって使用可能になったとき、それぞれバッファ215,220,225に格納することができる。エンコーダ210は、垂直同期情報250および水平同期情報255とともに、各バッファ215,220,225から赤、緑、青の画像情報を読み込む。エンコーダ210は、赤、緑、青の画像情報を垂直および水平同期情報とともに予め定義したフォーマットにフォーマット化する。
【0027】
送信許可信号265が提示されるとき、フォーマット化したデータは、信号260として高速シリアルリンク物理層270に送信される。そして、高速シリアルリンク物理層270は、フォーマット化したデータを信号差動対275およびストローブ差動対280として送信する。
【0028】
図3は、受信ディスプレイインタフェース300のシステムブロック図である。受信ディスプレイインタフェース300を、図1の受信ディスプレイインタフェース160として用いることができる。あるいは、受信ディスプレイインタフェース300を、ディスプレイドライバおよびディスプレイ装置に用いるために画像情報を適切なフォーマットに復号化する他の適切なシステムの一部として用いることができる。
【0029】
受信ディスプレイインタフェース300は、高速シリアルリンク物理層310を有する。高速シリアルリンク物理層310は、信号差動対315およびストローブ差動対320によってもたらされる信号のようなデータ信号を受信することができる。受信データ信号325を、高速シリアルリンク物理層310によって搬送し、バッファ330に格納することができる。バッファは、受信許可信号335によって受信データ信号325の受け取りが可能となる。
【0030】
デコーダ340は、バッファ330に格納された受信データ信号325を受け取ることができ、画像情報を回復するために受信データ信号325を復号化することができる。具体的には、デコーダ340は、赤コンポーネント345、緑コンポーネント350および青コンポーネント355を回復することができる。データ有効信号360は、赤、緑、青の信号コンポーネント345,350,355の画像情報が使用に際して有効であることを示すことができる。赤、緑、青の信号コンポーネント345,350,355に加えて、デコーダ340は、垂直同期信号365および水平同期信号370を生成することができる。
【0031】
ピクセルカウンタ375は、デコーダ340が受信した画像信号のピクセルをカウントすることができる。ラインカウンタ380は、デコーダ340が受信した画像信号のラインをカウントすることができる。ピクセルカウンタ375およびラインカウンタ380は、それぞれ、ラインおよびフレームのフォーマット化におけるエラーを識別するために用いることができる。受信データ信号に関する付加情報を表2に示す。
【表2】

【0032】
動作にあたり、受信ディスプレイインタフェース300は、以下のように機能する。高速シリアルリンク物理層310は、信号差動対315およびストローブ差動対320を受信する。受信許可信号335が提示されるとき、信号差動対315およびストローブ差動対320によって搬送される画像および同期情報は、バッファ330内へ配置される。デコーダ340は、バッファ330から情報を読み込み、赤コンポーネント345、緑コンポーネント350および青コンポーネント355を得る。加えて、デコーダ340は、垂直同期信号365および水平同期信号370を回復する。また、デコーダ340は、データ有効信号360も生成し、赤コンポーネント345、緑コンポーネント350および青コンポーネント355が使用に際して有効であることを示す。ピクセルカウンタ375は水平同期エラーを調べるために復号化される各ピクセルをカウントし、ラインカウンタ380は垂直同期エラーを調べるために各ラインをカウントする。
【0033】
図4は、バイトセット400のレコード(記録)である。この例において、合計で4個のバイト[0:3]を示す。この例において、各バイトは合計で8個のビット[7:0]からなる。具体的な実施例において、より多くのまたは少ないバイトを使用することができる。加えて、具体的な実施例によっては、より多くのまたは少ない数のビットを各バイトのために使用することができる。バイトセット400は、表示データおよび同期信号を符号化するために用いることができる。具体的には、バイトセット400は、任意の同期情報とともに画像データの単一ピクセルを符号化することができる。
【0034】
第1のバイト410、つまりバイト0は、ビット7において1の値から始まる。バイト0のビット6:4は同期信号値を有し、この同期信号値は、ゼロで満たした値を有するバイトに関連するピクセルがいかなる同期情報とも関係しないことを示す、ゼロで満たした値を含む。様々な同期信号値を表3に示す。
【表3】

【0035】
第1バイト410は、符号化された画像信号の赤コンポーネントに関する情報も含む。特に、赤コンポーネントのビット0:2はバイト0に含まれる。この例においてRGBコンポーネントを記載するにあたり、バイトレベルではビッグエンディアン順序付け手順を使用し、ビットレベルではリトルエンディアン順序付け手順用いていることに留意されたい。具体的な実施例において、適当な修正により、他の順序付け手順も用いることができる。また、この例で提示および記載したように、合計8ビットがRGBコンポーネント情報の符号化に用い、24ビットRGBフォーマットを用いている。この例において、合計32ビットがRGBデータの符号化のためにv−同期およびh−同期情報と共に用いられている。具体的な実施における要望または要求のように、異なる数のビットをRGBおよび同期情報の符号化のために用いることができる。
【0036】
バイト0におけるビット0は、パリティビットを有する。この例において、1の値はバイト0のビット7〜1における1の値の奇数を示す。具体的な実施に対する要望または要求のように、他のパリティ方式を用い得る。バイト0で用いられる符号化に関する更なる情報を表4に示す。
【表4】

【0037】
第2バイト420、つまりバイト1は、ビット7にゼロの値を含む。ビット6〜3はバイトセット400を符号化するピクセルの赤コンポーネントのうち、最後の4個のビットを有する。バイト1における最後の2個のビットは、ピクセルの符号化された緑コンポーネントにおける最初の2個のビットを有する。バイト1の符号化におけるさらなる詳細を、表5に示す。
【表5】

【0038】
第3バイト430、つまりバイト2は、ビット7にゼロの値を含む。ビット6〜1は、ピクセルの緑コンポーネントにおけるビット2〜7を有する。バイト2のビット0は、ピクセルの青コンポーネントにおけるビット0を有する。バイト2の符号化におけるさらなる詳細を、以下の表6に示す。
【表6】

【0039】
第4バイト440、つまりバイト3は、ビット7にゼロの値を有する。ビット6〜0は、バイトセット400によって符号化されたピクセルの青コンポーネントにおける残りの7個のビットを含む。バイト3の符号化におけるさらなる詳細を、以下の表7に示す。
【表7】

【0040】
図5は、フレーム符号化500の記録である。フレーム符号化500を使用して、RGB画像情報をフォーマットすることができる。さらに、フレーム符号化500を使用して、画像フレームのための垂直および水平同期情報をフォーマットすることができる。
【0041】
フレーム符号化500は、複数のライン510,520,530,540,550を有する。ライン510,520,530,540,550のそれぞれは、RGB画像情報および同期情報を含む。冗長的な水平および垂直同期情報をフレーム符号化500に含ませる。図5に示す典型的なフレーム符号化500において、20×5表示フレームを示す。ライン中のピクセルの数またはフレーム中のラインの数、または両方に対して適当な修正を加えた他の実施において他のフレームサイズを使用し得ることを認識されたい。
【0042】
複数のラインにおける第1ライン510は、ピクセル512で始まり、ピクセル512は、ピクセル512がフレームの垂直同期の開始における第1ピクセルであるということを示す垂直同期開始符号を含むことができる。ピクセル512は、フレームの第1ピクセルのためにRGB画像情報も含むことができる。ピクセル512に続くピクセル514は、複数のラインにおける第1ライン510の水平同期の開始における第1ピクセルであるということを示す水平同期開始符号を含むことができる。複数のラインにおける第1ライン510のため、ピクセル514に見られる第1水平同期開始符合は、HSPまたは水平同期開始プラス1とすることができる。他のラインにおいて、このHSP符号を使用して、ラインの開始における第2水平同期開始符合を指定することができる。第2水平同期開始符合は水平同期開始情報のための冗長性をもたせることができる。
【0043】
この例において、ピクセル512に含まれる垂直同期開始情報VSを、ライン510のための第1水平同期開始信号としても解釈することができる。通常、この典型的なフレーム符号化に提示したように、そのラインの第1ピクセルに垂直同期情報を含み得るラインに対して、第1ピクセルにおける垂直同期情報をそれぞれのラインのための水平同期開始情報としても解釈または扱うことができる。そのような場合、水平同期開始符合を含み得る第1ピクセルはHSP符号を含むことができる。
【0044】
ピクセル514は、フレームの第2ピクセルのためにRGB画像情報も含むことができる。このピクセル514の後に、同期情報を何も有さないRGB画像情報を含み得る複数のピクセルが続く。ライン510は1対のピクセル対で終了することができ、このピクセル対のそれぞれは水平同期終了情報を含むことができる。ピクセル516は、RGB画像情報とともに水平同期終了符号HEM(水平同期マイナス1)を含むことができる。ピクセル518は、RGB画像情報とともに水平同期終了符号HEを含むことができる。
【0045】
ライン520は、垂直同期開始符号VSP;垂直同期開始プラス1を含み得るピクセル522を含むことができる。このピクセル522は、ピクセル522のためのRGB画像情報とともに、フレームのための冗長的な開始垂直同期開始情報を設けることができる。ピクセル524は、ピクセル524のためのRGB画像情報とともに、ライン520にとって冗長的な水平同期開始情報を与える水平同期開始符合HSPを含むことができる。このピクセル524の後に、同期情報を何も有さないRGB画像情報を含み得る複数のピクセルが続く。ライン520は1対のピクセル対で終了することができ、このピクセル対のそれぞれは水平同期終了情報を含むことができる。ピクセル526は、ピクセル526のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEM(水平同期マイナス1)を含むことができる。ピクセル528は、ピクセル528のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEを含むことができる。
【0046】
ライン530は、RGB画像情報とともにライン530のための水平同期開始情報を設け得る一組のピクセルで始まることができる。ピクセル532は、ピクセル532のためのRGB画像情報とともに水平同期開始符合HSを含むことができる。ピクセル534は、ピクセル534のためのRGB画像情報とともに水平同期開始符合HSPを含むことができる。このピクセル534の後に、同期情報を何も有さないRGB画像情報を含み得る複数のピクセルが続く。ライン530は1対のピクセル対で終了することができ、このピクセル対のそれぞれは水平同期終了情報を含むことができる。ピクセル536は、ピクセル536のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEM(水平同期終了マイナス1)を含むことができる。ピクセル538は、ピクセル538のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEを含むことができる。
【0047】
ライン540は、垂直同期情報符号VEM;垂直同期終了マイナス1を含み得るピクセル542を含むことができる。このピクセル542は、ピクセル542のためのRGB画像情報とともに、フレームのための冗長的な終了垂直同期情報を設けることができる。ピクセル544は、ピクセル544のためのRGB画像情報とともに、ライン540にとって冗長的な開始水平同期情報を設ける水平同期開始符合HSPを含むことができる。このピクセル544の後に、同期情報を何も有さないRGB画像情報を含み得る複数のピクセルが続く。ライン540は1対のピクセル対で終了することができ、このピクセル対のそれぞれは水平同期終了情報を含むことができる。ピクセル546は、ピクセル546のためのRGB画像情報とともに水平同期符号HEM(水平同期終了マイナス1)を含むことができる。ピクセル548は、ピクセル548のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEを含むことができる。
【0048】
ライン550は、垂直同期情報符号VEM;垂直同期終了マイナス1を含み得るピクセル552を含むことができる。このピクセル552は、ピクセル552のためのRGB画像情報とともに、フレームのための終了垂直同期情報を設けることができる。ピクセル554は、ピクセル554のためのRGB画像情報とともに、ライン550にとって冗長的な開始水平同期情報を設ける水平同期開始符合HSPを含むことができる。このピクセル554の後に、同期情報を何も有さないRGB画像情報を含み得る複数のピクセルが続く。ライン550は1対のピクセル対で終了することができ、このピクセル対のそれぞれは水平同期終了情報を含むことができる。ピクセル556は、ピクセル556のためのRGB画像情報とともに水平同期符号HEM(水平同期終了マイナス1)を含むことができる。ピクセル558は、ピクセル558のためのRGB画像情報とともに水平同期終了符号HEを含むことができる。
【0049】
パリティ・チェックに加えて、データエラーを検査するために冗長的な同期信号を用いることができる。各列において、水平同期信号の検出に関与することができる4個のバイトが存在する。1個またはそれ以上のバイトがラインの開始または終了を示すとともに、他のバイトがラインの中間を示す、場合のように、これら4個のバイトが一致しない場合、同期エラーが検出され得る。同様に、垂直同期信号のために、4個のバイトまで、表示フレームの開始および終了を示すのに利用できる。
【0050】
付加的なエラーチェック能力を、ピクセルカウンタまたはラインカウンタ、またはその双方により付与することができる。このようなピクセルカウンタまたはラインカウンタを、それぞれ、図3におけるピクセルカウンタ370またはラインカウンタ375として実装することができる。また、他の適切なピクセルカウンタまたはラインカウンタ、またはその双方も採用することができる。採用したピクセルカウンタは、ピクセルのカウントおよびラインの検出に用いることができる。ラインカウンタは、ラインのカウントおよびフレームの検出に用いることができる。ラインカウンタを増加させるために用い得る一つの方法は、水平同期信号を示すラインにおける全4個のバイトの検出である。他の方法もまた、採用できる。
【0051】
エラーを修正するため、多数決ルール手法を用いることができる。大部分のバイトが同期信号の存在を提示する場合、同期信号を生成することができる。同期信号生成決定がこのルールに従って作られることができない場合、決定はピクセルカウンタおよびラインカウンタに基づいて作られ得る。他の手法を使用することもでき、例えば、特定のピクセルに、より大きな重み付けをする、または因子の他の組合せを使用する。
【0052】
図6は、上述のコンポーネントに基づいて採用することができる方法600の全体的な処理フローを示すフローチャートである。この方法を使用して、同期情報を含むフォーマット済み画像データをプロセッサからディスプレイへ送るために用いることができる。とくに、この方法を使用して、このような画像データをパラレルフォーマットから、高速伝送用にシリアルフォーマットに変換し、画像データをシリアルフォーマットからパラレルフォーマットに変換し、またディスプレイ上において画像を形成するためのデータの使用に用いることができる。
【0053】
方法600の処理は、開始ブロック610より始まり、画像データをプロセッサによって発生する処理ブロック615に続く。処理ブロック620において、画像データを送信インタフェースに送る。処理は、画像データを予め定義した構造にフォーマット化する処理ブロック625に続く。
【0054】
パラレル画像データを、処理ブロック630においてシリアルフォーマットに変換する。処理ブロック635において、画像データを、差動対を使用して送信する。送信データは処理ブロック640において受信される。シリアルフォーマットからパラレルフォーマットへの変換は、処理ブロック645において生じる。方法600における処理は、画像データをディスプレイドライバに送る処理ブロック650へ続く。処理ブロック655において、画像をディスプレイの画面上に形成する。方法600における処理は、終了ブロック660にて終了する。
【0055】
図7は、上述のコンポーネントに基づいて採用できる方法700の全体的な処理フローを示すフローチャートである。この方法を使用して、画像データをフォーマット化し、またフォーマット化した画像データをディスプレイ用のコンポーネントに送信することができる。この方法700の処理は、開始ブロック710から始まり、RGB信号をバッファに配置する処理ブロック715に続く。決定ブロック720において、バッファにおけるRGB信号の形式での画像データが有効か否かを決定する。noである場合、処理は処理ブロック715に戻る。yesである場合、処理はRGB画像データをバッファから読み取る処理ブロック725に続く。
【0056】
水平および垂直同期情報は、処理ブロック730において読み取られる。処理ブロック735において、水平および垂直同期情報を含む画像データは、所定フォーマットに符号化する。符号化データは、処理ブロック740におけるシリアルリンクを通じて伝送される。決定ブロック745において、伝送された符号化データの読み取りが可能か否かを決定する。noである場合、処理は処理ブロック740に戻る。yesである場合、方法700の処理は、読み取りデータをシリアルフォーマットに変換する処理ブロック750へ続く。処理ブロック755において、シリアルデータから差動対信号を生成する。方法700における処理は、終了ブロック760にて終了する。
【0057】
図8は、上述のコンポーネントに基づいて採用できる方法800の全体的な処理フローを示すフローチャートである。方法を使用して、同期情報を含む直列フォーマット済み画像データの受信、直列形態から水平形態への画像データの変換およびディスプレイ上へ画像を形成するデータの使用ができる。
【0058】
方法800の処理は、開始ブロック810より始まり、差動対信号を受信する処理ブロック815へ続く。決定ブロック820において、差動対の読み取りが可能か否かを決定する。noである場合、処理は処理ブロック815へ戻る。yesである場合、処理は信号データをバッファに配置する処理ブロック825へ続く。
【0059】
情報を、処理ブロック830においてバッファから読み出す。処理ブロック835において、水平および垂直同期情報を含む画像データを符号化する。符号化した情報のピクセルを、水平同期エラーを検査するために処理ブロック840においてカウントする。決定ブロック845において、水平同期エラーが生じたか否かを決定する。yesである場合、処理は、エラーを正すために多数決ルールを適用する処理ブロック850へ続く。決定ブロック845でなされた決定がnoである場合、処理は垂直同期エラーが生じたか否かの決定をする決定ブロック855へ続く。yesである場合、処理は、エラーを正すために多数決ルールを適用する処理ブロック860へ続く。決定ブロック855でなされた決定がnoである場合、処理は処理ブロック865へ続く。処理ブロック865において、データをディスプレイドライバに送信する。処理ブロック870において、ディスプレイの画面上に画像が形成される。方法800における処理は、終了ブロック875にて完結する。
【0060】
上述の内容は、様々な例および具体的な実施形態を含む。とり得るコンポーネントまたは方法における全ての考えられる組合せを記載することは不可能であるが、当業者は本明細書を読むことで、開示および記載のシステム、コンポーネントおよび方法における多くの更なる組合せおよび置換が可能であると認識するであろう。
【0061】
特に、上述のコンポーネント、デバイス、回路およびシステム等によって実行される様々な機能に関して、この種のコンポーネントを記載するのに用いた用語(「手段」の参照を含む)は、特に明記しない限り、説明した構造に構造的に等しくないとしても、記載されているコンポーネントにおける特定の機能を実行するいかなる構成要素にも対応することを意図している。
【0062】
加えて、特定の特徴をいくつかの実施形態における単に一つだけに関して説明したが、この種の特徴は、どのような要求または特定の適用における要望に沿ってまたは必要に応じて、他の実施における一つ以上の特徴と組合せてもよい。さらに、「含む」、「含んでいる」およびそれらの変形の用語を、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれにおいても用いているという点において、これらの用語をいわば「備える」と類似したものであると解釈することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】ディスプレイインタフェースシステムにおけるシステムブロック図である。
【図2】送信ディスプレイインタフェースにおけるシステムブロック図である。
【図3】受信ディスプレイインタフェースにおけるシステムブロック図である。
【図4】バイトセットの記録である。
【図5】フレーム符号化の記録である。
【図6】本明細書において開示および記載したコンポーネント(構成要素)により使用できる方法における全体的な処理フローである。
【図7】本明細書において開示および記載したコンポーネント(構成要素)により使用できる方法における全体的な処理フローである。
【図8】本明細書において開示および記載したコンポーネント(構成要素)により使用できる方法における全体的な処理フローである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオディスプレイデータを符号化する装置において、
発生源からのRGBデータ信号を受け取るよう構成したトランスミッタと、
前記トランスミッタからの前記RGBデータ信号を受け取るよう構成したレシーバと
を備え、
前記RGBデータ信号が冗長的な同期情報を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、前記冗長的な同期情報は、冗長的な水平同期情報を有するものとした装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置において、前記冗長的な水平同期情報が、冗長的な垂直同期情報を有するものとした装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置において、さらに、水平同期エラーを検出するよう構成したエラー検出ユニットを備えた装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置において、前記エラー検出ユニットは、ラインのピクセルをカウントすることにより、水平同期エラーを検出するよう構成した装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置において、前記エラー検出ユニットは、垂直同期エラーを検出するようを構成した装置。
【請求項7】
請求項6に記載の装置において、前記エラー検出ユニットは、フレームのラインをカウントすることにより、垂直同期エラーを検出するよう構成した装置。
【請求項8】
請求項7に記載の装置において、さらに、前記RGBデータ信号を供給するように構成したアプリケーション・プロセッサを備えた装置。
【請求項9】
請求項8に記載の装置において、さらに、前記RGBデータ信号を使用することで画像を形成するよう構成したディスプレイを備えた装置。
【請求項10】
請求項9に記載の装置において、ディスプレイは、ブラウン管ディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、電気泳動ディスプレイよりなるグループから選択したディスプレイとした装置。
【請求項11】
ディスプレイ画像情報の使用方法において、
RGB画像情報を、それぞれ複数のセルを有するラインを複数備えるフレームにフォーマット化するステップと、
前記フレームの初期ラインの初期セルに垂直同期値をセットし、また前記フレームの終端ラインの終端セルに水平同期値をセットすることによりフレームを画定するステップと、
前記フレーム中の前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち少なくとも1個のセルに、冗長的な同期情報をセットするステップと
を有することを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、冗長的な同期情報をセットするステップは、前記フレームの前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な水平同期情報をセットするステップを有するものとした方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法において、冗長的な同期情報をセットするステップは、前記フレームの前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な垂直同期情報をセットするステップを有するものとした方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、さらに、前記フレームの前記複数のラインのうち少なくとも1個におけるセルをカウントすることにより同期エラーを検出するステップを有する方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法において、さらに、前記フレームのラインをカウントするにより同期エラーを検出するステップを有する方法。
【請求項16】
ディスプレイ画像情報を使用するシステムにおいて、
RGB画像情報を、それぞれ複数のセルを有するラインを複数個備えるフレームにフォーマット化する手段と、
前記フレームの初期ラインの初期セルに垂直同期値をセットし、また前記フレームの終端ラインの終端セルに水平同期値をセットすることによりフレームを画定する手段と、
前記フレーム中の前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち、少なくとも1個のセルに、冗長的な同期情報をセットする手段と
を備えたことを特徴とするシステム。
【請求項17】
請求項16に記載のシステムにおいて、冗長的な同期情報をセットする手段は、前記フレームの前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な水平同期情報をセットする手段を有する構成としたシステム。
【請求項18】
請求項17に記載のシステムにおいて、冗長的な同期情報の設定の手段は、前記フレームの前記複数のラインにおける前記複数のセルのうち少なくとも1個に、冗長的な垂直同期情報をセットする手段を有する構成としたシステム。
【請求項19】
請求項18に記載のシステムにおいて、さらに、前記フレームにおける前記複数のラインのうち少なくとも1個におけるセルをカウントすることにより、同期エラーを検出する手段を備えるシステム。
【請求項20】
請求項19に記載のシステムにおいて、さらに、前記フレームにおけるラインをカウントすることにより、同期エラーを検出する手段を備えたシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−527001(P2009−527001A)
【公表日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546817(P2008−546817)
【出願日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際出願番号】PCT/IB2006/054987
【国際公開番号】WO2007/072449
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(507219491)エヌエックスピー ビー ヴィ (657)
【Fターム(参考)】