ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法
本発明は、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムに関するものであって、講義室内の各受講席に設けられ、受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取って受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部に無線伝送し、その結果、受信される出席認証確認情報を無線受信して出席状態を講義情報表示部に表示する無線方式の受講者用端末機と、無線方式の受講者用端末機と外部有線装置との情報交換を中継する講義中継器と、講義中継器を介して受講者用端末機の出席情報を受信して出席情報を登録させて出席認証を行い、出席認証確認情報を講義中継器経由で受講者用端末機に伝送して受講者用端末機を出席状態に変更する一方、出席認証確認情報を含む講義室内の各受講席の受講者に関する詳細情報を保存している講義支援サーバーと、講義室内の講義席に設けられ、講義支援サーバーから各受講席の出席状態及び受講席の受講者詳細情報を受信して講師に認知させ、受講者用端末機と講義中継器を通じて通信して講義を進行させる講師用端末機と、を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関するものであって、より詳細には、講義室内の受講席ごとに設けられた無線端末機を利用して受講者の出欠を認識し、受講者用端末と講師用端末機と有機的に連係するように当該受講者用端末機を制御し、受講者の出欠確認のために消耗するの時間を低減し、中大型講義の効率を高め、クラス分けを最小化し、且つ講義の質を改善させる、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
まず、講義室に適用される従来の出席確認用認証システムの構成を、図1を参照して説明する。
図1は、従来の出席確認用認証システムの一実施形態に対する構成図である。当該図面に示されたように、従来の出席確認用認証システムは、講義室、会議室、教室、セミナー室のように決まった時間に多数の人員が集まって同一の業務を行う場所10の出入口に設けられて、受講生の出欠を認証するための認証装置14と、認証装置と有線または無線通信を介して認証有無についての情報を受信して、受講生の出欠を管理するための中央管理部13とを含むように構成されている。
【0003】
このとき、認証装置14は、指紋、虹彩、音声など多様な生体情報を用いて構成されるが、以下では、指紋情報を用いる認証装置をその例として説明する。
一方、前記のように指紋情報を用いる認証装置には、送受信器一体型と送受信器分離型とがある。すなわち、送受信器一体型は、ユーザーの指紋情報を入力される受信部がユーザー認証を担当する制御装置と一体型からなるものであり、送受信器分離型は、ユーザーの指紋を入力される送信器(無線認証キー)12とユーザー認証(または、前記無線認証キーでの送信結果伝送)を担当する制御装置11とが分離されてなされたもの(図1に示されたシステム)である。
【0004】
このとき、一体型の場合には、その構成上、一体型認証システム内ですべてのユーザー認証過程が行われ、分離型の場合には、送信器(無線認証キー)11にユーザーの指紋情報を入力して中継器(制御装置)11に伝送すれば、前記中継器(制御装置)11がユーザー認証過程を行うように構成されている。
【0005】
しかし、図1に示されたような従来の出席確認用認証システムは、多数の受講生が押し寄せる場合に効果的に各受講生の出欠をチェックしにくいという問題点がある。すなわち、前記のような中継器11は、一般的に講義室の出入門などに配されて使われるが、受講時間直前に多数の受講生が押し寄せる状況では、各受講生は、自身の順番をいちいち待って出席確認用チェックをした後、講義室に入室しなければならないので、出席確認チェックに不便さがあるという問題点がある。
【0006】
このとき、前記中継器11が、前記したような送受信器分離型である場合には、いちいち並んで順番を待たずとも一定距離で無線通信を通じて認証手続きを行うことはできるが、この場合でも中継器11が同時に認証を行うことができる機能には限界があるために、多くの認証手続きを同時に完璧に行うことはできないという問題点がある。
【0007】
また、図1に示されたような従来の出席確認用認証システムにおいては、講義開始前に前記中継器11を用いて出欠だけチェックして講義室に入室していない受講生もいる可能性があるために、一般的に講義終了後にもう一度出欠をチェックするようにしているが、この場合には、講義開始前よりもさらに多くの受講生が一度に押し寄せるために、さらに多くの混乱をもたらすという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたものであって、その目的は、講義室内の受講席別に設けられた無線端末機を利用して受講者の出席を講義支援サーバーで自動チェックすることで代理出席を防止し、出席チェックにかかる時間浪費による講義遅延を防ぐことができるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法を提供することである。
【0009】
また、講師用端末機と多数の受講者用端末機とが講義進行に必要な有機的連動関係を有させることで中大型講義の効率を高めてクラス分けを最小化し、講義の質を改善させるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムは、講義室内の各受講席に設けられ、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取って受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部に無線伝送し、その結果、受信される出席認証確認情報を無線受信して出席状態を講義情報表示部に表示する無線方式の受講者用端末機と、無線方式の受講者用端末機と外部有線装置との情報交換を中継する講義中継器と、講義中継器を通じて受講者用端末機の出席情報を受信して当該出席情報を登録させて出席認証を行い、出席認証確認情報を講義中継器経由で受講者用端末機に伝送して受講者用端末機を出席状態に転換させる一方、出席認証確認情報を含む講義室内の各受講席の受講者に関する詳細情報を保存している講義支援サーバーと、講義室内の講義席に設けられ、講義支援サーバーから各受講席の出席状態及び受講席の受講者詳細情報を受信して講師に認知させ、受講者用端末機と講義中継器とを通じて通信して講義を進行させる講師用端末機とを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第2側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法は、(a)講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機が、受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部の講義支援サーバーに無線伝送する段階と、(b)受講者用端末機が、講義支援サーバーから出席認証確認情報を無線受信して出席状態を講義情報表示部に表示する段階と、(c)受講者用端末機に、受講者から質問ボタンを利用した質問要請が入力され、受講者の受講者情報と受講席情報とを含む質問情報を講師用端末機に無線伝送して質問状態を受付け、その結果、無線受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示する段階と、(d)受講者用端末機が、講師用端末機から小テスト出題情報を無線で受信して、講義情報表示部に受講者が小テスト対象であるということを表示し、回答ボタンを利用して選択された受講者の小テスト小テスト回答情報を講師用端末機に返信して、その結果、無線受信される採点状況を講義情報表示部に表示する段階と、(e)受講者用端末機が、講義終了によって番号順に配列された回答ボタンのうち一つに対する受講者の選択を講義に対する個人理解度評価情報で構成して講師用端末機及び講義支援サーバーに無線伝送する段階とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第3側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法は、(A)講義支援サーバーが、講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機から無線伝送された出席情報を受信する段階と、(B)講義支援サーバーが、受信された出席情報の受信時間と講義の開始時間情報とを比べて受信された出席情報が遅刻であるか否かを判断し、受信された出席情報が遅刻である場合、出席情報を遅刻として認証し、当該受信された出席情報が遅刻ではない場合、出席情報を出席として認証して内部に保存する段階と、(C)講義支援サーバーが、出席情報の認証結果による出席確認情報を受講者用端末機に伝送して、受講者用端末機の状態を出席状況に変換させる段階と、(D)講義支援サーバーが、講義の開始時間に合わせて現在出席認証段階遂行による現在出欠者状況結果が含まれた講義進行情報を読み取って講義室内に設けられた講師用端末機に伝送して、講師が講師用端末機を利用して各受講席の出席受講者及び欠席者の詳細情報を確認できるように支援する段階と、(E)講義支援サーバーが、講義室での講義中に受講者の受講者用端末機を利用して講師用端末機への質問がなされた場合、受講者からの質問による報告情報を当講師用端末機から受信して質問発生報告情報を保存する段階と、(F)講義支援サーバーが、講義室での講義中に講師の講師用端末機と通信する受講者用端末機への小テストを送信した場合、受講者への小テスト及びこれに対する受講者からの回答の採点情報を含む小テスト進行結果報告情報を講師用端末機から受信して小テスト進行結果報告情報を保存する段階と、(G)講義支援サーバーが、講義室での講義中に受講者の受講者用端末機を利用して講師用端末機への講義理解度評価がなされた場合、受講者個人別講義理解度評価情報を受講者用端末機または講師用端末機から受信して各受講者別講義理解度に関する情報を保存する段階と、(H)講義支援サーバーが、講師用端末機から受講者別受講態度報告情報を受信して受講者別受講態度報告情報を保存する段階と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に記載されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法は、講義室内の受講席ごとに設けられた無線端末機を利用して受講者の出席を講義支援サーバーで自動チェックすることで代理出席を防止し、出席チェックにかかる時間の浪費による講義の遅延を防ぐことができる。
【0014】
また、講義中に講義室を退出する不正行為を監視して無断退出を登録管理することができるため、従来の出席管理方式とは異なって、出席後に講義室を無断退出する行為も防止することができる。
【0015】
また、講義支援サーバーで講義開始と共に講師用端末機に提供される講義進行情報を利用して、講義室の講師は、一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして現在座っている席までもすべて確認することができ、さらに現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報までも把握することができ、大型講義の教授指導が最適化され、さらに、敢えて大型講義をクラス分けする必要を無くし、大規模講義による教授及び学生間の不満を解消して管理及び人件費を減少させることができる。
【0016】
また、講師用端末機と多数の受講者用端末機との間に質問及び質問受付が可能になって、受講者は、自身の席に設けられた受講者用端末機を利用して受講中に講義の流れを止めずに、自身の質問意思を講師に表すことができ、講師も説明を急に中断せずに、進行中の説明を終了した後、自身の講師用端末機を利用して質問が受付けられたことを確認し、質問に答えることにより講義進行を円滑にし、講義中に自動化された講師の小テスト及び採点、そして自然な受講者注意及び呼び出しが可能になり、講義後に各受講者別理解度が分かり、講義の自然な進行はもとより、教材及び学習管理も容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態について詳しく説明する。
図2は、本発明が適用されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムを説明するための図面である。
【0018】
図面に示されたように、本発明のユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムは、受講者が所持する受講者カード20、講義室内の受講席ごとに設けられる受講者用端末機30、講義室に設けられて受講者用端末機30と外部との無線情報交換を中継する講義中継器40、講義室内の講師の講義席に設けられる講師用端末機50、受講者用端末機30及び講師用端末機50と情報を交換して講義進行を支援する講義支援サーバー60で構成される。
【0019】
まず、前記受講者カード20は、講義を受講する受講者が所持するカードであり、内部に当該所持受講者を認識することができる受講者情報を保存している。ここで、受講者情報とは、当該所持受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0020】
このとき、このような受講者カード20は、カードリーダーと受講者カードの接触部との間に物理的な接触で当該カードを認識可能にする接触式カードや、無線周波数信号を手段としてアンテナでカードリーダーと通信する非接触式カードであり、このような接触式カード及び非接触式カードを混合したハイブリッドカードまたはコンビカードである。
【0021】
望ましくは、受講者カード20は、常に受講者が所持するスマートカード状の学生証であることが望ましい。
次いで、受講者用端末機30は、講義室内の各受講席に設けられて前記受講者カード20の情報を読み出して認識し、前記講義中継器40を介して講師用端末機50及び講義支援サーバー60との通信を可能にする装置であって、各受講席の机の上で外部に露出されるように設けられて外部通信結果による各種表示情報を受講席の受講者が容易に認識できるようにすることが望ましい。
【0022】
このとき、このような受講者用端末機30は、図3に示されたように、接触式端末機(図3の(a))や非接触式端末機(図3の(b))であり、受講者カード20の情報を読み取る。
【0023】
図4を参照して、受講者用端末機30についてさらに詳しく説明する。
図4は、本発明が適用された受講者用端末機を表わすブロック構成図である。
図4を参照すれば、受講者用端末機30は、カードリーダー部31、端末機制御部32、RFモジュール33、アンテナ34、メモリ部35、バッテリー36、講義参加ボタン部37及び講義情報表示部38を含んで構成される。
【0024】
より詳細には、受講者が講義出席のために図3の(a)及び(b)に示されたように、自身の受講者カード20を受講者用端末機30に挿入または接近させれば、受講者用端末機30のカードリーダー部31が受講者カード20で受講者情報を読み取り、このように認識された受講者情報は、端末機制御部32の制御によってRFモジュール33で無線伝送用情報に変換されてアンテナ34を介して前記講義中継器40に無線伝送される。このように受講者用端末機30で伝送された受講者情報は、講義中継器40を通じて講義支援サーバー60に伝達されて受講者の出席状況が登録される。一方、講師用端末機50または講義支援サーバー60で前記講義中継器40に伝達された情報も前記アンテナ34を介して受信されてRFモジュール33で変換されて端末機制御部32に伝達される。
【0025】
ここで、前記RFモジュール33は、外部への情報伝送時、当該情報の伝送ターゲット(講師用端末機、講義支援端末機)を設定することができる。
そして、講義参加ボタン部37は多数のボタンから成り、受講者が選択したボタンに対応する信号を端末機制御部32に伝達して外部に送出させることで受講席の受講者が講義に参加できるように支援するが、講義中に受講者が講師に質問がある場合に使われる質問ボタンと講義中に講師の簡単な小テストに回答しようとする場合に使われる回答ボタンで構成される。また、このような回答ボタンは、講師の当該受講者に対する注意警告や呼び出しに対して応答をすることができ、同様に今後講義終了と共に当該講義に対する各受講者の理解度を表示することができる。
【0026】
また、前記講義情報表示部38は、当該受講席の受講者に講義進行による各種状況を表示するが、出席認証状態表示、質問情報受付状態表示、講師小テスト状態表示、小テスト回答情報表示、注意/呼び出し表示及び講義終了情報表示が可能になる。このような講義情報表示部38は、多様な色のLEDからなって受講者に視覚的に情報を表示し、ブザーからなって受講者に聴覚的に情報を表示することも可能である。
【0027】
一例として、講義情報表示部38は、受講者の出席が確認された状態では緑色灯が数回点滅し、受講者の質問が講師に受付けられた状態では緑色灯が点灯され、受講者が無断退出した状態では赤色灯が数回点滅し、受講者に小テストが出題された状態では赤色灯が点灯されて受講者が小テストに答えるまで維持される。また、受講者の小テストの回答を採点した結果、正答である場合には緑色灯が点灯され、誤答である場合には赤色灯が点灯される。また、講師の受講者に対する注意や呼び出し時には黄色灯が点灯されて受講者の注意や呼び出しに対する応答時まで維持される。このような講義情報表示部38の表示例は、以後関連説明でより詳しく言及されるはずであり、前記例に制限されずに多様に変形され実施されることができる。
【0028】
すなわち、受講者が受講中に質問事項が発生した場合、受講者が前記講義参加ボタン部37の質問ボタンを押すようになれば、当該端末機制御部32は、当該質問情報を前記RFモジュール33及びアンテナ34を通じて無線発信させて講義中継器40に伝送させるようになり、講義中継器40によって質問情報は講師が使う講師用端末機50に伝達される。これにより、講師用端末機50には、当該質問情報の発生状況が表示されて講師が認識できるようになり、このような質問情報の講師用端末機受付状態は、再び受講者用端末機30に知らされて講義情報表示部38に表示され、質問した受講者は自身の質問が講師に受付けられたということを認知して当該質問に対する回答を待機すれば良い。
【0029】
このとき、前記質問情報には、受講者カードで読み取られた受講者情報と受講席情報とが含まれる。
また、講義を進行させる講師が講義中に受講者に小テストを出した場合、端末機制御部32は、講師用端末機50から伝送された小テスト出題情報の受信によって講義情報表示部38に講師の小テストがあるという状態を表示させる。講義情報表示部38のこのような講師小テスト状態表示は、受講者の回答時まで継続的に維持されて受講者の回答を強要する手段として使用することもできる。
【0030】
このような講師の小テストによって受講者は、講義参加ボタン部37の回答ボタンを選択的に押して小テストに回答し、端末機制御部32は、このような受講者の小テスト回答情報を無線発信して講師用端末機50に伝送し、今後伝達されるこれについての採点情報も講義情報表示部38に表示させる。
【0031】
実際、このような講師の小テストが選択問題として講師の直接的な音声や別途のプレゼンテーションツールを利用して出題され、これにより、受講者が前記講義参加ボタン部37の回答ボタンを押して自身の小テストに対する回答を選択するが、当該回答ボタンは幾つかの簡単な番号ボタンである。
【0032】
そして、メモリ部35は、簡単な設定情報と機器状態情報とを保存し、バッテリー36は、当該受講者用端末機30の動作電源を提供する。
一方、講義中継器40は、受講者用端末機30と無線通信を行い、講師用端末機及び講義支援サーバーと有線通信を行うが、図5に示されたように、アンテナ41、RFモジュール42、中継器制御部43、表示部46、講師用インターフェース44、DBインターフェース45及びメモリ部47を含むように構成される。
【0033】
アンテナ41及びRFモジュール42は、前記のように、受講者用端末機30から出席情報、質問情報、小テスト回答情報、講義理解度情報を無線受信し、受講者用端末機30に出席確認情報、質問受付情報、回答情報、講義理解度提出情報を無線伝送することで受講者用端末機30と外部との情報交換を中継する。
【0034】
また、講師用インターフェース44は、講義席に設けられた講師用端末機50と有線で連結されて情報を交換し、前記DBインターフェース45は、外部に設けられた講義支援サーバー60と有線で連結されて情報を交換する。
【0035】
すなわち、講義中継器40は、受講者用端末機30と無線情報交換インターフェースを構築すると同時に講師用端末機50及び講義支援サーバー60と有線情報交換インターフェースを構築することで両者間の情報伝達を中継する。
【0036】
ここで、講師用インターフェース44は、USBインターフェースからなって簡単に講師用端末機50と連結され、前記DBインターフェース45は、TCP/IPプロトコルを通じて当該講義支援サーバー60と情報を交換する。
【0037】
一方、講師が使う講師用端末機50は、講義中継器40と連結されて前記受講者用端末機30の受講者と講義進行と関連した情報を交換をすることができ、直接的に前記講義支援サーバー60と連結されて多様な講義支援情報が伝達されて講義進行結果を報告する。
【0038】
すなわち、講師は、講師用端末機50を通じて講義支援サーバー60が支援する受講者の現在出席状況と各受講者席の位置、基本情報などを確認することができ、受講者の質問と小テストとに対する受講者の回答の採点によって当該受講者の講義参加度を直接チェックして講義支援サーバー60に報告することで今後受講者の評価に活用させる。
【0039】
前記講師用端末機50は、講義中継器40を介して受講者用端末機30と講義進行と関連した情報を交換し、後に記載する講義支援サーバー60に接続して、講義支援サーバー60で支援される出席情報を含む各種の講義支援情報を提供されて講義進行結果を報告するが、このような前記講師用端末機50は、通信可能なコンピュータ装置としてウェブ内容をディスプレイできるインターネットブラウザーを有しており、デスクトップコンピュータ、ノート型パソコンのような個人用コンピュータだけではなく、無線インターネット通信が可能な携帯電話、PDA(携帯情報端末)及びIMT2000、そして有線電話などを含み、図面に示されていないディスプレイ装置、少なくともPentium級以上の中央処理装置、データ保存装置、64Mb以上のメモリ装置、Windows98以上のOS(オペレーティングシステム)を含んでいる。
【0040】
すなわち、最初講義開始以後、当該講師用端末機50には、出席者登録を行った講義支援サーバー60からの講義進行情報が提供されて講義時に当該講師が講師用端末機50を利用して講義室内のすべての受講者の情報を確認可能にする。
【0041】
このように、講義支援サーバー60により講義開始と共に講師用端末機50に提供される講義進行情報には、現在出席者の名前、写真イメージ及び現在受講席情報が含まれていて、講師が一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして、現在座っている席までもすべて確認可能になり、さらに、現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報がさらに含まれて、講師が各受講者の詳細な講義参加内訳に関する情報までも分かるようにする。
【0042】
ここで、このような講義支援サーバー60から講師用端末機50に提供される講義進行情報には、当該講義出席者に関する情報だけではなく、講義欠席者に関する情報も共に提供されることが望ましい。
【0043】
このような講義進行情報の提供によってなされた講師用端末機60の講義室把握のためのメイン画面が図6に示されている。
図6に示されたように、講師用端末機50には、講義支援サーバー60で支援された受講者の現在出席状況と各受講者の位置、基本情報とが表示されて講師の講義進行時に、一目で講義室内のすべての受講生を把握させる。
【0044】
また、講師は、このようなメイン画面で各受講席に表示された一つの受講者を選択して、図7に示されたように、各受講者の詳細な情報、すなわち、名前、学部、学生番号、出席現況、講義参加度、質問回数、受講態度などを確認させる。また、講師は、このようなメイン画面で欠席者確認メニューを選択して、図8に示されたように、欠席者を確認することもできる。
【0045】
このように、講師用端末機50に表示される受講者に関する各種情報は、後述する講義支援サーバー60で講義時に提供される。
一方、このような講師用端末機50を支援する当該講義支援サーバー60は、図9に示されたように、中央処理装置61、中継器インターフェース62、講師用インターフェース63、データ保存装置64、別途のオペレーティングシステム65、RAMとROMとを含むメモリ装置66及び図面に示されていないディスプレイ装置を含む。
【0046】
中央処理装置61は、大容量の業務処理、相互情報交換時に多数の数学的計算を実行し、データベースを調査しなければならないが、一般的にインテル社の100MHz P54C、モトローラ 120MHz パワーPC604またはサン・マイクロシステムの166MHz ウルトラSPARC−1系列以上の中央処理装置であることが望ましく、異なるオペレーティングシステム(OS)によって作動する。
【0047】
メモリ装置66は、本発明によるデータを一時的に保存する機能を行い、128MB以上のメモリ装置であることが望ましい。
中継器インターフェース62及び講師用インターフェース63は、それぞれ前記講義中継器40及び講師用端末機50との接続を成すように支援する。
【0048】
データ保存装置64には、講義スケジュール情報DB、受講者個人情報DB、講義別受講者情報DB、講義別進行情報DB、受講者別評価情報DBが含まれ、一般的にオラクル社が製造したデータソフトウェアのようなデータベース管理ソフトウェアによってDBを生成させて管理するために使われる。
【0049】
スケジュール情報DBは、講義支援サーバーが担当する多数の講義室に対する講義時間、担当講師、講義室番号、講師ログイン情報などを保存するが、これに限定されるものではない。
【0050】
受講者個人情報DBは、各受講者の名前、住民登録番号、学生番号、写真イメージ、住所、電話番号、成績などを含む個人情報を保存するが、これに限定されるものではない。
講義別受講者情報DBは、各講義別定員、講義受講者の人員、受講者受講回数、受講者別出席現況、担当講師などを含む講義別受講者情報が保存されるが、これに限定されるものではない。
【0051】
講義進行情報DBは、講義進行中に発生する質問状況(質問者、質問回数、質問時間)に関する情報、講義進行中に出題する小テスト状況(小テスト小テスト回答者、小テスト採点結果)に関する情報、各受講者別受講態度評価資料(教材持ち込み有無、課題提出有無、受講態度評価値)、各受講者別講義理解度に関する情報が保存されるが、これに限定されるものではない。
【0052】
図10は、本発明の第1実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
以下、図10を参照して説明する前記第1実施形態は、受講者用端末機30が、受講者カード20の認識によって講義支援サーバー60に出席登録を行い、講義中の受講者による質問発生時に講師用端末機50にこれを通報し、講師の小テスト出題時に講師用端末機50に受講者の回答を通報することで講師の講義進行を助け、受講者の講義参加を保障し、講義の質を高めうる講義支援方法に関するものである。
【0053】
まず、受講者用端末機30の端末機制御部32は、講義支援サーバー60から伝送されて講義中継器40を通じて中継される講義開始信号をアンテナ34経由で無線受信して受講者用端末機30の機能を起動させる(S10)。
【0054】
以後、端末機制御部32は、受講者が挿入または接近させる受講者カード20の受講者情報をカードリーダー部31を利用して読み取って受講者の出席を一次的に認識する(S12)。
【0055】
このとき、受講者カードの受講者情報は、カード所持受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含み、カード所持受講者を他受講者と識別することができる学生識別コードであることが望ましい。また、受講者カードの受講者情報は、受講者用端末機30のメモリ部35に保存されて講義時間の間に維持される。
【0056】
端末機制御部32は、第S12段階を通じて読み取った受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む出席情報を講義中継器40に無線伝送して、出席情報が講義中継器40の中継を通じて講義支援サーバー60に伝達させる、出席報告段階を行う(S14)。
【0057】
このように講義支援サーバー60に伝達された受講者用端末機30の出席情報は、講義支援サーバー60の講義別受講者情報DBに時間情報と共に登録されて受講者用端末機30側の受講者の出席を認証し、これにより、講義支援サーバー60は、受講者の出席認証がなされたということを知らせる出席確認情報を受講者用端末機30側に伝送する。
【0058】
端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講義支援サーバー60の出席確認情報を認識し、受講者に出席認証が無事になされたということを知らせる出席認証確認表示(例えば、緑色灯数回点滅)を講義情報表示部38を通じて行う(S16)。
【0059】
このように、受講者の出席チェック過程を進行した受講者用端末機30の端末機制御部32は、カードリーダー部31から受講者カード20が認知されない状態、すなわち、挿入されていた受講者カードの引き出しがなされた状態によって発生するカード引き出し信号がカードリーダー部31から受信されたか否かを判断する(S18)。
【0060】
前記第S18段階の判断結果、受講者のカードが引き出された場合、端末機制御部32は、カード引き出し情報を講義中継器40に無線伝送して、カード引き出し情報が講義中継器40の中継を通じて講義支援サーバー60に伝達させる、カード引き出し報告段階を行う(S20)。
【0061】
すなわち、受講者用端末機30は、受講者カードの挿入によって受講者カードの受講者情報を内部メモリ部35に保存した後、受講者カードで受講者情報を所定の時間ごとに持続的に読み取ってメモリ部35に保存された情報と比べることで受講者カードの引き出しを感知する。
【0062】
このようなカード引き出し報告によって講義支援サーバー60は、講義が計画された終了時間ではない、やむを得ない事情によって終了する中間終了状況であるか否かを、講師用端末機50の中間終了報告が存在するか否かを通じて判断する。やむを得ない事情による中間終了である場合には、講義終了を受講者用端末機30に知らせ、やむを得ない事情による中間終了ではない場合には、当該受講者の無断退出を受講者用端末機30及び講師用端末機50に知らせる。
【0063】
したがって、受講者用端末機30は、カード引き出し報告によって受信された講義支援サーバー60の結果通報によって受講者の無断退出如何を判断し(S22)、無断退出である場合、受講者が講義中に無断退出したということを知らせる無断退出確認表示(例えば、赤色灯数回点滅)を講義情報表示部38で行う(S24)。
【0064】
一方、前記第S18段階の判断結果、受講者のカードが引き出されていない場合、端末機制御部32は、講義中に講義参加ボタン部37を利用する受講者の質問意思表出がなされるか否かを判断する(S25)。
【0065】
第S25段階の判断結果、受講者の質問がある場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む質問情報を前記講義中継器40に無線伝送して、質問情報が講義中継器40で中継されて講師用端末機50に伝達させる、質問発生報告段階を行う(S26)。
【0066】
このように、講師用端末機50に伝達された受講者用端末機30の質問発生状態は、講師用端末機50のディスプレイ装置に質問者の位置と質問者の写真と共に表示され、講師用端末機50は、質問が受付けられたということを質問受講者用端末機30に知らせる。そして、講師は、進行する講義説明を終了した後にディスプレイに表示された質問受付を確認した後、質問者に質問内容を聞いて質問に回答することができる。
【0067】
端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講師用端末機60の質問受付情報を認識し、受講者に質問受付が講師に無事に伝達されたことを知らせる質問受付確認表示(例えば、緑色灯点灯)を講義情報表示部38で行う(S27)。
【0068】
これにより、受講者は、自身の席に設けられた受講者用端末機30を利用して、受講中に講義の流れを止めずに、自身の質問意思を講師に表明することができ、講師も説明を急に中断せずに進行中の説明を終了した後、自身の講師用端末機50を利用して質問が受付けられたということを確認し、図6に示されたように、講義支援サーバー60で提供された受講者の個人情報を利用して質問者の現在受講席、質問者の写真イメージ、質問者の出席現況、授業参加度、質問回数などの詳細な情報を直ちに確認することができ、講義の円滑な進行はもとより、講師と受講者との間の信頼関係をより高めることが可能になる。
【0069】
一方、端末機制御部32は、講義中に講師が受講者に小テストを出題することで講師用端末機50から発信される小テスト出題情報が、講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S28)。
【0070】
このとき、このような講師の小テストは、講師の言葉としてなされ、小テスト出題情報は、単に講師が小テストを出したという事実のみを講師用端末機50に知らせることもある。
【0071】
第S28段階の判断結果、講師の小テストがある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の小テスト出題情報を認識し、受講者に講義中に講師の小テストが出題された状態であるということを知らせる小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)を講義情報表示部38で行う(S29)。
【0072】
このとき、小テスト出題情報は、多数の受講席に同時に伝達されて多数の受講者から回答を要求することができ、このような小テスト出題情報の受信(すなわち、小テストに回答しなければならない状況)によって講義情報表示部38に表示される小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)は、以後説明される受講者の回答がなされるまで維持されて受講者に小テストへの回答を強制する手段として作用する。
【0073】
そして、小テストは、講師によって言葉として提示される幾つかの答案のうち一つを選ぶ形態からなり、受講者は、講義参加ボタン部37で自身が思う答案の番号に相応する番号の回答ボタンを押して小テストに回答する。
【0074】
以後、端末機制御部32は、講義参加ボタン部30の回答ボタンから受講者の小テスト回答信号が受信されたか否かを介して受講者の小テスト回答がなされたか否かを判断する(S30)。
【0075】
第S30段階の判断結果、受講者の小テスト回答がなされた場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の回答番号情報を含む小テスト回答情報を講義中継器40に無線伝送して、小テスト回答情報が講義中継器40の中継を通じて講師用端末機50に伝達させると同時に、講義情報表示部38に維持される小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)を解除させる(S32)。
【0076】
これにより、講師用端末機50に伝達された各受講者の小テストの回答は、講師の正答番号入力によって簡単に正答者と誤答者とが分けられ、講師用端末機50では、小テスト回答をしたそれぞれの受講者用端末機30に採点結果(正答または誤答)情報を伝送する。
【0077】
したがって、講師用端末機50の端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の採点結果情報を認識し、受講者が確認可能になるように採点結果、正答(例えば、緑色灯点灯)であるか誤答(例えば、赤色灯点灯)であるかを講義情報表示部に表示する(S34)。
【0078】
また、前記端末機制御部32は、講義中に講師が、受講態度の不誠実な受講者に注意を与える時や特定受講者を呼び出す時、講師用端末機50から発信される注意または呼び出し発生情報が講義中継器40を通じて受信されたか否かを判断する(S36)。
【0079】
このとき、このような講師の注意は、特定受講者の受講態度が不誠実であるか散漫な場合、講師が講師用端末機50で表示される多数の受講者のうち受講者を選んでなされ、講師が特定受講者を呼び出そうとする呼び出しも同様である。
【0080】
前記第S36段階の判断結果、講師の注意または呼び出しがある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講師用端末機60の注意または呼び出し発生情報を認識し、受講者に講義中に当該講師の注意または呼び出しが受講席の受講者に伝達されたということを知らせる注意または呼び出し進行中表示(例えば、黄色灯点灯)を講義情報表示部38に行う(S38)。
【0081】
このとき、このような注意または呼び出し発生情報の受信(すなわち、講師の注意警告や呼び出しに応答しなければならない状況)によって講義情報表示部38に表示される注意または呼び出し進行中表示(例えば、黄色灯点灯)は、以後説明される受講者の応答がなされるまで維持されて、講師の注意または呼び出しに対する受講者の応答を強制する手段として利用される。
【0082】
そして、注意または呼び出し状況時、受講者は、講義参加ボタン部37で当該講師の注意または呼び出しを自身が認知したということを知らせる回答ボタンを押して講師の注意警告や呼び出しを認識したということを講師に知らせる応答を行える。
【0083】
以後、端末機制御部32は、講義参加ボタン部30の回答ボタンから受講者の注意または呼び出しに対する応答信号が受信されたか否かを通じて受講者の注意または呼び出し状況に対する応答がなされたか否かを判断する(S40)。
【0084】
第S40段階の判断結果、受講者の注意または呼び出し状況に対する応答がなされた場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の応答情報を含む注意または呼び出し状況に対する応答情報を講義中継器40に無線伝送して、注意または呼び出し状況に対する応答情報が講義中継器40に中継されて講師用端末機50に伝達させると同時に、講義情報表示部38に維持される注意または呼び出し状況の進行中表示(例えば、黄色灯点灯)を解除させる(S42)。
【0085】
これにより、講師は、受講者が受講者用端末機30を利用する注意または呼び出し状況に対する応答を利用して、講師が特定受講者に下った注意や呼び出しを受講者が正しく認識したかが分かるようになり、受講者も自身に伝達された講師の注意や呼び出し状況を正確に認知して反応する。
【0086】
一方、端末機制御部32は、講義終了の直前に講師用端末機50から発信される講義理解度評価要請情報が講義中継器40を通じて受信されたか否かを判断する(S44)。
第S44段階の判断結果、講師の講義理解度評価要請がある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の講義理解度評価要請情報を認識し、受講者に講義情報表示部38を利用して知らせ、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の講義理解度レベル番号情報を含む講義理解度報告情報を前記講義中継器40に無線伝送して、受講者の講義理解度報告情報が講義中継器40を中継して講師用端末機50及び講義支援サーバー60に伝達される(S46)。
【0087】
このとき、前に記載したように、このような講義理解度報告情報は、講師用端末機50だけではなく、外部の講義支援サーバー60にも同時に報告されて保存させることで講師の確認はもちろん、講義支援サーバー60に当該講義理解度情報がデータベース化されて今後講義参考資料や講義進度計画資料などに活用されるようになる。
【0088】
次に、端末機制御部32は、講師用端末機50または講義支援サーバー60からの講義終了信号を無線受信して受講者用端末機30の機能を初期化する(S48)。
このような受講者用端末機30の初期化は、毎度講義終了と共になされて次の講義を備える。
【0089】
図11は、本発明の第2実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
以下、図11を参照して説明する第2実施形態は、講義支援サーバー60が受講者用端末機30らから出席情報を受信して出席認証及び登録を行い、講義開始によって講師用端末機50に講義の出席者情報及び欠席者情報を含む講義進行情報を提供して講義の進行を支援し、講義の進行によって講義室で発生するすべての状況(受講者質問、講師小テスト、講義理解度評価)を報告してデータベース化することで講師の講義進行を助けることだけでなく、受講者の講義参加を記録して受講者成績や講義参考資料に反映させ、講義の質を高めることができる講義支援方法に関するものである。
【0090】
まず、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、講義が開始されるということを知らせる講義開始信号を中継器インターフェース62及び講師用インターフェース63に出力して、講義室内の受講者用端末機30及び講師用端末機50に伝達することで講義開始によって講義室環境を起動させる(S50)。
【0091】
次に、中央処理装置61は、受講者用端末機30から無線伝送された出席情報が講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S52)。
このとき、受信される出席情報は、これを伝送した受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報と受講席に席を取った受講者情報とを含む。そして、受講者情報は、受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0092】
第S52段階の判断結果、講義室内の受講者用端末機30で伝送された出席情報が受信された場合、中央処理装置61は、データ保存装置64の講義スケジュールDBで当該講義の開始時間情報を抽出して、当該出席情報が受信された時間と比べることで当該受信された出席情報が遅刻であるか否かを判断する(S54)。
【0093】
第S54段階の判断結果、受信された出席情報が遅刻である場合、中央処理装置61は、出席情報を遅刻として認証してデータ保存装置64の講義別受講者情報DBの受講者割り当て領域に登録する(S56)。
【0094】
一方、第S54段階の判断結果、受信された出席情報が遅刻ではない場合、中央処理装置61は、出席情報を出席として認証してデータ保存装置64の講義別受講者情報DBの受講者割り当て領域に登録する(S58)。
【0095】
これにより、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、出席情報の認証結果による出席確認情報をターゲット受講者用端末機情報と共に講義中継器40に出力して、認証結果が発信元の受講者用端末機30に伝送されて受講者用端末機30の講義情報部38に表示(例えば、緑色灯数回点滅)させる(S60)。
【0096】
以後、中央処理装置61は、講義の開始時間に合わせてデータ保存装置64で現在出席認証段階遂行による現在出欠者状況結果が含まれた講義進行情報を読み取り、講義室の講師用端末機50に伝送する(S62)。
【0097】
このとき、第S62段階の講義進行情報は、今後の遅刻者の発生によって更新され、講師用端末機50に継続的に提供されることが望ましい。
ここで、講義支援サーバー60で講義開始と共に講師用端末機50に提供する講義進行情報には、図6ないし図8に示されたように、現在出席者の名前、写真イメージ及び現在受講席情報が含まれていて、講師に、一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして現在座っている席までもすべて確認可能にし、さらに、現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報がさらに含まれて、講師に各受講者の詳細な講義参加内訳に関する情報までも分かるようにする。また、このような講義支援サーバー60で講師用端末機50に提供される講義進行情報には、講義出席者に関する情報だけではなく、講義欠席者に関する情報も共に提供されることが望ましい。
【0098】
次に、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、特定受講者用端末機30からの受講者カードの引き出す時、発信されるカード引き出し信号が講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S64)。
【0099】
第S64段階の判断結果、特定受講者用端末機30からカード引き出し信号が受信された場合、中央処理装置61は、講義が計画された終了時間ではない、やむを得ない事情によって終了する中間終了状況であるか否かを、講師用端末機50の中間終了報告が講義スケジュールに存在するか否かに基づいて判断し(S66)、やむを得ない事情による中間終了である場合には、講義終了を受講者用端末機30に通報する(S68)。
【0100】
また、第S66段階の判断結果、やむを得ない事情による中間終了ではない場合には、受講者の無断退出を受講者用端末機30及び講師用端末機50にそれぞれ通報して、受講者用端末機30には無断退出確認表示(例えば、赤色灯数回点滅)をさせると同時に、講師が受講席の無断退出確認表示と自身の受講者用端末機50の所定の通知メッセージを介して無断退出状況を認知するようにする(S70)。
【0101】
一方、中央処理装置61は、講義中に受講者の受講者用端末機30から講師用端末機50への質問がなされた場合、質問発生による報告情報を当該講師用端末機50から受信して当該質問発生報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後質問者の成績管理に活用する(S72)。
【0102】
このとき、質問発生報告情報は、質問者の受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む。望ましくは、このような質問発生報告情報に質問に対する講師の簡単な評価点数やコメントが含まれる。
【0103】
次いで、中央処理装置61は、講義中に講師の講師用端末機50から受講者用端末機30への小テストが進行した場合、受講者小テスト及びこれによる回答者の採点情報を含む小テスト進行結果報告情報を講師用端末機50から受信して小テスト進行結果報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後の小テスト参加受講者の成績管理に活用する(S74)。
【0104】
このとき、前記小テスト進行結果報告情報は、講師の小テスト内容と回答者情報、そして回答者の採点情報とを含む。
次いで、中央処理装置61は、講義中に受講者の受講者用端末機30から講師用端末機50への講義理解度評価がなされた場合、受講者個人別講義理解度評価情報を受講者用端末機30または講師用端末機50から受信して各受講者別講義理解度に関する情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後の講師の講義進行資料として活用させる(S76)。
【0105】
次いで、前記中央処理装置61は、講義終了前に講師用端末機50から受講者別受講態度報告情報を受信して当該受講者別受講態度報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで今後当該受講者の成績管理に活用する(S78)。
【0106】
このとき、受講者別受講態度報告情報は、講義中に当該講師が発見する受講者の受講態度、例えば、教材持ち込み有無、課題提出有無、受講態度評価値などが含まれる。
すなわち、第S76段階の個人別講義理解度評価とS78段階の講義個人別受講態度の報告は、前に記載したように、講義終了時にのみなされるものではなく、講師が講義中に自由に実施し、これにより、自身の講師用端末機50を利用して講義支援サーバー60に報告する。
【0107】
次に、前記中央処理装置61は、当該講師用端末機50から講義終了が報告されたか否かを判断し(S80)、講義終了が報告されていない場合、当該講義の講義スケジュールを検索して指定された講義終了時間が経たか否かを判断する(S82)。講義が指定された講義終了時間を超過した場合、講義中の講師用端末機50に講義時間超過状況を通報する(S84)。
【0108】
このとき、講義時間を超過して進行する講義室の各受講者用端末機30にも、このような講義時間超過状況を通報して受講者用端末機30に表示させて受講者も講義時間超過状況を認識させることもできる。
【0109】
一方、前記第S80段階の判断結果、講師用端末機50から講義終了が報告された場合、講義終了信号を講師用端末機50及び受講者用端末機30に伝送して講師用端末機50及び受講者用端末機30の機能を初期化させる(S86)。このような講義室の初期化は、毎度講義終了と共になされて次の講義を備える。
【0110】
以上の実施形態に関する説明では、本発明の適用場所を講師と受講者とがいる講義室に特定して説明したが、本発明は、これに制限されずに各種の会議室や、セミナー室、討論場などでも活用されうる。
【0111】
これまでに記載した本発明は、当業者において、本発明の技術的思想を外れない範囲内でさまざまな置き換え、変形及び変更が可能であるので、これまで記載した実施形態及び添付した図面に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本発明は、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関連する技術分野に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】従来技術による出席確認用認証システムを表わす図面である。
【図2】本発明が適用されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムを説明するための図面である。
【図3】本発明が適用された受講者用端末機の実施形態を説明するための図面である。
【図4】本発明が適用された受講者用端末機を表わすブロック構成図である。
【図5】本発明が適用された講義中継器を表わすブロック構成図である。
【図6】本発明が適用された講師用端末機のメイン画面を表わす例示図である。
【図7】本発明が適用された講師用端末機の受講者詳細情報確認画面を表わす例示図である。
【図8】本発明が適用された講師用端末機の欠席者情報確認画面を表わす例示図である。
【図9】本発明が適用された講義支援サーバーを表わすブロック構成図である。
【図10】本発明の第1実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0114】
20:受講者カード 30:受講者用端末機
40:講義中継器 50:講師用端末機
60:講義支援サーバー 31:カードリーダー部
32:端末機制御部 33:RFモジュール
34:アンテナ 35:メモリ部
36:バッテリー 37:講義参加ボタン部
38:講義情報表示部 41:アンテナ
42:RFモジュール 43:中継器制御部
44:講師用インターフェース 45:DBインターフェース
46:表示部 47:メモリ部
61:中央処理装置 62:中継器インターフェース
63:講師用インターフェース 64:データ保存装置
65:運用体制 66:メモリ装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関するものであって、より詳細には、講義室内の受講席ごとに設けられた無線端末機を利用して受講者の出欠を認識し、受講者用端末と講師用端末機と有機的に連係するように当該受講者用端末機を制御し、受講者の出欠確認のために消耗するの時間を低減し、中大型講義の効率を高め、クラス分けを最小化し、且つ講義の質を改善させる、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
まず、講義室に適用される従来の出席確認用認証システムの構成を、図1を参照して説明する。
図1は、従来の出席確認用認証システムの一実施形態に対する構成図である。当該図面に示されたように、従来の出席確認用認証システムは、講義室、会議室、教室、セミナー室のように決まった時間に多数の人員が集まって同一の業務を行う場所10の出入口に設けられて、受講生の出欠を認証するための認証装置14と、認証装置と有線または無線通信を介して認証有無についての情報を受信して、受講生の出欠を管理するための中央管理部13とを含むように構成されている。
【0003】
このとき、認証装置14は、指紋、虹彩、音声など多様な生体情報を用いて構成されるが、以下では、指紋情報を用いる認証装置をその例として説明する。
一方、前記のように指紋情報を用いる認証装置には、送受信器一体型と送受信器分離型とがある。すなわち、送受信器一体型は、ユーザーの指紋情報を入力される受信部がユーザー認証を担当する制御装置と一体型からなるものであり、送受信器分離型は、ユーザーの指紋を入力される送信器(無線認証キー)12とユーザー認証(または、前記無線認証キーでの送信結果伝送)を担当する制御装置11とが分離されてなされたもの(図1に示されたシステム)である。
【0004】
このとき、一体型の場合には、その構成上、一体型認証システム内ですべてのユーザー認証過程が行われ、分離型の場合には、送信器(無線認証キー)11にユーザーの指紋情報を入力して中継器(制御装置)11に伝送すれば、前記中継器(制御装置)11がユーザー認証過程を行うように構成されている。
【0005】
しかし、図1に示されたような従来の出席確認用認証システムは、多数の受講生が押し寄せる場合に効果的に各受講生の出欠をチェックしにくいという問題点がある。すなわち、前記のような中継器11は、一般的に講義室の出入門などに配されて使われるが、受講時間直前に多数の受講生が押し寄せる状況では、各受講生は、自身の順番をいちいち待って出席確認用チェックをした後、講義室に入室しなければならないので、出席確認チェックに不便さがあるという問題点がある。
【0006】
このとき、前記中継器11が、前記したような送受信器分離型である場合には、いちいち並んで順番を待たずとも一定距離で無線通信を通じて認証手続きを行うことはできるが、この場合でも中継器11が同時に認証を行うことができる機能には限界があるために、多くの認証手続きを同時に完璧に行うことはできないという問題点がある。
【0007】
また、図1に示されたような従来の出席確認用認証システムにおいては、講義開始前に前記中継器11を用いて出欠だけチェックして講義室に入室していない受講生もいる可能性があるために、一般的に講義終了後にもう一度出欠をチェックするようにしているが、この場合には、講義開始前よりもさらに多くの受講生が一度に押し寄せるために、さらに多くの混乱をもたらすという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたものであって、その目的は、講義室内の受講席別に設けられた無線端末機を利用して受講者の出席を講義支援サーバーで自動チェックすることで代理出席を防止し、出席チェックにかかる時間浪費による講義遅延を防ぐことができるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法を提供することである。
【0009】
また、講師用端末機と多数の受講者用端末機とが講義進行に必要な有機的連動関係を有させることで中大型講義の効率を高めてクラス分けを最小化し、講義の質を改善させるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムは、講義室内の各受講席に設けられ、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取って受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部に無線伝送し、その結果、受信される出席認証確認情報を無線受信して出席状態を講義情報表示部に表示する無線方式の受講者用端末機と、無線方式の受講者用端末機と外部有線装置との情報交換を中継する講義中継器と、講義中継器を通じて受講者用端末機の出席情報を受信して当該出席情報を登録させて出席認証を行い、出席認証確認情報を講義中継器経由で受講者用端末機に伝送して受講者用端末機を出席状態に転換させる一方、出席認証確認情報を含む講義室内の各受講席の受講者に関する詳細情報を保存している講義支援サーバーと、講義室内の講義席に設けられ、講義支援サーバーから各受講席の出席状態及び受講席の受講者詳細情報を受信して講師に認知させ、受講者用端末機と講義中継器とを通じて通信して講義を進行させる講師用端末機とを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第2側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法は、(a)講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機が、受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部の講義支援サーバーに無線伝送する段階と、(b)受講者用端末機が、講義支援サーバーから出席認証確認情報を無線受信して出席状態を講義情報表示部に表示する段階と、(c)受講者用端末機に、受講者から質問ボタンを利用した質問要請が入力され、受講者の受講者情報と受講席情報とを含む質問情報を講師用端末機に無線伝送して質問状態を受付け、その結果、無線受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示する段階と、(d)受講者用端末機が、講師用端末機から小テスト出題情報を無線で受信して、講義情報表示部に受講者が小テスト対象であるということを表示し、回答ボタンを利用して選択された受講者の小テスト小テスト回答情報を講師用端末機に返信して、その結果、無線受信される採点状況を講義情報表示部に表示する段階と、(e)受講者用端末機が、講義終了によって番号順に配列された回答ボタンのうち一つに対する受講者の選択を講義に対する個人理解度評価情報で構成して講師用端末機及び講義支援サーバーに無線伝送する段階とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第3側面によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法は、(A)講義支援サーバーが、講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機から無線伝送された出席情報を受信する段階と、(B)講義支援サーバーが、受信された出席情報の受信時間と講義の開始時間情報とを比べて受信された出席情報が遅刻であるか否かを判断し、受信された出席情報が遅刻である場合、出席情報を遅刻として認証し、当該受信された出席情報が遅刻ではない場合、出席情報を出席として認証して内部に保存する段階と、(C)講義支援サーバーが、出席情報の認証結果による出席確認情報を受講者用端末機に伝送して、受講者用端末機の状態を出席状況に変換させる段階と、(D)講義支援サーバーが、講義の開始時間に合わせて現在出席認証段階遂行による現在出欠者状況結果が含まれた講義進行情報を読み取って講義室内に設けられた講師用端末機に伝送して、講師が講師用端末機を利用して各受講席の出席受講者及び欠席者の詳細情報を確認できるように支援する段階と、(E)講義支援サーバーが、講義室での講義中に受講者の受講者用端末機を利用して講師用端末機への質問がなされた場合、受講者からの質問による報告情報を当講師用端末機から受信して質問発生報告情報を保存する段階と、(F)講義支援サーバーが、講義室での講義中に講師の講師用端末機と通信する受講者用端末機への小テストを送信した場合、受講者への小テスト及びこれに対する受講者からの回答の採点情報を含む小テスト進行結果報告情報を講師用端末機から受信して小テスト進行結果報告情報を保存する段階と、(G)講義支援サーバーが、講義室での講義中に受講者の受講者用端末機を利用して講師用端末機への講義理解度評価がなされた場合、受講者個人別講義理解度評価情報を受講者用端末機または講師用端末機から受信して各受講者別講義理解度に関する情報を保存する段階と、(H)講義支援サーバーが、講師用端末機から受講者別受講態度報告情報を受信して受講者別受講態度報告情報を保存する段階と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に記載されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法は、講義室内の受講席ごとに設けられた無線端末機を利用して受講者の出席を講義支援サーバーで自動チェックすることで代理出席を防止し、出席チェックにかかる時間の浪費による講義の遅延を防ぐことができる。
【0014】
また、講義中に講義室を退出する不正行為を監視して無断退出を登録管理することができるため、従来の出席管理方式とは異なって、出席後に講義室を無断退出する行為も防止することができる。
【0015】
また、講義支援サーバーで講義開始と共に講師用端末機に提供される講義進行情報を利用して、講義室の講師は、一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして現在座っている席までもすべて確認することができ、さらに現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報までも把握することができ、大型講義の教授指導が最適化され、さらに、敢えて大型講義をクラス分けする必要を無くし、大規模講義による教授及び学生間の不満を解消して管理及び人件費を減少させることができる。
【0016】
また、講師用端末機と多数の受講者用端末機との間に質問及び質問受付が可能になって、受講者は、自身の席に設けられた受講者用端末機を利用して受講中に講義の流れを止めずに、自身の質問意思を講師に表すことができ、講師も説明を急に中断せずに、進行中の説明を終了した後、自身の講師用端末機を利用して質問が受付けられたことを確認し、質問に答えることにより講義進行を円滑にし、講義中に自動化された講師の小テスト及び採点、そして自然な受講者注意及び呼び出しが可能になり、講義後に各受講者別理解度が分かり、講義の自然な進行はもとより、教材及び学習管理も容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態について詳しく説明する。
図2は、本発明が適用されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムを説明するための図面である。
【0018】
図面に示されたように、本発明のユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムは、受講者が所持する受講者カード20、講義室内の受講席ごとに設けられる受講者用端末機30、講義室に設けられて受講者用端末機30と外部との無線情報交換を中継する講義中継器40、講義室内の講師の講義席に設けられる講師用端末機50、受講者用端末機30及び講師用端末機50と情報を交換して講義進行を支援する講義支援サーバー60で構成される。
【0019】
まず、前記受講者カード20は、講義を受講する受講者が所持するカードであり、内部に当該所持受講者を認識することができる受講者情報を保存している。ここで、受講者情報とは、当該所持受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0020】
このとき、このような受講者カード20は、カードリーダーと受講者カードの接触部との間に物理的な接触で当該カードを認識可能にする接触式カードや、無線周波数信号を手段としてアンテナでカードリーダーと通信する非接触式カードであり、このような接触式カード及び非接触式カードを混合したハイブリッドカードまたはコンビカードである。
【0021】
望ましくは、受講者カード20は、常に受講者が所持するスマートカード状の学生証であることが望ましい。
次いで、受講者用端末機30は、講義室内の各受講席に設けられて前記受講者カード20の情報を読み出して認識し、前記講義中継器40を介して講師用端末機50及び講義支援サーバー60との通信を可能にする装置であって、各受講席の机の上で外部に露出されるように設けられて外部通信結果による各種表示情報を受講席の受講者が容易に認識できるようにすることが望ましい。
【0022】
このとき、このような受講者用端末機30は、図3に示されたように、接触式端末機(図3の(a))や非接触式端末機(図3の(b))であり、受講者カード20の情報を読み取る。
【0023】
図4を参照して、受講者用端末機30についてさらに詳しく説明する。
図4は、本発明が適用された受講者用端末機を表わすブロック構成図である。
図4を参照すれば、受講者用端末機30は、カードリーダー部31、端末機制御部32、RFモジュール33、アンテナ34、メモリ部35、バッテリー36、講義参加ボタン部37及び講義情報表示部38を含んで構成される。
【0024】
より詳細には、受講者が講義出席のために図3の(a)及び(b)に示されたように、自身の受講者カード20を受講者用端末機30に挿入または接近させれば、受講者用端末機30のカードリーダー部31が受講者カード20で受講者情報を読み取り、このように認識された受講者情報は、端末機制御部32の制御によってRFモジュール33で無線伝送用情報に変換されてアンテナ34を介して前記講義中継器40に無線伝送される。このように受講者用端末機30で伝送された受講者情報は、講義中継器40を通じて講義支援サーバー60に伝達されて受講者の出席状況が登録される。一方、講師用端末機50または講義支援サーバー60で前記講義中継器40に伝達された情報も前記アンテナ34を介して受信されてRFモジュール33で変換されて端末機制御部32に伝達される。
【0025】
ここで、前記RFモジュール33は、外部への情報伝送時、当該情報の伝送ターゲット(講師用端末機、講義支援端末機)を設定することができる。
そして、講義参加ボタン部37は多数のボタンから成り、受講者が選択したボタンに対応する信号を端末機制御部32に伝達して外部に送出させることで受講席の受講者が講義に参加できるように支援するが、講義中に受講者が講師に質問がある場合に使われる質問ボタンと講義中に講師の簡単な小テストに回答しようとする場合に使われる回答ボタンで構成される。また、このような回答ボタンは、講師の当該受講者に対する注意警告や呼び出しに対して応答をすることができ、同様に今後講義終了と共に当該講義に対する各受講者の理解度を表示することができる。
【0026】
また、前記講義情報表示部38は、当該受講席の受講者に講義進行による各種状況を表示するが、出席認証状態表示、質問情報受付状態表示、講師小テスト状態表示、小テスト回答情報表示、注意/呼び出し表示及び講義終了情報表示が可能になる。このような講義情報表示部38は、多様な色のLEDからなって受講者に視覚的に情報を表示し、ブザーからなって受講者に聴覚的に情報を表示することも可能である。
【0027】
一例として、講義情報表示部38は、受講者の出席が確認された状態では緑色灯が数回点滅し、受講者の質問が講師に受付けられた状態では緑色灯が点灯され、受講者が無断退出した状態では赤色灯が数回点滅し、受講者に小テストが出題された状態では赤色灯が点灯されて受講者が小テストに答えるまで維持される。また、受講者の小テストの回答を採点した結果、正答である場合には緑色灯が点灯され、誤答である場合には赤色灯が点灯される。また、講師の受講者に対する注意や呼び出し時には黄色灯が点灯されて受講者の注意や呼び出しに対する応答時まで維持される。このような講義情報表示部38の表示例は、以後関連説明でより詳しく言及されるはずであり、前記例に制限されずに多様に変形され実施されることができる。
【0028】
すなわち、受講者が受講中に質問事項が発生した場合、受講者が前記講義参加ボタン部37の質問ボタンを押すようになれば、当該端末機制御部32は、当該質問情報を前記RFモジュール33及びアンテナ34を通じて無線発信させて講義中継器40に伝送させるようになり、講義中継器40によって質問情報は講師が使う講師用端末機50に伝達される。これにより、講師用端末機50には、当該質問情報の発生状況が表示されて講師が認識できるようになり、このような質問情報の講師用端末機受付状態は、再び受講者用端末機30に知らされて講義情報表示部38に表示され、質問した受講者は自身の質問が講師に受付けられたということを認知して当該質問に対する回答を待機すれば良い。
【0029】
このとき、前記質問情報には、受講者カードで読み取られた受講者情報と受講席情報とが含まれる。
また、講義を進行させる講師が講義中に受講者に小テストを出した場合、端末機制御部32は、講師用端末機50から伝送された小テスト出題情報の受信によって講義情報表示部38に講師の小テストがあるという状態を表示させる。講義情報表示部38のこのような講師小テスト状態表示は、受講者の回答時まで継続的に維持されて受講者の回答を強要する手段として使用することもできる。
【0030】
このような講師の小テストによって受講者は、講義参加ボタン部37の回答ボタンを選択的に押して小テストに回答し、端末機制御部32は、このような受講者の小テスト回答情報を無線発信して講師用端末機50に伝送し、今後伝達されるこれについての採点情報も講義情報表示部38に表示させる。
【0031】
実際、このような講師の小テストが選択問題として講師の直接的な音声や別途のプレゼンテーションツールを利用して出題され、これにより、受講者が前記講義参加ボタン部37の回答ボタンを押して自身の小テストに対する回答を選択するが、当該回答ボタンは幾つかの簡単な番号ボタンである。
【0032】
そして、メモリ部35は、簡単な設定情報と機器状態情報とを保存し、バッテリー36は、当該受講者用端末機30の動作電源を提供する。
一方、講義中継器40は、受講者用端末機30と無線通信を行い、講師用端末機及び講義支援サーバーと有線通信を行うが、図5に示されたように、アンテナ41、RFモジュール42、中継器制御部43、表示部46、講師用インターフェース44、DBインターフェース45及びメモリ部47を含むように構成される。
【0033】
アンテナ41及びRFモジュール42は、前記のように、受講者用端末機30から出席情報、質問情報、小テスト回答情報、講義理解度情報を無線受信し、受講者用端末機30に出席確認情報、質問受付情報、回答情報、講義理解度提出情報を無線伝送することで受講者用端末機30と外部との情報交換を中継する。
【0034】
また、講師用インターフェース44は、講義席に設けられた講師用端末機50と有線で連結されて情報を交換し、前記DBインターフェース45は、外部に設けられた講義支援サーバー60と有線で連結されて情報を交換する。
【0035】
すなわち、講義中継器40は、受講者用端末機30と無線情報交換インターフェースを構築すると同時に講師用端末機50及び講義支援サーバー60と有線情報交換インターフェースを構築することで両者間の情報伝達を中継する。
【0036】
ここで、講師用インターフェース44は、USBインターフェースからなって簡単に講師用端末機50と連結され、前記DBインターフェース45は、TCP/IPプロトコルを通じて当該講義支援サーバー60と情報を交換する。
【0037】
一方、講師が使う講師用端末機50は、講義中継器40と連結されて前記受講者用端末機30の受講者と講義進行と関連した情報を交換をすることができ、直接的に前記講義支援サーバー60と連結されて多様な講義支援情報が伝達されて講義進行結果を報告する。
【0038】
すなわち、講師は、講師用端末機50を通じて講義支援サーバー60が支援する受講者の現在出席状況と各受講者席の位置、基本情報などを確認することができ、受講者の質問と小テストとに対する受講者の回答の採点によって当該受講者の講義参加度を直接チェックして講義支援サーバー60に報告することで今後受講者の評価に活用させる。
【0039】
前記講師用端末機50は、講義中継器40を介して受講者用端末機30と講義進行と関連した情報を交換し、後に記載する講義支援サーバー60に接続して、講義支援サーバー60で支援される出席情報を含む各種の講義支援情報を提供されて講義進行結果を報告するが、このような前記講師用端末機50は、通信可能なコンピュータ装置としてウェブ内容をディスプレイできるインターネットブラウザーを有しており、デスクトップコンピュータ、ノート型パソコンのような個人用コンピュータだけではなく、無線インターネット通信が可能な携帯電話、PDA(携帯情報端末)及びIMT2000、そして有線電話などを含み、図面に示されていないディスプレイ装置、少なくともPentium級以上の中央処理装置、データ保存装置、64Mb以上のメモリ装置、Windows98以上のOS(オペレーティングシステム)を含んでいる。
【0040】
すなわち、最初講義開始以後、当該講師用端末機50には、出席者登録を行った講義支援サーバー60からの講義進行情報が提供されて講義時に当該講師が講師用端末機50を利用して講義室内のすべての受講者の情報を確認可能にする。
【0041】
このように、講義支援サーバー60により講義開始と共に講師用端末機50に提供される講義進行情報には、現在出席者の名前、写真イメージ及び現在受講席情報が含まれていて、講師が一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして、現在座っている席までもすべて確認可能になり、さらに、現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報がさらに含まれて、講師が各受講者の詳細な講義参加内訳に関する情報までも分かるようにする。
【0042】
ここで、このような講義支援サーバー60から講師用端末機50に提供される講義進行情報には、当該講義出席者に関する情報だけではなく、講義欠席者に関する情報も共に提供されることが望ましい。
【0043】
このような講義進行情報の提供によってなされた講師用端末機60の講義室把握のためのメイン画面が図6に示されている。
図6に示されたように、講師用端末機50には、講義支援サーバー60で支援された受講者の現在出席状況と各受講者の位置、基本情報とが表示されて講師の講義進行時に、一目で講義室内のすべての受講生を把握させる。
【0044】
また、講師は、このようなメイン画面で各受講席に表示された一つの受講者を選択して、図7に示されたように、各受講者の詳細な情報、すなわち、名前、学部、学生番号、出席現況、講義参加度、質問回数、受講態度などを確認させる。また、講師は、このようなメイン画面で欠席者確認メニューを選択して、図8に示されたように、欠席者を確認することもできる。
【0045】
このように、講師用端末機50に表示される受講者に関する各種情報は、後述する講義支援サーバー60で講義時に提供される。
一方、このような講師用端末機50を支援する当該講義支援サーバー60は、図9に示されたように、中央処理装置61、中継器インターフェース62、講師用インターフェース63、データ保存装置64、別途のオペレーティングシステム65、RAMとROMとを含むメモリ装置66及び図面に示されていないディスプレイ装置を含む。
【0046】
中央処理装置61は、大容量の業務処理、相互情報交換時に多数の数学的計算を実行し、データベースを調査しなければならないが、一般的にインテル社の100MHz P54C、モトローラ 120MHz パワーPC604またはサン・マイクロシステムの166MHz ウルトラSPARC−1系列以上の中央処理装置であることが望ましく、異なるオペレーティングシステム(OS)によって作動する。
【0047】
メモリ装置66は、本発明によるデータを一時的に保存する機能を行い、128MB以上のメモリ装置であることが望ましい。
中継器インターフェース62及び講師用インターフェース63は、それぞれ前記講義中継器40及び講師用端末機50との接続を成すように支援する。
【0048】
データ保存装置64には、講義スケジュール情報DB、受講者個人情報DB、講義別受講者情報DB、講義別進行情報DB、受講者別評価情報DBが含まれ、一般的にオラクル社が製造したデータソフトウェアのようなデータベース管理ソフトウェアによってDBを生成させて管理するために使われる。
【0049】
スケジュール情報DBは、講義支援サーバーが担当する多数の講義室に対する講義時間、担当講師、講義室番号、講師ログイン情報などを保存するが、これに限定されるものではない。
【0050】
受講者個人情報DBは、各受講者の名前、住民登録番号、学生番号、写真イメージ、住所、電話番号、成績などを含む個人情報を保存するが、これに限定されるものではない。
講義別受講者情報DBは、各講義別定員、講義受講者の人員、受講者受講回数、受講者別出席現況、担当講師などを含む講義別受講者情報が保存されるが、これに限定されるものではない。
【0051】
講義進行情報DBは、講義進行中に発生する質問状況(質問者、質問回数、質問時間)に関する情報、講義進行中に出題する小テスト状況(小テスト小テスト回答者、小テスト採点結果)に関する情報、各受講者別受講態度評価資料(教材持ち込み有無、課題提出有無、受講態度評価値)、各受講者別講義理解度に関する情報が保存されるが、これに限定されるものではない。
【0052】
図10は、本発明の第1実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
以下、図10を参照して説明する前記第1実施形態は、受講者用端末機30が、受講者カード20の認識によって講義支援サーバー60に出席登録を行い、講義中の受講者による質問発生時に講師用端末機50にこれを通報し、講師の小テスト出題時に講師用端末機50に受講者の回答を通報することで講師の講義進行を助け、受講者の講義参加を保障し、講義の質を高めうる講義支援方法に関するものである。
【0053】
まず、受講者用端末機30の端末機制御部32は、講義支援サーバー60から伝送されて講義中継器40を通じて中継される講義開始信号をアンテナ34経由で無線受信して受講者用端末機30の機能を起動させる(S10)。
【0054】
以後、端末機制御部32は、受講者が挿入または接近させる受講者カード20の受講者情報をカードリーダー部31を利用して読み取って受講者の出席を一次的に認識する(S12)。
【0055】
このとき、受講者カードの受講者情報は、カード所持受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含み、カード所持受講者を他受講者と識別することができる学生識別コードであることが望ましい。また、受講者カードの受講者情報は、受講者用端末機30のメモリ部35に保存されて講義時間の間に維持される。
【0056】
端末機制御部32は、第S12段階を通じて読み取った受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む出席情報を講義中継器40に無線伝送して、出席情報が講義中継器40の中継を通じて講義支援サーバー60に伝達させる、出席報告段階を行う(S14)。
【0057】
このように講義支援サーバー60に伝達された受講者用端末機30の出席情報は、講義支援サーバー60の講義別受講者情報DBに時間情報と共に登録されて受講者用端末機30側の受講者の出席を認証し、これにより、講義支援サーバー60は、受講者の出席認証がなされたということを知らせる出席確認情報を受講者用端末機30側に伝送する。
【0058】
端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講義支援サーバー60の出席確認情報を認識し、受講者に出席認証が無事になされたということを知らせる出席認証確認表示(例えば、緑色灯数回点滅)を講義情報表示部38を通じて行う(S16)。
【0059】
このように、受講者の出席チェック過程を進行した受講者用端末機30の端末機制御部32は、カードリーダー部31から受講者カード20が認知されない状態、すなわち、挿入されていた受講者カードの引き出しがなされた状態によって発生するカード引き出し信号がカードリーダー部31から受信されたか否かを判断する(S18)。
【0060】
前記第S18段階の判断結果、受講者のカードが引き出された場合、端末機制御部32は、カード引き出し情報を講義中継器40に無線伝送して、カード引き出し情報が講義中継器40の中継を通じて講義支援サーバー60に伝達させる、カード引き出し報告段階を行う(S20)。
【0061】
すなわち、受講者用端末機30は、受講者カードの挿入によって受講者カードの受講者情報を内部メモリ部35に保存した後、受講者カードで受講者情報を所定の時間ごとに持続的に読み取ってメモリ部35に保存された情報と比べることで受講者カードの引き出しを感知する。
【0062】
このようなカード引き出し報告によって講義支援サーバー60は、講義が計画された終了時間ではない、やむを得ない事情によって終了する中間終了状況であるか否かを、講師用端末機50の中間終了報告が存在するか否かを通じて判断する。やむを得ない事情による中間終了である場合には、講義終了を受講者用端末機30に知らせ、やむを得ない事情による中間終了ではない場合には、当該受講者の無断退出を受講者用端末機30及び講師用端末機50に知らせる。
【0063】
したがって、受講者用端末機30は、カード引き出し報告によって受信された講義支援サーバー60の結果通報によって受講者の無断退出如何を判断し(S22)、無断退出である場合、受講者が講義中に無断退出したということを知らせる無断退出確認表示(例えば、赤色灯数回点滅)を講義情報表示部38で行う(S24)。
【0064】
一方、前記第S18段階の判断結果、受講者のカードが引き出されていない場合、端末機制御部32は、講義中に講義参加ボタン部37を利用する受講者の質問意思表出がなされるか否かを判断する(S25)。
【0065】
第S25段階の判断結果、受講者の質問がある場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む質問情報を前記講義中継器40に無線伝送して、質問情報が講義中継器40で中継されて講師用端末機50に伝達させる、質問発生報告段階を行う(S26)。
【0066】
このように、講師用端末機50に伝達された受講者用端末機30の質問発生状態は、講師用端末機50のディスプレイ装置に質問者の位置と質問者の写真と共に表示され、講師用端末機50は、質問が受付けられたということを質問受講者用端末機30に知らせる。そして、講師は、進行する講義説明を終了した後にディスプレイに表示された質問受付を確認した後、質問者に質問内容を聞いて質問に回答することができる。
【0067】
端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講師用端末機60の質問受付情報を認識し、受講者に質問受付が講師に無事に伝達されたことを知らせる質問受付確認表示(例えば、緑色灯点灯)を講義情報表示部38で行う(S27)。
【0068】
これにより、受講者は、自身の席に設けられた受講者用端末機30を利用して、受講中に講義の流れを止めずに、自身の質問意思を講師に表明することができ、講師も説明を急に中断せずに進行中の説明を終了した後、自身の講師用端末機50を利用して質問が受付けられたということを確認し、図6に示されたように、講義支援サーバー60で提供された受講者の個人情報を利用して質問者の現在受講席、質問者の写真イメージ、質問者の出席現況、授業参加度、質問回数などの詳細な情報を直ちに確認することができ、講義の円滑な進行はもとより、講師と受講者との間の信頼関係をより高めることが可能になる。
【0069】
一方、端末機制御部32は、講義中に講師が受講者に小テストを出題することで講師用端末機50から発信される小テスト出題情報が、講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S28)。
【0070】
このとき、このような講師の小テストは、講師の言葉としてなされ、小テスト出題情報は、単に講師が小テストを出したという事実のみを講師用端末機50に知らせることもある。
【0071】
第S28段階の判断結果、講師の小テストがある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の小テスト出題情報を認識し、受講者に講義中に講師の小テストが出題された状態であるということを知らせる小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)を講義情報表示部38で行う(S29)。
【0072】
このとき、小テスト出題情報は、多数の受講席に同時に伝達されて多数の受講者から回答を要求することができ、このような小テスト出題情報の受信(すなわち、小テストに回答しなければならない状況)によって講義情報表示部38に表示される小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)は、以後説明される受講者の回答がなされるまで維持されて受講者に小テストへの回答を強制する手段として作用する。
【0073】
そして、小テストは、講師によって言葉として提示される幾つかの答案のうち一つを選ぶ形態からなり、受講者は、講義参加ボタン部37で自身が思う答案の番号に相応する番号の回答ボタンを押して小テストに回答する。
【0074】
以後、端末機制御部32は、講義参加ボタン部30の回答ボタンから受講者の小テスト回答信号が受信されたか否かを介して受講者の小テスト回答がなされたか否かを判断する(S30)。
【0075】
第S30段階の判断結果、受講者の小テスト回答がなされた場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の回答番号情報を含む小テスト回答情報を講義中継器40に無線伝送して、小テスト回答情報が講義中継器40の中継を通じて講師用端末機50に伝達させると同時に、講義情報表示部38に維持される小テスト進行中表示(例えば、赤色灯点灯)を解除させる(S32)。
【0076】
これにより、講師用端末機50に伝達された各受講者の小テストの回答は、講師の正答番号入力によって簡単に正答者と誤答者とが分けられ、講師用端末機50では、小テスト回答をしたそれぞれの受講者用端末機30に採点結果(正答または誤答)情報を伝送する。
【0077】
したがって、講師用端末機50の端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の採点結果情報を認識し、受講者が確認可能になるように採点結果、正答(例えば、緑色灯点灯)であるか誤答(例えば、赤色灯点灯)であるかを講義情報表示部に表示する(S34)。
【0078】
また、前記端末機制御部32は、講義中に講師が、受講態度の不誠実な受講者に注意を与える時や特定受講者を呼び出す時、講師用端末機50から発信される注意または呼び出し発生情報が講義中継器40を通じて受信されたか否かを判断する(S36)。
【0079】
このとき、このような講師の注意は、特定受講者の受講態度が不誠実であるか散漫な場合、講師が講師用端末機50で表示される多数の受講者のうち受講者を選んでなされ、講師が特定受講者を呼び出そうとする呼び出しも同様である。
【0080】
前記第S36段階の判断結果、講師の注意または呼び出しがある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を通じて無線受信される講師用端末機60の注意または呼び出し発生情報を認識し、受講者に講義中に当該講師の注意または呼び出しが受講席の受講者に伝達されたということを知らせる注意または呼び出し進行中表示(例えば、黄色灯点灯)を講義情報表示部38に行う(S38)。
【0081】
このとき、このような注意または呼び出し発生情報の受信(すなわち、講師の注意警告や呼び出しに応答しなければならない状況)によって講義情報表示部38に表示される注意または呼び出し進行中表示(例えば、黄色灯点灯)は、以後説明される受講者の応答がなされるまで維持されて、講師の注意または呼び出しに対する受講者の応答を強制する手段として利用される。
【0082】
そして、注意または呼び出し状況時、受講者は、講義参加ボタン部37で当該講師の注意または呼び出しを自身が認知したということを知らせる回答ボタンを押して講師の注意警告や呼び出しを認識したということを講師に知らせる応答を行える。
【0083】
以後、端末機制御部32は、講義参加ボタン部30の回答ボタンから受講者の注意または呼び出しに対する応答信号が受信されたか否かを通じて受講者の注意または呼び出し状況に対する応答がなされたか否かを判断する(S40)。
【0084】
第S40段階の判断結果、受講者の注意または呼び出し状況に対する応答がなされた場合、端末機制御部32は、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の応答情報を含む注意または呼び出し状況に対する応答情報を講義中継器40に無線伝送して、注意または呼び出し状況に対する応答情報が講義中継器40に中継されて講師用端末機50に伝達させると同時に、講義情報表示部38に維持される注意または呼び出し状況の進行中表示(例えば、黄色灯点灯)を解除させる(S42)。
【0085】
これにより、講師は、受講者が受講者用端末機30を利用する注意または呼び出し状況に対する応答を利用して、講師が特定受講者に下った注意や呼び出しを受講者が正しく認識したかが分かるようになり、受講者も自身に伝達された講師の注意や呼び出し状況を正確に認知して反応する。
【0086】
一方、端末機制御部32は、講義終了の直前に講師用端末機50から発信される講義理解度評価要請情報が講義中継器40を通じて受信されたか否かを判断する(S44)。
第S44段階の判断結果、講師の講義理解度評価要請がある場合、端末機制御部32は、講義中継器40を介して無線受信される講師用端末機60の講義理解度評価要請情報を認識し、受講者に講義情報表示部38を利用して知らせ、受講者の受講者情報、受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報及び受講者の講義理解度レベル番号情報を含む講義理解度報告情報を前記講義中継器40に無線伝送して、受講者の講義理解度報告情報が講義中継器40を中継して講師用端末機50及び講義支援サーバー60に伝達される(S46)。
【0087】
このとき、前に記載したように、このような講義理解度報告情報は、講師用端末機50だけではなく、外部の講義支援サーバー60にも同時に報告されて保存させることで講師の確認はもちろん、講義支援サーバー60に当該講義理解度情報がデータベース化されて今後講義参考資料や講義進度計画資料などに活用されるようになる。
【0088】
次に、端末機制御部32は、講師用端末機50または講義支援サーバー60からの講義終了信号を無線受信して受講者用端末機30の機能を初期化する(S48)。
このような受講者用端末機30の初期化は、毎度講義終了と共になされて次の講義を備える。
【0089】
図11は、本発明の第2実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
以下、図11を参照して説明する第2実施形態は、講義支援サーバー60が受講者用端末機30らから出席情報を受信して出席認証及び登録を行い、講義開始によって講師用端末機50に講義の出席者情報及び欠席者情報を含む講義進行情報を提供して講義の進行を支援し、講義の進行によって講義室で発生するすべての状況(受講者質問、講師小テスト、講義理解度評価)を報告してデータベース化することで講師の講義進行を助けることだけでなく、受講者の講義参加を記録して受講者成績や講義参考資料に反映させ、講義の質を高めることができる講義支援方法に関するものである。
【0090】
まず、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、講義が開始されるということを知らせる講義開始信号を中継器インターフェース62及び講師用インターフェース63に出力して、講義室内の受講者用端末機30及び講師用端末機50に伝達することで講義開始によって講義室環境を起動させる(S50)。
【0091】
次に、中央処理装置61は、受講者用端末機30から無線伝送された出席情報が講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S52)。
このとき、受信される出席情報は、これを伝送した受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報と受講席に席を取った受講者情報とを含む。そして、受講者情報は、受講者の名前、学生番号、住民登録番号、カード番号のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0092】
第S52段階の判断結果、講義室内の受講者用端末機30で伝送された出席情報が受信された場合、中央処理装置61は、データ保存装置64の講義スケジュールDBで当該講義の開始時間情報を抽出して、当該出席情報が受信された時間と比べることで当該受信された出席情報が遅刻であるか否かを判断する(S54)。
【0093】
第S54段階の判断結果、受信された出席情報が遅刻である場合、中央処理装置61は、出席情報を遅刻として認証してデータ保存装置64の講義別受講者情報DBの受講者割り当て領域に登録する(S56)。
【0094】
一方、第S54段階の判断結果、受信された出席情報が遅刻ではない場合、中央処理装置61は、出席情報を出席として認証してデータ保存装置64の講義別受講者情報DBの受講者割り当て領域に登録する(S58)。
【0095】
これにより、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、出席情報の認証結果による出席確認情報をターゲット受講者用端末機情報と共に講義中継器40に出力して、認証結果が発信元の受講者用端末機30に伝送されて受講者用端末機30の講義情報部38に表示(例えば、緑色灯数回点滅)させる(S60)。
【0096】
以後、中央処理装置61は、講義の開始時間に合わせてデータ保存装置64で現在出席認証段階遂行による現在出欠者状況結果が含まれた講義進行情報を読み取り、講義室の講師用端末機50に伝送する(S62)。
【0097】
このとき、第S62段階の講義進行情報は、今後の遅刻者の発生によって更新され、講師用端末機50に継続的に提供されることが望ましい。
ここで、講義支援サーバー60で講義開始と共に講師用端末機50に提供する講義進行情報には、図6ないし図8に示されたように、現在出席者の名前、写真イメージ及び現在受講席情報が含まれていて、講師に、一目で講義室内のすべての受講者の名前と顔、そして現在座っている席までもすべて確認可能にし、さらに、現在出席者の学部、学生番号、出席現況、講義参加現況、質問参加現況などの情報がさらに含まれて、講師に各受講者の詳細な講義参加内訳に関する情報までも分かるようにする。また、このような講義支援サーバー60で講師用端末機50に提供される講義進行情報には、講義出席者に関する情報だけではなく、講義欠席者に関する情報も共に提供されることが望ましい。
【0098】
次に、講義支援サーバー60の中央処理装置61は、特定受講者用端末機30からの受講者カードの引き出す時、発信されるカード引き出し信号が講義中継器40を介して受信されたか否かを判断する(S64)。
【0099】
第S64段階の判断結果、特定受講者用端末機30からカード引き出し信号が受信された場合、中央処理装置61は、講義が計画された終了時間ではない、やむを得ない事情によって終了する中間終了状況であるか否かを、講師用端末機50の中間終了報告が講義スケジュールに存在するか否かに基づいて判断し(S66)、やむを得ない事情による中間終了である場合には、講義終了を受講者用端末機30に通報する(S68)。
【0100】
また、第S66段階の判断結果、やむを得ない事情による中間終了ではない場合には、受講者の無断退出を受講者用端末機30及び講師用端末機50にそれぞれ通報して、受講者用端末機30には無断退出確認表示(例えば、赤色灯数回点滅)をさせると同時に、講師が受講席の無断退出確認表示と自身の受講者用端末機50の所定の通知メッセージを介して無断退出状況を認知するようにする(S70)。
【0101】
一方、中央処理装置61は、講義中に受講者の受講者用端末機30から講師用端末機50への質問がなされた場合、質問発生による報告情報を当該講師用端末機50から受信して当該質問発生報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後質問者の成績管理に活用する(S72)。
【0102】
このとき、質問発生報告情報は、質問者の受講者情報と受講者用端末機の設置位置を表わす受講席情報とを含む。望ましくは、このような質問発生報告情報に質問に対する講師の簡単な評価点数やコメントが含まれる。
【0103】
次いで、中央処理装置61は、講義中に講師の講師用端末機50から受講者用端末機30への小テストが進行した場合、受講者小テスト及びこれによる回答者の採点情報を含む小テスト進行結果報告情報を講師用端末機50から受信して小テスト進行結果報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後の小テスト参加受講者の成績管理に活用する(S74)。
【0104】
このとき、前記小テスト進行結果報告情報は、講師の小テスト内容と回答者情報、そして回答者の採点情報とを含む。
次いで、中央処理装置61は、講義中に受講者の受講者用端末機30から講師用端末機50への講義理解度評価がなされた場合、受講者個人別講義理解度評価情報を受講者用端末機30または講師用端末機50から受信して各受講者別講義理解度に関する情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで、今後の講師の講義進行資料として活用させる(S76)。
【0105】
次いで、前記中央処理装置61は、講義終了前に講師用端末機50から受講者別受講態度報告情報を受信して当該受講者別受講態度報告情報をデータ保存装置64の講義進行情報DBに保存することで今後当該受講者の成績管理に活用する(S78)。
【0106】
このとき、受講者別受講態度報告情報は、講義中に当該講師が発見する受講者の受講態度、例えば、教材持ち込み有無、課題提出有無、受講態度評価値などが含まれる。
すなわち、第S76段階の個人別講義理解度評価とS78段階の講義個人別受講態度の報告は、前に記載したように、講義終了時にのみなされるものではなく、講師が講義中に自由に実施し、これにより、自身の講師用端末機50を利用して講義支援サーバー60に報告する。
【0107】
次に、前記中央処理装置61は、当該講師用端末機50から講義終了が報告されたか否かを判断し(S80)、講義終了が報告されていない場合、当該講義の講義スケジュールを検索して指定された講義終了時間が経たか否かを判断する(S82)。講義が指定された講義終了時間を超過した場合、講義中の講師用端末機50に講義時間超過状況を通報する(S84)。
【0108】
このとき、講義時間を超過して進行する講義室の各受講者用端末機30にも、このような講義時間超過状況を通報して受講者用端末機30に表示させて受講者も講義時間超過状況を認識させることもできる。
【0109】
一方、前記第S80段階の判断結果、講師用端末機50から講義終了が報告された場合、講義終了信号を講師用端末機50及び受講者用端末機30に伝送して講師用端末機50及び受講者用端末機30の機能を初期化させる(S86)。このような講義室の初期化は、毎度講義終了と共になされて次の講義を備える。
【0110】
以上の実施形態に関する説明では、本発明の適用場所を講師と受講者とがいる講義室に特定して説明したが、本発明は、これに制限されずに各種の会議室や、セミナー室、討論場などでも活用されうる。
【0111】
これまでに記載した本発明は、当業者において、本発明の技術的思想を外れない範囲内でさまざまな置き換え、変形及び変更が可能であるので、これまで記載した実施形態及び添付した図面に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本発明は、ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システム及び方法に関連する技術分野に適用されうる。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】従来技術による出席確認用認証システムを表わす図面である。
【図2】本発明が適用されたユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムを説明するための図面である。
【図3】本発明が適用された受講者用端末機の実施形態を説明するための図面である。
【図4】本発明が適用された受講者用端末機を表わすブロック構成図である。
【図5】本発明が適用された講義中継器を表わすブロック構成図である。
【図6】本発明が適用された講師用端末機のメイン画面を表わす例示図である。
【図7】本発明が適用された講師用端末機の受講者詳細情報確認画面を表わす例示図である。
【図8】本発明が適用された講師用端末機の欠席者情報確認画面を表わす例示図である。
【図9】本発明が適用された講義支援サーバーを表わすブロック構成図である。
【図10】本発明の第1実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態によるユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0114】
20:受講者カード 30:受講者用端末機
40:講義中継器 50:講師用端末機
60:講義支援サーバー 31:カードリーダー部
32:端末機制御部 33:RFモジュール
34:アンテナ 35:メモリ部
36:バッテリー 37:講義参加ボタン部
38:講義情報表示部 41:アンテナ
42:RFモジュール 43:中継器制御部
44:講師用インターフェース 45:DBインターフェース
46:表示部 47:メモリ部
61:中央処理装置 62:中継器インターフェース
63:講師用インターフェース 64:データ保存装置
65:運用体制 66:メモリ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムであって、
講義室内の各受講席に設けられ、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、当該受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部に無線伝送し、出席認証確認情報を無線受信し、出席状態を講義情報表示部に表示する、無線方式の受講者用端末機と、
前記無線方式の受講者用端末機と外部有線装置との情報交換を中継する講義中継器と、
前記講義中継器を介して前記受講者用端末機から出席情報を受信し、当該出席情報を登録して出席認証を行い、当該出席認証確認情報を前記講義中継器経由で当該受講者用端末機に伝送し、当該受講者用端末機を出席状態に変更させ、前記出席認証確認情報を講義室内の各受講席の受講者に関する詳細情報に含め、当該受講者に関する詳細情報を保存する、講義支援サーバーと、
講義室内の講義席に設けられ、前記講義支援サーバーから各受講席の出席状態及び受講席の受講者詳細情報を読み取り、講師に前記出席状態と前記受講者の詳細情報を認知させ、講義中継器を介して前記受講者用端末機と通信して講義を進行させる、講師用端末機と
を備えることを特徴とする、システム。
【請求項2】
前記受講者用端末機は、受講者カードから受講者情報を読み取るカードリーダー部を含み、
講義中に受講生カードをカードリーダー部から引き出す時、当該受講者情報及び受講席情報を含むカード引き出し情報を前記講義支援サーバーに伝送し、受信する無断退出状態または講義終了状態を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記受講者用端末機は、質問ボタンを含み、
講義中に当該質問ボタンを利用した受講者の質問要請が入力されると、前記受講者用端末機は当該受講者情報及び受講席情報を含む質問情報を前記講師用端末機に伝送して質問状態を受付け、その結果、受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記受講者用端末機は、少なくとも一つ以上のボタンで構成された回答ボタンを含み、
前記講師用端末機から前記受講者用端末機に小テスト出題情報が送信されれば、前記受講者用端末機は講義情報表示部に当該受講者が小テスト対象であるということを表示し、当該回答ボタンを利用して選択された受講者の小テスト回答情報を前記講師用端末機に返信し、小テストの選択状況を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記受講者用端末機は少なくとも一つ以上のボタンで構成された回答ボタンを含み、
前記講師用端末機から注意または呼び出しメッセージ情報が受信されれた場合、前記受講者用端末機は、講義情報表示部に当該受講者に講師の注意または呼び出しが受付けられたということを表示し、当該回答ボタンを利用して受講者の注意または呼び出し状況の認知による応答情報を講師用端末機に返信すること
を特徴とする、請求項5に記載の、システム。
【請求項6】
前記回答ボタンは、番号順に配列された少なくとも一つ以上のボタンを含み、
前記受講者用端末機は、講義終了時に番号順に配列された前記回答ボタンのうち一つにを選択するように受講者に促し、受講者の選択情報を当該講義に対する個人理解度評価情報の形態で構成し、前記講師用端末機及び講義支援サーバーに前記個人理解度評価情報を伝送すること
を特徴とする、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記受講者用端末機の講義情報表示部は、少なくとも一つ以上の発光ダイオード(LED)を含み、各LEDは少なくとも1色を有し、当該受講者用端末機の状態情報を、LEDの異なる色及び点滅状態で表示すること
を特徴とする、請求項1ないし請求項6のうち何れか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記講師用端末機は、受講者用端末機に関連する講義の進行結果情報である受講者質問情報、講師小テスト情報、受講者注意情報、及び受講者別講義理解度情報を前記講義支援サーバーに伝送し、前記講義の進行結果情報を前記講義支援サーバに保存すること
を特徴とする、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法であって、
(a)講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機が、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、当該受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部の講義支援サーバーに無線伝送する段階と、
(b)前記受講者用端末機が、当該講義支援サーバーから出席認証確認情報を無線受信して当該出席状態を講義情報表示部に表示する段階と、
(c)前記受講者用端末機に、受講者から質問ボタンを介して質問要請が入力され、当該受講者の受講者情報と当該受講席情報とを含む質問情報を講師用端末機に無線伝送して質問状態を受付け、無線受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示する段階と、
(d)前記受講者用端末機が、前記講師用端末機から小テスト出題情報を無線受信し、講義情報表示部を利用して当該受講者が小テスト対象であるということを表示し、前記受講者用端末機の回答ボタンにより選択された受講者の小テスト回答情報を前記講師用端末機に返信し、小テスト回答状況を講義情報表示部に表示する段階と、
(e)前記受講者用端末機が、講義終了時に、番号順に配列された前記回答ボタンのうち一つを選択するように受講者に促し、当該受講者の選択情報を当該講義に対する個人理解度評価情報の形態で構成し、当該個人理解度評価情報を前記講師用端末機及び講義支援サーバーに無線伝送する段階と、
を備えることを特徴とする、方法。
【請求項10】
講義中に受講生カードが引き出される時、前記受講者用端末機は、当該受講者情報及び受講席情報を含むカード引き出し情報を前記講義支援サーバーに伝送し、無断退出状態または講義終了状態を講義情報表示部に表示する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記受講者用端末機が、前記講師用端末機から注意または呼び出しメッセージ情報を無線受信し、講義情報表示部を使用して講師の注意または呼び出しメッセージ情報を受信したということを表示し、回答ボタンを使用して受講者の注意または呼び出し状況の認知による応答情報を講師用端末機に返信する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記受講者用端末機が、前記講師用端末機または講義支援サーバーからの講義終了信号を無線受信し、当該受講者用端末機の機能を初期化して次の講義に備える段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記受講者用端末機の講義情報表示部は、当該受講者用端末機の状態を発光ダイオード(LED)の色又は点滅状態で表示すること
を特徴とする、請求項9ないし請求項12のうち何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法であって、
(A)講義支援サーバーが、講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機から無線伝送された出席情報を受信する段階と、
(B)前記講義支援サーバーが、前記受信された出席情報の受信時間と当該講義の開始時間情報とを比較し、前記出席情報が遅刻であるかを判定し、当該受信した出席情報が遅刻である場合、当該出席情報を遅刻として認証し、当該受信された出席情報が遅刻ではない場合、当該出席情報を出席として認証し、前記認証された情報を保存する段階と、
(C)講義支援サーバーが、出席情報の認証結果による出席確認情報を受講者用端末機に伝送し、当該受講者用端末機の状態を出席状況に変更する段階と、
(D)前記講義支援サーバーが、講義の開始時間に合わせて出席認証段階に収集された現在の出欠状況の結果を含む講義進行情報を抽出し、当該抽出された講義進行情報を講師用端末機に伝送し、講師が当該講師用端末機を介して各受講席の出席受講者及び欠席者の詳細情報を確認できることを可能にする段階と、
(E)講義室での講義中に、受講者用端末機が講師用端末機へ質問が送信された場合、前記講義支援サーバーは、当該受講者の質問報告情報を当該講師用端末機から受信し、当該質問報告情報を保存する段階と、
(F)講義室での講義中に、講師用端末機から受講者用端末機へ講師の小テストが送信された場合、当該講師用端末からの当該小テスト及び当該小テストに回答した受講者の小テスト回答情報を含む小テスト進行結果報告情報を受信し、当該小テスト進行結果報告情報を保存する段階と、
(G)講義室での講義中で、受講者の受講者用端末機から受講者の回答を受信した後、講師が講師用端末機を利用して講義理解度を評価する場合、受講者の講義理解度評価情報を受講者用端末機または講師用端末機から受信し、受講者の当該各講義理解度評価情報を保存する段階と、
(H)前記講義支援サーバーが、講師用端末機から受講態度報告情報を受信し、当該受講態度報告情報を保存する段階と
を備えることを特徴とする方法。
【請求項15】
受講者用端末機から受講者カードが引き出された場合、当該受講者用端末機から無線発信されたカード引き出し信号を、前記講義支援サーバーが受信する段階と、
前記講義支援サーバーが、当該講義の中間終了報告が講義スケジュールに存在するか否か判断し、当該中間終了報告に基づいて当該講義が正当な終了手続きを経たか否かを判断し、正当な終了手続きを経ていない場合、当該受講者の無断退出を受講者用端末機及び講師用端末機にそれぞれ通報し、当該受講者用端末機には無断退出確認を表示する段階と
をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
当該講義の講義スケジュールを検索して当該講義が指定された講義終了時間を経過して進行しているか否かを判断し、当該講義が指定された講義終了時間を超過したと判断された場合、当該講義の講師用端末機に講義時間超過状況を通報する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
当該講義の講義スケジュールを検索して当該講義が指定された講義終了時間を経過して進行しているか否かを判断し、当該講義が指定された講義終了時間を超過した場合、当該講義の受講者用端末機に講義時間超過状況を通報する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記講義支援サーバーが、前記講師用端末機及び受講者用端末機に講義終了信号を伝送して、当該講師用端末機及び受講者用端末機の機能を初期化させる段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項1】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援システムであって、
講義室内の各受講席に設けられ、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、当該受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部に無線伝送し、出席認証確認情報を無線受信し、出席状態を講義情報表示部に表示する、無線方式の受講者用端末機と、
前記無線方式の受講者用端末機と外部有線装置との情報交換を中継する講義中継器と、
前記講義中継器を介して前記受講者用端末機から出席情報を受信し、当該出席情報を登録して出席認証を行い、当該出席認証確認情報を前記講義中継器経由で当該受講者用端末機に伝送し、当該受講者用端末機を出席状態に変更させ、前記出席認証確認情報を講義室内の各受講席の受講者に関する詳細情報に含め、当該受講者に関する詳細情報を保存する、講義支援サーバーと、
講義室内の講義席に設けられ、前記講義支援サーバーから各受講席の出席状態及び受講席の受講者詳細情報を読み取り、講師に前記出席状態と前記受講者の詳細情報を認知させ、講義中継器を介して前記受講者用端末機と通信して講義を進行させる、講師用端末機と
を備えることを特徴とする、システム。
【請求項2】
前記受講者用端末機は、受講者カードから受講者情報を読み取るカードリーダー部を含み、
講義中に受講生カードをカードリーダー部から引き出す時、当該受講者情報及び受講席情報を含むカード引き出し情報を前記講義支援サーバーに伝送し、受信する無断退出状態または講義終了状態を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記受講者用端末機は、質問ボタンを含み、
講義中に当該質問ボタンを利用した受講者の質問要請が入力されると、前記受講者用端末機は当該受講者情報及び受講席情報を含む質問情報を前記講師用端末機に伝送して質問状態を受付け、その結果、受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記受講者用端末機は、少なくとも一つ以上のボタンで構成された回答ボタンを含み、
前記講師用端末機から前記受講者用端末機に小テスト出題情報が送信されれば、前記受講者用端末機は講義情報表示部に当該受講者が小テスト対象であるということを表示し、当該回答ボタンを利用して選択された受講者の小テスト回答情報を前記講師用端末機に返信し、小テストの選択状況を講義情報表示部に表示すること
を特徴とする、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記受講者用端末機は少なくとも一つ以上のボタンで構成された回答ボタンを含み、
前記講師用端末機から注意または呼び出しメッセージ情報が受信されれた場合、前記受講者用端末機は、講義情報表示部に当該受講者に講師の注意または呼び出しが受付けられたということを表示し、当該回答ボタンを利用して受講者の注意または呼び出し状況の認知による応答情報を講師用端末機に返信すること
を特徴とする、請求項5に記載の、システム。
【請求項6】
前記回答ボタンは、番号順に配列された少なくとも一つ以上のボタンを含み、
前記受講者用端末機は、講義終了時に番号順に配列された前記回答ボタンのうち一つにを選択するように受講者に促し、受講者の選択情報を当該講義に対する個人理解度評価情報の形態で構成し、前記講師用端末機及び講義支援サーバーに前記個人理解度評価情報を伝送すること
を特徴とする、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記受講者用端末機の講義情報表示部は、少なくとも一つ以上の発光ダイオード(LED)を含み、各LEDは少なくとも1色を有し、当該受講者用端末機の状態情報を、LEDの異なる色及び点滅状態で表示すること
を特徴とする、請求項1ないし請求項6のうち何れか一項に記載のシステム。
【請求項8】
前記講師用端末機は、受講者用端末機に関連する講義の進行結果情報である受講者質問情報、講師小テスト情報、受講者注意情報、及び受講者別講義理解度情報を前記講義支援サーバーに伝送し、前記講義の進行結果情報を前記講義支援サーバに保存すること
を特徴とする、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法であって、
(a)講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機が、当該受講席で受講する受講者の受講者カードから受講者情報を読み取り、当該受講者情報及び受講席情報を含む出席情報を外部の講義支援サーバーに無線伝送する段階と、
(b)前記受講者用端末機が、当該講義支援サーバーから出席認証確認情報を無線受信して当該出席状態を講義情報表示部に表示する段階と、
(c)前記受講者用端末機に、受講者から質問ボタンを介して質問要請が入力され、当該受講者の受講者情報と当該受講席情報とを含む質問情報を講師用端末機に無線伝送して質問状態を受付け、無線受信される質問受付状態を講義情報表示部に表示する段階と、
(d)前記受講者用端末機が、前記講師用端末機から小テスト出題情報を無線受信し、講義情報表示部を利用して当該受講者が小テスト対象であるということを表示し、前記受講者用端末機の回答ボタンにより選択された受講者の小テスト回答情報を前記講師用端末機に返信し、小テスト回答状況を講義情報表示部に表示する段階と、
(e)前記受講者用端末機が、講義終了時に、番号順に配列された前記回答ボタンのうち一つを選択するように受講者に促し、当該受講者の選択情報を当該講義に対する個人理解度評価情報の形態で構成し、当該個人理解度評価情報を前記講師用端末機及び講義支援サーバーに無線伝送する段階と、
を備えることを特徴とする、方法。
【請求項10】
講義中に受講生カードが引き出される時、前記受講者用端末機は、当該受講者情報及び受講席情報を含むカード引き出し情報を前記講義支援サーバーに伝送し、無断退出状態または講義終了状態を講義情報表示部に表示する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記受講者用端末機が、前記講師用端末機から注意または呼び出しメッセージ情報を無線受信し、講義情報表示部を使用して講師の注意または呼び出しメッセージ情報を受信したということを表示し、回答ボタンを使用して受講者の注意または呼び出し状況の認知による応答情報を講師用端末機に返信する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記受講者用端末機が、前記講師用端末機または講義支援サーバーからの講義終了信号を無線受信し、当該受講者用端末機の機能を初期化して次の講義に備える段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記受講者用端末機の講義情報表示部は、当該受講者用端末機の状態を発光ダイオード(LED)の色又は点滅状態で表示すること
を特徴とする、請求項9ないし請求項12のうち何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
ユビキタス教育環境に適した双方向講義支援方法であって、
(A)講義支援サーバーが、講義室の各受講席に設けられた受講者用端末機から無線伝送された出席情報を受信する段階と、
(B)前記講義支援サーバーが、前記受信された出席情報の受信時間と当該講義の開始時間情報とを比較し、前記出席情報が遅刻であるかを判定し、当該受信した出席情報が遅刻である場合、当該出席情報を遅刻として認証し、当該受信された出席情報が遅刻ではない場合、当該出席情報を出席として認証し、前記認証された情報を保存する段階と、
(C)講義支援サーバーが、出席情報の認証結果による出席確認情報を受講者用端末機に伝送し、当該受講者用端末機の状態を出席状況に変更する段階と、
(D)前記講義支援サーバーが、講義の開始時間に合わせて出席認証段階に収集された現在の出欠状況の結果を含む講義進行情報を抽出し、当該抽出された講義進行情報を講師用端末機に伝送し、講師が当該講師用端末機を介して各受講席の出席受講者及び欠席者の詳細情報を確認できることを可能にする段階と、
(E)講義室での講義中に、受講者用端末機が講師用端末機へ質問が送信された場合、前記講義支援サーバーは、当該受講者の質問報告情報を当該講師用端末機から受信し、当該質問報告情報を保存する段階と、
(F)講義室での講義中に、講師用端末機から受講者用端末機へ講師の小テストが送信された場合、当該講師用端末からの当該小テスト及び当該小テストに回答した受講者の小テスト回答情報を含む小テスト進行結果報告情報を受信し、当該小テスト進行結果報告情報を保存する段階と、
(G)講義室での講義中で、受講者の受講者用端末機から受講者の回答を受信した後、講師が講師用端末機を利用して講義理解度を評価する場合、受講者の講義理解度評価情報を受講者用端末機または講師用端末機から受信し、受講者の当該各講義理解度評価情報を保存する段階と、
(H)前記講義支援サーバーが、講師用端末機から受講態度報告情報を受信し、当該受講態度報告情報を保存する段階と
を備えることを特徴とする方法。
【請求項15】
受講者用端末機から受講者カードが引き出された場合、当該受講者用端末機から無線発信されたカード引き出し信号を、前記講義支援サーバーが受信する段階と、
前記講義支援サーバーが、当該講義の中間終了報告が講義スケジュールに存在するか否か判断し、当該中間終了報告に基づいて当該講義が正当な終了手続きを経たか否かを判断し、正当な終了手続きを経ていない場合、当該受講者の無断退出を受講者用端末機及び講師用端末機にそれぞれ通報し、当該受講者用端末機には無断退出確認を表示する段階と
をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
当該講義の講義スケジュールを検索して当該講義が指定された講義終了時間を経過して進行しているか否かを判断し、当該講義が指定された講義終了時間を超過したと判断された場合、当該講義の講師用端末機に講義時間超過状況を通報する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
当該講義の講義スケジュールを検索して当該講義が指定された講義終了時間を経過して進行しているか否かを判断し、当該講義が指定された講義終了時間を超過した場合、当該講義の受講者用端末機に講義時間超過状況を通報する段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記講義支援サーバーが、前記講師用端末機及び受講者用端末機に講義終了信号を伝送して、当該講師用端末機及び受講者用端末機の機能を初期化させる段階
をさらに備えることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2009−520215(P2009−520215A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545507(P2008−545507)
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際出願番号】PCT/KR2006/005918
【国際公開番号】WO2007/075076
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PENTIUM
2.WINDOWS
【出願人】(508182349)インサイドアールエフ カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際出願番号】PCT/KR2006/005918
【国際公開番号】WO2007/075076
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PENTIUM
2.WINDOWS
【出願人】(508182349)インサイドアールエフ カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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