ユーザ・インタフェースのための統合関心レイヤ
ユーザがアクティブにすることが可能なDashboard(統合関心レイヤとも呼ばれる)が、ユーザによる迅速なアクセスのために、本明細書で「ウィジェット」と呼ばれる任意の数のユーザ・インタフェースを含む。ユーザからのコマンドに応答して、Dashboardが呼び出され、ウィジェットがスクリーン上に示される。ユーザは、いつでもDashboardをアクティブにして、Dashboardがユーザのスクリーン上の既存のユーザ・インタフェース表示に一時的に取って代わらせることができる。Dashboardがアクティブにされると、ユーザは、ウィジェットのいずれか、またはすべてと対話することができ、所望に応じて個々のウィジェットの追加、削除、移動、または構成を行うことにより、Dashboardを構成することができる。ユーザは、ユーザが作業している通常のユーザ・インタフェースに戻ることを所望する場合、Dashboardを消すコマンドを発行する。Dashboardが消されると、以前のユーザ・インタフェース状態が復元されて、ユーザが、オペレーティング・システムとの通常の対話を再開することが可能になる。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
(関連出願の相互引用)
本出願は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月25日に出願した「Unified Interest Layer for User Interface」に関する米国特許出願第10/877,968号(整理番号8957)、および引用により開示が本明細書に組み込まれている、2005年6月23日に出願した「Unified Interest Layer for User Interface」に関する米国特許出願第(未知である)号(整理番号10236)の一部継続出願としての優先権を主張する。
【0002】
本発明は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2005年1月7日に出願した「Unified Interest Layer Widgets」に関する米国特許仮出願第60/642,025号(整理番号9920)の優先権をさらに主張する。
【0003】
本発明の主題は、概ね、引用によりそれぞれ全体が本明細書に組み込まれている、以下の共同で所有される同時係属の特許出願に関する。すなわち、
・2004年6月25日に出願した、「Procedurally Expressing Graphic Objects for Web Pages」に関する米国特許仮出願第xx/xxx,xxx号、
・2004年6月22日に出願した、「User Interface for Assisting in the Installation of an Asset」に関する米国特許出願第yy/yyy,yyy号、
・2004年4月16日に出願した、「High−Level Program Interface for Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/826,762号、
・2004年6月11日に出願した、「System and Method for Processing Graphics Operations with Graphics Processing Unit」に関する米国特許出願第10/866,360号、
・2004年4月16日に出願した、「Improved Gaussian Blur」に関する米国特許出願第10/826,596号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Emulating Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/826,744号、
・2004年6月24日に出願した、「User Interface Design」に関する米国特許出願第aa/aaa,aaa号、
・2004年6月24日に出願した、「Gaussian Blur Approximation Suitable for GPU」に関する米国特許出願第bb/bbb,bbb号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Optimizing Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/825,694号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Reducing the Number of Programs Necessary to Render an Image」に関する米国特許出願第10/826,773号、および
・2004年6月24日に出願した、「Fast Approximation Functions for Image Processing Filters」に関する米国特許出願第cc/ccc,ccc号である。
【技術分野】
【0004】
本発明は、概ね、グラフィカル・ユーザ・インタフェースに関し、より詳細には、ユーザの関心対象の項目を含む、ユーザがアクティブにすることができる構成可能な統合レイヤに関する。
【背景技術】
【0005】
最新のグラフィカル・ユーザ・インタフェースの際だった特徴は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースによって、スクリーン上に多数の項目を同時に表示することをができることである。アップルのMacOS XやマイクロソフトのWindows(登録商標) XPのような主要なパーソナル・コンピュータ・オペレーティング・システムは、いくつかのウインドウを、ユーザのニーズに応じて表示し、重ね合わせ、サイズ変更し、移動させ、構成させ、フォーマット変更させることが可能なユーザ・インタフェースを用意する。タスク・バー、メニュー、その他のUI要素が、ウインドウが他のウインドウの背後に隠されている場合でも、それらのウインドウにアクセスし、アクティブにするための機構を提供する。
【0006】
多くのユーザは、そのようなユーザ・インタフェースが、スクリーン上で豊富な情報を同時に提示する能力を正当に評価するが、もたらされる「情報過多」は、いくぶん、手に余るであろう。ユーザは、特定のUI要素またはウインドウに移動するのが、または多数のスクリーン上の要素のなかで所望の要素を探し出すのさえ、しばしば、困難であると感じる。問題は、ユーザが、スクリーン上の要素を、重ね合わせること、最小化すること、最大化することなどを含め、任意の所望の配置で位置付けることをユーザ・インタフェースが可能にする場合、さらにひどくなる。そのような柔軟性は、一部のユーザに役立つであろうが、他のユーザには大混乱をもたらすであろう。スクリーン上にあまりにも多くの項目を有することは、同時に情報過多となり、コンピュータ機器の効果的な使用における阻害要因として作用する。
【0007】
一部のユーザ・インタフェースは、一般的に使用される一部のユーザ・インタフェース要素(メニュー・バー、あるいは一般的に使用されるプログラムまたはファイルをアクティブにするアイコンなどの)を保持するために、スクリーンのある領域を専用にする。しかし、そのような領域は、表示スクリーンのメイン・ワークスペース領域として使用できる貴重なスクリーン上のスペースを必要以上に占有しないように、一般に、サイズが制限される。デジタル・クロック要素またはタスク・バーなどの小さい要素は、そのような専用スクリーン領域内で表示するのによく適しているが、他のタイプの要素は、そのような小さいスクリーン領域内で使い勝手よく提示させることができず、そのため、アクティブにされるか、または拡大されてからでないと、その要素を使用することも、見ることもできなくなる。これが、さらに別のレベルの混乱を生じさせる。というのは、項目は、アクティブにされたり、消されたりすることが必要だからである。さらに、項目は、重なり合う可能性があり、あるいは、それ以外で、ユーザによって扱われて、整理されなければならないスクリーン上の要素の数を増やすこともあるからである。
【0008】
以上の諸問題は、多くのユーザが、ユーザのコンピュータをコンピュータの最大の可能性まで使用できなくさせ、特に初心者のユーザに欲求不満または混乱をさらにもたらす可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
必要とされているのは、さらなる乱雑さ、または混乱を持ち込むことなしに、一般的に使用されるユーザ・インタフェース要素へ容易にアクセスするための機構である。さらに必要とされているのは、ユーザが、意のままに、最小限の混乱でUI要素をアクティブにしたり、消したりきるようにユーザが構成することが可能な形で、そのようなアクセスを可能にするための機構である。さらに必要とされているのは、ユーザのスクリーン上で現在、開いているウインドウの数に関わらず、ユーザが、開いているウインドウ群のなかで特定のユーザ・インタフェース要素を探さなくても、ユーザが、あるユーザ・インタフェース要素を容易にアクティブにしたり、消したりすることができる機構である。
【0010】
さらに必要とされているのは、ユーザによって直ちに採用される可能性が高く、既存のグラフィカル・ユーザ・インタフェースの枠組みに収まる好都合な簡単に使用できる形で、前述した諸問題に対処するための機構である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の諸技術によれば、ユーザがアクティブにすることが可能なDashboard(統合関心レイヤとも呼ばれる)が提供される。Dashboardは、ユーザによる迅速なアクセスのための、本明細書で「ウィジェット」と呼ばれる任意の数のユーザ・インタフェース要素を含む。ユーザからのコマンドに応答して、Dashboardが呼び出され、ウィジェットがスクリーン上に示される。本発明の一態様では、ユーザは、いつでもDashboardをアクティブにして、Dashboardが、ユーザのスクリーン上の既存のユーザ・インタフェース表示に一時的に取って代わり、また重ねられる。
【0012】
Dashboardがアクティブにされると、ユーザは、ウィジェットのいずれか、またはすべてと対話することができ、所望に応じて個々のウィジェットの追加、削除、移動、または構成を行うことにより、Dashboardを構成することができる。ユーザは、通常のユーザ・インタフェースに戻ることを所望する場合、Dashboardを消すコマンドを発行する。Dashboardが消されると、以前のユーザ・インタフェース状態が復元されて、ユーザが、オペレーティング・システムとの通常の対話を再開することが可能になる。
【0013】
一態様では、Dashboardは、アクティブにされると、既存のユーザ・インタフェース表示に一時的に取って代わる。別の態様では、Dashboardは、既存のユーザ・インタフェース表示を部分的に覆い隠すが、既存の表示のいくらかの部分が、目に見えて、その表示の存在をユーザに思い出させる。別の態様では、既存のユーザ・インタフェース表示は、Dashboardがアクティブである間、フェードさせられ、ぼかされ、かつ/または暗くされる。
【0014】
一態様では、Dashboardをアクティブにする間、および/または消す間、遷移効果が表示されて、Dashboardが現れる際や消える際に、何が起きているのかをユーザに理解させやすくする。
【0015】
一態様では、ユーザは、Dashboard上に任意の所望の配置で置かれるように任意の数のウィジェットから選択することができる。Dashboardがアクティブにされるといつでも、ウィジェットは、それらのウィジェットを以前にユーザが配置した場所に出現する。
【0016】
ウィジェットは任意のタイプでよい。ウィジェットは、リモート・サーバと通信して、情報をユーザに提供すること(例えば、気象通報)ができ、あるいはウィジェットは、一般的に必要とされる機能(例えば、計算機)を提供することができ、あるいはウィジェットは、情報リポジトリ(例えば、ノートパッドまたはカレンダ)の役割を果たすことができる。一部のウィジェットは以上のタイプの機能の組み合わせを提供できる。一態様では、サードパーティの開発者が、異なるタイプの機能を提供するさらなるウィジェットを作成し、配布することを可能にするように、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)が提供される。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態を示す添付の図面が、説明とともに、本発明の諸原理を説明する役割をする。
【0018】
それらの図は、一実施形態による本発明のオペレーションの単なる例であり、本発明の基本的な特徴を逸脱することなく、他のユーザ・インタフェース構成やオペレーション・モードを使用することが可能であることが、当業者には認識されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明を、本発明のいくつかの実施形態が示されている添付の図に関連して、より完全に説明する。本発明は、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に提示する諸実施形態に限定されると解釈してはならない。むしろ、それらの実施形態は、本開示が、完全であり、本発明を当業者に十分に伝えるように提供される。
【0020】
(ハードウェア・アーキテクチャ)
一実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータのオペレーティング・システムの一部として実装される。本発明の実装の一例は、MacOS Xオペレーティング・システムを走らせるMacintoshパーソナル・コンピュータに存する。次に、図1を参照すると、本発明を実装するシステム100のためのアーキテクチャの例が示されている。パーソナル・コンピュータ102は、プロセッサ103と、メモリ105と、キーボードやマウスなどの入力デバイス114と、ディスプレイ・スクリーンのような出力デバイス115を含む。グラフィックス・カードなどのグラフィックス・モジュール113が、出力デバイス115への出力を生成するために備えられている。ユーザ101は、デバイス114を介して入力を与え、デバイス115を介して出力を見ることにより、システム100と対話する。また、コンピュータ102は、ハードドライブなどのローカル・ストレージ106も含み、リモート・サーバ107にアクセスするためのネットワーク接続108も含んでいる。以上のコンポーネントは、ソフトウェア・アプリケーションを実行するために一般的に使用される周知のハードウェア・コンポーネントである。一実施形態では、本発明を実施するソフトウェアは、ローカル・ストレージ106のようなコンピュータ可読媒体として提供される。
【0021】
別の実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータ102にインストールされ、コンピュータ102上で実行されることが可能であり、かつ、パーソナル・コンピュータ102のオペレーティング・システムと対話して、本明細書で説明される諸機能を実行するプラグインとして実装される。さらに別の実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータ上で実行されているソフトウェア・アプリケーションにおける機能として実装される。
【0022】
例示のため、以下の説明では、本発明は、オペレーティング・システムのフィーチャとして説明するが、本発明の諸技術は、前述したコンテキストを含め、他のコンテキストにおいても実現できるることは、当業者には認識されよう。
【0023】
(オペレーション・モード)
次に、図2を参照すると、本発明の一実施形態によるDashboardをアクティブにして使用する方法を示す流れ図が示されている。一実施形態では、ユーザは、例えば、指定されたファンクションキーまたはキーの組み合わせを押すことにより、またはアイコンをクリックすることにより、またはスクリーン上のメニューからコマンドを選択することにより、またはスクリーン上のカーソルを、スクリーンの指定されたコーナに移動させることにより、本発明の機能をいつでもアクティブにすることができる。ユーザが、そのようなアクション202を実行したことに応答して、ユーザ・インタフェースの現在の状態が、保存され203、ユーザ・インタフェースは、一時的に非アクティブにされ(かつ/またはフェードさせられ204)、アニメーションが再生されて205、Dashboardが導入され、本発明のDashboardが表示される206。該当する場合、Dashboardの以前の状態が取り戻されて、ユーザがDashboardを前回に見たのと同一の構成で、Dashboardが表示されることが可能であるようになる。
【0024】
一実施形態では、Dashboardは、前にあったデスクトップ・ユーザ・インタフェースと重ね合わされる。その際、そのユーザ・インタフェースは、暗くされ、明るくされ、ぼかされ、歪められ、またはそれ以外の形に変更されて、そのインタフェースが一時的に非アクティブにされていることを強調する。前にあったデスクトップは、Dashboardの背後で見えてもよい。別の実施形態では、前にあったデスクトップは、Dashboardがアクティブである間、見えない。別の実施形態では、デスクトップは、Dashboardがアクティブである間、スクリーンの小さい一部分にまで縮小され、その部分をクリックすることにより、再アクティブ化される。別の実施形態では、デスクトップは、縮小され、本明細書で説明されるウィジェットに類似したウィジェットとして提示され、デスクトップは、そのウィジェットをクリックすることにより、再アクティブ化されることが可能である。
【0025】
Dashboard(「統合関心レイヤ」とも呼ばれる)は、本明細書で「ウィジェット」と呼ばれるいくつかの要素を含む。それらのウィジェットには、一般に、有用な一般的に必要とされる諸機能を実行するためのソフトウェア・アクセサリが含まれる。ウィジェットの例には、限定なしに、カレンダ、計算機、アドレスブック、小包トラッカ、気象モジュールなどが含まれる。一実施形態では、一部のウィジェットは、サーバなどのリモート情報ソースと対話して、情報を提供することができ、例えば、気象モジュールは、リモート・サーバからライブの気象データを取得することができる。ウィジェットは、対話型であり、したがって、ユーザは、一般的な入力オペレーション(マウスをクリックすること、またはキーボードをタイプすることなどの)を実行して、ウィジェットの機能を利用する。
【0026】
ユーザは、所望に応じてウィジェットと対話し、かつ/またはウィジェットを構成する207。一実施形態では、ユーザは、ウィジェットをスクリーンのあちこちに動かすことができ、該当する場合、ウィジェットをサイズ変更することができる。一部のウィジェットは、サイズ変更可能でもよく、一部は、固定サイズでもよく、ウィジェット作成者は、ウィジェットがサイズ変更されることが可能であるかどうかを指定することができる。一部のウィジェットは、表示されるデータの量または性質に基づき、自らを自動的にサイズ変更することが可能である。一実施形態では、ウィジェットは、互いに重なり合うことが可能である。別の実施形態では、ウィジェットは、互いに重なり合わず、ユーザが、1つのウィジェットを、別のウィジェットによって占められる位置に移動しようと試みた場合、それらのウィジェットのいずれかが、自動的に、邪魔にならないように移動してスペースを空けることが可能である。一実施形態では、ウィジェットの位置、構成、サイズは、Dashboardが消される際に保存され、したがって、次回にDashboardが呼び出された際、同一の状態が復元させることが可能である。
【0027】
ユーザは、Dashboardを消して208、通常のユーザ・インタフェースに戻ることを所望する場合、消去コマンドを呼び出すことによってそのようにする。様々な実施形態では、ユーザは、ファンクションキー、またはキーの組み合わせ(Dashboardをアクティブにするのに使用されたキーまたは組み合わせと同一であっても、異なっていてもよい)を押すか、またはクローズ・ボックス、もしくは他のアイコンをクリックするか、またはDashboard内の負のスペース(つまり、ウィジェットの合間のスペース)をクリックするか、またはスクリーン上のカーソルを、スクリーンの事前に決められたコーナに移動させる。別の実施形態では、Dashboardは、全くユーザ活動なしに、いくらかの所定の期間が経過した後、または他の何らかのトリガ・イベント時に、自動的に取り消される。Dashboardが消される際、遷移させるためにアニメーションが再生される209。
【0028】
一実施形態では、Dashboardが消される際、ウィジェットの現在の構成が格納されて、Dashboardが次回にアクティブにされた際に、その構成に戻すことができる。一実施形態では、Dashboardを消して、ユーザ・インタフェースを再導入するアニメーションが再生される。ユーザ・インタフェースは、そのインタフェースの以前の状態に復元されて210、ユーザが、コンピュータのソフトウェア・アプリケーション及びオペレーティング・システムと通常の対話を再開することができる。
【0029】
一実施形態では、Dashboardは構成可能である。ユーザは、例えば、構成バーからウィジェット(または他のユーザ・インタフェース要素)を、Dashboard上のある場所の上にドラッグすることにより、表示されるべき任意の数のウィジェットを選択することができる。一実施形態では、構成バーは、異なるタイプのウィジェットを含み、分類され、かつ/または階層化される。一実施形態では、ユーザが、ウィジェットを構成バー上にドラッグしたことに応答して、そのウィジェットが、サーバからダウンロードされ、インストールされる(そのウィジェットが、ユーザのマシンに既にインストール済みでない場合)。一実施形態では、一部のウィジェットは有料であり、したがって、ユーザは、ウィジェットが、ユーザのマシンにインストールされる前に、クレジットカード、または他の何らかの支払い手段を提供しなければならない。別の実施形態では、ウィジェットがユーザのマシンに既にインストール済みで、それらのウィジェットは、構成バーからDashboard上にドラッグされて初めて、目に見えるようにされる。構成バーは、Dashboardを構成するための1つのタイプのユーザ・インタフェース要素の例に過ぎず、本発明の基本的な諸特徴を逸脱することなく、他の構成機構を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0030】
前述したとおり、様々なタイプのアニメーションが、本発明に関連する遷移を強調し、明瞭にするのに使用できる。例えば、Dashboardのアクティブ化は、「フライイン」アニメーションによって知らせられることが可能であり、ウィジェットは、スクリーンの端から、Dashboard内のそれぞれの位置に内向きに移動する。同時に、ユーザ・インタフェースが暗くされ、ぼかされ、歪められ、またはそれ以外の形で変更させられて、そのインタフェースが一時的に非アクティブであることを示すことが可能である。Dashboardの消去は、「フライアウト」アニメーションによって知らされることが可能であり、ウィジェットは、スクリーンの端に向かって移動し、次いで、スクリーンから飛び去るように見える。同時に、ユーザ・インタフェースが通常の状態に復元する。一実施形態では、ユーザが、ウィジェットを構成バーからデスクトップ上にドラッグすると、リップル効果などのアニメーションが示されて、そのウィジェットが、選択された場所でデスクトップ上に配置されたことを強調することが可能である。リップル効果は、背景を一時的に歪めて、ウィジェットが、水の中に入れられているような印象を与える。一実施形態では、その効果は、関連する相互引用される特許出願において詳細に説明されているアニメーション技術や歪曲技術に従って実装される。一実施形態では、そのようなアニメーションは、ユーザによって構成可能である。
【0031】
一実施形態では、複数のDashboardが利用可能である。例えば、ユーザは、1つのDashboardを、仕事に関連するウィジェットを含むように構成し、別のDashboardを、私事に関連するウィジェット用に構成することができる。異なるトリガ・イベント(異なるキー組み合わせなどの)を、様々なDashboardをトリガするために使用することが可能であり、代替的に、ユーザは、ポップアップ・メニューから、ユーザがいずれのDashboardをアクティブにすることを所望するかを選択することもできる。本発明のシステムは、Dashboardのそれぞれに関する状態情報を格納する。異なるDashboardは、同一のウィジェットの1つまたは複数を含むことが可能であり、ウィジェットに関する状態情報を、ウィジェットが出現する各Dashboardに関して別々に保持し、またはウィジェットが出現するすべてのDashboardにわたって共通で保持することが可能である。さらに、異なるDashboardが、コンピュータ102の異なるユーザに利用可能であることが可能であり、したがって、各ユーザは、そのユーザが作成したDashboardにだけアクセスすることができる。所望の場合、ユーザは、Dashboardを、他のユーザに利用可能であると指定することができる。また、ユーザは、ユーザが作成するDashboardのいずれか、またはすべてに関して、そのDashboardに変更を加えることを他のユーザに許するかどうかも指定することができる。
【0032】
一実施形態では、一部のウィジェット、またはすべてのウィジェットは、対応するウィジェットの機能の拡張バージョンを提供する、関連する完全機能のアプリケーションに関連付けられる。それらのウィジェットは、関連付けられたアプリケーションを迅速に起動するために、ボタン、またはアイコン、または他の要素を含む。ユーザが、ボタンをクリックすると、Dashboardは、消され、通常のデスクトップ・ユーザ・インタフェースが再アクティブ化され、関連付けられたアプリケーションが自動的に起動される。例えば、以下により詳細に説明するとおり、音楽プレーヤ・ウィジェットは、ウィジェットにおいて利用可能なものを超えるさらなる特徴を含む完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションを起動するためのボタンを含むことが可能である。
【0033】
一実施形態では、ウィジェットに関連する機能または情報を有するWebサイト、Webページ、またはWebベースのアプリケーションにアクセスするためのボタンを設けてもよい。ユーザがそのボタンをクリックすると、Dashboardが消え、通常のデスクトップ・ユーザ・インタフェースが再アクティブ化され、Webブラウザが起動され、ウィジェットに関連付けられたWebページ(またはそれに類するもの)が自動的に起動する。例えば、株価ウィジェットは、ポートフォリオ、または特定の株式に関する、より詳細な情報を含むWebサイトにアクセスするためのボタンを含む。別の実施形態では、関連する完全機能のアプリケーション、Webサイト、Webページ、またはWebベースのアプリケーションは、ウィジェット内のボタン以外の手段によってアクセスされる。例えば、そのような機能は、スクリーン上のアイコンもしくはメニューを介して、またはキーストローク、もしくはキーの組み合わせを介して起動させることが可能である。
【0034】
一実施形態では、完全機能のアプリケーション、または関連するWebサイトは、起動されたウィジェットのためのコンテキストを提供する。例えば、ユーザが、辞書ウィジェットをアクティブにする前に、ドキュメント内のある語を強調表示していた場合、辞書ウィジェットのテキスト・フィールドには、その強調表示された語が自動的にポピュレートされる。一実施形態では、語句サーチが自動的にアクティブにされ、結果が、自動的に表示され、したがって、辞書ウィジェットをアクティブにすることにより、さらなるユーザが全く対話なしに、定義が表示されるようになる。同様に、アドレスブック・ウィジェットが起動された際に、ユーザのスクリーン上で電子メール・メッセージが開いていた場合、アドレスブックは、その電子メール・メッセージの送信者に関する連絡先情報に対応するページに自動的に開かれる。一実施形態では、そのような事前ポピュレート、または自動的に開くことは、例えば、ウィジェットが、別のページまたはエントリに既に開かれている場合などの、一部の状況下では実行されない。一実施形態では、ユーザは、そのような事前ポピュレート、または自動的に開くことが行われるか否か、ならびにどのような状況下で、それが行われるべきかを含めるように、ウィジェットのオペレーションを構成することができる。ウィジェットが、現在、実行されているアプリケーションまたはWebサイトからのコンテキスト情報を使用することができる、他の多くの状況が存在することが、当業者には認識されよう。
【0035】
一実施形態では、一部のウィジェット、またはすべてのウィジェットは、ロールオーバ要素を有し、ロールオーバ要素とは、スクリーン上のカーソルがウィジェット上に移動させられると出現するユーザ・インタフェース要素である。ロールオーバ要素は、スクリーン上のカーソルが、もはやウィジェットの上にないように移動させられると消える。一実施形態では、ロールオーバ要素は、カーソルが1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェットの上に保持された場合にだけ出現する。ロールオーバ要素の例は、音楽プレーヤ・アプリケーションのための音量リング(図示せず)である。
【0036】
図4ないし図17Dと、図26ないし図32は、様々なユーザ・コマンドに応答したDashboardオペレーションの例を示し、それらの図は、本発明の様々な技術と能力を示す。
【0037】
図4は、Dashboardのアクティブ化に先立つデスクトップ・ユーザ・インタフェース400を示す。デスクトップ・ユーザ・インタフェース400(本明細書で「デスクトップ」と呼ばれる)は、MacOS Xなどのオペレーティング・システムによって提供されている従来のユーザ・インタフェースである。デスクトップ400は、背景イメージ、メニュー・バー401、その他の標準のフィーチャを有する。当技術分野で知られるとおり、デスクトップ400は、ウインドウ、アイコン、その他の要素(図示せず)も含む。
【0038】
ユーザは、メニューから項目を選択すること、またはアイコンをクリックすること、またはファンクションキー、もしくはキーの組み合わせを押すこと、またはコマンドを呼び出すための他の何らかの手段によってDashboardをアクティブにする。図5は、一実施形態によるDashboardの初期状態を示す。図5の例では、構成アイコン501が、最初に表示される。代替的に、アクティブにされると、Dashboardは、1つまたは複数の既定のウィジェットを含む。代替的に、Dashboardが、以前にアクティブにされ、構成されている場合、ウィジェットは、以前に構成されたとおりに表示される。図5に示されるとおり、Dashboard自体は、必ずしも、別個のレイヤとして目に見えず、むしろ、Dashboardの様々なコンポーネント(ウィジェット、アイコン501、その他のフィーチャなどの)が、目に見える。一実施形態では、それらのコンポーネントは、デスクトップ400が見えるようにするトランスペアレントなレイヤの中で表示される。一実施形態では、デスクトップ400と、そのデスクトップ400のコンポーネントは、Dashboardがアクティブである間、暗くされて(またはぼかされて、またはそれ以外の形で視覚的に変更されて)、デスクトップ400が、一時的に非アクティブであることが強調される。ユーザは、Dashboard要素が表示されていないスクリーンの領域を単にクリックすることにより、容易に、デスクトップ400を再アクティブ化し、Dashboardを消すことができ、一実施形態では、その「負のスペース」をクリックすることにより、以下により詳細に説明する技術に従って、Dashboardが消される。別の実施形態では、他のコマンド、キーの組み合わせ、アイコン、または他のユーザ入力が使用されて、Dashboardを消す。別の実施形態では、デスクトップ400は、Dashboardがアクティブである間、見えない。
【0039】
一実施形態では、ユーザは、アイコン501をドラッグすることにより、アイコン501をスクリーン上の任意の場所に移動させることができる。アイコン501の位置は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0040】
ユーザは、アイコン501をクリックして、図6に示されるとおり、構成バー601をアクティブにする。構成バー601は、Dashboard上に置くことができる様々なウィジェットへのアクセスを可能にする。一実施形態では、それぞれの利用可能なウィジェットに関するテキスト・ラベルが示される。別の実施形態では、それぞれの利用可能なウィジェットに関するアイコンが示される。多くのウィジェットが利用可能な場合、それらのウィジェットは、タイプによって、またはアルファベット順に、または他の任意の分類方法によって階層化される。例えば、いくつかのカテゴリが表示され、それらのカテゴリの1つをクリックすることにより、そのカテゴリの中のいくつかのウィジェットをリストアップするプルダウン・メニューが表示される。一実施形態では、購入コマンド602も利用可能であり、ユーザが、オンライン・ストアまたはWebサイトからウィジェットを選択することを可能にする。図6における構成バー601の特定の構成と外観は単に例示的であり、他の多くの構成も可能であることが当業者には認識されよう。ユーザは、消去アイコン603をクリックすることにより、構成バー601を消すことができる。次に、図31を簡単に参照すると、構成バー601を消すためのDoneボタン3101も備えられている。
【0041】
一実施形態では、ユーザは、構成バー601をドラッグすることにより、構成バー601をスクリーン上の任意の場所に移動させることができ、構成バー601の位置は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。また、一実施形態では、構成バー601の状態(開いているか、または閉じている)は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0042】
ユーザは、スクリーン上のオブジェクトを移動させるための標準のドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用して、ウィジェットを構成バー601からDashboardの表面上で(つまり、スクリーン上のどこにでも)ドラッグすることができる。図7は、一実施形態による構成バーからの計算機ウィジェットのユーザ選択を示す。計算機ラベル701が強調表示されて、そのラベル701がユーザによって選択されていることを示す。図8は、計算機ウィジェット801がスクリーンに置かれた後のDashboardを示す。一実施形態では、ユーザが、マウス・ボタン(または均等の入力デバイス)を放して、所望の場所にウィジェット801を置くことにより、ウィジェット801を「ドロップ」すると、リップル・アニメーションなどのアニメーションが示される。ユーザは、ウィジェット801が置かれた後、ウィジェット801を他の任意の所望の場所に移動させることができ、あるいは、例えば、ウィジェット801をスクリーンから外れるようにドラッグすること、またはウィジェット801を構成バー601上に戻すようにドラッグすること、または除去コマンドを呼び出すことにより、スクリーンからウィジェット801を除去することができる。ウィジェット801の位置、状態、構成は、Dashboardが消される際保存され、したがって、それらの特性は、次回にDashboardがアクティブにされると、復元される。
【0043】
一実施形態では、一部のウィジェットの複数のインスタンスが、そのウィジェットを構成バー601からDashboard表面上に2回以上ドラッグすることにより、アクティブにされる。別の実施形態では、各ウィジェットの1つだけのインスタンスが、アクティブにされるる。別の実施形態では、いくつかのウィジェットは複数のインスタンスを有し、他は複数のインスタンスを有さない。
【0044】
計算機ウィジェット801がDashboardの上に置かれると、ユーザは、マウス、または他のポインティング・デバイスを介して、またはキーボードを介して数を入力することにより、ウィジェット801と対話することができる。計算機アプリケーションに関する従来のオペレーションが利用可能である。
【0045】
図9は、一実施形態による、計算機ウィジェット801と音楽プレーヤ・ウィジェット901をともにDashboardの上にユーザがドラッグした後のスクリーンを示す。音楽プレーヤ・ウィジェット901は、構成バー601の中の「iTunes」ラベルをクリックし、ラベル903からドラッグすることによって配置される。音楽プレーヤ・ウィジェット901は、この例では、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションに関連する機能のサブセットを提供する。一実施形態では、音楽プレーヤ・ウィジェット901は、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションをアクティブにするためのボタン902を含む。このため、ユーザは、ウィジェットに関する拡張機能を提供するアプリケーションを容易に起動することができる。
【0046】
一実施形態では、ユーザが、ボタン902をクリックして、完全な音楽プレーヤ・アプリケーションをアクティブにすることに応答して、Dashboardが消され、通常のデスクトップ400が復元され、完全な音楽プレーヤ・アプリケーションが起動される。以上のステップのすべては、さらなるユーザ介入を要さずに自動的に行われる。図10は、一実施形態による、ユーザが、音楽プレーヤ・ウィジェット901におけるボタン902をクリックすることにより、完全な音楽プレーヤ・アプリケーション1001をアクティブにした後のスクリーンを示す。Dashboardは消されており、メニュー・バー401を含め、デスクトップ400の様々な要素が再びアクティブである。
【0047】
図11で、ユーザは、Dashboardを再アクティブ化しており(そのため、ウィジェット801、901を以前の状態と場所で復元している)、アドレスブック・ウィジェット1101を、ラベル1102からそのウィジェット1101をドラッグすることによって配置している。この場合も、一実施形態では、ウィジェット1101が、Dashboard上のウィジェット1101の場所にドロップされると、リップル・アニメーションが表示される。
【0048】
ユーザは、ユーザが、アドレスブック・アプリケーションと通常に対話するように、アドレスブック・ウィジェット1101と対話することができる。例えば、図12に示されるとおり、ユーザは、ある人の名前の最初の数文字をフィールド12−1の中にタイプ入力することができ、個人を識別するのに十分な情報が入力されると、その個人のアドレス・カードが表示される。
【0049】
図13は、メモ・ウィジェット1301、計算機ウィジェット801、音楽プレーヤ・ウィジェット901、アドレスブック・ウィジェット1101を含め、いくつかのウィジェットが配置された後のDashboardを示す。一実施形態では、メモ・ウィジェット1301をダブルクリックすることにより、テキストが入力されたり編集できる編集モードに、ウィジェット1301が入る。編集モードになっていない場合、ウィジェット1301を、Dashboardのあちこちに移動させることが可能である。他の諸実施形態では、他のタイプのユーザ・アクション(例えば、修飾キーを押すこと)が、テキスト編集オペレーションとウィジェット・ドラッグ・オペレーションを区別するのに使用される。
【0050】
ユーザは、消去アイコン603をクリックすることにより、構成バー601を消すことができる。図14は、一実施形態による、構成バー601が閉じられた後のDashboardを示す。ユーザが、所望に応じて、構成バー601を再アクティブ化させる構成アイコン501が表示される。
【0051】
ユーザは、所望に応じて、ウィジェットをスクリーンのあちこちに移動させることができる。ウィジェットの場所は、Dashboardが消される際に保存され、したがって、ウィジェットは、Dashboardがアクティブにされると、それらのウィジェットが残されていたのと同一の場所に再び出現する。図15は、ウィジェット801、901、1101、1301が、新たな位置に移動させられた後のDashboardを示す。
【0052】
前述したとおり、一実施形態では、Dashboardが消される際、遷移アニメーションが再生される。図16ないし図16Cは、Dashboardが消される際、ウィジェット801、901、1101、1301が、スクリーンの端から飛び去るように見える「フライアウト」遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。ウィジェット801、901、1101、1301は、スクリーンの端を飛び去るあいだ、動きと遷移の外観を強調するためサイズが大きくなり、フェードする。同時に、デスクトップ400、およびデスクトップ400のフィーチャ(メニュー・バー401などの)が、通常のフェードしていない外観に復元される。
【0053】
前述したとおり、一実施形態では、Dashboardがアクティブにされる際、遷移アニメーションが再生される。図17Aないし図17Dは、Dashboardがアクティブにされると、ウィジェット801、901、1101、1301が、スクリーンの端から飛んで入ってくるように見える「フライイン」遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。ウィジェット801、901、1101、1301は、最初にスクリーンの端に現れるとき、フェードさせられ、拡大される。飛んで入ってくる間に、動きと遷移の外観を強調するように、サイズが小さくなり、外観がよりしっかりする。同時に、デスクトップ400、およびデスクトップ400のフィーチャ(メニュー・バー401などの)が徐々に消えて背景となる。
【0054】
一実施形態では、本発明のシステムは、ウィジェットが、注目を必要とする際、またはユーザに表示すべき新たな情報を有する際、Dashboardが、現在、アクティブでない場合でも、ユーザに警報する能力を有する。例えば、「Dock」上のアイコン、またはタスク・バー、またはデスクトップ・ユーザ・インタフェースに一般的に関連付けられた他のユーザ・インタフェース要素が、点滅する、または跳ねる、またはそれ以外の形で警報条件を示すことが可能である。また、独特なサウンドを再生することもできる。代替的に、ダイアログ・ボックスが提示されることが可能であり、またはテキスト警報が表示されることが可能である。いずれの形態をとるにしても、警報は、汎用タイプであることが可能であり、あるいはその警報を発行した特定のウィジェットを示してもよく、その警報の性質を指定するさらなる情報を有してさえいることも可能である。すると、ユーザは、Dashboardをアクティブにして(前述したDashboardアクティブ化コマンドによるか、または警報に関連するアイコンもしくはボタンをクリックすることにより)、その警報を発行したウィジェットを見ることができる。代替的に、Dashboardは、そのような状況において自動的にアクティブにされることが可能であり、あるいはダイアログ・ボックスが提示されて、Dashboardがアクティブにされるべきか否かをユーザが示すことができるようにすることも可能である。
【0055】
例えば、小包追跡ウィジェットは、小包が配達されると、警報を発行することが可能である。警報は、汎用であっても、小包追跡ウィジェットが、その警報のソースであることを示してもよく、あるいは、配達情報を提供することさえ可能である。ユーザは、警報を消すことができ、あるいはDashboardをアクティブにして、ウィジェットを見て、そのウィジェットと対話して、さらなる情報を得ることができる。別の例として、交通Webカメラ・ウィジェットは、Webカメラによってカバーされている道路上で事故が発生すると、警報を発行する。
【0056】
一実施形態では、構成バー601は、いくつかの可能な状態を有する。次に、図26を参照すると、構成バーが閉じられ、したがって、構成アイコン501が表示されているDashboardの例が、示されている。2つのスティッキー・ウィジェット1301が、2つの時計ウィジェット2500A、2500Bとともに、現在表示されている。
【0057】
構成アイコン501をクリックすることにより、図27に示されるとおり、構成バー601が、第1の状態で表示される。第1の状態は、「お気に入り」として指定されている様々なウィジェットに関するラベル2701を含み、一実施形態では、ユーザのマシン上に現在インストールされているウィジェット群のすべてウィジェットのサブセットが存在する。このため、この状態では、ユーザには、一般的に必要とされるウィジェットだけが提示される。理解されるとおり、ユーザは、そのビューが、インストール済みのウィジェットの任意の所望のサブセットを含むように、そのビューを構成することができる。一実施形態では、この状態における構成バー601は、「More」ラベルまたは「More」アイコンを含む。ユーザは、そのラベルまたはアイコンをクリックして、図28に示されるとおり、構成バー601を、構成バー601の第2の状態に拡張させる。消去アイコン603により、構成バー601が消されて、図26に示されるとおりの構成アイコン501に戻る。一実施形態では、アイコン603のスクリーン上の位置は、アイコン501のスクリーン上の位置と一致し、したがって、ユーザは、カーソルをあちこちに動かすことなしに、構成バー601を容易に開閉することができる。
【0058】
ユーザは、ラベル2701をDashboard表面の上にドラッグして、ウィジェットをDashboardの上に置くことができる。前述したとおり、一実施形態では、リップル効果のような独特のアニメーションが示されて、ウィジェットが、指定された場所に置かれているという観念が強調される。
【0059】
次に、図28を参照すると、第1の状態において提示されていたお気に入りのウィジェットだけでなく、さらなるウィジェットへのアクセスも可能にする、第2の拡張された状態にある構成バー601の例が示されている。この状態では、構成バー601は、2つのセクション2802、2803を有する。セクション2802は、お気に入りのウィジェットに関するラベル2701を含み、図27に示されるとおり、構成バー601の第1の状態において含まれるのと同一のウィジェット・サブセットを含む。セクション2803は、お気に入りのウィジェット・セットの中に含まれていない他のウィジェットに関するラベル2701を含む。ラベル2701をセクション2802からセクション2803にドラッグすることにより、対応するウィジェットが、お気に入りのサブセットから除去されるようになる。ラベル2701をセクション2803からセクション2802にドラッグすることにより、対応するウィジェットが、お気に入りのサブセットに追加される。ラベル2701をセクション2802またはセクション2803からDashboard表面の上にドラッグすることにより、対応するウィジェットが指定された場所に置かれる。ラベル2701をセクション2802またはセクション2803からごみ箱アイコン2801の上にドラッグすることにより、ラベル2701が、構成バー601から除去され、一実施形態では、それにより、対応するウィジェットが、Dashboard(Dashboardが、現在、開いている場合)からも除去される。一実施形態では、ラベル2701をごみ箱アイコン2801の上にドラッグすることにより、対応するウィジェットがユーザのマシンから削除される、または利用できないようにされる。一実施形態では、ユーザが、そのウィジェットを削除することを所望することを確認するダイアログ・ボックスがユーザに提示される。一実施形態では、ユーザがウィジェットをごみ箱アイコン2801の上にドラッグして、ウィジェットが、閉じられ、消され、および/またはアンインストールされるようにする。その他のガジェット・ラベル2602が、さらなるウィジェットを獲得して、インストールするためのWebサイト、オンライン・ストア、または他のリソースへのアクセスを可能にし、一実施形態では、図6に関連して前述した購入コマンド602と類似した機能を提供する。
【0060】
一実施形態では、構成バー601の状態は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0061】
次に、図30を参照すると、一実施形態による、構成バー601内の一部のラベル2701Aの外観が変化している一方で、他のラベル2701B、2701Cは、変化していないDashboardの例が示されている。一実施形態では、ウィジェットが開かれると、構成バー601上の、そのウィジェットの対応するラベルの外観が変化し、例えば、ラベルは、灰色表示されるか、または他の何らかの色で表示される。別の実施形態では、ラベル2701は、ウィジェットが、単一インスタンスのウィジェット(前述した)である場合にだけ、灰色表示され(または別の形で変更され)、複数インスタンスのウィジェットの場合、ラベル2701は、そのウィジェットが開かれた際、元のままである。そのような技術は、いずれのラベル2701が、ウィジェットをアクティブにするのに使用されることが可能であり(ラベルが、現在、開かれていないために、または複数インスタンスのウィジェットであるために)、いずれのラベル2701が、現在、非アクティブであるか(ラベルが、既に開かれている単一インスタンスのウィジェットに対応するために)についての指示をユーザに与える。図30の例では、アドレスブック1101、計算機801、カレンダ1801、音楽プレーヤ901、株価ウィジェット1901は開いている単一インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Aは灰色表示される。スティッキー1301と時計2500は、開いている複数インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Bは元のままである。また、ラベル2701Cも元のままである。というのは、ラベル2701Cは、現在、開いていないウィジェットに対応するからである。
【0062】
別の実施形態では、開いた複数インスタンスのウィジェットに対応するラベル2701は、現在、開いていないウィジェットに対応するラベル2701とは異なる外観とする。
【0063】
別の実施形態では、ウィジェットが開かれると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601から除去される。そのウィジェットが閉じられると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601内に復元される。別の実施形態では、ある単一インスタンスのウィジェットが開かれると、そのウィジェットのラベル2701は、構成バー601から除去されるが、複数インスタンスのウィジェットが開かれた場合、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601上に留まる。単一インスタンスのウィジェットが閉じられると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601内に復元される。ラベル2701を除去すること、および/または復元することには、構成バー601からDashboard表面の上への遷移、およびその逆の遷移を強調するアニメーションが付随する。例えば、ウィジェットを閉じる際、対応するラベル2701が復元されるにつれ、そのウィジェットが、構成バー601の中に吸い込まれるように見えるようにする。
【0064】
ウィジェットが、削除された、または除去された場合(例えば、ウィジェット、またはウィジェットのラベルをごみ箱アイコン2801までドラッグすることにより)、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601から除去される。
【0065】
一実施形態では、ユーザは、クローズ・アイコンをクリックすることにより、またはウィジェットを構成バー601にドラッグして戻すことにより、ウィジェットを閉じることができる。次に、図29を参照すると、ウィジェット2500Bを閉じるためのクローズ・アイコン2901を含むDashboardを示すスクリーン・ショットが示されている。一実施形態では、アイコン2901は、ロールオーバ・アイコンであり、ユーザが、カーソルをウィジェット2500Bの上に位置付けると現れ、カーソルが、ウィジェット2500Bの上にもはや位置付けられていなくなると、消える。一実施形態では、ロールオーバ・アイコン2901は、カーソルが、1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェット2500Bの上に保持された場合にだけ、出現する。一実施形態では、ウィジェットが閉じられると、ウィジェットが閉じるという観念を強調するアニメーションが再生される。例えば、ウィジェットは、スクリーンから消える前に、クローズ・アイコン2901に吸い込まれる、または構成バー601の上に引き込まれるように見えるような形で、瞬間的に歪められる。また、フェード効果、またはワイプ効果、または縮小効果などの、他のタイプのアニメーションまたは効果も使用することが可能である。一実施形態では、ユーザは、いずれの効果が所望のか、または全く効果が所望されないかどうかを構成することができる。
【0066】
また、ウィジェット2500Bは、ウィジェット2500Bの選好コントロールにアクセスするための選好アイコン2902も含む。一実施形態では、アイコン2902は、ロールオーバ・アイコンであり、ユーザがカーソルをウィジェット2500Bの上に位置付けると、現れ、カーソルが、ウィジェット2500Bの上にもはや位置付けられていなくなると、消える(ただし、アイコン2902は、カーソルが、アイコン2902の上に移動されると、引き続き目に見える)。一実施形態では、アイコン2902は、カーソルが、1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェット2500Bの上に保持された場合にだけ、出現する。アイコン2902をクリックすることにより、選好コントロールが表示される。一実施形態では、選好は、当技術分野で知られている従来のダイアログ・ボックス(図示せず)を使用して入力される。別の実施形態では、アイコン2902をクリックすることにより、ウィジェット2500Bがフリップするように見え、選好コントロールを含むウィジェット2500Bの裏側を見せるようにされる。
【0067】
次に、図32を参照すると、2つのウィジェット2500A、1301Aがフリップされて、選好コントロール3201を見せているDashboardの例が示されている。この例では、選好コントロール3201は、場所(時計ウィジェット2500Aのための)を選択するためのメニュー、さらにペーパーカラー・セレクタとフォント・セレクタ(スティッキー・ウィジェット1301Aのための)を含む。任意のタイプのコントロール、メニュー、フィールド、またはその他の要素が、選好コントロール3201の中に含まれることが可能であることが、当業者には認識されよう。ユーザは、Doneボタン3203またはクローズ・ボックス3202をクリックすることにより、選好コントロール3201を消すことができる。一実施形態では、クローズ・ボックス3202は、ロールオーバ・アイコンであり、したがって、クローズ・ボックス3202は、カーソルがウィジェット1301Aの上に位置付けられている場合にだけ、目に見える(ただし、クローズ・ボックス3202は、カーソルが、クローズ・ボックス3202の上に移動させられると、引き続き目に見える)。一実施形態では、選好コントロール3201が消される際、フリップしアニメーションが、再度、再生されて、ウィジェットの通常の外観が復元される(選好コントロール3201を介して行われた、あらゆる変更を反映して)。
【0068】
次に、図31を参照すると、本発明の一実施形態による、構成バー601内の一部のラベル2701Aの外観が変更されている一方で、他のラベル2701B、2701Cは、元のままであるDashboardの別の例が示されている。アドレスブック1101、計算機801、カレンダ1801、音楽プレーヤ901、株価ウィジェット1901は、開いた単一インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Aは灰色表示される。スティッキー1301A、1301Bは、開いた複数インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Bは元のままである。世界時計ラベルを含むラベル2701Cも元のままである。というのは、ラベル2701Cは、現在、開いていないウィジェットに対応するからである。図31で、カーソル(図示せず)が、スティッキー・ウィジェット1301Bの上に位置付けられ、したがって、クローズ・ボックス2901と選好アイコン2902が、図29に関連して前述したとおり、表示される。
【0069】
図31の例では、構成バー601は、構成バー601を消し、構成アイコン501を復元するDoneボタン3101を含む。このため、Doneボタン3101は、消去アイコン603と同一のアクションを実行する。
【0070】
一実施形態では、ウィジェットをフリップさせることにより、選好フィールドと選好コントロールに加えて(または、それらの代わりに)、他の情報、フィールド、またはコントロールが見せられる。ウィジェットの裏側は、任意のタイプの補助的な情報、フィールド、またはコントロールを含むことが可能であり、選好コントロールにアクセスするための機構に限定されないことが、当業者には認識されよう。
【0071】
(ウィジェット・インストール)
一実施形態では、ウィジェットは、ユーザのコンピュータにプレインストールされ、したがって、ウィジェットをDashboardの上にドラッグすることで、単にウィジェットをアクティブにする。別の実施形態では、ウィジェットは、プレインストールされず、ユーザがウィジェットをDashboardの上にドラッグしたことに応答して、インストールされる。別の実施形態では、ウィジェットをデスクトップの上にドラッグすることにより、ウィジェットに関するコードが、リモート・サーバからダウンロードされて、ユーザのマシンにインストールされる。別の実施形態では、ウィジェットをこのようにインストールすることにより、関連する機能を含む完全機能のアプリケーションも、自動的にインストールされ(ただし、ユーザには、そのようなインストールを断るオプションが与えられることが可能である)、例えば、音楽プレーヤ・ウィジェットをインストールすることにより、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションもインストールされる。一部の実施形態では、認証と支払いが、そのようなオペレーションの前提条件である。
【0072】
例えば、図28を簡単に参照すると、一実施形態では、ユーザは、その他のガジェット・ラベル2602をクリックして、ウィジェットが、購入のために、または無料ダウンロードのために入手可能であるオンライン・ウィジェット・ストアまたはWebサイトにアクセスする。ユーザは、ユーザのマシンにインストールするためにウィジェットを選択し、クレジットカードを介して支払いを行う(要求される場合)。オンライン・ストアまたはWebサイトが消され、選択されたウィジェットがダウンロードされて、インストールされ、Dashboardが自動的に再アクティブ化されて、選択されたウィジェットがDashboard表面の上にドラッグされる準備ができて、構成バー601内に現れる。代替的に、新たなウィジェットは、Dashboard表面の上に自動的に置かれてもよい。このため、本発明は、ウィジェットをインストールする簡単なシームレスな仕方提供する。
【0073】
一実施形態では、ウィジェット303を供与するためのオンライン・ストアまたは無料配信サイトが提供される。入手可能なウィジェット303は、Webサイトから、またはDashboard内の構成オプションから閲覧され、プレビューが行われ、選択され、インストールされる。一実施形態では、ユーザは、オンライン購入のために、クレジットカード、または他の任意の従来の手段を使用して、ウィジェット303の代金を支払うことができる。ウィジェット303は、従来の手段に従って伝送され、ユーザのコンピュータにインストールされる。一実施形態では、ウィジェット303は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月22日に出願した、「User Interface for Assisting in the Installation of an Asset」に関する関連する米国特許出願第yy/yyy,yyy号において説明される諸技術に従ってインストールされる。
【0074】
一実施形態では、801のようなウィジェットは、以下、および関連する相互引用出願においてより完全に説明される拡張を伴うHTML技術を使用して実装される。しかし、801のようなウィジェットを実装するために、任意のグラフィックス技術を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0075】
一実施形態では、ウィジェット303は、全体として、または部分的に、メモリの中で伸張可能であるフラット・ファイルに暗号化される。ウィジェット303コンテンツには、必要に応じて、特定のリソースにアクセス可能であるように、インデックス付けが行われる。ウィジェット303は、任意の従来の暗号化技術に従って暗号化される。
【0076】
一実施形態では、クライアント302が、WebViewのリソースロードを完全に支配する。相対リソースが要求されると、クライアント302は、プロトコルを、そのプロセスに固有のプロトコルに変換する。一実施形態では、NSURL Protocol in Foundationが、暗号化されたソースからデータをフェッチするのに使用される。
【0077】
(ソフトウェア・アーキテクチャ)
次に、図3を参照すると、一実施形態による本発明を実施するためのソフトウェア・アーキテクチャ300の例が示されている。その実施形態では、本発明は、前述したオペレーティング・システム109に関連して動作する。
【0078】
一実施形態では、ソフトウェア・アーキテクチャ300は、Dashboardサーバ301、Dashboardクライアント302、ウィジェット303を含む。Dashboard構成情報304が、サーバ301および/またはクライアント302によって使用されて、ウィジェット303を表示するための構成オプションが指定される。アクセス・レベルなどを含め(該当する場合)、Dashboard構成情報のすべては、Dashboard構成情報304の中に格納される。前述したとおり、そのような情報には、同一のユーザ、または異なるユーザによって構成された2つ以上のDashboardに関連するDashboard構成情報が含まれることが可能である。
【0079】
一実施形態では、ウィジェット303は、HTMLや関連するWeb技術を使用して表示される。Dashboardサーバ301が、Dashboardクライアント302プロセスを管理し、起動する。各Dashboardクライアント302は、ウィジェット303をロード、ウィジェット303は、一実施形態では、HTML Webページや、そのページを表示するのに必要とされる関連するリソースである。一実施形態では、クライアント302は、表示されるべき各ウィジェット303に関して初期設定される。一実施形態では、クライアント302は、スクリーン上のウインドウに通常、関連する従来のウインドウ・フレーム、メニュー・バー、または他のコンポーネントなしに、ウィジェット303を表示し、それにより、混乱や乱雑さを回避する、全体的なDashboardのすっきりした単純明快な表示がもたらされる。クライアント302は、Webページを「WebView」にすることによってウィジェット303を表示し、各WebViewのサイズは、対応するウィジェット303に関連するメタデータとして定義される。サーバ301は、ユーザ・インタフェースの通常のデスクトップの上に重ねることができるレイヤをレンダリングするためのデータを提供するウインドウ・サーバである。ウィジェット303は、別個のレイヤにされ、次に、そのレイヤが、通常のデスクトップの上に描かれて、Dashboardがアクティブである間、デスクトップを部分的に、または完全に隠すようになる。
【0080】
(Dashboardサーバ301)
Dashboardサーバ301は、独立であることも、別のプロセスに組み込まれることも可能な軽量プロセスである。サーバ301は、コンピュータ102に配置されることも、リモート・サーバ107に配置されることも可能である。サーバ301は、以下の機能を提供する。
【0081】
非ウィジェットUI。
一実施形態では、サーバ301は、ウィジェットに直接に関連していないユーザ・インタフェース機能を扱う。そのようなインタフェース機能には、例えば、アクティブ化、非アクティブ化、Dashboard背景、背景アニメーションなどが含まれる。
【0082】
ウインドウ管理。
一実施形態では、サーバ301は、Dashboardクライアント302プロセスのための軽量ウインドウ・サーバの役割をする。ウインドウは、サーバ301プロセスにおいて作成され、その後、Dashboardクライアント302に送られる。ウインドウに対して実行されるオペレーションは、Dashboardサーバ301を経由する。そのようなオペレーションには、例えば、サイズ変更、移動、位置とサイズのフェッチ、その他が含まれる。ウインドウ・オペレーションが、サーバ301を経由するようにする1つの利点は、サーバ301が、ウィジェット303の変化に反応し、全体的環境を更新することができることである。例えば、サーバ301は、表示されたウィジェット303が、互いに当たって跳ね返るようにする、スクリーンの側部にくっつくようにする、グリッドにはまるようにするなどのことができる。
【0083】
高速ログイン。
一実施形態では、Dashboardクライアント302が、起動され、次に、Dashboardサーバ301からのウインドウにレンダリングされる。これにはしばらくかかる可能性があるので、Dashboardサーバ302は、クライアント302が起動される間、ウインドウ内でレンダリングされるべき初期イメージを提供して、視覚的フィードバックを向上させ、初期アクティブ化アニメーションが瞬時に現れるようにする。Dashboardクライアント302は、ロードされ、レンダリングされると、ウインドウに取って代わり、クライアント302のコンテンツを描く。
【0084】
イベント管理。
一実施形態では、サーバ301は、イベント・サーバの役割をするとともに、ウインドウ・サーバの役割もする。イベントは、オペレーティング・システム・ウインドウ・サーバからDashboardサーバ301に来て、適切なDashboardクライアント302に転送される。この間接化は、サーバ側のドラッグ(Dashboardクライアント302が、ハングしている場合でも)、イベントの選別、サーバが生成したイベントの挿入などを含め、様々なフィーチャを可能にする。Dashboardクライアント302は、サーバ301と通信して、制御領域を記述し、サーバ301が、サーバ側のドラッグを正しく開始することができる。
【0085】
ウィジェット303のロード。
一実施形態では、サーバ301は、ウィジェット303をロードすることを担う。サーバ301は、起動する際にロードするウィジェット303のリストを保持する。一実施形態では、特定のウィジェット303に対応するDashboardクライアント302は、初回にDashboardがアクティブにされるまで、起動されない。
【0086】
ウィジェット303のアービトレーション。
一実施形態では、サーバ301は、Dashboardクライアント302のアービトレータである。サーバ301はプロセスを制御し、各ウィジェット303と情報をやりとりする。ウィジェット303がクラッシュした場合、Dashboardサーバ301はプロセスの再起動を自動的に行う。また、サーバ301は、ウィジェット303が起動時に繰り返しクラッシュする場合、クラッシュ・ループを阻止することも行う。一実施形態では、ウィジェット303に対するすべての通信はまず、Dashboardサーバ301を経由する。
【0087】
CoreImage統合。
一実施形態では、サーバ301は、前段で相互参照された関連する米国特許出願において説明される、CoreImage技術を使用する。サーバの背景ウインドウにフィルタが適用されて、スポットライト効果とリップル効果がもたらされる。
【0088】
ウィジェット303選好管理。
サーバ301は、従来のファイル・システムに従って格納される構成情報304の中に、ウィジェット303に関連する選好を格納し、それらの選好をウィジェット303にベンドする。
【0089】
(Dashboardクライアント302)
一実施形態では、各クライアント302は、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/ReleaseNotes/Cocoa/AppKit.html」において入手可能なMac OS X Panther Release Notes Cocoa Application Frameworkにおいて説明されているCocoa Application Framework(Application Kit、またはAppKitとも呼ばれる)などの開発環境の一環として定義されたオブジェクトを使用する軽量プロセスである。クライアント302は、メニュー・バー、ウインドウ・フレーム、その他などの従来のインタフェース・フィーチャを省略する簡略化されたブラウザ・スクリーンとして実装される。一実施形態では、クライアント302は、本発明を実施する際に以下の機能を提供する。
【0090】
WebViewの制御。
クライアント302は、WebViewを作成し、ウィジェット303のHTMLをWebViewに付加する。クライアント302は、WebViewによって行われたユーザ・インタフェース要求に関するデリゲートの役割をする。一実施形態では、クライアント302は、AppKitの既定の動作の多くを、サーバ301に対する通信と、イベント処理に対して無効にする。WebViewは、HTMLとXHTMLを閲覧することや操作することに関する汎用のコントロールであり、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/WebKit/ObjC_classic/index.html」において入手可能なWeb Kit Reference for Objective−Cで説明されている。
【0091】
Java(登録商標)Script拡張。
一実施形態では、クライアント302は、WebViewのJavaScriptランタイムの中にカスタム・オブジェクトを挿入する。それにより、限定することなく、コピー/切り取り/貼り付け、選好を取得すること/設定すること、選好が変わった際の通知、リンクされたアプリケーションを開くこと(例えば、ウィジェット303は、対応するアプリケーションが起動されるようにするボタン、または他のトリガを含むことが可能である)、終了にすること、移動すること/サイズ変更することなどを含め、ウィジェット303に関する様々な拡張が可能になる。
【0092】
プラグインを管理すること。
一部のウィジェット303は、ウィジェット303の実装の一環としてネイティブ・コードを使用する。一実施形態では、クライアント302は、そのようなネイティブ・コードとインタフェースをとる能力、および/またはローカルで、またはリモートで利用可能なデータベースやデータ・ストアとインタフェースをとる能力を含む。一実施形態では、ウィジェット303は、カスタムAppKit NSViewを作成する能力も有する。ウィジェット開発者は、カスタム・ビューを使用して、OpenGLビュー、Flashのようなプラグイン、その他などの、他のタイプのアニメーションを利用できるようにすることができる。
【0093】
一実施形態では、プラグインは、以下のとおり実施される。Obj−Cバンドルが、ウィジェット303に関連するリソース・フォルダからロードされる。バンドルは、バンドルのPrincipal Class上に以下の2つのメソッドを有する。
・-(id)initWithWebView:(WebView*)webview、
・-(void)windowScriptObjectAvailable:(WebScriptObject*)windowScriptObject(これにより、Webページがロードされる前に、プラグインが、JavaScript拡張を追加することが可能になる)
【0094】
Dashboardクライアントか起動すると、initWithWebViewが呼び出され、ページのロードが終わると、webViewLoadedが、呼び出される。プラグインの開発者は、WebKitのスクリプトAPIを使用して、特定のウィジェット303のためにJavaScriptを拡張することができる。
【0095】
(ウィジェット303フォーマット)
一実施形態では、各ウィジェット303は、HTMLファイルとして実装される。HTMLファイルは、スタイル・シート、他のHTMLファイル、JavaScriptファイル、イメージ、その他などの、他のローカル・リソースやリモート・リソースを参照することができる。ウィジェット303は、例えば、フラット・バンドル・ファイル・フォーマット、またはパッケージされたHTMLファイル・フォーマットを使用して実装できる。
【0096】
フラット・バンドル。
フラット・バンドル・フォーマットは、以下のディレクトリ構造を有する。
−My.widget(ディレクトリ/バンドル)
−Info.plist(ファイル)
−My.html(ファイル)
−My.png(ファイル)
−English.lproj(オプションのディレクトリ)
−Localizable.strings(ファイル)
【0097】
Info.plistはウィジェット303を記述する。また、Info.plistは、ウィジェット303の識別子も提供し、メインHTMLファイルや既定のPNGファイルをポイントする。既定のPNGファイルは、動的要素がサーバ301からロードされる間、一時的表示として使用される。Info.plistの構造の例は、以下のとおりである。
【0098】
【表1】
【0099】
My.htmlは、他の任意のローカル・リソースも参照することができる。一実施形態では、リソースはHTMLファイルのロケーションを基準として指定される。
【0100】
My.pngは、Info.plistの中の「DefaultImage」キーに基づく任意の名前を有することが可能である。このイメージは、キャッシュされた表現が全く存在しない場合、サーバ301によってレンダリングされる。
【0101】
English.lprojとその他のローカライズ可能なディレクトリは、ローカライズ可能な文字列用である。
【0102】
(ウィジェット303ロケーション)
一実施形態では、ウィジェット303は、ハードドライブなどの記憶デバイス106の中にローカルで格納される。マシンごとのウィジェット303は、例えば、
・/Library/Widgets/
・/Applications/Widgets/に格納される。
【0103】
また、ウィジェット303は、特に、複数のユーザが同一のコンピュータ102を使用する状況において、ユーザごとに供与されることも可能である。ユーザごとのウィジェット303は、例えば、
・〜/Widgets
・〜/Library/Widgets/に格納される。
【0104】
以上の構成は、単に例であり、他の任意のファイル・フォーマットまたはディレクトリ構造を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0105】
(ウィジェット303開発)
一実施形態では、ウィジェット303は、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/WebKit/ObjC_classic/index.html」において入手可能なWeb Kit Reference for Objective−Cに説明されるWebKitを使用して開発できる。また、WebページにおよびWebページからドラッグする能力、制御領域を検出する能力、Dashboardが隠されている場合、プラグインとタイマが始動するのを止めさせる能力、その他などの、追加の機能も提供される。一実施形態では、そのような追加の機能は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月25日に出願した、「Procedurally Expressing Graphic Objects for Web Pages」に関する関連する米国特許仮出願第xx/xxx,xxx号において説明される、拡張されたCanvasアーキテクチャを使用して提供される。さらに、当技術分野で周知であるWeb拡張も、ドラッグ・アンド・ドロップ能力、制御領域の検出、その他などの追加の機能を提供するために使用されることが可能である。
【0106】
追加の、WebKit/HTMLから利用できるよりも詳細なレンダリングがかかわるウィジェットに関して、<canvas>タグが提供される。CoreGraphicsコンテキストが、<canvas>タグからフェッチ可能であり、次に、そのコンテキストの中に、また実質的にHTMLページの中に引き入れるのにJavaScriptが使用される。この実装の詳細な説明は、関連する出願において見ることができる。
【0107】
(リモート・サーバ107アクセス)
一実施形態では、一部、またはすべてのウィジェット303は、ウィジェット303の機能を実行するためにリモート・サーバ107と通信する。例えば、気象ウィジェットはリモート・サーバ107から現在の気象データを要求し、小包追跡ウィジェットはリモート・サーバ107から小包の場所に関する現在のデータを要求する。そのような通信は、インターネットなどのネットワークを介して、情報を要求し、受信するための周知の技術に従って行われる。ウィジェット303またはクライアント302がデータを求める要求を形成し、その要求が、HTTP、または他の何らかのネットワーク・プロトコルに従って伝送され、サーバ107が情報でその要求に応答し、ウィジェット303が、ユーザに表示される出力を形成するときにその情報を使用する。一実施形態では、以上のオペレーションは、ウィジェット303内のJavaScriptコードに応答して行われる。サーバ107は、公衆に一般に利用可能なリソースであっても、ユーザがアクセスを許されている独自の情報源であってもよい。サーバ107は、要求された情報を伝送する前に、適宜、認証および/またはユーザ検証を要求されることもある。所望の場合、当技術分野で周知である諸技術に従って、情報を、セキュリティで保護されたチャネルを介して伝送したり、および/または伝送に先立って暗号化することもある。
【0108】
(ウィジェット303の例)
以下は、本発明の諸技術を使用して提供されることが可能なウィジェット303の例のリストである。他の多くのタイプのウィジェット303を用意してもよいことが当業者には認識されよう。
・仲間リスト
・計算機
・予定帳
・辞書
・オンライン音楽ストアと音楽プレーヤ
・映画上映開始時間
・ニュース・フィード
・小包トラッカ
・ローロデックス
・スポーツ・スコア
・スティッキー
・株価
・Webカメラ
・気象
・世界時計
・通貨コンバータ
・オンライン・オークション・ビューアおよびツール
・宝くじ
・受信メールのためのミニ受信箱
・パズル
・電話帳(例えば、イエローページ)
【0109】
図18ないし図25は、上記タイプのウィジェット303の一部のタイプの例を示す。それらのウィジェット303の各ウィジェットの特定のレイアウト、外観、配置は単に例示的であることが当業者には認識されよう。特に、以上のウィジェット303のいずれか、またはすべては、図9、図10に関連して前述した、拡張された機能を有する完全機能のアプリケーションにアクセスするためのボタンを含むことが可能である。
【0110】
図18は、現在の日付1802、現在の月を示すカレンダ表示1803、予約1803Aを含む一実施形態によるカレンダ・ウィジェット1801の例を示す。一実施形態では、カレンダに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、ウィジェット1801は、カレンダ・データをリモート・サーバ107から取得する。
【0111】
図19は、いくつかの株価1902、選択された株式に関するチャート1903と、ウィジェット1901の中に含められるべき株式に変更を加えるための編集ボタン1904を含む、一実施形態による株価ウィジェット1901の例を示す。一実施形態では、ウィジェット1901は株価データをリモート・サーバ107から取得する。
【0112】
図20は、現在の気温条件2002、現在時刻2003、予報2004を含む一実施形態による気象ウィジェット2001の例を示す。ウィジェット2001は、ユーザの関心対象の任意の1つまたは複数の場所に関する気象情報を示すように構成される。一実施形態では、ウィジェット2001は気象データをリモート・サーバ107から取得する。
【0113】
図21は、一実施形態による、指定された場所の現在の写真2102(またはライブ・ビデオ・フィード)と、その場所の識別子2101を含む交通Webカメラ・ウィジェット2100の例を示す。ウィジェット2100は、ユーザの関心対象の任意の1つまたは複数の場所に関するイメージを示すように構成される。一実施形態では、ウィジェット2100は写真および/またはビデオをリモート・サーバ107から取得する。
【0114】
図22は、図9、図10に関連して前述した、現在再生中インジケータ909、カウンタ2202、一時停止、再生、巻き戻し、早送りを行うためのコントロール2201を含み、さらに完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションにアクセスするためのボタン902を含む一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェット901の例を示す。一実施形態では、ウィジェット901は音楽データをリモート・サーバ107から取得する。
【0115】
図23は、1つが現在、選択されている配達サービスのリスト2303を含む、一実施形態による小包追跡ウィジェット2300の例を示す。配達される各品目の名前、現在のステータス、追跡番号、その品目に関する最新更新の日付を含む、選択された配達サービスに関する小包追跡情報2301が示される。詳細な追跡情報2302が、2301の中で選択された品目に関して示される。ユーザは、追跡されるべき項目を追加すること、結果をフォーマットすることなどを行うようにウィジェット2300を構成することができる。一実施形態では、ウィジェット2300は、小包追跡データをリモート・サーバ107から取得する。
【0116】
図24は、一実施形態によるアドレスブック・ウィジェット1101の例を示す。ウィジェット1101は個人に関する以下の情報を含む。すなわち、名前2402、写真2401、連絡先情報2403である。矢印2404によって、アドレスブックの中の他のレコードにユーザが移動することができる。サーチ・フィールド1201によって、ユーザは、サーチ語で始まるまたはサーチ語を含む名前をサーチすることができる。一実施形態では、アドレスブックに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、ウィジェット1101はアドレスブック・データをリモート・サーバ107から取得する。
【0117】
図25は、現在時刻表示2501(デジタルおよび/またはアナログの任意の形態をとることが可能な)と、現在時刻表示2501に対応する場所2502を含む一実施形態による時計ウィジェット2500の例を示す。ユーザは、表示の時刻、場所、および/またはフォーマットを変更するようにウィジェット2500を構成することができる。
【0118】
一実施形態では、時計ウィジェット2500は、時間帯に応じて外観が変化する。例えば、明るい色のフェースが日中であることを示し、暗いフェースが夜間であることを示すようにすることができる。図26を再び参照すると、時計ウィジェット2500Aは、サンフランシスコの現地時間が午前11時28分であるので、明るい色のフェースを有するのに対して、時計ウィジェット2500Bは、ロンドンの現地時間が午後7時28分であるので、暗いフェースを有する。一実施形態では、区別をつける他の視覚的特徴が、昼と夜を表すのに使用される。一実施形態では、午前6時00分から午後6時00分までの現地時間が日中として示されるのに対して、午後6時00分から午前6時00分までの現地時間が夜間として示される。別の実施形態では、実際の日の出時刻と日の入り時刻が、時計ウィジェット2500の外観を制御するために使用される(時計ウィジェット2500に関する選択された場所に基づき、格納されたテーブルから、またはWebサイトなどのリソースから取得された日の出/日の入り情報にさらに基づき)。別の実施形態では、日の入りまたは日の出近くの時間が、暗いフェースと明るい色のフェースの中間の何らかの階調で示されるように、連続諧調が使用され、そのような時間は、日の入り時間または日の出時間をさらに強調するように、ピンクがかった色調で示されることも可能である。
【0119】
図33は、数字ディスプレイ3301、キーパッド3304、算術演算子キー3302、メモリ・キー3305、等号キー3303を含む一実施形態による計算機ウィジェット801の例を示す。キー3302、3303、3304、3305は、一般に、本明細書で明記する点を除いて、従来の計算機や計算機アクセサリと同様の形で機能する。ディスプレイ3301は、本明細書で明記する点を除いて、従来の計算機や計算機アクセサリと同様の形で計算の結果を示す。
【0120】
一実施形態では、ディスプレイ3301は、点灯し、またはそれ以外の形で、外観が変わって、計算機ウィジェット801がアクティブであることを示す。例えば、ディスプレイ3301は、ユーザが最初に、ウィジェット801内のどこかをクリックすると点灯することが可能であり、ユーザがウィジェット801を消すまで、またはウィジェット801の外のどこかをクリックするまで、点灯したままであることが可能である。ディスプレイ3301が点灯している間、ウィジェット801はアクティブであり、スクリーン上のカーソルを介して、あるいはキーボード、または他の入力デバイスを介して、ユーザ入力を受け取ることができる
【0121】
一実施形態では、点灯している際、演算子キー3302が、点灯し、次のキーが押されるまで、点灯したままになって、どのようなオペレーションが実行されているのかをユーザに思い出させるようにする。例えば、図33では、除算演算子キー3302が点灯して、ユーザが、そのキーをクリックしたことを表し、現在のオペレーションが除算オペレーションであることをユーザに思い出させる。一実施形態では、演算子キー3302は、別の演算子キー3302が押されるまで、またはクリア・ボタンが押されるまで、または等号キー3303が押されるまで点灯したままであり、別の実施形態では、演算子キー3302は、他のいずれかのキーが押されるまで、点灯したままである。
【0122】
次に、図34A、図34Bを参照すると、一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェット3400の例が示されている。ユーザは、テキスト入力フィールド3403の中に語をタイプすることができ、テキスト・ラベル3401または3402をそれぞれクリックすることにより、辞書機能またはシソーラス機能を選択することができ、定義3406または類義語3408を見ることができる。定義3406または類義語3408が、ウィジェット3400の境界内に入らない場合、ウィジェット3400は、それに応じて自動サイズ変更を行うこと、または残りの情報にアクセスするために矢印3407を表示することができる。また、サム・インデックス3405が提示されて、ユーザが、入力された語と同一の辞書ページ上に現れる他の語に迅速にアクセスすることができるようにすることも可能である。一実施形態では、逆ルックアップ辞書(図示せず)を提供することが可能である(ユーザが、定義、または定義の一部を入力し、ウィジェット303が、そのエントリと一致する1つまたは複数の語で応答する)。一実施形態では、辞書/シソーラスに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、辞書/シソーラス・ウィジェットは、データをリモート・サーバ107から取得する。
【0123】
一実施形態では、Dashboardは、リモート・ロケーションからもユーザに利用可能である。ユーザのDashboardに関する構成情報が、ユーザ・コマンドに従って、または自動的にリモート・サーバに格納される。その後、ユーザは、リモート・コンピュータ、または他のデバイスからログインして、ユーザ自身のコンピュータで見ることができるように、ユーザのDashboardを複製するWebページの提示を受ける。ウィジェット303は、前述した拡張機能によってHTMLページを介して提示される。ユーザは、ユーザ自身のコンピュータからと同一の形でウィジェット303と対話することができる。
【0124】
(代替の構成バー)
一実施形態では、図36に示されるような構成バー601に関する代替の設計が提示される。一実施形態では、構成バー601が呼び出されるといつでも、構成バー601がスクリーンの下端部から上昇するように見えるようにするアニメーションが再生される。同様に、構成バー601が消されると、構成バー601が、スクリーンの下端部に下降して戻るように見えるようにするアニメーションが再生される。矢印3601が、スクリーン上に現在示されていない、さらなるウィジェットへのアクセスを可能にする。
【0125】
図37は、図36と同様であるが、2ページのウィジェットが用意されていること、ならびに現在、表示されているページが、2つのページの最初のページであることをユーザに知らせる「1of2」インジケータ3701を含む。一実施形態では、インジケータ3701は、ウィジェットの別のページに移動するためにユーザが矢印3601の1つをロールオーバした場合にだけ表示される。別の実施形態では、インジケータ3701は、適切な場合、常時、示される。
【0126】
一実施形態では、図36、図37に示されるとおり、構成バー601がアクティブである場合、More Widgetsボタン3602が現れる。ボタン3602は、例えば、ウィジェット・サーバから、さらなるウィジェットをダウンロードするため(かつ/またはアクセスするための)の機能への直接のアクセスを可能にする。
【0127】
一実施形態では、ユーザ・インタフェース・レイヤがアクティブであるが、構成バー601が閉じている(非アクティブ)である場合、図35のスクリーンのようなスクリーンが表示される。Xを含む構成アイコン501が、構成バーへのアクセスを可能にし、そのアイコン501をクリックすることにより、構成バー601が現れるようにさせられる。
【0128】
一実施形態では、ウィジェット上の「close」ボタン2901は、構成バー601がアクティブである場合にだけ現れる。例が、図38に示されている。別の実施形態では、ウィジェット上の「close」ボタン2901は常に利用可能であるか、またはユーザが、ウィジェットをロールオーバした際に利用可能である。一実施形態では、ロールオーバされているウィジェットに関する「close」ボタン2901だけが現れる。さらに別の実施形態では、「close」ボタン2901が、常に現れるか、またはある時点においてだけ現れるかをユーザが構成することができる。
【0129】
(使用条件)
一実施形態では、ウィジェット(またはユーザ・インタフェース・レイヤ)機能が最初にアクティブにされると、図39に示されるとおり、使用条件同意書3901が表示される。ユーザは、Accept(承諾する)3904、Decline(断る)3903、またはPrint(印刷する)3902をクリックすることができる。ユーザが、使用条件を承諾した場合、本明細書で説明するウィジェット機能がアクティブにされる。ユーザが、使用条件を断った場合、ウィジェット機能はユーザが利用できないようにされる。ユーザが、Print3902をクリックした場合、使用条件同意書が印刷される。
【0130】
一実施形態では、使用条件同意書3901は、ウィジェット機能、または統合関心レイヤ機能が、最初にアクティブにされた際にだけ表示され、その後にアクティブにされた際には、表示されない。別の実施形態では、同意書3901は、別のユーザが、ウィジェット機能または統合関心レイヤ機能をアクティブにした場合には表示される。さらに別の実施形態では、同意書3901は、ウィジェット機能または統合関心レイヤ機能の再インストールまたはアップグレードの後に表示される。
【0131】
(さらなるウィジェット)
一実施形態では、本発明は、以下のウィジェットのいずれか、またはすべてを、単独で、または任意の組み合わせで提供する。一実施形態では、本発明は、以下の一部またはすべてを、本明細書で、かつ/または前段で引用された関連する特許出願において説明されるウィジェット、および他の機能の一部またはすべてとの組み合わせで提供する。
【0132】
以下に説明されるウィジェットのほとんどに関して、本発明のシステムは、ユーザ入力に基づいて生成されたクエリに応答して、ネットワークを介してオンライン・データ源から情報を獲得する。オンライン・データ源は、ウィジェット表示を生成するのに使用される情報を提供する。一実施形態では、ネットワークを介して情報を獲得するウィジェットは、表示されたデータがライブであるか否かをユーザに知らせる視覚的インジケータを含む。一実施形態では、そのようなウィジェットは、最新のデータ更新の日付と時刻も表示する。
【0133】
図40は、フライト・トラッカ・ウィジェット4000を示す。ユーザは、フライト番号、到着の都市、出発の都市、航空会社、日付、時刻の任意の組み合わせを含め、知られているいかなる情報でも入力することができる。ウィジェットは、オンライン・フライト・データ源と通信して、ゲート情報、フライト・ステータス、その他を獲得する。一実施形態では、ウィジェットは、航空会社4001、フライト番号4002、出発の都市4008、出発時刻(スケジュールされた)(図40に示さず)、出発時刻(実際の)4003、出発時刻(予期される)(図40に示さず)、出発空港コード4004、到着の都市4009、到着時刻(スケジュールされた)(図40に示さず)、到着時刻(実際の)(図40に示さず)、到着時刻(予期される)4006、到着空港コード4005、出発ゲート(図40に示さず)、到着ゲート4007、定刻/遅れ/早まりステータス4010、航空機の型(図40に示さず)、速度4011、高度4012のいずれか、またはすべてを表示する。一実施形態では、ウィジェットは、飛行経路を近似する出発地点と目的地の間のアーク4014を含む地図4013を表示する。航空機のおおよその現在地点を表すインジケータ4015が、アーク4014上に示される。一実施形態では、その表示4013は、航空機に関する実際の位置データに基づき、別の実施形態では、その表示4013は、出発地点、目的地、残りの飛行時間に基づく補間である。
【0134】
図41は、株価ウィジェット4100を示す。ユーザが、株式(または他の証券)のポートフォリオを入力することができるが、ウィジェットが、オンライン・データ源から、ローカルで格納されているファイルから、またはその他の源から、ユーザの保有株を抽出することもできる。代替的に、ユーザは個々のチッカー記号を入力することもできる。ウィジェットは、チッカー記号4101、現在の株価4102、前日からの変動4103、その他を表示する。一実施形態では、ウィジェットは、株式またはポートフォリオに関する株パフォーマンスを示すチャート4104を表示する。一実施形態では、いくつかの異なるフォーマットと時間範囲のいずれかでそのチャートを表示することが可能である。一実施形態では、表示されるポートフォリオ価値または株価、あるいはその他の選好の特性を変更する入力/出力要素へアクセスするために、Editボタン4105が設けられている。一実施形態では、最終更新インジケータ4106が含められる。一実施形態では、ユーザは、ボタン(図示せず)をクリックして、表示された株式に関するBuyオペレーションまたはSellオペレーションを開始すること、またはその株式に関するさらなる情報を見出すことができる。
【0135】
図42A、図42Bは、映画リスト・ウィジェットを示す。図42Aに示されるように、ユーザは、映画タイトル・リスト4201または映画館リスト4202から選択することができ、上映開始時間4203、レーティング4202、その他を見ることができる。ボタン4209はタイトルや映画館の間で選択を行うためのものである。さらに、ユーザが関心のある日付(今日、明日、または別の日付)を選択するためのボタン4205を備え、例えば、あら筋、写真、論評、Webサイト・リンクなどを含め、選択された映画についてのさらなる情報を獲得するための情報ボタン4206を備え、選択された上映開始時間のチケットを購入するためのチケット購入ボタン4207を備え、映画のビデオ・プレビューにアクセスするためのプレビュー・ボタン4208を備える。
【0136】
一実施形態では、示される映画館は、目標の場所(例えば、ユーザによって入力された、あるいは以前に入力された、または導出されたユーザ・データに基づいてウィジェットに知られている郵便番号)に基づく。目標の場所の事前に決められた、またはユーザが指定することができる半径内の映画館が、示される。
【0137】
ユーザは、情報ボタン4206をクリックして、図42Bに示されるとおり、あら筋4211、映画ポスタ表現4210、その他の情報4212を見ることができる。ユーザは、戻りボタン4213をクリックして、前の表示に戻ることができる。ユーザは、チケット購入ボタン4207またはプレビュー・ボタン4208をクリックして、チケットを購入すること、またはビデオ・プレビューを見ることができる。
【0138】
図43Aないし図43Dは、DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェット4300を示す。図43Aに示されるとおり、ユーザは、ウィジェット4300の左側にあるカテゴリ4301をクリックすることにより、様々なカテゴリ4301の映画をブラウズすることができる。ユーザは、サーチ・フィールド4302の中にタイプして、映画タイトルをサーチすることができる。ユーザは、Recommendations4303をクリックして、以前のレンタルに基づき、またはユーザによって提供された他の情報に基づき、個人向けにされた推奨を見ることができる。ユーザは、Queue4304をクリックして、現在のレンタル・キューを見ることができる。
【0139】
映画4305が、リスト4309の中で選択されると、品質レーティング4306が、現れる(1つから5つまでの星)。ユーザは、情報ボタン4307をクリックして、映画についてのさらなる情報を見ること、またはAdd Movie4308をクリックして、選択された映画をユーザのキューに追加することができる。
【0140】
図43Bは、ユーザが、情報ボタン4307をクリックした後のウィジェット4300を示す。選択された映画記述43010が、映画ポスタ表現43020、レーティング43030、品質レーティング4306などとともに示される。前ボタン4310と次ボタン4311により、ユーザは、キューまたはリストの中の他の映画に直接にジャンプすることができる。ユーザは、戻りボタン4213をクリックして、前のスクリーンに戻ること、またはAdd Movie4308をクリックして、映画をユーザのキューに追加することができる。
【0141】
図43C、図43Dは、ユーザが、Queueボタン4304をクリックした後のウィジェット4300を示す。ウィジェットは、キューの中に現在入っているDVD4312を、現在外にあるDVD4313(すなわち、ユーザが所有している、またはユーザに届けられる途中である)とともに示す。利用可能性4314、発送日4315、ETA 4316が示される。レンタル・キューの中の映画の合計数4317が示される。
【0142】
図44は、翻訳ウィジェット4400を示す。ユーザは、「from」言語と「to」言語を選択することができ(ポップアップ・メニュー4401、4402を介して)、テキストを上側ボックス4403の中に入力することができる。翻訳されたテキストが、下側ボックス4404の中に現れる。一実施形態では、テキストは、テキストがタイプされるにつれて翻訳され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、翻訳をアクティブにする必要がない。一実施形態では、ウィジェットは、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、翻訳を実行する。一実施形態では、ウィジェット4400は、入力されたテキストをオンライン翻訳リソースに伝送し、別の実施形態では、翻訳は、ユーザのコンピュータにインストールされたソフトウェアを使用して、ローカルで実行される。一実施形態では、逆翻訳も実行されて、入力されたテキストを他方の言語に翻訳し、逆方向に翻訳された最終結果を、ユーザが見ることができるようにし、このようにして、ユーザは、翻訳の全体的な品質を評価することができる。
【0143】
図45Aないし図45Cは、単位換算ウィジェット4500を示す。ユーザは、Convertポップアップ・メニュー4501から換算のタイプ(例えば、長さ、体積、面積、速度、温度、重量など)を選択することができ、他の2つのポップアップ・メニュー4502、4503を介して、換算のためのfrom/to単位を選択することができる。ユーザは、その2つのフィールド4504、4505のいずれかに数値を入力することができ、換算された値が他方のフィールドの中に現れる。一実施形態では、値は、数値が入力されるにつれて変換され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、換算を開始する必要がない。一実施形態では、ウィジェットは、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、換算を実行する。
【0144】
一実施形態では、独特なグラフィック4506が、ウィジェット内に(例えば、ウィジェットの上端部に沿って)現れて、実行されている換算のタイプを表す。例えば、長さ換算の場合、定規グラフィック4506Aが示され(図45A)、速度換算の場合、速度計グラフィック4506Bが示され(図45B)、温度換算の場合、温度計グラフィック4506Cが示される(図45C)。以上のグラフィック4506は、任意の形態をとることができ、図は、単に例示的であることが当業者には認識されよう。一実施形態では、以上のグラフィック4506は、アニメ化される。
【0145】
図46Aないし図46Fは、気象ウィジェット4600を示す。一実施形態では、気象ウィジェット4600は所与の場所4606に関する情報を示し、場所4606は、ユーザによって与えられること、またはユーザの郵便番号またはアドレスなどの、他の情報から抽出されることが可能である。一実施形態では、気象ウィジェット4600は、現在気温4601、その日の最高気温4602と最低気温4603、予報4604を示す。グラフィック要素4605が現在の条件と予報条件を示す。例えば、太陽、雲、雨、または以上の任意の組み合わせが、諸条件を示すように示されることが可能である。一実施形態では、以上のグラフィック要素4605は、必要に応じて組み合わされて、気象条件を正確に表すことが可能である。一実施形態では、グラフィック要素4605の一部またはすべては、アニメ化され、例えば、どれだけの風が存在するかを示すために、風の中でわずかに雲が移動するように示される。
【0146】
一実施形態では、気象ウィジェット4600は、ロールオーバに応答して、またはユーザが、展開とコラプス(collapse)のためのボタンをクリックしたことに応答して、展開される、またはコラプスされる。例えば、図46Aは、気象ウィジェットを展開された状態で示すのに対して、図46Bは、気象ウィジェットを、予報4604が示されていない、コラプスされた状態で示す。
【0147】
一実施形態では、グラフィック要素4605は、夜になると、月を示し(図46D)、昼になると、太陽を示す(条件が、晴天であるものと想定すると)。ウィジェット4600は、ローカル・マシンの内部時計を使用するか、またはネットワークを介して現在時刻情報を獲得して、日中または夜間を判定する。一実施形態では、月が示される場合、月の正しい現在の位相が表される。図46Cは、月の様々な位相に関するいくつかのウィジェット状態4615を示す。
【0148】
他の例が、グラフィック要素4605が雨を表す図46Eと、グラフィック要素4605が稲妻を表す図46Fに示されている。以上のいずれか、またはすべてを、所望の場合アニメ化することが可能である。また、例えば、ユーザがウィジェットをロールオーバした際、またはウィジェットをクリックした際、音響効果を提供するようにしてもよい。
【0149】
図47A、図47Cは、イエローページ機能として実施された電話帳ウィジェット4700を示す。ユーザは、ビジネス名またはカテゴリ(または以上の一部)を、図47Bに示されるフィールド4701の中にタイプ入力することができ、リスト4702が、図47Aに示されるとおり、ウィジェットの中で表示される。図47Cは、ユーザが入力するクエリが、カテゴリではなく名前である別の例を示す。
【0150】
一実施形態では、ルックアップは、目標の場所(例えば、ユーザによって入力された、あるいは以前に入力された、または導出されたユーザ・データに基づいてウィジェットに知られている郵便番号)に基づく。目標の場所の事前に決められた、またはユーザが指定することができる半径内のリスト4702が示される。一実施形態では、リスト4702は、ユーザがタイプするにつれて(各キーストロークで自動的に更新されて)表示され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、ルックアップ・オペレーションをアクティブにする必要がない。一実施形態では、ウィジェット4700は、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、ルックアップし、リスト4702の表示を行う。一実施形態では、各リスト4702はビジネスの名前、電話番号、目標の場所からの距離、アドレスを含む。ユーザは、リスト4702をクリックして、例えば、地図、批評、その他を含むさらなる情報を見ることができる。一実施形態では、ユーザは、例えば、リスト4702に隣接するボタン(図示せず)をクリックすることにより、表示されたリスト4702を、個人向けにされたアドレスブックに追加することができる。
【0151】
一実施形態では、前述したウィジェットのいずれか、またはすべて、および/または前段で引用された関連する出願において説明されるウィジェットのいずれか、またはすべては、アニメーション要素、または他の動きベースの要素を含む。例えば、時計ウィジェットは、動く針、その他の動く要素を含むことが可能である。
【0152】
以上の説明では、説明の目的で、本発明の完全な理解をもたらすために多数の特定の詳細を提示した。しかし、本発明は、それらの特定の詳細なしに実施されることが可能であることが、当業者には明白であろう。その他、構造とデバイスは、本発明を不明瞭にするのを避けるため、ブロック図形態で示した。
【0153】
特に、他のアーキテクチャとグラフィック環境が使用されてもよく、本発明は、前述した以外のグラフィックス・ツールや製品を使用して実施できることが当業者には認識されよう。特に、クライアント/サーバ・アプローチは、本発明のDashboard機能を提供するためのアーキテクチャの一例に過ぎず、他の非クライアント/サーバ・アプローチを使用できることが当業者には認識されよう。
【0154】
本明細書における「一実施形態」または「実施形態」への言及は、その実施形態に関連して説明される特定のフィーチャ、構造、または特徴が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な箇所における「一実施形態では」という句の出現は、必ずしもすべて同一の実施形態を指していない。
【0155】
詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対するオペレーションのアルゴリズムと記号表現として提示された。それらのアルゴリズム記述やアルゴリズム表現は、データ処理分野の業者によって、他の同業者に自らの作業の実質を最も効果的に伝えるように使用される手段である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般的にも、所望の結果をもたらす一連の自己矛盾のないステップと考えられる。ステップは、物理量の物理的操作を要するステップである。通常、ただし、必然的にではなく、それらの量は、格納されること、転送されること、合成されること、比較されること、それ以外の形で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとる。ときとして、主に一般的な用法の理由で、それらの信号をビット、値、要素、記号、文字、項、数値などと呼ぶことが好都合であることが分かっている。
【0156】
しかし、以上、および類似する用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、それらの量に付けられた便利なラベルに過ぎないことに留意しなければならない。特に明記しない限り、説明から明らかなように、説明の全体において、「処理する」または「演算する」または「計算する」または「判定する」または「表示する」などの言葉を利用する説明は、コンピュータ・システムのレジスタ内やメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作して、コンピュータ・システムのメモリまたはレジスタ、あるいは他のそのような情報記憶デバイス、情報伝送デバイス、または情報表示デバイスの内部の物理量として同様に表される他のデータに変換する、コンピュータ・システム、または他の類似した電子コンピューティング・デバイスのアクションおよびプロセスについて述べているものと理解されたい。
【0157】
また、本発明は、本明細書のオペレーションを実行するための装置にも関する。この装置は、要求される諸目的のために特別に構築されてもよく、あるいはコンピュータに格納されたコンピュータ・プログラムによって選択的にアクティブにされる、または再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。そのようなコンピュータ・プログラムは、フロッピー(登録商標)・ディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カードまたは光カード、あるいは電子命令を格納するのに適した任意のタイプの媒体などの、ただし、以上には限定されない、それぞれが、コンピュータ・システム・バスに結合される、コンピュータ可読記憶媒体の中に格納されることが可能である。
【0158】
本明細書で提示されるアルゴリズムおよびモジュールは、いずれの特定のコンピュータ、または他の装置にも本来的に関連していない。様々な汎用のシステムが、本明細書の教示によるプログラム群とともに使用されてもよく、あるいは方法ステップを実行するように、より特化された装置を構築するのが好都合であると分かるであろう。様々なそれらのシステムに関して要求される構造は以下の説明から分かる。さらに、本発明は、いずれの特定のプログラミング言語に関連しても説明していない。本明細書で説明される本発明の教示を実施するのに、様々なプログラミング言語を使用できることは理解されよう。さらに、当業者には明白なように、本発明のモジュール、フィーチャ、属性、方法、その他の態様は、ソフトウェアとして、ハードウェアとして、ファームウェアとして、あるいはこれら3つの任意の組み合わせとして実現可能である。もちろん、本発明のコンポーネントが、ソフトウェアとして実現される場合はいつでも、そのコンポーネントは、独立型のプログラムとして、より大きなプログラムの一部として、複数の別々のプログラムとして、静的に、または動的にリンクされたライブラリとして、カーネルがロードすることができるモジュールとして、デバイス・ドライバとして、かつ/またはコンピュータ・プログラミング分野の業者に現在、または将来に知られる、あらゆる他の形で実現可能である。さらに、本発明は、いずれの特定のオペレーティング・システムまたは環境における実施にも全く限定されない。
【0159】
以上に説明された実装は単に例示的であり、本発明の真の趣旨および範囲を逸脱することなく、多くの変更が行われることが可能であることが当業者には理解されよう。したがって、添付の特許請求の範囲によって、本発明の真の趣旨および範囲に含まれるすべてのそのような変更および変形が対象として含まれるものとされる。
【図面の簡単な説明】
【0160】
【図1】一実施形態による本発明を実施するための全体的なアーキテクチャを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるDashboardをアクティブにし、使用するための方法を示す流れ図である。
【図3】一実施形態による本発明を実施するためのソフトウェア・アーキテクチャを示すブロック図である。
【図4】Dashboardのアクティブ化に先立つデスクトップ・ユーザ・インタフェースを示すスクリーン・ショットである。
【図5】一実施形態によるDashboardの初期状態を示すスクリーン・ショットである。
【図6】一実施形態によるDashboardに関する構成バーを示すスクリーン・ショットである。
【図7】一実施形態による構成バーからのウィジェットのユーザ選択を示すスクリーン・ショットである。
【図8】一実施形態による計算機ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図9】一実施形態による計算機ウィジェットおよび音楽プレーヤ・ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図10】一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェットによって呼び出される音楽プレーヤ・アプリケーションのアクティブ化を示すスクリーン・ショットである。
【図11】一実施形態による計算機ウィジェット、音楽プレーヤ・ウィジェット、およびアドレスブック・ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図12】一実施形態によるアドレスブック・ウィジェットのオペレーションを示すスクリーン・ショットである。
【図13】一実施形態による、メモ・ウィジェットを含め、いくつかのウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図14】一実施形態による、構成バーが閉じられているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図15】ウィジェットが、新たな位置に移動されているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図16A】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図16B】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図16C】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17A】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17B】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17C】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17D】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図18】一実施形態によるカレンダ・ウィジェットの例を示す図である。
【図19】一実施形態による株価ウィジェットの例を示す図である。
【図20】一実施形態による気象ウィジェットの例を示す図である。
【図21】一実施形態による交通Webカメラ・ウィジェットの例を示す図である。
【図22】一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェットの例を示す図である。
【図23】一実施形態による小包追跡ウィジェットの例を示す図である。
【図24】一実施形態によるアドレスブック・ウィジェットの例を示す図である。
【図25】一実施形態による時計ウィジェットの例を示す図である。
【図26】一実施形態による、構成バーが閉じられているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図27】一実施形態による、構成バーが開かれて、お気に入りのウィジェットを示しているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図28】一実施形態による、構成バーが開かれて、さらなるウィジェットへのアクセスを可能にしているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図29】一実施形態によるウィジェットを閉じるためのロールオーバ・アイコン、およびウィジェットを構成するためのロールオーバ・アイコンを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図30】一実施形態による、構成バー内の一部のラベルの外観が変化しているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図31】一実施形態による、構成バー内の一部のラベルの外観が変化しているDashboardを示し、Dashboardが、ウィジェットを閉じるためのロールオーバ・アイコン、およびウィジェットを構成するためのロールオーバ・アイコンを含むスクリーン・ショットである。
【図32】一実施形態による2つのウィジェットに関する選好コントロールを示すDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図33】一実施形態による計算機ウィジェットの例を示す図である。
【図34A】一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェットの例を示す図である。
【図34B】一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェットの例を示す図である。
【図35】構成バーが非アクティブであるスクリーン・ショットである。
【図36】構成バーがアクティブであるスクリーン・ショットである。
【図37】構成バーがアクティブであり、他のウィジェット・ページがいくつ構成バー内に存在するかについての指標が示されたスクリーン・ショットである。
【図38】構成バーがアクティブであり、クローズ・ボックスを含む2つのウィジェットが表示されたスクリーン・ショットである。
【図39】使用条件同意書を示す図である。
【図40】フライト・トラッカ・ウィジェットを示す図である。
【図41】株価ウィジェットを示す図である。
【図42A】映画リスト・ウィジェットを示す図である。
【図42B】映画リスト・ウィジェットを示す図である。
【図43A】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43B】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43C】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43D】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図44】翻訳ウィジェットを示す図である。
【図45A】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図45B】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図45C】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図46A】気象ウィジェットを示す図である。
【図46B】気象ウィジェットを示す図である。
【図46C】気象ウィジェットを示す図である。
【図46D】気象ウィジェットを示す図である。
【図46E】気象ウィジェットを示す図である。
【図46F】気象ウィジェットを示す図である。
【図47A】電話帳ウィジェットを示す図である。
【図47B】電話帳ウィジェットを示す図である。
【図47C】電話帳ウィジェットを示す図である。
【関連出願】
【0001】
(関連出願の相互引用)
本出願は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月25日に出願した「Unified Interest Layer for User Interface」に関する米国特許出願第10/877,968号(整理番号8957)、および引用により開示が本明細書に組み込まれている、2005年6月23日に出願した「Unified Interest Layer for User Interface」に関する米国特許出願第(未知である)号(整理番号10236)の一部継続出願としての優先権を主張する。
【0002】
本発明は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2005年1月7日に出願した「Unified Interest Layer Widgets」に関する米国特許仮出願第60/642,025号(整理番号9920)の優先権をさらに主張する。
【0003】
本発明の主題は、概ね、引用によりそれぞれ全体が本明細書に組み込まれている、以下の共同で所有される同時係属の特許出願に関する。すなわち、
・2004年6月25日に出願した、「Procedurally Expressing Graphic Objects for Web Pages」に関する米国特許仮出願第xx/xxx,xxx号、
・2004年6月22日に出願した、「User Interface for Assisting in the Installation of an Asset」に関する米国特許出願第yy/yyy,yyy号、
・2004年4月16日に出願した、「High−Level Program Interface for Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/826,762号、
・2004年6月11日に出願した、「System and Method for Processing Graphics Operations with Graphics Processing Unit」に関する米国特許出願第10/866,360号、
・2004年4月16日に出願した、「Improved Gaussian Blur」に関する米国特許出願第10/826,596号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Emulating Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/826,744号、
・2004年6月24日に出願した、「User Interface Design」に関する米国特許出願第aa/aaa,aaa号、
・2004年6月24日に出願した、「Gaussian Blur Approximation Suitable for GPU」に関する米国特許出願第bb/bbb,bbb号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Optimizing Graphics Operations」に関する米国特許出願第10/825,694号、
・2004年4月16日に出願した、「System for Reducing the Number of Programs Necessary to Render an Image」に関する米国特許出願第10/826,773号、および
・2004年6月24日に出願した、「Fast Approximation Functions for Image Processing Filters」に関する米国特許出願第cc/ccc,ccc号である。
【技術分野】
【0004】
本発明は、概ね、グラフィカル・ユーザ・インタフェースに関し、より詳細には、ユーザの関心対象の項目を含む、ユーザがアクティブにすることができる構成可能な統合レイヤに関する。
【背景技術】
【0005】
最新のグラフィカル・ユーザ・インタフェースの際だった特徴は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースによって、スクリーン上に多数の項目を同時に表示することをができることである。アップルのMacOS XやマイクロソフトのWindows(登録商標) XPのような主要なパーソナル・コンピュータ・オペレーティング・システムは、いくつかのウインドウを、ユーザのニーズに応じて表示し、重ね合わせ、サイズ変更し、移動させ、構成させ、フォーマット変更させることが可能なユーザ・インタフェースを用意する。タスク・バー、メニュー、その他のUI要素が、ウインドウが他のウインドウの背後に隠されている場合でも、それらのウインドウにアクセスし、アクティブにするための機構を提供する。
【0006】
多くのユーザは、そのようなユーザ・インタフェースが、スクリーン上で豊富な情報を同時に提示する能力を正当に評価するが、もたらされる「情報過多」は、いくぶん、手に余るであろう。ユーザは、特定のUI要素またはウインドウに移動するのが、または多数のスクリーン上の要素のなかで所望の要素を探し出すのさえ、しばしば、困難であると感じる。問題は、ユーザが、スクリーン上の要素を、重ね合わせること、最小化すること、最大化することなどを含め、任意の所望の配置で位置付けることをユーザ・インタフェースが可能にする場合、さらにひどくなる。そのような柔軟性は、一部のユーザに役立つであろうが、他のユーザには大混乱をもたらすであろう。スクリーン上にあまりにも多くの項目を有することは、同時に情報過多となり、コンピュータ機器の効果的な使用における阻害要因として作用する。
【0007】
一部のユーザ・インタフェースは、一般的に使用される一部のユーザ・インタフェース要素(メニュー・バー、あるいは一般的に使用されるプログラムまたはファイルをアクティブにするアイコンなどの)を保持するために、スクリーンのある領域を専用にする。しかし、そのような領域は、表示スクリーンのメイン・ワークスペース領域として使用できる貴重なスクリーン上のスペースを必要以上に占有しないように、一般に、サイズが制限される。デジタル・クロック要素またはタスク・バーなどの小さい要素は、そのような専用スクリーン領域内で表示するのによく適しているが、他のタイプの要素は、そのような小さいスクリーン領域内で使い勝手よく提示させることができず、そのため、アクティブにされるか、または拡大されてからでないと、その要素を使用することも、見ることもできなくなる。これが、さらに別のレベルの混乱を生じさせる。というのは、項目は、アクティブにされたり、消されたりすることが必要だからである。さらに、項目は、重なり合う可能性があり、あるいは、それ以外で、ユーザによって扱われて、整理されなければならないスクリーン上の要素の数を増やすこともあるからである。
【0008】
以上の諸問題は、多くのユーザが、ユーザのコンピュータをコンピュータの最大の可能性まで使用できなくさせ、特に初心者のユーザに欲求不満または混乱をさらにもたらす可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
必要とされているのは、さらなる乱雑さ、または混乱を持ち込むことなしに、一般的に使用されるユーザ・インタフェース要素へ容易にアクセスするための機構である。さらに必要とされているのは、ユーザが、意のままに、最小限の混乱でUI要素をアクティブにしたり、消したりきるようにユーザが構成することが可能な形で、そのようなアクセスを可能にするための機構である。さらに必要とされているのは、ユーザのスクリーン上で現在、開いているウインドウの数に関わらず、ユーザが、開いているウインドウ群のなかで特定のユーザ・インタフェース要素を探さなくても、ユーザが、あるユーザ・インタフェース要素を容易にアクティブにしたり、消したりすることができる機構である。
【0010】
さらに必要とされているのは、ユーザによって直ちに採用される可能性が高く、既存のグラフィカル・ユーザ・インタフェースの枠組みに収まる好都合な簡単に使用できる形で、前述した諸問題に対処するための機構である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の諸技術によれば、ユーザがアクティブにすることが可能なDashboard(統合関心レイヤとも呼ばれる)が提供される。Dashboardは、ユーザによる迅速なアクセスのための、本明細書で「ウィジェット」と呼ばれる任意の数のユーザ・インタフェース要素を含む。ユーザからのコマンドに応答して、Dashboardが呼び出され、ウィジェットがスクリーン上に示される。本発明の一態様では、ユーザは、いつでもDashboardをアクティブにして、Dashboardが、ユーザのスクリーン上の既存のユーザ・インタフェース表示に一時的に取って代わり、また重ねられる。
【0012】
Dashboardがアクティブにされると、ユーザは、ウィジェットのいずれか、またはすべてと対話することができ、所望に応じて個々のウィジェットの追加、削除、移動、または構成を行うことにより、Dashboardを構成することができる。ユーザは、通常のユーザ・インタフェースに戻ることを所望する場合、Dashboardを消すコマンドを発行する。Dashboardが消されると、以前のユーザ・インタフェース状態が復元されて、ユーザが、オペレーティング・システムとの通常の対話を再開することが可能になる。
【0013】
一態様では、Dashboardは、アクティブにされると、既存のユーザ・インタフェース表示に一時的に取って代わる。別の態様では、Dashboardは、既存のユーザ・インタフェース表示を部分的に覆い隠すが、既存の表示のいくらかの部分が、目に見えて、その表示の存在をユーザに思い出させる。別の態様では、既存のユーザ・インタフェース表示は、Dashboardがアクティブである間、フェードさせられ、ぼかされ、かつ/または暗くされる。
【0014】
一態様では、Dashboardをアクティブにする間、および/または消す間、遷移効果が表示されて、Dashboardが現れる際や消える際に、何が起きているのかをユーザに理解させやすくする。
【0015】
一態様では、ユーザは、Dashboard上に任意の所望の配置で置かれるように任意の数のウィジェットから選択することができる。Dashboardがアクティブにされるといつでも、ウィジェットは、それらのウィジェットを以前にユーザが配置した場所に出現する。
【0016】
ウィジェットは任意のタイプでよい。ウィジェットは、リモート・サーバと通信して、情報をユーザに提供すること(例えば、気象通報)ができ、あるいはウィジェットは、一般的に必要とされる機能(例えば、計算機)を提供することができ、あるいはウィジェットは、情報リポジトリ(例えば、ノートパッドまたはカレンダ)の役割を果たすことができる。一部のウィジェットは以上のタイプの機能の組み合わせを提供できる。一態様では、サードパーティの開発者が、異なるタイプの機能を提供するさらなるウィジェットを作成し、配布することを可能にするように、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)が提供される。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態を示す添付の図面が、説明とともに、本発明の諸原理を説明する役割をする。
【0018】
それらの図は、一実施形態による本発明のオペレーションの単なる例であり、本発明の基本的な特徴を逸脱することなく、他のユーザ・インタフェース構成やオペレーション・モードを使用することが可能であることが、当業者には認識されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明を、本発明のいくつかの実施形態が示されている添付の図に関連して、より完全に説明する。本発明は、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に提示する諸実施形態に限定されると解釈してはならない。むしろ、それらの実施形態は、本開示が、完全であり、本発明を当業者に十分に伝えるように提供される。
【0020】
(ハードウェア・アーキテクチャ)
一実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータのオペレーティング・システムの一部として実装される。本発明の実装の一例は、MacOS Xオペレーティング・システムを走らせるMacintoshパーソナル・コンピュータに存する。次に、図1を参照すると、本発明を実装するシステム100のためのアーキテクチャの例が示されている。パーソナル・コンピュータ102は、プロセッサ103と、メモリ105と、キーボードやマウスなどの入力デバイス114と、ディスプレイ・スクリーンのような出力デバイス115を含む。グラフィックス・カードなどのグラフィックス・モジュール113が、出力デバイス115への出力を生成するために備えられている。ユーザ101は、デバイス114を介して入力を与え、デバイス115を介して出力を見ることにより、システム100と対話する。また、コンピュータ102は、ハードドライブなどのローカル・ストレージ106も含み、リモート・サーバ107にアクセスするためのネットワーク接続108も含んでいる。以上のコンポーネントは、ソフトウェア・アプリケーションを実行するために一般的に使用される周知のハードウェア・コンポーネントである。一実施形態では、本発明を実施するソフトウェアは、ローカル・ストレージ106のようなコンピュータ可読媒体として提供される。
【0021】
別の実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータ102にインストールされ、コンピュータ102上で実行されることが可能であり、かつ、パーソナル・コンピュータ102のオペレーティング・システムと対話して、本明細書で説明される諸機能を実行するプラグインとして実装される。さらに別の実施形態では、本発明は、パーソナル・コンピュータ上で実行されているソフトウェア・アプリケーションにおける機能として実装される。
【0022】
例示のため、以下の説明では、本発明は、オペレーティング・システムのフィーチャとして説明するが、本発明の諸技術は、前述したコンテキストを含め、他のコンテキストにおいても実現できるることは、当業者には認識されよう。
【0023】
(オペレーション・モード)
次に、図2を参照すると、本発明の一実施形態によるDashboardをアクティブにして使用する方法を示す流れ図が示されている。一実施形態では、ユーザは、例えば、指定されたファンクションキーまたはキーの組み合わせを押すことにより、またはアイコンをクリックすることにより、またはスクリーン上のメニューからコマンドを選択することにより、またはスクリーン上のカーソルを、スクリーンの指定されたコーナに移動させることにより、本発明の機能をいつでもアクティブにすることができる。ユーザが、そのようなアクション202を実行したことに応答して、ユーザ・インタフェースの現在の状態が、保存され203、ユーザ・インタフェースは、一時的に非アクティブにされ(かつ/またはフェードさせられ204)、アニメーションが再生されて205、Dashboardが導入され、本発明のDashboardが表示される206。該当する場合、Dashboardの以前の状態が取り戻されて、ユーザがDashboardを前回に見たのと同一の構成で、Dashboardが表示されることが可能であるようになる。
【0024】
一実施形態では、Dashboardは、前にあったデスクトップ・ユーザ・インタフェースと重ね合わされる。その際、そのユーザ・インタフェースは、暗くされ、明るくされ、ぼかされ、歪められ、またはそれ以外の形に変更されて、そのインタフェースが一時的に非アクティブにされていることを強調する。前にあったデスクトップは、Dashboardの背後で見えてもよい。別の実施形態では、前にあったデスクトップは、Dashboardがアクティブである間、見えない。別の実施形態では、デスクトップは、Dashboardがアクティブである間、スクリーンの小さい一部分にまで縮小され、その部分をクリックすることにより、再アクティブ化される。別の実施形態では、デスクトップは、縮小され、本明細書で説明されるウィジェットに類似したウィジェットとして提示され、デスクトップは、そのウィジェットをクリックすることにより、再アクティブ化されることが可能である。
【0025】
Dashboard(「統合関心レイヤ」とも呼ばれる)は、本明細書で「ウィジェット」と呼ばれるいくつかの要素を含む。それらのウィジェットには、一般に、有用な一般的に必要とされる諸機能を実行するためのソフトウェア・アクセサリが含まれる。ウィジェットの例には、限定なしに、カレンダ、計算機、アドレスブック、小包トラッカ、気象モジュールなどが含まれる。一実施形態では、一部のウィジェットは、サーバなどのリモート情報ソースと対話して、情報を提供することができ、例えば、気象モジュールは、リモート・サーバからライブの気象データを取得することができる。ウィジェットは、対話型であり、したがって、ユーザは、一般的な入力オペレーション(マウスをクリックすること、またはキーボードをタイプすることなどの)を実行して、ウィジェットの機能を利用する。
【0026】
ユーザは、所望に応じてウィジェットと対話し、かつ/またはウィジェットを構成する207。一実施形態では、ユーザは、ウィジェットをスクリーンのあちこちに動かすことができ、該当する場合、ウィジェットをサイズ変更することができる。一部のウィジェットは、サイズ変更可能でもよく、一部は、固定サイズでもよく、ウィジェット作成者は、ウィジェットがサイズ変更されることが可能であるかどうかを指定することができる。一部のウィジェットは、表示されるデータの量または性質に基づき、自らを自動的にサイズ変更することが可能である。一実施形態では、ウィジェットは、互いに重なり合うことが可能である。別の実施形態では、ウィジェットは、互いに重なり合わず、ユーザが、1つのウィジェットを、別のウィジェットによって占められる位置に移動しようと試みた場合、それらのウィジェットのいずれかが、自動的に、邪魔にならないように移動してスペースを空けることが可能である。一実施形態では、ウィジェットの位置、構成、サイズは、Dashboardが消される際に保存され、したがって、次回にDashboardが呼び出された際、同一の状態が復元させることが可能である。
【0027】
ユーザは、Dashboardを消して208、通常のユーザ・インタフェースに戻ることを所望する場合、消去コマンドを呼び出すことによってそのようにする。様々な実施形態では、ユーザは、ファンクションキー、またはキーの組み合わせ(Dashboardをアクティブにするのに使用されたキーまたは組み合わせと同一であっても、異なっていてもよい)を押すか、またはクローズ・ボックス、もしくは他のアイコンをクリックするか、またはDashboard内の負のスペース(つまり、ウィジェットの合間のスペース)をクリックするか、またはスクリーン上のカーソルを、スクリーンの事前に決められたコーナに移動させる。別の実施形態では、Dashboardは、全くユーザ活動なしに、いくらかの所定の期間が経過した後、または他の何らかのトリガ・イベント時に、自動的に取り消される。Dashboardが消される際、遷移させるためにアニメーションが再生される209。
【0028】
一実施形態では、Dashboardが消される際、ウィジェットの現在の構成が格納されて、Dashboardが次回にアクティブにされた際に、その構成に戻すことができる。一実施形態では、Dashboardを消して、ユーザ・インタフェースを再導入するアニメーションが再生される。ユーザ・インタフェースは、そのインタフェースの以前の状態に復元されて210、ユーザが、コンピュータのソフトウェア・アプリケーション及びオペレーティング・システムと通常の対話を再開することができる。
【0029】
一実施形態では、Dashboardは構成可能である。ユーザは、例えば、構成バーからウィジェット(または他のユーザ・インタフェース要素)を、Dashboard上のある場所の上にドラッグすることにより、表示されるべき任意の数のウィジェットを選択することができる。一実施形態では、構成バーは、異なるタイプのウィジェットを含み、分類され、かつ/または階層化される。一実施形態では、ユーザが、ウィジェットを構成バー上にドラッグしたことに応答して、そのウィジェットが、サーバからダウンロードされ、インストールされる(そのウィジェットが、ユーザのマシンに既にインストール済みでない場合)。一実施形態では、一部のウィジェットは有料であり、したがって、ユーザは、ウィジェットが、ユーザのマシンにインストールされる前に、クレジットカード、または他の何らかの支払い手段を提供しなければならない。別の実施形態では、ウィジェットがユーザのマシンに既にインストール済みで、それらのウィジェットは、構成バーからDashboard上にドラッグされて初めて、目に見えるようにされる。構成バーは、Dashboardを構成するための1つのタイプのユーザ・インタフェース要素の例に過ぎず、本発明の基本的な諸特徴を逸脱することなく、他の構成機構を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0030】
前述したとおり、様々なタイプのアニメーションが、本発明に関連する遷移を強調し、明瞭にするのに使用できる。例えば、Dashboardのアクティブ化は、「フライイン」アニメーションによって知らせられることが可能であり、ウィジェットは、スクリーンの端から、Dashboard内のそれぞれの位置に内向きに移動する。同時に、ユーザ・インタフェースが暗くされ、ぼかされ、歪められ、またはそれ以外の形で変更させられて、そのインタフェースが一時的に非アクティブであることを示すことが可能である。Dashboardの消去は、「フライアウト」アニメーションによって知らされることが可能であり、ウィジェットは、スクリーンの端に向かって移動し、次いで、スクリーンから飛び去るように見える。同時に、ユーザ・インタフェースが通常の状態に復元する。一実施形態では、ユーザが、ウィジェットを構成バーからデスクトップ上にドラッグすると、リップル効果などのアニメーションが示されて、そのウィジェットが、選択された場所でデスクトップ上に配置されたことを強調することが可能である。リップル効果は、背景を一時的に歪めて、ウィジェットが、水の中に入れられているような印象を与える。一実施形態では、その効果は、関連する相互引用される特許出願において詳細に説明されているアニメーション技術や歪曲技術に従って実装される。一実施形態では、そのようなアニメーションは、ユーザによって構成可能である。
【0031】
一実施形態では、複数のDashboardが利用可能である。例えば、ユーザは、1つのDashboardを、仕事に関連するウィジェットを含むように構成し、別のDashboardを、私事に関連するウィジェット用に構成することができる。異なるトリガ・イベント(異なるキー組み合わせなどの)を、様々なDashboardをトリガするために使用することが可能であり、代替的に、ユーザは、ポップアップ・メニューから、ユーザがいずれのDashboardをアクティブにすることを所望するかを選択することもできる。本発明のシステムは、Dashboardのそれぞれに関する状態情報を格納する。異なるDashboardは、同一のウィジェットの1つまたは複数を含むことが可能であり、ウィジェットに関する状態情報を、ウィジェットが出現する各Dashboardに関して別々に保持し、またはウィジェットが出現するすべてのDashboardにわたって共通で保持することが可能である。さらに、異なるDashboardが、コンピュータ102の異なるユーザに利用可能であることが可能であり、したがって、各ユーザは、そのユーザが作成したDashboardにだけアクセスすることができる。所望の場合、ユーザは、Dashboardを、他のユーザに利用可能であると指定することができる。また、ユーザは、ユーザが作成するDashboardのいずれか、またはすべてに関して、そのDashboardに変更を加えることを他のユーザに許するかどうかも指定することができる。
【0032】
一実施形態では、一部のウィジェット、またはすべてのウィジェットは、対応するウィジェットの機能の拡張バージョンを提供する、関連する完全機能のアプリケーションに関連付けられる。それらのウィジェットは、関連付けられたアプリケーションを迅速に起動するために、ボタン、またはアイコン、または他の要素を含む。ユーザが、ボタンをクリックすると、Dashboardは、消され、通常のデスクトップ・ユーザ・インタフェースが再アクティブ化され、関連付けられたアプリケーションが自動的に起動される。例えば、以下により詳細に説明するとおり、音楽プレーヤ・ウィジェットは、ウィジェットにおいて利用可能なものを超えるさらなる特徴を含む完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションを起動するためのボタンを含むことが可能である。
【0033】
一実施形態では、ウィジェットに関連する機能または情報を有するWebサイト、Webページ、またはWebベースのアプリケーションにアクセスするためのボタンを設けてもよい。ユーザがそのボタンをクリックすると、Dashboardが消え、通常のデスクトップ・ユーザ・インタフェースが再アクティブ化され、Webブラウザが起動され、ウィジェットに関連付けられたWebページ(またはそれに類するもの)が自動的に起動する。例えば、株価ウィジェットは、ポートフォリオ、または特定の株式に関する、より詳細な情報を含むWebサイトにアクセスするためのボタンを含む。別の実施形態では、関連する完全機能のアプリケーション、Webサイト、Webページ、またはWebベースのアプリケーションは、ウィジェット内のボタン以外の手段によってアクセスされる。例えば、そのような機能は、スクリーン上のアイコンもしくはメニューを介して、またはキーストローク、もしくはキーの組み合わせを介して起動させることが可能である。
【0034】
一実施形態では、完全機能のアプリケーション、または関連するWebサイトは、起動されたウィジェットのためのコンテキストを提供する。例えば、ユーザが、辞書ウィジェットをアクティブにする前に、ドキュメント内のある語を強調表示していた場合、辞書ウィジェットのテキスト・フィールドには、その強調表示された語が自動的にポピュレートされる。一実施形態では、語句サーチが自動的にアクティブにされ、結果が、自動的に表示され、したがって、辞書ウィジェットをアクティブにすることにより、さらなるユーザが全く対話なしに、定義が表示されるようになる。同様に、アドレスブック・ウィジェットが起動された際に、ユーザのスクリーン上で電子メール・メッセージが開いていた場合、アドレスブックは、その電子メール・メッセージの送信者に関する連絡先情報に対応するページに自動的に開かれる。一実施形態では、そのような事前ポピュレート、または自動的に開くことは、例えば、ウィジェットが、別のページまたはエントリに既に開かれている場合などの、一部の状況下では実行されない。一実施形態では、ユーザは、そのような事前ポピュレート、または自動的に開くことが行われるか否か、ならびにどのような状況下で、それが行われるべきかを含めるように、ウィジェットのオペレーションを構成することができる。ウィジェットが、現在、実行されているアプリケーションまたはWebサイトからのコンテキスト情報を使用することができる、他の多くの状況が存在することが、当業者には認識されよう。
【0035】
一実施形態では、一部のウィジェット、またはすべてのウィジェットは、ロールオーバ要素を有し、ロールオーバ要素とは、スクリーン上のカーソルがウィジェット上に移動させられると出現するユーザ・インタフェース要素である。ロールオーバ要素は、スクリーン上のカーソルが、もはやウィジェットの上にないように移動させられると消える。一実施形態では、ロールオーバ要素は、カーソルが1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェットの上に保持された場合にだけ出現する。ロールオーバ要素の例は、音楽プレーヤ・アプリケーションのための音量リング(図示せず)である。
【0036】
図4ないし図17Dと、図26ないし図32は、様々なユーザ・コマンドに応答したDashboardオペレーションの例を示し、それらの図は、本発明の様々な技術と能力を示す。
【0037】
図4は、Dashboardのアクティブ化に先立つデスクトップ・ユーザ・インタフェース400を示す。デスクトップ・ユーザ・インタフェース400(本明細書で「デスクトップ」と呼ばれる)は、MacOS Xなどのオペレーティング・システムによって提供されている従来のユーザ・インタフェースである。デスクトップ400は、背景イメージ、メニュー・バー401、その他の標準のフィーチャを有する。当技術分野で知られるとおり、デスクトップ400は、ウインドウ、アイコン、その他の要素(図示せず)も含む。
【0038】
ユーザは、メニューから項目を選択すること、またはアイコンをクリックすること、またはファンクションキー、もしくはキーの組み合わせを押すこと、またはコマンドを呼び出すための他の何らかの手段によってDashboardをアクティブにする。図5は、一実施形態によるDashboardの初期状態を示す。図5の例では、構成アイコン501が、最初に表示される。代替的に、アクティブにされると、Dashboardは、1つまたは複数の既定のウィジェットを含む。代替的に、Dashboardが、以前にアクティブにされ、構成されている場合、ウィジェットは、以前に構成されたとおりに表示される。図5に示されるとおり、Dashboard自体は、必ずしも、別個のレイヤとして目に見えず、むしろ、Dashboardの様々なコンポーネント(ウィジェット、アイコン501、その他のフィーチャなどの)が、目に見える。一実施形態では、それらのコンポーネントは、デスクトップ400が見えるようにするトランスペアレントなレイヤの中で表示される。一実施形態では、デスクトップ400と、そのデスクトップ400のコンポーネントは、Dashboardがアクティブである間、暗くされて(またはぼかされて、またはそれ以外の形で視覚的に変更されて)、デスクトップ400が、一時的に非アクティブであることが強調される。ユーザは、Dashboard要素が表示されていないスクリーンの領域を単にクリックすることにより、容易に、デスクトップ400を再アクティブ化し、Dashboardを消すことができ、一実施形態では、その「負のスペース」をクリックすることにより、以下により詳細に説明する技術に従って、Dashboardが消される。別の実施形態では、他のコマンド、キーの組み合わせ、アイコン、または他のユーザ入力が使用されて、Dashboardを消す。別の実施形態では、デスクトップ400は、Dashboardがアクティブである間、見えない。
【0039】
一実施形態では、ユーザは、アイコン501をドラッグすることにより、アイコン501をスクリーン上の任意の場所に移動させることができる。アイコン501の位置は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0040】
ユーザは、アイコン501をクリックして、図6に示されるとおり、構成バー601をアクティブにする。構成バー601は、Dashboard上に置くことができる様々なウィジェットへのアクセスを可能にする。一実施形態では、それぞれの利用可能なウィジェットに関するテキスト・ラベルが示される。別の実施形態では、それぞれの利用可能なウィジェットに関するアイコンが示される。多くのウィジェットが利用可能な場合、それらのウィジェットは、タイプによって、またはアルファベット順に、または他の任意の分類方法によって階層化される。例えば、いくつかのカテゴリが表示され、それらのカテゴリの1つをクリックすることにより、そのカテゴリの中のいくつかのウィジェットをリストアップするプルダウン・メニューが表示される。一実施形態では、購入コマンド602も利用可能であり、ユーザが、オンライン・ストアまたはWebサイトからウィジェットを選択することを可能にする。図6における構成バー601の特定の構成と外観は単に例示的であり、他の多くの構成も可能であることが当業者には認識されよう。ユーザは、消去アイコン603をクリックすることにより、構成バー601を消すことができる。次に、図31を簡単に参照すると、構成バー601を消すためのDoneボタン3101も備えられている。
【0041】
一実施形態では、ユーザは、構成バー601をドラッグすることにより、構成バー601をスクリーン上の任意の場所に移動させることができ、構成バー601の位置は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。また、一実施形態では、構成バー601の状態(開いているか、または閉じている)は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0042】
ユーザは、スクリーン上のオブジェクトを移動させるための標準のドラッグ・アンド・ドロップ機能を使用して、ウィジェットを構成バー601からDashboardの表面上で(つまり、スクリーン上のどこにでも)ドラッグすることができる。図7は、一実施形態による構成バーからの計算機ウィジェットのユーザ選択を示す。計算機ラベル701が強調表示されて、そのラベル701がユーザによって選択されていることを示す。図8は、計算機ウィジェット801がスクリーンに置かれた後のDashboardを示す。一実施形態では、ユーザが、マウス・ボタン(または均等の入力デバイス)を放して、所望の場所にウィジェット801を置くことにより、ウィジェット801を「ドロップ」すると、リップル・アニメーションなどのアニメーションが示される。ユーザは、ウィジェット801が置かれた後、ウィジェット801を他の任意の所望の場所に移動させることができ、あるいは、例えば、ウィジェット801をスクリーンから外れるようにドラッグすること、またはウィジェット801を構成バー601上に戻すようにドラッグすること、または除去コマンドを呼び出すことにより、スクリーンからウィジェット801を除去することができる。ウィジェット801の位置、状態、構成は、Dashboardが消される際保存され、したがって、それらの特性は、次回にDashboardがアクティブにされると、復元される。
【0043】
一実施形態では、一部のウィジェットの複数のインスタンスが、そのウィジェットを構成バー601からDashboard表面上に2回以上ドラッグすることにより、アクティブにされる。別の実施形態では、各ウィジェットの1つだけのインスタンスが、アクティブにされるる。別の実施形態では、いくつかのウィジェットは複数のインスタンスを有し、他は複数のインスタンスを有さない。
【0044】
計算機ウィジェット801がDashboardの上に置かれると、ユーザは、マウス、または他のポインティング・デバイスを介して、またはキーボードを介して数を入力することにより、ウィジェット801と対話することができる。計算機アプリケーションに関する従来のオペレーションが利用可能である。
【0045】
図9は、一実施形態による、計算機ウィジェット801と音楽プレーヤ・ウィジェット901をともにDashboardの上にユーザがドラッグした後のスクリーンを示す。音楽プレーヤ・ウィジェット901は、構成バー601の中の「iTunes」ラベルをクリックし、ラベル903からドラッグすることによって配置される。音楽プレーヤ・ウィジェット901は、この例では、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションに関連する機能のサブセットを提供する。一実施形態では、音楽プレーヤ・ウィジェット901は、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションをアクティブにするためのボタン902を含む。このため、ユーザは、ウィジェットに関する拡張機能を提供するアプリケーションを容易に起動することができる。
【0046】
一実施形態では、ユーザが、ボタン902をクリックして、完全な音楽プレーヤ・アプリケーションをアクティブにすることに応答して、Dashboardが消され、通常のデスクトップ400が復元され、完全な音楽プレーヤ・アプリケーションが起動される。以上のステップのすべては、さらなるユーザ介入を要さずに自動的に行われる。図10は、一実施形態による、ユーザが、音楽プレーヤ・ウィジェット901におけるボタン902をクリックすることにより、完全な音楽プレーヤ・アプリケーション1001をアクティブにした後のスクリーンを示す。Dashboardは消されており、メニュー・バー401を含め、デスクトップ400の様々な要素が再びアクティブである。
【0047】
図11で、ユーザは、Dashboardを再アクティブ化しており(そのため、ウィジェット801、901を以前の状態と場所で復元している)、アドレスブック・ウィジェット1101を、ラベル1102からそのウィジェット1101をドラッグすることによって配置している。この場合も、一実施形態では、ウィジェット1101が、Dashboard上のウィジェット1101の場所にドロップされると、リップル・アニメーションが表示される。
【0048】
ユーザは、ユーザが、アドレスブック・アプリケーションと通常に対話するように、アドレスブック・ウィジェット1101と対話することができる。例えば、図12に示されるとおり、ユーザは、ある人の名前の最初の数文字をフィールド12−1の中にタイプ入力することができ、個人を識別するのに十分な情報が入力されると、その個人のアドレス・カードが表示される。
【0049】
図13は、メモ・ウィジェット1301、計算機ウィジェット801、音楽プレーヤ・ウィジェット901、アドレスブック・ウィジェット1101を含め、いくつかのウィジェットが配置された後のDashboardを示す。一実施形態では、メモ・ウィジェット1301をダブルクリックすることにより、テキストが入力されたり編集できる編集モードに、ウィジェット1301が入る。編集モードになっていない場合、ウィジェット1301を、Dashboardのあちこちに移動させることが可能である。他の諸実施形態では、他のタイプのユーザ・アクション(例えば、修飾キーを押すこと)が、テキスト編集オペレーションとウィジェット・ドラッグ・オペレーションを区別するのに使用される。
【0050】
ユーザは、消去アイコン603をクリックすることにより、構成バー601を消すことができる。図14は、一実施形態による、構成バー601が閉じられた後のDashboardを示す。ユーザが、所望に応じて、構成バー601を再アクティブ化させる構成アイコン501が表示される。
【0051】
ユーザは、所望に応じて、ウィジェットをスクリーンのあちこちに移動させることができる。ウィジェットの場所は、Dashboardが消される際に保存され、したがって、ウィジェットは、Dashboardがアクティブにされると、それらのウィジェットが残されていたのと同一の場所に再び出現する。図15は、ウィジェット801、901、1101、1301が、新たな位置に移動させられた後のDashboardを示す。
【0052】
前述したとおり、一実施形態では、Dashboardが消される際、遷移アニメーションが再生される。図16ないし図16Cは、Dashboardが消される際、ウィジェット801、901、1101、1301が、スクリーンの端から飛び去るように見える「フライアウト」遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。ウィジェット801、901、1101、1301は、スクリーンの端を飛び去るあいだ、動きと遷移の外観を強調するためサイズが大きくなり、フェードする。同時に、デスクトップ400、およびデスクトップ400のフィーチャ(メニュー・バー401などの)が、通常のフェードしていない外観に復元される。
【0053】
前述したとおり、一実施形態では、Dashboardがアクティブにされる際、遷移アニメーションが再生される。図17Aないし図17Dは、Dashboardがアクティブにされると、ウィジェット801、901、1101、1301が、スクリーンの端から飛んで入ってくるように見える「フライイン」遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。ウィジェット801、901、1101、1301は、最初にスクリーンの端に現れるとき、フェードさせられ、拡大される。飛んで入ってくる間に、動きと遷移の外観を強調するように、サイズが小さくなり、外観がよりしっかりする。同時に、デスクトップ400、およびデスクトップ400のフィーチャ(メニュー・バー401などの)が徐々に消えて背景となる。
【0054】
一実施形態では、本発明のシステムは、ウィジェットが、注目を必要とする際、またはユーザに表示すべき新たな情報を有する際、Dashboardが、現在、アクティブでない場合でも、ユーザに警報する能力を有する。例えば、「Dock」上のアイコン、またはタスク・バー、またはデスクトップ・ユーザ・インタフェースに一般的に関連付けられた他のユーザ・インタフェース要素が、点滅する、または跳ねる、またはそれ以外の形で警報条件を示すことが可能である。また、独特なサウンドを再生することもできる。代替的に、ダイアログ・ボックスが提示されることが可能であり、またはテキスト警報が表示されることが可能である。いずれの形態をとるにしても、警報は、汎用タイプであることが可能であり、あるいはその警報を発行した特定のウィジェットを示してもよく、その警報の性質を指定するさらなる情報を有してさえいることも可能である。すると、ユーザは、Dashboardをアクティブにして(前述したDashboardアクティブ化コマンドによるか、または警報に関連するアイコンもしくはボタンをクリックすることにより)、その警報を発行したウィジェットを見ることができる。代替的に、Dashboardは、そのような状況において自動的にアクティブにされることが可能であり、あるいはダイアログ・ボックスが提示されて、Dashboardがアクティブにされるべきか否かをユーザが示すことができるようにすることも可能である。
【0055】
例えば、小包追跡ウィジェットは、小包が配達されると、警報を発行することが可能である。警報は、汎用であっても、小包追跡ウィジェットが、その警報のソースであることを示してもよく、あるいは、配達情報を提供することさえ可能である。ユーザは、警報を消すことができ、あるいはDashboardをアクティブにして、ウィジェットを見て、そのウィジェットと対話して、さらなる情報を得ることができる。別の例として、交通Webカメラ・ウィジェットは、Webカメラによってカバーされている道路上で事故が発生すると、警報を発行する。
【0056】
一実施形態では、構成バー601は、いくつかの可能な状態を有する。次に、図26を参照すると、構成バーが閉じられ、したがって、構成アイコン501が表示されているDashboardの例が、示されている。2つのスティッキー・ウィジェット1301が、2つの時計ウィジェット2500A、2500Bとともに、現在表示されている。
【0057】
構成アイコン501をクリックすることにより、図27に示されるとおり、構成バー601が、第1の状態で表示される。第1の状態は、「お気に入り」として指定されている様々なウィジェットに関するラベル2701を含み、一実施形態では、ユーザのマシン上に現在インストールされているウィジェット群のすべてウィジェットのサブセットが存在する。このため、この状態では、ユーザには、一般的に必要とされるウィジェットだけが提示される。理解されるとおり、ユーザは、そのビューが、インストール済みのウィジェットの任意の所望のサブセットを含むように、そのビューを構成することができる。一実施形態では、この状態における構成バー601は、「More」ラベルまたは「More」アイコンを含む。ユーザは、そのラベルまたはアイコンをクリックして、図28に示されるとおり、構成バー601を、構成バー601の第2の状態に拡張させる。消去アイコン603により、構成バー601が消されて、図26に示されるとおりの構成アイコン501に戻る。一実施形態では、アイコン603のスクリーン上の位置は、アイコン501のスクリーン上の位置と一致し、したがって、ユーザは、カーソルをあちこちに動かすことなしに、構成バー601を容易に開閉することができる。
【0058】
ユーザは、ラベル2701をDashboard表面の上にドラッグして、ウィジェットをDashboardの上に置くことができる。前述したとおり、一実施形態では、リップル効果のような独特のアニメーションが示されて、ウィジェットが、指定された場所に置かれているという観念が強調される。
【0059】
次に、図28を参照すると、第1の状態において提示されていたお気に入りのウィジェットだけでなく、さらなるウィジェットへのアクセスも可能にする、第2の拡張された状態にある構成バー601の例が示されている。この状態では、構成バー601は、2つのセクション2802、2803を有する。セクション2802は、お気に入りのウィジェットに関するラベル2701を含み、図27に示されるとおり、構成バー601の第1の状態において含まれるのと同一のウィジェット・サブセットを含む。セクション2803は、お気に入りのウィジェット・セットの中に含まれていない他のウィジェットに関するラベル2701を含む。ラベル2701をセクション2802からセクション2803にドラッグすることにより、対応するウィジェットが、お気に入りのサブセットから除去されるようになる。ラベル2701をセクション2803からセクション2802にドラッグすることにより、対応するウィジェットが、お気に入りのサブセットに追加される。ラベル2701をセクション2802またはセクション2803からDashboard表面の上にドラッグすることにより、対応するウィジェットが指定された場所に置かれる。ラベル2701をセクション2802またはセクション2803からごみ箱アイコン2801の上にドラッグすることにより、ラベル2701が、構成バー601から除去され、一実施形態では、それにより、対応するウィジェットが、Dashboard(Dashboardが、現在、開いている場合)からも除去される。一実施形態では、ラベル2701をごみ箱アイコン2801の上にドラッグすることにより、対応するウィジェットがユーザのマシンから削除される、または利用できないようにされる。一実施形態では、ユーザが、そのウィジェットを削除することを所望することを確認するダイアログ・ボックスがユーザに提示される。一実施形態では、ユーザがウィジェットをごみ箱アイコン2801の上にドラッグして、ウィジェットが、閉じられ、消され、および/またはアンインストールされるようにする。その他のガジェット・ラベル2602が、さらなるウィジェットを獲得して、インストールするためのWebサイト、オンライン・ストア、または他のリソースへのアクセスを可能にし、一実施形態では、図6に関連して前述した購入コマンド602と類似した機能を提供する。
【0060】
一実施形態では、構成バー601の状態は、1回のDashboard呼び出しから次回のDashboard呼び出しまで持続する。
【0061】
次に、図30を参照すると、一実施形態による、構成バー601内の一部のラベル2701Aの外観が変化している一方で、他のラベル2701B、2701Cは、変化していないDashboardの例が示されている。一実施形態では、ウィジェットが開かれると、構成バー601上の、そのウィジェットの対応するラベルの外観が変化し、例えば、ラベルは、灰色表示されるか、または他の何らかの色で表示される。別の実施形態では、ラベル2701は、ウィジェットが、単一インスタンスのウィジェット(前述した)である場合にだけ、灰色表示され(または別の形で変更され)、複数インスタンスのウィジェットの場合、ラベル2701は、そのウィジェットが開かれた際、元のままである。そのような技術は、いずれのラベル2701が、ウィジェットをアクティブにするのに使用されることが可能であり(ラベルが、現在、開かれていないために、または複数インスタンスのウィジェットであるために)、いずれのラベル2701が、現在、非アクティブであるか(ラベルが、既に開かれている単一インスタンスのウィジェットに対応するために)についての指示をユーザに与える。図30の例では、アドレスブック1101、計算機801、カレンダ1801、音楽プレーヤ901、株価ウィジェット1901は開いている単一インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Aは灰色表示される。スティッキー1301と時計2500は、開いている複数インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Bは元のままである。また、ラベル2701Cも元のままである。というのは、ラベル2701Cは、現在、開いていないウィジェットに対応するからである。
【0062】
別の実施形態では、開いた複数インスタンスのウィジェットに対応するラベル2701は、現在、開いていないウィジェットに対応するラベル2701とは異なる外観とする。
【0063】
別の実施形態では、ウィジェットが開かれると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601から除去される。そのウィジェットが閉じられると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601内に復元される。別の実施形態では、ある単一インスタンスのウィジェットが開かれると、そのウィジェットのラベル2701は、構成バー601から除去されるが、複数インスタンスのウィジェットが開かれた場合、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601上に留まる。単一インスタンスのウィジェットが閉じられると、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601内に復元される。ラベル2701を除去すること、および/または復元することには、構成バー601からDashboard表面の上への遷移、およびその逆の遷移を強調するアニメーションが付随する。例えば、ウィジェットを閉じる際、対応するラベル2701が復元されるにつれ、そのウィジェットが、構成バー601の中に吸い込まれるように見えるようにする。
【0064】
ウィジェットが、削除された、または除去された場合(例えば、ウィジェット、またはウィジェットのラベルをごみ箱アイコン2801までドラッグすることにより)、そのウィジェットのラベル2701は構成バー601から除去される。
【0065】
一実施形態では、ユーザは、クローズ・アイコンをクリックすることにより、またはウィジェットを構成バー601にドラッグして戻すことにより、ウィジェットを閉じることができる。次に、図29を参照すると、ウィジェット2500Bを閉じるためのクローズ・アイコン2901を含むDashboardを示すスクリーン・ショットが示されている。一実施形態では、アイコン2901は、ロールオーバ・アイコンであり、ユーザが、カーソルをウィジェット2500Bの上に位置付けると現れ、カーソルが、ウィジェット2500Bの上にもはや位置付けられていなくなると、消える。一実施形態では、ロールオーバ・アイコン2901は、カーソルが、1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェット2500Bの上に保持された場合にだけ、出現する。一実施形態では、ウィジェットが閉じられると、ウィジェットが閉じるという観念を強調するアニメーションが再生される。例えば、ウィジェットは、スクリーンから消える前に、クローズ・アイコン2901に吸い込まれる、または構成バー601の上に引き込まれるように見えるような形で、瞬間的に歪められる。また、フェード効果、またはワイプ効果、または縮小効果などの、他のタイプのアニメーションまたは効果も使用することが可能である。一実施形態では、ユーザは、いずれの効果が所望のか、または全く効果が所望されないかどうかを構成することができる。
【0066】
また、ウィジェット2500Bは、ウィジェット2500Bの選好コントロールにアクセスするための選好アイコン2902も含む。一実施形態では、アイコン2902は、ロールオーバ・アイコンであり、ユーザがカーソルをウィジェット2500Bの上に位置付けると、現れ、カーソルが、ウィジェット2500Bの上にもはや位置付けられていなくなると、消える(ただし、アイコン2902は、カーソルが、アイコン2902の上に移動されると、引き続き目に見える)。一実施形態では、アイコン2902は、カーソルが、1/2秒などの、少なくとも所定の時間にわたってウィジェット2500Bの上に保持された場合にだけ、出現する。アイコン2902をクリックすることにより、選好コントロールが表示される。一実施形態では、選好は、当技術分野で知られている従来のダイアログ・ボックス(図示せず)を使用して入力される。別の実施形態では、アイコン2902をクリックすることにより、ウィジェット2500Bがフリップするように見え、選好コントロールを含むウィジェット2500Bの裏側を見せるようにされる。
【0067】
次に、図32を参照すると、2つのウィジェット2500A、1301Aがフリップされて、選好コントロール3201を見せているDashboardの例が示されている。この例では、選好コントロール3201は、場所(時計ウィジェット2500Aのための)を選択するためのメニュー、さらにペーパーカラー・セレクタとフォント・セレクタ(スティッキー・ウィジェット1301Aのための)を含む。任意のタイプのコントロール、メニュー、フィールド、またはその他の要素が、選好コントロール3201の中に含まれることが可能であることが、当業者には認識されよう。ユーザは、Doneボタン3203またはクローズ・ボックス3202をクリックすることにより、選好コントロール3201を消すことができる。一実施形態では、クローズ・ボックス3202は、ロールオーバ・アイコンであり、したがって、クローズ・ボックス3202は、カーソルがウィジェット1301Aの上に位置付けられている場合にだけ、目に見える(ただし、クローズ・ボックス3202は、カーソルが、クローズ・ボックス3202の上に移動させられると、引き続き目に見える)。一実施形態では、選好コントロール3201が消される際、フリップしアニメーションが、再度、再生されて、ウィジェットの通常の外観が復元される(選好コントロール3201を介して行われた、あらゆる変更を反映して)。
【0068】
次に、図31を参照すると、本発明の一実施形態による、構成バー601内の一部のラベル2701Aの外観が変更されている一方で、他のラベル2701B、2701Cは、元のままであるDashboardの別の例が示されている。アドレスブック1101、計算機801、カレンダ1801、音楽プレーヤ901、株価ウィジェット1901は、開いた単一インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Aは灰色表示される。スティッキー1301A、1301Bは、開いた複数インスタンスのウィジェットであり、したがって、それらのウィジェットの対応するラベル2701Bは元のままである。世界時計ラベルを含むラベル2701Cも元のままである。というのは、ラベル2701Cは、現在、開いていないウィジェットに対応するからである。図31で、カーソル(図示せず)が、スティッキー・ウィジェット1301Bの上に位置付けられ、したがって、クローズ・ボックス2901と選好アイコン2902が、図29に関連して前述したとおり、表示される。
【0069】
図31の例では、構成バー601は、構成バー601を消し、構成アイコン501を復元するDoneボタン3101を含む。このため、Doneボタン3101は、消去アイコン603と同一のアクションを実行する。
【0070】
一実施形態では、ウィジェットをフリップさせることにより、選好フィールドと選好コントロールに加えて(または、それらの代わりに)、他の情報、フィールド、またはコントロールが見せられる。ウィジェットの裏側は、任意のタイプの補助的な情報、フィールド、またはコントロールを含むことが可能であり、選好コントロールにアクセスするための機構に限定されないことが、当業者には認識されよう。
【0071】
(ウィジェット・インストール)
一実施形態では、ウィジェットは、ユーザのコンピュータにプレインストールされ、したがって、ウィジェットをDashboardの上にドラッグすることで、単にウィジェットをアクティブにする。別の実施形態では、ウィジェットは、プレインストールされず、ユーザがウィジェットをDashboardの上にドラッグしたことに応答して、インストールされる。別の実施形態では、ウィジェットをデスクトップの上にドラッグすることにより、ウィジェットに関するコードが、リモート・サーバからダウンロードされて、ユーザのマシンにインストールされる。別の実施形態では、ウィジェットをこのようにインストールすることにより、関連する機能を含む完全機能のアプリケーションも、自動的にインストールされ(ただし、ユーザには、そのようなインストールを断るオプションが与えられることが可能である)、例えば、音楽プレーヤ・ウィジェットをインストールすることにより、完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションもインストールされる。一部の実施形態では、認証と支払いが、そのようなオペレーションの前提条件である。
【0072】
例えば、図28を簡単に参照すると、一実施形態では、ユーザは、その他のガジェット・ラベル2602をクリックして、ウィジェットが、購入のために、または無料ダウンロードのために入手可能であるオンライン・ウィジェット・ストアまたはWebサイトにアクセスする。ユーザは、ユーザのマシンにインストールするためにウィジェットを選択し、クレジットカードを介して支払いを行う(要求される場合)。オンライン・ストアまたはWebサイトが消され、選択されたウィジェットがダウンロードされて、インストールされ、Dashboardが自動的に再アクティブ化されて、選択されたウィジェットがDashboard表面の上にドラッグされる準備ができて、構成バー601内に現れる。代替的に、新たなウィジェットは、Dashboard表面の上に自動的に置かれてもよい。このため、本発明は、ウィジェットをインストールする簡単なシームレスな仕方提供する。
【0073】
一実施形態では、ウィジェット303を供与するためのオンライン・ストアまたは無料配信サイトが提供される。入手可能なウィジェット303は、Webサイトから、またはDashboard内の構成オプションから閲覧され、プレビューが行われ、選択され、インストールされる。一実施形態では、ユーザは、オンライン購入のために、クレジットカード、または他の任意の従来の手段を使用して、ウィジェット303の代金を支払うことができる。ウィジェット303は、従来の手段に従って伝送され、ユーザのコンピュータにインストールされる。一実施形態では、ウィジェット303は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月22日に出願した、「User Interface for Assisting in the Installation of an Asset」に関する関連する米国特許出願第yy/yyy,yyy号において説明される諸技術に従ってインストールされる。
【0074】
一実施形態では、801のようなウィジェットは、以下、および関連する相互引用出願においてより完全に説明される拡張を伴うHTML技術を使用して実装される。しかし、801のようなウィジェットを実装するために、任意のグラフィックス技術を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0075】
一実施形態では、ウィジェット303は、全体として、または部分的に、メモリの中で伸張可能であるフラット・ファイルに暗号化される。ウィジェット303コンテンツには、必要に応じて、特定のリソースにアクセス可能であるように、インデックス付けが行われる。ウィジェット303は、任意の従来の暗号化技術に従って暗号化される。
【0076】
一実施形態では、クライアント302が、WebViewのリソースロードを完全に支配する。相対リソースが要求されると、クライアント302は、プロトコルを、そのプロセスに固有のプロトコルに変換する。一実施形態では、NSURL Protocol in Foundationが、暗号化されたソースからデータをフェッチするのに使用される。
【0077】
(ソフトウェア・アーキテクチャ)
次に、図3を参照すると、一実施形態による本発明を実施するためのソフトウェア・アーキテクチャ300の例が示されている。その実施形態では、本発明は、前述したオペレーティング・システム109に関連して動作する。
【0078】
一実施形態では、ソフトウェア・アーキテクチャ300は、Dashboardサーバ301、Dashboardクライアント302、ウィジェット303を含む。Dashboard構成情報304が、サーバ301および/またはクライアント302によって使用されて、ウィジェット303を表示するための構成オプションが指定される。アクセス・レベルなどを含め(該当する場合)、Dashboard構成情報のすべては、Dashboard構成情報304の中に格納される。前述したとおり、そのような情報には、同一のユーザ、または異なるユーザによって構成された2つ以上のDashboardに関連するDashboard構成情報が含まれることが可能である。
【0079】
一実施形態では、ウィジェット303は、HTMLや関連するWeb技術を使用して表示される。Dashboardサーバ301が、Dashboardクライアント302プロセスを管理し、起動する。各Dashboardクライアント302は、ウィジェット303をロード、ウィジェット303は、一実施形態では、HTML Webページや、そのページを表示するのに必要とされる関連するリソースである。一実施形態では、クライアント302は、表示されるべき各ウィジェット303に関して初期設定される。一実施形態では、クライアント302は、スクリーン上のウインドウに通常、関連する従来のウインドウ・フレーム、メニュー・バー、または他のコンポーネントなしに、ウィジェット303を表示し、それにより、混乱や乱雑さを回避する、全体的なDashboardのすっきりした単純明快な表示がもたらされる。クライアント302は、Webページを「WebView」にすることによってウィジェット303を表示し、各WebViewのサイズは、対応するウィジェット303に関連するメタデータとして定義される。サーバ301は、ユーザ・インタフェースの通常のデスクトップの上に重ねることができるレイヤをレンダリングするためのデータを提供するウインドウ・サーバである。ウィジェット303は、別個のレイヤにされ、次に、そのレイヤが、通常のデスクトップの上に描かれて、Dashboardがアクティブである間、デスクトップを部分的に、または完全に隠すようになる。
【0080】
(Dashboardサーバ301)
Dashboardサーバ301は、独立であることも、別のプロセスに組み込まれることも可能な軽量プロセスである。サーバ301は、コンピュータ102に配置されることも、リモート・サーバ107に配置されることも可能である。サーバ301は、以下の機能を提供する。
【0081】
非ウィジェットUI。
一実施形態では、サーバ301は、ウィジェットに直接に関連していないユーザ・インタフェース機能を扱う。そのようなインタフェース機能には、例えば、アクティブ化、非アクティブ化、Dashboard背景、背景アニメーションなどが含まれる。
【0082】
ウインドウ管理。
一実施形態では、サーバ301は、Dashboardクライアント302プロセスのための軽量ウインドウ・サーバの役割をする。ウインドウは、サーバ301プロセスにおいて作成され、その後、Dashboardクライアント302に送られる。ウインドウに対して実行されるオペレーションは、Dashboardサーバ301を経由する。そのようなオペレーションには、例えば、サイズ変更、移動、位置とサイズのフェッチ、その他が含まれる。ウインドウ・オペレーションが、サーバ301を経由するようにする1つの利点は、サーバ301が、ウィジェット303の変化に反応し、全体的環境を更新することができることである。例えば、サーバ301は、表示されたウィジェット303が、互いに当たって跳ね返るようにする、スクリーンの側部にくっつくようにする、グリッドにはまるようにするなどのことができる。
【0083】
高速ログイン。
一実施形態では、Dashboardクライアント302が、起動され、次に、Dashboardサーバ301からのウインドウにレンダリングされる。これにはしばらくかかる可能性があるので、Dashboardサーバ302は、クライアント302が起動される間、ウインドウ内でレンダリングされるべき初期イメージを提供して、視覚的フィードバックを向上させ、初期アクティブ化アニメーションが瞬時に現れるようにする。Dashboardクライアント302は、ロードされ、レンダリングされると、ウインドウに取って代わり、クライアント302のコンテンツを描く。
【0084】
イベント管理。
一実施形態では、サーバ301は、イベント・サーバの役割をするとともに、ウインドウ・サーバの役割もする。イベントは、オペレーティング・システム・ウインドウ・サーバからDashboardサーバ301に来て、適切なDashboardクライアント302に転送される。この間接化は、サーバ側のドラッグ(Dashboardクライアント302が、ハングしている場合でも)、イベントの選別、サーバが生成したイベントの挿入などを含め、様々なフィーチャを可能にする。Dashboardクライアント302は、サーバ301と通信して、制御領域を記述し、サーバ301が、サーバ側のドラッグを正しく開始することができる。
【0085】
ウィジェット303のロード。
一実施形態では、サーバ301は、ウィジェット303をロードすることを担う。サーバ301は、起動する際にロードするウィジェット303のリストを保持する。一実施形態では、特定のウィジェット303に対応するDashboardクライアント302は、初回にDashboardがアクティブにされるまで、起動されない。
【0086】
ウィジェット303のアービトレーション。
一実施形態では、サーバ301は、Dashboardクライアント302のアービトレータである。サーバ301はプロセスを制御し、各ウィジェット303と情報をやりとりする。ウィジェット303がクラッシュした場合、Dashboardサーバ301はプロセスの再起動を自動的に行う。また、サーバ301は、ウィジェット303が起動時に繰り返しクラッシュする場合、クラッシュ・ループを阻止することも行う。一実施形態では、ウィジェット303に対するすべての通信はまず、Dashboardサーバ301を経由する。
【0087】
CoreImage統合。
一実施形態では、サーバ301は、前段で相互参照された関連する米国特許出願において説明される、CoreImage技術を使用する。サーバの背景ウインドウにフィルタが適用されて、スポットライト効果とリップル効果がもたらされる。
【0088】
ウィジェット303選好管理。
サーバ301は、従来のファイル・システムに従って格納される構成情報304の中に、ウィジェット303に関連する選好を格納し、それらの選好をウィジェット303にベンドする。
【0089】
(Dashboardクライアント302)
一実施形態では、各クライアント302は、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/ReleaseNotes/Cocoa/AppKit.html」において入手可能なMac OS X Panther Release Notes Cocoa Application Frameworkにおいて説明されているCocoa Application Framework(Application Kit、またはAppKitとも呼ばれる)などの開発環境の一環として定義されたオブジェクトを使用する軽量プロセスである。クライアント302は、メニュー・バー、ウインドウ・フレーム、その他などの従来のインタフェース・フィーチャを省略する簡略化されたブラウザ・スクリーンとして実装される。一実施形態では、クライアント302は、本発明を実施する際に以下の機能を提供する。
【0090】
WebViewの制御。
クライアント302は、WebViewを作成し、ウィジェット303のHTMLをWebViewに付加する。クライアント302は、WebViewによって行われたユーザ・インタフェース要求に関するデリゲートの役割をする。一実施形態では、クライアント302は、AppKitの既定の動作の多くを、サーバ301に対する通信と、イベント処理に対して無効にする。WebViewは、HTMLとXHTMLを閲覧することや操作することに関する汎用のコントロールであり、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/WebKit/ObjC_classic/index.html」において入手可能なWeb Kit Reference for Objective−Cで説明されている。
【0091】
Java(登録商標)Script拡張。
一実施形態では、クライアント302は、WebViewのJavaScriptランタイムの中にカスタム・オブジェクトを挿入する。それにより、限定することなく、コピー/切り取り/貼り付け、選好を取得すること/設定すること、選好が変わった際の通知、リンクされたアプリケーションを開くこと(例えば、ウィジェット303は、対応するアプリケーションが起動されるようにするボタン、または他のトリガを含むことが可能である)、終了にすること、移動すること/サイズ変更することなどを含め、ウィジェット303に関する様々な拡張が可能になる。
【0092】
プラグインを管理すること。
一部のウィジェット303は、ウィジェット303の実装の一環としてネイティブ・コードを使用する。一実施形態では、クライアント302は、そのようなネイティブ・コードとインタフェースをとる能力、および/またはローカルで、またはリモートで利用可能なデータベースやデータ・ストアとインタフェースをとる能力を含む。一実施形態では、ウィジェット303は、カスタムAppKit NSViewを作成する能力も有する。ウィジェット開発者は、カスタム・ビューを使用して、OpenGLビュー、Flashのようなプラグイン、その他などの、他のタイプのアニメーションを利用できるようにすることができる。
【0093】
一実施形態では、プラグインは、以下のとおり実施される。Obj−Cバンドルが、ウィジェット303に関連するリソース・フォルダからロードされる。バンドルは、バンドルのPrincipal Class上に以下の2つのメソッドを有する。
・-(id)initWithWebView:(WebView*)webview、
・-(void)windowScriptObjectAvailable:(WebScriptObject*)windowScriptObject(これにより、Webページがロードされる前に、プラグインが、JavaScript拡張を追加することが可能になる)
【0094】
Dashboardクライアントか起動すると、initWithWebViewが呼び出され、ページのロードが終わると、webViewLoadedが、呼び出される。プラグインの開発者は、WebKitのスクリプトAPIを使用して、特定のウィジェット303のためにJavaScriptを拡張することができる。
【0095】
(ウィジェット303フォーマット)
一実施形態では、各ウィジェット303は、HTMLファイルとして実装される。HTMLファイルは、スタイル・シート、他のHTMLファイル、JavaScriptファイル、イメージ、その他などの、他のローカル・リソースやリモート・リソースを参照することができる。ウィジェット303は、例えば、フラット・バンドル・ファイル・フォーマット、またはパッケージされたHTMLファイル・フォーマットを使用して実装できる。
【0096】
フラット・バンドル。
フラット・バンドル・フォーマットは、以下のディレクトリ構造を有する。
−My.widget(ディレクトリ/バンドル)
−Info.plist(ファイル)
−My.html(ファイル)
−My.png(ファイル)
−English.lproj(オプションのディレクトリ)
−Localizable.strings(ファイル)
【0097】
Info.plistはウィジェット303を記述する。また、Info.plistは、ウィジェット303の識別子も提供し、メインHTMLファイルや既定のPNGファイルをポイントする。既定のPNGファイルは、動的要素がサーバ301からロードされる間、一時的表示として使用される。Info.plistの構造の例は、以下のとおりである。
【0098】
【表1】
【0099】
My.htmlは、他の任意のローカル・リソースも参照することができる。一実施形態では、リソースはHTMLファイルのロケーションを基準として指定される。
【0100】
My.pngは、Info.plistの中の「DefaultImage」キーに基づく任意の名前を有することが可能である。このイメージは、キャッシュされた表現が全く存在しない場合、サーバ301によってレンダリングされる。
【0101】
English.lprojとその他のローカライズ可能なディレクトリは、ローカライズ可能な文字列用である。
【0102】
(ウィジェット303ロケーション)
一実施形態では、ウィジェット303は、ハードドライブなどの記憶デバイス106の中にローカルで格納される。マシンごとのウィジェット303は、例えば、
・/Library/Widgets/
・/Applications/Widgets/に格納される。
【0103】
また、ウィジェット303は、特に、複数のユーザが同一のコンピュータ102を使用する状況において、ユーザごとに供与されることも可能である。ユーザごとのウィジェット303は、例えば、
・〜/Widgets
・〜/Library/Widgets/に格納される。
【0104】
以上の構成は、単に例であり、他の任意のファイル・フォーマットまたはディレクトリ構造を使用できることが、当業者には認識されよう。
【0105】
(ウィジェット303開発)
一実施形態では、ウィジェット303は、例えば、「http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/WebKit/ObjC_classic/index.html」において入手可能なWeb Kit Reference for Objective−Cに説明されるWebKitを使用して開発できる。また、WebページにおよびWebページからドラッグする能力、制御領域を検出する能力、Dashboardが隠されている場合、プラグインとタイマが始動するのを止めさせる能力、その他などの、追加の機能も提供される。一実施形態では、そのような追加の機能は、引用により開示が本明細書に組み込まれている、2004年6月25日に出願した、「Procedurally Expressing Graphic Objects for Web Pages」に関する関連する米国特許仮出願第xx/xxx,xxx号において説明される、拡張されたCanvasアーキテクチャを使用して提供される。さらに、当技術分野で周知であるWeb拡張も、ドラッグ・アンド・ドロップ能力、制御領域の検出、その他などの追加の機能を提供するために使用されることが可能である。
【0106】
追加の、WebKit/HTMLから利用できるよりも詳細なレンダリングがかかわるウィジェットに関して、<canvas>タグが提供される。CoreGraphicsコンテキストが、<canvas>タグからフェッチ可能であり、次に、そのコンテキストの中に、また実質的にHTMLページの中に引き入れるのにJavaScriptが使用される。この実装の詳細な説明は、関連する出願において見ることができる。
【0107】
(リモート・サーバ107アクセス)
一実施形態では、一部、またはすべてのウィジェット303は、ウィジェット303の機能を実行するためにリモート・サーバ107と通信する。例えば、気象ウィジェットはリモート・サーバ107から現在の気象データを要求し、小包追跡ウィジェットはリモート・サーバ107から小包の場所に関する現在のデータを要求する。そのような通信は、インターネットなどのネットワークを介して、情報を要求し、受信するための周知の技術に従って行われる。ウィジェット303またはクライアント302がデータを求める要求を形成し、その要求が、HTTP、または他の何らかのネットワーク・プロトコルに従って伝送され、サーバ107が情報でその要求に応答し、ウィジェット303が、ユーザに表示される出力を形成するときにその情報を使用する。一実施形態では、以上のオペレーションは、ウィジェット303内のJavaScriptコードに応答して行われる。サーバ107は、公衆に一般に利用可能なリソースであっても、ユーザがアクセスを許されている独自の情報源であってもよい。サーバ107は、要求された情報を伝送する前に、適宜、認証および/またはユーザ検証を要求されることもある。所望の場合、当技術分野で周知である諸技術に従って、情報を、セキュリティで保護されたチャネルを介して伝送したり、および/または伝送に先立って暗号化することもある。
【0108】
(ウィジェット303の例)
以下は、本発明の諸技術を使用して提供されることが可能なウィジェット303の例のリストである。他の多くのタイプのウィジェット303を用意してもよいことが当業者には認識されよう。
・仲間リスト
・計算機
・予定帳
・辞書
・オンライン音楽ストアと音楽プレーヤ
・映画上映開始時間
・ニュース・フィード
・小包トラッカ
・ローロデックス
・スポーツ・スコア
・スティッキー
・株価
・Webカメラ
・気象
・世界時計
・通貨コンバータ
・オンライン・オークション・ビューアおよびツール
・宝くじ
・受信メールのためのミニ受信箱
・パズル
・電話帳(例えば、イエローページ)
【0109】
図18ないし図25は、上記タイプのウィジェット303の一部のタイプの例を示す。それらのウィジェット303の各ウィジェットの特定のレイアウト、外観、配置は単に例示的であることが当業者には認識されよう。特に、以上のウィジェット303のいずれか、またはすべては、図9、図10に関連して前述した、拡張された機能を有する完全機能のアプリケーションにアクセスするためのボタンを含むことが可能である。
【0110】
図18は、現在の日付1802、現在の月を示すカレンダ表示1803、予約1803Aを含む一実施形態によるカレンダ・ウィジェット1801の例を示す。一実施形態では、カレンダに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、ウィジェット1801は、カレンダ・データをリモート・サーバ107から取得する。
【0111】
図19は、いくつかの株価1902、選択された株式に関するチャート1903と、ウィジェット1901の中に含められるべき株式に変更を加えるための編集ボタン1904を含む、一実施形態による株価ウィジェット1901の例を示す。一実施形態では、ウィジェット1901は株価データをリモート・サーバ107から取得する。
【0112】
図20は、現在の気温条件2002、現在時刻2003、予報2004を含む一実施形態による気象ウィジェット2001の例を示す。ウィジェット2001は、ユーザの関心対象の任意の1つまたは複数の場所に関する気象情報を示すように構成される。一実施形態では、ウィジェット2001は気象データをリモート・サーバ107から取得する。
【0113】
図21は、一実施形態による、指定された場所の現在の写真2102(またはライブ・ビデオ・フィード)と、その場所の識別子2101を含む交通Webカメラ・ウィジェット2100の例を示す。ウィジェット2100は、ユーザの関心対象の任意の1つまたは複数の場所に関するイメージを示すように構成される。一実施形態では、ウィジェット2100は写真および/またはビデオをリモート・サーバ107から取得する。
【0114】
図22は、図9、図10に関連して前述した、現在再生中インジケータ909、カウンタ2202、一時停止、再生、巻き戻し、早送りを行うためのコントロール2201を含み、さらに完全機能の音楽プレーヤ・アプリケーションにアクセスするためのボタン902を含む一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェット901の例を示す。一実施形態では、ウィジェット901は音楽データをリモート・サーバ107から取得する。
【0115】
図23は、1つが現在、選択されている配達サービスのリスト2303を含む、一実施形態による小包追跡ウィジェット2300の例を示す。配達される各品目の名前、現在のステータス、追跡番号、その品目に関する最新更新の日付を含む、選択された配達サービスに関する小包追跡情報2301が示される。詳細な追跡情報2302が、2301の中で選択された品目に関して示される。ユーザは、追跡されるべき項目を追加すること、結果をフォーマットすることなどを行うようにウィジェット2300を構成することができる。一実施形態では、ウィジェット2300は、小包追跡データをリモート・サーバ107から取得する。
【0116】
図24は、一実施形態によるアドレスブック・ウィジェット1101の例を示す。ウィジェット1101は個人に関する以下の情報を含む。すなわち、名前2402、写真2401、連絡先情報2403である。矢印2404によって、アドレスブックの中の他のレコードにユーザが移動することができる。サーチ・フィールド1201によって、ユーザは、サーチ語で始まるまたはサーチ語を含む名前をサーチすることができる。一実施形態では、アドレスブックに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、ウィジェット1101はアドレスブック・データをリモート・サーバ107から取得する。
【0117】
図25は、現在時刻表示2501(デジタルおよび/またはアナログの任意の形態をとることが可能な)と、現在時刻表示2501に対応する場所2502を含む一実施形態による時計ウィジェット2500の例を示す。ユーザは、表示の時刻、場所、および/またはフォーマットを変更するようにウィジェット2500を構成することができる。
【0118】
一実施形態では、時計ウィジェット2500は、時間帯に応じて外観が変化する。例えば、明るい色のフェースが日中であることを示し、暗いフェースが夜間であることを示すようにすることができる。図26を再び参照すると、時計ウィジェット2500Aは、サンフランシスコの現地時間が午前11時28分であるので、明るい色のフェースを有するのに対して、時計ウィジェット2500Bは、ロンドンの現地時間が午後7時28分であるので、暗いフェースを有する。一実施形態では、区別をつける他の視覚的特徴が、昼と夜を表すのに使用される。一実施形態では、午前6時00分から午後6時00分までの現地時間が日中として示されるのに対して、午後6時00分から午前6時00分までの現地時間が夜間として示される。別の実施形態では、実際の日の出時刻と日の入り時刻が、時計ウィジェット2500の外観を制御するために使用される(時計ウィジェット2500に関する選択された場所に基づき、格納されたテーブルから、またはWebサイトなどのリソースから取得された日の出/日の入り情報にさらに基づき)。別の実施形態では、日の入りまたは日の出近くの時間が、暗いフェースと明るい色のフェースの中間の何らかの階調で示されるように、連続諧調が使用され、そのような時間は、日の入り時間または日の出時間をさらに強調するように、ピンクがかった色調で示されることも可能である。
【0119】
図33は、数字ディスプレイ3301、キーパッド3304、算術演算子キー3302、メモリ・キー3305、等号キー3303を含む一実施形態による計算機ウィジェット801の例を示す。キー3302、3303、3304、3305は、一般に、本明細書で明記する点を除いて、従来の計算機や計算機アクセサリと同様の形で機能する。ディスプレイ3301は、本明細書で明記する点を除いて、従来の計算機や計算機アクセサリと同様の形で計算の結果を示す。
【0120】
一実施形態では、ディスプレイ3301は、点灯し、またはそれ以外の形で、外観が変わって、計算機ウィジェット801がアクティブであることを示す。例えば、ディスプレイ3301は、ユーザが最初に、ウィジェット801内のどこかをクリックすると点灯することが可能であり、ユーザがウィジェット801を消すまで、またはウィジェット801の外のどこかをクリックするまで、点灯したままであることが可能である。ディスプレイ3301が点灯している間、ウィジェット801はアクティブであり、スクリーン上のカーソルを介して、あるいはキーボード、または他の入力デバイスを介して、ユーザ入力を受け取ることができる
【0121】
一実施形態では、点灯している際、演算子キー3302が、点灯し、次のキーが押されるまで、点灯したままになって、どのようなオペレーションが実行されているのかをユーザに思い出させるようにする。例えば、図33では、除算演算子キー3302が点灯して、ユーザが、そのキーをクリックしたことを表し、現在のオペレーションが除算オペレーションであることをユーザに思い出させる。一実施形態では、演算子キー3302は、別の演算子キー3302が押されるまで、またはクリア・ボタンが押されるまで、または等号キー3303が押されるまで点灯したままであり、別の実施形態では、演算子キー3302は、他のいずれかのキーが押されるまで、点灯したままである。
【0122】
次に、図34A、図34Bを参照すると、一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェット3400の例が示されている。ユーザは、テキスト入力フィールド3403の中に語をタイプすることができ、テキスト・ラベル3401または3402をそれぞれクリックすることにより、辞書機能またはシソーラス機能を選択することができ、定義3406または類義語3408を見ることができる。定義3406または類義語3408が、ウィジェット3400の境界内に入らない場合、ウィジェット3400は、それに応じて自動サイズ変更を行うこと、または残りの情報にアクセスするために矢印3407を表示することができる。また、サム・インデックス3405が提示されて、ユーザが、入力された語と同一の辞書ページ上に現れる他の語に迅速にアクセスすることができるようにすることも可能である。一実施形態では、逆ルックアップ辞書(図示せず)を提供することが可能である(ユーザが、定義、または定義の一部を入力し、ウィジェット303が、そのエントリと一致する1つまたは複数の語で応答する)。一実施形態では、辞書/シソーラスに関するデータは、コンピュータ102にローカルで格納され、別の実施形態では、辞書/シソーラス・ウィジェットは、データをリモート・サーバ107から取得する。
【0123】
一実施形態では、Dashboardは、リモート・ロケーションからもユーザに利用可能である。ユーザのDashboardに関する構成情報が、ユーザ・コマンドに従って、または自動的にリモート・サーバに格納される。その後、ユーザは、リモート・コンピュータ、または他のデバイスからログインして、ユーザ自身のコンピュータで見ることができるように、ユーザのDashboardを複製するWebページの提示を受ける。ウィジェット303は、前述した拡張機能によってHTMLページを介して提示される。ユーザは、ユーザ自身のコンピュータからと同一の形でウィジェット303と対話することができる。
【0124】
(代替の構成バー)
一実施形態では、図36に示されるような構成バー601に関する代替の設計が提示される。一実施形態では、構成バー601が呼び出されるといつでも、構成バー601がスクリーンの下端部から上昇するように見えるようにするアニメーションが再生される。同様に、構成バー601が消されると、構成バー601が、スクリーンの下端部に下降して戻るように見えるようにするアニメーションが再生される。矢印3601が、スクリーン上に現在示されていない、さらなるウィジェットへのアクセスを可能にする。
【0125】
図37は、図36と同様であるが、2ページのウィジェットが用意されていること、ならびに現在、表示されているページが、2つのページの最初のページであることをユーザに知らせる「1of2」インジケータ3701を含む。一実施形態では、インジケータ3701は、ウィジェットの別のページに移動するためにユーザが矢印3601の1つをロールオーバした場合にだけ表示される。別の実施形態では、インジケータ3701は、適切な場合、常時、示される。
【0126】
一実施形態では、図36、図37に示されるとおり、構成バー601がアクティブである場合、More Widgetsボタン3602が現れる。ボタン3602は、例えば、ウィジェット・サーバから、さらなるウィジェットをダウンロードするため(かつ/またはアクセスするための)の機能への直接のアクセスを可能にする。
【0127】
一実施形態では、ユーザ・インタフェース・レイヤがアクティブであるが、構成バー601が閉じている(非アクティブ)である場合、図35のスクリーンのようなスクリーンが表示される。Xを含む構成アイコン501が、構成バーへのアクセスを可能にし、そのアイコン501をクリックすることにより、構成バー601が現れるようにさせられる。
【0128】
一実施形態では、ウィジェット上の「close」ボタン2901は、構成バー601がアクティブである場合にだけ現れる。例が、図38に示されている。別の実施形態では、ウィジェット上の「close」ボタン2901は常に利用可能であるか、またはユーザが、ウィジェットをロールオーバした際に利用可能である。一実施形態では、ロールオーバされているウィジェットに関する「close」ボタン2901だけが現れる。さらに別の実施形態では、「close」ボタン2901が、常に現れるか、またはある時点においてだけ現れるかをユーザが構成することができる。
【0129】
(使用条件)
一実施形態では、ウィジェット(またはユーザ・インタフェース・レイヤ)機能が最初にアクティブにされると、図39に示されるとおり、使用条件同意書3901が表示される。ユーザは、Accept(承諾する)3904、Decline(断る)3903、またはPrint(印刷する)3902をクリックすることができる。ユーザが、使用条件を承諾した場合、本明細書で説明するウィジェット機能がアクティブにされる。ユーザが、使用条件を断った場合、ウィジェット機能はユーザが利用できないようにされる。ユーザが、Print3902をクリックした場合、使用条件同意書が印刷される。
【0130】
一実施形態では、使用条件同意書3901は、ウィジェット機能、または統合関心レイヤ機能が、最初にアクティブにされた際にだけ表示され、その後にアクティブにされた際には、表示されない。別の実施形態では、同意書3901は、別のユーザが、ウィジェット機能または統合関心レイヤ機能をアクティブにした場合には表示される。さらに別の実施形態では、同意書3901は、ウィジェット機能または統合関心レイヤ機能の再インストールまたはアップグレードの後に表示される。
【0131】
(さらなるウィジェット)
一実施形態では、本発明は、以下のウィジェットのいずれか、またはすべてを、単独で、または任意の組み合わせで提供する。一実施形態では、本発明は、以下の一部またはすべてを、本明細書で、かつ/または前段で引用された関連する特許出願において説明されるウィジェット、および他の機能の一部またはすべてとの組み合わせで提供する。
【0132】
以下に説明されるウィジェットのほとんどに関して、本発明のシステムは、ユーザ入力に基づいて生成されたクエリに応答して、ネットワークを介してオンライン・データ源から情報を獲得する。オンライン・データ源は、ウィジェット表示を生成するのに使用される情報を提供する。一実施形態では、ネットワークを介して情報を獲得するウィジェットは、表示されたデータがライブであるか否かをユーザに知らせる視覚的インジケータを含む。一実施形態では、そのようなウィジェットは、最新のデータ更新の日付と時刻も表示する。
【0133】
図40は、フライト・トラッカ・ウィジェット4000を示す。ユーザは、フライト番号、到着の都市、出発の都市、航空会社、日付、時刻の任意の組み合わせを含め、知られているいかなる情報でも入力することができる。ウィジェットは、オンライン・フライト・データ源と通信して、ゲート情報、フライト・ステータス、その他を獲得する。一実施形態では、ウィジェットは、航空会社4001、フライト番号4002、出発の都市4008、出発時刻(スケジュールされた)(図40に示さず)、出発時刻(実際の)4003、出発時刻(予期される)(図40に示さず)、出発空港コード4004、到着の都市4009、到着時刻(スケジュールされた)(図40に示さず)、到着時刻(実際の)(図40に示さず)、到着時刻(予期される)4006、到着空港コード4005、出発ゲート(図40に示さず)、到着ゲート4007、定刻/遅れ/早まりステータス4010、航空機の型(図40に示さず)、速度4011、高度4012のいずれか、またはすべてを表示する。一実施形態では、ウィジェットは、飛行経路を近似する出発地点と目的地の間のアーク4014を含む地図4013を表示する。航空機のおおよその現在地点を表すインジケータ4015が、アーク4014上に示される。一実施形態では、その表示4013は、航空機に関する実際の位置データに基づき、別の実施形態では、その表示4013は、出発地点、目的地、残りの飛行時間に基づく補間である。
【0134】
図41は、株価ウィジェット4100を示す。ユーザが、株式(または他の証券)のポートフォリオを入力することができるが、ウィジェットが、オンライン・データ源から、ローカルで格納されているファイルから、またはその他の源から、ユーザの保有株を抽出することもできる。代替的に、ユーザは個々のチッカー記号を入力することもできる。ウィジェットは、チッカー記号4101、現在の株価4102、前日からの変動4103、その他を表示する。一実施形態では、ウィジェットは、株式またはポートフォリオに関する株パフォーマンスを示すチャート4104を表示する。一実施形態では、いくつかの異なるフォーマットと時間範囲のいずれかでそのチャートを表示することが可能である。一実施形態では、表示されるポートフォリオ価値または株価、あるいはその他の選好の特性を変更する入力/出力要素へアクセスするために、Editボタン4105が設けられている。一実施形態では、最終更新インジケータ4106が含められる。一実施形態では、ユーザは、ボタン(図示せず)をクリックして、表示された株式に関するBuyオペレーションまたはSellオペレーションを開始すること、またはその株式に関するさらなる情報を見出すことができる。
【0135】
図42A、図42Bは、映画リスト・ウィジェットを示す。図42Aに示されるように、ユーザは、映画タイトル・リスト4201または映画館リスト4202から選択することができ、上映開始時間4203、レーティング4202、その他を見ることができる。ボタン4209はタイトルや映画館の間で選択を行うためのものである。さらに、ユーザが関心のある日付(今日、明日、または別の日付)を選択するためのボタン4205を備え、例えば、あら筋、写真、論評、Webサイト・リンクなどを含め、選択された映画についてのさらなる情報を獲得するための情報ボタン4206を備え、選択された上映開始時間のチケットを購入するためのチケット購入ボタン4207を備え、映画のビデオ・プレビューにアクセスするためのプレビュー・ボタン4208を備える。
【0136】
一実施形態では、示される映画館は、目標の場所(例えば、ユーザによって入力された、あるいは以前に入力された、または導出されたユーザ・データに基づいてウィジェットに知られている郵便番号)に基づく。目標の場所の事前に決められた、またはユーザが指定することができる半径内の映画館が、示される。
【0137】
ユーザは、情報ボタン4206をクリックして、図42Bに示されるとおり、あら筋4211、映画ポスタ表現4210、その他の情報4212を見ることができる。ユーザは、戻りボタン4213をクリックして、前の表示に戻ることができる。ユーザは、チケット購入ボタン4207またはプレビュー・ボタン4208をクリックして、チケットを購入すること、またはビデオ・プレビューを見ることができる。
【0138】
図43Aないし図43Dは、DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェット4300を示す。図43Aに示されるとおり、ユーザは、ウィジェット4300の左側にあるカテゴリ4301をクリックすることにより、様々なカテゴリ4301の映画をブラウズすることができる。ユーザは、サーチ・フィールド4302の中にタイプして、映画タイトルをサーチすることができる。ユーザは、Recommendations4303をクリックして、以前のレンタルに基づき、またはユーザによって提供された他の情報に基づき、個人向けにされた推奨を見ることができる。ユーザは、Queue4304をクリックして、現在のレンタル・キューを見ることができる。
【0139】
映画4305が、リスト4309の中で選択されると、品質レーティング4306が、現れる(1つから5つまでの星)。ユーザは、情報ボタン4307をクリックして、映画についてのさらなる情報を見ること、またはAdd Movie4308をクリックして、選択された映画をユーザのキューに追加することができる。
【0140】
図43Bは、ユーザが、情報ボタン4307をクリックした後のウィジェット4300を示す。選択された映画記述43010が、映画ポスタ表現43020、レーティング43030、品質レーティング4306などとともに示される。前ボタン4310と次ボタン4311により、ユーザは、キューまたはリストの中の他の映画に直接にジャンプすることができる。ユーザは、戻りボタン4213をクリックして、前のスクリーンに戻ること、またはAdd Movie4308をクリックして、映画をユーザのキューに追加することができる。
【0141】
図43C、図43Dは、ユーザが、Queueボタン4304をクリックした後のウィジェット4300を示す。ウィジェットは、キューの中に現在入っているDVD4312を、現在外にあるDVD4313(すなわち、ユーザが所有している、またはユーザに届けられる途中である)とともに示す。利用可能性4314、発送日4315、ETA 4316が示される。レンタル・キューの中の映画の合計数4317が示される。
【0142】
図44は、翻訳ウィジェット4400を示す。ユーザは、「from」言語と「to」言語を選択することができ(ポップアップ・メニュー4401、4402を介して)、テキストを上側ボックス4403の中に入力することができる。翻訳されたテキストが、下側ボックス4404の中に現れる。一実施形態では、テキストは、テキストがタイプされるにつれて翻訳され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、翻訳をアクティブにする必要がない。一実施形態では、ウィジェットは、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、翻訳を実行する。一実施形態では、ウィジェット4400は、入力されたテキストをオンライン翻訳リソースに伝送し、別の実施形態では、翻訳は、ユーザのコンピュータにインストールされたソフトウェアを使用して、ローカルで実行される。一実施形態では、逆翻訳も実行されて、入力されたテキストを他方の言語に翻訳し、逆方向に翻訳された最終結果を、ユーザが見ることができるようにし、このようにして、ユーザは、翻訳の全体的な品質を評価することができる。
【0143】
図45Aないし図45Cは、単位換算ウィジェット4500を示す。ユーザは、Convertポップアップ・メニュー4501から換算のタイプ(例えば、長さ、体積、面積、速度、温度、重量など)を選択することができ、他の2つのポップアップ・メニュー4502、4503を介して、換算のためのfrom/to単位を選択することができる。ユーザは、その2つのフィールド4504、4505のいずれかに数値を入力することができ、換算された値が他方のフィールドの中に現れる。一実施形態では、値は、数値が入力されるにつれて変換され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、換算を開始する必要がない。一実施形態では、ウィジェットは、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、換算を実行する。
【0144】
一実施形態では、独特なグラフィック4506が、ウィジェット内に(例えば、ウィジェットの上端部に沿って)現れて、実行されている換算のタイプを表す。例えば、長さ換算の場合、定規グラフィック4506Aが示され(図45A)、速度換算の場合、速度計グラフィック4506Bが示され(図45B)、温度換算の場合、温度計グラフィック4506Cが示される(図45C)。以上のグラフィック4506は、任意の形態をとることができ、図は、単に例示的であることが当業者には認識されよう。一実施形態では、以上のグラフィック4506は、アニメ化される。
【0145】
図46Aないし図46Fは、気象ウィジェット4600を示す。一実施形態では、気象ウィジェット4600は所与の場所4606に関する情報を示し、場所4606は、ユーザによって与えられること、またはユーザの郵便番号またはアドレスなどの、他の情報から抽出されることが可能である。一実施形態では、気象ウィジェット4600は、現在気温4601、その日の最高気温4602と最低気温4603、予報4604を示す。グラフィック要素4605が現在の条件と予報条件を示す。例えば、太陽、雲、雨、または以上の任意の組み合わせが、諸条件を示すように示されることが可能である。一実施形態では、以上のグラフィック要素4605は、必要に応じて組み合わされて、気象条件を正確に表すことが可能である。一実施形態では、グラフィック要素4605の一部またはすべては、アニメ化され、例えば、どれだけの風が存在するかを示すために、風の中でわずかに雲が移動するように示される。
【0146】
一実施形態では、気象ウィジェット4600は、ロールオーバに応答して、またはユーザが、展開とコラプス(collapse)のためのボタンをクリックしたことに応答して、展開される、またはコラプスされる。例えば、図46Aは、気象ウィジェットを展開された状態で示すのに対して、図46Bは、気象ウィジェットを、予報4604が示されていない、コラプスされた状態で示す。
【0147】
一実施形態では、グラフィック要素4605は、夜になると、月を示し(図46D)、昼になると、太陽を示す(条件が、晴天であるものと想定すると)。ウィジェット4600は、ローカル・マシンの内部時計を使用するか、またはネットワークを介して現在時刻情報を獲得して、日中または夜間を判定する。一実施形態では、月が示される場合、月の正しい現在の位相が表される。図46Cは、月の様々な位相に関するいくつかのウィジェット状態4615を示す。
【0148】
他の例が、グラフィック要素4605が雨を表す図46Eと、グラフィック要素4605が稲妻を表す図46Fに示されている。以上のいずれか、またはすべてを、所望の場合アニメ化することが可能である。また、例えば、ユーザがウィジェットをロールオーバした際、またはウィジェットをクリックした際、音響効果を提供するようにしてもよい。
【0149】
図47A、図47Cは、イエローページ機能として実施された電話帳ウィジェット4700を示す。ユーザは、ビジネス名またはカテゴリ(または以上の一部)を、図47Bに示されるフィールド4701の中にタイプ入力することができ、リスト4702が、図47Aに示されるとおり、ウィジェットの中で表示される。図47Cは、ユーザが入力するクエリが、カテゴリではなく名前である別の例を示す。
【0150】
一実施形態では、ルックアップは、目標の場所(例えば、ユーザによって入力された、あるいは以前に入力された、または導出されたユーザ・データに基づいてウィジェットに知られている郵便番号)に基づく。目標の場所の事前に決められた、またはユーザが指定することができる半径内のリスト4702が示される。一実施形態では、リスト4702は、ユーザがタイプするにつれて(各キーストロークで自動的に更新されて)表示され、したがって、ユーザは、Enterボタン、または他の何らかのボタンを押して、ルックアップ・オペレーションをアクティブにする必要がない。一実施形態では、ウィジェット4700は、何らかの特定の長さ(例えば、1秒間)のタイプ休止を待ってから、ルックアップし、リスト4702の表示を行う。一実施形態では、各リスト4702はビジネスの名前、電話番号、目標の場所からの距離、アドレスを含む。ユーザは、リスト4702をクリックして、例えば、地図、批評、その他を含むさらなる情報を見ることができる。一実施形態では、ユーザは、例えば、リスト4702に隣接するボタン(図示せず)をクリックすることにより、表示されたリスト4702を、個人向けにされたアドレスブックに追加することができる。
【0151】
一実施形態では、前述したウィジェットのいずれか、またはすべて、および/または前段で引用された関連する出願において説明されるウィジェットのいずれか、またはすべては、アニメーション要素、または他の動きベースの要素を含む。例えば、時計ウィジェットは、動く針、その他の動く要素を含むことが可能である。
【0152】
以上の説明では、説明の目的で、本発明の完全な理解をもたらすために多数の特定の詳細を提示した。しかし、本発明は、それらの特定の詳細なしに実施されることが可能であることが、当業者には明白であろう。その他、構造とデバイスは、本発明を不明瞭にするのを避けるため、ブロック図形態で示した。
【0153】
特に、他のアーキテクチャとグラフィック環境が使用されてもよく、本発明は、前述した以外のグラフィックス・ツールや製品を使用して実施できることが当業者には認識されよう。特に、クライアント/サーバ・アプローチは、本発明のDashboard機能を提供するためのアーキテクチャの一例に過ぎず、他の非クライアント/サーバ・アプローチを使用できることが当業者には認識されよう。
【0154】
本明細書における「一実施形態」または「実施形態」への言及は、その実施形態に関連して説明される特定のフィーチャ、構造、または特徴が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な箇所における「一実施形態では」という句の出現は、必ずしもすべて同一の実施形態を指していない。
【0155】
詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対するオペレーションのアルゴリズムと記号表現として提示された。それらのアルゴリズム記述やアルゴリズム表現は、データ処理分野の業者によって、他の同業者に自らの作業の実質を最も効果的に伝えるように使用される手段である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般的にも、所望の結果をもたらす一連の自己矛盾のないステップと考えられる。ステップは、物理量の物理的操作を要するステップである。通常、ただし、必然的にではなく、それらの量は、格納されること、転送されること、合成されること、比較されること、それ以外の形で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとる。ときとして、主に一般的な用法の理由で、それらの信号をビット、値、要素、記号、文字、項、数値などと呼ぶことが好都合であることが分かっている。
【0156】
しかし、以上、および類似する用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、それらの量に付けられた便利なラベルに過ぎないことに留意しなければならない。特に明記しない限り、説明から明らかなように、説明の全体において、「処理する」または「演算する」または「計算する」または「判定する」または「表示する」などの言葉を利用する説明は、コンピュータ・システムのレジスタ内やメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作して、コンピュータ・システムのメモリまたはレジスタ、あるいは他のそのような情報記憶デバイス、情報伝送デバイス、または情報表示デバイスの内部の物理量として同様に表される他のデータに変換する、コンピュータ・システム、または他の類似した電子コンピューティング・デバイスのアクションおよびプロセスについて述べているものと理解されたい。
【0157】
また、本発明は、本明細書のオペレーションを実行するための装置にも関する。この装置は、要求される諸目的のために特別に構築されてもよく、あるいはコンピュータに格納されたコンピュータ・プログラムによって選択的にアクティブにされる、または再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。そのようなコンピュータ・プログラムは、フロッピー(登録商標)・ディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カードまたは光カード、あるいは電子命令を格納するのに適した任意のタイプの媒体などの、ただし、以上には限定されない、それぞれが、コンピュータ・システム・バスに結合される、コンピュータ可読記憶媒体の中に格納されることが可能である。
【0158】
本明細書で提示されるアルゴリズムおよびモジュールは、いずれの特定のコンピュータ、または他の装置にも本来的に関連していない。様々な汎用のシステムが、本明細書の教示によるプログラム群とともに使用されてもよく、あるいは方法ステップを実行するように、より特化された装置を構築するのが好都合であると分かるであろう。様々なそれらのシステムに関して要求される構造は以下の説明から分かる。さらに、本発明は、いずれの特定のプログラミング言語に関連しても説明していない。本明細書で説明される本発明の教示を実施するのに、様々なプログラミング言語を使用できることは理解されよう。さらに、当業者には明白なように、本発明のモジュール、フィーチャ、属性、方法、その他の態様は、ソフトウェアとして、ハードウェアとして、ファームウェアとして、あるいはこれら3つの任意の組み合わせとして実現可能である。もちろん、本発明のコンポーネントが、ソフトウェアとして実現される場合はいつでも、そのコンポーネントは、独立型のプログラムとして、より大きなプログラムの一部として、複数の別々のプログラムとして、静的に、または動的にリンクされたライブラリとして、カーネルがロードすることができるモジュールとして、デバイス・ドライバとして、かつ/またはコンピュータ・プログラミング分野の業者に現在、または将来に知られる、あらゆる他の形で実現可能である。さらに、本発明は、いずれの特定のオペレーティング・システムまたは環境における実施にも全く限定されない。
【0159】
以上に説明された実装は単に例示的であり、本発明の真の趣旨および範囲を逸脱することなく、多くの変更が行われることが可能であることが当業者には理解されよう。したがって、添付の特許請求の範囲によって、本発明の真の趣旨および範囲に含まれるすべてのそのような変更および変形が対象として含まれるものとされる。
【図面の簡単な説明】
【0160】
【図1】一実施形態による本発明を実施するための全体的なアーキテクチャを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるDashboardをアクティブにし、使用するための方法を示す流れ図である。
【図3】一実施形態による本発明を実施するためのソフトウェア・アーキテクチャを示すブロック図である。
【図4】Dashboardのアクティブ化に先立つデスクトップ・ユーザ・インタフェースを示すスクリーン・ショットである。
【図5】一実施形態によるDashboardの初期状態を示すスクリーン・ショットである。
【図6】一実施形態によるDashboardに関する構成バーを示すスクリーン・ショットである。
【図7】一実施形態による構成バーからのウィジェットのユーザ選択を示すスクリーン・ショットである。
【図8】一実施形態による計算機ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図9】一実施形態による計算機ウィジェットおよび音楽プレーヤ・ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図10】一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェットによって呼び出される音楽プレーヤ・アプリケーションのアクティブ化を示すスクリーン・ショットである。
【図11】一実施形態による計算機ウィジェット、音楽プレーヤ・ウィジェット、およびアドレスブック・ウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図12】一実施形態によるアドレスブック・ウィジェットのオペレーションを示すスクリーン・ショットである。
【図13】一実施形態による、メモ・ウィジェットを含め、いくつかのウィジェットを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図14】一実施形態による、構成バーが閉じられているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図15】ウィジェットが、新たな位置に移動されているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図16A】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図16B】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図16C】一実施形態によるDashboardを消すための遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17A】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17B】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17C】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図17D】一実施形態によるDashboardをアクティブにすることに関する遷移アニメーションを示すスクリーン・ショットである。
【図18】一実施形態によるカレンダ・ウィジェットの例を示す図である。
【図19】一実施形態による株価ウィジェットの例を示す図である。
【図20】一実施形態による気象ウィジェットの例を示す図である。
【図21】一実施形態による交通Webカメラ・ウィジェットの例を示す図である。
【図22】一実施形態による音楽プレーヤ・ウィジェットの例を示す図である。
【図23】一実施形態による小包追跡ウィジェットの例を示す図である。
【図24】一実施形態によるアドレスブック・ウィジェットの例を示す図である。
【図25】一実施形態による時計ウィジェットの例を示す図である。
【図26】一実施形態による、構成バーが閉じられているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図27】一実施形態による、構成バーが開かれて、お気に入りのウィジェットを示しているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図28】一実施形態による、構成バーが開かれて、さらなるウィジェットへのアクセスを可能にしているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図29】一実施形態によるウィジェットを閉じるためのロールオーバ・アイコン、およびウィジェットを構成するためのロールオーバ・アイコンを含むDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図30】一実施形態による、構成バー内の一部のラベルの外観が変化しているDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図31】一実施形態による、構成バー内の一部のラベルの外観が変化しているDashboardを示し、Dashboardが、ウィジェットを閉じるためのロールオーバ・アイコン、およびウィジェットを構成するためのロールオーバ・アイコンを含むスクリーン・ショットである。
【図32】一実施形態による2つのウィジェットに関する選好コントロールを示すDashboardを示すスクリーン・ショットである。
【図33】一実施形態による計算機ウィジェットの例を示す図である。
【図34A】一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェットの例を示す図である。
【図34B】一実施形態による辞書/シソーラス・ウィジェットの例を示す図である。
【図35】構成バーが非アクティブであるスクリーン・ショットである。
【図36】構成バーがアクティブであるスクリーン・ショットである。
【図37】構成バーがアクティブであり、他のウィジェット・ページがいくつ構成バー内に存在するかについての指標が示されたスクリーン・ショットである。
【図38】構成バーがアクティブであり、クローズ・ボックスを含む2つのウィジェットが表示されたスクリーン・ショットである。
【図39】使用条件同意書を示す図である。
【図40】フライト・トラッカ・ウィジェットを示す図である。
【図41】株価ウィジェットを示す図である。
【図42A】映画リスト・ウィジェットを示す図である。
【図42B】映画リスト・ウィジェットを示す図である。
【図43A】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43B】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43C】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図43D】DVDレンタル・キューを管理するためのウィジェットを示す図である。
【図44】翻訳ウィジェットを示す図である。
【図45A】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図45B】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図45C】単位換算ウィジェットを示す図である。
【図46A】気象ウィジェットを示す図である。
【図46B】気象ウィジェットを示す図である。
【図46C】気象ウィジェットを示す図である。
【図46D】気象ウィジェットを示す図である。
【図46E】気象ウィジェットを示す図である。
【図46F】気象ウィジェットを示す図である。
【図47A】電話帳ウィジェットを示す図である。
【図47B】電話帳ウィジェットを示す図である。
【図47C】電話帳ウィジェットを示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップを含む方法。
【請求項2】
前記ユーザ・インタフェースは、複数のグラフィカル・ユーザ・インタフェース要素を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ・インタフェースは、複数のウインドウを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のトリガ・イベントは、第1のユーザ・コマンドを含み、前記第2のトリガ・イベントは、第2のユーザ・コマンドを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、スクリーン上のカーソルが、レイヤ要素が全く表示されていないスクリーン上の場所にある間に、入力信号を検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、スクリーン上のカーソルが、レイヤ要素が全く表示されていないスクリーン上の場所にある間に、マウス・クリックを検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、ユーザ入力なしに所定の時間が経過したステップを検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップ、
前記レイヤ構成に従って前記統合関心レイヤを表示するステップ、
前記レイヤ構成を保存するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップは、
構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
少なくとも1つのレイヤ要素を前記構成バーから、前記統合関心レイヤ上の位置にドラッグするコマンドを受け取るステップを含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ドラッグされたレイヤ要素を前記位置に配置する遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記遷移アニメーションはリップル・アニメーションを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記レイヤ要素を、前記統合関心レイヤ上の位置にドラッグする前記コマンドに応答して、
サーバから、前記レイヤ要素に関するソフトウェア・コードを自動的に取得するステップ、
前記レイヤ要素に関する前記ソフトウェア・コードをインストールするステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記構成バーが複数のカテゴリのレイヤ要素を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素を前記構成バーからドラッグするコマンドを受け取るステップは、
前記カテゴリ群の1つのカテゴリ内のレイヤ要素にアクセスするコマンドを受け取るステップ、
前記選択されたカテゴリ内のコマンドを表示するステップ、
前記選択されたカテゴリから少なくとも1つのレイヤ要素を前記統合関心レイヤ内の位置にドラッグするコマンドを受け取るステップを含む請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記レイヤ構成を保存するステップは、各レイヤ要素に関する位置、サイズ、構成の少なくとも1つを保存するステップを含む請求項8に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも2つのアクティブ状態を有する構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
前記構成バーの状態を切り替えるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記少なくとも2つのアクティブ状態の間で切り替えを行うステップをさらに含む方法であって、
第1の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第1の領域を表示し、第2の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む前記第1の領域と、お気に入りでないレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第2の領域とを表示する請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の領域と前記第2の領域の間でレイヤ要素を移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記コマンドに従って前記レイヤ要素を移動させるステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の状態において、前記構成バーは、レイヤ要素を削除するアイコンをさらに表示し、レイヤ要素を前記削除アイコンに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を削除する請求項15に記載の方法。
【請求項18】
レイヤ要素を前記領域の1つから前記統合関心レイヤに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を前記統合関心レイヤの中で表示するステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項19】
レイヤ要素を前記統合関心レイヤから前記領域の1つに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を前記統合関心レイヤから除去し、前記レイヤ要素に対応するラベルを前記指定された領域内で表示するステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項20】
レイヤ要素に対応するラベルを含む構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項21】
現在、アクティブなレイヤ要素に対応するラベルが、第1の視覚的フォーマットで示され、現在、非アクティブなレイヤ要素に対応するラベルが、第2の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項21に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1つのレイヤ要素は複数回インスタンス化され、少なくとも1つのレイヤ要素は複数回インスタンス化されず、複数回インスタンス化されない現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第1の視覚的フォーマットで示され、複数回インスタンス化される現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第2の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項23に記載の方法。
【請求項25】
少なくとも1つのレイヤ要素は、複数回インスタンス化され、少なくとも1つのレイヤ要素は、複数回インスタンス化されず、複数回インスタンス化されない現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第1の視覚的フォーマットで示され、複数回インスタンス化される現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第2の視覚的フォーマットで示され、現在非アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第3の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの上に前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップは、前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変えるステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変更するステップは、前記ユーザ・インタフェースをフェードさせるステップと、前記ユーザ・インタフェースを暗くするステップと、前記ユーザ・インタフェースを明るくするステップと、前記ユーザ・インタフェースをぼかすステップと、前記ユーザ・インタフェースの彩度を変更するステップ、ユーザ・インタフェースを白と黒で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェースを歪めるステップと、前記ユーザ・インタフェースを縮小するステップから成るグループから選択された少なくとも1つを実行するステップを含む請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの少なくとも一部分が、依然として目に見えるように、前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記統合関心レイヤを表示するステップと並行して、前記ユーザ・インタフェースのミニチュア表現を表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記ユーザ・インタフェースのミニチュア表現を前記レイヤ要素群の1つのレイヤ要素内で表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記表示されたユーザ・インタフェースがタスク・バーを含み、
前記タスク・バー内で、レイヤ要素を表すアイコンを表示するステップをさらに含み、前記第1のトリガ・イベントは前記アイコンに関するユーザ・アクションを含み、前記統合関心レイヤを表示するステップは前記アイコンによって表される前記レイヤ要素を表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記表示されたアイコンを強調表示して、前記アイコンによって表される前記レイヤ要素に関連して警報を示すステップをさらに含む請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記レイヤ要素の少なくとも1つはアプリケーションに関連付けられ、前記第2のトリガ・イベントはレイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動するユーザ・コマンドを含み、
前記ユーザ・インタフェースが再アクティブ化された後、前記レイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動するステップをさらに含む請求項33に記載の方法。
【請求項36】
レイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動する前記ユーザ・コマンドは、前記レイヤ要素内のボタンのユーザ・アクティブ化を含む請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを非アクティブにし、前記統合関心レイヤを導入する第1の遷移アニメーションを表示するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを復元する第2の遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項38】
各遷移アニメーションは、フライイン・アニメーション、フライアウト・アニメーション、ズームイン・アニメーション、ズームアウト・アニメーションから成るグループから選択された1つを含む請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記レイヤ要素は移動可能である請求項1に記載の方法。
【請求項40】
ユーザが、第1のレイヤ要素を第2のレイヤ要素の上に移動したステップに応答して、前記第2のレイヤ要素は、前記第1のレイヤ要素のためにスペースを空けるように自動的に移動させる請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、少なくとも1つのレイヤ要素を、ユーザによって以前に選択された位置に表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項42】
前記レイヤ要素は編集可能である請求項1に記載の方法。
【請求項43】
少なくとも1つのレイヤ要素は別のレイヤ要素と重なり合う請求項1に記載の方法。
【請求項44】
少なくとも1つのレイヤ要素は、カレンダ要素、計算器要素、音楽プレーヤ要素、アドレスブック要素、メモ要素、株価要素、気象要素、交通要素、小包追跡要素、連絡先マネージャ要素、時計要素から成るグループから選択された1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項45】
前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップは、前記ユーザ・インタフェースを、非アクティブ化の時点における前記ユーザ・インタフェースの状態と実質的に同一の状態に復元するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項46】
前記レイヤ要素の少なくとも1つはユーザ入力に応答する請求項1に記載の方法。
【請求項47】
ユーザ・インタフェースを表示する領域はディスプレイ・スクリーン全体を実質的に占有する請求項1に記載の方法。
【請求項48】
少なくとも1つのレイヤ要素はリモート・サーバからデータを受け取る請求項1に記載の方法。
【請求項49】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、
現在、実行されているアプリケーションからコンテキスト情報を獲得するステップ、
前記獲得されたコンテキスト情報から導出されたパラメータを使用して、レイヤ要素をアクティブにするステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項50】
前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションにおいて現在選択されている項目を含む請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションにおいて現在開いている項目を含む請求項49に記載の方法。
【請求項52】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップを含む方法。
【請求項53】
時計を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
指定された場所における現在時刻を特定するステップ、
前記特定された時刻に応答して、少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップ、
前記選択された背景の色を表示するステップ、
前記場所における前記現在時刻の表現を表示するステップを含む方法。
【請求項54】
前記少なくとも2つの色は、日中を表す第1の色と、夜間を表す第2の色とを含む請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記少なくとも2つの色は、薄明かりを表す第3の色を含む請求項54に記載の方法。
【請求項56】
少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップは、
第1の範囲内に入る前記特定された時刻に応答して第1の色を選択するステップ、
第2の範囲内に入る前記特定された時刻に応答して第2の色を選択するステップを含む請求項53に記載の方法。
【請求項57】
前記第1の範囲は午前6時00分から午後6時00分までを含み、前記第2の範囲は午後6時00分から午前6時00分までを含む請求項56に記載の方法。
【請求項58】
背景の色を選択するステップは、前記特定された時刻に従って前記少なくとも2つの色の間で補間を行うステップをさらに含む請求項53に記載の方法。
【請求項59】
少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップは、
前記場所における日の出時刻および日の入り時刻を獲得するステップ、
日の出から日の入りまでの間に当たる前記特定された時刻に応答して第1の色を選択するステップ、
日の入りから日の出までの間に当たる前記特定された時刻に応答して第2の色を選択するステップを含む請求項53に記載の方法。
【請求項60】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を配信する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含み、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を求める要求を受信するステップ、
前記要求に応答して、前記レイヤ要素を提供するステップを含む方法。
【請求項61】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を作成する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含む、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を作成するステップ、
前記レイヤ要素をインストールするステップと前記レイヤ要素を使用に供するステップの少なくともいずれかを実行するステップを含む方法。
【請求項62】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を編集する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含む、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を編集するステップ、
前記編集されたレイヤ要素をインストールするステップと、前記編集されたレイヤ要素を使用に供するステップの少なくともいずれかを実行するステップを含む方法。
【請求項63】
アクティブな領域を含むディスプレイ・スクリーン上のユーザ・インタフェース要素に関するロールオーバ・クローズ・コントロールを表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域の上に置かれているステップに応答して、クローズ・コントロールを表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域から外れるように移動されているステップに応答して、前記クローズ・コントロールを除去するステップ、
前記クローズ・コントロールが、アクティブにされたステップに応答して、前記ユーザ・インタフェース要素を消すステップを含む方法。
【請求項64】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含む請求項63に記載の方法。
【請求項65】
アクティブな領域を含むディスプレイ・スクリーン上の第1のユーザ・インタフェース要素に関する選好コントロールを表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域の上に置かれているステップに応答して、選好コントロールを表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域から外れるように移動されているステップに応答して、前記選好コントロールを除去するステップ、
前記選好コントロールが、アクティブにされたステップに応答して、選好を指定するために少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を表示するステップを含む方法。
【請求項66】
前記第1のユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含む請求項65に記載の方法。
【請求項67】
選好を指定するために少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、
前記第1のユーザ・インタフェース要素が、フリップするステップをシミュレートするアニメーションを表示するステップ、
選好を指定する前記少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を前記第1のユーザ・インタフェース要素の裏側で表示するステップを含む請求項65に記載の方法。
【請求項68】
スクリーン上の場所におけるユーザ・インタフェース要素の配置を表すアニメーションを表示する方法であって、
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させるユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップするユーザ入力を受け取るステップ、
リップル効果に似たアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所において表示するステップを含む方法。
【請求項69】
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させる前記ユーザ入力は、ドラッグ・オペレーションを含み、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップする前記ユーザ入力は、ドロップ・オペレーションを含む請求項68に記載の方法。
【請求項70】
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させる前記ユーザ入力を受け取るステップは、ボタンが押し下げられている間にカーソルの動きを受け取るステップを含み、前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップする前記ユーザ入力を受け取るステップは、前記ボタンが放されたステップを検出するステップを含む請求項68に記載の方法。
【請求項71】
ディスプレイ・スクリーン上の第1のユーザ・インタフェース要素に関する補助機能を表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
前記補助機能が表示されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記第1のユーザ・インタフェース要素が、フリップするステップをシミュレートするアニメーションを表示するステップ、
前記補助機能を前記第1のユーザ・インタフェース要素の裏側で表示するステップを含む方法。
【請求項72】
前記補助機能は、選好を設定するコントロールを含む請求項71に記載の方法。
【請求項73】
ユーザ・インタフェース要素を消すための方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素をディスプレイ・スクリーン上で表示するステップ、
スクリーン上のコントロールを介して、前記ユーザ・インタフェース要素が消されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素が、前記スクリーン上のコントロールに吸い込まれるステップを表現するアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記ディスプレイ・スクリーンから除去するステップを含む方法。
【請求項74】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含み、前記ユーザ・インタフェース要素を除去するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を前記統合関心レイヤから除去するステップを含む請求項73に記載の方法。
【請求項75】
ユーザ・インタフェース要素を消すための方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素をディスプレイ・スクリーン上で表示するステップ、
スクリーン上のコントロールを介して、前記ユーザ・インタフェース要素が消されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素が、構成バーに吸い込まれるステップを表現するアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記ディスプレイ・スクリーンから除去するステップを含む方法。
【請求項76】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェース要素を除去するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を前記統合関心レイヤから除去するステップを含む請求項75に記載の方法。
【請求項77】
計算器を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
数字ディスプレイと、複数の数字キーと、複数の演算子キーとを含む計算器要素を表示するステップ、
前記計算器要素内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記数字ディスプレイの視覚的特性を第1の状態に変えて、前記計算器がアクティブであるステップを示すステップ、
前記計算器要素の外のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記数字ディスプレイの前記視覚的特性を第2の状態に変えて、前記計算器がアクティブではないステップを示すステップを含む方法。
【請求項78】
前記数字ディスプレイの視覚的特性を第1の状態に変えるステップは、前記数字ディスプレイを点灯するステップを含んでいた請求項77に記載の方法。
【請求項79】
計算器を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
数字ディスプレイと、複数の数字キーと、複数の演算子キーとを含む計算器要素を表示するステップ、
第1の演算子キー内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記第1の演算子キーを強調表示するステップ、
前記第1の演算子キー以外のキー内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記第1の演算子キーを強調表示でない状態に復元するステップを含む方法。
【請求項80】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するコンピュータ・プログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体と、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するため、第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードとを含む製品。
【請求項81】
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するため、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すため、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項80に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項82】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るため、前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するため、前記レイヤ構成を保存する前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項80に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項83】
ディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するシステムであって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出する入力デバイスと、
前記ユーザ入力デバイスから受け取られたユーザ入力を処理するプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、ユーザ・インタフェースを表示する領域を含み、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するディスプレイ・スクリーンとを含むシステム。
【請求項84】
前記入力デバイスは、前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントをさらに検出し、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記ディスプレイ・スクリーンは、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する請求項83に記載のシステム。
【請求項85】
前記入力デバイスは、前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力をさらに受け取り、前記ディスプレイ・デバイスは、前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するシステムであって、
前記プロセッサに結合され、前記レイヤ構成を保存する記憶デバイスをさらに含む請求項83に記載のシステム。
【請求項86】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含む方法。
【請求項87】
前記第1のトリガ・イベントは、第1のユーザ・コマンドを含み、前記第2のトリガ・イベントは、第2のユーザ・コマンドを含む請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップ、
前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するステップ、
前記レイヤ構成を保存するステップをさらに含む請求項86に記載の方法。
【請求項89】
少なくとも2つのアクティブ状態を有する構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
前記構成バーの状態を切り替えるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記少なくとも2つのアクティブ状態の間で切り替えを行うステップをさらに含む方法であって、
第1の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第1の領域を表示し、第2の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む前記第1の領域と、お気に入りでないレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第2の領域とを表示する請求項86に記載の方法。
【請求項90】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの上に前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項91】
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップは、前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変えるステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項92】
前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変更するステップは、前記ユーザ・インタフェースをフェードさせるステップと、前記ユーザ・インタフェースを暗くするステップと、前記ユーザ・インタフェースを明るくするステップと、前記ユーザ・インタフェースをぼかすステップと、前記ユーザ・インタフェースの彩度を変更するステップ、ユーザ・インタフェースを白と黒で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェースを歪めるステップと、前記ユーザ・インタフェースを縮小するステップから成るグループから選択された少なくとも1つを実行するステップを含む請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの少なくとも一部分が、依然として目に見えるように前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項94】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを非アクティブにし、前記統合関心レイヤを導入する第1の遷移アニメーションを表示するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを復元する第2の遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項86に記載の方法。
【請求項95】
各遷移アニメーションは、フライイン・アニメーション、フライアウト・アニメーション、ズームイン・アニメーション、ズームアウト・アニメーションから成るグループから選択された1つを含む請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップは、前記ユーザ・インタフェースを、非アクティブ化の時点における前記ユーザ・インタフェースの状態と実質的に同一の状態に復元するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項97】
前記レイヤ要素の少なくとも1つは、ユーザ入力に応答する請求項86に記載の方法。
【請求項98】
少なくとも1つのレイヤ要素は、リモート・サーバからデータを受け取る請求項86に記載の方法。
【請求項99】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、少なくとも1つのレイヤ要素はアニメーションを含む方法。
【請求項100】
少なくとも1つのレイヤ要素は、気象条件を表すアニメーションを含む気象要素を含む請求項99に記載の方法。
【請求項101】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示するコンピュータ・プログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体と、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するため、第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードと
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含む製品。
【請求項102】
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するため、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すため、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項101に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項103】
ディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するシステムであって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出する入力デバイスと、
前記ユーザ入力デバイスから受け取られたユーザ入力を処理するプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、ユーザ・インタフェースを表示する領域を含み、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するディスプレイ・スクリーンと
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含むシステム。
【請求項104】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、飛行機の便に関するフライト・トラッカ・レイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記フライト・トラッカ・レイヤ要素は、航空会社、フライト番号、出発の都市、到着の都市、スケジュールされた出発時刻、実際の出発時刻、スケジュールされた到着時刻、実際の到着時刻、ゲート、フライト・ステータス、速度、高度から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項105】
前記フライト・トラッカ・レイヤ要素は、前記飛行機の現在位置のグラフィック表現をさらに含む請求項104に記載の方法。
【請求項106】
現在位置の前記グラフィック表現は、フライト・ステータス情報に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項107】
現在位置の前記グラフィック表現は、サーバから受け取られたフライト・ステータス情報に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項108】
現在位置の前記グラフィック表現は、出発地点と到着地点の間の補間に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項109】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、映画情報要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記映画情報要素は、映画タイトル、映画記述、映画館、上映開始時間、MPAAレーティング、品質レーティング、予告編、チケット購入機能を含むグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項110】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、オンライン・レンタル・キュー管理要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記オンライン・レンタル・キュー管理要素は、映画タイトル、推奨、MPAAレーティング、品質レーティング、キュー・ステータス、映画利用可能性、予告編、キュー管理機能から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項111】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、翻訳要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記翻訳要素は、ソース言語セレクタと目的言語セレクタ、翻訳されるべきテキストを受け取るための第1の領域、翻訳済みのテキストを表示する第2の領域から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項112】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、単位換算要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記単位換算要素は、適用する単位換算のタイプの選択を受け取るためのセレクタ、ソース単位セレクタと目的単位セレクタ、換算されるべき値を受け取るための第1の領域、換算済みの値を表示する第2の領域から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項113】
前記単位換算要素は、単位換算のタイプのグラフィック表現をさらに含む請求項112に記載の方法。
【請求項114】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、気象要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記気象要素は、現在の気象条件のグラフィック表現、現在の気象条件のテキスト表現、気象予報のグラフィック表現、気象予報のテキスト表現から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項115】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、ディレクトリ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記ディレクトリ要素は、ビジネス名またはビジネス・カテゴリの少なくともいずれかを含む入力を受け入れるための入力フィールド、前記受け入れられた入力に対応するリストを提示する出力フィールドから成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項116】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するフライト・トラッカ・レイヤ要素であって、
航空会社、フライト番号、出発の都市、到着の都市、スケジュールされた出発時刻、実際の出発時刻、スケジュールされた到着時刻、実際の到着時刻、ゲート、フライト・ステータス、速度、高度、飛行機の現在位置のグラフィック表現から成るグループから選択された少なくとも1つを含むフライト・トラッカ・レイヤ要素。
【請求項117】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する映画情報レイヤ要素であって、
映画タイトルと、
上映開始時間と、
映画記述、映画館、MPAAレーティング、品質レーティング、予告編、チケット購入機能を含むグループから選択された少なくとも1つとを含む映画情報レイヤ要素。
【請求項118】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するオンライン・レンタル・キュー管理要素であって、
映画タイトルと、
キュー管理機能と、
推奨、MPAAレーティング、品質レーティング、キュー・ステータス、映画利用可能性、予告編を含むグループから選択された少なくとも1つとを含むオンライン・レンタル・キュー管理要素。
【請求項119】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する翻訳要素であって、
ソース言語セレクタおよび目的言語セレクタと、
翻訳されるべきテキストを受け取るための第1の領域と、
翻訳済みのテキストを表示する第2の領域とを含む翻訳要素。
【請求項120】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する単位換算要素であって、
適用する単位換算のタイプの選択を受け取るためのセレクタと、
ソース単位セレクタおよび目的単位セレクタと、
換算されるべき値を受け取るための第1の領域と、
換算済みの値を表示する第2の領域とを含む単位換算要素。
【請求項121】
前記単位換算要素は、単位換算のタイプのグラフィック表現をさらに含む請求項120に記載の方法。
【請求項122】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する気象要素であって、
現在の気象条件のグラフィック表現と、
現在の気象条件のテキスト表現と、
気象予報のグラフィック表現と、
気象予報のテキスト表現とを含む気象要素。
【請求項123】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するディレクトリ要素であって、
ビジネス名またはカテゴリの少なくともいずれかを含む入力を受け入れるための入力フィールドと、
前記受け入れられた入力に対応するリストを提示する出力フィールドとを含むディレクトリ要素。
【請求項1】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップを含む方法。
【請求項2】
前記ユーザ・インタフェースは、複数のグラフィカル・ユーザ・インタフェース要素を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ・インタフェースは、複数のウインドウを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のトリガ・イベントは、第1のユーザ・コマンドを含み、前記第2のトリガ・イベントは、第2のユーザ・コマンドを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、スクリーン上のカーソルが、レイヤ要素が全く表示されていないスクリーン上の場所にある間に、入力信号を検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、スクリーン上のカーソルが、レイヤ要素が全く表示されていないスクリーン上の場所にある間に、マウス・クリックを検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のトリガ・イベントを検出するステップは、ユーザ入力なしに所定の時間が経過したステップを検出するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップ、
前記レイヤ構成に従って前記統合関心レイヤを表示するステップ、
前記レイヤ構成を保存するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップは、
構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
少なくとも1つのレイヤ要素を前記構成バーから、前記統合関心レイヤ上の位置にドラッグするコマンドを受け取るステップを含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ドラッグされたレイヤ要素を前記位置に配置する遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記遷移アニメーションはリップル・アニメーションを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記レイヤ要素を、前記統合関心レイヤ上の位置にドラッグする前記コマンドに応答して、
サーバから、前記レイヤ要素に関するソフトウェア・コードを自動的に取得するステップ、
前記レイヤ要素に関する前記ソフトウェア・コードをインストールするステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記構成バーが複数のカテゴリのレイヤ要素を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素を前記構成バーからドラッグするコマンドを受け取るステップは、
前記カテゴリ群の1つのカテゴリ内のレイヤ要素にアクセスするコマンドを受け取るステップ、
前記選択されたカテゴリ内のコマンドを表示するステップ、
前記選択されたカテゴリから少なくとも1つのレイヤ要素を前記統合関心レイヤ内の位置にドラッグするコマンドを受け取るステップを含む請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記レイヤ構成を保存するステップは、各レイヤ要素に関する位置、サイズ、構成の少なくとも1つを保存するステップを含む請求項8に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも2つのアクティブ状態を有する構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
前記構成バーの状態を切り替えるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記少なくとも2つのアクティブ状態の間で切り替えを行うステップをさらに含む方法であって、
第1の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第1の領域を表示し、第2の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む前記第1の領域と、お気に入りでないレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第2の領域とを表示する請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の領域と前記第2の領域の間でレイヤ要素を移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記コマンドに従って前記レイヤ要素を移動させるステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の状態において、前記構成バーは、レイヤ要素を削除するアイコンをさらに表示し、レイヤ要素を前記削除アイコンに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を削除する請求項15に記載の方法。
【請求項18】
レイヤ要素を前記領域の1つから前記統合関心レイヤに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を前記統合関心レイヤの中で表示するステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項19】
レイヤ要素を前記統合関心レイヤから前記領域の1つに移動させるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記レイヤ要素を前記統合関心レイヤから除去し、前記レイヤ要素に対応するラベルを前記指定された領域内で表示するステップをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項20】
レイヤ要素に対応するラベルを含む構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項21】
現在、アクティブなレイヤ要素に対応するラベルが、第1の視覚的フォーマットで示され、現在、非アクティブなレイヤ要素に対応するラベルが、第2の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項21に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1つのレイヤ要素は複数回インスタンス化され、少なくとも1つのレイヤ要素は複数回インスタンス化されず、複数回インスタンス化されない現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第1の視覚的フォーマットで示され、複数回インスタンス化される現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第2の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項23に記載の方法。
【請求項25】
少なくとも1つのレイヤ要素は、複数回インスタンス化され、少なくとも1つのレイヤ要素は、複数回インスタンス化されず、複数回インスタンス化されない現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第1の視覚的フォーマットで示され、複数回インスタンス化される現在アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第2の視覚的フォーマットで示され、現在非アクティブなレイヤ要素に対応するラベルは、第3の視覚的フォーマットで示される請求項20に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の視覚的フォーマットは、灰色表示である請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの上に前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップは、前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変えるステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変更するステップは、前記ユーザ・インタフェースをフェードさせるステップと、前記ユーザ・インタフェースを暗くするステップと、前記ユーザ・インタフェースを明るくするステップと、前記ユーザ・インタフェースをぼかすステップと、前記ユーザ・インタフェースの彩度を変更するステップ、ユーザ・インタフェースを白と黒で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェースを歪めるステップと、前記ユーザ・インタフェースを縮小するステップから成るグループから選択された少なくとも1つを実行するステップを含む請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの少なくとも一部分が、依然として目に見えるように、前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項31】
前記統合関心レイヤを表示するステップと並行して、前記ユーザ・インタフェースのミニチュア表現を表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項32】
前記ユーザ・インタフェースのミニチュア表現を前記レイヤ要素群の1つのレイヤ要素内で表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記表示されたユーザ・インタフェースがタスク・バーを含み、
前記タスク・バー内で、レイヤ要素を表すアイコンを表示するステップをさらに含み、前記第1のトリガ・イベントは前記アイコンに関するユーザ・アクションを含み、前記統合関心レイヤを表示するステップは前記アイコンによって表される前記レイヤ要素を表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記表示されたアイコンを強調表示して、前記アイコンによって表される前記レイヤ要素に関連して警報を示すステップをさらに含む請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記レイヤ要素の少なくとも1つはアプリケーションに関連付けられ、前記第2のトリガ・イベントはレイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動するユーザ・コマンドを含み、
前記ユーザ・インタフェースが再アクティブ化された後、前記レイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動するステップをさらに含む請求項33に記載の方法。
【請求項36】
レイヤ要素に関連付けられた前記アプリケーションを起動する前記ユーザ・コマンドは、前記レイヤ要素内のボタンのユーザ・アクティブ化を含む請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを非アクティブにし、前記統合関心レイヤを導入する第1の遷移アニメーションを表示するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを復元する第2の遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項38】
各遷移アニメーションは、フライイン・アニメーション、フライアウト・アニメーション、ズームイン・アニメーション、ズームアウト・アニメーションから成るグループから選択された1つを含む請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記レイヤ要素は移動可能である請求項1に記載の方法。
【請求項40】
ユーザが、第1のレイヤ要素を第2のレイヤ要素の上に移動したステップに応答して、前記第2のレイヤ要素は、前記第1のレイヤ要素のためにスペースを空けるように自動的に移動させる請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、少なくとも1つのレイヤ要素を、ユーザによって以前に選択された位置に表示するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項42】
前記レイヤ要素は編集可能である請求項1に記載の方法。
【請求項43】
少なくとも1つのレイヤ要素は別のレイヤ要素と重なり合う請求項1に記載の方法。
【請求項44】
少なくとも1つのレイヤ要素は、カレンダ要素、計算器要素、音楽プレーヤ要素、アドレスブック要素、メモ要素、株価要素、気象要素、交通要素、小包追跡要素、連絡先マネージャ要素、時計要素から成るグループから選択された1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項45】
前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップは、前記ユーザ・インタフェースを、非アクティブ化の時点における前記ユーザ・インタフェースの状態と実質的に同一の状態に復元するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項46】
前記レイヤ要素の少なくとも1つはユーザ入力に応答する請求項1に記載の方法。
【請求項47】
ユーザ・インタフェースを表示する領域はディスプレイ・スクリーン全体を実質的に占有する請求項1に記載の方法。
【請求項48】
少なくとも1つのレイヤ要素はリモート・サーバからデータを受け取る請求項1に記載の方法。
【請求項49】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、
現在、実行されているアプリケーションからコンテキスト情報を獲得するステップ、
前記獲得されたコンテキスト情報から導出されたパラメータを使用して、レイヤ要素をアクティブにするステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項50】
前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションにおいて現在選択されている項目を含む請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションにおいて現在開いている項目を含む請求項49に記載の方法。
【請求項52】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップを含む方法。
【請求項53】
時計を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
指定された場所における現在時刻を特定するステップ、
前記特定された時刻に応答して、少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップ、
前記選択された背景の色を表示するステップ、
前記場所における前記現在時刻の表現を表示するステップを含む方法。
【請求項54】
前記少なくとも2つの色は、日中を表す第1の色と、夜間を表す第2の色とを含む請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記少なくとも2つの色は、薄明かりを表す第3の色を含む請求項54に記載の方法。
【請求項56】
少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップは、
第1の範囲内に入る前記特定された時刻に応答して第1の色を選択するステップ、
第2の範囲内に入る前記特定された時刻に応答して第2の色を選択するステップを含む請求項53に記載の方法。
【請求項57】
前記第1の範囲は午前6時00分から午後6時00分までを含み、前記第2の範囲は午後6時00分から午前6時00分までを含む請求項56に記載の方法。
【請求項58】
背景の色を選択するステップは、前記特定された時刻に従って前記少なくとも2つの色の間で補間を行うステップをさらに含む請求項53に記載の方法。
【請求項59】
少なくとも2つの色から背景の色を選択するステップは、
前記場所における日の出時刻および日の入り時刻を獲得するステップ、
日の出から日の入りまでの間に当たる前記特定された時刻に応答して第1の色を選択するステップ、
日の入りから日の出までの間に当たる前記特定された時刻に応答して第2の色を選択するステップを含む請求項53に記載の方法。
【請求項60】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を配信する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含み、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を求める要求を受信するステップ、
前記要求に応答して、前記レイヤ要素を提供するステップを含む方法。
【請求項61】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を作成する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含む、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を作成するステップ、
前記レイヤ要素をインストールするステップと前記レイヤ要素を使用に供するステップの少なくともいずれかを実行するステップを含む方法。
【請求項62】
コンピュータ・システムにおける統合関心レイヤの中で使用するレイヤ要素を編集する方法であって、
ユーザ・インタフェースと、統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出し、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにし、複数のレイヤ要素を含む前記統合関心レイヤを表示する該統合関心レイヤとを含む、コンピュータ・システムにおいて使用されるべきレイヤ要素を編集するステップ、
前記編集されたレイヤ要素をインストールするステップと、前記編集されたレイヤ要素を使用に供するステップの少なくともいずれかを実行するステップを含む方法。
【請求項63】
アクティブな領域を含むディスプレイ・スクリーン上のユーザ・インタフェース要素に関するロールオーバ・クローズ・コントロールを表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域の上に置かれているステップに応答して、クローズ・コントロールを表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域から外れるように移動されているステップに応答して、前記クローズ・コントロールを除去するステップ、
前記クローズ・コントロールが、アクティブにされたステップに応答して、前記ユーザ・インタフェース要素を消すステップを含む方法。
【請求項64】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含む請求項63に記載の方法。
【請求項65】
アクティブな領域を含むディスプレイ・スクリーン上の第1のユーザ・インタフェース要素に関する選好コントロールを表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域の上に置かれているステップに応答して、選好コントロールを表示するステップ、
スクリーン上のカーソルが、少なくとも所定の時間にわたって前記アクティブな領域から外れるように移動されているステップに応答して、前記選好コントロールを除去するステップ、
前記選好コントロールが、アクティブにされたステップに応答して、選好を指定するために少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を表示するステップを含む方法。
【請求項66】
前記第1のユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含む請求項65に記載の方法。
【請求項67】
選好を指定するために少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、
前記第1のユーザ・インタフェース要素が、フリップするステップをシミュレートするアニメーションを表示するステップ、
選好を指定する前記少なくとも1つのユーザ・インタフェース要素を前記第1のユーザ・インタフェース要素の裏側で表示するステップを含む請求項65に記載の方法。
【請求項68】
スクリーン上の場所におけるユーザ・インタフェース要素の配置を表すアニメーションを表示する方法であって、
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させるユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップするユーザ入力を受け取るステップ、
リップル効果に似たアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所において表示するステップを含む方法。
【請求項69】
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させる前記ユーザ入力は、ドラッグ・オペレーションを含み、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップする前記ユーザ入力は、ドロップ・オペレーションを含む請求項68に記載の方法。
【請求項70】
ユーザ・インタフェース要素をスクリーン上の場所に移動させる前記ユーザ入力を受け取るステップは、ボタンが押し下げられている間にカーソルの動きを受け取るステップを含み、前記ユーザ・インタフェース要素を前記場所にドロップする前記ユーザ入力を受け取るステップは、前記ボタンが放されたステップを検出するステップを含む請求項68に記載の方法。
【請求項71】
ディスプレイ・スクリーン上の第1のユーザ・インタフェース要素に関する補助機能を表示する方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップ、
前記補助機能が表示されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記第1のユーザ・インタフェース要素が、フリップするステップをシミュレートするアニメーションを表示するステップ、
前記補助機能を前記第1のユーザ・インタフェース要素の裏側で表示するステップを含む方法。
【請求項72】
前記補助機能は、選好を設定するコントロールを含む請求項71に記載の方法。
【請求項73】
ユーザ・インタフェース要素を消すための方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素をディスプレイ・スクリーン上で表示するステップ、
スクリーン上のコントロールを介して、前記ユーザ・インタフェース要素が消されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素が、前記スクリーン上のコントロールに吸い込まれるステップを表現するアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記ディスプレイ・スクリーンから除去するステップを含む方法。
【請求項74】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップを含み、前記ユーザ・インタフェース要素を除去するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を前記統合関心レイヤから除去するステップを含む請求項73に記載の方法。
【請求項75】
ユーザ・インタフェース要素を消すための方法であって、
前記ユーザ・インタフェース要素をディスプレイ・スクリーン上で表示するステップ、
スクリーン上のコントロールを介して、前記ユーザ・インタフェース要素が消されるべきステップを示すユーザ入力を受け取るステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素が、構成バーに吸い込まれるステップを表現するアニメーションを表示するステップ、
前記ユーザ・インタフェース要素を前記ディスプレイ・スクリーンから除去するステップを含む方法。
【請求項76】
前記ユーザ・インタフェース要素を表示するステップは、前記第1のユーザ・インタフェース要素を統合関心レイヤの中で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェース要素を除去するステップは、前記ユーザ・インタフェース要素を前記統合関心レイヤから除去するステップを含む請求項75に記載の方法。
【請求項77】
計算器を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
数字ディスプレイと、複数の数字キーと、複数の演算子キーとを含む計算器要素を表示するステップ、
前記計算器要素内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記数字ディスプレイの視覚的特性を第1の状態に変えて、前記計算器がアクティブであるステップを示すステップ、
前記計算器要素の外のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記数字ディスプレイの前記視覚的特性を第2の状態に変えて、前記計算器がアクティブではないステップを示すステップを含む方法。
【請求項78】
前記数字ディスプレイの視覚的特性を第1の状態に変えるステップは、前記数字ディスプレイを点灯するステップを含んでいた請求項77に記載の方法。
【請求項79】
計算器を表すユーザ・インタフェース要素を表示する方法であって、
数字ディスプレイと、複数の数字キーと、複数の演算子キーとを含む計算器要素を表示するステップ、
第1の演算子キー内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記第1の演算子キーを強調表示するステップ、
前記第1の演算子キー以外のキー内のクリック・アクションを表すユーザ入力に応答して、前記第1の演算子キーを強調表示でない状態に復元するステップを含む方法。
【請求項80】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するコンピュータ・プログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体と、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するため、第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードとを含む製品。
【請求項81】
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するため、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すため、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項80に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項82】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るため、前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するため、前記レイヤ構成を保存する前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項80に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項83】
ディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するシステムであって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出する入力デバイスと、
前記ユーザ入力デバイスから受け取られたユーザ入力を処理するプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、ユーザ・インタフェースを表示する領域を含み、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するディスプレイ・スクリーンとを含むシステム。
【請求項84】
前記入力デバイスは、前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントをさらに検出し、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記ディスプレイ・スクリーンは、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する請求項83に記載のシステム。
【請求項85】
前記入力デバイスは、前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力をさらに受け取り、前記ディスプレイ・デバイスは、前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するシステムであって、
前記プロセッサに結合され、前記レイヤ構成を保存する記憶デバイスをさらに含む請求項83に記載のシステム。
【請求項86】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含む方法。
【請求項87】
前記第1のトリガ・イベントは、第1のユーザ・コマンドを含み、前記第2のトリガ・イベントは、第2のユーザ・コマンドを含む請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記統合関心レイヤを構成するユーザ入力を受け取るステップ、
前記統合関心レイヤを前記レイヤ構成に従って表示するステップ、
前記レイヤ構成を保存するステップをさらに含む請求項86に記載の方法。
【請求項89】
少なくとも2つのアクティブ状態を有する構成バーをアクティブにするコマンドを受け取るステップ、
前記構成バーの状態を切り替えるコマンドを受け取ったステップに応答して、前記少なくとも2つのアクティブ状態の間で切り替えを行うステップをさらに含む方法であって、
第1の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第1の領域を表示し、第2の状態において、前記構成バーは、お気に入りのレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む前記第1の領域と、お気に入りでないレイヤ要素に対応する少なくとも1つのラベルを含む第2の領域とを表示する請求項86に記載の方法。
【請求項90】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの上に前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項91】
前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップは、前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変えるステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項92】
前記ユーザ・インタフェースの視覚的特性を変更するステップは、前記ユーザ・インタフェースをフェードさせるステップと、前記ユーザ・インタフェースを暗くするステップと、前記ユーザ・インタフェースを明るくするステップと、前記ユーザ・インタフェースをぼかすステップと、前記ユーザ・インタフェースの彩度を変更するステップ、ユーザ・インタフェースを白と黒で表示するステップと、前記ユーザ・インタフェースを歪めるステップと、前記ユーザ・インタフェースを縮小するステップから成るグループから選択された少なくとも1つを実行するステップを含む請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記統合関心レイヤを表示するステップは、前記非アクティブにされたユーザ・インタフェースの少なくとも一部分が、依然として目に見えるように前記統合関心レイヤを表示するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項94】
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを非アクティブにし、前記統合関心レイヤを導入する第1の遷移アニメーションを表示するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消し、前記ユーザ・インタフェースを復元する第2の遷移アニメーションを表示するステップをさらに含む請求項86に記載の方法。
【請求項95】
各遷移アニメーションは、フライイン・アニメーション、フライアウト・アニメーション、ズームイン・アニメーション、ズームアウト・アニメーションから成るグループから選択された1つを含む請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップは、前記ユーザ・インタフェースを、非アクティブ化の時点における前記ユーザ・インタフェースの状態と実質的に同一の状態に復元するステップを含む請求項86に記載の方法。
【請求項97】
前記レイヤ要素の少なくとも1つは、ユーザ入力に応答する請求項86に記載の方法。
【請求項98】
少なくとも1つのレイヤ要素は、リモート・サーバからデータを受け取る請求項86に記載の方法。
【請求項99】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおける、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、少なくとも1つのレイヤ要素はアニメーションを含む方法。
【請求項100】
少なくとも1つのレイヤ要素は、気象条件を表すアニメーションを含む気象要素を含む請求項99に記載の方法。
【請求項101】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示するコンピュータ・プログラム製品であって、
コンピュータ可読媒体と、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するため、第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードと
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含む製品。
【請求項102】
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するため、前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すため、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化する、前記媒体上に符号化されたコンピュータ・プログラム・コードをさらに含む請求項101に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項103】
ディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて統合関心レイヤを提示するシステムであって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出する入力デバイスと、
前記ユーザ入力デバイスから受け取られたユーザ入力を処理するプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、ユーザ・インタフェースを表示する領域を含み、前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするため、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で複数のレイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するディスプレイ・スクリーンと
を含み、
少なくとも1つのレイヤ要素は、フライト・トラッカ要素、映画リスト要素、レンタル・キュー管理要素、翻訳要素、単位換算要素、気象要素、株価要素から成るグループから選択された1つを含むシステム。
【請求項104】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、飛行機の便に関するフライト・トラッカ・レイヤ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記フライト・トラッカ・レイヤ要素は、航空会社、フライト番号、出発の都市、到着の都市、スケジュールされた出発時刻、実際の出発時刻、スケジュールされた到着時刻、実際の到着時刻、ゲート、フライト・ステータス、速度、高度から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項105】
前記フライト・トラッカ・レイヤ要素は、前記飛行機の現在位置のグラフィック表現をさらに含む請求項104に記載の方法。
【請求項106】
現在位置の前記グラフィック表現は、フライト・ステータス情報に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項107】
現在位置の前記グラフィック表現は、サーバから受け取られたフライト・ステータス情報に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項108】
現在位置の前記グラフィック表現は、出発地点と到着地点の間の補間に基づいて生成される請求項105に記載の方法。
【請求項109】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、映画情報要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記映画情報要素は、映画タイトル、映画記述、映画館、上映開始時間、MPAAレーティング、品質レーティング、予告編、チケット購入機能を含むグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項110】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、オンライン・レンタル・キュー管理要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、
前記オンライン・レンタル・キュー管理要素は、映画タイトル、推奨、MPAAレーティング、品質レーティング、キュー・ステータス、映画利用可能性、予告編、キュー管理機能から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項111】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、翻訳要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記翻訳要素は、ソース言語セレクタと目的言語セレクタ、翻訳されるべきテキストを受け取るための第1の領域、翻訳済みのテキストを表示する第2の領域から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項112】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、単位換算要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記単位換算要素は、適用する単位換算のタイプの選択を受け取るためのセレクタ、ソース単位セレクタと目的単位セレクタ、換算されるべき値を受け取るための第1の領域、換算済みの値を表示する第2の領域から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項113】
前記単位換算要素は、単位換算のタイプのグラフィック表現をさらに含む請求項112に記載の方法。
【請求項114】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、気象要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記気象要素は、現在の気象条件のグラフィック表現、現在の気象条件のテキスト表現、気象予報のグラフィック表現、気象予報のテキスト表現から成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項115】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、統合関心レイヤを提示する方法であって、
統合関心レイヤをアクティブにする第1のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第1のトリガ・イベントに応答して、前記ユーザ・インタフェースを一時的に非アクティブにするステップと、前記ディスプレイ・スクリーンの前記領域内で、ディレクトリ要素を含む統合関心レイヤを表示するステップ、
前記統合関心レイヤを消すための第2のトリガ・イベントを検出するステップ、
前記第2のトリガ・イベントに応答して、前記統合関心レイヤを消すステップと、前記ユーザ・インタフェースを再アクティブ化するステップ
を含み、前記ディレクトリ要素は、ビジネス名またはビジネス・カテゴリの少なくともいずれかを含む入力を受け入れるための入力フィールド、前記受け入れられた入力に対応するリストを提示する出力フィールドから成るグループから選択された少なくとも1つを含む方法。
【請求項116】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するフライト・トラッカ・レイヤ要素であって、
航空会社、フライト番号、出発の都市、到着の都市、スケジュールされた出発時刻、実際の出発時刻、スケジュールされた到着時刻、実際の到着時刻、ゲート、フライト・ステータス、速度、高度、飛行機の現在位置のグラフィック表現から成るグループから選択された少なくとも1つを含むフライト・トラッカ・レイヤ要素。
【請求項117】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する映画情報レイヤ要素であって、
映画タイトルと、
上映開始時間と、
映画記述、映画館、MPAAレーティング、品質レーティング、予告編、チケット購入機能を含むグループから選択された少なくとも1つとを含む映画情報レイヤ要素。
【請求項118】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するオンライン・レンタル・キュー管理要素であって、
映画タイトルと、
キュー管理機能と、
推奨、MPAAレーティング、品質レーティング、キュー・ステータス、映画利用可能性、予告編を含むグループから選択された少なくとも1つとを含むオンライン・レンタル・キュー管理要素。
【請求項119】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する翻訳要素であって、
ソース言語セレクタおよび目的言語セレクタと、
翻訳されるべきテキストを受け取るための第1の領域と、
翻訳済みのテキストを表示する第2の領域とを含む翻訳要素。
【請求項120】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する単位換算要素であって、
適用する単位換算のタイプの選択を受け取るためのセレクタと、
ソース単位セレクタおよび目的単位セレクタと、
換算されるべき値を受け取るための第1の領域と、
換算済みの値を表示する第2の領域とを含む単位換算要素。
【請求項121】
前記単位換算要素は、単位換算のタイプのグラフィック表現をさらに含む請求項120に記載の方法。
【請求項122】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示する気象要素であって、
現在の気象条件のグラフィック表現と、
現在の気象条件のテキスト表現と、
気象予報のグラフィック表現と、
気象予報のテキスト表現とを含む気象要素。
【請求項123】
ユーザ・インタフェースを表示する領域を含むディスプレイ・スクリーンを備えたコンピュータ・システムにおいて、前記ユーザ・インタフェースを選択的に重ねる統合関心レイヤの中で提示するディレクトリ要素であって、
ビジネス名またはカテゴリの少なくともいずれかを含む入力を受け入れるための入力フィールドと、
前記受け入れられた入力に対応するリストを提示する出力フィールドとを含むディレクトリ要素。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図17D】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34A】
【図34B】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42A】
【図42B】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図43D】
【図44】
【図45A】
【図45B】
【図45C】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図46D】
【図46E】
【図46F】
【図47A】
【図47B】
【図47C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
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【図10】
【図11】
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【図33】
【図34A】
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【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42A】
【図42B】
【図43A】
【図43B】
【図43C】
【図43D】
【図44】
【図45A】
【図45B】
【図45C】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図46D】
【図46E】
【図46F】
【図47A】
【図47B】
【図47C】
【公表番号】特表2008−504610(P2008−504610A)
【公表日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−518332(P2007−518332)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/022579
【国際公開番号】WO2006/012343
【国際公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(500027770)アプル・コンピュータ・インコーポレーテッド (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【国際出願番号】PCT/US2005/022579
【国際公開番号】WO2006/012343
【国際公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(500027770)アプル・コンピュータ・インコーポレーテッド (16)
【Fターム(参考)】
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