説明

ライブラリ装置

【課題】誤った組み合わせの収納体が装着されることを防止するライブラリ装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ライブラリ装置5は、第1及び第2状態に切り替え可能な当接部84を有し、記憶媒体を収納した収納体80と、第1及び第2状態に切り替え可能な当接部94を有し、記憶媒体を収納した収納体90と、収納体80、90を装着、着脱可能な筐体10と、当接部84、94の状態が同じである収納体80、90の装着を許容すると共に、当接部84、94の状態が異なる場合に当接部84、94の少なくとも一方に当接して収納体80、90の少なくとも一方の装着を規制するストッパ60と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライブラリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
着脱式の収納体を装着可能なライブラリ装置がある。収納体には、複数のカートリッジが搭載されている。カートリッジには、磁気テープなどの記憶媒体が設けられている。ライブラリ装置は、収納体に搭載されたカートリッジから所望のカートリッジを選択してカートリッジ内の記憶媒体から情報を読み出す。特許文献1、2には、ライブラリ装置に関連した技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−45102号公報
【特許文献2】特開平9−128476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなライブラリ装置においては、複数の収納体を用意しておき、使用状況に応じて予め定められた正しい組み合わせの2つの収納体を選択して装着するものがある。誤った組み合わせの収納体がライブラリ装置に装着された場合、ライブラリ装置が動作しない恐れがある。
【0005】
本発明は、誤った組み合わせの収納体が装着されることを防止するライブラリ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示のライブラリ装置は、第1及び第2状態に切り替え可能な第1当接部を有し、記憶媒体を収納した第1収納体と、第1及び第2状態に切り替え可能な第2当接部を有し、記憶媒体を収納した第2収納体と、前記第1及び第2収納体を装着、着脱可能な筐体と、前記第1及び第2当接部の状態が同じである前記第1及び第2収納体の装着を許容すると共に、前記第1及び第2当接部の状態が異なる場合に前記第1及び第2当接部の少なくとも一方に当接して前記第1及び第2収納体の少なくとも一方の装着を規制するストッパと、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
誤った組み合わせの収納体が装着されることを防止するライブラリ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、実施例1のライブラリ装置の説明図である。
【図2】図2A、2Bは、収納体の説明図である。
【図3】図3は、正面パネル周辺の拡大図である。
【図4】図4は、正面パネルの内部構造を示した図である。
【図5】図5は、収納体の説明図である。
【図6】図6は、収納体の説明図である。
【図7】図7は、収納体の説明図である。
【図8】図8は、収納体の説明図である。
【図9】図9は、ストッパの透視図である。
【図10】図10は、ストッパの機能の説明図である。
【図11】図11は、ストッパの機能の説明図である。
【図12】図12A〜12Cは、ストッパの機能の説明図である。
【図13】図13A、13Bは、ストッパの機能の説明図である。
【図14】図14は、2つの収納体の双方の挿入の可否を示した表である。
【図15】図15は、実施例2のライブラリ装置のストッパの説明図である。
【図16】図16は、収納体の番号とカートリッジの番号とが関連付けられたテーブルの例示図である。
【図17】図17は、コントローラが実行する処理の一例を示したフローチャートである。
【図18】図18は、実施例3のライブラリ装置の正面パネル周辺の外観図である。
【図19】図19は、実施例3のストッパ及び当接部の説明図である。
【図20】図20は、実施例3のストッパ及び当接部の説明図である。
【図21】図21は、実施例3のストッパ及び当接部の説明図である。
【図22】図22は、当接部周辺の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施例について説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は、実施例1のライブラリ装置5の説明図である。ライブラリ装置5は、ホストコンピュータ1との信号の送受信により制御される。ライブラリ装置5は、筐体10、ドライブ20、電源ユニット30、コントローラ40、搬送ロボット50、収納体80、90、センサ120、130等を含む。コントローラ40は、ライブラリ装置5はドライブ20、搬送ロボット50等に信号を出力してこれら装置の動作を制御することにより、ライブラリ装置5全体の動作を制御する。コントローラ40は、不図示のCPU、ROM、RAM等を備えている。尚、ホストコンピュータ1とコントローラ40との間の信号の送受信はドライブ20を介して行なわれるが、ホストコンピュータ1とコントローラ40とが直接的に信号を送受信してもよい。
【0011】
筐体10は、ドライブ20、電源ユニット30、コントローラ40、搬送ロボット50、収納体80、90を収納する。筐体10は、底板11、正面パネル12、側板14、15、底板11と対向する不図示の上板、正面パネル12と対向する不図示の背面板等を含む。ドライブ20は、後述するカートリッジの読取、書き込みを行なう。
【0012】
収納体80、90は、それぞれ複数のカートリッジを保持している。収納体80、90は、ライブラリ装置5へ装着、着脱可能である。収納体80は、ライブラリ装置5の右側に装着される。収納体90は、ライブラリ装置5の左側に装着される。筐体10の正面パネル12には、収納体80、90をそれぞれ挿入可能な挿入口18、19が設けられている。収納体80、90は、それぞれ第1収納体、第2収納体に相当する。
【0013】
センサ120、130は、それぞれ収納体80、90がライブラリ装置5に装着されたか否かを検出する。センサ120、130は、検出信号をコントローラ40へ出力する。これにより、コントローラ40は、ライブラリ装置5に収納体80、90が装着されたか否かを判断できる。センサ120、130は、収納体80、90がライブラリ装置5に装着された場合に検出信号をコントローラ40へ出力する。センサ120、130は、接触式のセンサであってもよいし、光学式のセンサであってもよい。センサ120が接触式のセンサの場合には、収納体80がライブラリ装置5の奥まで挿入された際に、収納体80がセンサ120に接触する。センサ120が光学式の場合、発光素子及び受光素子を有し、収納体80がライブラリ装置5の奥まで挿入された際に、発光素子の光が収納体80に反射し、この反射光を受光素子が受光する。
【0014】
搬送ロボット50は、収納体80、90の間の部分を直線状に移動可能である。搬送ロボット50は、所定のカートリッジを収納体80又は90から取り出して、ドライブ20へと搬送する。搬送ロボット50は、ドライブ20の正面側に設けられた挿入口22にカートリッジを挿入する。また、搬送ロボット50は、ドライブ20の挿入口22からカートリッジを取り出して、収納体80又は90へ搬送する。
【0015】
図2A、2Bは、収納体80、90の説明図である。収納体80は、収納部81、収納部81の一端に設けられた蓋部82を含む。収納部81には、8つの棚811〜818が設けられている。棚811〜818のそれぞれにはカートリッジが保持される。図2Aには、棚811にのみカートリッジ100を保持された例を示している。カートリッジ100は、記憶媒体を内蔵している。この記憶媒体は、読取及び書込可能な磁気テープである。尚、カートリッジは、磁気テープ以外の記憶媒体、例えば磁気ディスクを内蔵しているものであってもよい。カートリッジへの処理は、棚811〜818の順番に、棚811〜818に保持されたカートリッジが処理される。蓋部82は、収納体80を挿入口18に挿入してライブラリ装置5への装着が完了した際に挿入口18を塞ぐ。収納体90は、収納部91、蓋部92を含み、収納体80と類似の構造を有している。収納部91にも、棚911〜918が設けられている。棚811〜818、911〜918の番号の順番に、カートリッジが処理される。
【0016】
図3は、正面パネル12周辺の拡大図である。図1では省略してあるが、正面パネル12には、表示部122、複数の操作部124が設けられている。表示部122は、ライブラリ装置5の動作状態や、ライブラリ装置5に装着された収納体80、90の番号などを表示可能である。
【0017】
図4は、正面パネル12の内部構造を示した図である。図4においては、正面パネル12の一部を切り欠いている。正面パネル12の表示部122、操作部124の裏側には、ストッパ60、70が保持されている。ストッパ60、70は、詳しくは後述するが、収納体80、90の組み合わせが間違っている場合に、何れか一方のライブラリ装置5への装着を規制する。
【0018】
収納体80、90について説明する。
図5〜8は、収納体80、90の説明図である。図5は、収納体80、90の部分拡大図である。収納体80の蓋部82には、当接部84、85が保持されている。当接部84、85が縦方向に並んでいる。同様に、収納体90の蓋部92にも、当接部94、95が保持されている。当接部84、85、94、95は、それぞれ同様の機能、構造を有している。当接部84、85は第1当接部に相当し、当接部94、95は、第2当接部に相当する。尚、図1〜4においては、当接部84、85、94、95は省略してある。図6は、当接部84、85周辺の拡大図である。図7は、蓋部82の一部を切り欠いた図である。
【0019】
当接部84は、表記部842、ロッド部844、突部846、当接面847を含む。表記部842は、平板状であり、表記部842の正面側に2つの識別表記が表示されている。2つの識別表記は、0と1との数字であるが、これに限定されない。例えば、識別表記は、数字以外の文字や記号であってもよい。2つの識別表記は、縦方向に並んでいる。これは、当接部84が蓋部82に対して上下方向に移動可能に支持されているからである。ロッド部844は、表記部842の背面側から突出している、ロッド部844の先端には突部846が設けられている。突部846は、当接面847を有している。当接面847は、ロッド部844の延在した方向に対して傾斜している。同様に、当接部86は、表記部852、ロッド部854、突部856、当接面857を含む。
【0020】
当接部84、85は、所定範囲を上下動可能に蓋部82に保持されている。図6、7に示すように、当接部84は移動範囲の上側で保持されており、当接部85は移動範囲の下側で保持されている。蓋部82には、表記部842に表記された2つの数字の一方のみを露出する露出口822が形成されている。同様に、蓋部82には、表記部852に表記された2つの数字の一方のみを露出する露出口823が形成されている。
【0021】
図6に示すように、表記部842に示された数字の1が露出口822から露出し、表記部852に示された数字の0が露出口823から露出している。数字の1が露出している当接部84、85のそれぞれの状態を第1状態と称し、数字の0が露出している当接部84、85のそれぞれの状態を第2状態と称する。ユーザは表記部842、852に表記された数字を確認することにより、当接部84、85の状態を把握することができる。このように、表記部842、852の識別表記は、当接部84、85の状態を示す機能を有している。このようにして、収納部80の蓋部82は当接部84、85の状態を視認可能に保持している。
【0022】
尚、図6に示すように、当接部84は第1状態にあり、当接部85は第2状態にある。第1状態では、当接部84、85はそれぞれの移動範囲の上側で保持され、第2状態では当接部84、85はそれぞれの移動範囲の下側で保持される。露出口822は、当接部84の状態に応じて、即ち当接部84の位置に応じて、表記部842に示された2つの識別表記を択一的に露出する。露出口823も同様である。
【0023】
図7に示すように、蓋部82は、維持部826、827を有している。維持部826は、当接部84を第1状態又は第2状態に維持する。維持部827は、当接部85を第1状態又は第2状態に維持する。維持部826、827は、それぞれ弾性変形可能な板バネである。維持部826、827は、鉛直方向に延びている。維持部826、827のそれぞれの先端には、爪部826a、827aが設けられている。
【0024】
爪部826aがロッド部844の下側に当接することにより、第1状態の当接部84が下側に移動することを防止している。このように維持部826は、第1状態の当接部84が第2状態へ移行することを防止している。同様に、爪部827aがロッド部854の上側に当接することにより、第2状態の当接部85が上側に移動することを防止している。このように維持部827は、第2状態の当接部85が第1状態へ移行することを防止している。尚、ユーザは、工具などを用いて、維持部826、827の弾性反発力に抗して当接部84、85のそれぞれを上下動させることができる。これにより、当接部84、85のそれぞれの状態を切り替えることができる。
【0025】
図6に示すように、蓋部82は、突部846、856をそれぞれ露出する凹部824、825が設けられている。突部846、856は、それぞれ凹部824、825内で上下動可能である。図7に示すように、第1状態の当接部84では、凹部824内において突部846の下側には隙間が形成される。第2の状態の当接部85では、凹部825内において突部856の上側に隙間が形成される。
【0026】
収納体90に設けられた当接部94、95について説明する。
図8に示すように、表記部942に示された数字の1が露出口922から露出しており、当接部94は第1状態にある。表記部952に示された数字の0が露出口923から露出しており、当接部95は第2状態にある。ここで、第1状態の当接部94は、移動範囲の下側に位置付けられており、第2状態の当接部95は、移動範囲の上側に位置付けられている。これに対し、図6に示したように、第1状態の当接部84は上側に位置付けられており、第2状態にある当接部85は下側に位置付けられている。このように、収納体80側の当接部84、85の第1状態では、当接部84、85が上側に位置付けられ、収納体90側の当接部94、95の第1状態では、当接部94、95は下側に位置付けられる。収納体80側の当接部84、85の第2状態では、当接部84、85が下側に位置付けられ、収納体90側の当接部94、95の第2状態では、当接部94、95は上側に位置付けられる。
【0027】
また、当接部84、94が上側に位置付けられているときの高さ位置は同じであり、当接部84、94が下側に位置付けられているときの高さ位置も同じである。当接部85と当接部95についても同様である。
【0028】
当接部84、85、94、95のそれぞれに示された識別表記は、各々の状態を示す機能のみならず、複数の収納体を識別するための番号としても機能する。例えば、図5に示した収納体80、90のそれぞれの番号は10として認識できる。従って、ライブラリ装置5の右側にある挿入口18に挿入するため収納体と、ライブラリ装置5の左側にある挿入口19に挿入するための収納体とがそれぞれ複数ある場合、当接部84、85、94、95により収納体に番号を設定することができる。例えば、複数の収納体80のそれぞれに、収納体の番号を00、01、00、10として設定できる。これにより、4種類の収納体80を区別できる。同様に、複数の収納体90のそれぞれに、収納体の番号を00、01、00、10として設定できる。これにより、4種類の収納体90を区別できる。
【0029】
ストッパ60、70について説明する。
図4に示すように、ストッパ60、70は、上下方向に並んで正面パネル12内に保持されている。ストッパ60、70は、同様の構造、機能を有する。ストッパ60は、当接部84、94に対応しており、ストッパ70は、当接部85、95に対応している。ストッパ60は、当接部84、94に当接し得るものであり、ストッパ70は、当接部85、95に当接し得る。以下に、ストッパ60を例に説明する。
【0030】
図9は、ストッパ60の透視図である。ストッパ60は、2つのストッパ片64、65、回転ギア61を含む。ストッパ片64、65は、収納体80、90の挿入方向に対して略直交する方向に延びている。ストッパ片64、65は、略同じ長さである。ストッパ片64、65は、互いに対向している。ストッパ片64は、ストッパ片65の上側に位置している。ストッパ片64、65は、それぞれ第1及び第2ストッパ片に相当する。
【0031】
ストッパ60は、ストッパ片64とストッパ片65との位置関係に応じて第1又は第2状態に切り替わる。ストッパ片64、65の中心部には、それぞれ凹部641、651が形成されている。凹部641、651は、互いに対向している。凹部641、651には、複数の歯が形成されている。回転ギア61は、正面パネル12に対して同一軸心上で回転可能に支持されている。回転ギア61の外周には複数の歯が形成されている。回転ギア61は、凹部641、651に挟まれ、互いに歯が噛合う。これにより、ストッパ片64、65の一方をストッパ片64、65の長手方向に押すと、回転ギア61が回転して、ストッパ片64、65は互いに相反する方向に移動する。図9では、ストッパ片64は右側に位置し、ストッパ片65は左側に位置している。この状態のストッパ60を第1状態と称する。
【0032】
ストッパ60の機能について説明する。
尚、以下の説明では、ストッパ60、当接部84、94について説明し、ストッパ70、当接部85、95はライブラリ装置5に設けられていないものとして説明する。図10〜13Bは、ストッパ60の機能の説明図である。図10は、収納体80、90をライブラリ装置5に挿入している状態を示している。図10に示すように、ストッパ片64は、収納体80側の端部647、収納体90側の端部648を有している。ストッパ片65は、収納体80側の端部657、収納体90側の端部658を有している。図10に示した状態では、ストッパ片64は、収納体90側に移動しており、ストッパ片65は収納体80側に移動している。また、図10の状態では、当接部84、94は、それぞれ移動範囲の下側に位置している。即ち、当接部84は、第2状態にあり、当接部94は、第1状態にある。
【0033】
図10の状態から、収納体80をライブラリ装置5の奥まで挿入しようとすると、図11、12Aに示すように、下側に位置付けられている当接部84の傾斜面847とストッパ片65の端部657とが当接する。図11は、当接部84の傾斜面847とストッパ片65とが当接した直後を示した拡大図である。図12A〜12Cは、当接部84とストッパ60とを示した模式図である。
【0034】
図11、12Aに示した状態から更に収納体80を挿入すると、図12Bに示すように収納体80の突部846がストッパ片65を右側に押す。これにより、ストッパ片64は左側に移動する。更に収納体80を挿入すると、図12Cに示すように更にストッパ片65は右側に移動しストッパ片64は左側に移動する。ストッパ片64の端部647は、凹部924内における当接部84の上側にある隙間に挿入される。即ち、ストッパ片64の端部647は、当接部84の上側に位置する。このように、収納体80を挿入することにより、ストッパ60の状態が切り替わる。図12Cでは、ストッパ片64が左側に位置しストッパ片65が右側に位置している。この状態のストッパ60を、第2状態と称する。尚、図12Cに示した状態は、収納体80がライブラリ装置5に適切に装着された状態を示しており、センサ120が収納体80により押され収納体80が正常に装着され、収納体80は検出信号をコントローラ40に出力する。
【0035】
図12Cに示した状態から収納体90を挿入すると、当接部94は下側に位置付けられているので、図13Aに示すように下側に位置しているストッパ片65の端部658と下側に位置している当接部94の傾斜面947とが当接する。また、図13Aに示した状態から更に収納体90を挿入しようとした場合、ストッパ片65は左側に移動しようとする。しかしながら、ストッパ片65の端部657と当接部84とが当接してストッパ片65は左側に移動することができない。このため、収納体90の挿入はストッパ60により規制される。このように、当接部84が下側に位置付けられた収納体80がライブラリ装置5に既に装着されている場合、当接部94が下側に位置付けられた収納体90をライブラリ装置5に装着することは規制される。換言すれば、当接部84が第2状態にある収納体80がライブラリ装置5に既に装着されている場合、当接部94が第1状態にある収納体90をライブラリ装置5に装着することは規制される。
【0036】
ここで、上述したように、図12Cに示したストッパ60は第2状態にある。また、既にライブラリ装置5に挿入された収納体80の当接部84によって、ストッパ60は第2状態から第1状態へ切り替わることが規制されている。このため、ストッパ60は第2状態で固定されている。よって、ストッパ60が第2状態で固定されている場合には、当接部94が第1状態にある収納体90をライブラリ装置5に挿入することが規制される。
【0037】
次に、当接部94が上側に位置している収納体90をライブラリ装置5に挿入する場合を想定する。突部946は、ストッパ片65の上側を通過し、図13Bに示すように、凹部924における突部946の下側の隙間にストッパ片65の端部658が位置する。これにより、収納体90の挿入が許容される。このように、当接部84が下側に位置付けられた収納体80がライブラリ装置5に既に装着されている場合、当接部94が上側に位置付けられた収納体90をライブラリ装置5に装着することが許容される。換言すれば、当接部84が第2状態にある収納体80がライブラリ装置5に既に装着されている場合、同様に当接部94も第2状態にある収納体90をライブラリ装置5に装着することが許容される。ここで、図12Cに示したストッパ60は第2状態で固定されている。よって、ストッパ60が第2状態で固定されている場合には、当接部94が第2状態にある収納体90をライブラリ装置5に挿入することは許容される。
【0038】
以上のように、ストッパ60は、当接部84、94が同じ状態にある場合に、収納体80、90の装着を許容し、当接部84、94が異なる状態にある場合に、収納体80、90の少なくとも一方の装着を規制する。詳細には、ストッパ60は、当接部84、94が異なる状態にある場合に、後に挿入される収納体の当接部に当接して収納体の挿入を規制する。これにより、収納体80、90の組み合わせを誤ってライブラリ装置5に装着されることを防止できる。これにより、ライブラリ装置5が動作しなくなることを防止できる。尚、上記ではストッパ70、当接部85、95については説明しなかったが、これらもストッパ60、当接部84、94と同様の機能を有している。
【0039】
また、収納体80の当接部84によってストッパ60が第2状態で固定されている場合には、当接部94が第2状態にある収納体90のライブラリ装置5への挿入が許容され、当接部94が第1状態にある収納体90のライブラリ装置5への挿入が規制される。
【0040】
同様に、当接部84が第1状態にある収納体80のライブラリ装置5への挿入によって、ストッパ60は第1状態に固定される。ストッパ60が第1状態で固定されている場合には、当接部94が第1状態にある収納体90のライブラリ装置5への挿入が許容され、当接部94が第2状態にある収納体90のライブラリ装置5への挿入は規制される。
【0041】
収納体80、90の挿入の可否について説明する。
図14は、収納体80、90の双方の挿入の可否を示した表である。上述したように、当接部84、85、94、95のそれぞれの識別表記を、収納体の番号として用いることができる。図14に示すように、収納体80と収納体90との番号が一致する場合には収納体80、90の双方をライブラリ装置5に装着することが可能となる。これに対し、収納体80と収納体90との番号が不一致の場合には、収納体80、90の双方をライブラリ装置5に装着することはできない。これにより、誤った組み合わせの収納体がライブラリ装置5に装着されることが防止される。
【0042】
ここで、ストッパ60等を備えていないライブラリ装置に、誤った組み合わせの収納体を装着した場合を想定する。誤った組み合わせの収納体として、最初に処理されるカートリッジを保持した収納体は正しい収納体であり、それ以外の収納体が誤っている場合を想定する。この場合、最初に正しい収納体が保持したカートリッジ群が処理される。次に、誤った収納体が保持したカートリッジ群が処理される。このため、ホストコンピュータは、誤った収納体が保持するカートリッジがドライブに挿入された際に初めて、誤った収納体が挿入されていることを認識する。このように、ホストコンピュータは、誤った収納体が挿入されたことを直ちに検出できない場合がある。このため、ユーザは誤った組み合わせの収納体が挿入されたことを直ちに把握することができず、ライブラリ装置が停止し続ける恐れがある。しかしながら、実施例1のライブラリ装置5においては、誤った組み合わせの収納体の挿入自体を規制するので、このような問題は生じない。
【0043】
また、当接部84、85、94、95のそれぞれの識別表記は、露出されているので、ユーザは、収納体の番号を容易に視認できる。このため、収納体の交換作業時等において、ユーザが誤った組み合わせの収納体を選択してしまうことを防止できる。これにより、収納体の交換作業が効率化している。
【0044】
実施例1では、2つのストッパ60、70がライブラリ装置5に設けられ、収納体80にも2つの当接部84、85が設けられ、収納体90にも2つの当接部94、95が設けられている。しかしながら、ストッパ60のみをライブラリ装置5に設け、収納体80に当接部84のみを設け、収納体90に当接部94のみを設けてもよい。
【実施例2】
【0045】
実施例2のライブラリ装置5aについて説明する。尚、実施例2の構造について、実施例1と類似の構造については、類似の符号を付することにより重複する説明を省略する。図15は、実施例2のライブラリ装置5aに採用されるストッパ60a、70aの説明図である。ストッパ60a、70aは、実施例1と同様に、正面パネル12の内部に保持されている。
【0046】
ストッパ60a、70aについて説明する。
ストッパ片64a、65a、74a、75aの背面側には駆動機構66、76が配置されている。ストッパ片64aは、ストッパ片64aの背面側に延びた連結部642を有している。同様に、ストッパ片74aは連結部742を有している。駆動機構66、76は、それぞれ連結軸662、762を有している。駆動機構66、76は、コントローラ40からの指令に応じて軸方向に往復移動可能である。具体的には、駆動機構66の筐体内にアクチュエータが設けられており、このアクチュエータの駆動により、連結軸662は軸方向に移動する。アクチュエータとは、例えば自己保持型ソレノイドである。駆動機構76についても同様である。
【0047】
連結軸662、762には、それぞれストッパ片64aの連結部642、ストッパ片74aの連結部742が連結されている。従って、ストッパ片64a、74aは、それぞれ連結軸662、762に連動する。これにより、ストッパ60a、70aは、それぞれ第1又は第2状態へ切り替えられる。図15に示したストッパ60a、70aは、それぞれ第1状態である。
【0048】
また、第1実施例のストッパ60、70とは異なり、第2実施例のストッパ60a、70aは、駆動機構66、76以外の外部からの力によって、状態は切り替わらない。即ち、ストッパ60a、70aは、駆動機構66、76によって状態が固定されている。例えば、当接部84が第2状態にある収納体80をライブラリ装置5に挿入した場合、図12Aに示したように当接部84とストッパ片65とが当接して当接部84がストッパ片65を右側に押すが、ストッパ片64は駆動機構66の連結軸662によって位置を固定されているので、収納体80の挿入は規制される。
【0049】
実施例2のコントローラ40が実行する処理について説明する。
まずユーザは、以下の作業を行なう必要がある。ユーザは、図3に示した操作部124を操作して、収納体の番号とその収納体に保持され最初に処理が行われるカートリッジの番号とを関連付けたテーブルを作成する。図16は、収納体の番号とカートリッジ番号とが関連付けられたテーブルの例示図である。このテーブルは、コントローラ40のROMに記憶される。
【0050】
図17は、コントローラ40が実行する処理の一例を示したフローチャートである。ホストコンピュータ1がライブラリ装置5aの起動を開始すると、コントローラ40は、ホストコンピュータ1から送信される、最初に処理すべきカートリッジの番号を受信する(ステップS1)。ここで、最初に処理すべきカートリッジの番号は、VOL111、VOL222、VOL333、VOL444のいずれかであり、予めホストコンピュータ1側で設定された条件に応じて変わる。
【0051】
次に、コントローラ40は受信したカートリッジの番号と上記のテーブルとに基づいて、ライブラリ装置5aに装着すべき収納体の番号を決定する(ステップS2)。例えば、コントローラ40が受信したカートリッジ番号VOL222の場合には、収納体の番号01が決定される。次に、コントローラ40は、決定された収納体の番号に基づいて、ストッパ60a、70aを第1又は第2状態に切り替える(ステップS3)。例えば、収納体の番号01が決定された場合には、当接部84、94が第2状態であり当接部85、95が第1状態である収納体80、90の挿入が許容されるように、ストッパ60a、70aの状態が切り替わる。この場合、ストッパ60aは第2状態に切り替わり、ストッパ70aは第1状態に切り替えられる。これにより、決定された収納体のライブラリ装置5aへの装着が許容され、決定された収納体の番号以外の収納体のライブラリ装置5aへの装着が規制される。
【0052】
次に、コントローラ40は、決定された収納体の番号を表示部122に表示する(ステップS4)。これにより、ユーザは、ライブラリ装置5aに装着されるべき収納体を知ることができる。これにより、ユーザが誤った収納体を選択することが防止される。
【0053】
次に、コントローラ40は、センサ120、130からの検出信号に基づいて、所望の収納体80、90がライブラリ装置5aに装着されたか否かを判定する(ステップS5)。肯定判定の場合には、コントローラ40は、正しい組み合わせの収納体80、90がライブラリ装置5aに装着されたとして、収納体80、90に保持されたカートリッジへの処理を開始する(ステップS6)。
【0054】
以上のように、ストッパ60a、70aの状態を切り替えることにより、所望の収納体のみが装着可能となる。これにより、誤った組み合わせの収納体がライブラリ装置5aに装着されることが防止されている。
【実施例3】
【0055】
次に、実施例3のライブラリ装置5bについて説明する。
図18は、実施例3のライブラリ装置5bの正面パネル12b周辺の外観図である。収納体80aの蓋部82a、収納体90aの蓋部92のそれぞれには、露出口822a〜822d、922a〜922dが設けられている。これらは、互いに並んでいる。図19〜21は、実施例3のストッパ60b、当接部94aの説明図である。ストッパ60bは、正面パネル12b内に保持されている。
【0056】
当接部94aについて説明する。
図22は、当接部94a周辺の断面図である。図20、図22に示すように、蓋部92aの背面側には、開口929が設けられている。開口929と露出口922a〜922dとは、摺動溝928を介して連続している。摺動溝928、開口929は、ストッパ片64bの長手方向に延びている。開口929から当接部94aがストッパ片64b側に向けて突出している。当接部94aはピン状である。当接部94aは、摺動溝928に摺動可能に係合している基端部94a2を有している。これにより、当接部94aを開口929に沿って移動させることができる。また、露出口922a〜922dは、蓋部92aの正面側に設けられ、当接部94aの基端部94a2を露出させる。これにより、ユーザは、当接部94aの位置を視認できる。図18に示すように、基端部94a2は露出口922aを塞いでいることがわかる。同様に、蓋部82a側に設けられた当接ピンの基端部も露出口822aを塞いでいることがわかる。
【0057】
当接部94aは、第1〜第4状態へ移行可能である。第1状態では、当接部94aは露出口922aを塞ぎ、第2状態では当接部94aは露出口922bを塞ぎ、第3状態では当接部94aは露出口922cを塞ぎ、第4状態では当接部94aは露出口922dを塞ぐ。
【0058】
ストッパ60bについて説明する。
図20、21に示すように、ストッパ片64bの背面側に駆動モータ66bが保持されている。駆動モータ66bは、正面パネル12b内で固定されている。駆動モータ66bからは回転軸663が延びている。回転軸663とストッパ片64bとは、略平行に延びている。回転軸663の外周には、螺旋状部664が形成されている。図21に示すように、ストッパ片64bの背面には被挟持部646が形成されている。被挟持部646は、突起状である。被挟持部646は、螺旋状部664に挟まれている。ストッパ60bは、コントローラ40からの指令に応じて駆動する。回転軸663が回転することにより螺旋状部664が回転し、これにより被挟持部646が回転軸663の軸方向に移動する。このようにして、ストッパ片64bの長手方向の移動が可能となる。
【0059】
図19〜21では、ストッパ片64bは、逃げ孔644と露出口922aと向かい合う位置に設定されている。この状態のストッパ片64bを第1状態と称する。ストッパ片64bは、第1〜第4状態に移行可能である。第2状態では逃げ孔644と露出口922bとが対向し、第3状態では逃げ孔644と露出口922cが対向し、第4状態では逃げ孔644と露出口922dとが対向する。
【0060】
図19〜21に示すように、ストッパ片64bには、逃げ孔644が設けられている。逃げ孔644は、ストッパ片64bを貫通している。逃げ孔644は、ストッパ片64bの蓋部92aと対向する面側に形成されていればストッパ片64bを貫通していないものであってもよい。当接部94aと逃げ孔644とが位置的に一致している場合には、収納体90aをライブラリ装置5bに挿入した際に逃げ孔644は当接部94aを逃がす。換言すれば、逃げ孔644に当接部94aが挿入される。これにより、収納体90aをライブラリ装置5bの奥まで挿入できライブラリ装置5bに適切に装着される。当接部94aと逃げ孔644とが位置的に一致していない場合には、収納体90aをライブラリ装置5bに挿入した際に当接部94aは逃げ孔644に挿入されずに逃げ孔644以外の部分に当接する。このため、収納体90aをライブラリ装置5bの奥まで挿入できずライブラリ装置5bへの装着が規制される。
【0061】
図19に示すように、当接部94aが第1状態にある収納体90aがライブラリ装置5bに挿入されストッパ片64bが第1状態にある場合、収納体90aの装着が許容される。当接部94aが第1状態以外の状態であり、ストッパ片64bが第1状態にある場合には、収納体90aの挿入は規制される。このように、当接部94aの状態とストッパ60bの状態とが一致する場合には、収納体90aの挿入が許容され、異なる場合には収納体90aの挿入が規制される。
【0062】
当接部94aの状態と収納体の番号とを関連付けて設定できる。例えば、当接部94aが第1状態の収納体90aの番号を1とし、当接部94aが第2状態の収納体90aの番号を2とし、当接部94aが第3状態の収納体90aを3とし、当接部94aが第4状態の収納体90aの番号を4とする。これにより、4種類の収納体90aを区別できる。同様の方法により、複数の収納体80aについてもそれぞれ番号を設定できる。
【0063】
実施例3のライブラリ装置5bの動作させるためには、実施例2のライブラリ装置5aと同様に、ユーザは、収納体の番号とその収納体に保持され最初に処理が行われるカートリッジの番号とを関連付けたテーブルをコントローラ40のROMに記憶させる。ホストコンピュータ1から最初に処理すべきカートリッジの番号がコントローラ40に送信されると、コントローラ40は、そのカートリッジの番号に対応する収納体の挿入を許容するようにストッパ60bの状態を切り替える。これにより、決定された収納体のライブラリ装置5bへの装着が許容され、決定された収納体の番号以外の収納体のライブラリ装置5bへの装着が規制される。これにより、誤った組み合わせの収納体がライブラリ装置5bに装着されることが防止される。
【0064】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0065】
1 ホストコンピュータ
5 ライブラリ装置
10 筐体
12、12b 正面パネル
40 コントローラ
60、60a、60b、70、70a ストッパ
61 回転ギア
64、65、64b、74a、75a ストッパ片
66、76 駆動機構
66b 駆動モータ(駆動機構)
80、80a、90、90a 収納体
82、82a、92、92a 蓋部
84、85、94、94a、95 当接部
120、130 センサ
122 表示部
641 凹部
644 逃げ孔
822、823、922、923 822a〜822d、922a〜922d 露出口
826、827 維持部
842、852、942、952 表記部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2状態に切り替え可能な第1当接部を有し、記憶媒体を収納した第1収納体と、
第1及び第2状態に切り替え可能な第2当接部を有し、記憶媒体を収納した第2収納体と、
前記第1及び第2収納体を装着、着脱可能な筐体と、
前記第1及び第2当接部の状態が同じである前記第1及び第2収納体の装着を許容すると共に、前記第1及び第2当接部の状態が異なる場合に前記第1及び第2当接部の少なくとも一方に当接して前記第1及び第2収納体の少なくとも一方の装着を規制するストッパと、を備えたライブラリ装置。
【請求項2】
前記ストッパは、第1又は第2状態に切り替え可能であり、
前記第1状態の前記ストッパは、前記第1及び第2当接部が前記第1状態である前記第1及び第2収納体の装着を許容すると共に、前記第1及び第2当接部が異なる状態である前記第1及び第2収納体の少なくとも一方の装着を規制し、
前記第2状態の前記ストッパは、前記第1及び第2当接部が前記第2状態である前記第1及び第2収納体の装着を許容すると共に前記第1及び第2当接部が異なる状態の前記第1及び第2収納体の少なくとも一方の装着を規制する、請求項1のライブラリ装置。
【請求項3】
前記第1及び第2収納体は、前記第1及び第2当接部の状態を視認可能に保持している、請求項1又は2のライブラリ装置。
【請求項4】
前記第1収納体は、前記第1当接部の状態を維持するための維持部を有している、請求項1乃至3の何れかのライブラリ装置。
【請求項5】
前記筐体は、前記第1収納体が挿入される挿入口を有し、
前記第1収納体は、前記挿入口へ挿入されて前記筐体に装着が完了した際に前記挿入口を塞ぐ蓋部を有し、
前記当接部は、前記蓋部に設けられている、請求項1乃至4の何れかのライブラリ装置。
【請求項6】
前記ストッパは、互いに相反する方向に移動可能に連結された第1及び第2ストッパ片を含み、
前記第1及び第2ストッパ片は、それぞれ、前記第1及び第2収納体の装着を規制可能である、請求項1乃至5の何れかのライブラリ装置
【請求項7】
前記筐体に前記第1及び第2収納体が装着されていない状態で前記第1当接部が前記第1状態にある前記第1収納体を前記筐体に装着することにより、前記ストッパは前記第1状態で固定され、
前記筐体に前記第1及び第2収納体が装着されていない状態で前記第1当接部が第2状態にある前記第1収納体を前記筐体に装着することにより、前記ストッパは前記第2状態で固定される、請求項1乃至6の何れかのライブラリ装置。
【請求項8】
前記ストッパを前記第1又は第2状態に切り替える駆動機構を備えた、請求項1乃至6の何れかのライブラリ装置。
【請求項9】
前記ストッパは、逃げ部を有し、前記第1当接部が前記逃げ部に挿入されることにより前記第1収納体の装着を許容し、前記逃げ部以外の部分に前記第1当接部が当接することにより前記第1収納体の装着を規制する、請求項1乃至5の何れかのライブラリ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2011−258298(P2011−258298A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134224(P2010−134224)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】