説明

ラベルを剥離する装置

【課題】 本発明は、剥離板の先端部から離れた位置にニップローラが配置される場合にも、剥離板の先端部で転向される帯状台紙にテンションを持続させることができ、薄厚で剛性の低い、所謂腰の弱いラベルを剥離することができる装置を提供することを課題とする。
【解決手段】剥離板13に移送されたラベル連続体を剥離板13に押圧する上部押圧ローラ25と、剥離板13の先端部で転向された帯状台紙を剥離板13に押圧する下部押圧ローラ26とを接近離間可能に設けることにより、剥離板13の先端部から離れた位置にニップローラが配置される場合にも、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26によって剥離板13の先端部に近接した位置でラベル連続体および帯状台紙をそれぞれ剥離板13間に挟持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯状台紙に仮着されているラベルを剥離して被着体に貼付するラベル貼付装置に関し、特に剥離板で帯状台紙を転向させることによって帯状台紙に仮着されているラベルを剥離する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のラベル貼付装置では、帯状台紙に仮着されているラベルに印字し、印字後のラベルを帯状台紙から剥離して被着体に貼付する場合や、コンベア上を搬送される被着体に向けて帯状台紙に仮着されているラベルを繰り出した後に剥離して貼付する場合には、帯状台紙を転向させることによって帯状台紙に仮着されているラベルを剥離する剥離板を相当長に構成すると共に、帯状台紙が転向される剥離板の先端部を作成可能な最小限の厚みにし、剥離板の先端部で転向された帯状台紙を引っ張ることでラベルを帯状台紙から剥離する構成になっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、従来技術では、剥離板が相当長に構成されている関係から、剥離板の先端部から離れた位置にニップローラが配置されることになり、剥離板の先端部で転向される帯状台紙にテンションを持続させることができず、帯状台紙が弛んだ状態でラベルの剥離が行われることになるため、薄厚で剛性の低い、所謂腰の弱いラベルを剥離することができないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−96802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、剥離板の先端部から離れた位置にニップローラが配置される場合にも、剥離板の先端部で転向される帯状台紙にテンションを持続させることができ、薄厚で剛性の低い、所謂腰の弱いラベルを剥離することができる装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
帯状台紙に複数のラベルが仮着されているラベル連続体を被着体に向けて延出された剥離部に移送し、当該剥離部の先端部で前記帯状台紙を転向させることによって前記ラベルを前記帯状台紙から剥離する装置であって、前記剥離部に移送された前記ラベル連続体を前記剥離部に押圧する第1押圧ローラと、前記剥離部の先端部で転向された前記帯状台紙を前記剥離部に押圧する第2押圧ローラと、前記第1押圧ローラと前記第2押圧ローラとを接近離間可能に支持する押圧ローラ支持手段と、前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライド可能に支持するスライドガイド手段を具備し、前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライドさせることで、前記剥離部の先端部から前記第1押圧ローラおよび前記第2押圧ローラの押圧位置までの距離が変更されることを特徴とするラベルを剥離する装置に存する。
また、前記押圧ローラ支持手段のスライド位置を位置決めする位置決め手段を具備することを特徴とするラベルを剥離する装置に存する。
また、前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライドさせることで、前記第1押圧ローラおよび前記第2押圧ローラが前記剥離部から退避されることを特徴とするラベルを剥離する装置に存する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の装置は、剥離部に移送されたラベル連続体を剥離部に押圧する第1押圧ローラと、剥離部の先端部で転向された帯状台紙を剥離板に押圧する第2押圧ローラとを接近離間可能に設けることにより、剥離部の先端部から離れた位置にニップローラが配置される場合にも、第1押圧ローラおよび第2押圧ローラによって剥離部の先端部に近接した位置でラベル連続体および帯状台紙をそれぞれ剥離部間に挟持することができるため、剥離部の先端部で転向される帯状台紙にテンションを持続させることができ、薄厚で剛性の低い、所謂腰の弱いラベルを剥離することができるという効果を奏する。
【0008】
さらに、本発明の装置は、押圧ローラ支持手段を剥離部の延出方向にスライド可能に支持し、押圧ローラ支持手段を剥離部の延出方向にスライドさせることで、剥離部の先端部から第1押圧ローラおよび第2押圧ローラの押圧位置までの距離が変更されるように構成することにより、ラベルの剛性に応じて第1押圧ローラおよび第2押圧ローラの押圧位置を適宜設定することができ、適切な状態でラベルの剥離を行うことができるという効果を奏する。
【0009】
さらに、本発明の装置は、押圧ローラ支持手段を剥離部の延出方向にスライド可能に支持し、押圧ローラ支持手段を剥離部の延出方向にスライドさせることで、第1押圧ローラおよび第2押圧ローラが剥離部から退避されるように構成することにより、ラベル連続体の移送ルートに影響されることなく、ラベル連続体を剥離部にセットおよび解除することができ、ラベル連続体の交換作業を簡単に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態の構成を示す概略側面図である。
【図3】図1に示す押圧部の構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示す押圧部の構成を示す斜視図である。
【図5】図3に示す支持部の構成を示す斜視図である。
【図6】図2に示す上部押圧ローラおよび下部押圧ローラが押圧位置に位置決めされた状態を示す説明図である。
【図7】図2に示す上部押圧ローラおよび下部押圧ローラが退避位置に位置決めされた状態を示す説明図である。
【図8】図1に示す押圧部が退避位置に位置決めされた状態を示す斜視図である。
【図9】図1に示す貼付ローラの取り付け構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態の構成を示す概略側面図であり、図3および図4は、図1に示す押圧部の構成を示す斜視図であり、図5は、図3に示す支持部の構成を示す斜視図であり、図6は、図2に示す上部押圧ローラおよび下部押圧ローラが押圧位置に位置決めされた状態を示す説明図であり、図7は、図2に示す上部押圧ローラおよび下部押圧ローラが退避位置に位置決めされた状態を示す説明図であり、図8は、図1に示す押圧部が退避位置に位置決めされた状態を示す斜視図であり、図9は、図1に示す貼付ローラの取り付け構成を示す斜視図である。
【0013】
本実施の形態のラベル貼付装置1は、図1および図2を参照すると、コンベア2の上方に配置されると共に、帯状台紙3に仮着されているラベル4を剥離して、コンベア2上を搬送される被着体5に貼付する装置であり、本体フレーム6の上部にラベル供給部7が設けられている。ラベル供給部7は、帯状台紙3に複数のラベル4が仮着されているラベル連続体8がロール状に巻き回された状態で装着される供給リール9と、供給リール9に装着されたラベル連続体8の両端面をそれぞれガイドするガイド板10a、10bとからなり、ロール状に巻き回されたラベル連続体8は、供給リール9に回転自在に保持されている。
【0014】
供給リール9から繰り出されるラベル連続体8は、移送部11の上面側を通って剥離板13に移送される。なお、図1および図2に示す符号12は、ラベル連続体8に加わるテンションの変化を吸収するテンションローラであり、供給リール9から移送部11までの移送路中に配置されている。
【0015】
剥離板13は、先端部が鋭角に形成された板状の部材であり、先端部がコンベア2上を搬送される被着体5に向けて延出されるように設けられている。帯状台紙3は、剥離板13の先端部で転向され、帯状台紙3より剛性の高いラベル4は、帯状台紙3から剥離され、剥離板13から前方に繰り出される。剥離板13から繰り出されたラベル4は、剥離板13のラベル繰り出し方向の前方に設けられた貼付ローラ14によって、コンベア2によって搬送されてきた被着体5の上面に押圧され、被着体5の上面の所定位置に貼着される。
【0016】
また、剥離板13のラベル連続体8の移送方向上流側には、ラベル4の先端を検出するラベル検出センサ15が配置されており、ラベル検出センサ15によってラベル4の先端を把握することにより、剥離板13から繰り出すラベル4の先端が被着体5の上面の所定位置に貼着されるように制御される。
【0017】
一方、ラベル4が剥離された帯状台紙3、すなわち剥離板13の先端部で転向された帯状台紙3は、移送部11の下面側を通って巻き取り部16に移送されて巻き取られる。なお、図1および図2に示す符号17は、帯状台紙3に加わるテンションの変化を吸収するテンションローラであり、移送部11から巻き取り部16までの移送路中に配置されている。
【0018】
移送部11は、図示しない駆動モータによって回転駆動される移送ローラ18と、第1のニップローラ19と、第2のニップローラ20とを備え、移送ローラ18と第1のニップローラ19とによって挟持移送して供給リール9から繰り出されるラベル連続体8を剥離板13に移送すると共に、移送ローラ18と第2のニップローラ20とによって挟持移送して剥離板13で転向された帯状台紙3を巻き取り部16に移送する。
【0019】
巻き取り部16は、巻き取り駆動軸21と、巻き取り駆動軸21に環装された巻き取りリール22とからなり、巻き取り駆動軸21の回転に追従させて巻き取りリール22を回転させ、巻き取りリール22に、剥離板13で転向された帯状台紙3を巻き取る構成になっている。なお、図1に示す符号23は、巻き取りリール22への帯状台紙3の巻き取りをガイドするガイド板である。
【0020】
剥離板13には、剥離板13の先端から近接した位置で帯状台紙3にテンションを与える押圧部24が設けられており、押圧部24には、剥離板13の先端に移送されるラベル連続体8を剥離板13の上面に押圧する上部押圧ローラ25と、剥離板13の先端から巻き取り部16に移送される帯状台紙3を剥離板13の下面に押圧する下部押圧ローラ26とが備えられている。
【0021】
上部押圧ローラ25と下部押圧ローラ26とは、図3および図4を参照すると、奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体によって支持されている。奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体は、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26をラベル連続体8および帯状台紙3の移送方向に対して直交する方向に支持する押圧ローラ支持手段として機能し、上部押圧ローラ25と下部押圧ローラ26とは、剥離板13の両側に対向して配置される奥側板27と、手前側板28との間に互いに接近離間可能に架け渡されている。また、上部押圧ローラ25と下部押圧ローラ26とは、上部押圧ローラ25の回転軸30の両端と、下部押圧ローラ26の回転軸31の両端との間にそれぞれ装架された一対のバネ32によって、互いに接近する方向に付勢されている。
【0022】
奥側板27は、剥離板13の側部に固設された支持部33によって、剥離板13の延出方向にスライド可能に取り付けられており、押圧ローラ支持手段として機能する奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体を剥離板13の延出方向にスライドさせることにより、上部押圧ローラ25がラベル連続体8を押圧する押圧位置と、下部押圧ローラ26が帯状台紙3を押圧する押圧位置とを変更することができるように構成されている。
【0023】
支持部33は、押圧ローラ支持手段として機能する奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体のスライドをガイドするスライドガイド手段として機能し、図5を参照すると、奥側板27に形成されたガイド穴34に嵌装されるガイド突起35が設けられていると共に、奥側板27に固設されたガイド棒36が貫通する貫通孔37が形成されている。
【0024】
また、支持部33は、押圧ローラ支持手段として機能する奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体を位置決めする位置決め手段としても機能し、支持部33には、奥側板27に形成された複数の位置決め穴38a〜38eのいずれかに係合するボールプランジャ39が設けられ、押圧ローラ支持手段として機能する奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体を剥離板13の延出方向にスライドさせて、ボールプランジャ39を位置決め穴38a〜38eのいずれかに係合させることにより、図6および図7に示すように、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が剥離板13の延出方向の異なる位置に位置決めされる。
【0025】
図6(a)には、支持部33のボールプランジャ39と、奥側板27の位置決め穴38aとが係合され、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26がラベル連続体8および帯状台紙3をそれぞれ押圧する第1押圧位置に位置決めされた状態で示されている。
【0026】
図6(b)には、支持部33のボールプランジャ39と、奥側板27の位置決め穴38bとが係合され、図6(a)に示す第1押圧位置よりも剥離板13の先端部側で、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26がラベル連続体8および帯状台紙3をそれぞれ押圧する第2押圧位置に位置決めされた状態で示されている。
【0027】
図6(c)には、支持部33のボールプランジャ39と、奥側板27の位置決め穴38cとが係合され、図6(b)に示す第2押圧位置よりも剥離板13の先端部側で、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26がラベル連続体8および帯状台紙3をそれぞれ押圧する第3押圧位置に位置決めされた状態で示されている。
【0028】
図6(d)には、支持部33のボールプランジャ39と、奥側板27の位置決め穴38dとが係合され、図6(c)に示す第3押圧位置よりも剥離板13の先端部側で、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26がラベル連続体8および帯状台紙3をそれぞれ押圧する第4押圧位置に位置決めされた状態で示されている。
【0029】
図7には、支持部33のボールプランジャ39と、奥側板27の位置決め穴38eとが係合され、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が剥離板13から退避した退避位置に位置決めされた状態で示されている。上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が退避位置に位置決めされた状態は、剥離板13の先端部よりも前方に上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が位置し、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26に邪魔されることなくラベル連続体8を剥離板13にセットすることができる。
【0030】
上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が退避位置に位置決めされた状態で、ラベル連続体8を剥離板13にセットした後、押圧ローラ支持手段として機能する奥側板27と手前側板28と天板29とからなる枠体をスライドさせて上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26を押圧位置まで移動させると、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26は、剥離板13の先端部からラベル連続体および帯状台紙をそれぞれ押圧しながら押圧位置まで移動されることになり、剥離板13の先端部で転向された帯状台紙にテンションを付与することができる。
【0031】
また、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が退避位置に位置決めされた状態では、図8に示すように、天板29と貼付ローラ14が当接し、天板29によって貼付ローラ14が上方に退避されるようになっている。すなわち、貼付ローラ14は、図9に示すように、本体フレーム6に軸支された支持アーム40に回転自在に取り付けられており、バネ41によって支持アーム40が図中矢印で示す方向に回動されるように付勢されることで、コンベア2によって搬送されてきた被着体5の上面に押圧されるように構成されている。従って、天板29が貼付ローラ14と当接して押し上げることにより、支持アーム40がバネ41の付勢力に抗して回動され、貼付ローラ14が上方に退避され、貼付ローラ14邪魔されることなくラベル連続体8を剥離板13にセットすることができる。
【0032】
以上説明したように、本実施の形態によれば、剥離板13に移送されたラベル連続体8を剥離板13に押圧する上部押圧ローラ25と、剥離板13の先端部で転向された帯状台紙3を剥離板13に押圧する下部押圧ローラ26とを接近離間可能に設けることにより、剥離板13の先端部から離れた位置に第1のニップローラ19および第2のニップローラ20が配置される場合にも、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26によって剥離板13の先端部に近接した位置でラベル連続体8および帯状台紙3をそれぞれ剥離板13間に挟持することができるため、剥離板13の先端部で転向される帯状台紙3にテンションを持続させることができ、薄厚で剛性の低い、所謂腰の弱いラベル4を剥離することができるという効果を奏する。
【0033】
さらに、本実施の形態によれば、押圧ローラ支持手段(奥側板27、手前側板28および天板29)を剥離板13の延出方向にスライド可能に支持し、押圧ローラ支持手段(奥側板27、手前側板28および天板29)を剥離板13の延出方向にスライドさせることで、剥離板13の先端部から上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26の押圧位置までの距離が変更されるように構成することにより、ラベル4の剛性に応じて上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26の押圧位置を適宜設定することができ、適切な状態でラベル4の剥離を行うことができるという効果を奏する。
【0034】
さらに、本実施の形態によれば、押圧ローラ支持手段(奥側板27、手前側板28および天板29)を剥離板13の延出方向にスライド可能に支持し、押圧ローラ支持手段(奥側板27、手前側板28および天板29)を剥離板13の延出方向にスライドさせることで、上部押圧ローラ25および下部押圧ローラ26が剥離板13から退避されるように構成することにより、ラベル連続体8の移送ルートに影響されることなく、ラベル連続体8を剥離板13にセットおよび解除することができ、ラベル連続体8の交換作業を簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0035】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【符号の説明】
【0036】
1 ラベル貼付装置
2 コンベア
3 帯状台紙
4 ラベル
5 被着体
6 本体フレーム
7 ラベル供給部
8 ラベル連続体
9 供給リール
10a、10b ガイド板
11 移送部
12 テンションローラ
13 剥離板
14 貼付ローラ
15 ラベル検出センサ
16 巻き取り部
17 テンションローラ
18 移送ローラ
19 第1のニップローラ
20 第2のニップローラ
21 巻き取り駆動軸
22 巻き取りリール
23 ガイド板
24 押圧部
25 上部押圧ローラ
26 下部押圧ローラ
27 奥側板
28 手前側板
29 天板
30 回転軸
31 回転軸
32 バネ
33 支持部
34 ガイド穴
35 ガイド突起
36 ガイド棒
37 貫通孔
38a、38b、38c、38d、38e 位置決め穴
39 ボールプランジャ
40 支持アーム
41 バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯状台紙に複数のラベルが仮着されているラベル連続体を被着体に向けて延出された剥離部に移送し、当該剥離部の先端部で前記帯状台紙を転向させることによって前記ラベルを前記帯状台紙から剥離する装置であって、
前記剥離部に移送された前記ラベル連続体を前記剥離部に押圧する第1押圧ローラと、
前記剥離部の先端部で転向された前記帯状台紙を前記剥離部に押圧する第2押圧ローラと、
前記第1押圧ローラと前記第2押圧ローラとを接近離間可能に支持する押圧ローラ支持手段と、
前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライド可能に支持するスライドガイド手段を具備し、
前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライドさせることで、前記剥離部の先端部から前記第1押圧ローラおよび前記第2押圧ローラの押圧位置までの距離が変更されることを特徴とするラベルを剥離する装置。
【請求項2】
前記押圧ローラ支持手段のスライド位置を位置決めする位置決め手段を具備することを特徴とする請求項1記載のラベルを剥離する装置。
【請求項3】
前記押圧ローラ支持手段を前記剥離部の延出方向にスライドさせることで、前記第1押圧ローラおよび前記第2押圧ローラが前記剥離部から退避されることを特徴とする請求項1または2記載のラベルを剥離する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−93616(P2011−93616A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−2091(P2011−2091)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【分割の表示】特願2004−377639(P2004−377639)の分割
【原出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】