説明

ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体

【課題】アプリケーションの起動状態でテキストだけのラベルデータを簡易な操作で作成することが可能となるラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】コンピュータ装置2のCPU41は、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aがマウス7でクリックされてキーボード6によってテキストが入力された場合には、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aをキーボード6から入力されたテキスト文字を表示するエディットエリア95Bに変更する。また、CPU41は、キャプチャボタン96をテキスト印刷の指示を入力する印刷ボタン98に変更する。そして、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、エディットエリア95Bに表示されたテキストを印刷データとしてテープ印刷装置3に出力する(S15〜S18)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺状の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集するラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、長尺状のテープやロールシート等の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集するラベルデータ作成装置に関し種々提案されている。
例えば、表示装置のブラウザの表示領域に表示されたGIF(graphicsinterchange format)、JPEG(joint photographic experts group)、BMP(bit map format)等の様々な形式の画像データ(以下、「オブジェクト」という。)を、ドラッグアンドドロップ操作によってアプリケーションソフトウェア(アシスタントソフト)の表示領域にドロップする。そして、アプリケーションソフトウェアの表示領域にオブジェクトがドロップされた場合には、現在編集中のレイアウト編集画面に当該オブジェクトが挿入され、このオブジェクトをラベルデータに編集することが可能となるラベルデータ作成装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】再公表WO2001/098890号公報(5頁〜9頁、図1〜図12)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、アプリケーションソフトウェアが起動している状態で、テキストだけのラベルデータを作成する際及び印刷を行う場合には、テープエディタを再度、可視状態で起動させて、編集モードを変更する操作が必要となり、テキスト入力操作が煩雑であるという問題がある。また、表示装置の大型化に伴い、アプリケーションソフトウェアの表示領域が小さいため、この表示された表示領域を見落とす虞があるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、アプリケーションの起動状態でテキストだけのラベルデータを簡易な操作で作成することが可能となるラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。また、アプリケーションの起動を表すウィンドウを容易に認識することができるラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため請求項1に係るラベルデータ作成装置は、表示手段と、長尺状の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集する印刷データ作成・編集手段とを備えたラベルデータ作成装置において、テキスト又は画像情報を含むデータを前記印刷媒体の印刷領域に挿入して編集するアプリケーションを備え、前記印刷データ作成・編集手段は、前記アプリケーションの起動が行われた場合には、前記データのドラッグアンドドロップ操作を利用可能な表示画面を前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、前記表示画面に前記アプリケーションの起動を表すと共に、前記データをドラッグアンドドロップするドロップエリアが形成されたウィンドウを表示するウィンドウ表示手段と、テキストを入力する入力手段と、前記ドロップエリアを前記入力手段によって入力されたテキストを表示するエディットエリアに変更する変更手段と、前記ドロップエリアが前記エディットエリアに変更された場合には、前記入力手段によって入力されて該エディットエリアに表示されたテキストを前記印刷データとして印刷装置に出力するように制御する出力制御手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に係るラベルデータ作成装置は、請求項1に記載のラベルデータ作成装置において、前記印刷データ作成・編集手段は、前記エディットエリアにテキストが表示された場合には、該エディットエリアを横方向に拡大表示する拡大表示手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に係るラベルデータ作成装置は、請求項2に記載のラベルデータ作成装置において、前記拡大表示手段は、前記入力手段によって改行指示が入力された場合、あるいは、入力されたテキストが前記エディットエリアに収まらない場合には、該改行指示あるいは入力されたテキストに基づいて前記エディットエリアを縦方向に拡大表示することを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に係るラベルデータ作成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のラベルデータ作成装置において、前記印刷データ作成・編集手段は、前記エディットエリアにテキストが表示された場合には、前記ウィンドウ上に印刷ボタンを表示する印刷ボタン表示手段を有し、前記出力制御手段は、前記印刷ボタンがクリックされた場合には、該エディットエリアに表示されたテキストを前記印刷データとして印刷装置に出力するように制御することを特徴とする。
【0009】
また、請求項5に係るラベルデータ作成装置は、請求項1乃請求項4のいずれかに記載のラベルデータ作成装置において、前記印刷データ作成・編集手段は、前記印刷装置から該印刷装置に装着された前記印刷媒体の種類を取得する種類取得手段を有し、前記出力制御手段は、前記種類取得手段によって取得した前記印刷媒体の種類に基づいて前記エディットエリアに表示されたテキストの印刷モードを設定することを特徴とする。
【0010】
また、請求項6に係るラベルデータ作成装置は、表示手段と、長尺状の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集する印刷データ作成・編集手段とを備えたラベルデータ作成装置において、テキスト又は画像情報を含むデータを前記印刷媒体の印刷領域に挿入して編集するアプリケーションを備え、前記印刷データ作成・編集手段は、前記アプリケーションの起動が行われた場合には、前記データのドラッグアンドドロップ操作を利用可能な表示画面を前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、前記表示画面に前記アプリケーションの起動を表すウィンドウを表示するウィンドウ表示手段と、前記ウィンドウの少なくとも最初の表示時に該ウィンドウの表示状態を所定回数切り替えて表示する表示状態変更手段と、を有し、前記ウィンドウが表示されている位置で前記データがドロップされた場合には、このドロップされたデータが編集中の前記印刷領域に挿入されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項7に係るラベルデータ作成装置は、請求項6に記載のラベルデータ作成装置において、前記表示状態変更手段は、前記ウィンドウの画像と背景画像とをアルファブレンドして該ウィンドウを所定回数明滅させることを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に係るプログラムは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベルデータ作成装置の印刷データ作成・編集手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0013】
更に、請求項9に係る記録媒体は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベルデータ作成装置の印刷データ作成・編集手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録されてコンピュータで読み取り可能なことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係るラベルデータ作成装置では、テキスト又は画像情報を含むデータをテープの印刷領域に挿入して編集するアプリケーションが起動された場合には、テキスト又は画像情報を含むデータをドラッグアンドドロップするドロップエリアが形成されたウィンドウが表示される。また、ウィンドウのドロップエリアがエディットエリアに変更された場合には、入力手段によって入力されて該エディットエリアに表示されたテキストが、印刷データとして印刷装置に出力される。
【0015】
これにより、ウィンドウのドロップエリアをエディットエリアに変更することによって、ウィンドウを表示した状態、即ち、アプリケーションを起動した状態で、長尺状の印刷媒体に印刷するテキストだけのラベルデータを簡易な操作で作成することが可能となる。また、テキストだけのラベルデータが、印刷装置に印刷データとして出力されるため、アプリケーションを起動した状態で、テキストだけ印刷されたラベルシートを迅速に作成することが可能となる。
【0016】
また、請求項2に係るラベルデータ作成装置では、エディットエリアにテキストが表示された場合には、該エディットエリアが横方向に拡大表示されるため、入力手段によるテキストの入力を更に容易に行うことが可能となる。また、ドロップエリアが形成された状態のウィンドウを更に小さく表示することが可能となる。
【0017】
また、請求項3に係るラベルデータ作成装置では、入力手段によって入力された改行指示あるいは入力されたテキストに基づいて、エディットエリアが縦方向に拡大表示されるため、テキストを入力するために必要なエリアを確保すると共に、入力したテキストを全て表示することが可能となる。
【0018】
また、請求項4に係るラベルデータ作成装置では、ウィンドウ上に表示された印刷ボタンをクリックすることによって、エディットエリアに表示されたテキストが印刷データとして印刷装置に出力されるため、テキストだけのラベルシートを更に迅速に作成することが可能となる。
【0019】
また、請求項5に係るラベルデータ作成装置では、印刷装置に装着された印刷媒体の種類(例えば、無定長ロールシートやダイカット等である。)に基づいて、エディットエリアに表示されたテキストの印刷モード(例えば、自由長印刷モードや枠固定の折り返し印刷モードである。)が設定される。これにより、エディットエリアにテキストを入力するだけで、印刷装置に装着された印刷媒体に、入力されたテキストを適切に印刷することが可能となる。
【0020】
また、請求項6に係るラベルデータ作成装置では、テキスト又は画像情報を含むデータをテープの印刷領域に挿入して編集するアプリケーションが起動された場合には、アプリケーションの起動を表すウィンドウが、少なくとも最初の表示時に該ウィンドウの表示状態を所定回数切り替えて表示される。そして、このウィンドウ上にテキスト又は画像情報を含むデータをドラッグアンドドロップすることによって、このテキスト又は画像情報を含むデータを印刷領域に挿入することができる。
【0021】
これにより、アプリケーションの起動を表すウィンドウの少なくとも最初の表示時に該ウィンドウの表示状態が所定回数切り替えられるため、ユーザはウィンドウが小さくても、このウィンドウを容易に認識することが可能となる。
【0022】
また、請求項7に係るラベルデータ作成装置では、ウィンドウの画像と背景画像とをアルファブレンドして該ウィンドウを所定回数明滅させるため、ウィンドウの表示状態を容易に切り替えることが可能となる。
【0023】
また、請求項8に係るプログラムでは、コンピュータは当該プログラムを読み込むことによって、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のラベルデータ作成装置として機能することが可能となる。
【0024】
更に、請求項9に係る記録媒体では、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベルデータ作成装置の機能をコンピュータで実行されるプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、半導体メモリ、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、データカード(ICカード、磁気カード等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、光磁気ディスク(MD等)、相変化ディスク、磁気テープ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMに前記プログラムを記録しておき、このROMやバックアップRAMをコンピュータに組み込んで用いてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明に係るラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体をラベル印刷システムについて、具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0026】
先ず、本実施例に係るラベル印刷システム1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施例に係るラベル印刷システム1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例に係るラベル印刷システム1は、パーソナルコンピュータ等から構成されるラベルデータ作成装置の一例としてのコンピュータ装置2と、このコンピュータ装置2と信号ケーブルK1を介して接続されるテープ印刷装置3とから構成されている。
また、コンピュータ装置2は、ホストコントローラ4、表示装置(例えば、CRT、LCD等)5、キーボード6、マウス7、イメージスキャナ8、及びCDリード・ライター(CD−R/W)9から構成されている。尚、マウス7は、ジョイスティックやトラックボール等に置き換えてもよい。また、CD−R/W9は、MO装置、DVD装置等に置き換えてもよい。
【0027】
次に、テープ印刷装置3の概略構成について図2乃至図5に基づいて説明する。
図2はテープ印刷装置3にロールシートホルダ13が装着された状態を上カバー14を開けて示す右側上方からの斜視図である。図3はロールシートホルダ13をテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。図4はテープ印刷装置3の上カバー14が開かれた状態を示す左前側上方からの斜視図である。図5はテープ印刷装置3の上カバー14が開かれた状態を示す左後側上方からの斜視図である。
【0028】
図2乃至図5に示すように、テープ印刷装置3は、樹脂製の本体筐体11と、所定幅のロールシート12Aが巻回されたロールシートホルダ12を収納するロールシートホルダ収納部13の上側を覆うように後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた透明樹脂製の側面視略半円形状に形成された上カバー14とから構成されている。このロールシート12Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)や、該感熱シートの片面に粘着剤を介して離形紙が貼り合わされた長尺状の無定長ロールシート12Aや、この無定長ロールシート12Aの感熱シートが予め所定形状に一定ピッチでハーフカットされたダイカット等で構成され、ロールシートホルダ12に巻回されている。
【0029】
また、上カバー14の前側のフロントカバー15には、印刷されたロールシート12Aを外部に排出するシート排出口15Aが形成されている。また、このシート排出口15Aの上側の前面部には電源ボタン16A、押下することによってシート排出口15Aの内側に設けられたカッターユニット17(図3参照)を駆動させてロールシート12Aを切断するカットボタン16B、押下することによってロールシート12Aを一定量搬送方向に排出するフィードボタン16Cが略水平に配置されている。
【0030】
ここで、カッターユニット17は、図3に示すように、固定刃17Aと可動刃17Bから構成され、可動刃17BがDCモータ等で構成される切断用モータ84により上下方向に往復移動される。そして、印刷済みロールシート12Aの搬送方向後側の切断位置が、固定刃17Aに対向する位置まで搬送された場合には、切断用モータ84により可動刃17Bを上下方向に移動させることによって、この印刷済みロールシート12Aが切断される。また、固定刃17Aと可動刃17Bとによって切断されたロールシート12Aは、シート排出口15Aから排出される。尚、可動刃17Bは正面視V字形に構成されている。
【0031】
また、図2及び図3に示すように、トレイ部材18がフロントカバー15の前側を覆うように、このフロントカバー15の下端縁部に開閉自在に取り付けられ、上端部に形成された凹み部18Aに指を掛けて前側に回動させて開くことができるように構成されている。
また、図5に示すように、本体筐体11の背面部には不図示の電源コードが接続されるインレット19が配設されると共に、その横側(図5中、左側である。)には、信号ケーブルK1が接続されるUSB(UniversalSerial Bus)コネクタ20が設けられている。
【0032】
また、図2、図4及び図5に示すように、テープ印刷装置3は、ロールシートホルダ収納部13の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図2中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ12を構成する位置決め保持部材21の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材22を嵌め込むことができるホルダ支持部材23が設けられている。このホルダ支持部材23には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長Uの字状の第1位置決め溝部24が形成されている。
【0033】
また、ロールシート12Aを挿入する挿入口26(図3参照)の後端縁部からロールシートホルダ収納部13の前側上端縁部まで略水平に延出された載置部29が設けられている。また、この載置部29の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート12Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の5個の第2位置決め溝部30A〜30Eが形成されている。この各第2位置決め溝部30A〜30Eは、図3に示すように、ロールシートホルダ12を構成するガイド部材28の載置部29に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
【0034】
また、ロールシートホルダ収納部13の底面部には、ホルダ支持部材23の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部13Aが所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部13Aの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ12を構成する位置決め保持部材21及びガイド部材28の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
【0035】
また、位置決め凹部13Aのホルダ支持部材23の内側基端部には、位置決め保持部材21の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60(図6参照)に対向する部分が、位置決め凹部13Aよりもさらに所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部13Bが形成されている。
【0036】
また、この判別凹部13Bには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート12Aの種別、材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。
【0037】
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部13Bの底面部から位置決め凹部13Aの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材21の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60に形成される各センサ孔60A〜60F(図6参照)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ12に装着されたロールシート12Aの種別、材質、ロールシート幅等を検出するものである。
【0038】
尚、本実例の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部13Bの底面から位置決め凹部13Aの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力される。
【0039】
一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ12が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
【0040】
また、ホルダ収納部4のホルダ支持部材23と反対側の側端縁部に対向する上カバー14の開口部周縁の内側には、断面円形状でリンクレバー34の厚さにほぼ等しい高さに形成された係合軸33が立設されている。そして、この係合軸33には、サーマルヘッド32(図3参照)を上下動させるリンクレバー34の一方の端縁部に形成された貫通孔が嵌め込まれ、このリンクレバー34の端縁部が回動可能且つ着脱可能に取り付けられている。
【0041】
また、図3に示すように、挿入口26のロールシート搬送方向奥側には、プラテンローラ35のローラ軸35Aが回転自在に軸支されている。また、サーマルヘッド32は押圧バネ36によって上方に付勢されているヘッド支持部材37の上面に固定されている。また、このヘッド支持部材37の搬送方向に対して後側の端縁部は、フレーム38の背面部によって上下方向に揺動可能に支持されている。
【0042】
そして、この上カバー14を後側方向に回動して開くことにより、リンクレバー34が上カバー14の動きに連動して後側方向に移動して、サーマルヘッド支持部材37が下方に移動されて、サーマルヘッド32が対向配置されているプラテンローラ35から離間される。これにより、ロールシート12Aを挿入口26から挿通して、プラテンローラ35とサーマルヘッド32との間に挿通可能な状態になる。
【0043】
また、上カバー14を閉じた場合には、リンクレバー34が上カバー14の動きに連動して前側方向に移動し、サーマルヘッド支持部材37が上方に移動されて、サーマルヘッド32が押圧バネ36によってロールシート12Aをプラテンローラ35に押圧付勢して印刷可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納部13の下側には、仕切壁39を介して、コンピュータ装置2からの指令によりサーマルヘッド32等の各機構部を駆動制御する制御回路部等が形成された制御基板40が設けられている。
【0044】
次に、ロールシートホルダ12の概略構成について図6に基づいて説明する。
図6はロールシート12Aが装着されたロールシートホルダ12の一例を示す下方からの斜視図である。
【0045】
図6に示すように、巻芯に巻回されたロールシート12Aが回転可能に装着されるロールシートホルダ12は、下記のように構成されている。
ロールシートホルダ12を構成するガイド部材28は、下側方向に延出されて、ロールシートホルダ収納部13の底面部に形成される位置決め凹部13Aに嵌入されて該位置決め凹部13Aの底面に当接される第1延出部63が形成されている。また、ガイド部材28は、ロールシート12Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように載置部29まで上側端縁部が前下がり状に延出される第2延出部64が形成されている。
【0046】
この第2延出部64の下端面は略水平に形成され、先端側下端部は、装着されたロールシート12Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部30A〜30Eのいずれかに嵌入されるように構成されている。また、この第2延出部64の内側面によって装着されたロールシート12Aの一側端縁部を挿入口26まで案内するように構成されている(図2参照)。
【0047】
また、ガイド部材28の内側面と位置決め保持部材21の内側面に立設されたホルダ軸部材62によって、ロールシート12Aが巻回された巻芯が回転可能に保持される。尚、ホルダ軸部材62は、ロールシート12Aの巻芯の各長さ寸法に対応して複数種類(本実施例では、12mm、17mm、29mm、38mm、62mmの5種類である。)の長さ寸法のものが設けられている。
【0048】
また、位置決め保持部材21の取付部材22は、正面視下方向(図6中、下方向)に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置3のホルダ支持部材23の下方向に幅狭な第1位置決め溝部24内に密着可能に形成されている。また、この取付部材22の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部24の幅寸法にほぼ等しく形成されている。これにより、ロールシートホルダ12を装着する場合は、取付部材22を第1位置決め溝部24に挿入することによって、該ロールシートホルダ12を位置決めしつつ装着することができる。
【0049】
また、位置決め保持部材21の下端縁部は、ガイド部材28の下端縁部よりも所定長さ(本実施例では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。また、このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサP1〜P6に対向する所定位置に貫通した各センサ孔60A〜60Fが略L字状に配置されて形成される。尚、図6中、各センサ孔60A〜60Fのうちの各センサ孔60A〜60Cが、シート判別部60に形成された状態を示している。
【0050】
これにより、各センサ孔60A〜60Fは、6個のうちの最大5個形成されるため、各センサ孔60A〜60F毎の有無を「1」と「0」に対応させることにより、該ロールシートホルダ12に装着されたロールシート12Aの種別、材質、ロールシート幅等を「000001」〜「111111」の6ビットの符号によって表示することができる。尚、「000000」の6ビットの符号は、ロールシートホルダ12が装着されていないことを表している。
【0051】
次に、ラベル印刷システム1を構成するコンピュータ装置2の回路構成について図7に基づいて説明する。図7は図1に示すコンピュータ装置2の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ装置2のホストコントローラ4は、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、フロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FDC)46、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)47、ハードディスクコントローラ(HDC)48、ハードディスクドライブ(HDD)49、表示装置コントローラ50、モデム51等を備えている。また、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、及びモデム51は、バス線52により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、入出力I/F44には、FDD47を駆動制御するFDC46を介してFDD47、HDD49を駆動制御するHDC48を介してHDD49、及び表示装置コントローラ50が接続されている。また、モデム51には電話回線53が接続されている。
【0052】
そして、ホストコントローラ4には、入出力I/F44を介して文字や記号等を入力するためのキーボード6、表示装置5の表示画面上の座標を入力するためのマウス7、図面から外形線データ等を取り込むためのイメージスキャナ8、及び印刷用データや後述のアプリケーションソフトウェアであるキャプチャアプリケーション等をCD−ROM56に書き込み及び読み込むためのCD−R/W9が接続されている。また、ホストコントローラ4には、表示装置コントローラ50を介して表示装置5が接続され、後述のようにレイアウト編集画面が表示され、無定長ロールシート12Aのレイアウト等が表示される。更に、ホストコントローラ4には、通信用I/F45及び信号ケーブルK1を介してテープ印刷装置3が接続される。
【0053】
また、CPU41は、ラベル印刷システム1全体を制御し、ラベル印刷システム1の動作に関する全てのデータを管理する。また、ROM42には、一般のパーソナルコンピュータと同様に電源投入時にコンピュータ装置2を立ち上げてCPU41を起動させるための起動プログラムが格納されている。
【0054】
また、RAM43は、CPU41が種々の制御を実行する際に、各種データを一時的に記憶するものであり、画像データ等のオブジェクト情報を記憶するオブジェクト情報記憶エリア43A、テープ印刷装置3に送信するテンプレートデータやキーボード6等を介して入力された文字列データや図柄データ等からなるラベルデータが記憶されるラベルデータ記憶エリア43B等が設けられている。
また、通信用I/F45は、例えば、セントロニクスインターフェースやUSB(UniversalSerial Bus)等から構成され、テープ印刷装置3や外部の電子機器(例えば、コンピュータ、レーザプリンタ等)と双方向データ通信が可能になっている。
【0055】
また、HDD49に装着されるハードディスクには、MS−DOS(登録商標)やウィンドウズ(登録商標)システム等の各種オペレーティングシステム(OS)に加えて、テープ印刷装置3や外部の電子機器に対してデータの送受信を行うための通信用プロトコル、ブラウザや当該OSにて実行可能なワープロソフトや印刷用ラベルデータを作成するレイアウト編集ソフト等の各種アプリケーションソフトウェアが必要に応じて格納されると共に、後述する画面キャプチャができると共に、画像データ等のオブジェクトをラベルデータが表示されたテープの印刷領域に挿入して編集するスナップモードに設定すると共に、表示されたウィンドウの一例としてのキャプチャウィンドウ95(図17参照)を介して、このスナップモードに設定された状態でテキストだけの印刷ラベルを作成することが可能となるキャプチャアプリケーション等の制御プログラムが記憶格納されている。
【0056】
このキャプチャアプリケーションは、比較的小型で軽量のアプリケーションソフトウェアであるため、常駐させていても、システムリソースの消費量が少なく、安定動作に寄与する。
また、FDD47に着脱自在に装着されるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)55には、各種印刷データが格納保存される。
【0057】
また、CD−R/W9に着脱自在に装着される光ディスク(CD−ROM)56には、後述する画面キャプチャができると共に、画像データ等のオブジェクトをラベルデータが表示されたテープの印刷領域に挿入して編集するキャプチャアプリケーションや、このキャプチャアプリケーションの起動によってラベルデータが表示されたテープの印刷領域にオブジェクトを挿入表示して編集するレイアウト編集処理等の制御処理の制御プログラム等と共に、GIF、JPEG、BMP等の様々な形式の各種オブジェクトのオブジェクト情報(例えば、オブジェクト名、オブジェクトの原画像の縦寸法、オブジェクトの原画像の横寸法、画像データ等である。)が記録されて、各種ラベル作成装置に供給される。
【0058】
次に、ラベル印刷システム1を構成するテープ印刷装置3の回路構成について図8乃至図10に基づき説明する。
図8は図1に示すテープ印刷装置3の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。図9はテープ印刷装置3のROMに記憶されるシート種類テーブルの一例を示す図である。図10はテープ印刷装置3のROMに記憶されるダイカット種類テーブルの一例を示す図である。
【0059】
図8に示すように、テープ印刷装置3の制御基板40上に形成される制御回路部70は、CPU71、CG(キャラクタジェネレータ)ROM72、ROM73、フラッシュメモリ(EEPROM)74、RAM75、入出力インターフェース(I/F)76、通信用インターフェース(I/F)77等を備えている。また、CPU71、CGROM72、ROM73、フラッシュメモリ74、RAM75、入出力インターフェース(I/F)76、通信用インターフェース(I/F)77は、バス線78により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
【0060】
ここに、CGROM72には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、ドットパターンデータがCGROM72から読み出され、そのドットパターンデータに基づいてロールシート12Aの感熱シート上にドットパターンが印刷される。
また、ROM73は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、無定長ロールシート12Aのラベル作成処理プログラム等のテープ印刷装置3の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。また、ROM73には、各シート判別センサP1〜P6から入力される6ビットの各符号に対するロールシート12Aの種別が格納されたシート種類テーブル731(図9参照)や、各シート判別センサP1〜P6から入力される6ビットの各符号に対するロールシート12Aの感熱シートの材質等が記憶されている。また、ROM73には、各ダイカットのダイカットラベルの寸法が格納されたダイカット種類テーブル732(図10参照)が記憶されている。
【0061】
ここで、各シート判別センサP1〜P6から入力される6ビットの各符号に対するロールシート12Aの種別が格納されたシート種類テーブル731の一例について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、シート種類テーブル731は、各シート判別センサP1〜P6から入力される6ビットの符号を表す「シート判別センサ」と、各6ビットの符号に対応するロールシート12Aの種類を表す「ロールシート種類」とから構成されている。
【0062】
例えば、「シート判別センサ」が「110100」に対応する「ロールシート種類」には、12mm幅の無定長ロールシート12Aを表す「12mm無定長」が格納されている。また、「シート判別センサ」が「111001」に対応する「ロールシート種類」には、12mm幅の無定長ロールシート12Aの感熱シートが予め所定形状に一定ピッチでハーフカットされたダイカットを表す「12mmダイカット1」が格納されている。
【0063】
ここで、各ダイカットのダイカットラベルの寸法が格納されたダイカット種類テーブル732の一例について図10に基づいて説明する。
図10に示すように、ダイカット種類テーブル732は、ダイカットの種類を表す「ダイカット種類」と、ハーフカットされたダイカットラベルの寸法を表す「幅×長さ」とから構成されている。例えば、「ダイカット種類」が「12mmダイカット1」に対応する「幅×長さ」には、「12mm×54mm」が格納されている。つまり、「12mmダイカット1」は、12mm幅の無定長ロールシート12Aの感熱シートが予め「12mm×54mm」のダイカットラベルに一定ピッチでハーフカットされている。
【0064】
そして、CPU71はかかるROM73に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM73には、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータが印刷バッファ75A上に展開される。
【0065】
また、フラッシュメモリ74は、外部のコンピュータ装置2等から受信した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、テープ印刷装置3の電源をオフしても記憶内容を保持している。
【0066】
また、RAM75は、CPU71により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、印刷バッファ75A、ワーク領域75B等の各種のメモリが設けられている。また、印刷バッファ75Aには、複数の文字や記号等の印刷用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド32はかかる印刷バッファ75Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印刷を行う。
【0067】
また、入出力I/F76には、シート判別センサP1〜P6、サーマルヘッド32を駆動する為の駆動回路81、プラテンローラ35を回転駆動するシート送りモータ82を駆動するために駆動回路83、可動刃17Bを上下に往復移動させる切断用モータ84を駆動するための駆動回路85等がそれぞれ接続されている。
【0068】
また、通信用I/F77は、USBコネクタ20に接続され、外部のコンピュータ装置2と信号ケーブルK1によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。従って、コンピュータ装置2のCPU41からテープ印刷装置3に装着されているロールシート12Aに関する情報の送信要求があった場合には、CPU71は、各シート判別センサP1〜P6の出力信号に基づいて当該テープ印刷装置3に装着されているロールシート12Aに関する情報をシート種類テーブル731やダイカット種類テーブル732等から読み出し、コンピュータ装置2に送信する。また、CPU71は、コンピュータ装置2のCPU41から送信された印刷指示コマンドと印刷データに基づいてラベルシートを作成する。
【0069】
次に、このように構成されたテープ印刷システム1のコンピュータ装置2のCPU41による画像データ等のオブジェクトをロールシートの印刷領域に挿入して編集するレイアウト編集処理について図11乃至図23に基づいて説明する。
【0070】
図11は図1に示すコンピュータ装置2のCPU41による画像データ等のオブジェクトをロールシートの印刷領域に挿入して編集するレイアウト編集処理を示すメインフローチャートである。図12は図11の「ブリンク処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図13は図11の「テキスト入力処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図14は図11の「テキスト印刷処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図15はレイアウト編集画面の一例を示す図である。図16はキャプチャアプリケーションの機能を説明する説明ダイアログの一例を示す図である。図17はキャプチャアプリケーションの起動時の表示画面の一例を示す図である。図18はキャプチャウィンドウの明滅を説明する図である。図19はキャプチャウィンドウによるテキスト入力の一例を示す図である。図20は無定長ロールシート12Aの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。図21は無定長ロールシート12Aの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。図22はダイカットの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。図23はダイカットの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。
【0071】
図11に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、コンピュータ装置2のCPU41は、無定長ロールシート12A等に印刷するラベルデータを作成するためのレイアウト編集ソフトが起動された場合には、表示装置5の表示画面にレイアウト編集画面を表示して、テープ印刷装置3に装着されている無定長ロールシート12A等の印刷領域を表示したレイアウトを表示する。尚、CPU41は、レイアウト編集画面を表示する前に、通信用インターフェース45を介して、テープ印刷装置3のCPU71から当該テープ印刷装置3に装着されているロールシート12Aの種類(無定長ロールシート、ダイカット等である。)、シート幅等を取得する。
【0072】
具体的には、図15に示すように、CPU41は、表示装置5に、レイアウト表示画面90が形成されたレイアウト編集画面89を表示する。そして、テープ印刷装置3にシート幅が29mmの無定長ロールシート12Aが装着されている場合には、CPU41は、レイアウト表示画面90に無定長ロールシート12Aを表す四角形のレイアウト91を表示し、その内側に四角形の印刷領域91Aを破線で表示する。
【0073】
また、CPU41は、印刷するテキストが横書きであると共に、無定長ロールシート12Aが装着されていることを表すため、レイアウト91の右側に横長四角形のシルエット92をレイアウト表示画面90の側端縁部まで表示する。また、自由長印刷モードに設定されている旨を表す「Auto」の文字が、シルエット92のレイアウト91側端縁部に表示されている。尚、レイアウト編集ソフトの起動時には、印刷するテキストは横書きにセットされると共に、無定長ロールシート12Aが装着されている場合には、自由長印刷モードに設定される。
【0074】
また、CPU41は、レイアウト91の左側端縁部の外側に、該左側端縁部に平行にシート幅を表す「29mm」を表示して搬送方向を表す。そして、ユーザがこの印刷領域91A内の座標位置をマウス7等で指示し、キーボード6等を介してラベルデータとして各文字や図形のサイズを特定して入力することにより、CPU41は、指示された位置に各文字や図形を所定サイズで配置して表示する。また、CPU41は、各ラベルデータを、該印刷領域91Aに対応するテキストデータやイメージデータとしてRAM43に記憶する。
【0075】
続いて、S12において、CPU41は、レイアウト編集画面89の左下角部に表示されたキャプチャアプリケーション起動ボタン93(図15参照)がマウスでクリックされたか否か、即ち、キャプチャアプリケーションの起動指示がされたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、キャプチャアプリケーションの起動指示がされていない場合には(S12:NO)、CPU41は、S21の処理に移行する。S21において、CPU41は、レイアウト編集画面89(図15参照)を表示してレイアウト編集後、当該処理を終了をする。
【0076】
一方、キャプチャアプリケーションの起動指示がされた場合には(S12:YES)、CPU41は、S13の処理に移行する。S13において、CPU41は、キャプチャアプリケーションが起動した状態、つまり、スナップモードに設定された状態を表すキャプチャボタン96(図17参照)を介して行うことができる画面キャプチャ機能、ドラッグアンドドロップ機能、テキスト印刷機能の各機能を説明する説明ダイアログ94(図16参照)を表示装置5に表示する。
【0077】
ここで、説明ダイアログ94の一例について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、説明ダイアログ94には、キャプチャアプリケーションが起動した状態、つまり、スナップモードに設定された状態で使用できる機能として、画面キャプチャ機能、ドラッグアンドドロップ機能、テキスト印刷機能があることが表示される。また、説明ダイアログ94の左側部分に、表示装置5に表示されたデータのうちでマウス7のクリックにより選択された矩形領域をビットマップ画像データとして取り込む画面キャプチャ機能は、ウィンドウの一例としてのキャプチャウィンドウ95のキャプチャボタン96をマウス7でクリックすることによって使用できる旨が表示される。
【0078】
また、説明ダイアログ94の中央部分に、オブジェクトを編集中のレイアウト91の印刷領域91A内に挿入するドラッグアンドドロップ機能は、オブジェクトをキャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aにドラッグアンドドロップすることによって使用できる旨が表示される。また、説明ダイアログ94の右側部分に、入力したテキストをロールシート12Aに印刷するテキスト印刷機能は、キャプチャウィンドウ95のエディットエリア95Bにテキストを入力して印刷ボタン98をマウス7でクリックすることによって使用できる旨が表示される。
【0079】
また、説明ダイアログ94の左下側部分に、キャプチャウィンドウ95の編集復帰ボタン99をマウス7でクリックすることによって、キャプチャアプリケーションを終了してレイアウト編集画面89に戻る旨が表示される。
また、説明ダイアログ94の下端縁部に、キャプチャアプリケーションの起動実行を指示するOKボタン101と、キャプチャアプリケーションの起動中止を指示するキャンセルボタン102が表示されている。
【0080】
続いて、S13において、説明ダイアログ94のOKボタン101がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、S14の処理に移行する。尚、S13において、説明ダイアログ94のキャンセルボタン102がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、上記S21の処理に移行する。
【0081】
そして、S14において、CPU41は、「ブリンク処理」のサブ処理を実行後、S15の処理に移行する。
ここで、「ブリンク処理」のサブ処理について、図12、図17及び図18に基づいて説明する。
図12に示すように、S111において、CPU41は、レイアウト編集画面89を消去して、液晶表示装置5の表示画面のいずれかの側端縁部にキャプチャウィンドウ95を表示して、明滅させる。そして、この表示したキャプチャウィンドウ95の明滅回数が3回以下か否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU41は、明滅カウンタの値をRAM43から読み出し、該明滅カウンタの値が「3」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、キャプチャアプリケーションの起動時には、明滅カウンタには「0」が代入されてRAM43に記憶されている。
【0082】
例えば、図17に示すように、CPU41は、キャプチャアプリケーションが起動した場合には、レイアウト編集画面89を消去して、液晶表示装置5の表示画面の右下角部に、キャプチャウィンドウ95を表示して、所定回数(本実施例の場合には、3回である。)明滅させる。このキャプチャウィンドウ95は、ブラウザやそのほかの表示領域よりも常に前面に表示されるため、できるだけ小さく形成されている。また、キャプチャウィンドウ95は、通常時には、オブジェクトをドラッグアンドドロップするドロップエリア95Aが中央部に表示され、このドロップエリア95A上に「Dropor Input」と記載されている。また、このドロップエリア95Aの右側には、上記のキャプチャボタン96が表示されている。また、キャプチャボタン96の右上側には、キャプチャウィンドウ95を画面上から消去するように指示する終了ボタン97が表示されている。更に、ドロップエリア95Aの左側には、上記の編集復帰ボタン99が表示されている。
【0083】
そして、キャプチャウィンドウ95の明滅回数が3回以下の場合には(S111:YES)、CPU41は、S112の処理に移行する。S112において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95と背景画像とをアルファブレンドして、即ち、キャプチャウィンドウ95と背景画像のそれぞれの各画素のアルファ値を変更して、キャプチャウィンドウ95を図18の上側に示す不透明の状態から図18の下側に示す半透明の状態に変化させる。
【0084】
続いて、S113において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95と背景画像とを再度、アルファブレンドして、図18に示すように、キャプチャウィンドウ95を図18の下側に示す半透明の状態から図18の上側に示す元の不透明の状態に戻した後、明滅カウンタに「1」加算後、再度、S111移行の処理を実行する。これにより、キャプチャウィンドウ95は、1回明滅される。
【0085】
一方、S111で、キャプチャウィンドウ95の明滅回数が3回以下でなくなった場合、即ち、RAM43から読み出した明滅カウンタの値が「3」の場合には(S111:NO)、CPU41は、キャプチャウィンドウ95が3回明滅したと判定して当該サブ処理を終了して、メインフローチャートのS15の処理に移行する。
【0086】
尚、S14において、半透明の状態のキャプチャウィンドウ95を予め作成しておき、表示画面に表示した不透明の状態のキャプチャウィンドウ95と半透明の状態のキャプチャウィンドウ95とを所定回数(例えば、3回である。)入れ替えて表示させることによって、当該キャプチャウィンドウ95を明滅させてもよい。また、S14において、異なる色のキャプチャウィンドウ95を予め作成しておき、表示画面に表示したキャプチャウィンドウ95と異なる色のキャプチャウィンドウ95とを所定回数(例えば、3回である。)入れ替えて表示するようにしてもよい。
【0087】
また、S14において、キャプチャウィンドウ95の編集復帰ボタン95の「P」の文字を所定回数(例えば、3回である。)明滅させるようにしてもよい。また、S14において、キャプチャウィンドウ95の明滅回数を3回に限ることなく、所定回数(2回乃至10回程度である。)明滅させるようにしてもよい。また、キャプチャウィンドウ95をキャプチャアプリケーションの起動時だけでなく、所定時間毎(例えば、15分毎や30分毎である。)に3回〜5回明滅させるようにしてもよい。
【0088】
続いて、図11に示すように、S15において、CPU41は、ユーザがテキスト印刷機能を使用してテキストの入力を開始したか否か、即ち、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aがマウス7でクリックされてキーボード6によってテキストが入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aがマウス7でクリックされてキーボード6によってテキストが入力された場合には(S15:YES)、CPU41は、S16の処理に移行する。
S16において、CPU41は、「テキスト入力処理」のサブ処理を実行後、S17の処理に移行する。
【0089】
ここで、「テキスト入力処理」のサブ処理について図13及び図19に基づいて説明する。
図13に示すように、S211において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aをキーボード6から入力されたテキスト文字を表示するエディットエリア95Bに変更する。
そして、S212において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95を横方向に拡大して、エディットエリア95Bを横方向に拡大する。これにより、エディットエリア95B内にキーボード6から入力されたテキストを順次表示することが可能となる。また同時に、画面キャプチャ機能の起動指示を入力するキャプチャボタン96を、エディットエリア95Bに表示されたテキストの印刷指示を入力する印刷ボタン98に変更する。
【0090】
例えば、図19の一番上側に示すように、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aをマウス7でクリックした場合には、図19の上から2番目に示すように、CPU41は、ドロップエリア95Aにカーソル105を点滅表示する。
【0091】
そして、ユーザがキーボード6からテキストを1文字入力した場合には、図19の上から3番目に示すように、CPU41は、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aをキーボード6から入力されたテキストが表示されるエディットエリア95Bに変更する。また、キャプチャウィンドウ95を横方向に拡大して、エディットエリア95Bを横方向に拡大する。また、ドロップエリア95Aの右側に表示されていた画面キャプチャ機能の起動指示を入力するキャプチャボタン96に替えて、エディットエリア95Bの右側にテキストの印刷指示を入力する印刷ボタン98を表示する。
【0092】
続いて、図13に示すように、S213において、CPU41は、エディットエリア95Bに入力されたテキストが、エディットエリア95Bの横幅を超えたか否か、又は、キーボード6の改行キーが押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、エディットエリア95Bに入力されたテキストが、エディットエリア95Bの横幅を超えた場合、又は、キーボード6の改行キーが押下された場合には(S213:YES)、CPU41は、S214の処理に移行する。S214において、CPU41は、エディットエリア95Bに入力されたテキストが、エディットエリア95Bの横幅を超える毎に、又は、キーボード6の改行キーが押下される毎に、エディットエリア95Bを縦方向に1行分拡大して、次の行の先頭にカーソル105を点滅させた後、S215の処理に移行する。
【0093】
尚、エディットエリア95Bに入力されたテキストが、エディットエリア95Bの横幅を1文字超えた後、又は、キーボード6の改行キーを押下後、前1文字削除キー(バックスペースキー)が押下された場合には、カーソル105を再度、上の行の最後尾に点滅表示して、エディットエリア95Bを縦方向に1行分縮小する。
一方、エディットエリア95Bに入力されたテキストが、エディットエリア95Bの横幅を超えず、且つ、キーボード6の改行キーが押下されていない場合には(S213:NO)、CPU41は、S215の処理に移行する。S215において、CPU41は、キーボード6から入力されたテキストをエディットエリア95Bの横方向に順次表示する。
【0094】
例えば、図19の上から3番目に示すように、CPU41は、キーボード6の「A」の文字キーが押下された場合には、横方向に拡大表示されたエディットエリア95Bに「A」のテキストを表示する。そして、キーボード6の「B」、「C」の文字キーが続けて押下された場合には、図19の上から4番目に示すように、CPU41は、エディットエリア95Bに「ABC」のテキストを表示して、最後尾にカーソル105を点滅表示する。
【0095】
また、例えば、キーボード6の「ABC」の文字キーが押下された後、改行キーが押下され、続いて、キーボード6の「Company」の文字キーが押下された後、改行キーが押下され、更に、キーボード6の「123」の文字キーが押下された場合を、図19の上から5番目に示す。図19の上から5番目に示すように、CPU41は、改行キーが押下される毎に、エディットエリア95Bを1行分ずつ縦方向に拡大し、「ABC」、「Company」、「123」の3行のテキストをエディットエリア95Bの縦方向に順次表示する。また、「ABC」と「Company」のテキストの最後尾に改行マーク106を表示し、「123」のテキストの最後尾にカーソル105を点滅表示する。尚、「ABC」と「Company」のテキストの最後尾に改行マーク106を表示しなくてもよい。
【0096】
そして、図13に示すように、S216において、CPU41は、テキスト入力が継続されているか否か、即ち、印刷ボタン98がマウス7でクリックされたか、若しくは、エディットエリア95Bの外側のエリアがマウス7でクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、テキスト入力が継続されている場合、即ち、印刷ボタン98がマウス7でクリックされておらず、かつ、エディットエリア95Bの外側のエリアがマウス7でクリックされていない場合には(S216:YES)、CPU41は、再度、S213以降の処理を実行する。
【0097】
一方、テキスト入力が継続されていない場合、即ち、印刷ボタン98がマウス7でクリックされたか、若しくは、エディットエリア95Bの外側のエリアがマウス7でクリックされた場合には(S216:NO)、CPU41は、エディットエリア95Bに表示されたテキストを印刷用テキストデータとしてRAM43に記憶後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S17の処理に移行する。
【0098】
尚、印刷ボタン98がマウス7でクリックされたか、若しくは、エディットエリア95Bの外側のエリアがマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、キャプチャウィンドウ95を元のサイズに縮小してドロップエリア95Aを中央部に表示し、印刷ボタン98に替えてキャプチャボタン96を表示する。例えば、図19の1番上側に示されるキャプチャウィンドウ95を表示装置5の表示画面のいずれかの側端縁部に表示する。
【0099】
続いて、図11に示すように、S17において、CPU41は、テキスト印刷を開始するか否か、即ち、キャプチャウィンドウ95の印刷ボタン98がマウス7でクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、キャプチャウィンドウ95の印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には(S17:YES)、CPU41は、S18の処理に移行する。
S18において、CPU41は、「テキスト印刷処理」のサブ処理を実行後、再度、S15以降の処理を実行する。
【0100】
ここで、「テキスト印刷処理」のサブ処理について図14、図19乃至図23に基づいて説明する。
図14に示すように、S311において、CPU41は、通信用インターフェース45を介して、テープ印刷装置3のCPU71から当該テープ印刷装置3に装着されているロールシート12Aの種類(無定長ロールシート、ダイカット等である。)、シート幅等のロールシート12Aに関する情報を取得する。
【0101】
続いて、S312において、CPU41は、テープ印刷装置3からロールシート12Aに関する情報を取得できたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、テープ印刷装置3からロールシート12Aに関する情報を取得できた場合には(S312:YES)、CPU41は、S313の処理に移行する。S313において、CPU41は、テープ印刷装置3から取得したロールシート12Aに関する情報を、テキストを印刷するロールシート12Aに関する情報としてHDD49に記憶後、S315の処理に移行する。
【0102】
例えば、ロールシート12Aが無定長ロールシート12Aの場合には、無定長ロールシートである旨、シート幅等がロールシート12Aに関する情報としてHDD49に記憶される。また、ロールシート12Aがダイカットの場合には、ダイカットである旨、ダイカットラベルの幅寸法及び長さ寸法等がロールシート12Aに関する情報としてHDD49に記憶される。
【0103】
一方、テープ印刷装置3からロールシート12Aに関する情報を取得できない場合には(S312:NO)、CPU41は、S314の処理に移行する。S314において、CPU41は、前回のテキストを印刷した際に使用したロールシート12Aに関する情報をHDD49から読み出し、テキストを印刷するロールシート12Aに関する情報としてHDD49に記憶後、S315の処理に移行する。
【0104】
続いて、S315において、CPU41は、テキストを印刷するロールシート12Aに関する情報をHDD49から読み出し、当該ロールシート12Aが無定長ロールシート12Aか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該ロールシート12Aが無定長ロールシート12Aの場合には(S315:YES)、CPU41は、S316の処理に移行する。S316において、CPU41は、印刷するラベルシートの長さを自由長として、テキストの印刷モードを自由長印刷モードに設定する。
【0105】
そして、S317において、CPU41は、上記S216の処理でRAM43に記憶した印刷用テキストデータを読み出し、無定長ロールシート12Aに印刷する印刷用テキストデータとして、再度RAM42に記憶する。
続いて、S318において、CPU41は、無定長ロールシート12のシート幅をHDD49から読み出し、図15に示す印刷領域91Aの高さを決定してRAM43に記憶する。そして、印刷用テキストデータの全ての行のテキストが印刷領域91Aの高さ内に入る最大のフォントサイズを算出して、当該印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズとしてRAM43に記憶する。
【0106】
そして、S319において、CPU41は、上記S318で算出した印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズで印刷用テキストデータの全ての行のテキストが印刷領域91A内に入るように印刷領域91Aの長さを算出してRAM43に記憶する。
続いて、S320において、CPU41は、印刷用テキストデータ、当該印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ、印刷領域91Aの高さ及び長さの各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、再度S15以降の処理を実行する。これにより、エディットエリア95Bに入力した印刷用テキストデータが無定長ロールシート12Aに最大フォントサイズで印刷されたラベルシートが作成される。
【0107】
ここで、テープ印刷装置3に無定長ロールシート12Aが装着された場合に作成されるラベルシートの一例について図19乃至図21に基づいて説明する。
例えば、テープ印刷装置3に無定長ロールシート12A(例えば、シート幅29mmである。)が装着されて、図19の上から4番目に示されるキャプチャウィンドウ95の状態で、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、「ABC」の印刷用テキストデータ、「ABC」を印刷するフォントサイズ、印刷領域91Aの高さ及び長さの各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信する。これにより、図20に示すように、「ABC」のテキストが無定長ロールシート12Aの印刷領域に印字可能な最大フォントサイズで搬送方向110に沿って印刷されたラベルシート111が作成される。
【0108】
また、例えば、テープ印刷装置3に無定長ロールシート12A(例えば、シート幅29mmである。)が装着されて、図19の上から5番目に示されるキャプチャウィンドウ95の状態で、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、「ABC」、「Company」、「123」の3行の印刷用テキストデータ、当該3行の印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ、印刷領域91Aの高さ及び長さの各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信する。これにより、図21に示すように、「ABC」、「Company」、「123」の3行のテキストが無定長ロールシート12Aの印刷領域に印字可能な最大フォントサイズで搬送方向112に沿って印刷されたラベルシート113が作成される。
【0109】
一方、図14に示すように、S315でテープ印刷装置3に装着されたロールシート12Aが無定長ロールシート12Aでない場合、即ち、ダイカットの場合には(S315:NO)、CPU41は、S321の処理に移行する。S321において、CPU41は、印刷するラベルシートをダイカットラベルとして、テキストの印刷モードを枠サイズ固定の折り返しモードに設定する。
【0110】
そして、S322において、CPU41は、上記S216の処理でRAM43に記憶した印刷用テキストデータを読み出し、ダイカットラベルに印刷する印刷用テキストデータとして、再度RAM42に記憶する。
【0111】
続いて、S323において、CPU41は、ダイカットラベルの幅寸法及び長さ寸法をHDD49から読み出し、印刷用テキストデータの全てのテキストが折り返して、このダイカットラベルの印刷領域内に入るように、最大フォントサイズ及び折り返し位置を算出して、当該印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ及び印刷時の折り返し位置としてRAM43に記憶後、S320の処理に移行する。尚、印刷用テキストデータの中に改行が含まれる場合には、この改行位置を印刷時の折り返し位置とする。
【0112】
そして、S320において、CPU41は、印刷用テキストデータ、当該印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ、印刷時の折り返し位置の各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、再度S15以降の処理を実行する。これにより、エディットエリア95Bに入力した印刷用テキストデータがダイカットラベルに最大フォントサイズで印刷されたラベルシートが作成される。
【0113】
ここで、テープ印刷装置3にダイカットが装着された場合に作成されるラベルシートの一例について図19、図22及び図23に基づいて説明する。
例えば、テープ印刷装置3にダイカットのロールシート12A(例えば、ダイカットラベルの寸法は、29mm×90mmである。)が装着されて、図19の上から5番目に示されるキャプチャウィンドウ95の状態で、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、「ABC」、「Company」、「123」の3行の印刷用テキストデータ、当該3行の印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ、各改行位置を印刷時の折り返し位置する印刷時の折り返し位置の各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信する。これにより、図22に示すように、「ABC」、「Company」、「123」の3行のテキストがダイカットラベルの印刷領域に印字可能な最大フォントサイズで、該ダイカットラベルの長さ方向に沿って印刷されたラベルシート114が作成される。
【0114】
また、例えば、テープ印刷装置3にダイカットのロールシート12A(例えば、ダイカットラベルの寸法は、29mm×90mmである。)が装着されて、エディットエリア95Bに印刷用テキストデータとして「P-touchEditor is software that allows you to create label and stamp designs easily.」と入力された状態で、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、CPU41は、各テキスト「is」、「allows」、「and」の後端部を印刷時の折り返し位置として算出すると共に、全テキストをダイカットラベルに印刷する最大フォントサイズを算出してRAM43に記憶する。
【0115】
そして、CPU41は、当該印刷用テキストデータ、印刷用テキストデータを印刷するフォントサイズ、印刷時の折り返し位置の各データをRAM43から読み出し、印刷指示コマンドと共にテープ印刷装置3に送信する。これにより、図22に示すように、「P-touchEditor is software that allows you to create label and stamp designs easily.」の全テキストがダイカットラベルの印刷領域に印字可能な最大フォントサイズで、印刷されたラベルシート115が作成される。
【0116】
一方、図11に示すように、上記S15で、テキスト印刷機能を使用してテキストの入力が開始されていない場合、即ち、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aがマウス7でクリックされていない場合には(S15:NO)、CPU41は、S19の処理に移行する。また、上記S17で、キャプチャウィンドウ95の印刷ボタン98がマウス7でクリックされていない場合、即ち、上記S216でエディットエリア95Bの外側のエリアがマウス7でクリックされた場合には(S17:NO)、CPU41は、S19の処理に移行する。
【0117】
S19において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95のキャプチャボタン96がマウス7でクリックされたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、キャプチャボタン96がマウス7でクリックされた場合には(S19:YES)、CPU41は、S20の処理に移行する。S20において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95を表示画面から消去後、表示装置5に表示されたデータのうちでマウス7のクリックにより選択された矩形領域をビットマップ画像データとして取り込み、RAM43に記憶する。
【0118】
そして、S21において、CPU41は、表示装置5の表示画面にレイアウト編集画面89(図15参照)を表示後、印刷領域91A内に、マウス7のクリックにより選択された矩形領域のビットマップ画像を嵌め込んで表示し、レイアウト編集後、当該処理を終了する。
【0119】
一方、S19でキャプチャボタン96がマウス7でクリックされない場合には(S19:NO)、CPU41は、S22の処理に移行する。S22において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95の編集復帰ボタン99が、マウス7でクリックされたか否か、つまり、キャプチャアプリケーションを終了してレイアウト編集画面89に戻る旨が指示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
【0120】
そして、キャプチャウィンドウ95の編集復帰ボタン99が、マウス7でクリックされた場合には(S22:YES)、CPU41は、S21の処理に移行して、レイアウト編集画面89(図15参照)を表示装置5に表示してレイアウト編集後、当該処理を終了をする。
一方、キャプチャウィンドウ95の編集復帰ボタン99が、マウス7でクリックされていない場合には(S22:NO)、CPU41は、S23の処理に移行する。S23において、CPU41は、他のアプリケーションのオブジェクトがドロップエリア95Aにドラッグアンドドロップされたか否かを判定する判定処理を実行する。
【0121】
そして、他のアプリケーションのオブジェクトがドロップエリア95Aにドラッグアンドドロップされた場合には(S23:YES)、CPU41は、S21の処理に移行して、表示装置5の表示画面にレイアウト編集画面89(図15参照)を表示する。そして、CPU41は、ドロップされたオブジェクトをオブジェクト情報記憶エリア43Aから読み出し、印刷領域91A内に、嵌め込んで表示してレイアウト編集後、当該処理を終了する。
【0122】
一方、他のアプリケーションのオブジェクトがドロップエリア95Aにドラッグアンドドロップされていない場合には(S23:NO)、CPU41は、S24の処理に移行する。S24において、CPU41は、キャプチャウィンドウ95の終了ボタン97がマウス7でクリックされたか否か、つまり、キャプチャウィンドウ95を画面上から消去するように指示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
【0123】
そして、キャプチャウィンドウ95の終了ボタン97がマウス7でクリックされていない場合には(S24:NO)、CPU41は、再度、S15以降の処理を実行する。
一方、キャプチャウィンドウ95の終了ボタン97がマウス7でクリックされた場合には(S24:YES)、CPU41は、キャプチャウィンドウ95を画面上から消去後、当該処理を終了する。
【0124】
ここで、コンピュータ装置2は、ラベルデータ作成装置として機能する。また、テープ印刷装置3は、印刷装置として機能する。また、CPU41及び表示装置5は、表示手段を構成する。また、ロールシート12A、無定長ロールシート12A、ダイカットは、印刷媒体として機能する。また、CPU41、ROM42、RAM43、HDD49は、印刷データ作成・編集手段、表示制御手段、ウィンドウ表示手段、変更手段、出力制御手段、拡大表示手段、印刷ボタン表示手段、表示状態変更手段を構成する。また、CPU41、ROM42、RAM43、通信用インターフェース45は、種類取得手段を構成する。また、キャプチャアプリケーションは、アプリケーションとして機能する。また、キーボード6は、入力手段として機能する。また、キャプチャウィンドウ95は、ウィンドウとして機能する。
【0125】
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るラベル印刷システム1では、コンピュータ装置2のCPU41は、レイアウト編集画面に表示されるキャプチャアプリケーション起動ボタン93がマウス7でクリックされた場合には、キャプチャアプリケーションを起動して、レイアウト編集画面89を消去し、キャプチャウィンドウ95を表示画面のいずれかの側端縁部に表示して3回明滅させる。そして、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aがマウス7でクリックされてキーボード6によってテキストが入力された場合には、CPU41は、キャプチャウィンドウ95を横方向に拡大すると共に、ドロップエリア95Aをキーボード6から入力されたテキスト文字を表示するエディットエリア95Bに変更する。また、CPU41は、キャプチャボタン96をテキストの印刷指示を入力する印刷ボタン98に変更する。そして、CPU41は、印刷ボタン98がマウス7でクリックされた場合には、エディットエリア95Bに表示されたテキストを印刷データとしてテープ印刷装置3に出力する(S11〜S18)。
【0126】
これにより、キャプチャウィンドウ95のドロップエリア95Aをエディットエリア95Bに変更することによって、キャプチャウィンドウ95を表示した状態、即ち、キャプチャアプリケーションを起動した状態で、無定長ロールシート12Aまたはダイカットに印刷するテキストだけのラベルデータを簡易な操作で作成することが可能となる。また、テキストだけのラベルデータが、テープ印刷装置3に印刷データとして出力されるため、キャプチャアプリケーションを起動した状態で、テキストだけ印刷されたラベルシートを迅速に作成することが可能となる。
【0127】
また、エディットエリア95Bにテキストが表示された場合には、キャプチャウィンドウ95が横方向に拡大表示されて該エディットエリア95Bも横方向に拡大表示されるため、キーボード6によるテキストの入力を更に容易に行うことが可能となる。また、ドロップエリア95Aが形成された状態のキャプチャウィンドウ95を更に小さく表示することが可能となる。
【0128】
また、CPU41は、キーボード6の改行キーが押下される毎に、エディットエリア95Bを縦方向に1行分拡大して、次の行の先頭にカーソル105を点滅させるため、テキストを入力するために必要なエリアを確保すると共に、入力したテキストを全て表示することが可能となる。
また、キャプチャウィンドウ95上に表示された印刷ボタン98をマウス7でクリックすることによって、エディットエリア95Bに表示されたテキストが印刷データとしてテープ印刷装置3に出力されるため、テキストだけのラベルシートを更に迅速に作成することが可能となる。
【0129】
また、テープ印刷装置3に装着されたロールシート12Aの種類(例えば、無定長ロールシートやダイカット等である。)に基づいて、エディットエリア95Bに表示されたテキストの印刷モード(例えば、自由長印刷モードや枠固定の折り返し印刷モードである。)が設定される。これにより、エディットエリア95Bにテキストを入力するだけで、テープ印刷装置3に装着された無定長ロールシート12A又はダイカットに、入力されたテキストを適切に印刷することが可能となる。
【0130】
また、画面キャプチャ機能、ドラッグアンドドロップ機能、テキスト印刷機能を備えたキャプチャアプリケーションが起動された場合には、キャプチャアプリケーションの起動を表すキャプチャウィンドウ95が、最初の表示時に3回明滅表示される。これにより、ユーザはキャプチャウィンドウ95が小さくても、このキャプチャウィンドウ95を容易に認識することが可能となる。また、キャプチャウィンドウ95の画像と背景画像とをアルファブレンドして該キャプチャウィンドウ95を3回明滅させるため、キャプチャウィンドウ95の表示状態を容易に切り替えることが可能となる。
【0131】
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0132】
【図1】本実施例に係るラベル印刷システムの概略構成である。
【図2】図1に示すテープ印刷装置の上カバーを開けてロールシートホルダが装着された状態を示す右側上方からの斜視図である。
【図3】ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。
【図4】テープ印刷装置の上カバーが開かれた状態を示す左前側上方からの斜視図である。
【図5】テープ印刷装置の上カバーが開かれた状態を示す左後側上方からの斜視図である。
【図6】ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す下方からの斜視図である。
【図7】図1に示すコンピュータ装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
【図8】図1に示すテープ印刷装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
【図9】テープ印刷装置のROMに記憶されるシート種類テーブルの一例を示す図である。
【図10】テープ印刷装置のROMに記憶されるダイカット種類テーブルの一例を示す図である。
【図11】図1に示すコンピュータ装置のCPUによる画像データ等のオブジェクトをロールシートの印刷領域に挿入して編集するレイアウト編集処理を示すメインフローチャートである。
【図12】図11の「ブリンク処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図13】図11の「テキスト入力処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図14】図11の「テキスト印刷処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図15】レイアウト編集画面の一例を示す図である。
【図16】キャプチャアプリケーションの機能を説明する説明ダイアログの一例を示す図である。
【図17】キャプチャアプリケーションの起動時の表示画面の一例を示す図である。
【図18】キャプチャウィンドウの明滅を説明する図である。
【図19】キャプチャウィンドウによるテキスト入力の一例を示す図である。
【図20】無定長ロールシートの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。
【図21】無定長ロールシートの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。
【図22】ダイカットの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。
【図23】ダイカットの場合のテキスト印刷の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0133】
1 ラベル印刷システム
2 コンピュータ装置
3 テープ印刷装置
4 ホストコントローラ
5 表示装置
6 キーボード
7 マウス
12 ロールシートホルダ
12A ロールシート(無定長ロールシート)
41 CPU
42 ROM
43 RAM
45 通信用インターフェース
49 HDD
89 レイアウト編集画面
95 キャプチャウィンドウ
95A ドロップエリア
95B エディットエリア
96 キャプチャボタン
97 終了ボタン
98 印刷ボタン
99 編集復帰ボタン
105 カーソル
111、113〜115 ラベルシート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、長尺状の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集する印刷データ作成・編集手段とを備えたラベルデータ作成装置において、
テキスト又は画像情報を含むデータを前記印刷媒体の印刷領域に挿入して編集するアプリケーションを備え、
前記印刷データ作成・編集手段は、
前記アプリケーションの起動が行われた場合には、前記データのドラッグアンドド
ロップ操作を利用可能な表示画面を前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、
前記表示画面に前記アプリケーションの起動を表すと共に、前記データをドラッグ
アンドドロップするドロップエリアが形成されたウィンドウを表示するウィンドウ表示手段と、
テキストを入力する入力手段と、
前記ドロップエリアを前記入力手段によって入力されたテキストを表示するエディ
ットエリアに変更する変更手段と、
前記ドロップエリアが前記エディットエリアに変更された場合には、前記入力手段
によって入力されて該エディットエリアに表示されたテキストを前記印刷データとして印刷装置に出力するように制御する出力制御手段と、
を有することを特徴とするラベルデータ作成装置。
【請求項2】
前記印刷データ作成・編集手段は、前記エディットエリアにテキストが表示された場合には、該エディットエリアを横方向に拡大表示する拡大表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載のラベルデータ作成装置。
【請求項3】
前記拡大表示手段は、前記入力手段によって改行指示が入力された場合、あるいは、入力されたテキストが前記エディットエリアに収まらない場合には、該改行指示あるいは入力されたテキストに基づいて前記エディットエリアを縦方向に拡大表示することを特徴とする請求項2に記載のラベルデータ作成装置。
【請求項4】
前記印刷データ作成・編集手段は、前記エディットエリアにテキストが表示された場合には、前記ウィンドウ上に印刷ボタンを表示する印刷ボタン表示手段を有し、
前記出力制御手段は、前記印刷ボタンがクリックされた場合には、該エディットエリアに表示されたテキストを前記印刷データとして印刷装置に出力するように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のラベルデータ作成装置。
【請求項5】
前記印刷データ作成・編集手段は、前記印刷装置から該印刷装置に装着された前記印刷媒体の種類を取得する種類取得手段を有し、
前記出力制御手段は、前記種類取得手段によって取得した前記印刷媒体の種類に基づいて前記エディットエリアに表示されたテキストの印刷モードを設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のラベルデータ作成装置。
【請求項6】
表示手段と、長尺状の印刷媒体に印刷するための印刷データを作成・編集する印刷データ作成・編集手段とを備えたラベルデータ作成装置において、
テキスト又は画像情報を含むデータを前記印刷媒体の印刷領域に挿入して編集するアプリケーションを備え、
前記印刷データ作成・編集手段は、
前記アプリケーションの起動が行われた場合には、前記データのドラッグアンドド
ロップ操作を利用可能な表示画面を前記表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、
前記表示画面に前記アプリケーションの起動を表すウィンドウを表示するウィンド
ウ表示手段と、
前記ウィンドウの少なくとも最初の表示時に該ウィンドウの表示状態を所定回数切
り替えて表示する表示状態変更手段と、
を有し、
前記ウィンドウが表示されている位置で前記データがドロップされた場合には、このドロップされたデータが編集中の前記印刷領域に挿入されることを特徴とするラベルデータ作成装置。
【請求項7】
前記表示状態変更手段は、前記ウィンドウの画像と背景画像とをアルファブレンドして該ウィンドウを所定回数明滅させることを特徴とする請求項6に記載のラベルデータ作成装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベルデータ作成装置の印刷データ作成・編集手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のラベルデータ作成装置の印刷データ作成・編集手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録されてコンピュータで読み取り可能なことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2009−93246(P2009−93246A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−260556(P2007−260556)
【出願日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】