説明

ラベル作成方法、ラベル編集装置、プログラム、及び記録媒体

【課題】ラベル編集装置にてラベル貼付対象物の色に適切なテープ色が自動的に決定されるラベル作成方法、ラベル編集装置、プログラム、及び記録媒体を提供すること。
【解決手段】パーソナルコンピューターにおいて、決定された基準色がテープ情報に含まれている何れかのテープ色と一致する場合には、設定されたラベル貼付対象物の色がディスプレイ105の貼付対象表示領域501に表示されるとともに、決定された基準色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される一方、決定された基準色がテープ情報に含まれている何れのテープ色とも一致しない場合には、設定されたラベル貼付対象物の色がディスプレイ105の貼付対象表示領域501に表示されるとともに、所定基準と決定された基準色とに基づいてテープ情報に含まれているテープ色の中から選択された色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラー画像でラベル編集が行われるラベル作成方法、ラベル編集装置、プログラム、及び記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された技術では、テンプレートを用いた画像編集装置において、テンプレートに挿入した文字色を容易に決定可能としている。具体的には、テンプレートに文字を挿入する文字スロットの背景を構成する画像もしくは色に基づいて、文字色を自動的に決定している。これにより、容易に適切な文字色の選択が可能になるという効果を有するとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−158860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ラベル編集装置で実施されるラベル作成方法においては、ラベルが貼付される対象物の色(背景色)が設定されても、ラベルとなるテープカセットのテープ色が数多く提供されていないことから、その背景色(ラベルが貼付される対象物の色)に適切なテープ色を決定することは、上記特許文献1に記載された技術画像編集とは異なり容易に行うことはできなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、ラベル編集装置にてラベル貼付対象物の色に適切なテープ色が自動的に決定されるラベル作成方法、ラベル編集装置、プログラム、及び記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、表示部と入力部と記憶部とを備えたラベル編集装置で実施されるラベル作成方法であって、前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるラベル貼付対象物の色が前記入力部を介して入力された入力情報に基づいて設定される設定ステップと、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色に基づいて前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域の表示色として基準色が決定される決定ステップと、前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れかの色と一致するか否かが判定される判定ステップと、前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れかの色と一致すると前記判定ステップで判定された場合に、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、前記決定ステップで決定された基準色が前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される第1表示ステップと、前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れの色とも一致しないと前記判定ステップで判定された場合に、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、所定基準と前記決定ステップで決定された基準色とに基づいて前記記憶部のテープ情報に含まれている色の中から選択された色が前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される第2表示ステップと、を備えたこと、を特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するラベル作成方法であって、前記第2表示ステップで扱われる所定基準として前記記憶部に記憶された色相環データが使用されること、を特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載するラベル作成方法であって、前記第1表示ステップ又は前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色と前記記憶部のテープ情報を介して組み合わされた文字色の一覧が前記表示部に表示される一覧表示ステップと、前記一覧表示ステップで前記表示部に表示された一覧の中から一つの文字色が前記入力部を介して選択される文字色選択ステップと、前記文字色選択ステップで選択された文字色と前記第1表示ステップ又は前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色と前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色とが使用されながら前記入力部を介して編集されるラベル編集画像が前記表示部に表示される編集ステップと、を備えたこと、を特徴とする。
【0008】
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載するラベル作成方法であって、前記編集ステップで編集されたラベル編集画像に基づいてラベルが作成されるテープカセットのテープ色と文字色とが検出部を介して検出される検出ステップと、前記検出ステップで検出されたテープ色と前記第1表示ステップ若しくは前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色とが一致しない場合に、又は前記検出ステップで検出された文字色と前記文字色選択ステップで選択された文字色とが一致しない場合に、前記表示部に警告メッセージが表示される警告表示ステップと、を備えたこと、を特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、前記ラベル編集装置の第1通信部を介して前記記憶部のテープ情報が書き換えられる第1書換ステップを備えたこと、を特徴とする。
【0009】
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、前記入力部を介して前記記憶部のテープ情報が書き換えられる第2書換ステップを備えたこと、を特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、前記記憶部に記憶された貼付対象データ情報に含まれている色の中から前記入力部を介して選択された色が、前記入力部を介して入力された入力情報として、前記設定ステップで扱われること、を特徴とする。
【0010】
また、請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、前記記憶部に記憶された貼付対象データ情報に含まれている色が前記ラベル編集装置の第2通信部を介して取り込まれた画像データに基づいて書き換えられる第3書換ステップを備えたこと、を特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、前記決定ステップは、前記記憶部のテープ情報に含まれている複数の色が候補色として前記表示部に表示される候補色表示ステップと、前記候補色表示ステップで前記表示部に表示された候補色の中から一つの色が基準色として前記入力部を介して選択される基準色選択ステップと、を備えたこと、を特徴とする。
【0011】
また、請求項10に係る発明は、請求項9に記載するラベル作成方法であって、前記候補色表示ステップで前記表示部に表示された候補色の中には、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色について前記記憶部に記憶された色相環データから求められた類似色又は補色が含まれること、を特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、ラベル編集装置であって、請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載するラベル作成方法が実施されること、を特徴とする。
【0012】
また、請求項12に係る発明は、プログラムであって、請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載するラベル作成方法を実行させること、を特徴とする。
また、請求項13に係る発明は、記録媒体であって、請求項12に記載するプログラムを記録した前記ラベル編集装置に読み取り可能なこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
すなわち、本発明に係るラベル作成方法、ラベル編集装置、プログラム、及び記録媒体では、表示部と入力部と記憶部とを備えたラベル編集装置において、決定ステップで決定された基準色が記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れかの色と一致すると判定ステップで判定された場合には、第1表示ステップが実行されて、設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、決定ステップで決定された基準色が貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される一方、決定ステップで決定された基準色が記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れの色とも一致しないと判定ステップで判定された場合には、第2表示ステップが実行されて、設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、所定基準と決定ステップで決定された基準色とに基づいて記憶部のテープ情報に含まれている色の中から選択された色が貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される。つまり、表示部と入力部と記憶部とを備えたラベル編集装置において、入力部を介して入力された入力情報に基づいて設定されたラベル貼付対象物の色(表示部内の貼付対象表示領域に表示される色)に適切なテープ色(表示部内の貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される色)が、記憶部のテープ情報に含まれている色の中からユーザーの手間無くして自動的に決定される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル作成方法が行われるラベル印刷システムを表した概略図である。
【図2】ラベルライターを表した平面図である。
【図3】ラベルライターを表した側面図である。
【図4】ラベルライターの制御系を表したブロック図である。
【図5】パーソナルコンピューターの制御系を表したブロック図である。
【図6】サーバーの制御系を表したブロック図である。
【図7】同ラベル作成方法の実行中に使用されるデータ群を表した概念図である。
【図8】同ラベル作成方法が実行中の表示画面を表した図である。
【図9】同ラベル作成方法の実行中に使用されるテープ情報を表した概念図である。
【図10】同ラベル作成方法が実行中の表示画面を表した図である。
【図11】同ラベル作成方法が実行中の表示画面を表した図である。
【図12】同ラベル作成方法が実行中の表示画面を表した図である。
【図13】同ラベル作成方法が実行中の表示画面を表した図である。
【図14】同ラベル作成方法を実行するためのラベル作成方法プログラムが表されたフローチャート図である。
【図15】同ラベル作成方法を実行するためのラベル作成方法プログラムが表されたフローチャート図である。
【図16】同ラベル作成方法を実行するためのラベル作成方法プログラムが表されたフローチャート図である。
【図17】同ラベル作成方法を実行するためのラベル作成方法プログラムが表されたフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[1.本発明の構成]以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るラベル作成方法が行われるラベル印刷システムPを表した概略図である。図1に表されたラベル印刷システムPでは、ネットワーク網Nを介して、パーソナルコンピューター101とサーバー201とが接続される。更に、パーソナルコンピューター101は、ラベルライター1が接続されており、ディスプレイ105や入力操作部107等を有する。入力操作部107は、キーボードやマウスで構成される。本実施形態に係るラベル作成方法を実行するためのラベル作成プログラムは、CD−ROM311又は送信ファイル312を介して、パーソナルコンピューター101にインストールされる。送信ファイル312は、サーバー201から送信される。このインストールにより、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行可能となる。尚、本実施形態に係るラベル作成方法をラベルライター1で実行させる場合には、パーソナルコンピューター101によって、本実施形態に係るラベル作成方法を実行するためのラベル作成プログラムをラベルライター1にインストールさせる。
【0016】
図2は、ラベルライター1を表した平面図である。図3は、ラベルライター1を表した側面図である。図2や図3に表したように、ラベルライター1は、カバー2や、キーボード3、液晶ディスプレイ4、カセット収納部5、カセットセンサー7等を有する。キーボード3は、書換ボタン3Aや、続行ボタン3B、矢印キー3C、エンターキー3D等を有する。カセットセンサー7は、カセット収納部5に装着されたテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出する。尚、テープカセット6のインクリボンの色は、ラベルライター1で作成されたラベルLの文字色に相当する。
【0017】
図4は、ラベルライター1の制御系を表したブロック図である。ラベルライター1は、制御部60や、ヘッド駆動回路68、切断用モーター駆動回路69、搬送モーター駆動回路70等を有する。制御部60は、CPU61や、CG−ROM62、EEPROM63、ROM64、RAM66により構成される。更に、制御部60は、ヘッド駆動回路68や、切断用モーター駆動回路69、搬送モーター駆動回路70に接続される。その上、制御部60は、キーボード3や、液晶ディスプレイ4、カセットセンサー7、接続インターフェース81、通信インターフェース82にも接続される。
【0018】
CPU61は、ラベルライター1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、CPU61は、キーボード3等からの入力信号及び各種制御プログラム等に基づいて、液晶ディスプレイ4等を制御する。CG−ROM62は、印字される文字や記号の画像データがコードデータと対応させてドットパターンで記憶されるキャラクタージェネレータ用メモリである。EEPROM63は、記憶内容の書込・消去ができる不揮発性メモリであり、後述するデータ等が記憶される。ROM64には、ラベルライター1における各種制御プログラムやデータが記憶される。RAM66は、CPU61での演算結果等が一時的に記憶される記憶装置である。RAM66には、例えば、キーボード3の入力により編集された印字データや、パーソナルコンピューター101から接続インターフェース81を介して取り込まれた印字データ、周辺機器301から通信インターフェース82を介して取り込まれた画像データ302が記憶される。周辺機器301には、例えば、デジタルカメラやスキャナー等がある。
【0019】
ヘッド駆動回路68は、CPU61からの制御信号に基づいてサーマルヘッド71に駆動信号を供給し、サーマルヘッド71の駆動状態を制御する回路である。切断用モーター駆動回路69は、CPU61からの制御信号に基づいて切断用モーター72に駆動信号を供給し、切断用モーター72の駆動制御を行う回路である。搬送モーター駆動回路70は、CPU61からの制御信号に基づいてテープ搬送モーター73に駆動信号を供給し、テープ搬送モータ−73の駆動制御を行う制御回路である。CPU61は、これらの制御回路68,69,70を使用することにより、カセット収納部5に装着中のテープカセット6内でインクリボンを介して印刷させたテープを、当該テープカセット6外で切断させることによりラベルLを作成する。
【0020】
カセットセンサー7は、上述したように、カセット収納部5に装着されたテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出する。尚、カセットセンサー7の検出原理には、例えば、カセット収納部5に装着中のテープカセット6から突出する複数の突出片を検知し、検知された複数の突出片の組合せに基づいてテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出するものがある。
【0021】
図5は、パーソナルコンピューター101の制御系を表したブロック図である。パーソナルコンピューター101は、制御部110を有する。制御部110は、CPU111や、ROM112、RAM113、HDD114により構成される。更に、制御部110は、ディスプレイ105や、入力操作部107、第1通信インターフェース115、接続インターフェース116、第2通信インターフェース117に接続される。
【0022】
CPU111は、パーソナルコンピューター101における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、CPU111は、入力操作部107等からの入力信号及び各種制御プログラム等に基づいて、ディスプレイ105等を制御する。ROM112には、パーソナルコンピューター101における各種制御プログラムやデータが記憶される。RAM113は、CPU111での演算結果等が一時的に記憶される記憶装置である。RAM113には、例えば、入力操作部107等の入力により編集された印字データや、ネットワーク網Nから第1通信インターフェース115を介して取り込まれたデータ、ラベルライター1に接続インターフェース116を介して送り出す印字データ、周辺機器301から第2通信インターフェース117を介して取り込まれた画像データ302が記憶される。周辺機器301には、例えば、デジタルカメラやスキャナー等がある。HDD114は、複数の記憶領域114A,114B…を有し、記憶内容の書込・消去ができる大容量メモリであり、後述するデータ等が記憶される。
【0023】
図6は、サーバー201の制御系を表したブロック図である。サーバー201は、サーバー制御部202を有する。サーバー制御部202は、サーバー201における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。更に、サーバー制御部202は、データベース203に接続される。データベース203には、本実施形態に係るラベル作成方法を実行するためのラベル作成プログラム203Aや、最新テープ情報203B等のデータが記憶される。尚、ラベル作成プログラム203Aは、送信ファイル312を介して、パーソナルコンピューター101にインストールされる(上記図1参照)。更に、データベース203には、ネットワーク網Nから通信インターフェース204を介して取り込まれたデータが記憶される。
【0024】
図7は、本実施形態に係るラベル作成方法が実行される際に使用されるデータ群401を表した概念図である。図7に表されたように、本実施形態に係るラベル作成方法が実行される際に使用されるデータ群401には、テープ情報402や、色相環データ403、警告メッセージデータ404、貼付対象データ情報405等がある。テープ情報402には、メーカーから現実に供給されている全部又は一部のテープカセット6についてインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報が含まれている。色相環データ403には、色相環に関する色の情報が含まれている。警告メッセージデータ404には、警告メッセージの文字情報が含まれている。貼付対象データ情報405には、ラベル貼付対象物の色に関するサンプル情報が含まれている。これらのデータ402乃至405は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはHDD114に記憶され、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合にはEEPROM63に記憶される。
【0025】
[2.本発明の動作]次に、本実施形態に係るラベル作成方法について説明する。図14乃至図16は、本実施形態に係るラベル作成方法を実行するためのラベル作成方法プログラムが表されたフローチャート図である。尚、図14乃至図16のフローチャートで表されたラベル作成方法プログラムの各々は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはHDD114等に記憶されるとともにCPU111により実行され、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合にはEEPROM63等に記憶されるとともにCPU61により実行される。
【0026】
図14に表されたように、本実施形態に係るラベル作成方法では、先ず、S1において、準備処理が行われる。この処理では、図8に表されたように、貼付対象表示領域501内においてラベル表示領域502が表示される。貼付対象表示領域501は、ラベルLが貼付される対象であるラベル貼付対象物が表示される領域に相当する。ラベル表示領域502は、ラベルLに相当し、つまり、ラベル貼付対象物に貼付されるラベルLが表示される領域に相当する。貼付対象表示領域501とラベル表示領域502とは、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105に表示され、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4に表示される。尚、この図14のS1の準備処理は、下記S5の第1表示処理や下記S6の第2表示処理で行ってもよい。
【0027】
次のS2では、設定処理が行われる。この処理では、貼付対象表示領域501に表示されるラベル貼付対象物の色が設定される。ここで、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、HDD114に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている全てのサンプル色がディスプレイ105に一旦表示され、その一旦表示されたサンプル色の中から入力操作部107を介してユーザーによって選択された色が、貼付対象表示領域501に表示されるラベル貼付対象物の色として設定される。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、EEPROM63に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている全てのサンプル色が液晶ディスプレイ4に一旦表示され、その一旦表示されたサンプル色の中からキーボード3(の矢印キー3Cやエンターキー3D)を介してユーザーによって選択された色が、貼付対象表示領域501に表示されるラベル貼付対象物の色として設定される。もっとも、上述したような入力操作部107又はキーボード3を介したサンプル色についての所定範囲の入力情報ではなく、入力操作部107又はキーボード3を介した色についての自由な入力情報に基づいて、貼付対象表示領域501に表示されるラベル貼付対象物の色が設定されてもよい。あるいは、周辺機器301からパーソナルコンピューター101又はラベルライター1に取り込まれた画像データ302が貼付対象表示領域501に表示されるようにしてもよい。
【0028】
次のS3では、決定処理が行われる。この処理では、上記S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色(貼付対象表示領域501の表示色)に適した基準色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502の表示色として決定される。この基準色の決定の際には、図16に表されたように、S21の候補色表示処理とS22の基準色選択処理とが行われる。図16のS21で行われる候補色表示処理では、テープ情報402に含まれている複数の色が候補色として一旦表示される。このとき、一旦表示された候補色の中には、図14の上記S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色(貼付対象表示領域501の表示色)の類似色又は補色を色相環データ403から求めて含ませてもよい。
【0029】
テープ情報402に含まれている複数の色とは、テープ情報402に含まれているテープカセット6のテープ色の各々をいう。テープ情報402には、現実に供給されているテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報が含まれており、図9(a)に表されたテープ情報402A又は図9(b)に表されたテープ情報402Bのいずれかの形態がある。図9(a)に表されたテープ情報402Aは、メーカーによって現実に供給されている全てのテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報である。図9(b)に表されたテープ情報402Bは、メーカーによって現実に供給されている一部のテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報である。尚、図9(b)に表されたテープ情報402Bは、ユーザーが現実に所持している全てのテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報と一致していることが望ましい。
【0030】
ここで、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、HDD114に記憶されたテープ情報402に含まれているテープ色(や類似色又は補色)が、図13に表されたように、ディスプレイ105の候補色表示欄506に候補色として一旦表示される。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、EEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープ色(や類似色又は補色)が、図13に表されたように、液晶ディスプレイ4の候補色表示欄506に候補色として一旦表示される。
【0031】
図16に戻って、次のS22で行われる基準色選択処理では、上記S21の候補色表示処理で一旦表示された候補色の中から一つの色が基準色として選択される。ここで、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、上記S21の候補色表示処理でディスプレイ105の候補色表示欄506に一旦表示された候補色の中から入力操作部107を介してユーザーによって選択された一つの色が基準色として選択される。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、上記S21の候補色表示処理で液晶ディスプレイ4の候補色表示欄506に一旦表示された候補色の中からキーボード3(の矢印キー3Cやエンターキー3D)を介してユーザーによって選択された一つの色が基準色として選択される。もっとも、図16に表されたS21の候補色表示処理やS22の基準色選択処理の双方を行うことなく、HDD114又はEEPROM63に記憶された色相環データ403に基づいて、図14の上記S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色(貼付対象表示領域501の表示色)に適した基準色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502の表示色として自動的に決定されてもよい。
【0032】
その後は、図14に戻って、次のS4では、上記S3の決定処理で決定された基準色がテープ情報402に含まれている何れかの色と一致するか否かが判定される。テープ情報402に含まれている何れかの色とは、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープカセット6のテープ色の各々をいう。ここで、上記S3の決定処理で決定された基準色がテープ情報402に含まれている何れかの色と一致する場合(S4:YES)には、下記S5の第1表示処理に進む。一方、上記S3の決定処理で決定された基準色がテープ情報402に含まれている何れの色とも一致しない場合(S4:NO)には、下記S6の第2表示処理に進む。
【0033】
S5の第1表示処理では、上記S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色が貼付対象表示領域501に表示されるとともに、上記S3の決定処理で決定された基準色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。これらの表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。
【0034】
S6の第2表示処理では、上記S2で設定されたラベル貼付対象物の色が貼付対象表示領域501に表示されると共に、所定基準と上記S3で決定された基準色とに基づいてHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープ色の中から選択された色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。これらの表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。尚、所定基準には、例えば、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープカセット6のテープ色の各々から上記S3の決定処理で決定された基準色に最も類似する色を、HDD114又はEEPROM63に記憶された色相環データ403を使用して選択する基準がある。
【0035】
上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理が行われた後は、次のS7の一覧表示処理が行われる。この処理では、上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理でラベル表示領域502に表示された色とHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402を介して組み合わされた文字色の一覧が一旦表示される。この表示処理は、例えば、図11に表されたように、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105の文字色一覧表示欄504で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4の文字色一覧表示欄504で行われる。尚、図11に表された文字色一覧表示欄504の内容となるケースには、例えば、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402が図9(a)に表されたテープ情報402Aであって、上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理でラベル表示領域502に表示された色が「黄」であるケースがある。
【0036】
図14に戻って、上記S7の一覧表示処理が行われた後は、次のS8の文字色選択処理が行われる。この処理では、上記S7の一覧表示処理で文字色一覧表示欄504に一旦表示された一覧の中から一つの文字色がユーザーによって選択される。ここで、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、上記S7の一覧表示処理でディスプレイ105の文字色一覧表示欄504に一旦表示された一覧の中から一つの文字色が入力操作部107を介してユーザーによって選択される。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、上記S7の一覧表示処理で液晶ディスプレイ4の文字色一覧表示欄504に一旦表示された一覧の中から一つの文字色がキーボード3(の矢印キー3Cやエンターキー3D)を介してユーザーによって選択される。
【0037】
上記S8の文字色選択処理が行われた後は、次のS9の編集処理が行われる。この処理では、例えば、図10に表されたように、上記S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色が表示された貼付対象表示領域501と、上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理で色が表示されたラベル表示領域502と、を有するラベル編集画像503において、ユーザーは、上記S8の文字色選択処理で選択された文字色を使用しながらラベル表示領域502内でラベル編集を行う。このラベル編集は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105上で入力操作部107を介してユーザーによって行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4上でキーボード3を介してユーザーによって行われる。
【0038】
図14に戻って、上記S9の編集処理が終了した後は、次のS10の検出処理が行われる。この処理では、上記S9の編集処理で編集されたラベル編集画像503に基づいてラベルLが作成されることになる、カセット収納部5に装着中のテープカセット6のテープ色とインクリボン色(文字色)とがカセットセンサー7を介して検出される。次のS11では、ラベル編集画像503の表示内容と上記S10の検出処理における検出結果とが一致するか否かが判定される。この判定は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には上記S10の検出処理における検出結果を接続インターフェース81,116を介してラベルライター1から受け取ったCPU111によって行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合にはCPU61によって行われる。ここで、上記S10の検出処理で検出されたテープ色と上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理で表示されたラベル表示領域502に表示された色とが一致しない場合(S11:NO)、または、上記S10の検出処理で検出されたインクリボン色(文字色)と上記S8の文字色選択処理で選択された文字色とが一致しない場合(S11:NO)には、S12に進んで、警告表示処理が行われる。
【0039】
上記S12の警告表示処理では、「テープカセットのテープ色と文字色を確認して下さい。」との警告メッセージが表示され、カセット収納部5に装着中のテープカセット6の交換が促される。その警告メッセージのデータは、図7に表された警告メッセージデータ404に含まれる。この表示処理は、例えば、図12に表されたように、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105の警告メッセージ表示欄505で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4の警告メッセージ表示欄505で行われる。尚、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、「テープカセットのテープ色と文字色を確認して下さい。」との警告メッセージを音声出力させてもよい。
【0040】
上記図14のS12の警告表示処理が行われた後は、上記S10の検出処理に戻って、上記S10の検出処理以降の処理が繰り返される。もっとも、上記S12の警告表示処理が行われた後は、上記S1乃至上記S9のいずれかの処理に戻って、その戻った処理以降の処理が繰り返されてもよい。このとき、入力操作部107又はキーボード3からの入力情報をトリガーにして、そのような繰り返し処理から抜け出して初期状態に戻ることが可能な割り込み処理を同時に行ってもよい。
【0041】
一方、上記S10の検出処理で検出されたテープ色と上記S5の第1表示処理又は上記S6の第2表示処理で表示されたラベル表示領域502に表示された色とが一致し、さらに、上記S10の検出処理で検出されたインクリボン色(文字色)と上記S8の文字色選択処理で選択された文字色とが一致する場合(S11:YES)には、S13の印刷処理に進んで、ラベルライター1にて印刷処理が行われ、ラベル編集画像503の表示内容が印刷されたラベルLが作成される。その後は、図14のフローチャートで表されたラベル作成方法プログラムが終了される。
【0042】
次に、図15のフローチャートで表されたラベル作成方法について説明する。図15に表された本実施形態に係るラベル作成方法では、先ず、S31において、書換ボタンが押下されたか否かが判定される。書換ボタンを押下するためには、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、ディスプレイ105に表示された書換ボタン(不図示)が入力操作部107のマウスを介してユーザーによってクリックされる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、キーボード3の書換ボタン3Aがユーザーによって押下される。ここで、書換ボタンが押下されていない場合(S31:NO)には、図15のフローチャートで表されたラベル作成方法プログラムが終了される。一方、書換ボタンが押下された場合(S31:YES)には、S32に進む。S32で行われる書換メニュー表示処理では、図示されないが、第1書換・第2書換・第3書換の3つの書換が表示された書換メニューが一旦表示される。この表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。その後は、S33に進む。
【0043】
S33では、第1書換の選択が行われたか否かを判定する。この判定は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理でディスプレイ105に一旦表示された書換メニュー上で入力操作部107を介してユーザーにより第1書換の選択が行われたか否かにより行われる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理で液晶ディスプレイ4に一旦表示された書換メニュー上でキーボード3を介してユーザーにより第1書換の選択が行われたか否かにより行われる。尚、上記S32の書換メニュー表示処理が行われた後から第1所定時間が経過しても第1書換の選択が行われなかった場合には、第1書換の選択が行われなかったと判定される。
【0044】
ここで、第1書換の選択が行われた場合(S33:YES)には、S34の第1書換処理が行われる。この処理では、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、パーソナルコンピューター101の第1通信インターフェース115を介してHDD114に記憶されたテープ情報402が送信ファイル312を介して書き換えられる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、パーソナルコンピューター101を経由してEEPROM63に記憶されたテープ情報402が書き換えられる。第1書換処理の書換情報は、サーバー201が有するデータベース内の最新テープ情報203Bである。その最新テープ情報203Bとは、メーカーによって現実に供給されている全てのテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの最新情報である。その後は、S35に進む。
【0045】
また、第1書換の選択が行われなかった場合(S33:NO)も、S35に進む。S35では、第2書換の選択が行われたか否かを判定する。この判定は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理でディスプレイ105に一旦表示された書換メニュー上で入力操作部107を介してユーザーにより第2書換の選択が行われたか否かによって行われる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理で液晶ディスプレイ4に一旦表示された書換メニュー上でキーボード3を介してユーザーにより第2書換の選択が行われたか否かによって行われる。尚、上記S32の書換メニュー表示処理が行われた後から第2所定時間が経過しても第2書換の選択が行われなかった場合には、第2書換の選択が行われなかったと判定される。
【0046】
ここで、第2書換の選択が行われた場合(S35:YES)には、S36の第2書換処理が行われる。この処理では、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、HDD114に記憶されたテープ情報402が入力操作部107を介してユーザーにより書き換えられる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、EEPROM63に記憶されたテープ情報402がキーボード3を介してユーザーにより書き換えられる。第2書換処理の書換情報は、ユーザーが現実に所持している全テープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報と一致していることが望ましい。その後は、S37に進む。
【0047】
また、第2書換の選択が行われなかった場合(S35:NO)も、S37に進む。S37では、第3書換の選択が行われたか否かを判定する。この判定は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理でディスプレイ105に一旦表示された書換メニュー上で入力操作部107を介してユーザーにより第3書換の選択が行われたか否かによって行われる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、上記S32の書換メニュー表示処理で液晶ディスプレイ4に一旦表示された書換メニュー上でキーボード3を介してユーザーにより第3書換の選択が行われたか否かによって行われる。尚、上記S32の書換メニュー表示処理が行われた後から第3所定時間が経過しても第3書換の選択が行われなかった場合には、第3書換の選択が行われなかったと判定される。
【0048】
ここで、第3書換の選択が行われた場合(S37:YES)には、S38に進んで、第3書換処理が行われる。この処理では、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、HDD114に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている色がパーソナルコンピューター101の第2通信インターフェース117を介して取り込まれた画像データ302に基づいて書き換えられる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、EEPROM63に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている色がラベルライター1の通信インターフェース82を介して取り込まれた画像データ302に基づいて書き換えられる。尚、第3書換処理における書換では、画像データ302に基づいて特定される色を貼付対象データ情報405に含まれている色に追加させてもよい。その後は、S39に進む。
【0049】
S39では、続行ボタンが押下されたか否かが判定される。続行ボタンを押下するためには、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合には、ディスプレイ105に表示された続行ボタン(不図示)が入力操作部107のマウスを介してユーザーによりクリックされる。一方、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、キーボード3の続行ボタン3Bがユーザーにより押下される。ここで、続行ボタンが押下された場合(S39:YES)には、S32に戻って、S32の以降の処理が繰り返される。一方、続行ボタンが押下されていない場合(S39:NO)には、図15のフローチャートで表されたラベル作成方法プログラムが終了される。尚、本S39の判定処理に進んだ後から第4所定時間が経過しても続行ボタンの押下が行われなかった場合には、続行ボタンが押下されていないと判定される。
【0050】
[3.まとめ]すなわち、本実施形態に係るラベル作成方法では、ディスプレイ105と入力操作部107とHDD114とを備えたパーソナルコンピューター101において、又は、液晶ディスプレイ4とキーボード3とEEPROM63とを備えたラベルライター1において、S3の決定処理で決定された基準色がHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれている何れかのテープ色と一致すると判定された場合(S4:YES)には、S5の第1表示処理が実行されて、S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色がディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示されるとともに、S3の決定処理で決定された基準色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。一方、S3の決定処理で決定された基準色がHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれている何れのテープ色とも一致しないと判定された場合(S4:NO)には、S6の第2表示処理が実行されて、S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色がディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示されるとともに、所定基準とS3の決定処理で決定された基準色とに基づいてHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープ色の中から選択された色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。つまり、ディスプレイ105と入力操作部107とHDD114とを備えたパーソナルコンピューター101において、又は、液晶ディスプレイ4とキーボード3とEEPROM63とを備えたラベルライター1において、入力操作部107又はキーボード3を介して入力された入力情報に基づいて設定されたラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)に適切なテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)が、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれているテープ色の中からユーザーの手間無くして自動的に決定される(但し、図16のS21及びS22の各処理を実行したケースを除く)。
【0051】
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S6の第2表示処理で扱われる所定基準としてHDD114又はEEPROM63に記憶された色相環データ403が使用されることから、S3の決定処理で決定された基準色がHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれている何れのテープ色とも一致しないと判定された場合(S4:NO)であっても、入力操作部107又はキーボード3を介して入力された入力情報に基づいて設定されたラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)に適切なテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)が、色相的な観点より、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれている色の中から自動的に決定される。
【0052】
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S7の一覧表示処理が実行されると、S5の第1表示処理又はS6の第2表示処理のテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)とHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402を介して組み合わされた文字色の一覧(図11参照)がディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に一旦表示される。そして、S8の文字色選択処理が実行されると、S7の一覧表示処理でディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に一旦表示された一覧(図11参照)の中から一つの文字色が入力操作部107又はキーボード3を介して選択される。更に、その後に実行されるS9の編集処理では、S8の文字色選択処理で選択された文字色とS5の第1表示処理又はS6の第2表示処理のテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)とS2の設定処理のラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)とが使用されながら、入力操作部107又はキーボード3を介して編集されるラベル編集画像503がディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に表示される(図10参照)。つまり、S8の文字色選択処理で選択された文字色とS5の第1表示処理又はS6の第2表示処理のテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)との組合せをHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に記憶された組合せからユーザーは選択することができるので、S5の第1表示処理又はS6の第2表示処理で自動的に決定されたテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)に対してHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402を介して組み合わされた文字色の中からユーザーの好みで選択された文字色が使用された編集が行われることが可能である。
【0053】
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S10の検出処理が実行されると、S9の編集処理で編集されたラベル編集画像503に基づいてラベルLが作成される、カセット収納部5に装着中のテープカセット6のテープ色と文字色とがカセットセンサー7を介して検出される。更に、その後に実行されるS12の警告表示処理では、S10の検出処理で検出されたテープ色とS5の第1表示処理又はS6の第2表示処理のテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)とが一致しない場合(S11:NO)に、又はS10の検出処理で検出された文字色とS8の文字色選択処理で選択された文字色とが一致しない場合(S11:NO)に、ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に警告メッセージが表示される(図12参照)。つまり、カセットセンサー7を介して検出されたテープカセット6のテープ色と文字色とによって、S9の編集処理で編集されたラベル編集画像503に基づいたラベルLが作成できなければ、ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に表示される警告メッセージを介して、ユーザーの注意を喚起させることができる。
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S34の第1書換処理が実行されると、パーソナルコンピューター101の第1通信インターフェース115を介してHDD114に記憶されたテープ情報402が書き換えられる。更に、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には、パーソナルコンピューター101を経由してEEPROM63に記憶されたテープ情報402が書き換えられる。これにより、テープ情報402の随時更新を可能にするので、アップグレードされたテープ情報402(サーバー201が有する最新テープ情報203B)に対応させることができる。
【0054】
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S36の第2書換処理が実行されると、入力操作部107又はキーボード3を介してHDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402が書き換えられ、テープ情報402の随時更新を可能にするので、ユーザーの事情に合ったテープ情報402に対応させることができる。
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、HDD114又はEEPROM63に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている色の中から入力操作部107又はキーボード3を介して選択された色が、入力操作部107又はキーボード3を介して入力された入力情報として、S2の設定処理で扱われることから、ラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)をユーザーは容易に設定することができる。
また、本実施形態に係るラベル作成方法では、S38の第3書換処理が実行されると、HDD114又はEEPROM63に記憶された貼付対象データ情報405に含まれている色がパーソナルコンピューター101の第2通信インターフェース117又はラベルプリンター1の通信インターフェース82を介して取り込まれた画像データ302に基づいて書き換えられるので、ラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)をユーザーは補充して設定することができると共に、ラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)をユーザーは現実のものに設定することができる。
【0055】
また、本実施形態に係るラベル作成方法にて、S3の決定処理が実行される際に、S21の候補色表示処理とS22の基準色選択処理が実行される場合には、先ず、S21の候補色表示処理が実行されて、HDD114又はEEPROM63に記憶されたテープ情報402に含まれている複数の色が候補色としてディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に一旦表示され、次に、S22の基準色選択処理が実行されて、S21の候補色表示処理でディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に一旦表示された候補色の中から一つの色が基準色として入力操作部107又はキーボード3を介して選択されるので、ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4内の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色(テープ色)をユーザーの好みで選択された色にすることができる。
また、本実施形態に係るラベル作成方法において、S21の候補色表示処理でディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4に一旦表示された候補色の中には、S2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色についてHDD114又はEEPROM63に記憶された色相環データ403から求められた類似色又は補色が含まれている場合には、ラベル貼付対象物の色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501に表示される色)に対してテープ色(ディスプレイ105又は液晶ディスプレイ4の貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色)を調和・融合させたり、鮮明に浮かび上がらせたりすることができる。
【0056】
[4.その他]尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、上記図14のS3乃至S7の各処理に代えて、図17に記載するS101乃至S105の各処理が行われてもよい。以下、図17のフローチャートで表されたラベル作成方法プログラムについて説明する。上記図14のS2の設定処理が行われた後は、図17に表されたように、先ず、S101において、全テープリストからの選択を行うか否かを判定する。全テープリストとは、図9(a)に表されたテープ情報402Aのように、メーカーによって現実に供給されている全てのテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報である。
【0057】
ここで、全テープリストからの選択を行う場合(S101:YES)には、S102に進んで、全テープリストから近似するテープ色が自動選択される。つまり、上記図14のS2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色(貼付対象表示領域501の表示色)に適した色に近似・一致するテープ色が全テープリストのテープ色から自動選択され、その自動選択されたテープ色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。この表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。その後に進んだS103では、全テープリストから文字色が一覧表示される。つまり、貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色と全テープリストを介して組み合わされた文字色の一覧が一旦表示される。この表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。その後、上記図14のS8の文字色選択処理に進む。
【0058】
一方、全テープリストからの選択を行わない場合(S101:NO)には、S104に進んで、購入テープリストから近似するテープ色が自動選択される。購入テープリストとは、図9(b)に表されたテープ情報402Bのように、ユーザーが現実に所持している全てのテープカセット6のインクリボン色である文字色とテープ色との組合せの情報である。つまり、上記図14のS2の設定処理で設定されたラベル貼付対象物の色(貼付対象表示領域501の表示色)に適した色に近似・一致するテープ色が購入テープリストのテープ色から自動選択され、その自動選択されたテープ色が貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される。この表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。その後は、S105に進む。S105では、購入テープリストから文字色が一覧表示される。つまり、貼付対象表示領域501内のラベル表示領域502に表示される色と購入テープリストを介して組み合わされた文字色の一覧が一旦表示される。この表示処理は、本実施形態に係るラベル作成方法がパーソナルコンピューター101で実行される場合にはディスプレイ105で行われ、本実施形態に係るラベル作成方法がラベルライター1で実行される場合には液晶ディスプレイ4で行われる。その後は、上記図14のS8の文字色選択処理に進む。
【符号の説明】
【0059】
1 ラベルライター 3 キーボード 4 液晶ディスプレイ
6 テープカセット 7 カセットセンサー 61 CPU
63 EEPROM 83 通信インターフェース
101 パーソナルコンピューター 105 ディスプレイ 107 入力操作部
111 CPU 114 HDD 115 第1通信インターフェース
116 第2通信インターフェース 302 画像データ 311 CD−ROM
312 送信ファイル 402 テープ情報 403 色相環データ
404 警告メッセージデータ 405 貼付対象データ情報
501 貼付対象表示領域 502 ラベル表示領域 503 ラベル編集画像
504 文字色一覧表示欄 505 警告メッセージ表示欄 506 候補色表示欄
L ラベル S2 設定処理 S3 決定処理 S4 判定処理
S5 第1表示処理 S6 第2表示処理 S7 一覧表示処理
S8 文字色選択処理 S9 編集処理 S10 検出処理
S12 警告表示処理 S21 候補色表示処理 S22 基準色選択処理
S34 第1書換処理 S36 第2書換処理 S38 第3書換処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と入力部と記憶部とを備えたラベル編集装置で実施されるラベル作成方法であって、
前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるラベル貼付対象物の色が前記入力部を介して入力された入力情報に基づいて設定される設定ステップと、
前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色に基づいて前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域の表示色として基準色が決定される決定ステップと、
前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れかの色と一致するか否かが判定される判定ステップと、
前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れかの色と一致すると前記判定ステップで判定された場合に、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、前記決定ステップで決定された基準色が前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される第1表示ステップと、
前記決定ステップで決定された基準色が前記記憶部に記憶されたテープ情報に含まれている何れの色とも一致しないと前記判定ステップで判定された場合に、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色が前記表示部内の貼付対象表示領域に表示されるとともに、所定基準と前記決定ステップで決定された基準色とに基づいて前記記憶部のテープ情報に含まれている色の中から選択された色が前記貼付対象表示領域内のラベル表示領域に表示される第2表示ステップと、を備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項2】
請求項1に記載するラベル作成方法であって、
前記第2表示ステップで扱われる所定基準として前記記憶部に記憶された色相環データが使用されること、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載するラベル作成方法であって、
前記第1表示ステップ又は前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色と前記記憶部のテープ情報を介して組み合わされた文字色の一覧が前記表示部に表示される一覧表示ステップと、
前記一覧表示ステップで前記表示部に表示された一覧の中から一つの文字色が前記入力部を介して選択される文字色選択ステップと、
前記文字色選択ステップで選択された文字色と前記第1表示ステップ又は前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色と前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色とが使用されながら前記入力部を介して編集されるラベル編集画像が前記表示部に表示される編集ステップと、を備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項4】
請求項3に記載するラベル作成方法であって、
前記編集ステップで編集されたラベル編集画像に基づいてラベルが作成されるテープカセットのテープ色と文字色とが検出部を介して検出される検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたテープ色と前記第1表示ステップ若しくは前記第2表示ステップで前記ラベル表示領域に表示された色とが一致しない場合に、又は前記検出ステップで検出された文字色と前記文字色選択ステップで選択された文字色とが一致しない場合に、前記表示部に警告メッセージが表示される警告表示ステップと、を備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、
前記ラベル編集装置の第1通信部を介して前記記憶部のテープ情報が書き換えられる第1書換ステップを備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、
前記入力部を介して前記記憶部のテープ情報が書き換えられる第2書換ステップを備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、
前記記憶部に記憶された貼付対象データ情報に含まれている色の中から前記入力部を介して選択された色が、前記入力部を介して入力された入力情報として、前記設定ステップで扱われること、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、
前記記憶部に記憶された貼付対象データ情報に含まれている色が前記ラベル編集装置の第2通信部を介して取り込まれた画像データに基づいて書き換えられる第3書換ステップを備えたこと、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載するラベル作成方法であって、
前記決定ステップは、
前記記憶部のテープ情報に含まれている複数の色が候補色として前記表示部に表示される候補色表示ステップと、
前記候補色表示ステップで前記表示部に表示された候補色の中から一つの色が基準色として前記入力部を介して選択される基準色選択ステップと、を備えたこと、
を特徴とするラベル作成方法。
【請求項10】
請求項9に記載するラベル作成方法であって、
前記候補色表示ステップで前記表示部に表示された候補色の中には、前記設定ステップで設定されたラベル貼付対象物の色について前記記憶部に記憶された色相環データから求められた類似色又は補色が含まれること、を特徴とするラベル作成方法。
【請求項11】
請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載するラベル作成方法が実施されるラベル編集装置。
【請求項12】
請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載するラベル作成方法を実行させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載するプログラムを記録した前記ラベル編集装置に読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−73700(P2012−73700A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216371(P2010−216371)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】