説明

ラベル剥離機構付きラベル印字装置及びその台紙セット制御方法

【課題】 ラベル剥離機構使用モードでラベル台紙をセットするときに無駄となるラベル枚数を減らす。
【解決手段】 メインカバーが開けられラベル台紙が装置内にセットされた後にメインカバーが閉じられたとき該メインカバーの閉を検出する第1ステップと、第1ステップでメインカバーの閉を検出したときラベル台紙の先頭ラベル10aをラベル剥離位置まで台紙9に貼られた状態で順方向に搬送して停止させる第2ステップと、第2ステップ後に所定手動入力スイッチの押下を検出する第3ステップと、第3ステップで前記押下を検出したとき先頭ラベル10aの次ラベル10bの位置をラベル頭出し位置に逆搬送する第4ステップとを備える。これにより、無駄となるラベルは先頭ラベル10aだけとなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台紙に貼られているラベルに印字するラベル印字装置に係り、特に、ラベルを台紙から剥離するラベル剥離機構(ピーラ)を搭載したラベル印字装置及びその台紙セット制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
長尺の台紙に貼り付けられているラベルに印字するラベル印字装置には、例えば下記特許文献1に記載されている様に、印字済みのラベルを台紙から剥離するラベル剥離機構を搭載したものがある。
【0003】
ラベル剥離機構は、例えば図9(a)に示す様に、プラテンローラ50の時計方向回転に従ってプラテンローラ50とサーマルヘッド51との間に搬送されたラベル台紙8の搬送経路の途中に、ラベル台紙8を台紙裏面側に鋭角に湾曲させながら搬送する湾曲部53を備え、この湾曲部53において台紙9の表面に貼られている腰の強いラベル10aが台紙9から剥がれるようにし、剥がれたラベル10aがラベル排出口55から印字装置外部に排出されるようになっている。
【0004】
このラベル剥離機構を用い、ラベル10aを台紙9から剥離させながら印字済みのラベル10aをラベル排出口55に排出する場合、一枚のラベル10aを印字した後、このラベル10aが貼られた台紙部分を湾曲部53に通すことで当該ラベル10aを搬送方向前方から剥離させ、ラベル10aの後端縁のみが台紙9に貼られた状態で台紙9の搬送を一旦止める。
【0005】
そして、図9(b)に示す様に、オペレータがこのラベル10aを指で挟んで台紙9から除去するのを待機し、除去されたことを剥離ラベル検出センサ56によって検知したとき、図9(c)に示す様に、プラテンローラ50を反時計方向に回転して台紙9を逆方向に戻し、台紙9上の次のラベル10bの先頭位置がサーマルヘッド51の位置に合うようにしている(この図9(c)の位置を、ラベル頭出し位置という。)。台紙9を逆方向に戻すのは、印字済みラベルがオペレータによって除去される位置(図9(a)に示す位置:この位置をラベル剥離位置という。)に台紙9を搬送したとき、次のラベル10bの先頭位置がサーマルヘッド51の位置を通り過ぎているからである。
【0006】
【特許文献1】特開平8―295323号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、ラベル剥離機構を搭載した印字装置で用いるラベル台紙8は、長尺の台紙9の表面に多数のラベル10a,10b,・・・が連続的に貼着されて構成される。このため、新規にラベル台紙8を印字装置にセットする場合、ラベル台紙8の先頭部分のラベルを何枚か手で剥がして台紙9の部分だけを湾曲部53に通さなくてはならず、作業が面倒であり、しかも、ラベルが無駄になるという問題がある。
また、ラベル台紙セット時に台紙9に貼られているラベルの先頭部分が湾曲部53にかかってしまうと、ラベル先頭部分が台紙9から剥がれて粘着面が露出し、この粘着面が印字装置の内部部材に貼り付いてラベル台紙セット作業を妨げる可能性がある。
【0008】
本発明の目的は、ラベル台紙をセットするときのセット作業が容易で、しかも、無駄になるラベル枚数を少なくすることができるラベル剥離機構付きラベル印字装置及びその台紙セット制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のラベル剥離機構付きラベル印字装置は、長尺状の台紙に複数のラベルが連続的に貼られたラベル台紙をメインカバーを開けた状態で装置内にセットして該メインカバーを閉じ、該メインカバーに付属するラベル剥離機構用カバーを開けて前記ラベル台紙の台紙排出口を選択するラベル剥離機構付きラベル印字装置において、前記メインカバーが開けられて前記ラベル台紙が装置内にセットされた後に該メインカバーが閉じられたときに該メインカバーの閉を検出する検出機構と、手動入力スイッチと、前記検出機構が前記ラベル台紙セット後の前記メインカバーの閉を検出したときに該ラベル台紙の先頭ラベルをラベル剥離位置まで前記台紙に貼られた状態で順方向に搬送して停止させ、且つ該先頭ラベルが前記ラベル剥離位置まで搬送された後に前記手動入力スイッチの押下を検出したとき該先頭ラベルの次ラベルの位置をラベル頭出し位置に逆搬送する制御機構と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のラベル剥離機構付きラベル印字装置の台紙セット制御方法は、長尺状の台紙に複数のラベルが連続的に貼られたラベル台紙をメインカバーを開けた状態で装置内にセットして該メインカバーを閉じ、該メインカバーに付属するラベル剥離機構用カバーを開けて前記ラベル台紙の台紙排出口を選択するラベル剥離機構付きラベル印字装置の台紙セット制御方法において、前記メインカバーが開けられ、前記ラベル台紙が装置内にセットされた後に該メインカバーが閉じられたとき、該メインカバーの閉を検出する第1ステップと、前記第1ステップで前記メインカバーの閉を検出したときに前記ラベル台紙の先頭ラベルをラベル剥離位置まで前記台紙に貼られた状態で順方向に搬送して停止させる第2ステップと、前記第2ステップ後に所定手動入力スイッチの押下を検出する第3ステップと、前記第3ステップで前記押下を検出したとき前記先頭ラベルの次ラベルの位置をラベル頭出し位置に逆搬送する第4ステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ラベル剥離機構使用モードにするとき、無駄にするラベルは先頭ラベルの1枚だけとなり、ラベルの無駄を最小限にすることができる。また、ラベル台紙セット時に予め先頭ラベルを剥いでおく必要がないため、ラベル台紙セット作業が容易となり、作業効率が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル剥離機構を搭載したラベル印字装置の外観斜視図であり、図2はその内部構成を示す概略断面図である。
このラベル印字装置1は、全体として縦長の直方体形状をしたケース2を備え、その前面パネルの上部は固定パネル2aで構成され、下部は可動パネル2bで構成される。
【0013】
固定パネル2aと可動パネル2bの境界部分にラベル排出口3が設けられ、可動パネル2bのラベル排出口3の下部分にはベル剥離機構を備えたピーラカバー(ラベル剥離機構用カバー)5が開閉自在に枢着されており、その下部分に、台紙排出口4が設けられている。
【0014】
可動パネル2bの正面左側には、手動スイッチであるペーパフィード(PF)スイッチ6が設けられ、また、警告用のLED7も併設されている。ペーパフィードスイッチ6とは、後述のラベル台紙8の先端部8aを強制的に所定距離だけ搬送指示するスイッチであり、また、ラベル台紙セット時にはラベル先頭位置をラベル頭出し位置に搬送指示するスイッチである。
【0015】
ケース2内には、図2に示す様に、ロール状のラベル台紙8が収納される。ラベル台紙8は、長尺状の台紙9の表面に多数の所定長さのラベル10が連続的に貼られたものであり、ロール状に巻かれて供給される。
このラベル台紙8の先端部8aは、ケース2内において引き出され、サーマルヘッド11とプラテンローラ12との間に通され、ラベル剥離機構を構成する鋭角の湾曲部13で台紙9の裏面側に鋭角に湾曲された後、台紙排出口4から装置外部に排出される。
【0016】
このラベル印字装置1には、サーマルヘッド11の手前側にラベル検出センサ17が設けられ、また、湾曲部13の先端部より若干離間した上方位置に、剥離ラベル検出センサ18が設けられる。
ラベル検出センサ17は、例えばラベル10からの反射光と台紙9からの反射光の違いを検出してラベル先頭位置またはラベル後端位置の通過を検知し、剥離ラベル検出センサ18は、例えばラベル10からの反射光の有無を検出してラベル10がセンサ18の前方位置に存在するか存在しないかを検出する。各センサ17,18の検出信号は、後述の印字装置制御用のCPUに通知される。
【0017】
図3及び図4は、ラベル台紙8の先端部8aを台紙排出口4から装置外部に引き出す様にセットするところを示すラベル印字装置1の外観図及び概略断面図である。
ケース2のラベル排出口3と台紙排出口4との間に設けられたピーラカバー5は、可動パネル2bの上部に開閉可能に枢着されており、図3に示す様に、このピーラカバー5が開けられ、ラベル台紙8の先端部8aを台紙排出口4に通した後、ピーラカバー5を閉じることで、ラベル台紙8がラベル剥離機構使用モードにセットされる。
【0018】
ラベル台紙8の先端部8aを台紙排出口4から装置外部に引き出すと、ラベル剥離機構が機能し、サーマルヘッド11で印字されたラベル10が台紙9と共に湾曲部13に送られ、ラベル台紙8が湾曲部13の先端において台紙9の裏面側に鋭角に湾曲されて更に先に搬送されると、ラベル10は湾曲部13の先端部分において台紙9から剥離し、図1に示す様に、ラベル排出口3から排出される。
【0019】
ラベル台紙8の先端部8aを台紙排出口4から装置外部に引き出すのではなく、ラベル台紙8の先端部8aをラベル排出口3から装置外部に引き出すと、即ち、図1に示すラベル10と一緒に台紙9も引き出す様にセットすると、台紙9にラベル10が貼り付いた状態で連続的に複数のラベル10に印字してラベル10を台紙9と一緒に排出することができ(ラベル剥離機構不使用モード)、その後に手作業で一枚一枚ラベル10を台紙9から剥がすことになる。
【0020】
そして、ラベル剥離機構付きラベル印字装置1でラベル台紙切れとなって新たなラベル台紙8を装置内部にセットする場合、あるいはラベル長やラベル幅の異なる別種類のラベル台紙8に交換する場合には、図5に示す様に、可動パネル2bを手前側に引き倒す。これにより、ラベル台紙8の収納部が外部に露出され、新たなラベル台紙8の補充又は交換が可能となる。
【0021】
次に、このラベル台紙8の先端部8aを装置外部に適宜引き出した状態で、可動パネル2bが閉じられると、ラベル台紙8はサーマルヘッド11とプラテンローラ12とで挟持される。ケース2の所定位置には、メインカバーとなる可動パネル2bの開閉を検出するメインカバー開閉検出スイッチ(検出機構)が設けられる。
【0022】
そして、オペレータは、ラベル剥離機構使用モードでラベル印字を行いたい場合には、図3及び図4に示す様に、ラベル台紙8の先端部8aを台紙排出口4側にセットし、ピーラカバー5を閉じる。このピーラカバー5の設置箇所にピーラカバー開閉検出用スイッチを設け、ピーラカバー5の開閉を検出してCPUに通知する構成にしてもよく、また、このスイッチを省略してコスト低減を図ることも可能である。
【0023】
図6は、図1に示すラベル印字装置1の電気制御系の機能ブロック図である。ラベル印字装置1を統括制御するCPU(制御機構)20には、バス21を介し、印字制御プログラムやラベル台紙セット制御処理プログラムを格納したROM22と、メインメモリとして機能するRAM23とが接続される。
【0024】
バス21には通信用I/F25が接続され、この通信用I/F25に接続された通信ケーブル26を介してこの印字装置1のホストコンピュータとなるパソコン(PC)27が接続される。
【0025】
バス21には、更に、入出力部(I/O部)29が接続され、このI/O部29を介して、ラベル検出センサ17、剥離ラベル検出センサ18、サーマルヘッド11、プラテンローラ12の駆動用モータ15、ペーパフィード(PF)スイッチ6、メインカバー開閉検出スイッチ16、LED7等が接続される。
【0026】
図7は、オペレータが印字装置1の可動パネル(メインカバー)2bを図5に示す様に開き、ロール状の新規ラベル台紙8を印字装置1内に入れ、ラベル台紙8の先端部8aをサーマルヘッド11とプラテンローラ12との間で挟持するようにして可動パネル2bを閉じたときにCPU20が実行するラベル台紙セット制御処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。尚、処理手順を分かり易くする為、オペレータの動作ステップを挿入し、破線で図示した。
【0027】
CPU20は、先ず、メインカバー開閉検出スイッチ16の状態を検知し、メインカバーである可動パネル2bが閉じられるのを待機する(ステップS1)。可動パネル2bが閉じられたときは、ステップS1の判定結果が肯定(Yes)となってステップS2に進む。
【0028】
CPU20は、ステップS2に進むと、駆動モータ15に順方向搬送指令を出力し、これにより、図8(a)に示す様に、台紙9に貼られた先頭ラベル10aの位置が順方向に進む。そして、図8(b)に示す様に、台紙9に貼られたままの状態における先頭ラベル10aの位置がラベル剥離位置まで来たとき、搬送を停止し、ステップS3に進む。
【0029】
先頭ラベル10aがラベル剥離位置に達したか否かは、ラベル検出センサ17が検出した先頭ラベル10aの先端位置あるいは後端位置、または次ラベル10bの先端位置あるいは後端位置と、プラテンローラ12の回転距離とによりCPU20が演算で求めることができる。あるいは、剥離ラベル検出センサ18が先頭ラベル10の先端通過を検出した以後のプラテンローラ12の回転距離から演算で求めることもできる。
【0030】
ステップS3で、オペレータは、図4に示した様にピーラカバー5をオープンして図8(b)に示す状態の先頭ラベル10aを台紙9から剥がし、次に、台紙9の先端部分を湾曲部13で台紙裏面側に曲げて台紙9を排出口4から出した状態でピーラカバー5を閉じ、図8(c)に示す状態にラベル台紙8をセットした後、ペーパフィードスイッチ6を押す。
【0031】
尚、印字装置の機種によっては、先頭ラベル10aを台紙9から剥がさずにそのまま湾曲部13で湾曲させ排出口4から出る様にラベル台紙8をセットすることも可能である。また、ステップS3でオペレータが何もせずにペーパフィードスイッチ6を押下すると、ラベル剥離機構不使用モードとなる。
【0032】
ステップS4で、CPU20は、ペーパフィードスイッチ6が押下されるのを待機する。そして、ペーパフィードスイッチ6の押下を検出したCPU20は、次ラベル10bの先頭位置がサーマルヘッド11の位置に来るようにプラテンローラ12の駆動モータ15に逆方向搬送指令を出してラベル頭出し位置(図8(d)に示す位置)に次ラベル10bの位置制御を行う。ラベル剥離位置からラベル頭出し位置にするまでの距離はラベル長によって決まっているため、この位置制御は、ラベル長,ラベル間距離、プラテンローラ12の回転距離によって容易に演算制御可能である。以後、印字制御プログラムに従って印字処理を行う。
【0033】
この様に、本実施形態によれば、印字装置1の可動パネル2bを開けてラベル台紙8をセットする場合、印字前に剥がさなくてはならないラベル10の枚数を先頭ラベル10aの1枚だけにすることができ、ラベル10の無駄を減らすことが可能となる。また、ラベル10をラベル台紙セット前に剥がす処理が不要なため、ラベル台紙セットの作業性が向上し、更に、ラベル台紙セット時にラベル粘着面が露出しないため、作業能率も向上する。
【0034】
尚、本発明のラベル剥離機構付きラベル印字装置におけるメインカバー、ラベル剥離機構用カバー、検出機構及び制御機構等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、上記実施形態においてはサーマルヘッド11を備えたラベル印字装置について説明したが、インクジェットヘッドを備えたラベル印字装置のような他の形式の印字ヘッドを備えたラベル印字装置に適用することもできることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル印字装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示すラベル印字装置の概略断面図である。
【図3】図1に示すラベル印字装置における台紙排出口の選択操作を示す斜視図である。
【図4】図3に示すラベル印字装置の概略断面図である。
【図5】図1に示すラベル印字装置におけるラベル台紙交換方法を示す斜視図である。
【図6】図1に示すラベル印字装置の電気制御系統のブロック図である。
【図7】図6に示すCPUが実行するラベル台紙セット制御処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図7の処理手順に従うラベル搬送位置の説明図である。
【図9】従来のラベル剥離機構の説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1…ラベル印字装置、2…ケース、2b…可動パネル(メインカバー)、3…ラベル排出口、4…台紙排出口、5…ピーラカバー(ラベル剥離機構用カバー)、6…ペーパフィードスイッチ(手動入力スイッチ)、7…警告用のLED、8…ラベル台紙、9…台紙、10…ラベル、11…サーマルヘッド、12…プラテンローラ、13…ラベル剥離機構の湾曲部、15プラテンローラの駆動モータ、16…メインカバー開閉検出スイッチ、17…ラベル検出センサ、18…剥離ラベル検出センサ、20…CPU(制御機構)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の台紙に複数のラベルが連続的に貼られたラベル台紙をメインカバーを開けた状態で装置内にセットして該メインカバーを閉じ、該メインカバーに付属するラベル剥離機構用カバーを開けて前記ラベル台紙の台紙排出口を選択するラベル剥離機構付きラベル印字装置において、
前記メインカバーが開けられて前記ラベル台紙が装置内にセットされた後に該メインカバーが閉じられたときに該メインカバーの閉を検出する検出機構と、
手動入力スイッチと、
前記検出機構が前記ラベル台紙セット後の前記メインカバーの閉を検出したときに該ラベル台紙の先頭ラベルをラベル剥離位置まで前記台紙に貼られた状態で順方向に搬送して停止させ、且つ該先頭ラベルが前記ラベル剥離位置まで搬送された後に前記手動入力スイッチの押下を検出したとき該先頭ラベルの次ラベルの位置をラベル頭出し位置に逆搬送する制御機構と、
を備えることを特徴とするラベル剥離機構付きラベル印字装置。
【請求項2】
長尺状の台紙に複数のラベルが連続的に貼られたラベル台紙をメインカバーを開けた状態で装置内にセットして該メインカバーを閉じ、該メインカバーに付属するラベル剥離機構用カバーを開けて前記ラベル台紙の台紙排出口を選択するラベル剥離機構付きラベル印字装置の台紙セット制御方法において、
前記メインカバーが開けられ、前記ラベル台紙が装置内にセットされた後に該メインカバーが閉じられたとき、該メインカバーの閉を検出する第1ステップと、
前記第1ステップで前記メインカバーの閉を検出したときに前記ラベル台紙の先頭ラベルをラベル剥離位置まで前記台紙に貼られた状態で順方向に搬送して停止させる第2ステップと、
前記第2ステップ後に所定手動入力スイッチの押下を検出する第3ステップと、
前記第3ステップで前記押下を検出したとき前記先頭ラベルの次ラベルの位置をラベル頭出し位置に逆搬送する第4ステップと、
を備えることを特徴とするラベル剥離機構付きラベル印字装置の台紙セット制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2006−76596(P2006−76596A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−261201(P2004−261201)
【出願日】平成16年9月8日(2004.9.8)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】