説明

リボン等の巻取り機構

【課題】 再使用が可能で、かつ、巻き取ったリボン等を容易に抜き取れる巻取り用支管を備えたリボン等の巻取り機構を提供する。
【解決手段】 巻取り軸31に嵌装する巻取り用支管30は、胴体部34aを一部残した状態で、断面がほぼ半円弧状になるよう軸方向Wに切り欠いて形成するとともに、切り欠いた切断部分の軸方向に第一の係合部38が形成された第一の半割胴体部35と、第一の半割胴体部を切り欠いたあとの胴体部に形成されるとともに第一の係合部と係合する第二の係合部39が形成された第二の半割胴体部36とを備える。第一および第二の半割胴体部を組み合わせて円筒状に形成した巻取り用支管を巻取り軸に嵌装してリボンを巻き取るとともに、リボンを巻き取ったのち巻取り軸より巻取り用支管を取り外し、第一および第二の係合部の係合を解除してリボンを巻取り用支管より抜き取る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、熱転写プリンタ等で、使用後に廃棄する必要のある熱転写リボンや台紙などのリボン等の巻取り機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、熱転写リボン(以下、適宜、単にリボンという)やラベルが仮着された長尺状の台紙が巻回された連続体を使うプリンタにおいては、印字済のリボンやラベルが剥離された後の台紙を巻き取るため、巻取り軸に装着した巻取り用紙管(支管)などに巻き付けるタイプ(特許文献1参照)と、巻取り軸に直接巻き付ける直巻きと称するタイプとがある。
印字・使用済のリボンや台紙はプリンタより取り出して廃棄するが、紙管を装着するタイプはリボンまたは連続体を替えるごとに新しい紙管を用意する必要があり、資源としての紙管が無駄になるという問題があった。さらに、廃棄物の分別が厳しい昨今、以前は紙管ごと廃棄可能であったリボンは、紙管と巻き取ったリボンとを分離して廃棄する必要性が高まったため、紙管を使わずにリボンを巻取り軸に直接巻き付ける直巻きタイプが持てはやされ始めた。
しかしながら、直巻きタイプは、巻取り軸からのリボン(や連続体)の取り外し時、内径部に紙管がないので巻取り軸に巻き締められてしまい、このままでは取り外し操作を行うことができないため、巻取り軸の径を減少可能としたリボンの巻取り装置が開発された(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のリボン巻取り装置によれば、減少可能な径の構成としたことにより直巻きしたリボンの取り外しは容易となるものの、部品点数が多くなり装置(プリンタ)が高価にならざるを得ず、また、直巻きを採用した他機種への切り換えが困難なユーザから既存の紙管(コア部材)を使った構成(機種)を維持したまま、巻き取ったリボンの取り外し、および分別が容易となる装置の開発が望まれた。
【特許文献1】実開平5−58326号公報
【特許文献2】特開2004−299862号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、再使用が可能であり、かつ、巻き取ったリボン等を容易に抜き取れる巻取り用支管を備えたリボン等の巻取り機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係るリボン等の巻取り機構は、回転自在な巻取り軸と、この巻取り軸に着脱自在に設けられるとともに、前記巻取り軸に嵌装して固定することにより回転力を受けてリボン等の連続体を巻き取る巻取り用支管とを備えたリボン等の巻取り機構であって、前記巻取り用支管は、前記巻取り軸の外径に嵌合する円筒状の胴体部と、この胴体部を一部残した状態で、断面がほぼ半円弧状になるよう軸方向に切り欠いて形成するとともに、切り欠いた切断部分の軸方向に第一の係合部が形成された第一の半割胴体部と、この第一の半割胴体部を切り欠いたあとの前記胴体部に形成されるとともに、切断部分の軸方向に、前記第一の係合部と係合する第二の係合部が形成された第二の半割胴体部と、を備え、前記第一および第二の係合部を係合することにより前記第一および第二の半割胴体部を組み合わせて円筒状に形成した巻取り用支管を前記巻取り軸に嵌装してリボン等を巻き取るとともに、リボン等を巻き取ったのち前記巻取り軸より巻取り用支管を取り外し、かつ、前記第一および第二の係合部の係合を解除してリボン等を巻取り用支管より抜き取ることを特徴とする。
さらに、第一または第二の係合部は、底部より入り口部が幅狭な溝部、または、根元が細く先端側に広がる、断面がほぼ逆台形のレール状を呈する突起部とすることができる。
また、第一および第二の半割胴体部は、第一および第二の係合部を係合するとともに、軸方向に沿って摺動することにより組み合わせるようにできる。
また、第一の半割胴体部には、半円弧状の外周面の一部に、滑り止め部材を設けるようにできる。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係るリボン等の巻取り機構は、第一の半割胴体部と、この第一の半割胴体部を切り欠いたあとの胴体部に形成される第二の半割胴体部と、を備え、第一および第二の係合部を係合することにより第一および第二の半割胴体部を組み合わせて円筒状の巻取り用支管を形成し、この巻取り用支管を巻取り軸に嵌装してリボン等を巻き取るとともに、リボン等を巻き取ったのち巻取り軸より巻取り用支管を取り外し、かつ、第一および第二の係合部の係合を解除してリボン等を巻取り用支管より抜き取るようにしたので、リボンの抜き取りが容易であるという効果がある。
さらに、第一または第二の係合部を、底部より入り口部が幅狭な溝部、または、根元が細く先端側に広がる、断面がほぼ逆台形のレール状を呈する突起部とすれば、係合状態が強固となり、外れにくい係合状態となる。
また、第一および第二の半割胴体部を、第一および第二の係合部を係合するとともに、軸方向に沿って摺動することにより組み合わせるようにすれば、組み立て、および取り外し・分解が容易となる。
また、第一の半割胴体部の半円弧状の外周面の一部に滑り止め部材を設けるようにすれば、リボンが巻き締められていても、リボンと滑り止め部材の間に摩擦力が作用してリボンの取り外しが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明のリボン等の巻取り機構の一実施の形態につき、図1ないし図4に基づいて説明する。
【0007】
図1は、本実施の形態のリボン等の巻取り機構を備えたラベルプリンタの概略構造を例示する側面説明図である。
なお、以下において、巻取り機構にて巻き取るものはリボンに限定して説明する。
同図に示すように、ラベルプリンタ(以下、適宜、単に「プリンタ」と称す)1は、主として、ラベル供給部2、印字部3、「巻取り機構」としてのリボン部4、駆動部6、剥離部7、台紙巻取り部8、位置検出センサ部9、剥離センサ部5、制御部10などから構成される。
ラベル供給部2には供給軸11が備えられ、この供給軸11にはラベルLがほぼ等間隔に仮着されたラベル連続体50が装着される。
印字部3は、対向して配置されたプラテンローラ(以下、適宜、単に「プラテン」と称す)12とサーマルヘッド13とを備え、前記プラテン12はベルト14を介してステッピングモータ(以下、適宜、単に「モータ」と称す)15に接続されている。そして、前記プラテン12は、モータ15の回転に従い正回転、あるいは逆回転方向に回動するようになっており、前記プラテン12、ベルト4およびモータ15にて駆動部6が構成されている。
前記ラベル供給部2に装着されたラベル連続体50は、補助ローラ23を経て印字部3へ供給され、プラテン12とサーマルヘッド13との間に挟持され、さらに下流側へと搬送されるようになっている。
リボン部4は、インクリボン(リボン)16を装着するリボン供給部17と、リボン巻取り部18と、このリボン巻取り部18に嵌装する後述の「巻取り用支管30」を備える。リボン供給部17に装着したインクリボン16は、補助ローラ19を経て前記印字部3のプラテン12とサーマルヘッド13との間に挟持し、補助ローラ20を経てリボン巻取り部18に嵌装された巻取り用支管30(後述する)に巻き取られるようになっている。
剥離部7は、前記ラベル供給軸2に装着されたラベル連続体50が繰り出される前記印字部3の下流側に設けられ、剥離板22を備えており、この剥離板22にてラベル連続体50の台紙51のみを「転向」と称する繰り出し方向とは逆の向きに方向変換させると、台紙51上に仮着されたラベルLが剥離されるようになっている。
台紙巻取り部8は、前記剥離部5にて転向された台紙51のみを、補助ローラ24、26を経て巻き取るようになっている。
位置検出センサ部9は、搬送路21に設けられ、ラベル連続体50の図示省略の識別マークを検出するようになっており、この位置検出センサ部9が識別マーク(図示省略)を検出したのに同期をとってラベル連続体50を搬送逆方向へ搬送したり、あるいは、印字を開始するようになっている。
剥離センサ部5は、前記剥離部7の剥離板22にてラベル連続体50の台紙51より剥離されたラベルLの有無を検出するセンサであり、ラベルLが剥離されて剥離板22上の台紙51に存在する間はON、すなわち、「ラベルあり」を認識し、一方、ラベルLが剥離板22上の台紙51より剥離され取り去られたときOFF、すなわち、「ラベルなし」を認識して、前記ON/OFFの信号を制御部10へ送るようになっている。
制御部10は、前記各部と接続され、各部よりの信号に従い、各部を制御するようになっている。
【0008】
次に、主に、図2を参照して「巻取り機構」としてのリボン部4につき説明する。
図2は、図1中、矢示II方向より見たリボン部4のうち、リボン巻取り部18の概略正面説明図である。リボン巻取り部18は、主に、巻取り軸31と、この巻取り軸31の外周面に設けられた板バネ32と、巻取り用支管30とを備える。
巻取り軸31は、一端が筐体33側に設けられた図示省略のモータに接続されて回転自在とされ、他端は開放端となっており、開放端側より巻取り用支管30が嵌装、あるいは取り外しできるようになっている。また、板バネ32は、インクリボン16を巻き付ける「コア」としての巻取り用支管30を嵌装した際、巻取り用支管30を動かないよう巻取り軸31に嵌合するとともに、巻取り軸31の回転駆動に従って空回りしないで回転するよう設けてある。
【0009】
次に、主に、図3および図4を用いて、巻取り用支管30につき説明する。
図3は、巻取り用支管30の分解斜視図、図4は、図2中、矢示IV−IV線に沿う概略断面図である。
同図に示すように、巻取り用の支管30は、主に、胴体部34aと、第一の半割胴体部35と、第二の半割胴体部36と、滑り止め部材37とより成る。
前記各部は、全体の胴体部34より、一部の胴体部34aを残した状態で第一の半割胴体部35を断面がほぼ半円弧状となるよう軸方向Wに切り欠いた構成となっており、前記第一の半割胴体部35が切り欠かれたあとは、一部残された胴体部34aより第二の半割胴体部36が軸方向Wに突出して形成された構成となる。
また、前記第一および第二の半割胴体部35、36の切り欠き部分(切断部分)の端縁部には、各々第一および第二の係合部38、39が形成されている。
第一の半割胴体部35の第一の係合部38は、一方が溝部の係合部38aであり、他方がレール状の突起部の係合部38bである。係合部38aの溝部の形状は、底部より入り口部側が幅狭な構成となっている。また、係合部38bの突起部の形状は根元側が細く、かつ、先端側に広がる、断面がほぼ逆台形状を呈しており、溝状の係合部38a、およびレール状の係合部38bとも、端縁部における軸方向Wに形成されている。
第二の半割胴体部36にも、第一の係合部38と同様、端縁部に第二の係合部39が形成されており、前記第一の溝状の係合部38aに対向する端縁部には突起状の係合部39bが、また、第一の突起状の係合部38bに対向する端縁部には溝状の係合部39aが、各々形成されている。
そして、前記第一および第二の係合部38、39が互いの端縁部を対向接触するようにして第一および第二の半割胴体部35、36を組み合わせることにより、従来の紙管のような円筒状を呈する巻取り用支管30が形成されるものであり、円筒状の巻取り用支管30の内径は、前記巻取り軸31の外径とほぼ同じ大きさとなっている。なお、巻取り用支管30は再利用が可能なよう金属、または硬質合成樹脂などの材料で作製する。
滑り止め部材37は、前記第一の半割胴体部35の半円弧状の外周面の一部に設けられており、摩擦係数の高いゴムや合成樹脂などで作製する。詳細については後述する。
【0010】
次に、主に、図2ないし図4を用いて、本発明に係るリボン等の巻取り機構の使用状態を説明する。
先ず、インクリボン16の巻き付け「コア」として円筒状の巻取り用支管30を組み立てる。組み立てに際しては、第二の半割胴体部36の第二の係合部39に対し、第一の半割胴体部35の第一の係合部38を横(図2および図3における右側)から嵌め合わせて一部残った胴体部34a側へ摺動させるものであり、第一の係合部38の溝部38aと第二の係合部の突起部39b、並びに第一の係合部38の突起部38bと第二の係合部39の溝部39aが係合する。このとき、底部より入り口部側が幅狭な溝部38a、39aと、断面がほぼ逆台形状の突起部38b、39bとが嵌め合わされるため、溝部38a、39aと突起部38b、39bとは、この溝部38a、39a、または突起部38b、39bと直交する方向には外れにくい状態で組み立てられるものである。
前記の組み立てられた巻取り用支管30を開放端側より巻取り軸31に差し込んで筐体33側へ押し込むと、巻取り軸31の外周面に設けられた板バネ32に内周面が嵌合された状態で巻取り用支管30は嵌装される(図2の想像線位置)。
この嵌装された巻取り用支管30にインクリボン16を巻き付けて図示省略のラベル発行を行うと、ラベルの発行動作に伴ってインクリボン16は巻取り用支管30に巻き付けられる(図2の想像線を参照)。
【0011】
次に、使用済インクリボン16を廃棄するときは、巻取り軸31より巻取り用支管30をインクリボン16ごと取り外す。そして、第一の半割胴体部35の外周面と内周面の空いている部分を指でつまんで外側(図2における右側)に引き出すと、第一の半割胴体部35は第一および第二の係合部38、39に沿って摺動されて引き出される。この引き出しの際、第一の半割胴体部35の外周面に摩擦係数の高い部材で作製された滑り止め部材37が設けられており、インクリボン16の巻き締められた状態と相俟ってインクリボン16との間には高い摩擦力が作用するため、第一の半割胴体部35の摺動による引き出しに伴いインクリボン16も外側(図2における右方向)へ引き出される。また、第一の半割胴体部35が完全に取り外されると(図3参照)、円筒状を呈していた巻取り用支管30は第二の半割胴体部36のみになるので、インクリボン16の引き出し状態が不完全でも、円筒形の巻取り用支管30が半割胴体部36の半円弧状に径を変化させるため、インクリボン16の抜き取り、分別が容易となる。
【0012】
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0013】
例えば、前記実施例においては、インクリボン16を巻取り軸31により巻き取る例で説明したがこれに限定されないことは勿論であり、巻取り用支管30を台紙巻取り部8の「巻取り軸(図示省略)」に嵌装して用いれば、台紙との分別が容易となる。
【0014】
また、巻取り用支管30を金属製とした場合、内周面に溝(図示省略)を設けて板バネ32との嵌合状態を強固にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のリボン等の巻取り機構を備えたラベルプリンタの概略側面説明図である。
【図2】同、図1中、矢示II方向より見たリボン巻取り部の概略正面説明図である。
【図3】同、巻取り用支管の分解斜視図である。
【図4】同、図2中、矢示IV−IV線に沿う概略断面図である。
【符号の説明】
【0016】
L ラベル
1 ラベルプリンタ(プリンタ)
2 ラベル供給部
3 印字部
4 巻取り機構(リボン部)
5 剥離センサ部
6 駆動部
7 剥離部
8 台紙巻取り部
9 位置検出センサ部
10 制御部
11 供給軸
12 プラテンローラ(プラテン)
13 サーマルヘッド
14 ベルト
15 ステッピングモータ(モータ)
16 インクリボン(インク)
17 リボン供給部
18 リボン巻取り部
19、20 補助ローラ
21 搬送路
22 剥離板
23、24,26 補助ローラ
30 巻取り用支管
31 巻取り軸
32 板バネ
33 筐体
34,34a 胴体部
35 第一の半割胴体部
36 第二の半割胴体部
37 滑り止め部材
38、38a、38b 第一の係合部
39、39a、39b 第二の係合部
50 ラベル連続体
51 台紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転自在な巻取り軸と、この巻取り軸に着脱自在に設けられるとともに、前記巻取り軸に嵌装して固定することにより回転力を受けてリボン等の連続体を巻き取る巻取り用支管とを備えたリボン等の巻取り機構であって、
前記巻取り用支管は、
前記巻取り軸の外径に嵌合する円筒状の胴体部と、この胴体部を一部残した状態で、断面がほぼ半円弧状になるよう軸方向に切り欠いて形成するとともに、切り欠いた切断部分の軸方向に第一の係合部が形成された第一の半割胴体部と、この第一の半割胴体部を切り欠いたあとの前記胴体部に形成されるとともに、切断部分の軸方向に、前記第一の係合部と係合する第二の係合部が形成された第二の半割胴体部と、を備え、
前記第一および第二の係合部を係合することにより前記第一および第二の半割胴体部を組み合わせて円筒状に形成した巻取り用支管を前記巻取り軸に嵌装してリボン等を巻き取るとともに、リボン等を巻き取ったのち前記巻取り軸より巻取り用支管を取り外し、かつ、前記第一および第二の係合部の係合を解除してリボン等を巻取り用支管より抜き取ることを特徴とするリボン等の巻取り機構。
【請求項2】
前記第一または第二の係合部は、底部より入り口部が幅狭な溝部、または、根元が細く先端側に広がる、断面がほぼ逆台形のレール状を呈する突起部であることを特徴とする請求項1に記載のリボン等の巻取り機構。
【請求項3】
前記第一および第二の半割胴体部は、前記第一および第二の係合部を係合するとともに、前記軸方向に沿って摺動することにより組み合わせることを特徴とする請求項1または2に記載のリボン等の巻取り機構。
【請求項4】
前記第一の半割胴体部には、半円弧状の外周面の一部に、滑り止め部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3に記載のリボン等の巻取り機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−162738(P2008−162738A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−352893(P2006−352893)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】