説明

リモコンが使用可能な無線データを備える電気器具

リモートコントロール装置は、携帯型の筺体と、アンテナと、ユーザーインターフェースと、無線データインタフェースと、ディスプレイ装置と、処理部とを備える。前記ユーザーインターフェースは、ユーザーにアクセス可能な入力選択要素を含む。前記無線データインタフェースは、前記携帯型の筺体内に配置され、前記アンテナと連結されている。前記無線データインターフェースは、無線データプロトコルを用いて前記住宅用ゲートウェイシステムと通信する。前記処理部は、前記ディスプレイ装置を制御し、前記無線データインターフェースを管理し、前記無線データインターフェースで転送するために音声入力を処理するかもしれない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線データリモートコントロールを用いて様々な電気器具を制御するための方法とシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
リモートコントロールは一般的になっており、テレビ及びDVDプレーヤを含む、今日販売されている家庭用電化製品に、一般的に搭載されている。それらは非常に多くなったので、平均的な消費者にとって前記装置の全てを簡単に制御することはしばしば挑戦である。それゆえ、装置の様々な型やモデルのためのリモートコントロールコードを格納しているか、あるいは装置特定のコードを学習することができる、“smart remotes”が有効である。ブロードバンドインターネットサービス(例えば、ケーブルモデム、DSL)が、より偏在するものとなっているので、多くの家庭で高速なデータサーバーをもつことになる。ゲートウェイやホームサーバーは、家にある複数のコンピュータや電化製品間でブロードバンドコネクションを共有するために最初にインストールされる。しかしながら、時を通じて、ゲートウェイは、新しいサービスを遠隔して供給でき、そして映画から音楽まで消費者が購入したデジタルコンテンツを保管し、管理するメディア装置として提供することを含む、より強力な機能をサポートするように進化するだろう。
【0003】
従って、家自体の中に、前記ゲートウェイ/ホームサーバーのこの新たに見出された力及び能力を利用することを促進する必要があり、また、家にいる間、前記ゲートウェイ/ホームサーバーと通信する改善された方法が必要であるだろう。
【特許文献1】米国特許出願公開第2002/0002627A1号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2003/0103088A1号明細書
【特許文献3】米国特許第5,086,385A号明細書
【特許文献4】米国特許第6,437,836B1号明細書
【特許文献5】米国特許第6,717,528B1号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、一般に、リモートコントロールで使用可能な無線データを用いる、家庭用電化製品、コンピュータ、照明、電気器具を制御するための方法とシステムに関する。詳細な実施の形態において、前記システムは、ケーブルやDSLモデムを含むホームサーバー製品と、内蔵された記憶装置と、無線データアクセスポイントと、赤外線送信機と、X10送信機とを備えている。前記ホームサーバーは、それ自身独自のリモートコントロールが与えられたテレビのような遺産装置や、規格の電源コンセントに接続されている照明を、X10モジュールを経由して、あるいは赤外線信号を送信することによって、あるいは前記電源線や屋内の電話回線でコマンドを送信することによって、それぞれ制御することができる。前記ホームサーバーは、家にあるそのような装置を制御するためのウェブサイトを備えるが、また無線データ可能リモートコントロールからのコマンドにも応答する。一つの例として、消費者は、直接的に供給されたリモコンによってではなく、ホームサーバーにコマンドを送信する無線データ可能リモートコントロールを用いることによって、テレビを制御することができる。前記ホームサーバーは、順番に、要求された装置に対して前記赤外線信号を送信することによって前記電化製品を制御する。
【0005】
もう1つの詳細な実施の形態では、前記システムは、家庭用電化製品にデータ転送を許可する構造化された配線設備に、コントロールインターフェースを介して接続される。例としては、家電用バス(CEBus)規格、IEEE1394“ファイヤーワイヤ”ケーブル、あるいは、802.11、ultra−wideband、Bluetoothを含む無線技術までも含む。前記ホームサーバーは、リモートコントロールを使用可能な無線データからコマンドを受信し、順番に、そのようなデータチャンネルで制御コマンドによってその他の装置を直接制御することができる。
【0006】
さらに詳細な実施の形態では、前記無線データ可能リモートコントロールは、構成及び/あるいは装置情報を得るのに十分な解像度の白黒あるいはカラーのディスプレイを備える。
【0007】
詳細な実施の形態では、前記リモートコントロールは、携帯型の筺体に連結されたアンテナと、ユーザーインターフェースと、ディスプレイ装置と、処理ユニットと、無線データインターフェースとを備えている。前記ユーザーインターフェースは、前記携帯型の筺体の一方側に位置された様々な入力選択部を使用してもよい。前記処理ユニットは、ディスプレイを制御し、前記無線データインタフェースで転送するための音声入力を処理することができる。前記無線データインターフェースは、特に、802.11(Wi−Fi)、ultra−wideband(UWB)、BluetoothTMを含む、様々な無線規格を使用して通信されることができる。前記無線データインターフェースは、住宅用ゲートウェイシステムで接続されることができる。前記住宅用ゲートウェイシステムは、電気器具を制御するために、一つあるいはそれ以上のインターフェースを備える。これらの電気器具は、特に、台所用品、照明設備、家電製品であることができる。また、前記リモートコントロールは、マイクのような音声モジュールを含むことができる。前記音声モジュールを用いて、音声コマンドが前記住宅用ゲートウェイシステムに通信されてもよい。
【0008】
詳細な実施の形態では、前記住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムは、リモートコントロール装置インターフェースと、ブロードバンドインターフェースと、処理モジュールと、第1の電気器具通信インターフェースと、第2の電気器具通信インターフェースとを備えている。また、前記リモートコントロール装置は、デジタル化された音声コマンドを受信してもよい。前記処理モジュールは、コマンド処理したり、前記電気器具通信インターフェースを通じて制御コマンドを送信してもよい。前記電気器具通信インターフェースは、住宅内の構造化された配線インタフェースや、ホームオーディオやビデオタイプのインターフェースや、赤外線インターフェースや、ホームオートメーションインターフェースを通じた通信を含む、様々な形態をとることができる。
【0009】
その他の実施の形態では、電気器具を制御するためのリモートコマンド要求を処理する方法が開示されている。その方法は、住宅用ゲートウェイシステムで、前記リモートコマンド要求を受信するステップと、前記住宅用ゲートウェイシステムで、前記受信したリモートコマンド要求を処理するステップと、電気器具通信インターフェースを使用して電気器具の少なくとも一つと通信するステップとを含む。前記電気器具インターフェースは、住宅内の構造化された配線インタフェースや、ホームオーディオやビデオタイプのインターフェースや、赤外線インターフェースや、ホームオートメーションインターフェースを通じた通信を含む、様々な形態をとることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
ブロードバンドゲートウェイは、家庭においてより一般的になっており、それらは、家庭用電化製品やホームオートメーション機能を制御したり管理したりするための便利な手段を意味する。1つのリモートコントロールや、ウェブベースのインターフェースと共に、ブロードバンドゲートウェイは、複数の装置や、ホームオートメーションモジュールや、コンピュータシステムを制御するために用いることができる。
【0011】
図1は、リモートコントロール102と、住宅用ゲートウェイシステム110とを備えるシステムの具体的な一例を示している。リモートコントロール102は、様々な電気器具120,122,127を制御するために、住宅用ゲートウェイシステム110と通信している。住宅用ゲートウェイシステム110は、インターネットのようなネットワーク114と接続されていてもよい。このようなシステムを用いれば、2つ以上の電気器具を、リモートコントロール102あるいはウェブベースのインターフェースから制御することができる。
【0012】
リモートコントロール102は、ユーザーインターフェース106とアンテナ104とを備える。ユーザーインターフェース106、アンテナ104、そしてその他の補助回路を用いて、ユーザーは、無線データリンク108を介して住宅用ゲートウェイシステム110と情報のやり取りをしてもよい。この無線データリンク108は、特に、(900mHz、2.4GHz等)、802.11(Wi−FiTM)、BluetoothTM、ultra−wideband(UWB)などのような、規格及びプロトコルとを満たしていればよい。また、リモートコントロール102は、マイク164、プロセッサ162、ディスプレイ160を備えていてもよい。プロセッサ162は、とりわけ、ディスプレイ160を制御したり、無線データリンク108で無線インターフェース166を管理したり、音声入力を無線インターフェース166を通じて送信するために処理したり、これらの機能の組み合わせを実行したりすることができる。ディスプレイ160は、ユーザーとの視覚的な相互交流を提供する。ディスプレイ160は、グラフィカル・ユーザー・インターフェースと一緒に使用してもよい。また、ディスプレイ160は、HTMLページとネットワーク相互作用を表示するために使用されてもよい。例えば、ディスプレイ160は、ウェブインターフェースを通じて住宅用ゲートウェイシステム110と情報をやりとりするために使用されてもよい。前記ウェブインターフェースは、住宅用ゲートウェイシステム110と、様々電気器具を含む様々な装置を、設定して制御するためのスクリプトとページのセットを含んでもよい。前記ウェブインターフェースは、リモートコントロール102あるいはネットワーク114を通じてアクセスされてもよい。
【0013】
マイク164は、音声入力を収集するものである。この音声入力は、プロセッサ162によって処理される。プロセッサ162は、音声入力を解釈して、コマンドを決定する。あるいは、プロセッサ162は、その音声入力をデジタル化し、そこでコマンドを確定するよう処理される住宅用ゲートウェイシステム110に送信する。
【0014】
住宅用ゲートウェイシステム110は、リモートコントロール102からの入力とコマンドを受信し、様々な装置を制御するために、様々なインターフェースを通じて前記コマンドを実行する。一般的に、住宅用ゲートウェイシステム110は、ブロードバンドゲートウェイ、モデム、スイッチ、ルータ、あるいは同様のシステムとして実行することができる。住宅用ゲートウェイシステム110は、通信回線116を通じたインターネットのような、外部のネットワーク114と連結されたブロードバンドインターフェース134を備えている。ネットワーク114は、数ある中で、世界規模のネットワーク、広域ネットワーク、あるいはローカルエリアネットワークであってもよい。通信回線116は、特に、ケーブル回線、デジタル加入者回線、ISDN回線、GPS衛星網、あるいはアナログ回線の形式をとることができる。また、ブロードバンドインターフェース139は、内部バス146を通してプロセッサ132と連結されている。
【0015】
加えて、住宅用ゲートウェイシステム110は、アンテナ112と連結され、回線144を通してプロセッサ132と結合されたリモートインターフェイス142を備えている。本実施の形態では、ブロードバンドインターフェース134とリモートインターフェース142の両方に連結された1つのプロセッサ132を備えている場合を示しているが、2つあるいは3つのプロセッサが使用されていてもよい。無線データリンク108は、特に、(900mHz等?)、802.11、Wi−FiTM、BluetoothTM、ultra−wideband(UWB)を含む、様々なプロトコルと規格とを満たしていればよい。この無線データリンク108を通じて、リモートコントロール102は、様々な電気製品に関連されたコマンドを送信できる。
【0016】
住宅用ゲートウェイシステム110は、リモートインターフェース142を通してこれらのコマンドを受け、それらをプロセッサ132を用いて処理する。これらのコマンドは、解釈されるためのテキストコマンドであってもよく、翻訳され転送されるための信号であってもよく、解釈されるための音声コマンドであってもよい。前記コマンドは、様々な代替の形をとることができる。
【0017】
また、プロセッサ132は、回線148を介した構造的な住宅の配線インターフェース136や、回線150を介した赤外線インターフェース138や、回線152を介したX10インターフェースのような、様々な通信インターフェースと連結されている。住宅用ゲートウェイシステム110は、特に、これらのインターフェースを通して結合された電化製品に対してコマンドを送信するようにしてもよい。例えば、コマンドは、電話回線や、ローカルエリア・ネットワークや、電源ケーブルを通じて送信されてもよく、特に、900MHz、2.4GHz、5.0GHzを含む赤外線やラジオ周波数(RF)のような、様々な無線周波数を使用して送信されてもよい。さらに、前記インターフェースは、特に、X10、ホーム・オーディオ/ビデオ相互運用性(HAVi)、ホームAPI(HAPI)、Vesa ホームネットワーク、Jini、オープン サービシーズ ゲートウェイ イニシアチブ(OSGi)、ユニバーサル プラグ アンド プレイ(UPnP)のような、様々なホームオートメーション規格を満たしていればよい。
【0018】
例えば、住宅用ゲートウェイシステム110は、赤外線インターフェース138と赤外線信号128とを通じて、オーディオやビデオ機器のような電化製品122に、コマンドを送信してもよい。あるいは、住宅用ゲートウェイシステム110は、X10インターフェース140と回線130とを通じて、電灯設備127やその他の電気製品を制御してもよい。さらなる例では、様々な家庭用電化製品120が、構築された住宅配線インターフェース136と配線126を通じて制御されるようにしてもよい。様々なインターフェースが、その他の設備のうち、温度調節機、エアコン、テレビ、オーディオ機器、ビデオ機器、電灯設備、台所用品、家庭用電化製品を含む、様々な電気製品を制御するために使用できる。
【0019】
このように、リモートコントロール102は、住宅用ゲートウェイシステム110を通じて、様々な電気製品とホームオートメーション機能性を全て制御することができる。また、住宅用ゲートウェイシステム110は、電化製品や、住宅用ゲートウェイシステム110や、リモートコントロール102にインターフェースを提供するために、ネットワーク114と情報をやりとりしてもよい。例えば、住宅用ゲートウェイシステム110は、電気製品のために、ネットワーク114上の情報資源から、ドライバーや変換器を取得してもよい。加えて、住宅用ゲートウェイシステム110は、ネットワーク114上のブラウザーによって利用しうるウェブベースのインターフェースを供給してもよい。前記ウェブベースのインターフェースは、様々な電気製品の更新や制御や管理のためのリモートアクセスを可能にするであろう。例えば、自宅所有者が、電気製品の設定を操作するために、ネットワークを通じて住宅用ゲートウェイシステム110にアクセスするようにしてもよい。
【0020】
図2は、ゲートウェイシステム110を利用した仕組みの具体例を示している。その仕組みの一つの部屋220では、無線リモートコントロール102が、住宅用ゲートウェイシステム110に、無線データあるいはコマンド108を送信する。そのとき、住宅用ゲートウェイシステム110は、制御コマンドを、もう一つの部屋222に設置されているリピーター202に信号128を介して通信する。部屋222は、部屋220と同じ階にあるかもしれない。リピータ202は、信号206を使って第1の電気製品204に、あるいは信号214を介してもう一つのリピーター210に、前記制御コマンドを通信する。第2の電気製品212は、部屋220,222とは別の階にある部屋224に設置されている。
【0021】
図2に示された例では、住宅用ゲートウェイシステム110と同じ部屋220にリモートコントロール102がある場合を示している。しかしながら、様々な通信規格及びプロトコルは、部屋間で無線通信を許可しており、リモートコントロール102は、違う部屋に設置されてもよい。加えて、この例では、赤外線通信として制御通信128,208,214を示した。様々なその他の通信規格及びプロトコルが、部屋間やある構造内の位置間で通信するために使用できるであろう。
【0022】
図3は、リモートコントロール102と住宅用ゲートウェイシステム110の使用方法の一例を示している。ステップ302に示されるように、携帯型のリモートコントロール装置がコマンドをユーザー受信する。そのユーザーコマンドは、ボタンインターフェースを通したコマンド入力を含んでもよい。あるいは、前記ユーザコマンドは、デジタル化された音声コマンドであってもよい。ステップ304に示されるように、前記コマンドに関係し、応答するデータ信号は、無線リンクを使用して、前記住宅用ゲートウェイシステムに送信される。前記無線リンクは、特に、(900MHz等)、802.11(Wi−FiTM)、BluetoothTM、ultra−wideband(UWB)などのような、様々なプロトコルと規格が利用できる。そのとき、前記住宅用ゲートウェイシステムは、ステップ306に示されるように、前記電気製品に、前記コマンドに基づいた制御信号を送る。前記制御信号は、特に、赤外線、X10、構造的な配線、無線インターフェースを含む、様々なインターフェースを通じて送信できる。前記制御信号は、その他の設備のうち、温度調節機、エアコン、テレビ、オーディオ機器、ビデオ機器、電灯設備、台所用品、家庭用電化製品を含む、様々な電気製品を制御できる。
【0023】
図4は、住宅用ゲートウェイシステムを使用したもう一つの例を示している。ステップ402で、前記住宅用ゲートウェイシステムは、リモートコントロール装置からコマンド要求を受信する。前記住宅用ゲートウェイシステムは、ステップ404で示されるように、前記コマンド要求を処理する。前記コマンド要求は、データあるいはデジタル化された音声コマンドであってもよい。前記住宅用ゲートウェイシステムは、ステップ406で示されるように、前記コマンド要求を第1の電気製品に送信する。また、前記住宅用ゲートウェイシステムは、ステップ408に示されるように、第2のコマンド要求を送信してもよい。例えば、前記住宅用ゲートウェイシステムは、テレビをつけて、照明を暗くするためのコマンドを受信してもよい。前記住宅用ゲートウェイシステムは、赤外線インターフェースを通じて、まずテレビを制御するコマンドを送信してもよい。また、前記住宅用ゲートウェイシステムは、X10インターフェースを通じて、電灯設備を制御するコマンドを送信してもよい。前記住宅用ゲートウェイシステムは、一つのインターフェースを通じて複数の装置を制御するようにしてもよいし、あるいは一つ以上のインターフェースを通じて一つの装置を制御するようにしてもよい。アクセスリピーターと、リモートコンバータもまた、使用できる。
【0024】
上述した主題は、実例となりえるが、それに制限されるものではない。そして、付加されたクレームは、すべてのそのような改良、強化、そして本発明の精神と範囲内にあるその他の実施例をカバーすることを意図している。このように、法律によって許容される最大限まで、本発明の範囲は、以下に示すクレームとそれらの同等物の最も広い解釈により決定されるべきものであり、前述の詳細にわたる説明によって制限または限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】リモートコントロールと住宅用ゲートウェイシステムの具体的な例を示す図である。
【図2】リモートコントロールと住宅用ゲートウェイシステムの具体的な例を示す図である。
【図3】図1及び図2のシステムの動作方法の一例を示す図である。
【図4】図1及び図2のシステムの動作方法の一例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯型の筺体と、
該携帯型の筺体に連結されたアンテナと、
前記携帯型の筺体の第1表面からユーザ選択にアクセス可能な、複数の入力選択要素を含むユーザーインターフェースと、
前記携帯型の筺体内に配置され、前記アンテナと連結された、無線データプロトコルを介して住宅用ゲートウェイシステムに通信するための、無線データインターフェースと、
プログラム論理によって更新される表示装置と、
前記表示装置を制御し、前記無線データインターフェースを管理し、音声入力を前記無線データインターフェースを利用した伝送のために処理する処理ユニットと、を備える、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項2】
請求項1に記載のリモートコントロール装置において、
前記住宅用ゲートウェイシステムは、リモートデータネットワークのための広帯域通信インターフェースと、
第1の電気器具装置を制御するための赤外線無線器具インターフェースと、
第2の電気器具装置を制御するための配線器具インターフェースと、を備える、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項3】
請求項2に記載のリモートコントロール装置において、
前記第2の電気器具装置は、台所器具や電灯設備を含む、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項4】
請求項2に記載のリモートコントロール装置において、
前記ユーザーインターフェースは、ユーザーの音声コマンドを受けて処理するための音声認識モジュールを備え、
該処理された音声コマンドは、前記第1及び第2の電気器具装置を制御するために前記住宅用ゲートウェイシステムに通信される、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項5】
請求項1に記載のリモートコントロール装置において、
前記ユーザーインターフェースは、さらに、音声コマンドを伝達するためのマイクを備える、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項6】
請求項5に記載のリモートコントロール装置において、
前記音声コマンドは、前記住宅用ゲートウェイシステムに通信される、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項7】
請求項1に記載のリモートコントロール装置において、
前記無線データプロトコルは、802.11、ultra−wideband(UWB)、Bluetoothのうちの一つである、
ことを特徴とするリモートコントロール装置。
【請求項8】
無線データプロトコルを介して、リモートコントロール装置からリモートコマンドを受信するためのリモートコントロール装置インターフェースと、
リモートデータネットワークで通信するためのブロードバンドインターフェースと、
前記リモートコントロール装置インターフェースと、前記ブロードバンドインターフェースとに応答する処理モジュールと、
第1のプロトコルを介して第1の電気器具装置を制御する、前記処理モジュールに応答する第1の電気器具通信インターフェースと、
第2のプロトコルを介して第2の電気器具装置を制御する、前記処理モジュールに応答する第2の電気器具通信インターフェースと、を備える、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項9】
請求項8に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記第1の電気器具通信インターフェースは、住宅ユニット内の構造化された配線インターフェースである、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項10】
請求項9に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記第2の電気器具通信インターフェースは、ホームオーディオやビデオタイプのインターフェースである、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項11】
請求項9に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記第2の電気器具通信インターフェースは、ホームオートメーションプロトコルインターフェースである、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項12】
請求項8に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記第1及び第2のインターフェースのうちの少なくとも1つは、赤外線インターフェースである、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項13】
請求項12に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記赤外線インターフェースは、住宅内の異なる部屋に配置された制御された電気器具に、赤外線リピーターを介してコマンドを通信するために使用される、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項14】
請求項13に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記制御された電気器具は、異なる階に配置されており、前記住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムは、家全体の電気器具の制御を提供する、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項15】
請求項8に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記リモートコントロール装置インターフェースは、デジタル化された音声コマンドを前記リモートコントロール装置から受信し、該デジタル化された音声コマンドは、前記無線データプロトコルを介して通信される、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項16】
請求項15に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記無線データプロトコルは、802.11、ultra−wideband(UWB)、Bluetoothのうちの一つである、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項17】
請求項8に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
さらに、前記処理モジュールによって支援された、内蔵ウェブサーバーを備え、
前記内蔵ウェブサーバーは、前記第1及び第2の電気器具装置の少なくとも一つのリモートアクセスと制御とを容易にする、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項18】
請求項17に記載の住宅用ゲートウェイ電気器具制御システムにおいて、
前記リモートアクセスは、前記リモートデータネットワークと連結されたリモートインターネットブラウザインターフェースを介して供給される、
ことを特徴とする住宅用ゲートウェイ電気器具制御システム。
【請求項19】
電気器具を制御するためのリモートコマンド要求を処理する方法であって、
リモートデータネットワークで通信するためのブロードバンドインターフェースを備える住宅用ゲートウェイシステムで、リモートコントロール装置から無線データプロトコルを介して前記リモートコマンド要求を受信し、
前記住宅用ゲートウェイシステムで、前記受信したリモートコマンド要求を処理し、
第1のプロトコルを介して第1の電気器具装置のうちの少なくとも一つを制御するために、第1の電気器具通信インターフェースを使用して第1の電気器具制御コマンドを通信し、選択的に、第2のプロトコルを介して第2の電気器具装置のうちの少なくとも一つを制御するために、第2の電気器具通信インターフェースを使用して第2の電気器具制御コマンドを通信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法において、
前記第1の電気器具通信インターフェースは、住宅内の構造化された配線インターフェースである、
ことを特徴とする方法。
【請求項21】
請求項19に記載の方法において、
前記第2の電気器具通信インターフェースは、ホームオーディオやビデオタイプのインタフェースと、ホームオートメーションプロトコルインターフェースである、
ことを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項19に記載の方法において、
前記第1及び第2のインターフェースの少なくとも一つは、赤外線インターフェースであって、
さらに、前記リモートコントロール装置の位置に対して、住宅内の異なる部屋に配置された制御された電気器具に、赤外線リピーターを介してコマンドを通信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項19に記載の方法において、
さらに、前記リモートコントロール装置から、デジタル化された音声コマンドを受信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項19に記載の方法において、
さらに、デジタル加入者回線接続を含むブロードバンドインターフェースを介して、ブロードバンドデータを通信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項25】
無線リンクを介してデータを通信する方法において、
携帯型のリモートコントロールユニットでユーザーコマンドを受け、
前記無線リンクで無線データプロトコルを使用して、住宅用ゲートウェイシステムに、電気器具制御コマンドからなるデータ信号を送信し、
前記住宅用ゲートウェイシステムから電気器具に、前記電気器具制御コマンドに基づいた制御信号を送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項25に記載の方法において、
前記制御信号は、赤外線通信リンクを使用して前記電気器具に送られる、
ことを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項25に記載の方法において、
さらに、前記携帯型のリモートコントロールユニットで、前記住宅用ゲートウェイシステムから第2のデータ信号を受信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法において、
前記第2のデータ信号は、リモートコントロールプログラミング命令を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項25に記載の方法において、
さらに、前記住宅用ゲートウェイシステムで、コンピュータネットワークのデータメッセージを受信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項25に記載の方法において、
前記電気器具は、テレビである、
ことを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項25に記載の方法において、
前記ゲートウェイシステムは、赤外線リピーター装置を使用して、前記制御信号を送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項25に記載の方法において、
さらに、前記ユーザーコマンドを受ける前に、前記電気器具に相当するアドレスを特定するユーザー電気器具アドレス指定コマンドを受ける、
ことを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法において、
前記ユーザー電気器具アドレス指定コマンドは、前記携帯型のリモートコントロール部の位置を特定する音声コマンドである、
ことを特徴とする方法。
【請求項34】
住宅用ゲートウェイシステムと共に使用される携帯型のリモートコントロール装置であって、
ユーザーコマンド入力モジュールと、
前記ユーザーコマンド入力モジュールと連結されたユーザーコマンド処理要素と、
前記ユーザーコマンド処理要素に応答する、前記住宅用ゲートウェイシステムに、受信したリモートコントロールユーザー入力コマンドに相当する無線データを無線リンクで通信するために動作する無線データプロトコル通信モジュールと、を備える、
ことを特徴とする携帯型のリモートコントロール装置。
【請求項35】
リモートコントロールユニットから住宅用ゲートウェイシステムに通信された無線データコマンドを処理する方法であって、
前記リモートコントロールユニットから前記住宅用ゲートウェイシステムに通信された電気器具制御コマンドからなる無線データ信号を受信し、
前記住宅用ゲートウェイシステムで、前記電気器具制御コマンドを処理し、
前記住宅用ゲートウェイシステムから電気器具に、前記電気器具制御コマンドに基づいた制御信号を送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法において、
さらに、赤外線通信リンクを用いて、前記電気器具に前記制御信号を送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項35に記載の方法において、
さらに、前記住宅用ゲートウェイシステムから前記携帯型のリモートコントロールユニットに、第2のデータ信号を送信する、
ことを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項35に記載の方法において、
さらに、コンピュータネットワークで通信された前記データメッセージを前記住宅用ゲートウェイシステムで受信して処理する、
ことを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項35に記載の方法において、
前記電気器具は、家庭用電化製品である、
ことを特徴とする方法。
【請求項40】
請求項35に記載の方法において、
さらに、前記リモートコントロールユニットのディスプレイ画面上の表示のためのアップデート情報を前記無線データプロトコルで送信するために前記電気器具制御コマンドを実行する、
ことを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項40に記載の方法において、
前記リモートコントロール部に送信されたアップデート情報の少なくとも一部は、リモートデータネットワークにアクセスしている、前記住宅用ゲートウェイのブロードバンドインターフェースから取得される、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−524012(P2006−524012A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508770(P2006−508770)
【出願日】平成16年2月18日(2004.2.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/004930
【国際公開番号】WO2004/095826
【国際公開日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【出願人】(505346621)エスビーシー ナレッジ ベンチャーズ エル.ピー. (13)
【Fターム(参考)】