説明

リーブインのアニオン性着色高分子電解質を使用する毛髪染色方法

本発明は、少なくとも1種のアニオン性発色団含有着色高分子電解質を含む組成物の繊維への適用を含む、暗色ケラチン繊維を染色するための方法に関し、この適用に続いてすすぎステップが行われない。このような方法により、容易に実施可能な着色を得、美容的な外観を保存することが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アニオン性着色高分子電解質を使用する、毛髪の染色方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ケラチン繊維、特にヒト毛髪を、一時的な着色が得られることを可能にする染料組成物で染色することは既知である。一時的な着色は、水または摩擦に対して低い堅牢度を示し、初回のシャンプー洗浄で大部分が除去される着色である。例えば、特許出願EP747,036およびEP852,843は、スルホ基を含み、カルボニルオキシ結合および発色団を含む水分散性着色ポリマーを用いる一時的な着色を提案している。特許US4,911,731には、特定のカチオン性ポリマーおよびアニオン性着色ポリマーから形成される複合物を毛髪に適用し、次いで、こうして着色された毛髪をすすぐことに関する一時的な着色法が記載されている。
【0003】
これらの一時的な着色は、短期間染色としても知られており、一般に、本質的な着色を果たすためには使用されず、これらは、恒久的または直接染色で得られた着色の退色を実質的に復活させる役割を果たす。これらは、暗色毛髪では目立ちにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許出願EP747,036
【特許文献2】特許出願EP852,843
【特許文献3】特許US4,911,731
【特許文献4】特許US6,306,182
【特許文献5】特許EP852,943
【特許文献6】特許EP747,036
【特許文献7】特許US4,381,260
【特許文献8】特許US4,314,808
【特許文献9】特許US4,144,252
【特許文献10】特許US4,051,138
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】「Handbook of Surfactants」by M.R. Porter, Blackie & Son (Glasgow and London), 1991, pp. 116-178
【非特許文献2】C. Zviakによる「Sciences des traitements capillaries [Hair Treatment sciences]」、1988、Masson出版、p.278
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、従来技術の着色の欠点を有さない、ケラチン繊維を一時的に着色する新規な方法、詳細には、暗色毛髪で目立ち、水または摩擦に対して抵抗性があるが、初回のシャンプー洗浄で大部分が除去され、使用が容易である強い着色を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は本発明で達成され、それは、アニオン性発色団を有する少なくとも1種の着色高分子電解質を含む組成物を適用するステップを含む、6未満のトーンレベル(tone level)を有するケラチン繊維を着色する方法を提供することであって、この適用に続いてこの繊維をすすぐステップが行われない方法である。
【0008】
本発明の方法は、特に、繊維を損傷することなく単一ステップで実施することができ、迅速かつ一時的な、(トーンレベル6未満の)暗色ケラチン繊維の着色を産生する。さらに、得られる着色は跡を残さない。皮膚に跡がついた場合には、この着色はシャンプーによるすすぎによって容易に皮膚から除去される。シャンプー洗浄によって拭い去ることが容易である。
【0009】
得られる着色は、瞬時に現れる。この乾燥は、例えば、ヘアドライヤーまたはフードで直ちに行ってもよい。この毛髪を外気で乾燥させてもよい。暗色毛髪に関して、現れる着色は、アニオン性発色団を含む着色ポリマーの溶液中の着色とは非常に異なる着色が得られる。
【0010】
得られた着色は、まさに初回のシャンプー洗浄で薄くなり、少数回のシャンプー洗浄中に消滅するので、短期間型である。
【0011】
本発明の方法は、天然の暗色毛髪または、例えば、直接染色または酸化染色によってあらかじめ着色されている暗色毛髪にも、見栄えのする着色を特に産生する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
アニオン性発色団を含む着色高分子電解質は、着色単位からなるペンダントグラフトを有するポリマーを意味し、このポリマーのアニオン性の特徴を構成する電荷は、着色グラフトが帯びている。
【0013】
着色グラフト及びポリマー鎖が電荷の担体である場合、生じる電荷はアニオン性であるべきである。繰り返し単位当たり複数の電荷があってもよい。これらのポリマーは完全にまたは部分的に水溶性であってよい。これらは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のカチオン、ヒドロキシル基含有またはヒドロキシル基不含有の有機アミンのカチオン、及びアンモニウムイオンから選択される1種以上の対イオンによって中和された形態で通常使用される。
【0014】
この種のアニオン性着色高分子電解質は、例えば、
【0015】
【化1】

【0016】
[式中、COLは、このポリマー骨格に直接か、あるいは1〜10個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を含む飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝の炭化水素鎖Xを介して結合している発色団を表し、この炭素原子の少なくとも1個は、硫黄、ケイ素、リン、セレン、窒素、酸素から選択されるヘテロ原子またはSO2基で置換されていてもよく、この炭化水素鎖は、置換または非置換であり、このポリマーは、この発色団が帯びている少なくとも1つのマイナスの電荷を含み、nはポリマー中に存在するこのタイプの繰返し単位の数を表す]で表される少なくとも1つの単位を含む。一般に、nは、1〜1000の間、好ましくは1〜500の間である。Yは対イオンである。これらのポリマーは、ブロックポリマー、連続ポリマーまたはランダムポリマーであってもよい。
【0017】
炭素鎖の可能な置換基には、アルキル、ヒドロキシル、アルコキシおよびヒドロキシアルキル基、ハロゲン、アミノ基、またはアルキルもしくはヒドロキシアルキル基で一置換もしくは二置換されているアミノ基が含まれる。
【0018】
挙げることができる発色団には、ニトロベンゼン、アゾ、フェノチアジン、キサンテン、フェナントリジン、フタロシアニンの染料、およびトリアリールメタンから誘導されるもの、およびカルボニル基を含む直接染料から得られるものが含まれる。このタイプの発色団の中で、挙げることができる例には、アクリドン、ベンゾキノン、アントラキノン、ナフトキノン、ベンズアントロン、アントラントロン、ピラントロン、ピラゾールアントロン、ピリミジノアントロン、フラバントロン、インダントロン、フラボン、(イソ)ビオラントロン、イソインドリノン、ベンズイミダゾロン、イソキノリノン、アントラピリドン、ピラゾロキナゾロン、ペリノン、キナクリドン、キノフタロン、インジゴイド、チオインジゴ、ナフタルイミド、アントラピリミジン、ジケトピロロピロールおよびクマリンから選択される染料から得られる発色団がある。
【0019】
好ましい一実施態様において、発色団は少なくとも1つのスルホネート、カルボキシレート、ホスフェート、ホスホネートまたはサルフェート基で置換されている。挙げることができる例には、酸性ニトロ直接染料、酸性アゾ染料、酸性アジン染料、酸性トリアリールメタン染料、酸性インドアミン染料および非キノン酸性天然染料から得られる基がある。
【0020】
挙げることができるアニオン性着色ポリマーには、特許US4,911,731、US6,306,182、EP852,943、EP747,036、US4,381,260、US4,314,808、US4,144,252およびUS4,051,138に記載されているものが含まれる。
【0021】
一変形例として、このアニオン性着色高分子電解質は、式:
【0022】
【化2】

【0023】
[式中、COLはアニオン性発色団基である]
に相当する。
【0024】
挙げることができるアニオン性着色ポリマーの例には以下:
【0025】
【表1】

が含まれる。
【0026】
この繊維に適用される組成物中のアニオン性着色ポリマーの量は、一般に、0.01重量%〜20重量%の間、好ましくは0.1重量%〜5重量%の間である。特定の一実施形態によれば、この組成物は、水性組成物である。
【0027】
一変形によれば、このアニオン性着色ポリマーを含む組成物は、1種以上の有機塩および/または無機塩を含む。有機塩として、クエン酸ナトリウムを挙げてもよい。無機塩として、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化マグネシウム、および塩化カルシウムを挙げてもよい。
【0028】
有機塩または無機塩の量は、一般に、10-4〜2モル/lの間、好ましくは10-3〜1モル/lの間である。特に好ましい一実施形態によれば、塩の量は、10-2〜1モル/lの間である。
【0029】
本発明の方法で有用な組成物は、通常、水、あるいは水と十分水溶性ではない化合物を溶解するために少なくとも1種の有機溶媒との混合物からなる。有機溶媒には、例えば、エタノールおよびイソプロパノールなどのC1〜C4低級アルカノール;ポリオールおよびポリオールエーテル、例えば、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルおよびモノエチルエーテル、および芳香族アルコール、例えば、ベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール、ならびにその混合物が含まれる。
【0030】
この溶媒は、組成物の総重量に対して、好ましくはおよそ1重量%〜80重量%の間、さらにより優先的にはおよそ5重量%〜60重量%の間の比率で好ましくは存在する。
【0031】
本発明の方法で有用な組成物はまた、通常毛髪染色用組成物に使用されている様々な補助剤、例えば、無機または有機増粘剤、特に、アニオン性、カチオン性、非イオン性および両性ポリマーの会合性増粘剤、酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、芳香剤、緩衝剤、分散剤、コンディショニング剤、セラミド、防腐剤および乳白剤を含んでいてもよい。
【0032】
本発明の方法で有用な組成物は、「レオロジー調整剤」としても知られている少なくとも1種の増粘ポリマーをさらに含んでもよい。
【0033】
この増粘剤は、脂肪酸アミド(ココナツのジエタノールアミドもしくはモノエタノールアミド、エトキシ化アルキルエーテルのカルボン酸モノエタノールアミド)、セルロース系増粘剤(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース)、グアーガムおよびその誘導体(ヒドロキシプロピルグアー)、微生物起源のガム(キサンタンガム、スクレログルカンガム)、アクリル酸またはアクリルアミドプロパンスルホン酸の架橋ホモポリマー、および会合性ポリマー(水性媒体中で、相互にまたは他の分子と可逆的に会合させることが可能である親水性ゾーンおよび脂肪鎖疎水性ゾーンを含む水溶性ポリマー)から選択してもよい。
【0034】
有用な組成物は、さらに少なくとも1種の界面活性剤を含んでもよく、本発明において使用に適している界面活性剤は、(この点に関して特に、「Handbook of Surfactants」by M.R. Porter, Blackie & Son (Glasgow and London), 1991, pp. 116-178を参照)それ自身が周知である界面活性剤であって、それらの性質は本発明の文脈に決定的ではない。
【0035】
ケラチン繊維に適用されるこの組成物はまた、1種または複数の酸化染料前駆体:1種または複数の酸化ベースおよび/または1種または複数のカプラーを含んでもよい。一例として、この酸化ベースは、p-フェニレンジアミン、ビスフェニルアルキレンジアミン、p-アミノフェノール、o-アミノフェノール、複素環式ベースおよびそれらの付加塩から選択される。
【0036】
存在するこの酸化ベース(複数可)は、染料組成物の総重量に対して、一般におよそ0.001重量%〜20重量%の範囲、好ましくは0.005重量%〜6重量%の範囲の量で存在する。
【0037】
この組成物は、ケラチン繊維を染色するために通常使用される、1種または複数のカプラーを含んでもよい。これらのカプラーの中で、m-フェニレンジアミン、m-アミノフェノール、m-ジフェノール、ナフタレン系カプラーおよび複素環カプラー、およびそれらの付加塩を特に挙げてもよい。
【0038】
このカプラー(複数可)は、染料組成物の総重量に対して一般におよそ0.001重量%〜20重量%の範囲、好ましくは0.005重量%〜6重量%の範囲の量で存在する。
【0039】
一般に、本発明の文脈で使用することができるこの酸化ベースおよびカプラーの付加塩は、酸との付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシレート、ベンゼンスルホネート、リン酸塩および酢酸塩、および塩基との付加塩、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミンまたはアルカノールアミンなどから特に選択される。
【0040】
有用である組成物はまた、1種または複数の追加の直接染料を含んでもよく、これらは、中性、酸性またはカチオン性であるベンゼン系のニトロ染料、中性、酸性またはカチオン性であるアゾ直接染料、中性、酸性またはカチオン性のキノン直接染料および特に中性、酸性またはカチオン性である、アントラキノン直接染料、アジン直接染料、トリアリールメタン直接染料、インドアミン直接染料および天然の直接染料から特に選択してもよい。
【0041】
この直接染料(複数可)は、これらが存在する水性溶液の総重量に対して、一般におよそ0.001重量%〜20重量%、より好ましくはおよそ0.005重量%〜10重量%を占める。
【0042】
この繊維に適用する組成物のpHは、一般に2〜12の間、好ましくは3〜8の間である。これは、ケラチン繊維を染色するのに通常使用される酸性化剤または塩基性化剤を用いて、あるいは標準的緩衝剤系を用いて所望の値に調整される。
【0043】
挙げることができる酸性化剤には、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば、酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、およびスルホン酸などの無機酸または有機酸がある。
【0044】
挙げることができる塩基性化剤には、例えば、アンモニア、アルカリ金属炭酸塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンなどのアルカノールアミンおよびそれらの誘導体、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、ならびに以下の式(II)の化合物:
【0045】
【化3】

【0046】
[式中、Wは、ヒドロキシル基またはC1〜C4アルキル基で場合により置換されているプロピレン残基であり;Ra、Rb、RcおよびRdは、同じか異なっており、水素原子またはC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す]
がある。
【0047】
この組成物が少なくとも1種の酸化染料前駆体を含む場合、または明色化着色を実施することを意図している場合、酸化剤を使用してもよい。
【0048】
ケラチン繊維の酸化染色に通常使用される酸化剤は、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過ホウ酸塩および過硫酸塩などの過酸塩、過酸およびオキシダーゼ酵素(これらの中で、ペルオキシダーゼ、ウリカーゼなどの2電子オキシドレダクターゼ、および4電子オキシゲナーゼ、例えばラッカーゼが挙げられる)である。過酸化水素が特に好ましい。
【0049】
この酸化剤はまた、本発明で有用な組成物のいずれか中に存在するか、または独立に適用してもよい。
【0050】
この酸化性組成物はまた、毛髪染色用組成物に通常使用される、および先に定義された様々な補助剤を含んでもよい。
【0051】
本発明の方法によれば、ケラチン繊維の着色は瞬時に得ることが可能であり、これが、着色高分子電解質を含む組成物の適用の完了時に直ちに繊維を乾燥させることを可能にするので、それぞれの組成物の固定化時間は限定される要素ではない。しかし、固定化時間を適用することが可能である。
【0052】
特定の一実施形態によれば、本発明の方法は、1種または複数の前処理ステップ、例えば、カチオン性ポリマーの前処理ステップを含んでもよく、このまたはこれらの前処理ステップは、続いてすすぎのステップを行うことが可能である。
【0053】
本発明の方法は、大気温度(20〜25℃)から200℃の間、好ましくは大気温度から60℃の間の温度で実施してもよい。
【0054】
本発明の文脈において、本発明の方法は、6未満、好ましくは4以下のトーンレベルを有する暗色の毛髪に実施される。トーンレベルは、毛髪の着色において一般的に使用される。これらは、特に、C. Zviakによる「Sciences des traitements capillaires [Hair Treatment sciences]」、1988、Masson出版、p.278に記載されている。
【0055】
この分類は以下の通りである:
1)黒色
2)非常に暗い茶色
3)暗い茶色
4)茶色
5明るい茶色
6)暗い金髪
7)金髪
8)明るい金髪
9)非常に明るい金髪(very light blond)
10)さらに非常に明るい金髪(light light blond)
【0056】
以下の実施例は、本発明を例示する役割を果たすが、まったく限定するものではない。
【実施例】
【0057】
(実施例1)
poly S-119 0.5%を含む、水性−アルコール性ローション(50:50)を、白髪90%を含む天然毛髪の髪房に適用する。適用後直ちにヘアドライヤーで乾燥ステップを行う。得られた橙色の着色は、非常に魅力的であり、初回のシャンプー洗浄で除去される。
【0058】
(実施例2)
実施例1のローションを、白髪90%を事前に黒く着色したもの(トーンレベル1)を含む天然毛髪の髪房に適用する。適用後、直ちに乾燥ステップを行う(ヘアドライヤー)。非常に明るくそして非常に見栄えのする緑色の着色が直ちに現れる。この着色は初回のシャンプー洗浄で除去される。
【0059】
(実施例3)
実施例3のローションを、白髪90%を事前に黒く着色したもの(トーンレベル1)を含む天然毛髪の髪房に適用する。適用後、直ちにヘアドライヤーを用いて乾燥ステップを行う。非常に明るくそして非常に見栄えのする濃いダークブルーの着色が直ちに現れる。この着色は初回のシャンプー洗浄で除去される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アニオン性発色団を有する少なくとも1種の着色高分子電解質を含む組成物を適用するステップを含む、6未満のトーンレベルを有するケラチン繊維の染色方法であって、この適用に続いて繊維をすすぐステップが行われない方法。
【請求項2】
前記発色団が、少なくとも1つのスルホネート、カルボキシレート、ホスフェート、ホスホネートまたはサルフェート基で置換されている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アニオン性着色高分子電解質が、0.01重量%~20重量%の間、好ましくは0.1重量%~5重量%の間の量で組成物中に存在する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記アニオン性着色高分子電解質(1つまたは複数)が以下:
【表1】

から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記組成物が1種もしくは複数の有機塩及び/または無機塩を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記有機塩および/または無機塩が、クエン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化マグネシウムまたは塩化カルシウムから選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記塩の量が、10-4〜2モル/lの間、好ましくは10-3〜1モル/lの間である、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
4以下のトーンレベルを有する毛髪を着色するための、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。

【公表番号】特表2010−503647(P2010−503647A)
【公表日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527875(P2009−527875)
【出願日】平成19年9月17日(2007.9.17)
【国際出願番号】PCT/FR2007/051950
【国際公開番号】WO2008/032004
【国際公開日】平成20年3月20日(2008.3.20)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】