説明

レインポンチョ

【課題】風雨を容易、確実に防ぐことができるレインポンチョを提供する。
【解決手段】防水フード部1と、それに連続する防水コート部2とを含むレインポンチョ10であり、ポンチョ10の防水フード部1は、周縁部が縁取り枠7で縁取られた防水顔面カバー6を備えており、縁取り枠7は、少なくともカバー6の下縁部を縁取る部分7aが、該枠部分7aを屈曲変形可能にする形状保持芯材71を備えることにより、着用者の顔面について、風雨を容易、確実に防ぐことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は防雨用のポンチョ、すなわちレインポンチョに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レインポンチョは種々のものが提案され、実用化されてきたが、それらは、基本的には防水フード部と、該防水フード部に連続する防水コート部とを含むものである。
防水フード部は、人体の顔面以外の頭の部分及び該部分に続く首の部分を覆うものである。
【0003】
このようなレインポンチョを着用する人は、防水フード部で前記頭及び首の部分を覆うとともに防水コート部で肩部分、両腕部分、背部、胸部等を覆って風雨を防ぐことができる。
【0004】
このようなレインポンチョは例えば実用新案登録第3053609号公報、特開2004−105695号公報に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3053609号公報
【特許文献2】特開2004−105695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来のレインポンチョによると、その着用者の顔面は露出したままであるから、顔面については風雨を防ぎ難い。特に、風雨の強いときや、それほど風雨が強くないときでもレインポンチョを着て自転車やモータサイクルに乗車するときには、風雨を防ぎ難い。
【0007】
そこで本発明は、防水フード部と、該防水フード部に連続する防水コート部とを含むレインポンチョであって、これを着用する人の顔面についても、従来レインポンチョと比べると風雨を容易、確実に防ぐことができるレインポンチョを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は前記課題を解決するため、 防水フード部と、該防水フード部に連続する防水コート部とを含むレインポンチョであり、前記防水フード部は、周縁部が縁取り枠で縁取られた防水顔面カバーを備えており、該縁取り枠は、少なくとも前記防水顔面カバーの下縁部を縁取る部分が屈曲変形可能な形状保持芯材を含んでいるレインポンチョを提供する。
【0009】
本発明に係るレインポンチョによると、従来のレインポンチョと同様に、防水フード部で頭及び首の部分を覆うとともに防水コート部で肩部分、両腕部分、背部、胸部等を覆うことができ、風雨を防ぐことができる。
【0010】
本発明に係るレインポンチョでは、防水フード部は防水顔面カバーを備えているので、レインポンチョ着用者は、従来レインポンチョでは風雨を防ぎ難かった顔面についても従来レインポンチョと比べると該顔面カバーにより風雨を容易、確実に防ぐことができる。
【0011】
防水顔面カバーは、その周縁部が縁取り枠で縁取られているのでそれだけ形態を安定させて使用できる。例えば、防水フード部の顔面カバー以外の部分が顔面にズレてきて視界が妨げられるというような事態ができるだけ生じない状態で使用することができる。
【0012】
また、該縁取り枠は、少なくとも防水顔面カバーの下縁部を縁取る部分が屈曲変形可能な(屈曲させることができ、屈曲させた状態を維持できる)形状保持芯材を含んでいるから、少なくとも縁取り枠の防水顔面カバー下縁部を縁取る部分を着用者顔面の形状、顔面以外の頭部分(髪形も含めた頭部分)の形状、それらの大きさ等に応じて屈曲調整して、防水顔面カバーの形態をより使い易いように変形調整することができる。
【0013】
また、本発明に係るレインポンチョを着用して例えば自転車やモータサイクルを運転する場合、風圧により防水顔面カバーが運転者の顔面に押し当てられて運転の妨げになるような事態ができるだけ生じないように、防水顔面カバーの形態を変形調整しておくこともできる。
【0014】
防水顔面カバーは、それを通して前方が見えるように、少なくとも着用者の目に対応する部分は透明に形成することができる。より広い範囲を、或いは全体的に透明に形成してもよい。
【0015】
防水顔面カバーの縁取り枠は、該カバーの形態を着用者顔面の形状、顔面以外の頭部分(髪形も含めた頭部分)の形状、それらの大きさ等に応じて調整できるように、少なくとも防水顔面カバー下縁部を縁取る部分が屈曲変形可能な形状保持芯材を含むものとするが、カバーの左右縁部を縁取る部分も、或いはカバーの上縁部を縁取る部分も屈曲変形可能な形状保持芯材を含むものとしてもよいし、全体的に屈曲変形可能な形状保持芯材を含むものとしてもよい。
【0016】
いずれにしてもそのような形状保持芯材として、屈曲可能な金属ワイヤ(金属ワイヤそのものである場合も含む。ここでの金属ワイヤには鉛板や鉛棒等も含まれる。)を例示できるが、雨錆による劣化や劣化による折損等により縁取り枠から飛び出して人体損傷を招くような危険を抑制するために、樹脂ワイヤなどと称されている屈曲変形可能の(屈曲させることができ、屈曲させた状態を維持できる)樹脂主体の形状保持芯材(樹脂ワイヤそのものである場合も含む)を採用してもよい。
【0017】
また、このような樹脂主体の形状保持芯材は、(1) 軽量である、(2) レインポンチョに一般的に採用されるシート材料への縫い込みや縫着が容易である、(3) 金属ワイヤと比べると該シート材料を傷つけにくい、(4) 縫製製品について行われる縫い針等の混在の有無をテストするときの検針が可能である等の点からも好ましいものである。
【0018】
前記防水コート部としては、両腕を通す長袖部を有するタイプのものでもよいが、構造の簡素化のために正面側シート部及び背面側シート部を含む簡易な構造のものとすることができる。
【0019】
該正面側シート部の裏面に手掛け部を設けてもよい。
この手掛け部は、レインポンチョ着用者がここに手を掛ける、手指を通し掛けるなどして、正面側シート部の扱いを容易にすることができるものであり、また、それにより正面側シート部の存在による着用者の行動の制限を低減することができるものである。
【0020】
例えば、自転車やモータサイクルに運転者がこのような手掛け部を有するポンチョを着用して乗車した場合、運転者は正面側シート部をハンドルの前側へ垂らし配置するとともにその手或いは手指を手掛け部に掛けつつハンドル操作やブレーキ操作等が可能となるとともに、運転者の足元に空間を作って雨水の足元への直接的な垂れ落ちを抑制でき、また、自転車であればペダル操作が容易になり、いずれにしてもレインポンチョを着用している割りには、ポンチョに妨げられることなく自転車やモータサイクルの運転をそれだけ容易、安全に行える。
【0021】
前記防水コート部が正面側シート部及び背面側シート部を含むものであるとき、該正面側シート部の下端部に、両端が該正面側シート部の下端部に連結された、自転車ハンドルシャフトへ引っ掛け可能の紐を設けてもよい。
【0022】
このような紐を設けておくと、レインポンチョを着用して自転車に乗るとき、該紐を上下方向に延びる自転車ハンドルシャフトに引っ掛けて(結び引っ掛ける場合等も含まれる)、正面側シート部の自転車に対する位置を安定させ、また、正面側シート部の風圧による捲くれを抑制しつつ、それだけ、自転車運転を容易に安全に行える。
【0023】
またこのような紐を設ける場合、該紐はその途中に、引っ張り分離可能の連結具を含んでいてもよい。このような連結具を含む紐を採用すると、例えばレインポンチョを着用して自転車に乗り、該紐を一旦該連結具のところで分割して自転車ハンドルに引っ掛け、再び該連結具で連結して自転車運転する場合、不測の事態等が生じて該紐に引っ張り力が加わったような場合、該連結具の部分で紐が分割分離され、それによりポンチョの動きが、ひいては運転者の動作がそれだけ自由になり、それだけ大きい事故への発展が抑制される。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように本発明によると、防水フード部と、該防水フード部に連続する防水コート部とを含むレインポンチョであって、その着用者の顔面についても、従来レインポンチョと比べると風雨を容易、確実に防ぐことができるレインポンチョを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るレインポンチョの正面図である。
【図2】図1のレインポンチョの背面図である。
【図3】図1のレインポンチョの右側面図である。
【図4】図1のレインポンチョの左側面図である。
【図5】図1のレインポンチョの、背面側シート部を捲くり上げた状態の背面図である。
【図6】図1のレインポンチョの、顔面カバー下のバンド状部分のボタン及び正面側シート部の上端部の前ボタンをそれぞれ外し、紐を連結具の部分で左右に分離した状態を示す正面図である。
【図7】紐連結具の分解斜視図である。
【図8】図1のレインポンチョの使用状態例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下本発明の実施形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るレインポンチョの1例の正面図であり、図2はその背面図である。図3、図4は図1のレインポンチョの右側面図、左側面図である。
【0027】
図示のレインポンチョ10は、防水フード部1と、防水フード部1に連続する防水コート部2とを含んでいる。これら防水フード部1及び防水コート部2はそれ自体既に知られている防水シートから一体的に形成されている。
【0028】
防水フード部1は、人体の顔面以外の頭の部分及び該部分に続く首の部分を覆うことができるものである。
【0029】
防水コート部2は、正面側シート部21と背面側シート部22とを含んでいる。それらシート部21、22はポンチョ着用者の首にあたる部分が開口23しているとともにポンチョ着用者の肩部及び両腕部等に沿う部分で一体的に連続して正面側及び背面側へ振り分けられるように二つ折り様に形成されている。開口23の縁部から前記の防水シート部1が一体的に連続している。
【0030】
正面側シート部21の上端部は図1で見て左右に開けられるように左右部分211、212に分割されており、これら部分211、212は前ボタン210で止め閉じたり、図6に示すようにボタン210を外して、着用者が首を容易に通せるように開けたりすることができる。
【0031】
これら左右に分かれた部分211、212の裏側には逆3角形状の防水シート213が折り畳み、拡開可能に設けられている。左右部分211、212を開いても、その内側にこの防水シート213があり、それだけ雨等のポンチョ内側への侵入を防げるようになっている。
【0032】
また、防水フード部1の着用者首辺りの正面側部分に対応する開いた領域を開閉する防水性のバンド状部分3がある。このバンド状部分3は、一端部31が防水フード部1の上記開いた領域の左にある部分(図1で見て左にある部分)に連結されており、他端部32が上記開いた領域の右にある部分(図1で見て右にある部分)にボタン33で止め閉じたり、或いは図6に示すようにボタン33を外して開けたりできる。例えばバンド状部分3を開けることで、着用者が首を通すことができるようになり、また、防水フード部1全体を(後述する顔面カバー6も含めた全体を)レインポンチョ着用者の頭の後ろ側へ脱いだり、脱いだ状態から再び着たりすることができる。
【0033】
防水コート部2の正面側シート部21の裏面には、図1、図5等に示されるように左右の手掛け部4が設けられている。手掛け部4は本例では、矩形状シートの両端を正面側シート部21の裏面に取り付けたものであり、シート部21の裏面との間に手指を通すことができるものである。
【0034】
防水コート部2の正面側シート部21の下端には紐5の両端が連結されている。この紐5は丁度中頃に連結具53を含むものである。連結具53は、この連結具53を間にした紐の左右部分(図1で見て左右の部分)51、52を連結するものであるが、予め定めた許容範囲を超える引っ張り力が両側に加わると分離され、紐5を左右部分51、52に分割分離させることができるものである。
【0035】
連結具53についてさらに説明すると、連結具53は図7に示すように、紐5の部分51が繋がった部分531と、紐5の部分52に繋がった部分532とからなっている。 部分531は先端に球状部531aを備えており、部分532は先端部が二股に分かれていて球状部531aが嵌脱可能の凹所或いは円形穴532aがそこに形成されている。
【0036】
部分531の球状部531aを部分532の二股部へそれらを撓ませながら押し込み凹所或いは穴532aへ嵌めることで部分531、532が連結され、紐部分51、52が繋がる。部分531、532を互いに反対方向に引っ張ることで、これらを分離し、紐部分51、52を分離することができる。
【0037】
ここで注目すべきは、レインポンチョ10の防水フード部1が、着用者の顔面をカバーして顔面への風雨を従来のレインポンチョより防ぐことができる顔面カバー6を備えている点である。顔面カバー6は、それを通して前方が見えるものであれば、一部が透明であるだけでもよいが、本例では全体的に透明のカバーである。
【0038】
カバー6は可撓性のある透明な防水性樹脂シート(例えば塩化ビニル樹脂シート、ポリエステル系シート、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート等)を裁断して得ることができ、顔面カバー6は周縁部が縁取り枠7で縁取られている。縁取り枠7は、本例では、屈曲変形可能な、換言すれば、屈曲させることができ、屈曲させた状態を維持できる形状保持芯材71を全体的に含んでいる。
【0039】
形状保持芯材71は、本例では、樹脂ワイヤ等と称されている、樹脂主体の屈曲変形可能な形状保持芯材である。そのような形状保持芯材の具体的なものとして、ディサ(DISA)社提供の樹脂ワイヤ(商品名「フリーシエイプ」)を例示できる。
【0040】
なお、防水顔面カバー6の縁取り枠7は、該カバーの形態を着用者顔面の形状や髪形等も含めた顔面以外の頭部分の形状、それらの大きさ等に応じて調整できるように、少なくとも防水顔面カバー6の下縁部を縁取る部分7aが屈曲変形可能な形状保持芯材を含むものとすればよいが、本例では、縁取り枠7に全体的に芯材71が設けられている。
【0041】
以上説明したレインポンチョ10は、防水コート部2の正面側及び背面側シート部21、22の下端部を広げ、そこから、頭を入れて防水フード部1で着用者の頭及び首の部分を覆うとともに防水コート部2で着用者の肩部分、両腕部分、背部、胸部等を覆うことができ、それだけ風雨を防ぐことができる。
【0042】
このとき、図6に示すように、防水コート部2の正面側シート部21上端部の左右部分211、212を前ボタン210を外して開いておくとともに、防水フード部1のバンド状部分3をボタン33を外して開いておき、その状態でポンチョ10を被れば、首を防水フード部1まで容易に到達させることができるので、その後に正面側シート部21上端部の左右部分211、212及び防水フード部1のバンド状部分3をそれぞれ閉じればよい。
【0043】
レインポンチョ10を着用した状態で防水フード部1を脱ぐときには、例えばバンド状部分3を開いて防水フード部1を頭の後ろ側へ配置するように脱ぐことができ、その状態から再び着ることもできる。
【0044】
レインポンチョ10では、防水フード部1は防水性の顔面カバー6を備えているので、レインポンチョ着用者は、従来レインポンチョでは風雨を防ぎ難かった顔面についても従来ポンチョに比べると顔面カバー6により風雨を容易、確実に防ぐことができる。
【0045】
顔面カバー6は、その周縁部が縁取り枠7で縁取られているのでそれだけ形態を安定させて使用できる。例えば、防水フード部1の顔面カバー6以外の部分が顔面にズレてきて視界が妨げられるというような事態ができるだけ生じない状態で使用することができる。
【0046】
また、縁取り枠7は屈曲変形可能な(屈曲させることができ、屈曲させた状態を維持できる)形状保持芯材71を含んでいるから、縁取り枠7の顔面カバー71の下縁部を縁取る部分7aや、カバー71の左右両側縁部を縁取る部分や、カバー71の上縁部を縁取る部分を着用者顔面の形状や髪形を含む顔面以外の頭部分の形状及びそれらの大きさ等に応じて屈曲調整して、防水顔面カバーの形態をより使い易いように変形調整することができる。
【0047】
また、レインポンチョ10を着用して例えば自転車やモータサイクルを運転する場合、風圧により防水顔面カバー6が運転者の顔面に押し当てられて運転の妨げになるような事態ができるだけ生じないように、防水顔面カバー6の形態を変形調整しておくこともできる。
【0048】
防水コート部2の正面側シート部21の裏面には前記のとおり左右の手掛け部4が設けられているので、着用者はここに手を掛ける、手指を通し掛けるなどして、正面側シート部21の扱いを容易にすることができる。また、それにより正面側シート部21の存在による着用者の行動の制限を低減することができる。
【0049】
例えば、図8に例示するように、自転車Mに運転者(着用者)100がこのような手掛け部4を有するポンチョ10を着用して乗車した場合、運転者100は正面側シート部21を自転車ハンドルHの前側へ垂らし配置するとともにその手或いは手指101を手掛け部4に掛けつつハンドル操作やブレーキ操作等が可能となるとともに、運転者100の足元に空間を作って雨水の足元への直接的な垂れ落ちを抑制でき、また、自転車ペダル操作が容易になる。いずれにしてもレインポンチョ10を着用している割りには、ポンチョ10に妨げられることなく自転車Mやモータサイクルの運転をそれだけ容易、安全に行える。
【0050】
また、防水コート部2の正面側シート部21の下端部に自転車ハンドルシャフトSへ引っ掛け可能の紐5が設けられているので、ポンチョ10を着て自転車に乗るときには、図6、図7に示すように連結具53を左右から引っ張って分離させ、それにより紐5を左右部分51、52に分割分離し、その状態で図8に例示するように自転車ハンドルHに回し掛けて再び連結具53を再連結することで、ハンドルシャフトHに引っ掛けることができる。
【0051】
かくして、レインポンチョ10を着用して自転車Mに乗るとき、紐5を自転車ハンドルシャフトHに引っ掛けて、正面側シート部21の自転車Mに対する位置を安定させ、また、風圧による正面側シート部21の捲くれを抑制して、それだけ、自転車運転を容易に安全に行える。
【0052】
不測の事態等が生じて紐5に連結具53を連結状態に維持しておける許容範囲を超える大きい引っ張り力が加わったような場合、連結具53がその部分531、532で分離されて紐5が部分51、52に分割分離され、それによりポンチョ10の動きが、ひいては運転者の動作がそれだけ自由になり、それだけ大きい事故への発展が抑制される。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、着用者の顔面についても従来より風雨を容易、確実に防げるレインポンチョを提供することに利用できる。
【符号の説明】
【0054】
10 レインポンチョ
1 防水フード部
2 防水コート部
21 正面側シート部
22 背面側シート部
23 開口
211、212 開閉可能の左右部分
210 前ボタン
213 折り畳み拡開可能の防水シート
3 バンド状部
31 バンド状部分の一端部
32 バンド状部の他端部
33 ボタン
4 手掛け部
5 紐
51、52 紐5の部分
53 連結具
531、532 連結具の分離可能部分
531a 球状部
532a 凹所或いは穴
6 顔面カバー
7 縁取り枠
7a 縁取り枠7の一部分
71 形状保持芯材
M 自転車
H 自転車ハンドル
S ハンドルシャフト
100 ポンチョを着用した運転者
101 手或いは手指部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
防水フード部と、該防水フード部に連続する防水コート部とを含むレインポンチョであり、前記防水フード部は、周縁部が縁取り枠で縁取られた防水顔面カバーを備えており、該縁取り枠は、少なくとも前記防水顔面カバーの下縁部を縁取る部分が屈曲変形可能な形状保持芯材を含んでいることを特徴とするレインポンチョ。
【請求項2】
前記形状保持芯材は前記縁取り枠に沿って該縁取り枠全体に設けられている請求項1記載のレインポンチョ。
【請求項3】
前記形状保持芯材は屈曲変形可能の樹脂主体の芯材である請求項1又は2記載のレインポンチョ。
【請求項4】
前記防水コート部は正面側シート部及び背面側シート部を含んでおり、該正面側シート部の裏面に手掛け部が設けられている請求項1、2又は3記載のレインポンチョ。
【請求項5】
前記防水コート部は正面側シート部及び背面側シート部を含んでおり、該正面側シート部の下端部に、両端が該正面側シート部の下端部に連結された、自転車ハンドルシャフトへ引っ掛け可能の紐を備えており、該紐はその途中に引っ張り分離可能の連結具を含んでいる請求項1、2、3又は4記載のレインポンチョ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−127263(P2011−127263A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288851(P2009−288851)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(390018131)株式会社新和 (12)
【Fターム(参考)】