説明

レストランにおける複数の食品注文を通信するシステムおよび方法

レストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信するシステムおよび方法。上記の複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす手書き標識を上記の複数の注文装置のうちの1つの上に作成する。この標識を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つから無線通信して食品調理エリア内に表示する。上記の複数の食品注文のうちの1つの完成を場合によっては上記の複数の携帯注文装置のうちの1つに無線通信することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はレストランにおける複数の食品注文を通信するシステムおよび方法に関し、特に携帯注文装置を利用して無線通信することを含むこのようなシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
食品および飲料産業における施設は、特にピークの営業時間中は非常に忙しい場所であり得る。営業日のどの時間でも、特にピーク時間中は、給仕係は顧客からの要求に遅れないで応じようと努力しなければならない。給仕スタッフの職務には顧客への挨拶、メニュー選択の説明、注文取り、注文の調理エリア(preparation area)への通信、場合によっては顧客へ注文品を配ること、引き続き顧客のニーズに対して応対すること、そして場合によっては顧客からの支払いの手助けをすることがあり得る。給仕スタッフは顧客に効果的に応対する十分な時間がないことがよくあるが、満足しない顧客はその後戻ってこないことになる。これは特に病気または休暇を取っている人員などよくある人員問題により施設が人手不足の時に当てはまる。給仕係に対する時間的圧力を軽減するために施設ができることがあれば、それにより顧客の満足を向上させることができる場合がある。さらに給仕スタッフの作業効率を改善することで必要な給仕スタッフ数を削減できる。
【0003】
典型的な給仕係は、通例口頭で顧客の注文を取ってその注文を顧客の仕様に合わせて調理する他の係員に伝えなければならない。給仕が顧客の注文をメモ帳に含まれる紙に手書きして、その手書きした紙を食品および/または飲料調理エリアへ手渡すのが一般的である。これは手書きの紙の注文を回転可能な回転盆型装置(lazy-Susan type device)上に滑らせて、調理スタッフが給仕スタッフによって渡された注文を入手できるようにすることによって行われることが多い。給仕スタッフは紙注文を調理エリアに渡している時間中はもちろん顧客の注文のニーズまたは他の顧客に応じることができない。給仕スタッフはいつ顧客の注文品が完成するかを知るために見張っていなければならないことが多い。これも顧客に効果的に応対する給仕スタッフの能力を損ねる場合がある。
【0004】
レストランなどの施設では顧客が食品または飲料調理エリアから離れたエリアに位置することが一般的である。注文を顧客または給仕エリア(serving area)から調理エリアへ物理的に伝えること、さらに場合によってはいつ注文品が用意されるかを判断することを要求される給仕スタッフは、彼らの時間のかなりの部分を単に上記の2つのエリア間を歩くことに費やす場合がある。
【0005】
Tango Softaware House Ltda.のGerminaraらの「注文自動システム改良(Order Automation System Improvement)」と題されたPCT特許出願国際公開WO 03/054815 A1には、LCDカラー画面タイプのタッチ画面および高周波無線通信を有する携帯コンピュータタイプのポケット(Pocket)PCに基づいて、電子形式で注文を取ることにより、テーブルサロンまたは待ち行列(waiting line)を運営することに特別な注意を払うレストラン内で用いる注文自動システムが記載されている。無線通信により、給仕が注文を渡したり取ったりするための調理場および配膳室との往来が排除される。Germinaraらのシステムは接客係が使用する携帯コンピュータを用いて、特別に用意され、かつ事前プログラムされた電子注文形式をシミュレーションすることにより、それらの画面上に表示されたものから品目を選択することを可能にしている。
【0006】
しかしながら、給仕スタッフが印刷された形態または事前にプログラムされた品目の中から選択する、例えば複数のアイコンのうちの1つを選択する必要があることは、注文入力の非効率的な形態である。給仕スタッフは通例適当な事前にプログラムされた品目またはアイコンを探し当ててからその品目またはアイコンを選択しなければならない。携帯コンピュータの必然的に小さな画面により、1つの画面上に無理なく提示し得る品目またはアイコンの数が制限されるため、給仕スタッフは所望の品目またはアイコンを見つけるために多数の画面を検索しなければならないことが多い。さらに事前にプログラムされた品目またはアイコンではどちらも給仕スタッフが特別な顧客の好み、例えば特定の材料を追加したり、抜いたり、または交換したりすることを示すことができず、あるいは品目またはアイコンの数を大幅に増加させて、装置の効果的な使用を制限することになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
給仕スタッフは通例すでに手書き注文に慣れている。給仕スタッフは注文を紙に事前に手書きするかまたは他の努力によってメモを取ることを経験してきており、また、手書き標識(indicia)を作成することによる顧客からの注文の記録にほとんど苦労していない。給仕スタッフからの手書き標識を受け付ける携帯注文装置は手書き注文を実質的にリアルタイムで調理エリアに無線通信することができるのが好ましい。注文を給仕係により書かれたように調理エリア内に、基本的には給仕スタッフにより注文が書かれている時とリアルタイムで表示しなければならないことが多い。コック、シェフまたはバーテンダーなどの調理スタッフは給仕スタッフが書いたとおりにその注文を見ることができる。どのような特別な顧客の好みも注文と一緒に容易に示すことができ、また調理スタッフにより容易にそれを認識することができる。給仕スタッフは顧客により注文された特定の品目を見つけるために無数の事前にプログラムされた品目またはアイコンを苦労して読む必要はない。給仕スタッフは給仕エリアと調理エリアとの間を往来することがなくなる。給仕係が調理エリアに歩いて行った場合より早く注文を調理エリアに通信することができる。
【0008】
複数の注文を調理エリア内に表示することができ、また複数の給仕係たちからの注文を同時に表示することができる。注文をどの給仕係から来たものであるかを特定して識別することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相(aspect)を表わす手書き標識(indicia)を複数の注文装置の1つの上に作成する。その標識を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つから無線通信して食品調理エリア内に表示する。
【0010】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を1つの携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす手書き標識を1つの携帯注文装置上に作成する。その標識をこの携帯注文装置から通信して食品調理エリア内に表示する。
【0011】
更に、給仕係が確認のために調理エリアに戻ることによるか、または集中光システムなどの他の信号システムによるかのいずれかにより彼らの注文のうちの1つの完成を見ていなければならない代わりに、調理スタッフが注文を提出した給仕にその注文品が完成したことを直接返信することができる。従って給仕係は注文品が完成したかどうかを定期的に確認するために時間をかけることなく注文品が用意されたことを直ちに知ることができる。調理スタッフはその注文に関わる問題などの給仕係の手助けを必要とする注文の他の条件も通信することができる。
【0012】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から集中食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうち1つを複数の食品注文装置のうちの1つの上に指示する。この指示(indication)を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つから無線通信してほぼリアルタイムで食品調理エリア内に表示し、その標識が上記の複数の携帯注文装置のうちの1つで一意的に識別される。上記の複数の食品注文のうちの1つの完成を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つに無線通信する。
【0013】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうちの1つを携帯注文装置上に指示する。上記の複数の食品注文のうちの1つの指示を無線通信して食品調理エリア内に表示する。上記の複数の食品注文のうちの1つの完成を上記携帯注文装置に無線通信する。
【0014】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす標識を複数の携帯注文装置のうちの1つの上に作成する。その標識を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つから食品調理エリアに無線通信し、その標識は複数の上記の携帯注文装置のうちの1つで一意的に識別される。上記の複数の注文のうちの1つの完成を上記の複数の携帯注文装置のうちの1つに無線通信する。
【0015】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を1つの携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法を提供する。複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす標識を上記携帯注文装置上に作成する。その標識を上記携帯注文装置から食品調理エリアに無線通信する。上記の複数の注文のうちの1つの完成を上記の携帯注文装置に無線通信する。
【0016】
好適に実施形態において食品調理エリアに通信された標識がその食品調理エリア内に表示される。
【0017】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を通信するシステムを提供する。複数の携帯注文装置が無線通信可能であり、また複数の食品注文のうちの1つを表わす手書き標識を受信可能である。通信プロセッサが上記の複数の携帯注文装置と無線で結合されている。ディスプレイがこの通信プロセッサに動作可能に結合されている。この通信プロセッサは、上記の複数の携帯注文装置のうちの1つで一意的に識別される手書き標識を無線受信して、その手書き標識をディスプレイ上に表示する。
【0018】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を通信するシステムを提供する。携帯注文装置が無線通信可能であり、また上記の複数の食品注文のうちの1つを表わす手書き標識を受信可能である。通信プロセッサが上記の携帯注文装置と無線で結合されている。ディスプレイが上記の通信プロセッサに動作可能に結合されている。上記の通信プロセッサは手書き標識を無線受信して、その手書き標識をディスプレイ上に表示する。
【0019】
好適な実施形態において上記の通信プロセッサは更に複数の食品注文のうちの1つの完成を携帯注文装置に無線で指示する。
【0020】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信するシステムを提供する。複数の携帯注文装置が各々無線通信可能であり、また上記の複数の食品注文のうちの1つを表わす標識を受信可能である。通信プロセッサが上記の複数の携帯注文装置と無線で結合されている。ディスプレイがこの通信プロセッサに動作可能に結合されている。この通信プロセッサは、上記の複数の携帯注文装置のうちの1つで一意的に識別される標識を無線受信し、またこの標識をディスプレイ上に表示する。上記の通信プロセッサは上記の複数の食品注文のうちの1つの完成を上記の複数の注文装置のうちの1つに無線で指示する。
【0021】
他の実施形態において本発明はレストランにおける複数の食品注文を通信するシステムを提供する。携帯注文装置が無線通信可能であり、また複数の食品注文のうちの1つを表わす標識を受信可能である。通信プロセッサが上記の複数の携帯注文装置と無線で結合されている。ディスプレイが上記の通信プロセッサに動作可能に結合されている。この通信プロセッサは上記の標識を無線で受信して、この標識をディスプレイ上に表示する。上記の通信プロセッサは上記の複数の食品注文のうちの1つの完成を上記携帯注文装置に無線で指示する。
【0022】
好適な実施形態において上記の無線受信することはほぼリアルタイムで達成される。
【0023】
好適な実施形態において食品調理エリアは集中している。
【0024】
好適な実施形態において上記の標識は手書き標識を含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
例えばレストランまたはバー環境における食品および/または飲料注文は簡素化と改良とが同時になされる。食品および飲料の注文を給仕係から、例えば給仕エリア内で顧客から受けた注文から携帯注文装置(portable ordering device)を用いて調理エリア、例えば調理場またはバーへ無線で通信することができ、また調理スタッフ(preparation staff)による作業用に調理エリア内に表示することができる。給仕スタッフ(wait staff)は、楽で、全くあるいはほとんど初期訓練を必要としない手書きの標識(indicia)を用いて顧客の注文を記録することができ、また調理スタッフは好ましくはほぼリアルタイムで慣れた手書き形式の注文を受け取る。
【0026】
なおこの明細書を通して用語「サーバー」はコンピュータハードウェアおよび/またはソフトウェアを指し、また用語「給仕スタッフ」は顧客に応対する個人または個人のグループを指す。
【0027】
図1は複数のテーブル12を有するレストランの給仕エリア10を概略的に図示する。1人以上の給仕スタッフ、例えばウェイタ、ウェイトレス、バーテンダー、バーメイド等がテーブル12に位置する顧客の料理法の要望(gastronomic needs)を聞く。各給仕係は携帯注文装置14を持っており、そこに給仕係が1人または複数の顧客の注文を表わす手書き標識を作成することができる。このような各注文を無線アクセスポイント16に無線で通信することができる。そして無線アクセスポイント16は注文を表わす信号を通信プロセッサとして動作するサーバー18を介して、食品調理エリア22内で視認可能なディスプレイ20に通信することができる。注文は給仕により携帯注文装置14上に手書きされた通りにディスプレイ20に現れる。図1に示すように複数の注文を給仕エリア10内の複数の給仕から各々携帯注文装置14を利用して順次または同時に入力することができる。食品調理エリア22内では注文のすべてをディスプレイ20上に表示することができる。
【0028】
給仕は注文を調理エリア22に手渡しする必要がないため、給仕の仕事がより効率的になるとともに給仕が顧客のニーズにより好適に応じることができる。
【0029】
携帯注文装置14はCasio(登録商標)BE-300などの多様な周知且つ従来の携帯情報端末(personal digital assistant)のいずれでもよい。携帯注文装置14を耐久性および耐用性で選択することが好ましい。
【0030】
RF通信、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))および様々な種類の802.11に基づくプロトコルを始めとするいくつかの周知且つ従来の無線通信プロトコルのいずれかにより、携帯注文装置14と無線アクセスポイント16との間の無線通信を達成することができる。好適な実施形態において無線通信は802.11b規定に基づいて動作する。アクセスポイント16はLinksys Corporationにより製造されたものなどの多数の周知且つ従来のアクセスポイントのいずれかでよい。
【0031】
好適な実施形態においてサーバー18は、1ギガヘルツIntel(登録商標)ベースのプロセッサと、128メガバイトのランダムアクセスメモリと、Microsoft(登録商標)のWindows(登録商標)XPオペレーティングシステムを有する40ギガバイトハードドライブ(hard drive)とを有する汎用コンピュータである。またサーバー18は管理のためにモニタと、キーボードと、ポインティング・デバイス(pointing device)例えばマウスとをも含む。サーバー18はビデオケーブル21によりディスプレイ20と動作可能に結合されている。
【0032】
ディスプレイ20は食品調理エリア22内での視認に適するように選択される多様な周知且つ従来のディスプレイのいずれかでよい。ディスプレイ20は例えば陰極管またはフラットパネルのいずれかでよい。そのサイズは食品調理エリア22のサイズ、一度に視認するのに望ましい注文の数、ディスプレイ20を視認する調理人(preparer)の数、および彼らのディスプレイ20からの距離に適するようにすることができる。
【0033】
図2は携帯注文装置14の画面の一場面を図示している。画面24はいくつかの部分に区分されている。部分26は携帯注文装置14上に注文番号(ORDER NO)28を表示している。注文番号28は注文装置14により順次生成される。各注文番号は各携帯注文装置14に固有である。時刻(TIME)30は携帯注文装置14により生成されるとともにサーバー18と無線で同期している。
【0034】
部分32は顧客が位置する給仕エリア10における特定の場所を、好ましくは給仕が手書き標識によって示すことができる画面24のエリアである。通例テーブル番号(TABLE NO)、図2に提供された例のテーブル番号8が与えられた識別番号(identification)である。
【0035】
部分34は給仕が受けた注文を、好ましくは手書き標識によって示すことができる画面24のエリアである。この例では給仕は2つの「バーガー(“burgers”)」と、3つの「サラダ(“salads”)」と、2つの「コカコーラ(“Coca-Cola”)(登録商標)」〔飲料〕と、1つのコーヒー(“coffee”)と、1つの紅茶(“tea”)とを手書きしている。注文を表わす手書き標識を作成することには特別な訓練が必要でなく、給仕が既存のアイコン(pre-existing icon)またはアイコンを探し出すための既存メニューさえも調べる必要がないことが分かる。この方法により給仕は完全に容易に且つ迅速に顧客にさらに応対し続けることができる。
【0036】
部分34は下向き矢印36を含み、この矢印36により給仕は画面24と同様な他の画面上に同じ注文を続けることができる。この方法を妥当な且つ所定の数の追加画面、または必要に応じて無制限の数の画面に対して繰り返すことができる。このように給仕は注文に適応するために1つの画面に、あるいは決った数の画面にも限定されることはない。給仕は必要などんな画面スペースでも使用することができる。給仕が画面24上に書いたものは何でも調理エリア22内のディスプレイ20上に表示される。
【0037】
なお、給仕が顧客の好み、取り換え、または特別注文を直接画面に示すことはきわめて容易である。顧客がハンバーガーに対してケチャップおよび玉ねぎを欲する場合には、給仕は簡単にそれを注文に書き留めることができる。顧客が氷なしの炭酸飲料を好む場合には、これもまた注文に容易に示すことができる。好みまたはその他の注文のカスタマイズを示すために給仕が特定のメニュー品目またはアイコンを選択する必要はない。
【0038】
給仕が携帯注文装置14上で注文の入力を完了すると、給仕は角部38にタッチすることにより注文を完了するとともに、新しい画面24を出して新たな注文を入力することができる。
【0039】
また給仕は角部40にタッチすることにより前の注文に戻って注文を訂正することができる。注文に対して行われた変更はどのようなものでも、調理エリア22内のディスプレイ20上に現れる。
【0040】
図3は画面24の部分34に注文が手書きされた他の例を図示する携帯注文装置14の代替実施例である。この実施例において部分26は拡げられているとともに、部分32はサイズが若干小さくなっている。下の矢印36は単に画面24のエリアを示すボックスであり、これをタッチすることにより他の画面24上に注文を続けることができる。図3に図示された注文は2つの「ハンバーガー(“Hambergers”)」と、2つの「フライ(“Fries”)」と、2つの「コーク(“Coke”)(登録商標)」飲料とを含んでいる。携帯注文装置14はDell(登録商標)Axim(登録商標)ポケット(Pocket)PCである。iWavePort 802.11bワイヤレスカード41が無線アクセスポイント16との無線通信のために携帯注文装置14内に組み込まれている。
【0041】
図4はディスプレイ20の画面の一場面42である。ディスプレイ20の画面42は8つの部分に区分けされている。画面42の各部分は1つの携帯注文装置14からの画面24を表わしている。従って画面42の部分44は図2に図示した携帯注文装置14の画面24上に手書きされた注文を表わすものである。なお画面42の部分44内に現れるものは基本的には携帯注文装置14の画面24の再生であることに注意。従って給仕が携帯注文装置14の画面24上に手書きするものは何でもディスプレイ20上での視認に利用可能である。調理スタッフは紙の注文伝票(order slip)から給仕の注文を読むことに既に慣れているため、調理人が提示された注文を理解することは容易である。
【0042】
部分46、48、50、52および54は他の携帯装置14上に示された注文、または部分44内に表わされた注文を生成した携帯注文装置14上に示された別の注文を表わしている。好適な実施形態においては、複数の携帯注文装置14からの注文が調理エリア22内で視認するためにディスプレイ20の画面42上に表示される。これにより調理スタッフは多数の装置からの注文を1つの画面42上で見ることができる。
【0043】
好適な実施形態において各注文は複数の注文装置14のうちの特定の1つで一意的に識別される。つまり画面42の部分44によって表わされる注文は、図2に図示した注文を生成した特定の携帯注文装置14で一意的に識別される。ディスプレイ20の画面42は複数の携帯注文装置14からの注文に関連する情報を含むことができるのに対し、各携帯注文装置14上の画面24はその特定の携帯注文装置14により出された注文に関する情報のみを含むことになる。
【0044】
好適な実施形態において携帯注文装置14の画面24上で作成されたまたは作成されている注文の標識は、リアルタイムでまたはほぼリアルタイムでディスプレイ20の画面42上に再生される。これは画面42の部分54に図示されており、ここではテーブル番号4に対する注文を取った携帯注文装置14が手書きされている途中である。これまでの注文は2つの「チキン(“chicken”)」(これは、関係するレストランによってはチキンサンドイッチを表わすこともある)と、まだ完了していない3つの次の品目とを含む。携帯注文装置14上に書かれている注文をほぼリアルタイムで再生することは、調理スタッフが注文が完了する前でも注文に関して「先行スタート(head start)」することができて有利であり得る。一例として注文は飲物または前菜で始めることができる。これらの品目を、注文が完了する前にでも調理スタッフにより開始することができて、場合によっては顧客がこれらの最初の品目をより早く受け取ることができる。ほぼリアルタイムとは一般に注文がほぼ故意による遅れ(intentional delay)なしに、または一般に通信およびソフトウェアの遅れが許容するかぎり速く表示されることを意味する。いずれにしてもほぼリアルタイムでとは携帯注文装置14上で注文が完了する前に注文がディスプレイ20上に表示されることを意味する。
【0045】
なお画面42は、部分56および58が空白でありまだ注文を表示していない注文部分を含む合計8つの注文を表示することができることに注意。追加注文が携帯注文装置14上に書かれると、その追加注文が画面42の部分56に表示されることになる。
【0046】
8つを超える注文が未完である場合にはディスプレイ20のどれかが、例えばスクロールアップ・ダウンボタンまたはタッチエリアにより、調理スタッフによって選択可能な複数の画面42を用いてすべての注文を表示することができる。表示可能な注文の数はこの目的のため割り振られた記憶容量によってのみ限定される。好適な実施形態ではメモリが90までの同時注文に適応するように割り当てられている。代替的にはディスプレイ20は単純に書かれた8つの最も古い注文のみを表示することができる。もちろん任意の追加注文をデジタルファイルに記憶することができる。そこから注文を呼び出して表示または印刷することができる。
【0047】
注文はPDAで書き取られると出てくる。画面上に現れる最大のファイルサイズは8つであるが、さらに追加することができ、画面上でスクロールアップ・ダウンして一度に8つの注文を見ることができる。表示できる注文数はビデオディスプレイに割り振られたシステムのメモリに依存する。ソフトウェアにおいて我々は90までの注文を取るのに十分なビデオメモリを引き当てた。これらの注文をデジタルファイル内に記憶することができる、またはそれらの注文を印刷してハードコピーを得ることができる。
【0048】
調理スタッフは注文品を完成すると、調理スタッフはその完成を、例えばディスプレイ20の画面42の一部分をマウスクリックまたはタッチすることにより、もしくはバンプバー(bump bar)(「ファーストフード」タイプのレストランで一般に用いられている)などのプッシュボタンまたはフットペダルを操作することにより示す。
【0049】
注文品が完成しているとして示された後は、その注文はもはやその注文に関連する画面42の部分を占有しない。そして画面42上の他の注文はすべて上へ移動して画面42上のその隣りの利用可能な部分を占めることになる。一例として調理スタッフが、部分44によって表わされるテーブル8に対する注文(2つの「バーガー」、3つの「サラダ」、2つの「コカコーラ(Coca-Cola)(登録商標)」〔飲料〕、1つのコーヒー、および1つの紅茶)の完成を示すと部分44がシフトして、前に部分46を占めていた注文(2つの「カプチーノ」、1つの「紅茶」および3つの「アップルパイ」)を表示する。同様に部分48内のテーブル1に対する注文が部分46に上へ移動し、部分50内のテーブル2に対する注文が部分48に上へ移動し、部分52内のテーブル3に対する注文が部分50に上へ移動するなどである。この結果画面42の部分44は最も古い未処理注文であり、まだ完成していないことを表わす。
【0050】
図5はディスプレイ20の画面42の代替実施形態の図である。
【0051】
携帯注文装置14により送信される各注文はその注文を送った携帯注文装置14で一意的に識別される。調理スタッフによる注文品の完成で指示(indication)がその注文を発信した携帯注文装置14に送り返される。図6は注文品が調理スタッフにより完成したという指示を受け取った携帯注文装置14の図である。携帯注文装置14の画面24はその携帯注文装置14が発した注文が現在用意されている(“is now READY”)ということを示す標識(indicia)を表示している。画面24上の表示はまた、注文が出されたテーブル番号60、この例ではテーブル番号3、すなわち注文が出されたときに携帯注文装置の画面24の部分32内に含まれていた情報も示す。
【0052】
図7はレストラン内での食品注文を通信するプロセスのフローを概略的に図示する。食品注文通信タスクを行うソフトウェアがサーバー18と携帯注文装置14の両方で開始される。給仕係62がテーブル12で顧客66から注文を取り〔ブロック64〕、携帯注文装置14上にテーブル番号と注文された品目の記載とを含む注文を表わす手書き標識を作成する〔ブロック68〕。ディスプレイ20の画面42は携帯注文装置14の画面24と同期している〔ブロック70〕。画面42の一部分は給仕係62が携帯注文装置14の画面24上に作成した通りのものを表示する。注文品の完成が調理エリア22において示されるとともに、この完成が携帯注文装置14の画面24上に示される〔ブロック72〕。そして注文品を給仕係62または他の係員がテーブル12の顧客66に運ぶことができる〔ブロック74〕。給仕係62または他の係員は例えば勘定書(bill)に用いるために注文のハードコピーを印刷するか、または後で呼び出して場合によっては印刷するために注文をデジタルファイルに保存するという選択肢を有する。
【0053】
図8は本発明の一実施形態のフロー図である。給仕係62が携帯注文装置14上に注文を表わすものを手書きする(手書き標識を作成する)〔ブロック76〕。その注文に固有の注文番号が場合によってサーバー18により生成される〔ブロック78〕。注文の時刻もこのステップで確認される。手書き注文を表わす標識が食品調理エリア22内に表示される〔ブロック80〕。調理スタッフが注文品を調理する〔ブロック82〕(これは記載を明瞭にするために含まれているが実際にはこの通信プロセスの一部分ではない)。一実施形態では注文品完成が食品調理エリア22内に示される〔ブロック84〕。注文品の完成が携帯注文装置14上に示される〔ブロック86〕。ブロック84および86内に示された注文品完成ステップは、別個のステップとして図示されて地理的影響(geographic impact)を図示しているが、これらのステップが携帯注文装置14へ注文品完成を通信する単一のステップと考えられることは認識且つ理解されよう。
【0054】
図9は複数の携帯注文装置14を有する本発明の他の実施形態のフロー図である。それぞれが個々の携帯注文装置14を有する各給仕係62が、個々の注文を表わす手書き標識を個々に作成する〔ブロック86、88および90〕。注文は注文を出した携帯注文装置により一意的に識別されて、サーバー18により注文番号が割り当てられる〔ブロック92〕。各注文の時刻もサーバー18により割り当てまたは確認することができる。すべての注文からの手書き標識が食品調理エリア22内に表示される〔ブロック94〕。調理スタッフが注文品を調理する〔ブロック96〕(これは記載を明瞭にするために含まれているが実際にはこの通信プロセスの一部分ではない)。一実施形態では注文品完成が食品調理エリア22内に示される〔ブロック98〕。注文品完成が注文を出した特定の携帯注文装置14に通信される〔ブロック100〕。従って各携帯注文装置14はその固有の携帯注文装置から出された注文が完成したという指示を受け取って表示する〔ブロック102、104および106〕。ブロック98、100、102、104および106内に示された注文品完成ステップは、別個のステップとして図示されて地理的影響を図示しているが、これらのステップが携帯注文装置14へ注文品完成を通信する単一のステップと考えることができることは認識且つ理解されよう。
【0055】
食品注文が、別々にまたは独立して注文される食品または飲料と一緒に注文される飲料などの食品に関連する品目を表わす注文を構成することができることは認識且つ理解されよう。レストランが上記したように飲料を始めとする食品を顧客に出すあらゆる種類の施設(establishment)、例えばバー、あらゆるタイプのレストランおよび食品および/または飲料品目を出すとともに注文を取る他の施設を含むがこれに限定されないことは認識且つ理解されよう。食品調理エリアが食品および/または飲料品目が調理され、収集され、選択されまたは顧客に運ぶために使用可能な任意のエリアを含むことは認識且つ理解されよう。本発明を便宜的に顧客が位置するテーブルを有するレストラン内で有用であるものとして説明したが、本発明がこのようなレストランに限定されず、テーブルを使用せずに顧客が食品および/または飲料を注文し得るレストランで有用であるということは認識且つ理解されよう。
【0056】
本発明の様々な変更および代替は本発明の範囲と精神とから逸脱することなく当業者には明らかであろう。本発明は上記した例示的実施形態に限定されないことは理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施形態による食品注文システムの概略図である。
【図2】注文入力を示す携帯注文装置の画面を示す図である。
【図3】注文入力を示す代替携帯注文装置の説明図である。
【図4】ディスプレイの画面を示す図である。
【図5】代替ディスプレイの説明図である。
【図6】注文品完成を示す携帯注文装置の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態のプロセスを図示するブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態のフロー図である。
【図9】本発明の代替実施形態のフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法であって、
前記複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす手書き標識を前記複数の注文装置のうちの1つの上に作成するステップと、
前記標識を、前記食品調理エリア内に表示するために前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つから無線通信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記食品調理エリアが集中している、請求項1に記載の通信方法。
【請求項4】
レストランにおける複数の食品注文を1つの携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法であって
前記複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす手書き標識を前記携帯注文装置上に作成するステップと、
前記標識を、前記食品調理エリア内に表示するために前記携帯注文装置から無線通信するステップと、を含む方法。
【請求項5】
前記無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項4に記載の通信方法。
【請求項6】
前記食品調理エリアが集中している、請求項4に記載の通信方法。
【請求項7】
レストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から集中食品調理エリアに通信する方法であって
前記複数の食品注文のうちの1つを前記複数の注文装置のうちの1つの上に指示するステップと、
前記の指示を、ほぼリアルタイムで前記食品調理エリア内に表示するために前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つから無線通信するステップであって、前記の標識が前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つで一意的に識別されるステップと、
前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つに無線通信するステップと、を含む方法。
【請求項8】
前記完成が前記食品調理エリアで示される、請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項7に記載の通信方法。
【請求項10】
レストランにおける複数の食品注文を1つの携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法であって、
前記複数の食品注文のうちの1つを前記携帯注文装置上に指示するステップと、
前記の指示を、前記食品調理エリア内に表示するために前記携帯注文装置から無線通信するステップと、
前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記携帯注文装置に無線通信するステップと、を含む方法。
【請求項11】
両方の無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項10に記載の通信方法。
【請求項12】
前記食品調理エリアが集中している、請求項10に記載の通信方法。
【請求項13】
レストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法であって、
前記複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす標識を前記複数の携帯注文装置のうちの1つの上に作成するステップと、
前記標識を前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つから前記食品調理エリアに無線通信する第1のステップであって、前記標識が前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つで一意的に識別されるステップと、
前記複数の注文のうちの前記1つの完成を前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つに無線通信する第2のステップと、を含む方法。
【請求項14】
前記無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項13に記載の通信方法。
【請求項15】
前記食品調理エリアが集中している、請求項13に記載の通信方法。
【請求項16】
前記標識が手書き標識を含む、請求項13に記載の通信方法。
【請求項17】
前記の第1の無線通信ステップが前記標識を表示するステップを含む、請求項13に記載の通信方法。
【請求項18】
レストランにおける複数の食品注文を携帯注文装置から食品調理エリアに通信する方法であって、
前記複数の食品注文のうちの1つの少なくとも一様相を表わす標識を前記携帯注文装置上に作成するステップと、
前記標識を前記携帯注文装置から前記食品調理エリアに無線通信する第1のステップと、
前記複数の注文のうちの前記1つの完成を前記携帯注文装置に無線通信する第2のステップと、を含む方法。
【請求項19】
前記無線通信するステップがほぼリアルタイムで達成される、請求項18に記載の通信方法。
【請求項20】
前記食品調理エリアが集中している、請求項18に記載の通信方法。
【請求項21】
前記標識が手書き標識を含む、請求項18に記載の通信方法。
【請求項22】
前記の第1の無線通信ステップが前記手書き標識を表示するステップを含む、請求項21に記載の通信方法。
【請求項23】
レストランにおける複数の食品注文を通信するシステムであって、
各々が無線通信可能であるとともに前記複数の食品注文のうちの1つを表わす手書き標識を受信可能である複数の携帯注文装置と、
前記複数の携帯注文装置と無線結合された通信プロセッサと、
前記通信プロセッサに動作可能に結合され、食品調理エリア内に表示するディスプレイと、を含み、
前記通信プロセッサが、前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つで一意的に識別される前記手書き標識を無線受信するとともに、前記手書き標識を前記ディスプレイに表示するシステム。
【請求項24】
前記無線受信することがほぼリアルタイムで達成される、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記食品調理エリアが集中している、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記通信プロセッサがさらに前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記複数の注文装置のうちの前記1つに無線表示する、請求項23に記載のシステム。
【請求項27】
レストランにおける複数の食品注文を通信するシステムであって、
無線通信可能であるとともに前記複数の食品注文のうちの1つを表わす手書き標識を受信可能である携帯注文装置と、
前記携帯注文装置と無線結合される通信プロセッサと、
前記通信プロセッサに動作可能に結合され、食品調理エリア内に表示するディスプレイと、を含み、
前記通信プロセッサが前記手書き標識を無線受信するとともに、前記手書き標識を前記ディスプレイに表示するシステム。
【請求項28】
前記無線受信することがほぼリアルタイムで達成される、請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記食品調理エリアが集中している、請求項27に記載のシステム。
【請求項30】
前記通信プロセッサがさらに前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記携帯注文装置に無線表示する、請求項27に記載のシステム。
【請求項31】
レストランにおける複数の食品注文を複数の携帯注文装置から食品調理エリアに通信するシステムであって、
各々が無線通信可能であるとともに前記複数の食品注文のうちの1つを表わす標識を受信可能である複数の携帯注文装置と、
前記複数の携帯注文装置と無線結合される通信プロセッサと、
前記通信プロセッサに動作可能に結合され、食品調理エリア内に表示するためのディスプレイと、を含み、
前記通信プロセッサが、前記複数の携帯注文装置のうちの前記1つで一意的に識別される前記標識を無線受信するとともに、前記標識を前記ディスプレイ上に表示し、
前記通信プロセッサが前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記複数の注文装置のうちの前記1つに無線表示するシステム。
【請求項32】
前記無線受信することがほぼリアルタイムで達成される、請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
前記食品調理エリアが集中している、請求項31に記載のシステム。
【請求項34】
前記標識が手書き標識を含む、請求項31に記載のシステム。
【請求項35】
レストランにおける複数の食品注文を通信するシステムであって、
無線通信可能であるとともに前記複数の食品注文のうちの1つを表わす標識を受信可能である携帯注文装置と、
前記複数の携帯注文装置と無線結合される通信プロセッサと、
前記通信プロセッサに動作可能に結合され、食品調理エリア内に表示するためのディスプレイと、を含み、
前記通信プロセッサが前記標識を無線受信するとともに、前記標識を前記ディスプレイ上に表示し、
前記通信プロセッサが前記複数の食品注文のうちの前記1つの完成を前記携帯注文装置に無線表示するシステム。
【請求項36】
前記無線受信することがほぼリアルタイムで達成される、請求項35に記載のシステム。
【請求項37】
前記食品調理エリアが集中している、請求項35に記載のシステム。
【請求項38】
前記標識が手書き標識を含む、請求項35に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−505392(P2007−505392A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526074(P2006−526074)
【出願日】平成16年7月27日(2004.7.27)
【国際出願番号】PCT/US2004/024304
【国際公開番号】WO2005/036437
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】