ロープテンション
【課題】結んでいる既設の紐やロープの緩みを解消するためには、再度結び直す必要があるが、一度強固に結ぶと結びが解けにくく、また高張力を維持して結ぶ事は困難である。また張力調整用器具を使用して高張力を得ることは可能であるが、当初から計画的に使用する必要がある。その上複雑で高価になり手軽さに欠けている。
【解決手段】この発明は、既設の結びはそのままで、結びを解くことなく、緩んだ紐やロープなどに、簡単形状の止め具を引っかけて、ホルダーハンドルを回して紐やロープ自身に捻りを与えて縮ませ、既設の紐やロープなどの張力調整をした後、止め具のアームを紐やロープなど自身に引っかけて固定する物であり。使用操作が簡単手軽で使い捨てできる安価な張力調整止め具である。
【解決手段】この発明は、既設の結びはそのままで、結びを解くことなく、緩んだ紐やロープなどに、簡単形状の止め具を引っかけて、ホルダーハンドルを回して紐やロープ自身に捻りを与えて縮ませ、既設の紐やロープなどの張力調整をした後、止め具のアームを紐やロープなど自身に引っかけて固定する物であり。使用操作が簡単手軽で使い捨てできる安価な張力調整止め具である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物や張りロープなど張設のために結ばれた、紐やロープなどの緩みを取り張力調整をし、固定する止め具に関する。特に既設の状態で緩くなった状態や、張力を保ったままでの結びが困難な状態などでの、紐やロープなどの張力調整固定が、簡単にしかも微細にできる。また使用位置は自由で結びを解かずに、既設状態のままで手軽で簡単に使用できる。そして取り外しも簡単であり再使用でき、ローコスト対応のため使い捨ても可能な止め具に関する物である。
【背景技術】
【0002】
従来は、荷物を紐で結んだりロープを引っ張り固定したりする場合など、その多くは、ただ単に手で紐やロープなどを絡め合って結んでいたため、力の限りしっかり結んでも、図12の12a及び、図13の13a及び、図14の14aに示すように緊張締結は困難であり、結果的に緩みや垂れが生じてしまう。またビニール紐など場合によっては、紐が切れたり無理をして手を痛めたりする。張力調整用の止め具が有ったとしても、当初から使用しないとだめで既設状態のままでは使用が不可であった。
【0003】
従来、荷造り紐やロープなどに張力を与えて固定する為に、当初から使用する止め具が有る(例えば、特許文献1参照)また、当初から使用し張力調整を持たせる機能付きの止め具が有る(例えば、特許文献2参照)
【特許文献1】特開平6−345120
【特許文献2】特開2000−43929
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、すでに結んでいる既設の紐やロープの緩みを解消するためには、結び目を解いて再度結び直しをする必要があるが、一度強固に結ぶと、結びを解くことが難しい。また結んでも高張力を保ったまま結ぶことは困難である。
【0005】
また、張力調整用などの器具を使用して巻き付けたり、引っ張ったりして張力調整をし固定する事は出来るが、既設への後付や微調整にも難があり、当初から計画的に使用する必要がある。その上複雑で高価になり手軽さに欠けている。
【0006】
そこでこの発明は、既存の結びを解くことなく高張力の調整をし固定できて、しかも低コストで手軽に使用し、使い捨て出来る止め具を提供できることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するための、請求項1の発明は、すでに結んである紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に引っかけて固定する止め具である。紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の、芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し引っかけ固定するための、アーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る単体曲げ形状の止め具である。特徴として使用方法が簡単で、紐やロープなどを、回し捻って縮ませ張力を発生させるため、半回転毎の張力の微調整が可能である。しかも単純構造であるが固定はしっかり出来る止め具であり、すでに結んでいる状態の物に簡単に後付使用し、張力調整後に固定する事を特徴とする止め具である。
【0008】
また、請求項2の発明は、紐やロープなどの緩みを、紐やロープ自身を捻って縮ませ引っ張り調整し固定するために、引っかけて捻り回転を与える力、固定する力などを止め具自身に持たせると、複雑で大きくなり高価となるため、止め具部分だけを回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした。止め具を単体分離する事により、止め具の再使用も可能であり、小型軽量で簡素なため、低コストによる使い捨て使用が可能であることをも特徴とする止め具である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、この発明によれば、既設状態にある紐やロープなどの荷造りやロープ張りなどに於いて、緩みを取って高張力で固定したい場合に、既設のまま結びを解くことなく手軽に何処にでも取り付けて、場所に拘りなく簡単操作で高張力調整して固定できる。
【0010】
また紐やロープなど自身を、捻り縮ませ引っ張り調整をして、反回転毎に固定できるため微少調整が容易である。
【0011】
取り外しも自由で有り再使用できるが、ホルダーハンドル部分を、止め具と分離したため低コストになり、止め具の使い捨て使用をも可能にした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明の実施形態を、図1に示す。図1に於いて、1は紐やロープなど捻られて張力を与えられた紐やロープ自身を示す。2は紐やロープなどに引っかけて捻る芯となるフック部と、4の回転捻りを与えるホルダーハンドルへの挿入部、及び張力を維持し張力の反力を利用し引っかけ固定するアーム部からなる止め具で、針金、硬質金属、硬質樹脂などから成形される単体曲げ形状のパーツある。
【0013】
図1での、4ホルダーハンドルは止め具の挿入部と、止め具をワンタッチ脱着する為の3の脱着バネと、脱着バネを固定する15のネジで構成される。金属又は硬質樹脂などで成形されるホルダーハンドルは、止め具に軽い力で回転を与えて、紐やロープなど自身に捻り張力を加える工具である。
【0014】
図5の5aは、2の止め具を、4のホルダーハンドルへ装着し、3の脱着バネで保持した状態のホルダー部分の断面図である。5bは、脱着バネを図のC方向から押して脱着バネを開けて、止め具を挿入又は取り外す状態を示したホルダー部分の断面図である。
【0015】
図6は、1の紐やロープなど自身が、2の止め具により捻られて固定されている状態の詳細を示す図である。2の止め具は右回転し、紐やロープなどに捻りを与えて縮ませ、目的の張力に達した時、右か左の引っ張られた紐やロープなど自身に、2fの止め具のアーム部分で引っかける。止め具は張力の反力で左回転を受けるため、アーム部分のU形状が紐やロープなどに強く絡みつき、引っ張るほど外れ難くなり固定される。
【0016】
図7から図11は、実際の使用手順を示す。まず図7は、2の止め具の挿入図であり、3の脱着バネをA矢印方向から押して脱着バネを開口し、4のホルダーハンドルへ挿入しようとする状態を示す。
【0017】
また図8は、ホルダーハンドルを持って止め具のフック部で、緩んだ紐やロープなどに引っかけている状態を示す。
【0018】
図9は、紐やロープなどを止め具を介して、ホルダーハンドルをD方向に引き、たるみを取りながらB方向に回転し、緩んだ紐やロープなどを捻りながら張力を与えている状態を示す。図の角度Eは、捻り回転を容易にする為の角度であり、ホルダーハンドルのハンドル部分の延長線上に、止め具の捻りフックが来るように設計配慮をしている。
【0019】
図10は、目的の張力が得られた状態で、止め具のアーム部を、張られた紐やロープなど自身に引っかけている状態を示す、
【0020】
また図11は、アーム部が紐やロープなどに上手く引っかかった事を確認し、ホルダーハンドルの脱着バネをA方向から押して、ホルダーハンドルから止め具を分離している状態を示す。
【0021】
上記のように、取り扱いが簡単で使用場所を選ばずに使用ができる、そして取り外しが簡単であり再使用も可能である。また止め具は安価であり使い捨てパーツとして取り扱い出来る。ホルダーハンドルは大小止め具への共用使用が可能である。
【0022】
止め具は、紐やロープなどの太さや材質など、剛性の変化に対応するためには、止め具の線径や長さ大きさを変化させて対応することが出来る。また状況によって止め具の材質や形状を変えることなどにより、ホルダーハンドルを使用しないで、止め具単体での使用が可能である。
【0023】
脱着バネの仕様は、止め具脱着のワンタッチ化と止め具の抜け防止であり、その目的を満足できる仕様で有れば、形状及び材質や構造などには拘らない。
【実施例1】
【0024】
図12の12bは、張りロープの緩みを取るために、図示2の止め具を使用して、張力調整をし固定した状態の使用例ある。
【実施例2】
【0025】
図13の13bは、雑誌などをビニール紐で縛った状態での、緩みを取るために使った使用例の、図示2の止め具である。
【実施例3】
【0026】
図14の14bは、杭の支えなどの、しっかりした張力が必要なロープに使用した使用例の、図示2の止め具である。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、既存の紐やロープの緩みを取るために、後付使用して張力調整をし、固定しようとする止め具に関する。特に家庭用分野を中心に、低コストで簡単手軽に締め付け出来て、使い捨てを可能にした止め具に関する物である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に係る止め具の1実施例を示す斜視図
【図2】止め具の斜視図と、2aは止め具の正面図、2bは止め具の平面図、2cは止め具の右側面図
【図3】脱着バネの斜視図と、3aは脱着バネの正面図、3bは脱着バネの右側面図
【図4】ホルダーハンドルの斜視図と、2aはホルダーハンドルの正面図、2bはホルダーハンドルの平面図、2cはホルダーハンドルの右側面図
【図5】5aは止め具のホルダーハンドル装着時のホルダー部分の断面図、5bは止め具のホルダーハンドルへの脱着状況のホルダー部分の断面図
【図6】止め具の固定状況の詳細斜視図
【図7】使用説明の斜視図1
【図8】使用説明の斜視図2
【図9】使用説明の斜視図3
【図10】使用説明の斜視図4
【図11】使用説明の斜視図5
【図12】張りロープへの止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例1)
【図13】雑誌などの、結束での止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例2)
【図14】杭の支えなどの要張力ロープへの止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例3)
【符号の説明】
【0029】
1 紐やロープなど
2 止め具
3 脱着バネ
4 ホルダーハンドル
15脱着バネ取り付けネジ
A 脱着バネ押さえ方向
B ホルダーハンドル回転方向
C 脱着バネ押さえ方向
D ホルダーハンドル引っ張り方向
E ホルダーハンドルのハンドル部分の芯とホルダー部分とのなす傾斜角度
2e止め具のフック部分
2f止め具のアーム部分
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物や張りロープなど張設のために結ばれた、紐やロープなどの緩みを取り張力調整をし、固定する止め具に関する。特に既設の状態で緩くなった状態や、張力を保ったままでの結びが困難な状態などでの、紐やロープなどの張力調整固定が、簡単にしかも微細にできる。また使用位置は自由で結びを解かずに、既設状態のままで手軽で簡単に使用できる。そして取り外しも簡単であり再使用でき、ローコスト対応のため使い捨ても可能な止め具に関する物である。
【背景技術】
【0002】
従来は、荷物を紐で結んだりロープを引っ張り固定したりする場合など、その多くは、ただ単に手で紐やロープなどを絡め合って結んでいたため、力の限りしっかり結んでも、図12の12a及び、図13の13a及び、図14の14aに示すように緊張締結は困難であり、結果的に緩みや垂れが生じてしまう。またビニール紐など場合によっては、紐が切れたり無理をして手を痛めたりする。張力調整用の止め具が有ったとしても、当初から使用しないとだめで既設状態のままでは使用が不可であった。
【0003】
従来、荷造り紐やロープなどに張力を与えて固定する為に、当初から使用する止め具が有る(例えば、特許文献1参照)また、当初から使用し張力調整を持たせる機能付きの止め具が有る(例えば、特許文献2参照)
【特許文献1】特開平6−345120
【特許文献2】特開2000−43929
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、すでに結んでいる既設の紐やロープの緩みを解消するためには、結び目を解いて再度結び直しをする必要があるが、一度強固に結ぶと、結びを解くことが難しい。また結んでも高張力を保ったまま結ぶことは困難である。
【0005】
また、張力調整用などの器具を使用して巻き付けたり、引っ張ったりして張力調整をし固定する事は出来るが、既設への後付や微調整にも難があり、当初から計画的に使用する必要がある。その上複雑で高価になり手軽さに欠けている。
【0006】
そこでこの発明は、既存の結びを解くことなく高張力の調整をし固定できて、しかも低コストで手軽に使用し、使い捨て出来る止め具を提供できることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するための、請求項1の発明は、すでに結んである紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に引っかけて固定する止め具である。紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の、芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し引っかけ固定するための、アーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る単体曲げ形状の止め具である。特徴として使用方法が簡単で、紐やロープなどを、回し捻って縮ませ張力を発生させるため、半回転毎の張力の微調整が可能である。しかも単純構造であるが固定はしっかり出来る止め具であり、すでに結んでいる状態の物に簡単に後付使用し、張力調整後に固定する事を特徴とする止め具である。
【0008】
また、請求項2の発明は、紐やロープなどの緩みを、紐やロープ自身を捻って縮ませ引っ張り調整し固定するために、引っかけて捻り回転を与える力、固定する力などを止め具自身に持たせると、複雑で大きくなり高価となるため、止め具部分だけを回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした。止め具を単体分離する事により、止め具の再使用も可能であり、小型軽量で簡素なため、低コストによる使い捨て使用が可能であることをも特徴とする止め具である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、この発明によれば、既設状態にある紐やロープなどの荷造りやロープ張りなどに於いて、緩みを取って高張力で固定したい場合に、既設のまま結びを解くことなく手軽に何処にでも取り付けて、場所に拘りなく簡単操作で高張力調整して固定できる。
【0010】
また紐やロープなど自身を、捻り縮ませ引っ張り調整をして、反回転毎に固定できるため微少調整が容易である。
【0011】
取り外しも自由で有り再使用できるが、ホルダーハンドル部分を、止め具と分離したため低コストになり、止め具の使い捨て使用をも可能にした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
この発明の実施形態を、図1に示す。図1に於いて、1は紐やロープなど捻られて張力を与えられた紐やロープ自身を示す。2は紐やロープなどに引っかけて捻る芯となるフック部と、4の回転捻りを与えるホルダーハンドルへの挿入部、及び張力を維持し張力の反力を利用し引っかけ固定するアーム部からなる止め具で、針金、硬質金属、硬質樹脂などから成形される単体曲げ形状のパーツある。
【0013】
図1での、4ホルダーハンドルは止め具の挿入部と、止め具をワンタッチ脱着する為の3の脱着バネと、脱着バネを固定する15のネジで構成される。金属又は硬質樹脂などで成形されるホルダーハンドルは、止め具に軽い力で回転を与えて、紐やロープなど自身に捻り張力を加える工具である。
【0014】
図5の5aは、2の止め具を、4のホルダーハンドルへ装着し、3の脱着バネで保持した状態のホルダー部分の断面図である。5bは、脱着バネを図のC方向から押して脱着バネを開けて、止め具を挿入又は取り外す状態を示したホルダー部分の断面図である。
【0015】
図6は、1の紐やロープなど自身が、2の止め具により捻られて固定されている状態の詳細を示す図である。2の止め具は右回転し、紐やロープなどに捻りを与えて縮ませ、目的の張力に達した時、右か左の引っ張られた紐やロープなど自身に、2fの止め具のアーム部分で引っかける。止め具は張力の反力で左回転を受けるため、アーム部分のU形状が紐やロープなどに強く絡みつき、引っ張るほど外れ難くなり固定される。
【0016】
図7から図11は、実際の使用手順を示す。まず図7は、2の止め具の挿入図であり、3の脱着バネをA矢印方向から押して脱着バネを開口し、4のホルダーハンドルへ挿入しようとする状態を示す。
【0017】
また図8は、ホルダーハンドルを持って止め具のフック部で、緩んだ紐やロープなどに引っかけている状態を示す。
【0018】
図9は、紐やロープなどを止め具を介して、ホルダーハンドルをD方向に引き、たるみを取りながらB方向に回転し、緩んだ紐やロープなどを捻りながら張力を与えている状態を示す。図の角度Eは、捻り回転を容易にする為の角度であり、ホルダーハンドルのハンドル部分の延長線上に、止め具の捻りフックが来るように設計配慮をしている。
【0019】
図10は、目的の張力が得られた状態で、止め具のアーム部を、張られた紐やロープなど自身に引っかけている状態を示す、
【0020】
また図11は、アーム部が紐やロープなどに上手く引っかかった事を確認し、ホルダーハンドルの脱着バネをA方向から押して、ホルダーハンドルから止め具を分離している状態を示す。
【0021】
上記のように、取り扱いが簡単で使用場所を選ばずに使用ができる、そして取り外しが簡単であり再使用も可能である。また止め具は安価であり使い捨てパーツとして取り扱い出来る。ホルダーハンドルは大小止め具への共用使用が可能である。
【0022】
止め具は、紐やロープなどの太さや材質など、剛性の変化に対応するためには、止め具の線径や長さ大きさを変化させて対応することが出来る。また状況によって止め具の材質や形状を変えることなどにより、ホルダーハンドルを使用しないで、止め具単体での使用が可能である。
【0023】
脱着バネの仕様は、止め具脱着のワンタッチ化と止め具の抜け防止であり、その目的を満足できる仕様で有れば、形状及び材質や構造などには拘らない。
【実施例1】
【0024】
図12の12bは、張りロープの緩みを取るために、図示2の止め具を使用して、張力調整をし固定した状態の使用例ある。
【実施例2】
【0025】
図13の13bは、雑誌などをビニール紐で縛った状態での、緩みを取るために使った使用例の、図示2の止め具である。
【実施例3】
【0026】
図14の14bは、杭の支えなどの、しっかりした張力が必要なロープに使用した使用例の、図示2の止め具である。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、既存の紐やロープの緩みを取るために、後付使用して張力調整をし、固定しようとする止め具に関する。特に家庭用分野を中心に、低コストで簡単手軽に締め付け出来て、使い捨てを可能にした止め具に関する物である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に係る止め具の1実施例を示す斜視図
【図2】止め具の斜視図と、2aは止め具の正面図、2bは止め具の平面図、2cは止め具の右側面図
【図3】脱着バネの斜視図と、3aは脱着バネの正面図、3bは脱着バネの右側面図
【図4】ホルダーハンドルの斜視図と、2aはホルダーハンドルの正面図、2bはホルダーハンドルの平面図、2cはホルダーハンドルの右側面図
【図5】5aは止め具のホルダーハンドル装着時のホルダー部分の断面図、5bは止め具のホルダーハンドルへの脱着状況のホルダー部分の断面図
【図6】止め具の固定状況の詳細斜視図
【図7】使用説明の斜視図1
【図8】使用説明の斜視図2
【図9】使用説明の斜視図3
【図10】使用説明の斜視図4
【図11】使用説明の斜視図5
【図12】張りロープへの止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例1)
【図13】雑誌などの、結束での止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例2)
【図14】杭の支えなどの要張力ロープへの止め具の使用前と使用例の斜視図(実施例3)
【符号の説明】
【0029】
1 紐やロープなど
2 止め具
3 脱着バネ
4 ホルダーハンドル
15脱着バネ取り付けネジ
A 脱着バネ押さえ方向
B ホルダーハンドル回転方向
C 脱着バネ押さえ方向
D ホルダーハンドル引っ張り方向
E ホルダーハンドルのハンドル部分の芯とホルダー部分とのなす傾斜角度
2e止め具のフック部分
2f止め具のアーム部分
【特許請求の範囲】
【請求項1】
すでに結んである、紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に、引っかけて固定する止め具である。紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し、引っかけ固定するためのアーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る、単体曲げ形状の止め具である。特徴として使用方法が簡単で、紐やロープなどを、回し捻って縮ませ、張力を発生させるため、半回転毎の張力の微調整が容易である。しかも単純構造であるが、固定はしっかり出来る止め具であり、すでに結んでいる状態の物に簡単に後付使用し、張力調整後に固定する事を特徴とする止め具である。
【請求項2】
紐やロープなどの緩みを、紐やロープ自身を捻って縮ませ、引っ張り調整し固定するために、引っかけて捻り回転を与える力、固定する力などを止め具自身に持たせると、複雑で大きくなり高価となるため、止め具部分だけを、回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした。止め具を単体分離する事により、止め具の再使用も可能であり、小型軽量で簡素なため、低コストによる使い捨て使用が可能であることをも特徴とする請求項1記載の止め具である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
すでに結んである、紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に、引っかけて固定する止め具であって、紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し、引っかけ固定するためのアーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る、単体曲げ形状の止め具。
【請求項2】
止め具部分だけを、回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした請求項1記載の止め具。
【請求項1】
すでに結んである、紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に、引っかけて固定する止め具である。紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し、引っかけ固定するためのアーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る、単体曲げ形状の止め具である。特徴として使用方法が簡単で、紐やロープなどを、回し捻って縮ませ、張力を発生させるため、半回転毎の張力の微調整が容易である。しかも単純構造であるが、固定はしっかり出来る止め具であり、すでに結んでいる状態の物に簡単に後付使用し、張力調整後に固定する事を特徴とする止め具である。
【請求項2】
紐やロープなどの緩みを、紐やロープ自身を捻って縮ませ、引っ張り調整し固定するために、引っかけて捻り回転を与える力、固定する力などを止め具自身に持たせると、複雑で大きくなり高価となるため、止め具部分だけを、回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした。止め具を単体分離する事により、止め具の再使用も可能であり、小型軽量で簡素なため、低コストによる使い捨て使用が可能であることをも特徴とする請求項1記載の止め具である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
すでに結んである、紐やロープなどの緩みを取るために、紐やロープなど自身を、捻って縮ませる事によって張力の調整をした後、張力の反力を利用して、張られた紐やロープ自身に、引っかけて固定する止め具であって、紐やロープなどに引っかけて捻り、テンションの調整をする為の芯になるフック部分と、捻り回転させる為のホルダーハンドルへ挿入する本体部分、及び張力により戻ろうとする反力を利用し、引っかけ固定するためのアーム部分から成る構造で、針金や硬質樹脂などから成る、単体曲げ形状の止め具。
【請求項2】
止め具部分だけを、回転などの機能を有するホルダーハンドル部分からワンタッチ分離し、ホルダーハンドル部分は共用化仕様とした請求項1記載の止め具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2006−232279(P2006−232279A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−44957(P2005−44957)
【出願日】平成17年2月22日(2005.2.22)
【特許番号】特許第3717174号(P3717174)
【特許公報発行日】平成17年11月16日(2005.11.16)
【出願人】(305007366)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月22日(2005.2.22)
【特許番号】特許第3717174号(P3717174)
【特許公報発行日】平成17年11月16日(2005.11.16)
【出願人】(305007366)
【Fターム(参考)】
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