説明

ロールペーパー供給装置

【課題】 主要部を着脱・交換自在、トータルコスト抑制、且つ使い易い配置構成としたロールペーパー供給装置の提供。
【解決手段】 正面パネルは、洗浄用の押しボタン1と、ロールペーパー収容供給部2と、ロールペーパースライド部3と、ペーパー引出し口部6とを有し、可傾開閉可能であり、正面パネルPLに前記各部を配設しユニット化し、ロールペーパーPeの有無を視認できる窓部8を設け、上部に正面からロールペーパーPeを補給するための開閉蓋9を添設したペーパー補給用開口部10を設け、押しボタン1は洗浄水供給手段Wsのバルブ開閉部Vを開閉作動時に連動するアーム部11を支軸12を介して揺動可能に配設し、ペーパー引出し口部6及びロールペーパー収容供給部2と共に押しボタン1を使用者が最も使い易い正面パネルPLの前方端部所定位置に集中的に配置して成ることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車専用道路や高速道路或いは一般道路沿いに設けられたサービスエリア、パーキングエリア、または駅や公園、学校等に設置されたトイレなどに設けられて広く利用されるトイレットペーパー供給のためのロールペーパー供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来装置は、ロールペーパーの格納容量、供給方法等により全体の形態が大きくなり易く、また丈の高い装置が多く、更に基盤となる骨材枠に筐体を取り付ける構造が基本であった。この従来品に対し、本出願人が正面パネルを基盤とする構成とし、部品点数を極力抑えると共に、現場取付けも簡単な構成とし、更に主要部を着脱自在な構成としたことで、交換自在、且つメインテナンスも含めてトータルコストを極力抑制し得るロールペーパー供給装置を提案した(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−209073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
然しながら上述の従来品は、使用者の使い易さの点で改良する余地を残していた。
【0004】
本発明は、本出願人が種々検討改良を重ね、正面パネルを基盤とする構成とし、部品点数を極力抑え、現場取付けも簡単な構成とし、更に主要部を着脱自在な構成とし、交換自在且つメインテナンスも含めてトータルコストを極力抑制し得ると共に使用者の使い易い配置構成としたロールペーパー供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】
(1)洗浄水供給手段の所定部位に固設したベースプレート及びフレームを介して設置可能な基盤となる正面パネルを具備し、該正面パネルは、前記洗浄水供給手段のバルブ開閉部を連動して開閉動作させるための押圧部<1>と、上下方向に筒状のロールペーパー収容供給部<2>と、該ロールペーパー収容供給部の底部を形成し前面に円弧状庇部と切欠き窓部を有するロールペーパースライド部<3>と、該スライド部の前方横方向に連接すると共に該ロールペーパー芯支持棒及びペーパーカッター蓋を備えたペーパー引出し口部<4>とを有し、且つ前記ベースプレートに蝶番を介し前傾して可傾開閉可能であり、前記正面パネルに前記<1>、<2>、<3>及び<4>の各部を配設しユニット化して設置可能なロールペーパー供給装置であって、
前記筒状のロールペーパー収容供給部に位置する正面パネルの所定部位に使用者がロールペーパーの有無を視認できる窓部を設け、且つ上部に正面からロールペーパーを補給するための前傾して開口する開閉蓋を添設したペーパー補給用開口部を設け、前記押圧部は前記ロールペーパー収容供給部を越えて前記洗浄水供給手段のバルブ開閉部を開閉作動時に連動するアーム部を前記ロールペーパー収容供給部の下方に位置する支軸を介して揺動可能に配設し、ペーパー引出し口部及びロールペーパー収容供給部と共に前記押圧部を使用者が最も使い易い前記正面パネルの前方端部所定位置に集中的に配置して成るロールペーパー供給装置。
【0007】
(2)正面パネルの上下方向ほぼ中央位置の両サイドに前記正面パネルを前傾してパネル頭部が可傾開口可能な状態において所定角度以上に前傾しないように掛止する為の先端部が左右外側に鉤状の掛止部を有する掛止腕部を対向し、且つ可傾方向に平行して設け、該対向する掛止腕部は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状の掛止部が掛止状態から解放され、前記正面パネルを取り外し可能な構成とした前項(1)記載のロールペーパー供給装置。
【0008】
(3)ペーパー補給用開口部の開閉蓋の上下方向ほぼ中央位置の両サイドに前記開閉蓋を前傾して上部が可傾開口可能な状態において所定角度以上に前傾しないように掛止する為の先端部が左右外側に鉤状の掛止部を有する掛止腕部を対向し、且つ可傾方向に平行して設け、該対向する掛止腕部は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状の掛止部が掛止状態から解放され、前記ペーパー補給用開口部が全開可能な構成とした前項(1)記載のロールペーパー供給装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、部品点数を極力抑え、現場取付け簡単、主要部を着脱自在な構成とし、交換自在且つメインテナンスも含めてトータルコストを極力抑制し得ると共に使用者にとって最も使い易い位置にペーパー引出し口や洗浄水を流すための押しボタン(押圧部)を配設したロールペーパー供給装置を提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に係るロールペーパー供給装置の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るロールペーパー供給装置の要部構成を示す説明図、(a)は正面図、(b)はA−A矢視図、(c)はB−B矢視図であってロールペーパー補給用開口部の開閉蓋作用状況及びロールペーパーの状態を示す側面図、(d)はC−C矢視図であって、正面パネルの前傾開閉状態を示す側面図、図2は、その他の例を示す斜視図(その1)、図3は、その他の例を示す斜視図(その2)、図4は、その他の例を示す斜視図(その3)、図5(a)はロールペーパー収容供給部の円弧状庇部の表面に貼付したシールの一例を示す図(右勝手の場合)、(b)は(a)の正反対の場合のシールの一例を示す図(左勝手の場合)、(c)はペーパー引出し口部のペーパーカッター蓋の表面に貼付したシールの一例を示す図である。
【実施例】
【0012】
以下、図面を参照して本発明に係るロールペーパー供給装置の実施例について説明する。
【0013】
例えば、フラッシュバルブ型の洗浄水供給手段Wsの所定部位に固設したベースプレートBs及びフレームFを介して設置可能なロールペーパー供給装置において、基盤となる正面パネルPLは、洗浄水供給手段Wsのバルブ開閉部Vを連動して開閉動作させるための洗浄ボタンとなる押圧部(押しボタン)1<1>と、上下方向に筒状のロールペーパー収容供給部2<2>と、該ロールペーパー収容供給部2の底部を形成し前面に円弧状庇部2aと切欠き窓部8aを有するロールペーパースライド部3<3>と、該ロールペーパースライド部3の前方横方向に連接すると共に該ロールペーパー芯支持棒4及びペーパーカッター蓋5を備えたペーパー引出し口部6<4>とを有し、且つベースプレートBsに蝶番7を介し前傾して可傾開閉可能であり、前記正面パネルPLに前記<1>、<2>、<3>及び<4>の各部を配設しユニット化して設置可能なロールペーパー供給装置であって、前記筒状のロールペーパー収容供給部2に位置する正面パネルPLの所定部位に使用者がロールペーパーPeの有無を視認できる窓部8を設け、且つ上部に正面からロールペーパーPeを補給するための前傾して開口する開閉蓋9を添設したペーパー補給用開口部10を設け、前記押圧部1は前記ロールペーパー収容供給部2を越えて前記洗浄水供給手段Wsのバルブ開閉部Vを開閉作動時に連動するアーム部11を前記ロールペーパー収容供給部2の下方に位置する支軸12を介して揺動可能に配設し、ペーパーカッター蓋5を有するペーパー引出し口部6及びロールペーパー収容供給部2とつながるロールペーパースライド部3と共に前記押圧部1を使用者が最も使い易い正面パネルPLの前方端部所定位置に集中的に配置して成ることを特徴とする。
【0014】
正面パネルPLの裏側所定位置に筒状のロールペーパー収容供給部2を起立して添設し、底部を前方に向って下り傾斜させロールペーパースライド部3となる底面を正面パネルPLの最下部に臨ませ、積み重ねたロールペーパーPeが順次導下され、使用者がロールペーパーPeの有無を視認できる窓部8を設け、且つ下方に円弧状庇部2aを有し底面のロールペーパースライド部3の間にロールペーパーPeを指で移動できる程度の切欠き窓部8aを設け、ペーパーカッター蓋5を正面パネルPLの前記ロールペーパー収容供給部2の下方ロールペーパースライド部3に隣接した最下位所定部位に連設し、前記ロールペーパーPeの中心孔に挿通して支持可能にロールペーパー芯支持棒4を設け、使用者はペーパーPeの端を摘んで手前に引出し、所用の長さでペーパーカッター蓋5を用いてカットする。ロールペーパーPe補給時には、正面パネルPLの上方に位置するペーパー補給用開口部10の開閉蓋9を開いてロールペーパーPeを補給することが出来る。窓部8は、正面パネルPLの裏側にガラスや樹脂板など透明な材料を貼付して外側からロールペーパーの有無を視認できると共に防湿、防水機能を持たせてある。
【0015】
正面パネルPLを前傾してパネル頭部PL−1が開口可能な可傾開閉機構Kを備え、該可傾開閉機構Kは、正面パネルPLの下縁部に沿って平行に断面コの字状部材7aを開口側を正面にして固設し、該断面コの字状部材7aの正面下縁部に蝶番7を設けて前傾開閉自在とし、正面パネルPLは前記蝶番7を介して着脱自在に前記ベースプレートBsに接続される構成とし、正面パネルPLの下方両サイドに正面パネルPLを前傾してパネル頭部PL−1が開口可能な状態において所定角度θ1以上、不必要に前傾し過ぎないように掛止する為の先端部が鉤状の掛止部13aを有する掛止腕部13、13を対向し、且つ可傾方向に平行して設けてある。即ち、掛止腕部13、13の先端部の鉤状掛止部13a、13aは、正面パネルPLの前傾停止位置が所定の角度θ1になるように形成され、壁面の裏側に設けられたフレームFに当接して停止すようになっている。
【0016】
尚、対向して配置された掛止腕部13、13は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状掛止部13aが掛止状態から解放され、正面パネルPLを所定前傾角度θ1を超えて、更に前傾させて正面パネルPL全体を壁面位置から取り外すことが出来る。こうすることで、正面パネルPLを、例えば、ステンレスから積層樹脂プレート、或は色柄模様の化粧パネル等へ自由に交換でき、またメインテナンスも容易に行うことが出来る。
【0017】
また、ベースプレートBsは、洗浄水供給手段Wsのパイプに切り欠き部15を係合して当てがい、接続、固設し高さ位置決め可能に構成してある。
【0018】
また、押圧部1は、洗浄水供給手段Wsのバルブ開閉部Vに係合する正面パネルPLの所定部位に、押しボタンとなる半球状の部分に係合する挿通穴を穿設してパネル裏側から表側に突設し、且つゴム等の球面状の弾性体で被覆形成して防湿・防水機能を持たせ、図1(b)、(c)に示すように、前記押圧部1の内側には、押しボタンが元に復帰するように付勢して設けられたバネ部材1a及び棒状突設部11aと、これに一側端部が当接する折れ曲り梃子部材から成るアーム部11を備え、アーム部11の中間部にアーム部11が揺動可能に軸支(支軸12)され、洗浄水供給手段Wsのバルブ開閉部Vに係合する前記アーム部11の他端所定部位に、前記バルブ開閉部Vに当接・押圧するための突起部11bを設けてある。この構成により押しボタンを形成する押圧部1をONすることで洗浄管Waを介して洗浄水を自由に流すことができ、また押しボタンから指を離すことで、押しボタンとなる押圧部1は定位置に復帰すると同時にバルブ開閉部Vは内蔵されたバネの付勢力で弁部が閉じられ元の閉止状態に自動的に復帰する。
【0019】
また、ペーパー補給用開口部10の開閉蓋9の上下方向ほぼ中央位置の両サイドに前記開閉蓋9を前傾して上部が可傾開口可能な状態において所定角度θ2以上に前傾しないように掛止する為の先端部が左右外側に鉤状の掛止部14aを有し、且つ側面視中抜き円板状(ドーナツ形)の掛止腕部14を対向し、可傾方向に平行して設け、該対向する掛止腕部14、14は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状の掛止部14aが掛止状態から解放され、ペーパー補給用開口部10が全開可能な構成となっている。
【0020】
図2は、ロールペーパー収容供給部2の頭部を開放できるようにした例であり、別体の蓋20を開閉可能に設けることも出来、その場合は、筒状のロールペーパー収容供給部2と当接する部位の蓋または筒状の側にパッキン、等を用いて防湿防水機能を持たせることができる。20aは蓋20を開閉時の回動軸を設けた一例である。
【0021】
また、図2中の符号8bは、ロールペーパー供給用の開閉蓋9に設けた覗き窓であり、符号21は、例えば女性用の便所の場合に設けられる所謂「エチケットボックス用の開口部」を示したものである。
【0022】
図3は、例えば、学校内に設置した場合、使用する生徒や先生が自由にペーパーPeを正面の開口部Pe−1から補充できるようにした場合の一例である。
【0023】
また、図4に示すように、押圧部1とは異なる位置に、使用者の姿勢状態に応じて反応するような位置に、例えば、光センサ、赤外線センサ、等の非接触式のセンサSeを用いても良く、用途、環境条件に応じて、手動式・非接触自動式の何れかを自由に選択出来る。
【0024】
前記ペーパーカッター蓋5は、通常用いられるそれ自体の重量でロールペーパーPeの減り具合に応じて回動し、ロールペーパーの空回りを防ぐように接触する構成としてもよく、また固定式としても良い。
【0025】
押しボタンを形成する押圧部1には、押圧部1の機能が分るように、ステッカーまたはシール(イ)を貼付し、表面に例えば、「洗浄ボタン」と表記することができる。
【0026】
図5(a)は、ロールペーパー収容供給部2の下部に設けられた円弧状庇部2aに貼付されたシール(ロ)の例であり、図示するように、表面には絵模様が表示され、例えば、「1.紙がなくなった時は、残りの紙や芯を取り除いてください。2.次に新しいロールをスライドさせて、ご使用下さい。」などの説明文を記載することができる。図5(a)は右勝手の場合であり、図5(b)は(a)の正反対の左勝手の場合である。図5(c)はペーパー引出し口部のペーパーカッター蓋の表面に貼付したシール(ハ)の例であり、図示するように、例えば、「こちら側をお使い下さい。」などの説明文を記載することができる。
【0027】
尚、正面パネル本体内のペーパー引出し口部及びロールペーパー収容供給部と共に押しボタン(洗浄ボタン)、及びその他の部品等を含めて全ての配置を図1の右勝手の場合とは正反対とし、左勝手用の正面パネルを設け得ることは勿論である。
【0028】
他の符号について、K1、K2は、専用のキー(鍵)に対応する鍵穴部である。
【0029】
また、前述の図2、3、及び4の場合、ロールペーパーPeを供給する開閉蓋9の鍵穴部K2に所定のキーを用いて開けると内部に正面パネルPLを可傾開口可能な鍵穴部K1(図示略)が現われ、これを所定のキーで開けることで、正面パネルを開けることができるという二重の鍵構造とした例である。
【0030】
更に尚、正面パネルPLを不錆性のステンレス鋼または積層樹脂パネルもしくは色柄模様を施した化粧パネルとして意匠性を施すことが出来、何れを選択するかは、用途、環境条件等、その他の条件に応じて決めることが出来る。
【0031】
尚また、本実施例では、ロールペーパー収容供給部を一列の場合で説明したが、予備ロールペーパー収容部を並列して設ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係るロールペーパー供給装置の要部構成を示す説明図、(a)正面図、(b)A−A矢視図、(c)B−B矢視図であってロールペーパー補給用開口部の開閉蓋作用状況及びロールペーパーの状態を示す側面図、(d)C−C矢視図であって、正面パネルの前傾開閉状態を示す側面図
【図2】その他の例を示す斜視図(その1)
【図3】その他の例を示す斜視図(その2)
【図4】その他の例を示す斜視図(その3)
【図5】(a)ロールペーパー収容供給部の円弧状庇部の表面に貼付したシールの一例を示す図(右勝手の場合)、(b)は(a)の正反対の場合のシールの一例を示す図(左勝手の場合)、(c)はペーパー引出し口部のペーパーカッター蓋の表面に貼付したシールの一例を示す図
【符号の説明】
【0033】
1 押圧部(押しボタン、洗浄ボタン)
2 ロールペーパー収容供給部
3 ロールペーパースライド部
4 ロールペーパー芯支持棒
5 ペーパーカッター蓋
6 ペーパー引出し口部
7 蝶番
8 窓部
8a 切欠き窓部
9 開閉蓋
10 ペーパー補給用開口部
11 アーム部
12 支軸
13、14 掛止腕部
13a、14a 鉤状の掛止部
15 切り欠き部
PL 正面パネル
PL−1 パネル頭部
K1、K2 鍵穴部
Bs ベースプレート
F フレーム
V バルブ開閉部
Ws 洗浄水供給手段
Wi 給水管
Wa 洗浄管
Pe ロールペーパー
K 可傾開閉機構
Se センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄水供給手段の所定部位に固設したベースプレート及びフレームを介して設置可能な基盤となる正面パネルを具備し、該正面パネルは、前記洗浄水供給手段のバルブ開閉部を連動して開閉動作させるための押圧部<1>と、上下方向に筒状のロールペーパー収容供給部<2>と、該ロールペーパー収容供給部の底部を形成し前面に円弧状庇部と切欠き窓部を有するロールペーパースライド部<3>と、該スライド部の前方横方向に連接すると共に該ロールペーパーの芯支持棒及び円弧状ペーパーカッター蓋を備えたペーパー引出し口部<4>とを有し、且つ前記ベースプレートに蝶番を介し前傾して可傾開閉可能であり、前記正面パネルに前記<1>、<2>、<3>及び<4>の各部を配設しユニット化して設置容易なロールペーパー供給装置であって、
前記筒状のロールペーパー収容供給部に位置する正面パネルの所定部位に使用者がロールペーパーの有無を視認できる窓部を設け、且つ上部に正面からロールペーパーを補給するための前傾して開口する開閉蓋を添設したペーパー補給用開口部を設け、前記押圧部は前記ロールペーパー収容供給部を越えて前記洗浄水供給手段のバルブ開閉部を開閉作動時に連動するアーム部を前記ロールペーパー収容供給部の下方に位置する支軸を介して揺動可能に配設し、ペーパー引出し口部及びロールペーパー収容供給部と共に前記押圧部を使用者が最も使い易い前記正面パネルの前方端部所定位置に集中的に配置して成ることを特徴とするロールペーパー供給装置。
【請求項2】
正面パネルの上下方向ほぼ中央位置の両サイドに前記正面パネルを前傾してパネル頭部が可傾開口可能な状態において所定角度以上に前傾しないように掛止する為の先端部が左右外側に鉤状の掛止部を有する掛止腕部を対向し、且つ可傾方向に平行して設け、該対向する掛止腕部は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状の掛止部が掛止状態から解放され、前記正面パネルを取り外し可能な構成としたことを特徴とする請求項1記載のロールペーパー供給装置。
【請求項3】
ペーパー補給用開口部の開閉蓋の上下方向ほぼ中央位置の両サイドに前記開閉蓋を前傾して上部が可傾開口可能な状態において所定角度以上に前傾しないように掛止する為の先端部が左右外側に鉤状の掛止部を有する掛止腕部を対向し、且つ可傾方向に平行して設け、該対向する掛止腕部は互いに内側に所定量撓ませることで、先端鉤状の掛止部が掛止状態から解放され、前記ペーパー補給用開口部が全開可能な構成としたことを特徴とする請求項1記載のロールペーパー供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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