説明

ロール状衛生用紙の製造方法

【課題】シワ、タルミ、折れ曲がり等の製品不具合が生じ難く、美観及び質感に優れたロール状衛生用紙を効率的に製造することが可能なロール状衛生用紙の製造方法を提供する。
【解決手段】幅広原紙6を長さ方向に走行させるとともに、幅広原紙6の幅方向の内側領域を境界3として境界3から幅方向の両端縁6a,6bに向かって、かつ幅広原紙6の走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボス8を形成してエンボス付き原紙10を得る工程を有するロール状衛生用紙の製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットペーパー、キッチンタオル等のロール状衛生用紙の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、トイレットペーパー、キッチンタオル等のロール状衛生用紙は、以下に示すような方法により製造される。
【0003】
先ず、長尺芯管の外周面に幅広原紙の始端部を固定し、長尺芯管の外周に製品長さ分だけ幅広原紙を巻き取ってロールを形成する。次いで、ロールの外周面に幅広原紙の終端部を固定して、幅広のロール状衛生用紙(ログ)を形成する。その後、ログソー等の切断刃でログを製品幅にカットすれば、トイレットペーパー等のロール状衛生用紙を得ることができる(例えば、特許文献1(第1図)参照)。
【0004】
なお、ロール状衛生用紙には、その美観、質感等を向上させるべく、例えばエンボス加工によって特定の凹凸(エンボス)パターンが形成される場合がある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−87788号公報
【特許文献2】特開2003−73999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1等で開示された製造方法によっては、シワが形成された状態、或いは折れ曲がった状態等で幅広原紙が長尺芯管の外周に巻き取られる場合があった。これらの状態で幅広原紙が巻き取られて得られるロール状衛生用紙には、幅広原紙のシワや折れ曲がりに起因するシワ、タルミ、折れ曲がり等の製品不具合が含まれる場合があった。このような製品不具合を有するロール状衛生用紙は、手触りや肌触り等の質感が損なわれていたり、見た目の美しさ(美観)が損なわれていたりする等の問題を有するものであった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、シワ、タルミ、折れ曲がり等の製品不具合が生じ難く、美観及び質感に優れたロール状衛生用紙を効率的に製造することが可能なロール状衛生用紙の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、幅広原紙の幅方向の内側領域を境界とし、この境界から両端縁に向かって、かつ幅広原紙の走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボスを形成することによって上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明によれば、以下に示すロール状衛生用紙の製造方法が提供される。
【0010】
[1]幅広原紙を長さ方向に走行させるとともに、前記幅広原紙の幅方向の内側領域を境界として前記境界から幅方向の両端縁に向かって、かつ前記幅広原紙の走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボスを形成してエンボス付き原紙を得る工程と、前記エンボス付き原紙を長尺芯管の外周に巻き取って幅広のログを得る工程と、前記ログを製品幅に切断して複数のロール状衛生用紙を得る工程と、を有するロール状衛生用紙の製造方法。
【0011】
[2]前記エンボス付き原紙を得る工程において、前記幅広原紙をその幅方向に二分する中心線を前記境界とし、前記境界の両側に、前記走行方向に対して同一の傾きを持って前記エンボスを形成する前記[1]に記載のロール状衛生用紙の製造方法。
【0012】
[3]前記エンボス付き原紙を得る工程において、前記幅広原紙をその幅方向に二分する中心線からその幅方向片側に偏倚した線を前記境界とし、前記境界の両側に前記走行方向に対して異なる傾きを持って前記エンボスを形成する前記[1]に記載のロール状衛生用紙の製造方法。
【0013】
[4]前記エンボス付き原紙を得る工程において、前記走行方向に対して傾斜角度30〜60°の傾きを持って前記エンボスを形成する前記[1]〜[3]のいずれかに記載のロール状衛生用紙の製造方法。
【発明の効果】
【0014】
本発明のロール状衛生用紙の製造方法によれば、シワ、タルミ、折れ曲がり等の製品不具合が生じ難く、美観及び質感に優れたロール状衛生用紙を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のロール状衛生用紙の製造方法における、エンボス付き原紙を得る工程の一例を示す模式図である。
【図2】幅広原紙に形成されたエンボスの配列パターンの一例を示す模式図である。
【図3】本発明のロール状衛生用紙の製造方法によって製造されるロール状トイレットペーパーの一例を模式的に示す斜視図である。
【図4】ロール状トイレットペーパーの製造工程を示す模式図である。
【図5】シワ等の形状不具合が解消されるメカニズムの概略を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
【0017】
[1]ロール状衛生用紙の製造方法:
図1は、本発明のロール状衛生用紙の製造方法における、エンボス付き原紙を得る工程の一例を示す模式図である。本発明のロール状衛生用紙の製造方法は、例えば図1に示すような、幅広原紙6を長さ方向に走行させるとともに、幅広原紙6の幅方向の内側領域を境界3とし、この境界3から幅方向の両端縁6a,6bに向かって、かつ幅広原紙6の走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボス8を形成してエンボス付き原紙10を得る工程を備えている。
【0018】
本発明のロール状衛生用紙の製造方法では、特定の配列パターンを有する細長形状のエンボス8を幅広原紙6に形成し、エンボス付き原紙10を作製する点に特徴がある。このような特定の配列パターンを有する細長形状のエンボスを幅広原紙に形成すると、幅広原紙(エンボス付き原紙)に意図せず形成されたシワや折れ曲がり部分等の形状不具合が存在する場合であっても、長尺芯管の外周に幅広原紙(エンボス付き原紙)を巻き取る際に自然にこれらの形状不具合が解消され易くなる。従って、本発明のロール状衛生用紙の製造方法によれば、シワ、タルミ、折れ曲がり等の製品不具合の発生率が極めて低く、美観や質感に優れたロール状衛生用紙を製造することが可能となる。
【0019】
[1−1]エンボス加工工程:
図1に示すように、本発明のロール状衛生用紙の製造方法では、特定の配列パターンを有する細長形状のエンボス8を幅広原紙6に形成して、エンボス付き原紙10を得る(エンボス加工工程)。幅広原紙にエンボスを形成する方法は特に限定されないが、通常、図1に示すような一対のエンボスロール12を使用する。なお、エンボスの形成方法としては、マッチドスチール、ラバー・トゥ・スチール、ポイント・トゥー・ポイント、ネステッド等の方法を挙げることができる。なかでも、ラバー・トゥ・スチールによりエンボスを形成することが好ましい。「ラバー・トゥ・スチール」は、表面がゴムで被覆されたラバーロールと、表面に凸模様が形成された金属ロールとの間に対象物(幅広原紙)を挟み込んでエンボスを形成する方法である。この方法は、マッチドスチール等、他のエンボス加工方法と比較して、形成されるエンボスが崩れ難い点において好ましい。
【0020】
図2は、幅広原紙に形成されたエンボスの配列パターンの一例を示す模式図である。本発明のロール状衛生用紙の製造方法では、図1及び2に示すように、境界3から幅方向の両端縁6a,6bに向かって、かつ走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボス8を幅広原紙6に形成する。境界3は、エンボス8の並び方向が切り替わる箇所であり、幅広原紙6の幅方向の内側領域に存在する。この「幅広原紙の幅方向の内側領域」とは、幅広原紙の幅方向の両端縁以外の領域を意味する。即ち、エンボスの並び方向が切り替わる境界は、幅広原紙の幅方向の一方の端縁側に偏在していてもよい。
【0021】
「間欠的」とは、直線状(溝状)ではなく、その長さ方向に隣接するエンボス同士が連結せずに破線状又は点線状に配置されていることを意味する。また、「ハの字状に広がる配列パターン」は、図1及び2に示すように複数のエンボス8が一直線に整列している配列パターンである必要はなく、例えば、徐々に拡大又は縮小する曲線的に整列している配列パターンであってもよい。
【0022】
形成されるエンボスは、それぞれ細長形状を有するものである。個々のエンボスの長さは特に限定されないが、例えば1〜10mm、好ましくは2〜8mm程度である。また、個々のエンボスの幅は特に限定されないが、例えば0.5〜2mm、好ましくは0.8〜1.2mm程度である。なお、すべてのエンボスの形状が同一である必要はなく、異なる形状を有するエンボスが組み合わされていてもよい。
【0023】
図5は、シワ等の形状不具合が解消されるメカニズムの概略を示す模式図である。図5に示すように、エンボスロールを回転させると、幅広原紙6に、形成される細長形状のエンボス8の長手方向に対して直角な方向への力Fが作用する。その結果、力Fの分力F1により、走行方向への搬送力が幅広原紙6に付与されるとともに、力Fの分力F2により、その幅方向への張力が幅広原紙6に付与される。即ち、本発明の衛生用紙の製造方法においては、所定の配列パターンを有する細長形状のエンボス8を形成しているために、幅広原紙6にその幅方向への張力を付与しつつ、幅広原紙6を走行方向へと搬送することができ、幅広原紙6のシワや折れ曲がりが防止される。
【0024】
幅広原紙をその幅方向に二分する中心線を境界3としエンボスを形成する場合には、通常、境界3(中心線)の両側に、走行方向に対して同一の傾きθを持ってエンボス8を形成する(図5参照)。これに対して、幅広原紙をその幅方向に二分する中心線からその幅方向片側に偏倚した線を境界3としてエンボス8を形成する場合には、境界3(偏倚した線)の両側に、走行方向に対して異なる傾きθを持ってエンボス8を形成することが好ましい。幅方向片側に偏倚した線を境界3としてエンボス8を形成する場合には、形成されるエンボス8の傾きを左右で変えることによって、幅広原紙6に付与されるF2のバランスをとることができ、片側へのズレを防止することが可能となる。より具体的には、「幅広側の傾斜角度θ>幅狭側の傾斜角度θ」に設定してエンボス8を形成することにより、幅広原紙6に作用する幅方向への張力のバランスをとることが好ましい。
【0025】
形成するエンボス8の傾斜角度θが大き過ぎると、発生する力Fの分力F2が小さくなり過ぎてしまい、幅広原紙6の幅方向に付与される張力が低下する傾向にある。一方、傾斜角度θが小さ過ぎると、発生する力Fの分力F1が小さくなり過ぎてしまい、幅広原紙6の搬送力が低下する傾向にある。このような観点から、形成するエンボス8の傾斜角度θを、30〜60°の範囲に設定することが好ましく、45〜60°に設定することが更に好ましい。
【0026】
「幅広原紙」は、ロール状衛生用紙の中間体となる原紙であり、通常、ロール状衛生用紙の幅の10〜30倍の幅を有するものである。この「幅広原紙」には、1枚の原紙のみからなる1プライの他、2枚の原紙を重ね合わせた2プライ等、複数枚の原紙を重ね合わせたマルチプライのものも含まれる。
【0027】
幅広原紙をその長さ方向に走行させるには、例えば図1に示すように、幅広原紙6が大径に巻回されたジャンボロール50から幅広原紙6を送り出すことで行われる。また、エンボス付き原紙には、例えば図1に示すようなミシン目用ロール14を使用し、適当な間隔を隔てて切り取り用のミシン目を形成してもよい。
【0028】
[1−2]巻き取り工程:
本発明のロール状衛生用紙の製造方法では、図1に示すように、ワインダー54を使用してエンボス付き原紙10を長尺芯管の外周に巻き取って、幅広のログ56を得る(巻き取り工程)。「長尺芯管」は、ロール状衛生用紙の巻き芯となる部材であり、通常、ボール紙等の厚紙からなる紙管が用いられる。ロール状衛生用紙の種類により異なるが、外径35〜50mmφ、厚さ0.5〜1.5mmの紙管が好適に用いられる。この長尺芯管は、一時に複数個のロール状衛生用紙を製造できるようロール状衛生用紙の幅の10〜30倍の長さを有するものである。
【0029】
なお、巻き取り開始に際しては、長尺芯管の外周面に接着剤(ピックアップ糊)を塗工し、エンボス付き原紙の始端部を長尺芯管の外周面に接着固定することが好ましい。接着剤としては、水溶性接着剤が好ましい。なお、長尺芯管の外周面に接着剤を塗工する方法としては、例えば、コーターにより塗布する方法、スプレーにより噴霧する方法等を挙げることができる。
【0030】
エンボス付き原紙の巻取り長さは、製造しようとするロール状衛生用紙の種類によって異なる。例えば、ロール状トイレットペーパーの場合であれば25〜90m、ロール状キッチンタオルの場合であれば10〜20mとすることが一般的である。
【0031】
巻き取り終了に際しては、例えば図1に示すように、テールシール部16においてエンボス付き原紙10の終端部又は形成されたロールの外周面に接着剤を塗工し、ロールの外周面にエンボス付き原紙10の終端部を接着固定することが好ましい。接着剤としては、水溶性接着剤が好ましい。以上の操作により、幅広のロール状衛生用紙であるログ56を得ることができる。
【0032】
[1−3]切断工程:
本発明のロール状衛生用紙の製造方法では、幅広のログを製品幅に切断する(切断工程)。ログの切断は、ログソー(丸刃)、バンドソー(平刃)等、従来公知の切断刃を使用して行うことができる。刃の厚さとしては、2〜10mmのものが好適に用いられる。製品幅はロール状衛生用紙の種類によって異なる。例えば、ロール状トイレットペーパーの場合であれば105〜114mm、ロール状キッチンタオルの場合であれば210〜228mmとすることが一般的である。
【0033】
以上の操作により、図3に示すような、間欠的(破線状)に整列した配列パターンを有する細長形状のエンボス8が形成された複数のロール状衛生用紙20,30(ロール状トイレットペーパー62)を製造することができる。なお、図3中、符号18は芯管を示す。
【0034】
[2]本発明のロール状衛生用紙の製造方法の適用対象:
本発明のロール状衛生用紙の製造方法は、例えば、図4に示すようなロール状トイレットペーパーの製造工程に適用することができる。
【0035】
[2−1]ログ形成工程:
図4に示すロール状トイレットペーパーの製造工程では、先ず、ジャンボロール50から幅広原紙52を送り出し、エンボスロール12を使用して特定の配列パターンを有する細長形状のエンボスを幅広原紙52に形成し、エンボス付き原紙10を得る。得られたエンボス付き原紙10をワインダー54により長尺芯管に巻き取ることにより、幅広のロール状衛生用紙であるログ56を得る。
【0036】
[2−2]切断工程:
図4に示すロール状トイレットペーパーの製造工程では、ログ56を、一旦、アキュームレーター58に蓄積する。次いで、2本のログ56を並走するように順次送り出し、ログソー60によって製品長さにカットして、ロール状トイレットペーパー62を得る。なお、並走させるログの数は2本に限定されるものではなく、例えば4本とする場合もある。
【0037】
[2−3]包装工程:
ログソー60によりカットして得られたロール状トイレットペーパー62は、8〜24個(4〜12個×2段)を1組として包装袋64に挿入し、開口部を封着して包装体66とする。
【0038】
[2−4]箱詰め工程:
複数個の包装体66を一組として段ボール箱68に箱詰めして箱詰め体70とし、出荷する。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明のロール状衛生用紙の製造方法は、ロール状トイレットペーパー、ロール状キッチンタオル等のロール状衛生用紙を製造する方法として好適である。
【符号の説明】
【0040】
1,20,30:ロール状衛生用紙、2:長尺芯管、3:境界、6a,6b、端縁、6,52:幅広原紙、8:エンボス、10:エンボス付き原紙、12:エンボスロール、14:ミシン目用ロール、16:テールシール部、18:芯管、50:ジャンボロール、54:ワインダー、56:ログ、58:アキュームレーター、60:ログソー、62:ロール状トイレットペーパー、64:包装袋、66:包装体、68:段ボール箱、70:箱詰め体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅広原紙を長さ方向に走行させるとともに、前記幅広原紙の幅方向の内側領域を境界として前記境界から幅方向の両端縁に向かって、かつ前記幅広原紙の走行方向の前方から後方に向かって間欠的なハの字状に広がる配列パターンを有する細長形状のエンボスを形成してエンボス付き原紙を得る工程と、
前記エンボス付き原紙を長尺芯管の外周に巻き取って幅広のログを得る工程と、
前記ログを製品幅に切断して複数のロール状衛生用紙を得る工程と、を有するロール状衛生用紙の製造方法。
【請求項2】
前記エンボス付き原紙を得る工程において、
前記幅広原紙をその幅方向に二分する中心線を前記境界とし、前記境界の両側に、前記走行方向に対して同一の傾きを持って前記エンボスを形成する請求項1に記載のロール状衛生用紙の製造方法。
【請求項3】
前記エンボス付き原紙を得る工程において、
前記幅広原紙をその幅方向に二分する中心線からその幅方向片側に偏倚した線を前記境界とし、前記境界の両側に前記走行方向に対して異なる傾きを持って前記エンボスを形成する請求項1に記載のロール状衛生用紙の製造方法。
【請求項4】
前記エンボス付き原紙を得る工程において、
前記走行方向に対して傾斜角度30〜60°の傾きを持って前記エンボスを形成する請求項1〜3のいずれか一項に記載のロール状衛生用紙の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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