説明

ワイパスイッチ装置

【課題】機能の変更時におけるレバー操作数を削減して変更作業を簡単に行うことができるワイパスイッチ装置を提供する。
【解決手段】自動車に配置された装置本体2と、装置本体2に配置され、タッチ力を検出するセンサ部8を含んで自動車のワイパに複数の機能「INT」,「LO」,「HI」,「MIST」を実行させるためのスイッチ信号SW〜SWを出力するワイパスイッチ4と、ワイパスイッチ4に接続され、センサ部8からのスイッチ信号SWを入力して複数の機能のうち特定の機能「MIST」をワイパに実行させるための制御信号Cを出力するECU5とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイパスイッチ装置に関し、特に自動車等のワイパのスイッチ動作を実行するためのワイパスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車には、ウィンドウの汚れや雨滴等を払拭するワイパを動作させるためのワイパスイッチを備えたワイパスイッチ装置が装備されている。
【0003】
従来、この種のワイパスイッチ装置には、ワイパスイッチを操作可能な操作レバーを備えたものがある(特許文献1)。
【0004】
操作レバーは、ステアリングコラムの左側に配置されている。そして、操作レバーは、「OFF(停止)」のスイッチポジションを境に運転席側から見て時計回りの回転によって「INT(間欠)」,「LO(低速)」及び「HI(高速)」の各スイッチポジションに順に、また反時計回りの回転によって「MIST(一回拭き)」のスイッチポジションにそれぞれ配置することにより、各機能を実行するように構成されている。
【0005】
このように構成されたワイパスイッチ装置においては、ワイパのスイッチ動作が操作レバーのレバー操作によって「MIST」,「OFF」,「INT」,「LO」及び「HI」の各スイッチポジションに切り換えることにより行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−306470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に示す従来のワイパスイッチ装置によると、例えば「INT」機能の実行時に一時「MIST」の機能を実行する場合には「INT」のポジションから「OFF」のポジションを介して「MIST」のポジションに操作レバーを回転操作し、その後「INT」のスイッチポジションに戻すために「MIST」のポジションから「OFF」のポジションを介して「INT」のポジションに操作レバー3を回転操作して配置する作業が必要になる。この結果、機能の変更時にレバー操作数が嵩み、その変更作業を煩雑にするという問題があった。
【0008】
従って、本発明の目的は、機能の変更時における操作数を削減することができ、もってその変更作業を簡単に行うことができるワイパスイッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために、(1)〜(3)のワイパスイッチ装置を提供する。
【0010】
(1)車両に配置された装置本体と、前記装置本体に配置され、タッチ力を検出するセンサ部を含んで前記車両のワイパに複数の機能を実行させるためのスイッチ信号を出力するワイパスイッチと、前記ワイパスイッチに接続され、前記センサ部からのスイッチ信号を入力して前記複数の機能のうち特定の機能を前記ワイパに実行させるための制御信号を出力する制御部とを備えたワイパスイッチ装置。
【0011】
(2)上記(1)に記載のワイパスイッチ装置において、前記制御部は、前記特定の機能として一往復動作の機能を前記ワイパに実行させるための制御信号を出力する。
【0012】
(3)上記(1)又は(2)に記載のワイパスイッチ装置において、前記装置本体は、前記車両のステアリングコラムに方向指示スイッチ用の操作レバーを介して回転可能に配置されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、機能の変更時における操作数を削減することができ、機能の変更作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るワイパスイッチ装置を模式化して示す正面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るワイパスイッチ装置を説明するために示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施の形態に係るワイパスイッチ装置を模式化して示す正面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るワイパスイッチ装置を説明するために示すブロック図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るワイパスイッチ装置を模式化して示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1実施の形態に係るワイパスイッチ装置につき、図1及び図2を用いて説明する。
【0016】
(ワイパスイッチ装置の全体構成)
図1はレバースイッチ装置の全体を示す。図2はレバースイッチ装置の制御系を示す。図1及び図2において、符号1で示す自動車用のワイパスイッチ装置は、複数のスイッチポジション「OFF」,「INT」,「LO」及び「HI」を有する装置本体2と、この装置本体2に対しレバー操作によって回転する操作レバー3と、この操作レバー3の回転操作及びタッチ操作によってスイッチ動作を実行するワイパスイッチ4と、このワイパスイッチ4からのスイッチ信号SW〜SWを入力して制御信号C〜Cを出力する制御部としてのECU(Electronic Control Unit:ECU)5とから大略構成されている。
【0017】
本実施の形態におけるワイパスイッチ装置1は、モーメンタリ型のスイッチ装置であるため、操作レバー3がスイッチポジション「INT」,「LO」及び「HI」のいずれかのスイッチポジションに一旦到達すると、このスイッチポジションに対応する制御モードが継続して実行される。この実行は、その後に操作レバー3が他のスイッチポジションに回転操作されると、変更又は解除される。
【0018】
(装置本体2の構成)
装置本体2は、スイッチ基板6を内蔵し、自動車用ステアリングコラム(図示せず)の例えば右側に配置され、全体が略角形状の箱部材によって形成されている。
【0019】
スイッチ基板6には、複数のスイッチポジション「INT」,「LO」,「HI」に対応する固定接点2a〜2cが実装されている。固定接点2aはINT用固定接点として、固定接点2bはLO用固定接点として、また固定接点2cはHI用固定接点としてそれぞれ機能する。
【0020】
(操作レバー3の構成)
操作レバー3は、レバー操作部3a及びホルダ取付部3bを有し、装置本体2に支軸3cを介して矢印a,a方向に回転可能に配置され、全体が略円筒状の成形体によって形成されている。そして、操作レバー3は、レバー回転操作によってスイッチポジション「OFF」とスイッチポジション「HI」との間を回転し、スイッチポジション「INT」で間欠動作を、スイッチポジション「LO」で低速動作を、またスイッチポジション「HI」で高速動作をそれぞれワイパ(図示せず)に実行させるように構成されている。
【0021】
レバー操作部3aは装置本体2外に露出され、ホルダ取付部3bは装置本体2内に収容されている。
【0022】
(ワイパスイッチ4の構成)
ワイパスイッチ4は、固定接点2a〜2c及び可動接点7からなるスイッチ部8と、タッチセンサからなるセンサ部9とを有し、装置本体2内に配置されている。
【0023】
スイッチ部8は装置本体2内に配置されている。そして、スイッチ部8は、「INT」,「LO」及び「HI」の各機能をワイパに実行させるスイッチ信号SW〜SWを出力するように構成されている。これにより、固定接点2aと可動接点7との接触によってスイッチ信号SWが、固定接点2bと可動接点7との接触によってスイッチ信号SWが、固定接点2cと可動接点7との接触によってスイッチ信号SWがそれぞれ出力される。
【0024】
センサ部9は、例えばフィルムシートにITO(インジウム錫酸化物)等の電極を形成してなる静電容量式センサであって、レバー操作部3aの外周面にその周方向に沿って取り付けられ、かつECU5のセンサ処理回路12に接続されている。そして、センサ部9は、「MIST」動作をワイパに実行させるスイッチ信号SWを出力するように構成されている。これにより、センサ部9へのタッチ操作によってセンサ信号(スイッチ信号SW)が出力される。
【0025】
(ECU5の構成)
ECU5は、マイクロコンピュータ(マイコン)10と、その周辺回路としてのスイッチ回路11,センサ処理回路12及び駆動回路13を有し、ワイパスイッチ4及びワイパ駆動機構14に接続されている。そして、ECU5は、ワイパスイッチ4によるスイッチ動作が行われた場合にスイッチ信号SW〜SWの検出有無を判定し、この判定結果に基づいてワイパ駆動機構14(ワイパ)を駆動するための制御信号C〜Cを出力するように構成されている。これにより、ワイパにおける複数の機能(「MIST」,「INT」,「LO」及び「HI」)のうち特定の機能が実行される。
【0026】
マイコン10は、CPU(Central Processing Unit:CPU),RAM(Random Access Memory:RAM)及びROM(Read Only Memory:ROM)等からなり、スイッチ回路11,センサ処理回路12及び駆動回路13に接続されている。そして、マイコン10は、スイッチ回路11からのスイッチ信号SW´,〜SW´及びセンサ処理回路12からのスイッチ信号SW´入力して駆動回路13に制御信号D〜Dを出力するように構成されている。
【0027】
スイッチ回路11は、ワイパスイッチ4及びマイコン10に接続されている。そして、スイッチ回路11は、固定接点2a〜2cからのスイッチ信号SW〜SWを入力してそのオン・オフ状態を検出し、マイコン10にスイッチ信号SW´〜SW´を出力するように構成されている。
【0028】
センサ処理回路12は、センサ部9及びマイコン10に接続されている。そして、センサ処理回路12、センサ部9らのスイッチ信号SWを入力してその静電容量の変化を検出し、マイコン10イッチ信号SW´を出力するように構成されている。
【0029】
駆動回路13、マイコン10及びワイパ駆動機構14に接続されている。そして、駆動回路13は、マイコン10からの制御信号D〜Dを入力してワイパ駆動機構14の各駆動部14a〜14d(INT駆動部14a,LO駆動部14b,HI駆動部14c及びMIST駆動部14d)を選択し、各駆動部14a〜14dに制御信号C〜Cを出力するように構成されている。
【0030】
(ワイパスイッチ装置の動作)
次に、本発明の実施の形態に係るワイパスイッチ装置の動作について説明する。
【0031】
本実施の形態に示すワイパスイッチ装置の動作は、『INT』,『LO』,『HI』及び『MIST』の各ワイパ動作であるため、これら各ワイパ動作について説明する。
【0032】
『INT』
操作者が時計回り(矢印a方向)に操作レバー3を回転操作してスイッチポジション「INT」に配置すると、ワイパスイッチ4が「INT」状態とされる。これにより、ワイパが「INT」動作を実行する。
【0033】
この場合、ECU5では、マイコン10がINT用固定接点2aからスイッチ回路11を介してスイッチ信号SWを入力すると、ワイパ駆動機構14のINT駆動部14aに駆動回路13を介して制御信号Cを出力する。このため、ワイパの間欠動作が実行される。
【0034】
『LO』
操作者が矢印a方向に操作レバー3を回転操作してスイッチポジション「LO」に配置すると、ワイパスイッチ4が「LO」状態とされる。これにより、ワイパが「LO」動作を実行する。
【0035】
この場合、ECU5では、マイコン10がLO用固定接点2bからスイッチ回路11を介してスイッチ信号SWを入力すると、ワイパ駆動機構14のLO駆動部14bに駆動回路13を介して制御信号Cを出力する。このため、ワイパの低速動作が実行される。
【0036】
『HI』
操作者が矢印a方向に操作レバー3を回転操作してスイッチポジション「HI」に配置すると、ワイパスイッチ4が「HI」状態とされる。これにより、ワイパが「HI」動作を実行する。
【0037】
この場合、ECU5では、マイコン10がLO用固定接点2cからスイッチ回路11を介してスイッチ信号SWを入力すると、ワイパ駆動機構14のHI駆動部14cに駆動回路13を介して制御信号Cを出力する。このため、ワイパの高速動作が実行される。
【0038】
『MIST』
操作者がセンサ部9をタッチ操作すると、ワイパスイッチ4が「MIST」状態とされる。これにより、ワイパが「MIST」動作を実行する。
【0039】
この場合、ECU5では、マイコン10がセンサ部9からセンサ処理回路12を介してスイッチ信号SWを入力すると、ワイパ駆動機構14のMIST駆動部14dに駆動回路13を介して制御信号Cを出力する。このため、ワイパの一往復動作が実行される。
【0040】
本実施の形態において、「MIST」動作は任意のタイミングで実行することができるため、例えば「INT」動作時にセンサ部9へのタッチ操作によってワイパが「MIST」動作が実行される。
【0041】
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
【0042】
例えば「INT」動作時にセンサ部9へのタッチ操作によってワイパ4の「MIST」動作が実行されるため、機能の変更時に従来と比較してレバー操作数を削減することができ、その変更作業を簡単に行うことができる。
【0043】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2実施の形態に係るワイパスイッチ装置につき、図3及び図4を用いて説明する。図3はレバースイッチ装置の全体を示す。図4はレバースイッチ装置の制御系を示す。図3及び図4において、図1及び図2と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0044】
図3及び図4に示すように、第2の実施の形態に示すワイパスイッチ装置21は、センサ部8に対するタッチ操作回数によって「INT」,「LO」,「HI」及び「MIST」の機能を実行させるためのスイッチ信号SW〜SWを出力するワイパスイッチ22を備えた点に特徴がある。
【0045】
このため、ワイパスイッチ22には、一定時間内にセンサ部9に対するタッチ操作回数を計数するマイコン23を有するECU24が接続されている。
【0046】
これにより、例えばセンサ部9に対するタッチ操作回数が「1」である場合には、「MIST」動作を実行させるためのスイッチ信号SWがセンサ部9から出力される。そして、ECU23では、センサ部9からのスイッチ信号SWを入力してタッチ操作回数を検出し、ワイパ駆動機構14に制御信号Cが出力される。これにより、ワイパ駆動機構14のMIST駆動部14dが制御信号Cを入力すると、ワイパの「MIST」動作が実行される。
【0047】
同様にして、例えばセンサ部9に対するタッチ操作回数が「2」である場合には、「INT」動作を実行させるためのスイッチ信号SWがセンサ部9から出力される。そして、ECU23では、センサ部9からのスイッチ信号SWを入力してタッチ操作回数を検出し、ワイパ駆動機構14に制御信号Cが出力される。これにより、ワイパ駆動機構14のINT駆動部14aが制御信号Cを入力すると、ワイパの「INT」動作が実行される。
【0048】
なお、操作レバー3は、ターンシグナルスイッチ(図示せず)を操作可能なターンレバーからなり、装置本体2に支軸3cを介して回転可能に配置されている。また、符号25はターンシグナルスイッチで、左シグナル用接点25a,右シグナル用接点25b及び可動用の接点25cを有し、スイッチ基板26と操作レバー3との間に配置されている。これにより、操作レバー3は、中立位置Oを挟んで左折指示回転位置Lと右折指示回転位置Rとの間を回転操作されると、左シグナル用接点25aと可動用の接点25cとの接触によって左折指示回転位置Lで左折指示のスイッチ動作が、また右シグナル用接点25bと可動用の接点25cとの接触によって右折指示回転位置Rで右折指示のスイッチ動作が実行される。
【0049】
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次に示す効果が得られる。
【0050】
ワイパスイッチ22に機械的な接点がないため、接触型スイッチのようには接触不良の問題がないばかりか、コストの低廉化を図ることができる。
【0051】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3実施の形態に係るワイパスイッチ装置につき、図5を用いて説明する。図5はレバースイッチ装置の全体を示す。図5において、図3と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0052】
図5に示すように、第3の実施の形態に示すワイパスイッチ装置31は、センサ部8に対するタッチ操作ポジションT〜Tに応じて「INT」,「LO」,「HI」及び「MIST」の機能を実行させるためのスイッチ信号SW〜SW(図示せず)を出力するワイパスイッチ32を備えた点に特徴がある。
【0053】
このため、ワイパスイッチ32には、センサ部9からのスイッチ信号SW〜SWに基づいてタッチ操作ポジションT〜Tの座標を検出するECU24(図4に示す)が接続されている。
【0054】
また、操作レバー3には、その外周面に円周方向に沿ってタッチ操作ポジションT〜Tが配置されている。
【0055】
これにより、例えばセンサ部9に対するタッチ操作ポジションが「T」である場合には、「MIST」動作を実行させるためのスイッチ信号SWがセンサ部9から出力される。そして、ECU24では、センサ部9からのスイッチ信号SWを入力してタッチ操作ポジションの座標を検出し、ワイパ駆動機構14に制御信号C(図示せず)が出力される。このため、ワイパ駆動機構14(図4に示す)のMIST駆動部14d(図4に示す)が制御信号Cを入力すると、ワイパの「MIST」動作が実行される。
【0056】
同様にして、例えばセンサ部9に対するタッチ操作ポジションが「T」である場合には、「INT」動作を実行させるためのスイッチ信号SWがセンサ部9から出力される。そして、ECU24では、センサ部9からのスイッチ信号SWを入力してタッチ操作回数を検出し、ワイパ駆動機構14に制御信号C(図示せず)が出力される。これにより、ワイパ駆動機構14のINT駆動部14aが制御信号Cを入力すると、ワイパの「INT」動作が実行される。
【0057】
[第3の実施の形態の効果]
以上説明した第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。
【0058】
以上、本発明のワイパスイッチ装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
【0059】
(1)上記各実施の形態では、センサ部9が静電容量式センサである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば感圧式センサであっても差し支えない。
【0060】
(2)上記各実施の形態では、自動車の座席側から見てワイパスイッチ装置1がステアリングシャフトの右側に配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ステアリングシャフトの左側にレバースイッチ装置を配置しても勿論よい。
【0061】
(3)本実施の形態では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両にも本実施の形態の場合と同様に適用可能である。
【符号の説明】
【0062】
1…ワイパスイッチ装置、2…装置本体、2a…INT用固定接点、2b…LO用固定接点、2c…HI用固定接点、3…操作レバー、3a…レバー操作部、3b…ホルダ取付部、3c…支軸、4…ワイパスイッチ、5…ECU、6…スイッチ基板、7…可動用の接点部、8…スイッチ部、9…センサ部、10…マイコン、11…スイッチ回路、12…センサ処理回路、13…駆動回路、14…ワイパ駆動機構、14a…INT駆動部、14b…LO駆動部、14c…HI駆動部、14d…MIST駆動部、21…ワイパスイッチ装置、22…ワイパスイッチ、23…マイコン、24…ECU、25…ターンシグナルスイッチ、25a…左シグナル用接点、25b…右シグナル用接点、25c…可動用の接点、26…スイッチ基板、31…ワイパスイッチ装置、32…ワイパスイッチ、SW,SW,SW,SW,SW´,SW´,SW´,SW´…スイッチ信号、C,C,C,C,D,D,D,D…制御信号、T,T,T,T…タッチ操作ポジション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に配置された装置本体と、
前記装置本体に配置され、タッチ力を検出するセンサ部を含んで前記車両のワイパに複数の機能を実行させるためのスイッチ信号を出力するワイパスイッチと、
前記ワイパスイッチに接続され、前記センサ部からのスイッチ信号を入力して前記複数の機能のうち特定の機能を前記ワイパに実行させるための制御信号を出力する制御部と
を備えたワイパスイッチ装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記特定の機能として一往復動作の機能を前記ワイパに実行させるための制御信号を出力する請求項1に記載のワイパスイッチ装置。
【請求項3】
前記装置本体は、前記車両のステアリングコラムに方向指示スイッチ用の操作レバーを介して回転可能に配置されている請求項1又は2に記載のワイパスイッチ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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