説明

ワーク搬送装置

【課題】簡易な構成で側方に十分な作業スペースを確保することができるワーク搬送装置を提供することをその課題としている。
【解決手段】ワークWを処理する複数台のワーク処理装置に対し、選択的にワークWを搬送するワーク搬送装置1であって、ワークWを載置する搬送テーブル31と、先端側で搬送テーブル31を片持ちで支持する支持アーム32と、支持アーム32の基端側を保持して搬送テーブル31を搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構33と、を備えたワーク搬送手段22の複数台が、上下に複数段となるように配設されるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを複数台のワーク処理装置に選択的に搬送するワーク搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のワーク搬送装置としてワークを載置した3個のトレイを上下に3段となるように配置し、ワークをピックアップするピックアップ位置とワークを供給する供給位置との間でワークを往復搬送するものが知られている(特許文献1参照)。このワーク搬送装置は、小幅のトレイと、小幅のトレイを覆う中幅のトレイと、中幅のトレイを覆う大幅のトレイと、がそれぞれ同一平面上に平行に延在する3本のコンベアに保持されており、各トレイの下面に位置する一対のガイドにより、それぞれスライド自在に支持されている。
【特許文献1】特開平7−307084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記構成では、内側から外側に向けてトレイの幅が広くなるため、トレイの段数を増やす度に装置の設置スペースが大きくなり、その分装置の側方に作業スペースを確保することが困難であるという問題があった。また、各トレイが下面において一対のガイドにそれぞれスライド自在に支持されているため構造が複雑となり、新たにトレイを追加することが困難であるという問題があった。
【0004】
本発明は、装置構成を単純化することができると共に、側方に十分な作業スペースを確保することができるワーク搬送装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のワーク搬送装置は、ワークを処理する複数台のワーク処理装置に対し、選択的にワークを搬送するワーク搬送装置であって、ワークを載置する搬送テーブルと、先端側で搬送テーブルを片持ちで支持する支持アームと、支持アームの基端側を保持して搬送テーブルを搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構と、を備えたワーク搬送手段の複数台が、上下に複数段となるように配設されていることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、ワーク搬送装置は、搬送テーブルを片持で支持して多段に構成しているため、段数を増やしてワーク搬送手段を追加する場合には、上下方向のスペースは増加するが、搬送テーブルの幅を広げる必要がないため、ワーク搬送装置の設置スペースが増加することがない。これにより、ワーク搬送装置の両側方に位置する複数台のワーク処理装置の設置スペースや作業スペースを十分に確保することができる。また、往復動機構に各搬送テーブルが片持ちで保持されているため、簡易な構成にすることができ、容易にワーク搬送手段を追加することができる。
【0007】
この場合、複数の往復動機構は、個別に駆動可能に構成されていることが、好ましい。
【0008】
この構成によれば、各ワーク処理装置の処理速度に応じて、ワークを遅滞無く搬送することができる。また、処理工程が前後する2つのワーク処理装置間におけるワークの搬送(往復搬送を含む)を円滑に行うことができる。また、ワーク処理装置の装置レイアウトを変えた場合にも柔軟に対応させることができる。
【0009】
この場合、搬送テーブルは、ワークを位置決め載置する位置決め機構を有していることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、ワーク処理装置に対してワークを位置決め状態で臨ませることができ、ワーク処理装置側の位置決め機構を省略することができる。例えば、ワーク処理に際し、プリアライメントおよびアライメントの手順で、ワークの位置決めを行なう場合、搬送テーブルでプリアライメントを行なうことで、ワーク処理装置側のプリアライメント機構を省略することができる。
【0011】
この場合、往復動機構は、複数のワーク処理装置の少なくとも1のワーク処理装置におけるワーク処理のための移動機構を兼ねていることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、往復動機構をワーク処理装置の機能軸として利用することができる。例えば、往復動機構をX軸テーブルとして利用すれば、ワーク処理装置ではY軸テーブルのみを使用してモールド処理や描画処理を行うことができる。
【0013】
この場合、搬送テーブルは、ワークの平面内における回転角度を可変させる回転機構を有していることが、好ましい。
【0014】
この構成によれば、搬送テーブルによりワークの回転角度補正を行うことができ、ワーク処理装置側の回転テーブルを省略することができる。
【0015】
この場合、搬送テーブルは、ワークを上下動させる上下動機構を有していることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、搬送テーブルにより、ワーク処理装置が処理を行える高さにワークを上昇させることができ、ワーク処理装置側の昇降機構を省略することができる。特に、ワークの厚みが変わった場合にも、ワークの高さ位置を上下に微調整することでき、ワーク処理装置側の機構を単純化することができる。
【0017】
本発明の他のワーク搬送装置は、ワークを処理する複数台のワーク処理装置に対し、選択的にワークを搬送するワーク搬送装置であって、ワークを載置する搬送テーブルと、搬送テーブルを搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構と、を備えたワーク搬送手段の複数台が、上下に複数段となるように配設され搬送テーブルは、ワークを位置決め載置する位置決め機構を有していることを特徴とするワーク搬送装置。
【0018】
この構成によれば、ワーク処理装置に対してワークを位置決め状態で臨ませることができ、ワーク処理装置側の位置決め機構を省略することができる。例えば、ワーク処理に際し、プリアライメントおよびアライメントの手順で、ワークの位置決めを行なう場合、搬送テーブルでプリアライメントを行なうことで、ワーク処理装置側のプリアライメント機構を省略することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るワーク搬送装置について説明する。このワーク搬送装置は、ワークを載置した搬送テーブルを上下に複数段となるように配設し、ワークを処理する複数のワーク処理装置に対し、ワークを選択的に搬送するものである。このワークは、例えば、液晶パネルとフレキシブル基板とを熱圧着により接合した状態のワークであり、複数のワーク処理装置は、このワークのフレキシブル基板の部分にコード等の個別認識用の印刷を行うと共に、液晶パネルとフレキシブル基板との接合部分に補強用のモールドを行なうようになっている。
【0020】
図1および図2は、ワーク搬送装置1を組み込んだ製造ラインの平面図および斜視図であり、製造ラインは、基台上に列をなすように配設された複数台のワーク処理装置から成るワーク処理装置群2と、ワーク処理装置群2に対し、選択的にワークWを搬送するワーク搬送装置1と、これらを統括制御する制御装置(図示省略)と、を備えている。また、ワーク搬送装置1の長手方向の両端には、複数の未処理のワークWをストックする搬入トレイ16と、処理済みの複数のワークWをストックする搬出トレイ17と、が配設されている。
【0021】
ワーク処理装置群2は、図示左側から搬送開始位置において搬入トレイ16からワーク搬送装置1にワークWを給材する給材装置11と、給材されたワークWの表面に印字処理を行う描画装置12と、表面に描画が施されたワークWを表裏反転させる反転装置13と、反転されたワークWの裏面(圧着部分)にモールド処理を行うモールド装置14と、搬送終了位置においてモールド処理が施されたワークWをワーク搬送装置1から搬出トレイ17に除材する除材装置15と、から構成されている。給材装置11および除材装置15は、いわゆるピックアンドプレース装置で構成されている。
【0022】
描画装置12は、例えばインクジェットヘッドを用いたインクジェット法により、ワークW表面にインクを吐出して製造番号やバーコード等を印字するものである。ワーク搬送装置1から導入(移載)したワークWに対し、描画装置12のインクジェットヘッドをX軸方向およびY軸方向に相対的に移動させると共に、この移動に同期してインクの吐出を行ない、ワークW表面に所望の印字処理が行なわれる。
【0023】
反転装置13は、ワーク搬送装置1上に載置されているワークWを把持し、表裏反転させた後に再びワーク搬送装置1上に載置するものであり、反転装置13に設けた把持部がワークWの表裏を水平状態で把持して上昇し、この状態で把持部を180度回転することでワークWの反転が行われる。
【0024】
モールド装置14は、ワークWの圧着部分を裏側からモールド処理して補強するものであり、いわゆるディスペンサで構成されている。ワーク搬送装置1から導入(移載)したワークWに対し、モールド装置14の塗布ノズルをX軸方向およびY軸方向に相対的に移動させると共に、この移動に同期してモールド剤の吐出を行ない、ワークW裏面に線状にモールド剤の塗着が行なわれる。そして、モールド剤の塗着の後、紫外線を照射してモールド剤を硬化させる。
【0025】
ワーク搬送装置1は、搬送開始位置近傍および搬送終了位置近傍にそれぞれ立設した一対の支柱21、21と、一対の支柱21、21に上下に3段となるように横架された3台の搬送ユニット22(ワーク搬送手段)と、を備えている。各搬送ユニット22は、ワークWを載置する搬送テーブル31と、先端側で搬送テーブル31を片持ちで支持する支持アーム32と、支持アーム32の基端側を保持して搬送テーブル31を搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構33と、を有している。
【0026】
往復動機構33は、タイミングベルトと、タイミングベルトが掛け渡された駆動プーリおよび従動プーリと、駆動プーリの駆動源となる駆動モータ(図示省略)と、を備えている。往復動機構33は、駆動プーリの回動によりタイミングベルトの片側面に固定した支持アーム32を移動させて搬送テーブル31に載置されたワークWを上記のいずれかのワーク処理装置に臨ませる構成となっている。すなわち、往復動機構33は、上記の制御装置により個々に制御されるようになっている。
【0027】
なお、上記構成に代えて、駆動モータ(図示省略)の出力軸に連結したリードねじと、リードねじに係合し、支持アーム32を介して搬送テーブル31を片持ち固定した雌ネジブロックと、リードねじに並設され、雌ネジブロックをガイドする一対のガイドレールと、で構成してもよい。この場合、駆動モータの正逆回転をリードねじに伝達することで、一対のガイドレールにガイドされて搬送テーブル31が直線上に往復動する。
また、支持アーム32を介して搬送テーブル31を片持ち固定する移動ステージと、搬送方向に延在し移動ステージを介して搬送テーブル31を移動させるリニアモータと、リニアモータに併設され、移動ステージの移動をガイドする一対のガイドレールと、から構成されるようにしてもよい。この場合、リニアモータが駆動すると、ガイドレールにガイドされて搬送テーブル31が直線上に往復動する。
【0028】
図3(a)に示すように、搬送テーブル31は、支持アーム32に支持される駆動テーブル51と、駆動テーブル51上に設置され、ワークWの平面内における回転角度を可変させる回転機構52と、回転機構52上に設置され、駆動テーブル51に対しワークWを上下動させる上下動機構53と、下方から上下動機構53に支持され、ワークWが載置される作業テーブル54と、を備えている。また、作業テーブル54上には、ワークWを位置決めする一対の位置決めプロック81、81(位置決め機構)が、対角線上に設けられている。
【0029】
上下動機構53は、回転機構52の上面と作業テーブル54の下面とを接続するパンタグラフ様の一対のリンク機構61と、制御装置の制御信号に基づいて正逆回転する昇降モータ62と、を有している。昇降モータ62にはリードねじが連結され、リードねじは一対のリンク機構61の連結ロッドに螺合している。昇降モータ62が正逆回転すると、一対のリンク機構61が上下方向に伸縮し、作業テーブル54を上下動させる。そして、上下動機構53は、ワークWがワーク処理装置の真下に位置したときに、ワーク処理装置が受け取り得る高さに作業テーブル54を上昇させ、ワークWをワーク処理装置に臨ませる。これにより、ワーク処理装置側の昇降機構を省略することができ、特にワークWの厚みが変わった場合にも、ワークWの高さ位置を上下に調整することで、ワーク処理装置側の機構を単純化することができる。なお、上記の上下動機構53に代えて、ガイドとなる固定子と、作業テーブル54を支持する可動子とから成るリニアモータ63を用いてもよい(図3(b)参照)。
【0030】
回転機構52は、上部に上下動機構53を搭載し、外周面にギア歯を形成した円筒ドラム71と、制御装置の制御信号に基づいて回転駆動する回転モータ72と、回転モータ72の出力軸と円筒ドラム71の周面に架け渡されたタイミングベルト73と、から構成されている。回転モータ72を正逆回転させ、タイミングベルト73を介して円筒ドラム71を回転させることにより、作業テーブル54を水平面内において角度回転させる。回転機構52は、ワークWがワーク処理装置の真下に位置したときに、作業テーブル54の回転角度を調整することで、ワークWの回転角度の補正を行うことができ、ワーク処理装置側の回転テーブルを省略することができる。なお、上記構成に代えてDDモータ74で駆動系を構成してもよい(図3(c)参照)。
【0031】
一対の位置決めプロック81、81は、ワークWの寸法に合わせて作業テーブル54の対角線上に配接された一対のL型ブロック等で構成され、ワークWの対角線上の二隅がL型ブロックに嵌合することで作業テーブル54に対して前後左右に位置決めが行われる。これにより、ワーク処理装置側の位置決め機構を省略することができる。例えば、ワーク処理に際し、プリアライメントおよびアライメントの手順で、ワークWの位置決めを行なう場合、搬送テーブル31でプリアライメントを行なうことで、ワーク処理装置側のプリアライメント機構を省略することができる。なお、L型ブロックは、ワークWの寸法に合わせて位置調整できるように着脱可能に構成されていることが好ましい。また、一対のL型ブロックに代えて、3本の位置決めピンを用いるようにしてもよい。
【0032】
ここで、図4の動作パターンを参照してワーク搬送装置1を組み込んだ製造ラインにおける、ワーク搬送装置1の一連の搬送動作について説明する。給材装置11、描画装置12、反転装置13、モールド装置14、除材装置15のそれぞれの処理時間は、2sec、4sec、2.5sec、4sec、2secであるが、本実施形態では、処理時間の長い描画装置12およびモールド装置14に合わせて4sec間隔でワークWの搬送が行われる。
【0033】
搬送開始位置(給材位置)に上段、中段、下段の搬送テーブル31U、31M、31Lが待機した状態から、制御装置から搬送開始指令が発令されると、給材装置11は、搬入トレイ16に保持された複数のワークWから1のワークWを上段の搬送テーブル31U上に移載する(図4(a)参照)。
【0034】
ワークWを載置した上段の搬送テーブル31Uは、制御装置の制御信号に基づいて往復動機構33が駆動することで、描画装置12に臨み、描画装置12によりワークW表面に機能液を吐出して所望の印字処理が行われる。上段の搬送テーブル31Uに載置されたワークWの印字処理が行われている間に、給材装置11により中段の搬送テーブル31MにワークWが載置される(図4(b)参照)。
【0035】
印字処理が完了した上段の搬送テーブル31Uは、反転装置13に臨み、中段の搬送テーブル31Mは描画装置12に臨み、下段の搬送テーブル31LにはワークWが給材される。上段の搬送テーブル31Uは、反転装置13により上面に載置したワークWの表裏反転が行われ、反転されたワークWは、再び搬送テーブル31Uに載置される(図4(c)参照)。
【0036】
反転処理が完了した上段の搬送テーブル31Uは、モールド装置14に臨み、中段の搬送テーブル31Mは反転装置13に臨み、下段の搬送テーブル31Lは描画装置12に臨む。上段の搬送テーブル31Uは、モールド装置14により上面に載置したワークW裏面(圧着部)に線状にモールド剤が塗着される(図4(d)参照)。
【0037】
モールド処理が完了した上段の搬送テーブル31Uは、除材装置15に臨み、中段の搬送テーブル31Mはモールド装置14に臨み、下段の搬送テーブル31Lは反転装置13に臨む。除材装置15では、搬送テーブル31からワークWが搬出トレイ17に移載される(図4(e)参照)。
【0038】
ワークWが除材された上段の搬送テーブル31Uは、ワークWの給材が行われる搬送開始位置に臨むように逆方向に移動し、中段の搬送テーブル31Mは除材装置15に臨み、下段の搬送テーブル31Lはモールド装置14に臨む(図4(f))。以上の繰り返しにより、搬出動作が行われる(図4(g)、(h))。このように、4[sec]毎に各処理装置に臨むため、タクトタイムは平均して6.6秒(4[sec]×5[工程]/3[段]=6.6[sec])になる構成となっている。なお、例えば、処理時間を最も要する描画装置12やモールド装置14などを複数台に増やすことでタクトタイムを短縮することも可能となる。また、段数を増やすことでタクトタイムを調整することが可能となる。
【0039】
以上のように、本実施形態のワーク搬送装置1によれば、搬送テーブル31を片持で支持して多段に構成しているため、段数を増やして搬送ユニット22を追加する場合には、上下方向のスペースは増加するが、搬送テーブル31の幅を広げる必要がないため、ワーク搬送装置1の設置スペースが増加することがない。これにより、ワーク搬送装置1の両側方に位置する複数台のワーク処理装置の設置スペースや作業スペースを十分に確保することができる。また、往復動機構33に各搬送テーブル31が片持ちで保持されているため、簡易な構成にすることができ、容易に搬送ユニット22を追加することができる。
【0040】
各ワーク処理装置の処理速度に応じて、ワークWを遅滞無く搬送することができる。また、処理工程が前後する2つのワーク処理装置間におけるワークWの搬送(往復搬送を含む)を円滑に行うことができる。また、装置レイアウトを変えた場合にも柔軟に対応することができる。
【0041】
さらに、往復動機構33は、ワーク処理装置のワーク処理のための移動機構を兼ねるように構成してもよい。往復動機構33をワーク処理装置の機能軸として利用することができ、例えば、往復動機構33をX軸テーブルとして利用すれば、ワーク処理装置ではY軸テーブルのみを使用してワークWにモールド処理や印字処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】ワーク搬送装置を組み込んだ液晶パネルの製造ラインの平面模式図である。
【図2】ワーク搬送装置を組み込んだ液晶パネルの製造ラインの斜視図である。
【図3】(a)は、搬送テーブルの斜視図、(b)は、リニアモータを駆動系とした上下動機構の平面図、(c)はDDモータを駆動系とした回転機構の斜視図である。
【図4】上段・中段・下段の搬送テーブルの動作パターンの説明図である。
【符号の説明】
【0043】
1…ワーク搬送装置 22…ワーク搬送ユニット 31…搬送テーブル 32…支持アーム 33…往復動機構 52…回転機構 53…上下動機構 81…位置決め機構 W…基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを処理する複数台のワーク処理装置に対し、選択的にワークを搬送するワーク搬送装置であって、
ワークを載置する搬送テーブルと、先端側で前記搬送テーブルを片持ちで支持する支持アームと、前記支持アームの基端側を保持して前記搬送テーブルを搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構と、を備えたワーク搬送手段の複数台が、
上下に複数段となるように配設されていることを特徴とするワーク搬送装置。
【請求項2】
複数の前記往復動機構は、個別に駆動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
【請求項3】
前記搬送テーブルは、前記ワークを位置決め載置する位置決め機構を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のワーク搬送装置。
【請求項4】
前記往復動機構は、前記複数のワーク処理装置の少なくとも1の前記ワーク処理装置におけるワーク処理のための移動機構を兼ねていることを特徴とする請求項3に記載のワーク搬送装置。
【請求項5】
前記搬送テーブルは、前記ワークの平面内における回転角度を可変させる回転機構を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のワーク搬送装置。
【請求項6】
前記搬送テーブルは、前記ワークを上下動させる上下動機構を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のワーク搬送装置。
【請求項7】
ワークを処理する複数台のワーク処理装置に対し、選択的にワークを搬送するワーク搬送装置であって、
ワークを載置する搬送テーブルと、前記搬送テーブルを搬送開始位置と搬送終了位置との間で往復動させる往復動機構と、を備えたワーク搬送手段の複数台が、上下に複数段となるように配設され
前記搬送テーブルは、前記ワークを位置決め載置する位置決め機構を有していることを特徴とするワーク搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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