説明

三脚ヘッド用ストップブレーキ

本発明は、三脚ヘッド1のハウジング部に設計された受け穴7に挿入される本体84,84’,84”と、三脚ヘッド1に設けられたブレーキ板11に係合するブレーキブロック82とを備える、実質的に円筒状のブレーキキャリパ8,8’,8”、及びブレーキブロック82をブレーキ板11に対し係脱するためのロック手段、を有した、三脚ヘッド1、特にフィルムカメラ又はテレビカメラのためのストップブレーキにおいて、ブレーキキャリパ8,8’,8”の本体84,84’,84”の外周部には拡張部が設けられ、その拡張部は、ブレーキブロック82がブレーキ板11に係合した状態で、受け穴7の内壁の方向に半径方向外方に撓められることを特徴としているストップブレーキに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三脚ヘッド用ストップブレーキに関し、特に請求項1の前段部分に沿った映画又はテレビカメラ用の三脚ヘッドのストップブレーキに関する。ストップブレーキは実質的に円筒形のブレーキキャリパを有し、該キャリパは、三脚ヘッドのハウジング部に形成された受け穴に挿入される本体と、三脚ヘッドに設けられたブレーキディスクに係合するブレーキブロックとを備える。ストップブレーキは更に、ブレーキブロックをブレーキディスクに対して係合・係合解除するためのロック手段を有している。
【背景技術】
【0002】
前述のタイプの三脚ヘッドはそれ自体が公知であり、互いに垂直な少なくとも2つの軸線周りでカメラを枢動させるために使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、カメラを垂直ピボット軸線周りに枢動させるためのパン装置と、水平方向に走るチルト軸線周りでカメラを傾斜するための傾斜装置とを備えた、そのような三脚ヘッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許第4009026号
【0005】
これら既知の三脚ヘッドの幾つかはカメラを様々なパン及び/又はチルト位置でロックできるストップブレーキを持っている。既知構造において、これらのストップブレーキは、三脚ヘッドのハウジング部にある受け穴に挿入可能なブレーキキャリパを備える。ロックネジによりブレーキキャリパはブレーキ板と係合したり、ブレーキ板から係合解除することもできる。
【0006】
しかしながら使用される部品の寸法公差により、従来のストップブレーキ、特にブレーキキャリパとハウジング部の受け穴間には遊びが存在する。その結果、ストップブレーキが定位置にロックされた時でさえも、カメラが僅かに振動する可能性がある。これは、カメラの使用中において厄介な作用を持つことにもなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、可能な限り遊びを小さくして所望のパン位置及び/又はチルト位置にカメラをロックすることができるカメラ三脚ヘッド用ストップブレーキを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、請求項1に記載のカメラ三脚ヘッドのためのストップブレーキによって達成される。
【0009】
その結果として、ブレーキキャリパ本体の外周領域に設けられるのが、ブレーキブロックがブレーキ板と係合する際に、受け穴の内壁に対し半径方向外側に撓められる拡張部である。
【0010】
受け穴の内壁に対するブレーキキャリパの拡張部のこの撓みにより、ブレーキキャリパ本体の外周は受け穴の内壁に確実に押圧されることになり、ブレーキキャリパと受け穴の間の遊びを無くしたり、少なくとも回避することになる。
【0011】
好適なオプション機能は従属項に記載される。
【0012】
ブレーキブロックをブレーキ板に係合した状態での拡張部の半径方向撓みは、互いに対して可動な2つの相補的楔面があることで好適な状態で発生する。
【0013】
ブレーキブロックをブレーキ板に係合させたり、同ブロックをブレーキ板から係合解除するためのロック手段は、ブレーキキャリパの本体に形成された雌ネジに協働する雄ネジを持ったロックネジであることが好ましい。ロックネジを締め付けた時、ブレーキキャリパはブレーキ板に対して締め付けられる。この場合、ロックネジの雄ネジとブレーキキャリパの本体にある雌ネジは、互いに対し可動なる2つの相補的楔面を構成し、これらがブレーキキャリパの拡張部の半径方向撓みをもたらすことになる。
【0014】
拡張部の形状に関しては、該拡張部をブレーキキャリパの本体と一体の部品とし、ブレーキブロックはブレーキ板と係合した際に、受け穴の内壁に対して少なくとも部分的に広げられようにすることが可能である。ブレーキキャリパの拡張部のこの拡がりによって、ブレーキキャリパは受け穴内で楔留め状態となる。この場合において、拡張部としてのブレーキキャリパの本体は、例えば、ブレーキキャリパがブレーキ板に係合した際に受け穴の内壁に対し撓められる、少なくとも1つのローブを備えても良い。
【0015】
しかしながら、これとは別に、拡張部はブレーキキャリパの本体の外周に配置される別個の拡張要素であっても良い。例えば、拡張要素として、ブレーキキャリパの本体の外周周りに配置される別個の拡張リングを使用することも可能である。又、ブレーキキャリパの本体の外周の拡張要素として、少なくとも1つの可動な楔要素を配置しても良い。双方の場合では、ブレーキブロックをブレーキ板に係合した状態での拡張部の半径方向撓みは又、一方が拡張要素に形成され、他方がブレーキキャリパの本体に形成され、かつ互いに対して可動な2つの相補的楔面によって発生することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】三脚ヘッドと、それに載置されるカメラとを備えたカメラ三脚の図である。
【図2】本発明によるストップブレーキの第1の好適実施形態の分解図である。
【図3】図2のストップブレーキの断面図である。
【図4】図2のストップブレーキのブレーキキャリパの斜視図、正面図、及び断面図である。
【図5】ストップブレーキのネジ部に作用する力を示した図である。
【図6】本発明の第2の好適実施形態によるストップブレーキのブレーキキャリパと拡張リングの斜視図である。
【図7】本発明の第2の好適実施形態によるストップブレーキの断面図である。
【図8】本発明の第3の好適実施形態によるストップブレーキのブレーキキャリパと2つの拡張要素の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜図5は発明によるストップブレーキの第1の好適実施形態を示している。図6は、第2の好適実施形態を示している。
【0018】
図1はフィルムカメラ2のための三脚ヘッド1を示している。三脚ヘッド1は三脚3に取り付けられ、パン装置4とチルト装置5を有している。パン装置4によってカメラ2は垂直枢軸線L周りで枢動でき、チルト装置5により水平方向に走る傾斜軸線A周りで傾斜することができる。
【0019】
このため、チルト装置5は基本的に、傾斜軸線A周りで傾斜可能なロータ6と三脚3に接続されたステータ(図示せず)とから成る。ロータ6は、支持プラットフォーム31に接続される。一方でカメラ2は、調整装置33を使用する支持プラットホーム31内で可動なるスライド機構32上に着座する。三脚ヘッド1はハンドル34により、水平な傾斜軸線A周りで傾斜可能であると共に、垂直な枢動軸線L周りで枢動可能となっている。
【0020】
参照記号Sはカメラ2の重心を表す
【0021】
その際、如何なる所望の傾斜位置にカメラ2をロックできるようにするため、チルト装置5ストップブレーキを備えるが、その詳細について図2〜図5を参照して以下に説明する。
【0022】
冒頭に、チルト装置5のハウジング上又はその内部にあるストップブレーキとその機構の構成部品を図2の分解図に示す。同図は、ブレーキキャリパ8の受け穴7を形成するロータ6のハウジング側部分を示している。また、ロックネジ9、円筒ピン10、ブレーキ板11も図示されている。
【0023】
図3は、ロータ6のハウジング側部分におけるストップブレーキの装着状態を示している。ブレーキキャリパ8が、ロータ6のハウジング側部分にある受け穴7に挿入されている。円筒ピン10がブレーキキャリパ8の受け穴7内での回転を防止する。ブレーキキャリパ8は、ロックネジ9の雄ネジ9に協働する雌ネジ81を備える。ブレーキ板11は、ロックネジ9の内端とブレーキキャリパ8の一部であるブレーキブロック82との間に着座する。ロックネジ9を締付けることでブレーキブロック82がブレーキ板11に向けて引き付けられ、ロータ6、ひいてはカメラ2を所望のチルト位置にロックする。
【0024】
図4から特に明らかなように、ブレーキキャリパ8は基本的に円筒状部品として構成される。ブレーキキャリパ8は軸線方向第1の端部に、円筒状ブレーキキャリパ8の底面を成す前記ブレーキブロック82を備える。ブレーキブロック82に隣接するのはブレーキ板11を受容する間隙83である。
【0025】
軸線方向において間隙83の他方の側に続くのがブレーキキャリパ8の本体84である。本体84は、ロータ6のハウジング側部分にある受け穴7に挿入されるブレーキキャリパ8部分である。本体84に形成される貫通穴は本実施形態では円筒状ブレーキキャリパ8の中心線から僅かに偏心して配置され、雌ネジ81が設けられる。本体84と雌ネジ81は間隙83からブレーキキャリパ8の軸線方向他端へと延びる。
【0026】
発明によれば、ブレーキキャリパ8の本体84は、ブレーキキャリパ8と受け穴7との間に如何なる間隙も生じないか、或いは少なくとも減じられるように形成される。このためブレーキキャリパ8の本体84は、ブレーキキャリパ8の円周方向においてキャリパ部87と結合する2つのローブ85、86を有して形成される。この場合、キャリパ部87に対しローブ85、86が確実に半径方向に撓むことができるように、ローブ85、85同士は、比較的薄い壁部分又は陥没部88、89を介して本体84のキャリパ部87に結合される。それらの部分としては、ローブ85、86は軸線方向に走る拡張開口部90を介して夫々お互いから分離されており、ローブ85、86の可動性を可能にし、結果として本体84が受け穴7(図3参照)の内壁に対し半径方向外方へ拡張するのを可能にしている。これに関しては、ブレーキキャリパ8の部分である2つのローブ85、86がブレーキキャリパ8の本体84の外周域における拡張部を構成する。
【0027】
ロックネジ9を締め付けつけることでブレーキキャリパ8のブレーキブロック82がブレーキ板11に対し締め付けられる。その過程でブレーキキャリパ8の本体84が半径方向に広がる。ロックネジ9を締め付けた際の本体84の半径方向の拡張を更に詳しく説明するため、ロックネジ9・ブレーキキャリパ8間の螺合に作用する力について図5を参照して説明する。
【0028】
図5は、ブレーキキャリパ8の本体84の貫通穴に形成された雌ネジ81と係合するロックネジ9上の雄ネジ91を示した図3の細部を示している。ロックネジ9の締め付けにより、雌ネジ81と雄ネジ91の各ネジ山側面は、側面に対して垂直な方向の力Fを以て互いに対し圧迫される。この力Fは、軸線方向成分Faと半径方向成分Frを有する。ブレーキキャリパ8の本体84の全周に亘って作用するこの半径方向成分Frは、拡張部84の可動ローブ85、86を、ロータ6のハウジング側部分における受け穴7の壁面に対し半径方向外方に圧迫することになる。ブレーキキャリパ8の本体84のこの拡張によって、ブレーキキャリパ8は受け穴7内で楔留めされる。
【0029】
要約すると、第1実施形態においては、雄ネジ91と雌ネジ81によって形成された相補的楔面同士の協働により、ブレーキキャリパ8の受け穴7の内壁に対する半径方向撓みが生じるということができる。
【0030】
図6〜図8は発明によるストップブレーキの第2の好適実施形態を示している。
【0031】
図6は、第2の実施形態によるストップブレーキのブレーキキャリパ8’を示している。第1実施形態のブレーキキャリパ8と同様に、ブレーキキャリパ8’も又、ブレーキブロック82’と本体84’を備え、それらは又、ブレーキ板11を受けるべく、円筒状ブレーキキャリパ8’の軸線方向において間隙83’を介して互いから隔てられている。図6から明らかなように、ブレーキキャリパ8’の本体84’は、ブレーキブロック82’から離れる方向に向いたブレーキキャリパ8’の端部に向けてテーパ付けられ、楔面19を成している。
【0032】
ロータ6のハウジング側部分におけるブレーキキャリパ8’と拡張リング20の配置を図7と図8に示す。ここでは、本実施形態においてブレーキキャリパ8’は又、ロックネジ9の雄ネジ91と協働する雌ネジ81を有することが明白となっている。ブレーキ板11は、ロックネジ9の内端とブレーキブロック82’の間に着座する。ロックネジ9を締付けると、ブレーキブロック82’がブレーキ板11に向かって引き付けられ、ロータ6、ひいてはカメラ2を所望のチルト位置にロックすることになる。
【0033】
第2実施形態は特に、ブレーキブロック82’がブレーキ板11に係合した際に"受け穴7の内壁に向かって半径方向外方に撓められる拡張部がブレーキキャリパ8’と一体部品ではなく、別個の拡張リング20から形成されているという点で第1実施形態と異なる。
【0034】
拡張リング20は、実質的に円筒状の外周面と、相補的楔面21を形成して面19を楔留めする円錐状に形成された内周面とを備える。本実施形態においては、拡張リング20は更に半径方向に走るスロット22を備え、その変形を容易にしている。
【0035】
第1実施形態の場合とは違って、拡張部の半径方向撓みに関与する楔面は、ロックネジ9・ブレーキキャリパ8’間の螺合によっては形成されず、ブレーキキャリパ8’の本体84’の外周又は拡張リング20の内周にある相補的楔面19、20によって形成される。
【0036】
第2実施形態でも又、ロックネジ9が締め付けられた時、ブレーキ板11に対してブレーキキャリパ8’のブレーキブロック82が締め付けられる。ブレーキキャリパ8’の本体84は、図7及び図8では右方に引かれる。ブレーキキャリパ8’の本体84’の外周又は拡張リング20の内周における相補的楔面19、21は従って、これら楔面19,21(図8)に垂直な力Fを以て互いに対し圧迫される。この力Fは軸線方向成分Faと半径方向成分Frを有する。拡張リング20のために受け穴7にはストッパ61が形成されるため、同リングは軸線方向に更に移動することはできず、2つの相補的楔面19、21によりロータ6のハウジング側部分にある受け穴7の壁面に対し半径方向外方に押される。その結果、ブレーキキャリパ8’は受け穴7の中で楔留めされることになる。
【0037】
このようにして、同等の効果が第1実施形態と同様に達成され、ブレーキキャリパ8’受け穴7の間には如何なる遊びも回避されるか、或いは少なくとも低減される。
【0038】
図9は発明の第3実施形態によるストップブレーキのブレーキキャリパ8’を示している。第3実施形態は、拡張リング20の代わりに2つの楔要素が設けられるという点において図6〜図8に示す第2実施形態と異なる。その結果、楔要素24の斜面25と協働するブレーキキャリパ8”の本体84”の2つの斜面23が相補的楔面として提供される。
【0039】
本発明はここに記載した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、添付された特許請求の範囲の中で変更可能である。
【0040】
即ち、特定のパン位置でカメラをロックするべく、ストップブレーキをチルト装置5の代わりに三脚ヘッド1のパン装置4に設けることも可能である。
【0041】
上述した第1実施形態では、60度の逃げ角を持つメートルネジ81、91が使用されている。従って、図5から明らかなように、側面力Fの半径方向成分Frは軸線方向成分Faよりも小さい。これに替わる形で、45度の逃げ角を採用しても良い。この場合には半径方向成分も軸線方向成分も同じ大きさになることになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
三脚ヘッド(1)のハウジング部に形成された受け穴(7)に挿入される本体(84,84’,84”)と、三脚ヘッド(1)に設けられたブレーキ板(11)に係合するブレーキブロック(82)とを備える、実質的に円筒状のブレーキキャリパ(8,8’,8”)と、
前記ブレーキブロック(82)を前記ブレーキ板(11)に係合したり前記ブレーキブロック(82)を前記ブレーキ板(11)から係合解除するためのロック手段と、
を有した、三脚ヘッド(1)、特にフィルムカメラ又はテレビカメラのためのストップブレーキにおいて、
前記ブレーキキャリパ(8,8’,8”)の本体(84,84’,84”)の外周部には、前記ブレーキブロック(82)が前記ブレーキ板(11)に係合した際に、前記受け穴(7)の内壁に対して半径方向外方に撓められる拡張部が設けられることを特徴とするストップブレーキ。
【請求項2】
前記ブレーキブロック(82)がブレーキ板(11)に係合した状態での前記拡張部の半径方向撓みは、互いに対して可動なる2つの相補楔面によって発生することを特徴とする請求項1に記載のストップブレーキ。
【請求項3】
前記ロック手段は、前記ブレーキキャリパ(8,8’,8”)の本体(84,84’,84”)に形成された雌ネジ(81)に協働する雄ネジ(91)を持ったロックネジ(9)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のストップブレーキ。
【請求項4】
前記ロックネジ(9)の前記雄ネジ(91)と、前記ブレーキキャリパ(8)の本体(84)の雌ネジ(81)とで前記2つの相補楔面を構成することを特徴とする請求項2又は3に記載のストップブレーキ。
【請求項5】
前記拡張部は、前記ブレーキブロック(82)がブレーキ板(11)に係合した際に、前記受け穴(7)の内壁に対して少なくとも部分的に広げられる、前記ブレーキキャリパ(8)の本体(84)と一体を成す部品であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のストップブレーキ。
【請求項6】
前記拡張部としての前記ブレーキキャリパ(8)の本体(84)は、ブレーキ板(11)にブレーキキャリパ(8)が係合した際に受け部(7)の内壁に対し撓むことができる少なくとも1つのローブ(85,86)を有することを特徴とする請求項5に記載のストップブレーキ。
【請求項7】
前記拡張部は、前記ブレーキキャリパ(8’,8”)の本体(84’,84”)の外周に配置された別個の拡張要素であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のストップブレーキ。
【請求項8】
前記ブレーキキャリパ(8’)の本体(84’)の外周周りに配置される前記拡張要素として、拡張リング(20)が設けられることを特徴とする請求項7に記載のストップブレーキ。
【請求項9】
前記ブレーキキャリパ(8”)の本体(84”)の外周に配置された前記拡張要素として、少なくとも1つの楔要素(24)が設けられることを特徴とする請求項7に記載のストップブレーキ。
【請求項10】
前記ブレーキブロック(82’,82”)がブレーキ板(11)に係合した状態での前記拡張部の半径方向撓みは、一方(21,25)が前記拡張要素に形成され、他方(19,23)がブレーキキャリパ(8’,8”)の本体(84’,84”)に形成される2つの相補楔面によって発生することを特徴とする請求項7〜9の1つに記載のストップブレーキ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a)】
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【図6b)】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−510595(P2012−510595A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−538913(P2011−538913)
【出願日】平成21年9月23日(2009.9.23)
【国際出願番号】PCT/EP2009/062321
【国際公開番号】WO2010/063501
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(511133554)カメラ ダイナミクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (1)
【Fターム(参考)】