不連続受信を伴うアップリンクタイミング同調のためのシステムおよび方法
【課題】不連続受信を伴うアップリンクタイミング同調のためのシステムおよび方法の提供。
【解決手段】サウンディング参照信号伝送を制御するためのシステムおよび方法を提供する。ユーザ機器が、アップリンクデータ伝送に先立ちサウンディング参照信号を伝送し始め、次いで、アップリンクデータ伝送の完了後にサウンディング参照信号の伝送を中断する。一実施形態において、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することとを含む。
【解決手段】サウンディング参照信号伝送を制御するためのシステムおよび方法を提供する。ユーザ機器が、アップリンクデータ伝送に先立ちサウンディング参照信号を伝送し始め、次いで、アップリンクデータ伝送の完了後にサウンディング参照信号の伝送を中断する。一実施形態において、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することとを含む。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
従来の無線電気通信システムでは、基地局における伝送機器が、セルとして知られている地理的領域の全体を通して信号を伝送する。技術が発達するにつれて、以前は可能ではなかったサービスを提供することができる、より高度なネットワークアクセス機器が導入されてきた。この高度なネットワークアクセス機器は、例えば、基地局よりもむしろ強化ノードB(eNB)と、従来の無線電気通信システムにおける同等の機器よりも高度に発達した他のシステムおよびデバイスとを含む場合がある。そのような高度または次世代機器は、典型的には、ロングタームエボリューション(LTE)機器と呼ばれる。LTE機器については、無線デバイスが電気通信ネットワークへのアクセスを獲得することができる領域は、「ホットスポット」等の「セル」以外の名前で呼ばれる場合がある。本明細書で使用されるように、「セル」という用語は、無線デバイスが従来のセルラーデバイスであるか、LTEデバイスであるか、または何らかの他のデバイスであるかどうかにかかわらず、無線デバイスが電気通信ネットワークへのアクセスを獲得することができる、任意の領域を指すために使用される。
【0002】
電気通信ネットワークでユーザによって使用される場合があるデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、手持ち式コンピュータ、携帯用コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、および同様のデバイス等の携帯端末と、住居用ゲートウェイ、テレビ、セットトップボックス、および同等物等の固定端末との両方を含むことができる。そのようなデバイスは、本明細書ではユーザ機器またはUEと呼ばれる。
【0003】
無線通信システムでは、ネットワークアクセス機器(例えば、eNB)からUEへの伝送は、ダウンリンク伝送と呼ばれる。UEからネットワークアクセス機器への通信は、アップリンク伝送と呼ばれる。無線通信システムは、概して、継続的通信を可能にするために、タイミング同期の維持を必要とする。アップリンク同期の維持は、UEに常に伝送するデータがあるとは限らない場合があることを考慮すると、スループットを無駄にする、および/またはUEの寿命を減少させる、問題があるものとなり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法を提供する。
【0005】
別の広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0006】
別の広い側面によれば、本願は、受信モジュールと、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を生成し続ける、アップリンク信号生成モジュールと、アップリンクデータを伝送するように、およびアップリンク信号生成モジュールによって生成されるアップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールとを備えている、ユーザ機器を提供する。
【0007】
別の広い側面によれば、本願は、スケジューリング要求が送信される時にオン持続時間を開始することと、オン持続時間中にSRS伝送を送信することと、オン持続時間の満了後にSRS伝送を中断することとを含む、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送のための方法を提供する。
【0008】
別の広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0009】
別の広い側面によれば、本願は、受信モジュールと、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を生成し続ける、アップリンク信号生成モジュールと、アップリンクデータを伝送するように、およびアップリンク信号生成モジュールによって生成されるアップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールとを備えている、ユーザ機器を提供する。
【0010】
別の広い側面によれば、本願は、次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、元データ伝送の前からアップリンク参照信号を伝送することを含む、方法を提供する。
【0011】
別の広い側面によれば、本願は、その後にアップリンク参照信号伝送が停止される、元データ伝送の完了まで、元データ伝送の前からアップリンク参照信号を伝送することと、再伝送が必要な場合に、再伝送の前にアップリンク参照信号伝送を再開し、その後にSRS伝送が停止される、再伝送の完了まで継続することとを含む方法を提供する。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法であって、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、方法。
(項目2)
オン期間およびオフ期間を有するように、前記ユーザ機器の中の受信機を制御することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、該アップリンク伝送リソースの要求を伝送すること、および前記アップリンクデータを伝送することは、両方とも該受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、前記受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるように前記ユーザ機器を構成する信号伝達を受信することをさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することをさらに含み、
前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンク伝送に関して少なくとも1つの再伝送を行うことと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンク伝送に関する少なくとも1つの再伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することをさらに含み、
前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含み、
前記方法はさらに、
アップリンク伝送に関して再伝送を行うことと、
再伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
再伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
アップリンクデータ伝送を行うためにアップリンクリソースの付与を示す信号伝達を受信することと、
信号伝達を受信した後に非活動タイマを起動することと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、非活動タイマが期限切れになるまでアップリンク参照信号伝送を継続することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記アップリンクデータの受信の開始後の次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を用いて、該アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することをさらに含む、項目1−7のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することは、アップリンク伝送リソースの要求を伝送した直後に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最初のアップリンク参照信号伝送機会に、アップリンク参照信号伝送を開始することを含む、項目1−3、7のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、以前に割り当てられた半持続的リソースを用いて、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、競合ベースのアクセスチャネルを用いて、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することをさらに含む、項目1−11のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信することと、
該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、
該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することと
をさらに含み、該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することとは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致するアップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会に対し、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む信号伝達を受信することであって、前記情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、ことと、
可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、該伝送機会の定義に従い、かつ該最小期間を条件として参照信号伝送を伝送することと
をさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目15)
各参照信号は、サウンディング参照信号である、項目1−14のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体。
(項目17)
受信モジュールと、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号を生成し続けるアップリンク信号生成モジュールと、
該アップリンクデータを伝送するように、および該アップリンク信号生成モジュールによって生成される該アップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールと
を備えている、ユーザ機器。
(項目18)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目17に記載のユーザ機器。
(項目19)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送または任意の関連再伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目17に記載のユーザ機器。
(項目20)
前記アップリンク信号生成モジュールは、非活動タイマの満了までアップリンク参照信号を生成し続ける、項目17に記載のユーザ機器。
(項目21)
ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送のための方法であって、
スケジューリング要求が送信される時にオン持続時間を開始することと、
該オン持続時間中にアップリンク参照信号伝送を送信することと、
該オン持続時間の満了後に該アップリンク参照信号を中断することと
を含む、方法。
(項目22)
前記オン持続時間は、DRXサイクルの一部である、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記DRXサイクルは、接続モードで発生する、項目22に記載の方法。
(項目24)
オン期間およびオフ期間を有するように前記ユーザ機器の中の受信機を制御することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、該アップリンク伝送リソースの要求を伝送すること、および前記アップリンクデータを伝送することは、両方とも該受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる、項目21−23のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、前記受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるように前記ユーザ機器を構成する信号伝達を受信することをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、アップリンクデータ伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンク伝送に関して少なくとも1つの再伝送を行うことと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、前記アップリンク伝送に関する少なくとも1つの再伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、アップリンクデータ伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、方法であって、
前記方法はさらに、
アップリンク伝送に関して再伝送を行うことと、
再伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
再伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
アップリンクデータ伝送を行うためにアプリンクリソースの付与を示す信号伝達を受信することと、
該信号伝達を受信した後に非活動タイマを起動することと、
アップリンクデータ伝送を行うことに先立ち、かつ、該非活動タイマが期限切れになるまで、アップリンク参照信号伝送を継続することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を用いて、アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することをさらに含む、項目21−29のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータを伝送するようにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、
該アップリンク伝送リソースの要求を伝送した直後に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最初のアップリンク参照信号伝送機会にアップリンク参照信号伝送を伝送することを開始することによって、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと
をさらに含む、項目21−24、29のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、以前に割り当てられた半持続的リソースを使用して、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、競合ベースのアクセスチャネルを使用して、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目31に記載の方法。
(項目34)
アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することをさらに含む、項目21−33のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信することと、
該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、
該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することと
をさらに含み、該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することとは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致するアップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会に対し、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することを含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む信号伝達を受信することであって、前記情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、ことと、
可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、該伝送機会の定義に従い、かつ、該最小期間を条件として、参照信号伝送を伝送することと
をさらに含む、項目34に記載の方法。
(項目37)
各参照信号は、サウンディング参照信号である、項目21−36のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体。
(項目39)
受信モジュールと、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、該アップリンクデータの伝送の完了まで該アップリンク参照信号を生成し続けるアップリンク信号生成モジュールと、
該アップリンクデータを伝送するように、および該アップリンク信号生成モジュールによって生成される該アップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールと
を備えている、ユーザ機器。
(項目40)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送中に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目39に記載のユーザ機器。
(項目41)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送または任意の関連再伝送中に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目39に記載のユーザ機器。
(項目42)
前記アップリンク信号生成モジュールは、非活動タイマの満了までアップリンク参照信号を生成し続ける、項目39に記載のユーザ機器。
(項目43)
元データ伝送の前から次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、アップリンク参照信号を伝送することを含む、方法。
(項目44)
元データ伝送の前から該元データ伝送の完了までアップリンク参照信号を伝送することであって、該元データ伝送の完了後にアップリンク参照信号伝送が停止される、ことと、
再伝送が必要な場合に、アップリンク参照信号伝送を、該再伝送の前に再開し、かつ、該再伝送の完了まで継続することであって、該再伝送の完了後にSRS伝送が停止される、ことと
を含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示をより完全に理解するために、添付の図面および発明を実施するための形態と併せて理解される、以下の簡単な説明を参照し、類似参照数字は、類似部品を表す。
【図1】図1は、本開示の実施形態によるセルラーネットワークの説明図である。
【図2】図2は、本開示の実施形態によるセルラーネットワークにおけるセルの説明図である。
【図3】図3は、可能なアップリンク伝送チャネルの説明図である。
【図4】図4は、タイミング図である。
【図5】図5は、アップリンク参照信号伝送の方法の実施例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、アップリンク参照信号タイミングの実施例を示す、タイミング図である。
【図7】図7は、UEによるアップリンク参照信号伝送の方法のフローチャートである。
【図8】図8は、図7の方法に対応するネットワークアクセス機器における方法のフローチャートである。
【図9】図9は、UEの中のモジュールの例示的略図である。
【図10】図10は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイスを含む、無線通信システムの略図である。
【図11】図11は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイスのブロック図である。
【図12】図12は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイス上で実装され得る、ソフトウェア環境の略図である。
【図13】図13は、本開示の一実施形態による、例示的な汎用コンピュータである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
最初に、本開示の1つ以上の実施形態の例証的実装を以下で提供するが、開示されたシステムおよび/または方法は、現在既知であるか、または既存であるかにかかわらず、任意の数の技法を使用して実装され得ることを理解されたい。本開示は、本明細書で例証および説明される例示的設計および実装を含む、以下で例証される例証的実装、図面、および技法に決して限定されるべきではないが、同等物の全範囲とともに、添付の請求項の範囲内で修正され得る。図1は、本開示の実施形態による例示的セルラーネットワーク100を図示する。セルラーネットワーク100は、複数のセル1021、1022、1023、1024、1025、1026、1027、1028、1029、10210、10211、10212、10213、および10214(まとめてセル102と呼ばれる)を含み得る。当業者に明白であるように、セル102の各々は、ネットワークアクセス機器(例えば、eNB)からの通信を通してセルラーネットワーク100のセルラーサービスを提供するためのサービスエリアを表す。セル102は、非重複サービスエリアを有するものとして描写されているが、当業者であれば、セル102のうちの1つ以上が、隣接セルと部分的に重複する範囲を有し得ることを認識するであろう。加えて、特定数のセル102が描写されているが、当業者であれば、より多いまたは少ない数のセル102がセルラーネットワーク100に含まれ得ることを認識するであろう。
【0014】
1つ以上のUE10が、セル102の各々に存在し得る。1つだけのUE10が描写されており、1つだけのセル10212に示されているが、複数のUE10がセル102の各々に存在し得ることが、当業者に明白となるであろう。セル102の各々におけるネットワークアクセス機器20は、従来の基地局の機能と同様の機能を果たす。すなわち、ネットワークアクセス機器20は、電気通信ネットワークにおけるUE10と他の構成要素との間の無線リンクを提供する。ネットワークアクセス機器20は、セル10212のみに示されているが、ネットワークアクセス機器は、セル102の各々に存在し得ることを理解されたい。
【0015】
図2は、セル10212のより詳細な図を描写する。セル10212におけるネットワークアクセス機器20は、送信器27、受信機29、および/または他の周知の機器を介して、通信を推進し得る。同様の機器が、他のセル102に存在する場合がある。複数のUE10が、他のセル102の場合のように、セル10212に存在する。本開示では、セルラーシステムまたはセル102は、信号の伝送等のあるアクティビティに従事するものとして説明されているが、当業者にとって容易に明白となるように、これらのアクティビティは、実際には、セルを含む構成要素によって行われる。
【0016】
各セルでは、ネットワークアクセス機器20からUE10への伝送は、ダウンリンク伝送と呼ばれ、UE10からネットワークアクセス機器20への伝送は、アップリンク伝送と呼ばれる。UEは、セルラーネットワーク100を使用して通信し得る、任意のデバイスを含み得る。例えば、UEは、携帯電話、ラップトップコンピュータ、ナビゲーションシステム、または、セルラーネットワーク100を使用して通信し得る、当業者に公知である任意の他のデバイス等の、デバイスを含み得る。
【0017】
アップリンクチャネルの実施例の形式が、図3で概略的に示されている。伝送は、いくつかの異なる帯域幅(例えば、1.25、5、15、または20MHz)のうちの1つとなり得る。時間領域では、アップリンクは、フレーム、サブフレーム、およびスロットに分けられる。各スロット201(スロット2011、2012、...、20119、20120、まとめてスロット201として示される)は、7つの直交周波数分割多重(OFDM)記号203で構成されている。2つのスロット201は、サブフレーム205(サブフレーム2051、2052、...、20510、まとめてサブフレーム205と呼ばれる)を構成する。フレームは、10個の連続サブフレームの集合である。サブフレーム205の正確な詳細は、正確な実装に応じて変動し得るため、以下の説明は一例のみとして提供される。UEは、2つ以上のUEが同時に伝送し得るように、一定振幅およびゼロ自己相関シーケンス(CAZAC)を使用して伝送する。復調(DM)参照記号(RS)が、各スロットの第4の記号209の上に置かれ、制御チャネル211が、周波数帯の極めて外側の縁の上の少なくとも1つのリソースブロックによって取り込まれる。
【0018】
チャネル品質評価のためのアップリンク参照信号伝送機会、および/またはタイミング整合(例えば、SRS(サウンディング参照信号))伝送機会が、各サブフレーム205のどこかに存在し得、初めまたは終わりに存在する可能性が高い。それぞれのそのような伝送機会は、リソースブロックと同じ周波数帯域幅に対応する、12の副搬送波のいくつかのブロックに分けられる。UEは、選択される伝送帯域幅に応じて、これらの周波数ブロックのうちの1つまたは全てを使用し得る。UEはまた、1つ以上の多重ブロックで1つおきの副搬送波を使用し得る。図示した実施例では、SRSは、サブフレーム2051およびサブフレーム20119の第1の記号207で示されている。図3はまた、物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)211が、時間および周波数のどこに置かれるかも示す。制御信号伝達は、PUCCHで行われる。一実施形態では、システムは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)/否定応答(NACK)フィードバックを実装する。ACKまたはNACKは、eNBから伝送されたパケットがUEで受信されたかどうかを示すように、PUCCH211上でUEによってeNBに送信される。物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)が、ユーザデータを送信するために使用される。
【0019】
上記のアップリンクチャネルの説明は、アップリンクチャネルの1つの実装である。他のアップリンクチャネル構成が使用され得、アップリンク参照信号伝送(例えば、SRS)は、必ずしも指定の時間間隔(例えば、スロット)の開始または終了時だけでなく、アップリンクメッセージの任意の部分の間に送信されることが理解されるであろう。
【0020】
アップリンク同期を維持するために、ネットワークアクセス機器20(図1に示される)が、UE10から送信される信号を分析することによって、アップリンクチャネル条件を計算することが望ましい。ネットワークアクセス機器20とUE10との間で送信される信号の1つの可能なタイミング図を図4に示す。この実施形態では、ネットワークアクセス機器20は、アップリンク参照信号伝送命令メッセージ241の使用を通して、アップリンク参照信号伝送(例えば、SRS)を送信する時をUE10に命令する。アップリンク参照信号伝送命令メッセージ241は、種々の命令のうちのいずれか1つを含み得る。例えば、ネットワークアクセス機器20は、一定の速度で、またはネットワークアクセス機器20に対するUE10の速度に応じてバーストで、参照信号伝送を送信するように、参照信号伝送命令メッセージ241を介してUE10に命令し得る。応答243において、UE10は、ネットワークアクセス機器20の命令に従って参照信号伝送(例えば、SRS)を送信し得る。
【0021】
UEのバッテリ電力を節約するために、UEは、不連続受信(DRX)で動作し得る。典型的には、UEは、反復様式で、その受信能力をオンおよびオフにする。ネットワークは、DRX挙動を認識し、受信能力がオンである期間中に、UEへの伝送を行う。オン期間がオフ期間が続く、これが、DRXサイクルである。
【0022】
接続モードのDRXは、ネットワークによって構成される。構成の一部は、DRXサイクルオン持続時間、非活動タイマー、およびHARQタイマーの設定である。オン期間(受信機がオンであり、それぞれオン持続時間によって指定される長さを有する期間)の間、UEは、可能なダウンリンクおよびアップリンク伝送の割付について、PDCCH(パケットデータ制御チャネル)または構成されたリソースを監視する。PDCCHの復号が成功すると、非活動タイマーが起動される。オン期間の終了時に、UEは、DRX構成に従って休止状態に戻り得る。
【0023】
(アップリンク伝送に先立つアップリンク参照信号の伝送)
いくつかの実施形態では、UEは、送信するアプリンクデータがあることを決定するまでアップリンク参照信号を伝送しない。そのような決定を行うと、UEは、例えば、アップリンク伝送の開始のわずか前に、およびアップリンク伝送中に、アップリンク伝送に先立ちアップリンク参照信号を伝送する。次いで、UEは、アップリンク伝送の完了後にアップリンク参照信号の伝送を停止する。図5を参照して、方法のフローチャートを説明する。方法は、ブロック5−1でオン期間およびオフ期間を有するように、ユーザ機器の中の受信機を制御することから始まる。これらのオン期間およびオフ期間は、大部分が周期的であるか、またはいくつかの実施形態で大部分が周期的であり得るが、より一般的には、必ずしも周期的である必要はないことに留意されたい。方法は、ブロック5−2で、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送の開始を続ける。方法は、アップリンク参照信号伝送を開始した後に、ブロック5−3において、ユーザ機器でアップリンクデータの伝送を続ける。ブロック5−4で、ユーザ機器は、アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続する。
【0024】
図5の実施形態は、アップリンクデータ伝送に先立つアップリンク参照信号伝送が、受信機のDRX制御との関連であることを仮定する。別の実施形態では、ブロック5−2、5−3、5−4は、DRXモードで動作していないユーザ機器によって実行され、その場合、ブロック5−1を省略することができる。
【0025】
ここで図6を参照して、具体的実施例を説明する。この実施例、および以下の実施例の全てにおいて、参照信号は、SRS伝送と仮定される。挙げられた実施形態の全てが、より一般的に参照信号に対する適用を有することを理解されたい。図6は、DRXモードでのUEに対する種々の信号のタイミングを示す。DRXサイクル割当のDRXタイミング800、データの伝送の可用性のタイミング810、アップリンクデータ伝送のタイミング822、830で示されたスケジューリング要求タイミング、および820で示されたSRSタイミングが示されている。DRXタイミング800は、DRXオン持続時間(804で示される)およびDRXオフ持続時間を含む、DRXサイクル802から成る。受信機は、交互に、DRXオン持続時間を有するオン期間にわたってオンにされ、DRXオフ持続時間を有するオフ期間にわたってオフにされる。SRSタイミング820は、SRS期間822を有する。これは、SRS伝送に利用可能であるアップリンクリソースのタイミングを表す。より一般的に、UEは、利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持する。いくつかの実施形態では、これらの伝送機会を定義する情報は、ネットワークによってUEに伝送される信号伝達情報に含まれる。図示された実施例では、アップリンクリソースは、周期的リソースであるが、他の実施形態では、リソースは、必ずしも周期的とは限らない。図示された実施例では、1つのDRXサイクル802に対し12のSRS期間の割りであるが、これは実装特有である。以下で説明されるように、SRSは、全ての機会に伝送されるわけではない。アップリンク上で送信されるデータの可用性のタイミング810は、例えば、データが伝送のためのバッファに達する時を示す。この実施例の目的で、812において、データがアップリンク上の伝送に利用可能であることが仮定される。示された具体的実施例について、スケジューリング要求タイミング830は、812で利用可能なデータに関して、832でUEによって伝送されるスケジューリング要求を示す。いくつかの実施形態では、スケジューリング要求は、本質的に半持続的であり得る、以前に割り当てられたアップリンクリソースを要求するように、UEによって基地局に送信される指示である。これは、割当の詳細が毎回信号伝達される必要がないように、UEがリソースを要求するたびに、同じリソースが割り当てられることを意味する。結果として生じるアップリンクデータ伝送のタイミングが、825で示される。アップリンク伝送は、例えば、半持続的リソースを使用して発生し得る。より一般的に、図6の実施例について、SRS挙動は、任意のアップリンク伝送に関することができ、これは、いくつか例を挙げると、半持続的リソースを使用した伝送、または動的にスケジュールされた伝送を伴い得る。
【0026】
図示された実施例では、データは、DRXオン持続時間の間で、アップリンク上の伝送のために812で到着する。832でSRを伝送するように、次のオン持続時間まで待つのではなく、UEは、伝送のためのデータを受信した時に伝送できるようになる。いくつかの実施形態では、UEは、アップリンク伝送のためのデータの受信の開始後の次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を使用して、SRを伝送する(より一般的に、UEは、何らかの要求機構を使用してアップリンク伝送リソースを要求する)。いくつかの実施形態では、SRが伝送される時にDRX制御が受信機をオフにしている場合、UEは、アップリンク付与を受信するために、その受信機をオンにする。この要求は、例えば、その目的で以前に割り当てられたアップリンクリソースを使用して送信され得、それは、いくつか例を挙げると、所与のUE専用のリソース、または競合ベースのリソースであり得る。これは、UEがDRXオンサイクル持続時間中に伝送することに制限される時に発生し得る、オン持続時間サイクル中の平均UL待ち時間およびチャネル混雑に関する問題を削減し得る。そのような実施形態では、アップリンク伝送リソースの要求、およびアップリンクデータの後続伝送は、両方とも受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる。いくつかの実施形態では、ネットワークは、アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるようにユーザ機器を構成するよう、UEに信号伝達を伝送する。他の実施形態では、UEは、ネットワークから信号伝達を受信することなく、このように挙動することが可能である。
【0027】
SRS伝送は、データ伝送825に先立ち誘起される。具体的には、示されるように、SRS伝送は、アップリンクデータ伝送のタイミング825を包含する期間824にわたって発生する。UEによって送信されるデータが届いた後に、SRSが伝送される。SRS伝送は、データ伝送が開始する前に開始し、データが伝送された後に中断される。いくつかの実施形態では、これは、図6の実施例について示されるように、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後まで、アップリンク参照信号伝送を継続し、次いで、参照信号伝送を中断することを伴う。
【0028】
いくつかの実施形態では、(832等における)SRの伝送後、ネットワークは、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、TS 36.211(第6項参照)で説明されているPDCCH(パケットデータ制御チャネル)等の、ダウンリンク制御チャネル上のアップリンク付与で応答する。いくつかの実施形態では、SRS伝送を中断する時を制御するために、非活動タイマが使用される。例えば、アップリンク付与の受信が、非活動タイマを起動するトリガとして使用され得る。SRS伝送は、非活動タイマが満了した後に中断される。
【0029】
(アップリンクリソース要求前のアップリンクにおける最も近いSRS伝送機会でのSRS伝送)
いくつかの実施形態では、UEは、アップリンクリソース要求を行う前に、アップリンクにおける最も近いSRS伝送機会にSRS伝送を行い始める。そのような実施形態では、携帯デバイスが、前述のように一式の利用可能なSRS伝送機会の定義を維持する。アップリンクリソース要求を行う前に発生する、これらの機会のうちの最後は、その中でSRS伝送が開始する機会である。図6の実施例は、これを図示する。SRS伝送機会825は、832でSRを伝送する前に発生する最新のSRS伝送機会であることが分かる。
【0030】
いくつかの実施形態では、この挙動は、半持続的リソースのアップリンクリソース要求に関する。これは、例えば、上記のSR機構を使用することを伴い得る。いくつかの実施形態では、この挙動は、競合ベースのアクセス機構(例えば、TS36.211(第5項参照)で説明されているRACH(ランダムアクセスチャネル)機構)を使用して伝送される、アップリンクリソース要求に関する。最後に、いくつかの実施形態では、SRおよび競合ベースのリソース要求機構の両方は、この挙動を誘起するのに利用可能である。
【0031】
種々の機構が、データ伝送に先立ちSRS伝送の開始を誘起すると説明されている。種々の機構はまた、SRS伝送を停止するためにも提供される。第1の実施例が上記で説明され、アップリンク付与の受信時に非活動タイマを起動することを伴った。SRS伝送は、非活動タイマの満了時に停止する。
【0032】
別の実施形態では、UEは、単純に、データ伝送の終了時に、いくつかの実施形態では、データ伝送が終了した後の最も早い機会に、SRS伝送を停止する
いくつかの実施形態では、SRSは、元データ伝送、および次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程中に伝送される。SRS伝送は、任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、データ伝送の前から伝送される。
【0033】
他の実施形態では、SRS伝送は、その後にSRS伝送が停止される、元データ伝送の完了まで、元データ伝送の前から伝送される。再伝送が必要な場合に、再伝送を網羅(cover)するために、SRS伝送が再開される。元の伝送の場合のように、これは、再伝送に先立ち開始し、再伝送の完了まで継続する。
【0034】
(参照信号タイミング整合)
いくつかの実施形態では、参照信号伝送は、2つの異なる目的で行われる。
a)ネットワークが、アップリンク伝送のための適切な適応変調および符号化を決定することができるように、ネットワークがアップリンクチャネルの品質を評価することを可能にする。
b)前述のようなアップリンクタイミング整合。
【0035】
伝送は、いずれの場合も同じであるが、ネットワークは、異なるタイミング制約とともにそれらを必要とし得る。例えば、ネットワークは、アップリンクタイミング整合よりも頻繁に、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号を必要とし得る。いくつかの実施形態では、UEが、アップリンクチャネル評価のための参照信号伝送とは別に、タイミング整合のためのこれらの参照信号伝送を行うのではなく、UEは、可能な時はいつでも、これら2つの参照信号伝送のタイミングを整合させ、タイミングが整合させられると、単一の参照信号伝送のみが行われる。
【0036】
具体的には、ネットワークは、タイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会をUEに割り当てる。各参照信号伝送機会について、現在の機会がタイミング整合またはアップリンクチャネル品質評価要件の一方または両方と整合された場合に、単一の参照信号が伝送される。いくつかの実施形態では、この参照信号挙動は、例えば、以前の実施形態で説明された機構のうちのいずれかを使用して、有効化されている参照信号伝送に基づく。図7のフローチャートを参照して、UEの観点から、この方法の具体的実施例を説明する。方法は、ブロック7−1で、アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信するUEから開始する。アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会のうちのいくつかは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会に一致し得る。方法は、ブロック7−2で、信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を伝送し、ブロック7−3で、信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することを続ける。その際に、信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を伝送し、信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致する、アップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会のために、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することによって達成される。
【0037】
図8のフローチャートを参照して、ネットワークの観点から、この方法の実施例を説明する。方法は、ブロック8−1で、アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を伝送するネットワークから開始する。方法は、ブロック8−2で、信号伝達に従うアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を受信し、ブロック8−3で、信号伝達に従うアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を受信することを続ける。その際に、信号伝達に従うアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を受信し、信号伝達に従うアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を受信することは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致する、アップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会のために、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を受信することを含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、ネットワークは、チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む、信号伝達情報を伝送する。加えて、信号伝達情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、情報を含む。UEは、可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、参照信号伝送機会の定義に従って、かつ最小期間に制約されて、参照信号伝送を行う。
【0039】
具体的実施例として、基本的な一式のSRS伝送機会が、10ミリ秒の周期性で定義され得ることを考慮されたい。チャネル品質評価のためのSRSは、UEが伝送している間に10ミリ秒ごとに要求され得、タイミング整合のためのSRSは、UEが伝送しているかどうかに関係なく30ミリ秒ごとに要求され得る。この情報は、UEが両方の要件を満たして伝送している間に、単一SRSを10ミリ秒ごとに伝送し、UEが伝送していない間に単一SRSを30ミリ秒ごとに伝送するために、UEによって使用される。
【0040】
いくつかの実施形態では、上記の過程を実行するために、UE10は、上記の過程を行うことが可能なプロセッサを備えている。簡単にするために、異なる機能が、異なるモジュールに分けられている。これらのモジュールは、別個または一緒に実装され得る。さらに、これらのモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、または何らかの組み合わせで実装され得る。最終的に、これらのモジュールは、UEメモリの異なる部分に存在し得る。図9に図示されるように、UEプロセッサは、受信モジュール801と、アップリンク参照信号生成モジュール803と、伝送モジュール807とを備えている。受信モジュール801は、ネットワークから通信を受信する。これらは、例えば、受信機のオンおよびオフ期間を構成し、アップリンク参照信号の伝送機会、およびアップリンク付与等の、受信機の種々のリソースを構成する、1つまたは複数のメッセージを含み得る。伝送モジュール807は、データ伝送およびアップリンクタイミング整合信号伝送を含む、アップリンク伝送を行う。これらは、一例として図3を参照して前述されるような、統合フレーム構造の一部となり得る。アップリンク参照信号生成モジュール803は、アップリンク参照信号伝送が、データ伝送に先立ち、かつデータ伝送中に発生するように、伝送モジュール807による伝送のためにアップリンク参照信号伝送を生成する。これは、例えば、先述の方法のうちのいずれかを使用して発生することができる。
【0041】
図10は、UE10の実施形態を含む、無線通信システムを図示する。UE10は、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として図示されているが、UE10は、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯情報端末(PDA)、携帯用コンピュータ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成し得る。多くの好適なデバイスは、これらの機能のうちのいくつかまたは全てを組み合わせる。本開示のいくつかの実施形態では、UE10は、携帯用、ラップトップ、またはタブレットコンピュータのような汎用計算デバイスではないが、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、PDA、または車両に設置される電気通信デバイス等の専用通信デバイスである。別の実施形態では、UE10は、携帯用、ラップトップ、または他の計算デバイスであり得る。UE10は、ゲーム、在庫管理、ジョブ制御、および/またはタスク管理機能等の特殊活動を支援し得る。
【0042】
UE10は、ディスプレイ402を含む。UE10はまた、ユーザによる入力のために、概して404と呼ばれるタッチセンサ式表面、キーボード、または他の入力キーも含む。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等の、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。UE10は、ユーザが選択するためのオプション、ユーザが作動させるための制御、および/またはユーザが指図するための他の指標を提示し得る。
【0043】
UE10はさらに、ダイヤルする番号、またはUE10の動作を構成するための種々のパラメータを含む、ユーザからのデータ入力を受け取ってもよい。UE10はさらに、ユーザコマンドに応じて、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアアプリケーションを実行し得る。これらのアプリケーションは、ユーザ対話に反応して種々のカスタマイズされた機能を果たすようにUE10を構成し得る。加えて、UE10は、例えば、無線基地局、無線アクセスポイント、またはピアUE10から、無線でプログラムおよび/または構成され得る。
【0044】
UE10によって実行可能な種々のアプリケーションの中には、ディスプレイ402がウェブページを表示することを可能にするウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアUE10、または任意の他の無線通信ネットワークあるいはシステム400との無線通信を介して、取得され得る。ネットワーク400は、インターネット等の有線ネットワーク408に連結される。無線リンクおよび有線ネットワークを介して、UE10は、サーバ410等の種々のサーバ上の情報にアクセスできる。サーバ410は、ディスプレイ402上に示され得るコンテンツを提供し得る。代替として、UE10は、リレー型またはホップ型の接続で、仲介の役割を果たすピアUE10を通してネットワーク400にアクセスし得る。
【0045】
図11は、UE10のブロック図を示す。UE10の種々の既知の構成要素が描写されているが、実施形態では、記載された構成要素および/または記載されていない付加的な構成要素の一部が、UE10に含まれ得る。UE10は、デジタル信号プロセッサ(DSP)502と、メモリ504とを含む。示されるように、UE10はさらに、アンテナおよびフロントエンドユニット506と、無線周波数(RF)送受信機508と、アナログベースバンド処理ユニット510と、マイクロホン512と、イヤホンスピーカ514と、ヘッドセットポート516と、入力/出力インターフェース518と、可撤性メモリカード520と、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート522と、短距離無線通信サブシステム524と、アラート526と、キーパッド528と、タッチセンサ式表面を含み得る液晶ディスプレイ(LCD)530と、LCDコントローラ532と、電荷結合素子(CCD)カメラ534と、カメラコントローラ536と、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ538とを含み得る。一実施形態では、UE10は、タッチセンサ式画面を提供しない、別の種類のディスプレイを含み得る。実施形態では、DSP502は、入力/出力インターフェース518を通過せずに、メモリ504と直接通信し得る。
【0046】
DSP502または何らかの他の形態のコントローラあるいは中央処理ユニットは、メモリ504に記憶された、またはDSP502自体内に含まれるメモリに記憶された、組み込みソフトウェアまたはファームウェアに従って、UE10の種々の構成要素を制御するように動作する。組み込みソフトウェアまたはファームウェアに加えて、DSP502は、メモリ504に記憶された、または、可撤性メモリカード520のような携帯用データ記憶媒体等の情報キャリア媒体を介して、あるいは有線または無線ネットワーク通信を介して利用可能となった、他のアプリケーションを実行し得る。アプリケーションソフトウェアは、所望の機能性を提供するようにDSP502を構成する、コンパイルされた一式の機械可読命令を備えてもよく、または、アプリケーションソフトウェアは、DSP502を間接的に構成するようにインタープリタまたはコンパイラによって処理される、高次ソフトウェア命令であり得る。
【0047】
アンテナおよびフロントエンドユニット506は、無線信号と電気信号との間で変換するように提供され得、UE10が、セルラーネットワークまたは何らかの他の利用可能な無線通信ネットワークから、あるいはピアUE10から、情報を送受信することを可能にする。実施形態では、アンテナおよびフロントエンドユニット506は、ビーム形成および/または多重入出力(MIMO)動作を支援するように、複数のアンテナを含み得る。当業者に公知であるように、MIMO動作は、困難なチャネル条件を克服し、および/またはチャネルスループットを増加させるために使用することができる、空間的多様性を提供し得る。アンテナおよびフロントエンドユニット506は、アンテナ同調および/またはインピーダンス整合構成要素、RF電力増幅器、および/または低雑音増幅器を含み得る。
【0048】
RF送受信機508は、周波数シフトを提供し、受信したRF信号をベースバンドに変換し、ベースバンド伝送信号をRFに変換する。いくつかの説明では、無線送受信機またはRF送受信機は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および他の信号処理機能等の、他の信号処理機能性を含むと理解され得る。簡単にする目的で、ここでの説明は、RFおよび/または無線段階から、この信号処理の説明を分離し、その信号処理を、アナログベースバンド処理ユニット510および/またはDSP502あるいは他の中央処理ユニットに概念的に割り当てる。いくつかの実施形態では、RF送受信機508、アンテナおよびフロントエンド506の複数部分、およびアナログベースバンド処理ユニット510が、1つ以上の処理ユニットおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)に組み入れられ得る。
【0049】
アナログベースバンド処理ユニット510は、入力および出力の種々のアナログ処理、例えば、マイクロホン512およびヘッドセット516からの入力、ならびにイヤホン514およびヘッドセット516への出力のアナログ処理を提供し得る。そのためには、アナログベースバンド処理ユニット510は、UE10が携帯電話として使用されることを可能にする、内蔵マイクロホン512およびイヤホンスピーカ514に接続するためのポートを有し得る。アナログベースバンド処理ユニット510はさらに、ヘッドセットまたは他のハンズフリーマイクロホンおよびスピーカ構成に接続するためのポートを含み得る。アナログベースバンド処理ユニット510は、1つの信号方向にデジタル・アナログ変換を、反対の信号方向にアナログ・デジタル変換を提供し得る。いくつかの実施形態では、アナログベースバンド処理ユニット510の機能性の少なくとも一部が、デジタル処理構成要素によって、例えば、DSP502によって、または他の中央処理ユニットによって提供され得る。
【0050】
DSP502は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および無線通信と関連する他の信号処理機能を行い得る。実施形態では、例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)技術用途で、送信器機能のために、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、および拡散を行い、受信機機能のために、DSP502は、逆拡散、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。別の実施形態では、例えば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技術用途で、送信器機能のために、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、逆高速フーリエ変換、および周期的接頭辞添付を行い、受信機機能のために、DSP502は、周期的接頭辞除去、高速フーリエ変換、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。他の無線技術用途では、さらに他の信号処理機能、および信号処理機能の組み合わせが、DSP502によって行われ得る。
【0051】
DSP502は、アナログベースバンド処理ユニット510を介して無線ネットワークと通信し得る。いくつかの実施形態では、通信は、インターネット接続を提供してもよく、ユーザがインターネット上のコンテンツへのアクセスを獲得することと、Eメールおよびテキストメッセージを送受信することとを可能にする。入力/出力インターフェース518は、DSP502と種々のメモリおよびインターフェースとを相互接続する。メモリ504および可撤性メモリカード520は、ソフトウェアおよびデータを提供して、DSP502の動作を構成し得る。インターフェースの中には、USBインターフェース522および短距離無線通信サブシステム524があり得る。USBインターフェース522は、UE10を充電するために使用され得、また、UE10が周辺デバイスとして機能し、パーソナルコンピュータまたは他のコンピュータシステムと情報を交換することを可能にし得る。短距離無線通信サブシステム524は、赤外線ポート、Bluetoothインターフェース、IEEE 802.11準拠無線インターフェース、または、UE10が他の近くの携帯デバイスおよび/または無線基地局と無線通信することを可能にし得る、任意の他の短距離無線通信サブシステムを含み得る。
【0052】
入力/出力インターフェース518はさらに、誘起されると、例えば、ベルを鳴らす、メロディを再生する、または振動することによって、UE10にユーザへ通知を提供させる、アラート526にDSP502を接続し得る。アラート526は、無音で振動することによって、または特定の架電者に対して特定の事前に割り当てられたメロディを再生することによって、着信電話、新しいテキストメッセージ、および予約のリマインダ等の種々の事象のうちのいずれかをユーザに警告するための機構としての機能を果たし得る。
【0053】
キーパッド528は、インターフェース518を介してDSP502に連結し、ユーザが選択を行う、情報を入力する、あるいはUE10に入力を提供するための1つの機構を提供する。キーボード528は、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等の、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。別の入力機構は、タッチスクリーン能力を含み、また、ユーザにテキストおよび/またはグラフィックを表示し得る、LCD530であり得る。LCDコントローラ532は、DSP502をLCD530に連結する。CCDカメラ534は、装備された場合、UE10がデジタル写真を撮ることを可能にする。DSP502は、カメラコントローラ536を介してCCDカメラ534と通信する。別の実施形態では、電荷結合素子カメラ以外の技術に従って動作するカメラが採用され得る。GPSセンサ538は、グローバルポジショニングシステム信号を復号するようにDSP502に連結され、それにより、UE10がその位置を決定することを可能にする。種々の他の周辺機器もまた、付加的な機能、例えば、ラジオおよびテレビ受信を提供するように含まれ得る。
【0054】
図12は、DSP502によって実装され得る、ソフトウェア環境602を図示する。DSP502は、ソフトウェアの他の部分が動作するプラットフォームを提供する、オペレーティングシステムドライバ604を実行する。オペレーティングシステムドライバ604は、アプリケーションソフトウェアにアクセス可能である標準化インターフェースを伴う無線デバイスハードウェアに対するドライバを提供する。オペレーティングシステムドライバ604は、UE10上で作動するアプリケーションの間で制御を転送する、アプリケーション管理サービス(「AMS」)606を含む。図12には、ウェブブラウザアプリケーション608、メディアプレーヤアプリケーション610、およびJava(登録商標)アプレット612も示されている。ウェブブラウザアプリケーション608は、ウェブブラウザとして動作するようにUE10を構成し、ユーザがフォームに情報を入力し、ウェブページを検索および閲覧するようにリンクを選択することを可能にする。メディアプレーヤアプリケーション610は、音声または視聴覚媒体を読み出し、再生するようにUE10を構成する。Java(登録商標)アプレット612は、ゲーム、ユーティリティ、および他の機能性を提供するようにUE10を構成する。構成要素614は、本開示に関係する機能性を提供する場合がある。
【0055】
図1のUE10、ENB20、および中央制御110、ならびにセル102と関連する場合がある他の構成要素は、その上に置かれた必要な作業負荷に対処するように、十分な処理能力、メモリリソース、およびネットワークスループット能力を伴う任意の汎用コンピュータを含み得る。図13は、本明細書で開示される1つ以上の実施形態を実装するために好適であり得る、典型的な汎用コンピュータシステム700を図示する。コンピュータシステム700は、2次記憶部750、読み出し専用メモリ(ROM)740、ランダムアクセスメモリ(RAM)730、入力/出力(I/O)デバイス700、およびネットワーク接続デバイス760を含む、メモリデバイスと通信しているプロセッサ720(中央プロセッサユニットまたはCPUと呼ばれてもよい)を含む。プロセッサは、1つ以上のCPUチップとして実装され得る。
【0056】
2次記憶部750は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、データの不揮発性記憶のために、かつRAM730が全ての作業データを保持するほど大きくない場合にオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される。2次記憶部750は、プログラムが実行のために選択された時に、RAM730に取り込まれる、そのようなプログラムを記憶するために使用され得る。ROM740は、プログラム実行中に読み出される命令と、おそらくはデータとを記憶するために使用される。ROM740は、典型的には、2次記憶部のより大きいメモリ容量に対して小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。 RAM730は、揮発性データを記憶するため、および、おそらく命令を記憶するために使用される。ROM740およびRAM730の両方へのアクセスは、典型的には、2次記憶部750へのアクセスよりも速い。
【0057】
I/Oデバイス700は、プリンタ、ビデオモニタ、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取機、紙テープレコーダ、または他の周知の入力デバイスを含み得る。ネットワーク接続デバイス760は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)カード、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースカード、シリアルインターフェース、トークンリングカード、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)カード、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)カード、符号分割多重アクセス(CDMA)等の無線送受信機カードおよび/または移動通信用グローバルシステム(GSM)無線送受信機カード、および他の周知のネットワークデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続760デバイスは、プロセッサ720がインターネットまたは1つ以上のイントラネットと通信することを可能にし得る。そのようなネットワーク接続により、プロセッサ720がネットワークから情報を受信する場合があり、または、上記の方法のステップを行う経過中にネットワークに情報を出力する場合があることが想定される。しばしば、プロセッサ720を使用して実行される一連の命令として表される、そのような情報は、例えば、搬送波で具現化されたコンピュータデータ信号の形態で、ネットワークから受信され、ネットワークに出力され得る。
【0058】
例えば、データまたはプロセッサ720を使用して実行される命令を含み得る、そのような情報は、例えば、コンピュータデータベースバンド信号または搬送波で具現化された信号の形態で、ネットワークから受信され、ネットワークに出力され得る。ネットワーク接続760デバイスによって生成される、ベースバンド信号または搬送波で具現化された信号は、導電体の中または導電体の表面上、同軸ケーブルの中、導波管の中、光媒体、例えば、光ファイバの中、または空気あるいは自由空間の中で伝播し得る。ベースバンド信号または搬送波に組み込まれた信号に含まれる情報は、情報を処理または生成するため、あるいは情報を伝送または受信するために望ましいように、異なる順序に従って順序付けられ得る。本明細書では伝送媒体と呼ばれる、ベースバンド信号または搬送波に組み込まれた信号、あるいは現在使用されているか、または以降で発生させられる他の種類の信号は、当業者に周知であるいくつかの方法に従って生成され得る。
【0059】
プロセッサ720は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク(これらの種々のディスクベースのシステムは、全て2次記憶部750と見なされ得る)、ROM740、RAM730、またはネットワーク接続デバイス760からアクセスする、命令、コード、コンピュータプログラム、スクリプトを実行する。1つだけのプロセッサ720が示されているが、複数のプロセッサが存在し得る。したがって、命令は、プロセッサによって実行されるものとして論議され得るが、命令は、同時に実行され、連続的に実行され、あるいは1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。
【0060】
いくつかの実施形態が本開示で提供されているが、開示されたシステムおよび方法が、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされ、本明細書で提供される詳細に限定されることを意図しない。例えば、種々の要素または構成要素を、別のシステムに組み入れるか、または一体化してもよく、あるいは、ある特徴を省略するか、または実装しなくてもよい。
【0061】
また、個別または別個のものとして種々の実施形態において説明および例証される技法、システム、サブシステム、および方法を、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技法、または方法に組み入れるか、または一体化し得る。連結または直接連結され、あるいは相互に通信するものとして示される、または論議される他のアイテムは、電気的、機械的、またはその他の方法かどうかにかかわらず、いくつかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結されるか、または通信し得る。変更、置換、および改変の他の例は、当業者により解明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。
【背景技術】
【0001】
従来の無線電気通信システムでは、基地局における伝送機器が、セルとして知られている地理的領域の全体を通して信号を伝送する。技術が発達するにつれて、以前は可能ではなかったサービスを提供することができる、より高度なネットワークアクセス機器が導入されてきた。この高度なネットワークアクセス機器は、例えば、基地局よりもむしろ強化ノードB(eNB)と、従来の無線電気通信システムにおける同等の機器よりも高度に発達した他のシステムおよびデバイスとを含む場合がある。そのような高度または次世代機器は、典型的には、ロングタームエボリューション(LTE)機器と呼ばれる。LTE機器については、無線デバイスが電気通信ネットワークへのアクセスを獲得することができる領域は、「ホットスポット」等の「セル」以外の名前で呼ばれる場合がある。本明細書で使用されるように、「セル」という用語は、無線デバイスが従来のセルラーデバイスであるか、LTEデバイスであるか、または何らかの他のデバイスであるかどうかにかかわらず、無線デバイスが電気通信ネットワークへのアクセスを獲得することができる、任意の領域を指すために使用される。
【0002】
電気通信ネットワークでユーザによって使用される場合があるデバイスは、携帯電話、携帯情報端末、手持ち式コンピュータ、携帯用コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、および同様のデバイス等の携帯端末と、住居用ゲートウェイ、テレビ、セットトップボックス、および同等物等の固定端末との両方を含むことができる。そのようなデバイスは、本明細書ではユーザ機器またはUEと呼ばれる。
【0003】
無線通信システムでは、ネットワークアクセス機器(例えば、eNB)からUEへの伝送は、ダウンリンク伝送と呼ばれる。UEからネットワークアクセス機器への通信は、アップリンク伝送と呼ばれる。無線通信システムは、概して、継続的通信を可能にするために、タイミング同期の維持を必要とする。アップリンク同期の維持は、UEに常に伝送するデータがあるとは限らない場合があることを考慮すると、スループットを無駄にする、および/またはUEの寿命を減少させる、問題があるものとなり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
1つの広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法を提供する。
【0005】
別の広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0006】
別の広い側面によれば、本願は、受信モジュールと、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を生成し続ける、アップリンク信号生成モジュールと、アップリンクデータを伝送するように、およびアップリンク信号生成モジュールによって生成されるアップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールとを備えている、ユーザ機器を提供する。
【0007】
別の広い側面によれば、本願は、スケジューリング要求が送信される時にオン持続時間を開始することと、オン持続時間中にSRS伝送を送信することと、オン持続時間の満了後にSRS伝送を中断することとを含む、ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送のための方法を提供する。
【0008】
別の広い側面によれば、本願は、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することとを含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0009】
別の広い側面によれば、本願は、受信モジュールと、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、アップリンクデータの伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を生成し続ける、アップリンク信号生成モジュールと、アップリンクデータを伝送するように、およびアップリンク信号生成モジュールによって生成されるアップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールとを備えている、ユーザ機器を提供する。
【0010】
別の広い側面によれば、本願は、次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、元データ伝送の前からアップリンク参照信号を伝送することを含む、方法を提供する。
【0011】
別の広い側面によれば、本願は、その後にアップリンク参照信号伝送が停止される、元データ伝送の完了まで、元データ伝送の前からアップリンク参照信号を伝送することと、再伝送が必要な場合に、再伝送の前にアップリンク参照信号伝送を再開し、その後にSRS伝送が停止される、再伝送の完了まで継続することとを含む方法を提供する。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送の方法であって、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、方法。
(項目2)
オン期間およびオフ期間を有するように、前記ユーザ機器の中の受信機を制御することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、該アップリンク伝送リソースの要求を伝送すること、および前記アップリンクデータを伝送することは、両方とも該受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、前記受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるように前記ユーザ機器を構成する信号伝達を受信することをさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することをさらに含み、
前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンク伝送に関して少なくとも1つの再伝送を行うことと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンク伝送に関する少なくとも1つの再伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することをさらに含み、
前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号伝送を伝送することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含み、
前記方法はさらに、
アップリンク伝送に関して再伝送を行うことと、
再伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
再伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
アップリンクデータ伝送を行うためにアップリンクリソースの付与を示す信号伝達を受信することと、
信号伝達を受信した後に非活動タイマを起動することと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することは、非活動タイマが期限切れになるまでアップリンク参照信号伝送を継続することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することとを含む、項目1−3のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記アップリンクデータの受信の開始後の次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を用いて、該アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することをさらに含む、項目1−7のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、前記アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することは、アップリンク伝送リソースの要求を伝送した直後に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最初のアップリンク参照信号伝送機会に、アップリンク参照信号伝送を開始することを含む、項目1−3、7のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、以前に割り当てられた半持続的リソースを用いて、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、競合ベースのアクセスチャネルを用いて、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することをさらに含む、項目1−11のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信することと、
該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、
該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することと
をさらに含み、該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することとは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致するアップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会に対し、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することを含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む信号伝達を受信することであって、前記情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、ことと、
可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、該伝送機会の定義に従い、かつ該最小期間を条件として参照信号伝送を伝送することと
をさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目15)
各参照信号は、サウンディング参照信号である、項目1−14のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む、方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体。
(項目17)
受信モジュールと、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号を生成し続けるアップリンク信号生成モジュールと、
該アップリンクデータを伝送するように、および該アップリンク信号生成モジュールによって生成される該アップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールと
を備えている、ユーザ機器。
(項目18)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目17に記載のユーザ機器。
(項目19)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送または任意の関連再伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目17に記載のユーザ機器。
(項目20)
前記アップリンク信号生成モジュールは、非活動タイマの満了までアップリンク参照信号を生成し続ける、項目17に記載のユーザ機器。
(項目21)
ユーザ機器におけるアップリンク参照信号伝送のための方法であって、
スケジューリング要求が送信される時にオン持続時間を開始することと、
該オン持続時間中にアップリンク参照信号伝送を送信することと、
該オン持続時間の満了後に該アップリンク参照信号を中断することと
を含む、方法。
(項目22)
前記オン持続時間は、DRXサイクルの一部である、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記DRXサイクルは、接続モードで発生する、項目22に記載の方法。
(項目24)
オン期間およびオフ期間を有するように前記ユーザ機器の中の受信機を制御することと、
アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと
をさらに含み、該アップリンク伝送リソースの要求を伝送すること、および前記アップリンクデータを伝送することは、両方とも該受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる、項目21−23のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、前記受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるように前記ユーザ機器を構成する信号伝達を受信することをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、アップリンクデータ伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンク伝送に関して少なくとも1つの再伝送を行うことと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、前記アップリンク伝送に関する少なくとも1つの再伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータの伝送を行うことに先立ち、かつ、アップリンクデータ伝送中に発生する該アップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会まで、アップリンク参照信号伝送を伝送し、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、方法であって、
前記方法はさらに、
アップリンク伝送に関して再伝送を行うことと、
再伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
再伝送の完了まで、アップリンク参照信号伝送を継続することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
アップリンクデータ伝送を行うためにアプリンクリソースの付与を示す信号伝達を受信することと、
該信号伝達を受信した後に非活動タイマを起動することと、
アップリンクデータ伝送を行うことに先立ち、かつ、該非活動タイマが期限切れになるまで、アップリンク参照信号伝送を継続することと、次いで、アップリンク参照信号伝送を中断することと
をさらに含む、項目21−24のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を用いて、アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することをさらに含む、項目21−29のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
アップリンク参照信号伝送機会の定義を維持することと、
アップリンクデータを伝送するようにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、
該アップリンク伝送リソースの要求を伝送した直後に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最初のアップリンク参照信号伝送機会にアップリンク参照信号伝送を伝送することを開始することによって、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと
をさらに含む、項目21−24、29のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、以前に割り当てられた半持続的リソースを使用して、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記アップリンクデータを伝送するためにアップリンク伝送リソースの要求を伝送することは、競合ベースのアクセスチャネルを使用して、アップリンク伝送の要求を伝送することを含む、項目31に記載の方法。
(項目34)
アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することをさらに含む、項目21−33のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信することと、
該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、
該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することと
をさらに含み、該信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送を伝送することと、該信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することとは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致するアップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会に対し、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することを含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む信号伝達を受信することであって、前記情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、ことと、
可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、該伝送機会の定義に従い、かつ、該最小期間を条件として、参照信号伝送を伝送することと
をさらに含む、項目34に記載の方法。
(項目37)
各参照信号は、サウンディング参照信号である、項目21−36のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送を開始することと、
アップリンク参照信号伝送を開始した後にアップリンクデータを伝送することと、
該アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続することと
を含む方法を実装するために、その上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ可読媒体。
(項目39)
受信モジュールと、
アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号を生成し始め、該アップリンクデータの伝送の完了まで該アップリンク参照信号を生成し続けるアップリンク信号生成モジュールと、
該アップリンクデータを伝送するように、および該アップリンク信号生成モジュールによって生成される該アップリンク参照信号を伝送するように構成される、伝送モジュールと
を備えている、ユーザ機器。
(項目40)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送中に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目39に記載のユーザ機器。
(項目41)
前記アップリンク信号生成モジュールは、アップリンクデータ伝送または任意の関連再伝送中に発生するアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後のアップリンク参照信号伝送機会までアップリンク参照信号を生成し続け、次いで、アップリンク参照信号の生成を中断する、項目39に記載のユーザ機器。
(項目42)
前記アップリンク信号生成モジュールは、非活動タイマの満了までアップリンク参照信号を生成し続ける、項目39に記載のユーザ機器。
(項目43)
元データ伝送の前から次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、アップリンク参照信号を伝送することを含む、方法。
(項目44)
元データ伝送の前から該元データ伝送の完了までアップリンク参照信号を伝送することであって、該元データ伝送の完了後にアップリンク参照信号伝送が停止される、ことと、
再伝送が必要な場合に、アップリンク参照信号伝送を、該再伝送の前に再開し、かつ、該再伝送の完了まで継続することであって、該再伝送の完了後にSRS伝送が停止される、ことと
を含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示をより完全に理解するために、添付の図面および発明を実施するための形態と併せて理解される、以下の簡単な説明を参照し、類似参照数字は、類似部品を表す。
【図1】図1は、本開示の実施形態によるセルラーネットワークの説明図である。
【図2】図2は、本開示の実施形態によるセルラーネットワークにおけるセルの説明図である。
【図3】図3は、可能なアップリンク伝送チャネルの説明図である。
【図4】図4は、タイミング図である。
【図5】図5は、アップリンク参照信号伝送の方法の実施例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、アップリンク参照信号タイミングの実施例を示す、タイミング図である。
【図7】図7は、UEによるアップリンク参照信号伝送の方法のフローチャートである。
【図8】図8は、図7の方法に対応するネットワークアクセス機器における方法のフローチャートである。
【図9】図9は、UEの中のモジュールの例示的略図である。
【図10】図10は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイスを含む、無線通信システムの略図である。
【図11】図11は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイスのブロック図である。
【図12】図12は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能である携帯デバイス上で実装され得る、ソフトウェア環境の略図である。
【図13】図13は、本開示の一実施形態による、例示的な汎用コンピュータである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
最初に、本開示の1つ以上の実施形態の例証的実装を以下で提供するが、開示されたシステムおよび/または方法は、現在既知であるか、または既存であるかにかかわらず、任意の数の技法を使用して実装され得ることを理解されたい。本開示は、本明細書で例証および説明される例示的設計および実装を含む、以下で例証される例証的実装、図面、および技法に決して限定されるべきではないが、同等物の全範囲とともに、添付の請求項の範囲内で修正され得る。図1は、本開示の実施形態による例示的セルラーネットワーク100を図示する。セルラーネットワーク100は、複数のセル1021、1022、1023、1024、1025、1026、1027、1028、1029、10210、10211、10212、10213、および10214(まとめてセル102と呼ばれる)を含み得る。当業者に明白であるように、セル102の各々は、ネットワークアクセス機器(例えば、eNB)からの通信を通してセルラーネットワーク100のセルラーサービスを提供するためのサービスエリアを表す。セル102は、非重複サービスエリアを有するものとして描写されているが、当業者であれば、セル102のうちの1つ以上が、隣接セルと部分的に重複する範囲を有し得ることを認識するであろう。加えて、特定数のセル102が描写されているが、当業者であれば、より多いまたは少ない数のセル102がセルラーネットワーク100に含まれ得ることを認識するであろう。
【0014】
1つ以上のUE10が、セル102の各々に存在し得る。1つだけのUE10が描写されており、1つだけのセル10212に示されているが、複数のUE10がセル102の各々に存在し得ることが、当業者に明白となるであろう。セル102の各々におけるネットワークアクセス機器20は、従来の基地局の機能と同様の機能を果たす。すなわち、ネットワークアクセス機器20は、電気通信ネットワークにおけるUE10と他の構成要素との間の無線リンクを提供する。ネットワークアクセス機器20は、セル10212のみに示されているが、ネットワークアクセス機器は、セル102の各々に存在し得ることを理解されたい。
【0015】
図2は、セル10212のより詳細な図を描写する。セル10212におけるネットワークアクセス機器20は、送信器27、受信機29、および/または他の周知の機器を介して、通信を推進し得る。同様の機器が、他のセル102に存在する場合がある。複数のUE10が、他のセル102の場合のように、セル10212に存在する。本開示では、セルラーシステムまたはセル102は、信号の伝送等のあるアクティビティに従事するものとして説明されているが、当業者にとって容易に明白となるように、これらのアクティビティは、実際には、セルを含む構成要素によって行われる。
【0016】
各セルでは、ネットワークアクセス機器20からUE10への伝送は、ダウンリンク伝送と呼ばれ、UE10からネットワークアクセス機器20への伝送は、アップリンク伝送と呼ばれる。UEは、セルラーネットワーク100を使用して通信し得る、任意のデバイスを含み得る。例えば、UEは、携帯電話、ラップトップコンピュータ、ナビゲーションシステム、または、セルラーネットワーク100を使用して通信し得る、当業者に公知である任意の他のデバイス等の、デバイスを含み得る。
【0017】
アップリンクチャネルの実施例の形式が、図3で概略的に示されている。伝送は、いくつかの異なる帯域幅(例えば、1.25、5、15、または20MHz)のうちの1つとなり得る。時間領域では、アップリンクは、フレーム、サブフレーム、およびスロットに分けられる。各スロット201(スロット2011、2012、...、20119、20120、まとめてスロット201として示される)は、7つの直交周波数分割多重(OFDM)記号203で構成されている。2つのスロット201は、サブフレーム205(サブフレーム2051、2052、...、20510、まとめてサブフレーム205と呼ばれる)を構成する。フレームは、10個の連続サブフレームの集合である。サブフレーム205の正確な詳細は、正確な実装に応じて変動し得るため、以下の説明は一例のみとして提供される。UEは、2つ以上のUEが同時に伝送し得るように、一定振幅およびゼロ自己相関シーケンス(CAZAC)を使用して伝送する。復調(DM)参照記号(RS)が、各スロットの第4の記号209の上に置かれ、制御チャネル211が、周波数帯の極めて外側の縁の上の少なくとも1つのリソースブロックによって取り込まれる。
【0018】
チャネル品質評価のためのアップリンク参照信号伝送機会、および/またはタイミング整合(例えば、SRS(サウンディング参照信号))伝送機会が、各サブフレーム205のどこかに存在し得、初めまたは終わりに存在する可能性が高い。それぞれのそのような伝送機会は、リソースブロックと同じ周波数帯域幅に対応する、12の副搬送波のいくつかのブロックに分けられる。UEは、選択される伝送帯域幅に応じて、これらの周波数ブロックのうちの1つまたは全てを使用し得る。UEはまた、1つ以上の多重ブロックで1つおきの副搬送波を使用し得る。図示した実施例では、SRSは、サブフレーム2051およびサブフレーム20119の第1の記号207で示されている。図3はまた、物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)211が、時間および周波数のどこに置かれるかも示す。制御信号伝達は、PUCCHで行われる。一実施形態では、システムは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)/否定応答(NACK)フィードバックを実装する。ACKまたはNACKは、eNBから伝送されたパケットがUEで受信されたかどうかを示すように、PUCCH211上でUEによってeNBに送信される。物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)が、ユーザデータを送信するために使用される。
【0019】
上記のアップリンクチャネルの説明は、アップリンクチャネルの1つの実装である。他のアップリンクチャネル構成が使用され得、アップリンク参照信号伝送(例えば、SRS)は、必ずしも指定の時間間隔(例えば、スロット)の開始または終了時だけでなく、アップリンクメッセージの任意の部分の間に送信されることが理解されるであろう。
【0020】
アップリンク同期を維持するために、ネットワークアクセス機器20(図1に示される)が、UE10から送信される信号を分析することによって、アップリンクチャネル条件を計算することが望ましい。ネットワークアクセス機器20とUE10との間で送信される信号の1つの可能なタイミング図を図4に示す。この実施形態では、ネットワークアクセス機器20は、アップリンク参照信号伝送命令メッセージ241の使用を通して、アップリンク参照信号伝送(例えば、SRS)を送信する時をUE10に命令する。アップリンク参照信号伝送命令メッセージ241は、種々の命令のうちのいずれか1つを含み得る。例えば、ネットワークアクセス機器20は、一定の速度で、またはネットワークアクセス機器20に対するUE10の速度に応じてバーストで、参照信号伝送を送信するように、参照信号伝送命令メッセージ241を介してUE10に命令し得る。応答243において、UE10は、ネットワークアクセス機器20の命令に従って参照信号伝送(例えば、SRS)を送信し得る。
【0021】
UEのバッテリ電力を節約するために、UEは、不連続受信(DRX)で動作し得る。典型的には、UEは、反復様式で、その受信能力をオンおよびオフにする。ネットワークは、DRX挙動を認識し、受信能力がオンである期間中に、UEへの伝送を行う。オン期間がオフ期間が続く、これが、DRXサイクルである。
【0022】
接続モードのDRXは、ネットワークによって構成される。構成の一部は、DRXサイクルオン持続時間、非活動タイマー、およびHARQタイマーの設定である。オン期間(受信機がオンであり、それぞれオン持続時間によって指定される長さを有する期間)の間、UEは、可能なダウンリンクおよびアップリンク伝送の割付について、PDCCH(パケットデータ制御チャネル)または構成されたリソースを監視する。PDCCHの復号が成功すると、非活動タイマーが起動される。オン期間の終了時に、UEは、DRX構成に従って休止状態に戻り得る。
【0023】
(アップリンク伝送に先立つアップリンク参照信号の伝送)
いくつかの実施形態では、UEは、送信するアプリンクデータがあることを決定するまでアップリンク参照信号を伝送しない。そのような決定を行うと、UEは、例えば、アップリンク伝送の開始のわずか前に、およびアップリンク伝送中に、アップリンク伝送に先立ちアップリンク参照信号を伝送する。次いで、UEは、アップリンク伝送の完了後にアップリンク参照信号の伝送を停止する。図5を参照して、方法のフローチャートを説明する。方法は、ブロック5−1でオン期間およびオフ期間を有するように、ユーザ機器の中の受信機を制御することから始まる。これらのオン期間およびオフ期間は、大部分が周期的であるか、またはいくつかの実施形態で大部分が周期的であり得るが、より一般的には、必ずしも周期的である必要はないことに留意されたい。方法は、ブロック5−2で、アップリンクデータの伝送に先立ちアップリンク参照信号伝送の開始を続ける。方法は、アップリンク参照信号伝送を開始した後に、ブロック5−3において、ユーザ機器でアップリンクデータの伝送を続ける。ブロック5−4で、ユーザ機器は、アップリンクデータの伝送の完了までアップリンク参照信号伝送を継続する。
【0024】
図5の実施形態は、アップリンクデータ伝送に先立つアップリンク参照信号伝送が、受信機のDRX制御との関連であることを仮定する。別の実施形態では、ブロック5−2、5−3、5−4は、DRXモードで動作していないユーザ機器によって実行され、その場合、ブロック5−1を省略することができる。
【0025】
ここで図6を参照して、具体的実施例を説明する。この実施例、および以下の実施例の全てにおいて、参照信号は、SRS伝送と仮定される。挙げられた実施形態の全てが、より一般的に参照信号に対する適用を有することを理解されたい。図6は、DRXモードでのUEに対する種々の信号のタイミングを示す。DRXサイクル割当のDRXタイミング800、データの伝送の可用性のタイミング810、アップリンクデータ伝送のタイミング822、830で示されたスケジューリング要求タイミング、および820で示されたSRSタイミングが示されている。DRXタイミング800は、DRXオン持続時間(804で示される)およびDRXオフ持続時間を含む、DRXサイクル802から成る。受信機は、交互に、DRXオン持続時間を有するオン期間にわたってオンにされ、DRXオフ持続時間を有するオフ期間にわたってオフにされる。SRSタイミング820は、SRS期間822を有する。これは、SRS伝送に利用可能であるアップリンクリソースのタイミングを表す。より一般的に、UEは、利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会の定義を維持する。いくつかの実施形態では、これらの伝送機会を定義する情報は、ネットワークによってUEに伝送される信号伝達情報に含まれる。図示された実施例では、アップリンクリソースは、周期的リソースであるが、他の実施形態では、リソースは、必ずしも周期的とは限らない。図示された実施例では、1つのDRXサイクル802に対し12のSRS期間の割りであるが、これは実装特有である。以下で説明されるように、SRSは、全ての機会に伝送されるわけではない。アップリンク上で送信されるデータの可用性のタイミング810は、例えば、データが伝送のためのバッファに達する時を示す。この実施例の目的で、812において、データがアップリンク上の伝送に利用可能であることが仮定される。示された具体的実施例について、スケジューリング要求タイミング830は、812で利用可能なデータに関して、832でUEによって伝送されるスケジューリング要求を示す。いくつかの実施形態では、スケジューリング要求は、本質的に半持続的であり得る、以前に割り当てられたアップリンクリソースを要求するように、UEによって基地局に送信される指示である。これは、割当の詳細が毎回信号伝達される必要がないように、UEがリソースを要求するたびに、同じリソースが割り当てられることを意味する。結果として生じるアップリンクデータ伝送のタイミングが、825で示される。アップリンク伝送は、例えば、半持続的リソースを使用して発生し得る。より一般的に、図6の実施例について、SRS挙動は、任意のアップリンク伝送に関することができ、これは、いくつか例を挙げると、半持続的リソースを使用した伝送、または動的にスケジュールされた伝送を伴い得る。
【0026】
図示された実施例では、データは、DRXオン持続時間の間で、アップリンク上の伝送のために812で到着する。832でSRを伝送するように、次のオン持続時間まで待つのではなく、UEは、伝送のためのデータを受信した時に伝送できるようになる。いくつかの実施形態では、UEは、アップリンク伝送のためのデータの受信の開始後の次の利用可能な機会に、割り当てられたスケジューリング要求チャネル割当を使用して、SRを伝送する(より一般的に、UEは、何らかの要求機構を使用してアップリンク伝送リソースを要求する)。いくつかの実施形態では、SRが伝送される時にDRX制御が受信機をオフにしている場合、UEは、アップリンク付与を受信するために、その受信機をオンにする。この要求は、例えば、その目的で以前に割り当てられたアップリンクリソースを使用して送信され得、それは、いくつか例を挙げると、所与のUE専用のリソース、または競合ベースのリソースであり得る。これは、UEがDRXオンサイクル持続時間中に伝送することに制限される時に発生し得る、オン持続時間サイクル中の平均UL待ち時間およびチャネル混雑に関する問題を削減し得る。そのような実施形態では、アップリンク伝送リソースの要求、およびアップリンクデータの後続伝送は、両方とも受信機のオンおよびオフ期間に関係なく行われる。いくつかの実施形態では、ネットワークは、アップリンク伝送リソースの要求を伝送することと、受信機のオンおよびオフ期間に関係なくアップリンクデータを伝送することとが可能となるようにユーザ機器を構成するよう、UEに信号伝達を伝送する。他の実施形態では、UEは、ネットワークから信号伝達を受信することなく、このように挙動することが可能である。
【0027】
SRS伝送は、データ伝送825に先立ち誘起される。具体的には、示されるように、SRS伝送は、アップリンクデータ伝送のタイミング825を包含する期間824にわたって発生する。UEによって送信されるデータが届いた後に、SRSが伝送される。SRS伝送は、データ伝送が開始する前に開始し、データが伝送された後に中断される。いくつかの実施形態では、これは、図6の実施例について示されるように、アップリンクデータ伝送中に発生する利用可能な一式のアップリンク参照信号伝送機会のうちの最後まで、アップリンク参照信号伝送を継続し、次いで、参照信号伝送を中断することを伴う。
【0028】
いくつかの実施形態では、(832等における)SRの伝送後、ネットワークは、その全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、TS 36.211(第6項参照)で説明されているPDCCH(パケットデータ制御チャネル)等の、ダウンリンク制御チャネル上のアップリンク付与で応答する。いくつかの実施形態では、SRS伝送を中断する時を制御するために、非活動タイマが使用される。例えば、アップリンク付与の受信が、非活動タイマを起動するトリガとして使用され得る。SRS伝送は、非活動タイマが満了した後に中断される。
【0029】
(アップリンクリソース要求前のアップリンクにおける最も近いSRS伝送機会でのSRS伝送)
いくつかの実施形態では、UEは、アップリンクリソース要求を行う前に、アップリンクにおける最も近いSRS伝送機会にSRS伝送を行い始める。そのような実施形態では、携帯デバイスが、前述のように一式の利用可能なSRS伝送機会の定義を維持する。アップリンクリソース要求を行う前に発生する、これらの機会のうちの最後は、その中でSRS伝送が開始する機会である。図6の実施例は、これを図示する。SRS伝送機会825は、832でSRを伝送する前に発生する最新のSRS伝送機会であることが分かる。
【0030】
いくつかの実施形態では、この挙動は、半持続的リソースのアップリンクリソース要求に関する。これは、例えば、上記のSR機構を使用することを伴い得る。いくつかの実施形態では、この挙動は、競合ベースのアクセス機構(例えば、TS36.211(第5項参照)で説明されているRACH(ランダムアクセスチャネル)機構)を使用して伝送される、アップリンクリソース要求に関する。最後に、いくつかの実施形態では、SRおよび競合ベースのリソース要求機構の両方は、この挙動を誘起するのに利用可能である。
【0031】
種々の機構が、データ伝送に先立ちSRS伝送の開始を誘起すると説明されている。種々の機構はまた、SRS伝送を停止するためにも提供される。第1の実施例が上記で説明され、アップリンク付与の受信時に非活動タイマを起動することを伴った。SRS伝送は、非活動タイマの満了時に停止する。
【0032】
別の実施形態では、UEは、単純に、データ伝送の終了時に、いくつかの実施形態では、データ伝送が終了した後の最も早い機会に、SRS伝送を停止する
いくつかの実施形態では、SRSは、元データ伝送、および次に起こり得る任意の再伝送/HARQ過程中に伝送される。SRS伝送は、任意の再伝送/HARQ過程の完了まで、データ伝送の前から伝送される。
【0033】
他の実施形態では、SRS伝送は、その後にSRS伝送が停止される、元データ伝送の完了まで、元データ伝送の前から伝送される。再伝送が必要な場合に、再伝送を網羅(cover)するために、SRS伝送が再開される。元の伝送の場合のように、これは、再伝送に先立ち開始し、再伝送の完了まで継続する。
【0034】
(参照信号タイミング整合)
いくつかの実施形態では、参照信号伝送は、2つの異なる目的で行われる。
a)ネットワークが、アップリンク伝送のための適切な適応変調および符号化を決定することができるように、ネットワークがアップリンクチャネルの品質を評価することを可能にする。
b)前述のようなアップリンクタイミング整合。
【0035】
伝送は、いずれの場合も同じであるが、ネットワークは、異なるタイミング制約とともにそれらを必要とし得る。例えば、ネットワークは、アップリンクタイミング整合よりも頻繁に、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号を必要とし得る。いくつかの実施形態では、UEが、アップリンクチャネル評価のための参照信号伝送とは別に、タイミング整合のためのこれらの参照信号伝送を行うのではなく、UEは、可能な時はいつでも、これら2つの参照信号伝送のタイミングを整合させ、タイミングが整合させられると、単一の参照信号伝送のみが行われる。
【0036】
具体的には、ネットワークは、タイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会をUEに割り当てる。各参照信号伝送機会について、現在の機会がタイミング整合またはアップリンクチャネル品質評価要件の一方または両方と整合された場合に、単一の参照信号が伝送される。いくつかの実施形態では、この参照信号挙動は、例えば、以前の実施形態で説明された機構のうちのいずれかを使用して、有効化されている参照信号伝送に基づく。図7のフローチャートを参照して、UEの観点から、この方法の具体的実施例を説明する。方法は、ブロック7−1で、アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を受信するUEから開始する。アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会のうちのいくつかは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会に一致し得る。方法は、ブロック7−2で、信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を伝送し、ブロック7−3で、信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することを続ける。その際に、信号伝達に従ってアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を伝送し、信号伝達に従ってアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を伝送することは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致する、アップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会のために、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を伝送することによって達成される。
【0037】
図8のフローチャートを参照して、ネットワークの観点から、この方法の実施例を説明する。方法は、ブロック8−1で、アップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会、およびアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会を割り付ける信号伝達を伝送するネットワークから開始する。方法は、ブロック8−2で、信号伝達に従うアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を受信し、ブロック8−3で、信号伝達に従うアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を受信することを続ける。その際に、信号伝達に従うアップリンクタイミング整合のための参照信号伝送機会を受信し、信号伝達に従うアップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送を受信することは、アップリンクチャネル品質評価のための参照信号伝送機会と一致する、アップリンクタイミング整合のための任意の参照信号伝送機会のために、アップリンクタイミング整合およびアップリンクチャネル品質評価の両方のための単一の参照信号伝送を受信することを含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、ネットワークは、チャネル品質評価およびタイミング整合の一方または両方に利用可能となる参照信号伝送機会の定義を含む、信号伝達情報を伝送する。加えて、信号伝達情報は、チャネル品質評価のための参照信号の伝送の最小期間、および/またはタイミング整合のための参照信号の伝送の最小期間を識別する、情報を含む。UEは、可能な時はいつでも、単一の参照信号がチャネル品質評価およびタイミング整合の両方のために送信されるように、参照信号伝送機会の定義に従って、かつ最小期間に制約されて、参照信号伝送を行う。
【0039】
具体的実施例として、基本的な一式のSRS伝送機会が、10ミリ秒の周期性で定義され得ることを考慮されたい。チャネル品質評価のためのSRSは、UEが伝送している間に10ミリ秒ごとに要求され得、タイミング整合のためのSRSは、UEが伝送しているかどうかに関係なく30ミリ秒ごとに要求され得る。この情報は、UEが両方の要件を満たして伝送している間に、単一SRSを10ミリ秒ごとに伝送し、UEが伝送していない間に単一SRSを30ミリ秒ごとに伝送するために、UEによって使用される。
【0040】
いくつかの実施形態では、上記の過程を実行するために、UE10は、上記の過程を行うことが可能なプロセッサを備えている。簡単にするために、異なる機能が、異なるモジュールに分けられている。これらのモジュールは、別個または一緒に実装され得る。さらに、これらのモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、または何らかの組み合わせで実装され得る。最終的に、これらのモジュールは、UEメモリの異なる部分に存在し得る。図9に図示されるように、UEプロセッサは、受信モジュール801と、アップリンク参照信号生成モジュール803と、伝送モジュール807とを備えている。受信モジュール801は、ネットワークから通信を受信する。これらは、例えば、受信機のオンおよびオフ期間を構成し、アップリンク参照信号の伝送機会、およびアップリンク付与等の、受信機の種々のリソースを構成する、1つまたは複数のメッセージを含み得る。伝送モジュール807は、データ伝送およびアップリンクタイミング整合信号伝送を含む、アップリンク伝送を行う。これらは、一例として図3を参照して前述されるような、統合フレーム構造の一部となり得る。アップリンク参照信号生成モジュール803は、アップリンク参照信号伝送が、データ伝送に先立ち、かつデータ伝送中に発生するように、伝送モジュール807による伝送のためにアップリンク参照信号伝送を生成する。これは、例えば、先述の方法のうちのいずれかを使用して発生することができる。
【0041】
図10は、UE10の実施形態を含む、無線通信システムを図示する。UE10は、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として図示されているが、UE10は、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯情報端末(PDA)、携帯用コンピュータ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成し得る。多くの好適なデバイスは、これらの機能のうちのいくつかまたは全てを組み合わせる。本開示のいくつかの実施形態では、UE10は、携帯用、ラップトップ、またはタブレットコンピュータのような汎用計算デバイスではないが、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、PDA、または車両に設置される電気通信デバイス等の専用通信デバイスである。別の実施形態では、UE10は、携帯用、ラップトップ、または他の計算デバイスであり得る。UE10は、ゲーム、在庫管理、ジョブ制御、および/またはタスク管理機能等の特殊活動を支援し得る。
【0042】
UE10は、ディスプレイ402を含む。UE10はまた、ユーザによる入力のために、概して404と呼ばれるタッチセンサ式表面、キーボード、または他の入力キーも含む。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等の、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。UE10は、ユーザが選択するためのオプション、ユーザが作動させるための制御、および/またはユーザが指図するための他の指標を提示し得る。
【0043】
UE10はさらに、ダイヤルする番号、またはUE10の動作を構成するための種々のパラメータを含む、ユーザからのデータ入力を受け取ってもよい。UE10はさらに、ユーザコマンドに応じて、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアアプリケーションを実行し得る。これらのアプリケーションは、ユーザ対話に反応して種々のカスタマイズされた機能を果たすようにUE10を構成し得る。加えて、UE10は、例えば、無線基地局、無線アクセスポイント、またはピアUE10から、無線でプログラムおよび/または構成され得る。
【0044】
UE10によって実行可能な種々のアプリケーションの中には、ディスプレイ402がウェブページを表示することを可能にするウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアUE10、または任意の他の無線通信ネットワークあるいはシステム400との無線通信を介して、取得され得る。ネットワーク400は、インターネット等の有線ネットワーク408に連結される。無線リンクおよび有線ネットワークを介して、UE10は、サーバ410等の種々のサーバ上の情報にアクセスできる。サーバ410は、ディスプレイ402上に示され得るコンテンツを提供し得る。代替として、UE10は、リレー型またはホップ型の接続で、仲介の役割を果たすピアUE10を通してネットワーク400にアクセスし得る。
【0045】
図11は、UE10のブロック図を示す。UE10の種々の既知の構成要素が描写されているが、実施形態では、記載された構成要素および/または記載されていない付加的な構成要素の一部が、UE10に含まれ得る。UE10は、デジタル信号プロセッサ(DSP)502と、メモリ504とを含む。示されるように、UE10はさらに、アンテナおよびフロントエンドユニット506と、無線周波数(RF)送受信機508と、アナログベースバンド処理ユニット510と、マイクロホン512と、イヤホンスピーカ514と、ヘッドセットポート516と、入力/出力インターフェース518と、可撤性メモリカード520と、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート522と、短距離無線通信サブシステム524と、アラート526と、キーパッド528と、タッチセンサ式表面を含み得る液晶ディスプレイ(LCD)530と、LCDコントローラ532と、電荷結合素子(CCD)カメラ534と、カメラコントローラ536と、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ538とを含み得る。一実施形態では、UE10は、タッチセンサ式画面を提供しない、別の種類のディスプレイを含み得る。実施形態では、DSP502は、入力/出力インターフェース518を通過せずに、メモリ504と直接通信し得る。
【0046】
DSP502または何らかの他の形態のコントローラあるいは中央処理ユニットは、メモリ504に記憶された、またはDSP502自体内に含まれるメモリに記憶された、組み込みソフトウェアまたはファームウェアに従って、UE10の種々の構成要素を制御するように動作する。組み込みソフトウェアまたはファームウェアに加えて、DSP502は、メモリ504に記憶された、または、可撤性メモリカード520のような携帯用データ記憶媒体等の情報キャリア媒体を介して、あるいは有線または無線ネットワーク通信を介して利用可能となった、他のアプリケーションを実行し得る。アプリケーションソフトウェアは、所望の機能性を提供するようにDSP502を構成する、コンパイルされた一式の機械可読命令を備えてもよく、または、アプリケーションソフトウェアは、DSP502を間接的に構成するようにインタープリタまたはコンパイラによって処理される、高次ソフトウェア命令であり得る。
【0047】
アンテナおよびフロントエンドユニット506は、無線信号と電気信号との間で変換するように提供され得、UE10が、セルラーネットワークまたは何らかの他の利用可能な無線通信ネットワークから、あるいはピアUE10から、情報を送受信することを可能にする。実施形態では、アンテナおよびフロントエンドユニット506は、ビーム形成および/または多重入出力(MIMO)動作を支援するように、複数のアンテナを含み得る。当業者に公知であるように、MIMO動作は、困難なチャネル条件を克服し、および/またはチャネルスループットを増加させるために使用することができる、空間的多様性を提供し得る。アンテナおよびフロントエンドユニット506は、アンテナ同調および/またはインピーダンス整合構成要素、RF電力増幅器、および/または低雑音増幅器を含み得る。
【0048】
RF送受信機508は、周波数シフトを提供し、受信したRF信号をベースバンドに変換し、ベースバンド伝送信号をRFに変換する。いくつかの説明では、無線送受信機またはRF送受信機は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および他の信号処理機能等の、他の信号処理機能性を含むと理解され得る。簡単にする目的で、ここでの説明は、RFおよび/または無線段階から、この信号処理の説明を分離し、その信号処理を、アナログベースバンド処理ユニット510および/またはDSP502あるいは他の中央処理ユニットに概念的に割り当てる。いくつかの実施形態では、RF送受信機508、アンテナおよびフロントエンド506の複数部分、およびアナログベースバンド処理ユニット510が、1つ以上の処理ユニットおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)に組み入れられ得る。
【0049】
アナログベースバンド処理ユニット510は、入力および出力の種々のアナログ処理、例えば、マイクロホン512およびヘッドセット516からの入力、ならびにイヤホン514およびヘッドセット516への出力のアナログ処理を提供し得る。そのためには、アナログベースバンド処理ユニット510は、UE10が携帯電話として使用されることを可能にする、内蔵マイクロホン512およびイヤホンスピーカ514に接続するためのポートを有し得る。アナログベースバンド処理ユニット510はさらに、ヘッドセットまたは他のハンズフリーマイクロホンおよびスピーカ構成に接続するためのポートを含み得る。アナログベースバンド処理ユニット510は、1つの信号方向にデジタル・アナログ変換を、反対の信号方向にアナログ・デジタル変換を提供し得る。いくつかの実施形態では、アナログベースバンド処理ユニット510の機能性の少なくとも一部が、デジタル処理構成要素によって、例えば、DSP502によって、または他の中央処理ユニットによって提供され得る。
【0050】
DSP502は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および無線通信と関連する他の信号処理機能を行い得る。実施形態では、例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)技術用途で、送信器機能のために、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、および拡散を行い、受信機機能のために、DSP502は、逆拡散、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。別の実施形態では、例えば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技術用途で、送信器機能のために、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、逆高速フーリエ変換、および周期的接頭辞添付を行い、受信機機能のために、DSP502は、周期的接頭辞除去、高速フーリエ変換、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。他の無線技術用途では、さらに他の信号処理機能、および信号処理機能の組み合わせが、DSP502によって行われ得る。
【0051】
DSP502は、アナログベースバンド処理ユニット510を介して無線ネットワークと通信し得る。いくつかの実施形態では、通信は、インターネット接続を提供してもよく、ユーザがインターネット上のコンテンツへのアクセスを獲得することと、Eメールおよびテキストメッセージを送受信することとを可能にする。入力/出力インターフェース518は、DSP502と種々のメモリおよびインターフェースとを相互接続する。メモリ504および可撤性メモリカード520は、ソフトウェアおよびデータを提供して、DSP502の動作を構成し得る。インターフェースの中には、USBインターフェース522および短距離無線通信サブシステム524があり得る。USBインターフェース522は、UE10を充電するために使用され得、また、UE10が周辺デバイスとして機能し、パーソナルコンピュータまたは他のコンピュータシステムと情報を交換することを可能にし得る。短距離無線通信サブシステム524は、赤外線ポート、Bluetoothインターフェース、IEEE 802.11準拠無線インターフェース、または、UE10が他の近くの携帯デバイスおよび/または無線基地局と無線通信することを可能にし得る、任意の他の短距離無線通信サブシステムを含み得る。
【0052】
入力/出力インターフェース518はさらに、誘起されると、例えば、ベルを鳴らす、メロディを再生する、または振動することによって、UE10にユーザへ通知を提供させる、アラート526にDSP502を接続し得る。アラート526は、無音で振動することによって、または特定の架電者に対して特定の事前に割り当てられたメロディを再生することによって、着信電話、新しいテキストメッセージ、および予約のリマインダ等の種々の事象のうちのいずれかをユーザに警告するための機構としての機能を果たし得る。
【0053】
キーパッド528は、インターフェース518を介してDSP502に連結し、ユーザが選択を行う、情報を入力する、あるいはUE10に入力を提供するための1つの機構を提供する。キーボード528は、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等の、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。別の入力機構は、タッチスクリーン能力を含み、また、ユーザにテキストおよび/またはグラフィックを表示し得る、LCD530であり得る。LCDコントローラ532は、DSP502をLCD530に連結する。CCDカメラ534は、装備された場合、UE10がデジタル写真を撮ることを可能にする。DSP502は、カメラコントローラ536を介してCCDカメラ534と通信する。別の実施形態では、電荷結合素子カメラ以外の技術に従って動作するカメラが採用され得る。GPSセンサ538は、グローバルポジショニングシステム信号を復号するようにDSP502に連結され、それにより、UE10がその位置を決定することを可能にする。種々の他の周辺機器もまた、付加的な機能、例えば、ラジオおよびテレビ受信を提供するように含まれ得る。
【0054】
図12は、DSP502によって実装され得る、ソフトウェア環境602を図示する。DSP502は、ソフトウェアの他の部分が動作するプラットフォームを提供する、オペレーティングシステムドライバ604を実行する。オペレーティングシステムドライバ604は、アプリケーションソフトウェアにアクセス可能である標準化インターフェースを伴う無線デバイスハードウェアに対するドライバを提供する。オペレーティングシステムドライバ604は、UE10上で作動するアプリケーションの間で制御を転送する、アプリケーション管理サービス(「AMS」)606を含む。図12には、ウェブブラウザアプリケーション608、メディアプレーヤアプリケーション610、およびJava(登録商標)アプレット612も示されている。ウェブブラウザアプリケーション608は、ウェブブラウザとして動作するようにUE10を構成し、ユーザがフォームに情報を入力し、ウェブページを検索および閲覧するようにリンクを選択することを可能にする。メディアプレーヤアプリケーション610は、音声または視聴覚媒体を読み出し、再生するようにUE10を構成する。Java(登録商標)アプレット612は、ゲーム、ユーティリティ、および他の機能性を提供するようにUE10を構成する。構成要素614は、本開示に関係する機能性を提供する場合がある。
【0055】
図1のUE10、ENB20、および中央制御110、ならびにセル102と関連する場合がある他の構成要素は、その上に置かれた必要な作業負荷に対処するように、十分な処理能力、メモリリソース、およびネットワークスループット能力を伴う任意の汎用コンピュータを含み得る。図13は、本明細書で開示される1つ以上の実施形態を実装するために好適であり得る、典型的な汎用コンピュータシステム700を図示する。コンピュータシステム700は、2次記憶部750、読み出し専用メモリ(ROM)740、ランダムアクセスメモリ(RAM)730、入力/出力(I/O)デバイス700、およびネットワーク接続デバイス760を含む、メモリデバイスと通信しているプロセッサ720(中央プロセッサユニットまたはCPUと呼ばれてもよい)を含む。プロセッサは、1つ以上のCPUチップとして実装され得る。
【0056】
2次記憶部750は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、データの不揮発性記憶のために、かつRAM730が全ての作業データを保持するほど大きくない場合にオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される。2次記憶部750は、プログラムが実行のために選択された時に、RAM730に取り込まれる、そのようなプログラムを記憶するために使用され得る。ROM740は、プログラム実行中に読み出される命令と、おそらくはデータとを記憶するために使用される。ROM740は、典型的には、2次記憶部のより大きいメモリ容量に対して小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。 RAM730は、揮発性データを記憶するため、および、おそらく命令を記憶するために使用される。ROM740およびRAM730の両方へのアクセスは、典型的には、2次記憶部750へのアクセスよりも速い。
【0057】
I/Oデバイス700は、プリンタ、ビデオモニタ、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取機、紙テープレコーダ、または他の周知の入力デバイスを含み得る。ネットワーク接続デバイス760は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)カード、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースカード、シリアルインターフェース、トークンリングカード、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)カード、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)カード、符号分割多重アクセス(CDMA)等の無線送受信機カードおよび/または移動通信用グローバルシステム(GSM)無線送受信機カード、および他の周知のネットワークデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続760デバイスは、プロセッサ720がインターネットまたは1つ以上のイントラネットと通信することを可能にし得る。そのようなネットワーク接続により、プロセッサ720がネットワークから情報を受信する場合があり、または、上記の方法のステップを行う経過中にネットワークに情報を出力する場合があることが想定される。しばしば、プロセッサ720を使用して実行される一連の命令として表される、そのような情報は、例えば、搬送波で具現化されたコンピュータデータ信号の形態で、ネットワークから受信され、ネットワークに出力され得る。
【0058】
例えば、データまたはプロセッサ720を使用して実行される命令を含み得る、そのような情報は、例えば、コンピュータデータベースバンド信号または搬送波で具現化された信号の形態で、ネットワークから受信され、ネットワークに出力され得る。ネットワーク接続760デバイスによって生成される、ベースバンド信号または搬送波で具現化された信号は、導電体の中または導電体の表面上、同軸ケーブルの中、導波管の中、光媒体、例えば、光ファイバの中、または空気あるいは自由空間の中で伝播し得る。ベースバンド信号または搬送波に組み込まれた信号に含まれる情報は、情報を処理または生成するため、あるいは情報を伝送または受信するために望ましいように、異なる順序に従って順序付けられ得る。本明細書では伝送媒体と呼ばれる、ベースバンド信号または搬送波に組み込まれた信号、あるいは現在使用されているか、または以降で発生させられる他の種類の信号は、当業者に周知であるいくつかの方法に従って生成され得る。
【0059】
プロセッサ720は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク(これらの種々のディスクベースのシステムは、全て2次記憶部750と見なされ得る)、ROM740、RAM730、またはネットワーク接続デバイス760からアクセスする、命令、コード、コンピュータプログラム、スクリプトを実行する。1つだけのプロセッサ720が示されているが、複数のプロセッサが存在し得る。したがって、命令は、プロセッサによって実行されるものとして論議され得るが、命令は、同時に実行され、連続的に実行され、あるいは1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。
【0060】
いくつかの実施形態が本開示で提供されているが、開示されたシステムおよび方法が、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされ、本明細書で提供される詳細に限定されることを意図しない。例えば、種々の要素または構成要素を、別のシステムに組み入れるか、または一体化してもよく、あるいは、ある特徴を省略するか、または実装しなくてもよい。
【0061】
また、個別または別個のものとして種々の実施形態において説明および例証される技法、システム、サブシステム、および方法を、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技法、または方法に組み入れるか、または一体化し得る。連結または直接連結され、あるいは相互に通信するものとして示される、または論議される他のアイテムは、電気的、機械的、またはその他の方法かどうかにかかわらず、いくつかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結されるか、または通信し得る。変更、置換、および改変の他の例は、当業者により解明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2013−59097(P2013−59097A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−250657(P2012−250657)
【出願日】平成24年11月14日(2012.11.14)
【分割の表示】特願2011−500987(P2011−500987)の分割
【原出願日】平成21年3月20日(2009.3.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.GSM
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−250657(P2012−250657)
【出願日】平成24年11月14日(2012.11.14)
【分割の表示】特願2011−500987(P2011−500987)の分割
【原出願日】平成21年3月20日(2009.3.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.GSM
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】
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