説明

両面熱印刷

基材の対向面上に感熱コーティングを有する熱画像形成要素の両面直接熱印刷について記載する。ここで、熱画像形成要素は、フィード・パスの対向面上に配置されたプリント・ヘッドを有するサーマル・プリンタのフィード・パスに沿って提供される。熱画像形成要素の両面での印刷は、対向するプリント・ヘッドからの可変エネルギー熱パルスを印加することによって達成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面熱印刷に関する。
【背景技術】
【0002】
<関連出願への相互参照>
2005年1月15日出願の、John L.Janningの米国仮特許出願第60/644,772号に基づいて優先権の特典を主張する。
【0003】
直接熱印刷は、トナーまたはインクを使用しない認められた静音印刷手段である。これは、40年以上使用されてきた比較的成熟した技術である。今ではこれを、キャッシュ・レジスタのレシート、郵便ラベルなどの印刷のために小売業者が使用するのはごく普通のことである。
【0004】
初期の片面直接熱印刷の例は、John L.Janningへの米国特許第3,466,423号公報および第3,518,406号公報で教示されたような熱半選択印刷である。こうした熱半選択印刷は、感熱印刷紙の両面で同時に耐電性熱印刷要素に通電することによって行われた。片面印刷を行うために、両面同時電流通電エネルギーが追加される。供給されるエネルギー・レベルは、片面にのみ供給される場合には、印刷を行うのに十分なものではなかった。媒体の両面に十分な熱を同時に印加することによって、印加されるエネルギーが追加され、片面印刷を行うことができた。
【0005】
取引文書またはレシートの2重または両面直接熱印刷については、米国特許第6,784,906号公報および第6,759,366号公報に記載されている。プリンタは、プリンタを通るフィード・パスに沿って移動する熱媒体の両面に印刷することができるように構成されている。上記プリンタでは、ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが媒体フィード・パスの各面に配置されている。プリント・ヘッドは、プリント・ヘッドからのフィード・パスを横切る対向プラテンと向かい合っている。
【0006】
直接熱印刷では、プリント・ヘッドは、紙、または感熱コーティングが施された基材を含む他のシート媒体に選択的に熱を加える。コーティングは、熱が加えられると変色し、これによりコーティングされた基材に「印刷」が行われる。両面直接熱印刷の場合、シート媒体基材は、両面をコーティングすることができる。
【0007】
2重または両面直接熱印刷について、例えば、材料を節約するため、および顧客に情報を提供する際の柔軟性を与えるために、紙のレシートの両面に可変情報を提供することに関して説明してきた。印刷は、電子的に、または、両面印刷を指示するコンピュータ・アプリケーション・プログラムを使用するコンピュータによって実行することができる。
【0008】
米国特許第6,784,906号公報および第6,759,366号公報に記載されているような2重または両面直接熱印刷は、シングルパスで両面印刷用の媒体フィード・パスの対向面上に配置されるが、互いにオフセットされるダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドを含む。プリント・ヘッド・オフセットがなければ、不均一な印刷密度が潜在的に発生する恐れがある。何故なら、プリント・ヘッドが互いに真向かいにある場合に、感熱印刷紙の両面に同時に熱エネルギーが供給されると、このエネルギーが追加される可能性があるためである。
【特許文献1】米国仮特許出願第60/644,772号
【特許文献2】米国特許第3,466,423号
【特許文献3】米国特許第3,518,406号
【特許文献4】米国特許第6,784,906号
【特許文献5】米国特許第6,759,366号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
基材の対向面上に感熱コーティングを有する熱画像形成要素の両面直接熱印刷について説明するが、ここで熱画像形成要素は、フィード・パスの対向面上に配置されたプリント・ヘッドを有するサーマル・プリンタのフィード・パスに沿って提供される。
【課題を解決するための手段】
【0010】
熱画像形成要素の両面での印刷は、対向するプリント・ヘッドからの可変エネルギー熱パルスを印加することによって達成される。エネルギー・レベルの異なる熱パルスが、熱画像形成要素の対向面に印加される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
一例を挙げると、本明細書では、本発明の種々の実施形態について、含まれる図面を参照しながら説明する。変形形態も適合可能である。
【0012】
図面のうち、図1aは、フィード・パス105に沿って提供される、例えば、印刷紙などの熱画像形成要素104によって分割された、互いに対面する2つのサーマル・プリント・ヘッド101aおよび101bを示す。図1bは、図1aの部分分解図である。耐電性印刷要素103が導体102に接続される。サーマル・プリント・ヘッド101aおよび101bによって供給された可変エネルギー熱パルスの印刷エネルギーを、プリンタ内の熱画像形成要素104の片面または両面上で直接熱印刷を実施するために加えることができる。
【0013】
熱画像形成要素104の表面および裏面の両面直接熱印刷は、例えば、米国特許第3,466,423号公報(特許文献2)および第3,518,406号公報(特許文献3)で教示されたような熱半選択印刷を使用して、フィード・パス105の対向面上に配置された2つの隣接するプリント・ヘッド101aおよび101bを同時に使用することによって行われる。サーマル・プリント・ヘッド101aおよび101bが、2つの使用可能なエネルギー・レベルの熱パルスを提供するために通電され、熱画像形成104の片面の印刷が、プリント・ヘッド101aおよび101bのうちの1つからの高い方のエネルギー・レベルの熱パルスを使用することによって行われる。熱画像形成要素104の両面の印刷は、対向するプリント・ヘッド101aおよび101bからの低い方のエネルギー・レベルの付加的な熱パルスを同時に使用することによって行われる。
【0014】
図2の図は、感熱印刷紙104の両面上での、プリント・ヘッド101aおよび101bからの直接熱印刷に使用される2レベル・エネルギーを示す。低い方のレベルの「半選択」エネルギーが、「同時/両面」印刷に使用される。プリント・ヘッド101aおよび101bそれぞれからの熱パルスの印刷エネルギーは、印刷が用紙104の両面で同時に行われる場合、「半選択」レベルまで低減される。そうでない場合、印刷密度は、高い方のレベルのエネルギーが、例えば、用紙104の両面での同時印刷に使用される印刷領域で光の乱れを発生させる可能性がある。図2に示される高い方の熱パルス・エネルギー・レベルは、用紙104の片面のみの印刷に使用される。
【0015】
図2に示される印刷番号1から印刷番号18までの印刷シーケンスでは、3つの印刷(1〜3)が裏面で行われ、次に表面で単一の印刷(4)が行われ、続いて両面で印刷(5)が行われ、続いてどちらの面にも印刷(6)が行われず、続いて裏面で印刷(7)が行われ、続いて両面で印刷(8)が行われ、続いて表面で印刷(9)が行われ、続いて裏面で2つの印刷(10〜11)が行われ、続いて表面で2つの印刷(12〜13)が行われ、続いて両面で印刷(14)が行われ、続いて2つの時間間隔(15〜16)では、どちらの面にも印刷が行われず、続いて裏面で印刷(17)が行われ、その後続いて、例えば、用紙104などの両面熱画像形成要素の両面で、印刷(18)が行われる。
【0016】
熱部分選択印刷は、印刷が、両面に感熱コーティングを有する感熱印刷紙104の片面のみで行われる場合を除いて、類似の方法で行われる。この場合、プリント・ヘッド101aおよび101bによって同時にエネルギーが供給されるが、用紙104の所望の印刷面上のプリント・ヘッドに供給される印刷エネルギーのほとんどが不均等または不均一なエネルギー・レベルであり、用紙104の対向面上の要素によって供給されるエネルギーの方が少ない。この2つのエネルギーが加わり、印刷は、用紙104の最大のエネルギー・レベルが供給された面で行われる。図3は、部分選択熱印刷に関する例示的な熱パルス・エネルギーを示す。
【0017】
図3に示された実施形態では、表面および裏面の両方のプリント・ヘッド101aおよび101bから、3つのエネルギー・レベルの熱パルスが供給される。選択された選択エネルギー・レベルに基づく、両方のプリント・ヘッド101aおよび101bからの同時の助けなしに、用紙104のいずれの面でも印刷を行うことはできない。熱画像形成要素104の表面のみで印刷を行う場合、裏面プリント・ヘッド要素によって小さいエネルギー・レベルの「部分」熱パルスが生成され、表面プリント・ヘッド要素によって大きいエネルギー・レベルの「部分」熱パルスが生成される。裏面のみで印刷を行う場合、表面プリント・ヘッドによって小さいエネルギー・レベルの「部分」熱パルスが生成され、裏面プリント・ヘッドによって大きいエネルギー・レベルの「部分」熱パルスが生成される。感熱印刷紙104の表および裏の両面に印刷するためには、表面および裏面の両方のプリント・ヘッド101aおよび101bによって中間エネルギー・レベルの「部分」熱パルスが生成される。
【0018】
動作時に、熱パルスは、表面および裏面の両方のプリント・ヘッド101aおよび101bによって生成される。しかし、図3の実施形態では、感熱紙104の表面または裏面でプリント・ヘッド101aおよび101bによって生成される熱パルスはいずれも、単独では、用紙のどちらの面にもマークを印刷するのに十分なように適切に選択されない。
【0019】
図3における印刷番号1から印刷番号18までの印刷シーケンスでは、3つの印刷(1〜3)が熱画像形成要素104の裏面で行われ、次に表面で単一の印刷(4)が行われ、続いて両面で印刷(5)が行われ、続いてどちらの面にも印刷(6)が行われず、続いて裏面で印刷(7)が行われ、続いて両面で印刷(8)が行われ、続いて表面で印刷(9)が行われ、続いて裏面で2つの印刷(10〜11)が行われ、続いて表面で2つの印刷(12〜13)が行われ、続いて両面で印刷(14)が行われ、続いて2つの時間間隔(15〜16)では、どちらの面にも印刷が行われず、続いて裏面で印刷(17)が行われ、その後続いて、熱画像形成要素104の両面で印刷(18)が行われる。
【0020】
熱画像形成要素104は、一般に、基材の対向面の感熱コーティングを含む、周知の種々の方法で構築することができる。熱画像形成要素104は、フィード・パス105の対向面上に配置されたプリント・ヘッド101aおよび101bを有するサーマル・プリンタの、フィード・パス105に沿って提供される。熱画像形成要素104の両面での印刷は、プリント・ヘッド101aおよび101bのそれぞれから可変エネルギーの熱パルスを印加することによって行われる。プリント・ヘッド101aおよび101bのうちの1つからの熱パルスのエネルギー・レベルは、プリント・ヘッドからの熱パルスを生成する電圧の大きさを変えることによって変化させることができる。図2および3に示されたように、プリント・ヘッド101aおよび101bのそれぞれから追加の熱パルスを同時に印加することによって、熱画像形成要素104の両面が印刷される。熱画像形成要素104の対向面上への印刷は、熱パルスのエネルギー・レベルによって制御される。
【0021】
プリント・ヘッド101aおよび101bそれぞれからの熱パルスは、少なくとも2つの使用可能なエネルギー・レベルを有することが可能であり、熱画像形成要素104の片面の印刷は、プリント・ヘッドのうちの1つからの高い方のエネルギー・レベルの熱パルスを使用することによって行われる。熱画像形成要素104の両面の印刷は、対向するプリント・ヘッド101aおよび101bからの低い方のエネルギー・レベルの付加的な熱パルスを同時に使用することによって行われる。
【0022】
プリント・ヘッド101aおよび101bのそれぞれからの熱パルスが少なくとも3つの使用可能なエネルギー・レベルを有する場合、熱画像形成要素の片面の印刷は、プリント・ヘッドのうちの1つからの最も高いエネルギー・レベルの熱パルスを使用し、対向するプリント・ヘッドからの最も低いエネルギー・レベルの熱パルスを同時に使用することによって行うことができる。熱画像形成要素104の片面のみでの印刷は、対向するプリント・ヘッド101aおよび101bからの中間エネルギー・レベルの熱パルスを同時に使用することによって、実施可能である。好ましくは、3つの使用可能なエネルギー・レベルのいずれも、単独では、画像形成要素104のいずれの面にもマークを印刷するのに適切に選択されることはない。熱画像形成要素104の対向面上での直接熱印刷は、両面直接熱印刷のこの例では、プリント・ヘッド101aおよび101bからの熱パルスのタイミングによって制御される。
【0023】
John L.Janningへの米国特許第3,466,423号公報(特許文献2)および第3,518,406号公報(特許文献3)で教示されるように、プリント・ヘッド101aまたは101bは、フィード・パス105の片面上に配置された第1グループの並行する耐熱性加熱要素を備えることが可能であり、対向するプリント・ヘッド101aまたは101bは、フィード・パス105の対向面上に配置された第2グループの並行する耐熱性加熱要素を備えることが可能であって、第1の加熱要素グループの加熱要素は第2の加熱要素グループの加熱要素に対して直角に配置される。それ故、対向するプリント・ヘッド101aおよび101bそれぞれが、フィード・パス105の対向面に配置された直角の行および列導体の形の耐電性熱印刷要素を備える両面ダイレクト・サーマル・プリンタが構築される。上記両面ダイレクト・サーマル・プリンタでは、同時に通電される直角の行および列導体が重なる場合、印刷が行われる。プリント・ヘッド101aおよび101b内の別個の耐電性印刷要素103を互いに隣接させ、フィード・パス105の対向面上に配置することが可能な、例えば図1aおよび1bに示されるような代替の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ構造を使用することができる。画像形成要素104の対向面上での両面直接熱印刷は、耐電性印刷要素103の同時電流通電によって行われる。
【0024】
上記説明は、より広義の発明のいくつかの特定の実施形態または実施例を提示するものである。本発明は、本明細書では記載されていない多種多様な他の代替方法でも実施される。本発明の多くの他の実施形態または変形形態も、添付の特許請求の範囲内で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1a】本発明のある例示的変形形態による両面直接熱印刷用の対向するプリント・ヘッドを示す概略図である。
【図1b】図1aに示されたプリント・ヘッドの詳細を示す概略図である。
【図2】両面「半選択」印刷用の熱画像形成要素の表面および裏面に印加される熱パルスに関する例示的なエネルギー・レベルを示すタイミング図である。
【図3】両面「部分選択」印刷用の熱画像形成要素の表面および裏面に印加される熱パルスに関する例示的なエネルギー・レベルを示すタイミング図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材の対向面上に感熱コーティングを有する熱画像形成要素の両面直接熱印刷の方法であって、
前記熱画像形成要素を、フィード・パスの対向面上に配置されたプリント・ヘッドを有するサーマル・プリンタの前記フィード・パスに沿って提供するステップと、
前記プリント・ヘッドのそれぞれから可変エネルギーの熱パルスを印加することによって、前記熱画像形成要素の両面上に印刷するステップとを含む方法。
【請求項2】
前記プリント・ヘッドのうちの1つからの熱パルスのエネルギー・レベルが、熱パルスを生成する電圧の大きさを変化させることによって変えられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記熱画像形成要素の両面が、前記プリント・ヘッドのそれぞれからの付加的な熱パルスの同時印加によって印刷される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プリント・ヘッドのそれぞれからの熱パルスが、少なくとも2つの使用可能なエネルギー・レベルを有し、前記熱画像形成要素の片面の印刷が、前記プリント・ヘッドのうちの1つからの高い方のエネルギー・レベルの熱パルスを使用することによって行われる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
両面の印刷が、対向するプリント・ヘッドからの低い方のエネルギー・レベルの付加的な熱パルスを同時に使用することによって行われる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記プリント・ヘッドのそれぞれからの熱パルスが少なくとも3つの使用可能なエネルギー・レベルを有し、前記熱画像形成要素の片面の印刷が、前記プリント・ヘッドのうちの1つからの最も高いエネルギー・レベルの熱パルスを使用すること、および対向するプリント・ヘッドからの最も低いエネルギー・レベルの熱パルスを同時に使用することによって行われる、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
両面での印刷が、対向するプリント・ヘッドからの中間エネルギー・レベルの熱パルスを同時に使用することによって行われる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記3つの使用可能なエネルギー・レベルのいずれも、単独では、前記熱画像形成要素のいずれの面にもマークを印刷するのに適切でない、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記熱画像形成要素の対向面での直接熱印刷が、前記プリント・ヘッドからの熱パルスのタイミングによって制御される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記プリント・ヘッドのうちの1つが、前記フィード・パスの片面上に配置された第1グループの並行する耐熱性加熱要素を備え、前記プリント・ヘッドのうちの他方が、前記フィード・パスの対向面上に配置された第2グループの並行する耐熱性加熱要素を備え、前記第1グループの加熱要素が前記第2グループの加熱要素に対して直角に配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
基材の対向面上に感熱コーティングを有する熱画像形成要素の両面直接熱印刷の方法であって、
前記熱画像形成要素を、フィード・パスの対向面上にプリント・ヘッドを有するサーマル・プリンタのフィード・パスに沿って提供するステップと、
前記プリント・ヘッドのそれぞれから不均等なエネルギー・レベルの熱パルスを印加することによって、前記熱画像形成要素の両面上に印刷するステップとを含む方法。
【請求項12】
前記熱画像形成要素の対向面での印刷が、前記プリント・ヘッドからの熱パルスのエネルギー・レベルによって制御される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
異なるエネルギー・レベルの熱パルスが両面熱画像形成要素の対向面に印加される、両面直接熱印刷の方法。
【請求項14】
熱半選択印刷が両面熱画像形成要素の対向面で達成される両面直接熱印刷の方法。
【請求項15】
熱部分選択印刷が両面熱画像形成要素の対向面で達成される両面直接熱印刷の方法。
【請求項16】
両面熱画像形成要素の対向面での印刷が、前記画像形成要素の対向面での耐電性印刷要素の同時電流通電によって行われる両面直接熱印刷の方法。
【請求項17】
両面熱画像形成要素用のフィード・パスの対向面に印刷要素を伴う、直接対向するサーマル・プリント・ヘッドを備えた両面ダイレクト・サーマル・プリンタであって、前記印刷要素は、通電された場合、両面熱画像形成要素上に印刷するために可変エネルギーの熱パルスを提供する両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項18】
前記印刷要素が、前記フィード・パスの対向面に追加の熱パルスを同時に印加することによって印刷する、請求項17に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項19】
前記熱パルスそれぞれのエネルギー・レベルが、単独では、前記画像形成要素のいずれの面にも印刷するのに適切でない、請求項17に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項20】
前記画像形成要素の対向面での直接熱印刷が、前記熱パルスのタイミングによって制御される、請求項17に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項21】
前記印刷要素が耐電性熱印刷要素であり、前記印刷要素が、前記フィード・パスの対向面に配置された直角の行および列導体を備える、請求項17に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項22】
同時に通電される直角の行および列導体が重なる場合、熱印刷が行われる、請求項21に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。
【請求項23】
前記印刷要素が前記フィード・パスの対向面上の耐電性印刷要素である、請求項17に記載の両面ダイレクト・サーマル・プリンタ。

【図1a】
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【図1b】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−521345(P2009−521345A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547599(P2008−547599)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/048994
【国際公開番号】WO2007/076000
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(391007161)エヌ・シー・アール・コーポレイション (85)
【氏名又は名称原語表記】NCR CORPORATION
【Fターム(参考)】