説明

乗り物の走行振動を駆動源とするマッサージ機

【課題】旅は楽しくなければ面白くない。わざわざ経費を出して参加するのである。しかし団体のバス旅行などは道の駅など結構途中下車が多く乗降回数が激しく足に疲れが来る。そんなとき携帯型で即疲れが取れるような装置があれば非常に便利である。
【解決手段】一般の個人住宅では疲労回復用にマッサージ機器若しくは類する機器がほとんどの家庭にあり、また貼り薬の使用や、家族に人力マッサージを依頼することによって疲労の快復を図るなど対応策は色々有る。しかし出張や旅の場合乗り物が必然的に伴い、その旅行中におけるそれぞれの乗り物の振動を駆動源として利用し、車中で或いは飛行機のフライト中、或いは乗用車の後部座席で一寸足を投げ出す空間があれば、電源など一切の動力を使用せずに、乗り物が持つ微妙な振動を利用し即効性のある疲労快復装置を提供するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
2009年を迎え世の中は急に不景気風が吹き始めたが最近ではメディアや通信手段の急速な技術革新により世界情勢は瞬時に我々末端庶民の手元まで届くようになり、大国の米国にオバマ大統領が誕生して以来、景気対策が次々に打ち出されているが、AIG問題をはじめ1990年代から続いた好景気も自動車産業の急速な消費の冷え込みを元とした不景気ムードは突然わが国にもその影響が出始め、政府は急遽景気浮揚策として10兆円規模の大型補正予算を組んだが本発明はこれ等国家レベルの問題とは程遠いが、派遣労働者の大量解雇問題など今後の景気を予測した緊縮予算や節約ムードが急速に広がり最近では起業の出張も控えめとなり、スーパーなど市場も食品業界も値下げ競争が全国一斉に始まった。レジャーの方も海外旅行は一機に近場の国が多くなり価格も低価格となったが旅のチラシなども何よりも安価で安心安全の国内旅行案内が増えてきた。本発明は近場といえども新幹線や長距離のバス旅行を、疲れず楽しく快適に過すための技術的提案である。
【背景技術】
【0002】
旅の場合、海外旅行でも国内旅行でも或いはバス旅行でも先ず疲れるのが足である。通常旅は飛行機や新幹線や通常のJR線やあるいはバスなど必ず乗り物を利用する。しかしどんな乗り物でも旅先が観光地や工場などの各種見学でも必ず歩くことを必要とする。日常生活以上に突然の大量歩行はその疲れが先ず足に来る。その疲れも特に足首やふくらはぎ部分の疲れが激しい。新幹線など長時間或いはバスなど長距離乗車すると足首周辺は疲れを通り過ぎ、痛みさえ感じるようになる。新幹線もグリーン車ならゆったりするが通常の旅ではグリーン車は別問題であるがグリーン車でも長時間一定の姿勢で居ると当然疲れが先ず足に来る。そんな疲れが生じたとき時、即効的にその疲れを吹き飛ばしてくれたら旅の楽しさも又格別である。本発明はそんな希望をかなえてくれる製品を提供するものである。
【0003】
類似の先願特許としての特開2005−118164立って使用するフットマッサージ機は屋外や大型店舗内での疲れ取りマーサージ機であり、特開平11−17887マッサージ機などは椅子式であるがいずれも電気を駆動源とするもので本発明とは基本的に思想を異にするものである。
【0004】
【特許文献1】特開2005−118164立って使用するフットマッサージ機
【特許文献2】特開平11−17887マッサージ機
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
旅は楽しくなければ面白くない。わざわざ経費を出して参加するのである。しかし団体のバス旅行などは道の駅など結構途中下車が多く乗降回数が激しく足に疲れが来るものであるそんなとき携帯型で即疲れが取れるような機器があれば非常に便利である。自宅に帰れば前記したようなマッサージ機器がほとんどの家庭にあり、また貼り薬の使用や、家族にマッサージを依頼することによって疲労の快復を図るなど可能性は色々有る。しかし本発明は旅行中の乗り物の振動を利用しそれぞれの乗り物の振動を動力源として利用し、車中や飛行機フライト中に、或いは乗用車の後部座席で一寸足を投げ出す空間があれば電源など一切の動力を使用せずに乗り物が持つ微妙な振動を利用し即効性のある疲労快復装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明を図1で説明すると、塩ビやポリエチレン或いは他の化成品シートなどの素材を使って円形ヒモ状のエアーチューブ2を作りその中にエアーを吹き込むことにより柔軟性と弾力性を持たせる。この時の円形のサイズは大人用なら大人の足が2本すっぽり入る直径サイズ200mm前後が妥当であろうが、子供用、大人用、或いは肥満体用などサイズは適宜市場の反応を見ながら製造すればよい。又エアーチューブの素材はビニール製が最も適しているが素材はゴム製でも合成繊維でも強度があって危険性がなく肌触りが良ければよい。エアーチューブ円形上部には吊り下げ用の紐リング1若しくは引っ掛けフックを取り付け、同紐リング1の吊り下げは新幹線の座席前部の荷物架けやテーブル台のフックを利用すればよい。そして車内での使用時に自前でエアー吹き込み口3からエアーを吹き込み、使用しないときはエアーを抜き携帯すればよい。又マッサージ効果を上げる為エアーチューブリングの内側下方部分には皮革や木製によるボッチいわゆる刺激用の凸凹をつけると、乗り物の走行中には必然的に発生する振動が動力源となり本装置のマッサージ効果が起る。尚出来れば窓ガラスや壁面に吊り下げる場合強度を確認し壁用フックとして図1の1−1や1−2等の部品を持参すると良い。
【発明の効果】
【0007】
本発明品についてはエアーチューブのエアーを抜けばポケットに入るサイズとなり、重量も数百グラムの軽量である為出張時或いは団体旅行の際に携行すれば旅も苦にならず、海外旅行の飛行機旅でよく発生するエコノミー症候群などの心配もなくなり、又国内旅行での新幹線やバス旅行などで団体行動には付いて行けないような過密な旅でも、本製品を携行利用する事で車中が休憩且つ体力復活の場所となり団体旅行にも楽しく参加できるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
上述したように本発明によってお年寄りでも、若者と同じような感覚で気楽に旅行に参画できるし、最近の近場の旅行ブームでも疲れの激しい特に窮屈は車内のバス旅行でも、直接旅をしながら本来疲れの元となる振動が逆に疲れ取りのマッサージ効果となりポケットサイズである為、荷物にもならず忘れないようにそれぞれのバッグに常備品として入れておくことにより忘れる事もなく、出張や旅が苦にならないことは旅行業を初めとし、行動派なれば男女に関わらず必需品となる可能性があり少額品ではあるが景品としても利用できる事は、新製品且つ大衆商品として大量の市場が見込まれの産業の活性化効果は十分期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は本発明のエアーチューブ式マッサージ装置全体正面概要図と側面概要図である。
【図2】図2はエアーチューブ式マッサージ装置全体上面概要図である。
【図3】図3はエアーチューブ式マッサージ装置吊り下げ用フック部品の概要図例である。
【図4】図4はエアーチューブ式マッサージ装置のガラス壁面吊り下げ用吸盤部品の全体概要図例である。
【符号の説明】
【0010】
1 エアーチューブ式マッサージ装置全体概要図
2 エアーチューブ
3 吊り下げ具
4 エアー吹き込み口
5 突起部指圧箇所
6、吊り下げ用フック部品の正面図
7、吊り下げ用フック部品の側面図
8、ガラス面吊り下げ用吸盤部品の概要図
9、吹き込んだエアー部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴム材や塩ビやポリエチレン或いは化成品シート材を素材とする密封栓付き空気の吹き込み口を持つ長方形空気袋を円形状としその内側に布や木製や皮革材など耐久性シート材を貼り付け、その表面に、木や竹などの植物性素材或いは皮革やプラスチックや金属製性素材からなる指圧用の突起物を複数個装着し、円形状空気袋上部先端には吊り下げ具を装備した乗り物の振動を動力源とするマッサージ用具。
【請求項2】
吊り下げ用の部分は輪型形状或いはフック式或いは留め金による請求項1に記載の乗り物の振動を動力源とするマッサージ用具。
【請求項3】
円形内側面積は大人の両足、若しくは片足のふくらはぎがすっぽり入るサイズである事を条件とした請求項1に記載の乗り物の振動を動力源とするマッサージ用具。
【請求項4】
板バネやスプリング或いはゴム製品や合成材が持つ弾力で振動機能を補強した請求項1に記載の乗り物の振動を動力源とするマッサージ用具。
【請求項5】
乗り物の振動動力源に代えてモーターやその他の動力源を付加した請求項1に記載のマッサージ用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−11022(P2011−11022A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−173679(P2009−173679)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(591273672)株式会社テラボンド (42)
【Fターム(参考)】