説明

乗客コンベア

【課題】美観を犠牲にすることなく、乗客コンベア近傍で発生した火災の迅速な消火活動に利用することができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】ニュアル部11に設けられ、通常時は、ニュアル部11に収納された消火設備28を、乗客コンベア外側から遮蔽し、乗客コンベア近傍の火災発生時は、消火設備28を、乗客コンベア外側へ露出させるカバーを備える乗客コンベアとした。これにより、美観を犠牲にすることなく、乗客コンベア近傍で火災が発生したときに、消火設備28を持ち出して、迅速な消火活動を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、火災発生時の消化活動に利用される乗客コンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
建築物内には、スプリンクラが設けられる。このスプリンクラは、火災発生時の消火活動に利用される。さらに、消火設備として、消防ホース格納庫が設けられる。この消防ホース格納庫は、美観を妨げる可能性がある。このため、人目に付きやすい乗客コンベア近傍へ設置しない。即ち、消防ホース格納庫は、建築物の隅等、人目に付くにくい場所に設置される。これにより、美観上の問題は解決される。
【0003】
また、乗客コンベアの消火予防及び火災発生時の消火を目的として、煙感知信号が出力されたときに、制御装置により散水装置を動作させる乗客コンベアが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−305984号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、乗客コンベア近傍で、火災が発生した場合を考える。この場合、火災報知器が動作し、スプリンクラが散水する。そして、消防ホースも利用され、初期消火が行われることもある。このとき、消防ホースは、建築物の隅等の消防ホース格納庫から引き出される。このため、初期消火活動が開始されるまでに、時間がかかるという問題があった。一方、特許文献1記載のものは、乗客コンベア近傍の消火活動には、利用できないという問題があった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、美観を犠牲にすることなく、乗客コンベア近傍で発生した火災の迅速な消火活動に利用することができる乗客コンベアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る乗客コンベアは、ニュアル部に設けられ、通常時は、前記ニュアル部に収納された消火設備を、乗客コンベア外側から遮蔽し、前記乗客コンベア近傍の火災発生時は、前記消火設備を、前記乗客コンベア外側へ露出させるカバーを備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、美観を犠牲にすることなく、乗客コンベア近傍で発生した火災の迅速な消火活動に利用することができる乗客コンベアが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
この発明を実施するための最良の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの側面図である。図2はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの平面図である。図3は図2のA方向から見た要部拡大図である。図4は図3のB−B線における断面の要部拡大図である。
【0011】
図1〜図4において、1は主枠である。この主枠1の上端には、上部乗降口2が設けられる。一方、主枠1の下端には、下部乗降口3が設けられる。上部乗降口2と下部乗降口3の間には、踏段4が設けられる。この踏段4の両側には、欄干5が設けられる。この欄干5の上方には、ガードレール6が設けられる。このガードレール6の上部には、手摺案内(図示せず)が設けられる。この手摺案内には、移動手摺7が案内される。この移動手摺7は踏段4と同速度で移動される。
【0012】
また、ガードレール6の外側には、外側デッキ8が設けられる。さらに、外側デッキ8の一方と建築壁9側との間には、デッキボード10が設けられる。このデッキボード10は、外側デッキ8と建築壁9との間に形成された空間を遮蔽する。そして、欄干5端部、外側デッキ8端部、デッキボード10端部によって、ニュアル部11が構成される。
【0013】
次に、図5〜図7を用いて、本実施の形態特有の構成を説明する。
図5は図3のC−C線における断面図である。
図5において、ニュアル部11のデッキボード10の前面は、縦断面略半円状に形成される。このデッキボード10の前面には、開口部10aが設けられる。この開口部10aには、支持装置12が設けられる。支持装置12は、前面カバー13、ホース取付板14を備える。前面カバー13は、デッキボード10の前面と同様に、縦断面略半円状に形成される。そして、前面カバー13は、デッキボード10の前面と面一となるように配置される。
【0014】
ホース取付板14は、前面カバー13裏面に設けられる。このホース取付板14の上下縁部には、略U字状の案内溝14aが設けられる。この案内溝14aは、ガイド板15に嵌め込まれる。このガイド板15は、デッキボード10内部に取り付けられる。この構成により、ホース取付板14は、ニュアル部11に沿って水平方向に摺動可能となる。
【0015】
また、ホース取付板14の乗客コンベア内側中央には、切り欠き部が設けられる。この切り欠き部の中央鉛直縁部には、案内棒取付板16が設けられる。この案内棒取付板16には、案内棒17の先端が固定される。この案内棒17の後端には、終端留め金18が設けられる。
【0016】
また、ホース取付板14の切り欠き部には、支持装置保持用ストッパ制御装置19が配置される。この支持装置保持用ストッパ制御装置19は、ストッパ取付板20、支持装置保持用ストッパ21、押しバネ22、電磁プランジャ23を備える。ストッパ取付板20は、ボルト24でデッキボード10に固定される。このストッパ取付板20の乗客コンベア長手端部側は、案内棒17に挿通される。支持装置保持用ストッパ21は、ピン25を介して、ストッパ取付板20に回転自在に支持される。
【0017】
また、支持装置保持用ストッパ21の乗客コンベア長手端部側には、先端突出し部21aが設けられる。この先端突き出し部21aは、支持装置保持用ストッパ21から下方に突出する。押しバネ22は、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21a上方に設けられる。この押しバネ22は、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aを下方へ付勢する。電磁プランジャ23は、支持装置保持用ストッパ21の反先端突出し部21a側の上方に設けられる。
【0018】
この電磁プランジャ23が動作すると、プランジャが下方へ移動される。この移動により、支持装置保持用ストッパ21の反先端突出し部21aを下方へ移動される。この移動により、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aが上方へ移動される。
【0019】
また、案内棒取付板16とストッパ取付板20との間には、支持装置移動用バネ26が設けられる。この支持装置移動用バネ26の中心には、案内棒17が挿通する。この支持装置移動用バネ26は、案内棒取付板16を、乗客コンベア長手端部側へ付勢する弾性体として機能する。
【0020】
ここで、ホース取付板14側面の上下縁部近傍には、複数のホース留め具27が千鳥配置された状態で設けられる。これらのホース留め具27に、消火設備28が支持される。具体的には、消火設備28は、送水ポンプ(図示せず)、ホース29、放水ノズル30を備える。
【0021】
送水ポンプは、消火用媒体としての水を供給する。この送水ポンプに、ホース29の一端が接続される。そして、ホース29の他端には、放水ノズル30が接続される。ホース29は、ホース留め具27に巻き掛けられる。これにより、ホース29は、折り畳まれた状態となる。これにより、長尺のホース29でも、縦長のニュアル部11に整然と収納される。
【0022】
図6は図5のD方向から見た要部拡大図である。図7は図5のE部要部拡大図である。
図6に示すように、前面カバー13は、デッキボード10の開口部10aを遮蔽する。これにより、デッキボード10の美観が維持される。図7には、通常時における支持装置保持用ストッパ制御装置19近傍が示される。図7に示すように、通常時において、電磁プランジャ23のプランジャは、押出されていない。このため、押しバネ22により、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aが、下方へ付勢される。
【0023】
この付勢により、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aが、案内棒17の嵌合溝17aに嵌合される。この嵌合により、案内棒17の移動が規制される。この規制により、前面カバー13がデッキボード10の開口部10aを遮蔽した状態が維持される。これにより、消火設備28が、乗客コンベア外側から遮蔽された状態が維持される。
【0024】
次に、図8〜図11を用いて、放水ポンプの動作方法を説明する。
図8は図5のF部拡大図であって、ホース及び放水ノズルを省略した図である。図9は図8のG方向からみた正面図である。図10は図9の前面カバーを取り外した状態の図である。図11は図8のH−H線における断面図である。
【0025】
図8に示すように、穴上方のデッキボード10内部には、押しボタンスイッチ31が設けられる。この押しボタンスイッチ31は、押圧されることにより、送水ポンプを動作させる。図9に示すように、押しボタンスイッチ31は、前面カバー13が開口部8aを遮蔽している場合は、乗客コンベア外側から遮蔽される。
【0026】
図10に示すように、押しボタンスイッチ31は、前面カバー13がデッキボード10の開口部10aを露出させている場合は、乗客コンベア外側へ露出される。図11に示すように、押しボタンスイッチ31は、デッキボード10の開口部10aからニュアル部11奥側に配置されない。これにより、押しボタンスイッチ31の操作性向上が図られる。
【0027】
次に、図12〜図16を用いて、消火設備28の利用方法を説明する。
図12はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの支持装置が動作を開始した状態を示す図である。図13は図12のJ部拡大図である。図14はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの支持装置が引き出された状態を示す図である。図15は図14のK部拡大図である。図16はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアが備える消火設備が引き出された状態を示す図である。
【0028】
乗客コンベア近傍で火災が発生すると、火災報知器(図示せず)が動作する。この火災報知器の信号に連動し、電磁プランジャ23が動作する。そして、電磁プランジャ23のプランジャが押出されると、支持装置保持用ストッパ21がピン25を回転中心として回転する。
【0029】
この回転より、支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aが上方に移動する。この移動により、案内棒17の嵌合溝17aと支持装置保持用ストッパ21の先端突出し部21aとの嵌合が開放される。そして、図12に示すように、支持装置移動用バネ26の付勢力により、ホース取付板14が乗客コンベア長手端部側に移動する。なお、図12には、支持装置移動用バネ26が自由長になった状態が示される。
【0030】
その後、図13に示すように、電磁プランジャ23のプランジャが引き込まれる。そして、押しバネ22の付勢力により、支持装置保持用ストッパ21の突出し部21aが下方に移動する。この移動により、支持装置保持用ストッパ21の突出し部21a先端は、案内棒17の外周面に当接した状態となる。その後、支持装置12が人力で引き出される。この引き出しにより、消火設備28が乗客コンベア外側へ露出される。
【0031】
このとき、終端留め金18がストッパ取付板20に当接する。この当接により、支持装置12の移動が規制される。即ち、終端留め金18は、支持装置12が乗客コンベア長手端部から水平方向に突出することを防止する支持装置突出防止用ストッパとして機能する。
【0032】
そして、ホース29がホース留め具27から外される。その後、押しボタンスイッチ31が押され、送水ポンプが動作する。この動作により、消化用媒体としての水が放水ノズル30から放出される。この放水を利用して、消火作業が行われる。そして、初期消火活動が終了した後、ホース29が乾燥処理される。その後、ホース29は、元通りに、ニュアル部11に収納される。
【0033】
以上で説明した実施の形態1によれば、ニュアル部11に収納された消火設備28が、通常時は、乗客コンベア外側から遮蔽され、乗客コンベア近傍の火災発生時は、乗客コンベア外側へ露出される。このため、美観を犠牲にすることなく、乗客コンベア近傍で発生した火災の迅速な消火活動に利用することができる消火設備28が提供される。
【0034】
また、消火設備28は、支持装置12により、ニュアル部11から引き出される。このため、より迅速な消火設備28を行うことができる。さらに、支持装置12は、水平方向に引き出され、乗客コンベア長手端部から水平方向に突出しない。このため、消火設備28を収納するために乗客コンベアの長手方向を長くする必要がない。
【0035】
加えて、通常時、ホース29は、ホース留め具27に巻き掛けられた状態で、折り畳まれる。即ち、長尺のホース29を、ニュアル部11に収納することができる。このため、放水ノズル30を、乗客コンベアからより遠くまで移動することができる。即ち、消火設備28を、より広範囲の消火活動に利用することができる。
【0036】
また、通常時、押しボタンスイッチ31は、乗客コンベア外側から遮蔽される。そして、乗客コンベア近傍の火災発生時に、押しボタンスイッチ31は、乗客コンベア外側に露出される。このため、通常時に、悪戯等で消火設備28が動作することを防止することができる。
【0037】
さらに、火災発生時は、支持装置移動用バネ26の付勢力により、支持装置12が引き出される。このため、支持装置12を引き出す作業負担を軽減することができる。加えて、火災の検知時には、支持装置保持用ストッパ制御装置19が、支持装置保持用ストッパ21に、支持装置12の保持を開放させる。このため、より迅速に消火活動を開始することができる。
【0038】
なお、実施の形態1では、消火設備28は、4箇所あるニュアル部11の1箇所のみに設けられていた。しかし、消火設備28は、任意のニュアル部11に設けられても同様の効果が得られる。また、実施の形態1では、消火設備28として、ホース29等の消防ホース装置が採用されていた。しかし、消火設備28として、消火器を採用しても同様の効果が得られる。
【0039】
さらに、実施の形態1では、建築壁9と外側デッキ8との間に設けられたデッキボード10内に消火設備28を収納する場合を説明した。しかし、建築物の中央で並列に並んだ複数の乗客コンベアの間に設けられたデッキボード10内に消火設備28を収納してもよい。この場合、建築物のフロアの全領域に対し、迅速な消火活動を行うことができる。また、欄干5、外側デッキ8に消火設備28を収納してもよい。この場合、消火設備28を備えた乗客コンベアの簡素化が図られる。
【0040】
さらに、火災報知器の動作に同期して、乗客コンベアのニュアル部11にホース29が収納されていること、ホース29を引き出した後、押しボタンスイッチ31を押圧して放水させること等をアナウンスするアナウンス装置を設けてもよい。この場合、消火活動に不慣れな者でも、迅速、的確に初期消火活動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】この発明の実施の形態1における乗客コンベアの側面図である。
【図2】この発明の実施の形態1における乗客コンベアの平面図である。
【図3】図2のA方向から見た要部拡大図である。
【図4】図3のB−B線における断面の要部拡大図である。
【図5】図3のC−C線における断面図である。
【図6】図5のD方向から見た要部拡大図である。
【図7】図5のE部要部拡大図である。
【図8】図5のF部拡大図であって、ホース及び放水ノズルを省略した図である。
【図9】図8のG方向からみた正面図である。
【図10】図9の前面カバーを取り外した状態の図である。
【図11】図8のH−H線における断面図である。
【図12】この発明の実施の形態1における乗客コンベアの支持装置が動作を開始した状態を示す図である。
【図13】図12のJ部拡大図である。
【図14】この発明の実施の形態1における乗客コンベアの支持装置が引き出された状態を示す図である。
【図15】図14のK部拡大図である。
【図16】この発明の実施の形態1における乗客コンベアが備える消火設備が引き出された状態を示す図である。
【符号の説明】
【0042】
1 主枠、 2 上部乗降口、 3 下部乗降口、 4 踏段、 5 欄干、
6 ガードレール、 7 移動手摺、 8 外側デッキ、 9 建築壁、
10 デッキボード、 10a 開口部、 11 ニュアル部、 12 支持装置、
13 前面カバー、 14 ホース取付板、 14a 案内溝、 15 ガイド板、
16 案内棒取付板、 17 案内棒、 17a 嵌合溝、 18 終端留め金、
19 支持装置保持用ストッパ制御装置、 20 ストッパ取付板、
21 支持装置保持用ストッパ、 21a 先端突出し部、 22 押しバネ、
23 電磁プランジャ、 24 ボルト、 25 ピン、 26 支持装置移動用バネ、27 ホース留め具、 28 消火設備、 29 ホース、 30 放水ノズル、
31 押しボタンスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニュアル部に設けられ、通常時は、前記ニュアル部に収納された消火設備を、乗客コンベア外側から遮蔽し、前記乗客コンベア近傍の火災発生時は、前記消火設備を、前記乗客コンベア外側へ露出させるカバー、
を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
前記ニュアル部に摺動自在に設けられ、前記消火設備を支持し、通常時は、前記消火設備を、前記ニュアル部に収納し、前記火災発生時は、前記乗客コンベア外側方向へ引き出され、前記消火設備を、前記ニュアル部から引き出す支持装置、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記支持装置は、前記乗客コンベア外側方向へ水平方向に引き出され、
前記支持装置が前記乗客コンベア長手端部から水平方向に突出することを防止する支持装置突出防止用ストッパ、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の乗客コンベア。
【請求項4】
前記消火設備は、消火用媒体を供給するポンプに接続されたホース、
を有し、
前記支持装置の上下縁部に千鳥配置された複数のホース留め具、
を備え、
前記ホースは、通常時に、前記ホース留め具に巻き掛けられた状態で、折り畳まれていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
前記ニュアル部に設けられ、
通常時は、前記支持装置により前記乗客コンベア外側から遮蔽され、
前記火災発生時は、前記支持装置での遮蔽から開放され、前記乗客コンベア外側へ露出されることを特徴とするポンプ動作用スイッチ、
を備えたことを特徴とする請求項4記載の乗客コンベア。
【請求項6】
通常時に、前記支持装置を、前記乗客コンベア外側方向へ付勢する弾性体と、
前記ニュアル部内に前記消火設備を収納した位置での前記支持装置の保持及び保持の開放を行う支持装置保持用ストッパと、
を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の乗客コンベア。
【請求項7】
前記乗客コンベア近傍の火災を検知する火災検知器と、
通常時は、前記支持装置保持用ストッパに、前記ニュアル部内に前記消火設備を収納した位置で前記支持装置を保持させ、
前記火災の検知時は、前記支持装置保持用ストッパに、前記支持装置の保持を開放させる支持装置保持用ストッパ制御装置と、
を備えたことを特徴とする請求項6記載の乗客コンベア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−24044(P2010−24044A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−191185(P2008−191185)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】