説明

予測情報表示制御装置、携帯型録画装置、予測情報表示方法、動作状況情報出力方法、および、コンピュータプログラム

【課題】録画予約を行う録画装置の中に携帯型録画装置が含まれていたとしても、予約された日時に実行される録画が失敗する危険性をユーザに回避させること。
【解決手段】据置型録画装置12の通信処理部43が、携帯型録画装置により検出された携帯型録画装置の動作状況の情報を受信し、記憶部44が、通信処理部43により受信された動作状況の情報を記憶し、表示制御部47が、携帯型録画装置が録画の予約情報を設定する装置として選択され、録画を実行する時間帯が指定された場合に、その時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を記憶部44から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、予約された日時における携帯型録画装置の動作状況の予測情報の表示を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報の表示を制御する予測情報表示制御装置、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する予測情報表示方法、予約された日時に録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の情報を出力する動作状況情報出力方法、予測情報表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム、および、動作状況情報出力方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数のHDDレコーダやDVDレコーダなどを接続し、さまざまな情報をレコーダ間で共有できるようにするホームネットワークが普及しつつある。このホームネットワークの技術分野においては、別々のレコーダにおいて予約された録画の情報を比較し、同じ録画予約が別々のレコーダにおいて重複してなされているかどうかを確認できる技術も提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザがあるHDDレコーダに入力した録画予約情報が、そのHDDレコーダとは別のHDDレコーダに設定されている録画予約情報と重複する場合に、それらのHDDレコーダの間の関係が分かるように色分けして各HDDレコーダのリストを表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−136136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1では、予約された日時に放送波を受信して録画を行うことのできる携帯型端末装置については何ら触れられておらず、携帯型端末装置に特有の以下のような問題から、録画が失敗するおそれがあった。
【0006】
例えば、持ち運び可能な携帯型端末装置は、放送波の電波の強い地域に常にあるとは限らず、たとえ録画予約がなされたとしても、実際に録画を行う際に放送波を受信できないことも考えられる。また、実際に録画を行っている間に、携帯型端末装置の電池残量が少なくなり、途中で録画ができなくなることもあり得る。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、録画予約を行う録画装置の中に携帯型録画装置が含まれていたとしても、予約された日時に実行される録画が失敗する危険性をユーザに回避させることが可能な予測情報表示制御装置、携帯型録画装置、予測情報表示方法、動作状況情報出力方法、および、それらの方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する為に、本発明の第1の技術手段は、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報の表示を制御する予測情報表示制御装置であって、前記携帯型録画装置により検出された該携帯型録画装置の動作状況の情報を受信する通信処理部と、前記通信処理部により受信された前記動作状況の情報を記憶する記憶部と、前記携帯型録画装置が前記録画の予約情報を設定する装置として選択され、該録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における前記携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する表示処理を制御する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の技術手段は、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置であって、自装置の動作状況を検出する動作状況検出部と、前記動作状況検出部により検出された動作状況の情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記動作状況の情報を出力する情報出力部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記録画に係る情報を表示する表示部をさらに備え、前記情報出力部は、前記録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から検索し、検索の結果得られた動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における自装置の動作状況の予測情報を前記表示部に出力することを特徴とする。
【0011】
本発明の第4の技術手段は、予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する予測情報表示方法であって、前記携帯型録画装置により検出された該携帯型録画装置の動作状況の情報を受信する情報受信ステップと、前記情報受信ステップにおいて受信した前記動作状況の情報を記憶部に記憶する情報記憶ステップと、前記携帯型録画装置が前記録画の予約情報を設定する装置として選択され、該録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における前記携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する表示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第5の技術手段は、予約された日時に録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の情報を出力する動作状況情報出力方法であって、前記携帯型録画装置の動作状況を検出する動作状況検出ステップと、前記動作状況検出ステップにおいて検出した動作状況の情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて前記記憶部に記憶した前記動作状況の情報を出力する情報出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の第6の技術手段は、上記予測情報表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0014】
本発明の第7の技術手段は、上記動作状況情報出力方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、録画予約を行う録画装置の中に携帯型録画装置が含まれていたとしても、録画を行う日前の録画を実行する時間帯に検出された携帯型録画装置の動作状況の情報に基づいて、予約された日時における携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示することにより、ユーザが予約された日時における携帯型録画装置の動作状況を予測することができ、予約録画が失敗する危険性を回避することができる。また、ユーザは、予測情報を参照することにより、録画予約を行う録画装置を適切に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る録画システムの構成の一例を説明する図である。
【図2】本発明に係る携帯型録画装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す録画予約情報の一例を示す図である。
【図4】図2に示す動作状況情報の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る据置型録画装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】図5に示した録画予約情報の一例を示す図である。
【図7】図5に示す装置別録画予約情報の一例を示す図である。
【図8】テレビ受像機に表示される録画予約設定画面の一例を示す図である。
【図9】テレビ受像機に表示される動作状況情報表示画面の一例を示す図である。
【図10】テレビ受像機に表示される装置選択リストの一例を示す図である。
【図11】本発明に係る携帯型録画装置が行う動作状況検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る据置型録画装置が行う予測情報表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る録画システム10の構成の一例を説明する図である。図1に示すように、この録画システム10では、HDDレコーダやDVDレコーダなどの据置型録画装置12、13と、アクセスポイント14とが、LAN(Local Area Network)15で接続される。アクセスポイント14は、携帯型録画装置11をLAN15に接続させる中継装置である。
【0018】
携帯型録画装置11は、テレビ番組を予約された日時に録画する予約録画機能、および、無線LANで他の通信装置と通信を行う機能を有する携帯電話機などの装置である。この携帯型録画装置11は、アクセスポイント14を介してLAN15に接続し、据置型録画装置12、13との間で通信を行う。
【0019】
また、据置型録画装置12は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル17によりテレビ受像機16と接続される。据置型録画装置12がテレビ番組の録画を予め予約された日時に行う場合には、録画予約の設定情報を入力するための画面がテレビ受像機16に表示される。ユーザは、リモコン18を操作し、上記画面上で録画予約の設定情報を入力することにより、録画予約を行うことができる。さらに、据置型録画装置12は、携帯型録画装置11や据置型録画装置13との間で通信を行い、携帯型録画装置11や据置型録画装置13から受信した情報などをテレビ受像機16に表示する。
【0020】
つぎに、本発明に係る携帯型録画装置11の構成について説明する。図2は、本発明に係る携帯型録画装置11の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、携帯型録画装置11は、放送受信部20、ネットワーク接続処理部21、位置座標算出部22、入力部23、表示部24、通話処理部25、通信処理部26、記憶部27、録画処理部28、動作状況検出部29、情報出力部30、制御部31を備える。
【0021】
放送受信部20は、テレビ番組の放送局から放送された放送波を受信する処理部である。ネットワーク接続処理部21は、通話、通信用のネットワークに対する接続処理を行う処理部である。位置座標算出部22は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信し、受信した信号を用いて携帯型録画装置11の現在位置の座標を算出する処理部である。具体的には、位置座標算出部22は、携帯型録画装置11の現在位置の緯度、経度を算出する。
【0022】
入力部23は、入力キーやタッチパネルなどのユーザ入力を受け付ける入力デバイスである。表示部24は、文字や画像を表示する液晶ディスプレイなどの表示デバイスである。通話処理部25、および、通信処理部26は、ネットワーク接続処理部21を介してネットワークに接続し、それぞれ通話処理、および、通信処理を実行する処理部である。
【0023】
記憶部27は、不揮発性メモリなどの記憶デバイスである。この記憶部27は、ユーザ情報27a、録画データ27b、録画予約情報27c、動作状況情報27dなどを記憶する。ユーザ情報27aは、ユーザの個人情報などを含む情報である。例えば、ユーザ情報27aには、電話番号や電子メールの宛先情報、携帯型録画装置11の位置情報などが含まれる。
【0024】
ここで、携帯型録画装置11の位置情報とは、緯度、経度の組に対応付けられた位置の名称(例えば、「会社」や「自宅」、「外出先」など)の情報である。位置座標算出部22は、携帯型録画装置11の現在位置の緯度、経度を算出すると、ユーザ情報27aに含まれる携帯型録画装置11の位置情報を参照し、算出した緯度、経度の組に対応する位置の名称の情報を取得する。これにより、現在位置の緯度、経度が「会社」や「自宅」、「外出先」などの位置の名称の情報に置き換えられ、携帯型録画装置11の現在位置がユーザにとって分かりやすいものとなる。
【0025】
録画データ27bは、録画されたテレビ番組の映像データである。録画予約情報27cは、携帯型録画装置11においてユーザにより設定されたテレビ番組の録画予約の情報である。図3は、図2に示す録画予約情報27cの一例を示す図である。図3に示すように、録画予約情報27cには、装置ID、装置名、録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードの各項目が登録される。
【0026】
装置IDは、携帯型録画装置11に割り当てられたIDの情報である。装置名は、携帯型録画装置11に付与された名称の情報である。録画タイトルは、録画予約したテレビ番組のタイトルの情報である。チャンネル番号は、録画予約したテレビ番組のチャンネル番号の情報である。日付、および、曜日は、録画を行う日付、および、曜日の情報である。録画開始時刻、および、録画終了時刻は、録画を開始、および、終了する時刻の情報である。録画モードは、録画画質の設定などのモードの情報である。
【0027】
動作状況情報27dは、所定の期間内に、各曜日、各時間帯において検出された携帯型録画装置11の動作状況の情報である。例えば、動作状況情報27dには、過去3週間分の動作状況の情報が登録される。図4は、図2に示す動作状況情報27dの一例を示す図である。図4に示すように、動作状況情報27dには、日付、曜日、検出時刻、受信位置、電池残量、チャンネル番号、放送波受信感度の各項目が登録される。
【0028】
日付、曜日、および、検出時刻は、受信位置、電池残量、放送波受信感度が検出された日付、曜日、および、検出時刻の情報である。受信位置は、検出された位置の情報である。この受信位置の情報は、位置座標算出部22により登録された情報である。具体的には、位置座標算出部22は、携帯型録画装置11の位置の緯度、経度を算出した場合に、算出した緯度、経度の組に対応する位置の名称の情報(例えば、「自宅」、「会社」、「外出先」など)をユーザ情報27aから読み出し、読み出した情報を受信位置として登録する。電池残量は、検出された携帯型録画装置11の電池残量の情報である。チャンネル番号は、受信した放送波のチャンネルの番号である。
【0029】
放送波受信感度は、放送受信部20が日付、曜日、および、検出時刻により特定される日時に受信した放送波の受信感度の情報である。放送波受信感度は、例えば、「高」、「中」、「低」の3段階に分けられる。すなわち、受信感度が、映像が途切れることなく視聴可能な第1の閾値以上である場合には「高」が放送波受信感度として登録される。また、受信感度が、第1の閾値未満であり、かつ、映像が時々途切れるものの、視聴に問題がない第2の閾値以上である場合には、「中」が放送波受信感度として登録される。そして、受信感度が、第2の閾値未満である場合には、「低」が放送波受信感度として登録される。第1の閾値、第2の閾値は、ユーザなどにより予め設定される。
【0030】
この動作状況情報27dに登録された情報は、携帯型録画装置11がLAN15に接続された場合に、LAN15を介して据置型録画装置12に送信される。そして、据置型録画装置12は、ユーザが録画予約を行う装置として携帯型録画装置11を選択した場合に、録画を行う日前の、録画を実行する曜日、および、時間帯と同じ曜日、および、時間帯に検出された携帯型録画装置11の動作状況の情報を、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況を予測する予測情報としてテレビ受像機16に表示させる。
【0031】
ユーザの行動は、曜日、および、時間帯に応じてある程度パターン化されており、曜日、および、時間帯が同じであれば、携帯型録画装置11が同じような動作状況にあることが期待される。そのため、後に説明するように、録画を行う曜日、時間帯と同じ曜日、時間帯に検出された携帯型録画装置11の動作状況の情報(例えば、電池残量が少ない、放送波受信感度が低いなどの情報)を、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況を予測する予測情報としてユーザに提示することにより、録画が失敗する可能性があるか否かをユーザが判断できるようになる。また、ユーザは、その予測情報を、録画予約を携帯型録画装置11で行うべきか、据置型録画装置12、13で行うべきかの決定に役立てることができる。
【0032】
また、録画を行う曜日、時間帯に受信感度が低いと録画が失敗する可能性があるが、動作状況の情報は、放送波の受信感度の状況の情報を含むので、放送波の受信感度の状況を予測情報としてユーザに通知することにより、ユーザは録画が失敗する危険性を回避することができる。すなわち、放送波受信感度が「低」である場合に、録画を行う装置として携帯型録画装置11以外の録画装置をユーザが選択することにより、ユーザは上記危険性を回避できる。
【0033】
また、例えば、受信位置が「外出先」である場合、ユーザが短時間で別の場所に移動し、放送波の受信状況が悪化する可能性があるが、動作状況の情報は、放送波の受信位置の状況の情報を含むので、放送波の受信位置の状況を予測情報としてユーザに通知することにより、ユーザは録画が失敗する危険性を回避することができる。すなわち、受信位置が「外出先」である場合に、ユーザが短時間で別の場所に移動する可能性があるので、録画を行う装置として携帯型録画装置11以外の録画装置をユーザが選択することにより、ユーザは上記危険性を回避できる。
【0034】
さらに、電池残量が少ないと録画処理が途中で停止し、録画が失敗する可能性があるが、動作状況の情報は、携帯型録画装置11の電池残量の状況の情報を含むので、携帯型録画装置11の電池残量の状況を予測情報としてユーザに通知することにより、ユーザは録画が失敗する危険性を回避することができる。すなわち、電池残量が少ない場合に、録画を行う装置として携帯型録画装置11以外の録画装置をユーザが選択することにより、ユーザは上記危険性を回避できる。
【0035】
図2の説明に戻ると、録画処理部28は、テレビ番組の録画処理を実行する処理部である。具体的には、録画処理部28は、入力部23を介してユーザにより設定された録画予約の情報を受け付け、その設定情報を記憶部27に録画予約情報27bとして記憶する。また、録画処理部28は、録画予約情報27bに登録された録画モードで、登録された日時に、チャンネル番号に対応するテレビ番組の録画を行い、録画した映像のデータを記憶部27に録画データ27bとして記憶する。
【0036】
動作状況検出部29は、所定の時間間隔(例えば、30分間隔など)で、携帯型録画装置11の動作状況を検出する処理部である。具体的には、動作状況検出部29は、図4を用いて説明した受信位置、電池残量、放送波受信感度を検出する。そして、動作状況検出部29は、それらを検出した日の日付、曜日、時刻の情報とともに、受信位置、電池残量、チャンネル番号、放送波受信感度の情報を動作状況情報27dとして記憶部27に記憶する。
【0037】
情報出力部30は、記憶部27に動作状況情報27dとして記憶された情報を、LAN15に接続されている据置型録画装置12に送信する処理部である。ここで、情報出力部30は、LAN15への接続を、ネットワーク接続処理部21を介して行う。
【0038】
制御部31は、携帯型録画装置11全体を制御する処理部である。例えば、制御部31は、各処理部間のデータの授受などを制御する。この制御部31は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成される。
【0039】
つぎに、本発明に係る据置型録画装置12の構成について説明する。なお、据置型録画装置13の構成は据置型録画装置12の構成と同様であるので、説明を省略する。据置型録画装置12は、特許請求の範囲における予測情報表示制御装置に対応する装置である。
【0040】
図5は、本発明に係る据置型録画装置12の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、据置型録画装置12は、入力部40、リモコン信号受信部41、表示部42、通信処理部43、記憶部44、放送受信部45、録画処理部46、表示制御部47、装置設定部48、制御部49を備える。
【0041】
入力部40は、入力キーなどの入力デバイスである。リモコン信号受信部41は、ユーザが図1に示すリモコン18を操作した場合に、操作の内容を示す信号をリモコン18から受信する処理部である。据置型録画装置12は、この信号に基づいて、ユーザによりなされた操作に応じた処理を実行する。表示部42は、文字などを表示するFL(Fluorescent Lamp)ディスプレイなどの表示デバイスである。通信処理部43は、LAN15を介して接続された携帯型録画装置11や据置型録画装置13と、また、HDMIケーブル17により接続されたテレビ受像機16と通信を行う処理部である。
【0042】
記憶部44は、メモリやハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部44は、録画データ44a、録画予約情報44b、装置別録画予約情報44c、動作状況情報44dなどを記憶する。
【0043】
録画データ44aは、録画されたテレビ番組の映像データである。録画予約情報44bは、据置型録画装置12に対してユーザにより設定されたテレビ番組の録画予約の情報である。図6は、図5に示した録画予約情報44bの一例を示す図である。図6に示すように、録画予約情報44bには、装置ID、装置名、録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードの各項目が登録される。装置IDは、据置型録画装置12に割り当てられたIDの情報である。装置名は、据置型録画装置12に付与された名称の情報である。録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードは、それぞれ、図3を用いて説明した録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードと同様の情報である。
【0044】
図5の説明に戻ると、装置別録画予約情報44cは、LAN15に接続された据置型録画装置12以外の録画装置(図1の例では、携帯型録画装置11や据置型録画装置13)に対してユーザにより設定されたテレビ番組の録画予約の情報である。この情報は、各録画装置からLAN15を介した通信により取得されたものである。
【0045】
図7は、図5に示す装置別録画予約情報44cの一例を示す図である。図7に示すように、録画予約情報44cには、装置ID、装置名、録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードの各項目が登録される。装置IDは、ユーザによりテレビ番組の録画予約がなされた録画装置を識別するIDの情報である。装置名は、装置IDにより識別される各録画装置に付与された名称の情報である。録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードは、それぞれ、図3を用いて説明した録画タイトル、チャンネル番号、日付、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードと同様の情報である。
【0046】
図5の説明に戻ると、動作状況情報44dは、図4に示した動作状況情報27cに登録された情報(日付、曜日、検出時刻、受信位置、電池残量、チャンネル番号、放送波受信感度)と同様の情報を、携帯型録画装置11の装置IDに対応付けて記憶した情報である。動作状況情報44dに記憶された情報は、通信処理部43が携帯型録画装置11から受信した情報である。
【0047】
放送受信部45は、テレビ番組の放送局から放送された放送波の信号を受信する処理部である。録画処理部46は、テレビ番組の録画処理を実行する処理部である。具体的には、録画処理部46は、ユーザが入力部40、あるいは、リモコン18を操作して入力した録画予約の設定情報を受け付け、その設定情報を記憶部44に録画予約情報44bとして記憶する。また、録画処理部46は、録画予約情報44bに登録された録画モードで、登録された日時に、チャンネル番号に対応するテレビ番組の録画を行い、録画した映像のデータを記憶部44に録画データ44aとして記憶する。
【0048】
ユーザから録画予約の設定情報の入力を受け付ける場合、録画処理部46は、テレビ受像機16に録画予約設定画面を表示させる。図8は、テレビ受像機16に表示される録画予約設定画面50の一例を示す図である。図8に示すように、録画予約設定画面50には、ユーザから録画予約の設定情報の入力を受け付ける設定入力領域51、登録ボタン52、キャンセルボタン53が表示される。
【0049】
設定入力領域51には、録画タイトル、チャンネル番号、日時、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードの入力項目が表示される。そして、ユーザがリモコン18や入力部40を操作して各入力項目の設定を行い、登録ボタン52を押下すると、その情報が記憶部44の録画予約情報44bに登録される。なお、ユーザがキャンセルボタン53を押下すると、録画予約の設定がキャンセルされる。
【0050】
図5の説明に戻ると、表示制御部47は、予約された録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報を、テレビ受像機16に表示する表示制御を行う処理部である。
【0051】
具体的には、表示制御部47は、ユーザが入力部40、あるいは、リモコン18を操作して録画予約の設定情報を入力し、さらに録画予約を行う録画装置として携帯型録画装置11を選択した場合に、記憶部44から動作状況情報44dを読み出す。そして、表示制御部47は、ユーザにより入力された設定情報における曜日と同じ曜日であって、ユーザにより入力された設定情報における時間帯に検出時刻が含まれる動作状況の情報を動作状況情報44dから検索し、検索の結果得られた情報を、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報としてテレビ受像機16に表示させる。
【0052】
図9は、テレビ受像機16に表示される動作状況情報表示画面60の一例を示す図である。図9に示すように、動作状況情報表示画面60には、予約番組情報表示領域61、動作状況情報表示領域62a〜62c、登録ボタン63、キャンセルボタン64が表示される。
【0053】
予約番組情報表示領域61は、録画予約がなされている番組の情報が表示される領域である。具体的には、予約番組情報表示領域61には、録画予約がなされている番組のタイトル、録画を行う日時および曜日、録画開始時刻、録画終了時刻の情報が表示される。
【0054】
動作状況情報表示領域62a〜62cは、携帯型録画装置11の動作状況の情報が、検出日時が新しい順に表示される領域である。具体的には、動作状況情報表示領域62a〜62cには、予約番組情報表示領域61に表示されたテレビ番組が録画される日前において、そのテレビ番組が録画される曜日、および、時間帯と同じ曜日、および、時間帯に検出された携帯型録画装置11の動作状況の情報(検出日時、放送波受信感度、受信位置、電池残量)が、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報として表示される。
【0055】
このように、本発明では、表示制御部47は、録画を実行する時間帯に加えて、録画を実行する曜日が指定された場合に、該曜日と同じ曜日、および、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を記憶部44から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、予約された日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報を表示する表示処理を制御する。
【0056】
また、本発明では、前記携帯型録画装置11の動作状況は、放送波の受信感度の状況、放送波の受信位置の状況、携帯型録画装置11の電池残量の状況を含む。なお、携帯型録画装置11の動作状況は、放送波の受信感度の状況、放送波の受信位置の状況、携帯型録画装置11の電池残量の状況のすべての状況を含む必要は必ずしもなく、少なくとも1つの状況を含めばよい。
【0057】
例えば、図9の例では、放送波受信感度が、2010年12月21日が「低」、2010年12月14日が「低」、2010年12月7日が「中」であるので、録画を開始する2010年12月28日の時刻「19:30」においても、放送波受信感度が「低」、あるいは、「中」であることが予測される。ユーザは、この情報を参照することにより、録画を行う装置として携帯型録画装置11以外の録画装置を選択し直すことができ、放送波受信感度が十分でないことにより録画が失敗する危険性をユーザは回避することができる。
【0058】
なお、ここでは、表示制御部47は、予約された番組の録画を実行する時間帯に含まれる動作状況情報の検出時刻として、その時間帯に含まれる最も早い動作状況情報の検出時刻を用いている。例えば、図9では、表示制御部47は、録画開始時刻「19:30」から録画終了時刻「21:00」の間の時間帯に含まれる動作状況情報の検出時刻として検出時刻「19:30」を用いている。そして、表示制御部47は、検出時刻「19:30」に対応する放送波受信感度、受信位置、電池残量の情報を動作状況情報44dから読み出し、動作状況情報表示領域62a〜62cに表示させている。
【0059】
しかし、表示制御部47は、予約された番組の録画を実行する時間帯に含まれる動作状況情報の検出時刻として、複数の検出時刻を用いることとしてもよい。例えば、携帯型録画装置11が動作状況情報の検出を30分毎に行っている場合、録画開始時刻「19:30」から録画終了時刻「21:00」の間の時間帯には、4つの検出時刻「19:30」、「20:00」、「20:30」、「21:00」が含まれることになる(例えば、図4における日付が2010年12月7日の検出時刻を参照)。
【0060】
このような場合、表示制御部47は、放送波受信感度、受信位置については、複数(上記の例では4つ)の検出時刻において出現頻度が最も多いものを、電池残量については、複数の検出時刻における電池残量の平均値を、その時間帯を代表する放送波受信感度、受信位置、電池残量として設定し、それらを動作状況情報表示領域62a〜62cに表示させてもよい。ここで、電池残量が「充電中」の場合は、電池残量は100%と見なせばよい。
【0061】
登録ボタン63は、録画予約を確定するためのボタンである。ユーザがリモコン18や入力部40を操作して登録ボタン63を押下すると、予約番組情報表示領域61に情報が表示されたテレビ番組を録画する録画装置が、携帯型録画装置11に設定される。キャンセルボタン64は、録画予約処理をキャンセルするためのボタンである。ユーザがリモコン18や入力部40を操作してキャンセルボタン64を押下すると、予約番組情報表示領域61に情報が表示されたテレビ番組を録画する録画装置を携帯型録画装置11に設定する処理がキャンセルされる。
【0062】
図5の説明に戻ると、装置設定部48は、録画予約されたテレビ番組を録画する録画装置を設定する処理部である。具体的には、装置設定部48は、ユーザがリモコン18や入力部40を操作して録画予約の設定情報を入力した場合に、記憶部44から録画予約情報44bを読み出し、録画予約情報44bに登録された録画予約の情報の中に、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が登録されているか否かを判定する。日時が重複していると、録画できなくなるテレビ番組が生じるため、このような判定が行われる。
【0063】
このような情報が据置型録画装置12の録画予約情報44bに登録されていない場合、装置設定部48は、上記録画予約の対象であるテレビ番組を録画する録画装置を据置型録画装置12に設定する。このような情報が録画予約情報44bに登録されている場合、装置設定部48は、装置別録画予約情報44cを記憶部44から読み出し、装置別録画予約情報44cに登録された録画予約の情報の中に、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と時間帯が少なくとも一部重複する情報が登録されているか否かを判定する。そのような録画予約の情報が登録されている場合、装置設定部48は、その情報に対応する装置名の情報を装置別録画予約情報44cから読み出し、その録画予約の情報が設定された装置名を特定する。
【0064】
さらに、装置設定部48は、録画予約を行う装置をユーザに選択させるため、LAN15に接続された各録画装置の装置名を示す装置選択リストをテレビ受像機16に表示させる。その際、装置設定部48は、上記処理において特定した装置名を他の録画装置の装置名とは異なる表示態様で表示する。
【0065】
図10は、テレビ受像機16に表示される装置選択リスト70の一例を示す図である。図10に示すように、装置選択リスト70には、装置選択ボタン71a〜71c、選択確定ボタン72、キャンセルボタン73が表示される。装置選択ボタン71a〜71cは、録画予約の設定を行う録画装置の選択をユーザから受け付けるボタンである。
【0066】
装置選択ボタン71a〜71cには、図6に示した録画予約情報44bに登録された据置型録画装置12の装置名「HDDレコーダ2」、図7に示した装置別録画予約情報44cに登録された携帯型録画装置11の装置名「携帯電話1」、据置型録画装置13の装置名「HDDレコーダ3」が表示される。ここで、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と時間帯が少なくとも一部重複する情報が登録された録画装置の装置名が表示される装置選択ボタン71bは、例えば、他の装置選択ボタン71a、71cとは異なる色で表示される。
【0067】
装置選択ボタン71a〜71cのいずれかがユーザによるリモコン18、あるいは、入力部40の操作により押下され、さらに選択確定ボタン72が押下されると、装置設定部48は、押下された装置選択ボタン71a〜71cに対応する装置を、録画を行う録画装置として設定する。具体的には、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報(録画タイトル、チャンネル番号、日付、曜日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モード)を、押下された装置選択ボタン71a〜71cに対応する録画装置に対して送信し、その録画装置に対して録画予約の設定を行う。
【0068】
図10の例では、装置選択ボタン71bが、他の装置選択ボタン71a、71cとは異なる色で表示されている。このことは、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と時間帯が少なくとも一部重複する情報が据置型録画装置12(HDDレコーダ2)に登録されていることを示している。この場合、ユーザは、録画予約を行う録画装置として、携帯型録画装置11(携帯電話機1)、あるいは、据置型録画装置13(HDDレコーダ3)を選択することになる。そして、装置設定部48は、ユーザにより選択された携帯型録画装置11、あるいは、据置型録画装置13に対して、ユーザにより入力された設定情報を送信し、録画予約の設定を行う。
【0069】
なお、ここでは、装置設定部48はが、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と時間帯が少なくとも一部重複する情報が登録されている録画装置(図10の例では、据置型録画装置12(HDDレコーダ2))についても、装置選択ボタン71bを装置選択リスト70に表示することとしているが、その録画装置の装置選択ボタン71bを表示しないこととしてもよい。これにより、ユーザがその録画装置の装置選択ボタン71bを選択してしまうことを防止することができ、録画できなくなるテレビ番組が生じることを避けることができる。
【0070】
制御部49は、据置型録画装置12全体を制御する処理部である。例えば、制御部49は、各処理部間のデータの授受などを制御する。この制御部49は、CPUなどにより構成される。
【0071】
つぎに、本発明に係る携帯型録画装置11が行う動作状況検出処理について説明する。図11は、本発明に係る携帯型録画装置11が行う動作状況検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0072】
図11に示すように、携帯型録画装置11の入力部23が、ユーザにより携帯型録画装置11の電源をオンにする指示を受け付けると、制御部31は、各処理部の電源をオンにする(ステップS101)。
【0073】
そして、動作状況検出部29は、携帯型録画装置11の動作状況を検出する時刻に達したか否かを判定する(ステップS102)。携帯型録画装置11の動作状況を検出する時刻に達していない場合(ステップS102においてNOの場合)、動作状況検出部29は、その時刻に達するまで、ステップS102における判定処理を繰り返す。この時刻は、予め設定され、記憶部27などに記憶されているものとする。
【0074】
携帯型録画装置11の動作状況を検出する時刻に達した場合(ステップS102においてYESの場合)、動作状況検出部29は、放送受信部20が放送波を受信したか否かを判定する(ステップS103)。放送受信部20が放送波を受信していない場合(ステップS103においてNOの場合)、動作状況検出部29は、放送受信部20が放送波を受信するまで、ステップS103における判定処理を繰り返す。
【0075】
放送受信部20が放送波を受信した場合(ステップS103においてYESの場合)、動作状況検出部29は、携帯型録画装置11の動作状況を検出する(ステップS104)。具体的には、動作状況検出部29は、図4に示す日付、曜日、検出時刻、受信位置、電池残量、チャンネル番号、放送波受信感度を検出する。
【0076】
その後、動作状況検出部29は、記憶部27にすでに動作状況情報27dが記憶されているか否かを判定する(ステップS105)。記憶部27に動作状況情報27dが記憶されていない場合(ステップS105においてNOの場合)、動作状況検出部29は、記憶部27に動作状況情報27dを新規に記憶する(ステップS106)。記憶部27に動作状況情報27dが記憶されている場合(ステップS105においてYESの場合)、動作状況検出部29は、検出した携帯型録画装置11の動作状況を動作状況情報27dに追加し、動作状況情報27dを更新する(ステップS107)。
【0077】
ステップS106、あるいは、ステップS107の処理の後、動作状況検出部29は、すべてのチャンネルについて放送波受信感度の検出が終了したか否かを判定する(ステップS108)。放送波受信感度の検出が終了していないチャンネルがある場合(ステップS108においてNOの場合)、動作状況検出部29は、放送波受信感度の検出対象をつぎのチャンネルに切り替える(ステップS109)。
【0078】
具体的には、動作状況検出部29は、放送受信部20に対して、受信する放送波のチャンネルを、放送波受信感度の検出が終了していないチャンネルに切り換える信号を送信する。この結果、受信する放送波が放送波受信感度の検出が終了していないチャンネルに切り換えられる。ステップS109の後、動作状況検出部29は、切り替え後のチャンネルの放送波に対して、ステップS103以降の処理を実行する。
【0079】
ステップS108において、放送波受信感度の検出が終了していないチャンネルがない場合(ステップS108においてYESの場合)、動作状況検出部29は、携帯型録画装置11の電源をオフにする入力をユーザから受け付けたか否かを判定する(ステップS110)。電源をオフにする入力をユーザから受け付けていない場合(ステップS110においてNOの場合)、ステップS102に移行し、それ以降の処理が実行される。電源をオフにする入力をユーザから受け付けた場合(ステップS110においてYESの場合)、制御部31は、各処理部の電源をオフにし(ステップS111)、この動作状況検出処理を終了する。
【0080】
つぎに、本発明に係る据置型録画装置12が行う予測情報表示処理について説明する。図12は、本発明に係る据置型録画装置12が行う予測情報表示処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、据置型録画装置12は、各録画装置(例えば、携帯型録画装置11、据置型録画装置13など)に対してなされた録画予約の設定情報をLAN15を介して受信し、受信した設定情報を記憶部44に装置別録画予約情報44cとして記憶しているものとする。また、据置型録画装置12は、携帯型録画装置11が検出した動作状況の情報をLAN15を介して受信し、受信した設定情報を記憶部44に動作状況情報44dとして記憶しているものとする。
【0081】
据置型録画装置13からの設定情報の受信処理は、例えば、据置型録画装置13に設定情報が登録された時点で行われる。また、携帯型録画装置11からの設定情報、および、動作状況の情報の受信処理は、アクセスポイント14の無線通信圏内にユーザが携帯型録画装置11を持ち運んだ際などに行われる。
【0082】
図12に示すように、据置型録画装置12の入力部40、あるいは、リモコン信号受信部41は、ユーザが入力部40、あるいは、リモコン18を操作して入力した録画予約の設定情報を受け付ける(ステップS201)。
【0083】
そして、装置設定部48は、図6に一例を示した録画予約情報44bを記憶部44から読み出す(ステップS202)。続いて、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が録画予約情報44bに登録されているか否かを判定する(ステップS203)。
【0084】
ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が録画予約情報44bに登録されていない場合(ステップS203においてNOの場合)、装置設定部48は、ユーザにより設定情報が入力された録画を行う録画装置を据置型録画装置12に設定する(ステップS211)。具体的には、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報を録画予約情報44bに登録する処理を行う。据置型録画装置12の録画処理部46は、録画予約情報44bに登録された設定情報に基づいて、予約された日時に録画を行う。
【0085】
ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が録画予約情報44bに登録されている場合(ステップS203においてYESの場合)、装置設定部48は、図7に一例を示した装置別録画予約情報44cを記憶部44から読み出す(ステップS204)。続いて、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が装置別録画予約情報44cに登録されているか否かを判定する(ステップS205)。
【0086】
その後、装置設定部48は、図10に一例を示した装置選択リスト70をテレビ受像機16に表示させる(ステップS206)。ここで、装置設定部48は、ステップS205においてなされた判定の結果に基づいて、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う日が同一で、ユーザにより入力された設定情報と録画を行う時間帯が少なくとも一部重複する情報が登録されている録画装置(図10の例では、据置型録画装置12(HDDレコーダ2))について、装置選択ボタン71a〜71cの表示色を他の録画装置の表示色とは異なる表示色で表示させる。
【0087】
その後、装置設定部48は、ユーザにより設定情報が入力された録画予約を行う録画装置の選択をユーザから受け付ける(ステップS207)。具体的には、ユーザが入力部40、あるいは、リモコン18を操作して押下した装置選択ボタン71a〜71cの情報を入力部40、あるいは、リモコン信号受信部41から取得する。
【0088】
そして、装置設定部48は、ユーザにより携帯型録画装置11が選択されたか否かを判定する(ステップS208)。ユーザにより携帯型録画装置11が選択されず、据置型録画装置12、13が選択された場合(ステップS208においてNOの場合)、装置設定部48は、ユーザにより設定情報が入力された録画予約を行う録画装置を据置型録画装置12、13に設定する(ステップS211)。
【0089】
具体的には、ユーザにより据置型録画装置12が選択された場合、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報を録画予約情報44bに登録する。また、ユーザにより据置型録画装置13が選択された場合、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報を据置型録画装置13に送信し、送信した設定情報を据置型録画装置13に録画予約情報として登録させる。据置型録画装置12、13は、登録された設定情報に基づいて、予約された日時に録画を行う。
【0090】
ステップS208において、ユーザにより携帯型録画装置11が選択された場合(ステップS208においてYESの場合)、表示制御部47は、記憶部44に記憶された動作状況情報44dを読み出し、動作状況情報44dに基づいて、図9に一例を示した動作状況情報表示画面60をテレビ受像機16に表示させる(ステップS209)。
【0091】
その後、装置設定部48は、携帯型録画装置11に対する録画予約の登録指示をユーザから受け付けたか否かを判定する(ステップS210)。具体的には、装置設定部48は、ユーザがリモコン18や入力部40を操作して、図9に示す登録ボタン63を押下したか否かを判定する。
【0092】
携帯型録画装置11に対する録画予約の登録指示をユーザから受け付けず、図9に示すキャンセルボタン64が押下された場合(ステップS210においてNOの場合)、ステップS206に移行して、装置設定部48は、図10に一例を示した装置選択リスト70をテレビ受像機16に表示させる。ここで、装置設定部48は、携帯型録画装置11に対応する装置選択ボタン71aを表示しないこととしてもよい。そして、装置設定部48は、携帯型録画装置11以外の録画装置の中から、ユーザにより設定情報が入力された録画予約を行う録画装置の選択をユーザから受け付け(ステップS207)、それ以後の処理が実行される。
【0093】
このように、本発明では、表示制御部47による制御により、動作状況の予測情報が表示された後、携帯型録画装置11の選択が解除された場合に、装置設定部48は、携帯型録画装置11以外の録画装置に録画の予約情報を設定する。
【0094】
携帯型録画装置11に対する録画予約の登録指示をユーザから受け付けた場合(ステップS210においてYESの場合)、装置設定部48は、ユーザにより設定情報が入力された録画予約を行う録画装置を携帯型録画装置11に設定する(ステップS211)。具体的には、装置設定部48は、ユーザにより入力された設定情報を携帯型録画装置11にLAN15を介して送信し、送信した設定情報を携帯型録画装置11の記憶部27に録画予約情報27cとして登録させる。そして、携帯型録画装置11は、登録された設定情報に基づいて、予約された日時に録画を行う。
【0095】
さて、これまで携帯型録画装置、予測情報表示制御装置、予測情報出力方法、および、予測情報表示方法の実施形態を中心に説明を行ったが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、携帯型録画装置、予測情報表示制御装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムとしての形態、あるいは、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体の形態として本発明が実施されることとしてもよい。
【0096】
すなわち、本発明は、上記予測情報表示方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体を含む。また、本発明は、後に説明する動作状況情報出力方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム、および、そのコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体を含む。
【0097】
ここで、記録媒体としては、ディスク系(例えば、磁気ディスク、光ディスク等)、カード系(例えば、メモリカード、光カード等)、半導体メモリ系(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、テープ系(例えば、磁気テープ、カセットテープ等)等、さまざまな形態のものを採用することができる。
【0098】
これら記録媒体に上記実施形態における携帯型録画装置、予測情報表示制御装置の機能を実現させるコンピュータプログラム、または、予測情報出力方法、予測情報表示方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記録して流通させることにより、コストの低廉化、及び可搬性や汎用性を向上させることができる。
【0099】
そして、コンピュータに上記記録媒体を装着し、コンピュータにより記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み出してメモリに格納し、コンピュータが備えるプロセッサ(CPU:Central Processing Unit、MPU:Micro Processing Unit)が当該コンピュータプログラムをメモリから読み出して実行することにより、本実施形態に係る携帯型録画装置、予測情報表示制御装置の機能を実現し、予測情報出力方法、予測情報表示方法を実行することができる。
【0100】
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能である。例えば、上記実施形態の図9では、動作状況情報表示領域62a〜62cに、複数の動作状況情報を表示することとしたが、それらの情報を代表する代表情報を生成し、生成した代表情報を表示することとしてもよい。
【0101】
この場合、例えば、放送波受信感度、受信位置については、複数(図9の例では3つ)の動作状況情報において出現頻度が最も多いものが、電池残量については、複数の動作状況情報における電池残量の平均値が、複数の動作状況情報を代表する放送波受信感度、受信位置、電池残量として設定される。ここで、電池残量が「充電中」の場合は、電池残量は100%と見なせばよい。
【0102】
なお、上記代表情報を生成する処理は、携帯型録画装置11の動作状況検出部29が実行し、情報出力部30が、代表情報を据置型録画装置12に送信することとしてもよいし、据置型録画装置12の表示制御部46が、携帯型録画装置11から受信した動作状況情報を基にして実行することとしてもよい。
【0103】
また、上記実施形態では、据置型録画装置12が、ユーザにより入力された設定情報における曜日と同じ曜日であって、ユーザにより入力された設定情報における時間帯に検出時刻が含まれる動作状況の情報を動作状況情報44dから検索し、検索の結果得られた情報を、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報としてテレビ受像機16に表示させることとしたが、携帯型録画装置11が上記検索を行い、検索の結果得られた情報を据置型録画装置12に送信し、据置型録画装置12がその情報を受信してテレビ受像機16に表示させることとしてもよい。
【0104】
この場合、ユーザが入力部40、あるいは、リモコン18を操作して録画予約の設定情報を入力し、さらに録画予約を行う録画装置として携帯型録画装置11を選択した場合に、据置型録画装置12の表示制御部47は、ユーザにより入力された設定情報に含まれる曜日、および、時間帯の情報を携帯型録画装置11に送信する。携帯型録画装置11の情報出力部30は、ネットワーク接続処理部21を介して曜日、および、時間帯の情報を受信し、その曜日と同じ曜日であって、その時間帯に検出時刻が含まれる動作状況の情報を記憶部27に記憶された動作状況情報27dから検索し、検索の結果得られた情報を据置型録画装置12に送信する。そして、据置型録画装置12の表示制御部47は、携帯型録画装置11により送信された動作状況の情報を受信し、受信した情報をテレビ受像機16に表示させる。
【0105】
このように、本発明では、情報出力部30は、録画を実行する時間帯の指定を含む動作状況の情報の送信要求を他の装置から受信した場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出した動作状況の情報を記憶部27から検索し、検索の結果得られた動作状況の情報を他の装置に出力する。
【0106】
また、本発明では、情報出力部30は、録画を実行する時間帯に加えて、録画を実行する曜日の指定を含む動作状況の情報の送信要求を他の装置から受信した場合に、該曜日と同じ曜日、および、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を記憶部27から検索し、検索の結果得られた動作状況の情報を他の装置に出力する。
【0107】
さらに、本発明では、自装置の動作状況は、放送波の受信感度の状況、放送波の受信位置の状況、自装置の電池残量の状況を含む。なお、自装置の動作状況は、放送波の受信感度の状況、放送波の受信位置の状況、携帯型録画装置11の電池残量の状況のすべての状況を含む必要は必ずしもなく、少なくとも1つの状況を含めばよい。
【0108】
これにより、携帯型録画装置12は、動作状況情報27dとして登録された情報のすべてを据置型録画装置12に送信する必要が無くなり、通信負荷が軽減される。
【0109】
また、上記実施形態では、録画を行う日時における携帯型録画装置11の動作状況の予測情報をテレビ受像機16が表示することとしたが、携帯型録画装置11がそれを表示することとしてもよい。例えば、ユーザが、携帯型録画装置11の入力部23を介して、録画予約を設定する対象として携帯型録画装置11を指定し、さらに録画予約の設定情報を入力した場合に、情報出力部30は、ユーザにより入力された設定情報に含まれる曜日、および、時間帯の情報を取得し、その曜日と同じ曜日であって、その時間帯に検出時刻が含まれる動作状況の情報を記憶部27に記憶された動作状況情報27dから検索する。そして、表示制御部47は、検索の結果得られた動作状況の情報を、図9に一例を示すような表示態様で表示部24に表示させる。これにより、ユーザは、携帯型録画装置11において、携帯型録画装置11の動作状況の予測情報を確認することができ、予約録画が失敗する危険性を回避することができる。
【0110】
なお、ユーザが携帯型録画装置11の入力部23を介して設定情報を入力した場合だけでなく、ユーザが据置型録画装置12の入力部40、あるいは、リモコン18を操作して録画予約の設定情報を入力し、さらに録画予約を行う録画装置として携帯型録画装置11を選択した場合に、携帯型録画装置11の情報出力部30が、ネットワーク接続処理部21を介して、上記設定情報に含まれる曜日、および、時間帯の情報を受信し、その曜日と同じ曜日であって、その時間帯に検出時刻が含まれる動作状況の情報を記憶部27に記憶された動作状況情報27dから検索することとしてもよい。
【0111】
また、上記実施形態では、ユーザにより録画予約の設定情報として入力された曜日と同じ曜日で、上記設定情報として入力された時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を動作状況の予測情報として表示することとしたが、曜日にかかわらず、ユーザにより録画予約の設定情報として入力された時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を動作状況の予測情報として表示することとしてもよい。ユーザの行動は時間帯に応じてある程度パターン化されていると考えられるので、ユーザにより設定情報として入力された時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を用いることにより、予約された日時における携帯型録画装置の動作状況を予測することができる。
【符号の説明】
【0112】
10…録画システム、11…携帯型録画装置、12,13…据置型録画装置、14…アクセスポイント、15…LAN、16…テレビ受像機、17…HDMIケーブル、18…リモコン、20…放送受信部、21…ネットワーク接続処理部、22…位置座標算出部、23…入力部、24…表示部、25…通話処理部、26…通信処理部、27…記憶部、27a…ユーザ情報、27b…録画データ、27c…録画予約情報、27d…動作状況情報、28…録画処理部、29…動作状況検出部、30…情報出力部、31…制御部、40…入力部、41…リモコン信号受信部、42…表示部、43…通信処理部、44…記憶部、44a…録画データ、44b…録画予約情報、44c…装置別録画予約情報、44d…動作状況情報、45…放送受信部、46…録画処理部、47…表示制御部、48…装置設定部、49…制御部、50…録画予約設定画面、51…設定入力領域、52…登録ボタン、53…キャンセルボタン、60…動作状況情報表示画面、61…予約番組情報表示領域、62a〜62c…動作状況情報表示領域、63…登録ボタン、64…キャンセルボタン、70…装置選択リスト、71a〜71c…装置選択ボタン、72…選択確定ボタン、73…キャンセルボタン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報の表示を制御する予測情報表示制御装置であって、
前記携帯型録画装置により検出された該携帯型録画装置の動作状況の情報を受信する通信処理部と、
前記通信処理部により受信された前記動作状況の情報を記憶する記憶部と、
前記携帯型録画装置が前記録画の予約情報を設定する装置として選択され、該録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における前記携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する表示処理を制御する表示制御部と、
を備えることを特徴とする予測情報表示制御装置。
【請求項2】
予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置であって、
自装置の動作状況を検出する動作状況検出部と、
前記動作状況検出部により検出された動作状況の情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記動作状況の情報を出力する情報出力部と、
を備えることを特徴とする携帯型録画装置。
【請求項3】
前記録画に係る情報を表示する表示部をさらに備え、前記情報出力部は、前記録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から検索し、検索の結果得られた動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における自装置の動作状況の予測情報を前記表示部に出力することを特徴とする請求項2に記載の携帯型録画装置。
【請求項4】
予約された日時に番組の録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する予測情報表示方法であって、
前記携帯型録画装置により検出された該携帯型録画装置の動作状況の情報を受信する情報受信ステップと、
前記情報受信ステップにおいて受信した前記動作状況の情報を記憶部に記憶する情報記憶ステップと、
前記携帯型録画装置が前記録画の予約情報を設定する装置として選択され、該録画を実行する時間帯が指定された場合に、該時間帯に含まれる時刻に検出された動作状況の情報を前記記憶部から読み出し、読み出した動作状況の情報に基づいて、前記予約された日時における前記携帯型録画装置の動作状況の予測情報を表示する表示ステップと、
を含むことを特徴とする予測情報表示方法。
【請求項5】
予約された日時に録画を実行する携帯型録画装置の動作状況の情報を出力する動作状況情報出力方法であって、
前記携帯型録画装置の動作状況を検出する動作状況検出ステップと、
前記動作状況検出ステップにおいて検出した動作状況の情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップにおいて前記記憶部に記憶した前記動作状況の情報を出力する情報出力ステップと、
を含むことを特徴とする動作状況情報出力方法。
【請求項6】
請求項4に記載の予測情報表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項7】
請求項5に記載の動作状況情報出力方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−26771(P2013−26771A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−158802(P2011−158802)
【出願日】平成23年7月20日(2011.7.20)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】