説明

予防接種レスポンスを増強する成長ホルモン放出ホルモン

【課題】
【解決手段】本発明は、被験者に予防注射する工程、予防注射効率を高める工程と、予防接種反応の前に、被験者を用意する工程と、予防接種された被験者の感染症を検査した後に、臨床結果を改善する工程を有する構成と方法を開示する。特に、本発明は被験者にワクチンを供給する前、又はワクチンの供給と共に、成長ホルモン放出ホルモン(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物を被験者の組織へ供給することに関し、GHRHは被験者の生体内で発現され、被験者はワクチンを受けるヒト、ブタ、雌牛、鳥又は他のあらゆる動物類を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
予防接種が必要な被験者を支度する方法であって、
被験者の組織内に成長ホルモン放出ホルモン(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物を搬送する工程を有し、GHRHは被験者の生体内で発現する方法。
【請求項2】
核酸発現構成物を搬送する工程は、被験者が予防接種される前の約1年以内に生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
核酸発現構成物を搬送する工程は、被験者が予防接種される約0日から約14日前に生じる、請求項1に記載の方法。
、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
被験者の組織内に核酸発現構成物を搬送する工程は、組織の電気穿孔を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
組織の電気穿孔は、
(a) 被験者の組織に複数の針電極を刺す工程であって、複数の針電極は離れて配列され、被験者の組織は筋肉繊維を有する工程と、
(b) 約0.01−5mgの範囲の量の核酸発現構成物を針電極の間で組織内に導入する工程と、
(c) 電気的パルスを複数の針電極に加える工程であって、電気的パルスによって核酸発現構成物は筋肉細胞膜を越える工程を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
核酸発現構成物は更に、トランスフェクションを促進するポリペプチド、又は帯電したポリペプチドを有する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
トランスフェクションを促進するポリペプチド、又は帯電したポリペプチド(charged polypeptide)は、ポリ−L−グルタミン酸を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
核酸発現構成物は、アミノ酸配列を有するポリペプチドをコード化する配列を具え、該配列は少なくとも90%がコード化されたSEQID#14のGHRHと同一である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
核酸発現構成物は、マウスpAV0202(SEQID#23); ネズミpAV0203(SEQID#24);HV-GHRH pAV0224(SEQID#25);ブタ-wt-GHRH pAV0225(SEQID#26);犬-pAV0235(SEQID#27);牛のpAV0236(SEQID#28);猫pAV0238(SEQID#29);TI-GHRH pAV0239(SEQID#30);羊のpAV0240(SEQID#31);鶏pAV0241(SEQID#32);馬pAV0249(SEQID#33)、或いはヒトのpAV0226(SEQID#34)と少なくとも97%が同一の配列を含む、請求項1に記載の方法
【請求項10】
予防接種は、微生物、病原菌、又は蛋白毒素の少なくとも一部を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
微生物は、ウイルス、バクテリア、マイコプラズマ、又は寄生動物を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
微生物は、牛の疱疹ウイルス-1(“IBR”)、牛のウイルス性下痢症(“BVD”)、パラインフルエンザ3、呼吸器合胞体ウイルス、レプトスピラカニコラ、レプトスピラグリッポタイフォーサ、レプトスピラハードジョ、レプトスピライクテロハエモーハージェ、レプトスピラ・ポーモーナ・バクテリンマイコプラズマ、ハイポニューモニア、マイコプラズマ・ハイポニューモニア或いはそれらの組み合わせを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
被験者は、ヒト、反芻動物、食用動物又は仕事用動物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
被験者に予防接種をする方法であって、
(a) 被験者の組織に、成長ホルモン放出ホルモン(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物を搬送する工程と、
(b) 被験者に抗ワクチン抗体を誘発するのに有効な量の予防接種を被験者に供給する工程とを有し、
GHRHは被験者の生体内で発現し、予防接種反応はGHRH構成物が搬送されない調節被験者に比して高められる方法。
【請求項15】
核酸発現構成物の搬送は、被験者に予防接種を供給するのと同時に生じる、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
更に、GHRHをコード化する核酸発現構成物を被験者内に搬送した後であるが、予防接種を供給する前に、一定時間待機する工程を有する、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
一定時間は、約1年以下である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
一定時間は、約7日から約14日の範囲である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
被験者の組織に核酸発現構成物を搬送する工程は、組織の電気穿孔を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
組織の電気穿孔は、
被験者の組織に複数の針電極を刺す工程であって、複数の針電極は離れて配列され、被験者の組織は筋肉細胞を有する工程と、
約0.01−5mg量の核酸発現構成物を複数の針電極間の組織内へ導入する工程と、
複数の針電極に電気的パルスを加える工程を有し、
電気的パルスにより核酸発現構成物は筋肉細胞膜を越えることができる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
核酸発現構成物は更に、トランスフェクション促進ポリペプチド、又は帯電したポリペプチドを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
トランスフェクション促進ポリペプチド、又は帯電したポリペプチドは、ポリ−L−グルタミン酸を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
核酸発現構成物は、アミノ酸配列を有するポリペプチドをコード化する配列を具え、該配列は少なくとも90%がコード化されたSEQID#14のGHRHと同一である、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
核酸発現構成物は、マウスpAV0202(SEQID#23); ネズミpAV0203(SEQID#24);HV-GHRH pAV0224(SEQID#25);ブタ-wt-GHRH pAV0225(SEQID#26);犬-pAV0235(SEQID#27);牛のpAV0236(SEQID#28);猫pAV0238(SEQID#29);TI-GHRH pAV0239(SEQID#30);羊のpAV0240(SEQID#31);鶏pAV0241(SEQID#32);馬pAV0249(SEQID#33)、或いはヒトのpAV0226(SEQID#34)と少なくとも97%が同一の配列を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項25】
予防接種は、微生物、病原菌、又は蛋白毒素の少なくとも一部を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項26】
微生物は、ウイルス、バクテリア、マイコプラズマ、又は寄生動物を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
微生物は、牛の疱疹ウイルス-1(“IBR”)、牛のウイルス性下痢症(“BVD”)、パラインフルエンザ3、呼吸器合胞体ウイルス、レプトスピラカニコラ、レプトスピラグリッポタイフォーサ、レプトスピラハードジョ、レプトスピライクテロハエモーハージェ、レプトスピラ・ポーモーナ・バクテリンマイコプラズマ、ハイポニューモニア、マイコプラズマ・ハイポニューモニア或いはそれらの組み合わせを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
被験者は、ヒト、反芻動物、食用動物又は仕事用動物を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項29】
感染症の検査の後に、関節炎を有する予防接種された被験者の臨床結果を改善する方法であって、
(a) 被験者の組織に複数の針電極を刺す工程であって、複数の針電極は離れて配列され、
(b) 発現GHRHの量が予防接種反応を高めるのに有効であるように、被験者の組織に、成長ホルモン放出ホルモンを(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物を搬送する工程と、
(c) 複数の針電極に電気的パルスを加え、電気的パルスにより核酸発現構成物は筋肉細胞膜を越えることができる工程を有し、
所定濃度のポリ−L−グルタミン酸を有する核酸発現構成物が、0.01−5mgの範囲の量で被験者の筋肉組織に搬送され、核酸発現構成物は、アミノ酸配列を有するポリペプチドをコード化する配列を具え、該配列は少なくとも90%がSEQID#14のコード化されたGHRHと同一であり、被験者はヒト、反芻動物、食用動物又は仕事用動物を含む方法。
【請求項30】
核酸発現構成物は、マウスpAV0202(SEQID#23); ネズミpAV0203(SEQID#24);HV-GHRH pAV0224(SEQID#25);ブタ-wt-GHRH pAV0225(SEQID#26);犬-pAV0235(SEQID#27);牛のpAV0236(SEQID#28);猫pAV0238(SEQID#29);TI-GHRH pAV0239(SEQID#30);羊のpAV0240(SEQID#31);鶏pAV0241(SEQID#32);馬pAV0249(SEQID#33)、或いはヒトのpAV0226(SEQID#34)と少なくとも97%が同一の配列を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
被験者は、微生物、病原菌、又は蛋白毒素に対して予防接種がされる、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
微生物は、ウイルス、バクテリア、マイコプラズマ、又は寄生動物を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
微生物は、牛の疱疹ウイルス-1(“IBR”)、牛のウイルス性下痢症(“BVD”)、パラインフルエンザ3、呼吸器合胞体ウイルス、レプトスピラカニコラ、レプトスピラグリッポタイフォーサ、レプトスピラハードジョ、レプトスピライクテロハエモーハージェ、レプトスピラ・ポーモーナ・バクテリンマイコプラズマ、ハイポニューモニア、マイコプラズマ・ハイポニューモニア或いはそれらの組み合わせを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
(a) 成長ホルモン放出ホルモン(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物と、
(b) 予防接種とを具え、
GHRHは被験者の生体内で発現する合成物。
【請求項35】
予防接種は、微生物、病原菌、又は蛋白毒素の少なくとも一部を含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
微生物は、ウイルス、バクテリア、マイコプラズマ、又は寄生動物を含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
微生物は、牛の疱疹ウイルス-1(“IBR”)、牛のウイルス性下痢症(“BVD”)、パラインフルエンザ3、呼吸器合胞体ウイルス、レプトスピラカニコラ、レプトスピラグリッポタイフォーサ、レプトスピラハードジョ、レプトスピライクテロハエモーハージェ、レプトスピラ・ポーモーナ・バクテリンマイコプラズマ、ハイポニューモニア、マイコプラズマ・ハイポニューモニア或いはそれらの組み合わせを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
被験者に予防接種する方法であって、
(a) 被験者の組織に複数の針電極を刺す工程であって、複数の針電極は離れて配列され、被験者の組織は筋肉繊維を有する工程と、
(b) 複数の針電極間で、被験者の組織に、成長ホルモン放出ホルモンを(“GHRH”)をコード化する核酸発現構成物の約0.01−5mgの範囲の量を導入する工程と、
(c) 複数の針電極に電気的パルスを加え、電気的パルスにより核酸発現構成物は筋肉細胞膜を越えることができる工程と、
(d) 被験者内で予防接種に対する抗体を誘発するのに有効な量の予防接種を被験者に供給する工程とを有し、
核酸発現構成物は、アミノ酸配列を有するポリペプチドをコード化する配列を具え、該配列は少なくとも90%がコード化されたSEQID#14のGHRHと同一であり、
予防接種は、牛の疱疹ウイルス-1(“IBR”)、牛のウイルス性下痢症(“BVD”)、パラインフルエンザ3、呼吸器合胞体ウイルス、レプトスピラカニコラ、レプトスピラグリッポタイフォーサ、レプトスピラハードジョ、レプトスピライクテロハエモーハージェ、レプトスピラ・ポーモーナ・バクテリンマイコプラズマ、ハイポニューモニア、マイコプラズマ・ハイポニューモニア或いはそれらの組み合わせの少なくとも一部を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2008−507537(P2008−507537A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522701(P2007−522701)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/025747
【国際公開番号】WO2006/014737
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(507021595)アドバイシーズ,インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】ADViSYS,INC.
【Fターム(参考)】