説明

事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法

【課題】閲覧対象データのメタデータとして事象情報を適切に登録することを課題とする。
【解決手段】事象情報登録装置は、閲覧者の検索に応じて提供される閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する。次に、事象情報登録装置は、閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、事象情報が示す事象の緊急度、あるいは事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、事象情報を閲覧対象データのメタデータとして登録するタイミングを判定する。そして、事象情報登録装置は、登録するタイミングであると判定すると、取得した事象情報を閲覧対象データのメタデータとして登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、閲覧者の検索に応じて閲覧対象データを提供するシステムは、数多く存在する。閲覧対象データに対応付けてメタデータを予め登録し、閲覧者によって入力されるキーワードとメタデータとの一致関係をもって、該当する閲覧対象データを検索するシステムが一般的である。
【0003】
このため、このようなシステムにおいては、閲覧対象データにメタデータをどのように登録するかが重要である。例えば、ドキュメント間のアクセス相関やドキュメントから抽出されたキーワードに基づいて閲覧対象のドキュメントにメタデータを登録する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−18530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した従来の技術では、閲覧対象データのメタデータとして事象情報を適切に登録することは難しいという課題があった。すなわち、メタデータとして固定的な情報を登録する場合であれば、閲覧対象データと当該情報との関係も固定的であると考えられるため、単に予め登録しておけばよい。これに対し、メタデータとして事象情報を登録する場合は、事象情報が流動的な情報であることが多く、閲覧対象データと事象情報との関係も流動的であると考えられるため、適切なタイミングで登録しなければ、検索用の情報として役立たないことになってしまう。
【0006】
例えば、監視カメラの映像データに、カメラの名称や設置場所の情報など固定的な情報を登録する場合であれば、単に予め登録しておけばよい。一方、災害情報などの事象情報を登録する場合は、そのタイミングが早すぎれば検索用の情報として正確な情報でないおそれなどがあり、遅すぎれば既に検索される機会を逸しているおそれなどがある。
【0007】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、閲覧対象データのメタデータとして事象情報を適切に登録することが可能な事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の開示する事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法は、一つの態様において、閲覧者の検索に応じて提供される閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する事象情報取得部を備える。また、閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、事象情報取得部によって取得された事象情報が示す事象の緊急度、あるいは事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、事象情報を閲覧対象データの検索用の情報として登録するタイミングを判定する判定部を備える。また、判定部によって登録するタイミングであると判定されると、事象情報取得部によって取得された事象情報を閲覧対象データの検索用の情報として登録する登録部を備える。
【発明の効果】
【0009】
本願の開示する事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法の一つの態様によれば、閲覧対象データのメタデータとして事象情報を適切に登録することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、実施例1に係る事象情報登録装置の概要を説明するための図である。
【図2】図2は、実施例1におけるカメラ検索システムの全体構成を説明するための図である。
【図3】図3は、実施例1におけるカメラ検索システムの構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、カメラメタデータ記憶部を説明するための図である。
【図5】図5は、カメラメタデータ登録部を説明するための図である。
【図6】図6は、緊急度情報記憶部を説明するための図である。
【図7】図7は、対象範囲情報記憶部を説明するための図である。
【図8】図8は、判定ライン設定部を説明するための図である。
【図9】図9は、閲覧者情報記憶部を説明するための図である。
【図10】図10は、仮登録部による処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図11は、判定ライン設定部による処理手順を示すフローチャートである。
【図12】図12は、判定部による処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図13は、カメラメタデータ削除部による処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図14は、カメラ映像提供部による処理手順を示すフローチャートである。
【図15】図15は、事象情報登録プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本願の開示する事象情報登録装置、事象情報登録プログラムおよび事象情報登録方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例により本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0012】
[実施例1に係る事象情報登録装置の概要]
まず、図1を用いて、実施例1に係る事象情報登録装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係る事象情報登録装置の概要を説明するための図である。
【0013】
図1に示すように、実施例1においては、事象情報登録装置が、事象情報をメタデータとして登録し、検索装置が、閲覧者の検索に応じて閲覧対象データを提供する。なお、後述するように、実施例1において、閲覧対象データは、監視カメラの映像データである。
【0014】
事象情報登録装置は、まず、閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する。例えば、事象情報登録装置は、事象情報として、河川情報、災害情報、気象情報、道路情報といった各種情報を各システムから取得する。
【0015】
次に、事象情報登録装置は、閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、事象情報が示す事象の緊急度、事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、事象情報をメタデータとして登録するタイミングを判定する。例えば、事象情報登録装置は、河川情報システムから取得した事象情報が「10分雨量が警戒値を超えた」である場合には、閲覧回数の推移や、事象の緊急度が「高」であること、事象の対象範囲が「中」であることなどのうち、少なくとも一つに基づいて、登録タイミングを判定する。
【0016】
そして、事象情報登録装置は、登録タイミングであると判定すると、取得した事象情報をメタデータとして登録する。
【0017】
このようなことから、実施例1によれば、閲覧対象データに対応付けて事象情報を適切に登録することが可能になる。すなわち、実施例1に係る事象情報登録装置は、事象情報を取得した際に闇雲にメタデータとして登録するのではなく、登録タイミングを判定し、そのタイミングで登録する。この登録タイミングは、何らかの事象が発生した場合には該当する映像データの閲覧回数が所定の推移となるであろうという点や、事象の緊急度や対象範囲に応じて登録タイミングも異なるものにすべきであろうという点に着目して調整される。
【0018】
このように、実施例1によれば、事象情報は、適切に調整されたタイミングで登録されるので、正確かつ適時に登録されることになる。
【0019】
[実施例1におけるカメラ検索システムの構成]
次に、図2〜図9を用いて、実施例1におけるカメラ検索システムの構成を説明する。図2は、実施例1におけるカメラ検索システムの全体構成を説明するための図である。
【0020】
図2に示すように、実施例1におけるカメラ検索システムは、広域に点在する多数の監視カメラの中から閲覧者によって所望される監視カメラを検索し、検索した監視カメラによって撮影されている映像データを閲覧者に提供するシステムである。各監視カメラや閲覧者の端末は、いずれもIP(Internet Protocol)ネットワークに接続している。また、各監視カメラによって撮影された映像データは、IP−ENC(Encoder)によってエンコードされて送信される。
【0021】
また、河川情報システム、災害情報システム、気象情報システム、道路情報システムといった各システムから河川情報等の事象情報が送信され、カメラメタデータ記憶部に登録される。すると、カメラ検索装置は、カメラメタデータ記憶部に登録された固定的な情報の他に、事象情報をも用いて監視カメラを検索する。
【0022】
ところで、図2においては、説明の便宜上、カメラ検索装置およびカメラメタデータ記憶部のみを図示したが、図3に示すように、カメラ検索システムには、カメラ検索装置と事象情報登録装置とが含まれ、カメラメタデータ記憶部は、事象情報登録装置が備える。図3は、実施例1におけるカメラ検索システムの構成を示すブロック図である。以下、事象情報登録装置10、カメラ検索装置20の順に説明する。
【0023】
事象情報登録装置10は、カメラメタデータ記憶部11と、事象情報取得部12と、カメラメタデータ登録部13と、カメラメタデータ削除部14とを備える。
【0024】
カメラメタデータ記憶部11は、映像データの検索用の情報として、カメラメタデータを記憶する。具体的には、カメラメタデータ記憶部11は、カメラメタデータ登録部13とカメラメタデータ削除部14とカメラ映像提供部21とに接続され、カメラメタデータ登録部13によって登録されることで、カメラメタデータを記憶する。また、カメラメタデータ記憶部11は、カメラメタデータ削除部14によってカメラメタデータを削除される。また、カメラメタデータ記憶部11が記憶するカメラメタデータは、カメラ映像提供部21による処理に利用される。
【0025】
例えば、カメラメタデータ記憶部11は、図4に示すような情報を記憶する。すなわち、カメラメタデータ記憶部11は、図4に示すように、「カメラ番号」、「名称」、「設置場所」、「設置目的」、「動画ストリーム情報」といった固定的な情報を記憶するとともに、事象情報をも記憶する。「カメラ番号」、「名称」、「設置場所」、「設置目的」、「動画ストリーム情報」といった固定的な情報は、予め登録される一方で、事象情報は、後述するように、適切に調整されたタイミングで登録され、削除される。なお、図4は、カメラメタデータ記憶部を説明するための図である。
【0026】
事象情報取得部12は、監視カメラの映像データに関連する情報として、事象情報を取得する。具体的には、事象情報取得部12は、各システムとカメラメタデータ登録部13とカメラメタデータ削除部14とに接続され、各システムから送信された事象情報を取得する。また、事象情報取得部12は、取得した事象情報をカメラメタデータ登録部13およびカメラメタデータ削除部14それぞれに送信する。
【0027】
例えば、事象情報取得部12は、河川情報システムから、「時間雨量が50mmを超過した。観測点の500m以内である。」といった河川情報を取得する。また、事象情報取得部12は、災害情報システムから、「火災が発生した。火災発生地点は1km以内である。」といった災害情報を取得する。また、事象情報取得部12は、気象情報システムから、「大雨洪水警報が発令された。当該地区内である。」といった気象情報を取得する。また、事象情報取得部12は、道路情報システムから、「当該地点から500m以内に通行止めが発生した。」といった道路情報を取得する。なお、上記した事象情報は一例に過ぎず、その他のシステムからその他の情報を事象情報として取得する場合にも適用することができる。
【0028】
カメラメタデータ登録部13は、事象情報取得部12によって取得された事象情報をカメラメタデータとして登録する。具体的には、カメラメタデータ登録部13は、事象情報取得部12とカメラ映像提供部21とカメラメタデータ記憶部11とに接続され、事象情報取得部12によって取得された事象情報を、カメラメタデータ記憶部11にカメラメタデータとして登録する。なお、カメラメタデータ登録部13の詳細については後述する。
【0029】
カメラメタデータ削除部14は、事象情報取得部12によって取得された事象情報に従ってカメラメタデータを削除する。具体的には、カメラメタデータ削除部14は、事象情報取得部12によって取得された事象情報が、例えば復旧を通知する事象情報である場合には、該当する監視カメラを特定し、カメラメタデータ記憶部11に記憶されているカメラメタデータから該当する事象情報を削除する。
【0030】
さて、続いて、図5〜図9を用いて、カメラメタデータ登録部13の詳細を説明する。図5は、カメラメタデータ登録部を説明するための図である。
【0031】
図5に示すように、カメラメタデータ登録部13は、仮登録部13aと判定ライン設定部13bと閲覧回数カウント部13eと判定部13gと登録部13hとを備える。事象情報取得部12から送信された事象情報は、仮登録部13aおよび判定ライン設定部13bによって受信される。また、閲覧回数カウント部13eは、後述するカメラ映像提供部21と接続され、登録部13hは、カメラメタデータ記憶部11と接続される。
【0032】
仮登録部13aは、カメラメタデータを仮登録する。具体的には、仮登録部13aは、事象情報取得部12と登録部13hとに接続され、事象情報取得部12から送信された事象情報を一時的に保持する。仮登録部13aが一時的に保持する事象情報は、登録タイミングとなると、登録部13hによる処理に利用されるべく、登録部13hに送信される。
【0033】
判定ライン設定部13bは、事象情報をカメラメタデータとして登録するタイミングを判定するための判定ラインを設定する。具体的には、判定ライン設定部13bは、事象情報取得部12と判定部13gとに接続され、また、緊急度情報記憶部13cと対象範囲情報記憶部13dとを備える。
【0034】
実施例1における判定ライン設定部13bは、事象情報取得部12から送信された事象情報を用いて緊急度情報記憶部13cや対象範囲情報記憶部13dを参照する。そして、判定ライン設定部13bは、緊急度情報記憶部13cや対象範囲情報記憶部13dから取得した情報を用いて判定ラインを設定し、設定した判定ラインを判定部13gに送信する。
【0035】
例えば、緊急度情報記憶部13cは、図6に示すような情報を記憶する。すなわち、緊急度情報記憶部13cは、事象の緊急度と、当該緊急度に分類される事象情報と、当該緊急度に応じて補正されるべき閲覧回数の値とを対応付けて記憶する。なお、図6は、緊急度情報記憶部を説明するための図である。
【0036】
また、例えば、対象範囲情報記憶部13dは、図7に示すような情報を記憶する。すなわち、対象範囲情報記憶部13dは、事象の対象範囲と、当該対象範囲に分類される事象情報と、当該対象範囲に応じて設定されるべき判定ラインの傾きとを対応付けて記憶する。なお、図7は、対象範囲情報記憶部を説明するための図である。
【0037】
すると、判定ライン設定部13bは、緊急度情報記憶部13cや対象範囲情報記憶部13dから取得した情報を用いて、例えば、図8に示すような判定ラインを設定する。図8は、判定ライン設定部を説明するための図である。
【0038】
すなわち、例えば、判定ライン設定部13bは、事象情報取得部12から事象情報を受信すると、事象情報を用いて緊急度情報記憶部13cを参照し、事象情報が示す事象の緊急度に応じて補正されるべき閲覧回数の値を取得する。また、判定ライン設定部13bは、事象情報を用いて対象範囲情報記憶部13dを参照し、事象情報が示す事象の緊急度に応じて設定されるべき判定ラインの傾きを取得する。続いて、判定ライン設定部13bは、監視を開始する時間(例えば10分後)や監視時間の長さ(例えば120分)を決定する。
【0039】
こうして、判定ライン設定部13bは、例えば、図8に示すような判定ラインを設定する。監視時間の長さは、図8の「監視時間帯」に対応し、判定ラインは、「監視時間帯」の中で設定される。また、監視時間帯の始点は、「警報等の事象が発生」した時刻から「監視を開始する時間」分遅れた時刻に設定される。また、判定ラインのY軸の初期値には、「通常の閲覧回数」(例えば、閲覧回数の平均値など)に「補正されるべき閲覧回数の値」を加算した値が設定される。
【0040】
ここで、改めて「補正されるべき閲覧回数の値」や「判定ラインの傾き」の持つ意味について説明する。「補正されるべき閲覧回数の値」は、図6に示すように、実施例1においては、緊急度が高ければ高いほど小さい値であった。そうであるとすると、図8に示すような判定ラインにおける位置づけとしては、緊急度が高ければ高いほど判定ラインの初期値が低めに設定されることになる。また、「判定ラインの傾き」は、図7に示すように、実施例1においては、対象範囲が狭ければ狭いほど、大きくなっていた。そうであるとすると、図8に示すような判定ラインにおける位置づけとしては、対象範囲が狭ければ狭いほど急激な傾きで設定されることになる。
【0041】
この意味であるが、実施例1に係る事象情報登録装置10は、事象情報を正確かつ適時に映像データと紐付けるための閾値として閲覧回数を用いる。この時、事象情報の緊急度が高い場合、その映像データを閲覧する閲覧者は、当該事象について閲覧したいと考えている場合がほとんどであると想定される。すなわち、事象情報と閲覧回数との相関関係が強い場合であると考えられる。したがって、事象情報を早い段階で映像データと紐付けたとしても、その事象情報は映像データの内容を正確に表現できているはずである。
【0042】
また、事象情報の対象範囲が広い場合、その映像データの閲覧回数は徐々に増加すると考えられるが、対象範囲が狭い場合、周辺の監視カメラの映像データが手当たりしだい一斉に閲覧されることがあると考えられる。このため、傾きを急激にして精度を上げる必要がある。
【0043】
図5に戻り、閲覧回数カウント部13eは、閲覧回数をカウントする。具体的には、閲覧回数カウント部13eは、カメラ映像提供部21と判定部13gとに接続され、また、閲覧者情報記憶部13fを備える。
【0044】
実施例1における閲覧回数カウント部13eは、カメラ映像提供部21から閲覧があった旨および閲覧者の属性を通知されると、閲覧者の属性を用いて閲覧者情報記憶部13fを参照し、閲覧回数を補正してカウントする。また、閲覧回数カウント部13eは、補正後のカウント結果を判定部13gに送信する。
【0045】
例えば、閲覧者情報記憶部13fは、図9に示すような情報を記憶する。すなわち、閲覧者情報記憶部13fは、閲覧者の属性と補正すべき閲覧回数の値とを対応付けて記憶する。なお、図9は、閲覧者情報記憶部を説明するための図である。
【0046】
ここで、「補正されるべき閲覧回数の値」の持つ意味について説明する。「補正されるべき閲覧回数の値」は、図9に示すように、実施例1においては、例えば担当事務所の監視員であれば大きな値に補正され、一般の市民では補正されなかった。この意味であるが、実施例1に係る事象情報登録装置10は、事象情報を正確かつ適時に映像データと紐付けるための閾値として閲覧回数を用いる。この時、冷やかしでいたずらに閲覧回数が増えてしまうこともあるため、例えば災害対策に従事する人に重みづけを行うなどして、精度を高めようとするものである。
【0047】
図5に戻り、判定部13gは、閲覧回数が判定ラインを超過するか否かを判定することで、カメラメタデータを登録するタイミングを判定する。具体的には、判定部13gは、閲覧回数カウント部13eと判定ライン設定部13bと登録部13hと接続され、閲覧回数カウント部13eから送信されたカウント結果を受信する。そして、判定部13gは、判定ライン設定部13bから送信された判定ラインを用いて、カウント結果の値が判定ラインを超過するか否かを判定し、カメラメタデータを登録するタイミングであると判定すると、登録部13hに通知する。
【0048】
登録部13hは、事象情報をカメラメタデータとして登録する。具体的には、登録部13hは、判定部13gと仮登録部13aとカメラメタデータ記憶部11とに接続され、判定部13gから登録タイミングの通知を受信すると、仮登録部13aに一時的に格納されていた事象情報をカメラメタデータ記憶部11に登録する。
【0049】
さて、図3に戻り、カメラ装置20を説明する。図3に示すように、カメラ装置20は、カメラ映像提供部21を備える。
【0050】
カメラ映像提供部21は、閲覧者の検索に応じて映像データを提供する。具体的には、カメラ映像提供部21は、カメラメタデータ登録部13の閲覧回数カウント部13eとカメラメタデータ記憶部11と接続される。カメラ映像提供部21は、閲覧者から検索要求を受け付けると、閲覧者によって入力されるキーワードを用いてカメラメタデータ記憶部11を参照し、該当する監視カメラの映像データを提供する。また、カメラ映像提供部21は、閲覧者に映像データを提供すると、その旨を、どの映像データが閲覧されたかを示す情報(例えば、動画ストリーム情報など)とともに閲覧回数カウント部13eに通知する。
【0051】
[実施例1に係る事象情報登録装置による処理手順]
次に、図10〜図14を用いて、実施例1に係る事象情報登録装置による処理手順を説明する。以下、仮登録部13aによる処理手順、判定ライン設定部13bによる処理手順、判定部13gによる処理手順、カメラメタデータ削除部14による処理手順、カメラ映像提供部21による処理手順を順に説明する。
【0052】
まず、図10を用いて、仮登録部13aによる処理手順を説明する。図10は、仮登録部による処理手順を示すフローチャートである。
【0053】
図10に示すように、仮登録部13aは、事象情報を受信したか否かを判定している(ステップS101)。具体的には、仮登録部13aは、事象情報取得部12から送信された事象情報を受信したか否かを判定している。事象情報を受信していないと判定した場合には(ステップS101否定)、仮登録部13aは、受信したか否かを判定する処理に戻る。
【0054】
一方、仮登録部13aは、事象情報を受信したと判定した場合には(ステップS101肯定)、次に、事象情報に含まれる位置情報を用いて、該当する監視カメラを特定する(ステップS102)。具体的には、事象情報には、一般的に、位置情報として、事象が発生した位置を示す緯度や経度が含まれる。一方、カメラメタデータ記憶部11に記憶されているカメラメタデータにも、固定的な情報として、監視カメラの設置場所を示す緯度や経度が含まれる。このため、仮登録部13aは、事象情報に含まれる緯度や経度の情報を用いて、該当する監視カメラを特定する。
【0055】
続いて、仮登録部13aは、カメラメタデータを仮登録する(ステップS103)。具体的には、仮登録部13aは、ステップS101において受信した事象情報を、ステップS102において特定した監視カメラとの対応づけがわかるような状態で、一時的に保持する。例えば、仮登録部13aは、該当する監視カメラの動画ストリーム情報(URI:Uniform Resource Indicatorなど)と対応づけて事象情報を一時的に記憶する。
【0056】
次に、図11を用いて、判定ライン設定部13bによる処理手順を説明する。図11は、判定ライン設定部による処理手順を示すフローチャートである。
【0057】
図11に示すように、まず、判定ライン設定部13bは、事象情報を受信したか否かを判定している(ステップS201)。具体的には、判定ライン設定部13bは、事象情報取得部12から送信された事象情報を受信したか否かを判定している。事象情報を受信していないと判定した場合には(ステップS201否定)、判定ライン設定部13bは、受信したか否かを判定する処理に戻る。
【0058】
一方、判定ライン設定部13bは、事象情報を受信したと判定した場合には(ステップS201肯定)、事象情報を用いて緊急度情報記憶部13cを参照し、事象情報が示す事象の緊急度に応じて補正されるべき閲覧回数の値を取得する(ステップS202)。
【0059】
また、判定ライン設定部13bは、事象情報を用いて対象範囲情報記憶部13dを参照し、事象情報が示す事象の緊急度に応じて設定されるべき判定ラインの傾きを取得する(ステップS203)。
【0060】
また、判定ライン設定部13bは、監視を開始する時間(例えば10分後)や監視時間の長さ(例えば120分)を決定する(ステップS204)。
【0061】
そして、判定ライン設定部13bは、判定ラインを設定し、設定した判定ラインを判定部13gに送信する(ステップS205)。
【0062】
次に、図12を用いて、判定部13gによる処理手順を説明する。図12は、判定部による処理手順を示すフローチャートである。
【0063】
図12に示すように、判定部13gは、判定ラインが設定済みであるか否かを判定している(ステップS301)。具体的には、判定部13gは、判定ライン設定部13bから判定ラインを通知されたか否かを判定している。判定ラインを通知されていない場合には(ステップS301否定)、判定部13gは、判定ラインを通知されたか否かを判定する処理に戻る。
【0064】
一方、判定ラインを通知された場合には(ステップS301肯定)、判定部13gは、該当する監視カメラの映像データが閲覧者によって閲覧されたか否かを判定する(ステップS302)。閲覧者によって閲覧されていない場合には(ステップS302否定)、判定部13gは、閲覧者によって閲覧されたか否かを判定する処理に戻る。
【0065】
一方、閲覧者によって閲覧された場合には(ステップS302肯定)、判定部13gは、判定ライン設定部13bから送信された判定ラインを用いて、閲覧回数カウント部13eから送信されたカウント結果の値が判定ラインを超過するか否かを判定する(ステップS303)。なお、閲覧回数カウント部13eから送信されたカウント結果の値は、閲覧者の属性を用いて補正された値である。
【0066】
カウント結果の値が判定ラインを超過していない場合(ステップS303否定)、判定部13gは、ステップS302の処理に戻る。一方、判定ラインを超過した場合には(ステップS303肯定)、判定部13gは、カメラメタデータを登録するタイミングであると判定して登録部13hに通知する。すると、登録部13hが、仮登録部13aに一時的に格納されていた事象情報をカメラメタデータ記憶部11に登録する(ステップS304)。
【0067】
例えば、仮登録部13aにおいて、事象情報は、該当する監視カメラの動画ストリーム情報(URIなど)と対応づけて記憶されている。そこで、登録部13hは、動画ストリーム情報を用いてカメラメタデータ記憶部11を参照し、該当するカメラメタデータを特定すると、特定したカメラメタデータの「事象情報」のフィールドに、事象情報を登録する。
【0068】
次に、図13を用いて、カメラメタデータ削除部による処理手順を説明する。図13は、カメラメタデータ削除部による処理手順を示すフローチャートである。
【0069】
図13に示すように、まず、カメラメタデータ削除部14は、復旧を通知する事象情報を受信したか否かを判定している(ステップS401)。具体的には、カメラメタデータ削除部14は、事象情報取得部12から復旧を通知する事象情報を受信したか否かを判定している。復旧を通知する事象情報を受信していないと判定した場合には(ステップS401否定)、カメラメタデータ削除部14は、受信したか否かを判定する処理に戻る。
【0070】
一方、カメラメタデータ削除部14は、復旧を通知する事象情報を受信したと判定した場合には(ステップS401肯定)、事象情報に含まれる位置情報を用いて、該当する監視カメラを特定する(ステップS402)。具体的には、事象情報には、一般的に、位置情報として、事象が発生した位置を示す緯度や経度が含まれる。一方、カメラメタデータ記憶部11に記憶されているカメラメタデータにも、固定的な情報として、監視カメラの設置場所を示す緯度や経度が含まれる。このため、カメラメタデータ削除部14は、事象情報に含まれる緯度や経度の情報を用いて、該当する監視カメラを特定する。
【0071】
そして、カメラメタデータ削除部14は、事象情報取得部12によって取得された事象情報に従ってカメラメタデータを削除する(ステップS403)。
【0072】
次に、図14を用いて、カメラ映像提供部による処理手順を説明する。図14は、カメラ映像提供部による処理手順を示すフローチャートである。
【0073】
図14に示すように、カメラ映像提供部21は、閲覧者からの検索要求を受け付けたか否かを判定している(ステップS501)。検索要求を受け付けていない場合には(ステップS501否定)、カメラ映像提供部21は、閲覧者からの検索要求を受け付けたか否かを判定する処理に戻る。
【0074】
一方、検索要求を受け付けた場合には(ステップS501肯定)、カメラ映像提供部21は、閲覧者によって入力されるキーワードを用いてカメラメタデータ記憶部11を参照し、該当する監視カメラを全て特定すると、その一覧を閲覧者に表示する(ステップS502)。
【0075】
続いて、カメラ映像提供部21は、目的の監視カメラの閲覧者による選択を受け付けたか否かを判定している(ステップS503)。選択を受け付けていない場合には(ステップS503否定)、カメラ映像提供部21は、選択を受け付けたか否かを判定する処理に戻り、待機する。
【0076】
一方、選択を受け付けたと判定した場合には(ステップS503肯定)、カメラ映像提供部21は、映像データを提供する(ステップS504)。具体的には、カメラ映像提供部21は、該当する監視カメラの動画ストリーム情報を閲覧者の端末に送信する。すると、閲覧者は、受信した動画ストリーム情報を用いて監視カメラにアクセスすることで、所望の映像データの提供を受けることができる。
【0077】
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1に係る事象情報登録装置10は、事象情報取得部12が、閲覧者の検索に応じて提供される監視カメラの映像データに関連する情報として、事象情報を取得する。次に、カメラメタデータ登録部13が、映像データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、事象情報が示す事象の緊急度、あるいは事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、事象情報を映像データのメタデータとして登録するタイミングを判定する。そして、カメラメタデータ登録部13は、登録するタイミングであると判定すると、事象情報を映像データのメタデータとして登録する。
【0078】
このようなことから、実施例1によれば、映像データに対応付けて事象情報を適切に登録することが可能になる。すなわち、実施例1に係る事象情報登録装置10は、事象情報を取得した際に闇雲にメタデータとして登録するのではなく、登録タイミングを判定し、そのタイミングで登録する。この登録タイミングは、何らかの事象が発生した場合には該当する映像データの閲覧回数が所定の推移となるであろうという点や、事象の緊急度や対象範囲に応じて登録タイミングも異なるものにすべきであろうという点に着目して調整される。このように、実施例1によれば、事象情報は、適切に調整されたタイミングで登録されるので、正確かつ適時に登録されることになる。
【0079】
また、この結果、閲覧者は、広域に点在する多数の監視カメラの中からより簡単に目的の監視カメラを探し出すことが可能になる。すなわち、これまで、災害情報などの事象情報については適切なタイミングで登録することができず、閲覧者の検索には役立っていなかった。しかしながら、実施例1によれば、災害などが発生した際に該当する監視カメラの閲覧が飛躍的に増加することに着目し、しかもその事象の特性に応じて調整したタイミングでカメラメタデータとして登録する。すると、閲覧者は、カメラの名称や設置場所などを知らなくとも、例えば「台風20号」、「東京都23区西部大雨警報」といった災害名称などから、該当する監視カメラを検索することができるようになる。
【0080】
また、実施例1におけるカメラメタデータ登録部13は、閲覧された回数の推移に基づいてタイミングを判定する際に、閲覧者の属性が閲覧された回数に与える影響の度合いに応じて回数を調整し、調整後の回数の推移に基づいてタイミングを判定する。このため、実施例1によれば、事象情報は、高精度なタイミングで登録されることになる。
【実施例2】
【0081】
[他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例1について説明してきたが、本発明は上述した実施例1以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
【0082】
[システム構成等]
上記文書中や図面中で示した処理手順(図10〜14)、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0083】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(図3、5など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0084】
[コンピュータ]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する事象情報登録プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図15は、事象情報登録プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【0085】
図15に示すように、事象情報登録プログラム(コンピュータ)30は、キャッシュ31、RAM(Random Access Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)33、ROM(Read Only Memory)34およびCPU35をバス36で接続して構成される。ここで、ROM34には、上記の実施例と同様の機能を発揮する事象情報登録プログラム、つまり、図15に示すように、事象情報取得プログラム34a、仮登録プログラム34b、判定ライン設定プログラム34c、閲覧回数カウントプログラム34d、判定プログラム34e、登録プログラム34f、カメラメタデータ削除プログラム34gが備えられる。
【0086】
そして、CPU35は、これらのプログラム34a〜34gを読み出して実行することで、図15に示すように、各プログラム34a〜34gは、事象情報取得プロセス35a、仮登録プロセス35b、判定ライン設定プロセス35c、閲覧回数カウントプロセス35d、判定プロセス35e、登録プロセス35f、カメラメタデータ削除プロセス35gとなる。なお、各プロセス35a〜35gは、図3および5に示した事象情報取得部12、仮登録部13a、判定ライン設定部13b、閲覧回数カウント部13e、判定部13g、登録部13h、カメラメタデータ削除部14にそれぞれ対応する。
【0087】
また、HDD33は、図15に示すように、カメラメタデータテーブル33a、緊急度情報テーブル33b、対象範囲情報テーブル33c、閲覧者情報テーブル33dを備える。なお、各テーブル33a〜33dは、図3および5に示したカメラメタデータ記憶部11、緊急度情報記憶部13c、対象範囲情報記憶部13d、閲覧者情報記憶部13fにそれぞれ対応する。
【0088】
ところで、上記した各プログラム34a〜34gについては、必ずしもROM34に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ30に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ30の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを介してコンピュータ30に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ30がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0089】
10 事象情報登録装置
11 カメラメタデータ記憶部
12 事象情報取得部
13 カメラメタデータ登録部
13a 仮登録部
13b 判定ライン設定部
13c 緊急度情報記憶部
13d 対象範囲情報記憶部
13e 閲覧回数カウント部
13f 閲覧者情報記憶部
13g 判定部
13h 登録部
14 カメラメタデータ削除部
20 カメラ検索装置
21 カメラ映像提供部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
閲覧者の検索に応じて提供される閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する事象情報取得部と、
前記閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、前記事象情報取得部によって取得された事象情報が示す事象の緊急度、あるいは当該事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、当該事象情報を当該閲覧対象データのメタデータとして登録するタイミングを判定する判定部と、
前記判定部によって登録するタイミングであると判定されると、前記事象情報取得部によって取得された事象情報を前記閲覧対象データのメタデータとして登録する登録部と
を備えたことを特徴とする事象情報登録装置。
【請求項2】
前記閲覧対象データは、監視カメラによって撮影された映像データであって、
前記事象情報取得部は、前記事象情報として、前記監視カメラによって撮影された災害に関する情報を取得し、
前記判定部は、前記閲覧された回数の推移、前記災害の緊急度、あるいは前記災害の範囲のうち、少なくとも一つに基づいて前記タイミングを判定することを特徴とする請求項1に記載の事象情報登録装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記閲覧された回数の推移に基づいて前記タイミングを判定する際に、前記閲覧者の属性が当該閲覧された回数に与える影響の度合いに応じて当該回数を調整し、調整後の回数の推移に基づいて当該タイミングを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の事象情報登録装置。
【請求項4】
閲覧者の検索に応じて提供される閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する事象情報取得手順と、
前記閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、前記事象情報取得手順によって取得された事象情報が示す事象の緊急度、あるいは当該事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、当該事象情報を当該閲覧対象データのメタデータとして登録するタイミングを判定する判定手順と、
前記判定手順によって登録するタイミングであると判定されると、前記事象情報取得手順によって取得された事象情報を前記閲覧対象データのメタデータとして登録する登録手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする事象情報登録プログラム。
【請求項5】
閲覧者の検索に応じて提供される閲覧対象データに関連する情報として、事象情報を取得する事象情報取得ステップと、
前記閲覧対象データが閲覧者によって閲覧された回数の推移、前記事象情報取得ステップによって取得された事象情報が示す事象の緊急度、あるいは当該事象情報が示す事象の対象範囲のうち、少なくとも一つに基づいて、当該事象情報を当該閲覧対象データのメタデータとして登録するタイミングを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって登録するタイミングであると判定されると、前記事象情報取得ステップによって取得された事象情報を前記閲覧対象データのメタデータとして登録する登録ステップと
を含んだことを特徴とする事象情報登録方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−238122(P2010−238122A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−87592(P2009−87592)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】