説明

人形組立玩具と、人形組立用ジョイント部材と、ジョイント部材を用いた人形の組立方法。

【課題】網地で袋状に形成された複数の形成部材同士をあらゆる位置で結合可能とした人形組立用ジョイント部材であり、このジョイント部材を用いた人形組立玩具と人形の組立方法を提供する。
【解決手段】複数の形成部材とジョイント部材からなる組立玩具であって、前記形成部材は、網地で袋状に形成され、その内部に中綿を詰めて柔軟性を有し、前記ジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部14を備え、前記形成部材同士がジョイント部材により各々結合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、網地で袋状に形成された複数の形成部材を結合する人形組立用ジョイント部材と、そのジョイント部材を用いた人形組立玩具及び人形の組立方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、布地で形成された縫いぐるみやビニル樹脂で形成された人形の胴体部や腕部などの各部位を結合する為に、ジョイント部材が用いられている。
【0003】
例えば、特開2006−034652号公報「ぬいぐるみ等の接合部」に記載された接合部の如く、凹面状の円盤体からなる基部から突出する軸部を有し、該軸部に複数の係合突起を有する軸盤と、軸盤の軸部が挿通される孔部を有するワッシャと、弾性変形が可能な合成樹脂からなり、軸盤の軸部が挿通された際に、軸部の複数の係合突起のいずれかと係合可能な絞り孔部を有する留めナットで構成された接合部であり、縫いぐるみ等の外観上の見栄えが好ましく、また縫いぐるみ等のポーズを安定させることができる接合部があった。
【特許文献1】特開2006−034652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来のジョイント部材は、胴体部や腕部などの各部位の内部に予めジョイント部材の一部を内設させておく必要があった。このため、各部位を結合する箇所は、予め定められた位置となり、このジョイント部材を用いて自由な位置で各部位同士を結合させることはできないものであり、使用者の望む位置で結合できるものではなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、網地で袋状に形成された複数の形成部材同士をあらゆる位置で結合可能とした人形組立用ジョイント部材であり、このジョイント部材を用いた人形組立玩具と人形の組立方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、複数の形成部材とジョイント部材からなる組立玩具であって、前記形成部材は、網地で袋状に形成され、その内部に中綿を詰めて柔軟性を有し、前記ジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、前記形成部材同士がジョイント部材により各々結合されることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記形成部材は、頭部、胴部、腕部、脚部からなり、前記頭部、胴部、腕部、脚部を、各々前記ジョイント部材によって、回動自在に結合することによって人形とされる形に形成することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項2において、前記形成部材は、耳部を更に有し、前記頭部に、2つの耳部をジョイント部材によって結合することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、網地で袋状に形成された複数の形成部材を結合するジョイント部材であって、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、前記螺旋部の螺旋のピッチとなる長さと、前記螺旋部のネジ山の高さとなる長さと、前記棒形状の直径となる長さは、略同一の長さであることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項4において、前記螺旋部の略中央が突出して膨出されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項4において、前記ジョイント部材の一端には、円盤状の鍔部が形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項4において、前記ジョイント部材の一端には、動物や人形やキャラクターの一部を模した形に形成をさた形象体が固着されていることを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、毛糸で筒状に編み、その内部に綿を詰めて両端を閉じ、略球状や楕円球形状又は棒形状となる形成部材を複数作成し、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備えたジョイント部材の一端又は両端を各々形成部材に螺入することによって結合させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の発明によれば、複数の形成部材とジョイント部材からなる組立玩具であって、形成部材は、網地で袋状に形成され、その内部に中綿を詰めて柔軟性を有し、ジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、形成部材同士がジョイント部材で各々結合された人形組立玩具を提供することができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、形成部材は、頭部、胴部、腕部、脚部からなり、頭部、胴部、腕部、脚部を、各々前記ジョイント部材によって、回動自在に結合することによって人形とされる形に形成することができる人形組立玩具とすることができる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、形成部材は、耳部を更に有し、頭部に、2つの耳部をジョイント部材によって結合し、ウサギを模した人形とされる形に形成することができる人形組立玩具とすることができる。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、網地で袋状に形成された複数の形成部材を結合するジョイント部材であって、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、螺旋部の螺旋のピッチとなる長さと、螺旋部のネジ山の高さとなる長さと、棒形状の直径となる長さは、略同一の長さに形成されていることにより、網地で袋状に形成された形成部材のあらゆる位置の編目に、ジョイント部材の一方の先端を螺入することが可能であって、これにより使用者の望む位置で、複数の形成部材同士を結合できるものである。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、螺旋部の略中央が突出して膨出していることによって、ジョイント部材を螺入する際に、ジョイント部材の中央まで螺入する時の目安とすることができる。それにより、結合されるそれぞれの形成部材内に同じ長さ分だけジョイント部材を螺入することができる。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、ジョイント部材の一端に、円盤状の鍔部が形成されていることによって、ジョイント部材は、一方の形成部材を貫通して他方の形成部材に螺入され結合することができる。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、ジョイント部材の一端に、動物や人形やキャラクターの一部を模した形に形成をされた形象体が固着されていることによって、動物や人形やキャラクターの一部となる形象体を人形の本体部分へ容易に結合することができる。
【0021】
請求項8記載の発明によれば、毛糸で筒状に編み、その内部に綿を詰めて両端を閉じ、略球状や楕円球形状又は棒形状となる形成部材を複数作成し、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備えたジョイント部材の一端又は両端を各々形成部材に螺入することによって結合させることによって、使用者の望む形に人形を組み立てすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
複数の形成部材とジョイント部材からなる組立玩具であって、前記形成部材は、網地で袋状に形成され、その内部に中綿を詰めて柔軟性を有し、前記ジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、前記形成部材同士がジョイント部材で各々結合させ、前記形成部材は、頭部、胴部、腕部、脚部及び耳部からなり、前記頭部、胴部、腕部、脚部及び耳部を、各々前記ジョイント部材によって、回動自在に結合することによって人形とされる形に形成された人形組立玩具である。
【0023】
また、このジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、螺旋部の螺旋のピッチとなる長さと、螺旋部のネジ山の高さとなる長さと、棒形状の直径となる長さは、略同一の長さに形成されたジョイント部材であって、そのジョイント部材の螺旋部の略中央が突出して膨出するように形成したり、ジョイント部材の一端に、円盤状の鍔部が形成されるようにしたり、ジョイント部材の一端には、動物や人形やキャラクターの一部を模した形に形成をされた形象体が固着されるようにしたりすることもある。
【0024】
そして、形成部材は、毛糸で筒状に編み、その内部に綿を詰めて両端を閉じ、略球状や楕円球形状又は棒形状となる形成部材を複数作成するものであって、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備えたジョイント部材の一端又は両端を各々形成部材に螺入することによって結合させることにより人形を組み立てできるものである。
【実施例1】
【0025】
以下、図を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。図1〜3のうち、主に図2を用いて人形組立玩具の説明を行う。図1は、人形のように組み立てた人形組立玩具の外観を示す図である。図2は、図1に示した人形組立玩具の分解図である。図3は、図1に示した人形組立玩具の断面図である。
【0026】
組立玩具本体40は、複数の形成部材と、複数のジョイント部材を使用し、この形成部材の任意の位置にジョイント部材の一端又は両端を各々螺入することによって結合して組み立て遊戯を行うことができる組立玩具である。形成部材は、人形の頭部を模した形成部材28と、人形の胴部を模した形成部材32、人形の腕部を模した形成部材34、人形の脚部を模した形成部材36、人形の耳を模した形成部材38からなり、またジョイント部材は、長いジョイント部材10、短いジョイント部材18、一端に鍔部22を有するジョイント部材20及び、形象体26を有するジョイント部材24からなる。
【0027】
各形成部材は、毛糸で筒状に編み、その内部に綿を詰めて両端を閉じ、編目を有する略球状や楕円球形状又は棒形状に形成され、柔軟性を有している。この各形成部材は、手編みや機械編みのいずれであっても構わない。人形の頭部を模した形成部材28は、その側面に目や鼻及び口などを模して刺繍が施されている。実施例では、刺繍で目や鼻及び口を模しているが、目や鼻及び口を模したアップリケを縫い付けたり、後述する目や鼻及び口を模した形象体を有するジョイント部材を用いるようにしたりしてもかまわない。また、目や鼻及び口を模したシールを貼り付けることもある。
【0028】
次に、ジョイント部材の説明を行う。図4は、長さの異なる2つのジョイント部材の外観を示す図であり、図4(A)は、長いジョイント部材10で、図4(B)は、短いジョイント部材18である。このジョイント部材10及び18は、編目のある網地で略球状や楕円球形状又は棒形状に形成された複数の形成部材を結合する部材であり、この形成部材の任意の位置で、ジョイント部材の両端を各々螺入することによって結合できるものである。
【0029】
ジョイント部材10及び18は、硬質樹脂で棒形状に形成され、その両端となる先端部12は先細りしており、棒形状の側面には螺旋状の螺旋部14が形成されている。また螺旋部14の略中央に該螺旋より膨出する膨出部16が形成されている。この膨出部16は、ジョイント部材10及び18を形成部材の編目に螺入する際に、ジョイント部材の略半分を螺入する目安とすることができる。
【0030】
また螺旋部14の螺旋のピッチとなる長さAと、螺旋部14のねじ山の高さとなる長さBと、棒形状の直径となる長さCと略同一の長さで形成されている。実施例の螺旋部14の螺旋のピッチとなる長さAは、6mmで形成され、螺旋部14の螺旋の高さとなる長さBは、4mmで形成されジョイント部材10の棒形状の直径となる長さCは5mmで形成されている。この長さA、B及びCは、形成部材の編目の大きさや、形成部材に使用された糸の太さに応じて、変化し、編目が小さい場合や、糸の太さが細い場合には、長さA、B及びCの長さは短くなる。
【0031】
図5及び図6は、ジョイント部材の変形例である。図5は、一端に鍔部を有するジョイント部材を示す図である。また図6は、一端に形象体を有するジョイント部材を示す図である。
【0032】
まず、図5に示す一端に鍔部22を有するジョイント部材20の説明を行う。ジョイント部材20は、ジョイント部材10及び18と同様に、硬質樹脂で棒形状に形成されている。また、ジョイント部材20の一端となる先端部12は先細りしており、他端には、円盤状に形成された鍔部22が形成されている。また、棒形状の側面には螺旋状の螺旋部14が形成されている。
【0033】
この鍔部22を有するジョイント部材20は、1つの形成部材に貫通するように螺入させ、更に、別の形成部材に螺入させることによって、形成部材同士を結合する為のジョイント部材である。
【0034】
次に、図6に示す一端に形象体26を有するジョイント部材24の説明を行う。ジョイント部材24は、ジョイント部材10及び18と同様に、硬質樹脂で棒形状に形成されている。また、ジョイント部材20の一端となる先端部12は先細りしており、他端には、形象物の一部を模した形に形成された形象体26が固着されている。また、棒形状の側面には螺旋状の螺旋部14が形成されている。
【0035】
この形象体26を有するジョイント部材24は、形成部材の任意の位置に、形象体26を固着させる為に使用されるジョイント部材であり、この形象体26は、動物や人形やキャラクターの一部を模して形成され、例えば、目、鼻、耳、口、尻尾などを模して形成されている。また、このジョイント部材24は、各形成部材の任意の位置に固着させることができるものである。
【0036】
これらジョイント部材20及び24も、ジョイント部材10及び18と同様に、螺旋部14の螺旋のピッチとなる長さAと、螺旋部14のねじ山の高さとなる長さBと、棒形状の直径となる長さCと略同一の長さで形成されている。
【0037】
図2〜3を使用して、これらジョイント部材10、18、20及び24を使用し、形成部材28、32、34、36及び38を結合させ、組立玩具本体40の組み立て例を説明する。
【0038】
人形の頭部を模した形成部材28と人形の胴部を模した形成部材32の結合には、長いジョイント部材10を用い、ジョイント部材10に設けられた膨出部16を目安に形成部材28及び形成部材32の編目に各々に半分ずつ螺入することによって結合する。また、螺入による結合であるため、人形の頭部を模した形成部材28は、左右方向へ回動自在となっている。
【0039】
次に人形の頭部を模した形成部材28と人形の耳を模した形成部材38の結合には、短いジョイント部材18を用い、ジョイント部材18に設けられた膨出部16を目安に形成部材28及び形成部材38の編目に各々に半分ずつ螺入することによって結合する。
【0040】
また、人形の胴部を模した形成部材32と人形の腕部を模した形成部材34の結合には、鍔部22を有するジョイント部材20を用い、まずジョイント部材20が形成部材34を貫通するように螺入し、更に形成部材32に対して螺入を行うことによって結合する。また、頭部を模した形成部材28と同様に、螺入による結合であるため、人形の腕部を模した形成部材34は、回動自在となっている。
【0041】
そして、人形の胴部を模した形成部材32と人形の脚部を模した形成部材36の結合には、人形の腕部を模した形成部材34と同様に、鍔部22を有するジョイント部材20を用い、まずジョイント部材20が形成部材36を貫通するように螺入し、更に形成部材32に対して螺入を行うことによって結合する。
【0042】
このように、各形成部材28、32、34、36及び38を各ジョイント部材10、18及び20を用いて結合して組み立てることにより、図1に示すようにウサギの縫いぐるみを組み立てることができる。組み上がった組立玩具本体40は、毛糸などの糸による網地で形成され、その内部に綿を詰めて形成されているため、非常に柔軟性のある柔らかな組立玩具となる。また、この組立玩具本体40を用いて組み上がったウサギの縫いぐるみの頭部、腕部及び脚部の向きは、自在に向きで組み付けることができる。また、形成部材は毛糸などの糸で形成され形成部材間の摩擦が大となる為、組み付けた姿勢は維持されるようになっている。
【0043】
また、図7〜8の如く、形成部材同士を組み付ける位置は、任意の位置で組み付けることができる為、上述したウサギを模した縫いぐるみの姿勢を座位姿勢にすることも容易である。また、人形の胴部を模した形成部材32に、尻尾を模した形象体26を有するジョイント部材24を螺入することによって、ウサギの縫いぐるみに尻尾を組み付けることも可能である。
【0044】
実施例では、ウサギの縫いぐるみの如く組み立てる例を示したが、これ以外にも様々な形に組み立てることが可能であり、使用者が望む形に組み立てることができる人形組立玩具である。また、この人形組立玩具は、形成部材間を結合する際に、特別な機械を必要とせずに、ジョイント部材を指で回転させるだけで結合させ組み付けることができ、幼児であっても、比較的容易に組み立て遊戯を行うことができるものである。そして、この各ジョイント部材を取り外すことによって、容易に分解でき、また別の形へと組み立てることもできる。
【0045】
以上説明したように構成することにより、網地で袋状に形成された複数の形成部材同士をあらゆる位置で結合可能とした人形組立用ジョイント部材であり、このジョイント部材を用いた人形組立玩具と人形の組立方法を提供することができる。このように好ましい実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々に改変できる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係る人形組立玩具を用いた組立玩具の外観図である。
【図2】本発明に係る人形組立玩具を用いた組立玩具の分解図である。
【図3】本発明に係る人形組立玩具を用いた組立玩具の断面図である。
【図4】本発明に係る人形組立玩具に用いる長さの異なる人形組立用ジョイント部材を示す図である。
【図5】本発明に係る人形組立用ジョイント部材の例として、一端に鍔部を有するジョイント部材を示す図である
【図6】本発明に係る人形組立用ジョイント部材の例として、一端に形象体を有するジョイント部材を示す図である。
【図7】本発明に係る人形組立玩具を用いた組み立て例として、他の組み立て例を示す外観図である。
【図8】本発明に係る人形組立玩具を用いた組み立て例として、他の組み立て例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0047】
10 ジョイント部材
12 先端部
14 螺旋部
16 膨出部
18 ジョイント部材
20 ジョイント部材
22 鍔部
24 ジョイント部材
26 形象体
28 形成部材
32 形成部材
34 形成部材
36 形成部材
38 形成部材
40 組立玩具本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の形成部材とジョイント部材からなる組立玩具であって、前記形成部材は、網地で袋状に形成され、その内部に中綿を詰めて柔軟性を有し、前記ジョイント部材は、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、前記形成部材同士がジョイント部材により各々結合されることを特徴とする人形組立玩具。
【請求項2】
請求項1において、前記形成部材は、頭部、胴部、腕部、脚部からなり、前記頭部、胴部、腕部、脚部を、各々前記ジョイント部材によって、回動自在に結合することによって人形とされる形に形成すること特徴とする人形組立玩具。
【請求項3】
請求項2において、前記形成部材は、耳部を更に有し、前記頭部に、2つの耳部をジョイント部材によって結合すること特徴とする人形組立玩具。
【請求項4】
網地で袋状に形成された複数の形成部材を結合するジョイント部材であって、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備え、前記螺旋部の螺旋のピッチとなる長さと、前記螺旋部のネジ山の高さとなる長さと、前記棒形状の直径となる長さは、略同一の長さであることを特徴とする人形組立用ジョイント部材。
【請求項5】
請求項4において、前記螺旋部の略中央が突出して膨出されていることを特徴とする人形組立用ジョイント部材。
【請求項6】
請求項4において、前記ジョイント部材の一端には、円盤状の鍔部が形成されていることを特徴とする人形組立用ジョイント部材。
【請求項7】
請求項4において、前記ジョイント部材の一端には、動物や人形やキャラクターの一部を模した形に形成をさた形象体が固着されていること特徴とする人形組立用ジョイント部材。
【請求項8】
毛糸で筒状に編み、その内部に綿を詰めて両端を閉じ、略球状や楕円球形状又は棒形状となる形成部材を複数作成し、少なくとも一方の端部が先細りする棒形状で、その側面には軸方向に沿って螺旋状の螺旋部を備えたジョイント部材の一端又は両端を各々形成部材に螺入することによって結合させることを特徴とする人形の組立方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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