説明

人間工学に基づくタンポンアプリケータ

【課題】プランジャと外筒部とを有する本発明の人間工学に基づいて改良されたタンポンアプリケータを提供する。
【解決手段】外筒部14は、4つの部分、即ち、指把持部16、逆テーパー部18、主本体部20、および挿入先端部22を有する。逆テーパー部18は、指把持部16に向かってテーパーが付けられている。主本体部20は、挿入先端部22に向かって対向方向にテーパーが付けられている。外筒部で逆テーパー部18と主本体部20とが接触するところに、最大直径部が形成されている。この最大直径部は、アプリケータ10が膣中に適当な深さまで挿入されたときにそれを使用者に知らせるように使用者に感覚的な表示を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、改良されたタンポンもしくはタンポンアプリケータに関し、更に詳細には、使用の簡単さと使用者の快適性とを改良するために逆テーパー部を有する外筒部を備えたタンポンアプリケータに関する。
【背景技術】
【0002】
市販されているタンポンアプリケータは、典型的には、外筒部と、この外筒部内に収容された吸収性の綿撒糸を押出すために使用されるプランジャとを有する。外筒部は、典型的には、3つの部分、即ち、指把持部、挿入先端部、およびこれら指把持部と挿入先端部との間に配置された主本体部とに分割される。
【0003】
指把持部は、典型的には、外筒部の主本体部と同じ直径を有するが、幾つかのデザイン(例えば商標名Playtexや商標名Gentle Glide)では、把持性を改良するために小さな直径を有する。主本体部は、製造モールドからの解放特性を改良するために少しのテーパーが付けられたプラスチックでモールド成形された外筒部を除いて、典型的には線形である。幾つかのタイプの外筒部の挿入先端部は、この外筒部内に収容された綿撤糸を覆って湾曲してこれを囲む“ペタル”(即ち丸い先端部)を備えているが、綿撤糸が挿入先端部から押出されたときは外方に容易に曲がる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の1つの目的は、人間工学に基づくタンポンアプリケータを提供することである。
【0005】
本発明のもう1つの目的は、プランジャと外筒部とを有する人間工学に基づくタンポンアプリケータを提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、指把持部、逆テーパー部、主本体部、および挿入先端部を有する人間工学に基づくタンポンアプリケータの外筒部を提供することである。
【0007】
本発明の更なる目的は、人間工学に基づくタンポンアプリケータの外筒部で指把持部に向かって逆向きにテーパーが付けられた逆テーパー部を提供することである。
【0008】
本発明の更なるもう1つの目的は、指受け領域領域を有する人間工学に基づくタンポンアプリケータの外筒部の指把持部を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、複数のペタルが形成された人間工学に基づくタンポンアプリケータの挿入先端部を提供することである。
【0010】
本発明の更なる他の目的は、アプリケータの適当な挿入の深さを使用者に知らせるために使用者にとって感覚的に感知可能な最大直径部を有する人間工学に基づくタンポンアプリケータの主本体部を提供することである。
【0011】
本発明のもう1つの目的は、少なくとも1つの広がり端部を有するプランジャを備えた人間工学に基づくタンポンアプリケータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
これらおよび他の目的と本発明の利点とが、プランジャと外筒部とを有する本発明の人間工学に基づいて改良されたタンポンアプリケータによって認識されるだろう。外筒部は、4つの部分、即ち、指把持部、逆テーパー部、主本体部、および挿入先端部を有する。逆テーパー部は、指把持部に向かってテーパーが付けられている。主本体部は、挿入先端部に向かって対向方向にテーパーが付けられている。外筒部で逆テーパー部と主本体部とが接触するところに、最大直径部が形成されている。この最大直径部は、アプリケータが膣中に適当な深さまで挿入されたときにそれを使用者に知らせるように使用者に感覚的な表示を与える。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明のタンポンアプリケータの平面図である。
【図2】外筒内に収容された吸収性の綿撤糸を示している図1のタンポンアプリケータの断面図である。
【図3】綿撤糸が外筒から押出された後の図2のタンポンアプリケータの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図面、特に図1を参照すれば、本発明に係わる人間工学に基づいて改良されたタンポンアプリケータ10が示されている。この人間工学に基づいて改良されたアプリケータ10は、使用が簡単であり、挿入および除去がより便利である。アプリケータ10は、プランジャ12と外筒部14とを有する。
【0015】
外筒部14は、従来のタンポンアプリケータでは典型的に3つの部分に分けられたのに対し、4つの部分に分けられることが可能である。この4つの部分は、指把持部16、逆テーパー部18、主本体部20、および挿入先端部22を有する。
【0016】
指把持部16は、前方端部リッジ24と後方端部リッジ26とによって規定されている。前方端部リッジ24は、膣円蓋中にアプリケータ10を挿入するときに安定した把持面を与える。後方端部リッジ26は、綿撤糸(図示されず)を押出すときと、アプリケータ10を体内から引き出すときに安定した把持面を与える。前方端部リッジ24および後方端部リッジ26は、直径が約6mmないし約22mmである。前方端部リッジ24および後方端部リッジ26は、直径が約11乃至約17mmであると好ましく、約14mmであると最も好ましい。
【0017】
前方端部リッジ24と後方端部リッジ26との間には、指受け領域28が形成されている。使用者の1本あるいは複数本の指を受けるのに適した領域を確保するために、前方端部リッジ24と後方端部リッジ26とは、約13mmないし40mm離間されている。前方端部リッジ24と後方端部リッジ26とは、約17mmないし約21mm離間されているとより好ましく、約19mm離間されていると最も好ましい。指受け領域28は、凹面、凸面、平面、もしくはこれらの所定の組み合わせであってよい。指受け領域28は、使用者の指の外形に合う凹面であると好ましい。指受け領域28の最大直径部は、両端部リッジ24および26の直径よりも少しだけ小さいと好ましい。領域28は、最小直径に対する最大直径の比が約1.10ないし約1.75であると好ましく、約1.25ないし約1.35であるとより好ましい。
【0018】
指把持領域28はまた、アプリケータ10の把持性を改良するために1つ以上の把持構造体46を有し得る。適当な把持構造体46は、例えば、エンボス加工部、隆起部、スリット、溝部、穿孔部、ルーバー、ランス、接着剤、高いぬれ性の湿度摩擦係数材、圧力感応粘着部、もしくはこれらの所定の組み合わせのうち1つ以上、好ましくは2つ以上を有する。更に、把持構造体46は、例えば、円弧形、円形、凹形、円錐形、凸形、菱形、線形、楕円形、多角形、長方形、リブ形、正方形、三角形、およびこれらの所定の組み合わせを含む所定の形状に形成可能である。
【0019】
アプリケータの外筒部14の最大直径部34は、逆テーパー部18の前方端部に位置する。逆テーパーは、逆方向、即ち、アプリケータ10の挿入端部から離れる方向に付けられたテーパーを有することを意味し、このテーパーは、必ずしも主本体部20と同じディメンションでなくてもよい。この逆テーパー部18の直径は、前方端部リッジ24に向かって小さくなり、前方端部リッジ24の直径と等しいかこれよりも僅かに小さくなっている。このテーパーは、直線形であるか曲線形であってよい。
【0020】
外筒部14の最大直径部34は、外筒部の最小直径部よりも少し大きな圧力を膣開口部にかける。外筒部14のその独自の特性により、アプリケータ10が膣中に正確な深さまで挿入されたことを使用者にとって感覚的に感知可能な形で合図する即ち表示する方法が与えられる。かくして、外筒部14の長さ方向における最大直径部34の位置は、本発明の1つの重要な問題となっている。外筒部14における最大直径部34の位置は、外筒部14の軸方向で挿入先端部22の前方端部36から約32mmないし約54mmのところである。最大直径部34は、好ましくは外筒部14の軸方向において挿入先端部22の前方端部36から約40mmないし約50mm、より好ましくは約44mmのところに位置される。
【0021】
主本体部20は、逆テーパー部18に接続されており、また、ここに外筒部14の最大直径部34が位置されている。この主本体部20は、直線形または曲線形に挿入先端部22に向けて小さくなっているので、その最小直径部は、主本体部20が挿入先端部22に接触するところに位置している。主本体部20の前方端部38の直径に対する最大直径部34の比は、約1.1ないし約1.5であり、より好ましくは約1.2ないし約1.3である。主本体部20のこのテーパー付けにより、挿入先端部22だけでなくより長い長さ方向にわたって外陰部―膣間チャネルを徐々に分けることによって、挿入時の快適さが増される。
【0022】
挿入先端部22は、外筒部の前方端部の湾曲に実質的な変化があるところから始まり、ここに綿撤糸を囲むペタル40が形成されている。ペタルが使用されないアプリケータのデザインでは、挿入先端部22は、外筒部14の主本体部20の前方端部である。好ましい挿入先端部22は、楕円形または双曲線形の曲線に近い湾曲を有するタイプのペタルである。挿入先端部22は、好ましくは約2乃至約12個のペタルを有し、より好ましくは約3乃至約8個のペタルを有する。アプリケータ10の水平軸に沿った挿入先端部の軸方向の全長に対する挿入先端部22の最大直径(その後方端部が主本体部20の前方端部38に接触する面の直径)の比は、約0.9ないし約1.8であり、より好ましくは約1.1ないし約1.3である。
【0023】
この挿入先端部22の比較的緩やかな湾曲により、更に、その長さ方向に沿って外陰部―膣間チャネルを徐々に分けることによって挿入の快適さが増され得る。
【0024】
本発明のタンポンアプリケータの外筒部14は、4つの部分、即ち、指把持部、逆テーパー部、主本体部、および挿入先端部を有するとして示されているが、タンポンアプリケータの外筒部は、逆テーパー部と、指把持部、主本体部、挿入先端部、あるいはこれらの組み合わせから選択された少なくとも1つの付加的な部分とを有してもよいことが理解されるだろう。
【0025】
綿撤糸を収容する外筒部14の内壁は、その外壁と同じ一般的な側壁の形状を有していてもよい。しかし、入り組んだ内壁などをモールド成形する場合は、複雑な製造プロセスが必要になる。あるいは、外壁が上述された断面形状を有する一方で、内壁が実際的に直線の壁にされてもよく(僅かなテーパーにもツール道具細工の解放が必要になり得る)、これによってモールド成形のプロセスが簡単にされ得る。
【0026】
図2および図3を参照すれば、外筒部14は、指把持部42を有する。プランジャ12が、外筒部14の指把持端部42中に入れ子式に収められる。このプランジャ12は、このプランジャ12が外筒部14中に入れ子式に完全に収まるように、指把持領域28の最小直径よりも少し小さな直径を有する。好ましくは、本発明の1つの実施形態では、プランジャ12は、約4mmないし約18mmの直径を有する。プランジャ12は、より好ましくは約5mmないし約9mmの直径を有し、最も好ましくは約7mmの直径を有する。
【0027】
プランジャ12は、その先端部に第1の広がり部32を、その対向する外筒端部52に保持構造体48を有する。指把持部16は、プランジャ受け端部30を有する。指把持部16のプランジャ受け端部30は、綿撤糸を押出すときにプランジャ12の第1の広がり部32を受けるための面取り部44を有する。これにより、プランジャ12が外筒部14から突出する部分の長さ全体が入れ子式の作動のために使用可能となるので、突出部分の長さが短くされ得る。この結果、人間工学に基づいたよりよいアプリケータが作られ得る。このような人間工学に基づくアプリケータは、指把持部16と指先が置かれる第1の広がり部32との間の距離が、第1の広がり部32の長さと同じ程度まで短くされることから、片手での使用が可能である。プランジャ12の外筒端部52の第2の広がり部即ち保持構造体48が、プランジャが外筒部14から離れるのを防止する。
【0028】
第1の広がり部32は、約6mmないし約22mmの最大直径を有する。この最大直径は、綿撤糸を押出すときに使用者の指先に固定領域を与えるために、約12mmないし約16mmであると好ましく、約13mmであると最も好ましい。第1の広がり部32の後方端部は、平面、凹面、もしくは凸面であってよい。指先に固定領域を与えるためには、この後方端部が凹面であると好ましい。
【0029】
第2の広がり部48は、約5mmないし約20mmの最大直径を有する。この最大直径は、プランジャが外筒部14から離れるのを防止するために、約11mmないし約14mmであると好ましく、約13mmであると最も好ましい。
【0030】
プランジャ12と外筒部14との断面形状は、用語“直径”の使用により円形であることが示唆されているが、この断面形状は、楕円形または多角形などの非円形であってもよいことが理解されるだろう。更に、この断面形状は、プランジャ12と外筒部14との両方の長さ方向に沿って変わってよい。例えば、多角形の指把持部と楕円形の主本体部とを有する円形のプランジャが作られてもよい。
【0031】
アプリケータの外筒部14によって収容された綿撤糸は、挿入先端部22の形状に対応するテーパー前方端部を有する。機械加工によって付けられたテーパーは、アプリケータ10を挿入したときにペタルの形が崩れないようにペタル40を維持するので、快適さが増されている。更に、綿撤糸をアプリケータ10から押出すときに、綿撤糸のテーパーが付けられた先端部は膣のチャネルを徐々に分けるので、使用者の快適さが増される。
【0032】
プランジャ12及び/又は外筒部14を形成するのに適した材料は、例えば、バイオポリマー、厚紙、熱収縮プラスチック、紙スラリー、プラスチック、プラスチック管状物、パルプスラリー、パルプ鋳造紙、およびこれらの所定の組み合わせを含む。
【0033】
摩擦を減じ、及び/又は、強度を増すために、プランジャ12及び/または外筒部14が、コーティング材料でコーティング可能である。適当なコーティング材料は、例えば、セロハン、セルロース、エポキシ、ラッカー、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニールアルコール、ポリ塩化ビニール、シリコーン、ワックス、およびこれらの所定の組み合わせを含む。
【0034】
上述された説明と図面とは、本発明の単なる例に過ぎず、本発明を開示した実施形態に限定するものではない。当業者には明らかである変形と変化とが、添付図面で規定された本発明の範囲および性質のうちに収まるように意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端部と第2の端部とを有するプランジャと、
挿入端部とプランジャ受け端部とを有する外筒部とを具備し、この外筒部はまた、プランジャ受け端部に設けられた指把持部と、この指把持部の近くに設けられ外筒部の挿入端部の方向にテーパーが付けられた逆テーパー部とを有する、タンポンアプリケータ。
【請求項2】
前記逆テーパー部は、前記外筒部の指把持部に向かってテーパーが付けられている請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項3】
前記テーパーは、直線形、曲線形、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択される請求項2のタンポンアプリケータ。
【請求項4】
前記指把持部は、前方端部リッジと、この前方端部リッジに対向した後方端部リッジとを有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項5】
前記前方端部リッジと後方端部リッジとは、各々約6mm乃至約22mmの直径を有する請求項4のタンポンアプリケータ。
【請求項6】
前記前方端部リッジと後方端部リッジとは、各々約13mmないし約40mmだけ離間されている請求項4のタンポンアプリケータ。
【請求項7】
前記指把持部は、前記前方端部リッジと後方端部リッジとの間に形成された指受け領域を更に有する請求項4のタンポンアプリケータ。
【請求項8】
前記指受け領域は、前記前方端部リッジおよび後方端部リッジの直径よりも小さな直径を有する請求項7のタンポンアプリケータ。
【請求項9】
前記指受け領域は、凹面、凸面、平面、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された表面の外形を有する請求項7のタンポンアプリケータ。
【請求項10】
前記指受け領域は、最小直径に対する最大直径の比が約1.10ないし約1.75である請求項7のタンポンアプリケータ。
【請求項11】
前記比は、約1.25ないし約1.35である請求項10のタンポンアプリケータ。
【請求項12】
前記指受け領域は、1つ以上の把持構造体を更に有する請求項7のタンポンアプリケータ。
【請求項13】
前記1つ以上の把持構造体は、エンボス加工部、隆起部、スリット、穿孔部、溝部、ルーバー、ランス、接着剤、高いぬれ性の湿度摩擦係数材、圧力感応粘着部、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択される請求項12のタンポンアプリケータ。
【請求項14】
前記1つ以上の把持構造体は、円弧形、円形、凹形、円錐形、凸形、菱形、線形、楕円形、多角形、長方形、リブ形、正方形、三角形、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された形状に形成されている請求項12のタンポンアプリケータ。
【請求項15】
前記指把持部は、前記プランジャ受け端部に面取り部を更に有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項16】
前記面取り部は、プランジャを受ける請求項15のタンポンアプリケータ。
【請求項17】
前記外筒部は、前記逆テーパー部の近くに主本体部を更に有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項18】
前記主本体部は、前記外筒部の挿入端部に向かって付けられたテーパーを有する請求項17のタンポンアプリケータ。
【請求項19】
前記テーパーは、直線形、曲線形、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択されている請求項18のタンポンアプリケータ。
【請求項20】
前記外筒部は、前記主本体部が逆テーパー部に当接するところに形成された最大直径領域を有する請求項17のタンポンアプリケータ。
【請求項21】
前記最大直径領域は、外筒部の前記挿入端部から約32mmないし約54mmのところに配置されている請求項20のタンポンアプリケータ。
【請求項22】
前記外筒部は、この外筒部の前記挿入端部の近くに挿入先端部を有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項23】
前記挿入先端部は、2つ以上のぺタルを有する請求項22のタンポンアプリケータ。
【請求項24】
前記挿入先端部は、約3乃至約8個のペタルを有する請求項22のタンポンアプリケータ。
【請求項25】
前記挿入先端部は、この挿入先端部の最小直径に対する最大直径の比が約0.9ないし約0.8である請求項22のタンポンアプリケータ。
【請求項26】
前記比は、約1.1ないし約1.3である請求項23のタンポンアプリケータ。
【請求項27】
前記プランジャは、前記前方端部、後方端部、あるいは前方および後方の両端部に広がり端部を有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項28】
前記プランジャは、前記前方端部か、前記後方端部か、あるいは前方端部と後方端部との両方に広がり端部を有する請求項15のタンポンアプリケータ。
【請求項29】
前記前方端部の広がり端部は、約6mmないし約22mmの直径を有する請求項27のタンポンアプリケータ。
【請求項30】
前記後方端部の広がり端部は、約5mmないし20mmの直径を有する請求項27のタンポンアプリケータ。
【請求項31】
前記後方端部の広がり端部は、指先受け領域を有する請求項27のタンポンアプリケータ。
【請求項32】
前記指先受け領域は、平面、凹面、凸面、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された幾何学形状を有する請求項31のタンポンアプリケータ。
【請求項33】
前記プランジャは、約4mmないし約18mmの直径を有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項34】
前記外筒部、プランジャ、あるいは外筒部およびプランジャの両方が、バイオポリマー、厚紙、熱収縮プラスチック、紙スラリー、プラスチック、プラスチック管状物、パルプスラリー、パルプ鋳造紙、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された材料で形成されている請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項35】
前記外筒部、プランジャ、あるいは外筒部およびプランジャの両方が、セロハン、セルロース、エポキシ、ラッカー、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニールアルコール、ポリ塩化ビニール、シリコーン、ワックス、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された材料でコーティングされた表面を有する請求項1のタンポンアプリケータ。
【請求項36】
前記表面は、外面、内面、およびこれらの所定の組み合わせである請求項35のタンポンアプリケータ。
【請求項37】
プランジャと、
逆テーパー部を有する外筒部とを具備し、この外筒部は、指把持部、主本体部、挿入先端部、およびこれらの所定の組み合わせからなるグループより選択された少なくとも1つの付加的な部分を有するタンポンアプリケータ。
【請求項38】
前記主本体部は、使用者にとって感覚的に感知可能な最大直径部を有する請求項37のタンポンアプリケータ。
【請求項39】
プランジャと、
外筒部とを具備し、この外筒部は、逆テーパー部、主本体部、および挿入先端部を有し、主本体部は、第1のテーパーを有し、逆テーパー部は、第2のテーパーを有し、また、前記第1のテーパーは、第2のテーパーよりも緩やかであり、第2のテーパーは、第1のテーパーの逆方向に付けられているタンポンアプリケータ。
【請求項40】
広がり前方端部か、広がり後方端部か、あるいは、広がり前方端部と広がり後方端部との両方かを有するプランジャと、
挿入端部と、プランジャ受け端部と、更にこのプランジャ受け端部に設けられた指把持部とを有し、この指把持部は、プランジャ受け端部の面取り部を有する外筒部とを具備するタンポンアプリケータ。
【請求項41】
前記面取り部は、プランジャを受ける請求項40のタンポンアプリケータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−42264(P2010−42264A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−209408(P2009−209408)
【出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【分割の表示】特願2004−536364(P2004−536364)の分割
【原出願日】平成15年9月10日(2003.9.10)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】