説明

伝送装置破壊防止構造

【課題】最小限の種類のコネクタ形状を有する光ケーブルを用いてパッケージ間、光部品間の接続を行うことにより、少なくとも光送受信モジュール破壊につながる誤接続を防止する伝送装置破壊防止構造を提供する。
【解決手段】光送受信モジュール2の出力部と、光送受信モジュール2の出力部と接続されるパッケージ1あるいは光部品側のコネクタを第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとした。また、伝送路からの出力部と光信号多重分離回路パッケージ3の入力部とを接続するコネクタ、及び、光信号多重分離回路パッケージ3出力部と伝送路への入力部を接続するコネクタを、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝送装置の破壊防止構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の光通信用伝送装置は、電源及びオペレーションシステムとのインタフェースを有する筺体に、光送受信、光多重分離等の機能ブロック毎に光送受信モジュール、光部品及びそれらを駆動・制御する電気回路が実装された複数のパッケージが挿入されることにより構成される。これら複数のパッケージ内及びパッケージ間の光信号の伝達は、通常、各光送受信モジュールおよび各光部品の入出力コネクタを光ファイバケーブルにより接続することにより実現される。近年、光通信技術の高度化により、非常に大規模な伝送装置の実現が可能となり、接続する光送受信モジュール、光部品、パッケージの数が多くなっている。接続すべき光ケーブルとコネクタの数もそれに従って増大し、これらの増大に伴い、光ケーブル誤接続の可能性も高まることになる。
【0003】
光ケーブルの誤接続は、サービス開始前の保守運用者による伝送装置設置工事、ネットワークオペレータの業務計画に基づく収容パス・インタフェース・パッケージ等の変更、装置故障によるモジュール、光部品、パッケージ交換の際に起こりうる。光ケーブルの誤接続が生じると、正常な伝送が行えなくなる。また、光部品の中には、光増幅器のように非常に高パワーの光信号を出力するものがあるが、光増幅器出力コネクタに接続された光ケーブルが誤って光送受信モジュールの受信用コネクタに接続された場合、モジュールの最大入力パワー規定を超えた高パワーの光信号が入力し、モジュールが破壊される可能性がある。
【0004】
図5は、従来の光通信用伝送装置の構成図である。図5に示すように、従来の光通信用伝送装置は、トランスポンダパッケージ11、光送受信モジュール12、光信号多重分離回路パッケージ13、光ケーブル14−1,14−2,14−3,14−4、コネクタ14−1a,14−1b,14−2a,14−2b,14−3a,14−3b,14−4a,14−4bを有している。なお、図5においては、パッケージ間の接続状態を説明するために、筐体に挿入された状態ではなく、並列に表示している。
【0005】
図6は、高い信号対雑音比を得るために、トランスポンダパッケージ11に光増幅器15を装備した従来の光通信用伝送装置の構成図である。図6に示すように、光増幅器15を装備した従来の光通信用伝送装置は、光ケーブル14−2を用いて、コネクタ14−2aとコネクタ14−2bを介して光送受信モジュール12と光増幅器15を、光ケーブル14−5を用いて、コネクタ14−5aとコネクタ14−5bを介して光増幅器15と光信号多重分離回路パッケージ13を接続している。
【0006】
本構成では、高い信号対雑音比を得るため光増幅器15により光信号の送信パワーを高出力化しているが、光送受信モジュール12の入力部の前段に光増幅器15を配置し、光信号の受信パワーを高出力化することもできる。また、伝送路設計によっては、光増幅器15を光信号多重分離回路パッケージ13に装備する構成も考えられるが、信号フォーマットや伝送速度が異なる複数種類のトランスポンダパッケージを多重分離する場合には、本構成を選択することが多くなる。
【0007】
図5に示した従来の光通信用伝送装置では、光ケーブル14−1と光ケーブル14−2を適切に接続しないと正常な伝送が行えなくなる。また、光送受信モジュール12の入出力が誤って直結されると、非常に高パワーの光信号がモジュール内フォトディテクタに入力され、モジュールが破壊される可能性がある。
【0008】
図6に示した光増幅器15を装備した従来の光通信用伝送装置では、光ケーブル14−1,14−2,14−5を適切に接続しないと正常な伝送が行えなくなる。また、光送受信モジュール12の入出力が直結されると、モジュールが破壊される可能性があるのはもちろんであるが、光ケーブル14−5の接続を誤り、コネクタ14−5bを光送受信モジュール12の入力段に接続した場合、非常に高パワーの光信号が光送受信モジュール12内フォトディテクタに入力され、モジュールが破壊される可能性がある。また、光ケーブル14−2の接続を誤り、コネクタ14−2aを光送受信モジュール12の入力段に接続した場合、光増幅器13に励起光遮断用のアイソレータが装備されていないと、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光が光送受信モジュール12内フォトディテクタに入力され、同様にモジュール破壊を引き起こす恐れがある。特に、光ケーブル14−2は、同一パッケージ内の光接続用に用いるため、余長処理が煩雑化して誤接続を招きやすい。
【0009】
このような誤接続を防止するため、下記特許文献1に従来の技術として記載されているように、光ケーブルを色分けする、あるいはナンバリングする等の手段が考えられるが、それでも誤接続を100%防止することは難しい。一方、コネクタを接続箇所に応じて別形状として誤接続を防ぐことも考えられるが、全てのコネクタを別形状にするのは、市販コネクタの種類やそれぞれの入手性が市場シェアに応じて異なることを考慮すると現実的ではない。
【0010】
こうした背景を踏まえ、有極性の信号と極性検出回路を用いる方法(下記特許文献1参照)、機能の異なる複数種類の光接続ユニットを1つの収納部材に収納する方法(下記特許文献2参照)等が提案されているが、いずれも装置構成が複雑化する、装置規模が大きくなるに従って管理が非常に複雑になるといった課題が生じる。
【0011】
このように、大規模伝送装置、特に、収容するパッケージが多くなりがちなアクセス・メトロ系の伝送装置においては、簡易かつ安全な伝送装置設置工事、パッケージ等の変更・交換を実現する上で大きな障壁となっていた。
【0012】
【特許文献1】特開平6−85796号公報
【特許文献2】特開2001−221964号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
以上説明したように、光ケーブルの誤接続による伝送装置破壊を防止して、簡易かつ安全な装置保守運用を可能とする破壊防止構造はこれまで検討されていなかった。本発明は、このような問題を解決するために、最小限の種類のコネクタ形状を有する光ケーブルを用いてパッケージ間、光部品間の接続を行うことにより、少なくとも光送受信モジュール破壊につながる誤接続を防止する伝送装置破壊防止構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に対応)に係る伝送装置破壊防止構造は、伝送装置がトランスポンダパッケージと、光送受信モジュールと、光信号多重分離回路パッケージをと有する場合、光送受信モジュール入力部と、光送受信モジュールの入力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタとを第一の形状を有する同一のコネクタとする。さらに、光送受信モジュールの出力部と、光送受信モジュールの出力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタを第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとする。また、伝送路からの出力部と光信号多重分離回路パッケージの入力部とを接続するコネクタ、及び、光信号多重分離回路パッケージ出力部と伝送路への入力部を接続するコネクタを、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとする。
【0015】
これにより、コネクタの誤接続により光送受信モジュールの入出力部が直結されることによるモジュール破壊を防止する。
【0016】
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に対応)に係る伝送装置破壊防止構造は、伝送装置がトランスポンダパッケージと、光送受信モジュールと、光信号多重分離回路パッケージとを有し、光送受信モジュールの入出力部におけるコネクタが同一の第一の形状を有する場合は、光送受信モジュールの入力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタ、および、光送受信モジュールの出力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタを、光送受信モジュールの入出力部に接続されるコネクタとは別形状の第二の形状を有するコネクタにする。また、伝送路からの出力部と光信号多重分離回路パッケージの入力部とを接続するコネクタ、及び、光信号多重分離回路パッケージ出力部と伝送路への入力部を接続するコネクタを、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとする。
【0017】
これにより、接続される光ケーブルの両端のコネクタ形状が異なるため、光送受信モジュールの入出力部が直結されることによるモジュール破壊を防止する。
【0018】
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に対応)に係る伝送装置破壊防止構造は、伝送装置がトランスポンダパッケージと、光送受信モジュールと、光増幅器と、光信号多重分離回路パッケージとを有する場合、光送受信モジュール入力部に接続されるコネクタと、光送受信モジュールの入力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタとを第一の形状を有する同一形状のコネクタとし、かつその他コネクタとは第二の形状を有する別形状とする。また、伝送路からの出力部と光信号多重分離回路パッケージの入力部とを接続するコネクタ、及び、光信号多重分離回路パッケージ出力部と伝送路への入力部を接続するコネクタを、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとする。
【0019】
これにより、コネクタの誤接続により光送受信モジュールの入出力部が直結されること、及び、光増幅器の出力部ないしは入力部と光送受信モジュールの入力部が直結されることによるモジュール破壊を防止する。
【0020】
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に対応)に係る伝送装置破壊防止構造は、伝送装置がトランスポンダパッケージと、光送受信モジュールと、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器と、光信号多重分離回路パッケージとを有し、光送受信モジュールの入出力部におけるコネクタが同一の第一の形状を有する場合は、光送受信モジュールの入力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタを第二の形状を有するコネクタとし、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器の入力部に接続されるコネクタを第二の形状を有するコネクタとし、出力部に接続されるコネクタを第一の形状を有するコネクタとし、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器の出力部と接続されるパッケージあるいは光部品側のコネクタを第二の形状を有するコネクタとする。また、伝送路からの出力部と光信号多重分離回路パッケージの入力部とを接続するコネクタ、及び、光信号多重分離回路パッケージ出力部と伝送路への入力部を接続するコネクタを、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタとする。
【0021】
これにより、コネクタの誤接続により光送受信モジュールの入出力部が直結されること、及び、光増幅器の出力部と光送受信モジュールの入力部が直結されることによるモジュール破壊を防止する。
【0022】
以上のように、光送受信モジュール破壊の可能性のある光ケーブルのコネクタを別形状を有する2種類のコネクタのいずれかとすることにより、誤接続を物理的に防止し、簡易かつ安全な装置保守運用が可能となる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、光送受信モジュール破壊の可能性のある光ケーブルのコネクタを、別形状を有する2種類のコネクタのいずれかとすることにより、誤接続を物理的に防止し、簡易かつ安全な装置保守運用が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明に係る伝送装置破壊防止構造の実施例について、図1から図4を用いて説明する。図1は本発明の実施例1に係る伝送装置破壊防止構造の構成図、図2は本発明の実施例2に係る伝送装置破壊防止構造の構成図、図3は本発明の実施例3に係る伝送装置破壊防止構造の構成図、図4は本発明の実施例4に係る伝送装置破壊防止構造の構成図である。
【実施例1】
【0025】
図1は、本発明の第1の発明に対応する実施例1に係る伝送装置破壊防止構造の構成図である。図1に示すように、本実施例に係る伝送装置破壊防止構造は、トランスポンダパッケージ1、光送受信モジュール2、光信号多重分離回路パッケージ3、光ケーブル4−1,4−2,4−3,4−4、第一の形状を有するコネクタ4−1a,4−1b、第二の形状を有するコネクタ4−2a,4−2b,4−3a,4−3b,4−4a,4−4bを有している。第一の形状を有するコネクタ4−1a,4−1bと第二の形状を有するコネクタ4−2a,4−2b,4−3a,4−3b,4−4a,4−4bとは別形状のコネクタである。
【0026】
本実施例では、第一の形状を有するコネクタ4−1a,4−1bは、第二の形状を有するコネクタ4−2a,4−2b,4−3a,4−3b,4−4a,4−4bのいずれとも別形状のため、誤ったコネクタ、特に高パワーの光信号が出力されるコネクタ4−2bが光送受信モジュール2の入力部に接続されることがなく、光送受信モジュールの入出力部が直結されることによるモジュール破壊を防止できる。
【0027】
さらに、光ケーブル4−1は両端に第一の形状を有するコネクタ4−1a,4−1bを有し、光ケーブル4−2は両端にコネクタ第二の形状を有するコネクタ4−2a,4−2bを有しており、両端のコネクタ形状の組み合わせが異なるため、トランスポンダパッケージ1の前面において、光ケーブル4−1と光ケーブル4−2を取り違えて誤接続されることも防止できる。
【実施例2】
【0028】
図2は、本発明の第2の発明に対応する実施例2に係る伝送装置破壊防止構造の構成図である。本実施例と図1に示す実施例1との相違点は、光送受信モジュール2の出力部に第一の形状を有するコネクタ4−2cが接続され、第一の形状を有するコネクタ4−1aと同一形状であると共に、光送受信モジュール2の入力部と接続される光信号多重分離回路3側に第二の形状を有するコネクタ4−1cが接続され、第二の形状を有するコネクタ4−2bと同一形状である点である。
【0029】
本実施例では、光ケーブル4−1は両端にコネクタ第一の形状を有するコネクタ4−1a、第二の形状を有するコネクタ4−1bと形状の異なるコネクタを有し、光ケーブル4−2は両端にコネクタ第一の形状を有するコネクタ4−2c、第二の形状を有するコネクタ4−2bと形状の異なるコネクタを有しているため、光送受信モジュール2の入力部及び出力部に同一形状のコネクタが接続可能であったとしても、これらが直結されることはなく、モジュール破壊を防止できる。
【0030】
市販の光送受信モジュールでは、入出力部に接続されるコネクタは同一形状であることが多いが、そのような光送受信モジュールを用いた場合でも、本構成によりモジュール破壊の防止が可能である。
【0031】
本構成では、光ケーブル4−1と光ケーブル4−2は別用品であるが、第一の形状を有するコネクタ4−1aとコネクタ4−2cが2連となった、ペアケーブルを用いても良い。
【実施例3】
【0032】
図3は、本発明の第3の発明に対応する実施例3に係る伝送装置破壊防止構造の構成図である。本実施例と図1に示す実施例1との相違点は、トランスポンダパッケージ1に光増幅器5が配置され、両端に第二の形状を有するコネクタ4−5a,4−5bを有する光ケーブル4−5により光送受信モジュール2と、両端にコネクタ第二の形状を有するコネクタ4−2a,4−2bを有する光ケーブル4−2により光信号多重分離回路3と接続されている点である。
【0033】
本実施例では、両端に第一の形状を有するコネクタと第二の形状を有するコネクタを有する光ケーブルを使用しないため、光送受信モジュール2の入出力部が直結されることによるモジュール破壊を防止できる。
【0034】
同様に、光増幅器5の入力部と光送受信モジュール2の入力部が接続されることがなく、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光が出力されることによる光送受信モジュール2の破壊を防止できる。なお、光ケーブル4−2と光ケーブル4−5は別用品であるが、第二の形状を有するコネクタ4−2aとコネクタ4−5bが2連となった、ペアケーブルを用いても良い。また、本実施例に係る伝送装置破壊防止構造によれば、光増幅器5の出力部と光送受信モジュール2の入力部も接続されることがない。
【実施例4】
【0035】
図4は、本発明の第4の発明に対応する実施例4に係る伝送装置破壊防止構造の構成図である。本実施例と図2に示す実施例2との相違点は、トランスポンダパッケージ1に光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器6が配置され、両端に第一の形状を有するコネクタ4−5c,4−5bを有する光ケーブル4−5により光送受信モジュール2と、両端に第一の形状を有するコネクタ4−2c、第二の形状を有するコネクタ4−2bを有する光ケーブル4−2により光信号多重分離回路3と接続されている点である。
【0036】
本実施例では、両端に第一の形状を有するコネクタを有する光ケーブルを使用しないため、光送受信モジュール2の入出力部が直結されることによるモジュール破壊を防止できる。同様に、光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器6の出力部と光送受信モジュール2の入力部とが接続されることがなく、高パワーを有する光信号が入力されることによる光送受信モジュール2の破壊を防止できる。また、光ケーブル4−1と光ケーブル4−5は別用品であるが、第一の形状を有するコネクタ4−1aとコネクタ4−5cが2連となった、ペアケーブルを用いても良い。
【0037】
上述した実施例1〜4では、光ケーブルのコネクタを、別形状を有する2種類のコネクタのいずれかとすることにより、光送受信モジュール破壊の可能性のある光ケーブルの誤接続を防止しているが、3種類以上のコネクタを用いて適切な光ケーブルを実現し、光部品、パッケージ間を接続しても良い。
【0038】
また、上述した実施例1〜4では、単一波長の場合、即ち、トランスポンダパッケージ、光送受信モジュール、光増幅器をそれぞれ1台ずつ有する伝送装置を考えているが、WDM伝送用に、これらをそれぞれN台ずつ有する伝送装置の場合でも、同様に光部品間接続及びパッケージ間接続が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、例えば、光信号を入出力する光通信用伝送装置内において、光送受信モジュールと各種光部品、特に光増幅器との誤接続に起因する装置破壊を回避するための破壊防止構造に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の発明に対応する実施例1に係る伝送装置破壊防止構造の構成図
【図2】本発明の第2の発明に対応する実施例2に係る伝送装置破壊防止構造の構成図
【図3】本発明の第3の発明に対応する実施例3に係る伝送装置破壊防止構造の構成図
【図4】本発明の第4の発明に対応する実施例4に係る伝送装置破壊防止構造の構成図
【図5】従来の光通信用伝送装置の構成図
【図6】高い信号対雑音比を得るために、トランスポンダパッケージに光増幅器を装備した従来の光通信用伝送装置の構成図
【符号の説明】
【0041】
1 トランスポンダパッケージ
2 光送受信モジュール
3 光信号多重分離回路パッケージ
4−1,4−2,4−3,4−4,4−5 光ケーブル
4−1a,4−1b,4−2c,4−5c 第一の形状を有するコネクタ
4−1c,4−2a,4−2b,4−3a,4−3b,4−4a,4−4b,4−5a,4−5b 第二の形状を有するコネクタ
5 光増幅器
6 光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器
11 トランスポンダパッケージ
12 光送受信モジュール
13 光信号多重分離回路パッケージ
14−1,14−2,14−3,14−4 光ケーブル
14−1a,14−1b,14−2a,14−2b,14−3a,14−3b,14−4a,14−4b,14−5a,14−5b コネクタ
15 光増幅器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のトランスポンダパッケージと、
1つ以上の光送受信モジュールと、
1つ以上の光信号多重分離回路パッケージとを有し、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの入力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力部とが第1の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの出力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力部とが第2の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部が第3の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部が第4の光ケーブルによって接続される伝送装置において、
前記第1の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの入力部に接続されるコネクタと、該光送受信モジュールの入力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力部のコネクタとが、第一の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第2の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの出力部に接続されるコネクタと、該光送受信モジュールの出力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力部のコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第3の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第4の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタである
ことを特徴とする伝送装置破壊防止構造。
【請求項2】
1つ以上のトランスポンダパッケージと、
1つ以上の光送受信モジュールと、
1つ以上の光信号多重分離回路パッケージとを有し、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの入力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力部とが第1の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの出力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力部とが第2の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部が第3の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部が第4の光ケーブルによって接続される伝送装置において、
前記第1の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの入力部に接続されるコネクタが、第一の形状を有するコネクタであり、該光送受信モジュールの入力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力側のコネクタが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有するコネクタであり、
前記第2の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの出力部に接続されるコネクタが、第一の形状を有するコネクタであり、該光送受信モジュールの出力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力側のコネクタが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有するコネクタであり、
前記第3の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第4の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタである
ことを特徴とする伝送装置破壊防止構造。
【請求項3】
1つ以上のトランスポンダパッケージと、
1つ以上の光送受信モジュールと、
1つ以上の光増幅器と、
1つ以上の光信号多重分離回路パッケージとを有し、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの入力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールへの出力部とが第1の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの出力部と該トランスポンダパッケージに実装された前記光増幅器の入力部とが第2の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光増幅器の出力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光増幅器からの入力部とが第3の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部が第4の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部が第5の光ケーブルによって接続される伝送装置において、
前記第1の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの入力部に接続されるコネクタと、該光送受信モジュールの入力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力側のコネクタとが、第一の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第2の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの出力部に接続されるコネクタと、該光送受信モジュールの出力部と接続される前記光増幅器の入力側のコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第3の光ケーブルの有する、前記光増幅器の出力部に接続されるコネクタと、前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力側のコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第3の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第4の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタである
ことを特徴とする伝送装置破壊防止構造。
【請求項4】
1つ以上のトランスポンダパッケージと、
1つ以上の光送受信モジュールと、
1つ以上の光信号と逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する手段を具備した光増幅器と、
1つ以上の光信号多重分離回路パッケージとを有し、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの入力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力部とが第1の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光送受信モジュールの出力部と該トランスポンダパッケージに実装された前記光増幅器の入力部とが第2の光ケーブルによって接続され、
前記トランスポンダパッケージに実装された前記光増幅器の出力部と前記光信号多重分離回路パッケージの前記光増幅器からの入力部とが第3の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部が第4の光ケーブルによって接続され、
前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部が第5の光ケーブルによって接続される伝送装置において、
前記第1の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの入力部に接続されるコネクタが、第一の形状を有するコネクタであり、該光送受信モジュールの入力部と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールヘの出力側のコネクタが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有するコネクタであり、
前記第2の光ケーブルの有する、前記光送受信モジュールの出力部に接続されるコネクタが、第一の形状を有するコネクタであり、該光送受信モジュールの出力部と接続される前記光増幅器の入力側のコネクタが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有するコネクタであり、
前記第3の光ケーブルの有する、前記光増幅器の出力側のコネクタが、第一の形状を有するコネクタであり、該光増幅器と接続される前記光信号多重分離回路パッケージの前記光送受信モジュールからの入力側のコネクタが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有するコネクタであり、
前記第4の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路からの入力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタであり、
前記第5の光ケーブルの有する、前記光信号多重分離回路パッケージの伝送路への出力部に接続されるコネクタと、伝送路へと接続されるコネクタとが、第一の形状とは別形状の第二の形状を有する同一のコネクタである
ことを特徴とする伝送装置破壊防止構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−306233(P2008−306233A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−148733(P2007−148733)
【出願日】平成19年6月5日(2007.6.5)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【出願人】(305027456)ネッツエスアイ東洋株式会社 (200)
【Fターム(参考)】