説明

保冷機能付漬物桶

【課題】高温時期にも漬物を作ることが出来る装置の提供。
【解決手段】上部に蓋3があり、温度を18℃以下に保つことができる冷蔵庫機能を有する保冷容器2と、この中に入れる漬物桶からなる冷却機5と漬物桶を一体化した漬け物装置であって、保冷容器内部や漬物桶などの材料は金属を避けたものとする。
【効果】気温の高くなる5月から10月までぐらいの時期に酸味が強くなったり、腐敗したり、虫がわいたりすることなく漬け物を作ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は保冷庫の中に漬物桶を入れることが出来るようにして、一定範囲の温度の中で漬物が漬かるようにした装置である。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭では漬物桶だけで常温の中で漬物を漬けていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これには、近年問題が出てきた。温暖化と家の建築様式の変化で温度が上がり、5月ごろから9月ごろの間は、漬物の酸味が強くなったり、腐敗したり、虫がわいたりして味が極端に落ちる事が多くなり、漬物を一般家庭で作ることが困難になった。
本発明は、以上のような問題点を無くす為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上部に蓋を設けた保冷機を作り、その中に漬物を漬ける桶が入るようにして、中の温度を一定範囲(18度前後)に保てるようにする。
【発明の効果】
【0005】
5月頃から9月頃までの約半年間通電をして中の温度を18度前後に保てば、課題で上げたような事が解決して、味の良い漬物が出来る。
他の期間も、電源は切ってこれを使うことが出来る。
通電は約半年間、温度も18度程度なので、電気代も大したことは無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、発明の実施例について説明する。
図2中の空洞▲11▼へ、図3の漬物桶▲7▼を入れて、図4の様にその中へ野菜など▲10▼を入れ、落し蓋▲9▼をして、重し▲8▼を乗せ、蓋▲3▼をする。
図2・4の▲5▼の部分はモータ及びコンプレッサー部、▲4▼は断熱部、図2の▲6▼は冷却用のパイプである。下方中ほどまで冷やせばよい。
図1は斜視図でその中の▲1▼は電源コードである。
漬物桶の部分▲7▼は、取り出して洗うことが出来るようにしておく。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の断面図(中に入る桶▲7▼を出しである)
【図3】 本発明の断面図(図2の中に入る桶▲7▼である)
【図4】 本発明の保冷機能付漬物桶を使用中の断面図
【符号の説明】
【0008】
▲1▼ 電源コード
▲2▼ 漬物桶保冷器(上部の蓋を上げた状態)
▲3▼ 保冷器の蓋
▲4▼ 断熱部(斜線の部分)
▲5▼ 冷却機部
▲6▼ 冷却パイプ
▲7▼ 漬物桶(図2の空洞▲11▼部分へ入れる)
▲8▼ 重し
▲9▼ 落し蓋
▲10▼ 野菜等(漬物にするもの)
▲11▼ 漬物桶を入れる空洞

【特許請求の範囲】
【請求項1】
保冷装置の中へ漬物桶を入れることにより、漬物桶内を一定範囲の温度に保つことが出来るようにした装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−125510(P2008−125510A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−343549(P2006−343549)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(506421714)
【Fターム(参考)】