説明

保険システム

【課題】携帯通信端末の購入手続と保険契約の申込手続とにおける重複した手続の無駄を防止する。
【解決手段】顧客30が携帯電話会社6の窓口において、携帯電話の購入手続と保険契約の申込手続を行なって保険契約とセットとなっている携帯電話の購入手続を行なえば(2)、その手続において入力された顧客の個人情報等の所定の情報が携帯電話会社6の顧客データベースに登録されるとともに、保険会社11にも送信され(3)、保険会社11の顧客データベース15にも登録される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば、交通傷害保険、賠償責任保険、あるいは携帯電話破損保険等の各種保険の契約をユーザが行なった場合に該保険契約をコンピュータを用いて管理する保険システムに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の保険システムにおいて、従来から一般的に知られているものに、たとえば、ユーザの所持する携帯電話等の携帯通信端末から保険契約についての保険制御信号が保険契約コンピュータに送信されてくれば、その送信されてきた保険制御信号に応答して、保険契約コンピュータが、保険契約の成立または終了あるいは保険契約に係る期間的条件を制御するものがあった(特許文献1)。
【0003】
この特許文献1に記載のものは、携帯通信端末の位置または移動距離に関する情報信号を携帯通信端末から保険契約コンピュータへ送信し、保険契約コンピュータにおいて、その送信されてきた位置または移動距離に関わる情報信号に応答して保険契約に関わる金銭的条件を制御するように構成されていた。
【特許文献1】特開2003−50914号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この特許文献1に記載のものは、ユーザが携帯通信端末を購入した後、その携帯通信端末を事後的に保険契約に有効利用するものである。その結果、ユーザは、携帯通信端末の購入時に購入手続を行なった後、保険契約の申込時に申込手続を行なうこととなり、前後して両手続きを重複して行なわなければならない。その結果、ユーザ自身の住所氏名等の個人情報を両手続きで重複して提示しなければならないという無駄な手続作業を強いられるという不都合があった。
【0005】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、携帯通信端末の購入手続と保険契約の申込手続とにおける重複した手続の無駄を防止することである。
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
【0006】
次に、課題を解決するための手段の具体例を括弧書きで示すとともに、その効果を記載する。
【0007】
(1) ユーザの保険契約(たとえば、交通傷害保険、賠償責任保険、携帯電話破損保険等の契約)をコンピュータ(たとえば、図1の顧客管理サーバ13、Webサーバ12、保険処理サーバ10等)を用いて管理する保険システムであって、
ユーザによる保険契約の申込手続が行なわれた場合に該ユーザの個人情報(たとえば、図1の氏名、住所、電話番号等)および契約内容に関する情報(たとえば、図1の保険情報等)を登録する保険業務用サーバ(たとえば、図1の顧客管理サーバ13、顧客データベース15等)と、
ユーザによる携帯通信端末(たとえば、図1、図2の携帯電話1)の購入手続が行なわれた場合に、該ユーザの個人情報(たとえば、図1の氏名、住所、電話番号等)を、登録する携帯通信用サーバ(たとえば、図1の保険処理サーバ8、顧客データベース10等)と、
前記携帯通信端末の購入手続と前記保険契約の申込手続とを行なうユーザが1回提示した個人情報を、前記保険業務用サーバと前記携帯通信用サーバとの両方に登録する個人情報登録手段(たとえば、図12のS145〜S147、図8(b)のS70、S71等)とを備えている。
【0008】
このような構成によれば、携帯通信端末の購入手続と保険契約の申込手続とを行なうユーザが1回提示した個人情報が、保険業務用サーバと携帯通信用サーバとの両方に登録されるために、ユーザは、携帯通信端末の購入手続と保険契約の申込手続の両方で重複して自己の個人情報を提示する必要がなくなり、重複した手続による無駄を極力防止することができる。
【0009】
(2) 前記携帯通信用サーバを運用する携帯通信端末会社(たとえば、図1の携帯電話会社6等)が、前記携帯通信端末の購入手続と前記保険契約の申込手続とを受付けたときに保険契約ユーザから支払われた当該保険契約の契約金を、前記保険業務用サーバを運用する保険会社との間で決済するための処理を行なう決済処理手段(たとえば、図9のS100〜S104、図13のS165〜S169等)をさらに備え、
該決済処理手段は、
前記保険業務用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数を集計する保険会社側集計手段(たとえば、図9のS100〜S104等)と、
前記携帯通信用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数を集計する携帯通信端末会社側集計手段(たとえば、図13のS165〜S169等)とを含む。
【0010】
このような構成によれば、携帯通信端末の購入手続と保険契約の申込手続との両方が携帯通信端末会社で受付けられ、両手続の受付窓口を一本化することによりユーザの利便性が向上する。しかも、一本化された受付窓口である携帯通信端末会社に対してユーザが保険契約の契約金を支払い、携帯通信端末会社と保険会社との間でその保険契約金の決済を行なうにおいて保険業務用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数が保険会社側集計手段により集計され、かつ、携帯通信用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数が携帯通信端末会社側集計手段により集計されるために、両集計手段による集計結果を照合することにより間違った請求や不正請求による不適正な決済が行なわれることを極力防止することができる。
【0011】
(3) ユーザが携帯通信端末を購入する際に、該ユーザが前記保険契約を希望し該保険契約の申込手続と携帯通信端末の購入手続とを行なった場合に、当該ユーザに提供される携帯通信端末(たとえば、図1、図2の携帯電話1)をさらに備え、
前記携帯通信端末は、当該携帯通信端末にメールアドレスを設定した際に該メールアドレスを自動的に前記保険業務用サーバへ送信する自動送信手段(たとえば、図5のS13等)を備え、
前記保険業務用サーバは、
前記自動送信手段により前記メールアドレスが送信されてきた場合に(たとえば、図8(c)のS75でYESの場合に)、該メールアドレスの送信元のユーザが前記個人情報登録手段により個人情報が登録されている登録済ユーザであるか否か判定する登録判定手段(たとえば、図8(d)のS85〜S88等)と、
該登録判定手段により登録済ユーザであると判定された場合に(たとえば、図8(d)のS86でYESと判定された場合に)該登録済ユーザの個人情報に対応させて前記送信されてきたメールアドレスを登録するメールアドレス登録手段(たとえば、図8(c)のS77、S78等)と、
前記登録判定手段により登録済ユーザでないと判定された場合に(たとえば、図8(d)のS86でNOと判定された場合に)異常報知を行なう異常報知手段(たとえば、図8(c)のS80等)とを含む。
【0012】
このような構成によれば、保険契約の申込手続と携帯通信端末の購入手続とを行なったユーザに提供される携帯通信端末に備えられた自動送信手段の働きにより、携帯通信端末にメールアドレスを設定した際にそのメールアドレスが自動的に保険業務用サーバへ送信されるために、メールアドレスの保険業務用サーバへの登録手続が自動的に行なわれ、ユーザの利便性が向上する。しかも、保険業務用サーバにおいては、送信されてきたメールアドレスの送信元のユーザの個人情報が既に登録されているか否か判定され、登録されていない場合には異常報知が行なわれるために、保険契約の申込手続が行なわれながらもその申込手続を行なったユーザの個人情報が保険業務用サーバに登録されていない異常、または、保険契約の申込手続を行なっていないユーザに対して自動送信手段を備えた携帯通信端末が販売された異常等の発生したことを、保険会社が認識することができる。
【0013】
また、一本化された受付窓口である携帯通信端末会社に対してユーザが保険契約の契約金を支払い、携帯通信端末会社と保険会社との間でその保険契約金の決済を行なう場合においては、携帯通信端末会社から保険会社への決済申告に間違いまたは虚偽の申告があったとしても、保険契約の申込手続と携帯通信端末の購入手続とを行なったユーザの携帯通信端末にメールアドレスを設定した際にそのメールアドレスが自動的に保険業務用サーバへ送信されるために、そのメールアドレスの受信数のデータを基に、携帯通信端末会社からの申告数を検証することができ、携帯通信端末会社からの申告の間違いまたは虚偽申告の監視が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る保険システムの全体の概略を示す構成図である。通信網の一例のインターネット5を通じて、携帯電話会社6のゲートウェイ7、保険会社11のゲートウェイ12、および、携帯電話網2のゲートウェイ4が接続されており、互いに情報の送受信ができるように構成されている。また、携帯電話網2には、基地局3が接続されており、携帯通信端末の一例の携帯電話1と基地局3との間で無線通信を行ない、その無線通信のデータが携帯電話網2、ゲートウェイ4、インターネット5を経由して、携帯電話会社6あるいは保険会社11に送信される。さらに、携帯電話会社6あるいは保険会社11からのデータが、インターネット5、ゲートウェイ4、携帯電話網2、基地局3を経由して携帯電話1に送信される。
【0015】
携帯電話会社6には、前述のゲートウェイ7の他に、携帯電話1を利用した保険業務の処理を行なうための保険処理サーバ8と、その保険契約に加入した契約ユーザの顧客データを記憶している顧客データベース10と、その他のサーバ9とが設けられている。
【0016】
保険会社11には、前述したゲートウェイ12の他に、Webサーバ14、Webデータベース16、携帯電話1を利用した保険契約に加入した契約ユーザの顧客管理を行なうための顧客管理サーバ13、その契約ユーザの顧客データを記憶している顧客データベース15が、設けられている。
【0017】
顧客データベース15には、携帯電話1を利用した保険契約に加入した契約ユーザの所持する携帯電話1の端末ID(携帯電話固有の製造番号)、当該携帯電話のメールアドレス、契約ユーザの氏名、住所、電話番号、加入した保険の種類を特定する保険情報、事故請求データ等が記憶されている。なお、携帯電話1は、保険契約の申込手続および携帯電話の購入手続を行なったユーザにのみ販売される保険契約ユーザ専用の携帯電話であり、保険業務の運用の際にユーザの利便性を向上する支援機能が予め組込まれたものである。この携帯電話1の販売時点では、まだメールアドレスが設定されていないために、顧客データベース15のメールアドレスの記憶エリアには、何らデータが記憶されていない。また事故請求データは、保険対象の事故(たとえば、交通事故、賠償責任事故、携帯電話破損事故等)が発生したときの保険金の支払請求に関するデータであり、事故が発生していなければ未だ発生していない旨の「なし」のデータが記憶されており、事故が発生して保険金の支払請求があった場合には、その事故の内容と請求内容と事故現場の状況のデータ(たとえば写真データ等)の、各種事故詳細データが記憶される。保険情報とは、契約ユーザが加入した保険の種類を特定する情報であり、たとえば、端末ID「814311」のユーザの場合には、交通傷害保険に加入しており、端末IDが「710436」のユーザの場合には、傷害責任保険と交通傷害保険との両方に加入している。なお、「交通傷害保険」の場合には、交通事故で当該契約ユーザの所持している携帯電話が破損した場合には、その携帯電話の破損に対する保険金の支払を受けることができる。この交通傷害保険とは別に、交通事故以外の原因で携帯電話が破損した場合の補償として、携帯電話破損保険がある。
【0018】
保険会社11のWebデータベース16には、契約ユーザのために用意されたWebサイトのページのデータが記憶されており、携帯電話1を用いてそのWebサイトのページにアクセスできるように構成されている。このWebサイトのページは、具体的には、保険対応窓口ページがあり、その保険対応窓口ページを入口として事故請求窓口ページまたは相談窓口ページにアクセスできるようになっている。事故請求窓口ページには、さらに、交通事故請求窓口ページ、賠償責任事故請求窓口ページ、携帯電話破損事故請求窓口ページがある。契約ユーザが保険に関する相談を保険会社11に行ないたい場合には、携帯電話1を操作して保険会社11のWebサイトのページにアクセスする。すると、まず保険対応窓口ページが表示され、その中から相談窓口を選択(クリック)することにより、相談窓口ページが携帯電話1に表示され、その相談窓口ページの所定箇所に相談事項を入力して送信することにより、保険会社11がその相談事項の回答を追って携帯電話1に返信(メールによる返信等)する。
【0019】
契約ユーザが自分の加入している保険の対象とする事故が発生した場合に、携帯電話1を操作して保険対応窓口ページにアクセスし、そこで事故請求窓口ページを選択して事故請求窓口ページにアクセスする。その事故請求窓口ページにおいて、発生した事故の種類により、交通事故請求窓口ページ、賠償責任事故請求窓口ページ、あるいは携帯電話破損事故請求窓口ページのいずれかにアクセスする。そして、アクセスした事故請求窓口ページが携帯電話1に表示され、その事故請求窓口ページの所定箇所に、所定事項を入力して保険会社11に送信するとともに、携帯電話1のデジタルカメラ26(図2参照)により事故現場の写真を撮り、その写真データを保険会社11に送信する。
【0020】
この事故請求窓口ページに入力されたデータおよび事故現場の写真データが、顧客データベース15の事故請求データにおける対応する携帯IDのエリアに格納される。
【0021】
なお、携帯電話会社6の顧客データベース10には、保険会社11の顧客データベース15の記憶データのうち、「事故請求データ」を除く各種データが記憶されている。
【0022】
図2は、携帯電話1の機能ブロック図である。携帯電話1には、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit)等からなる制御部22と、その制御部の制御動作を司るプログラムおよび各種データが記憶されたメモリ23が設けられている。制御部22は、メモリ23に記憶されているデータやプログラムを読出して、所定の制御動作を実行するとともに、受信したデータを必要に応じてメモリ23に記憶させる。
【0023】
制御部22には、無線部21が接続されており、その無線部21にはアンテナ20が接続されている。また、制御部22には、ユーザによって操作される操作部24、受話部25、デジタルカメラ26、液晶等からなる表示部27、送話部28、サラウンダ29が接続されている。ユーザが操作部24を操作すればその操作信号が制御部22に入力され、ユーザが発した音声が受話部25から制御部22に入力され、ユーザがデジタルカメラ26で写真を撮るとその写真データが制御部22に入力される。また、ユーザが操作部24を操作してWebページにアクセスした場合には、そのWebページが表示部27により表示される。他人から電話がかかってきた場合には、サラウンダ29によりコール音が発せられ、操作部24を操作して通話状態にした後、相手からの音声電波をアンテナ20により受信して無線部21、制御部22を経由して送話部28から相手側の音声が発せられる。
【0024】
メモリ23には、一般の携帯電話に必要な制御プログラムおよびデータが記憶されているが、この携帯電話1は、前述したように、保険契約に加入した保険契約ユーザ専用のカスタマイズされた携帯電話であり、保険業務の遂行の上でユーザに便利な機能を実現するためのプログラムやデータが予めメモリ23に記憶されている。たとえば、後述する図5のS13、図6のS23等のプログラムが、メモリ23に予め記憶されている。
【0025】
図3は、携帯電話を利用するべく携帯電話の販売とセットとなっている保険システムの流れを説明するための説明図である。
【0026】
まず、(1)において、携帯電話会社6から保険会社11に、概算保険料(年間保険料)が支払われる。対象となる保険の種類は、前述したように、交通傷害保険、賠償責任保険、携帯電話破損保険の3種類があり、それぞれ、年間契約で1つの契約に対して契約金2000円である。携帯電話会社6は、1年間における契約数を予測し、その予測した見込契約数に2000円を乗じた概算保険料を予め保険会社11に支払う。
【0027】
次に、(2)において、顧客(契約者)30が携帯電話会社6の窓口において、携帯電話の購入手続と保険契約の申込手続とを行なう。具体的には、1枚の携帯電話加入申込書(数枚写真様式)に、保険契約者および被保険者等の所定事項(個人情報)を記載し、保険同意事項を記入する。これにより、携帯電話の購入手続と保険契約の申込手続とが完了し、その顧客(契約者)30に対して前述の携帯電話1が販売される。その販売された携帯電話1の端末IDと顧客(契約者)30が記入した内容とが、携帯電話会社6の社員により電子データとしてコンピュータに入力され、その入力データが携帯電話会社6の顧客データベース10に登録される。それと同時に、その電子データが(3)において、保険会社11にも送信され、保険会社11の顧客データベース15に登録される。
【0028】
次に、顧客(契約者)30は、新たに購入した携帯電話1に対し、メールアドレスを設定する。すると、その設定されたメールアドレスのデータが、(4)において、携帯電話会社6ばかりでなく保険会社11にも自動送信される。この設定されたメールアドレスの送信に際しては、後述するように、携帯電話1の電話番号と端末IDも併せて自動送信される。その結果、その送信されてきたデータを受けた携帯電話会社6および保険会社11では、受信した端末IDに基づいて顧客データベース10、15を検索し、対応する端末IDのエリアにおけるメールアドレスの箇所に受信したメールアドレスを登録する。
【0029】
次に、保険会社11は、(5)において、顧客(契約者)30の携帯電話1に対して、保険事故発生時等の保険対応窓口アドレス(URL)をダイレクトメールする。顧客(契約者)30は、その受信した保険対応窓口アドレスを携帯電話1のメモリ(お気に入り)に記憶させる。
【0030】
次に、保険事故が発生したときに、顧客(契約者)30は、携帯電話1を操作して、(6)において、保険会社11の保険対応窓口アドレスにアクセスし、Webページに示された所定の様式に所定事項を入力して送信する。たとえば、交通事故が発生した場合には、(6)−Aにおいて、所定の様式への入力情報と交通事故現場でのデジタルカメラ26による撮像データとが保険会社11へ送信される。また、賠償責任保険事故が発生した場合には、(6)−Bにおいて、所定の様式への入力情報と破損した物のデジタルカメラ26による撮像データとが、保険会社11にメール送信される。
【0031】
また、損害賠償責任事故の場合には、保険会社11から被害者(物損賠償責任の相手)に対して電話での確認が行なわれその確認内容が保険審査に利用される。
【0032】
次に、書類審査の結果、保険金を支払う場合には、(8)において、顧客(契約者)30の銀行口座に保険会社11から保険金の振込みが行なわれる。
【0033】
次に、(9)において、携帯電話会社6と保険会社11との間で、年度末の保険料精算の決済が行なわれる。これは、前述の(1)において、携帯電話会社6から保険会社11に年間の契約見込数に対して2000円を乗じた概算保険料の支払が行なわれており、その支払から1年後において年間の実際の申込数が確定するため、その実際の申込数に応じた契約金額のトータルと事前に支払っている概算保険料との精算を行なって決済を行なうものである。
【0034】
図4は、携帯電話1のメモリ23に記憶されているプログラムのフローチャートである。まず、ステップ(以下単に「S」という)1により、携帯電話1に対するメールアドレスの設定が行なわれたときのメールアドレス設定時処理が実行され、S2によりWebブラウザ処理が行なわれ、メールアドレスを変更設定したときのメールアドレス変更時処理が行なわれ、S4により、その他の処理が実行され、S1へ戻る。
【0035】
図5は、図4のS1に示されたメールアドレス設定時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S10により、自己のメールアドレスの設定操作が行なわれたか否かの判断がなされ、行なわれていなければこのメールアドレス設定時処理が終了(リターン)するが、自己のメールアドレスの設定操作が行なわれた場合には、S11に進み、その設定されたメールアドレスをメモリ23に記憶する処理が行なわれる。
【0036】
次にS12に進み、登録要求信号とともに自己のメールアドレスと電話番号と端末IDとを携帯電話会社6へ送信する処理が行なわれる。携帯電話会社6では、これを受けて、顧客データベース10の対応するメールアドレスのエリアに送信されてきたメールアドレスを登録する処理を行なう。
【0037】
次にS13により、登録要求信号とともに自己のメールアドレスと電話番号と端末IDとを保険会社11へ送信する処理が行なわれる。これを受けた保険会社11では、顧客データベース15の対応するメールアドレスエリアに受信したメールアドレスを登録する処理を行なう。
【0038】
次にS14へ進み、保険対応窓口のアドレスを受信したか否かの判断がなされ、受信していなければS15へ進み、不適正の認証結果を受信したか否かの判断がなされ、受信していなければS14へ戻る。
【0039】
登録要求信号とメールアドレスと電話番号と端末IDとのデータを受信した保険会社11の顧客管理サーバ13では、その受信した端末IDが顧客データベース15に登録されている端末IDであるか否かをチェックし、登録された端末IDの場合には、Webデータベース16の保険対応窓口ページのアドレス(URL)を携帯電話1に返信する。一方、受信した端末IDが顧客データベース15に登録されていなければ、保険契約手続を行なっていないユーザからメールアドレスが送信されてきたこととなり、異常判定して不適正の認証結果を携帯電話1に返信する。保険会社11から保険対応窓口のアドレスが返信されてくれば、S14によりYESの判断がなされてS16へ進み、保険対応窓口のアドレスをメモリ23へ登録する処理が行なわれる。一方、保険会社11から前述した不適正の認証結果が返信されてくれば、S15によりYESの判断がなされてS17へ進み、不適正の表示が携帯電話1の表示部27により行なわれ、このメールアドレス設定時処理が終了する。
【0040】
図6は、図4のS3に示したメールアドレス変更時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S20により、メールアドレスの変更操作が行なわれたか否かの判断がなされ、行なわれていない場合にはこのメールアドレス変更時処理が終了する。ユーザが携帯電話1の操作部24を操作して既に設定されているメールアドレスを他のメールアドレスに変更した場合には、S20によりYESの判断がなされてS21へ進み、自己のメールアドレスを変更された新たなメールアドレスに更新する処理が行なわれる。次にS22により、メールアドレス変更信号とともに新メールアドレスと電話番号と端末IDとを携帯電話会社6へ送信する処理が行なわれる。次にS23により、メールアドレス変更信号とともに新メールアドレスと電話番号と端末IDとを保険会社11へ送信する処理が行なわれる。
【0041】
携帯電話会社6および保険会社11では、これを受けて、顧客データベース10、15の対応するメールアドレスエリアに記憶されているメールアドレスを新メールアドレスに更新する処理を行なう。
【0042】
図7は、図4のS2に示したWebブラウザ処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。まず、S25により、ホームページへのアクセスがあったか否かの判断がなされ、ない場合にはこのWebブラウザ処理が終了する。ユーザが携帯電話1の操作部24を操作して、Web上のいずれかのホームページへのアクセス操作を行なった場合には、S25によりYESの判断がなされてS26へ進み、保険対応窓口へのアクセスであるか否かの判断がなされる。保険対応窓口へのアクセスでない場合にはS56により、その他のWebブラウザ処理が実行されてこのWebブラウザ処理が終了する。一方、ユーザが保険会社11の保険対応窓口ページのURLにアクセスした場合には、S26によりYESの判断がなされてS27へ進み、携帯電話1から端末IDが保険会社11へ送信される。保険会社11は、後述するように、その受信した端末IDに基づいて顧客データベース15を検索し、対応する端末IDが登録されているか否か判定し、登録されている場合には認証結果が適正な旨を返信し、登録されていなければ認証結果が不適正な旨を返信する。携帯電話1では、端末IDの送信を行なった後、S27により、認証結果の返信があったか否かを判断し、あるまで待機する。そして、保険会社11からの認証結果の返信があれば、制御がS29へ進み、その返信結果が適正であるか否かの判断が行なわれる。不適正であった場合には、S30に進み、不適正表示が表示部27によりなされて、このWebブラウザ処理が終了する。一方、返信された認証結果が適正であった場合には、制御がS31へ進み、保険対応窓口ページが表示部27により表示される。
【0043】
その保険対応窓口ページを見たユーザは、事故請求窓口ページまたは相談窓口ページのいずれにアクセスするか、さらにはキャンセルするかの操作を、操作部24により行なう。携帯電話1では、S32により、事故請求窓口へのアクセス操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だアクセス操作がなされていなければS33により、相談窓口へのアクセス操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だにアクセス操作がなされていなければS34により、キャンセル操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だにキャンセル操作が行なわれていない場合にはS33に戻る。このS32→S33→S34→S32のループの巡回途中で、ユーザがキャンセル操作を行なえばS34によりYESの判断がなされてこのWebブラウザ処理が終了する。一方、ユーザが相談窓口へのアクセス操作を行なえばS33によりYESの判断がなされてS54へ進み、相談窓口ページが表示部27により表示され、S55により、相談受付処理が行なわれてこのWebブラウザ処理が終了する。さらに、事故請求窓口へのアクセス操作が行なわれた場合には、S32によりYESの判断がなされてS35へ進み、事故請求窓口のページが表示部27により表示される。
【0044】
次に、携帯電話1の制御部22は、S36により交通事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だに交通事故の選択操作がない場合にはS37へ進み、損害賠償責任事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS54aへ進み、携帯電話破損事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS38へ進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS36へ戻る。
【0045】
このS36→S37→S54→S38→S36のループの巡回途中で、ユーザがキャンセル操作を行なえば、S38によりYESの判断がなされてWebブラウザ処理が終了する。また、ユーザが交通事故の選択操作を行なえば、S36によりYESの判断がなされてS39へ進み、交通事故時記入ページ(交通事故請求窓口ページ)が表示部27により表示される。一方、ユーザが賠償責任事故の選択操作を行なえば、S37によりYESの判断がなされてS40へ進み、賠償責任事故時記入ページ(賠償責任事故請求窓口ページ)が表示部27により表示される。さらに、ユーザが携帯電話破損事故の選択操作を行なえば、S54によりYESの判断がなされて図11のS200に進み、携帯電話破損事故時記入ページ(携帯電話破損事故請求窓口ページ)が表示部27により表示される。なお、この携帯電話破損事故の場合は、たとえば通話機能が破損しWebサイトへのアクセスおよび通信機能が破損されていない場合に、その携帯電話1による前述のS54a、S200〜S204のオンライン制御が可能となる。Webサイトへのアクセスや通信機能が破損している場合には、オンライン制御が不可能であり、郵送等を利用したオフラインによる請求手続き、または、他の通信機器を利用してのオンラインによる請求手続きを行なうこととなる。
【0046】
S39による、交通事故時記入ページの表示がなされた後、S47に進み、所定事項の記入が完了したか否かの判断がなされ、未だ完了していない場合にはS48に進み、キャンセル操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だキャンセル操作が行なわれていない場合にはS47へ戻る。ユーザは、表示部27に表示された交通事故時記入ページを見て、操作部24を操作して所定事項を記入するか、あるいはキャンセル操作を行なう。キャンセル操作を行なった場合には、S48によりYESの判断がなされてWebブラウザ処理が終了する。一方、所定事項の記入を行なって完了操作が行なわれた場合には、S47によりYESの判断がなされてS49へ進み、事故現場の写真添付のメッセージ表示が表示部27により行なわれる。
【0047】
次にS50へ進み、事故現場の写真の添付があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS51へ進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS50へ戻る。ユーザがキャンセル操作を行なえば、S51によりYESの判断がなされてWebブラウザ処理が終了する。一方、ユーザがデジタルカメラ26により事故現場の写真を撮りその撮像データを添付すれば、S50によりYESの判断がなされてS52へ進み、記入事項と添付された写真データとを保険会社11のWebサーバ14へ送信する処理が行なわれる。
【0048】
次にS53へ進み、携帯電話1に備えられているGPS機能(測位機能)により現在位置を特定して、その現在位置データを保険会社11のWebサーバ14へ送信する処理が行なわれて、このWebブラウザ処理が終了する。
【0049】
一方、S40による、賠償責任事故時記入ページが表示された後、S41により、所定事項の記入が完了したか否かの判断がなされ、未だ完了していない場合にはS42により、キャンセル操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だ操作されていない場合にはS41へ戻る。ユーザがキャンセル操作を行なえば、S42によりYESの判断がなされてこのWebブラウザ処理が終了する。一方、表示部27に表示された賠償責任事故時記入ページを見てユーザが所定事項を入力し完了操作を行なえば、S41によりYESの判断がなされてS43へ進み、破損物の写真を添付するメッセージ表示が表示部27により行なわれる。
【0050】
次にS44へ進み、破損物の写真の添付があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS45に進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だにない場合にはS44へ戻る。ユーザがキャンセル操作を行なえば、S45によりYESの判断がなされてこのWebブラウザ処理が終了する。一方、ユーザがデジタルカメラ26により破損物の写真を撮りその撮像データを添付した場合には、S44によりYESの判断がなされてS46へ進み、記入事項と添付された写真データとを保険会社11のWebサーバ14へ送信する処理が行なわれ、S53によるGPS機能により現在位置を特定して送信する処理が行なわれる。
【0051】
図11(b)のS200による、携帯電話破損事故時記入ページの表示が行なわれた後、S201により、所定事項の記入が完了したか否かの判断がなされ、未だ完了していない場合にはS202へ進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS201へ戻る。ユーザがキャンセル操作を行なえば、S202によりYESの判断がなされてこのWebブラウザ処理が終了する。一方、ユーザが操作部24を操作して所定事項の記入を行ない完了操作を行なえば、S201によりYESの判断がなされてS203へ進み、その記入された記入事項データを保険会社11のWebサーバ14へ送信する処理が行なわれる。
【0052】
次にS204へ進み、携帯電話1に備えられているGPS機能により現在位置を特定してその現在位置データを保険会社11のWebサーバ14へ送信する処理が行なわれて、このWebブラウザ処理が終了する。
【0053】
図8、図9は、顧客管理サーバ13の制御動作を示すフローチャートである。
まず、図8(a)を参照して、S60により、保険契約の申込時に行なわれる申込時処理が実行され、S61により、メールアドレス受信時処理が行なわれ、S62により、メールアドレス変更受信時処理が行なわれ、S63により、認証依頼があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS65に進むが、あった場合にはS64により、認証処理が行なわれ、次にS65により、事故請求登録処理が行なわれ、S66により、年度末精算処理が行なわれてS60へ戻る。
【0054】
図8(b)は、S60に示した申込時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S70により、保険契約の申込手続が行なわれた際に携帯電話会社から送信されてくる申込書データの受信があったか否かの判断がなされ、ない場合にはこの申込時処理が終了する。一方、申込書データの受信があった場合には、S71に進み、その申込書データに基づいて、顧客データベース15に、メールアドレス以外の個人データ(端末ID、氏名、住所、電話番号、保険情報)を登録する処理が行なわれる。
【0055】
図8(c)は、S61に示したメールアドレス受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S75により、登録要求信号を受信したか否かの判断がなされ、受信していない場合にはこのメールアドレス受信時処理が終了する。図5のS13に従って携帯電話1から登録要求信号が送信されてくれば、S75によりYESの判断がなされてS76へ進み、認証処理が行なわれる。この認証処理の具体的制御内容は、図8(d)のフローチャートに示されている。図8(d)のフローチャートは、前述のS64に示された認証処理の具体的制御内容のフローチャートでもある。
【0056】
図8(d)を参照して、S85により、受信した端末IDと電話番号とに基づいて顧客データベース15を検索する処理が行なわれる。そしてS86により、該当する顧客の個人データが顧客データベース15に登録されているか否かの判断が行なわれる。顧客データベース15には、保険契約手続を行なって保険に加入している契約ユーザの個人データ等が登録されており、受信した端末IDが顧客データベース15に登録されている契約ユーザの携帯電話であるか否かの判断が、このS86により行なわれる。そして、該当する顧客の個人データが登録されている場合には、S87に進み、適正認証結果を返信する処理が行なわれる。一方、該当する顧客の個人データがない場合には、S88により、不適正認証結果を返信する処理が行なわれて、この認証処理を終了(リターン)する。S87、S88による認証結果の返信先は、S36によるWebサーバ14からの認証依頼があったときにはその認証依頼元であるWebサーバ14であり、その他の図8(c)、図9(a)等のフローチャートで行なわれる場合には、登録要求信号やメールアドレス変更信号を送信してきた携帯電話1である。
【0057】
S76の認証処理の次に、S77により、その認証処理の結果が適正であったか否かの判断がなされる。適正であった場合には、S78へ進み、受信したメールアドレスを顧客データベース15内の対応するエリアに記憶する処理が行なわれ、S79により、保険対応窓口アドレス(URL)を携帯電話1に返信する処理が行なわれて、このメールアドレス受信時処理が終了する。この保険対応窓口アドレスの返信を受けた携帯電話1では、前述の図5のS14によりYESの判断がなされ、S16による、保険対応窓口のアドレスを登録する処理が行なわれる。
【0058】
一方、認証結果が不適正であった場合には、S77によりNOの判断がなされてS80へ進み、受信した端末IDと未登録異常メッセージとを顧客管理サーバ13により表示する処理が行なわれる。この表示を見た保険会社11の社員は、未登録の異常が発生したことを認識することができる。この未登録異常の発生原因は、主に2つのことが考えられる。まず第1に、保険契約手続を行なっていないユーザに対して、メール設定時のメール自動送信機能(S13)が組込まれた契約ユーザ専用の携帯電話1が販売されたことが考えられる。この場合には、契約ユーザ以外のユーザの携帯電話から登録要求信号が送信されてくるために、当然顧客データベース15には対応する個人情報が登録されておらず、未登録異常メッセージが表示されることとなる。
【0059】
第2に、保険契約を行なった契約ユーザに対して契約ユーザ専用の携帯電話1が販売されたが、その契約ユーザの契約申込時の個人情報等が、携帯電話会社6から保険会社11に送信されて来なかった場合が考えられる。これは、図3の(9)で説明したように、年度末に携帯電話会社6と保険会社11との間で保険契約金の決済を行なう関係上、携帯電話会社6が保険契約の申込数を実際よりも少なく保険会社11に申告して年末決済時に過小申告分に相当する保険契約金を不正に携帯電話会社6が入手するという、不正行為が考えられる。このような過小申告による不正行為が発生した場合にも、未登録異常メッセージが表示されることにより、保険会社11の従業員がその異常に気づき、携帯電話会社6に対してその真相を究明することが可能となる。この過小申告の異常は、契約ユーザに販売された契約ユーザ専用の携帯電話1からメールアドレス設定時に登録要求信号が自動的に保険会社11の顧客管理サーバ13へ送信されてくることにより発覚するのであり、これは、顧客ユーザ専用の携帯電話1から携帯電話会社6を経由することなく直接保険会社11の顧客管理サーバ13へ自動的に送信されてくるものであるために、過小申告を行なおうとする携帯電話会社6がその自動送信を阻止する術がない。よって、携帯電話会社6による過小申告の不正行為を抑止する効果が期待できる。
【0060】
この過小申告の不正行為を抑止の効果をより確実にするために、図5のS13により、加入契約した保険の数(たとえば端末IDが710436では「2」)を併せて送信し、顧客データベース15内の該当する顧客の保険情報の保険の数をも、S151で認証チェックするようにしてもよい。
【0061】
また、過小申告の不正行為を抑止の効果のみのためであれば、自動送信する対象は、契約ユーザの設定したメールの自動送信に限らず、契約ユーザが購入した携帯電話1を操作(たとえば購入後初回の電話等)したときに何らかの情報(たとえば1人契約加入した旨の情報や加入契約数情報等)を自動送信するようにしてもよい。
【0062】
図9(a)は、S62のメールアドレス変更受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S90により、メールアドレス変更信号を受信したか否かの判断がなされ、受信していない場合にはこのメールアドレス変更受信時処理が終了する。一方、図6のS23に従って携帯電話1からメールアドレス変更信号とともに新メールアドレスと電話番号と端末IDとが送信されてくれば、S90によりYESの判断がなされ、S91により、前述の認証処理が行なわれる。
【0063】
そして、S92により、認証処理の結果が適正であったか否かの判断が行なわれる。適正の場合には、S93へ進み、受信した新メールアドレスを顧客データベース15内の対応するエリアに記憶する処理が行なわれる。一方、認証処理の結果が不適正であった場合には、S94へ進み、受信した端末IDと未登録異常メッセージとを顧客管理サーバ13により表示する処理が行なわれる。
【0064】
図9(b)は、S65の事故請求登録処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S95により、事故請求登録要求があったか否かの判断がなされ、ない場合にはこの事故請求登録処理が終了する。一方、S46、S52、S53、S203、S204に従って携帯電話1から事故請求時における記入事項データや撮像データ等がWebサーバ14へ送信され、Webサーバ14において後述する図11(a)のS137に従って事故請求登録要求と受信した記入事項データと現在位置と端末IDのデータが顧客管理サーバ13へ送信する処理が行なわれれば、S95によりYESの判断がなされてS96へ進む。S96では、受信した端末IDに基づいて顧客データベース15を検索し、対応するエリアに事故請求データを記憶する処理が行なわれる。
【0065】
図9(c)は、S66の年度末精算処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S100により、年度末精算操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはこの年度末精算が終了する。保険会社11の従業員が顧客管理サーバ13を操作して年度末精算操作を行なえば、S100によりYESの判断がなされてS101へ進み、顧客データベースをチェックして今年度の保険契約の申込数を算出集計する処理が行なわれる。たとえば、図1の顧客データベース15に記憶されている端末IDが710436のユーザの場合には、1人で2つの保険(賠償責任保険と交通傷害保険)に加入しているために、1人でありながら契約数を「2」とカウントする。次にS102へ進み、申込数×2000円を算出して、今年度の契約金額を求める処理が行なわれる。次にS103へ進み、今年度契約金額−受取概算保険料(図3(1)に従って携帯電話会社6から払い込まれた概算保険料支払額)の計算を行ない、収支を算出する処理が行なわれる。そして、S104により、その算出された収支を顧客管理サーバ13により表示する処理が行なわれる。この収支の値がプラスの場合には、そのプラスの収支金額だけ、携帯電話会社6に請求することとなる。逆に、収支がマイナスの値の場合には、そのマイナスの収支金額を保険会社11が携帯電話会社6へ支払うこととなる。
【0066】
図10は、Webサーバ16の制御動作を示すフローチャートである。まずS110により、携帯電話1から保険会社11のホームページにアクセスがあったか否かの判断がなされ、ない場合にはこのWebサーバの処理が終了する。一方、ユーザが携帯電話1を操作してホームページにアクセスした場合には、制御がS111へ進み、保険対応窓口へのアクセスであるか否かの判断が行なわれる。保険対応窓口へのアクセスでない場合には、その他のWebサーバ処理がS112により行なわれ、その後Webサーバの処理が終了する。一方、ユーザが携帯電話1を操作して保険対応窓口にアクセスした場合には、S111によりYESの判断がなされてS113へ進み、端末IDを受信したか否かの判断が行なわれ、受信するまで待機する。携帯電話1では、前述の図7のS27で説明したように、保険対応窓口にアクセスした後そのアクセスした携帯電話1の端末IDを自動送信する処理が行なわれるのであり、携帯電話1から端末IDが送信されてくれば、S113によりYESの判断がなされてS114へ進み、認証依頼を顧客管理サーバ13へ出す処理が行なわれる。
【0067】
その後、S115により、適正認証結果を受信したか否かの判断がなされ、未だ受信していない場合にはS116へ進み、不適正認証結果を受信したか否かの判断がなされ、未だ受信していない場合にはS115へ戻る。認証依頼を受けた顧客管理サーバ13では、前述のS63によりYESの判断がなされてS64による認証処理が実行され、S87による適正認証結果の返信またはS88による不適正認証結果の返信を行なう。不適正認証結果の返信が行なわれてくれば、S116によりYESの判断がなされてS124へ進み、不適正認証結果を携帯電話1へ返信する処理が行なわれる。これを受けた携帯電話1では、前述の図7のS30により、不適正表示を行なう。一方、顧客管理サーバ13から適正認証結果が返信されてくれば、S115によりYESの判断がなされてS117へ進み、適正認証結果を携帯電話1へ返信する処理が行なわれる。これを受けた携帯電話1では、前述の図7のS29によりYESの判断がなされてS31により、保険対応窓口ページを表示する処理が行なわれる。
【0068】
Webサーバ14では、S117の処理の後、S118により、保険対応窓口ページを携帯電話1に送信する処理が行なわれる。次に、S119に進み、事故請求窓口へのアクセスがあったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS120により、相談窓口へのアクセスがあったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS121に進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS119へ戻る。
【0069】
S119→S120→S121→S119のループの巡回途中で、携帯電話1から図7のS34に従ってキャンセル操作が行なわれた場合には、S121によりYESの判断がなされてこのWebサーバの処理が終了する。一方、図7のS33に従って相談窓口へのアクセスが行なわれた場合には、S120によりYESの判断が行なわれてS122へ進み、相談窓口のページを携帯電話1に送信する処理が行なわれ、S123により、相談対応処理が行なわれてこのWebサーバの処理が終了する。
【0070】
さらに、携帯電話1により前述の図7のS32に従って事故請求窓口へのアクセスが行なわれた場合には、S119によりYESの判断がなされて、図11(a)に示すS125へ進み、交通事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS126に進み、賠償責任事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS127へ進み、携帯電話破損事故の選択操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS133へ進み、キャンセル操作があったか否かの判断がなされ、未だない場合にはS125へ戻る。
【0071】
S125→S126→S127→S133→S125のループの巡回途中で、携帯電話1により、図7のS38に従ってキャンセル操作が行なわれた場合には、S133によりYESの判断がなされてこのWebサーバの処理が終了する。携帯電話1により、図7のS36に従って交通事故の選択操作が行なわれた場合には、S125によりYESの判断がなされてS128へ進み、交通事故時記入ページ(交通事故請求窓口ページ)を携帯電話1に送信する処理がなされた後、S130へ進む。
【0072】
S130では、記入事項と写真データと現在位置とを受信したか否かの判断がなされ、未だ受信していない場合にはS131へ進み、キャンセル操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だ操作されていない場合にはS130へ戻る。
【0073】
携帯電話1において、図7のS48またはS58によりキャンセル操作が行なわれた場合には、S131によりYESの判断がなされてこのWebサーバの処理が終了する。一方、携帯電話1において、図7のS52、S53に従って記入事項と写真データと現在位置とが送信されてくれば、S130によりYESの判断がなされてS132へ進み、事故請求登録要求と受信した記入事項と写真データと現在位置と端末IDとを顧客管理サーバ13へ送信する処理が行なわれる。
【0074】
一方、携帯電話1において、図7のS37に従って賠償責任事故の選択操作が行なわれた場合には、S126によりYESの判断がなされてS129へ進み、賠償責任事故時記入ページ(賠償責任事故請求窓口ページ)を携帯電話1に返信する処理が行なわれる。その後、S130→S131→S130のループを巡回することとなる。このループの巡回途中で、携帯電話1において、図7のS42またはS45に従ってキャンセル操作が行なわれれば、S131によりYESの判断がなされてこのWebサーバの処理が終了する。一方、携帯電話1において、S46、S53に従って記入事項と写真データと現在位置とのデータが送信されてくれば、S130によりYESの判断がなされて、S132の処理が実行される。
【0075】
携帯電話1において、図7のS54に従って携帯電話破損事故が選択されれば、S127によりYESの判断がなされてS134へ進み、携帯電話破損時記入ページ(携帯電話破損事故請求窓口ページ)を携帯電話1に返信する処理が行なわれる。その後、S135により、記入事項データを受信したか否かの判断がなされ、未だ受信していない場合にはS136に進み、キャンセル操作が行なわれたか否かの判断がなされ、未だなされていない場合にはS135へ戻る。
【0076】
携帯電話1において、図11(b)のS202によりキャンセル操作が行なわれた場合には、S136によりYESの判断がなされてこのWebサーバの処理が終了する。一方、携帯電話1において、図11(b)のS203、S204に従って記入事項データと現在位置とのデータが送信されてくれば、S135によりYESの判断がなされてS137へ進み、事故請求登録要求と受信した記入事項データと現在位置と端末IDとを顧客管理サーバ13へ送信する処理が行なわれる。それを受けた顧客管理サーバ13では、前述の図9のS95によりYESの判断がなされてS96の登録処理が実行される。
【0077】
図12、図13は、保険処理サーバ8の制御動作を示すフローチャートである。
図12(a)を参照して、S140により、保険契約の申込手続と携帯電話の申込手続とが行なわれたときに実行される申込時処理が行なわれ、S141により、メールアドレス受信時処理が行なわれ、S142により、メールアドレス変更受付時処理が行なわれ、S143により年度末精算処理が行なわれた後、S140へ戻る。
【0078】
図12(b)は、S140に示された購入時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。S145により、申込データの入力があったか否かの判断がなされ、ない場合にはこの申込時処理が終了する。一方、前述の図3の(2)に基づいて説明した申込書データが保険処理サーバ8に入力された場合には、S145によりYESの判断がなされ、S146に進み、申込書データに基づいて顧客データベース10にメールアドレス以外のデータ(端末ID、氏名、住所、電話番号、保険情報)を登録する処理が行なわれる。次に、S147に進み、申込書データを保険会社11の顧客管理サーバ15へ送信する処理が行なわれる。
【0079】
図12(c)は、S141に示したメールアドレス受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。このメールアドレス受信時処理は、図8(c)に示したメールアドレス受信時処理とほぼ同様であり、相違点としては、図8(c)のS79の処理が行なわれない点である。それ以外は同様であるために、ここでの説明の繰返しを省略する。
【0080】
図12(d)は、S151の認証処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。この認証処理は、図8の(d)に示した認証処理と同じ制御内容であり、ここでの説明の繰返しを省略する。
【0081】
図13(a)は、S142のメールアドレス変更受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。このメールアドレス変更受信時処理は、図9(a)に示したメールアドレス変更受信時処理と同様の内容であり、ここでの説明の繰返しを省略する。
【0082】
図13(b)は、S143に示した年度末精算処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。まずS165により、年度末精算操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはこの年度末精算処理が終了する。携帯電話会社6の従業員が保険処理サーバを操作して、年度末精算操作を行なえば、S165によりYESの判断がなされてS166へ進み、顧客データベース10をチェックして今年度の保険契約の申込数を算出集計する処理が行なわれる。次にS167に進み、申込数×2000円を計算して今年度契約金額を算出する処理が行なわれる。次にS168へ進み、今年度契約金額−支払概算保険料(図3の(1)の説明参照)の計算を行なって収支を算出する処理が行なわれる。次にS169へ進み、その算出された収支を保険処理サーバ8により表示する処理が行なわれる。この収支の値がプラスの場合には、そのプラスの収支の金額を携帯電話会社6が保険会社11に対して請求することとなり、収支の値がマイナスの場合には、そのマイナスの収支金額を携帯電話会社6が保険会社11に支払うこととなる。
【0083】
[変形例]
次に、以上説明した実施の形態における変形例を列挙する。
【0084】
(1) 前述の実施の形態では、携帯電話の購入手続と保険契約の申込手続とが携帯電話会社6の窓口にて所定用紙に所定事項を記載することにより行なわれるもの(オフライン契約)を示した。しかし、その代わりに、ユーザのパーソナルコンピュータ等を用いて、インターネット経由で携帯電話会社の申込窓口サイトにアクセスし、予め用意されている保険契約セット型の携帯電話申込ページにおいて、保険契約者および被保険者の個人情報を含む所定事項を記入して申込ができるオンライン契約にしてもよい。その場合において、身分証明書の写等は、携帯電話会社6に郵送し、電話確認がなされるようにする。料金プランや、携帯電話の操作方法、取扱注意、重要説明事項をインターネット経由でユーザのパーソナルコンピュータに動画で紹介し、最後に本人確認をインターネット経由で送信し、携帯電話の購入手続と保険契約の申込手続とが完了する。そして、携帯電話1が、後日契約ユーザに郵送される。この保険契約の申込手続に関するデータが、携帯電話会社6から保険会社11に送信され、保険会社11においても契約内容のデータが登録される。これにより、書類の簡素化と手続のスピードアップとが図られる。
【0085】
(2) 契約ユーザ専用の携帯電話1に予め組込まれる契約保険契約ユーザのための支援機能として、前述のS13、S23のほかに、保険会社11の保険対応窓口のアドレス(URL)を事前にメモリ(お気に入り等)23に記憶させておいてもよい。さらには、事故発生時に一般的にユーザが連絡する機関(たとえば警察や消防署等)の電話番号(たとえば110番や119番等)が携帯電話1に入力されて通話が行なわれた場合に、その通話終了後自動的に事故が発生した旨が携帯電話1から保険会社11の顧客管理サーバ13へ送信され、顧客管理サーバにおいて対応するユーザの電話番号を検索し、保険会社11からその電話番号に電話がかかるような仕組みにしてもよい。このようにすれば、保険会社11からの電話によって、ユーザに保険対応窓口ページへのアクセスを促すことができ、事故発生後ユーザが保険対応窓口ページへのアクセスを忘れてしまう不都合を防止することができる。
【0086】
(3) 前述の実施の形態では、携帯電話1の端末IDを顧客データベース15、10に登録し、その端末IDに基づいて顧客データベース15、10を検索するようにしたが、この端末IDの代わりにまたはそれに加えて、クッキー(cookie)を利用するようにしてもよい。具体的には、契約ユーザに販売する専用の携帯電話1のメモリ23に、当該携帯電話1を識別するためのクッキーを記憶させた上で、その携帯電話1を契約ユーザに販売し、顧客データベース15、10には、そのクッキーとともに契約ユーザの個人情報等を登録しておく。そして、携帯電話1から、Webサーバ14、顧客管理サーバ13、あるいは保険処理サーバ8にアクセスがあった場合に、携帯電話1からメモリ23に記憶されているクッキーをそれらサーバに送信し、サーバ側において、受信したクッキーに基づいて顧客データベース15、10を検索し、対応する個人情報を割り出すことができるように構成する。
【0087】
(4) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】保険システムの全体構成を示すシステム図である。
【図2】携帯電話の機能ブロック図である。
【図3】保険システムの流れを示す説明図である。
【図4】携帯電話の制御を示すフローチャートである。
【図5】メールアドレス設定時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図6】メールアドレス変更時処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図7】Webブラウザ処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図8】(a)は顧客管理サーバの制御を示すフローチャートであり、(b)は申込時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(c)はメールアドレス受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(d)は認証処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図9】(a)はメールアドレス変更受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(b)は事故請求登録処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(c)は年度末精算処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図10】Webサーバの制御動作を示すフローチャートである。
【図11】(a)はWebサーバの制御動作の続きを示すフローチャートであり、(b)はWebブラウザ処理の続きを示すフローチャートである。
【図12】(a)は保険処理サーバの制御動作を示すフローチャートであり、(b)は申込時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(c)はメールアドレス受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(d)は認証処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【図13】(a)はメールアドレス変更受信時処理の具体的制御内容を示すフローチャートであり、(b)は年度末精算処理の具体的制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0089】
1 携帯電話、5 インターネット、6 携帯電話会社、8 保険処理サーバ、10 顧客データベース、11 保険会社、13 顧客管理サーバ、15 顧客データベース、14 Webサーバ、16 Webデータベース、22 制御部、23 メモリ、24 操作部、26 デジタルカメラ、27 表示部、30 顧客(契約者)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの保険契約をコンピュータを用いて管理する保険システムであって、
ユーザによる保険契約の申込手続が行なわれた場合に該ユーザの個人情報および契約内容に関する情報を登録する保険業務用サーバと、
ユーザによる携帯通信端末の購入手続が行なわれた場合に、該ユーザの個人情報を、登録する携帯通信用サーバと、
前記携帯通信端末の購入手続と前記保険契約の申込手続とを行なうユーザが1回提示した個人情報を、前記保険業務用サーバと前記携帯通信用サーバとの両方に登録する個人情報登録手段とを備えている、保険システム。
【請求項2】
前記携帯通信用サーバを運用する携帯通信端末会社が、前記携帯通信端末の購入手続と前記保険契約の申込手続とを受付けたときに保険契約ユーザから支払われた当該保険契約の契約金を、前記保険業務用サーバを運用する保険会社との間で決済するための処理を行なう決済処理手段をさらに備え、
該決済処理手段は、
前記保険業務用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数を集計する保険会社側集計手段と、
前記携帯通信用サーバに登録された保険契約ユーザの保険契約登録数を集計する携帯通信端末会社側集計手段とを含む、請求項1に記載の保険システム。
【請求項3】
ユーザが携帯通信端末を購入する際に、該ユーザが前記保険契約を希望し該保険契約の申込手続と携帯通信端末の購入手続とを行なった場合に、当該ユーザに提供される携帯通信端末をさらに備え、
前記携帯通信端末は、当該携帯通信端末にメールアドレスを設定した際に該メールアドレスを自動的に前記保険業務用サーバへ送信する自動送信手段を備え、
前記保険業務用サーバは、
前記自動送信手段により前記メールアドレスが送信されてきた場合に、該メールアドレスの送信元のユーザが前記個人情報登録手段により個人情報が登録されている登録済ユーザであるか否か判定する登録判定手段と、
該登録判定手段により登録済ユーザであると判定された場合に該登録済ユーザの個人情報に対応させて前記送信されてきたメールアドレスを登録するメールアドレス登録手段と、
前記登録判定手段により登録済ユーザでないと判定された場合に異常報知を行なう異常報知手段とを含む、請求項1または請求項2に記載の保険システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−269229(P2008−269229A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−110541(P2007−110541)
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(505398963)西日本高速道路株式会社 (105)
【Fターム(参考)】