説明

個人線量計

【課題】個人線量計において、基板を収容するシールド袋とシールド性を有するキャップとの電気的な接続を図るとともに、本体とキャップとの間における気密性を高める。
【解決手段】ホルダ36の外面には環状溝58が形成され、そこにはリング状のバンド部材30が嵌め込まれている。それは導電性及び弾性を有するものである。基板を収容したシールド袋28の端部28Aがホルダ36とバンド部材30との間に挟み込まれている。キャップが装着された場合、バンド部材30によってシール性が発揮され、と同時にバンド部材を介してシールド袋28とキャップとが電気的に接続される。屈曲した形態を有する端子板62は電池の電極に接続され、その際において屈曲端がシールド袋28の内面を押圧する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は個人線量計に関し、特に、個人線量計におけるキャップ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
個人線量計は、原子力発電所、放射性同位元素取扱施設、等において作業員の被ばくを管理する機器である。個人線量計は、一般に、作業員の胸ポケットに装着され、その内部に設けられた放射線センサによって放射線が検出される。個人線量計においては、検出結果に基づいて被ばく線量が演算され、それが表示器に表示される。個人線量計は携帯型装置であるためにその内部には電力源としてのバッテリが設けられる。その際、充電式のバッテリ、あるいは、交換型のバッテリが使用される。後者は、通常、コイン又はボタンのような形態を有し、消耗した場合には新しいものに交換される。
【0003】
特許文献1に開示された個人線量計は、ケース本体とキャップとにより構成されたケースを有する。バッテリ(電池)交換時にはケース本体からキャップが取り外され、バッテリ交換後にケース本体に対して再びキャップが装着される。ケース本体内には放射線センサを搭載した電子基板が収容されており、その電子基板はシールド袋内に収容されている。キャップは金属で構成され、キャップとシールド袋の両者によってつまり、シールド性をもった中空構造体によって個人線量計の内部部品の全体が完全に囲まれている。これにより良好な電磁シールドを行える。シールド袋の開口端部を本体ケースの端部に固定するために、あるいは、シールド袋の開口端部とキャップの開口縁との間での電気的接続を図るために、ケース本体の開口端部には左右から差し込まれた2つの金属クリップが設けられ、それらによってシールド袋の開口端部が保持固定されている。特許文献1に示された構成において、キャップとケース本体との間あるいはキャップと2つの金属クリップとの間には弾性を有する材料は格別設けられていない。
【0004】
特許文献2に開示された個人線量計は、コイン型のバッテリ(電池)を確実に保持するために、複数の弾性接点を有しているが、この特許文献2に開示された構成においても、ケース本体とキャップとの間に弾性を有する材料は設けられていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−98035号公報
【特許文献2】特開2010−243380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のようなバッテリ交換型の個人線量計においてはキャップの着脱構造を採用する必要があるが、そのような着脱構造を採用すると、個人線量計の内部に雨、汗、その他の液体が進入し易くなる。しかし、上記特許文献1及び特許文献2に開示された構成においては、ケース本体とキャップとの接続部分にシール部材等は格別設けられていない。そこで、ケース本体とキャップの接続部分においてシールド性を確保しつつ気密性(水密性)を得ることが望まれている。
【0007】
本発明の目的は、シールド性が良好でかつ防水性をもった個人線量計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る個人線量計は、放射線センサを内蔵しシールド性をもった本体と、前記本体に装着されるシールド性をもったキャップと、からなる個人線量計であって、前記本体と前記キャップとに跨って前記放射線センサを動作させるためのバッテリを収容するバッテリ収容室が形成され、前記本体には前記バッテリ収容室を取り囲むホルダが設けられ、前記ホルダの外面をなす本体側シール面には導電性弾性部材からなるリング状のバンド部材が設けられ、前記本体に対して前記キャップが装着された装着状態では、前記本体側シール面と前記キャップの内面をなすキャップ側シール面との間に前記バンド部材が介在して電気的接続作用及びシール作用を発揮する、ことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、本体のホルダにはリング状のバンド部材が設けられ、本体にキャップを装着した状態において、本体側シール面とキャップ側シール面との間にバンド部材が介在することになる。バンド部材は弾性を有するから、それによってパッキンとしてのシール性が発揮され、また、バンド部材は導電性を有するから、それによって本体とキャップとの間において電気的な接続を図ってつまり電子シールドの断絶が生じることを防止できる。実際には本体におけるシールド部材とキャップにおけるシールド部材とがバンド部材を介して電気的に接続される。本体におけるシールド部材は導電性を有する袋状の部材であってもよい。キャップそれ自体が導電性部材で構成されてもよい。シール性と同時に導電性を得られるので部品点数を削減できるし、構造的な簡略化を図れる。バンド部材を本体に対して着脱自在なものとすれば、バンド部材の磨耗が生じた場合にその交換も容易である。
【0010】
望ましくは、前記バンド部材の外側面には前記キャップ側シール面に接する少なくとも1つのリング状突起が設けられる。リング状突起を設ければその部分で押圧力を高めてシール性と電気的接続性をともに向上できる。複数のリング状突起を設けるのが望ましい。本体のケース内面に接する1又は複数のリング状突起を設けるようにしてもよい。すなわち、バンド部材の半分が本体内に差し込まれ、残り半分がキャップ部材内に入り込むように構成してもよい。
【0011】
望ましくは、前記本体は前記放射線センサを搭載した電子基板を収容する導電性のシールド袋を有し、前記シールド袋の開口端部が前記本体側シール面と前記バンド部材との間に挟み込まれる。この構成によれば、シールド袋の開口端部の保持をバンド部材を用いて行えるから組立性が良好となる。シールド袋は柔軟な袋状の金属部材であって、その端部を本体におけるホルダに固定するに当たっては本来特別な仕組みが必要となるが、上記構成によれば、バンド部材でシールド袋を簡易に止めることができる。もっとも、バンド部材やシールド袋を接着固定等するようにしてもよい。
【0012】
望ましくは、前記ホルダの内側には端子板ユニットが設けられ、前記端子板ユニットは、屈曲した形態を有する少なくとも1つの弾性端子板を有し、前記弾性端子板の端部が前記前記バッテリ収容室に収容されたバッテリの電極面に弾性力をもって当接され、且つ、前記弾性端子板の中間部が前記ホルダに形成された貫通孔を介して前記シールド袋の内面側へ突出し、その屈曲部分が前記シールド袋の内面に弾性力をもって当接される。この構成によれば、弾性端子板の弾性を利用してシールド袋への弾性端子板の接続を確実に行える。
【0013】
望ましくは、前記屈曲部分と前記バンド部材の内面との間に前記シールド袋の開口端部が挟み込まれる。この構成によれば屈曲部分が先鋭なものであってもシールド袋にダメージが生じにくいし、屈曲部分をシールド袋の内面に接触するに当たり、弾性端子板の弾性作用とバンド部材の弾性作用とを同時に利用することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、シールド性が良好でかつ防水性をもった個人線量計を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る個人線量計の斜視図である。
【図2】図1に示す個人線量計についての分解斜視図である。
【図3】キャップを取外した状態を示す図である。
【図4】バンド部材の斜視図である。
【図5】バンド部材の断面図である。
【図6】バンド部材の変形例を示す図である。
【図7】本体における開口端部の断面図である。
【図8】端子板ユニットの斜視図である。
【図9】開口端部の他の断面図である。
【図10】キャップが装着された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1には、本発明に係る個人線量計の好適な実施形態が示されており、図1はその斜視図である。この個人線量計10は原子力発電所等において作業員の被ばくを管理するためのものであり、個人線量計10は例えば作業者の胸ポケットなどに装着される。
【0018】
図1に示す個人線量計10は、本体12とキャップ14とにより構成されている。キャップ14は本体12に対して着脱自在に装着される。本体12とキャップ14とに跨ってバッテリーとしての電池を収容する収納室が形成されている。本体12の内部には放射線センサ20が設けられている。具体的には電子基板上に放射線センサが設けられている。符号16は表示器を表しており、符号18はボタン群を表している。本体12の裏面側にはクリップが設けられている。
【0019】
図2には、本体12の分解斜視図が示されている。メインケース22内には基板24が収容される。基板24は電子回路及び半導体センサを備えており、また液晶表示器を備えている。基板24の端部すなわち開口端部32にはキャップ14が着脱自在に装着される。その開口端部32は本実施形態においてホルダによって構成されている。そのホルダは収容室を部分的に取り囲む構造体を構成している。基板24の周囲がインナー26を介してシールド袋28によって取り囲まれている。シールド袋28は導電性部材からなりメッシュ状の構造をもっている。その一方端は閉じられており、その他方端が開口している。インナー26は絶電部材によって構成されている。開口端部32には後に詳述するバンド部材30が取付けられる。このバンド部材30は導電性をもったゴム等の材料により構成され、それは弾性作用すなわちシール作用と導電性作用とを同時に発揮するものである。バンド部材30は図示されるようにリング状の形態を有しており、その外面には複数のリブとしてのリング状凸部が形成されている。
【0020】
ちなみに、メインケース22それ自体は樹脂などの絶縁性部材によって構成されており、一方、キャップ14はアルミニウムなどの金属材料によって構成されている。シールド袋28とキャップ14との電気的な接続がバンド部材30を介して行われている。これについては後に詳述する。
【0021】
図3にはキャップを取外した状態が示されている。図3において上述したバンド部材については図示省略されている。本体12の開口端部32はホルダ36として構成されており、ホルダ36の内部がバッテリーの収容室34を構成している。より具体的には、バッテリの収容室34における半分がホルダ36の内部に形成され、残りの半分がキャップ内に位置する。ホルダ36の外面、特に本体12における反対側の端部に近い方の部分がシール面38となっており、そのシール面38に上述したバンド部材が装着される。ホルダ36はその左右端が前方へ突出し、2つの突出片36A,36Bが構成されている。ホルダ36は樹脂などの絶縁性部材により構成されている。
【0022】
図4には、上述したバンド部材30が斜視図として示されている。その内面40上には中間部分にリング状の凸部42が形成されている。その外面には複数のリブとしての複数のリング状の凸部44A,44B,44C,44Dが形成されている。それらの凸部は密着性すなわちシール性を高めるためのものであり、同時に電気的な接続をより良好にするためのものである。
【0023】
図5には、図4に示したバンド部材30の断面図が示されている。上述したように内面40上には内側に突出した凸部42が形成されており、それはリング状の形態を有している。外面上には4つのリング状の凸部44A,44B,44C,44Dが形成されており、このうちで前二者がやや肥大した形態を有している。それぞれの凸部44A,44B,44C,44Dは半円筒形状を有している。なお、図6には変形例が示されている。図6に示されるバンド部材46においては、その内面に比較的幅広の凸部48が形成されており、その外面には上述したリング状の凸部44C,44Dの他、斜めに傾斜した壁状の凸部50A,50Bが設けられている。このような形態を採用することにより、キャップの抜け落ちをより防止することが可能となる。
【0024】
図7には、開口端部32の断面が示されている。図7においてキャップは示されていない。メインケース22は上述したように絶縁部材により構成され、それには図示されるように化粧板52が取付けられている。化粧板52は例えば透明なアクリル板によって構成されている。メインケース22の中には部分的に突出した形態をもったホルダ36が設けられている。ホルダ36のキャップ側半分が外部に露出しており、残り半分がメインケース22内に位置決められている。ホルダ36それ自体は上述した基板に連結されている。ホルダ36は2つの突出片を有しており、図7においてはその内の一方の突出片36Aだけが示されている。ホルダ36の内部は電池を収容する収納室34であり、本実施形態において電池はコイン型あるいは円筒型を有している。
【0025】
ホルダ36の露出外面はシール面であり、具体的にはそのシール面に環状溝58が形成されている。環状溝58は幅広の溝であり、そこには上述したバンド部材30が嵌め込まれている。環状溝58はリング状の溝であり、そこにリング状のバンド部材30が嵌められている。バンド部材30のうちで右側半分がメインケース22内に差し込まれており、残り半分が外部に露出している。その半分がキャップの内面を構成するシール面に密着することになる。環状溝58の中央部には更に奥側に引っ込んだ凹部60が形成されている。バンド部材30の内側に形成された凸部がそのような凹部60に嵌め込まれる。これによってバンド部材30の位置決め及び脱落が確実に防止され、またシールド袋の保持性が高められている。ホルダ36の下部には貫通口36Cが形成されている。
【0026】
シールド袋28の端部28Aは、図示されるように、環状溝58あるいはシール面とバンド部材30の内面との間に挟み込まれており、これによってシールド袋28がホルダ36に固定されている。その際においてはバンド部材30の弾性力が機能している。上述したように、環状溝58には凹部60が形成され、その一方、バンド部材30の内面には凸部が形成されているから、凹部60と凸部の噛み合いによって、シールド袋28は確実に保持される。すなわちシールド袋28が不用意に本体内に引き込まれてしまうといった問題を効果的に防止することが可能である。もっとも、それらの部材間に接着剤などを流し込むようにしてもよい。バンド部材30は導電性部材によって構成されているので、シールド袋28とバンド部材30はそれらの密着状態において電気的な導通関係を形成する。
【0027】
ホルダ36の下部には端子板ユニットが設けられている。図7においては端子板ユニットが有する3つの端子板の内で1つの端子板62が示されている。端子板62の基端部はフレーム64に固定されており、そこから端子板62が屈曲した形態をもって収容室34内部側に引き出されている。端子板62は「く」字状の形態を有し、すなわちその中間部において屈曲部62Bが生じている。揺動端をなす端部がコンタクト部62Aであり、それが電池の一方極面に接触する。端子板62における中間部は貫通口36Cを介して収容室34の内部からバンド部材30の内面側へ導かれており、より具体的には屈曲部62Bがバンド部材30の内面に弾性的に当接している。その際においては、バンド部材30と屈曲部62Bとの間にシールド袋28の端部28Aが挟み込まれている。その際においては端子板62の弾性作用とバンド部材30の弾性作用とがともに発揮されており、シールド袋28は端子板62とバンド部材30との間にしっかりと挟み込まれている。それらの部材が共に電気的に接続された関係に立つ。端子板62はフレーム64に一体的に連結されており、フレーム64は基板上における端子に接続されている。収容室34の左右端側には電極66が設けられ、その電極66は電池における他方極面に接触し、電極66は導体68を介して基板に電気的に接続されている。
【0028】
図8には、端子板ユニット70の斜視図が示されている。図示されるようにフレーム64には3つの端子板62が示されている。それぞれの端子板におけるコンタクト部が電池における一方電極に弾性的に当接されることになる。
【0029】
図9には開口端部における他の断面が示されている。上述したようにホルダ36には環状溝58が形成され、そこには凹部60が形成されている。環状溝58内にはバンド部材30が嵌め込まれている。その外面には4つの凸部44A,44B,44C,44Dが形成されており、図示されるように凸部44C,44Dがメインケース22内に差し込まれ、それらによってシール性が発揮されている。一方、凸部44A,44Bはキャップの内面に当接することになる。このような複数のリブ状の凸部を利用して、キャップとホルダ36との間及び本体メインケース22とホルダ36との間における圧着性を高め、これによって電気的な接続且つシール性を高めている。シールド袋28の端部28Aはホルダ36上においてバンド部材30によってしっかりと保持されている。ホルダ36にはV字型をなす溝71が形成されており、その溝71にはキャップの内面に形成された突起が嵌め込まれる。電池の収容室内には電極66が設けられている。この電極66は円筒型をなす電池の側面を回り込みその電池を保持する作用を発揮する。
【0030】
図10には、キャップが装着された状態が示されている。キャップ14における端部の内面がシール面74であり、一方、ホルダ36の外面がシール面38である。2つのシール面74,38の間にバンド部材30が介在しており、キャップ14とシールド袋28との導通がバンド部材30を介して行われている。それと同時に、キャップと本体との間におけるシールがバンド部材30により達成されている。収容室内には電池72が差し込まれており、その際において複数の端子板62が弾性作用を発揮し、電池72を収容室の天井側へ押しつける作用を発揮する。その際、屈曲部が外側に押し出されることになるので、それによりシールド袋28の端部をバンド部材30の内面上においてより押圧することが可能となる。すなわち複数の端子板62は内側方向及び外側方向の両者に弾性作用を発揮し、電池72の位置決め及びシールド袋28の確実なる保持の両者を達成している。
【符号の説明】
【0031】
10 個人線量計、12 本体、14 キャップ、22 メインケース、24 基板、28 シールド袋、30 バンド部材、32 開口端部、36 ホルダ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線センサを内蔵しシールド性をもった本体と、前記本体に装着されるシールド性をもったキャップと、からなる個人線量計であって、
前記本体と前記キャップとに跨って前記放射線センサを動作させるためのバッテリを収容するバッテリ収容室が形成され、
前記本体には前記バッテリ収容室を取り囲むホルダが設けられ、
前記ホルダの外面をなす本体側シール面には導電性弾性部材からなるリング状のバンド部材が設けられ、
前記本体に対して前記キャップが装着された装着状態では、前記本体側シール面と前記キャップの内面をなすキャップ側シール面との間に前記バンド部材が介在して電気的接続作用及びシール作用を発揮する、ことを特徴とする個人線量計。
【請求項2】
請求項1記載の個人線量計において、
前記バンド部材の外側面には前記キャップ側シール面に接する少なくとも1つのリング状突起が設けられた、ことを特徴とする個人線量計。
【請求項3】
請求項1又は2記載の個人線量計において、
前記本体は前記放射線センサを搭載した電子基板を収容する導電性のシールド袋を有し、
前記シールド袋の開口端部が前記本体側シール面と前記バンド部材との間に挟み込まれた、ことを特徴とする個人線量計。
【請求項4】
請求項3記載の個人線量計において、
前記ホルダの内側には端子板ユニットが設けられ、
前記端子板ユニットは、屈曲した形態を有する少なくとも1つの弾性端子板を有し、
前記弾性端子板の端部が前記前記バッテリ収容室に収容されたバッテリの電極面に弾性力をもって当接され、且つ、前記弾性端子板の中間部が前記ホルダに形成された貫通孔を介して前記シールド袋の内面側へ突出し、その屈曲部分が前記シールド袋の内面に弾性力をもって当接された、ことを特徴とする個人線量計。
【請求項5】
請求項4記載の個人線量計において、
前記屈曲部分と前記バンド部材の内面との間に前記シールド袋の開口端部が挟み込まれた、ことを特徴とする個人線量計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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