説明

個人識別媒体および顧客情報管理システム

【課題】複数の会員カードを簡単に管理することができる個人識別媒体および顧客情報管理システムを提供する。
【解決手段】企業を識別するための1以上の企業コード51と、各企業コード51に関連付けられ、各企業において会員を特定するための会員情報と、から成る会員情報テーブル41と、会員情報テーブル41を不揮発に記憶するテーブル記憶手段33と、外部装置から1以上の企業コード51のうちいずれかの企業コード51を受信する企業コード受信手段31と、企業コード51の受信をトリガとして、当該企業コード51に関連付けられた会員情報を表示する表示手段35と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会員登録を行った顧客の情報管理を行うための個人識別媒体および顧客情報管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、固定客の囲い込みによる集客を目的として会員カードを発行し、当該会員カードを利用することで会員(顧客)に対してサービスを提供する会員カードシステムが知られている。この会員カードシステムは、会員カードと、会員カードの読み取りや会員カードへの情報の書き込みを行うカード読取/書込装置で構成されている。この会員カードには、顧客を特定する会員コードが記録されており、顧客が会員カードを利用する際には、カード読取/書込装置によってこの会員コードを読み取り、当該会員コードに基づく取引の記録又はサービス情報などを会員カードの表面に記録する(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−335151号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記の会員カードシステムに用いられる会員カードは、企業毎(店毎)に独自に発行される。このため、一人の顧客が複数の企業の会員になった場合、複数枚の会員カードを保有することとなり、カードの管理が大変になるという問題がある。特に、財布などにカードを保有する場合、カードの枚数が多すぎて、目的のカードを探し出すのに時間がかかってしまうことがある。また、企業側にとっても独自の会員カードを作成しなければならないため、会員カード作成のためのコストがかかるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の点に上記の問題点に鑑みたものであり、複数の会員カードを簡単に管理することができる個人識別媒体および顧客情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の個人識別媒体は、企業を識別するための1以上の企業コードと、各企業コードに関連付けられ、各企業において会員を特定するための会員情報と、から成る会員情報テーブルと、会員情報テーブルを不揮発に記憶するテーブル記憶手段と、外部装置から1以上の企業コードのうちいずれかの企業コードを受信する企業コード受信手段と、企業コードの受信をトリガとして、当該企業コードに関連付けられた会員情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、個人識別媒体は、会員情報テーブルを不揮発に記憶し、外部装置から企業コードを受信すると、当該企業コードに関連付けられた会員情報を表示手段に表示する。つまり、受信した企業コードに応じて会員情報の表示を切り替えることができる。これにより、1つの個人識別媒体を、複数の企業で共有して利用することができる。例えば、会員カードとして当該個人識別媒体を使用する際、一人の顧客が複数の企業の会員になったとしても、この個人識別媒体に各企業コードと会員情報(例えば、会員番号や氏名等)とを関連付けて記憶すればよく、従来のように、複数枚の会員カードを保有する必要がなくなり、顧客にとって、会員カードの管理が容易になる。また、複数の企業間で1つの個人識別媒体を共有できるため、企業毎に独自に会員カードを発行する必要が無くなり、企業側の会員カード発行にかかるコストを低減できる。
【0007】
本発明の個人識別媒体において、バーコードを生成するバーコード生成手段をさらに備え、会員情報は、会員毎に割り当てられた会員番号と、バーコードの種類を示すバーコードタイプとを含み、バーコード生成手段は、バーコードタイプに基づいて、会員番号からバーコードを生成し、表示手段は、生成したバーコードをさらに表示することが好ましい。
【0008】
この構成によれば、会員情報として記憶した会員番号とバーコードタイプと、に基づいてバーコードを生成し、生成したバーコードを表示することができる。これにより、特別な読取装置を必要とせず、一般的に普及しているバーコードリーダで簡単に、且つ素早く会員番号を読み取ることができる。
【0009】
本発明の個人識別媒体において、会員情報テーブルに、企業コード受信手段により受信した企業コードが存在するか否かを判別するコード判別手段をさらに備え、表示手段は、コード判別手段により企業コードが存在すると判定した場合、会員情報を表示し、企業コードが存在しないと判定した場合、当該企業では使用不可能である旨を表示することが好ましい。
【0010】
この構成によれば、受信した企業コードが、会員情報テーブルに存在するか否かを判別する。そして、存在する場合は、当該企業コードに関連付けられた会員情報を表示し、存在しない場合は、当該企業では使用不可能である旨を表示する。これにより、顧客は、所持している個人識別媒体が、その企業で使用できるか否かを簡単に把握することができる。
【0011】
本発明の個人識別媒体において、外部装置から当該企業に関するイベント情報を受信するイベント情報受信手段をさらに備え、表示手段は、会員情報に加え、イベント情報を表示することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、企業に関するイベント情報を受信し、これを表示することができる。これにより、顧客は、企業のイベント情報(例えば、特別セールの案内、営業日や定休日の変更案内等)を容易に把握することができる。
【0013】
本発明の個人識別媒体は、カード型の媒体であることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、個人識別媒体は、カード型の形状に形成されている。これにより、例えば、一般的に普及している会員カードの代わりとして用いることが可能であり、利便性が良い。
【0015】
本発明の個人識別媒体において、表示手段は、電子ペーパーで形成されていることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、個人識別媒体の表示手段は、電子ペーパーで形成されている。これにより、表示内容の書き換え時のみ微小電力を必要とするだけで、表示内容を維持するための電力は不要となり、省電力で画面表示を行うことができる。
【0017】
本発明の顧客情報管理システムは、上記に記載の個人識別媒体と、外部装置として機能する顧客情報管理装置と、から構成されることを特徴とする。
【0018】
この顧客情報管理システムでは、顧客情報管理装置から受信した企業コードに応じて、個人識別媒体の会員情報の表示を切り替えることができる。これにより、顧客情報管理装置を企業毎に設置することで、1つの個人識別媒体を、複数の企業で共有して利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る個人識別媒体および顧客情報管理システムについて説明する。なお、本実施形態に係る個人識別媒体として、量販店や専門店等の小売店で使用する会員カードを例に挙げて説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る顧客情報管理システム1の構成を示すブロック図である。本実施形態の顧客情報管理システム1は、顧客が所持する会員カード2(個人識別媒体)と、会員情報を管理する顧客情報管理サーバ3と、会員カード2および顧客情報管理サーバ3と通信を行う送受信装置4と、から構成されている。なお、請求項における顧客情報管理装置は、上記の顧客情報管理サーバ3および送受信装置4から構成されるものである。また、本実施形態では、これら顧客情報管理サーバ3および送受信装置4は、会員カード2を取り扱う量販店(企業)毎に設置されているものとする。
【0021】
顧客情報管理サーバ3は、制御部11、記憶部12、通信部13の他、一般的なパーソナルコンピュータに搭載されるハードウェア構成を有している。制御部11は、CPU15、ROM16およびRAM17を有し、顧客情報管理サーバ3全体を制御する。ROM16は、CPU15が各種処理を実行するための制御プログラムや制御データを記憶する。また、RAM17は、CPU15が各種処理を実行する際の作業領域として利用される。
【0022】
記憶部12は、企業コード記憶部18およびイベント情報データベース19を有している。企業コード記憶部18には、量販店(企業)を一意に特定可能な企業コード51(図2参照)を記憶する。イベント情報データベース19は、量販店に関するイベント情報(例えば、特別セールの案内、営業日や定休日の変更案内等)を記憶する。通信部13は、送受信装置4と通信を行う。制御部11は、通信部13を制御し、送受信装置4に対して企業コード51およびイベント情報を送信する。なお、上記の企業コード51は、本発明の会員カード2を発行するカード運用会社(第三者機関,図示省略)によって事前に割り当てられるものとする。
【0023】
送受信装置4は、量販店内の所定の場所に設置されており、通信部21、カード通信部22、アンテナ23、および各部を制御する制御部24を備えている。通信部21は、顧客情報管理サーバ3と通信を行う。制御部24は、通信部21を介して顧客情報管理サーバ3から企業コード51およびイベント情報を受信する。カード通信部22は、会員カード2と通信を行う。制御部24は、カード通信部22を制御し、アンテナ23を介して企業コード51およびイベント情報を発信する。
【0024】
なお、送受信装置4は、例えば、量販店の入口付近や清算所付近に設置することが考えられる。前者の場合、一般的に、商品の盗難防止を検知するために店の入口付近に設置される盗難防止装置の一部として構成することも可能である。
【0025】
会員カード2は、複数の量販店で共通して利用可能なカードであり、通信部31(企業コード受信手段,イベント情報受信手段)、アンテナ32、記憶部33(テーブル記憶手段)、電源部34、表示部35(表示手段)、操作部36、およびこれら各部を制御する制御部37を備えている。通信部31は、送受信装置4と近距離無線通信(非接触通信)を行う。会員カード2が送受信装置4からの電波を受信可能な範囲に入ると、制御部37は通信部31を制御し、アンテナ32を介して送受信装置4から企業コード51およびイベント情報を受信する。
【0026】
記憶部33は、会員情報テーブル41を不揮発に記憶する。会員情報テーブル41は、企業コード51と、当該企業コード51に関連付けられた会員情報(量販店の名称52(企業名)、会員番号53、会員氏名54およびバーコードタイプ55)を登録するためのテーブルであり、1以上の量販店に関する情報が登録されている(図2参照)。企業コード51は、量販店を一意に特定するための識別子であり、会員番号53は、各量販店において顧客(会員カード2)を一意に特定するための識別子である。また、バーコードタイプ55は、その会員カード2固有のバーコード56(図3参照)を生成する際の、バーコード56のタイプ(EAN(European Article Number)、ITF(Interleaved Two of Five)等)である。
【0027】
なお、図2では、量販店A、B、Cにおける情報を登録した事例を記載しているが、これに限らず、さらに多くの企業の情報を登録することが可能である。また、図中に記載の企業コード51および会員番号53は一例であり、当該企業コード51の桁数や番号付与の方法等については、対象となる量販店を特定できるものであればどのような形式でもかまわない。また、会員番号53の桁数や番号付与の方法等は、バーコードタイプ55に即し、且つ顧客を一意に特定できるものであれば良い。
【0028】
電源部34は、会員カード2を動作させる電池であり、各部に電源を供給する。表示部35は、会員情報表示領域42およびイベント情報表示領域43を有している。会員情報表示領域42には、量販店の名称52、会員氏名54、会員番号53、およびバーコード56を表示する。このバーコード56は、上述のバーコードタイプ55に基づいて、会員番号53をコード変換したものであり、制御部37によって生成される。
【0029】
一方、イベント情報表示領域43には、量販店に関するイベント情報を表示する。なお、表示するイベント情報としては、上述した特別セールの案内、営業日/定休日の変更通知等のイベントのみならず、クーポン券や新商品・おすすめ商品の紹介等を表示するようにしても良い。これにより、顧客は、会員カード2を所持するだけで、その量販店のイベント情報を容易に把握することができる。
【0030】
また、表示部35は、電子ペーパーで形成されている。これにより、表示内容の書き換え時のみ微小電力を必要とするだけで、表示内容を維持するための電力は不要となり、省電力で画面表示を行うことができる。また、バーコード56を生成し、さらに電子ペーパー(反射型表示体)に表示することで、会員カード2の読み取りに際し、特別な読取装置を必要とせず、一般的に普及しているバーコードリーダ(例えば、赤色LED方式のバーコードリーダ)で簡単に、且つ素早く会員番号53を読み取ることができる。
【0031】
操作部36は、上スクロールボタン36a、下スクロールボタン36bを有し、表示部35のイベント情報表示領域43に表示されたイベント情報を上下にスクロールさせる。これにより、例えば、イベント情報が1画面におさまりきらない場合においても、表示内容を切り替える(表示内容をスクロールさせる)ことができ、顧客は確実に全てのイベント情報を確認することができる。なお、操作部36は、表示部35をタッチパネルにすることで、表示部35と一体に構成するようにしても良いし、あるいは、表示部35とは別体に構成するようにしても良い。
【0032】
これらの構成により、制御部37は、送受信装置4から発信される企業コード51およびイベント情報を受信する。そして、会員情報テーブル41に登録されている当該企業コード51に対応する会員情報や生成したバーコード56、および受信したイベント情報を自動的に表示部35に表示する。
【0033】
ここで、図3を参照して、会員カード2の表示内容の一例を説明する。なお、会員カード2には、図2に示す会員情報テーブル41が記憶されているものとする。図3(a)は、顧客(会員カード2)が、が量販店Aに入店した場合の会員カードの表示内容を示すものである。この場合、会員カード2の会員情報表示領域42には、量販店Aの名称52a、会員氏名54、量販店Aの(量販店Aで有効な)会員番号53a、および会員番号53aをコード変換したバーコード56aが表示されると共に、イベント情報表示領域43には、量販店Aに関するイベント情報が表示される。
【0034】
一方、同一の会員カード2で、量販店Bに入店すると(図3(b))、会員カード2の会員情報表示領域42には、量販店Bの名称52b、会員氏名54、量販店Bの(量販店Bで有効な)会員番号53b、およびバーコード56bが表示されると共に、量販店Bに関するイベント情報が表示される。また、図示しないが、同一の会員カード2で、量販店Cに入店した場合も同様に、会員カード2には、量販店Cに関する情報が表示される。つまり、入店する各量販店に応じて、会員カード2の表示内容を適切な内容(当該量販店で有効な内容)に自動的に切り替えることができる。
【0035】
次に、図4のフローチャートを参照し、会員カード2に会員情報およびイベント情報を表示する手順について説明する。なお、量販店に設置された送受信装置4からは、当該量販店の企業情報(企業コード51およびイベント情報)が常に発信されているものとする。
【0036】
まず、会員カード2が、送受信装置4からの電波を受信可能なエリアに入ると、会員カード2は、送受信装置4から発信される企業コード51およびイベント情報を受信する(S01)。次に、会員カード2は、受信した企業コード51が、自身が記憶する会員情報テーブル41に存在するか否か(登録されているか否か)を判別する(S02,コード判別手段)。
【0037】
受信した企業コード51が会員情報テーブル41に存在する場合(S03;Yes)、会員カード2は、当該企業コード51に関連付けられたバーコードタイプ55に基づき、会員番号53をコード変換してバーコード56を生成する(S04,バーコード生成手段)。そして、会員カード2は、当該企業コード51に関連付けられた量販店の名称52、会員氏名54、会員番号53、生成したバーコード56、およびイベント情報を表示する(S05)。一方、受信した企業コード51が会員情報テーブル41に存在しない場合(S03;No)、会員カード2は、当該量販店では使用不可能である旨を示すメッセージを表示する(S06)。これにより、顧客は、所持している会員カード2が、当該量販店で使用できるか否かを簡単に把握することができる。
【0038】
以上のように、本実施形態よれば、会員カード2は、受信した企業コード51に応じて会員情報(量販店の名称52、会員番号53、会員氏名54)、バーコード56、およびイベント情報の表示を切り替えることができる。これにより、1つの会員カード2を、複数の量販店(企業)で共有して利用することができ、一人の顧客が複数の量販店の会員になったとしても、従来のように、複数枚のカードを保有する必要がなくなり、顧客にとって、カードの管理が容易になる。また、複数の量販店間(企業間)で1つの会員カード2を共有できるため、量販店毎に独自に会員カードを発行する必要が無くなり、量販店側の会員カード発行にかかるコストを低減できる。
【0039】
なお、本実施形態の会員情報テーブル41に登録する項目は、あくまで一例であり、これに限るものではない。例えば、会員情報テーブル41に会員カード2の有効期限を登録しておき、これを表示部35に表示するようにしても良い。これにより、顧客は、いつまでこの会員カード2が使用できるのかを容易に把握できる。
【0040】
また、本実施形態では、企業コード51とイベント情報と、を同一の送受信装置4から発信しているが、これに限らず、別々の装置から発信することも可能である。
【0041】
また、1の量販店に複数の送受信装置4を設置することも可能である。この場合、それぞれの送受信装置4から同一内容のイベント情報を発信しても良いし、異なる内容のイベント情報を発信しても良い。
【0042】
また、本実施形態では、個人識別媒体として、カード型の媒体(会員カード2)を例に挙げて説明しているが、これに限らず、携帯電話等の携帯情報端末であっても良い。
【0043】
また、表示部35における表示内容の配置、および操作部36の位置はあくまで一例であり、これに限るものではない。
【0044】
また、上述した実施例によらず、顧客情報管理システム1および会員カード2の構成や処理工程、について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本実施形態に係る顧客情報管理システムのブロック図である。
【図2】会員情報テーブルの一例を示す図である。
【図3】会員カードの表示内容の一例を説明する図である。
【図4】会員カードに会員情報およびイベント情報を表示する手順について説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0046】
1…顧客情報管理システム 2…会員カード 3…顧客情報管理サーバ 4…送受信装置 31…通信部 33…記憶部 35…表示部 41…会員情報テーブル 51…企業コード 53…会員番号 55…バーコードタイプ 56…バーコード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
企業を識別するための1以上の企業コードと、前記各企業コードに関連付けられ、前記各企業において会員を特定するための会員情報と、から成る会員情報テーブルと、
前記会員情報テーブルを不揮発に記憶するテーブル記憶手段と、
外部装置から前記1以上の企業コードのうちいずれかの企業コードを受信する企業コード受信手段と、
前記企業コードの受信をトリガとして、当該企業コードに関連付けられた前記会員情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする個人識別媒体。
【請求項2】
バーコードを生成するバーコード生成手段をさらに備え、
前記会員情報は、
前記会員毎に割り当てられた会員番号と、バーコードの種類を示すバーコードタイプとを含み、
前記バーコード生成手段は、
前記バーコードタイプに基づいて、前記会員番号から前記バーコードを生成し、
前記表示手段は、
生成した前記バーコードをさらに表示することを特徴とする請求項1に記載の個人識別媒体。
【請求項3】
前記会員情報テーブルに、前記企業コード受信手段により受信した前記企業コードが存在するか否かを判別するコード判別手段をさらに備え、
前記表示手段は、
前記コード判別手段により前記企業コードが存在すると判定した場合、前記会員情報を表示し、
前記企業コードが存在しないと判定した場合、当該企業では使用不可能である旨を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の個人識別媒体。
【請求項4】
前記外部装置から当該企業に関するイベント情報を受信するイベント情報受信手段をさらに備え、
前記表示手段は、
前記会員情報に加え、前記イベント情報を表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の個人識別媒体。
【請求項5】
カード型の媒体であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の個人識別媒体。
【請求項6】
前記表示手段は、
電子ペーパーで形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の個人識別媒体。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の個人識別媒体と、
前記外部装置として機能する顧客情報管理装置と、から構成されることを特徴とする顧客情報管理システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−230317(P2009−230317A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−73057(P2008−73057)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】