説明

個別バイパス方式並列無停電電源システム

【課題】1台以上のUPSに万一故障が発生した場合であっても一部の負荷に対しては健全なUPSから給電可能な個別バイパス方式並列UPSシステムを提供する。
【解決手段】無停電電源装置1を複数台並列運転させるように構成した個別バイパス方式並列無停電電源システムに於いて、負荷を最重要負荷30と重要負荷31とに区分けし、正常時には無停電電源装置1の逆変換器5の出力を並列運転して全ての負荷に給電し、無停電電源装置1の何れかが故障して並列運転から解列され、残った健全な無停電電源装置が過負荷となったとき、所定の制御フローに従って、最重要負荷30には健全な無停電電源装置1の逆変換器5の出力を給電し、重要負荷30にはバイパス電源15による給電を行うようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、停電時のバッアップ電源として、バイパス回路を備えた無停電電源装置を複数台並列運転する個別バイパス方式並列無停電電源システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、瞬間的な停電も許されない例えばコンピュータ等の重要負荷の電源として無停電電源装置(以下単にUPSと称する。)が用いられており、更に365日24時間通常の運用並びに点検時にも、UPS電源による連続給電が求められる場合に於いては、UPSを複数台並列運転して構成する並列UPSシステムが信頼性の高いシステムとして用いられている。
【0003】
最近の並列UPSシステムでは、バイパス切換回路の保守点検や故障時にも出来るだけ負荷給電の継続性が図れるように、それぞれのUPSにバイパス回路とこのバイパス回路との無瞬断切換を達成するための無瞬断切換回路を備えた個別バイパス方式並列UPSシステムが採用されている。
【0004】
個別バイパス方式並列UPSシステムは、一般的にUPS1台構成では容量が不足する場合にUPSを複数台並列運転させて大容量のUPSシステムとして用いられるが、実際に運用する負荷容量が、複数台で構成するUPSのうち1台が万一故障や停止した容量(つまり、複数台のUPSの合計容量の1台減の容量)以下であった場合には、冗長性が加わり個別バイパス方式並列冗長UPSシステムとしても構成される(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−189861号公報(全体)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように構成された個別バイパス方式並列UPSシステムは、複数台のUPSを並列運転して構成される。経済性を考慮し冗長性を持たない並列UPSシステム、或いはUPS故障が発生して並列冗長性を失った並列UPSシステムでは、万一1台もしくは何台かのUPSが故障すると、残った健全なUPSも定格容量を超える負荷容量となって過負荷を検出する。そうすると、先に故障したUPS並びに健全なUPS共に一斉にバイパス回路による給電に切り換わり、負荷給電を継続する。
【0007】
しかしながらこのバイパス給電は商用電源のバイパス回路による給電であるため、停電や瞬時電圧低下に対するバックアップ機能はなく、万一これらが発生した場合には負荷停止に至ることとなる。つまり、健全なUPSは、自らのUPSは故障でないにもかかわらず、故障機の解列によって過負荷となることで商用電源によるバイパス回路の給電に切り換わるため、この状態で停電や瞬時電圧低下などの電源変動が発生したとき、負荷給電に支障を与えるという問題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、1台以上のUPSに万一故障が発生した場合であっても一部の負荷に対しては健全なUPSから給電可能な個別バイパス方式並列UPSシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の個別バイパス方式並列無停電電源システムは、商用交流電源から入力される交流を直流に変換して出力する順変換器と、前記順変換器からの直流出力を入力とし、直流を再び交流に変換して出力する逆変換器と、前記商用交流電源停電時に前記逆変換器に直流電力を供給する蓄電池と、前記逆変換器の出力による負荷への給電と、バイパス電源による負荷への給電とを切り換えるための無瞬断切換回路とから成る無停電電源装置を複数台並列運転させるように構成した個別バイパス方式並列無停電電源システムに於いて、前記負荷を最重要負荷と重要負荷とに区分けし、正常時には前記逆変換器の出力を並列運転して前記最重要負荷及び重要負荷に給電し、前記無停電電源装置の何れかが故障して並列運転から解列され、残った健全な停電電源装置が過負荷となったとき、所定の制御フローに従って、前記最重要負荷には健全な前記無停電電源装置の逆変換器の出力を給電し、前記重要負荷には前記バイパス電源による給電を行うようにしたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、1台以上のUPSに万一故障が発生した場合であっても一部の負荷に対しては健全なUPSから給電可能な個別バイパス方式並列UPSシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの回路構成図。
【図2】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの給電ルート図(1)。
【図3】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの給電ルート図(2)。
【図4】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの給電ルート図(3)。
【図5】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの動作フローチャート。
【図6】本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの給電ルート図(4)。
【図7】本発明の変形例に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの動作フローチャート。
【図8】本発明の変形例に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの給電ルート図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの一例を示すブロック構成図である。図1はUPS1A(No1UPS)、UPS1B(No2UPS)及びUPS1C(No3UPS)の3台のUPSを備えた例である。
【0014】
UPS1A、1B、1Cの各々は、夫々商用電源2A、2B、2Cから交流電圧が入力され、夫々交流入力開閉3A、3B、3Cを介して順変換器4A、4B、4Cで夫々直流電圧に変換し、さらに逆変換器5A、5B、5Cで再び交流に逆変換して無瞬断切換回路6A、6B、6C内に夫々設けられた開閉器7A、7B、7Cを介して、安定した交流電圧を出力するように構成されている。また、順変換器4A、4B、4Cは夫々直流開閉器8A、8B、8Cを介して蓄電池12A、12B、12Cに夫々直流エネルギーを蓄える。
【0015】
例えば、商用電源2Aに停電が生ずると、上記蓄電池12Aの直流エネルギーを逆変換器6Aに供給することにより交流を出力する。商用電源2B、2Cに停電が生じたときも同様に夫々蓄電池12B、12Cによる運転を行う。
【0016】
また、順変換器4A、4B、4Cまたは逆変換器5A、5B、5Cに万一故障が発生した場合にも交流を継続して出力するために、商用電源2A、2B、2Cとは別のバイパス電源15A、15B、15Cの交流電圧が、バイパス入力開閉器11A並びに無瞬断切換回路6A内に設けられた開閉器9Aと半導体スイッチ10Aの並列回路、バイパス入力開閉器11B並びに無瞬断切換回路6B内に設けられた開閉器9Bと半導体スイッチ10Bの並列回路、バイパス入力開閉器11C並びに無瞬断切換回路6C内に設けられた開閉器9Cと半導体スイッチ10Cの並列回路を夫々介して、UPS1A、UPS1B及びUPS1Cの夫々の出力となるように構成されている。すなわち、バイパス電源によるバイパス回路からの給電を可能としている。
【0017】
UPS1A、UPS1B及びUPS1Cの夫々の出力は全体システムで共通に設けられた並列出力盤20に与えられ、各々が2分岐され、その一方は夫々最重要負荷側並列用開閉器21A、21B、21Cを介して最重要負荷用並列母線23に接続され、他方は夫々重要負荷側並列用開閉器22A、22B、22Cを介して重要負荷用並列母線24に接続される。最重要負荷用並列母線23から交流出力開閉器25を介して最重要負荷30に給電する。また、重要負荷用並列母線24から交流出力開閉器26を介して重要負荷31に給電する。最重要負荷30及び重要負荷31の負荷電流は夫々負荷電流検出器27、28で検出され、運転制御装置40に与えられる。運転制御装置40はUPS1A、UPS1B及びUPS1C並びに並列出力盤20の全体システムに係る運転制御を行う。
【0018】
次に動作について説明する。図1に示す3台のUPSで構成された個別バイパス並列UPSシステムにおいて、全てのUPSが健全なときには、図2の給電ルート図に示す通り、各々のUPS1A、1B、1Cが夫々順変換器4A、4B、4C並びに逆変換器5A、5B、5Cを通したUPS出力を並列出力盤20に供給し、並列出力盤20では、UPS1A用の並列用開閉器21A、22A、UPS2A用の並列開閉器21B、22B、並びにUPS1C用の並列開閉器21C、22Cの全てが投入され、並列母線23、24共、3台のUPS出力が並列接続された状態で夫々最重要負荷30と重要負荷31に給電する。
【0019】
この図2に示した給電ルート図の給電状態において、UPS1Aが故障した場合を想定する。UPS1Aは故障を検出すると順変換器4A並びに逆変換器5Aの動作を停止(ゲートブロック)し、UPS1Aの出力を停止して並列運転状態から解列する。但し、このときUPS1Aの変換器側の開閉器7A並びに並列出力盤21の並列用開閉器21A、22Aは投入状態のままである。
【0020】
図2に示す給電状態において、並列冗長性が成立していれば、図3の給電ルート図に示すように、最重要負荷30並びに重要負荷31には、残った健全な2台のUPS1BとUPS1Cの並列運転によるUPS出力(逆変換器5B及び5Cの出力)を継続して給電する。
【0021】
しかしながら、図2に示す給電状態において、並列冗長性が成立していない場合には、1台のUPSが故障して並列運転から解列されると、残った健全なUPSは負荷容量が定格容量以上となり過負荷を検出することになる。健全なUPSが過負荷を検出するとUPS出力による負荷への継続給電はできないこととなり、先に故障を検出し並列運転から解列したUPS並びに健全なUPS共にバイパス回路による給電に無瞬断切換回路によって切り換わることによって負荷給電が継続される。
【0022】
図4の給電ルート図は、図2の給電状態においてUPS1Aが故障して並列運転から解列された後、残った健全な2台のUPS1B、1Cも過負荷を検出し、上記のように全てのUPSがバイパス給電に切り換わり、負荷給電を継続している状態を示す。
【0023】
このように図4に示すバイパス経路で負荷給電を継続中に、バイパス電源15A、15B、15Cに停電や瞬時電圧低下があると最重要負荷30並びに重要負荷31への給電が断たれることとなる。
【0024】
このため本実施の形態においては、一旦全てのUPS1A、1B、1Cがバイパス電源15A、15B、15Cからの給電に切り換わった後、所定の切り換え条件が成立していれば、最重要負荷30を再びUPS出力の給電に切り換えるようにする。この手法について、以下図5に示すフローチャート及び図6の給電ルート図によって説明する。
【0025】
図5は本発明に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの動作フローチャートである。このフローチャートは図1において、3台のUPS及び運転制御装置40が信号の取り合いを行いながら動作する内容が記されており、システムとして並列冗長性がない場合のフローチャートである。
【0026】
まず、UPS3台並列運転によるUPS出力給電を行っている状態を考える(ステップST1)。この状態は図2に示す給電ルート図に相当する。この状態で例えばUPS1Aが故障する(ステップST2)と、UPS1Aは停止して並列運転から解列する(ステップST2)。そして、システムとして並列冗長性がないので、UPS1BとUPS1Cは共に過負荷を検出する(ステップST4)。そうすると負荷給電を継続するために3台のUPSは一斉にバイパス電源からの給電に切換わる(ステップST5)。この状態は図4に示す給電ルート図に相当する。
【0027】
次に、最重要負荷30の負荷容量が健全なUPSであるUPS1BとUPS1Cの容量和以下であるかどうかを判定する(ステップST6)。このとき、負荷電流検出器27の検出値を使用する。ステップST6の判定がYESであれば、重要負荷31の負荷容量が故障したUPSであるUPS1Aの容量以下かどうかを判定する(ステップST7)。このとき、負荷電流検出器28の検出値を使用する。そしてステップST7の判定がYESであれば、並列用開閉器21Aを開放してUPS1Aを最重要負荷母線23から切り離す(ステップST8)。尚、ステップST6またはステップST7でNOの場合には図4の給電ルート図に示したバイパス給電を継続する(ステップST9)。
【0028】
次に、並列用開閉器22B、22Cを開放してUPS1B及びUPS1Cを重要負荷母線24から切り離す(ステップST10)。このステップST10の操作によって、UPS1B及びUPS1Cの過負荷が解除され(ステップST11)、UPS1B及びUPS1Cの無瞬断切換回路6B、6Cが夫々動作し、UPS1B及びUPS1Cが最重要負荷30に並列給電する(ステップST12)。このとき重要負荷31に対しては、UPS1Aのバイパス給電が行われている(ステップST13)ので、図6に示す給電ルートが達成されることになる。
【0029】
次に、本発明の変形例について図7及び図8を参照して説明する。
【0030】
図7は、本発明の変形例に係る個別バイパス方式並列UPSシステムの動作フローチャートである。このフローチャートは、図5のフローチャートのステップST7でNOと判定されたとき、直ちにステップST9に行かないで、ステップST6A及びステップST7Aで再度最重要負荷30をUPS給電することが可能かどうか確認するようにしている。
【0031】
すなわちステップST6Aでは、最重要負荷容量が健全なUPS容量の和から1台のUPS容量(例えばUPS1Bの容量)を減算した値以下かどうかを判定し、これがYESであれば、続いてステップST7Aで重要負荷容量が故障したUPS1Aの容量に1台のUPS容量(例えばUPS1Bの容量)を加算した容量以下であるかを判定する。
【0032】
ステップST6AとステップST7Aの何れかがNOであれば、ステップST9でバイパス給電を継続するが、何れもYESであれば、図5のフローチャートのステップST8からステップST13の手順と同一の手順でステップST8AからステップST13Aを行う。これにより、最重要負荷30にはUPS1CからのUPS給電が行われ、重要負荷31には故障したUPS1Aと健全なUPS1Bのバイパス回路からの給電が行われる。このようにして図8に示す給電ルートが達成される。
【0033】
以上本発明の実施例を説明したが、これらの実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0034】
例えば、図1においてUPSは3台の例を説明したが、本発明は2台以上であれば成立することは明らかである。
【0035】
また、図1における並列出力盤20内に最重要負荷用並列母線23と重要負荷用並列母線24を設けたが、必ずしもこのような構成とする必要はなく、例えば最重要負荷側並列用開閉器21A、重要負荷側並列用開閉器22AをUPS1Aの盤内に収容するようなシステム構成としても良い。
【0036】
また、UPSが4台以上で構成されるシステムにおいては、図7のステップST7AでNOと判定されても、ステップST6Aに戻って更にUPS1台の容量を減算する演算を繰り返して最重要負荷30をUPS出力で運転可能な組合せを探していくようにしても良い。
【符号の説明】
【0037】
1A、1B、1C UPS
2A、2B、2C 商用電源
3A、3B、3C 交流入力開閉器
4A、4B、4C 順変換器
5A、5B、5C 逆変換器
6A、6B、6C 無瞬断切換回路
7A、7B、7C 変換器側開閉器
8A、8B、8C 直流開閉器
9A、9B、9C バイパス側開閉器
10A、10B、10C バイパス側サイリスタスイッチ
11A、11B、11C バイパス入力開閉器
12A、12B、12C 蓄電池
15A、15B、15C バイパス用商用電源
20 並列出力盤
21A、21B、21C 最重要負荷側並列用開閉器
22A、22B、22C 重要負荷側並列用開閉器
23 最重要負荷用並列母線
24 重要負荷用並列母線
25、26 交流出力開閉器
27、28 負荷電流検出器
30 最重要負荷
31 重要負荷

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用交流電源から入力される交流を直流に変換して出力する順変換器と、
前記順変換器からの直流出力を入力とし、直流を再び交流に変換して出力する逆変換器と、
前記商用交流電源停電時に前記逆変換器に直流電力を供給する蓄電池と、
前記逆変換器の出力による負荷への給電と、バイパス電源による負荷への給電とを切り換えるための無瞬断切換回路
とから成る無停電電源装置を複数台並列運転させるように構成した個別バイパス方式並列無停電電源システムに於いて、
前記負荷を最重要負荷と重要負荷とに区分けし、
正常時には前記逆変換器の出力を並列運転して前記最重要負荷及び重要負荷に給電し、
前記無停電電源装置の何れかが故障して並列運転から解列され、残った健全な停電電源装置が過負荷となったとき、
所定の制御フローに従って、
前記最重要負荷には健全な前記無停電電源装置の逆変換器の出力を給電し、
前記重要負荷には前記バイパス電源による給電を行うようにしたことを特徴とする個別バイパス方式並列無停電電源システム。
【請求項2】
前記最重要負荷に給電するための並列母線及び前記重要負荷に給電するための並列母線の2種類の母線を有する並列出力盤を備え、
前記最重要負荷及び前記重要負荷への各々の給電を、前記無停電電源装置の逆変換器の出力からの給電とするか前記バイパス電源による給電とするかを選択的に切り換えられるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個別バイパス方式並列無停電電源システム。
【請求項3】
前記所定の制御フローは、
一旦全ての負荷給電を前記バイパス電源側に移したあと、
前記最重要負荷及び前記重要負荷の負荷容量と各々の前記無停電電源装置の容量に応じて前記最重要負荷に逆変換器の出力によって給電する無停電電源装置と、前記重要負荷にバイパス給電する無停電電源装置を特定するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の個別バイパス方式並列無停電電源システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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