説明

停電復帰時の持ち越しを回避する鶏卵選別装置および持ち越し回避方法

【課題】停電等のトラブルによって電源断が発生し、鶏卵選別装置に電力が供給されなくなると、記憶部に保持していた測定値が消失するので、鶏卵を卵重区分ごとに所定の集合場所へ集合させることができない。
【解決手段】
電源断が発生し、記憶部に保持されていた鶏卵Eの測定値が消失しても、検出部によって電源断の発生を検出すると、退避用集合場所である容器搬送部Tnが鶏卵Eを持ち越さない速度以下で運転を再開する鶏卵選別装置を提供する。本発明に係る鶏卵選別装置であれば、停電等のトラブルが解消して運転を再開するときに、測定値が消失した鶏卵Eが、強制開放部8によって受け皿9に排出されることがなくなる。さらに、測定値が消失した鶏卵Eがすべて退避用集合場所である容器搬送部Tnへ集合し、分配搬送部4の収容座からなくなれば、電源断発生前の処理速度に復帰させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、停電復帰時の持ち越しを回避する鶏卵選別装置および持ち越し回避方法に関し、より詳しくは、記憶部に保持していた鶏卵の測定値が、停電等の電源断によって消失した場合に発生する、鶏卵の持ち越しを回避するための機能を備えた鶏卵選別装置および持ち越し回避方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、鶏卵選別装置は、ローラコンベア、測定部、移し替え部、充填部、分配搬送部、容器搬送部、強制開放部を備えており、鶏卵は、ローラコンベアにより複数列で整然と搬送された後、測定部により卵重が測定され、測定された鶏卵ごとの測定値は記憶部によって電気的に保持される。
【0003】
測定部により卵重が測定された鶏卵は、移し替え部によって分配搬送部の収容座に移し替えられ、記憶部が保持している鶏卵ごとの測定値に基づいて卵重区分(通常は、2L、L、M、MSの4サイズと規格外の大サイズと小サイズの合計6種類)ごとに、充填部によって所定の集合場所である容器搬送部上の容器に充填される。
【0004】
ところが、停電等のトラブルによって電源断が発生し、鶏卵選別装置に電力が供給されなくなると、装置が停止するだけでなく、記憶部に保持していた測定値も消失してしまう。この場合、電源断が解消して鶏卵選別装置の運転を再開しても、分配搬送部の収容座に収容されている鶏卵は、記憶部に保持していた測定値を消失しているため、鶏卵選別装置は鶏卵を卵重区分ごとに所定の集合場所へ集合させることができない。
【0005】
所定の集合場所へ集合させられなかった鶏卵は、分配搬送部の最下流に設けられた強制開放部まで搬送され、強制開放部に設置されている受け皿に排出されるように構成されており、この受け皿は、特定のサイズの鶏卵が集中して所定の集合場所が鶏卵を受け取りきれない場合などに限って、まばらに鶏卵が排出されることしか想定されておらず、鶏卵が大量に排出された場合は、鶏卵同士がぶつかり合って破損するので、停電等のトラブルによって電源断が発生すると、分配搬送部の収容座に収容されている鶏卵をすべて手作業で取り除かなければならなかった。
【0006】
そこで、停電等のトラブルによって電源断が発生しても測定値が消失しないように、分配搬送部の収容座に、不揮発性メモリを備えた無線応答タグを取り付け、測定部で測定した選別対象品ごとの測定値を書き込み装置で書き込み、集合場所ごとに設けられた読み取り装置によって無線応答タグに書き込まれた選別対象品の測定値を読み取り、該当する重量区分の選別対象品であれば、当該集合場所へ選別対象品を集合させるといった選別装置が考案されている。(特許文献1参照)
【0007】
このような選別装置であれば、停電等のトラブルによって電源断が発生しても、測定部で測定した選別対象品ごとの測定値は、無線応答タグの不揮発性メモリに保持されるので、消失することがない。そうすると、停電等のトラブルが解消し、選別装置の運転を再開するときに、分配搬送部の収容座に収容されている選別対象品をすべて手作業で取り除く必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平4―48225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年の鶏卵選別装置の高速化にともなって装置は大型化しており、分配搬送部の全長も伸びているため、分配搬送部の収容座の数が増加している。さらに、最新の鶏卵選別装置では、1時間あたりの処理速度が12万個以上と非常に高速化されているので、収容座の数は従来に比べて大幅に増加している。
【0010】
そうすると、特許文献1のような鶏卵選別装置の場合は、分配搬送部のすべての収容座に無線応答タグを取り付けなければならず、収容座の数の増加にともなって、大量の無線応答タグが必要になる。また、分配搬送部も高速化に対応するため、単列搬送から複列搬送へと変更されているので、無線応答タグの書き込み装置が分配搬送部の列ごとに必要になる。さらに、読み取り装置に至っては分配搬送部の列ごとに集合場所の数だけ必要になるといった問題があった。
【0011】
そして、無線応答タグは、測定値の書き込みや読み取りを非接触で行うため、書き込みミスや読み取りミスが発生する可能性があり、その場合には、鶏卵は所定の集合場所で集合させられずに持ち越され、強制開放部によって受け皿に排出されるといった問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1に記載の発明は、停電等の電源断によって、記憶部に保持していた測定値の消失した鶏卵を受け取ることができる退避用集合場所を有する鶏卵選別装置であって、停電等の電源断のあと電源が復旧したときに停電等が起こった後の復旧であることを検出する検出部と、前記復旧後の起動時に停電等が起こった後の復旧であることを前記検出部が検出すると前記鶏卵選別装置の処理速度を前記退避用集合場所が前記測定値の消失した鶏卵を持ち越さずに受け取ることができる速度に下げて運転を再開させる制御部と、前記制御部が下げた前記鶏卵選別装置の処理速度を電源断前の処理速度に戻す復帰部と、を備える鶏卵選別装置である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、停電等の電源断によって、記憶部に保持していた測定値の消失した鶏卵を受け取ることができる退避用集合場所を有する鶏卵選別装置の持ち越し回避方法であって、停電等の電源断のあと電源が復旧したときに停電等が起こった後の復旧であることを検出するステップと、前記復旧後の起動時に停電等が起こった後の復旧であることが検出されると前記鶏卵選別装置の処理速度を前記退避用集合場所が前記測定値の消失した鶏卵を持ち越さずに受け取ることができる速度に下げて運転を再開するステップと、前記運転を再開するステップで下げられた前記鶏卵選別装置の処理速度を電源断前の処理速度に戻すステップと、を備える鶏卵選別装置の持ち越し回避方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る停電復帰時の持ち越しを回避する鶏卵選別装置および持ち越し回避方法であれば、停電等のトラブルによって電源断が発生し、分配搬送部の収容座に収容されている鶏卵の測定値が消失しても、運転再開時に検出部によって電源断の発生を検出すると、退避用集合場所が鶏卵を持ち越さない速度以下で鶏卵選別装置の運転を開始するので、無線応答タグを使用しなくとも、停電復帰時の運転再開によって受け皿に排出される鶏卵がなくなる。
【0015】
また、無線応答タグが必要ないので、分配搬送部に書き込み装置や読み取り装置を設けなくともよくなり、書き込みミスや読み取りミスによって鶏卵が持ち越される事がない。そして、分配搬送部の収容座に無線応答タグを取り付ける必要がないので、収容座の構造を単純にすることができる。
【0016】
さらに、測定値が消失した鶏卵がすべて退避用集合場所へ集合し、分配搬送部の収容座からなくなれば、電源断発生前の処理速度に復帰させることができるので、停電復帰時の復旧作業を自動化することもでき、作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る鶏卵選別装置の概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る停電復帰時の持ち越しを回避する鶏卵選別装置および持ち越し回避方法の実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
【実施例】
【0019】
図1は、本発明に係る鶏卵選別装置の概略平面図である。
鶏舎で採卵され、搬送されてきた鶏卵Eは、洗卵工程・乾燥工程を通過し、ローラコンベア1によって長軸を水平にした状態で搬送され、ローラコンベア1の終端部に到達した鶏卵Eは、測定部2で物理的性状を測定される。
本実施例では、測定部2は卵重を測定しているが、卵重測定に限られず、卵殻色を測定してもよい。また、物理的性状を測定する場所もローラコンベア1の終端部に限られず、搬送中の任意の場所で行うことができる。
【0020】
<通常運転時>
電源断が発生していない、通常運転時の本発明に係る鶏卵選別装置について説明する。
測定部2で物理的性状を測定された鶏卵Eは、移し替え部3によって、鈍端部を上にして長軸が鉛直となるように分配搬送部4の収容座へ個別に収容される。分配搬送部4の収容座に収容された鶏卵Eは、分配搬送方向Xへ搬送される。
【0021】
このとき、鶏卵Eが測定部2で測定された測定値と、当該鶏卵Eが分配搬送部4上のどの収容座に収容されたかという情報が制御部に送られ、制御部はこれらを関連づけて記憶部に保持する。
【0022】
本実施例では、1時間あたりの処理速度が3万個である分配搬送部4を4列使用して、1時間あたりの処理速度が12万個である鶏卵選別装置について説明を行うが、これに限られるものではない。また、分配搬送部4が有する収容座は、鶏卵Eを挟むフィンガー形状であってもよいし、鶏卵Eを受け取るバケット形状であってもよい。
【0023】
制御部は、記憶部に保持された鶏卵Eごとの測定値と、分配搬送部4上のどの収容座に収容されているかという情報を基に、鶏卵Eを分配させる集合場所の容器搬送部Tを決定し、決定した容器搬送部T上の充填部5に、該当する鶏卵Eが到達すると、制御部は充填部5に鶏卵Eを容器搬送部T上の容器6へ充填させる。容器6は、10個詰めの透明樹脂製容器であり、鶏卵Eが充填された容器6は、容器搬送部Tによって容器搬送方向Yへ搬送される。
【0024】
本実施例では、測定部2は卵重測定を行っているので、容器搬送部Tは、測定された測定値に基づく卵重区分(通常は2L、L、M、MSの4サイズと規格外の大サイズと小サイズの合計6種類)ごとに、1本以上設置されている。図1では、容器搬送部T1〜Tnまでのn本の容器搬送部Tのうち、T2からTnの間にある容器搬送部Tを省略している。なお、容器搬送部Tのそれぞれの最大処理能力は1時間あたり3万個程度である。
【0025】
さらに、具体的な例を挙げて説明する。
例えば、容器搬送部T1がLサイズの鶏卵集合場所であり、容器搬送部T2がMサイズの鶏卵集合場所であり、測定部2で測定された鶏卵Eのうちの一つの測定値がMサイズであった場合、制御部は、測定部2から当該鶏卵EがMサイズであるという測定値と、当該鶏卵Eが分配搬送部4上のどの収容座に収容されているかという情報を受け取り、これらを関連づけて記憶部に保持する。
【0026】
制御部は、記憶部に保持された当該鶏卵Eの測定値を基に、分配搬送部4によってMサイズの集合場所である容器搬送部T2へ搬送させる。
当該鶏卵Eが容器搬送部T2上の充填部5に到達すると、制御部は充填部5に当該鶏卵Eを容器搬送部T2上の容器6へ充填させる。容器6に充填された鶏卵Eはその後、容器搬送部T2によって容器搬送方向Yへ搬送される。
【0027】
ここで、特定サイズの鶏卵Eが集中的に搬送されてくる場合を説明する。
1時間あたりの処理速度が12万個である鶏卵選別装置の場合、ローラコンベア1によって鶏舎から搬送されてくる鶏卵Eのうち50%がMサイズであったとすると、容器搬送部Tは1時間あたりの最大処理能力が3万個程度であるにもかかわらず、1時間あたり6万個のMサイズの鶏卵Eが搬送されてくるので、鶏卵Eを受け取りきれないことがある。
【0028】
通常は、集中することが予想されるサイズの鶏卵Eを集合させる集合場所の容器搬送部Tは、2本以上設けられているので、ほとんど持ち越しは発生しないが、想定以上に同一サイズの鶏卵Eが搬送される場合があるので、そのときには持ち越しが発生してしまう。また、容器搬送部Tのトラブルによって容器6が供給されず、充填部5が鶏卵Eを充填できないときも、同様に持ち越しが発生することがある。
【0029】
このように、所定の集合場所へ集合させられずに持ち越されてしまった鶏卵Eは、分配搬送部4の最下流に設けられた退避用集合場所である容器搬送部Tnへ搬送される。容器搬送部Tnへ搬送された鶏卵Eは、容器搬送部Tn上の充填部5によって仮置き用のトレイ7に充填される。鶏卵Eが充填されたトレイ7は、容器搬送部Tnによって容器搬送方向Yへ搬送される。
退避用集合場所である容器搬送部Tnは、通常運転時は特定サイズの鶏卵Eを集合させる所定の集合場所として使用されているものが、電源断発生時に退避用集合場所として使用されるようにしてもよい。
特に、複数本の容器搬送部Tのうち、最下流に位置するものを退避用集合場所にすることで、所定の集合場所へ集合させられずに持ち越されてしまう鶏卵Eをすべて受け取ることができる。また、退避用集合場所Tは一本だけに限られず、複数の容器搬送部Tを退避用集合場所として使用してもよい。
【0030】
さらに、何らかの原因により退避用集合場所である容器搬送部Tnでも充填されなかった鶏卵Eは持ち越され、分配搬送部4によってさらに分配搬送方向Xへ搬送される。分配搬送方向Xへ搬送された鶏卵Eは、強制開放部8に到達し、強制開放部8は持ち越された鶏卵Eを収容する収容座を強制的に開放し、鶏卵Eを受け皿9へ排出するように構成されている。
【0031】
<電源断発生時>
電源断が発生したときの本発明に係る鶏卵選別装置について説明する。
上記通常運転時に、停電等のトラブルによって電源断が発生すると、記憶部に保持されている、鶏卵Eの測定値と、当該鶏卵Eが分配搬送部4上のどの収容座に収容されているかという情報が消失してしまう。
【0032】
停電等のトラブルが解消して運転を再開するときに、検出部は電源断が発生したことを検出し、電源断を知らせる電源断信号を制御部へ送る。
電源断発生を検出する検出部は、公知の停電検出器などを使用することができる。また、分配搬送部4の収容座に鶏卵Eが収容されているかどうかを監視するセンサを設けることによって、分配搬送部4上の収容座に鶏卵Eが収容されているにもかかわらず、記憶部に当該鶏卵Eの測定値がない状態を電源断発生として検出することもできる。
【0033】
検出部からの電源断信号を受け取ると、制御部は、鶏卵選別装置の処理速度を退避用集合場所である容器搬送部Tnの最大処理能力である1時間あたり3万個を超えない速度に下げる。
このとき、記憶部に保持されていた鶏卵Eの測定値等は消失しているので、分配搬送部4上の鶏卵Eすべてが退避用集合場所である容器搬送部Tnへ搬送されるが、鶏卵選別装置の処理速度が1時間あたり12万個から、3万個を超えない速度に下げられているため、容器搬送部Tnは、測定値が消失したすべての鶏卵Eを受け取ることができる。
【0034】
ここで、電源断発生時に測定値を消失している鶏卵Eは、測定部2で卵重を測定済みのものだけなので、それらの鶏卵Eすべてが退避用集合場所である容器搬送部Tnのトレイ7に充填されると、制御部は、1時間あたりの処理速度を通常運転時の1時間あたり12万個に戻す。
【0035】
具体的には、測定部2と、退避用集合場所である容器搬送部Tnの間の分配搬送部4上に400個の収容座が存在する場合、運転を再開してから、これら400個の収容座が容器搬送部Tnを通過するまで1時間あたり3万個の処理速度で運転を続け、400個の収容座が容器搬送部Tnを通過すると自動的に通常運転時の1時間あたり12万個の処理速度に戻すことになる。
【0036】
本実施例では、鶏卵選別装置の処理速度を自動で復帰させる例を示したが、アラーム等で作業者に電源断発生時の低速運転を行っていることを知らせ、作業者が分配搬送部4上を確認して、手動で通常運転に復帰させる事ができるようにしてもよい。この場合は、急激な処理速度の変化により作業者が装置に巻き込まれるといった事故を防ぐことができる。
なお、停電等のトラブルには、制御部のエラー発生などにより作業者が操作を行う事で電源断を発生させる場合も含まれるので、作業者の意図しない偶発的な電源断に限られない。
【0037】
本発明の実施例に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されない。
【符号の説明】
【0038】
E 鶏卵
T 容器搬送部
1 ローラコンベア
2 測定部
3 移し替え部
4 分配搬送部
5 充填部
6 容器
7 トレイ
8 強制開放部
9 受け皿


【特許請求の範囲】
【請求項1】
停電等の電源断によって、記憶部に保持していた測定値の消失した鶏卵を受け取ることができる退避用集合場所を有する鶏卵選別装置であって、
停電等の電源断のあと電源が復旧したときに停電等が起こった後の復旧であることを検出する検出部と、
前記復旧後の起動時に停電等が起こった後の復旧であることを前記検出部が検出すると前記鶏卵選別装置の処理速度を前記退避用集合場所が前記測定値の消失した鶏卵を持ち越さずに受け取ることができる速度に下げて運転を再開させる制御部と、
前記制御部が下げた前記鶏卵選別装置の処理速度を電源断前の処理速度に戻す復帰部と、
を備える鶏卵選別装置。
【請求項2】
停電等の電源断によって、記憶部に保持していた測定値の消失した鶏卵を受け取ることができる退避用集合場所を有する鶏卵選別装置の持ち越し回避方法であって、
停電等の電源断のあと電源が復旧したときに停電等が起こった後の復旧であることを検出するステップと、
前記復旧後の起動時に停電等が起こった後の復旧であることが検出されると前記鶏卵選別装置の処理速度を前記退避用集合場所が前記測定値の消失した鶏卵を持ち越さずに受け取ることができる速度に下げて運転を再開するステップと、
前記運転を再開するステップで下げられた前記鶏卵選別装置の処理速度を電源断前の処理速度に戻すステップと、
を備える鶏卵選別装置の持ち越し回避方法。


【図1】
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