健康飲料用の錠剤及びその錠剤の製造方法
【課題】錠剤として成形し易く、水に溶かした場合に適度の反応速度で適量の水素イオンを含有する健康飲料水を提供する。
【解決手段】有効成分１に対して以下の成分−水素吸蔵珊瑚粉末４５．１重量％、クエン酸（無水）２９．５重量％、炭酸水素ナトリウム９．２重量％、ミネラルゴールド液０．５重量％、コーンスターチ９．２重量％、セルロース４．５重量％−を混合して基材を構成する。基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。基材を乾燥後に、有効成分１に対して、グリセリン脂肪酸エステル２．０重量％を添加して混合する。その後、整粒して、錠剤に成形する。
【解決手段】有効成分１に対して以下の成分−水素吸蔵珊瑚粉末４５．１重量％、クエン酸（無水）２９．５重量％、炭酸水素ナトリウム９．２重量％、ミネラルゴールド液０．５重量％、コーンスターチ９．２重量％、セルロース４．５重量％−を混合して基材を構成する。基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。基材を乾燥後に、有効成分１に対して、グリセリン脂肪酸エステル２．０重量％を添加して混合する。その後、整粒して、錠剤に成形する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末などを主成分とした抗酸化作用のある健康飲料用の錠剤とその錠剤の製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
水素イオンの還元作用を利用して抗酸化作用を付与した健康飲料としては多く提案されている。例えば、金属マグネシウム粉末を水に溶かすことによって、還元水を発生させる発明（特許文献１）、水素ガスを吸着させて珊瑚粉を水に反応させる健康食品に関する発明（特許文献２）がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特許４０７２７８７号公報
【特許文献２】特許４２３３６０１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
前記背景技術のうち、前者の発明は、浴剤などには適するが、金属マグネシウムを主成分としているので、反応残余が生じるおそれもあり、体内に取り込む飲用としては適さなかった。また、後者の技術では、珊瑚粉末を使用するので、反応が早く、健康飲用には適さなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末の４０乃至６０重量％とクエン酸などを配合してなる基材を成形して錠剤としたので、前記課題を解決した。
【０００６】
すなわち、この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％、さらに賦形剤を加えてなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤である。
【０００７】
また、他の発明は、以下のような成分を配合してなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤である。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
【０００８】
また、他の発明は、以下のようにして製造したことを特徴とする健康飲料用錠剤の製造方法である。
（１）有効成分１に対して以下の成分を混合して基材を構成する。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
（２）前記基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。
（３）前記基材を乾燥後に、有効成分１に対して
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
を添加して混合する。
（４）その後、整粒して、錠剤に成形する。
【０００９】
前記における水素吸蔵珊瑚粉末は、４０重量％以下では、錠剤とした場合には充分な水素イオンの発生をさせることができず、６０重量％以上では、発生水素イオンが多すぎ、また錠剤として成形し難いことになる。
【発明の効果】
【００１０】
水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％を加えてなる基材を構成したので、錠剤として成形し易く、水に溶かした場合に適度の反応速度で適量の水素イオンを含有する健康飲料水を構成できる。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
１．錠剤の製造
【００１２】
（１）本発明は、以下表１のような成分から構成する。
【表１】
【００１３】
前記における水素吸蔵珊瑚粉末は、珊瑚カルシウムの粉末を特殊焼成して、得られる。
前記におけるミネラルゴールド液とは、カルシウムイオン、カリウムイオンなど各種ミネラル成分を混合して構成する。
（２）上記成分の内、１〜６を混合して基材を形成する。
（３）基材に対して、９５％エタノール液を２０ｇ添加して混合して、造粒する。
（４）造粒した基材を乾燥させた後、成分７のグリセリン脂肪酸エステルを添加して混合する。
（５）上記成分７を加えた基材を篩いにかけて、整粒する。
（６）その後、１粒で直径８ｍｍ、重量２５０ｍｇの球型錠剤を打錠して、錠剤を完成する。このとき、硬度を６ｋｇｆ（５８．８Ｎ）とする。
【００１４】
２．錠剤の使用
【００１５】
上記のように構成した錠剤は、例えば、水２００ｃｃを入れたコップに、１錠入れると、錠剤から水素イオン（Ｈ−）が発生するので、錠剤が溶解後、または錠剤と共に、水を体内に取り込む。水素により、体内の老廃物が還元され、健康に資することができる。
【技術分野】
【０００１】
この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末などを主成分とした抗酸化作用のある健康飲料用の錠剤とその錠剤の製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
水素イオンの還元作用を利用して抗酸化作用を付与した健康飲料としては多く提案されている。例えば、金属マグネシウム粉末を水に溶かすことによって、還元水を発生させる発明（特許文献１）、水素ガスを吸着させて珊瑚粉を水に反応させる健康食品に関する発明（特許文献２）がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】特許４０７２７８７号公報
【特許文献２】特許４２３３６０１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
前記背景技術のうち、前者の発明は、浴剤などには適するが、金属マグネシウムを主成分としているので、反応残余が生じるおそれもあり、体内に取り込む飲用としては適さなかった。また、後者の技術では、珊瑚粉末を使用するので、反応が早く、健康飲用には適さなかった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末の４０乃至６０重量％とクエン酸などを配合してなる基材を成形して錠剤としたので、前記課題を解決した。
【０００６】
すなわち、この発明は、水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％、さらに賦形剤を加えてなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤である。
【０００７】
また、他の発明は、以下のような成分を配合してなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤である。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
【０００８】
また、他の発明は、以下のようにして製造したことを特徴とする健康飲料用錠剤の製造方法である。
（１）有効成分１に対して以下の成分を混合して基材を構成する。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
（２）前記基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。
（３）前記基材を乾燥後に、有効成分１に対して
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
を添加して混合する。
（４）その後、整粒して、錠剤に成形する。
【０００９】
前記における水素吸蔵珊瑚粉末は、４０重量％以下では、錠剤とした場合には充分な水素イオンの発生をさせることができず、６０重量％以上では、発生水素イオンが多すぎ、また錠剤として成形し難いことになる。
【発明の効果】
【００１０】
水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％を加えてなる基材を構成したので、錠剤として成形し易く、水に溶かした場合に適度の反応速度で適量の水素イオンを含有する健康飲料水を構成できる。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
１．錠剤の製造
【００１２】
（１）本発明は、以下表１のような成分から構成する。
【表１】
【００１３】
前記における水素吸蔵珊瑚粉末は、珊瑚カルシウムの粉末を特殊焼成して、得られる。
前記におけるミネラルゴールド液とは、カルシウムイオン、カリウムイオンなど各種ミネラル成分を混合して構成する。
（２）上記成分の内、１〜６を混合して基材を形成する。
（３）基材に対して、９５％エタノール液を２０ｇ添加して混合して、造粒する。
（４）造粒した基材を乾燥させた後、成分７のグリセリン脂肪酸エステルを添加して混合する。
（５）上記成分７を加えた基材を篩いにかけて、整粒する。
（６）その後、１粒で直径８ｍｍ、重量２５０ｍｇの球型錠剤を打錠して、錠剤を完成する。このとき、硬度を６ｋｇｆ（５８．８Ｎ）とする。
【００１４】
２．錠剤の使用
【００１５】
上記のように構成した錠剤は、例えば、水２００ｃｃを入れたコップに、１錠入れると、錠剤から水素イオン（Ｈ−）が発生するので、錠剤が溶解後、または錠剤と共に、水を体内に取り込む。水素により、体内の老廃物が還元され、健康に資することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％、さらに賦形剤を加えてなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤。
【請求項２】
以下のような成分を配合してなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
【請求項３】
以下のようにして製造したことを特徴とする健康飲料用錠剤の製造方法。
（１）有効成分１に対して以下の成分を混合して基材を構成する。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
（２）前記基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。
（３）前記基材を乾燥後に、有効成分１に対して
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
を添加して混合する。
（４）その後、整粒して、錠剤に成形する。
【請求項１】
水素吸蔵珊瑚粉末を４０乃至６０重量％配合し、これにクエン酸（無水）を２０乃至３５重量％、さらに賦形剤を加えてなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤。
【請求項２】
以下のような成分を配合してなる基材を成形して錠剤にしたことを特徴とする健康飲料用の錠剤
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
【請求項３】
以下のようにして製造したことを特徴とする健康飲料用錠剤の製造方法。
（１）有効成分１に対して以下の成分を混合して基材を構成する。
水素吸蔵珊瑚粉末 ４５．１重量％
クエン酸（無水） ２９．５重量％
炭酸水素ナトリウム ９．２重量％
ミネラルゴールド液 ０．５重量％
コーンスターチ ９．２重量％
セルロース ４．５重量％
（２）前記基材を、９５％エタノールを添加して混合して造粒する。
（３）前記基材を乾燥後に、有効成分１に対して
グリセリン脂肪酸エステル ２．０重量％
を添加して混合する。
（４）その後、整粒して、錠剤に成形する。
【公開番号】特開２０１０−２５９３５５（Ｐ２０１０−２５９３５５Ａ）
【公開日】平成２２年１１月１８日（２０１０．１１．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１１２０１９（Ｐ２００９−１１２０１９）
【出願日】平成２１年５月１日（２００９．５．１）
【出願人】（３０６０１５０７６）日新ファインメディコ株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年１１月１８日（２０１０．１１．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年５月１日（２００９．５．１）
【出願人】（３０６０１５０７６）日新ファインメディコ株式会社 (2)
【Ｆターム（参考）】
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